JP2000308445A - 釣り用リールの発音機構 - Google Patents
釣り用リールの発音機構Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピン方式の発音機構において、2つの部材の
間隔が変動してもクリック音の音質及び音量の変化を抑
えるようにする。 【解決手段】 片軸受リールの第1発音機構45は、側
板10と第1発音部材60との相対回転により発音する
機構であって、複数の音出し凹部60aと、装着穴部5
9と、音出しピン61と、コイルばね62とを備えてい
る。複数の音出し凹部は、第1発音部材60に配置され
ている。装着穴部は、複数の音出し凹部の一つと対向す
る位置に設けられている。音出しピンは、頭部61a
と、ガイド部61bと、軸部61cとを有し、ガイド部
の装着穴部に案内される案内部分の軸方向長さL1が、
側板と第1発音部材が最も離反した状態でガイド部より
頭部側で音出しピンと装着穴部とが重なり合う部分の長
さL2より短い。コイルばねは、音出しピンを音出し凹
部側に付勢する。
間隔が変動してもクリック音の音質及び音量の変化を抑
えるようにする。 【解決手段】 片軸受リールの第1発音機構45は、側
板10と第1発音部材60との相対回転により発音する
機構であって、複数の音出し凹部60aと、装着穴部5
9と、音出しピン61と、コイルばね62とを備えてい
る。複数の音出し凹部は、第1発音部材60に配置され
ている。装着穴部は、複数の音出し凹部の一つと対向す
る位置に設けられている。音出しピンは、頭部61a
と、ガイド部61bと、軸部61cとを有し、ガイド部
の装着穴部に案内される案内部分の軸方向長さL1が、
側板と第1発音部材が最も離反した状態でガイド部より
頭部側で音出しピンと装着穴部とが重なり合う部分の長
さL2より短い。コイルばねは、音出しピンを音出し凹
部側に付勢する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発音機構、特に、
釣り用リールの相対回転する第1部材と第2部材との間
に配置され両部材の相対回転により発音する釣り用リー
ルの発音機構に関する。
釣り用リールの相対回転する第1部材と第2部材との間
に配置され両部材の相対回転により発音する釣り用リー
ルの発音機構に関する。
【0002】
【従来の技術】釣り用リールの相対回動する2つの部材
の間に、両部材の相対回動によりクリック音を発生する
発音機構が設けられることがある。たとえば、スピニン
グリールや両軸受リールや片軸受リール等の釣り用リー
ルのドラグ機構やドラグ操作つまみに発音機構が装着さ
れたものが知られている。ドラグ機構に発音機構を装着
することによりドラグ作動による魚の当たりが音により
分かる。またドラグ操作つまみに発音機構を装着するこ
とにより、ドラグ操作時の操作性が向上する。
の間に、両部材の相対回動によりクリック音を発生する
発音機構が設けられることがある。たとえば、スピニン
グリールや両軸受リールや片軸受リール等の釣り用リー
ルのドラグ機構やドラグ操作つまみに発音機構が装着さ
れたものが知られている。ドラグ機構に発音機構を装着
することによりドラグ作動による魚の当たりが音により
分かる。またドラグ操作つまみに発音機構を装着するこ
とにより、ドラグ操作時の操作性が向上する。
【0003】この種の発音機構としてピン方式のものが
知られている。ピン方式の発音機構は、一般に、相対回
動しかつ対向する1対の部材の一方に円周方向に間隔を
隔てて配置された複数の凹部と、複数の凹部のいずれか
に対向する位置で他方の部材に形成された装着穴部と、
装着穴部に進退自在に収納される音出しピンと、音出し
ピンを凹部側に付勢するコイルばねとを有している。装
着穴部は、他方の部材に音出しピンの最大外径より大き
な直径であけられた円柱状の穴である。音出しピンは、
先端が滑らかな凸状の頭部と、頭部に連なって形成され
頭部より小径の軸部とを有している。コイルばねは、軸
部の外周側に圧縮状態で配置されており、頭部の背面に
接触して音出しピンを凹部側に付勢している。
知られている。ピン方式の発音機構は、一般に、相対回
動しかつ対向する1対の部材の一方に円周方向に間隔を
隔てて配置された複数の凹部と、複数の凹部のいずれか
に対向する位置で他方の部材に形成された装着穴部と、
装着穴部に進退自在に収納される音出しピンと、音出し
ピンを凹部側に付勢するコイルばねとを有している。装
着穴部は、他方の部材に音出しピンの最大外径より大き
な直径であけられた円柱状の穴である。音出しピンは、
先端が滑らかな凸状の頭部と、頭部に連なって形成され
頭部より小径の軸部とを有している。コイルばねは、軸
部の外周側に圧縮状態で配置されており、頭部の背面に
接触して音出しピンを凹部側に付勢している。
【0004】このような構成のピン方式の発音機構で
は、2つの部材が相対回動すると、装着穴部に収納され
た音出しピンがコイルばねにより付勢されて凹部への衝
突を繰り返し、その結果クリック音を発生する。
は、2つの部材が相対回動すると、装着穴部に収納され
た音出しピンがコイルばねにより付勢されて凹部への衝
突を繰り返し、その結果クリック音を発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のピン方式の
発音機構では、ドラグ機構のようにドラグ力の設定状態
によって2つの部材の間隔が変動する場合には、クリッ
ク音の音量及び音質がその間隔の変動により変化しやす
い。この変化は、音出しピンの動き易さに関連する考え
られる。すなわち、2つの部材の間隔が狭い場合には、
音出しピンの突出量が少ないため、音出しピンが動きに
くくなり、音出しピンがあまり振動せずに音量が小さく
なり音の歯切れが悪い。また、逆に間隔が広くなると、
音出しピンのは突出量が多くなり、音出しピンが動きや
すくなり、音出しピンが大きく振動して音量が大きくな
り音も歯切れのよいクリック音になる。
発音機構では、ドラグ機構のようにドラグ力の設定状態
によって2つの部材の間隔が変動する場合には、クリッ
ク音の音量及び音質がその間隔の変動により変化しやす
い。この変化は、音出しピンの動き易さに関連する考え
られる。すなわち、2つの部材の間隔が狭い場合には、
音出しピンの突出量が少ないため、音出しピンが動きに
くくなり、音出しピンがあまり振動せずに音量が小さく
なり音の歯切れが悪い。また、逆に間隔が広くなると、
音出しピンのは突出量が多くなり、音出しピンが動きや
すくなり、音出しピンが大きく振動して音量が大きくな
り音も歯切れのよいクリック音になる。
【0006】本発明の課題は、ピン方式の発音機構にお
いて、2つの部材の間隔が変動してもクリック音の音質
及び音量の変化を抑えるようにすることにある。
いて、2つの部材の間隔が変動してもクリック音の音質
及び音量の変化を抑えるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係る釣り用リー
ルの発音機構は、釣り用リールの相対回転しかつ接近・
離反する第1部材と第2部材との間に配置され両部材の
相対回転により発音する機構であって、複数の音出し凹
部と、装着穴部と、音出しピンと、コイルばねとを備え
ている。複数の音出し凹部は、第1部材に回転方向に間
隔を隔てて配置されている。装着穴部は、第2部材の複
数の音出し凹部の少なくとも一つと対向する位置に設け
られている。音出しピンは、先端が滑らかな凸状であり
音出し凹部に衝突する頭部と、頭部に連なって頭部より
大径に形成され装着穴部に案内されるガイド部と、ガイ
ド部に連なってガイド部より小径に形成された軸部とを
有し、装着穴部に進退自在に装着されるピンであり、ガ
イド部の装着穴部に案内される案内部分の軸方向長さ
は、2つの部材が最も離反した状態で音出しピンの頭部
が音出し凹部に接触したときにガイド部より頭部側で音
出しピンと装着穴部とが重なり合う部分の長さより短
い。付勢部材は、軸部の外周側に配置され音出しピンを
音出し凹部側に付勢する部材である。
ルの発音機構は、釣り用リールの相対回転しかつ接近・
離反する第1部材と第2部材との間に配置され両部材の
相対回転により発音する機構であって、複数の音出し凹
部と、装着穴部と、音出しピンと、コイルばねとを備え
ている。複数の音出し凹部は、第1部材に回転方向に間
隔を隔てて配置されている。装着穴部は、第2部材の複
数の音出し凹部の少なくとも一つと対向する位置に設け
られている。音出しピンは、先端が滑らかな凸状であり
音出し凹部に衝突する頭部と、頭部に連なって頭部より
大径に形成され装着穴部に案内されるガイド部と、ガイ
ド部に連なってガイド部より小径に形成された軸部とを
有し、装着穴部に進退自在に装着されるピンであり、ガ
イド部の装着穴部に案内される案内部分の軸方向長さ
は、2つの部材が最も離反した状態で音出しピンの頭部
が音出し凹部に接触したときにガイド部より頭部側で音
出しピンと装着穴部とが重なり合う部分の長さより短
い。付勢部材は、軸部の外周側に配置され音出しピンを
音出し凹部側に付勢する部材である。
【0008】この発音機構では、両部材が相対回転する
と、付勢部材により付勢された音出しピンが音出し凹部
への衝突を繰り返してクリック音を発する。このとき、
音出しピンの装着穴部との間の案内部分の長さは変動し
ない。これは、音出しピンのガイド部の装着穴部に案内
される案内部分の軸方向長さが、音出しピンと装着穴部
とが重なり合う部分の長さより短いので、第1及び第2
部材の間隔(音出しピンの突出量)がどのように変動し
ても案内部分の長さは一定だからである。このため、第
1及び第2部材の間隔が変動しても音出しピンの動き易
さが変動しにくくになり、クリック音の音質及び音量の
変化を抑えることができる。
と、付勢部材により付勢された音出しピンが音出し凹部
への衝突を繰り返してクリック音を発する。このとき、
音出しピンの装着穴部との間の案内部分の長さは変動し
ない。これは、音出しピンのガイド部の装着穴部に案内
される案内部分の軸方向長さが、音出しピンと装着穴部
とが重なり合う部分の長さより短いので、第1及び第2
部材の間隔(音出しピンの突出量)がどのように変動し
ても案内部分の長さは一定だからである。このため、第
1及び第2部材の間隔が変動しても音出しピンの動き易
さが変動しにくくになり、クリック音の音質及び音量の
変化を抑えることができる。
【0009】発明2に係る釣り用リールの発音機構は、
発明1に記載の機構において、ガイド部は、装着穴部に
案内される円柱部と、円柱部から前記頭部に向けて先細
りに形成されたテーパ部とを有している。この場合に
は、円柱部で装着穴部に案内されるとともに、テーパ部
を設けることで装着穴部に対して傾いたときに傾きを規
制できる。
発明1に記載の機構において、ガイド部は、装着穴部に
案内される円柱部と、円柱部から前記頭部に向けて先細
りに形成されたテーパ部とを有している。この場合に
は、円柱部で装着穴部に案内されるとともに、テーパ部
を設けることで装着穴部に対して傾いたときに傾きを規
制できる。
【0010】発明3に係る釣り用リールの発音機構は、
発明1に記載の機構において、ガイド部は、装着穴部に
軸部側が案内され頭部に向けて先細りに形成されたテー
パ部を有している。この場合には、音出しピンがテーパ
部の軸部側端部だけで装着穴部に案内されるので、音出
しピンが動き易くなり大きな音量が得られやすい。発明
4に係る釣り用リールの発音機構は、発明1に記載の機
構において、ガイド部は、装着穴部に案内される円柱部
を有している。この場合には、音出しピンの形状が単純
化されるので、音出しピンの製作が容易である。
発明1に記載の機構において、ガイド部は、装着穴部に
軸部側が案内され頭部に向けて先細りに形成されたテー
パ部を有している。この場合には、音出しピンがテーパ
部の軸部側端部だけで装着穴部に案内されるので、音出
しピンが動き易くなり大きな音量が得られやすい。発明
4に係る釣り用リールの発音機構は、発明1に記載の機
構において、ガイド部は、装着穴部に案内される円柱部
を有している。この場合には、音出しピンの形状が単純
化されるので、音出しピンの製作が容易である。
【0011】発明5に係る釣り用リールの発音機構は、
発明1から4のいずれかに記載の機構において、頭部の
先端は半球状である。この場合には、頭部の先端が半球
状であるので、音出し凹部に頭部が衝突しても両部材の
回転抵抗の増加を抑えることができる。発明6に係る釣
り用リールの発音機構は、発明1から5のいずれかに記
載の機構において、ガイド部の最大外径は装着穴部の内
径の85%から98%の範囲である。この場合には、音
出しピンと装着穴部との間に適度の隙間が確保されるの
で、音出しピンが動きやすくなるとともに、振動時の音
出しピンの姿勢が一定に維持され崩れにくくなり、音量
及び音質が安定する。
発明1から4のいずれかに記載の機構において、頭部の
先端は半球状である。この場合には、頭部の先端が半球
状であるので、音出し凹部に頭部が衝突しても両部材の
回転抵抗の増加を抑えることができる。発明6に係る釣
り用リールの発音機構は、発明1から5のいずれかに記
載の機構において、ガイド部の最大外径は装着穴部の内
径の85%から98%の範囲である。この場合には、音
出しピンと装着穴部との間に適度の隙間が確保されるの
で、音出しピンが動きやすくなるとともに、振動時の音
出しピンの姿勢が一定に維持され崩れにくくなり、音量
及び音質が安定する。
【0012】発明7に係る釣り用リールの発音機構は、
発明1から6のいずれかに記載の機構において、ガイド
部の案内部分の軸方向長さは音出しピンの全長の5%か
ら20%の範囲である。この場合には、案内部分の長さ
が音出しピンの全長に比べて短く維持されるので、両部
材が相対回転したときに音出しピンが回転方向に適度に
傾き易くなり、大きな音量を得やすい。
発明1から6のいずれかに記載の機構において、ガイド
部の案内部分の軸方向長さは音出しピンの全長の5%か
ら20%の範囲である。この場合には、案内部分の長さ
が音出しピンの全長に比べて短く維持されるので、両部
材が相対回転したときに音出しピンが回転方向に適度に
傾き易くなり、大きな音量を得やすい。
【0013】
【発明の実施の形態】〔全体の構成〕図1及び図2は、
本発明の一実施形態を採用した片軸受リールを示してい
る。図1及び図2において片軸受リールは、リール本体
1と、リール本体1に片持ち支持されたスプール軸2
と、スプール軸2に対して相対回転自在に配置され外周
に釣り糸が巻かれるスプール3と、スプール3の一方向
の回転を制動するドラグ機構4とを備えている。
本発明の一実施形態を採用した片軸受リールを示してい
る。図1及び図2において片軸受リールは、リール本体
1と、リール本体1に片持ち支持されたスプール軸2
と、スプール軸2に対して相対回転自在に配置され外周
に釣り糸が巻かれるスプール3と、スプール3の一方向
の回転を制動するドラグ機構4とを備えている。
【0014】リール本体1は、一方側(図2左側)に円
盤状の側板10を有し、他方側は開放されている。側板
10の外周には、軸方向に延びる上下1対の保護部11
が円周方向に所定の間隔で形成されている。上側の保護
部11には、この片軸受リールを釣り竿に取り付けるた
めの取付部12が設けられている。スプール軸2は、そ
の一端がリール本体1の側板10の中心部にねじ込み固
定されている。スプール軸2の基端部には、リール本体
1にねじ込まれる雄ネジ部2aが形成されている。この
雄ネジ部2aは、リール本体1の側板10の中心部から
外方に突出している。また、スプール軸2の先端には、
くびれ部2bとくびれ部2bより大径で先端が先細り球
状の頭部2cとが形成されている。
盤状の側板10を有し、他方側は開放されている。側板
10の外周には、軸方向に延びる上下1対の保護部11
が円周方向に所定の間隔で形成されている。上側の保護
部11には、この片軸受リールを釣り竿に取り付けるた
めの取付部12が設けられている。スプール軸2は、そ
の一端がリール本体1の側板10の中心部にねじ込み固
定されている。スプール軸2の基端部には、リール本体
1にねじ込まれる雄ネジ部2aが形成されている。この
雄ネジ部2aは、リール本体1の側板10の中心部から
外方に突出している。また、スプール軸2の先端には、
くびれ部2bとくびれ部2bより大径で先端が先細り球
状の頭部2cとが形成されている。
【0015】スプール3は、内部に空間3aを有する筒
状の胴部15と、胴部15の一端部に胴部15と一体で
形成された円盤状の内フランジ16と、胴部15の他端
部にリール本体1の開放部を覆うようにボルト17aに
より装着された外フランジ17とを有している。内フラ
ンジ16はリール本体1の側板10と対向するように形
成されている。空間3aのうちスプール軸2の先端側は
端面部材18で塞がれている。端面部材18は胴部15
と外フランジ17とを連結するボルト17aによりスプ
ール3に装着されている。端面部材18の外面は、中心
部分がわずかに外側に膨出し、中心から外周に向かって
緩やかに傾斜して平坦な外フランジ17の外面へと僅か
な段差で連続的につながっている。外フランジ17の外
面で外周近くにはハンドル48が取り付けられている。
ハンドル48は、軸受49を介して外フランジ17に立
設されたハンドル軸50に回転自在に支持されており、
ハンドル48をつかんだままでのスプール3の回転操作
を容易にしている。
状の胴部15と、胴部15の一端部に胴部15と一体で
形成された円盤状の内フランジ16と、胴部15の他端
部にリール本体1の開放部を覆うようにボルト17aに
より装着された外フランジ17とを有している。内フラ
ンジ16はリール本体1の側板10と対向するように形
成されている。空間3aのうちスプール軸2の先端側は
端面部材18で塞がれている。端面部材18は胴部15
と外フランジ17とを連結するボルト17aによりスプ
ール3に装着されている。端面部材18の外面は、中心
部分がわずかに外側に膨出し、中心から外周に向かって
緩やかに傾斜して平坦な外フランジ17の外面へと僅か
な段差で連続的につながっている。外フランジ17の外
面で外周近くにはハンドル48が取り付けられている。
ハンドル48は、軸受49を介して外フランジ17に立
設されたハンドル軸50に回転自在に支持されており、
ハンドル48をつかんだままでのスプール3の回転操作
を容易にしている。
【0016】図2に詳しく示すように、スプール3の空
間3a内には、スプール3をスプール軸2に対して回転
自在に支持する滑り軸受21と、スプール3の釣り糸繰
り出し方向の回転時に連結されるローラクラッチ23
と、スプール3をスプール軸2に着脱自在に係止するた
めの係脱機構24とが設けられている。また、側板10
のスプール軸2の周囲にドラグ機構4が設けられてい
る。
間3a内には、スプール3をスプール軸2に対して回転
自在に支持する滑り軸受21と、スプール3の釣り糸繰
り出し方向の回転時に連結されるローラクラッチ23
と、スプール3をスプール軸2に着脱自在に係止するた
めの係脱機構24とが設けられている。また、側板10
のスプール軸2の周囲にドラグ機構4が設けられてい
る。
【0017】滑り軸受21は、スプール軸2に回転自在
に装着さてており、胴部15の端部と外フランジ17の
中心部とにまたがって装着され、外フランジ17と一体
で回転する。 〔ローラクラッチの構成〕ローラクラッチ23は、クラ
ッチホルダ22によりスプール3に着脱自在に装着さ
れ、ドラグ機構4が糸繰り出し方向でのみ作動するよう
に設けられている。ローラクラッチ23は、図3に示す
ように、スプール3の内部空間3aに回転不能に装着さ
れた外輪25と、スプール軸2に回転自在に装着された
内輪26と、両輪25,26の間に両者に接触可能に配
置された、たとえば6つのローラ27とを有する内輪遊
転形のものである。
に装着さてており、胴部15の端部と外フランジ17の
中心部とにまたがって装着され、外フランジ17と一体
で回転する。 〔ローラクラッチの構成〕ローラクラッチ23は、クラ
ッチホルダ22によりスプール3に着脱自在に装着さ
れ、ドラグ機構4が糸繰り出し方向でのみ作動するよう
に設けられている。ローラクラッチ23は、図3に示す
ように、スプール3の内部空間3aに回転不能に装着さ
れた外輪25と、スプール軸2に回転自在に装着された
内輪26と、両輪25,26の間に両者に接触可能に配
置された、たとえば6つのローラ27とを有する内輪遊
転形のものである。
【0018】外輪25は、両端が内方に湾曲した金属製
の筒状部材であり、スプール3に回転不能に係止されて
いる。内輪26は、金属製の筒状部材であり、外輪25
より長く側板10側に突出している。内輪26の突出端
には、軸方向に突出する1対の係止突起26aが形成さ
れている。この係止突起26aは、ドラグ機構4を内輪
26に回転不能に連結するために設けられている。内輪
26は、スプール軸2にはめ込まれた止め輪2dとリー
ル本体1の側板10の壁面とにより軸方向の移動が規制
されている。
の筒状部材であり、スプール3に回転不能に係止されて
いる。内輪26は、金属製の筒状部材であり、外輪25
より長く側板10側に突出している。内輪26の突出端
には、軸方向に突出する1対の係止突起26aが形成さ
れている。この係止突起26aは、ドラグ機構4を内輪
26に回転不能に連結するために設けられている。内輪
26は、スプール軸2にはめ込まれた止め輪2dとリー
ル本体1の側板10の壁面とにより軸方向の移動が規制
されている。
【0019】両輪25,26の間には、ローラ27を周
方向に間隔を隔てて保持するための合成樹脂製のリテー
ナ28が装着されている。リテーナ28には、ローラ2
7を周方向に所定距離移動可能に保持するための保持空
間(図示せず)が形成されている。保持空間の周方向の
一側には、糸繰り出し方向(ローラ27が両輪25,2
6に食い込む方向)に付勢するためのバネ部材(図示せ
ず)が一体で形成されている。
方向に間隔を隔てて保持するための合成樹脂製のリテー
ナ28が装着されている。リテーナ28には、ローラ2
7を周方向に所定距離移動可能に保持するための保持空
間(図示せず)が形成されている。保持空間の周方向の
一側には、糸繰り出し方向(ローラ27が両輪25,2
6に食い込む方向)に付勢するためのバネ部材(図示せ
ず)が一体で形成されている。
【0020】〔ドラグ機構の構成〕ドラグ機構4は、図
3に示すように、内輪に回転不能に係止される回転円板
40と、リール本体1にスプール軸2に沿う軸方向に移
動自在かつ回転不能に装着された押圧円板41及び回転
円板40に圧接可能な制動円板42と、リール本体1に
軸方向に移動可能に設けられ制動円板42を回転円板4
0側に圧接するための圧接機構43とを有している。回
転円板40とリール本体1との間には、両者の相対回
転、つまりドラグ作動時に発音する第1発音機構45が
設けられている。また、圧接機構43には、ドラグ力を
調整する際に発音する第2発音機構46が設けられてい
る。
3に示すように、内輪に回転不能に係止される回転円板
40と、リール本体1にスプール軸2に沿う軸方向に移
動自在かつ回転不能に装着された押圧円板41及び回転
円板40に圧接可能な制動円板42と、リール本体1に
軸方向に移動可能に設けられ制動円板42を回転円板4
0側に圧接するための圧接機構43とを有している。回
転円板40とリール本体1との間には、両者の相対回
転、つまりドラグ作動時に発音する第1発音機構45が
設けられている。また、圧接機構43には、ドラグ力を
調整する際に発音する第2発音機構46が設けられてい
る。
【0021】回転円板40は、たとえばステンレス等の
金属製の部材であり、内周部に内輪26の係止突起26
aに係止される1対の係止溝40aを有している。ま
た、回転円板40の径方向の中間部には、リング状の凹
部40bが形成されている。この凹部40bには、第1
発音機構45を構成するリング状の第1発音部材60が
回転不能に固定されている。
金属製の部材であり、内周部に内輪26の係止突起26
aに係止される1対の係止溝40aを有している。ま
た、回転円板40の径方向の中間部には、リング状の凹
部40bが形成されている。この凹部40bには、第1
発音機構45を構成するリング状の第1発音部材60が
回転不能に固定されている。
【0022】押圧円板41は、たとえばステンレス等の
金属製の部材であり、径方向の中間部には、周方向に等
間隔に配置されたたとえば3つの丸孔41aが形成され
ている。制動円板42は、たとえば炭素繊維に熱硬化性
樹脂を含浸させた繊維強化樹脂からなり、径方向の中間
部には、周方向に等間隔に配置されたたとえば3つの丸
孔42aが形成されている。両丸孔41a,42aは同
じ位置に形成されている。
金属製の部材であり、径方向の中間部には、周方向に等
間隔に配置されたたとえば3つの丸孔41aが形成され
ている。制動円板42は、たとえば炭素繊維に熱硬化性
樹脂を含浸させた繊維強化樹脂からなり、径方向の中間
部には、周方向に等間隔に配置されたたとえば3つの丸
孔42aが形成されている。両丸孔41a,42aは同
じ位置に形成されている。
【0023】圧接機構43は、操作つまみ51と、操作
つまみ51により押圧される3枚の皿ばね52と、皿ば
ねにより押圧されるワッシャ53と、ワッシャ53によ
り押圧される、たとえば3本の押圧ピン54(図3では
1本のみ図示)とを有している。操作つまみ51は、縁
付き皿状のつまみ部51aと、つまみ部51aの中心に
一体形成されたボス部51bとを有している。つまみ部
51aの径方向の中間部背面には、第2発音機構46の
第2発音部材65がネジにより回転不能に固定されてい
る。ボス部51bは、スプール軸2の先端に形成された
雄ネジ部2aに螺合している。操作つまみ51は、スプ
ール軸2の基端面に装着された抜け止めボルト55によ
り抜け止めされている。
つまみ51により押圧される3枚の皿ばね52と、皿ば
ねにより押圧されるワッシャ53と、ワッシャ53によ
り押圧される、たとえば3本の押圧ピン54(図3では
1本のみ図示)とを有している。操作つまみ51は、縁
付き皿状のつまみ部51aと、つまみ部51aの中心に
一体形成されたボス部51bとを有している。つまみ部
51aの径方向の中間部背面には、第2発音機構46の
第2発音部材65がネジにより回転不能に固定されてい
る。ボス部51bは、スプール軸2の先端に形成された
雄ネジ部2aに螺合している。操作つまみ51は、スプ
ール軸2の基端面に装着された抜け止めボルト55によ
り抜け止めされている。
【0024】3枚の皿ばね52は、ボス部51bの外周
側に軸方向に並べて装着されており、操作つまみ51の
回転により伸縮してドラグ力を細かく調整するために設
けられている。ワッシャ53は、皿ばね52の付勢力を
押圧ピン54に伝達するために設けられている。押圧ピ
ン54は、先端側が小径の段付きピンであり、側板10
に周方向に等間隔に3カ所に形成された貫通孔10aに
大径部分が軸方向移動自在に装着されている。押圧ピン
54の先端は、押圧円板41及び制動円板42に形成さ
れた丸孔41a,42aに挿通されており、両円板4
1,42をリール本体1に対して回転不能に係止してい
る。押圧ピン54の段差部分は押圧円板41に当接して
いる。これにより押圧円板41は押圧ピン54により押
圧される。皿ばね52のバネ力を操作つまみ51の回動
操作により調整することで、制動円板42と回転円板4
0との摩擦力が変化しドラグ力を調整できる。
側に軸方向に並べて装着されており、操作つまみ51の
回転により伸縮してドラグ力を細かく調整するために設
けられている。ワッシャ53は、皿ばね52の付勢力を
押圧ピン54に伝達するために設けられている。押圧ピ
ン54は、先端側が小径の段付きピンであり、側板10
に周方向に等間隔に3カ所に形成された貫通孔10aに
大径部分が軸方向移動自在に装着されている。押圧ピン
54の先端は、押圧円板41及び制動円板42に形成さ
れた丸孔41a,42aに挿通されており、両円板4
1,42をリール本体1に対して回転不能に係止してい
る。押圧ピン54の段差部分は押圧円板41に当接して
いる。これにより押圧円板41は押圧ピン54により押
圧される。皿ばね52のバネ力を操作つまみ51の回動
操作により調整することで、制動円板42と回転円板4
0との摩擦力が変化しドラグ力を調整できる。
【0025】〔発音機構の構成〕第1発音機構45は、
リール本体1(側板10)に対して回転円板40が回転
するドラグ作動時に発音する。第1発音機構45は、図
4に示すように、第1音出し凹部60aを有する第1発
音部材60と、側板10の内側面に形成された第1装着
穴部59と、第1装着穴部59に進退自在に装着される
第1音出しピン61と、第1音出しピン61を第1音出
し凹部60a側に付勢する第1コイルばね62とを有し
ている。
リール本体1(側板10)に対して回転円板40が回転
するドラグ作動時に発音する。第1発音機構45は、図
4に示すように、第1音出し凹部60aを有する第1発
音部材60と、側板10の内側面に形成された第1装着
穴部59と、第1装着穴部59に進退自在に装着される
第1音出しピン61と、第1音出しピン61を第1音出
し凹部60a側に付勢する第1コイルばね62とを有し
ている。
【0026】第1発音部材60は、前述のように回転円
板40に固定されたリング状の部材である。第1音出し
凹部60aは第1発音部材60の第1音出しピン61側
の側面に回転方向に間隔を隔てて多数形成されている。
第1装着穴部59は、側板10の複数の第1音出し凹部
60aの少なくとも一つと対向する位置に設けられた円
柱状の穴である。
板40に固定されたリング状の部材である。第1音出し
凹部60aは第1発音部材60の第1音出しピン61側
の側面に回転方向に間隔を隔てて多数形成されている。
第1装着穴部59は、側板10の複数の第1音出し凹部
60aの少なくとも一つと対向する位置に設けられた円
柱状の穴である。
【0027】第1音出しピン61は、第1装着穴部59
に軸方向に進退自在に装着されている。第1音出しピン
61は、音出し凹部60aに衝突する頭部61aと、頭
部61aに連なって頭部61aより大径に形成されたガ
イド部61bと、ガイド部61bに連なってガイド部6
1bより小径に形成された軸部61cとを有している。
に軸方向に進退自在に装着されている。第1音出しピン
61は、音出し凹部60aに衝突する頭部61aと、頭
部61aに連なって頭部61aより大径に形成されたガ
イド部61bと、ガイド部61bに連なってガイド部6
1bより小径に形成された軸部61cとを有している。
【0028】頭部61aは、図6に示すように、先端が
滑らかな半球状であり、ドラグ作動時に第1発音部材6
0の第1音出し凹部60aで衝突を繰り返し、細かなク
リック音を発する。ガイド部61bは、第1装着穴部5
9に案内される円柱部61dと、円柱部61dから頭部
61aに向けて先細りに形成されたテーパ部61eとを
有している。ガイド部61bの第1装着穴部59に案内
される案内部分(円柱部61d)の軸方向長さL1は、
図5に示した側板10と第1発音部材60(回転部材4
0)とが最も離反した状態で第1音出しピン61の頭部
61aが第1音出し凹部60aに接触したときにガイド
部61bより頭部61a側で第1音出しピン61と第1
装着穴部59とが重なり合う部分の重合長さL2より短
い。また、円柱部61dの長さL1は、第1音出しピン
61の全長Lの5%から20%の間である。ガイド部6
1bの最大外径、つまり円柱部61dの直径D1は、第
1装着穴部59の内径D2(図5)の85%から98%
の範囲である。
滑らかな半球状であり、ドラグ作動時に第1発音部材6
0の第1音出し凹部60aで衝突を繰り返し、細かなク
リック音を発する。ガイド部61bは、第1装着穴部5
9に案内される円柱部61dと、円柱部61dから頭部
61aに向けて先細りに形成されたテーパ部61eとを
有している。ガイド部61bの第1装着穴部59に案内
される案内部分(円柱部61d)の軸方向長さL1は、
図5に示した側板10と第1発音部材60(回転部材4
0)とが最も離反した状態で第1音出しピン61の頭部
61aが第1音出し凹部60aに接触したときにガイド
部61bより頭部61a側で第1音出しピン61と第1
装着穴部59とが重なり合う部分の重合長さL2より短
い。また、円柱部61dの長さL1は、第1音出しピン
61の全長Lの5%から20%の間である。ガイド部6
1bの最大外径、つまり円柱部61dの直径D1は、第
1装着穴部59の内径D2(図5)の85%から98%
の範囲である。
【0029】軸部61cは、外周に第1コイルばね62
を配置できるようにガイド部61bより小さい直径の軸
状の部分である。ガイド部61bと軸部61cとの段差
部分に第1コイルばね62の先端が当接している第1コ
イルばね62は、軸部61cの外周側に配置され、先端
部が第1音出しピン61のガイド部61bと軸部61c
との段差部分に当接して圧縮状態で第1装着穴部59に
収納されている。
を配置できるようにガイド部61bより小さい直径の軸
状の部分である。ガイド部61bと軸部61cとの段差
部分に第1コイルばね62の先端が当接している第1コ
イルばね62は、軸部61cの外周側に配置され、先端
部が第1音出しピン61のガイド部61bと軸部61c
との段差部分に当接して圧縮状態で第1装着穴部59に
収納されている。
【0030】ここで、第1音出しピン61のガイド部6
1bの第1装着穴部59に案内される円柱部61dの軸
方向長さL1を、側板10と第1発音部材60(回転部
材40)とが最も離反した状態での重合長さL2より短
くしたのは、このように両者の長さL1,L2を設定す
れば、側板10と第1発音部材60との間隔がどのよう
に変動しても案内部分の長さは円柱部61dの長さにな
り一定になるからである。このため、側板10と第1発
音部材60と間隔が変動しても第1音出しピン61の動
き易さが変動しにくくになり、クリック音の音質及び音
量の変化を抑えることができる。
1bの第1装着穴部59に案内される円柱部61dの軸
方向長さL1を、側板10と第1発音部材60(回転部
材40)とが最も離反した状態での重合長さL2より短
くしたのは、このように両者の長さL1,L2を設定す
れば、側板10と第1発音部材60との間隔がどのよう
に変動しても案内部分の長さは円柱部61dの長さにな
り一定になるからである。このため、側板10と第1発
音部材60と間隔が変動しても第1音出しピン61の動
き易さが変動しにくくになり、クリック音の音質及び音
量の変化を抑えることができる。
【0031】また、円柱部61dの長さL1を、第1音
出しピン61の全長Lの5%から20%の間にすると、
案内部分の長さが第1音出しピン61の全長に比べて短
く維持されるので、第1発音部材60が回転したときに
第1音出しピン61が回転方向に適度に傾き易くなり、
大きな音量を得やすい。さらにガイド部61bの最大外
径、つまり円柱部61dの直径D1を第1装着穴部59
の内径D2(図5)の85%から98%の範囲にする
と、第1音出しピン61と第1装着穴部59との間に適
度の隙間が確保されるので、第1音出しピン61が動き
やすくなるとともに、振動時の第1音出しピン61の姿
勢が一定に維持され崩れにくくなり、音量及び音質が安
定する。
出しピン61の全長Lの5%から20%の間にすると、
案内部分の長さが第1音出しピン61の全長に比べて短
く維持されるので、第1発音部材60が回転したときに
第1音出しピン61が回転方向に適度に傾き易くなり、
大きな音量を得やすい。さらにガイド部61bの最大外
径、つまり円柱部61dの直径D1を第1装着穴部59
の内径D2(図5)の85%から98%の範囲にする
と、第1音出しピン61と第1装着穴部59との間に適
度の隙間が確保されるので、第1音出しピン61が動き
やすくなるとともに、振動時の第1音出しピン61の姿
勢が一定に維持され崩れにくくなり、音量及び音質が安
定する。
【0032】第2発音機構46は、図3に示すように、
第1発音機構45と略同様な構成であり、操作つまみ5
1がリール本体1(側板10)に対して回転すると発音
する。第2発音機構46は、第2発音部材65と、第2
装着穴部(図示せず)と、第2音出しピン66と、第2
コイルばね(図示せず)とを有している。第2発音部材
65は、操作つまみ51の裏面に固定されたリング状の
部材であり,その側板10に対向する面に第2音出し凹
部65aが回転方向に間隔を隔てて多数形成されてい
る。第2装着穴部は、側板10の外側面に第1装着穴部
59と同様な形状で形成されている。第2音出しピン6
6は、第1音出しピン61と同様な形状のガイド部を有
するピンである。第2発音機構46は、操作つまみ51
が回転すると細かなクリック音を発する。この操作つま
み51もスプール軸2に螺合しているので、回転により
側板10に対する間隔が変化する。しかし、第2音出し
ピン66の案内長さが重合長さより短いので、間隔が変
化しても音質及び音量が変動しにくい。
第1発音機構45と略同様な構成であり、操作つまみ5
1がリール本体1(側板10)に対して回転すると発音
する。第2発音機構46は、第2発音部材65と、第2
装着穴部(図示せず)と、第2音出しピン66と、第2
コイルばね(図示せず)とを有している。第2発音部材
65は、操作つまみ51の裏面に固定されたリング状の
部材であり,その側板10に対向する面に第2音出し凹
部65aが回転方向に間隔を隔てて多数形成されてい
る。第2装着穴部は、側板10の外側面に第1装着穴部
59と同様な形状で形成されている。第2音出しピン6
6は、第1音出しピン61と同様な形状のガイド部を有
するピンである。第2発音機構46は、操作つまみ51
が回転すると細かなクリック音を発する。この操作つま
み51もスプール軸2に螺合しているので、回転により
側板10に対する間隔が変化する。しかし、第2音出し
ピン66の案内長さが重合長さより短いので、間隔が変
化しても音質及び音量が変動しにくい。
【0033】〔リールの動作〕次に動作について説明す
る。図示していないが、スプール3の胴部15の外周に
は釣り糸が巻かれる。釣り糸を巻き取る際には、ハンド
ル48を操作してスプール3を回転させる。スプール3
はスプール軸2に対して相対回転する。このとき、ロー
ラクラッチ23は遮断されるので、外輪25は自由に回
転してスプール3の巻取り方向の回転は許容される。こ
のため、スプール3はスムーズに回転する。
る。図示していないが、スプール3の胴部15の外周に
は釣り糸が巻かれる。釣り糸を巻き取る際には、ハンド
ル48を操作してスプール3を回転させる。スプール3
はスプール軸2に対して相対回転する。このとき、ロー
ラクラッチ23は遮断されるので、外輪25は自由に回
転してスプール3の巻取り方向の回転は許容される。こ
のため、スプール3はスムーズに回転する。
【0034】スプール3から釣り糸を繰り出す際には、
スプール3は前記とは逆方向に回転する。このとき、ロ
ーラクラッチ23は、連結されるので、内輪26も外輪
25とともに回転しようとする。しかし、内輪26は、
回転円板40を介して制動円板42により制動されてい
るので、回転力に対して皿ばね52により設定された抵
抗力(ドラグ力)が作用してドラグ作動状態になる。こ
のため、スプール3が必要以上に回転して釣り糸が過剰
に引き出されるのを防止でき、糸からみを避けることが
できる。
スプール3は前記とは逆方向に回転する。このとき、ロ
ーラクラッチ23は、連結されるので、内輪26も外輪
25とともに回転しようとする。しかし、内輪26は、
回転円板40を介して制動円板42により制動されてい
るので、回転力に対して皿ばね52により設定された抵
抗力(ドラグ力)が作用してドラグ作動状態になる。こ
のため、スプール3が必要以上に回転して釣り糸が過剰
に引き出されるのを防止でき、糸からみを避けることが
できる。
【0035】また、このような釣り糸の繰り出し時に
は、回転円板40はスプール3とともに回転し、押圧円
板41,制動円板42はその回転が禁止されているの
で、回転円板40と制動円板42とが相対回転する。回
転円板40が回転すると、第1発音部材60も回転し、
第1音出しピン61の頭部61aが音出し凹部60aへ
の衝突を繰り返して第1発音部材60との間で発音す
る。このとき、第1音出しピン61は、回転方向に傾き
ながら軸方向に進退を繰り返して振動する。この振動時
に円柱部61d軸方向長さL1、つまり第1音出しピン
61の案内部分の長さは、回転円板40と制動円板42
との間隔が、操作つまみ51によるドラグ力の調整によ
り、図4に示す位置と図5に示す位置とで変動しても、
変動しない。このため、ドラグ力の調整具合が異なって
いても第1発音機構45の音量及び音質は変動しにく
い。
は、回転円板40はスプール3とともに回転し、押圧円
板41,制動円板42はその回転が禁止されているの
で、回転円板40と制動円板42とが相対回転する。回
転円板40が回転すると、第1発音部材60も回転し、
第1音出しピン61の頭部61aが音出し凹部60aへ
の衝突を繰り返して第1発音部材60との間で発音す
る。このとき、第1音出しピン61は、回転方向に傾き
ながら軸方向に進退を繰り返して振動する。この振動時
に円柱部61d軸方向長さL1、つまり第1音出しピン
61の案内部分の長さは、回転円板40と制動円板42
との間隔が、操作つまみ51によるドラグ力の調整によ
り、図4に示す位置と図5に示す位置とで変動しても、
変動しない。このため、ドラグ力の調整具合が異なって
いても第1発音機構45の音量及び音質は変動しにく
い。
【0036】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、ガイド部61bを円柱部6
1dとテーパ部61eとで構成したが、図7に示すよう
に、テーパ部61eのみで構成してもよく、図8に示す
ように、円柱部61dのみで構成してもよい。テーパ部
61eのみで構成すると、案内部分はテーパ部61eの
軸部61c側の端縁61fで構成される。このため、案
内部分が第1装着穴部59に面に接触せずに線で接触
し、第1音出しピン61が傾きやすくなる。また、円柱
部61dのみで構成すると、頭部61aの長さがテーパ
部61eを有するものより長くなる。また、形状が簡素
になるので製作が容易になる。
1dとテーパ部61eとで構成したが、図7に示すよう
に、テーパ部61eのみで構成してもよく、図8に示す
ように、円柱部61dのみで構成してもよい。テーパ部
61eのみで構成すると、案内部分はテーパ部61eの
軸部61c側の端縁61fで構成される。このため、案
内部分が第1装着穴部59に面に接触せずに線で接触
し、第1音出しピン61が傾きやすくなる。また、円柱
部61dのみで構成すると、頭部61aの長さがテーパ
部61eを有するものより長くなる。また、形状が簡素
になるので製作が容易になる。
【0037】(b) 前記実施形態では、付勢部材とし
てコイルばねを用いたが付勢部材はコイルばねに限定さ
れず、板ばねや皿ばね等の他の形態の付勢部材でもよ
い。 (c) 前記実施形態では、釣り用リールとして片軸受
リールを例に説明したが、本発明の発音機構が適用され
る釣り用リールは片軸受リールに限定されず、両軸受リ
ールやスピニングリールなどの他の釣り用リールにも適
用できる。
てコイルばねを用いたが付勢部材はコイルばねに限定さ
れず、板ばねや皿ばね等の他の形態の付勢部材でもよ
い。 (c) 前記実施形態では、釣り用リールとして片軸受
リールを例に説明したが、本発明の発音機構が適用され
る釣り用リールは片軸受リールに限定されず、両軸受リ
ールやスピニングリールなどの他の釣り用リールにも適
用できる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、音出しピンのガイド部
の装着穴部に案内される案内部分の軸方向長さが、音出
しピンと装着穴部とが重なり合う部分の長さより短いの
で、第1及び第2部材の間隔(音出しピンの突出量)が
どのように変動しても案内部分の長さが一定になり、音
出しピンの装着穴部との間の案内部分の長さは変動しな
い。このため、第1及び第2部材の間隔が変動しても音
出しピンの動き易さが変動しにくくになり、クリック音
の音質及び音量の変化を抑えることができる。
の装着穴部に案内される案内部分の軸方向長さが、音出
しピンと装着穴部とが重なり合う部分の長さより短いの
で、第1及び第2部材の間隔(音出しピンの突出量)が
どのように変動しても案内部分の長さが一定になり、音
出しピンの装着穴部との間の案内部分の長さは変動しな
い。このため、第1及び第2部材の間隔が変動しても音
出しピンの動き易さが変動しにくくになり、クリック音
の音質及び音量の変化を抑えることができる。
【図1】本発明の一実施形態を採用した片軸受リールの
側面図。
側面図。
【図2】その片軸受リールの断面図。
【図3】要部の拡大断面図。
【図4】側板と回転部材とが最も接近したときの第1発
音機構の断面図。
音機構の断面図。
【図5】側板と回転部材とが最も離反したときの第1発
音機構の断面図。
音機構の断面図。
【図6】音出しピンの側面図。
【図7】他の実施形態の図6に相当する図。
【図8】さらに他の実施形態の図6に相当する図。
1 リール本体 10 側板 40 回転円板 45,46 第1,第2発音機構 59 第1装着穴部 60,65 第1,第2発音部材 60a,65a 音出し凹部 61,66 第1,第2音出しピン 61a 頭部 61b ガイド部 61c 軸部 61d 円柱部 61e テーパ部 62 第1コイルばね
Claims (7)
- 【請求項1】相対回転しかつ接近・離反する釣り用リー
ルの第1部材と第2部材との間に配置され両部材の相対
回転により発音する釣り用リールの発音機構であって、 前記第1部材に回転方向に間隔を隔てて配置された複数
の音出し凹部と、 前記第2部材の前記複数の音出し凹部の少なくとも一つ
と対向する位置に設けられた装着穴部と、 先端が滑らかな凸状であり前記音出し凹部に衝突する頭
部と、前記頭部に連なって前記頭部より大径に形成され
前記装着穴部に案内されるガイド部と、前記ガイド部に
連なって前記ガイド部より小径に形成された軸部とを有
し、前記装着穴部に進退自在に装着される音出しピン
と、 前記軸部の外周側に配置され前記音出しピンを前記音出
し凹部側に付勢する付勢部材とを備え、 前記ガイド部の前記装着穴部に案内される案内部分の軸
方向長さは、前記2つの部材が最も離反した状態で前記
音出しピンの頭部が前記音出し凹部に接触したときに前
記ガイド部より前記頭部側で前記音出しピンと前記装着
穴部とが重なり合う部分の長さより短い、釣り用リール
の発音機構。 - 【請求項2】前記ガイド部は、前記装着穴部に案内され
る円柱部と、前記円柱部から前記頭部に向けて先細りに
形成されたテーパ部とを有している、請求項1に記載の
釣り用リールの発音機構。 - 【請求項3】前記ガイド部は、前記装着穴部に前記軸部
側が案内され前記頭部に向けて先細りに形成されたテー
パ部を有している、請求項1に記載の釣り用リールの発
音機構。 - 【請求項4】前記ガイド部は、前記装着穴部に案内され
る円柱部を有している、請求項1に記載の釣り用リール
の発音機構。 - 【請求項5】前記頭部の先端は半球状である、請求項1
から4のいずれかに記載の釣り用リールの発音機構。 - 【請求項6】前記ガイド部の最大外径は前記装着穴部の
内径の85%から98%の範囲である、請求項1から5
のいずれかに記載の釣り用リールの発音機構。 - 【請求項7】前記ガイド部の前記案内部分の軸方向長さ
は前記音出しピンの全長の5%から20%の範囲であ
る、請求項1から6のいずれかに記載の釣り用リールの
発音機構。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11120509A JP2000308445A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 釣り用リールの発音機構 |
| US09/516,185 US6354526B1 (en) | 1999-03-12 | 2000-03-01 | Single bearing fishing reel and sounding mechanism |
| SG200001179A SG81351A1 (en) | 1999-03-12 | 2000-03-03 | Single bearing fishing reel and sounding mechanism |
| MYPI20000913A MY124183A (en) | 1999-03-12 | 2000-03-09 | Single bearing fishing reel and sounding mechanism |
| EP00301982A EP1034699B1 (en) | 1999-03-12 | 2000-03-10 | Single bearing fishing reel and sounding mechanism |
| AT00301982T ATE261655T1 (de) | 1999-03-12 | 2000-03-10 | Angelrolle mit einem lager und einem schallmechanismus |
| DE60008946T DE60008946T2 (de) | 1999-03-12 | 2000-03-10 | Angelrolle mit einem Lager und einem Schallmechanismus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11120509A JP2000308445A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 釣り用リールの発音機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000308445A true JP2000308445A (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=14787980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11120509A Pending JP2000308445A (ja) | 1999-03-12 | 1999-04-27 | 釣り用リールの発音機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000308445A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100660556B1 (ko) | 2005-06-02 | 2006-12-22 | (주)주호상사 | 플라이 릴의 드랙 조정노브 |
| CN100341405C (zh) * | 2002-08-27 | 2007-10-10 | 株式会社岛野 | 绕线轮发声机构 |
| US9693544B2 (en) | 2013-11-08 | 2017-07-04 | Shimano Inc. | Drag device for a dual-bearing reel |
-
1999
- 1999-04-27 JP JP11120509A patent/JP2000308445A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100341405C (zh) * | 2002-08-27 | 2007-10-10 | 株式会社岛野 | 绕线轮发声机构 |
| KR100660556B1 (ko) | 2005-06-02 | 2006-12-22 | (주)주호상사 | 플라이 릴의 드랙 조정노브 |
| US9693544B2 (en) | 2013-11-08 | 2017-07-04 | Shimano Inc. | Drag device for a dual-bearing reel |
| US10219500B2 (en) | 2013-11-08 | 2019-03-05 | Shimano Inc. | Dual-bearing reel |
| US10342224B2 (en) | 2013-11-08 | 2019-07-09 | Shimano Inc. | Dual-bearing reel |
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