JP2000304837A - 回転電機の部分放電検出装置 - Google Patents
回転電機の部分放電検出装置Info
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Abstract
にする。 【解決手段】 固定子巻線4bに近接して配置され、固
定子巻線4bでの部分放電により発生した第1の高周波
信号を検出する第1の検出手段6と、この第1の検出手
段6と直列接続されて固定子巻線4a〜4cが収納され
たフレーム2内に配置され、第1の高周波信号から放射
される電磁波の第2の高周波信号を検出する第2の検出
手段7と、各高周波信号の所定の周波数帯域を解析して
劣化を判定する劣化判定手段12とを備えたものであ
る。
Description
生した部分放電を検出する回転電機の部分放電検出装置
に関するものである。
び特開平4−68852号公報に記載されたように、部
分放電の検出手段を固定子巻線と共に固定子鉄心のスロ
ット内に配置した回転電機の部分放電検出装置が提案さ
れている。また、特開平4−296672号公報にはス
ロット内に配置された温度検出素子を部分放電の検出手
段として適用した回転電機の部分放電検出装置が提案さ
れている。また、実開昭55−51775号公報には固
定子巻線の近傍に配置した金属導電体を部分放電の検出
手段に適用した回転電機の部分放電検出装置が提案され
ている。また、特開平3−57976号公報にはスロッ
ト内に部分放電の検出手段が配置され、検出手段が配置
されたスロット内で発生した部分放電のみを検出するよ
うにした回転電機の部分放電検出装置が提案されてい
る。即ち、100MHz以上の高周波信号を抽出するよ
うにされているので、他のスロット内での部分放電やノ
イズによる高周波成分は減衰するため、検出手段が配置
されたスロット内での部分放電の検出が可能になる。
定子巻線側の低抵抗塗膜と電気的に結合したセンサー電
極をスロット内の固定子巻線間に配置し、センサー電極
に接続したコロナ測定器により検出する回転電機の部分
放電検出装置が提案されている。また、特開平4−29
6672号公報には固定子巻線に隣接して配置され、固
定子巻線の温度を測定する温度検出手段を部分放電によ
り発生した高周波信号の検出に適用した回転電機の部分
放電検出装置が提案されている。さらに、実開昭55−
51775号公報には、固定子巻線の部分放電により発
生した高周波信号から発散する電磁波を、固定子巻線の
近傍に配置した金属導電体のアンテナにより検出するよ
うにした回転電機の部分放電検出装置が提案されてい
る。
放電検出装置は以上のようにスロット内に部分放電の検
出手段が配置されたもの、及びスロットの外部で固定子
巻線の近傍に検出手段が配置されたものである。一般
に、部分放電により発生する高周波信号は極めて広い周
波数帯域を有する。また、回転電機の外部で発生したノ
イズ信号は回転電機内に伝搬する間に高周波成分が減衰
する。従って、検出周波数を高くすることによりノイズ
に影響されないで検出精度の向上を図ることができる。
しかし、スロット内に部分放電の検出手段を配置した場
合、周波数が高い領域では部分放電信号も伝搬に伴う減
衰が大きくなるので検出できる範囲が狭くなるという問
題点があった。また、アンテナを設けた場合は検出でき
る範囲を広くすることができるが、部分放電の発生個所
を特定するのが困難であるという問題点があった。この
発明は以上のような問題点を解消するためになされたも
ので、固定子巻線全体の部分放電を検出することができ
る回転電機の部分放電検出装置を提供することを目的と
したものである。
機の部分放電検出装置は、固定子鉄心のスロット内に配
置された固定子巻線で発生した部分放電を検出する回転
電機の部分放電検出装置において、固定子巻線に近接し
て配置され、固定子巻線での部分放電により発生した第
1の高周波信号を検出する第1の検出手段と、この第1
の検出手段と直列接続されて固定子巻線が収納されたフ
レーム内に配置され、第1の高周波信号から放射される
電磁波の第2の高周波信号を検出する第2の検出手段
と、各高周波信号の所定の周波数帯域を解析して劣化を
判定する劣化判定手段とを備えたものである。また、固
定子巻線に近接して配置され、固定子巻線での部分放電
により発生した第1の高周波信号を検出する第1の検出
手段と、この第1の検出手段と直列接続されて固定子巻
線が収納されたフレーム内に配置され、第1の高周波信
号から放射される電磁波の第2の高周波信号を検出する
第2の検出手段と、各検出手段が検出した各高周波信号
のパルス強度に関して異なる周波数帯域間の相関を演算
する相関演算手段と、相関から部分放電の発生場所を判
定する劣化判定手段とを備えたものである。
定子巻線での部分放電により発生した第1の高周波信号
を検出する第1の検出手段と、この第1の検出手段と直
列接続されて固定子巻線が収納されたフレーム内に配置
され、第1の高周波信号から放射される電磁波の第2の
高周波信号を検出する第2の検出手段とを一対として三
相各相毎に配置し、各検出手段の対毎に第1の高周波信
号の第1の周波数帯域における部分放電のパルス強度
と、第2の高周波信号の第2の周波数帯域における部分
放電のパルス強度との相関を相関演算手段で演算し、相
関から部分放電の発生場所を劣化判定手段により判定す
るものである。また、固定子巻線と共にスロット内に配
置され固定子巻線の部分放電により発生した第1の高周
波信号を検出する第1の検出手段と、この第1の検出手
段と直列接続されて固定子巻線が収納されたフレーム内
に配置され、高周波信号から放射される電磁波の第2の
高周波信号を検出する第2の検出手段と、各高周波信号
から所定の周波数帯域の帯域信号を抽出するフイルタ
と、帯域信号を解析して劣化を判定する劣化判定手段と
を備えたものである。
置され固定子巻線の部分放電により発生した第1の高周
波信号を検出する第1の検出手段と、この第1の検出手
段と接続されて固定子巻線が収納されたフレーム内に配
置され、高周波信号から放射される電磁波の第2の高周
波信号を検出する第2の検出手段と、第1の高周波信号
から第1の周波数帯域の第1の帯域信号を抽出する第1
のフイルタと、第2の高周波信号から第1の周波数帯域
とは異なる第2の周波数帯域の第2の帯域信号を抽出す
る第2のフイルタと、各帯域信号のパルス強度に関して
各周波数帯域間の相関を演算する相関演算手段と、相関
から部分放電の発生場所を判定する劣化判定手段とを備
えたものである。また、抽出される第1の周波数帯域及
び第2の周波数帯域が5MHzから50MHzの範囲に
設定されているものである。さらに、第1の検出手段は
固定子巻線と共にスロット内に配置されて固定子巻線の
温度を測定する測温抵抗体とし、第2の検出手段は測温
抵抗体に接続されフレーム内を経由してフレームの外部
に引き出された金属導電体としたものである。
1を回転電機に適用した状態を示す構成図、及び図2は
実施の形態1の構成を示すブロック図である。図1及び
図2において、1は三相用の回転電機で、以下の2〜5
により構成されている。2はフレーム、3はフレーム2
に固着された固定子鉄心で、スロット3aが設けられて
いる。4a〜4cは絶縁部材で絶縁されたU相、V相及
びW相の固定子巻線で、それぞれ固定子鉄心3の各スロ
ット3a内に配置されている。5は回転子で、フレーム
2に回動自在に支持されている。6は固定子鉄心3のス
ロット3a内に固定子巻線4bと近接して配置された金
属導電体からなる第1の検出手段で、図3の特性Aに示
すように固定子巻線4bでの部分放電により発生した第
1の高周波信号を検出する。なお、第1の検出手段6は
所定の周波数帯域A1 における周波数特性がピーク値に
なるように設定されている。7はフレーム2内に配置さ
れて第1の検出手段6と直列接続された金属導電体から
なる第2の検出手段で、図3の特性Bに示すように第1
の高周波信号から放射される電磁波の第2の高周波信号
を検出する。なお、第2の検出手段7は第1の検出手段
6と同様に周波数帯域A1 における周波数特性がピーク
値になるように設定されている。
電測定手段で、以下の9〜14により構成されている。
9はフイルタで、第1の高周波信号及び第2の高周波信
号から所定の周波数帯域の帯域信号を抽出する。10は
A/D変換手段で、アナログ値の帯域信号をデジタル化
する。11は統計量演算手段で、デジタル化された帯域
信号から所定のレベル以上のパルス強度を有するパルス
が発生した頻度を統計的に処理する。12は劣化判定手
段で、統計量演算手段11のデータが予め決められたし
きい値を超えると劣化と判定する。13は表示手段で、
劣化判定手段12の出力を表示する。14は記憶手段
で、劣化判定手段12の出力データを記憶する。
手段6,7により検出された部分放電の周波数特性を示
す説明図である。図1から図3において、例えば第1の
検出手段6が配置されたスロット3a内の固定子巻線4
bの絶縁部15で部分放電が発生すると、第1の高周波
信号の電流が固定子巻線4bの導体(図示せず)に沿っ
て伝搬すると共に、導体間の電磁結合又は静電結合によ
り伝搬する。この場合、第1の検出手段6は図3の特性
Aに示す第1の高周波信号を検出する。一方、部分放電
が発生した絶縁部15及び第1の高周波信号が流れる固
定子巻線4bの導体(図示せず)から電磁波が放射され
る。そして、放射された電磁波はフレーム2の内壁、固
定子鉄心3、固定子巻線4a〜4c等で複雑に反射しな
がらフレーム2内を伝搬する。このようにして伝搬され
た電磁波から図3の特性Bに示すように、第2の検出手
段7が第2の高周波信号を検出する。ここで、例えば第
1の検出手段6が配置されたスロット3aとは別のスロ
ット内に配置された固定子巻線4cの絶縁部16で部分
放電が発生した場合、第1の検出手段6が検出する第1
の高周波信号は、減衰が大きくなりS/Nが低下するの
で、図3の特性Cに示すように特性Aより信号強度が低
くなるが、周波数帯域A1がピーク値を示す。そして、
第2の検出手段7が検出する第2の高周波信号は、フレ
ーム2内で反射しながら伝搬するので、図3の特性Bと
ほぼ同様となる。
は、主として伝搬経路の伝達関数や各検出手段6,7の
検出特性に依存した周波数特性を有する。そして、検出
される各高周波信号の周波数特性を決定する要因は、各
検出手段6,7の設置場所、各検出手段6,7の構造及
び大きさによる。従って、各検出手段6,7の形状及び
設置場所を選定することにより、図3の周波数帯域A1
に示すように各検出手段6,7の周波数特性のピーク値
が同じ周波数帯域になるようにすることができる。各検
出手段6,7により検出された各高周波信号は部分放電
測定手段8へ入力される。そして、フイルタ9により図
3に示された周波数帯域A1 の帯域信号として抽出され
る。次に、帯域信号をA/D変換10でデジタル化す
る。続いて、統計量演算手段11で所定のレベル以上の
パルス強度を有するパルスが発生した頻度を統計的に処
理する。そして、劣化判定手段12において統計量演算
手段11の出力を監視しながら表示手段13に表示する
と共に、記憶手段14に出力データが保存される。そし
て、統計量演算手段11の出力が予め決められたしきい
値を超えると、劣化判定手段12が固定子巻線4bの絶
縁が劣化したものと判定する。
の高周波信号を第1の検出手段6で検出し、第1の高周
波信号から放射された電磁波の第2の高周波信号を第2
の検出手段7で検出して、各高周波信号の所定の周波数
帯域において所定のレベル以上のパルス強度を有するパ
ルスの発生頻度により、劣化判定手段12が固定子巻線
4a〜4cの絶縁の劣化状態を判定する。従って、各検
出手段6,7から検出した各高周波信号の所定の周波数
帯域を解析して劣化を判定するので、どの固定子巻線4
a〜4cで発生した部分放電でも検出することができ
る。
ノイズで強度の大きいものは、ほぼ5MHzまでであ
る。従って、各検出手段6,7により検出された各高周
波信号が部分放電によるものか、外部ノイズによるもの
かを区別するためには、フイルタ9により帯域信号を抽
出する周波数帯域を5MHz以上にすれば比較的容易に
できる。また、一般に50MHz以上になるとスロット
3a内で第1の高周波信号の減衰が大きくなるので、帯
域信号を抽出する周波数帯域としては50MHzぐらい
までが実用的な範囲である。即ち、100MHzを超え
ると検出手段6の近傍で発生した部分放電はS/Nの高
い第1の高周波信号が得られるが、減衰が大きくなるの
で部分放電を検出できる範囲が狭くなり、第1の検出手
段6が配置されたスロット3a内に限定される場合もあ
る。
フレーム2内に配置された金属導電体からなるものにつ
いて説明したが、例えばダイポールアンテナのような指
向性の広いものを使用することにより、多数の第2の検
出手段7を配置しないでも固定子巻線4a〜4cの部分
放電を広い範囲で検出することができる。実施の形態1
において第1の検出手段6は金属導電体からなるものに
ついて説明したが、スロット3a内の固定子巻線4a〜
4cの温度を測定するためにスロット3a内に配置され
た測温抵抗体17により第1の高周波信号を検出しても
よい。なお、測温抵抗体17は図4に示すように、抵抗
素子17aがガラスエポキシ樹脂17bで固められたも
ので、固定子巻線4a〜4cと静電的又は電磁的に結合
されている。
を示すブロック図である。図5において、2,4a〜4
c,15,16は実施の形態1のものと同様のものであ
る。図5において、18はスロット3a(図1参照)内
に固定子巻線4bと近接して配置された金属導電体から
なる第1の検出手段で、図6の特性Aに示すように固定
子巻線4bでの部分放電により発生した第1の高周波信
号を検出する。なお、第1の検出手段18は第1の周波
数帯域A1 における周波数に対する信号強度がピーク値
になるように設定されている。19はフレーム2内に配
置されて第1の検出手段18と直列接続された第2の検
出手段で、図6の特性Bに示すように第1の高周波信号
から放射される電磁波の第2の高周波信号を検出する。
なお、第2の検出手段19は第1の周波数帯域A1 とは
異なる第2の周波数帯域B1における周波数に対する信
号強度がピーク値になるように設定されている。
部分放電測定手段で、以下の21〜30により構成され
ている。21は第1のフイルタで、第1の周波数帯域A
1 の第1の帯域信号を抽出する。22は第1のA/D変
換手段で、アナログ値の第1の帯域信号をデジタル化す
る。23は第1の統計量演算手段で、デジタル化された
第1の帯域信号から所定のレベル以上のパルス強度を有
するパルスが発生した頻度を統計的に処理して第1の処
理データを出力する。24は第2のフイルタで、第2の
周波数帯域B1 の第2の帯域信号を抽出する。25は第
2のA/D変換手段で、アナログ値の第2の帯域信号を
デジタル化する。26は第2の統計量演算手段で、デジ
タル化された第2の帯域信号から所定のレベル以上のパ
ルス強度を有するパルスが発生した頻度を統計的に処理
して第2の処理データを出力する。27は相関演算手段
で、第1の処理データと第2の処理データとのパルス強
度に関して第1の周波数帯域A1 と第2の周波数帯域B
1 との間の相関を演算する。28は劣化判定手段で、相
関演算手段27により演算された相関から部分放電の発
生場所を判定する。29は表示手段で、劣化判定手段2
8の出力を表示する。30は記憶手段で、劣化判定手段
28の出力データを記憶する。
手段18,19により検出された部分放電の周波数特性
を示す説明図である。図5及び図6において、例えば固
定子巻線4bの絶縁部15で部分放電が発生すると、第
1の高周波信号の電流が固定子巻線4bの導体(図示せ
ず)に沿って伝搬すると共に、電磁結合又は静電結合に
より伝搬する。この場合、第1の検出手段18は図6の
特性Aに示すように第1の周波数帯域A1 がピーク値を
示す第1の高周波信号を検出する。ここで、例えば第1
の検出手段18が配置されたスロット3a(図1参照)
とは別のスロット内に配置された固定子巻線4cの絶縁
部16で部分放電が発生した場合、第1の検出手段18
が検出する第1の高周波信号は減衰が大きくなり、S/
Nが低下するので、図6の特性Cに示すように特性Aよ
り信号強度が低くなるが、第1の周波数帯域A1 がピー
ク値を示す。そして、第2の検出手段19が検出する第
2の高周波信号は、フレーム2内で反射しながら伝搬す
るので、図6の特性Bとほぼ同様となる。このようにし
て各検出手段18,19により検出された第1の高周波
信号及び第2の高周波信号は部分放電測定手段20へ入
力される。
域A1 の第1の帯域信号が抽出され、第1のA/D変換
手段22でデジタル化される。第1の統計量演算手段2
3ではデジタル化された第1の帯域信号を解析して、所
定のレベル以上のパルス強度を有するパルスが発生した
頻度を統計的に処理して第1の処理データを出力する。
一方、第2のフイルタ24により第2の周波数帯域B1
の第2の帯域信号が抽出され、第2のA/D変換手段2
5でデジタル化される。第2の統計量演算手段26では
デジタル化された第2の帯域信号を解析して、所定のレ
ベル以上のパルス強度を有するパルスが発生した頻度を
統計的に処理して第2の処理データを出力する。相関演
算手段27では図7の相関図に示すように、第1の処理
データの強度を横軸とし、第2の処理データの強度を縦
軸として、第1の処理データと第2の処理データとをプ
ロットして各処理データの相関を演算する。
分放電が発生した場合、第1の検出手段18が部分放電
の発生源に近く、部分放電が発生した固定子巻線4bと
の電磁的結合度合が大きい。従って、部分放電の発生源
から離れた位置に配置された第2の検出手段19が検出
する第2の高周波信号より、第1の検出手段18が検出
する第1の高周波信号の方が信号強度が大きくなる。こ
の結果、第1の処理データが第2の処理データより信号
強度が高いので、図7の相関図では領域31内にプロッ
トされる。一方、固定子巻線4cの絶縁部16で部分放
電が発生した場合、第1の検出手段18が検出する第1
の高周波信号は図6の特性Cに示すように信号強度が低
下するが、第2の検出手段19が検出する第2の高周波
信号の信号強度は図6の特性Bとほぼ同じである。従っ
て、図7の相関図では領域32内にプロットされる。図
7において第1の処理データと第2の処理データとの相
関から、劣化判定手段28が部分放電の発生した場所を
判定する。即ち、第1の検出手段18が配置されたスロ
ット内か、他の場所かを判定する。劣化判定手段28の
判定結果は表示手段29に表示されると共に記憶手段3
0に記憶される。以上のように実施の形態2の発明によ
れば、固定子巻線4bに近接して配置された第1の検出
手段18と、フレーム2内に配置された第2の検出手段
19とにより検出された第1の高周波信号と第2の高周
波信号とのパルス強度に関しての相関を演算することに
より、部分放電の発生場所を判定することができる。
を示すブロック図である。図8において、2,4a〜4
cは実施の形態1のものと同様のものである。33〜3
5はそれぞれスロット3a(図1参照)内に各相の固定
子巻線4a〜4cと近接して配置された第1の検出手段
で、図6の特性Aに示すように各固定子巻線4a〜4c
での部分放電により発生した第1の高周波信号を検出す
る。36〜38はフレーム2内に配置されて各第1の検
出手段33〜35と直列接続された第2の検出手段で、
図6の特性Bに示すように第1の高周波信号から放射さ
れる電磁波の第2の高周波信号を検出する。なお、第1
の検出手段33〜35と第2の検出手段36〜38とは
一対として各相毎に配置されている。39は各検出手段
33〜38が接続された部分放電測定手段で、以下の各
手段により構成されている。40a〜40cは各相に対
応した第1のフイルタで、図6に示す第1の周波数帯域
A1 の第1の帯域信号を抽出する。
で、アナログ値の第1の帯域信号をデジタル化する。4
2a〜42cは第1の統計量演算手段で、デジタル化さ
れた第1の帯域信号から所定のレベル以上のパルス強度
を有するパルスの発生頻度を統計的に処理して、それぞ
れ第1の処理データを出力する。43a〜43cは各相
に対応した第2のフイルタで、図6に示す第2の周波数
帯域B1 の第2の帯域信号を抽出する。44a〜44c
は第2のA/D変換手段で、アナログの第2の帯域信号
をデジタル化する。45a〜45cは第2の統計量演算
手段で、デジタル化された所定のレベル以上のパルス強
度を有するパルスの発生頻度を統計的に処理して第2の
処理データを出力する。46a〜46cは各相に対応し
た相関演算手段で、第1の処理データと第2の処理デー
タとのパルス強度に関して第1の周波数帯域A1 と第2
の周波数帯域B1 との間の相関を演算する。47は劣化
判定手段で、各相関演算手段46a〜46cにより演算
された相関から部分放電が発生した相を判定する。48
は表示手段で、劣化判定手段47の出力を表示する。4
9は記憶手段で、劣化判定手段47の出力データを記憶
する。
て、例えばU相の固定子巻線4aの絶縁部で部分放電が
発生すると、第1の検出手段33が図6の特性Aに示す
ように第1の周波数帯域A1 がピーク値を示す第1の高
周波信号を検出する。他相対応の第1の検出手段34,
35が検出する第1の高周波信号は図6の特性Cに示す
ように信号強度が低くなる。そして、第2の検出手段3
6〜38は図6の特性Bに示すように第2の周波数帯域
B1 がピーク値を示す第2の高周波信号を検出する。こ
のようにして各検出手段33〜38により検出された第
1の高周波信号及び第2の高周波信号は部分放電測定手
段39へ入力される。第1のフイルタ40aにより第1
の周波数帯域A1 の第1の帯域信号が抽出され、第1の
A/D変換手段41aでデジタル化される。第1の統計
量演算手段42aでデジタル化された第1の帯域信号を
解析して、所定のレベル以上のパルス強度を有するパル
スの発生頻度を統計的に処理して第1の処理データを出
力する。一方、第2のフイルタ43aにより第2の周波
数帯域B1 の第2の帯域信号が抽出され、第2のA/D
変換手段44aでデジタル化される。第2の統計量演算
手段45bではデジタル化された第2の帯域信号を解析
して、所定のレベル以上のパルス強度を有するパルスの
発生頻度を統計的に処理して第2の処理データを出力す
る。
と第2の処理データとから相関を演算し、図9に示すよ
うにU相対応で準備された相関図の領域50,51のい
ずれかにプロットする。この場合はU相の固定子巻線4
aで発生した部分放電を第1の検出手段33が検出した
データであるから、実施の形態2と同様に第1の処理デ
ータが第2の処理データより信号強度が高いので、U相
対応の相関図では領域50にプロットされる。そして、
V相及びW相対応の相関図では領域51にプロットされ
る。同様にして、固定子巻線4b,4cの絶縁部で部分
放電が発生した場合についても図10及び図11のよう
に相関図を作成する。このようにして作成された図9か
ら図11の相関図から劣化判定手段47により、部分放
電が発生した相を判定する。即ち、図9に示すようにU
相対応の相関演算手段46aが領域50にプロットし、
V相及びW相対応の相関演算手段46b,46cが領域
57にプロットした場合は、U相の固定子巻線4aで部
分放電が発生したと判定する。
演算手段46bが領域50にプロットし、U相及びW相
対応の相関演算手段46a,46cが領域51にプロッ
トした場合は、V相の固定子巻線4bで部分放電が発生
したと判定する。さらに、図11に示すようにW相対応
の相関演算手段46cが領域50にプロットし、U相及
びV相対応の相関演算手段46a,46bが領域51に
プロットした場合は、W相の固定子巻線4cで部分放電
が発生したと判定する。劣化判定手段47の判定結果は
表示手段48に表示されると共に、記憶手段49に記憶
される。以上のように実施の形態3の発明によれば、各
固定子巻線4a〜cに近接して配置された第1の検出手
段33〜35とフレーム2内に配置された第2の検出手
段36〜38とを一対として各相毎に配置し、各検出手
段33〜35,36〜38により検出された第1の高周
波信号と第2の高周波信号とのパルス強度に関しての相
関を演算することにより、部分放電が発生した相及び場
所を判定することができる。
がり及び立ち下がりで発生する部分放電の強度及び頻度
を観察することにより、次のように部分放電が発生した
場所を具体的に判定することができる。 (1)図12(a)に示すように交流電圧の立ち上がり
及び立ち下がりで発生する部分放電のパルス強度及び頻
度が同程度の場合は、固定子巻線4a〜4cを構成した
絶縁部の内部の空隙(ボイド)で部分放電が発生した。 (2)図12(b)に示すように交流電圧の立ち上がり
で発生する部分放電のパルス強度及び頻度が大きく、立
ち下がりでのパルス強度及び頻度が小さい場合は、固定
子巻線4a〜4cを構成した絶縁部と固定子鉄心との間
で部分放電が発生した。 (3)図12(c)に示すように交流電圧の立ち上がり
で発生する部分放電のパルス強度及び頻度が小さく、立
ち下がりでのパルス強度及び頻度が大きい場合は、固定
子巻線4a〜4cの絶縁部とコイル導体との間で発生し
た。
した第1の高周波信号を第1の検出手段で検出し、第1
の高周波信号から放射された電磁波の第2の高周波信号
を第2の検出手段で検出して、各高周波信号の所定の周
波数帯域において所定のレベル以上のパルス強度を有す
るパルスの発生頻度により劣化を判定するので、どの固
定子巻線で発生した部分放電でも検出することができ
る。また、固定子巻線に近接して配置された第1の検出
手段と、フレーム内に配置された第2の検出手段とによ
り検出された第1の高周波信号と第2の高周波信号との
パルス強度に関しての相関を演算することにより、部分
放電の発生場所を判定することができる。また、固定子
巻線に近接して配置された第1の検出手段とフレーム内
に配置された第2の検出手段とを一対として各相毎に配
置し、各検出手段により検出された第1の高周波信号と
第2の高周波信号とのパルス強度に関しての相関を演算
することにより、部分放電が発生した相及び場所を判定
することができる。また、部分放電により発生した第1
の高周波信号を第1の検出手段で検出し、第1の高周波
信号から放射された電磁波の第2の高周波信号を第2の
検出手段で検出して、各高周波信号の所定の周波数帯域
の帯域信号をフイルタで抽出し、帯域信号を劣化判定手
段により解析して劣化を判定することにより、どの固定
子巻線で発生した部分放電でも検出することができる。
1の検出手段と、フレーム内に配置された第2の検出手
段とにより検出し、第1の高周波信号から第1のフイル
タで第1の帯域信号を抽出し、第2の高周波信号から第
2のフイルタで第2の帯域信号を抽出して、各帯域信号
のパルス強度に関しての相関を相関演算手段で演算し、
劣化判定手段により部分放電の発生場所を判定すること
ができる。また、抽出される第1の周波数帯域及び第2
の周波数帯域が5MHzから50MHzの範囲に設定さ
れていることにより、外部ノイズを区別することが比較
的容易にできると共に、スロット内での第1の高周波信
号の減衰を大きくすることなく、S/Nの高い第1の高
周波信号を得ることができる。さらに、固定子巻線と共
にスロット内に配置されて固定子巻線の温度を測定する
測温抵抗体を第1の検出手段とし、測温抵抗体に接続さ
れフレーム内を経由してフレームの外部に引き出された
金属導電体を第2の検出手段としたことにより、構成を
容易にすることがでいる。
た状態を示す構成図である。
る。
の周波数特性を示す説明図である。
抵抗体の斜視図である。
ク図である。
の周波数特性を示す説明図である。
図である。
ク図である。
定する方法を示す説明図である。
判定する方法を示す説明図である。
判定する方法を示す説明図である。
定する方法を示す説明図である。
固定子巻線、6,18,33〜35 第1の検出手段、
7,19,36〜38 第2の検出手段、9 フイル
タ、12,28,47 劣化判定手段、17 測温抵抗
体、21,40a〜40c 第1のフイルタ、24,4
3a〜43c 第2のフイルタ、27,46a〜46c
相関演算手段。
Claims (7)
- 【請求項1】 固定子鉄心のスロット内に配置された固
定子巻線で発生した部分放電を検出する回転電機の部分
放電検出装置において、上記固定子巻線に近接して配置
され、上記固定子巻線での部分放電により発生した第1
の高周波信号を検出する第1の検出手段と、この第1の
検出手段と直列接続されて上記固定子巻線が収納された
フレーム内に配置され、上記第1の高周波信号から放射
される電磁波の第2の高周波信号を検出する第2の検出
手段と、上記各高周波信号の所定の周波数帯域を解析し
て劣化を判定する劣化判定手段とを備えたことを特徴と
する回転電機の部分放電検出装置。 - 【請求項2】 固定子鉄心のスロット内に配置された固
定子巻線で発生した部分放電を検出する回転電機の部分
放電検出装置において、上記固定子巻線に近接して配置
され、上記固定子巻線での部分放電により発生した第1
の高周波信号を検出する第1の検出手段と、この第1の
検出手段と直列接続されて上記固定子巻線が収納された
フレーム内に配置され、上記第1の高周波信号から放射
される電磁波の第2の高周波信号を検出する第2の検出
手段と、上記各検出手段が検出した各高周波信号のパル
ス強度に関して異なる周波数帯域間の相関を演算する相
関演算手段と、上記相関から上記部分放電の発生場所を
判定する劣化判定手段とを備えたことを特徴とする回転
電機の部分放電検出装置。 - 【請求項3】 固定子鉄心のスロット内に配置された固
定子巻線で発生した部分放電を検出する回転電機の部分
放電検出装置において、上記固定子巻線に近接して配置
され、上記固定子巻線での部分放電により発生した第1
の高周波信号を検出する第1の検出手段と、この第1の
検出手段と直列接続されて上記固定子巻線が収納された
フレーム内に配置され、上記第1の高周波信号から放射
される電磁波の第2の高周波信号を検出する第2の検出
手段とを一対として三相各相毎に配置し、上記各検出手
段の対毎に上記第1の高周波信号の第1の周波数帯域に
おける上記部分放電のパルス強度と、上記第2の高周波
信号の第2の周波数帯域における上記部分放電のパルス
強度との相関を相関演算手段で演算し、上記相関から上
記部分放電の発生場所を劣化判定手段により判定するこ
とを特徴とする回転電機の部分放電検出装置。 - 【請求項4】固定子鉄心のスロット内に配置された固定
子巻線で発生した部分放電を検出する回転電機の部分放
電検出装置において、上記固定子巻線と共に上記スロッ
ト内に配置され上記固定子巻線の部分放電により発生し
た第1の高周波信号を検出する第1の検出手段と、この
第1の検出手段と直列接続されて上記固定子巻線が収納
されたフレーム内に配置され、上記高周波信号から放射
される電磁波の第2の高周波信号を検出する第2の検出
手段と、上記各高周波信号から所定の周波数帯域の帯域
信号を抽出するフイルタと、上記帯域信号を解析して劣
化を判定する劣化判定手段とを備えたことを特徴とする
回転電機の部分放電検出装置。 - 【請求項5】固定子鉄心のスロット内に配置された固定
子巻線で発生した部分放電を検出する回転電機の部分放
電検出装置において、上記固定子巻線と共に上記スロッ
ト内に配置され上記固定子巻線の部分放電により発生し
た第1の高周波信号を検出する第1の検出手段と、この
第1の検出手段と直列接続されて上記固定子巻線が収納
されたフレーム内に配置され、上記高周波信号から放射
される電磁波の第2の高周波信号を検出する第2の検出
手段と、上記第1の高周波信号から第1の周波数帯域の
第1の帯域信号を抽出する第1のフイルタと、上記第2
の高周波信号から上記第1の周波数帯域とは異なる第2
の周波数帯域の第2の帯域信号を抽出する第2のフイル
タと、上記各帯域信号のパルス強度に関して上記各周波
数帯域間の相関を演算する相関演算手段と、上記相関か
ら上記部分放電の発生箇所を判断する劣化判定手段とを
備えたことを特徴とする回転電機の部分放電検出装置。 - 【請求項6】 第1の周波数帯域及び第2の周波数帯域
は5MHzから50MHzの範囲に設定されていること
を特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記
載の回転電機の部分放電検出装置。 - 【請求項7】第1の検出手段は固定子巻線と共にスロッ
ト内に配置されて上記固定子巻線の温度を測定する測温
抵抗体であり、第2の検出手段は上記測温抵抗体に接続
されフレーム内を経由して上記フレームの外部に引き出
された金属導電体であることを特徴とする請求項1から
請求項6のいずれか一項に記載の回転電機の部分放電検
出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11530199A JP2000304837A (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 回転電機の部分放電検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11530199A JP2000304837A (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 回転電機の部分放電検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000304837A true JP2000304837A (ja) | 2000-11-02 |
Family
ID=14659255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11530199A Pending JP2000304837A (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 回転電機の部分放電検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000304837A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100669951B1 (ko) | 2005-04-08 | 2007-01-17 | 고려대학교 산학협력단 | 교류 전동기의 구동 및 절연 진단 장치 |
| WO2011074287A1 (ja) | 2009-12-16 | 2011-06-23 | 株式会社 日立製作所 | 電動車両用回転電機、駆動制御装置および絶縁診断方法 |
| JP2019045459A (ja) * | 2017-09-07 | 2019-03-22 | 株式会社東芝 | 部分放電検出装置および部分放電検出方法 |
| JP2021188934A (ja) * | 2020-05-26 | 2021-12-13 | 株式会社東芝 | 部分放電検出装置、部分放電検出方法および部分放電検出プログラム |
| CN115291067A (zh) * | 2022-08-04 | 2022-11-04 | 广东电网有限责任公司 | 一种放电间隙高压测试装置 |
-
1999
- 1999-04-22 JP JP11530199A patent/JP2000304837A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100669951B1 (ko) | 2005-04-08 | 2007-01-17 | 고려대학교 산학협력단 | 교류 전동기의 구동 및 절연 진단 장치 |
| WO2011074287A1 (ja) | 2009-12-16 | 2011-06-23 | 株式会社 日立製作所 | 電動車両用回転電機、駆動制御装置および絶縁診断方法 |
| US8981699B2 (en) | 2009-12-16 | 2015-03-17 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Rotating electric machine for electric vehicle, drive control device and insulation diagnosis method |
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| JP7455665B2 (ja) | 2020-05-26 | 2024-03-26 | 株式会社東芝 | 部分放電検出装置、部分放電検出方法および部分放電検出プログラム |
| CN115291067A (zh) * | 2022-08-04 | 2022-11-04 | 广东电网有限责任公司 | 一种放电间隙高压测试装置 |
| CN115291067B (zh) * | 2022-08-04 | 2025-05-16 | 广东电网有限责任公司 | 一种放电间隙高压测试装置 |
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