JP2000298455A - 容量性負荷の駆動装置 - Google Patents
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Abstract
となく、ラジオノイズの発生を良好に抑制するようにし
た容量性負荷の駆動装置を提供する。 【解決手段】 FET81aがオンすると、コイル81
cのインダクタンスとEL素子部111の静電容量とが
過渡現象的に直列回路を形成する。これに伴い、電圧V
H+に基づくEL素子部111への流入電流及び当該E
L素子部111の端子電圧が上昇率を抑制されながら上
昇する。また、FET82aがオンすると、コイル82
cのインダクタンスとEL素子部111の静電容量とが
過渡現象的に直列回路を形成する。これに伴い、EL素
子部111の放電電圧及び放電電流が減少率を抑制され
ながら減少する。
Description
ッセンス素子(EL素子という)等の容量性負荷の駆動
装置に関する。
う駆動回路として、特開平9−305144号公報にて
示されるものがある。この駆動回路は、定電流制御回路
を備えており、この定電流制御回路は、走査電極駆動回
路から走査電極に走査電圧を印加するときの充放電電流
を定電流制御し、走査電極駆動回路への衝撃電流を抑制
するようにしている。
御回路は、図9(a)にて示すごとく、充電回路1及び
放電回路2を備えている。充電回路1では、FET1a
が、インバータ1d及びカップリングコンデンサ1cを
通し制御信号1(図9(b)参照)を受けてオンする
と、電圧VH+の印加のもと、EL素子の複数のマトリ
クス状画素の一画素に相当するEL素子部3が、抵抗1
b及びFET1aを通して充電される。一方、放電回路
2では、FET2aが、カップリングコンデンサ2cを
通し制御信号2(図9(b)参照)を受けてオンする
と、EL素子部3が、FET2a及び抵抗2bを通して
放電する。
な定電流制御回路における充放電は、抵抗1b或いは抵
抗2bのため、EL素子部3の電流IELは、図9
(b)にて示すごとく、瞬時に立ち上がり或いは瞬時に
立ち下がる。なお、これに伴い、EL素子部3の端子電
圧VELは、図9(b)にて示すごとく、直線的に上昇
或いは低下する。
抗による電流IELの抑制に基づき定電流制御が行える
としても、当該電流IELが、上述のように、瞬時に立
ち上がり或いは立ち下がるということは、衝撃電流とし
ての急激な立ち上がり或いは立ち下がりに相当し、その
結果、ラジオノイズが誘発されるという不具合がある。
(a)にて示すごとく廃止すると、EL素子部3の電流
IELは、抵抗1a又は抵抗2aがある場合に比べて、
図10(b)にて示すごとくさらに急激に変化する。従
って、ラジオノイズの誘発はより一層ひどくなる。以上
のような現象に対する対策としては、特開平2−256
191号公報に示すように、例えば、直流電源に対し直
列接続されているEL素子部とFET1a、2aとの間
にコイルを直列接続して、当該コイルにより上記衝撃電
流の立ち上がりや立ち下がりを緩和して、ラジオノイズ
の発生を抑制することが考えられる。
報のものでは、EL素子の駆動周波数fEL(Hz)が、
次の数1の式により表されるEL素子部3の静電容量C
ELとコイルのインダクタンスLとの直列回路の共振周波
数によって特定される。
し、fEL=400(Hz)とするとき、上記直列回路に
直流電源の電圧が直接印加される場合、電流を効果的に
抑制するには、上記直列回路の過渡的共振現象を考慮し
て、コイルのインダクタンスLを20(H)程度の大き
い値としなければならない。
Lを有するコイルは、汎用品として入手するのは困難で
ある。そこで、本発明は、以上のようなことに対処する
ため、大きなインダクタンスのコイルに依存することな
く、ラジオノイズの発生を良好に抑制するようにした容
量性負荷の駆動装置を提供することを目的とする。
り、請求項1に記載の発明に係る容量性負荷の駆動装置
は、容量性負荷(1、111、112、121、…)と
電源(5)との間に接続されて第1制御信号に基づきオ
ンする充電用トランジスタ(81a、83a)を有し、
この充電用トランジスタのオンにより電源による給電の
もと容量性負荷を充電する充電系統(81、83)と、
容量性負荷と接地ラインとの間に接続されて第2制御信
号に基づきオンする放電用トランジスタ(82a、84
a)を有し、この放電用トランジスタのオンにより容量
性負荷を接地ラインを通して放電させる放電系統(8
2、84)とを備えて、充電系統による充電及び放電系
統による放電に応じて容量性負荷を駆動する。
は、充電用トランジスタと電源との間に接続した充電用
コイル(81c、83c)を備え、放電系統は、放電用
トランジスタと接地ラインとの間に接続した放電用コイ
ル(82c、84c)を備えている。これにより、充電
用トランジスタのオンにより充電用コイルのインダクタ
ンスとEL素子部の静電容量とが過渡現象的な充電用L
C回路を形成するので、EL素子部の充電電流がその過
渡的変化を抑制されながら変化する。一方、放電用トラ
ンジスタのオンにより放電用コイルのインダクタンスと
EL素子部の静電容量とが過渡現象的な放電用LC回路
を形成するので、EL素子部の放電電流がその過渡的変
化を抑制されながら変化する。
合に生ずるEL素子部の充電時や放電時の電流の瞬時の
変化が適正に抑制されることとなる。その結果、コイル
に代えて抵抗を接続した場合に生ずるラジオノイズの発
生が、上述のような電流の過渡的変化の抑制により良好
に抑制され得る。また、上述のごとく、充電用コイルは
電源回路と充電用トランジスタとの間に接続されてい
る。従って、充電用トランジスタがオンすると、充電用
コイルには電源からの電圧に基づき過渡的に逆起電力が
発生する。これに伴い、充電用トランジスタにかかる電
圧が電源からの電圧よりも大きく低下するため、当該充
電用トランジスタに流れる電流、即ち充電用コイルとE
L素子部との直列回路に流れる電流が、当該充電用トラ
ンジスタの特性のもと小さく抑制される。
も小さくて済むので、EL素子の駆動周波数が高くて
も、充電用コイルとしては、そのインダクタンスは小さ
いもので十分であって、市販のコイルで十分に間に合
う。以上のような作用効果は、放電系統でも同様であ
る。また、請求項2に記載の発明に係る容量性負荷の駆
動装置は、複数条の走査電極(201、301、…)
と、これら複数条の走査電極と交差するように当該複数
条の走査電極に発光層(14)を介し対向して配置され
た複数のデータ電極(401、402、…)とを備え
て、各走査電極と各データ電極との各交差位置にて複数
のEL素子部(111、112、…)を構成してなるE
L素子(1)からなる容量性負荷と、電源(5)からの
給電のもと複数の走査電極を走査電圧の印加により線順
次走査する走査電極駆動手段(2、3)と、複数の走査
電極の走査に同期して、複数のデータ電極にデータ電圧
を印加するデータ電極駆動手段(4)と、電源と各EL
素子部との間に各対応の走査電極を介し接続されて第1
制御信号に基づきオンする充電用トランジスタ(81
a、83a)を有し、この充電用トランジスタのオンに
より電源による給電のもと上記線順次走査された走査電
極に対応する各EL素子部を充電する充電系統(81、
83)と、各EL素子部と接地ラインとの間に各対応の
走査電極を介し接続されて第2制御信号に基づきオンす
る放電用トランジスタ(82a、84a)を有し、この
放電用トランジスタのオンにより上記線順次走査された
走査電極に対応する各EL素子部を接地ラインを通して
放電させる放電系統(82、84)とを備えて、充電系
統による充電及び放電系統による放電に応じて走査電極
駆動手段及びデータ電極駆動手段によりEL素子におい
てその複数のEL素子部を選択的に発光させるように駆
動する。
て、充電系統は、充電用トランジスタと電源との間に接
続した充電用コイル(81c、83c)を備え、放電系
統は、放電用トランジスタと接地ラインとの間に接続し
た放電用コイル(82c、84c)を備えている。これ
により、容量性負荷としてEL素子を用いた場合でも、
充電用コイル及び放電用コイルが請求項1に記載の場合
と同様の役割を果たし、この結果、請求項1に記載の発
明と同様の作用効果を達成できる。
請求項2に記載の容量性負荷の駆動装置において、走査
電極駆動手段は、充電用トランジスタのオンのもとオン
されて充電用コイルを介する電源からの電圧を上記線順
次走査された走査電極に印加するサイリスタ(21a、
21b、22a、22b)を備えれば、各走査電極の線
順次走査を確保しつつ請求項2に記載の発明の作用効果
を達成できる。
求項1乃至3のいずれか一つに記載の容量性負荷の駆動
装置において、充電用コイルに並列接続されたダイオー
ド(81d、83d)を備える。これにより、EL素子
部への充電電圧が当該EL素子部の駆動電圧を超えない
ように抑制され得る。その結果、EL素子部の誤発光を
招くことなく、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の
発明の作用効果を達成できる。
求項1乃至4のいずれか一つに記載の容量性負荷の駆動
装置において、電源と充電用トランジスタとの間にて充
電用コイルに直列接続された充電用抵抗(R1)と、放
電用トランジスタと接地ラインとの間にて放電用コイル
に直列接続された放電用抵抗(R2)とを備える。
の衝撃電流の変化は、抵抗のため、請求項1や請求項2
に記載の発明の場合程は抑制されないが、コイルなしで
抵抗のみの場合よりも、抑制される。よって、ラジオノ
イズの発生を、コイルなしで抵抗のみの場合よりも抑制
しつつ抵抗による定電流制御が可能となる。
により説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明に係るEL表示装置の
第1実施形態を示す全体ブロック図である。
るEL素子1を備えており、このEL素子1の模式的断
面構成は、図2にて示されている。図2において、EL
素子1は、ガラス基板11上に順次積層形成された透明
電極12、絶縁層13、発光層14、絶縁層15、背面
電極16から構成されており、透明電極12、背面電極
16間に交流のパルス電圧を印加することにより、EL
素子1が発光する。この図2では、ガラス基板11より
光を取り出すようにしている。なお、背面電極16を透
明電極とすることで、図2の上下の両方向から光を取り
出すようにしてもよい。
し、図3において、透明電極12、背面電極16を行列
上に複数配置して走査電極およびデータ電極とし、後述
する複数のEL素子部をマトリクス状に配置して表示を
行うように構成されている。具体的には、行方向に奇数
走査電極201、202、…、偶数走査電極301、3
02、…が形成され、列方向にデータ電極401、40
2、403、…が形成されている。
2、…とデータ電極401、402、403、…とのそ
れぞれの交差領域には、複数のEL素子部111、11
2、…121、…が画素として形成されている。なお、
各EL素子部は、容量性の素子であるため、図3ではコ
ンデンサの記号で表されている。当該EL素子1の表示
駆動を行うために、走査電極駆動回路2、3(それぞ
れ、ドライバICからなる)およびデータ電極駆動回路
4(ドライバICからなる)が設けられている。
プの駆動回路であり、この走査電極駆動回路2は、奇数
走査電極201、202、…に接続されたサイリスタ2
1a、22a、…(以下、SCR21a、22a、…と
いう)及びサイリスタ21b、22b、…(以下、SC
R21b、22b、…という)と、制御回路20とを有
する。
する走査側アイソレーション回路7による制御のもと制
御回路20からの出力に従って、SCR21a、22
a、21b、22bをオンオフし、奇数走査電極20
1、202、…を線順次走査すべくこれらに走査電圧を
印加する。また、SCR21a、21b、22a、22
b、…のそれぞれには、ダイオード21c、21d、2
2c、22d、…が接続されており、これらダイオード
は、奇数走査電極を所望の基準電圧に設定する。
り、この走査電極駆動回路3は、制御回路30、SCR
31a、32a、…及びSCR31b、32b、…を有
して、走査側アイソレーション回路7による制御のもと
制御回路30からの出力に従って、SCR31a、32
a、31b、32bをオンオフし、偶数走査電極30
1、302、…を線順次走査すべくこれらに走査電圧を
供給する。また、SCR31a、31b、32a、32
b、…のそれぞれには、ダイオード31c、31d、3
2c、32d、…が接続されており、これらダイオード
は、偶数走査電極を所望の基準電圧に設定する。
PチャンネルFET41a、42a、…とNチャンネル
FET41b、42b、…を有して、データ電極40
1、402、403、…にデータ電圧を供給する。な
お、各FET41a、42a、…及び41b、42b、
…には、それぞれ、寄生ダイオードが形成されている。
電源回路5は、図1にて示すごとく、データ電極駆動回
路4、制御回路6、走査側アイソレーション回路7、走
査側コンポジット回路8及走査電極駆動回路2、3に接
続されている。
圧に基づき、走査電極駆動回路2、3に出力する走査電
圧、データ電極駆動回路4に出力する電圧、制御回路6
に出力する制御回路用電圧、走査側アイソレーション回
路7に出力するアイソレーション回路電圧及び走査側コ
ンポジット回路8に出力する電圧VH−及びVH+を生
成する。
行わせるように、走査側アイソレーション回路7を介し
走査電極駆動回路2、3に走査電圧を順次出力させるた
めの制御信号を出力し、データ電極駆動回路4にEL素
子1のデータ電極に対しデータ電圧を出力させるための
制御信号A、Bを出力する。走査側アイソレーション回
路7は、制御回路6からの制御信号及び電源回路5から
のアイソレーション回路電圧に基づき信号1乃至4を走
査側コンポジット回路8に出力するとともに、SCR2
1a、SCR21b、SCR22a、SCR22bを制
御する信号(複数の走査電極の線順次走査を行うための
信号)を走査電極駆動回路2、3に出力する。
からなるもので、この走査側コンポジット回路8は、電
源回路5からの電圧VH−及びVH+を、走査側アイソ
レーション回路7からの制御信号1乃至制御信号4に基
づき走査電極駆動回路2、3に出力する。この走査側コ
ンポジット回路8は、図3及び図4にて示すごとく、4
つのコンポジット回路部81乃至84を備えている。
構成するもので、このコンポジット回路部81は、図4
にて示すごとく、FET81a(寄生ダイオード81b
を有する)を備えている。このFET81aは、ソース
端子にて、コイル81cとダイオード81dとの並列回
路を通して、電源回路5から電圧VH+(240V)を
印加されるようになっている。ダイオード81dは、そ
のアノードにて、FET81aのソース端子に接続され
ている。
にて、SCR21aのアノード(以下、走査電極駆動回
路2、3の端子Vsという)に接続されており、このF
ET81aのゲート端子は、カップリングコンデンサ8
1e及びインバータ81fを通して走査側アイソレーシ
ョン回路7から制御信号1を印加されるようになってい
る。
T81aのゲートに接続されており、この抵抗81gの
他端は、コイル81cを介してFET81aのソース端
子に接続されている。なお、ノイズ除去用コンデンサ8
1h及び入力保護用ツェナーダイオード81iは、抵抗
81gに並列接続されている。コンポジット回路部82
は、放電回路部を構成するもので、このコンポジット回
路部82は、FET82a(寄生ダイオード82bを有
する)を備えている。このFET82aは、ソース端子
にて、コイル82cを介し接地ライン(GND)に接続
されている。
にて、ダイオード21cのカソード(以下、走査電極駆
動回路2、3の端子G2という)に接続されており、こ
のFET82aのゲート端子は、カップリングコンデン
サ82dを通して走査側アイソレーション回路7から制
御信号2を印加されるようになっている。また、抵抗8
2eは、その一端にて、FET82aのゲートに接続さ
れており、この抵抗82eの他端は、接地ライン(GN
D)に接続されている。なお、ノイズ除去用コンデンサ
82f及び入力保護用ツェナーダイオード82gは、抵
抗82eに並列接続されている。
構成するもので、このコンポジット回路部83は、FE
T83a(寄生ダイオード83bを有する)を備えてい
る。このFET83aは、ソース端子にて、コイル83
cとダイオード83dとの並列回路を通して、電源回路
5から電圧VH−(−200V)を印加されるようにな
っている。ダイオード83dは、そのアノードにて、F
ET83aのソース端子に接続されている。
にて、SCR21bのカソード(以下、走査電極駆動回
路2、3の端子FGNDという)に接続されており、こ
のFET83aのゲート端子は、カップリングコンデン
サ83eを通して走査側アイソレーション回路7から制
御信号3を印加されるようになっている。また、抵抗8
3fは、その一端にて、FET83aのゲートに接続さ
れており、この抵抗83fの他端は、コイル83cを介
してFET83aのソース端子に接続されている。な
お、ノイズ除去用コンデンサ83g及び入力保護用ツェ
ナーダイオード83hは、抵抗83fに並列接続されて
いる。
路部を構成するもので、このコンポジット回路部84
は、FET84a(寄生ダイオード84bを有する)を
備えている。このFET84aは、ソース端子にて、コ
イル84cを介し接地ライン(GND)に接続されてい
る。また、FET84aは、そのドレイン端子にて、ダ
イオード21dのカソード(以下、走査電極駆動回路
2、3の端子G1という)に接続されており、このFE
T84aのゲート端子は、カップリングコンデンサ84
dを通して走査側アイソレーション回路7から制御信号
4を印加されるようになっている。
T84aのゲートに接続されており、この抵抗84eの
他端は、接地ライン(GND)に接続されている。な
お、ノイズ除去用コンデンサ84f及び入力保護用ツェ
ナーダイオード84gは、抵抗84eに並列接続されて
いる。なお、SCR21aのカソードとSCR21bの
アノードとの共通端子及びダイオード21cのアノード
とダイオード21dのカソードとの共通端子は、EL素
子1のEL素子部(例えば、EL素子部111)を介し
て、データ電極駆動回路4のFET41aのソース端子
とFET41bのドレイン端子との共通端子に接続され
ている。また、FET41aのドレイン端子(以下、デ
ータ電極駆動回路4の端子VDDHという)には、電圧
(+40V)が印加されるようになっており、FET4
1bのソース端子(以下、データ電極駆動回路4の端子
VSSHという)は接地ライン(GND)に接続されて
いる。
つき、EL素子1及び走査電極駆動回路2、3及びデー
タ電極駆動回路4との関係において、図3乃至図6を参
照して説明する。但し、説明の都合上、走査電極駆動回
路2の両SCR21a、21b、EL素子1の走査電極
201及びデータ電極401上のEL素子部111並び
にデータ電極駆動回路4の両FET41a、41bとの
関係において走査側コンポジット回路8の作動につき説
明する。
素子部111を駆動するとき、SCR21aが走査側ア
イソレーション回路7によりオンされ、FET81aが
走査側アイソレーション回路7からの制御信号1(ロー
レベルを有する)に基づきオンされる(図5参照)。こ
れに伴い、電源回路5からの電圧VH+(240V)
が、コイル81c、FET81a及びSCR21aを通
してEL素子部111に印加される。このことは、EL
素子部111が電源回路5からの電圧VH+のもとに充
電されることを意味する。
41aのゲートに制御回路6からハイレベルの制御信号
A(図5参照)が印加されると、このFET41aがオ
ンし電源回路5からの電圧VM(+40V)をデータ電
極401を通してEL素子部111に印加する。これに
より、EL素子部111が非発光となる(図5参照)。
部111に印加され、またFET41bのゲートに制御
回路6からハイレベルの制御信号B(図5参照)が印加
されると、FET41bがオンしデータ電極401を通
しEL素子部111に0Vを印加する。これにより、E
L素子部111が発光する。制御信号1がローレベルに
なると同時に走査側アイソレーション回路7からハイレ
ベルの制御信号2(図5参照)がコンポジット回路部8
2のFET82aのゲートに印加されると、このFET
82aがオンする。すると、EL素子部111が、走査
電極201、ダイオード21c、FET82a及びコイ
ル82cを通して放電する。これに伴い、走査電極20
1への印加電圧が指数関数的に低下する。
1を駆動するとき、SCR21bが走査側アイソレーシ
ョン回路7によりオンされ、コンポジット回路部83の
FET83bが走査側アイソレーション回路7からの制
御信号3(ハイレベルを有する)に基づきオンされる。
これに伴い、電源回路5からの電圧VH−(−200
V)が、コイル83c、FET83a、SCR21b及
び走査電極201を通してEL素子部111に印加され
る。このことは、EL素子部111が電源回路5からの
電圧VH−のもと充電されることを意味する。
御回路6からハイレベルの制御信号B(図5参照)が印
加されると、このFET41bがオンしデータ電極40
1を通しEL素子部111に0Vを印加する。これによ
り、EL素子部111が非発光となる(図5参照)。上
述と同様に電圧VH−がEL素子部111に印加され、
またFET41aのゲートに制御回路6からハイレベル
の制御信号A(図5参照)が印加されると、FET41
aがオンしデータ電極401を通しEL素子部111に
電圧VMを印加する。これにより、EL素子部111が
発光する。
査側アイソレーション回路7からハイレベルの制御信号
4(図5参照)がコンポジット回路部84のFET84
aのゲートに印加されると、このFET84aがオンす
る。すると、EL素子部111が、走査電極201、ダ
イオード21d、FET84a及びコイル84cを通し
て放電する。これに伴い、走査電極201への印加電圧
が指数関数的に低下する。なお、VH−の絶対値がEL
素子部111のしきい値である。
において上述のごとくFET81aがオンすると、コイ
ル81cのインダクタンス(L1で表す)とEL素子部
111の静電容量(CELで表す)とが過渡現象的に直列
回路であるLC回路を形成する(図6(a)参照)。こ
れに伴い、電圧VH+に基づき、コイル81cに過渡現
象的に電流が流れ、当該コイル81cに逆起電力が発生
する。この逆起電力は、コイル81aのインダクタンス
のため、上昇率を抑制されながら、指数関数的に上昇す
る。
流(図6(b)にて符号IEL参照)及び当該EL素子
部111の端子電圧(図6(b)にて符号VEL参照)
が、コイル81cのインダクタンス及びEL素子部11
1の静電容量のため、上昇率を抑制されながら、位相の
ずれを伴いつつ、指数関数的に上昇する。これにより、
コイル81cに代えて抵抗を接続した場合に生ずるEL
素子部111の充電時の衝撃電流の瞬時の立ち上がりが
適正に抑制されることとなる。その結果、コイル81c
に代えて抵抗を接続した場合に生ずるラジオノイズの発
生が、上記衝撃電流の立ち上がりの抑制により未然に防
止され得る。なお、コイル81cに代えて抵抗を接続し
た場合に生ずる電力損失も低減できるのはもちろんであ
る。
ード81dは、EL素子部111への充電電圧が当該E
L素子部111の駆動電圧を超えないように抑制する役
割を果たす。このため、EL素子の誤発光を招くことが
ない。また、上述のごとく、コンポジット回路部82に
おいてFET82aがオンすると、コイル82cのイン
ダクタンスとEL素子部111の静電容量とが過渡現象
的に直列回路を形成する。これに伴い、EL素子部11
1の放電電圧及び放電電流が、コイル82cのインダク
タンスとEL素子部111の静電容量のため、減少率を
抑制されながら、指数関数的に減少する。
接続した場合に生ずるEL素子部111の放電時の衝撃
電流の瞬時の立ち下がりが適正に抑制されることとな
る。その結果、コイル82cに代えて抵抗を接続した場
合に生ずるラジオノイズの発生が、上記衝撃電流の立ち
下がりの抑制により未然に防止され得る。なお、コイル
82cに代えて抵抗を接続した場合に生ずる電力損失も
低減できるのはもちろんである。
回路5とFET81aとの間に接続されている。従っ
て、FET81aがオンすると、コイル81cには電圧
VH−に基づき過渡的に逆起電力が発生する。これに伴
い、FET81aにかかる電圧が電圧VH−よりも大き
く低下するため、当該FET81aに流れる電流、即ち
コイル81cとEL素子部111との直列回路に流れる
電流が、当該FET81aの特性のもと小さく抑制され
る。
も小さくて済むので、EL素子1の駆動周波数が高くて
も、コイル81cとしては、そのインダクタンスは、例
えば、数μH乃至数10μH程度の小さいもので十分で
ある。よって、市販のコイルで十分に間に合う。また、
コイル82cはFET82aと接地ラインとの間に接続
されている。従って、FET82aがオンすると、コイ
ル82cにはEL素子部111の放電電圧に基づき過渡
的に逆起電力が発生する。これに伴い、FET82aに
かかる電圧が当該放電電圧よりも大きく低下するため、
当該FET82aに流れる電流、即ちコイル82cとE
L素子部111との直列回路に流れる電流が、当該FE
T82aの特性のもと小さく抑制される。
も小さくて済むので、EL素子1の駆動周波数が高くて
も、コイル82cとしては、コイル81cと同様、その
インダクタンスは、例えば、数μH乃至数10μH程度
の小さいもので十分であって、市販のコイルで十分に間
に合う。以上のような作用効果は、コンポジット回路部
83、84においても同様である。 (第2実施形態)図7は本発明の第2実施形態を示して
いる。
すごとく、コンポジット回路部81において、抵抗R1
が、コイル81cとダイオード81dとの並列回路とF
ET81aのソース端子との間に付加的に接続されてい
る。コンポジット回路部83においても、抵抗R1と同
様の抵抗が、コイル83cとダイオード83dとの並列
回路とFET83aのソース端子との間に付加的に接続
されている。
は、抵抗R2が、図7(a)にて示すごとく、コイル8
2cとFET82aのソース端子との間に付加的に接続
され、コンポジット回路部84においても、同様に、抵
抗R2と同様の抵抗が、コイル84cとFET84aの
ソース端子との間に付加的に接続されている。その他の
構成は上記第1実施形態と同様である。
ては、上記第1実施形態にて述べたと同様にコンポジッ
ト回路部81のコイル81cに流れる電流は、抵抗R1
を通りFET81に流入する。このため、EL素子部1
11の充電時の衝撃電流の立ち上がりは、抵抗R1のた
め、上記第1実施形態にて述べた程は抑制されないが、
コイル81cなしで抵抗R1のみの場合よりも、抑制さ
れる。よって、ラジオノイズの発生を、コイル81cな
しで抵抗R1のみの場合よりも抑制しつつ抵抗R1によ
る定電流制御が可能となる。このようなことは、コンポ
ジット回路部82におけるEL素子部111の放電時の
衝撃電流においても同様である。
回路部83、84においても同様である。その他の作用
効果は、上記第1実施形態と同様である。図8は、上記
各実施形態の変形例を示している。この変形例において
は、上記各実施形態にて述べた走査電極駆動回路2にお
いて、各SCR21a、21b、22a、22bに代え
て、各FET21e、21f、22e、22fが採用さ
れている。
FET21fのソース端子は、走査電極201に接続さ
れている。また、FET21eは、そのソース端子にて
ダイオード21cのカソードに接続され、一方、FET
21fは、そのドレイン端子にてダイオード21dのア
ノードに接続されている。また、FET22eのドレイ
ン端子及びFET22fのソース端子は、走査電極20
2に接続されている。また、FET22eは、そのソー
ス端子にてダイオード22cのカソードに接続され、一
方、FET22fは、そのドレイン端子にてダイオード
22dのアノードに接続されている。
駆動回路2と同様の変更がなされている。即ち、走査電
極駆動回路3は、上記各SCR31a、31b、32
a、32bに代えて、各FET31e、31f、32
e、32fが採用されている。その他の構成は、上記第
1実施形態或いは第2実施形態と同様である。これによ
っても、上記各実施形態と同様の作用効果を達成でき
る。
ト回路部81乃至84の各FETは、例えば、バイポー
ラトランジスタやIGBTであってもよい。また、本発
明の実施にあたり、EL素子1に限ることなく、電池の
充電装置や液晶表示素子等の各種の容量性負荷に本発明
を適用して実施しても、上記各実施形態や変形例と同様
の作用効果を達成できる。
す全体構成図である。
る。
電極駆動回路及び走査側コンポジット回路の構成を示す
回路図である。
の関連において各コンポジット回路部、走査電極駆動回
路2の両SCR及び両ダイオード並びにデータ電極駆動
回路4の両FETとEL素子部111との関係を示す回
路本構成図である。
ートである。
EL素子部111との関係を示す概略構成図であり、
(b)は、図6(a)の構成において、その回路素子の
動作を示すタイミングチャートである。
成図であり、(b)は、図7(a)における回路素子の
作動を示すタイミングチャートである。
ある。
分的構成及びその動作を説明するためのタイミングチャ
ートを示す図である。
止した構成及びその動作を説明するためのタイミングチ
ャートを示す図である。
電極駆動回路、5…電源回路、21a、21b…サイリ
スタ、81乃至84…コンポジット回路部、81a、8
1a、83a、84a…FET、81c、82c、83
c、84c…コイル、81d、83d…ダイオード、1
11、112、121…EL素子部、201、202、
301、302…走査電極、401、402…データ電
極、R1、R2…抵抗。
Claims (5)
- 【請求項1】 容量性負荷(1、111、112、12
1、…)と電源(5)との間に接続されて第1制御信号
に基づきオンする充電用トランジスタ(81a、83
a)を有し、この充電用トランジスタのオンにより前記
電源による給電のもと前記容量性負荷を充電する充電系
統(81、83)と、 前記容量性負荷と接地ラインとの間に接続されて第2制
御信号に基づきオンする放電用トランジスタ(82a、
84a)を有し、この放電用トランジスタのオンにより
前記容量性負荷を前記接地ラインを通して放電させる放
電系統(82、84)とを備えて、 前記充電系統による充電及び前記放電系統による放電に
応じて前記容量性負荷を駆動する駆動装置において、 前記充電系統は、前記充電用トランジスタと前記電源と
の間に接続した充電用コイル(81c、83c)を備
え、 前記放電系統は、前記放電用トランジスタと前記接地ラ
インとの間に接続した放電用コイル(82c、84c)
を備えていることを特徴とする容量性負荷の駆動装置。 - 【請求項2】 複数条の走査電極(201、301、
…)と、これら複数条の走査電極と交差するように当該
複数条の走査電極に発光層(14)を介し対向して配置
された複数のデータ電極(401、402、…)とを備
えて、前記各走査電極と前記各データ電極との各交差位
置にて複数のEL素子部(111、112、…)を構成
してなるEL素子(1)からなる容量性負荷と、 電源(5)からの給電のもと前記複数の走査電極を走査
電圧の印加により線順次走査する走査電極駆動手段
(2、3)と、 前記複数の走査電極の走査に同期して、前記複数のデー
タ電極にデータ電圧を印加するデータ電極駆動手段
(4)と、 前記電源と前記各EL素子部との間に前記各対応の走査
電極を介し接続されて第1制御信号に基づきオンする充
電用トランジスタ(81a、83a)を有し、この充電
用トランジスタのオンにより前記電源による給電のもと
前記線順次走査された走査電極に対応する各EL素子部
を充電する充電系統(81、83)と、 前記各EL素子部と接地ラインとの間に前記各対応の走
査電極を介し接続されて第2制御信号に基づきオンする
放電用トランジスタ(82a、84a)を有し、この放
電用トランジスタのオンにより前記線順次走査された走
査電極に対応する各EL素子部を前記接地ラインを通し
て放電させる放電系統(82、84)とを備えて、 前記充電系統による充電及び前記放電系統による放電に
応じて前記走査電極駆動手段及び前記データ電極駆動手
段により前記EL素子においてその複数のEL素子部を
選択的に発光させるように駆動する容量性負荷の駆動装
置において、 前記充電系統は、前記充電用トランジスタと前記電源と
の間に接続した充電用コイル(81c、83c)を備
え、 前記放電系統は、前記放電用トランジスタと前記接地ラ
インとの間に接続した放電用コイル(82c、84c)
を備えていることを特徴とする容量性負荷の駆動装置。 - 【請求項3】 前記走査電極駆動手段は、前記充電用ト
ランジスタのオンのもとオンされて前記充電用コイルを
介する前記電源からの電圧を前記線順次走査された走査
電極に印加するサイリスタ(21a、21b、22a、
22b)を備えることを特徴とする請求項2に記載の容
量性負荷の駆動装置。 - 【請求項4】 前記充電用コイルに並列接続されたダイ
オード(81d、83d)を備えることを特徴とする請
求項1乃至3のいずれか一つに記載の容量性負荷の駆動
装置。 - 【請求項5】 前記電源と前記充電用トランジスタとの
間にて前記充電用コイルに直列接続された充電用抵抗
(R1)と、 前記放電用トランジスタと前記接地ラインとの間にて前
記放電用コイルに直列接続された放電用抵抗(R2)と
を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一
つに記載の容量性負荷の駆動装置。
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