JP2000299411A - チップ実装体及びその製造方法 - Google Patents

チップ実装体及びその製造方法

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JP2000299411A
JP2000299411A JP36504599A JP36504599A JP2000299411A JP 2000299411 A JP2000299411 A JP 2000299411A JP 36504599 A JP36504599 A JP 36504599A JP 36504599 A JP36504599 A JP 36504599A JP 2000299411 A JP2000299411 A JP 2000299411A
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chip
thermosetting resin
bump
circuit pattern
circuit board
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JP36504599A
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Yuji Kikuchi
裕二 菊地
Toshinobu Sueyoshi
俊信 末吉
Ryuzo Fukao
隆三 深尾
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Maxell Ltd
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Hitachi Maxell Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10WGENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10W74/00Encapsulations, e.g. protective coatings
    • H10W74/10Encapsulations, e.g. protective coatings characterised by their shape or disposition
    • H10W74/15Encapsulations, e.g. protective coatings characterised by their shape or disposition on active surfaces of flip-chip devices, e.g. underfills

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  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価にして信頼性の高いチップ実装体を提供
する。また、そのようなチップ実装体を高能率に製造す
る方法を提供する。 【解決手段】 回路基板3のパッド部2a上に封止樹脂
4の元になる熱硬化型樹脂フィルム10を貼り付ける
(図3(a))。次に、熱硬化型樹脂フィルム10を介
してバンプ5とパッド部2bとを対向させ、バンプ5を
熱硬化型樹脂フィルム10側に向けてICチップ1を熱
硬化型樹脂フィルム10上に設定する(図3(b))。
次で、ICチップ1を回路基板3側に押圧して熱硬化型
樹脂フィルム10を突き破り、バンプ5と所定のパッド
部2bとを直接接触させて、これらを電気的に接続する
(図3(c))。最後に、回路基板3側へのICチップ
1の押圧力を保持したまま、熱硬化型樹脂フィルム10
を加熱硬化し、ICチップ1と回路基板3とを樹脂封止
する(図3(d))。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触式ICカー
ドなどの情報担体に搭載されるチップ実装体とその製造
方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】非接触式ICカード等の非接触式情報担
体は、定期券、運転免許証、テレホンカード、キャッシ
ュカード等の代替品としての使用が検討されており、大
量の使用が見込まれるところから、製造工程をいかに簡
略化し、単価を下げるかが最も重要な技術的課題の1つ
になっている。
【0003】従来より、この種の非接触式情報担体の1
つとして、アンテナコイル及びICチップ設定用のパッ
ド部を含む所要の回路パターンが形成された回路基板に
ICチップを実装したチップ実装体を用い、当該チップ
実装体の表裏両面に所要のカバーシートを被着してなる
ものが提案されている。本構成の非接触式情報担体は、
アンテナコイルを回路パターンと同時に形成できるの
で、製造が容易で量産性に優れるという特徴がある。
【0004】ところで、前記非接触式情報担体の製造に
供されるチップ実装体としては、回路パターンとICチ
ップとの接続方式及びICチップの封止方式に関して、
以下の2種類のものが従来より提案されている。
【0005】第1は、図9に示すように、回路基板10
0に形成された回路パターン200とICチップ300
の入出力端子に形成されたバンプ400とを導電性高分
子接着剤(ACF)500中に混入された導電粒子50
0aを介して接続すると同時に、前記回路基板100と
ICチップ300とをACF500にて封止したもので
あり、第2は、図10に示すように、回路基板100に
形成された回路パターン200とICチップ300の入
出力端子に形成されたバンプ400とを導電ペースト6
00中に混入された導電粒子600aを介して接続した
後に、前記回路基板100とICチップ300とを熱硬
化性樹脂などからなる封止剤700にて封止したもので
ある。
【0006】この種の接続に用いられるバンプ400
は、回路パターン200との接触面積を大きくして電気
的接続を確実なものにするため、一般に頂部を平坦化し
た円柱状のものが用いられている。
【0007】また、前記回路基板100としては、ポリ
イミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹
脂などからなるプラスチックフィルム基板が用いられ、
前記回路パターン200としては、前記プラスチックフ
ィルム基板の表面に設けられた銅箔やアルミニウム箔等
の導電層をエッチングして所定形状のパターンを形成し
たもの、或いは、前記プラスチックフィルム基板の表面
に導電ペーストを用いて所定形状のパターンを印刷形成
したものが用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記2種類のチップ実
装体のうち、前者は、高価なACF500を用いて所要
の電気的接続と樹脂封止とを行うので、チップ実装体ひ
いては最終製品である非接触式情報担体の製造コストが
高価になると共に、ACF500中に混入された導電粒
子500aを利用して回路パターン200とICチップ
300とを接続するため、例えばACF500中の導電
粒子混入率に応じた回路パターン200とICチップ3
00の押圧力の調整が難しく、回路パターン200がア
ルミニウムなどのように表面に絶縁性の酸化被膜が生成
されやすい金属材料をもって形成されている場合におい
て、押圧力が過小になると、ACF中の導電粒子500
aが回路パターン200の表面に生成される絶縁被膜を
貫通することができず、接続不良が生じやすくなる。ま
た、回路パターン200が銅やアルミニウムなどのよう
に比較的軟質の金属材料をもって形成され、バンプ40
0がニッケル等の硬質の金属材料をもって形成されてい
る場合において、押圧力が過大になると、ACF中の導
電粒子500aが完全に回路パターン200内に埋設さ
れて回路パターン200とICチップ300とが密着
し、ICチップ300に形成された入出力端子とテスト
用端子が短絡するという不都合が生じやすくなって、不
良品の発生率が高くなる。
【0009】一方、後者は、導電ペースト600の使用
量が少なく、かつ導電ペースト600の塗布範囲が制限
されるために、上記の如き不都合はないが、導電ペース
ト600を用いて回路パターン200とICチップ30
0の入出力端子とを接続した後に、封止剤700を用い
て回路基板100とICチップ300とを封止しなくて
はならないので、製造工程が複雑化し、結局のところ、
チップ実装体ひいては最終製品である非接触式情報担体
の製造コストが高価になるという問題がある。
【0010】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであって、その目的は、安価にして信頼性の
高いチップ実装体を提供すること、及びそのようなチッ
プ実装体を高能率に製造する方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するため、チップ実装体に関しては、回路パターン
が形成された回路基板と、前記回路パターンに入出力端
子が電気的に接続されたICチップとからなるチップ実
装体において、前記ICチップの入出力端子に形成され
たバンプと前記回路パターンとが直接接触して電気的に
接続され、前記ICチップと回路基板とが熱硬化型樹脂
にて封止されているという構成にした。
【0012】前記回路基板としては、ポリイミド樹脂や
PET樹脂などからなるプラスチックフィルム基板を用
いることができ、前記回路パターンとしては、プラスチ
ックフィルム基板の表面にエッチング又は印刷によって
形成された非接触伝送用のアンテナコイルを用いること
ができる。
【0013】このように、ICチップの入出力端子に形
成されたバンプと回路パターンとを直接接触させること
によって電気的に接続すると、ACF等を用いた場合の
ようにICチップの入出力端子とテスト用端子、それに
ICチップのテスト用端子と回路基板に形成された回路
パターン等が短絡するということがあり得ないので、接
続の信頼性を高めることができる。また、ICチップと
回路基板とを熱硬化型樹脂にて封止すると、ACFを用
いる場合に比べて封止材料費を低減できること、及びバ
ンプと回路パターンとの電気的接続とICチップの樹脂
封止とを1工程で行うことができて、導電ペーストを用
いた場合のように封止工程が複雑化しないことから、チ
ップ実装体の製造コストを低減することができる。
【0014】なお、前記構成のチップ実装体において
は、回路パターンの表面に生成される絶縁被膜を破壊し
やすくして、ICチップと回路パターンとの電気的接続
をより確実に行わせるため、前記バンプの先端部の形状
を、非平面形状、例えば球面状又は針状若しくは粗面状
に形成することが好ましい。また、ICチップと回路パ
ターンとの電気的接続をより確実に行わせると共に、I
Cチップの押圧力が高い場合にも、回路パターンとIC
チップとの接触を防止して端子間の短絡を防止するた
め、前記バンプの形状は、底部より頂部に至るにしたが
って直径又は幅が小さくなる錐形に形成することが特に
好ましい。かかる構成をとることによって、回路パター
ンのパッド部にバンプの先端部に相当するくぼみが形成
され、かつ回路パターンとICチップとの間に熱硬化型
樹脂が充填された間隙を有するチップ実装体が得られ
る。
【0015】一方、チップ実装体の製造方法に関して
は、まず第1に、回路基板の回路パターン形成面上に未
硬化の熱硬化型樹脂層を設ける工程と、バンプを前記熱
硬化型樹脂層側に向けて、ICチップを前記熱硬化型樹
脂層上の所定位置に位置決めする工程と、前記ICチッ
プを前記回路基板側に押圧して前記熱硬化型樹脂層を突
き破り、前記バンプと前記回路パターンに形成された所
定のパッド部とを直接接触させて電気的に接続する工程
と、前記熱硬化型樹脂層を加熱硬化して前記ICチップ
と回路基板とを熱硬化型樹脂にて封止する工程を含む構
成にした。
【0016】また、第2に、プラスチックフィルム基板
のアンテナコイル形成面上に未硬化の熱硬化型樹脂層を
設ける工程と、バンプを前記熱硬化型樹脂層側に向け
て、前記ICチップを前記熱硬化型樹脂層上の所定位置
に位置決めする工程と、前記ICチップを前記プラスチ
ックフィルム基板側に押圧して前記アンテナコイルのパ
ッド部と前記バンプとを直接接触させて電気的に接続す
る工程と、前記プラスチックフィルム基板のICチップ
搭載面に接着剤層を介してプラスチックフィルムからな
るカバーシートを接着する工程を含む構成にした。
【0017】前記回路基板の回路パターン形成面上に未
硬化の熱硬化型樹脂層を設ける方法としては、予め成形
された熱硬化型樹脂フィルムを貼り付ける方法、熱硬化
型樹脂ペーストを塗布又は印刷する方法、それにディス
ペンサから熱硬化型樹脂の溶液を滴下して乾燥する方法
などがある。
【0018】前記構成によると、ICチップを回路基板
又はプラスチックフィルム基板側に押圧してICチップ
に形成されたバンプと回路基板に形成された回路パター
ン又はプラスチックフィルム基板に形成されたアンテナ
コイルとの電気的接続を保持しつつ、熱硬化型樹脂層を
加熱硬化するだけでICチップと回路基板等とを樹脂封
止することができるので、導電ペーストを用いてICチ
ップに形成されたバンプと回路基板に形成された回路パ
ターンとを電気的に接続した後に熱硬化型樹脂を所定部
分に塗布してこれを加熱硬化する場合に比べて、ICチ
ップと回路パターン又はアンテナコイルとの接続工程及
びICチップと回路基板又はプラスチックフィルム基板
の封止工程をきわめて効率化することができ、チップ実
装体の製造をきわめて容易なものにすることができる。
【0019】なお、前記の各製造方法においては、IC
チップに負荷する押圧力を調整することにより、前記バ
ンプの先端部を前記パッド部内に嵌入させると共に、前
記パッド部と前記ICチップとの間に間隙を設けことが
特に好ましい。
【0020】このようにすると、ICチップの押圧力に
よって回路パターン又はアンテナコイルの表面に生成さ
れた絶縁被膜を破壊することができるので、回路パター
ン又はアンテナコイルとバンプとの接続を確実に行うこ
とができると共に、ICチップと回路パターン又はアン
テナコイルとが非接触に保たれるので、端子間の短絡等
を防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るチップ実装体
の一実施形態例を、図1及び図2に基づいて説明する。
図1は本例に係るチップ実装体の平面図、図2は図1の
A−A部断面図である。
【0022】図1及び図2に示すように、本例のチップ
実装体は、ICチップ1と、表面に非接触通信用のアン
テナコイル2a及びICチップ接続用のパッド部2bを
含む所要の回路パターン2が形成された回路基板3と、
前記ICチップ1を前記回路基板3に樹脂封止する熱硬
化型樹脂からなる封止樹脂(アンダーフィル)4とから
構成される。
【0023】ICチップ1としては、図2に示すよう
に、入出力端子1aに金やアルミニウム等の金属製のバ
ンプ5が形成されたものであれば任意のものを用いるこ
とができるが、非接触ICカード等の非接触式情報担体
に適用されるものについては、最終製品である非接触式
情報担体の薄形化を図るため、樹脂モールドを有しない
ベアチップが用いられる。また、非接触式情報担体のさ
らなる薄形化を図るため、化学研磨や機械研磨或いはこ
れらの組み合わせによって薄形化されたベアチップを用
いることもできる。
【0024】回路基板3は、例えばガラスエポキシ、セ
ラミクス、ポリイミド樹脂、PET樹脂、塩化ビニル樹
脂などからなる絶縁基板3aの表面に、少なくともアン
テナコイル2a及びパッド部2bを含む所要の回路パタ
ーン2を形成してなる。当該回路パターン2は、絶縁基
板3aの表面に形成された金属層をエッチングすること
によっても形成できるし、銀ペーストなどの導電ペース
トを印刷することによっても形成できる。なお、絶縁基
板3aの表面に金属層を形成する方法としては、絶縁基
板3aの表面に金属箔を接着する方法、及び絶縁基板3
aの表面に金属膜を化学的または物理的に成膜する方法
がある。
【0025】前記ICチップ1は、バンプ5をパッド部
2bに押しつけることによって回路パターン2と直接接
触し、電気的に接続されている。また、当該ICチップ
1は、封止樹脂4によって樹脂封止され、回路基板3に
強固に実装されている。回路パターン2のパッド部2b
には、バンプ5を押しつけることによって、当該バンプ
5の先端部の形状に相当するくぼみ6が形成されてお
り、これによってバンプ5と回路パターン2とが確実に
接続されている。
【0026】このように、本例のチップ実装体は、IC
チップ1の入出力端子に形成されたバンプ5と回路パタ
ーン2に形成されたパッド部2bとを直接接触させるこ
とによって電気的に接続したので、ACFを用いた場合
のようにICチップ1の入出力端子とテスト用端子等の
他の端子、若しくはICチップ1のテスト用端子等と回
路基板3に形成された回路パターン2等が短絡するとい
うことがあり得ないので、接続の信頼性を高めることが
できる。また、ICチップ1と回路基板3とを熱硬化型
樹脂からなる封止樹脂4にて封止したので、ACFや導
電ペーストを用いる場合に比べて封止材料費を低減で
き、また、バンプ5と回路パターン2との電気的接続並
びにICチップ1と回路基板3との樹脂封止を1工程で
行うことができるので、導電ペーストを用いた場合のよ
うに封止工程が複雑化することがなく、これらのことか
らチップ実装体の製造コストを低減することができる。
【0027】以下、本例にかかるチップ実装体の製造方
法を、図3に基づいて説明する。
【0028】まず、図3(a)に示すように、回路基板
3の回路パターン形成面のパッド部2a上に封止樹脂4
の元になる熱硬化型樹脂フィルム10を貼り付ける。
【0029】次に、図3(b)に示すように、熱硬化型
樹脂フィルム10を介してバンプ5とパッド部2bとが
対向するようにICチップ1と回路基板3とを位置決め
した上で、バンプ5を熱硬化型樹脂フィルム10側に向
けてICチップ1を当該熱硬化型樹脂フィルム10上に
設定する。
【0030】次で、図3(c)に示すように、ICチッ
プ1を回路基板3側に押圧して熱硬化型樹脂フィルム1
0を突き破り、バンプ5と回路パターン2に形成された
所定のパッド部2bとを直接接触させて、これらを電気
的に接続する。このとき、ICチップ1の押圧力は、本
図から明らかなように、バンプ5の先端部を回路パター
ン2内に嵌入させ、かつICチップ1を回路パターン2
に接触させない範囲に調整される。
【0031】最後に、図3(d)に示すように、回路基
板3側へのICチップ1の押圧力を保持したまま、IC
チップ1と回路基板3との結合体を所定温度まで加熱し
て熱硬化型樹脂フィルム10を加熱硬化し、ICチップ
1と回路基板3とを樹脂封止する。
【0032】なお、前記実施形態例においては、回路パ
ターン形成面のパッド部2a上に封止樹脂4の元になる
熱硬化型樹脂フィルム10を貼り付けたが、本発明の要
旨はこれに限定されるものではなく、回路パターン形成
面の所定部分に熱硬化型樹脂ペーストを塗布又は印刷す
ることによって封止樹脂4の元になる熱硬化型樹脂層を
形成することもできるし、回路パターン形成面の所定部
分にディスペンサから熱硬化型樹脂の溶液を滴下し、か
つこれを乾燥することによって封止樹脂4の元になる熱
硬化型樹脂層を形成することもできる。
【0033】本例のチップ実装体製造方法は、ICチッ
プ1を回路基板3側に押圧してICチップ1に形成され
たバンプ5と回路基板3に形成された回路パターン2と
の電気的接続を保持しつつ、熱硬化型樹脂フィルム10
を加熱硬化するだけでICチップ1を樹脂封止すること
ができるので、導電ペーストを用いてICチップ1に形
成されたバンプ5と回路基板3に形成された回路パター
ン2とを電気的に接続した後に熱硬化型樹脂を所定部分
に塗布してこれを加熱硬化する場合に比べて、ICチッ
プ1と回路パターン2との接続工程及びICチップ1と
回路基板3との樹脂封止工程をきわめて効率化すること
ができ、チップ実装体の製造をきわめて容易なものにす
ることができる。また、熱硬化型樹脂フィルム10を用
いてICチップ1を樹脂封止するので、高価なACFを
用いる場合に比べて、チップ実装体を安価に製造するこ
とができる。
【0034】非接触ICカード等の非接触式情報担体
は、このようにして作製されたチップ実装体を用いて製
造することができる。図4は、本発明に係るチップ実装
体を用いた非接触ICカードの第1例を示す断面図であ
って、チップ実装体21の表裏両面に接着剤層22を介
してカバーシート23を被着してなる。また、図5及び
図6は、本発明に係るチップ実装体を用いた非接触IC
カードの第2例を示す断面図であって、チップ実装体2
1の表面、即ち、回路基板3のICチップ搭載面にの
み、接着剤層22を介してカバーシート23を被着して
なる。
【0035】かように、これらの非接触ICカードは、
チップ実装体21の表裏両面又は片面にカバーシート2
3を被着するだけで得ることができるので、製造が容易
で量産性に優れ、安価に提供することができる。
【0036】なお、前記実施形態例においては、円柱状
又は角柱状にして先端部が平面状に形成されたバンプ5
を備えたICチップ1を用いたが、ICチップ1と回路
パターン2との電気的接続をより確実に行わせるため、
図7(a),(b),(c)に示すように、先端部が非
平面形状に形成されたバンプ5を備えたICチップ1を
用いることもできる。図7(a)はバンプ5を2段形状
に形成してその最先端部を球面状に形成した例、図7
(b)はバンプ5の先端部を針状に形成した例、図7
(c)はバンプ5の先端面に多数の球状又は針状の突起
を設けて粗面状にした例である。図7(a)のバンプ5
は、ICチップ1の入出力端子に形成された金属層に金
型を押しつけ、当該金属層を塑性変形させることによっ
て形成できる。また、図7(b)のバンプ5は、ICチ
ップ1の入出力端子に溶融した金属線の一端を押しつけ
て電気的に接続した後に、当該金属線に印張力を負荷し
てひきちぎることにより形成できる。図7(c)のバン
プ5は、印刷法又はメッキ法などによって形成できる。
このように、バンプ5の先端部を非平面形状にすると、
当該バンプ5を回路パターン2に押しつけたとき、回路
パターン2に作用する面圧が高くなって回路パターン2
がより変形しやすくなるため、ICチップ1と回路パタ
ーン2との電気的接続をより確実に行わせることができ
る。
【0037】また、他の例として、図7(d)に示すよ
うに、バンプ5を底部より頂部に至るにしたがって直径
又は幅が小さくなる錐形に形成することもできる。本例
のバンプについては、その頂部を平面状にすることもで
きるし、粗面状にすることもできる。図7(d)のバン
プ5は、底部より頂部に至るにしたがって直径又は幅が
小さくなる錐形に形成したので、回路パターン2の表面
に生成された絶縁被膜を破壊しやすく、ICチップ1と
回路パターン2との電気的接続を確実に行わせることが
できると共に、回路パターン2への嵌入量が増加するに
したがって急激に押圧力に対する抵抗力が大きくなるの
で、多少ICチップに負荷する押圧力が大きい場合に
も、ICチップ1と回路パターン2との接触を防止で
き、端子間の短絡を有効に防止することができる。
【0038】
【実施例】〈第1実施例〉厚さが50μmのPET基板
3に厚さが30μmのアルミニウム箔を貼り付け、エッ
チングによって図8に示したICチップ接続用のパッド
部2aを有するアンテナコイル2を形成した。アンテナ
コイル2の前記パッド2a間の直流抵抗は、約0.2Ω
であった。
【0039】また、これと共に、厚さが100μmまで
研磨されたICチップ1の入出力端子に、図7(b)に
示す形状の金製のバンプ5を形成した。入出力端子の直
径は80μmであり、バンプ5の高さは約90μm、底
部の直径は約80μmであった。
【0040】次いで、前記PET基板3に形成されたパ
ッド部2aとICチップ(フリップチップ)1に形成さ
れたバンプ5とをACFを介して電気的に接続し、チッ
プ実装体を得た。接続条件は、ICチップ1の押圧力を
50gr、押圧ヘッド温度を210℃、押圧時間を5秒
であった。
【0041】最後に、このようにして作製されたチップ
実装体のチップ実装面を、片面に接着剤層22が200
μmの厚さにコーティングされた厚さが50μmのPE
Tシート23にて覆い、これを120℃で3分間熱圧着
して、総厚が250μmの非接触ICカードを得た。
【0042】〈第2実施例〉ICチップ(フリップチッ
プ)1のバンプ形状を、図7(d)に示す形状とした。
当該バンプ5の形成は、ICチップ1の入出力端子に、
高さが約90μmで、底部の直径が約60μmの頂部が
とがった金バンプを形成した後、当該金バンプの頂部に
平板を約50grの押圧力で押圧し、頂部を平坦化し
た。成形後のバンプ6の寸法は、高さが約90μm、底
部の直径が約60μm、頂部の直径が約20μmであっ
た。その他の条件については、第1実施例と同じにし
た。
【0043】前記各実施例に係る非接触ICカードにつ
いて、それぞれ50枚ずつ非接触通信時の動作をチェッ
クしたところ、いずれの非接触ICカードについても異
常が認められず、ICチップ1とPET基板3との接続
状態が良好であることが確認された。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、ICチップの
入出力端子に形成されたバンプと回路基板に形成された
回路パターンとを直接接触させることによって電気的に
接続したので、ACFを用いた場合のように不用意な短
絡事故が発生するということがなく、接続の信頼性を高
めることができる。また、ICチップと回路基板とを熱
硬化型樹脂からなる封止樹脂にて封止したので、ACF
や導電ペーストを用いる場合に比べて封止材料費を低減
でき、また、バンプと回路パターンとの電気的接続並び
にICチップと回路基板との樹脂封止を1工程で行うこ
とができるので、導電ペーストを用いた場合のように封
止工程が複雑化することがなく、これらのことからチッ
プ実装体の製造コストを低減することができる。
【0045】請求項2に記載の発明は、ICチップの入
出力端子に形成されるバンプの先端部を非平面形状に形
成したので、バンプを回路パターンに押しつけたとき、
回路パターンに作用する面圧が高くなって回路パターン
がより変形しやすくなり、ICチップと回路パターンと
の電気的接続をより確実に行わせることができる。
【0046】請求項3に記載の発明は、ICチップの入
出力端子に形成されるバンプを、底部より頂部に至るに
したがって直径又は幅が小さくなる錐形に形成したの
で、ICチップと回路パターンとの電気的接続をより確
実に行わせることができると共に、ICチップのデバイ
ス面と回路パターンとの接触を回避しやすく、端子間の
短絡を防止することができる。
【0047】請求項4に記載の発明は、回路パターンの
バンプ接続部がバンプの先端部の形状にくぼむまでIC
チップを回路基板に押しつけたので、接続の信頼性をよ
り高めることができる。
【0048】請求項5に記載の発明は、回路基板をプラ
スチックフィルム基板とし、回路パターンをエッチング
や印刷などによって形成される非接触伝送用のアンテナ
コイルとしたので、薄形の非接触ICカードを作成する
ことができる。
【0049】請求項6に記載の発明は、回路パターンと
ICチップとの間に、前記熱硬化型樹脂が充填された間
隙を設けたので、ICチップのデバイス面と回路パター
ンとの接触が回避され、端子間の短絡を防止することが
できる。
【0050】請求項7及び9に記載の発明は、ICチッ
プを回路基板側に押圧してICチップに形成されたバン
プと回路基板に形成された回路パターンとの電気的接続
を保持しつつ、熱硬化型樹脂層を加熱硬化してICチッ
プと回路基板とを樹脂封止するので、導電ペーストを用
いてICチップに形成されたバンプと回路基板に形成さ
れた回路パターンとを電気的に接続した後に熱硬化型樹
脂を所定部分に塗布してこれを加熱硬化する場合に比べ
て、ICチップと回路パターンとの接続工程及びICチ
ップと回路基板との樹脂封止工程をきわめて効率化する
ことができ、チップ実装体の製造をきわめて容易なもの
にすることができる。また、熱硬化型樹脂を用いてIC
チップを樹脂封止するので、高価なACFを用いる場合
に比べて、チップ実装体を安価に製造することができ
る。
【0051】請求項8及び9に記載の発明は、請求項7
及び9に記載の発明と同様の効果を有するほか、プラス
チックフィルム基板のICチップ搭載面に接着剤層を介
してプラスチックフィルムからなるカバーシートを接着
するので、薄形の非接触ICカードを作成することがで
きる。
【0052】請求項10に記載の発明は、パッド部とバ
ンプとを電気的に接続する際に、ICチップに加えられ
る押圧力によってバンプの先端部を前記パッド部内に嵌
入させ、かつパッド部とICチップとの間に間隙を設け
るので、パッド部とバンプとを確実に接続できると共
に、端子間の短絡も確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例に係るチップ実装体の平面図であ
る。
【図2】図1のA−A拡大断面図である。
【図3】実施形態例に係るチップ実装体の製造工程説明
図である。
【図4】実施形態例に係るチップ実装体を用いた非接触
ICカードの断面図である。
【図5】実施形態例に係るチップ実装体を用いた非接触
ICカードの他の例を示す断面図である。
【図6】図5のA部拡大図である。
【図7】本発明に適用されるICチップの他の例を示す
側面図である。
【図8】実施形態例に係るチップ実装体を用いた非接触
ICカードの一部破断した平面図である。
【図9】従来例に係るチップ実装体の第1例を示す要部
断面図である。
【図10】従来例に係るチップ実装体の第2例を示す要
部断面図である。
【符号の説明】
1 ICチップ 1a 入出力端子 2 回路パターン 2a アンテナコイル 2b パッド部 3 回路基板 3a 絶縁基板 4 封止樹脂 5 バンプ 6 くぼみ 10 熱硬化型樹脂フィルム 21 チップ実装体 22 接着剤層 23 カバーシート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路パターンが形成された回路基板と、
    前記回路パターンに入出力端子が電気的に接続されたI
    Cチップとからなるチップ実装体において、前記ICチ
    ップの入出力端子に形成されたバンプと前記回路パター
    ンとが直接接触して電気的に接続され、前記ICチップ
    と回路基板とが熱硬化型樹脂にて封止されていることを
    特徴とするチップ実装体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のチップ実装体におい
    て、前記ICチップの入出力端子に形成されたバンプの
    先端部を、非平面形状に形成したことを特徴とするチッ
    プ実装体。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のチップ実装体におい
    て、前記ICチップの入出力端子に形成されたバンプ
    を、底部より頂部に至るにしたがって直径又は幅が小さ
    くなる錐形に形成したことを特徴とするチップ実装体。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のチップ実装体におい
    て、前記回路パターンのパッド部を、前記バンプの先端
    部の形状にくぼませたことを特徴とするチップ実装体。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のチップ実装体におい
    て、前記回路基板がプラスチックフィルム基板であり、
    前記回路パターンが当該プラスチックフィルム基板の表
    面に形成されたデータ及び/又は電源の非接触伝送用の
    アンテナコイルであることを特徴とするチップ実装体。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のチップ実装体におい
    て、前記回路パターンと前記ICチップとの間に、前記
    熱硬化型樹脂が充填された間隙が設けられていることを
    特徴とするチップ実装体。
  7. 【請求項7】 回路基板の回路パターン形成面上に未硬
    化の熱硬化型樹脂層を設ける工程と、バンプを前記熱硬
    化型樹脂層側に向けて、ICチップを前記熱硬化型樹脂
    層上の所定位置に位置決めする工程と、前記ICチップ
    を前記回路基板側に押圧して前記熱硬化型樹脂層を突き
    破り、前記バンプと前記回路パターンに形成された所定
    のパッド部とを直接接触させて電気的に接続する工程
    と、前記熱硬化型樹脂層を加熱硬化して前記ICチップ
    と回路基板とを熱硬化型樹脂にて封止する工程を含むこ
    とを特徴とするチップ実装体の製造方法。
  8. 【請求項8】 プラスチックフィルム基板のアンテナコ
    イル形成面上に未硬化の熱硬化型樹脂層を設ける工程
    と、バンプを前記熱硬化型樹脂層側に向けて、前記IC
    チップを前記熱硬化型樹脂層上の所定位置に位置決めす
    る工程と、前記ICチップを前記プラスチックフィルム
    基板側に押圧して前記アンテナコイルのパッド部と前記
    バンプとを直接接触させて電気的に接続する工程と、前
    記プラスチックフィルム基板のICチップ搭載面に接着
    剤層を介してプラスチックフィルムからなるカバーシー
    トを接着する工程を含むことを特徴とするチップ実装体
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8のいずれかに記載のチッ
    プ実装体の製造方法において、前記未硬化の熱硬化型樹
    脂層を設ける工程が、予め成形された熱硬化型樹脂フィ
    ルムを貼り付ける工程、又は熱硬化型樹脂ペーストを塗
    布又は印刷する工程、若しくはディスペンサから熱硬化
    型樹脂の溶液を滴下して乾燥する工程のいずれかである
    ことを特徴とするチップ実装体の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7又は8のいずれかに記載のチ
    ップ実装体の製造方法において、前記パッド部と前記バ
    ンプとを電気的に接続する際に、前記ICチップに加え
    られる押圧力によって前記バンプの先端部を前記パッド
    部内に嵌入させ、かつ前記パッド部と前記ICチップと
    の間に間隙を設けることを特徴とするチップ実装体の製
    造方法。
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