JP2000301323A - ろう付け接合品構造 - Google Patents
ろう付け接合品構造Info
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- JP2000301323A JP2000301323A JP11116753A JP11675399A JP2000301323A JP 2000301323 A JP2000301323 A JP 2000301323A JP 11116753 A JP11116753 A JP 11116753A JP 11675399 A JP11675399 A JP 11675399A JP 2000301323 A JP2000301323 A JP 2000301323A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボルトを取付フランジ部にろう付け接合した
ボルト一体型フランジの製造原価低減を図る。 【解決手段】 ボルト120のうち圧入穴122と接触
する部位に二面幅123を形成するとともに、ボルト1
20をフランジ部121の圧入穴122に圧入した状態
でろう付け接合を行う。これにより、ろう付け工程中
に、ボルト120がフランジ部121から脱落すること
を防止しつつ、二面幅123に吸引されたろう材により
ボルト120の外壁と圧入穴122の内壁との間に十分
な量のろう材を供給することができる。したがって、
「ざぐり」を形成する必要がないので、製造原価低減を
図りつつ、ボルト120とフランジ部121とを強固に
ろう付け接合することができる。
ボルト一体型フランジの製造原価低減を図る。 【解決手段】 ボルト120のうち圧入穴122と接触
する部位に二面幅123を形成するとともに、ボルト1
20をフランジ部121の圧入穴122に圧入した状態
でろう付け接合を行う。これにより、ろう付け工程中
に、ボルト120がフランジ部121から脱落すること
を防止しつつ、二面幅123に吸引されたろう材により
ボルト120の外壁と圧入穴122の内壁との間に十分
な量のろう材を供給することができる。したがって、
「ざぐり」を形成する必要がないので、製造原価低減を
図りつつ、ボルト120とフランジ部121とを強固に
ろう付け接合することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状のピン部材を
板状のプレート部材にろう付け接合したろう付け接合品
のろう付け構造に関するもので、オイルクーラの取付フ
ランジ部にボルトをろう付け接合したボルト一体型フラ
ンジに適用して有効である。
板状のプレート部材にろう付け接合したろう付け接合品
のろう付け構造に関するもので、オイルクーラの取付フ
ランジ部にボルトをろう付け接合したボルト一体型フラ
ンジに適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】従来は、ボルトの頭部を取付フランジ部
(以下、フランジと呼ぶ。)内に沈み込ませた状態でボ
ルトをフランジにろう付け接合するとともに、炉内で
(ろう付け工程中に)ボルトがフランジから脱落するこ
とを防止すべく、図9に示すように、フランジ121に
「ざぐり」を形成するとともに、ボルト120の頭部を
「ざぐり」内に沈み込ませた状態で両者をろう付け接合
していた。
(以下、フランジと呼ぶ。)内に沈み込ませた状態でボ
ルトをフランジにろう付け接合するとともに、炉内で
(ろう付け工程中に)ボルトがフランジから脱落するこ
とを防止すべく、図9に示すように、フランジ121に
「ざぐり」を形成するとともに、ボルト120の頭部を
「ざぐり」内に沈み込ませた状態で両者をろう付け接合
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記手段で
は、フランジに「ざぐり」を形成していたので、フラン
ジの製造工数(製造加工費)が大きいので、ボルト一体
型フランジの製造原価低減を図ることが難しいと言う問
題を有している。本発明は、上記点に鑑み、ボルト等の
ピン部材を取付フランジ部等のプレート部材にろう付け
接合したろう付け接合品の製造原価低減を図ることを目
的とする。
は、フランジに「ざぐり」を形成していたので、フラン
ジの製造工数(製造加工費)が大きいので、ボルト一体
型フランジの製造原価低減を図ることが難しいと言う問
題を有している。本発明は、上記点に鑑み、ボルト等の
ピン部材を取付フランジ部等のプレート部材にろう付け
接合したろう付け接合品の製造原価低減を図ることを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1、3に記載の発明では、プレー
ト部材(121)にピン部材(120)が圧入される圧
入穴(122)が設けられているとともに、ピン部材
(120)が圧入穴(122)に圧入されており、さら
に、ピン部材(120)の外壁と接触する圧入穴(12
2)の内壁面、及び圧入穴(122)の内壁と接触する
ピン部材(120)の外壁のうち少なくとも一方側に
は、ピン部材(120)の長手方向一端側から他端側に
向けて連続的に繋がった溝部(123、125)が設け
られていることを特徴とする。
成するために、請求項1、3に記載の発明では、プレー
ト部材(121)にピン部材(120)が圧入される圧
入穴(122)が設けられているとともに、ピン部材
(120)が圧入穴(122)に圧入されており、さら
に、ピン部材(120)の外壁と接触する圧入穴(12
2)の内壁面、及び圧入穴(122)の内壁と接触する
ピン部材(120)の外壁のうち少なくとも一方側に
は、ピン部材(120)の長手方向一端側から他端側に
向けて連続的に繋がった溝部(123、125)が設け
られていることを特徴とする。
【0005】これにより、ピン部材(120)をプレー
ト部材(121)の圧入穴(122)に圧入した状態で
ろう付け接合を行うので、ろう付け工程中に、ピン部材
(120)がプレート部材(121)から脱落すること
を防止できる。したがって、ピン部材(120)の一端
側がプレート部材(121)と面一となるように、ピン
部材(120)を圧入穴(122)に圧入すれば、プレ
ート部材(121)に「ざぐり」を形成することなく、
ピン部材(120)の一端側をプレート部材(121)
内に沈み込ませた状態でピン部材(120)をプレート
部材(121)にろう付け接合することができる。
ト部材(121)の圧入穴(122)に圧入した状態で
ろう付け接合を行うので、ろう付け工程中に、ピン部材
(120)がプレート部材(121)から脱落すること
を防止できる。したがって、ピン部材(120)の一端
側がプレート部材(121)と面一となるように、ピン
部材(120)を圧入穴(122)に圧入すれば、プレ
ート部材(121)に「ざぐり」を形成することなく、
ピン部材(120)の一端側をプレート部材(121)
内に沈み込ませた状態でピン部材(120)をプレート
部材(121)にろう付け接合することができる。
【0006】延いては、ピン部材(120)とプレート
部材(121)との接合に必要な製造工数を低減するこ
とができるので、ろう付け接合品の製造原価低減を図る
ことができる。また、溝部(123、125)によりピ
ン部材(120)の外壁と圧入穴(122)の内壁との
間に隙間が形成されるので、ピン部材(120)の外壁
と圧入穴(122)の内壁との間に十分な量のろう材を
供給することができる。
部材(121)との接合に必要な製造工数を低減するこ
とができるので、ろう付け接合品の製造原価低減を図る
ことができる。また、溝部(123、125)によりピ
ン部材(120)の外壁と圧入穴(122)の内壁との
間に隙間が形成されるので、ピン部材(120)の外壁
と圧入穴(122)の内壁との間に十分な量のろう材を
供給することができる。
【0007】したがって、ピン部材(120)とプレー
ト部材(121)とを強固にろう付け接合することがで
きるので、ろう付け接合品の信頼性(耐久性)を向上さ
せることができる。請求項2、3記載の発明では、プレ
ート部材(121)にピン部材(120)が圧入される
圧入穴(122)が設けられているとともに、ピン部材
(120)が圧入穴(122)に圧入されており、さら
に、圧入穴(122)の内壁と接触するピン部材(12
0)の外壁には、ピン部材(120)の長手方向一端側
から他端側に向けて連続的に延びる溝部(123、12
5)が設けられていることを特徴とする。
ト部材(121)とを強固にろう付け接合することがで
きるので、ろう付け接合品の信頼性(耐久性)を向上さ
せることができる。請求項2、3記載の発明では、プレ
ート部材(121)にピン部材(120)が圧入される
圧入穴(122)が設けられているとともに、ピン部材
(120)が圧入穴(122)に圧入されており、さら
に、圧入穴(122)の内壁と接触するピン部材(12
0)の外壁には、ピン部材(120)の長手方向一端側
から他端側に向けて連続的に延びる溝部(123、12
5)が設けられていることを特徴とする。
【0008】これにより、請求項1に記載の発明と同様
に、ろう付け接合品の製造原価低減を図りつつ、ろう付
け接合品の信頼性(耐久性)を向上させることができ
る。請求項3に記載の発明では、溝部(123、12
5)は、前記ピン部材(120)の長手方向一端側から
他端側に向けて直線状に延びて形成されていることを特
徴とする。
に、ろう付け接合品の製造原価低減を図りつつ、ろう付
け接合品の信頼性(耐久性)を向上させることができ
る。請求項3に記載の発明では、溝部(123、12
5)は、前記ピン部材(120)の長手方向一端側から
他端側に向けて直線状に延びて形成されていることを特
徴とする。
【0009】これにより、容易に、溝部(123、12
5)を形成することができる。請求項4に記載の発明で
は、プレート部材(121)にピン部材(120)が圧
入される圧入穴(122)が設けられているとともに、
ピン部材(120)が前記圧入穴(122)に圧入され
ており、さらに、ピン部材(120)の外壁()のうち
圧入穴(122)の内壁と接触する部位には、ピン部材
(120)の長手方向一端側から他端側に向けて連続的
に延びる二面幅(123)が設けられていることを特徴
とする。
5)を形成することができる。請求項4に記載の発明で
は、プレート部材(121)にピン部材(120)が圧
入される圧入穴(122)が設けられているとともに、
ピン部材(120)が前記圧入穴(122)に圧入され
ており、さらに、ピン部材(120)の外壁()のうち
圧入穴(122)の内壁と接触する部位には、ピン部材
(120)の長手方向一端側から他端側に向けて連続的
に延びる二面幅(123)が設けられていることを特徴
とする。
【0010】これにより、請求項1に記載の発明と同様
に、プレート部材(121)に「ざぐり」を形成するこ
となく、ピン部材(120)の一端側をプレート部材
(121)内に沈み込ませた状態でピン部材(120)
をプレート部材(121)にろう付け接合することがで
きるので、ろう付け接合品の製造原価低減を図ることが
できる。
に、プレート部材(121)に「ざぐり」を形成するこ
となく、ピン部材(120)の一端側をプレート部材
(121)内に沈み込ませた状態でピン部材(120)
をプレート部材(121)にろう付け接合することがで
きるので、ろう付け接合品の製造原価低減を図ることが
できる。
【0011】また、二面幅(123)によりピン部材
(120)の外壁と圧入穴(122)の内壁との間に隙
間が形成されるので、ピン部材(120)の外壁と圧入
穴(122)の内壁との間に十分な量のろう材を供給す
ることができ、ろう付け接合品の信頼性(耐久性)を向
上させることができる。因みに、上記各手段の括弧内の
符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応
関係を示す一例である。
(120)の外壁と圧入穴(122)の内壁との間に隙
間が形成されるので、ピン部材(120)の外壁と圧入
穴(122)の内壁との間に十分な量のろう材を供給す
ることができ、ろう付け接合品の信頼性(耐久性)を向
上させることができる。因みに、上記各手段の括弧内の
符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応
関係を示す一例である。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係るろう付け製品構造を水冷エンジン(以下、
エンジンと略す。)のオイルクーラ100に適用したも
のであって、このオイルクーラ100は、エンジンのウ
ォータジャケット(冷却水通路)内に配設されてエンジ
ンオイルを冷却するものである。
本発明に係るろう付け製品構造を水冷エンジン(以下、
エンジンと略す。)のオイルクーラ100に適用したも
のであって、このオイルクーラ100は、エンジンのウ
ォータジャケット(冷却水通路)内に配設されてエンジ
ンオイルを冷却するものである。
【0013】図1は、オイルクーラ100の斜視図であ
り、110は複数枚のステンレス製プレート111をそ
の厚み方向積層することによりエンジンオイルの通路を
構成した、周知の積層型の熱交換コアである。因みに、
熱交換コア110を構成するプレート111は、プレー
ト111の表裏両面に被覆(メッキ又はクラッド)され
たろう材(本実施形態では、銅)により一体ろう付けさ
れている。
り、110は複数枚のステンレス製プレート111をそ
の厚み方向積層することによりエンジンオイルの通路を
構成した、周知の積層型の熱交換コアである。因みに、
熱交換コア110を構成するプレート111は、プレー
ト111の表裏両面に被覆(メッキ又はクラッド)され
たろう材(本実施形態では、銅)により一体ろう付けさ
れている。
【0014】120はオイルクーラ100をウォータジ
ャケットの内壁に固定するための鉄製の取付ボルト(ピ
ン部材)であり、121は取付ボルト120(以下、ボ
ルト120と略す。)が接合された略菱形板状のSPH
E(熱間圧延鋼板)製フランジ部(プレート部材)であ
る。ここで、ボルト120は、図2に示すように、頭部
等の円筒部から突出したフランジ部(突出部)を有して
いない埋め込みボルト(スタットボルト)等の円柱状の
ものである。
ャケットの内壁に固定するための鉄製の取付ボルト(ピ
ン部材)であり、121は取付ボルト120(以下、ボ
ルト120と略す。)が接合された略菱形板状のSPH
E(熱間圧延鋼板)製フランジ部(プレート部材)であ
る。ここで、ボルト120は、図2に示すように、頭部
等の円筒部から突出したフランジ部(突出部)を有して
いない埋め込みボルト(スタットボルト)等の円柱状の
ものである。
【0015】一方、フランジ部121には、図3に示す
ように、ボルト120が圧入される圧入穴122が形成
されているとともに、ボルト120のねじ部120aと
反対側が圧入穴122に圧入固定されている。なお、図
3では、理解を容易にするために、圧入穴122の穴径
をボルト120の直径に比べて十分に大きく表示してい
るが、本実施形態では、ボルト120と圧入穴122と
のはめ合い公差は、圧入穴122側をH7とし、ボルト
120側をn6とした中間ばめを採用している。
ように、ボルト120が圧入される圧入穴122が形成
されているとともに、ボルト120のねじ部120aと
反対側が圧入穴122に圧入固定されている。なお、図
3では、理解を容易にするために、圧入穴122の穴径
をボルト120の直径に比べて十分に大きく表示してい
るが、本実施形態では、ボルト120と圧入穴122と
のはめ合い公差は、圧入穴122側をH7とし、ボルト
120側をn6とした中間ばめを採用している。
【0016】そして、ボルト120のうち圧入穴122
の内壁と接触する部位には、図4に示すように、ボルト
120の長手方向一端側(ねじ部120aと反対側)か
ら他端側(ねじ部120a側)に向けて繋がって延びる
二面幅(図4の斜線部)123が形成されている。な
お、ここで言う「二面幅123」とは、ボルト120の
外壁面からその中心側に向けて陥没するとともに、ボル
ト120の長手方向一端側から他端側に向けて延びる陥
没部(側壁のない溝部)を言うものである。
の内壁と接触する部位には、図4に示すように、ボルト
120の長手方向一端側(ねじ部120aと反対側)か
ら他端側(ねじ部120a側)に向けて繋がって延びる
二面幅(図4の斜線部)123が形成されている。な
お、ここで言う「二面幅123」とは、ボルト120の
外壁面からその中心側に向けて陥没するとともに、ボル
ト120の長手方向一端側から他端側に向けて延びる陥
没部(側壁のない溝部)を言うものである。
【0017】次に、ボルト120とフランジ部121と
の組み付け手順について述べる。先ず、図3に示すよう
に、フランジ部121の圧入穴122にボルト120を
圧入し(圧入工程)、フランジ部121とプレート11
1との間にブレージングシート130を介在させた状態
で、炉内にて加熱して熱交換コア部110(プレート1
11)と共にろう付け接合する(ろう付け工程)。
の組み付け手順について述べる。先ず、図3に示すよう
に、フランジ部121の圧入穴122にボルト120を
圧入し(圧入工程)、フランジ部121とプレート11
1との間にブレージングシート130を介在させた状態
で、炉内にて加熱して熱交換コア部110(プレート1
11)と共にろう付け接合する(ろう付け工程)。
【0018】因みに、ブレージングシート130とは、
周知のごとく、ろう材(本実施形態では、銅)を薄膜状
にしたものを言う。なお、ろう付け工程においては、熱
交換コア部110、ボルト120及びフランジ部121
は、図5に示すように、ボルト120のねじ部120a
を下方側に位置させた状態で加熱される。
周知のごとく、ろう材(本実施形態では、銅)を薄膜状
にしたものを言う。なお、ろう付け工程においては、熱
交換コア部110、ボルト120及びフランジ部121
は、図5に示すように、ボルト120のねじ部120a
を下方側に位置させた状態で加熱される。
【0019】これにより、フランジ部121とプレート
111との間に配設されたブレージングシート130に
より、フランジ部121とプレート111とがろう付け
接合されるとともに、図6に示すように、溶けだしたろ
う材(ブレージングシート130)の一部が、重力及び
毛細管現象により二面幅123によって形成された隙間
δに流れ込みボルト120とフランジ部121とが強固
にろう付け接合される。
111との間に配設されたブレージングシート130に
より、フランジ部121とプレート111とがろう付け
接合されるとともに、図6に示すように、溶けだしたろ
う材(ブレージングシート130)の一部が、重力及び
毛細管現象により二面幅123によって形成された隙間
δに流れ込みボルト120とフランジ部121とが強固
にろう付け接合される。
【0020】なお、隙間δが過度に大きいと、ボルト1
20の外壁と圧入穴122の内壁との間に十分なろう材
を供給することができず、ろう引け等の不具合を誘発す
るおそれが高いので、本実施形態では、隙間δを0.0
5mm以下となるように選定している。次に、本実施形
態の特徴を述べる。
20の外壁と圧入穴122の内壁との間に十分なろう材
を供給することができず、ろう引け等の不具合を誘発す
るおそれが高いので、本実施形態では、隙間δを0.0
5mm以下となるように選定している。次に、本実施形
態の特徴を述べる。
【0021】本実施形態では、ボルト120をフランジ
部121の圧入穴122に圧入した状態でろう付け接合
を行うので、ろう付け工程中に、ボルト120がフラン
ジ部121から脱落することを防止できる。したがっ
て、ボルト120の一端側(ねじ部120aと反対側、
以下、頭部側と呼ぶ。)がフランジ部121と面一とな
るように、ボルト120を圧入穴122に圧入すれば、
フランジ部121に「ざぐり」を形成することなく、ボ
ルト120の頭部側をフランジ部121内に沈み込ませ
た状態でボルト120をフランジ部121にろう付け接
合することができる。
部121の圧入穴122に圧入した状態でろう付け接合
を行うので、ろう付け工程中に、ボルト120がフラン
ジ部121から脱落することを防止できる。したがっ
て、ボルト120の一端側(ねじ部120aと反対側、
以下、頭部側と呼ぶ。)がフランジ部121と面一とな
るように、ボルト120を圧入穴122に圧入すれば、
フランジ部121に「ざぐり」を形成することなく、ボ
ルト120の頭部側をフランジ部121内に沈み込ませ
た状態でボルト120をフランジ部121にろう付け接
合することができる。
【0022】延いては、ボルト120とフランジ部12
1との接合に必要な製造工数を低減することができるの
で、オイルクーラ100の製造原価低減を図ることがで
きる。また、二面幅123によりボルト120の外壁と
圧入穴122の内壁との間に微少な隙間δが形成される
ので、ボルト120の外壁と圧入穴122の内壁との間
に十分な量のろう材を供給することができる。したがっ
て、ボルト120とフランジ部121とを強固にろう付
け接合することができる。
1との接合に必要な製造工数を低減することができるの
で、オイルクーラ100の製造原価低減を図ることがで
きる。また、二面幅123によりボルト120の外壁と
圧入穴122の内壁との間に微少な隙間δが形成される
ので、ボルト120の外壁と圧入穴122の内壁との間
に十分な量のろう材を供給することができる。したがっ
て、ボルト120とフランジ部121とを強固にろう付
け接合することができる。
【0023】(第2実施形態)本実施形態は、ボルト1
20の外壁のうち圧入穴122の内壁と接触する部位
に、二面幅123に加えて、図7に示すように、ローレ
ット加工を施してローレット部124を設けたものであ
る。これにより、ボルト120の外壁と圧入穴122の
内壁との間により確実に十分な量のろう材を供給するこ
とができるので、ボルト120とフランジ部121とを
より強固にろう付け接合することができる。
20の外壁のうち圧入穴122の内壁と接触する部位
に、二面幅123に加えて、図7に示すように、ローレ
ット加工を施してローレット部124を設けたものであ
る。これにより、ボルト120の外壁と圧入穴122の
内壁との間により確実に十分な量のろう材を供給するこ
とができるので、ボルト120とフランジ部121とを
より強固にろう付け接合することができる。
【0024】(第3実施形態)本実施形態は、図8に示
すように、二面幅123に代えて、ボルト120の外壁
面からその中心側に向けて陥没するとともに、ボルト1
20の長手方向一端側(頭部側)から他端側(ねじ部1
20a側)に向けて連続的に繋がって延びる複数本の溝
部(スリット、スプライン)125を形成したものであ
る。
すように、二面幅123に代えて、ボルト120の外壁
面からその中心側に向けて陥没するとともに、ボルト1
20の長手方向一端側(頭部側)から他端側(ねじ部1
20a側)に向けて連続的に繋がって延びる複数本の溝
部(スリット、スプライン)125を形成したものであ
る。
【0025】(その他の実施形態)ところで、上述の実
施形態では、ボルト120の外壁のうち圧入穴122の
内壁と接触(対向)する部位に二面幅123、ローレッ
ト部124又は溝部125を形成したが、本発明は、ボ
ルト120の外壁と圧入穴122の内壁との接触部位
(対向部位)のうち少なくともいずれか一方側に、二面
幅123、ローレット部124又は溝部125を形成す
ればよいので、圧入穴122の内壁に二面幅123、ロ
ーレット部124又は溝部125を形成してもよい。
施形態では、ボルト120の外壁のうち圧入穴122の
内壁と接触(対向)する部位に二面幅123、ローレッ
ト部124又は溝部125を形成したが、本発明は、ボ
ルト120の外壁と圧入穴122の内壁との接触部位
(対向部位)のうち少なくともいずれか一方側に、二面
幅123、ローレット部124又は溝部125を形成す
ればよいので、圧入穴122の内壁に二面幅123、ロ
ーレット部124又は溝部125を形成してもよい。
【0026】また、第3実施形態では、溝部125は、
ボルト120の長手方向一端側から他端側に向けて直線
状に連続的に繋がって延びていたが、ボルト120の長
手方向一端側から他端側に向けて螺旋状に連続的に繋が
って延びるように形成してもよい。さらに、上述の実施
形態では、ボルト120とフランジ121との接合を例
に本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、角棒状のピン部材と板状のプレート部材と
のろう付け接合品等その他のろう付け接合品に対しても
適用することができる。
ボルト120の長手方向一端側から他端側に向けて直線
状に連続的に繋がって延びていたが、ボルト120の長
手方向一端側から他端側に向けて螺旋状に連続的に繋が
って延びるように形成してもよい。さらに、上述の実施
形態では、ボルト120とフランジ121との接合を例
に本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、角棒状のピン部材と板状のプレート部材と
のろう付け接合品等その他のろう付け接合品に対しても
適用することができる。
【図1】本発明に係るろう付け接合品構造を採用したオ
イルクーラの斜視図である。
イルクーラの斜視図である。
【図2】第1実施形態に係るボルトの正面図である。
【図3】ボルトをフランジ部に圧入した状態を示す断面
図である。
図である。
【図4】(a)は第1実施形態に係るボルト頭部の正面
図であり、(b)は(a)の側面図である。
図であり、(b)は(a)の側面図である。
【図5】炉内でのオイルクーラの配置状態を示す説明図
である。
である。
【図6】ボルトをフランジ部に圧入した状態を示す断面
図である。
図である。
【図7】(a)は第2実施形態に係るボルト頭部の正面
図であり、(b)は(a)の側面図である。
図であり、(b)は(a)の側面図である。
【図8】(a)は第3実施形態に係るボルト頭部の正面
図であり、(b)は(a)の側面図である。
図であり、(b)は(a)の側面図である。
【図9】従来技術において、ボルトをフランジに挿入し
た状態を示す断面図である。
た状態を示す断面図である。
120…ボルト(ピン部材)、121…取付フランジ部
(プレート部材)、123…二面幅、130…ブレージ
ングシート。
(プレート部材)、123…二面幅、130…ブレージ
ングシート。
Claims (4)
- 【請求項1】 棒状のピン部材(120)を板状のプレ
ート部材(121)にろう付け接合したろう付け接合品
の構造であって、 前記プレート部材(121)に前記ピン部材(120)
が圧入される圧入穴(122)が設けられているととも
に、前記ピン部材(120)が前記圧入穴(122)に
圧入されており、 さらに、前記ピン部材(120)の外壁と接触する前記
圧入穴(122)の内壁面、及び前記圧入穴(122)
の内壁と接触する前記ピン部材(120)の外壁のうち
少なくとも一方側には、前記ピン部材(120)の長手
方向一端側から他端側に向けて連続的に繋がった溝部
(123、125)が設けられていることを特徴とする
ろう付け接合品構造。 - 【請求項2】 棒状のピン部材(120)を板状のプレ
ート部材(121)にろう付け接合したろう付け接合品
のろう付け構造であって、 前記プレート部材(121)に前記ピン部材(120)
が圧入される圧入穴(122)が設けられているととも
に、前記ピン部材(120)が前記圧入穴(122)に
圧入されており、 さらに、前記圧入穴(122)の内壁と接触する前記ピ
ン部材(120)の外壁には、前記ピン部材(120)
の長手方向一端側から他端側に向けて連続的に延びる溝
部(123、125)が設けられていることを特徴とす
るろう付け接合品構造。 - 【請求項3】 前記溝部(123、125)は、前記ピ
ン部材(120)の長手方向一端側から他端側に向けて
直線状に延びて形成されていることを特徴とする請求項
1又は2に記載のろう付け接合品構造。 - 【請求項4】 円柱状のピン部材(120)を板状のプ
レート部材(121)にろう付け接合したろう付け接合
品のろう付け構造であって、 前記プレート部材(121)に前記ピン部材(120)
が圧入される圧入穴(122)が設けられているととも
に、前記ピン部材(120)が前記圧入穴(122)に
圧入されており、 さらに、前記ピン部材(120)の外壁のうち前記圧入
穴(122)の内壁と接触する部位には、前記ピン部材
(120)の長手方向一端側から他端側に向けて連続的
に延びる二面幅(123)が設けられていることを特徴
とするろう付け接合品構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11116753A JP2000301323A (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | ろう付け接合品構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11116753A JP2000301323A (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | ろう付け接合品構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000301323A true JP2000301323A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=14694906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11116753A Pending JP2000301323A (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | ろう付け接合品構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000301323A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003106787A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-09 | Denso Corp | 熱交換器 |
| WO2004042420A3 (de) * | 2002-11-05 | 2004-12-09 | Hartmann Helga | Anordnung zum löten eines aus einer anzahl von segmentblechen fügbaren metallblocks mit als träger für lotmaterial dienenden fixierungselementen |
| JP2006037952A (ja) * | 2004-07-28 | 2006-02-09 | Borgwarner Inc | チタン・アルミナイド製羽根車及びそれへの鋼製シャフト接続 |
| US7281571B2 (en) | 2004-08-20 | 2007-10-16 | Denso Corporation | Radiator for vehicle use |
| JP2009180352A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Thk Co Ltd | 運動案内装置の製造方法 |
-
1999
- 1999-04-23 JP JP11116753A patent/JP2000301323A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003106787A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-09 | Denso Corp | 熱交換器 |
| WO2004042420A3 (de) * | 2002-11-05 | 2004-12-09 | Hartmann Helga | Anordnung zum löten eines aus einer anzahl von segmentblechen fügbaren metallblocks mit als träger für lotmaterial dienenden fixierungselementen |
| JP2006037952A (ja) * | 2004-07-28 | 2006-02-09 | Borgwarner Inc | チタン・アルミナイド製羽根車及びそれへの鋼製シャフト接続 |
| US7281571B2 (en) | 2004-08-20 | 2007-10-16 | Denso Corporation | Radiator for vehicle use |
| JP2009180352A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Thk Co Ltd | 運動案内装置の製造方法 |
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|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041126 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041130 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050329 |