JP2000310565A - 放射温度計の経時変化の校正方法及び放射温度計 - Google Patents
放射温度計の経時変化の校正方法及び放射温度計Info
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- JP2000310565A JP2000310565A JP11120540A JP12054099A JP2000310565A JP 2000310565 A JP2000310565 A JP 2000310565A JP 11120540 A JP11120540 A JP 11120540A JP 12054099 A JP12054099 A JP 12054099A JP 2000310565 A JP2000310565 A JP 2000310565A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サーミスタの経時変化を補正するための校正
機能を持たせること。 【解決手段】 環境温度と等しい温度の黒体をセンサS
の視野全体に入れることによって、センサRとセンサS
を熱的に同一環境に置く。その後、スイッチ入力等の操
作により、ステップS1にて、センサSの抵抗値Rsと
センサRの抵抗値Rrとの差(Rs−Rr)を検出す
る。ここで、Rs−Rrの値が0であった場合には、校
正の必要がないものと判断し、処理を完了する(ステッ
プS2)。ステップS3では、(19)式を利用して(Rs
−Rr)を温度Tsrへ変換する。次いで、ステップS
4で、この温度Tsrを校正のパラメータδTとして格
納する。
機能を持たせること。 【解決手段】 環境温度と等しい温度の黒体をセンサS
の視野全体に入れることによって、センサRとセンサS
を熱的に同一環境に置く。その後、スイッチ入力等の操
作により、ステップS1にて、センサSの抵抗値Rsと
センサRの抵抗値Rrとの差(Rs−Rr)を検出す
る。ここで、Rs−Rrの値が0であった場合には、校
正の必要がないものと判断し、処理を完了する(ステッ
プS2)。ステップS3では、(19)式を利用して(Rs
−Rr)を温度Tsrへ変換する。次いで、ステップS
4で、この温度Tsrを校正のパラメータδTとして格
納する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーミスタボロメ
ータ型温度センサを用いた放射温度計に関する。
ータ型温度センサを用いた放射温度計に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放射温度計は種々の分野で用いら
れている。放射温度計に用いられるセンサとしては、サ
ーモパイルやサーミスタボロメータ等がある。サーモパ
イルは被温度測定物からの放射エネルギに対応した電圧
を出力する素子であり、サーミスタボロメータは放射エ
ネルギに対応した抵抗値を呈する素子である。
れている。放射温度計に用いられるセンサとしては、サ
ーモパイルやサーミスタボロメータ等がある。サーモパ
イルは被温度測定物からの放射エネルギに対応した電圧
を出力する素子であり、サーミスタボロメータは放射エ
ネルギに対応した抵抗値を呈する素子である。
【0003】これらのセンサを用いた放射温度計は、体
温の代表値である耳内の温度を測定する耳式体温計とし
ても用いられている。
温の代表値である耳内の温度を測定する耳式体温計とし
ても用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サーミ
スタボロメータ型温度センサを用いた耳式体温計に従来
の接触型の電子体温計程度の精度(0.1℃以下の誤
差)を要求するとセンサの経時変化が問題となる。
スタボロメータ型温度センサを用いた耳式体温計に従来
の接触型の電子体温計程度の精度(0.1℃以下の誤
差)を要求するとセンサの経時変化が問題となる。
【0005】通常の放射温度計は、0℃〜300℃とい
った広範囲の温度領域の測定を目的としたものであり、
要求される測定精度は数℃であるのに対し,耳式体温計
の場合は±0.1℃の精度が要求される。しかしなが
ら、一般にサーミスタは経時変化があり、高精度を維持
するためには一定期間ごとの校正が必要である。実際、
工業用の接触型のサーミスタ温度計では一定期間ごとに
校正を行ないながら使用されている。
った広範囲の温度領域の測定を目的としたものであり、
要求される測定精度は数℃であるのに対し,耳式体温計
の場合は±0.1℃の精度が要求される。しかしなが
ら、一般にサーミスタは経時変化があり、高精度を維持
するためには一定期間ごとの校正が必要である。実際、
工業用の接触型のサーミスタ温度計では一定期間ごとに
校正を行ないながら使用されている。
【0006】具体的にサーミスタボロメータ型温度セン
サを用いた耳式体温計の場合は、サーミスタ特性を表す
2つのパラメータ(R25,B定数)が経時変化する
と、同じ放射エネルギーに対しての抵抗値変化が商品出
荷時のそれとは異なってしまうので、初期の精度を維持
できなくなる。
サを用いた耳式体温計の場合は、サーミスタ特性を表す
2つのパラメータ(R25,B定数)が経時変化する
と、同じ放射エネルギーに対しての抵抗値変化が商品出
荷時のそれとは異なってしまうので、初期の精度を維持
できなくなる。
【0007】したがって、放射温度計に高分解能、高精
度を要求する場合には、センサの経時変化を補正するた
めの校正機能を持つことが要求される。
度を要求する場合には、センサの経時変化を補正するた
めの校正機能を持つことが要求される。
【0008】本発明は、サーミスタを用いた放射温度計
における上記課題に着目してなされたものであり、サー
ミスタの経時変化を補正するための校正機能を持った放
射温度計を提供することを目的とする。
における上記課題に着目してなされたものであり、サー
ミスタの経時変化を補正するための校正機能を持った放
射温度計を提供することを目的とする。
【0009】なお、この発明と同様に、赤外線センサを
用いた放射温度計の発明として、特開平8−25446
7号公報、特開昭61−117422号公報に開示され
ている発明があるが、これらの発明が光学系の温度補正
のために毎測温時に基準比較面を測定した比較赤外デー
タを測温処理に用いるのに対し、本発明では、センサ自
体の経時変化を補正するために、校正時のみ参照用サー
ミスタRを基準として赤外線検出用サーミスタSの商品
出荷時に測定した基準温度でのセンサ抵抗値と任意時間
経過後に生じるセンサ抵抗値とのずれを補正するもので
あり、上記公報に記載されている発明とは、その趣旨お
よび作用、効果が異なると言える。
用いた放射温度計の発明として、特開平8−25446
7号公報、特開昭61−117422号公報に開示され
ている発明があるが、これらの発明が光学系の温度補正
のために毎測温時に基準比較面を測定した比較赤外デー
タを測温処理に用いるのに対し、本発明では、センサ自
体の経時変化を補正するために、校正時のみ参照用サー
ミスタRを基準として赤外線検出用サーミスタSの商品
出荷時に測定した基準温度でのセンサ抵抗値と任意時間
経過後に生じるセンサ抵抗値とのずれを補正するもので
あり、上記公報に記載されている発明とは、その趣旨お
よび作用、効果が異なると言える。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は次のように構成される。
めの本発明は次のように構成される。
【0011】請求項1に記載の発明は、第1と第2のサ
ーミスタボロメータ型温度センサを有する放射温度計の
経時変化の校正方法であって、前記第1のサーミスタボ
ロメータ型温度センサの温度を計測して前記第2のサー
ミスタボロメータ型温度センサの温度を知る段階と、前
記第1のサーミスタボロメータ型温度センサの特性を基
準にして前記第2のサーミスタボロメータ型温度センサ
の特性の経時変化による変化分を算出する段階と、算出
された変化分に基づいて、前記第2のサーミスタボロメ
ータ型温度センサの検出値を校正する段階と、を有する
ことを特徴とする。
ーミスタボロメータ型温度センサを有する放射温度計の
経時変化の校正方法であって、前記第1のサーミスタボ
ロメータ型温度センサの温度を計測して前記第2のサー
ミスタボロメータ型温度センサの温度を知る段階と、前
記第1のサーミスタボロメータ型温度センサの特性を基
準にして前記第2のサーミスタボロメータ型温度センサ
の特性の経時変化による変化分を算出する段階と、算出
された変化分に基づいて、前記第2のサーミスタボロメ
ータ型温度センサの検出値を校正する段階と、を有する
ことを特徴とする。
【0012】この請求項に記載されている放射温度計の
経時変化の校正方法は、簡単に言えば、第1と第2のサ
ーミスタボロメータ型温度センサR,Sの校正時には、
両センサを熱的に同一な環境において、第1のサーミス
タボロメータ型温度センサRを基準にして、第2のサー
ミスタボロメータ型温度センサSのずれ分を算出し、経
時変化を校正しようというものである。第1と第2のサ
ーミスタボロメータ型温度センサRとSの間の温度差が
被検出ターゲットの温度測定値に非常に敏感に作用する
ので、サーミスタボロメータ型温度センサR,Sに多少
の経時変化があっても、サーミスタボロメータ型温度セ
ンサR,S間の経時変化によるずれ分(変化分)だけで
も校正しておけば、被検出ターゲットの温度測定値を許
容誤差内に収めることができるという経時変化の校正方
法である。
経時変化の校正方法は、簡単に言えば、第1と第2のサ
ーミスタボロメータ型温度センサR,Sの校正時には、
両センサを熱的に同一な環境において、第1のサーミス
タボロメータ型温度センサRを基準にして、第2のサー
ミスタボロメータ型温度センサSのずれ分を算出し、経
時変化を校正しようというものである。第1と第2のサ
ーミスタボロメータ型温度センサRとSの間の温度差が
被検出ターゲットの温度測定値に非常に敏感に作用する
ので、サーミスタボロメータ型温度センサR,Sに多少
の経時変化があっても、サーミスタボロメータ型温度セ
ンサR,S間の経時変化によるずれ分(変化分)だけで
も校正しておけば、被検出ターゲットの温度測定値を許
容誤差内に収めることができるという経時変化の校正方
法である。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の放射温度計の経時変化の校正方法において、前記経時
変化による変化分を算出する段階は、前記第1のサーミ
スタボロメータ型温度センサと前記第2のサーミスタボ
ロメータ型温度センサを熱的に同一の環境におき、前記
第1のサーミスタボロメータ型温度センサと前記第2の
サーミスタボロメータ型温度センサの検出値の差を算出
するものであることを特徴とする。
の放射温度計の経時変化の校正方法において、前記経時
変化による変化分を算出する段階は、前記第1のサーミ
スタボロメータ型温度センサと前記第2のサーミスタボ
ロメータ型温度センサを熱的に同一の環境におき、前記
第1のサーミスタボロメータ型温度センサと前記第2の
サーミスタボロメータ型温度センサの検出値の差を算出
するものであることを特徴とする。
【0014】この請求項に記載されている放射温度計の
経時変化の校正方法は、第1と第2のサーミスタボロメ
ータ型温度センサR,Sの第2のサーミスタボロメータ
型温度センサSに多少の経時変化があっても、これをな
いものとみなして第1のサーミスタボロメータ型温度セ
ンサRの経時変化のみを校正する方法である。
経時変化の校正方法は、第1と第2のサーミスタボロメ
ータ型温度センサR,Sの第2のサーミスタボロメータ
型温度センサSに多少の経時変化があっても、これをな
いものとみなして第1のサーミスタボロメータ型温度セ
ンサRの経時変化のみを校正する方法である。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の放射温度計の経時変化の校正方法において、前記第1
のサーミスタボロメータ型温度センサの特性の経時変化
を別に設けた温度センサにより校正する段階をさらに有
することを特徴とする。
の放射温度計の経時変化の校正方法において、前記第1
のサーミスタボロメータ型温度センサの特性の経時変化
を別に設けた温度センサにより校正する段階をさらに有
することを特徴とする。
【0016】この請求項に記載されている放射温度計の
経時変化の校正方法は、第1と第2のサーミスタボロメ
ータ型温度センサRまたはSに経時変化があっても、別
に設けた温度センサを基準にして、ずれ分(変化分)を
算出して経時変化を校正する場合である。この方法によ
れば、第1と第2のサーミスタボロメータ型温度センサ
RとSの両方に経時変化があっても正しい校正を行うこ
とができる。
経時変化の校正方法は、第1と第2のサーミスタボロメ
ータ型温度センサRまたはSに経時変化があっても、別
に設けた温度センサを基準にして、ずれ分(変化分)を
算出して経時変化を校正する場合である。この方法によ
れば、第1と第2のサーミスタボロメータ型温度センサ
RとSの両方に経時変化があっても正しい校正を行うこ
とができる。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の放射温度計の経時変化の校正方法
において、前記第1のサーミスタボロメータ型温度セン
サは、被温度検出ターゲットからの放射赤外線が受光さ
れないように遮光されており、前記第2のサーミスタボ
ロメータ型温度センサは、当該被温度検出ターゲットか
らの放射赤外線が受光できるようにしてあることを特徴
とする。
3のいずれかに記載の放射温度計の経時変化の校正方法
において、前記第1のサーミスタボロメータ型温度セン
サは、被温度検出ターゲットからの放射赤外線が受光さ
れないように遮光されており、前記第2のサーミスタボ
ロメータ型温度センサは、当該被温度検出ターゲットか
らの放射赤外線が受光できるようにしてあることを特徴
とする。
【0018】この請求項に記載されている放射温度計の
経時変化の校正方法は、第1と第2のサーミスタボロメ
ータ型温度センサR,Sの内、第1のサーミスタボロメ
ータ型温度センサRは被検出ターゲットからの放射赤外
光を遮光し、第2のサーミスタボロメータ型温度センサ
Sにおいては前記放射赤外光を受光できるように配置
し、第2のサーミスタボロメータ型温度センサSを検出
側、第1のサーミスタボロメータ型温度センサRを温度
補償用として用いる場合に経時変化を校正する方法であ
る。
経時変化の校正方法は、第1と第2のサーミスタボロメ
ータ型温度センサR,Sの内、第1のサーミスタボロメ
ータ型温度センサRは被検出ターゲットからの放射赤外
光を遮光し、第2のサーミスタボロメータ型温度センサ
Sにおいては前記放射赤外光を受光できるように配置
し、第2のサーミスタボロメータ型温度センサSを検出
側、第1のサーミスタボロメータ型温度センサRを温度
補償用として用いる場合に経時変化を校正する方法であ
る。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の放射温度計の経時変化の校正方法にお
いて、放射率の低い物体を前記第2のサーミスタボロメ
ータ型温度センサの視野に入れ、周囲が均一な温度であ
るとする段階をさらに有することを特徴とする。
請求項2に記載の放射温度計の経時変化の校正方法にお
いて、放射率の低い物体を前記第2のサーミスタボロメ
ータ型温度センサの視野に入れ、周囲が均一な温度であ
るとする段階をさらに有することを特徴とする。
【0020】この請求項に記載されている放射温度計の
経時変化の校正方法は、校正時に放射率の低い物体を第
2のサーミスタボロメータ型温度センサSの視野Lに入
れ、第2のサーミスタボロメータ型温度センサS自身が
放射している赤外光を受光するようにし、他からの赤外
光を遮光することによって、第2のサーミスタボロメー
タ型温度センサSの温度が均一な周囲温度(第1のサー
ミスタボロメータ型温度センサRの温度に等しい)にな
るようにした系で、経時変化を校正する場合である。こ
の方法によれば正しい校正を単純な系で安価に行うこと
ができる。
経時変化の校正方法は、校正時に放射率の低い物体を第
2のサーミスタボロメータ型温度センサSの視野Lに入
れ、第2のサーミスタボロメータ型温度センサS自身が
放射している赤外光を受光するようにし、他からの赤外
光を遮光することによって、第2のサーミスタボロメー
タ型温度センサSの温度が均一な周囲温度(第1のサー
ミスタボロメータ型温度センサRの温度に等しい)にな
るようにした系で、経時変化を校正する場合である。こ
の方法によれば正しい校正を単純な系で安価に行うこと
ができる。
【0021】請求項6に記載の発明は、第1と第2のサ
ーミスタボロメータ型温度センサを有する放射温度計で
あって、前記第1のサーミスタボロメータ型温度センサ
の検出値と前記第2のサーミスタボロメータ型温度セン
サの検出値から被測定対象の温度を算出する温度算出手
段と、前記第1のサーミスタボロメータ型温度センサと
前記第2のサーミスタボロメータ型温度センサを熱的に
同一の環境においた際の前記第1のサーミスタボロメー
タ型温度センサの検出値を基準にして前記第2のサーミ
スタボロメータ型温度センサの検出値の経時変化による
変化分を算出する変化分算出手段と、前記変化分算出手
段によって算出された変化分に基づいて前記温度算出手
段のパラメータを校正する校正手段と、を有することを
特徴とする。
ーミスタボロメータ型温度センサを有する放射温度計で
あって、前記第1のサーミスタボロメータ型温度センサ
の検出値と前記第2のサーミスタボロメータ型温度セン
サの検出値から被測定対象の温度を算出する温度算出手
段と、前記第1のサーミスタボロメータ型温度センサと
前記第2のサーミスタボロメータ型温度センサを熱的に
同一の環境においた際の前記第1のサーミスタボロメー
タ型温度センサの検出値を基準にして前記第2のサーミ
スタボロメータ型温度センサの検出値の経時変化による
変化分を算出する変化分算出手段と、前記変化分算出手
段によって算出された変化分に基づいて前記温度算出手
段のパラメータを校正する校正手段と、を有することを
特徴とする。
【0022】この請求項に記載されている放射温度計
は、簡単に言えば、第1と第2のサーミスタボロメータ
型温度センサR,Sの校正時には、両センサを熱的に同
一な環境において、第1のサーミスタボロメータ型温度
センサRを基準にして、第2のサーミスタボロメータ型
温度センサSのずれ分を算出し、経時変化を校正するも
のである。第1と第2のサーミスタボロメータ型温度セ
ンサRとSとの間の温度差が被検出ターゲットの温度測
定値に非常に敏感に作用するので、サーミスタボロメー
タ型温度センサR,Sに多少の経時変化があっても、サ
ーミスタボロメータ型温度センサR,S間の経時変化に
よるずれ分(変化分)だけでも校正しておけば、被検出
ターゲットの温度指示を許容誤差内に収めることができ
るという経時変化の校正機能を有する放射温度計であ
る。
は、簡単に言えば、第1と第2のサーミスタボロメータ
型温度センサR,Sの校正時には、両センサを熱的に同
一な環境において、第1のサーミスタボロメータ型温度
センサRを基準にして、第2のサーミスタボロメータ型
温度センサSのずれ分を算出し、経時変化を校正するも
のである。第1と第2のサーミスタボロメータ型温度セ
ンサRとSとの間の温度差が被検出ターゲットの温度測
定値に非常に敏感に作用するので、サーミスタボロメー
タ型温度センサR,Sに多少の経時変化があっても、サ
ーミスタボロメータ型温度センサR,S間の経時変化に
よるずれ分(変化分)だけでも校正しておけば、被検出
ターゲットの温度指示を許容誤差内に収めることができ
るという経時変化の校正機能を有する放射温度計であ
る。
【0023】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の放射温度計において、放射率の低い物体を放射温度計
本体の外部に設置したことを特徴とする。
の放射温度計において、放射率の低い物体を放射温度計
本体の外部に設置したことを特徴とする。
【0024】この請求項に記載されている放射温度計
は、周囲を均一な温度であるとするために、放射率の低
い物体を放射温度計本体の外部に設置したものである。
すなわち、校正時には放射率の低い物体を第2のサーミ
スタボロメータ型温度センサSの視野Lに入るようにす
る。このようにすれば正しい校正を単純な系で安価に行
うことができる放射温度計を提供することができる。
は、周囲を均一な温度であるとするために、放射率の低
い物体を放射温度計本体の外部に設置したものである。
すなわち、校正時には放射率の低い物体を第2のサーミ
スタボロメータ型温度センサSの視野Lに入るようにす
る。このようにすれば正しい校正を単純な系で安価に行
うことができる放射温度計を提供することができる。
【0025】請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
の放射温度計において、放射率の低い物体を放射温度計
本体の内部にシャッタとして設置したことを特徴とす
る。
の放射温度計において、放射率の低い物体を放射温度計
本体の内部にシャッタとして設置したことを特徴とす
る。
【0026】この請求項に記載されている放射温度計
は、周囲を均一な温度であるとするために、放射温度計
本体の内部に放射率の低い物体を、校正時には第2のサ
ーミスタボロメータ型温度センサSの視野に入るように
し、測定時には視野外になるようなシャッタとして設置
したものである。このようにすれば、測定者は簡単な操
作で校正を行うことができるようになる。
は、周囲を均一な温度であるとするために、放射温度計
本体の内部に放射率の低い物体を、校正時には第2のサ
ーミスタボロメータ型温度センサSの視野に入るように
し、測定時には視野外になるようなシャッタとして設置
したものである。このようにすれば、測定者は簡単な操
作で校正を行うことができるようになる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1(a)に示すように、本発明
の放射温度計に使用されているセンサチップ10は、2
つのサーミスタボロメータ型温度センサ(以下センサと
略記)R,Sが1つのシリコン基板にエアブリッジ型で
接近して形成された構成となっており、このセンサチッ
プ10の上面には表蓋15が接合されている。
て、添付図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1(a)に示すように、本発明
の放射温度計に使用されているセンサチップ10は、2
つのサーミスタボロメータ型温度センサ(以下センサと
略記)R,Sが1つのシリコン基板にエアブリッジ型で
接近して形成された構成となっており、このセンサチッ
プ10の上面には表蓋15が接合されている。
【0028】図1(c)に示すように、この表蓋15の
表面には反射防止膜12が成膜されている。また、表蓋
15裏面には、全面反射防止膜12が形成され、更にセ
ンサRの上部に当たる部分には、赤外光を入射しないよ
うに、たとえばアルミニウム膜等の赤外線遮光膜13が
形成されている。このため、測定対象物からの赤外線
は、センサSのみに入射され、センサRは測定対象物の
温度に影響されないセンサチップ10自身の温度を測定
することとなり、これをセンサS自身の温度に置き換え
ることができる。このような赤外線遮光膜13は、セン
サRの表面に直接形成しても良い。
表面には反射防止膜12が成膜されている。また、表蓋
15裏面には、全面反射防止膜12が形成され、更にセ
ンサRの上部に当たる部分には、赤外光を入射しないよ
うに、たとえばアルミニウム膜等の赤外線遮光膜13が
形成されている。このため、測定対象物からの赤外線
は、センサSのみに入射され、センサRは測定対象物の
温度に影響されないセンサチップ10自身の温度を測定
することとなり、これをセンサS自身の温度に置き換え
ることができる。このような赤外線遮光膜13は、セン
サRの表面に直接形成しても良い。
【0029】なお、図1(b)において、11a〜11
dはそれぞれ、センサチップ10の2つの温度センサ
R,Sの電極パッドであり、これらは表蓋15の取り付
け面の反対側の面に形成される。電極パッド11a〜1
1dは、ここでは4つ設けたが、後段の回路次第で1つ
の電極を共通にして3つの電極にすることも可能であ
る。
dはそれぞれ、センサチップ10の2つの温度センサ
R,Sの電極パッドであり、これらは表蓋15の取り付
け面の反対側の面に形成される。電極パッド11a〜1
1dは、ここでは4つ設けたが、後段の回路次第で1つ
の電極を共通にして3つの電極にすることも可能であ
る。
【0030】次にサーミスタボロメータ型温度センサを
用いた場合の放射温度計の測定原理について述べる。
用いた場合の放射温度計の測定原理について述べる。
【0031】図1のように2つのサーミスタボロメータ
型温度センサR,Sを有する放射温度計において、サー
ミスタボロメータ型温度センサRは遮光され、サーミス
タボロメータ型温度センサSは受光可能である。
型温度センサR,Sを有する放射温度計において、サー
ミスタボロメータ型温度センサRは遮光され、サーミス
タボロメータ型温度センサSは受光可能である。
【0032】なお、ここでは説明を簡単にするため一方
のサーミスタボロメータ型温度センサが遮光され、もう
一方は受光可能な揚合を説明するが、2つのサーミスタ
ボロメータ型温度センサに赤外線の受光強度の差があれ
ば以下の説明と同様の方法で測定可能である。
のサーミスタボロメータ型温度センサが遮光され、もう
一方は受光可能な揚合を説明するが、2つのサーミスタ
ボロメータ型温度センサに赤外線の受光強度の差があれ
ば以下の説明と同様の方法で測定可能である。
【0033】前述のサーミスタボロメータ型温度センサ
R,Sの各々の絶対温度をTr,Tsとし、被温度測定
物の絶対温度をTbとすると、ステファン・ボルツマン
の法則により、被温度測定物からサーミスタSが受ける
単位時間当たりの熱量q(自身の放射分を引いたもの)
は、 q=εσ(Tb4 −Ts4 ) (1) ε:被温度検出ターゲットの放射率 σ:ステファン・ボルツマン定数 サーミスタSが被温度測定物からの輻射を受ける時刻を
t=0、熱平衡に達する時刻をt=τとすると、この間
にSに放射される熱量Qは、
R,Sの各々の絶対温度をTr,Tsとし、被温度測定
物の絶対温度をTbとすると、ステファン・ボルツマン
の法則により、被温度測定物からサーミスタSが受ける
単位時間当たりの熱量q(自身の放射分を引いたもの)
は、 q=εσ(Tb4 −Ts4 ) (1) ε:被温度検出ターゲットの放射率 σ:ステファン・ボルツマン定数 サーミスタSが被温度測定物からの輻射を受ける時刻を
t=0、熱平衡に達する時刻をt=τとすると、この間
にSに放射される熱量Qは、
【0034】
【数1】
【0035】である。この系において(2)式で与えられ
るエネルギーによって変化するサーミスタSの温度をΔ
T,Sの質量と比熱を各々m,cとすると、 mcΔT=αQ (3) ただし、α:定数 である。Sのt=0における温度をTs(0),t=τ
における温度をTs(τ)として、(2)式の積分を台形
則で近似すると、 ΔT=βτ[2Tb4 −Ts(0)4 −Ts(τ)4 ] (4) ただしβ=αεσ/(2mc) (5) である。ここで、 Ts(τ)=Ts(0)+ΔT (6) であり、Rは赤外線を遮光されているので温度変化は無
いため、 Tr(τ)=Tr(0) =Ts(0) (7) である。(6),(7)式を(4)式に代入して、 ΔT=βτ[2Tb4 −Tr(τ)4 −(Tr(τ)+ΔT)4 ](8) と近似できる。ΔTがTb,Tr(τ)に比べて十分小
さいことから、 ΔT=βτ[2Tb4 −2Tr(τ)4 ] =2βτ(−4Tb3 )(Tr(τ)−Tb) (9) である。(6),(7)式を用いて(9)式からΔTを消去する
と、 Ts(τ)−Tr(τ)=γTb3 [Tb−Tr(τ)] (10) ただし、γ=8βτ =4αεστ/(mc):定数 (11) である。
るエネルギーによって変化するサーミスタSの温度をΔ
T,Sの質量と比熱を各々m,cとすると、 mcΔT=αQ (3) ただし、α:定数 である。Sのt=0における温度をTs(0),t=τ
における温度をTs(τ)として、(2)式の積分を台形
則で近似すると、 ΔT=βτ[2Tb4 −Ts(0)4 −Ts(τ)4 ] (4) ただしβ=αεσ/(2mc) (5) である。ここで、 Ts(τ)=Ts(0)+ΔT (6) であり、Rは赤外線を遮光されているので温度変化は無
いため、 Tr(τ)=Tr(0) =Ts(0) (7) である。(6),(7)式を(4)式に代入して、 ΔT=βτ[2Tb4 −Tr(τ)4 −(Tr(τ)+ΔT)4 ](8) と近似できる。ΔTがTb,Tr(τ)に比べて十分小
さいことから、 ΔT=βτ[2Tb4 −2Tr(τ)4 ] =2βτ(−4Tb3 )(Tr(τ)−Tb) (9) である。(6),(7)式を用いて(9)式からΔTを消去する
と、 Ts(τ)−Tr(τ)=γTb3 [Tb−Tr(τ)] (10) ただし、γ=8βτ =4αεστ/(mc):定数 (11) である。
【0036】ここで、図2は、本発明の放射温度計で、
連続的に温度変化する被温度測定物(黒体)の温度を測
定した実験結果の検出値を示すグラフである。図2にお
いて、縦軸は温度センサR,Sの検出値の差(Ts−T
r)であり、横軸は黒体温度(Tb)である。図2にお
いては、環境温度Taを7℃ずつ変えて、4種類の測定
を行なった結果が示されている。
連続的に温度変化する被温度測定物(黒体)の温度を測
定した実験結果の検出値を示すグラフである。図2にお
いて、縦軸は温度センサR,Sの検出値の差(Ts−T
r)であり、横軸は黒体温度(Tb)である。図2にお
いては、環境温度Taを7℃ずつ変えて、4種類の測定
を行なった結果が示されている。
【0037】このグラフから、以下の2点が予想され
る。
る。
【0038】a)その傾きは環境温度Taにかかわら
ず、ほぼ一定である b)そのy切片は環境温度Taにほぼ比例する ここで、例えば耳式体温計の場合、 Tb=305〜315[K] (12) Tr(τ)=278〜308[K] (13) が求められる。したがって、(10)式において、 Tb3 =28.4×106 〜31.3×106 (1割の変化) (14) かつ、 |Tb−Tr(τ)|=0〜37[K] (15) であるから、Tb3 は、ほぼ定数と見なすことができ、
SとRとの温度差: Ts(τ)−Tr(τ) は、Tbの一次式で近似されることがわかる。このこと
は図2に示す実験結果からも検証される。すなわち、上
記a)より(10)式の傾きであるγTb3 がほぼ定数とみ
なすことができ、b)により(10)式のy切片が−γTb
3 Tr(τ)であり、Tr(τ)に比例するからであ
る。ここで、Tr(τ)は環境温度Taと等しいものと
することができる。
ず、ほぼ一定である b)そのy切片は環境温度Taにほぼ比例する ここで、例えば耳式体温計の場合、 Tb=305〜315[K] (12) Tr(τ)=278〜308[K] (13) が求められる。したがって、(10)式において、 Tb3 =28.4×106 〜31.3×106 (1割の変化) (14) かつ、 |Tb−Tr(τ)|=0〜37[K] (15) であるから、Tb3 は、ほぼ定数と見なすことができ、
SとRとの温度差: Ts(τ)−Tr(τ) は、Tbの一次式で近似されることがわかる。このこと
は図2に示す実験結果からも検証される。すなわち、上
記a)より(10)式の傾きであるγTb3 がほぼ定数とみ
なすことができ、b)により(10)式のy切片が−γTb
3 Tr(τ)であり、Tr(τ)に比例するからであ
る。ここで、Tr(τ)は環境温度Taと等しいものと
することができる。
【0039】次に、Tb,Ts(τ)−Tr(τ),T
r(τ)の関係を大まかにつかむため、(10)式を線形で
近似する。
r(τ)の関係を大まかにつかむため、(10)式を線形で
近似する。
【0040】 Tsr(t)=Ts(t)−Tr(t) (16) f(Tb,Tr)=γTb3 [Tb−Tr(τ)] (17) とおいて、(16)式をテイラー展開し、1次の項のみ取り
出すと、 Tb=μ1 Tsr(τ)+μ2 Tr(τ)+μ3 (18) μ1 ,μ2 ,μ3 :定数 を得る。したがって、図2に示したような、Tb,Ts
r(τ),Tr(τ)間の特性を測定し、得られたデー
タから定数μ1 ,μ2 ,μ3 を決定することができる。
出すと、 Tb=μ1 Tsr(τ)+μ2 Tr(τ)+μ3 (18) μ1 ,μ2 ,μ3 :定数 を得る。したがって、図2に示したような、Tb,Ts
r(τ),Tr(τ)間の特性を測定し、得られたデー
タから定数μ1 ,μ2 ,μ3 を決定することができる。
【0041】μ1 ,μ2 ,μ3 が得られれば、Tsr
(τ),Tr(τ)を測定し、(18)式からTbを求める
ことができる。
(τ),Tr(τ)を測定し、(18)式からTbを求める
ことができる。
【0042】以上は(10)式を線形近似した結果である
が、テイラー展開の次数を上げてTsr(τ),Tr
(τ)の2次式や3次式でTbを表し、近似の精度を上
げることができる。
が、テイラー展開の次数を上げてTsr(τ),Tr
(τ)の2次式や3次式でTbを表し、近似の精度を上
げることができる。
【0043】このTsr(τ)とTr(τ)を求めるた
めには、RとSの抵抗値を知る必要があり、抵抗値と温
度の関係は、 R=R25exp{B(1/T−1/T25)} (19) R:サーミスタの抵抗値 R25:25℃におけるサーミスタの抵抗値 B:B定数 T:絶対温度 T25:25℃における絶対温度 で表される。(19)式は2つのパラメータ:R25,B定
数を持っているが、経時変化とは、このR25,B定数
が商品出荷時と変化してしまうことを言う。
めには、RとSの抵抗値を知る必要があり、抵抗値と温
度の関係は、 R=R25exp{B(1/T−1/T25)} (19) R:サーミスタの抵抗値 R25:25℃におけるサーミスタの抵抗値 B:B定数 T:絶対温度 T25:25℃における絶対温度 で表される。(19)式は2つのパラメータ:R25,B定
数を持っているが、経時変化とは、このR25,B定数
が商品出荷時と変化してしまうことを言う。
【0044】本発明の放射温度計ではRとSのサーミス
タの抵抗値Rr,Rsを一度電圧に変換してA−D変換
によりRs−Rr,Rrを求め、前述のR25,B定数
を使用して、Ts−Tr及びTrを求める。いまサーミ
スタRを基準として、R,Sに生じる経時変化を補正す
ることを考える。
タの抵抗値Rr,Rsを一度電圧に変換してA−D変換
によりRs−Rr,Rrを求め、前述のR25,B定数
を使用して、Ts−Tr及びTrを求める。いまサーミ
スタRを基準として、R,Sに生じる経時変化を補正す
ることを考える。
【0045】周囲が均一な温度の場合、 Ts=Tr+δT (20) になる(本来はTs=Tr)。このずれ分を示すパラメ
ータδTをTsrから引いて補正し、 Tb=μ1 (Tsr(τ)−δT)+μ2 Tr(τ)+μ3 (21) としてTbを求めることができる。また、このような校
正方法を採用した放射温度計を提供することができる。
ータδTをTsrから引いて補正し、 Tb=μ1 (Tsr(τ)−δT)+μ2 Tr(τ)+μ3 (21) としてTbを求めることができる。また、このような校
正方法を採用した放射温度計を提供することができる。
【0046】次に、図1に示すセンサチップ10を用い
た放射温度計について図3を用いて説明する。
た放射温度計について図3を用いて説明する。
【0047】温度の算出には、前述のようにTsr
(τ),Tr(τ)が必要なので(以下、平衡状態で考
えるので各々Tsr,Trと略記する)、ここでは Rs−Rr∝Tsr (22) であることを利用して((22)式が成り立つことについて
は後述する)、図3に示すような回路構成を有する抵抗
電圧変換回路20にて、 I(Rs−Rr),−IRr (I:サーミスタR,Sに流す電流) の2つの電圧値を発生し、マルチプレクサ30(MP
X)を介してAD変換器40によってA−D変換し、C
PU50にデータを送る。CPU50は、これらからT
sr,Tr(Trの算出については(19)式を用いる)を
求め、図2に示すような特性が書き込まれているROM
70のデータを用いて被温度測定物の温度を算出し、L
CD等の表示器(DISPLAY) 60に表示する。
(τ),Tr(τ)が必要なので(以下、平衡状態で考
えるので各々Tsr,Trと略記する)、ここでは Rs−Rr∝Tsr (22) であることを利用して((22)式が成り立つことについて
は後述する)、図3に示すような回路構成を有する抵抗
電圧変換回路20にて、 I(Rs−Rr),−IRr (I:サーミスタR,Sに流す電流) の2つの電圧値を発生し、マルチプレクサ30(MP
X)を介してAD変換器40によってA−D変換し、C
PU50にデータを送る。CPU50は、これらからT
sr,Tr(Trの算出については(19)式を用いる)を
求め、図2に示すような特性が書き込まれているROM
70のデータを用いて被温度測定物の温度を算出し、L
CD等の表示器(DISPLAY) 60に表示する。
【0048】このような構成の放射温度計において、経
時変化の校正時に(20)式に示すパラメータδTを求め、
温度測定時にはTsrの代わりにTsr−δTを入力し
てROM70のデータから被温度測定物の温度を算出す
る。
時変化の校正時に(20)式に示すパラメータδTを求め、
温度測定時にはTsrの代わりにTsr−δTを入力し
てROM70のデータから被温度測定物の温度を算出す
る。
【0049】以上はハードウェア校正の点からの説明で
あるが、次にアルゴリズムの点からの説明をする。
あるが、次にアルゴリズムの点からの説明をする。
【0050】図4は、本発明の放射温度計の校正時の動
作を説明するためのフローチャートである。
作を説明するためのフローチャートである。
【0051】校正は、センサRとセンサSを熱的に同一
環境において行なわれる。具体的には、環境温度Taと
等しい温度の黒体をセンサSの視野全体に入れることに
よって、センサRとセンサSは熱的に同一環境に置かれ
ることになる。
環境において行なわれる。具体的には、環境温度Taと
等しい温度の黒体をセンサSの視野全体に入れることに
よって、センサRとセンサSは熱的に同一環境に置かれ
ることになる。
【0052】センサRとセンサSは、同一条件下で制作
されているが、一般的には多少異なるB定数を有し、か
つ例えば25℃でも異なる抵抗値を有する場合がある。
このような場合でも本発明の方法を適用することはもち
ろん可能であるが、ここでは、説明をわかりやすくする
ために、両センサのB定数が等しく、同一温度環境下で
はRsとRrが等しいものとして説明する。
されているが、一般的には多少異なるB定数を有し、か
つ例えば25℃でも異なる抵抗値を有する場合がある。
このような場合でも本発明の方法を適用することはもち
ろん可能であるが、ここでは、説明をわかりやすくする
ために、両センサのB定数が等しく、同一温度環境下で
はRsとRrが等しいものとして説明する。
【0053】放射温度計をその状態に設置した後、スイ
ッチ入力等の操作により、ステップS1にて、センサS
の抵抗値RsとセンサRの抵抗値Rrとの差(Rs−R
r)を検出する。ここで、Rs−Rrの値が0であった
場合(無視できる程度に小さい値であった場合も含む)
には、校正の必要がないものと判断し、処理を完了する
(ステップS2)。ステップS3では、(19)式を利用し
て(Rs−Rr)を温度Tsrへ変換する。次いで、ス
テップS4で、この温度Tsrを校正のパラメータδT
として格納する。
ッチ入力等の操作により、ステップS1にて、センサS
の抵抗値RsとセンサRの抵抗値Rrとの差(Rs−R
r)を検出する。ここで、Rs−Rrの値が0であった
場合(無視できる程度に小さい値であった場合も含む)
には、校正の必要がないものと判断し、処理を完了する
(ステップS2)。ステップS3では、(19)式を利用し
て(Rs−Rr)を温度Tsrへ変換する。次いで、ス
テップS4で、この温度Tsrを校正のパラメータδT
として格納する。
【0054】ここで、センサRとセンサSのB定数やR
25が異なっている場合には、Rs−Rrの値が0では
なく、計測されたRrの値から求められた温度Tにおけ
る予想されるRsとRrの差の値と等しいか否かが判定
基準となる。
25が異なっている場合には、Rs−Rrの値が0では
なく、計測されたRrの値から求められた温度Tにおけ
る予想されるRsとRrの差の値と等しいか否かが判定
基準となる。
【0055】なお、ここではRs−Rrを検出してTs
rを算出したが、RsとRrを検出し、それぞれTsと
Trに変換後、Ts−Trを計算することによりTsr
を算出することも可能である。
rを算出したが、RsとRrを検出し、それぞれTsと
Trに変換後、Ts−Trを計算することによりTsr
を算出することも可能である。
【0056】図5は、本発明の放射温度計の温度測定の
動作を説明するためのフローチャートである。
動作を説明するためのフローチャートである。
【0057】検出する被温度測定物へ本発明の放射温度
計を向けた後、スイッチ入力などの操作により、まず、
ステップS1にてセンサRの抵抗値Rrを検出する。次
いで、ステップS2にてセンサSの抵抗値Rsとセンサ
Rの抵抗値Rrとの差(Rs−Rr)を検出する。ステ
ップS3では、(19)式を利用してRrを温度Trに変換
し、ステップS4では(Rs−Rr)を温度Tsrへ変
換する。
計を向けた後、スイッチ入力などの操作により、まず、
ステップS1にてセンサRの抵抗値Rrを検出する。次
いで、ステップS2にてセンサSの抵抗値Rsとセンサ
Rの抵抗値Rrとの差(Rs−Rr)を検出する。ステ
ップS3では、(19)式を利用してRrを温度Trに変換
し、ステップS4では(Rs−Rr)を温度Tsrへ変
換する。
【0058】ステップS5ではδTの格納の有無を確認
する。δTが格納されていない(校正が行われていな
い)場合は、ステップS6にてδT=0としてからステ
ップS7へ進む。ステップS7では(21)式から被温度測
定物の温度Tbを算出する。
する。δTが格納されていない(校正が行われていな
い)場合は、ステップS6にてδT=0としてからステ
ップS7へ進む。ステップS7では(21)式から被温度測
定物の温度Tbを算出する。
【0059】このような処理機能を持たせることによ
り、校正機能付の放射温度計を提供することができる。
なお、ここでは温度に変換して補正を行う例を示した
が、抵抗を電圧に変換した電圧値でも直接同様の補正が
可能であることは明らかである。
り、校正機能付の放射温度計を提供することができる。
なお、ここでは温度に変換して補正を行う例を示した
が、抵抗を電圧に変換した電圧値でも直接同様の補正が
可能であることは明らかである。
【0060】次に(22)式が成り立つことについて説明す
る。
る。
【0061】サーミスタR,Sの抵抗値Rr,Rsはト
ラッキング特性が良いので、簡単のために、R25,B
定数が等しいとみなして、 Rs=R0 exp(B/Ts) (23a) Rr=R0 exp(B/Tr) (23b) とおくことができる。したがって、その差は、 Rs−Rr=R0 (exp(B/Ts)−exp(B/Tr)) (24) となる。平衡状態(t=τ)で考えると、 exp(B/Ts)−exp(B/Tr)=exp(B/(Tr+ΔT))− exp(B/Tr) (25) となる。ここで、 1/(Tr+ΔT)=Tr-1(1+ΔT/Tr)-1 ≒Tr-1(1−ΔT/Tr) (26) (∵|ΔT/Tr|<<1) なので、 exp(B/Ts)−exp(B/Tr) =exp(BTr-1(1−ΔT/Tr))−exp(B/Tr) =exp(B/Tr)[−1+exp(−B・ΔT・Tr-2)] ≒(−B・ΔT・Tr-2)exp(B/Tr) (27) (∵|B・ΔT・Tr-2|<<1) となる。(27)式を(24)式に代入して、 Rs−Rr≒R0 (−B・ΔT・Tr-2)exp(B/T
r) となる。ここで、 ΔT=Tsr(τ) なので、(22)式が成り立つ。 (第2の実施の形態)図6は、図3に示した放射温度計
に、ボロメータとは別の温度センサ80を補正用に設け
た放射温度計の構成図である。
ラッキング特性が良いので、簡単のために、R25,B
定数が等しいとみなして、 Rs=R0 exp(B/Ts) (23a) Rr=R0 exp(B/Tr) (23b) とおくことができる。したがって、その差は、 Rs−Rr=R0 (exp(B/Ts)−exp(B/Tr)) (24) となる。平衡状態(t=τ)で考えると、 exp(B/Ts)−exp(B/Tr)=exp(B/(Tr+ΔT))− exp(B/Tr) (25) となる。ここで、 1/(Tr+ΔT)=Tr-1(1+ΔT/Tr)-1 ≒Tr-1(1−ΔT/Tr) (26) (∵|ΔT/Tr|<<1) なので、 exp(B/Ts)−exp(B/Tr) =exp(BTr-1(1−ΔT/Tr))−exp(B/Tr) =exp(B/Tr)[−1+exp(−B・ΔT・Tr-2)] ≒(−B・ΔT・Tr-2)exp(B/Tr) (27) (∵|B・ΔT・Tr-2|<<1) となる。(27)式を(24)式に代入して、 Rs−Rr≒R0 (−B・ΔT・Tr-2)exp(B/T
r) となる。ここで、 ΔT=Tsr(τ) なので、(22)式が成り立つ。 (第2の実施の形態)図6は、図3に示した放射温度計
に、ボロメータとは別の温度センサ80を補正用に設け
た放射温度計の構成図である。
【0062】別に設ける温度センサとしては、サーミス
タ、半導体温度センサ等が考えられ、いずれも、校正時
にボロメータと同じ周囲温を示すような熱的結合がされ
ていれば使用することができる。温度センサの温度出力
(電圧出力)をAD変換器40に入力するために、アン
プ90にてレベル変換を行い、その出力をVcとして I(Rs−Rr),−IRr,Vc の3つの電圧値をマルチプレクサ30(MPX)を介し
てAD変換器40によってA−D変換し、CPU50に
データを送る。CPU50はこれらのデータから、Ts
r,Tr(Trの算出については(19)式を用いる),T
cを求め、図2およびVcとTcの特性が書き込まれて
いるROM70のデータを用いて、被温度測定物の温度
を算出し、LCD等の表示器(DISPLAY) 60に表示す
る。
タ、半導体温度センサ等が考えられ、いずれも、校正時
にボロメータと同じ周囲温を示すような熱的結合がされ
ていれば使用することができる。温度センサの温度出力
(電圧出力)をAD変換器40に入力するために、アン
プ90にてレベル変換を行い、その出力をVcとして I(Rs−Rr),−IRr,Vc の3つの電圧値をマルチプレクサ30(MPX)を介し
てAD変換器40によってA−D変換し、CPU50に
データを送る。CPU50はこれらのデータから、Ts
r,Tr(Trの算出については(19)式を用いる),T
cを求め、図2およびVcとTcの特性が書き込まれて
いるROM70のデータを用いて、被温度測定物の温度
を算出し、LCD等の表示器(DISPLAY) 60に表示す
る。
【0063】ここで、温度センサ80の絶対温度をTc
とすると、 Ts=Tc+δTs (28a) Tr=Tc+δTr (28b) となり(本来はTs=Tr=Tc)、 Ts−Tr=δTs−δTr (28c) であることから、 Tb=μ1 (Tsr(τ)−δTs+δTr) +μ2 (Tr(τ)−δTr)+μ3 (29) としてTbを求めることができる。
とすると、 Ts=Tc+δTs (28a) Tr=Tc+δTr (28b) となり(本来はTs=Tr=Tc)、 Ts−Tr=δTs−δTr (28c) であることから、 Tb=μ1 (Tsr(τ)−δTs+δTr) +μ2 (Tr(τ)−δTr)+μ3 (29) としてTbを求めることができる。
【0064】経時変化の校正時には(29)式に示すδT
s,δTrを求め、Tsr,Trの代わりに各々Tsr
−δTs+δTr,Tr−δTcを入力してROM70
のデータから被温度測定物の温度を算出する。
s,δTrを求め、Tsr,Trの代わりに各々Tsr
−δTs+δTr,Tr−δTcを入力してROM70
のデータから被温度測定物の温度を算出する。
【0065】このような処理機能を持たせることにより
校正機能付の放射温度計を提供することができる。 (第3の実施の形態)経時変化の校正時には、センサR
とセンサSを熱的に同一の環境におく必要がある。これ
は、言い換えれば、周囲の環境温度と、センサSの視野
に入る被温度測定物の温度とが均一な温度であるという
ことである。校正時に、放射温度計をこのような状態に
おく方法として、放射率の低い物体をセンサSの視野L
に入れる方法がある。この場合、放射率の低い物体から
輻射されるエネルギーは、その温度によらず少ないの
で、輻射は周囲からの輻射のみを考えれば良く、センサ
Sの検出値はセンサRと同様、周囲の雰囲気温度に等し
くなる。また、このような放射率の低い物体を放射温度
計本体の外部(たとえば収納ケース)に設置した放射温
度計を提供することができる。
校正機能付の放射温度計を提供することができる。 (第3の実施の形態)経時変化の校正時には、センサR
とセンサSを熱的に同一の環境におく必要がある。これ
は、言い換えれば、周囲の環境温度と、センサSの視野
に入る被温度測定物の温度とが均一な温度であるという
ことである。校正時に、放射温度計をこのような状態に
おく方法として、放射率の低い物体をセンサSの視野L
に入れる方法がある。この場合、放射率の低い物体から
輻射されるエネルギーは、その温度によらず少ないの
で、輻射は周囲からの輻射のみを考えれば良く、センサ
Sの検出値はセンサRと同様、周囲の雰囲気温度に等し
くなる。また、このような放射率の低い物体を放射温度
計本体の外部(たとえば収納ケース)に設置した放射温
度計を提供することができる。
【0066】図7(a)は放射温度計のセンサチップ1
0と、校正用の低放射率の物体12との位置関係を示し
たものである。図7(b)は校正用の低放射率の物体1
2を放射温度計14の収納ケース16に設けたものであ
る。これらの構成によれば、センサチップ10の視野L
には校正用の低放射率の物体12のみしか入らないの
で、周囲を均一な温度とみなすことができる。したがっ
て正しい校正を単純な系で行うことができ、安価な校正
機能付の放射温度計を提供することができる。 (第4の実施の形態)図8は、センサチップ部の前面に
校正用の低放射率の物体をシャッタとして設置した放射
温度計を示す図である。ここではシャッタを駆動するア
クチュエータとして、電池駆動を考えて、消費電力の少
ない圧電バイモルフ型アクチュエータを選んだ。
0と、校正用の低放射率の物体12との位置関係を示し
たものである。図7(b)は校正用の低放射率の物体1
2を放射温度計14の収納ケース16に設けたものであ
る。これらの構成によれば、センサチップ10の視野L
には校正用の低放射率の物体12のみしか入らないの
で、周囲を均一な温度とみなすことができる。したがっ
て正しい校正を単純な系で行うことができ、安価な校正
機能付の放射温度計を提供することができる。 (第4の実施の形態)図8は、センサチップ部の前面に
校正用の低放射率の物体をシャッタとして設置した放射
温度計を示す図である。ここではシャッタを駆動するア
クチュエータとして、電池駆動を考えて、消費電力の少
ない圧電バイモルフ型アクチュエータを選んだ。
【0067】図8(a)に示すように、圧電バイモルフ
型アクチュエータ100の先端には低放射率の物体が接
続されており、非校正時にはセンサSの視野の外に位置
し、図8(b)に示す校正時にはセンサSの視野を完全
にカバーする。この圧電バイモルフ型アクチュエータ1
00の駆動は、直流電圧のオン・オフで行われる。もし
電池の電圧では移動量が足りないときには、圧電バイモ
ルフ型アクチュエータ100の移動量は印加電圧に比例
するので、コッククロフト・ウオルトン回路等で必要な
電圧まで昇圧してオン・オフを行うようにする。
型アクチュエータ100の先端には低放射率の物体が接
続されており、非校正時にはセンサSの視野の外に位置
し、図8(b)に示す校正時にはセンサSの視野を完全
にカバーする。この圧電バイモルフ型アクチュエータ1
00の駆動は、直流電圧のオン・オフで行われる。もし
電池の電圧では移動量が足りないときには、圧電バイモ
ルフ型アクチュエータ100の移動量は印加電圧に比例
するので、コッククロフト・ウオルトン回路等で必要な
電圧まで昇圧してオン・オフを行うようにする。
【0068】したがって正しい校正を単純な系で行うこ
とができ、安価な校正機能付の放射温度計を提供するこ
とができる。また、ここでは一例として圧電バイモルフ
型アクチュエータ100を用いたが、モータ等を使用し
ても同様の作用を持たせることは可能である。
とができ、安価な校正機能付の放射温度計を提供するこ
とができる。また、ここでは一例として圧電バイモルフ
型アクチュエータ100を用いたが、モータ等を使用し
ても同様の作用を持たせることは可能である。
【0069】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によれば、経時変化を有するサーミスタで構成される
ボロメータであっても、校正を簡単に行うことができ
る。
明によれば、経時変化を有するサーミスタで構成される
ボロメータであっても、校正を簡単に行うことができ
る。
【0070】また、商品出荷時の精度を保った放射温度
計を提供することができる。
計を提供することができる。
【図1】 (a)は、2つのサーミスタボロメータ型温
度センサを有するセンサチップの外観図であり、(b)
は、当該センサチップを下面側から見た図であり、
(c)は、表蓋15の表面、断面、裏面の図をそれぞれ
示すものである。
度センサを有するセンサチップの外観図であり、(b)
は、当該センサチップを下面側から見た図であり、
(c)は、表蓋15の表面、断面、裏面の図をそれぞれ
示すものである。
【図2】 環境温度を変えた際の黒体温度と測定温度差
のグラフである。
のグラフである。
【図3】 第1の実施の形態にかかる放射温度計の回路
構成図である。
構成図である。
【図4】 本発明の放射温度計の校正時の動作を説明す
るためのフローチャートである。
るためのフローチャートである。
【図5】 本発明の放射温度計の温度測定の動作を説明
するためのフローチャートである。
するためのフローチャートである。
【図6】 第2の実施の形態にかかる放射温度計の回路
構成図である。
構成図である。
【図7】 (a)は放射温度計のボロメータ部と校正用
の低放射率の物体との位置関係を示す図であり、(b)
は、校正用の低放射率の物体を収納ケースに収容した状
態を示す図である。
の低放射率の物体との位置関係を示す図であり、(b)
は、校正用の低放射率の物体を収納ケースに収容した状
態を示す図である。
【図8】 ボロメータ部の前面に校正用の低放射率の物
体をシャッタとして設置した放射温度計を示す図であ
り、(a)は非校正時の状態を示し、(b)は校正時の
状態を示し、(c)は当該放射温度計の透視図を示す。
体をシャッタとして設置した放射温度計を示す図であ
り、(a)は非校正時の状態を示し、(b)は校正時の
状態を示し、(c)は当該放射温度計の透視図を示す。
10 センサチップ 11a〜11d 電極パッド 12 反射防止膜 13 赤外線遮光膜 14 放射温度計 15 表蓋 20 抵抗電圧変換回路 30 マルチプレクサ(MPX) 40 AD変換部 50 CPU 60 ディスプレイ 70 ROM 80 温度センサ 90 アンプ 100 圧電バイモルフ型アクチュエータ R,S サーミスタボロメータ型温度センサ
フロントページの続き (72)発明者 八重樫 光俊 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地 テルモ株式会社内 Fターム(参考) 2G066 AC13 BA09 BB11 BC07 BC11 BC15 CB01
Claims (8)
- 【請求項1】 第1と第2のサーミスタボロメータ型温
度センサを有する放射温度計の経時変化の校正方法であ
って、 前記第1のサーミスタボロメータ型温度センサの温度を
計測して前記第2のサーミスタボロメータ型温度センサ
の温度を知る段階と、 前記第1のサーミスタボロメータ型温度センサの特性を
基準にして前記第2のサーミスタボロメータ型温度セン
サの特性の経時変化による変化分を算出する段階と、 算出された変化分に基づいて、前記第2のサーミスタボ
ロメータ型温度センサの検出値を校正する段階と、 を有することを特徴とする放射温度計の経時変化の校正
方法。 - 【請求項2】 前記経時変化による変化分を算出する段
階は、前記第1のサーミスタボロメータ型温度センサと
前記第2のサーミスタボロメータ型温度センサを熱的に
同一の環境におき、前記第1のサーミスタボロメータ型
温度センサと前記第2のサーミスタボロメータ型温度セ
ンサの検出値の差を算出するものであることを特徴とす
る請求項1に記載の放射温度計の経時変化の校正方法。 - 【請求項3】 前記第1のサーミスタボロメータ型温度
センサの特性の経時変化を別に設けた温度センサにより
校正する段階をさらに有することを特徴とする請求項1
に記載の放射温度計の経時変化の校正方法。 - 【請求項4】 前記第1のサーミスタボロメータ型温度
センサは、被温度検出ターゲットからの放射赤外線が受
光されないように遮光されており、前記第2のサーミス
タボロメータ型温度センサは、当該被温度検出ターゲッ
トからの放射赤外線が受光できるようにしてあることを
特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の放射温
度計の経時変化の校正方法。 - 【請求項5】 放射率の低い物体を前記第2のサーミス
タボロメータ型温度センサの視野に入れ、周囲が均一な
温度であるとする段階をさらに有することを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の放射温度計の経時変化
の校正方法。 - 【請求項6】 第1と第2のサーミスタボロメータ型温
度センサを有する放射温度計であって、 前記第1のサーミスタボロメータ型温度センサの検出値
と前記第2のサーミスタボロメータ型温度センサの検出
値から被測定対象の温度を算出する温度算出手段と、 前記第1のサーミスタボロメータ型温度センサと前記第
2のサーミスタボロメータ型温度センサを熱的に同一の
環境においた際の前記第1のサーミスタボロメータ型温
度センサの検出値を基準にして前記第2のサーミスタボ
ロメータ型温度センサの検出値の経時変化による変化分
を算出する変化分算出手段と、 前記変化分算出手段によって算出された変化分に基づい
て前記温度算出手段のパラメータを校正する校正手段
と、 を有することを特徴とする放射温度計。 - 【請求項7】 放射率の低い物体を放射温度計本体の外
部に設置したことを特徴とする請求項6に記載の放射温
度計。 - 【請求項8】 放射率の低い物体を放射温度計本体の内
部にシャッタとして設置したことを特徴とする請求項6
に記載の放射温度計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11120540A JP2000310565A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 放射温度計の経時変化の校正方法及び放射温度計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11120540A JP2000310565A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 放射温度計の経時変化の校正方法及び放射温度計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000310565A true JP2000310565A (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=14788829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11120540A Withdrawn JP2000310565A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 放射温度計の経時変化の校正方法及び放射温度計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000310565A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103344358A (zh) * | 2013-05-06 | 2013-10-09 | 华中科技大学 | 一种复杂背景下较低温细金属丝非接触式测温方法 |
| JP2016194525A (ja) * | 2010-10-26 | 2016-11-17 | コミサリア ア レネルジー アトミック エ オ ゼネルジー アルテルナティブCommissariat A L’Energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | 電磁放射を検出するための装置 |
| CN110095192A (zh) * | 2019-04-26 | 2019-08-06 | 南京理工大学 | 一种红外热像仪综合性能参数测试系统及其方法 |
| JP2022052987A (ja) * | 2020-09-24 | 2022-04-05 | 光洋サーモシステム株式会社 | 温度検出装置及び温度検出方法 |
-
1999
- 1999-04-27 JP JP11120540A patent/JP2000310565A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016194525A (ja) * | 2010-10-26 | 2016-11-17 | コミサリア ア レネルジー アトミック エ オ ゼネルジー アルテルナティブCommissariat A L’Energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | 電磁放射を検出するための装置 |
| CN103344358A (zh) * | 2013-05-06 | 2013-10-09 | 华中科技大学 | 一种复杂背景下较低温细金属丝非接触式测温方法 |
| CN110095192A (zh) * | 2019-04-26 | 2019-08-06 | 南京理工大学 | 一种红外热像仪综合性能参数测试系统及其方法 |
| JP2022052987A (ja) * | 2020-09-24 | 2022-04-05 | 光洋サーモシステム株式会社 | 温度検出装置及び温度検出方法 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060704 |