JP2000303230A - 釣り用衣類 - Google Patents

釣り用衣類

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JP2000303230A
JP2000303230A JP11104974A JP10497499A JP2000303230A JP 2000303230 A JP2000303230 A JP 2000303230A JP 11104974 A JP11104974 A JP 11104974A JP 10497499 A JP10497499 A JP 10497499A JP 2000303230 A JP2000303230 A JP 2000303230A
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photocatalyst
type crystal
powder
printing ink
fishing
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JP11104974A
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English (en)
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Hidetoshi Shigefuji
秀俊 重藤
Tsukasa Sakurada
司 桜田
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Ryobi Ltd
Shinshu Ceramics Co Ltd
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Ryobi Ltd
Shinshu Ceramics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外表面に消臭作用、殺菌作用、防汚作用等を
有する釣り用衣類を提供する。 【解決手段】 釣り用衣類の外表面11に光半導体粉末
2a及び金属粉末2bを含有する光触媒体2を付着す
る。低温溶射によって光触媒機能体2を付着する場合
は、チタニアのアナターゼ型結晶20〜30重量%と、
ルチル型結晶70〜80重量%の光触媒皮膜ができるよ
うに各条件が設定される。塗膜、印刷インキの場合は、
チタニアのルチル形結晶微粒子50〜80重量%及びア
ナターゼ型結晶微粒子20〜50重量%と金属微粒子
と、吸着剤としてのセラミック微粒子をバインダー中に
混入させたものを付着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、悪臭成分の分解作
用、殺菌作用、防汚作用等を奏する釣り用衣類に関す
る。
【0002】
【従来の技術】気温の低い冬季、雨の多い雨季等でも、
防寒着、ベスト、レインスース、ウエーダー、ウインド
スーツ、グローブ等の釣り用衣類を着用して、多くの人
が釣りを楽しんでいる。かかる場合、リールで釣糸を巻
き取る時に、釣糸に付着した海水、油、ごみ等が飛沫と
なって衣類にかかったり、仕掛け投入時に餌が衣類に付
着したり、魚取り込み時に釣り魚が衣類に接触する等
で、釣り用衣類に汚臭の成分、細菌等が付着する。一般
に、グローブを除く釣り用衣類の外表面には、フッ素樹
脂等によって撥水処理がなされているので、その機能の
持続・維持のため可能な限り洗濯を避け、収納の際に
は、表面を拭き取る程度に止めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この為、衣類の外表面
に付着・浸透したごみ、餌、魚のぬめり等を完全に拭き
取ることができない場合に、汚臭、かび等の原因となる
のみならず、酸化により衣類の外表面を腐食・損傷させ
ていた。
【0004】本発明は、かかる問題点に鑑みなされたも
ので、汚臭、かび等の付着、外表面の損傷を防止する釣
り用衣類を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、光
半導体粉末及び金属粉末を含有する光触媒機能体を外表
面に付着した。
【0006】請求項2の発明では、請求項1記載の釣り
用衣類において、前記光半導体粉末はルチル型結晶の酸
化チタン(TiO2)の微粉末を低温溶射法により溶射
してアナターゼ型結晶20〜30重量%及びルチル型結
晶70〜80重量%の酸化チタン(TiO2)であるこ
と特徴とする。
【0007】請求項3の発明では、請求項1記載の釣り
用衣類において、前記光触媒機能体は、酸化チタン(T
iO2)のアナターゼ型結晶微粒子20〜50重量%及
びルチル型結晶微粒子50〜80重量%と、金属微粒子
と、吸着剤としてのセラミック微粒子を含有し、前記光
触媒機能体をバインダー中に混入せしめて形成した塗料
又は印刷インキを前記釣り用衣類の外表面に塗布又は印
刷したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0009】図1は、本発明にかかる釣り用衣類として
のグローブ1を示している。図1の(a)は、手のひら
側を、図1の(b)は手の甲側をそれぞれ示している。
このグローブ1は、親指、人差し指、中指を挿入する袋
部の先端が開放されていて、指先を突き出すことがで
き、竿の振り出しの際、釣糸の扱いを容易ならしめてい
る。グローブ1の両面の太陽光等の光が直接当たる外表
面11には、汚臭を消臭したり、殺菌作用を奏する光触
媒機能体が付着されている。なお、本発明にかかるグロ
ーブでは、少なくとも外表面に光触媒機能体が付着され
ていればよく、グローブの内面に付着されていても構わ
ない。
【0010】図2は、低温溶射法によりグローブの外表
面11に光触媒を付着せしめた状態を示すものであり、
例えば融点が2000℃以下である酸化チタン(TiO
2)の微粒子(5〜25μm)と、金属の微粒子(1〜
10μm)とを酸素、アセチレン等を使用したガス溶射
法により約2900〜3000℃で溶融したセラミック
スを溶射したものである。溶射した状態では、光触媒の
粒子2は、一方の電極として作用する酸化チタン粒子2
aとこの酸化チタン粒子2aに坦持された他方の電極と
して作用する金属の例えば銀粒子2bとからなる。光触
媒粒子2は電気化学セルをなし、溶射後は、30〜40
μの粒子となり、ガスの高温により溶融しつつアンカー
効果により付着する。酸素、アセチレン等を使用するガ
ス溶射による低温溶射法においては、溶融光触媒微粒子
を噴射するガストーチとグローブ外表面11の基材とを
相対的に移動させて被付着物の表面が50℃以上に上が
らないようにして行われ、したがって、紙、布等に対し
ても溶射が可能となるものである。しかしながら、使用
原料の粉体の融点は2000℃以下に制限される。
【0011】一般に、アナターゼ結晶形態の酸化チタン
(チタニア)は、強力な光触媒作用を有するが、溶射後
の光触媒粒子がすべてアナターゼ結晶を有していると、
その分解作用が強すぎて基材を犯してしまうので実用化
できないこととなる。しかしながら、ルチル結晶粒子の
粒径、溶射温度、基材表面温度及び使用加熱源をそれぞ
れ5〜25μm、約2900〜3000℃、40〜50
℃及びガスに調整選択することにより、アナターゼ結晶
20〜30%を生成することができる。すなわち、アナ
ターゼとルチルとの変態点である約750℃を超えれば
結晶はすべてルチル型結晶になる。上述の低温溶射法に
よれば、全てルチル結晶の粒子を準備してこれを溶射す
ると、20〜30%のアナターゼ結晶が生成され、残り
がルチル結晶となる。種々の実験によれば、溶射後のア
ナターゼ対ルチルの重量比は1:3が好適であることが
X線分析の結果判明した。
【0012】また、光触媒粒子2にアパタイト、ゼオラ
イト、活性炭等の菌、有害物質、臭い等を吸着する吸着
剤3を混合して溶射すれば、グローブ外表面11の基材
を犯さないようにアナターゼ結晶の量を調整することに
よって光触媒作用が弱められた点が補強される。
【0013】すなわち、溶射後のハイドロキシアパタイ
ト5は、雰囲気中の菌、有害物質、臭い等の処理対象を
吸着保持し、この吸着保持した処理対象を20〜30重
量%のアナターゼ結晶を有する光触媒粒子2が分解する
ので、光触媒作用が補強されることとなる。光触媒作用
を強めるためには、粒子が対象物に触れる接触面積を増
やす必要があるが、低温溶射法によれば、プラズマ溶射
に比較して粒子が細かく表面積の大なる膜が形成される
ので好ましい。光半導体粉末としては、TiO 2の他、
CdS、CdSe、WO3、Fe23、SrTiO3、K
NbO3等が挙げられる。
【0014】一方、金属粉末として、銀の他、金、白
金、銅等の金属粉末を挙げることができる。光触媒体と
して機能を十分に発揮するためには水分が不可欠であ
り、水分が存在する場合であっても経時変化が少なくか
つ経済性をも考慮すると、無毒でかつそれ自体で殺菌作
用を奏する銀が好ましい。なお、電極としては、必ずし
も金属には限定されず、これら金属の代わりに例えば、
ケイ素Siが使用可能であることが判明し、このケイ素
電極によっても電子の移動が生じる。銀、金、白金等は
価格が高くケイ素の使用は経済的に大きな効果を果たす
ものである。
【0015】これに対し、吸着剤は、セラミクス粉末、
活性炭又は絹繊維含有物よりなる群から選ばれる1以上
を挙げることができる。なお、これらは1種類のみを使
用するものには限られず、必要に応じて2以上を混ぜ合
わせて使用してもよい。また、セラミクス粉末として
は、アパタイト、ゼオライト、セピオライト等が使用さ
れる。ここで、アパタイトとしては、細菌、ウイルス、
かび等の蛋白質を選択的に吸着するハイドロキシアパタ
イト[Ca10(PO46(OH)2]が好ましい。また、
絹繊維含有物としては、絹繊維粉末の他、顆粒状に成形
したものや、ゲル状物も含まれる。
【0016】これら吸着剤(絹繊維含有物の場合は粉
末)の粒径は、確保できる表面積、良好な吸着作用性を
考慮すると、0.001〜1.0μm、好ましくは、
0.01〜0.05μmとするとよい。そして、殺菌、
消臭、防汚作用を効果的に発揮させるため、光半導体粉
末と吸着剤との混合比は、光半導体粉末100重量部に
対し吸着剤を1〜50重量部、好ましくは、10〜30
重量部とするとよい。
【0017】ハイドロキシアパタイトを混合した溶射皮
膜の原料は、1例としてTiO280重量%、Ag10
重量%、ハイドロキシアパタイト10重量%が好適であ
る。
【0018】図3は、グローブの外表面11に施された
光触媒粒子4を含む塗料又は印刷インキの被膜状態を示
すものであり、前記光触媒粒子4は酸化チタン粒子4a
とこれに坦持された銀粒子4bとからなる。光触媒粒子
4は、図2に示した低温溶射法の場合の粒子と同一構造
とすることができる。すなわち、金属電極としてはケイ
素Siも使用可能である。
【0019】なお、これら光触媒粒子4は吸着剤として
のハイドロキシアパタイト5に被覆され、更にバインダ
ー6によってグローブの外表面11表面に付着されてい
る。
【0020】全てがアナターゼ結晶形態の酸化チタン
(TiO2)はその酸化力が極端に強く外表面11をぼ
ろぼろにしてしまうので、塗料又は印刷インキにおいて
も、原料である酸化チタン粒子のアナターゼとルチルの
重量比は20〜50%:50〜80%が好ましく、アナ
ターゼがこれ以下の比率だと光触媒作用が弱いし、これ
以上の比率だと光触媒作用が強すぎてバインダー6を分
解して塗料又は印刷インキがすぐに剥がれてしまうこと
となる。特にアナターゼ対ルチルとの重量比が約3対7
が最も好ましい。
【0021】塗料は、光半導体粉末、金属粉末及び吸着
剤に加えて、少なくともバインダー6としての塗膜形成
成分及び分散剤を含有し、必要に応じてその他の成分を
含有するものである。
【0022】塗膜形成成分としては、セルロース誘導
体、フタル酸樹脂、フェノール樹脂、アルキド樹脂、ア
ミノアルド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂、塩化ビニル樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹
脂、エマルジョン、水溶性樹脂等の合成樹脂を挙げるこ
とができる。分散剤としては、石油系溶剤、芳香族系溶
剤、アルコール系溶剤、エステル系溶剤、ケトン系溶
剤、セルソルブ系溶剤、水等を挙げることができる。な
お、粉体塗料にする場合には、分散剤としての溶剤は不
要となる。また、その他の成分としては、顔料、例え
ば、二酸化チタン、黄鉛、ベンガラ、酸化クロム、カー
ボンブラック等の無機顔料、ハンザイエロー、ノバパー
ムオレンジ、キナクリドンバイオレット、銅フタロシア
ニン等の有機顔料、沈降性炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、タルク、クレー、ホワイトカーボン等の体質顔料、
ジンククロメート、ストロンチウムクロメート、リン酸
亜鉛、リン酸アルミニウム等の防食顔料に代表される特
殊機能顔料等を挙げることができる。更に、上記成分以
外にも、補助材料として、塗膜乾燥促進性の付与を目的
とする乾燥剤、顔料分散剤、フラッディング防止剤、顔
料沈降防止剤、塗料の流動性の調節を目的とする増粘
剤、チキソトロピック剤、たれ止め剤、塗面の調整を目
的とするレベリング剤、泡消し剤、はじき防止剤、フロ
ーティング防止剤のほか、可塑剤、皮張り防止剤、静電
塗装助剤、すり傷防止剤、ブロッキング防止剤、紫外線
防止剤、防染剤、防腐剤、防かび剤等を配合することが
できる。これらの各成分の配合割合には特別なものはな
く、通常販売されている塗料と同じ配合割合を適用する
ことができる。
【0023】塗料における光半導体粉末、金属粉末及び
吸着材料の合計配合量は、殺菌、防臭等の作用を発揮
し、適度な塗装性を確保するため、塗料全量中3〜55
重量%が好ましく、特に15〜35重量%が好ましい。
【0024】なお、光半導体粉末及び金属粉末(Ag)
対吸着材料(ハイドロキシアパタイト)の重量比は、7
0〜80重量%対10〜20重量%が好適である。
【0025】このような塗料の塗装方法は特に制限され
るものではなく、刷毛塗り、エアスプレー塗装、静電塗
装、粉体塗装、電着塗装、カーテンフロー塗装、ロール
塗装等の方法を適用することができる。
【0026】本件出願人が使用している塗料の成分割合
は以下の通りである。 1)アクリルラッカー塗料
【0027】
【表1】
【0028】2)液ウレタン塗料 (乾燥時の塗膜中)光触媒30%、バインダー固形分7
0%。
【0029】
【表2】
【0030】塗工の際には、主剤:硬化剤4:1にて混
合。
【0031】3)焼付アクリル塗料 (乾燥時の塗膜中)光触媒30%、バインダー固形分7
0%。
【0032】
【表3】
【0033】4)水性アクリル塗料 (乾燥時の塗膜中)光触媒50%、バインダー固形分5
0%。
【0034】
【表4】
【0035】図4は、グローブ1の外表面に光触媒が含
有された塗料を塗布するディッピング装置7の概略を示
している。この装置7は、複数のグローブ1‥1を順次
次搬送する搬送装置71と、光触媒を含有する塗料を収
容するタンク70とを備えている。またタンク70内に
は、塗料をかき回し、内部に含有された光触媒がタンク
70底部に沈殿するのを防止する攪拌装置72,72が
設けられている。
【0036】搬送装置71は、グローブ1‥1を所望の
方向へ案内する案内レール73と、案内レール73の長
手方向に一定間隔をおいて案内レール73に吊り下げら
れるようにして設けられグローブ1‥1を把持する複数
の移動体74‥74とを備えている。
【0037】案内レール73は、タンク70の上方をタ
ンク70を横断するように架設されている。また、案内
レール73は、タンク70の一端側で下側に向けて曲成
されタンク70と案内レール73の距離が近づけられて
いる。そして、案内レール73は、そのままの高さでタ
ンク70内を横断し、タンク70の他端側で再度上方へ
向けて曲成されていて、横断前と同一の高さとなってい
る。一方、移動体74‥74は細長い棒状の部材で形成
され、その上端が案内レール73に沿って移動可能に取
り付けられている。移動体74‥74の下端には、グロ
ーブ1‥1を把持する把持部が設けられている。
【0038】このディッピング装置7によれば、グロー
ブ1を把持した移動体74がタンク70の上方にきたと
きに、グローブ1はタンク70に収容された塗料に浸漬
される。そしてタンク70内を横断する間にグローブ1
の外表面のみならず内部にも光触媒が含有された塗料が
付着する(図3の状態)。その後、図示しない乾燥装置
によってグローブ1を乾燥させて製品を完成させる。
【0039】以上の実施形態では、釣り用衣類としてグ
ローブについて説明したが、本発明は、これには限定さ
れず、防寒着、レインスーツ、ベスト、ウェーダその他
の釣り用衣類の外表面に光触媒機能体を付着させるもの
にも適応できる。なお、図5に示す防寒着12等の釣り
用衣類にあっては、外表面11を構成する生地の原反の
状態で効果的に光触媒機能体を表面に付着させることが
できる。
【0040】図6は、原反10から生地100をその長
手方向に引き出して、生地10に塗料を付着させるため
のディッピング装置8を模型的に示している。このディ
ッピング装置8は、原反10の中心に挿入され、原反1
0が回転自在に取り付けられる回転軸81と、光触媒を
含有する塗料61を収容するタンク80と、塗料61が
付着された生地100を巻き取るための巻き取り軸86
を備えている。
【0041】タンク80には、生地100をタンク80
内に案内する案内ローラ82と、タンク80内部で生地
100を横断させるように案内している2つのローラ8
3,83と、タンク80外部へ搬送される生地100を
巻き取り軸86の方へ案内する案内ローラ85とを備え
ている。また、このタンク80の底面には、塗料61内
の光触媒が均等に分散するように攪拌する攪拌装置84
が設けられている。
【0042】このディッピング装置8によれば、生地1
00がローラ83,83の間を通過している間に塗料6
1が生地100の表面層部に付着する(図3に示す状態
になる)。なお、生地100が案内ローラ85を通過
後、巻き取り軸86により巻き取られるまでに、図示し
ない乾燥装置によって生地100は、乾燥される。
【0043】また、前記印刷インキを原反に印刷して光
触媒を付着させることもできる。前記印刷インキは、光
半導体粉末、金属粉末及び吸着剤に加えて、少なくとも
色料及びバインダー6としてのビヒクルを含有し、必要
に応じてその他の成分を含有するものである。
【0044】色料としては、一般に印刷インキの色料と
して用いるもの、例えば、無機顔料、有機顔料のほか、
油溶染料、分散染料等の染料を上げることができる。ビ
ヒクルとしては、油、例えばアマニ油等の乾性油、大豆
油等の半乾性油、ヒマシ油等の不乾性油を挙げることが
でき、樹脂、例えば、ロジン、変性ロジン、ギルソナイ
ト等の天然樹脂又は天然樹脂誘導体、フェノール樹脂、
アルキド樹脂、キシレン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹
脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ケ
トン樹脂、石油樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル、ウレタン樹脂、塩素化ポリプロピレン、塩素化ゴ
ム、環化ゴム、セルロース誘導体、反応性樹脂をあげる
ことができ、そのほかにも可塑剤を挙げることができ
る。また、その他の成分としては、天然ロウ又は合成ロ
ウのロウ成分、乾燥剤、分散剤、湿潤剤、橋かけ剤、ゲ
ル化剤、増粘剤、皮張り防止剤、安定剤、つや消し剤、
消泡剤、色分かれ防止剤、光重合開始剤、かび防止剤等
を挙げることができる。これらの各成分の配合割合には
特別なものはなく、通常市販されている印刷インキと同
じ配合割合を適用することができる。
【0045】印刷インキにおける光半導体粉末、金属粉
末及び吸着材料の合計配合量は、殺菌、防臭等の作用を
発揮し、適度な印刷性を確保するため、印刷インキ全量
中3〜55重量%が好ましく、特に15〜35重量%が
好ましい。
【0046】このような印刷インキの形態及び種類は特
に制限されるものではなく、ペーストインキ、ソルベン
トインキ又は無溶剤インキとし、それらを平版印刷イン
キ、凸版印刷インキ、グラビア印刷インキ、スクリーン
印刷インキ、凹版印刷インキ、特殊印刷インキとして適
用することができる。これらの中でも本発明の目的を最
も効果的に達成するためには、紙用スクリーンインキ、
プラスチック用スクリーンインキ、ガラス用スクリーン
インキ、布地用スクリーンインキ等のスクリーン印刷用
インキが好ましい。
【0047】図7は、スクリーン印刷機9aにより釣り
用衣類に使用する生地100に印刷インキを印刷する工
程の1実施形態を示している。このスクリーン印刷機9
aは、シリンダプレス方式の印刷機であって、円筒状に
形成され、回転軸を中心にして回転する印刷台91と、
長方形の枠体が印刷台の側面に若干の隙間を隔てて接線
方向に設けられた版枠92と、版枠92の内側全面に張
られたスクリーン93と、スクリーン93を印刷台91
の表面に押し付けて、スクリーン93上面の被着剤とし
ての印刷インキを生地100に印刷するへら状のスキー
ジ94とを備えている。
【0048】印刷台91の表面には複数の孔が形成さ
れ、軸方向の一端側の中心部には、図示しないバキュー
ム装置が接続されている。生地100は、その長手方向
を印刷台91の回転する方向に一致するように案内され
ており、バキューム装置によって印刷台91の表面に吸
着されている。版枠92の内側に張られたスクリーン9
3は、複数の微小孔が形成された網目状の織物である。
この織物の上面には手工的又は光学的にマスキングする
ための版膜が形成されている。なお、スクリーン73の
一部には、マスキングされず上面の印刷インキが被印刷
物に到達可能な露出部が形成されている。
【0049】釣り用衣類の生地100に印刷インキを印
刷するには、スキージ94を下げ、その先端を印刷台9
1表面にスクリーン93及び生地100を介して押し当
て、スクリーン93上面の印刷インキをスクリーン93
の露出部の微小孔を通して生地100の表面にこすり付
けるようにして行われる。図に示す生地100には、そ
の長手方向に一定間隔をおいて印刷インキが印刷されて
いる。
【0050】図8は、印刷インキを釣り用衣類の生地に
印刷するグラビア印刷機9bの基本的な構造を示してい
る。このグラビア印刷機9bは、印刷インキを貯蔵する
インキタンク90と、インキタンク90から印刷インキ
60を汲取るための円柱状に形成されたファニッシャロ
ール95と、その上側にファニッシャロール95に接す
るように設けられ、生地100に印刷インキ60を被着
させるための円筒状の版胴96と、この版胴96の上側
に版胴96に接するように設けられ、生地100を版胴
96とではさみ込んでいる円柱状の圧胴97とを備えて
いる。生地100は、版胴96と圧胴97との間でこれ
らの回転方に長手方向を一致させて搬送されている。
【0051】ファニッシャロール95は、その径の半分
程度がインキタンク90内部の印刷インキ60に浸漬さ
れ、回転軸を中心に回転してインキタンク90から印刷
インキ60をくみ上げ、版胴96の表面に印刷インキ6
0を付着させている。
【0052】版胴96の表面には、全周にわたり格子状
のグラビア目が刻まれている。この版胴96は、ファニ
ッシャロール95と同一の方向に回転している。ファニ
ッシャロール95により表面に付着された印刷インキ6
0は、版胴96の表面全体に一様に付着され、版胴96
の回転に伴い上方へ持ち上げられる。一方、持ち上げら
れた印刷インキ60が約1/4回転した位置に、先端が
版胴96の表面に接触している薄板状の鋼板981を備
えたドクター98が設けられている。版胴96の回転に
伴い持ち上げられた印刷インキ60のうちグラビア目に
入り込んだもの以外はドクター98により掻き落とさ
れ、生地100が搬送されている版胴96の上端には、
グラビア目に残された印刷インキのみが到達する。
【0053】圧胴97は、版胴96の径よりやや小さく
形成されていている。圧胴97は、その下端部を版胴7
6の上端部に押圧するようにして生地100を挟み込
み、版胴96の回転方向とは逆の方向に回転している。
そして、版胴96のグラビア目に入り込んだ印刷インキ
が版胴96と圧胴97とによって生地100に向けて押
圧されて、生地100に付着することで印刷される。そ
して、この生地100を外表面部に使用して、本発明に
かかるグローブを形成する。なお、グラビア目を版胴9
6の表面全周に設けずに、一定の間隔を置いて設ける等
すれば、生地100には所望の模様が形成され、デザイ
ン的に優れたものを形成することができる。
【0054】なお、衣類の取扱いが煩雑だと衣類の外表
面に付着させた光触媒機能体が離脱することもある。離
脱した光触媒機能体補填するため、図9に示すように内
部に被着剤の拡散液が充填された携帯用のスプレー缶S
を用意するとよい。このスプレー缶Sの内部には、光触
媒機能体拡散液と共に攪拌用のボール状部材を収容する
とよい。ボール状部材を収容すれば、使用の前にスプレ
ー缶Sを長手方向に数回振る等して、光触媒機能体を拡
散液全体に一様に攪拌させることができる。
【0055】本発明の釣り用衣類に使用される光触媒機
能体は、図10に示すように、即効性については、従来
の抗菌剤より劣る場合があるが、非溶出型であるため、
殆ど、液中に溶け出すことはなく、その効果が長時間持
続することとなる。
【0056】したがって、従来の抗菌剤、例えば、抗菌
作用を有する金属イオン(Ag、Cu、Zn)を坦持し
たゼオライト微粒子を光触媒粒子(TiO2+Ag)と
混合させて低温溶射するとか、前記従来の金属イオンを
坦持したゼオライト微粒子をバインダー中に混合して印
刷インキ又は塗料として使用すれば、即効性があり、か
つ持続性のある抗菌、殺菌剤とすることができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明の釣り用衣類は光
触媒機能体の作用により消臭作用、殺菌作用を奏するこ
とができる。特に、請求項2及び請求項3の発明では、
アナターゼとルチルとの比を適切に設定することによ
り、釣り用衣類を犯すことがなく、良好な消臭性、殺菌
性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にの1実施形態にかかる釣り用衣類とし
てのグローブを示す図。
【図2】グローブの表面に溶射により光触媒機能態を付
着した状態をモデル的に示した拡大図。
【図3】グローブの表面に印刷して光触媒機能態を付着
した状態をモデル的に示した拡大図。
【図4】グローブに塗料を塗布するディッピング装置の
概要を示す図。
【図5】本は発明の釣り用衣類の1実施形態にかかる防
寒着の正面図。
【図6】生地に光触媒を含有する塗料を付着するディッ
ピング装置の概要を示す縦断面図。
【図7】生地に光触媒機能体を含有する印刷インキを印
刷するスクリーン印刷機を示す斜視図。
【図8】生地に光触媒機能体を含有する印刷インキを印
刷するグラビア印刷機を示す斜視図。
【図9】レインスーツにスプレー缶により光触媒機能体
を塗布する状態を示す斜視図。
【図10】従来と本発明との光触媒としての効果の比較
を示す図。
【符号の説明】
1 グローブ 10 原反 11 外表面 12 防寒着 100 生地 2,4 光触媒の粒子 3 吸着剤 5 ハイドロキシアパタイト 6 バインダー 7,8 ディッピング装置 9a スクリーン印刷機 9b グラビア印刷機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 11/46 D06M 11/12 (72)発明者 桜田 司 長野県木曽郡上松町大字荻原川向諸原1391 −3 株式会社信州セラミックス内 Fターム(参考) 2B109 FA01 3B011 AA01 AB15 AC24 3B030 AA01 AA04 AA05 AA06 AB00 4L031 AB31 BA09 BA23 CA00 DA12 DA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光半導体粉末及び金属粉末を含有する光
    触媒機能体を外表面に付着したことを特徴とする釣り用
    衣類。
  2. 【請求項2】 前記光半導体粉末は、ルチル型結晶の酸
    化チタン(TiO2)の微粉末を低温溶射法により溶射
    してアナターゼ型結晶20〜30重量%及びルチル型結
    晶70〜80重量%の酸化チタン(TiO2)であるこ
    と特徴とする請求項1記載の釣り用衣類。
  3. 【請求項3】 前記光触媒機能体は、酸化チタン(Ti
    2)のアナターゼ型結晶微粒子20〜50重量%及び
    ルチル型結晶微粒子50〜80重量%と、金属微粒子
    と、吸着剤としてのセラミック微粒子を含有し、 前記光触媒機能体をバインダー中に混入せしめて形成し
    た塗料又は印刷インキを前記釣り用衣類の外表面に塗布
    又は印刷したことを特徴とする請求項1記載の釣り用衣
    類。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102373397A (zh) * 2011-10-21 2012-03-14 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 高硬度高附着力的微纳米结构TiO2涂层及其制备方法

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CN102373397A (zh) * 2011-10-21 2012-03-14 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 高硬度高附着力的微纳米结构TiO2涂层及其制备方法

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