JP2000303469A - スライドパネル式土留支保工 - Google Patents

スライドパネル式土留支保工

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JP2000303469A
JP2000303469A JP2000106984A JP2000106984A JP2000303469A JP 2000303469 A JP2000303469 A JP 2000303469A JP 2000106984 A JP2000106984 A JP 2000106984A JP 2000106984 A JP2000106984 A JP 2000106984A JP 2000303469 A JP2000303469 A JP 2000303469A
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JP
Japan
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JP2000106984A
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Inventor
Kenichi Fukumori
謙一 福森
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NIPPON SUPIIDE SHIYOA KK
Original Assignee
NIPPON SUPIIDE SHIYOA KK
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、パイプ等を地下に埋設するために、
掘削された掘削溝の地山壁の崩壊を防止するパネル土留
壁とする土留支保工において、安全で作業効率の良いス
ライドパネル式の土留支保工を提供する。 【解決手段】土留支保工8は、内パネル組立1と一対の
外パネル2とを含む。内パネル組立1は、一対の内パネ
ル3が、上段下段各2本、計4本の切ばり4で連結され
ている。外パネル2に対して内パネル組立1は上下に摺
動可能である。掘削作業の前段階で、内パネル組立1と
外パネル2とを組立てておき、掘削現場において、掘削
溝に土留支保工8を落し込む。その後、内パネル3の間
から掘削を行えば、内パネル組立1が下方にスライドす
る。内パネル組立1のスライドは、ワイヤ7で規制され
る。また外パネル2は、吊持装置6により掘削溝に落下
しないよう吊持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掘削溝用の土留支
保工に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地山の崩れを防ぐため、パネルを
使用した土留支保工として、2本以上の切ばりをスライ
ドレールに取り付け、梯子状にしたものを2組組立てま
ず1組をあらかじめ掘削した溝にたて込み、次に左右の
パネルの一端部をスライドレールにはめ込み、残った1
組のスライドレールを左右のパネルの他端部にはめ込
み、箱状になった内側を掘削しながらパネル、スライド
レールの順に押し込み、この作業を繰返して、パネル土
留を所定の深さに沈設する工法がある。
【0003】この工法においては、通常パネルを上下2
段使用するが、下方のパネルはエッジ付パネル、上方の
パネルはエクステンションパネルと呼ばれている。ま
た、掘削溝の深さが5mを越える場合には、スライドレ
ールにパネル挿入の溝が2本あるダブルレールを使用す
ることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の土留支保工
では、図5,6,7,8,9にみるように予掘りをした
後、掘削溝の前方にスライドレールをたて込み、次に、
パネルの下端部にエッジを有するエッジ付パネルの一端
部を左右のスライドレールに挿入させ、引き続き後方の
スライドレールを、該エッジ付パネルの他端部にたて込
むことによって、安定した箱状の土留支保工となるが、
この作業中において、先ず前方のスライドレールにエッ
ジ付パネルを挿入する時と、他端部がフリーとなってい
る状態での後方のスライドレールをたて込む作業中に、
困難かつ危険を伴う作業が生じる。
【0005】また、後方のスライドレールをたて込んだ
後、前方のスライドレールをさらに地表面下に押し込む
時や、エッジ付パネルを地表面下に押し込んだ後のエク
ステンションパネルの挿入時にも、同様に困難かつ危険
が生じる。さらに、所定の深さに掘削するにあたり、パ
ネル並びにスライドレールを掘削機械のバケットで押え
込むため、特にスライドレールにダブルレールを使用す
る場合には、地表面から所定の深さで掘削面を安定させ
たい外側のパネルが、内側のパネルの押え込み時に、振
動等により、地表面より下方へ落下する等の不具合が生
じるという問題がある。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、パイプ等を地下に埋設するために掘削された
掘削溝の地山壁の崩壊を防止するパネルを土留壁とする
土留支保工として、作業効率が良く、安全性の高いもの
を提供することを目的とする。本発明は、また、スライ
ドする2枚の土留用パネルが所定の位置関係までスライ
ドしたときに、両パネルがそれ以上スライドできないよ
うにした停止装置およびその装置を有する土留用パネル
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1記載の発明は、パイプ等を地下に埋設するために掘削
された掘削溝の地山壁の崩壊を防止するパネルを土留壁
とする土留支保工において、一対の外パネルと、該外パ
ネルの内側面を上下方向に摺動する内パネル組立であっ
て、該内パネル組立は掘削作業の前段階や工場内におい
て組立てられるものであり、所定の間隔をあけて平行に
配置された一対の内パネルが少なくとも2本以上の切ば
り材で連結されて安定した箱状となった内パネル組立と
を有し、さらに、外パネルに対して内パネル組立が下方
へ摺動するときに外パネルの下方と内パネル組立の上方
との重なり寸法が所定の寸法以下にならないように、外
パネルに対して内パネル組立が下方へ摺動するのをスト
ップさせる停止装置とを有することを特徴とするスライ
ドパネル式土留支保工である。
【0008】請求項2記載の発明は、一対の外パネルの
上端部は、掘削作業の前段階や工場内において取り付け
られた切ばりで連結されている請求項1に記載のスライ
ドパネル式土留支保工である。請求項3記載の発明は、
外パネルに対して内パネル組立が上下方向に摺動するよ
うに、外パネルまたは内パネル組立には、外パネルに対
する内パネル組立の摺動を案内するガイドが設けられて
いる請求項1または2に記載のスライドパネル式土留支
保工である。
【0009】請求項4記載の発明は、前記各切ばりは、
その長さが可変できる伸縮可能な切ばりである請求項1
〜3のいずれかに記載のスライドパネル式土留支保工で
ある。請求項5記載の発明は、外パネルの上部には、外
パネルが掘削溝内の所望の位置よりも下方へ落下するの
を防止するために、各外パネルの外側面からほぼ直角に
張り出し、地表面に当接される吊持装置が備えられてい
ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のス
ライドパネル式土留支保工である。
【0010】本発明のスライドパネル式土留支保工は、
掘削作業の前段階で、または工場内において、まず内パ
ネル組立を作る。内パネル組立は、切ばりにより、一対
の内パネルを所定の間隔をあけて内表面が対向するよう
に連結したものである。この内パネル組立に対して一対
の外パネルを組合わせる。外パネルと内パネル組立と
は、外パネルまたは内パネルに設けられたガイドレール
に沿って摺動させながら組合わせて、一体化させる。
【0011】一体化されたスライドパネル式土留支保工
を、現場に運び、予掘された掘削溝に落し込む。その
後、土留支保工の内側、すなわち一対の内パネルの間か
ら、掘削機械により掘削溝をさらに掘削し、掘削した分
ずつ、内パネル組立を下方に落下させていく。このと
き、外パネルは、掘削溝内に落下しないよう、外パネル
のたとえば上部が吊持装置により地表面に留められてい
る。よって外パネルに対して内パネル組立が下方にスラ
イドしていく。この結果、土留支保工の限界掘削深さ内
で、安定した箱状の内パネル組立をフレキシブルに所定
の深さに沈設させることができる。
【0012】また、本発明の土留支保工においては、内
パネル組立の切ばりが、土留支保工の限界掘削深さ内
で、内パネルを介して外パネルの切ばりとしても機能し
ているので、内パネル組立の切ばりが外パネルにかかる
土圧も受け止めている。よって、外パネルのたとえば下
方側の切ばりは不要であり、構成が簡易で、しかも扱い
やすい。切ばりはその長さを調整可能なものにすれば、
種々の掘削溝に適用できる。
【0013】外パネルの上方は、外パネルにかかる土圧
を受け止めるために切ばりで連結するようにしてもよ
い。なお、外パネルの少なくとも下方は、上述のように
内パネル組立が外パネルの切ばりとしても機能するの
で、切ばりで連結することは不要である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態に係るスライ
ドパネル式土留支保工を図1〜4に基づいて具体的に説
明すれば、以下の通りである。図1は、本発明の一実施
形態にかかるスライドパネル式土留支保工8を予め予掘
された掘削溝に落し込んだ状態の正面図であり、図3は
その側面図である。また、図2は、掘削溝に土留支保工
8を落し込んだ後、さらに掘削を行い、内パネル組立1
を下方へスライドさせた状態の正面図である。また図4
はその側面図である。
【0015】図1の設置正面図に示すように本発明の一
実施形態に係るスライドパネル式掘削溝用土留支保工
は、内パネル組立1と外パネル2からなり、内パネル組
立1は、一対の内パネル3が上段、下段各2本計4本の
切ばり4で連結され、左右の内パネル内は安全な空間が
確保されている。そして、一対の外パネル2は、その上
端部に、それぞれ吊持装置6が設けられている。吊持装
置6は、外パネル2が必要以上に土中へ進入するのを防
止するためのものである。その機能を実現するため、こ
の実施形態の吊持装置6は、アーム12を有する。アー
ム12は、外パネル2の両端からほぼ直角に張り出して
おり、地表面に配置されるようになっている。
【0016】内パネル3の下方は、内パネル組立1が沈
下しやすいよう、外側下端が尖るように、勾配11がつ
けられている。外パネル2には、その両側辺に沿って、
上下に延びるガイドレール5が設けられている。ガイド
レール5には、内パネル3の両側部をはめ込み可能であ
り、外パネル2に対して内パネル3が上下に摺動するの
を案内する。掘削作業の前段階で、または工場内におい
て、内パネル組立1と外パネル2を、外パネル2のガイ
ドレール5に沿って内パネル組立1が摺動するように一
体化させ、スライドパネル式土留支保工8を完成させ
る。
【0017】そして、スライドパネル式土留支保工8を
掘削現場に搬入し、クレーンやバックホー等で吊り上
げ、バックホー等で予掘りされた掘削溝に落し込むと、
一対の外パネル2の上端部にそれぞれ設けられた吊持装
置6により、外パネル2は、その上端が地表面GLとほ
ぼ同じ位置まで落下するが、それ以上には落ち込まな
い。本実施例では吊持装置6により、スライドパネル式
土留支保工8を、より具体的には外パネル2を、最初か
ら吊持しているが、掘削現場の地盤が悪く一度に深く掘
れない場合には、内パネル組立1の内側を掘削しなが
ら、スライドパネル式土留支保工8全体を沈下させ、外
パネル2に設けられた吊持装置6のアームが地表面GL
に接するまで、この作業を行えばよい。
【0018】次に、スライドパネル式土留支保工8の内
側をバックホー等で、さらに掘削する。一対の外パネル
2が吊持され、さらに内パネル3が下方にスライドされ
た時に、外パネル2の上方の所定の位置に切ばり4を設
置する(図2に二点鎖線で示す。)。なお、この切ばり
4の設置は、掘削作業の前段階または工場内において行
っていてもよい。
【0019】内パネル組立1を下方にスライドさせるこ
とにより、該内パネル組立1をスライドパネル式掘削溝
用土留支保工の限界掘削深さ内までの所定の位置に沈設
させる。内外パネル2、3の上端部のそれぞれ任意の位
置には、環9が設けられており、これらの間は所定の長
さを有するワイヤ7で連結されており、土留支保工の限
界掘削深さ内で、外パネル2の下端部と内パネル3の上
端部とは、所定のオーバラップ寸法以下には、内パネル
組立1が下方へ摺動しない。つまりワイヤ7が停止装置
として作動する(図2参照)。
【0020】掘削溝内に配管などの所要の工事を行った
後、内パネル組立1を上方にスライドさせ、沈設させて
いた内パネル組立1を元の位置まで引き上げる。スライ
ドパネル式土留支保工8の下面近くまで埋め戻す。スラ
イドパネル式土留支保工8を掘削溝からクレーン等で、
少しずつ或いは地山壁が安定しているならば、一気に引
き上げ、掘削溝を埋め戻す。以上説明した本発明の一実
施形態に係るスライドパネル式土留支保工によれば、外
パネル2と内パネル組立1を一体化させることにより、
共に安定させた状態で掘削現場に持ち込み、予掘りされ
た掘削溝に落し込み、スライドパネル式土留支保工8内
の掘削を行いながら、掘削した分ずつ内パネル組立1を
下方にスライドさせていき、安定した箱状の内パネル組
立1を所定の深さに沈設させることができる。よって、
従来のパネルを使用した土留支保工のように、前方のス
ライドレールにエッジ付パネルを挿入する時と、他端部
がフリーとなっている状態での、後方のスライドレール
をたて込む作業中に、困難かつ危険が生じることはな
い。
【0021】また、後方のスライドレールをたて込んだ
後、前方のスライドレールをさらに、地表面下に押し込
む時や、エッジ付パネルを地表面下に押し込んだ後のエ
クステンションパネルの挿入時にも、同様に困難かつ危
険が生じることはない。また、該スライドレールが、特
にダブルレールである場合には、地表面から所定の深さ
で掘削面を安定させたい外側のパネルが、バックホーの
バケット等による内側のパネルの押え込み時に、内外共
通のスライドレールのたて込みによる振動等により落下
するなどの影響が生じるが、本実施形態によれば、停止
装置が作動するので、このような欠点も解消され、作業
効率を大いに高めることができる。
【0022】さらに、撤去工事では、まず内パネル組立
1のみを外パネル2とほぼ同じ高さまで引き上げて、次
に全体8を引き上げるので、撤去に使用するクレーンや
バックホーの負荷を一層小さくでき、能力の小さいクレ
ーンやバックホーを使用できるので、撤去費用が一層安
くなり、また一層手狭な現場にも使用できることにな
る。図10は、本発明の他の実施形態に係るスライドパ
ネル式土留支保工の使用状態を示す斜視図である。この
実施形態にかかる土留支保工20にも、一対の外パネル
21および内パネル組立22が備えられている。内パネ
ル組立22は、一対の内パネル23および該一対の内パ
ネル23間を連結する4本の切ばり24を有している。
外パネル21および内パネル23は、いずれも、その輪
郭(枠組み)が角パイプで形成されており、そこにたと
えばアルミ製の波板25が嵌め込まれた構成である。
【0023】この実施形態の土留支保工20には、外パ
ネル21の上部にパイプ挿通用の環26が備えられてい
る。この環26にパイプ27を挿通し、パイプ27の両
端を地表面GLに掛け渡すことで、土留支保工20が吊
持できるようにされている。つまり、この実施形態で
は、環26およびパイプ27によって、吊持装置が構成
されている。図11は、内パネル組立22の間から、一
方の内パネル23および外パネル21を見た状態を示す
図である。
【0024】図11を参照して説明すると、外パネル2
1は、上部横梁28、下部横梁29、右縦梁30、左縦
梁31および中央縦梁32により枠組みが形成されてい
る。各梁28〜32は、たとえば鉄製パイプで形成され
ている。そして各梁28〜32で囲まれた枠内に、たと
えばアルミ製の波板(パネル)33が取り付けられてい
る。内パネル23も、外パネル21と同様に、上部横梁
34、下部横梁35、右縦梁36、左縦梁37および中
央縦梁38で枠組みが形成され、その枠内に波板(パネ
ル)39が取り付けられている。さらに内パネル23の
下部には、下部横梁35の下方に、下端部が尖った刃梁
41が、たとえば溶接により固定されている。
【0025】外パネル21の右縦梁30および左縦梁3
1には、それぞれ、スライドガイド42が備えられてい
る。スライドガイド42は、外パネル21を内パネル2
3に組合わせたときに、内パネル23の右横梁36およ
び左横梁37をそれぞれ抱き抱えるように、横断面形状
がL字状をしている。このスライドガイド42により、
外パネル21に対して内パネル23(内パネル組立2
2)が上下に摺動する。なおこの実施形態では、スライ
ドガイド42は、外パネル21に備えられているが、こ
れとは逆に、スライドガイド42を内パネル23に設け
て、内パネル23に設けられたスライドガイド42が、
外パネル21を抱き抱えるような構造としてもよい。
【0026】また、スライドガイドは、横断面がL字状
に限らず、コ字状、T字状等であってもよいし、また縦
長のスリット溝とそのスリット溝に嵌まり込むT型突起
のようなものでもよい。要は、外パネル21に対して内
パネル23が上下に摺動するのを案内する構造であれば
よい。外パネル21の上方の左右両側には、外パネル2
1に対して切ばり43が後付けできるようにされてい
る。このために、内パネル23の上端左右両側は、外パ
ネル21の上端左右両側と重ならないように凹部44が
形成されている。こうすると、内パネル組立22に外パ
ネル21を嵌め込んだ後、外パネル21の上方両端部を
切ばり43で連結できるという利点がある。
【0027】図12は、図11のA−Aに沿う断面図で
ある。この実施形態に係る土留支保工22は、外パネル
21に対して内パネル23が下方へ摺動されたときに、
外パネル21の下方と内パネル23の上方との重なり寸
法が所定の寸法以下にならないように、外パネル21に
対する内パネル23の下方への摺動をストップするため
の停止装置が備えられている。図12を参照して、この
実施形態に係る停止装置について説明をする。
【0028】停止装置50は、内パネル23のたとえば
上部横梁34内に配置されており、支軸51と、支軸5
1を中心に揺動自在な振り子52と、振り子52の動き
を所定の位置で制限するためのストッパ53とを含んで
いる。振り子52は、その重心位置から偏った位置が支
軸51で支持されており、支軸51を中心に揺動自在に
なっている。そして自然状態では、振り子52は、自重
により、図において左下方が下がるように回動する。ス
トッパ53は、振り子52の自重による回動を制限して
いる。つまり図12に実線で示す状態に振り子52を停
止させる。この状態で、振り子52の一部は、内パネル
23、より具体的には上部横梁34の外パネル21と対
向する面から、外パネル21側へ突出するようにされて
いる。この突出部54の下辺55は、ほぼ水平に延びて
いる。よって外パネル21に対して内パネル23が下方
へ摺動する場合、振り子52の下辺55が外パネル21
の下部横梁29の上縁にぶつかり、内パネル23はそれ
以上下方へ摺動することができない。
【0029】一方、外パネル21に対して内パネル23
を上方へ摺動させる場合、振り子52の突出部54が外
パネル21の上部横梁28にぶつかっても、そのまま内
パネル23を上方へ摺動させることができる。なぜな
ら、振り子52は、支軸51を中心に揺動自在であり、
図12において右回転方向へ揺動するのを妨げる部材が
ない。従って振り子52の突出部54が外パネル21の
上部横梁28にぶつかっても、そのまま内パネル23を
上方へ摺動させれば、振り子52は破線で示す状態にな
り、外パネル21から内パネル23を取り外すことがで
きる。
【0030】同様の原理で、内パネル組立22に対して
外パネル21を嵌め込む場合は、内パネル23の上方か
ら外パネル21を差し込めば、振り子52は邪魔になる
ことなく、外パネル21と内パネル23とを組合わせる
ことができる。なお、外パネル21側へ突出する振り子
52の上辺は、先端に向かって尖るようにテーパがつけ
られている(上辺は図のように、やや凸湾曲していても
よいし、真っ直ぐでもよい)。これにより、上辺が上部
横梁28などにぶつかった際、振り子52が回動しやす
い。
【0031】そして、内パネル23の上部横梁34が外
パネル21の上部横梁28および下部横梁29間に位置
しているときは、振り子52が自重で、図12の実線状
態になる。よって、外パネル21と内パネル23とを組
合わせると、外パネル21に対して内パネル23が下方
へ抜け落ちるのを防止するように、停止装置50が自動
的に機能する。よって、作業員等は、外パネル21と内
パネル23とを組合わせた後、停止装置50を特別に操
作しなくてよく、停止装置50の動作忘れ等がない。
【0032】図12の構成では、停止装置50が内パネ
ル23に備えられている例を示したが、図13に示すよ
うに、外パネル21に停止装置50が備えられていても
よい。また、停止装置50の振り子52の形状は、図示
のものに限定されるわけではなく、突出部54の一部に
よって、外パネル21に対する内パネル23の所定方向
への抜け落ちが防止できる形状であればよい。
【0033】また上述の説明では、振り子52の突出部
54が横梁とぶつかって摺動が停止される旨説明した
が、横梁に代えて任意の位置に、振り子52の突出部5
4がぶつかる位置決め部材を設ければ、横梁の太さに関
わらず、外パネル21と内パネル23との重なり寸法を
調整することができる。図14は本発明のさらに他の実
施形態にかかる土留支保工の構成を示す正面図であり、
図15はその平面図であり、図16は図14のA−Aに
沿う縦断面図である。
【0034】図14〜16を参照して、この土留支保工
60には、2枚のパネル61,62が含まれている。パ
ネル61は掘削溝内で上方に配置される外パネルであ
り、パネル62は掘削溝内で下方にスライドされる内パ
ネルである。外パネル61および内パネル62はその両
側縁が、それぞれ、ダブルレール63によって案内さ
れ、上下にスライドし得る。外パネル61の内面(内パ
ネル62に対向する面)には、上下に延びるガイド溝6
5が備えられている。この実施形態では、ガイド溝65
は、外パネル61の左右両側にそれぞれ設けられている
が、いずれか一方の側にだけ設けられていてもよい。あ
るいは、ガイド溝65は、外パネル61の内面のたとえ
ば中央部に、上下に延びるように設けられていてもよ
い。
【0035】ガイド溝65の下端部には衝突片66が固
着されている。一方、内パネル62の外面(外パネル6
1に対向する面)には、ガイド溝65に対応するよう
に、停止装置50が備えられている。停止装置50は、
図12を参照して説明した装置と同様の構成である。す
なわち、支軸51を中心に揺動可能な振り子52と、振
り子52の動きを所定の位置で制限するためのストッパ
53とを含み、振り子52は、その重心位置から偏った
位置が支軸51で支持されており、支軸51を中心に揺
動自在になっている。そして自然状態では、振り子52
は、自重により、図16において右下方が下がるように
回動する。ストッパ53は、振り子52の自重による回
動を制限している。振り子52の一部は、外パネル61
に設けられたガイド溝65内に突出しており、この突出
部54の下辺はほぼ水平に延びている。よって、図16
に示すように、外パネル61に対して内パネル62が下
方へスライドした場合、振り子52の突出部54が衝突
片66とぶつかり、内パネル62は外パネル61に対し
てそれ以上下方へスライドできなくなる。
【0036】なお、外パネル61に対して内パネル62
を組合わせる場合は、内パネル62を下方からスライド
させれば、振り子52は図16において左向きに回動す
るので、振り子52が邪魔になることなく、外パネル6
1に対して内パネル62を組合わせることができる。こ
のように、停止装置50は、図10〜12を参照して説
明した実施形態にかかる土留支保工以外にも、図14〜
16を参照して説明したように、従来のいわゆるダブル
スライドレール63を用いるスライドパネル61,62
に対しても適用することができる。
【0037】図14〜16に示す実施形態の残りの構成
についてさらに説明をする。外パネル61の上縁には、
左右に突出するように、吊持板67が固着されている。
吊持板67は、外パネル62がダブルスライドレール6
3に差し込まれてスライドする際に、外パネル62の上
縁がダブルスライドレール63の一端と一致した位置に
までスライドしたときに、それ以上外パネル61が下方
へスライドするのを防止するために設けられている。
【0038】図15に示すように、ダブルスライドレー
ル63には、それぞれ、平行な2本の溝68,69が形
成されている。外パネル61はその両端が溝68に嵌め
られており、溝68に沿ってスライドする。また、内パ
ネル62は、その両端が溝69に嵌められており、溝6
9に沿ってスライドする。以上の説明では、停止装置5
0は内パネル62に設けた例を説明したが、先に説明し
た図13の説明のように、停止装置50を外パネル61
に設け、内パネル62側に衝突片を配置するようにして
もよい。
【0039】また、停止装置50は、振り子52の突出
部54が外パネル61に設けた衝突片66と衝突する構
成にしたが、これに代えて、振り子52の突出部54が
ダブルスライドレール63に配置された衝突片に衝突す
るような構成にしてもよい。こうすると、たとえば内パ
ネル62のスライド位置を、外パネル61との関係で制
限するのではなく、ダブルスライドレール63との関係
で制限することができる。この場合において、ダブルス
ライドレール63に対する外パネル61のスライド位置
は、吊持板67によって制限されているから、この場合
でも、結局は、外パネル61と内パネル62との位置関
係が、所定の重なりを有する位置以上にスライドしない
ように制限できる。
【0040】さらにまた、振り子52を含む停止装置5
0を、ダブルスライドレール63に取付け、振り子52
の突出部54によって、パネル(外パネルでも内パネル
でも適用できる)が、ダブルスライドレールに対して所
定位置までスライドしたときに、そのスライドを停止さ
せるようにしてもよい。また、上述の停止装置50で
は、振り子52は、自重で回動する構成にしたが、バ
ネ,ゴム等の弾力付勢手段を設け、弾力付勢手段によっ
て、常時、所定方向へ回動するように付勢されていても
よい。この場合、支軸による振り子52の支持位置は、
任意の位置でよい。
【0041】以上説明した各実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明は、請求項記載の範囲内において種々
の変形が可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、安全性が高く、かつ、
作業効率の良い土留支保工を提供することができる。特
に、内パネルは、掘削作業の前段階や、工場内において
組立てて内パネル組立とし、それに外パネルを嵌め込む
ので、本発明に係る土留支保工を掘削溝に落し込む場
合、土留支保工全体をクレーンやバックホーで吊下げて
落し込めばよく、外パネルや内パネルの組立が不要で、
安全性が高い。また現場での作業性や撤去性も優れてい
る。
【0043】また、この発明によれば、土留用パネルが
スライドする際に、所定の位置関係以上までスライドし
ないように確実に停止させることのできるパネル用停止
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の設置正面図(スライド縮小時)であ
る。
【図2】本発明の設置正面図(スライド伸長時)であ
る。
【図3】本発明の設置側面図(スライド縮小時)であ
る。
【図4】本発明の設置側面図(スライド伸長時)であ
る。
【図5】従来方法の設置側面図(前方スライドレールの
たて込み時)である。
【図6】従来方法の設置側面図(前方スライドレールへ
のエッジ付パネル挿入時)である。
【図7】従来方法の設置側面図(後方スライドレールの
たて込み時)である。
【図8】従来方法の設置側面図(後方スライドレールへ
のエッジ付パネル挿入時)である。
【図9】従来方法の設置側面図(エクステンションパネ
ル挿入時)である。
【図10】本発明の他の実施形態にかかるスライドパネ
ル式土留支保工の使用状態を示す斜視図である。
【図11】本発明の他の実施形態にかかるスライドパネ
ル式土留支保工の構成を説明するための図である。
【図12】停止装置を説明する図であり、図11のA−
Aに沿う断面図である。
【図13】停止装置の他の構成を示す図である。
【図14】本発明のさらに他の実施形態にかかる土留支
保工の構成を示す正面図である。
【図15】本発明のさらに他の実施形態にかかる土留支
保工の構成を示す平面図である。
【図16】図14のA−Aに沿う縦断面図である。
【符号の説明】
1,22 内パネル組立 2,21 外パネル 3,23 内パネル 4,24,43 切ばり 5 ガイドレール 6 吊持装置 7 ワイヤ(内パネル摺動停止装置) 8 スライドパネル式土留 9 環 10 搬出入用ワイヤ 26 環 27 パイプ 42 スライドガイド 50 停止装置 51 支軸 52 振り子 53 ストッパ 54 突出部 55 下辺

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ等を地下に埋設するために掘削され
    た掘削溝の地山壁の崩壊を防止するパネルを土留壁とす
    る土留支保工において、一対の外パネルと、該外パネル
    の内側面を上下方向に摺動する内パネル組立であって、
    該内パネル組立は掘削作業の前段階や工場内において組
    立てられるものであり、所定の間隔をあけて平行に配置
    された一対の内パネルが少なくとも2本以上の切ばり材
    で連結されて安定した箱状となった内パネル組立とを有
    し、さらに、外パネルに対して内パネル組立が下方へ摺
    動するときに外パネルの下方と内パネル組立の上方との
    重なり寸法が所定の寸法以下にならないように、外パネ
    ルに対して内パネル組立が下方へ摺動するのをストップ
    させる停止装置とを有することを特徴とするスライドパ
    ネル式土留支保工。
  2. 【請求項2】一対の外パネルの上端部は、掘削作業の前
    段階や工場内において取り付けられた切ばりで連結され
    ている請求項1に記載のスライドパネル式土留支保工。
  3. 【請求項3】外パネルに対して内パネル組立が上下方向
    に摺動するように、外パネルまたは内パネル組立には、
    外パネルに対する内パネル組立の摺動を案内するガイド
    が設けられている請求項1または2に記載のスライドパ
    ネル式土留支保工。
  4. 【請求項4】前記各切ばりは、その長さが可変できる伸
    縮可能な切ばりである請求項1〜3のいずれかに記載の
    スライドパネル式土留支保工。
  5. 【請求項5】外パネルの上部には、外パネルが掘削溝内
    の所望の位置よりも下方へ落下するのを防止するため
    に、各外パネルの外側面からほぼ直角に張り出し、地表
    面に当接される吊持装置が備えられていることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載のスライドパネル式
    土留支保工。
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