JP2000304885A - 燃料集合体および原子炉の炉心 - Google Patents
燃料集合体および原子炉の炉心Info
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Abstract
ることができる燃料集合体を提供する。 【解決手段】下部タイプレートに下端部が保持され複数
行複数列状に配置された複数の燃料棒2と、この複数の
燃料棒を取り囲むように形成され、これら燃料棒を保持
するチャンネルボックス7とを備え、前記チャンネルボ
ックス内に、そのチャンネルボックス内を水平断面にお
いて複数に仕切る構造材(仕切り部材)33が設けられ
ている燃料集合体において、前記仕切り部材33の壁面
と仕切り部材に面している燃料棒2との間隔C2を、前
記チャンネルボックス7の内壁面とチャンネルボックス
に面している燃料棒2との間隔C1より小さく形成する
ようにした。
Description
子炉の炉心に係わり、特にチャンネルボックス内に、チ
ャンネルボックス内を複数に仕切る仕切り部材が設けら
れている燃料集合体に関するものである。
集合体は、複数行複数列状に配置された複数の燃料棒を
備え、そしてこれら複数の燃料棒を取り囲むようにチャ
ンネルボックスが設けられているのが普通である。
合体においては、通常、図2にも示されているようにチ
ャンネルボックス7の内壁面とそれに面する燃料棒2と
の間隔はどの辺でも同じに形成されている。また、最近
になり燃料集合体90内に図1に示されているような、
燃料棒2を複数(この場合4つ)に仕切る構造材(仕切
り部材)33を用いるものが採用されるようになってき
ている。この場合においてもチャンネルボックス7の内
壁面あるいは構造材33とそれに面する燃料棒2との間
隔はどの部分でも同じように形成されている。
集合体90の熱的余裕(限界出力)をバランスさせるた
めに用いられる。すなわち、燃料集合体90の内部には
冷却材である水が流通するわけであるが、燃料集合体9
0の冷却材流路のうち、出力が大きい燃料棒2の周囲は
沸騰水型原子炉においては水の沸騰の度合いが大きくな
る。すなわち、水の沸騰の度合いが大きくなると、比容
積の大きい蒸気の割合が大きくなり、流動抵抗が増加し
冷却材(水)が流れにくくなる。燃料棒2の出力は炉心
内での中性子の減速材でもある水の分布のばらつき等に
より通常燃料棒2ごとに異なる。このため出力の大きい
燃料棒2の周囲の流路から出力の小さい流路への水平方
向横流れが生じることになる。
核分裂で発生した中性子が水によって減速された熱中性
子と反応する。水がまとまって存在する燃料集合体90
の間の領域で中性子の減速効果が大きく、その付近で単
位体積当たりの熱中性子が多くなると、その影響で燃料
集合体90の外周部に位置する燃料棒2の出力が大きく
なる傾向がある。また、炉心の核的特性を改善するため
に用いられるガドリニア(中性子吸収性物質)などの影
響によっても燃料棒2の出力のばらつきが大きくなる。
料棒2の出力のばらつきによって、出力の大きい燃料棒
2に面する部分では冷却材である水は流れにくくなり、
冷却材の一部は出力の小さい燃料棒2に面する部分へと
水平方向に移動する傾向がある。この現象が顕著になる
と、燃料棒2の冷却のために冷却材がより多く必要な出
力の大きい燃料棒2の周りで冷却材が少なくなり、冷却
材が比較的少なくてもよい出力の小さい燃料棒2の周り
で冷却材流量が多くなり、燃料集合体90の熱的余裕
(限界出力)が小さくなる恐れがある。一つの理由とし
てはこれを防ぐためにこの構造材33が用いられるので
ある。
度化等の要因で燃料集合体90のサイズが大きくなって
くると、上で述べた効果による熱的余裕の減少が無視で
きなくなる恐れがあり、その場合には、この構造材33
がますます必要になってくると思われる。なお、この種
の構造材を備えた燃料集合体に関連するものとしては、
例えば文献、nuclear engineering international−ann
ual fuel review (September 1997)が挙げられる。
いる燃料集合体であると、チャンネルボックス内が構造
材により仕切られることから、冷却材である水は水平方
向には流れにくくなり、理論上燃料集合体の熱的余裕
(限界出力)が改善されるように思われ、また、チャン
ネルボックス内に構造材が付加されることにより、この
構造材がチャンネルボックスの補強材になるので、燃料
集合体を大きくした場合もチャンネルボックスの肉厚を
大きくしなくて済むという利点も生じるが、しかし単
に、燃料集合体の内部に構造材を設けたのでは、燃料棒
のピッチが構造材がない場合に比べて小さくなることに
なり、その効果が発揮されない場合が生ずる。
に大きくならない範囲(4mm以下程度)では、燃料棒
ピッチが大きい方が熱的余裕が大きくなるのは当然であ
るが、構造材を用いると同じ燃料棒を用いて、同じ燃料
棒配列の場合には、構造材が燃料集合体内に入ることに
よって燃料棒ピッチが小さくなり、この種の構造材を採
用しても充分に熱的余裕の改善が発揮されない恐れがあ
るのである。
目的とするところは、前記構造材を採用しても燃料集合
体の体格を同じにして、すなわち同じ燃料棒を用い、か
つ同じ燃料棒配列の場合であっても熱的余裕が大きく限
界出力を向上させることが可能なこの種の燃料集合体お
よびその燃料集合体を用いた原子炉の炉心を提供するこ
とにある。
タイプレートに下端部が保持され複数行複数列状に配置
された複数の燃料棒と、この複数の燃料棒を取り囲むよ
うに形成され、これら燃料棒を保持するチャンネルボッ
クスとを備え、前記チャンネルボックス内に、そのチャ
ンネルボックス内を水平断面において複数に仕切る構造
材(仕切り部材)が設けられている燃料集合体におい
て、前記仕切り部材の壁面と仕切り部材に面している燃
料棒との間隔を、前記チャンネルボックスの内壁面とチ
ャンネルボックスに面している燃料棒との間隔より小さ
く形成するようにし所期の目的を達成するようにしたも
のである。
が保持されn行n列状に配置された複数の燃料棒と、こ
の燃料棒を保持する燃料スペーサと、この燃料スペーサ
および前記燃料棒を取り囲むように設けられたチャンネ
ルボックスとを備え、前記チャンネルボックス内に、チ
ャンネルボックス内を水平断面において複数の部分に仕
切る仕切り部材を備えている燃料集合体において、前記
チャンネルボックスの内壁面とチャンネルボックスに面
している燃料棒との間隔をC1、前記仕切り部材と仕切
り部材に面している燃料棒との間隔をC2としたとき、
C1>C2の関係、およびC2≧1mmなる関係が成り
立つように形成したものである。またこの場合、前記複
数の燃料棒の配列を、10行10列、12行12列、1
4行14列あるいは18行18列としたものである。
が保持される10行10列状に配置された複数の燃料棒
と、この燃料棒を保持する燃料スペーサと、この燃料ス
ペーサおよび前記燃料棒を取り囲むように設けられたチ
ャンネルボックスとを備え、前記チャンネルボックス内
に、チャンネルボックス内を水平断面において複数の部
分に仕切る仕切り部材を備えている燃料集合体におい
て、前記チャンネルボックスの内壁面とチャンネルボッ
クスに面している燃料棒との間隔をC1、前記仕切り部
材と仕切り部材に面している燃料棒との間隔をC2とし
たとき、C1>C2+0.24(mm)、およびC2≧
1mmなる関係が成り立つように形成したものである。
れる12行12列状に配置された複数の燃料棒と、この
燃料棒を保持する燃料スペーサと、この燃料スペーサお
よび前記燃料棒を取り囲むように設けられたチャンネル
ボックスとを備え、前記チャンネルボックス内に、チャ
ンネルボックス内を水平断面において複数の部分に仕切
る仕切り部材を備えている燃料集合体において、前記チ
ャンネルボックスとチャンネルボックスに面している燃
料棒との間隔をC1、前記仕切り部材と仕切り部材に面
している燃料棒との間隔をC2としたとき、C1>C2
+0.3mm、およびC2≧1mmなる関係が成り立つ
ように形成したものである。
れる14行14列状に配置された複数の燃料棒と、この
燃料棒を保持する燃料スペーサと、この燃料スペーサお
よび前記燃料棒を取り囲むように設けられたチャンネル
ボックスとを備え、前記チャンネルボックス内に、チャ
ンネルボックス内を水平断面において複数の部分に仕切
る仕切り部材を備えている燃料集合体において、前記チ
ャンネルボックスとチャンネルボックスに面している燃
料棒との間隔をC1、前記仕切り部材と仕切り部材に面
している燃料棒との間隔をC2としたとき、C1>C2
+0.36mm、およびC2≧1mmなる関係が成り立
つように形成したものである。
れる16行16列状に配置された複数の燃料棒と、この
燃料棒を保持する燃料スペーサと、この燃料スペーサお
よび前記燃料棒を取り囲むように設けられたチャンネル
ボックスとを備え、前記チャンネルボックス内に、チャ
ンネルボックス内を水平断面において複数の部分に仕切
る仕切り部材を備えている燃料集合体において、前記チ
ャンネルボックスとチャンネルボックスに面している燃
料棒との間隔をC1、前記仕切り部材と仕切り部材に面
している燃料棒との間隔をC2としたとき、C1>C2
+0.42mm、およびC2≧1mmなる関係が成り立
つように形成したものである。
れる18行18列状に配置された複数の燃料棒と、この
燃料棒を保持する燃料スペーサと、この燃料スペーサお
よび前記燃料棒を取り囲むように設けられたチャンネル
ボックスとを備え、前記チャンネルボックス内に、チャ
ンネルボックス内を水平断面において複数の部分に仕切
る仕切り部材を備えている燃料集合体において、前記チ
ャンネルボックスとチャンネルボックスに面している燃
料棒との間隔をC1、前記仕切り部材と仕切り部材に面
している燃料棒との間隔をC2としたとき、C1>C2
+0.48mm、およびC2≧1mmなる関係が成り立
つように形成したものである。
いずれかの燃料集合体を少なくとも1体含むように形成
したものである。
であると、仕切り部材の壁面と仕切り部材に面している
燃料棒との間隔が、チャンネルボックスの内壁面とチャ
ンネルボックスに面している燃料棒との間隔より小さく
形成されていることから、すなわち、熱的余裕が大きい
側の間隔(燃料棒と仕切り部材との間隔)が小さく形成
されるので、この部分における熱的余裕の点では特に問
題になることはなく、全体的に燃料棒の配置面積を増す
ことができ、換言すれば、燃料棒の間隔を大きくするこ
とができ、燃料集合体の熱的余裕を大きくすることがで
きるのである。
発明を詳細に説明する。図1にはその燃料集合体が断面
で示されている。90が燃料集合体であり、2が燃料
棒、7がチャンネルボックスである。本実施例では高燃
焼度化、高出力密度化を目的とした大型の燃料集合体の
場合を例にとり説明する。すなわち、チャンネルボック
ス7の内幅は、通常の燃料集合体(約134mm)の
1.5倍の約201mmで、燃料棒2の配列が16×1
6のものである。また、燃料棒2の外径は10mm、チ
ャンネルボックス7の肉厚は2.5mmのものである。
いて、まず従来の燃料集合体の場合も考慮しつゝ述べ、
その後本発明の実施例について述べる。この場合、燃料
棒2の外径を小さくして燃料を詰め込むことによって燃
料棒の単位水平方向断面積当たりの伝熱周囲長が大きく
なっている。今、燃料集合体90間の間隔を従来と同じ
とすると、具体的には以下のようになる。
す水ロッド3のない9行9列の燃料棒2の配列の燃料集
合体90を考え、燃料棒2の外径を11.2mm、チャ
ンネルボックス内幅を134mm、チャンネルボックス
7の肉厚が2.5mm、燃料集合体90の間隔を15m
mとする。この場合、燃料棒2の総伝熱周囲長は 11.2×π×9×9=2850mm となる。一方、燃料集合体1体が炉心中で占める水平方
向断面積は、燃料集合体90間の間隔を含めると (134+2.5×2+15)^2=23716mm2 である。したがって水平方向炉心断面積100mm2に
対する伝熱周囲長は2850/23716×100=1
2.0mmとなる。
図3に、また垂直断面を図4に示す。通常の燃料集合体
90では減速材である水の炉心内の分布を均一化するた
め等の理由でこの図3、図4に示す水ロッド3や部分長
燃料棒9が用いられることが多い。無論、本実施例で用
いても本実施例の効果になんら影響はないが、従来例と
の比較を簡単にするため本実施例では用いていない。
えると総伝熱周囲長は 10×π×16×16=8042mm で、燃料集合体1体当たりの水平方向炉心断面積は (201+2.5×2+15)^2=48841mm2 である。これより、水平方向炉心断面積100mm2に
対する伝熱周囲長は 8042/48841×100=16.5mm となる。
イズにして単位体積当たりの伝熱周囲長は約40%増加
することになる。
大きなチャンネルボックス内に燃料を詰め込むことによ
って炉心の水平方向単位面積当たりの総伝熱面積を大き
くすることが可能であり、燃料棒2の表面熱流束を同じ
(ほぼ同等の熱的余裕)とすると炉心の単位体積当たり
の出力(炉心出力密度)を大きくすることが可能であ
る。炉心出力密度を大きくすると同じ炉心サイズでも大
きな出力を出すことができるため、原子炉の経済性が向
上する。
実施例とでどれくらい異なるかと、その影響について述
べる。チャンネルボックス7とそれに面する燃料棒2の
間隔を3mmとすると燃料棒2のピッチは ((チャンネルボックス7の内幅)−(チャンネルボッ
クス7とそれに面する燃料棒2の間隔)×2−(燃料棒
2の外径))/(燃料棒2の配列−1) で求められるので従来の場合(図2)は (134−3×2−11.2)/(9−1)=14.6
mm となる。この場合の燃料棒2の間隔は(燃料棒ピッチ)
−(燃料棒外径)より14.6−11.2=3.4mm
となる。
とピッチは (201−3×2−10)/(16−1)=12.3m
m となり、燃料棒2の間隔は12.3−10.0=2.3
mmとなる。
チャンネルボックスの肉厚を2.5mmとしたままでは
強度上の余裕がもとの場合に比べて減少する。また、燃
料集合体90内水平方向横流れの影響による限界出力の
減少幅が大きくなることが予想される。したがって、
1.5倍にした場合、図1に示すような構造材33を用
いることが有利となる。
スと同じ2.5mm、構造材33とそれに面する燃料棒
2の間隔をチャンネルボックス7とそれに面する燃料棒
2の間隔と同じく3mmとすると1.5倍にした燃料集
合体90の燃料棒ピッチは (201−3×4−2.5−10×2)/14=11.
9mm となり、燃料棒2の間の間隔は 11.9−10.0=1.9mm となり、構造材33を用いない場合に比べてさらに小さ
くなる。
棒2を詰め込んでさらに構造材33を用いると燃料棒2
の間隔は非常に小さくなる。燃料棒2の間隔が小さくな
ると燃料棒2の間を冷却材が流れにくくなり、限界出力
が低下する。
2の間隔の関係は燃料棒2の出力の分布等の影響を受け
るが、単純に燃料集合体90内の質量流束(単位面積当
たりの流量(kg/m2s))を一定とし、燃料棒2の
出力分布の影響を無視した場合の燃料棒2の間隔と限界
出力の関係を計算したものを図5に示す。燃料棒2の外
径は10mmとした。
大きいほど限界出力は大きくなることが分かる。この解
析で質量流束を一定とした理由は、燃料集合体90のチ
ャンネルボックスの内幅と流量(kg/s)が決まれ
ば、燃料棒2の配置をずらしても燃料棒2の本数が変わ
らない限り燃料集合体90内の流路面積は変化しないの
で燃料集合体90内の平均質量流束は変わらないからで
ある。
を無視すると、燃料棒2の間隔を小さくするということ
は図6に示す、4本の燃料棒2で囲まれた部分(図6の
A部分)の流路面積が減り、その流路の質量流束が一定
なので、その流路を流れる流量(質量流束×流路面積)
は低下することになる。したがって、その流路を取り囲
む燃料棒2の出力が一定とすると、その流路の冷却材で
ある単位重量当たりの加熱量が増加するので、除熱性能
が悪化するので図5の結果のように限界出力は低下す
る。
隔が小さくなると限界出力が小さくなる。特に燃料集合
体90を大型化して外径の小さい燃料を詰め込んで伝熱
面積の増加を図ると燃料棒2の間隔が小さくなる傾向に
なる。
棒2の間隔と、燃料集合体サイズを1.5倍し、構造材
33を入れた燃料集合体90の燃料棒2の間隔はそれぞ
れ、3.4mmと1.9mmである。このことによる限
界出力の低下は単純に図5から読み取ると約25%であ
る。実際には燃料棒2の外径の違いがあるが、伝熱周囲
長が40%増加しているので限界出力は15%程度増加
することになる。
のメリットを述べてきたが、可能ならば燃料棒2の間隔
を大きくした方が燃料集合体90の限界出力は図5に示
されているようにさらに大きくなる。
べる。すなわち、本発明では、図1に示されているよう
に、構造材33の壁面と構造材に面している燃料棒2と
の間隔を、チャンネルボックス7の内壁面とチャンネル
ボックスに面している燃料棒2との間隔より小さく形成
するようにしたことを特徴とするものである。
はチャンネルボックス7とそれに面する燃料棒2との間
隔や構造材33とそれに面する燃料棒2との間隔を小さ
くすることが考えられるが、しかし、チャンネルボック
ス7とそれに面する燃料棒2との間隔を小さくすると、
上で述べたようにチャンネルボックス7に面する燃料棒
2の出力が大きく、その燃料棒2の熱的余裕が著しく低
下する。したがってチャンネルボックス7に面する燃料
棒2とチャンネルボックスの間隔を小さくするのは限界
出力向上の面からマイナスである。
は、燃料集合体90の間の水による中性子の減速の効果
がほとんど寄与しないので小さくなる。したがって、構
造材33とそれに面する燃料棒2の間隔を小さくして
も、もともと熱的余裕がチャンネルボックスに面する燃
料棒2より十分大きいので問題はない。また、間隔C
1、C2の調整は燃料スペーサ4のタブ13の高さを変
えることによって容易に達成できる。また、必要ならば
タブ状のものを溶接等してもよい。
造材33とそれに面する燃料棒2との間隔を小さくする
ことで燃料棒2の間隔を大きくする。ただし、構造材3
3と燃料棒2の距離を小さくする場合、燃料スペーサ4
の存在により限界がある。具体的には図7に示されてい
るように、燃料スペーサ4の外周を取り巻くスペーサバ
ンドの肉厚をt(mm)、スペーサバンドと燃料棒の間
隔をG1とする。現状tは最低でも0.3mm必要であ
る。また、G1は図7に示されているように格子型の燃
料スペーサ4の場合で、 (燃料棒2の間隔(G2)―t)÷2 となる。また図7に示すタブ13の高さとして最低限
0.1mmは必要である。
1.9mmとすると構造材33と燃料棒2の最小距離は
1.2mmとなる。ただし、燃料棒2の間隔は1.9m
mと決まったわけではなく、チャンネルボックス7の内
幅をさらに小さくして、もっと燃料棒2を詰め込んだ設
計とすると1.9mmよりも小さくなる。したがって、
本実施例では構造材33と燃料棒2の最小間隔は1.2
mmとするが、実際には燃料棒2の間隔がそれよりも小
さくなることが考えられる。したがって、実現できる構
造材33と燃料棒2との間隔の最低限度は1mmとす
る。
2mmとすると、上記と同じ条件で計算すると燃料棒2
の間隔は2.2mmとなる。したがって、上で計算した
構造材33と燃料棒2の間隔をチャンネルボックス7と
燃料棒2と同じ3mmにした場合の燃料棒2の間隔1.
9mmに比べて0.3mm間隔が大きくなっている。図
5の感度では燃料棒2の間隔が0.1mm増加すると限
界出力は約1.7%増加する。したがって0.3mm間
隔が大きくなると限界出力は約5%大きくなる。
集合体90を大型化して構造材33を用いて燃料棒2を
詰め込んだ場合よりも限界出力が約5%大きくなり、燃
料経済性や原子炉の炉心の経済性を向上できる。
上改善されるためには燃料棒2の間隔が約0.06mm
増加することが必要である。本実施例のように16×1
6の燃料棒配列で構造材33を用いた場合、燃料棒2の
間隔を0.06mm広げるには、構造材33とそれに面
する燃料棒2の間隔を0.42mm小さくすればよい。
は10×10の燃料棒配列の燃料集合体90に本発明を
適用したものである。この場合もC1を現行並の幅とし
てC2をそれよりも小さくすることによって燃料棒2の
間隔を大きくすることが可能で第一実施例と同等の効果
が得られる。この場合、限界出力が燃料特性上有意な1
%以上改善されるためにはC2を通常よりも0.24m
m小さくすればよい。
は12×12の燃料棒配列の燃料集合体90に本発明を
適用ものである。この場合もC1を現行並の幅としてC
2をそれよりも小さくすることによって燃料棒2の間隔
を大きくすることが可能で第一実施例と同等の効果が得
られる。この場合、限界出力が燃料特性上有意な1%以
上改善されるためにはC2を通常よりも0.3mm小さ
くすればよい。
9は14×14の燃料棒配列の燃料集合体90に本発明
を適用ものである。この場合もC1を現行並の幅として
C2をそれよりも小さくすることによって燃料棒2の間
隔を大きくすることが可能で第一実施例と同等の効果が
得られる。この場合、限界出力が燃料特性上有意な1%
以上改善されるためにはC2を通常よりも0.36mm
小さくすればよい。
11は18×18の燃料棒配列の燃料集合体90に本発
明を適用ものである。この場合もC1を現行並の幅とし
てC2をそれよりも小さくすることによって燃料棒2の
間隔を大きくすることが可能で第一実施例と同等の効果
が得られる。また本実施例では水ロッド3を用いてい
る。この場合、限界出力が燃料特性上有意な1%以上改
善されるためにはC2を通常よりも0.48mm小さく
すればよい。
3は板状のものでもよいし、その内部に水が流れる流路
を持っているものでも良い。また、第5実施例以外の燃
料集合体90においても水ロッド3を用いてもよい。ま
た、部分長燃料棒9を用いてもよい。
12は原子炉の炉心の水平断面図(1/4セクション)
であり、原子炉の出力を制御する制御棒91と燃料集合
体90が規則正しくならんでいる。この炉心に第1から
第5の実施例のいずれかの燃料集合体90を装荷するこ
とによって、燃料集合体90の高限界出力特性を利用し
て、炉心の経済性を向上することができる。
ば、構造体を用いても燃料集合体の体格を増すことな
く、すなわち従来と同じチャンネルボックス、同じ燃料
棒および同じ燃料棒配列の場合であっても熱的余裕を大
きくすることが可能なこの種の燃料集合体を得ることが
でき、燃料の限界出力の向上および原子炉の経済性を向
上させることができる。
図である。
ある。
である。
である。
図である。
図である。
る。
部タイプレート、6…下部タイプレート、7…チャンネ
ルボックス、9…部分長燃料棒、13…スペーサタブ、
33…構造材(仕切り部材)、90…燃料集合体、91
…制御棒。
Claims (9)
- 【請求項1】 下部タイプレートに下端部が保持され複
数行複数列状に配置された複数の燃料棒と、この複数の
燃料棒を取り囲むように形成され、これら燃料棒を保持
するチャンネルボックスとを備え、前記チャンネルボッ
クス内に、そのチャンネルボックス内を水平断面におい
て複数に仕切る仕切り部材が設けられている燃料集合体
において、 前記仕切り部材の壁面と仕切り部材に面している燃料棒
との間隔を、前記チャンネルボックスの内壁面とチャン
ネルボックスに面している燃料棒との間隔より小さく形
成するようにしたことを特徴とする燃料集合体。 - 【請求項2】 下部タイプレートに下端部が保持されn
行n列状に配置された複数の燃料棒と、該燃料棒を保持
する燃料スペーサと、該燃料スペーサおよび前記燃料棒
を取り囲むように設けられたチャンネルボックスとを備
え、前記チャンネルボックス内に、チャンネルボックス
内を水平断面において複数の部分に仕切る仕切り部材を
備えている燃料集合体において、 前記チャンネルボックスの内壁面とチャンネルボックス
に面している燃料棒との間隔をC1、前記仕切り部材と
仕切り部材に面している燃料棒との間隔をC2としたと
き、C1>C2の関係、およびC2≧1mmなる関係が
成り立つように形成したことを特徴とする燃料集合体。 - 【請求項3】 前記複数の燃料棒の配列が、10行10
列、12行12列、14行14列若しくは18行18列
である請求項2記載の燃料集合体。 - 【請求項4】 下部タイプレートに下端部が保持される
10行10列状に配置された複数の燃料棒と、該燃料棒
を保持する燃料スペーサと、該燃料スペーサおよび前記
燃料棒を取り囲むように設けられたチャンネルボックス
とを備え、前記チャンネルボックス内に、チャンネルボ
ックス内を水平断面において複数の部分に仕切る仕切り
部材を備えている燃料集合体において、 前記チャンネルボックスの内壁面とチャンネルボックス
に面している燃料棒との間隔をC1、前記仕切り部材と
仕切り部材に面している燃料棒との間隔をC2としたと
き、C1>C2+0.24(mm)、およびC2≧1m
mなる関係が成り立つように形成したことを特徴とする
燃料集合体。 - 【請求項5】 下部タイプレートに下端部が保持される
12行12列状に配置された複数の燃料棒と、該燃料棒
を保持する燃料スペーサと、該燃料スペーサおよび前記
燃料棒を取り囲むように設けられたチャンネルボックス
とを備え、前記チャンネルボックス内に、チャンネルボ
ックス内を水平断面において複数の部分に仕切る仕切り
部材を備えている燃料集合体において、 前記チャンネルボックスとチャンネルボックスに面して
いる燃料棒との間隔をC1、前記仕切り部材と仕切り部
材に面している燃料棒との間隔をC2としたとき、C1
>C2+0.3mm、およびC2≧1mmなる関係が成
り立つように形成したことを特徴とする燃料集合体。 - 【請求項6】 下部タイプレートに下端部が保持される
14行14列状に配置された複数の燃料棒と、該燃料棒
を保持する燃料スペーサと、該燃料スペーサおよび前記
燃料棒を取り囲むように設けられたチャンネルボックス
とを備え、前記チャンネルボックス内に、チャンネルボ
ックス内を水平断面において複数の部分に仕切る仕切り
部材を備えている燃料集合体において、 前記チャンネルボックスとチャンネルボックスに面して
いる燃料棒との間隔をC1、前記仕切り部材と仕切り部
材に面している燃料棒との間隔をC2としたとき、C1
>C2+0.36mm、およびC2≧1mmなる関係が
成り立つように形成したことを特徴とする燃料集合体。 - 【請求項7】 下部タイプレートに下端部が保持される
16行16列状に配置された複数の燃料棒と、該燃料棒
を保持する燃料スペーサと、該燃料スペーサおよび前記
燃料棒を取り囲むように設けられたチャンネルボックス
とを備え、前記チャンネルボックス内に、チャンネルボ
ックス内を水平断面において複数の部分に仕切る仕切り
部材を備えている燃料集合体において、 前記チャンネルボックスとチャンネルボックスに面して
いる燃料棒との間隔をC1、前記仕切り部材と仕切り部
材に面している燃料棒との間隔をC2としたとき、C1
>C2+0.42mm、およびC2≧1mmなる関係が
成り立つように形成したことを特徴とする燃料集合体。 - 【請求項8】 下部タイプレートに下端部が保持される
18行18列状に配置された複数の燃料棒と、該燃料棒
を保持する燃料スペーサと、該燃料スペーサおよび前記
燃料棒を取り囲むように設けられたチャンネルボックス
とを備え、前記チャンネルボックス内に、チャンネルボ
ックス内を水平断面において複数の部分に仕切る仕切り
部材を備えている燃料集合体において、 前記チャンネルボックスとチャンネルボックスに面して
いる燃料棒との間隔をC1、前記仕切り部材と仕切り部
材に面している燃料棒との間隔をC2としたとき、C1
>C2+0.48mm、およびC2≧1mmなる関係が
成り立つように形成したことを特徴とする燃料集合体。 - 【請求項9】 請求項1〜8いずれかの項に記載の燃料
集合体を少なくとも1体含んでいることを特徴とする原
子炉の炉心。
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