JP2000309251A - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

車両用ワイパ装置

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JP2000309251A
JP2000309251A JP11366840A JP36684099A JP2000309251A JP 2000309251 A JP2000309251 A JP 2000309251A JP 11366840 A JP11366840 A JP 11366840A JP 36684099 A JP36684099 A JP 36684099A JP 2000309251 A JP2000309251 A JP 2000309251A
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JP
Japan
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glass
actuator
wiper device
vehicle
output shaft
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Shinji Murata
真二 村田
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Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガラス開時において操作者が違和感を覚えるこ
となく、しかもガラス開閉時に連結部からアクチュエー
タの作動に基づいた擦過異音、異常負荷、着脱抵抗等が
発生することのない車両用ワイパ装置を提供する。 【解決手段】検出スイッチ23によりガラスの開状態が
検出されると、その検出に基づいてアクチュエータ3の
作動が停止される。このようにすれば、ガラスが開いて
いるときにはアクチュエータ3が作動しないので、少な
くともその一部が露出する円盤8が作動することがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用ワイパ装置に
係り、詳しくは、ガラスハッチ方式を採用したバックド
アガラス表面を払拭するワイパ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年のワゴン車やハッチバック車等で
は、荷室を開閉するバックドアに設けられたバックドア
ガラスを、そのバックドアの開閉とは別に回動開閉可能
とした所謂ガラスハッチ方式を採用したものがある。こ
のようなバックドアガラスの表面を払拭するワイパ装置
は、従来よりガラスに対して直接取り付けられていた。
【0003】しかしながら、前記ワイパ装置を構成する
部材の中で、特にアクチュエータは大型で重量物であ
る。そのため、バックドアガラスを開けるときには大き
な操作力が必要である。又、ガラスを閉めるときには該
ガラスがバックドアに衝突する。このとき、その衝撃が
大きいと、ガラスのアクチュエータを固定する部分に大
きな荷重がかかり、そこからガラスが割れるおそれがあ
る。又、アクチュエータによりワイパ装置が大型化し、
ワイパ装置により後方視界が大きく遮られてしまう。更
に、アクチュエータをガラス側に固定すると、該アクチ
ュエータの駆動源たるモータに電源を供給する構造が複
雑化してしまう。
【0004】そこで、アクチュエータをバックドア側に
固定するとともに、ガラス側にはワイパアームを軸支す
るピボット軸を回動可能に支持して、ガラス閉時にアク
チュエータとピボット軸とを駆動連結するワイパ装置が
考案された。
【0005】詳述すると、アクチュエータは、その出力
軸に固定された円盤を所定の揺動角度で揺動させる。こ
の円盤には、出力軸の回動中心(中心軸線)に対して径
方向にオフセットした位置に連結孔が形成される。一
方、ピボット軸は、アクチュエータの出力軸と同軸状と
なるようにピボットホルダにより回動可能に支持され、
該ホルダはガラスに固定される。ピボット軸にはアクチ
ュエータ側端部にレバーが固定され、該レバーには円盤
の連結孔に嵌挿する連結ピンが備えられる。
【0006】そして、ガラスが閉められて円盤の連結孔
に連結ピンが嵌挿すると、該円盤とレバーとが駆動連結
する。即ち、アクチュエータが作動し円盤が所定の揺動
角度で揺動すると、レバーも同様に揺動する。レバーの
揺動によりピボット軸が所定角度回動すると、ワイパア
ームが所定角度揺動し、該アーム先端に連結するワイパ
ブレードによりガラス表面が払拭される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したワ
イパ装置はガラス閉時に円盤とレバーとが連結する構成
であるため、ガラス開時においては該円盤の少なくとも
一部が露出することになる。そのため、ガラス開時にア
クチュエータが作動した場合、その作動により円盤が揺
動するため、操作者は違和感を覚えることになる。
【0008】又、アクチュエータが作動している状態に
おいて、ガラス閉状態からガラス開状態あるいはガラス
開状態からガラス閉状態とした時に、連結部(連結ピ
ン、連結孔)には円盤の揺動に基づく擦過異音、異常負
荷、着脱抵抗等が発生する。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、ガラス開時において
操作者が違和感を覚えることなく、しかもガラス開閉時
に連結部からアクチュエータの作動に基づいた擦過異
音、異常負荷、着脱抵抗等が発生することのない車両用
ワイパ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、車体に対して回動開閉す
るガラスにワイパアームを軸支するピボット軸を回動可
能に支持させるとともに、出力軸を作動するアクチュエ
ータを前記車体側に設け、前記ガラスの閉時に前記出力
軸と前記ピボット軸とを駆動連結する連結手段によっ
て、前記アクチュエータの駆動力が前記ワイパアームに
伝達され、該ワイパアームが前記ガラスの表面を払拭す
る車両用ワイパ装置において、前記ガラスの開時に、前
記アクチュエータの作動を停止する作動停止手段を備え
た。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両用ワイパ装置において、前記作動停止手段は、前
記アクチュエータへの電源供給を停止し、その作動を停
止させる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の車両用ワイパ装置において、前記作動停止手段
は、前記ガラスの開閉状態を検出する検出スイッチと、
前記検出スイッチによる開状態の検出信号に基づいて、
前記アクチュエータの作動を停止させるコントローラと
を備える。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の車両用ワイパ装置において、前記作動停止手段
は、前記ガラスの開作動によってスイッチ操作されて前
記アクチュエータへの電源供給を直ちに遮断し、その作
動を停止させる電源遮断スイッチである。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項3又は4
に記載の車両用ワイパ装置において、前記検出スイッチ
又は前記電源遮断スイッチは、前記アクチュエータに配
置される。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の車両用ワイパ装置において、前記出力軸は、軸方向に
沿って移動可能に支持するとともに前記ピボット軸側の
第1の位置となるように付勢手段により付勢され、前記
ガラスが閉められたとき、前記付勢手段の付勢力に抗し
て押圧されて前記第1の位置とは異なる第2の位置に移
動され、前記検出スイッチ又は前記電源遮断スイッチ
は、前記出力軸の前記第1,第2の位置に基づいてその
接点を開閉するように構成した。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の車両用ワイパ装置において、前記検出スイッチ又は前
記電源遮断スイッチは、前記出力軸と一体に移動する第
1接点と、前記出力軸が前記第2の位置に配置されたと
きに前記第1接点に接触するように配設される第2接点
とからなる。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれか1項に記載の車両用ワイパ装置において、前記
ガラスが閉められてから所定時間経過後に、前記アクチ
ュエータの作動を許可するタイマ回路を備えた。
【0018】従って、請求項1に記載の発明によれば、
作動停止手段により、ガラスの開時にアクチュエータの
作動が停止される。このようにすれば、ガラスが開いて
いるときにはアクチュエータが作動しないので、少なく
ともその一部が露出する連結手段が作動することはな
く、操作者が違和感を覚えることがない。又、ガラス開
閉時に連結部からアクチュエータの作動に基づいた擦過
異音、異常負荷、着脱抵抗等が発生することがない。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、作動停止
手段により、ガラスの開時にはアクチュエータへの電源
供給が停止され、その作動が停止される。このようにす
れば、アクチュエータの作動を簡単に停止することがで
き、余分な電力を消費しない。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、検出スイ
ッチは、運転者への警告表示等に使用されるガラスの開
状態検出用のスイッチを共用でき、しかもそのスイッチ
が離れた位置に配置されていてもその検出信号に基づい
てコントローラがアクチュエータの作動を制御し、ガラ
スの開状態が検出された場合にアクチュエータを停止さ
せることができる。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、電源遮断
スイッチは、ガラスの開作動によってスイッチ操作され
てアクチュエータへの電源供給を遮断し作動を停止させ
る。このようにすれば、電源遮断スイッチという簡単な
構成だけで、アクチュエータの作動を直ちに停止させる
ことができる。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、スイッチ
は、アクチュエータに配置され一体に組み込まれる。こ
のようにすれば、車両に対する装置の組付けを容易とす
ることができる。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、出力軸は
軸方向に沿って移動可能に支持されるとともに、付勢手
段によって出力軸がピボット軸側に突出した第1の位置
に配置するように付勢される。又、ガラスが閉められた
ときには、連結手段が駆動連結することにより、出力軸
がその連結手段により付勢手段の付勢力に抗して押圧さ
れて前記第1の位置とは異なる第2の位置に移動され
る。そして、スイッチは、出力軸の第1,第2の位置に
基づいてその接点が開閉され、ガラスの開閉状態を検出
する。このようにすれば、ガラスの開閉状態を検出する
検出手段を簡単に構成することができる。
【0024】請求項7に記載の発明によれば、スイッチ
は、出力軸と一体に移動する第1接点と、出力軸が第2
の位置に配置されたとき、即ちガラスが閉められたとき
に第1接点に接触するように配設される第2接点とから
構成される。このようにすれば、スイッチをアクチュエ
ータに内蔵でき、該スイッチとアクチュエータとをコン
パクトにモジュール化できる。
【0025】請求項8に記載の発明によれば、タイマ回
路により、ガラスが閉められてから所定時間経過した後
にアクチュエータが作動する。このようにすれば、操作
者がワイパ装置(アクチュエータ)を作動させたままで
ガラスを開け、再びガラスを閉めた場合、ガラスを閉め
た直後に直ちにワイパ装置が払拭動作を行わないので、
操作者が驚くことがなく、違和感が軽減される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図7に従って説明する。図1〜図3は、
本実施の形態の車両用ワイパ装置を示す。ワイパ装置1
は、ガラスハッチ方式を採用したバックドアガラス表面
を払拭するワイパ装置である。ワイパ装置1は、バック
ドア2側に搭載されるアクチュエータ3と、バックドア
ガラス4側に搭載されるガラス側ユニット5とから構成
される。
【0027】アクチュエータ3は、電動モータ6と減速
部7とで一体に構成され、バックドア2の取付部2aに
取り付けられる。アクチュエータ3の出力軸3aには円
盤8が一体回動可能に固定され、該軸3aの回動中心
(中心軸線L1)と円盤8のそれとが一致する。そし
て、アクチュエータ3は、モータ6の回転運動を減速部
7を介して円盤8の所定の揺動角度の揺動運動に変換す
る。
【0028】前記円盤8には、出力軸3aの中心軸線L
1に対して径方向外周側にオフセットした位置に、ガラ
ス4側に向かって開口する連結凹部8aが形成される。
連結凹部8aは、長円形状であって、その長径が円盤8
の径方向に沿うように形成される。連結凹部8aの短径
は、後述する連結ピン14の径より若干大きく形成され
る。
【0029】図4〜図6に示すように、アクチュエータ
3(減速部7)内において、円盤8が固定された前記出
力軸3aは軸支持部20によって軸方向に移動可能に支
持される。この出力軸3aは、スプリングSによりガラ
ス4側に突出するように付勢されている。又、出力軸3
aには、円環状の導電プレート21がフランジ状に固定
される。導電プレート21の近傍位置には、該プレート
21の摺接面21aに接離可能なコンタクトプレート2
2が設けられる。このコンタクトプレート22は、基端
が固定され、先端部の接触部22aが軸方向に沿って変
位可能に構成される。そして、このような導電プレート
21及びコンタクトプレート22によって、ガラス4の
開閉状態を検出する検出スイッチ23が構成され、該ス
イッチ23は前記モータ6を制御する後述するコントロ
ーラ24に電気的に接続されている。
【0030】詳述すると、ガラス4の開時においては、
図4に示すように円盤8に対して後述する連結ピン14
が作用しないため、出力軸3a(円盤8)はスプリング
Sにより最も突出した第1の位置P1(出力軸3aの移
動ストロークXの一端)に配置される。(尚、図示した
第1の位置P1は、円盤8の裏面の位置を示している。
又、後述する第2,第3の位置P2,P3も同様であ
る。)このとき、導電プレート21はコンタクトプレー
ト22から離間した位置に配置される。従って、両プレ
ート21,22は非導通状態、即ち検出スイッチ23が
オフ状態になる。
【0031】又、ガラス4が閉められ、図5に示すよう
に連結ピン14が円盤8の連結凹部8aに嵌挿した状態
になると、連結ピン14は連結凹部8aの底部を押圧
し、出力軸3a(円盤8)はスプリングSの付勢力に抗
して没入した第2の位置P2に配置される。このとき、
導電プレート21はコンタクトプレート22と接触する
位置に配置される。従って、両プレート21,22は導
通状態、即ち検出スイッチ23がオン状態となる。
【0032】又、ガラス4が閉められた状態であって、
図6に示すように円盤8の連結凹部8aに連結ピン14
が嵌挿せず、該円盤8の表面8bに当接した場合、連結
ピン14は円盤8の表面8bを押圧し、出力軸3a(円
盤8)はスプリングSの付勢力に抗して図5に示す嵌挿
時よりも更に没入した第3の位置P3(出力軸3aの移
動ストロークXの他端)に配置される。このとき、両プ
レート21,22は上記と同様に前記第2の位置P2で
導通状態となり、そのまま位置P2から位置P3まで移
動しても依然として導通状態が維持される。従って、検
出スイッチ23はオン状態となる。
【0033】一方、ガラス側ユニット5において、バッ
クドアガラス4の表裏を貫通するピボット軸10は前記
アクチュエータ3の出力軸3aと同軸状となるようにピ
ボットホルダ11により回動可能に支持され、該ホルダ
11はガラス4に固定される。ピボット軸10の室外側
の端部にはワイパアーム12が固定され、該アーム12
の先端部にはガラス4表面を払拭するワイパブレード
(図示略)が連結される。又、ピボット軸10の室内側
(アクチュエータ3側)端部にはレバー13の基端部が
固定され、該レバー13の先端部には前記円盤8の連結
凹部8aに嵌挿される連結ピン14が備えられる。前記
ピボットホルダ11には、レバー13の先端部側面が当
接することにより、該レバー13の揺動を所定の揺動角
度で規制する規制部11aが設けられる。
【0034】又、ピボットホルダ11にはステー部11
bが設けられ、該ステー部11bにはストライカ15が
固定される。これに対し、バックドア2側のストライカ
15に対応した位置には、ラッチ機構16が備えられ
る。ラッチ機構16はストライカ15と係合することで
バックドアガラス4を閉状態に保持し、ストライカ15
と非係合になることでガラス4を開作動可能とする。
【0035】次に、図7に示すように、前記モータ6
は、車両に搭載されるコントローラ24によって制御さ
れる。コントローラ24にはバッテリ25から電源が供
給される。又、コントローラ24には、前記検出スイッ
チ23及び運転席に設けられるワイパスイッチ26が接
続される。そして、コントローラ24は、ワイパスイッ
チ26の操作に基づいた該スイッチ26からの払拭指令
信号に応答してモータ6を作動させ、ワイパアーム12
を払拭動作させる。又、コントローラ24は、検出スイ
ッチ23がオフしているときにはガラス4が開状態であ
ると判定し、ワイパスイッチ26の操作に係わらず、モ
ータ6への電源供給を直ちに停止するように構成されて
いる。逆に、検出スイッチ23がオンしているとき、コ
ントローラ24はガラス4が閉状態であると判定し、ワ
イパスイッチ26からの払拭指令信号に応答してモータ
6に電源を供給する。
【0036】このように構成されたワイパ装置1では、
ガラス4が閉状態で円盤8の連結凹部8aに連結ピン1
4が嵌挿した状態では、該円盤8とレバー13とが駆動
連結している。このとき、図5に示すように、連結ピン
14が連結凹部8aの底部を押圧するため、出力軸3a
(円盤8)はスプリングSの付勢力に抗して没入した第
2の位置P2に配置されている。従って、両プレート2
1,22が導通状態、即ち検出スイッチ23がオン状態
になっている。
【0037】そして、ワイパスイッチ26が操作され、
払拭指令信号がコントローラ24に入力されると、該コ
ントローラ24はモータ6に電源を供給する。すると、
アクチュエータ3が作動し円盤8が所定の揺動角度で揺
動し、それによりレバー13も同じ角度だけ揺動する。
すると、レバー13の揺動によりピボット軸10が所定
角度で回動し、ワイパアーム12が所定の揺動角度で揺
動して、ワイパブレードによりガラス4表面が払拭され
る。
【0038】又、図2に示すように、ガラス4が開けら
れると、該ガラス4の開作動とともに円盤8の連結凹部
8aから連結ピン14が抜けるだけであるので、該ガラ
ス4を容易に開作動することができる。このとき、図4
に示すように、円盤8は連結ピン14により押圧されな
いため、出力軸3a(円盤8)はスプリングSの付勢力
によって最も突出した第1の位置P1に配置される。従
って、両プレート21,22が非導通状態、即ち検出ス
イッチ23がオフ状態となる。そのため、この状態で
は、コントローラ24はガラス4が開状態であると判定
し、ワイパスイッチ26の操作に係わらずモータ6への
電源供給を直ちに停止する。つまり、ガラス4が開いて
いるときには、アクチュエータ3は作動しないようにな
っている。
【0039】そして、ガラス4が再び閉められると、円
盤8の連結凹部8aに連結ピン14が嵌挿し、該円盤8
とレバー13とが再び駆動連結した状態になるととも
に、検出スイッチ23がオンされる。つまり、ワイパ装
置1は、ワイパスイッチ26の操作に基づいた払拭動作
が可能な状態になる。
【0040】ここで、ガラス4の開時に何らかの原因で
連結ピン14が連結凹部8aに嵌挿可能な位置からレバ
ー13が回転方向にずれたとする。この場合、ガラス4
を閉めたときに連結ピン14が円盤8の表面8bに当接
し、その表面8bを押圧する。このとき、図6に示すよ
うに、連結ピン14により、出力軸3a(円盤8)はス
プリングSの付勢力に抗して図5に示す嵌挿時よりも更
に没入した第3の位置P3に配置される。この場合も、
上記と同様に、検出スイッチ23がオン状態となる。
【0041】そして、ワイパスイッチ26が操作され、
払拭指令信号がコントローラ24に入力されると、該コ
ントローラ24はモータ6に電源を供給する。すると、
アクチュエータ3が作動し円盤8が揺動して、連結ピン
14の先端が円盤8の表面8bに摺接される。このと
き、連結ピン14に摺接抵抗が作用するが、ピボット軸
10はレバー13がその摺接抵抗により円盤8と連れ回
りしないようにピボットホルダ11に対して支持されて
いる。
【0042】そして、連結凹部8aに連結ピン14が嵌
挿可能な位置まで円盤8が揺動したとき、円盤8はスプ
リングSの付勢力によりその連結凹部8aに連結ピン1
4が再び嵌挿される。こうして、円盤8とレバー13と
が再び駆動連結される。そして、これ以降、円盤8の揺
動に基づいてワイパアーム12が揺動し、ワイパブレー
ドによりガラス4表面が払拭される。
【0043】このように、本実施の形態では、ガラス4
が開状態のときにはモータ6(アクチュエータ3)が作
動しないようにして、操作者が違和感を覚えないように
している。又、ガラス4開閉時に、連結部(連結ピン1
4、連結凹部8a)からアクチュエータ3の作動に基づ
いた擦過異音、異常負荷、着脱抵抗等が発生しない。
【0044】上記したように、本実施の形態では、以下
に示す作用効果を得ることができる。 (1)本実施形態検では、検出スイッチ23によりガラ
ス4の開状態が検出されると、コントローラ24はアク
チュエータ3の作動を直ちに停止すべくモータ6への電
源供給を停止する。このようにすれば、ガラス4が開い
ているときにはアクチュエータ3が作動しないので、少
なくともその一部が露出する円盤8が作動することはな
く、操作者が違和感を覚えることがない。又、ガラス4
開閉時に、連結部(連結ピン14、連結凹部8a)から
アクチュエータ3の作動に基づいた擦過異音、異常負
荷、着脱抵抗等が発生することがない。しかも、コント
ローラ24は、モータ6への電源供給を停止してアクチ
ュエータ3の作動を停止するので、該アクチュエータ3
の作動を簡単に停止することができ、余分な電力を消費
しない。
【0045】(2)出力軸3aは、ガラス4開時に配置
される最も突出した第1の位置P1と、ガラス4閉時に
円盤8に連結ピン14が作用することにより配置される
第2,第3の位置P2,P3に配置される。そして、検
出スイッチ23は、出力軸3aに固定された導電プレー
ト21と、出力軸3aが第2,第3の位置P2,P3に
配置されたときに導電プレート21に接触するコンタク
トプレート22とから構成される。従って、検出スイッ
チ23はアクチュエータ3に配置されているので、アク
チュエータ3に内蔵することにより検出スイッチ23と
アクチュエータ3とをコンパクトにモジュール化でき
る。そのため、ワイパ装置1の車両に対する組付けを容
易とすることができる。しかも、ガラス4を開閉状態を
検出する検出スイッチ23を導電プレート21とコンタ
クトプレート22とで構成できるので、該スイッチ23
を簡単に構成することができる。
【0046】尚、本発明の実施の形態は以下のように変
更してもよい。 ○上記実施の形態では、円盤8の連結凹部8aに対して
レバー13に設けた連結ピン14を嵌挿することで、ア
クチュエータ3の出力軸3aとピボット軸10との駆動
連結を行ったが、出力軸3aとピボット軸10との駆動
連結はこれに限定されるものではない。
【0047】○上記実施の形態では、アクチュエータ3
に減速部7を設けて円盤8を揺動運動させ、その揺動運
動をピボット軸10に伝達してワイパアーム12を揺動
させるようにしたが、例えば、アクチュエータ3側に円
盤8を一方向に回転させるとともに、ガラス4側にその
円盤8の回転運動をワイパアーム12の揺動運動に変換
するリンク機構を設けた構成としてもよい。
【0048】○上記実施の形態では、検出スイッチ23
によりガラス4の開状態を検出すると、コントローラ2
4はアクチュエータ3の作動を停止すべくモータ6への
電源供給を停止するようにしたが、例えば、検出スイッ
チ23をモータ6とコントローラ24との間に設け、モ
ータ6に供給する電源を該スイッチ23により直接遮断
するようにしてもよい。このようにすれば、検出スイッ
チ23だけでアクチュエータ3の作動を直ちに停止でき
るので、コントローラ24の制御を簡単なものとするこ
とができる。
【0049】又、モータ6とコントローラ24との間に
リレーを設け、そのリレーを検出スイッチ23により作
動させて、モータ6に供給する電源をリレーにより遮断
するようにしてもよい。更に、モータ6と円盤8との間
に電磁クラッチを設け、検出スイッチ23がガラス4の
開状態を検出したときに、電磁クラッチにより円盤8に
駆動力を伝達しないようにしてもよい。
【0050】○上記実施の形態では、操作者がワイパ装
置1を作動させたままでガラス4を開け、再びガラス4
を閉めた場合、ガラス4の閉時に検出スイッチ23のオ
ンに基づいて直ぐにアクチュエータ3(ワイパ装置1)
を作動するものであるが、例えば、図8に示すように変
更してもよい。
【0051】図8に示すように、アクチュエータ3内に
タイマ回路27が設けられ、該タイマ回路27と検出ス
イッチ23とがコントローラ24とモータ6との間に直
列に接続される。このタイマ回路27は、検出スイッチ
23がオンしてから(ガラス4が閉められてから)所定
時間経過後に、アクチュエータ3に電源を供給して作動
させる。又、このタイマ回路27は、通常のワイパスイ
ッチ26の操作時には、直ちにアクチュエータ3に電源
供給を行うようになっている。尚、ガラス4開時には検
出スイッチ23がオフすることによりアクチュエータ3
への電源供給が遮断され、該アクチュエータ3の作動が
直ちに停止される。
【0052】このようにすれば、操作者がワイパ装置1
を作動させたままでガラス4を開け、再びガラス4を閉
めた場合、ガラス4を閉めた直後にワイパ装置1が払拭
動作を行わないので、操作者が驚くことはなく、違和感
を軽減することができ、しかも所定時間後にはワイパ装
置1が作動してガラス面の払拭を継続するので、操作者
の意思も尊重された制御を行うことができる。
【0053】又、この形態では、上記したように、タイ
マ回路27と検出スイッチ23とがコントローラ24と
モータ6との間に直列に接続され、しかもそれらをアク
チュエータ3内に配置すれば、通常、運転席近傍に備え
られるコントローラ24からの配線が少なくてすみ、し
かもその配線の取り廻しも不要となる。
【0054】尚、タイマ回路27と検出スイッチ23と
の接続は、上記構成に限定されるものではない。又、タ
イマ回路27をアクチュエータ3内に設けたが、コント
ローラ24内に設けてもよい。
【0055】○上記実施の形態では、検出スイッチ23
をアクチュエータ3と一体に設けたが、ガラス4の開閉
状態を検出できれば、検出スイッチ23をその他の場所
に設けてもよい。例えば、図9に示すように、検出スイ
ッチ28をバックドア2に設けてもよい。この検出スイ
ッチ28は、インストルメントパネルにおいて運転者へ
のガラス4の開閉状態の警告表示を行うためのガラスハ
ッチカーテシスイッチである。
【0056】○上記実施の形態では、検出スイッチ23
を導電プレート21とコンタクトプレート22とで構成
したが、ガラス4の開閉状態を検出できれば、このよう
な接点を用いたスイッチに限定されるものではない。
又、検出スイッチ23を構成する導電プレート21を出
力軸3aに固定したが、出力軸3aに固定され、減速部
7を構成するギヤ(図示略)の端面に導電プレート21
を一体に形成してもよい。このようにすれば、部品数を
少なくすることができる。
【0057】○上記実施の形態では、バックドア2と該
ドア2に対して回動開閉可能に支持したガラス4との間
にワイパ装置1を設けたが、バックドア2を有しない車
体と該車体に対して回動開閉可能に支持したガラスとの
間に上記したようなワイパ装置を設けてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ガラス開時において操作者が違和感を覚えることなく、
しかもガラス開閉時に連結部からアクチュエータの作動
に基づいた擦過異音、異常負荷、着脱抵抗等が発生する
ことのない車両用ワイパ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態におけるガラス閉時の車両用ワイ
パ装置の断面図である。
【図2】 ガラス開時の車両用ワイパ装置の断面図であ
る。
【図3】 ワイパ装置の分解斜視図である。
【図4】 検出スイッチの動作を示す要部断面図であ
る。
【図5】 検出スイッチの動作を示す要部断面図であ
る。
【図6】 検出スイッチの動作を示す要部断面図であ
る。
【図7】 ワイパ装置の電気的構成図である。
【図8】 別例におけるワイパ装置の電気的構成図であ
る。
【図9】 別例における車両の後方斜視図である。
【符号の説明】
2…車体としてのバックドア、3…アクチュエータ、3
a…出力軸、4…ガラスとしてのバックドアガラス、8
…連結手段を構成する円盤、8a…連結手段を構成する
連結凹部、10…ピボット軸、12…ワイパアーム、1
3…連結手段を構成するレバー、14…連結手段を構成
する連結ピン、21…第1接点としての導電プレート、
22…第2接点としてのコンタクトプレート、23,2
8…作動停止手段を構成する電源遮断スイッチとしての
検出スイッチ、24…作動停止手段を構成するコントロ
ーラ、27…タイマ回路、P1…第1の位置、P2…第
2の位置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体(2)に対して回動開閉するガラス
    (4)にワイパアーム(12)を軸支するピボット軸
    (10)を回動可能に支持させるとともに、出力軸(3
    a)を作動するアクチュエータ(3)を前記車体(2)
    側に設け、前記ガラス(4)の閉時に前記出力軸(3
    a)と前記ピボット軸(10)とを駆動連結する連結手
    段(8,8a,13,14)によって、前記アクチュエ
    ータ(3)の駆動力が前記ワイパアーム(12)に伝達
    され、該ワイパアーム(12)が前記ガラス(4)の表
    面を払拭する車両用ワイパ装置において、 前記ガラス(4)の開時に、前記アクチュエータ(3)
    の作動を停止する作動停止手段(23,24,28)を
    備えたことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用ワイパ装置にお
    いて、 前記作動停止手段(23,24,28)は、前記アクチ
    ュエータ(3)への電源供給を停止し、その作動を停止
    させることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の車両用ワイパ装
    置において、 前記作動停止手段(23,24,28)は、 前記ガラス(4)の開閉状態を検出する検出スイッチ
    (23,28)と、 前記検出スイッチ(23,28)による開状態の検出信
    号に基づいて、前記アクチュエータ(6)の作動を停止
    させるコントローラ(24)とを備えることを特徴とす
    る車両用ワイパ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の車両用ワイパ装
    置において、 前記作動停止手段(23,28)は、前記ガラス(4)
    の開作動によってスイッチ操作されて前記アクチュエー
    タ(3)への電源供給を直ちに遮断し、その作動を停止
    させる電源遮断スイッチ(23,28)であることを特
    徴とする車両用ワイパ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の車両用ワイパ装
    置において、 前記検出スイッチ又は前記電源遮断スイッチ(23)
    は、前記アクチュエータ(3)に配置されることを特徴
    とする車両用ワイパ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の車両用ワイパ装置にお
    いて、 前記出力軸(3a)は、軸方向に沿って移動可能に支持
    するとともに前記ピボット軸(10)側の第1の位置
    (P1)となるように付勢手段(S)により付勢され、
    前記ガラス(4)が閉められたとき、前記付勢手段
    (S)の付勢力に抗して押圧されて前記第1の位置(P
    1)とは異なる第2の位置(P2)に移動され、 前記検出スイッチ又は前記電源遮断スイッチ(23)
    は、前記出力軸(3a)の前記第1,第2の位置(P
    1,P2)に基づいてその接点(21,22)を開閉す
    るように構成したことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の車両用ワイパ装置にお
    いて、 前記検出スイッチ又は前記電源遮断スイッチ(23)
    は、 前記出力軸(3a)と一体に移動する第1接点(21)
    と、 前記出力軸(3a)が前記第2の位置(P2)に配置さ
    れたときに前記第1接点(21)に接触するように配設
    される第2接点(22)とからなることを特徴とする車
    両用ワイパ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の車
    両用ワイパ装置において、 前記ガラス(4)が閉められてから所定時間経過後に、
    前記アクチュエータ(3)の作動を許可するタイマ回路
    (27)を備えたことを特徴とする車両用ワイパ装置。
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