JP2000308547A - マットレス装置 - Google Patents

マットレス装置

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JP2000308547A
JP2000308547A JP11118883A JP11888399A JP2000308547A JP 2000308547 A JP2000308547 A JP 2000308547A JP 11118883 A JP11118883 A JP 11118883A JP 11888399 A JP11888399 A JP 11888399A JP 2000308547 A JP2000308547 A JP 2000308547A
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JP
Japan
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air
mat
air mat
air cell
divided
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JP11118883A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Masuda
敏之 舛田
Mikihiko Morimoto
幹彦 森本
Masaki Mimura
真季 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ANNERU BED KK
Molten Corp
Original Assignee
ANNERU BED KK
Molten Corp
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 就寝者の体をクッション性よく、かつバラン
スよく支えるマットレス装置を提供する。 【解決手段】 エアマット5とコイルスプリングよりな
るクッション部材4の2層構造を有し、エアマットは、
左右方向に複数配列した第1、第2エアセルを、左右エ
アセル部と中央に形成した前後方向に傾斜屈曲した凹部
にて分割した。エアマット、クッション部材は、両側を
枠部材3で囲まれて袋体1に収納され、エアマット上に
は綾和シート6が敷設されている。衝撃はクッション部
材にて吸収し、エアマットにて体圧分散及びマッサージ
効果を得る。緩和シートにて、エアマット表面の凹凸を
滑らかにし、就寝者に快適感をあたえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に健常者が使用
して好適なマットレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コイルスプリング等よりなるクッション
部材とこの上にエアマットを敷設した2層構造のマット
レス装置は、例えば特開平8−299118号公報に記
載されている。この公報には、上面が開放するケ−ス内
の枠体で囲まれた収納部にスプリングユニットとエアバ
ッグが収納され、外装体にてケースの上面が閉じられた
構造が開示されている。またクッション部材とエアマッ
トの2層構造を有するマットレス装置において、エアマ
ットを第1膨張部と第2膨張部に分け、これを交互に膨
張収縮させる構造のものも、例えば実開昭57−169
317号公報において公知である。かかるマットレス装
置は、病院用ベッドとして用いられ、長期間寝たきりの
状態にある患者に床擦れが生じるのを防止するために使
用される旨記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前掲公報(特開平8−
299118号)に開示のマットレス装置にあっては、
エアマットは、所定圧力に膨張させた状態に維持される
ため、体の一定の部位が常に圧迫されることとなり、加
圧部位が時間的に変化することによって発生するマッサ
ージ効果は得ることができない。また前掲公報(実開昭
57−169317号)に開示のマットレス装置は、床
擦れを防止することを目的とし、患者の圧迫部位を経時
的に変化させて、血行障害を抑制するものであり、これ
もまた快適さを目的としたものではない。
【0004】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、安定した就寝状態を得るために、エアマッ
トの中央部分を左右部分より低くした構造を採用すると
ともに、快適な睡眠状態が得られるよう改良を図ったも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)に係
るマットレス装置は、上面が開放されるとともに上端縁
にファスナーが取りつけられた可撓性部材よりなる袋体
と、該袋体の内部周囲に配置された枠部材と、該袋体内
の上記枠部材内側に収納されたスプリング又は発泡材よ
りなるクッション部材と、該クッション部材上に重ねて
配置されたエアマットと、該エアマット上の敷設された
緩和シートと、該緩和シート上に敷設されるとともに、
その周縁部に上記袋体のファスナーに結合するファスナ
ーが取りつけられた可撓性部材よりなる表面部材とを備
え、上記エアマットは、左右方向に配列された複数の細
長い可撓性エアセルが交互に配置されてなる第1及び第
2エアセルよりなり、該第1及び第2エアセルに交互に
給排気するエアマットであって、上記第1及び第2エア
セルはそれぞれ左右エアセル部及び該左右エアセル部の
中間であってエアマットの中央に位置する凹部よりなる
ものである。
【0006】かかる構成において、マットレスに加わる
衝撃或いは比較的大きな変形力はクッション部材にて吸
収される。またエアマットは、体の支持部分を経時的に
変える等体圧分散を動的に行い、マッサージ作用を得る
とともに血行障害を最小限のものにする。
【0007】本発明(請求項2)に係るマットレス装置
にあっては、上記第1エアセル及び第2エアセルの中央
の上記凹部は前後方向に傾斜屈曲せしめられ、上記左右
エアセル部が前後方向にずらされてなるものである。か
かる構成において、例えば第1エアセルに給気されたと
き、一本のエアセルの右エアセル部と左エアセル部とが
前後にずれているため、エアマットの上に仰臥した就寝
者の体を支える位置が左右対称ではなく、異なる部位を
支えることどなり、左右互い違いに給排気動作がなされ
ることとなる。また傾斜屈曲部は、位置のずれた左右エ
アセル部をなだらかに連結するから、エアセルが連続し
ており途中に急峻な溝が生じるおそれはなく、就寝者の
背骨部分に密接し、エアセル全体をもって体を支える。
【0008】本発明(請求項3)に係るマットレス装置
にあっては、エアマットは、複数に分割された分割エア
マットよりなり、該分割エアマットは、各分割エアマッ
トごとに収納体に収納されてなり、上記分割エアマット
及び上記収納体は、上記エアマットの左右にそれぞれ配
置された給排気チューブに着脱可能に接続されてなるも
のである。かかる構成において、各分割エアマットは、
収納体にてエアセル同士の移動及び分割エアマット間の
移動が規制される。
【0009】本発明(請求項4)に係るマットレス装置
にあっては、給排気チューブは、チューブ側片を有して
なり、該チューブ側片に上記分割エアマット及び上記収
納体が着脱自在に接続される接続手段が取りつけられて
なるものである。かかる構成において、分割エアマット
及び収納体は、チューブに接続されて、三者の位置は互
いに規制される。
【0010】本発明(請求項5)に係るマットレス装置
にあっては、給排気チューブ及びチューブ側片は、2枚
の熱可塑性樹脂シートを重ね合わせて、接合することに
より構成されるものである。かかる構成において、チュ
ーブは押されると容易に偏平に変形するから、手等で押
しても違和感がない。
【0011】
【発明の実施の形態】図1,2において、1は、上面が
開放された偏平な直方体形状の袋体で、可撓性部材例え
は布にて構成される。2aは、この袋体1の上端緑に取
りつけられたファスナーである。3は、袋体1の内部周
囲に配置された枠部材で、弾性を有し軽量な材料、例え
ばポリウレタン発泡体にて構成される。この枠部材3
は、人の体重が加わったとき、僅かに弾性変形する程度
の硬さを有するのが望ましい。人体が当たったとき、柔
らかさが得られると同時に形状維持性を有するからであ
る。4は、コイルスプリングを内蔵したクッション部
材、5は、クッション部材4の上に重ねて配置されたエ
アマット、6は、エアマット5上に敷設された緩和シー
トで、軟弾性を有する厚さ約2cmのポリウレタンフォ
ームよりなるシートが使用できる。実際にはこの緩和シ
ート6は、スポンジ状で強度が弱いため、その下面に不
織布が被着されて補強されている。7は、この緩和シー
ト6上に敷設された布等可撓性部材にて形成された矩形
状の表面部材で、表面にはキルティングが施されてお
り、その周囲端部にファスナー2bが取りつけられてお
り、このファスナー2bは、袋体1のファスナー2aに
結合して、袋体1の上面開放部を閉鎖する。緩和シート
6は、その上面が両面テープ等で表面部材7の下面に接
着され、一体化されている。ファスナー2a,2bの開
閉により、袋体1内部のクッション部材4、エアマット
5、枠部材3は、袋体1から取り出し或いはこれに収納
することができる。
【0012】クッション部材4として、通常のマットレ
スに使用されるスプリング構造或いはフォームラバーが
採用できる。図3は、コイルスプリングを使用した例を
示し、多数のボンネルコイルスプリング8,8,……を
垂直方向に配列し、外周の上下縁部を硬鋼線9で囲み、
これに接するコイルスプリング8,8,……をクリップ
10,10,……にて鋼線9に接続して構成される。1
1は、上側の鋼線9の左右方向(マットレス装置の長手
方向に対し垂直な方向)に、適当間隔を隔てて数本張り
渡されたヘリカルスブリングで、これが接するコイルス
プリング8,8,……に連結されている。12,12
は、このコイルスプリング8,8,……部分の上面及び
下面を覆う2枚のカバー部材で、硬質フェルトよりな
り、その両側端部は、コイルスプリング8,8,……の
中段(例えば2段目)に連結され、コイルスプリング
8,8,……の垂直方向の伸びを規制している。4隅の
4個のコイルスプリング8,8,……は、樽形状のスポ
ンジ13内に埋設されている。14は、コイルスプリン
グ8,8,……部分及びカバー部材12,12を収納す
る布製の収納体で、ポリエステル100%の織布が使用
できる。
【0013】図4に示すように、エアマット5は、空気
非透過性を有する可撓性シートにて細長い袋状に形成さ
れた第1エアセル15a及び第2エアセル15bよりな
る。エアマット5は、複数例えば7個の分割エアマット
16a,16b,……,16gにて構成されている。各
分割エアマット16a,16b,……,16gにおい
て、第1エアセル15aは、端部に形成された連通部1
7aにて互いに連通しており、第1エアセル15aの端
部(図中上側)に連結された給排気チューブ18a及び
パイプ19aを介してエアポンプ20に接続されてい
る。また第2エアセル15bも同様に端部(図中下側)
に形成された連通部17bにて互いに連通しており、給
排気チューブ18b及びパイプ19bを介してエアポン
プ20に接続されている。
【0014】これら第1及び第2エアセル15a,15
bは、エアマット5の前後方向において交互に配置さ
れ、エアポンプ20により任意の周期で交互に給排気動
作がなされる。なお、第1,第2エアセル15a,15
b内は、排気状態においても、給気状態の約1/2の空
気圧に保たれており、給気状態と排気状態の空気圧の差
が極端に大きくならないよう調節される。また給気状態
の空気圧もまた、感触を硬くしたり或いは柔らかくする
等使用者の要望に応じて任意に調節される。
【0015】第1及び第2エアセル15a,15bは、
それぞれセル右側(図4中下側)に位置する右エアセル
部21,22、左側(図4中上側)に位置する左エアセ
ル部23,24及び左右エアセル部21,23,22,
24の中間であってエアマット5の中央に位置する傾斜
屈曲部25,26よりなる。この傾斜屈曲部25,26
により第1及び第2エアセル15a,15bの右エアセ
ル部21,22及び左エアセル部23,24は、なだら
かに連結され、かつ前後方向にずれた位置に設定され
る。なお、図中、第1エアセル15aの前端のエアセル
部27及び第2エアセル15bの後端のエアセル部28
は、左右方向において1/2の大きさをもつエアセル
で、それぞれ反対側に位置するエアセル部とともに、左
右方向に一本のエアセルを構成し、前後方向の段差をな
くするために設けられたものである。
【0016】第1及び第2エアセル15a,15bの左
右エアセル部21,22,23,24及び傾斜屈曲部2
5,26のマット前後方向中心線0に一致する方向の幅
Wは等しく設定されている。それ故、傾斜屈曲部25,
26の傾斜方向に対し垂直な方向の幅Waは幅Wよりも
小さく、したがって幅Wa方向の断面は左右エアセル部
21,22,23,24の幅W方向の断面より小さい円
形となる。図5〜7に示すように傾斜屈曲部25,26
断面は左右エアセル部21,23,22,24より小さ
く、したがってその高さも低く、ここに凹部29が形成
される。この高さの差をhにて示す。両者の高さの差
は、なだらかに移行的に変化している。
【0017】ここで上記幅Wは、完全排気状態で、5な
いし15cmの範囲で、また傾斜屈曲部25,26の水
平方向の幅は5ないし20cmの範囲で設定されるのが
望ましい。幅Wを5ないし15cmの範囲内とするの
は、押圧部位及び押圧解除部位を適当な間隔で分散させ
るためである。また傾斜屈曲部25,26の幅を5ない
し20cmの範囲内とするのは、使用者の背骨部分を余
裕をもって当接させるためであり、この範囲を超える
と、使用者の体を左右エアセル部21,23,22.2
4及び傾斜屈曲部25,26の両方で支えられなくなる
おそれがあるからである。
【0018】第1エアセル15aの右エアセル部21と
第2エアセル15bの左エアセル部24の位置関係(第
2エアセル15bの右エアセル部22と第1エアセル1
5aの左エアセル部23の位置関係)は、第1エアセル
15a又は第2エアセル15bへの給気時、両者の長手
方向(左右方向)の中心線01が左右方向に一直線とな
るよう設定されるのが望ましい。図4はかかる状態を示
し、このためには右エアセル部15aと左エアセル部1
5bとは、完全排気状態では、傾斜屈曲部25,26に
おいて屈曲せしめられた構造となる。かかる構造とする
と、給気時エアマット1は、分割エアマット16a,1
6b,……16gごとに中心線0方向に収縮し、両エア
セル部21,24の中心線01は一直線となるのであ
る。このような構造にすると、第1及び第2エアセル1
5a,15bを交互に給排気動作させたとき、これらが
左右力向に互い違いに押圧及び押圧解除し、左右のバラ
ンスが良好となるのである。
【0019】傾斜屈曲部25,26の傾斜角(左右方向
に対する角度)θは、10度ないし70度の範囲にあ
り、かつその水平方向の幅が前述のごとく5ないし20
cmの範囲に、さらに左右エアセル部21,23,2
2,24の前後方向の幅Wが5ないし15cmの範囲に
ある。10度より小さくすると後斜屈曲部が前後方向に
急峻となりかつその幅も狭くなることから患者を支える
力が小さくなり、周囲との圧力バランスが悪くなり、他
方70度より大きく投定すると、左右エアセル部21,
23,22,24との圧力差が小さくなり、背骨部分を
圧迫するおそれが生じ、また左右エアセル部21,2
3,22,24の前後方向のずれが小さくなり、従来例
において説明したように圧力バランスが悪くなる。また
傾斜屈曲部25,26及び左右エアセル部21,23,
22,24の寸法を上記範囲内で設定することにより、
給気時左右エアセル部21,23,22,24が、左右
方向に略直線状となる位置関係とすることができ、かつ
押圧部位をマッサージ作用を得るのに適した間隔をもっ
て分散させることができる。
【0020】エアマット5は、ナイロン等の織布の片面
又は両面に熱可塑性樹脂シート例えばPVC(ポリ塩化
ビニール)をラミネートし、空気流通を遮断した布を2
枚重ね合わせ、エアセル境界線Pを高周波溶接等により
接合して形成される。なお、織布の片面のみPVCラミ
ネートした布を使用した場合には、ラミネート処理面が
接合面とされることはいうまでもない。
【0021】前後両端を除く分割エァマット16b,1
6c,……,16fは、それぞれ第1エアセル15aの
2本のエアセルと第2エアセル15bの2本のエアセル
が交互に配列されてなり、各エアセルは、それぞれ連通
部17a,17bにて、通気状態で連結されている。な
お端部の分割エアマット16a,16gは、端面を直線
状とするために、1本のエアセル(分割エアマット16
aでは、第2エアセル15b、分割エアマット16gで
は第1エアセル15a)と、1.5本分のエアセル(分
割エアマット16aでは、第1エアセル15a、分割エ
アマット16gでは、第2エアセル15b)にて構成さ
れている。
【0022】主要部分の分割エアマット16b,16
c,……,16fを、第1及び第2エアセル15a,1
5bをそれぞれ2本ずつ合計4本のユニットとしたの
は、次のような理由による。すなわち、第1及び第エア
セル15a,15bは交互に給排気されるから、各分割
エアマットを構成する第1及び第2エアセル15a,1
5bの総数は偶数本でなければならず、そうすると、上
記例のような4本、そのほかに2本、6本、8本等が可
能であるが、エアマットとしての使い勝手、その全長及
び分割エアマットを効率よく交換して使用することの利
点を考慮すると、4本のユニットが最適である。
【0023】すなわちエアセル1本ずつ形成した場合、
就寝者の体重が加わったとき、エアセルは独立して動
き、特に中央部分におけるずれ、移動幅が大きく、就寝
者に不快感を感じさせるおそれがある。この現象はエア
セル2本をユニット化した場合にも起こることが確認さ
れている。エアセル4本をユニット化し、これを2枚の
布を接合して形成した場合、仮に1本のエアセル(ずれ
を生じやすいのは排気エアセル)に体重が集中して加わ
り、これを移動させようとする力が働いたとしても、こ
れに繋がった隣接エアセルは、給気状態にありその移動
を阻止しようとするから、エアセルに大きなずれ、移動
は生じない。なお、発明者は6本ユニットとした場合に
おいても、4本ユニットの場合と略同様の作用が得られ
ることを確認した。
【0024】30は、分割エアマット16a,16b,
……,16gを収納する収納体で、図8に示すように、
2枚の長方形のナイロン織布、ポリエステル織布等の織
布31,32を重ね合わせ、分割エアマット16a,1
6b,……,16gの給気状態の形状に合わせて縫い合
わされることにより7分割され、連結された分割部分3
0a,30b,……,30gを構成している。各分割部
分30a,30b,……,30gの両端(図4,8中上
下端)には開放部33が形成されており、この開放部3
3から分割エ7マット16a,16b,……,16gが
出し入れされる。上側の織布31は、下側の織布32よ
り左右方向端部(図4,8中上下方向端部)において僅
か(左右各約5cm)大きく設定されている。収納体3
0は、分割エアマット16a,16b,……,16gの
エアセル間のずれを防止し、各分割エアマット16a,
16b,……,16g同士の位置を規制するとともに、
分割エアマット16a,16b,……,16g間に生じ
る擦れ音の発生を防止する作用をなす。すなわち、収納
体30が存在しない場合、分割エアマット16a,16
b,……,16gを構成するエアセルが、上下、前後左
右方向にずれる。また分割エアマット16a,16b,
……,18g間の位置がずれる。分割エアマット16
a,16b,……,16g間のずれにより、両者間に不
快な擦れ音が生じる等の問題が発生する。収納体30の
存在により、分割エアマット16a,16b,……,1
6g及びそのエアセルは整然と配置され、その移動も抑
制され、擦れ音も発生しないのである。
【0025】18a,18bは、前述したごとく、分割
エアマット16a,16b,……,16gの両側、すな
わち連通部17a,17bの下方にそれぞれ配置された
2本の給排気チューブで、チューブ18aは第1エアセ
ル15a群に、チューブ18bは第2エアセル15b群
に接続され、これらに給排気するものである。チューブ
18a,18bは、分割エアマット16a,16b,…
…,16gと同様、ナイロン等の織布の片面又は両面に
PVC(ポリ塩化ビニール)をラミネートし、空気流通
を遮断した細長い布を2枚重ね合わせ、所定間隔を隔て
て高周波溶着等により接合して形成される。34は、こ
のチューブ18a,18bに一体形成された側片であ
る。35は、チューブ18a,18bと第1エアセル1
5a、第2エァセル15bを接続するジョイントであ
り、PVC等の樹脂にて形成されている。このジョイン
ト35は、エア接続手段として機能し、これを介して、
チューブ18a,18bから、第1及び第2エアセル1
5a,15bに給排気がなされる。
【0026】図8〜図11は、分割エアマット16a,
16b,……,16g、収納体30及びチューブ18b
の接続状態を示し、36aは分割エアマット16a,1
6b,……,16gの表面側端部に取りつけられた2個
のボタン雄部、36bは、このボタン雄部36aに対応
して、チューブ側片34に取りつけられたボタン雌部、
37aは、収納体30の上側の織布31の端部に取りつ
けられたボタン雄部、37bはこのボタン雄部37aに
対応して、チューブ側片34の表面に取りつけられたボ
タン雌部であり、収納体30のボタン雄部37aは、分
割部分30a,30b……,30gの境界に位置してい
る。これらボタン雌雄部36a,36b,37a,37
bにて接続手段が構成される。
【0027】これらのボタン雌雄部36a,36b,3
7a,37bの結合により、分割エアマット16a,1
6b,……,16g、チューブ18a,18b及び収納
体30は互いに連結される。これらは互いに連結される
ことにより、その位置が規制され、移動しにくくなる。
すなわち就寝者の体重移動があっても、チューブ18
a,18bは移動せず、収納体30もよれて皺を生じた
りすることは殆どない。またボタン雌雄部36a,36
b,37a,37bは分割エアマット16a,16b,
……,16g、収納体30及びチューブ側片34の表面
に取りつけられるから、これらを結合したとき、図9〜
11に示すようにボタン雌雄部36a,36b,37
a,37bが略縦方向に位置するよう、ボタンを取りつ
けた布部分が曲がる。かかる構造であれば、ボタンを外
す方向の力は、縦方向に位置するボタンに縦方向に加わ
るから、ボタンは外れにくいのである。
【0028】ジョイント35は、図12,13に示すよ
うに、ジョイント雄部35a及びジョイント雌部35b
よりなり、これらジョイント雌雄部35a,35bに
は、それぞれ相対向する位置に4個の突起38,89が
形成されている。40は、ジョイント雄部35aの基部
に嵌装されたゴム製の0リングである。ジョイント雄部
35aは、チューブ18a,18bに、またジョイント
雌部35bは、第1,第2エアセル15a,15bに高
周波溶着等により、密封状態を維持して接着されてい
る。ジョイント35の中央には、直径14mmの通気孔
が形成されている。
【0029】その操作につき説明すると、ジョイント雌
部35bをジョイント雄部35aに押し込み、約45度
回転させてジョイント雌部35bの突起39をジョイン
ト雄部85aの突起38の下にもぐりこませると、両者
は強固に結合される。このときジョイント雌部35b
は、図13に示すように、ジョイント雄部35aに設け
た0リング40に弾性接触し、両者のシールはより完全
なものとなる。
【0030】かかる構成にすると、分割エアマット16
a,16b,……,16gは、それぞれチューブ18
a,18bから取り外すことができるから、エアマット
の一部が破損したり或いは汚れたりした場合、その部分
の分割エアマット16a,16b,……,16gのみを
交換すればよい。したがって、交換用の分割エアマット
を用意しておけば、その交換は簡単にまた迅速に行うこ
とができ、エアマット全体を取り替えなけれはならない
という面倒なことはなく、その使い勝手が改善される。
【0031】
【実施例】上記構成のマットレス装置の寸法の一例をあ
げると、袋体1の大きさは、幅(左右方向)98cm、
厚さ19.5cm、高さ22cm、枠部材3の長手方向
部分は、縦18cm、横6cm、長さ194cm、枠部
材3の左右方向部分は、縦18cm、横85cm、長手
方向の厚さ5cmである。この枠部材3内に収納される
クッション部材4の幅85cm、長さ184cm、厚さ
12cm、エアマット5の大きさは、給気状態におい
て、幅85cm、長さ184cm、厚さ10cmであ
る。第1、第2エアセル15a,15bの直径(W)は
7cm、傾斜屈曲部の厚さ(Wa)は6cm、チューブ
18a,18bの直径は3cmであり、この合計がエア
マットの厚さとなる。緩和シート6は、幅96cm、長
さ194cm、厚さ2cmである。チューブ18a,1
8bは、空気を抜いた偏平状態でその幅5cm、チュー
ブ側片34の幅3cmである。
【0032】給気時の第1、第2エアセル15a,15
b内の空気圧は,200〜800mmAqの範囲で使用
され、排気時の空気圧は給気時の空気圧の約1/2であ
る。給気時、第1、第2エアセル15a,15bの左右
エアセル部21,23,22,24及び傾斜屈曲部2
5,26の断面は、図5及び図6に示すような円形とな
り、傾斜屈曲部25,26は高さの差h分だけ低くな
り、凹部29が形成される。上記例の場合、凹部29の
深さは上下それぞれ約5mmである。
【0033】上記構造のエアマットにおいて、その上に
就寝者が仰臥し、第1及び第2エアセル15a,15b
を交互に給排気した場合、右エアセル部21が排気状態
にあるときは、その左側に位置する左エアセル部24が
給気状態にある。すなわち排気状態にある部位はその右
側の給気エアセル部で支えられることとなり、就寝者の
体の上下移動が少なくなり、さらにマット中央部分の凹
部29により、背中の形状にそって広い面積で支えるこ
とから、安定感が増すことが確認された。また、左右エ
アセル部21,23,22,24に比べて、傾斜屈曲部
25,26の幅が小さいことから、この部分の張力が小
さいので、押し圧力は小さく、就寝者の背骨部分の圧力
は小さくなり、その結果、かかる構造からも背中との接
触面積が増すことが確認された。
【0034】
【発明の効果】本発明(請求項1)によれば、仰臥した
就寝者の背中は、エアマット中央の凹部及びその左右エ
アセル部分にて、包みこむごとく、広い面積で支えられ
るから、安定感及び安心感が得られる。また、就寝者の
体重が重い場合或いはマットレス上に飛び乗る等局所的
に大きな外力が加わった場合、特に凹部に底突き現象を
生ずるおそれがあるが、仮にこのような底突き現象を生
じた場合でも、その下層にクッション部材が位置してお
り、これがクッション性をもって変形し、衝撃を吸収す
るから、硬い床面等に当たったような不快感は生じな
い。また第1エアセル及び第2エアセルに交互に給排気
されることにより、体の圧迫部位は経時的に変化し、体
圧分散をバランスよく行うと同時に、マッサージ効果を
得ることができる。さらに第1エアセル及び第2エアセ
ルは、一方が膨張状態にあるときは、他方が収縮状態に
あり、両者間に段差が生じ、これがエアマット表面に凹
凸となって現れる。健常者にとってはこの凹凸を不快に
感じることがあるが、本発明にあっては、エアマット上
に緩和シートが敷かれ、この凹凸をゆるやかなものとす
るから、柔らかい凹凸感が得られる。これらより、快適
な睡眠が得られ、特に健常者が使用して好適である。
【0035】本発明(請求項2)によれば、体の支持が
左右非対象になされるから、就寝者にとって排気状態に
あるエアセルを体感しにくく、排気エアセルの認識がう
すくなり、エアマットの給排気動作に起因する不安感を
低減することができる。またエアセルの中央部分が傾斜
屈曲せしめられ、なだらかに変形しているから、体の背
骨部分に接触したとき、これとの間に隙間が生じること
はない。それ故、この部分において体圧がゼロとなるこ
とはなく、かかる構成からもバランスのよい体圧分散が
得られる。
【0036】本発明(請求項3)によれば、収納体に収
納された分割エアマットの各エアセルは、その水平方向
及び上下方向の位置が規制され、殆ど移動しない。これ
と同時に分割エアマットもまた収納体で連結されている
から、分割エアマット間の移動も生じない。それ故、就
寝時、体の移動に伴ってエアセルが移動するという不快
感は発生せず、また分割エアマット間の摩擦による不快
な擦れ音の発生も抑制される。
【0037】本発明(請求項4)によれば、給排気チュ
ーブに一体形成されたチューブ側片に分割エアマット及
び収納体が着脱自在に接続されるから、これら三者は互
いに連結され、その移動が規制される。それ故、従来必
要であったエアマットを固定するための別の基布等は不
要となり、簡易かつコンパクトに接続することができ
る。
【0038】本発明(請求項5)によれば、給排気チュ
ーブ及びチューブ側片は、2枚の熱可塑性樹脂シートを
重ね合わせて、接合されるから、圧力を受けたとき簡単
につぶれ、偏平となる。それ故、手等体の一部がこれを
押したとしてもその存在感は殆どなく、従来のパイプの
ような硬い違和感を感じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るマットレス装置の分
解斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】クッション部材を示した一部切欠斜視図であ
る。
【図4】エアマットを示す平面図である。
【図5】エアセルの傾斜屈曲部の断面図である。
【図6】左右エアセルの断面図である。
【図7】1本のエアセルの中心線にそった断面図であ
る。
【図8】エアマットの一部分解平面図である。
【図9】図8のB方向から見た側面図である。
【図10】図8のC−C線断面図である。
【図11】図8のD−D線断面図である。
【図12】ジョイントを示す斜視図である。
【図13】ジョイントを接続した状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 袋体 2a,2b ファスナー 3 枠部材 4 クッション部材 5 エアマット 6 緩和シート 7 表面部材 8 コイルスプリング 9 鋼線 15a,15b 第1、第2エアセル 16a,16b,……,16g 分割エアマット 18a,18b チューブ 20 エアポンプ 21,22 右エアセル部 23,24 左エアセル部 25,26 傾斜屈曲部 29 凹部 30 収納体 31,32 織布 34 側片 35 ジョイント 36a,37a ボタン雄部 36b,37b ボタン雌部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 幹彦 広島県広島市西区横川新町1番8号 株式 会社モルテン内 (72)発明者 三村 真季 広島県広島市西区横川新町1番8号 株式 会社モルテン内 Fターム(参考) 3B096 AB04 AD03 AD07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開放されるとともに上端縁にファ
    スナーが取りつけられた可撓性部材よりなる袋体と、 該袋体の内部周囲に配置された枠部材と、 該袋体内の上記枠部材内側に収納されたスプリング又は
    発泡材よりなるクッション部材と、 該クッション部材上に重ねて配置されたエアマットと、 該エアマット上の敷設された緩和シートと、 該緩和シート上に敷設されるとともに、その周縁部に上
    記袋体のファスナーに結合するファスナーが取りつけら
    れた可撓性部材よりなる表面部材とを備え、 上記エアマットは、左右方向に配列された複数の細長い
    可撓性エアセルが交互に配置されてなる第1及び第2エ
    アセルよりなり、該第1及び第2エアセルに交互に給排
    気するエアマットであって、上記第1及び第2エアセル
    はそれぞれ左右エアセル部及び該左右エアセル部の中間
    であってエアマットの中央に位置する凹部よりなること
    を特徴とするマットレス装置。
  2. 【請求項2】 上記第1エアセル及び第2エアセルの中
    央の上記凹部は前後方向に傾斜屈曲せしめられ、上記左
    右エアセル部が前後方向にずらされてなることを特徴と
    する請求項1記載のマットレス装置。
  3. 【請求項3】 上記エアマットは、複数に分割された分
    割エアマットよりなり、該分割エアマットは、各分割エ
    アマットごとに収納体に収納されてなり、上記分割エア
    マット及び上記収納体は、上記エアマットの左右にそれ
    ぞれ配置された給排気チューブに着脱可能に接続されて
    なることを特徴とする請求項1又は2に記載のマットレ
    ス装置。
  4. 【請求項4】 上記給排気チューブは、チューブ側片を
    有してなり、該チューブ側片に上記分割エアマット及び
    上記収納体が着脱自在に接続される接続手段が取りつけ
    られてなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載のマットレス装置。
  5. 【請求項5】 上記給排気チューブ及びチューブ側片
    は、2枚の熱可塑性樹脂シートを重ね合わせて、接合す
    ることにより構成されることを特徴とする請求項4に記
    載のマットレス装置。
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