JP2000312187A - オーデオサンプリング速度変換方法およびそれに使用する多速度デジタルフィルタ - Google Patents
オーデオサンプリング速度変換方法およびそれに使用する多速度デジタルフィルタInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 計算およびメモリ要求の両方において、従来
の多段SRCフィルタ装置よりも効率的である、多段S
RCフィルタを提供する。 【解決手段】 第1の速度で与えられた入力サンプリン
グデータ流にサンプリング速度変換(SRC)フィルタ
を与え、第1の速度と異なる第2の速度の出力データ流
を生成する方法。入力サンプリングデータ流は、第1の
低次補間フィルタルーチン42で操作され、第1の中間
データ流を生成する。第1の中間データ流は、実質的に
少ない演算でフィルタ係数を計算する第1の簡略化補間
フィルタルーチン44、46で操作され、第2の中間デ
ータ流を生成する。第2の中間データ流は、第1のデシ
メイティングフィルタルーチン48で操作され、出力デ
ータ流を生成する。
の多段SRCフィルタ装置よりも効率的である、多段S
RCフィルタを提供する。 【解決手段】 第1の速度で与えられた入力サンプリン
グデータ流にサンプリング速度変換(SRC)フィルタ
を与え、第1の速度と異なる第2の速度の出力データ流
を生成する方法。入力サンプリングデータ流は、第1の
低次補間フィルタルーチン42で操作され、第1の中間
データ流を生成する。第1の中間データ流は、実質的に
少ない演算でフィルタ係数を計算する第1の簡略化補間
フィルタルーチン44、46で操作され、第2の中間デ
ータ流を生成する。第2の中間データ流は、第1のデシ
メイティングフィルタルーチン48で操作され、出力デ
ータ流を生成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーデオサンプリ
ング速度変換システムに係り、さらに詳細には、多段サ
ンプリング速度変換フィルタに関する。
ング速度変換システムに係り、さらに詳細には、多段サ
ンプリング速度変換フィルタに関する。
【従来の技術】歴史的および技術的理由から、オーデオ
デジタル信号サンプリング速度に関しては多くの工業的
な基準が存在している。良く知られた例として、民生用
CDプレーヤの44.1kHzやプロ用デジタルオーデ
オ装置の48kHzがある。これは、次に、あるサンプ
リング速度のデジタルデータ流を、異なるサンプリング
速度のデジタルデータ流に変換するためのサンプリング
速度変換(SRC)システムを生み出した。しかし、現
在のSRCシステムは高価である。このことが、様々な
ソース信号に適用する入手可能なデジタルオーデオ製品
の設計に、一層厳しい制約を課している。SRCシステ
ムの早期の実施は、ハイブリッドデジタル/アナログ領
域において行われている。必要とされるものが、デジタ
ル/アナログ(D/A)変換器とその後のアナログ/デ
ジタル(A/D)変換器だけであるので、それらは比較
的単純であった。D/A変換器は入力サンプリング速度
で動作するが、A/D変換器は出力サンプリング速度に
よって制御される。出力サンプリング速度が比較的低い
場合には、それらの間にアナログエイリアス除去フィル
タが設けられる。これらの3つの構成部品は高価であ
り、最小信号デグラデ−ションに対して設計される場合
には、大量の電力を消費する。デジタル領域においてサ
ンプリング速度変換(SRC)を実行することは、10
年以上の間研究/開発の題材であった。1981年3月
発行のアイ・イー・イー・イー会報第69巻第300頁
から第331頁のR.E.CrochiereおよびL.R.Rabiner著
「デジタル信号の補間およびデシメーション-個別検
討」の記事は、この技術分野における早期の研究結果か
ら基礎的な見識を理解するために優れた文献である。音
声、オーデオおよびビデオなどのデジタル信号処理は、
より高度な信号品質、豊富な特徴およびデジタル信号処
理費用の継続的な低下によって、伝統的なアナログ方法
以上にますます主要になっているので、実時間、全デジ
タルSRCシステムは、さらに一層重要になってきてい
る。
デジタル信号サンプリング速度に関しては多くの工業的
な基準が存在している。良く知られた例として、民生用
CDプレーヤの44.1kHzやプロ用デジタルオーデ
オ装置の48kHzがある。これは、次に、あるサンプ
リング速度のデジタルデータ流を、異なるサンプリング
速度のデジタルデータ流に変換するためのサンプリング
速度変換(SRC)システムを生み出した。しかし、現
在のSRCシステムは高価である。このことが、様々な
ソース信号に適用する入手可能なデジタルオーデオ製品
の設計に、一層厳しい制約を課している。SRCシステ
ムの早期の実施は、ハイブリッドデジタル/アナログ領
域において行われている。必要とされるものが、デジタ
ル/アナログ(D/A)変換器とその後のアナログ/デ
ジタル(A/D)変換器だけであるので、それらは比較
的単純であった。D/A変換器は入力サンプリング速度
で動作するが、A/D変換器は出力サンプリング速度に
よって制御される。出力サンプリング速度が比較的低い
場合には、それらの間にアナログエイリアス除去フィル
タが設けられる。これらの3つの構成部品は高価であ
り、最小信号デグラデ−ションに対して設計される場合
には、大量の電力を消費する。デジタル領域においてサ
ンプリング速度変換(SRC)を実行することは、10
年以上の間研究/開発の題材であった。1981年3月
発行のアイ・イー・イー・イー会報第69巻第300頁
から第331頁のR.E.CrochiereおよびL.R.Rabiner著
「デジタル信号の補間およびデシメーション-個別検
討」の記事は、この技術分野における早期の研究結果か
ら基礎的な見識を理解するために優れた文献である。音
声、オーデオおよびビデオなどのデジタル信号処理は、
より高度な信号品質、豊富な特徴およびデジタル信号処
理費用の継続的な低下によって、伝統的なアナログ方法
以上にますます主要になっているので、実時間、全デジ
タルSRCシステムは、さらに一層重要になってきてい
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図1は、補間器(エク
スパンダ)12、高品質低域通過デジタルフィルタ1
4、およびデシメータ16の3個の基本構築ブロックか
ら成る代表的な全デジタルSRCシステム10を示して
いる。エクスパンダ12は、ある速度、例えばFs in、
である入力サンプル流を取り込み、この例ではRで示さ
れた、入力速度の整数倍であるより高い速度にあるデジ
タルサンプル流をデジタル的に生成する。従って、エク
スパンダ12の出力は、Fs out=RFs inの速度にあ
るデジタルサンプル流である。デシメータは、その逆の
動作を行う。従って、デシメータ16は、ある速度、例
えばX=RFs in、である入力サンプル流を取り込み、
この例ではSで示された、入力速度の整数除算係数によ
って除算されたより低速度のデジタルサンプル流をデジ
タル的に生成する。このことは、デシメーションとして
参照され、または、もう一つの方法としてダウンサンプ
リングとして参照される。従って、デシメータ16の出
力は、X/S=Fs out=(R/S)Fs inの速度にあ
るデジタルサンプル流である。デシメーションが続くエ
クスパンションを実行する理由は、入力サンプリング速
度および出力サンプリング速度が、互いの単純整数倍で
有り得ないということである。デシメーション係数Sに
ついての補間係数Rの比は、SRC比R/Sである。こ
こでRおよびSは正の整数である。R>Sに対して、S
RCシステムは、SRC−UPモードで動作すると言わ
れる。一方、SRC−DOWNモードはR<Sを意味す
る。高品質SRCを得るために、RおよびSは、大きな
値に選択される。しかし、RおよびSの値が高いと、非
常に高次のデジタルフィルタ、普通は有限インパルス応
答(FIR)デジタルフィルタが必要である。従って、
SおよびRが増大するに従って、一層大量の係数メモリ
が要求される。例えば、48kHzのサンプリング速度
では、Δf=4kHzの遷移帯域、通過域リップル=1
0-3および阻止域エラー=10-5を持つ等リップルプロ
トタイプFIRフィルタは、およそ128の次数を有す
る。図1の低域通過フィルタの次数は、補間フィルタに
対して128Rである(Rは1000以上までの補間係
数である)。
スパンダ)12、高品質低域通過デジタルフィルタ1
4、およびデシメータ16の3個の基本構築ブロックか
ら成る代表的な全デジタルSRCシステム10を示して
いる。エクスパンダ12は、ある速度、例えばFs in、
である入力サンプル流を取り込み、この例ではRで示さ
れた、入力速度の整数倍であるより高い速度にあるデジ
タルサンプル流をデジタル的に生成する。従って、エク
スパンダ12の出力は、Fs out=RFs inの速度にあ
るデジタルサンプル流である。デシメータは、その逆の
動作を行う。従って、デシメータ16は、ある速度、例
えばX=RFs in、である入力サンプル流を取り込み、
この例ではSで示された、入力速度の整数除算係数によ
って除算されたより低速度のデジタルサンプル流をデジ
タル的に生成する。このことは、デシメーションとして
参照され、または、もう一つの方法としてダウンサンプ
リングとして参照される。従って、デシメータ16の出
力は、X/S=Fs out=(R/S)Fs inの速度にあ
るデジタルサンプル流である。デシメーションが続くエ
クスパンションを実行する理由は、入力サンプリング速
度および出力サンプリング速度が、互いの単純整数倍で
有り得ないということである。デシメーション係数Sに
ついての補間係数Rの比は、SRC比R/Sである。こ
こでRおよびSは正の整数である。R>Sに対して、S
RCシステムは、SRC−UPモードで動作すると言わ
れる。一方、SRC−DOWNモードはR<Sを意味す
る。高品質SRCを得るために、RおよびSは、大きな
値に選択される。しかし、RおよびSの値が高いと、非
常に高次のデジタルフィルタ、普通は有限インパルス応
答(FIR)デジタルフィルタが必要である。従って、
SおよびRが増大するに従って、一層大量の係数メモリ
が要求される。例えば、48kHzのサンプリング速度
では、Δf=4kHzの遷移帯域、通過域リップル=1
0-3および阻止域エラー=10-5を持つ等リップルプロ
トタイプFIRフィルタは、およそ128の次数を有す
る。図1の低域通過フィルタの次数は、補間フィルタに
対して128Rである(Rは1000以上までの補間係
数である)。
【0003】何万という次数を持つ等リップルFIRフ
ィルタを設計することは、実際問題として極めて困難で
あるばかりか不可能でさえある。事実、専用集積回路
(ASIC)またはテキサスインスツルメンツTMS3
20シリーズDSPチップなどのプログラム可能なデジ
タル信号プロセッサ(DSP)のいずれかに実装され
る、現存のオーデオSRCシステムにおいて遭遇する主
な困難さは、大型のメモリと非常な計算の複雑さである
と考えられる。例えば、1999年4月発行のIEEE
の雑誌「固体回路(Solid−state Circuit)」第29巻
第481頁から第488頁にあるR.AdamsおよびT.Kwan
著の「デジタルオーデオ用ステレオ非同期デジタルサン
プリング速度変換器(A stereo asynchronous digital
sample-rateconverter for digital audio)」に記載さ
れているASICは、使用されるほぼ1,000万フィ
ルタ係数のほんの僅かを記憶するために、何十キロバイ
トものメモリを必要とする。さらに、何千組みの必要な
多相フィルタ係数を実時間で発生するために実行され
る、フィルタ係数の補間は、ハードウエアの乗算器と累
算器によって与えられるかなり大きな計算電力を消費す
る。プログラム可能なDSPチップを採用する場合に
も、同様に困難な状況に遭遇する。例えば、1991年
にトロント市で開催された「音響、音声および信号処理
(Acoust,Speech and Signal Processing)」に関する
国際会議議事録の第3613頁から第3616頁にある
S.Park他著の「有限精度エラー解析を持つ実時間デジタ
ルサンプリング速度変換器の新規構造(A novel struct
ure for real-time digital sample-rate converters w
ithfinite precision error analysis)」の記事を参照
されたい。これらのSRCシステムにおいては、フィル
タ係数だけに数キロバイトのメモリが採用されている。
おまけに、高品質オーデオの1チャンネルのおよそ10
MIPsの計算の複雑さがある。
ィルタを設計することは、実際問題として極めて困難で
あるばかりか不可能でさえある。事実、専用集積回路
(ASIC)またはテキサスインスツルメンツTMS3
20シリーズDSPチップなどのプログラム可能なデジ
タル信号プロセッサ(DSP)のいずれかに実装され
る、現存のオーデオSRCシステムにおいて遭遇する主
な困難さは、大型のメモリと非常な計算の複雑さである
と考えられる。例えば、1999年4月発行のIEEE
の雑誌「固体回路(Solid−state Circuit)」第29巻
第481頁から第488頁にあるR.AdamsおよびT.Kwan
著の「デジタルオーデオ用ステレオ非同期デジタルサン
プリング速度変換器(A stereo asynchronous digital
sample-rateconverter for digital audio)」に記載さ
れているASICは、使用されるほぼ1,000万フィ
ルタ係数のほんの僅かを記憶するために、何十キロバイ
トものメモリを必要とする。さらに、何千組みの必要な
多相フィルタ係数を実時間で発生するために実行され
る、フィルタ係数の補間は、ハードウエアの乗算器と累
算器によって与えられるかなり大きな計算電力を消費す
る。プログラム可能なDSPチップを採用する場合に
も、同様に困難な状況に遭遇する。例えば、1991年
にトロント市で開催された「音響、音声および信号処理
(Acoust,Speech and Signal Processing)」に関する
国際会議議事録の第3613頁から第3616頁にある
S.Park他著の「有限精度エラー解析を持つ実時間デジタ
ルサンプリング速度変換器の新規構造(A novel struct
ure for real-time digital sample-rate converters w
ithfinite precision error analysis)」の記事を参照
されたい。これらのSRCシステムにおいては、フィル
タ係数だけに数キロバイトのメモリが採用されている。
おまけに、高品質オーデオの1チャンネルのおよそ10
MIPsの計算の複雑さがある。
【0004】従って、非常に高い次数のFIRフィルタ
を設計するため、窓技術、例えばカイザー窓を用いる試
みがなされた。必要な係数を実時間で計算する際に補間
技術を用いることによって、図1に示されたシステム1
0等の単一段SRCフィルタシステムは、実際に近づ
き、ハードウエア実装例も報告されている。その例が、
例えば、米国特許第4,780,892号、第4,56
4,918号、第4,825,398号および第4,7
48,578号に見出される。しかし、これらの実施例
も、消費者が許容できるオーデオ製品に利用できる所望
の効率を得るには不十分である。高次フィルタの使用を
さける別の試みでは、ラグランジュ多項式またはBスプ
ライン関数などの特別な関数を利用する。例えば、前者
に対しては、1984年6月発行のIEEEの雑誌「音
響、音声および信号処理(Acoust,Speech and Signal
Processing)」第ASSP−32巻第577頁から第5
91頁にあるT.O.Ramstad著の「任意サンプリング周波
数間のデジタル変換方法(Digital methodsfor convers
ion between arbitrary sampling frequencies)」、ま
た後者に対しては、1991年にトロント市で開催され
た「音響、音声および信号処理(Acoust,Speech and S
ignal Processing)」に関する国際会議議事録の第36
09頁から第3612頁にあるS.Cucch他著の「高品質
用途用任意サンプリング周波数変換装置のDSP実装(D
SP implementation of arbitrary sampling frequency
conversion for high quality sound application)」を
参照されたい。計算の複雑さの点で、多段デシメーショ
ンすなわち補間フィルタが、単一段フィルタよりも一般
的に効率的であることが知られている。同じ結論が、単
一段バージョンに対する多段フィルタのメモリ要求につ
いても言える。従って、SRCフィルタ係数の幾つかを
記憶するために従来技術において要求されたメモリより
もはるかに少ないメモリを採用している多段構造を取る
ことが望ましい。また、フィルタ係数の残りを実時間で
効率的に計算するための装置を一緒に採用することが望
ましい。従って、本発明の目的は、計算およびメモリ要
求の両方において、従来の多段SRCフィルタ装置より
も効率的である、多段SRCフィルタを提供することに
ある。本発明のさらに他の目的は、リソースのバランス
を考慮した多段SRCを提供することにある。
を設計するため、窓技術、例えばカイザー窓を用いる試
みがなされた。必要な係数を実時間で計算する際に補間
技術を用いることによって、図1に示されたシステム1
0等の単一段SRCフィルタシステムは、実際に近づ
き、ハードウエア実装例も報告されている。その例が、
例えば、米国特許第4,780,892号、第4,56
4,918号、第4,825,398号および第4,7
48,578号に見出される。しかし、これらの実施例
も、消費者が許容できるオーデオ製品に利用できる所望
の効率を得るには不十分である。高次フィルタの使用を
さける別の試みでは、ラグランジュ多項式またはBスプ
ライン関数などの特別な関数を利用する。例えば、前者
に対しては、1984年6月発行のIEEEの雑誌「音
響、音声および信号処理(Acoust,Speech and Signal
Processing)」第ASSP−32巻第577頁から第5
91頁にあるT.O.Ramstad著の「任意サンプリング周波
数間のデジタル変換方法(Digital methodsfor convers
ion between arbitrary sampling frequencies)」、ま
た後者に対しては、1991年にトロント市で開催され
た「音響、音声および信号処理(Acoust,Speech and S
ignal Processing)」に関する国際会議議事録の第36
09頁から第3612頁にあるS.Cucch他著の「高品質
用途用任意サンプリング周波数変換装置のDSP実装(D
SP implementation of arbitrary sampling frequency
conversion for high quality sound application)」を
参照されたい。計算の複雑さの点で、多段デシメーショ
ンすなわち補間フィルタが、単一段フィルタよりも一般
的に効率的であることが知られている。同じ結論が、単
一段バージョンに対する多段フィルタのメモリ要求につ
いても言える。従って、SRCフィルタ係数の幾つかを
記憶するために従来技術において要求されたメモリより
もはるかに少ないメモリを採用している多段構造を取る
ことが望ましい。また、フィルタ係数の残りを実時間で
効率的に計算するための装置を一緒に採用することが望
ましい。従って、本発明の目的は、計算およびメモリ要
求の両方において、従来の多段SRCフィルタ装置より
も効率的である、多段SRCフィルタを提供することに
ある。本発明のさらに他の目的は、リソースのバランス
を考慮した多段SRCを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1の
速度で与えられた入力サンプリングデータ流にサンプリ
ング速度変換(SRC)フィルタを与え、第1の速度と
異なる第2の速度の出力データ流を生成する方法が与え
られる。入力サンプリングデータ流は、第1の低次補間
フィルタルーチン42で操作される。その結果、第1の
中間データ流が生成される。第1の中間データ流は、実
質的に少ない演算でフィルタ係数を計算する第1の簡略
化補間フィルタルーチン44、46で操作される。その
結果、第2の中間データ流が生成される。第2の中間デ
ータ流は、第1のデシメイティングフィルタルーチン4
8で操作される。その結果、出力データ流が生成され
る。本発明の装置は、極めて少ないメモリ要求、単純な
設計および実施手順、および計算複雑さの適切性など、
優れた特性を示す。新たな装置のフィルタ装置は、10
0dB信号対ノイズ比(SNR)レベルを容易に得るこ
とができる。本発明の固有の簡潔性は、ASICまたは
プログラム可能なDSPチップのいずれかを用いること
によって、ハードウエア実装を一層容易にするとともに
これまでよりも率直な方法である。本発明のこれらの、
さらに他の特徴は、添付図面と一緒に行われる、以下の
発明の詳細な説明から当業者にとって明らかであろう。
速度で与えられた入力サンプリングデータ流にサンプリ
ング速度変換(SRC)フィルタを与え、第1の速度と
異なる第2の速度の出力データ流を生成する方法が与え
られる。入力サンプリングデータ流は、第1の低次補間
フィルタルーチン42で操作される。その結果、第1の
中間データ流が生成される。第1の中間データ流は、実
質的に少ない演算でフィルタ係数を計算する第1の簡略
化補間フィルタルーチン44、46で操作される。その
結果、第2の中間データ流が生成される。第2の中間デ
ータ流は、第1のデシメイティングフィルタルーチン4
8で操作される。その結果、出力データ流が生成され
る。本発明の装置は、極めて少ないメモリ要求、単純な
設計および実施手順、および計算複雑さの適切性など、
優れた特性を示す。新たな装置のフィルタ装置は、10
0dB信号対ノイズ比(SNR)レベルを容易に得るこ
とができる。本発明の固有の簡潔性は、ASICまたは
プログラム可能なDSPチップのいずれかを用いること
によって、ハードウエア実装を一層容易にするとともに
これまでよりも率直な方法である。本発明のこれらの、
さらに他の特徴は、添付図面と一緒に行われる、以下の
発明の詳細な説明から当業者にとって明らかであろう。
【0006】
【発明の実施の形態】図2に示された4段SRCフィル
タ構造20は、本発明の好適な実施例のブロック図であ
る。その構造は、容易な設計手順、低減メモリ/計算ニ
ーズ、および簡潔なシステム制御フロー間の優れたバラ
ンスを示す(すなわち、SRCフィルタに求められるこ
れら3つの要求をバランス効率良く達成できる)。SR
Cフィルタ構造20は、ステージ1エクスパンダ/フィ
ルタ22、ステージ2エクスパンダ/フィルタ24、ス
テージ3エクスパンダ/フィルタ26およびステージ4
デシメータ28から構成されている。ステージ4デシメ
ータは、簡単なS係数の従来形デシメータである。従っ
て、以下、次の点に焦点を当てて検討する。すなわち、
ステージ1、ステージ2およびステージ3の最初の3個
のフィルタの実施例を効率的に設計するために、本発明
の原理をいかにして最も良く適用するかということと、
最適な性能を得るためにそれらをいかに設計するかとい
う点に焦点が当てられる。この点に関する初期事項とし
て、FIRフィルタのみが利用される。これは、それら
のフィルタが多速度処理における効率的な多相装置およ
び線形位相応答を与えるからである。しかし、所望する
場合には、有限インパルス応答(IIR)デジタルフィ
ルタを使用することもできる。さらに、ここに詳細に開
示された本発明の好適な実施例では、3個のエクスパン
ダ/フィルタ段を利用しているが、これは単に好ましい
ということであり、必ずしも必要とされるわけではな
い。本発明の原理の適用においては、代替案として、そ
のようなステージ(段)が2個、または3個より多いも
のを使用しても良く、それらも本願の特許請求の範囲に
よって定義される本発明の範囲内に含まれる。
タ構造20は、本発明の好適な実施例のブロック図であ
る。その構造は、容易な設計手順、低減メモリ/計算ニ
ーズ、および簡潔なシステム制御フロー間の優れたバラ
ンスを示す(すなわち、SRCフィルタに求められるこ
れら3つの要求をバランス効率良く達成できる)。SR
Cフィルタ構造20は、ステージ1エクスパンダ/フィ
ルタ22、ステージ2エクスパンダ/フィルタ24、ス
テージ3エクスパンダ/フィルタ26およびステージ4
デシメータ28から構成されている。ステージ4デシメ
ータは、簡単なS係数の従来形デシメータである。従っ
て、以下、次の点に焦点を当てて検討する。すなわち、
ステージ1、ステージ2およびステージ3の最初の3個
のフィルタの実施例を効率的に設計するために、本発明
の原理をいかにして最も良く適用するかということと、
最適な性能を得るためにそれらをいかに設計するかとい
う点に焦点が当てられる。この点に関する初期事項とし
て、FIRフィルタのみが利用される。これは、それら
のフィルタが多速度処理における効率的な多相装置およ
び線形位相応答を与えるからである。しかし、所望する
場合には、有限インパルス応答(IIR)デジタルフィ
ルタを使用することもできる。さらに、ここに詳細に開
示された本発明の好適な実施例では、3個のエクスパン
ダ/フィルタ段を利用しているが、これは単に好ましい
ということであり、必ずしも必要とされるわけではな
い。本発明の原理の適用においては、代替案として、そ
のようなステージ(段)が2個、または3個より多いも
のを使用しても良く、それらも本願の特許請求の範囲に
よって定義される本発明の範囲内に含まれる。
【0007】さて、本発明の好適な実施例に戻る。ステ
ージ1のエクスパンダ/フィルタ22は、係数R1の補
間を実行する。R1の値は、相対的に小さなものであ
り、ステージ1エクスパンダ/フィルタ22の遷移帯域
幅は、理想的に大きな値を有する。この理由は、ステー
ジ1エクスパンダ/フィルタ22において高い出力サン
プリング速度を引き起こす大きな値のR1は、望ましく
ないステージ1フィルタの超高次数を比例的にもたらす
極めて狭い遷移帯域を導くということである。ステージ
1フィルタの次数は、100から800の間に維持され
ることが望ましい。小さな値のR1に関して、ステージ
2エクスパンダ/フィルタ24における出力サンプリン
グ速度は、相対的に高い。しかし、たとえ、出力サンプ
リング速度が前段よりもステージ2エクスパンダ/フィ
ルタ24においてかなり高いものであっても、ステージ
2エクスパンダ/フィルタ24の遷移帯域は、ステージ
1のものよりも緩和され得る。これは、大多数の仮想
域、好ましくは少なくとも半分の仮想域がすでにステー
ジ1エクスパンダ/フィルタ22によって除去されてい
るからである。しかし、それが一層大きなサンプリング
速度R1R2Fs inで動作していると仮定すると、ステー
ジ3エクスパンダ/フィルタ26を簡単化することが好
ましいので、R2の選択は任意ではない。従って、R2の
選択は、ステージ3エクスパンダ/フィルタ26がいか
に設計されるかによって決められる。
ージ1のエクスパンダ/フィルタ22は、係数R1の補
間を実行する。R1の値は、相対的に小さなものであ
り、ステージ1エクスパンダ/フィルタ22の遷移帯域
幅は、理想的に大きな値を有する。この理由は、ステー
ジ1エクスパンダ/フィルタ22において高い出力サン
プリング速度を引き起こす大きな値のR1は、望ましく
ないステージ1フィルタの超高次数を比例的にもたらす
極めて狭い遷移帯域を導くということである。ステージ
1フィルタの次数は、100から800の間に維持され
ることが望ましい。小さな値のR1に関して、ステージ
2エクスパンダ/フィルタ24における出力サンプリン
グ速度は、相対的に高い。しかし、たとえ、出力サンプ
リング速度が前段よりもステージ2エクスパンダ/フィ
ルタ24においてかなり高いものであっても、ステージ
2エクスパンダ/フィルタ24の遷移帯域は、ステージ
1のものよりも緩和され得る。これは、大多数の仮想
域、好ましくは少なくとも半分の仮想域がすでにステー
ジ1エクスパンダ/フィルタ22によって除去されてい
るからである。しかし、それが一層大きなサンプリング
速度R1R2Fs inで動作していると仮定すると、ステー
ジ3エクスパンダ/フィルタ26を簡単化することが好
ましいので、R2の選択は任意ではない。従って、R2の
選択は、ステージ3エクスパンダ/フィルタ26がいか
に設計されるかによって決められる。
【0008】ステージ3エクスパンダ/フィルタ26の
設計観点は、本発明の好適な実施例の設計において重要
な役割を占める。主要な観点は、ステージ3エクスパン
ダ/フィルタ26が比較的簡単なフィルタであるという
ことである。簡単なフィルタは、数少ないフィルタ係数
を有し、最も単純な非ゼロフィルタ係数が簡単なフィル
タ係数である。さらに、ステージ3エクスパンダ/フィ
ルタ26は、カスケード接続されている。一般的な設計
事項として、僅かな係数に基づくフィルタは、たとえ単
に2倍であっても、それがカスケード接続されている場
合には無難に実行できる。ステージ3エクスパンダ/フ
ィルタ26の潜在的な原理について説明する。ステージ
3エクスパンダ/フィルタ26を、次式(1)によって
表わされるγオール1係数フィルタのカスケードである
とする。
設計観点は、本発明の好適な実施例の設計において重要
な役割を占める。主要な観点は、ステージ3エクスパン
ダ/フィルタ26が比較的簡単なフィルタであるという
ことである。簡単なフィルタは、数少ないフィルタ係数
を有し、最も単純な非ゼロフィルタ係数が簡単なフィル
タ係数である。さらに、ステージ3エクスパンダ/フィ
ルタ26は、カスケード接続されている。一般的な設計
事項として、僅かな係数に基づくフィルタは、たとえ単
に2倍であっても、それがカスケード接続されている場
合には無難に実行できる。ステージ3エクスパンダ/フ
ィルタ26の潜在的な原理について説明する。ステージ
3エクスパンダ/フィルタ26を、次式(1)によって
表わされるγオール1係数フィルタのカスケードである
とする。
【数1】 簡単化のため、式(1)においては正規化係数が削除さ
れている。ステージ3において式(1)によって記述さ
れたフィルタを用いて、SRC設計時にこれまで存在し
ていた重大な障害、すなわち、フィルタ係数の膨大な記
憶要求を実質的に取除くことができる。以下に示される
ように、H3(z)の係数は、γが小さい、例えばγ=
2または3であるとき、非常に簡単な式に基づいて評価
され得る。H3(z)の振幅応答は、次式(2)のよう
に容易に評価される。
れている。ステージ3において式(1)によって記述さ
れたフィルタを用いて、SRC設計時にこれまで存在し
ていた重大な障害、すなわち、フィルタ係数の膨大な記
憶要求を実質的に取除くことができる。以下に示される
ように、H3(z)の係数は、γが小さい、例えばγ=
2または3であるとき、非常に簡単な式に基づいて評価
され得る。H3(z)の振幅応答は、次式(2)のよう
に容易に評価される。
【数2】
【0009】H3(z)の機能は、ステージ3の入力サ
ンプル間に、ゼロ値サンプルをパディング(すなわち、
挿入する)ことによって導出される仮想域を取除くこと
にある。さらに、DCとフィルタ周波数応答がその最初
のヌル(null)値に達する周波数ω0=2π/R3との間
のH3(z)の単調特性は、ちょうど2つのデジタル周
波数点における式(2)の評価によってそのフィルタ性
能を判定可能にさせる。第1の点は、ω1=2πfP/R
Fs inであり、fPは基本域信号の最大周波数を示し、
R=R1R2R3はSRCシステム全体の補間係数であ
る。ω1において、
ンプル間に、ゼロ値サンプルをパディング(すなわち、
挿入する)ことによって導出される仮想域を取除くこと
にある。さらに、DCとフィルタ周波数応答がその最初
のヌル(null)値に達する周波数ω0=2π/R3との間
のH3(z)の単調特性は、ちょうど2つのデジタル周
波数点における式(2)の評価によってそのフィルタ性
能を判定可能にさせる。第1の点は、ω1=2πfP/R
Fs inであり、fPは基本域信号の最大周波数を示し、
R=R1R2R3はSRCシステム全体の補間係数であ
る。ω1において、
【数3】 この式は、ステージ3エクスパンダ/フィルタ26の通
過域における最大ドループを与える。従って、ω2=ω0
−π/Rは、ステージ3フィルタの第1阻止域のエッジ
周波数を表わし、ω2での対応周波数応答は、
過域における最大ドループを与える。従って、ω2=ω0
−π/Rは、ステージ3フィルタの第1阻止域のエッジ
周波数を表わし、ω2での対応周波数応答は、
【数4】 上述の式から明白な以下の有効な情報に留意すべきであ
る。
る。
【0010】・R1R2の値が増加すると、通過域と阻止
域の両方においてステージ3のフィルタ性能が大幅に改
善される。換言すると、R1R2が増加するに従って、第
1の仮想域は基本域からかなり離れて配置される。・実
際に多くのSRC応用においてそうであるように大きな
値のR3に対しては、ω1およびω2での周波数応答は、
漸近的にR3と独立になる。ω1およびω2の両方でフィ
ルタ性能を定量的に試験するため、表1で幾つかの有用
なケースが、R3=256(28)、fP=20kHzお
よびFs in=48kHzのパラメータに関して評価さ
れ、そこに示されている。
域の両方においてステージ3のフィルタ性能が大幅に改
善される。換言すると、R1R2が増加するに従って、第
1の仮想域は基本域からかなり離れて配置される。・実
際に多くのSRC応用においてそうであるように大きな
値のR3に対しては、ω1およびω2での周波数応答は、
漸近的にR3と独立になる。ω1およびω2の両方でフィ
ルタ性能を定量的に試験するため、表1で幾つかの有用
なケースが、R3=256(28)、fP=20kHzお
よびFs in=48kHzのパラメータに関して評価さ
れ、そこに示されている。
【表1】
【0011】γ=3の値は、最適にバランスが取れた選
択であり、好適であると考えられる。フィルタ係数はか
なり少ないが、γ=1の値がほとんどの適用において適
切なフィルタ性能を与えないことは、表1の検査から明
らかである。γ=2に関しては、H3(z)の係数が、
さらに極めて単純な状態にある。
択であり、好適であると考えられる。フィルタ係数はか
なり少ないが、γ=1の値がほとんどの適用において適
切なフィルタ性能を与えないことは、表1の検査から明
らかである。γ=2に関しては、H3(z)の係数が、
さらに極めて単純な状態にある。
【数5】 フィルタ係数(R3+1<n>2R3−1)の他の半分(R
3−1)は、対称から得られる。このフィルタは良好な
フィルタ性能を与えるが、オーデオ信号のデジタル処理
に対しては100dBを越える阻止域リジェクションが
度々望まれている。このことは、R1R2の値が少なくと
も256であることを要求する。前述の理由からR1=
2を使用することが好ましいことが思い起こされる。R
1が2であるように選択される場合、R1R2の値を少な
くとも256として維持するために、R2は128また
はそれより大きくなければならない。従って、ステージ
2エクスパンダ/フィルタ24の出力におけるサンプリ
ング速度は、最低でも256Fs inに達する。それは、
Fs in=44.1KHzまたはそれより高いとき、10
MHz以上である。また、R2=128に対して、ステ
ージ2エクスパンダ/フィルタ24のオーダーは、高フ
ィルタ性能を維持するために、1000以上までかなり
増加する。1000の次数は、望ましくない大量のメモ
リが必要とされることを意味する。ステージ2フィルタ
の次数は100から1200の間に維持されることが望
ましい。
3−1)は、対称から得られる。このフィルタは良好な
フィルタ性能を与えるが、オーデオ信号のデジタル処理
に対しては100dBを越える阻止域リジェクションが
度々望まれている。このことは、R1R2の値が少なくと
も256であることを要求する。前述の理由からR1=
2を使用することが好ましいことが思い起こされる。R
1が2であるように選択される場合、R1R2の値を少な
くとも256として維持するために、R2は128また
はそれより大きくなければならない。従って、ステージ
2エクスパンダ/フィルタ24の出力におけるサンプリ
ング速度は、最低でも256Fs inに達する。それは、
Fs in=44.1KHzまたはそれより高いとき、10
MHz以上である。また、R2=128に対して、ステ
ージ2エクスパンダ/フィルタ24のオーダーは、高フ
ィルタ性能を維持するために、1000以上までかなり
増加する。1000の次数は、望ましくない大量のメモ
リが必要とされることを意味する。ステージ2フィルタ
の次数は100から1200の間に維持されることが望
ましい。
【0012】γ=3に関しては、たとえR1R2が適度の
値であっても高品質フィルタが容易に得られる。図3
は、第1の仮想域をリジェクションする第1阻止域32
を含んでいる周波数範囲内のフィルタ周波数応答30を
示している。図3において、横軸は、周波数をヘルツで
示し、縦軸は、応答振幅をdBで示している。第1の阻
止域32、等価的には仮想域は、1512kHzに始ま
り、1560kHzで終わり、1536kHzで第1の
ヌル(null)を持つ。γ=3のときのフィルタ係数は、
次式によって評価される。
値であっても高品質フィルタが容易に得られる。図3
は、第1の仮想域をリジェクションする第1阻止域32
を含んでいる周波数範囲内のフィルタ周波数応答30を
示している。図3において、横軸は、周波数をヘルツで
示し、縦軸は、応答振幅をdBで示している。第1の阻
止域32、等価的には仮想域は、1512kHzに始ま
り、1560kHzで終わり、1536kHzで第1の
ヌル(null)を持つ。γ=3のときのフィルタ係数は、
次式によって評価される。
【数6】 R3は偶数番号であると仮定されたこと、および対称係
数の半分だけが式(6)に記述されていることに留意さ
れたい。奇数整数のR3が選択される場合には、式
(6)の最終加算インデックスが(3R3−1)/2に
単純に変更される。これらの係数を得るための評価手順
は、極めて率直に実時間計算を可能にさせる。従って、
H3(z)の各組の多相成分は、全部で3個の整数掛算
と幾つかの加算/シフトを必要とする、せいぜい3個の
整数からなる。H3(z)の最大の係数は、16ビット
レジスタだけを必要とする16ビット精度を単に要求す
る、R 3=28に対して3R3R3/4=3x214によって
与えられる。
数の半分だけが式(6)に記述されていることに留意さ
れたい。奇数整数のR3が選択される場合には、式
(6)の最終加算インデックスが(3R3−1)/2に
単純に変更される。これらの係数を得るための評価手順
は、極めて率直に実時間計算を可能にさせる。従って、
H3(z)の各組の多相成分は、全部で3個の整数掛算
と幾つかの加算/シフトを必要とする、せいぜい3個の
整数からなる。H3(z)の最大の係数は、16ビット
レジスタだけを必要とする16ビット精度を単に要求す
る、R 3=28に対して3R3R3/4=3x214によって
与えられる。
【0013】γ=3とすると、オーデオSRC適用に対
して、R2は8または16に選択される。以下の設計例
においては、R2=16であり、R3=256である。厳
格な通過域性能が要求される場合には、ステージ3エク
スパンダ/フィルタ26によって導かれる通過域内のド
ループがかなり補償されるように、基本域を予め歪ませ
るための数個のタップを持つ簡単なフィルタが採用され
る。個定係数を持つフィルタは、プログラム可能な係数
を持つフィルタよりも一層効率的に実装され得ること
が、良く知られている。これは特にASICにフィルタ
を実装するときに言える。従って、H3(z)を実装す
るとき、係数はR3の値によって決定され、実時間で計
算されるので、設計は、特定の実施例において生ずるだ
ろうすべての可能な組みのフィルタ係数を受け入れるの
に充分である必要がある。いずれにしても、R3を10
0から10,000の間に維持することが望ましい。R
2の値を選択した時、ステージ2エクスパンダ/フィル
タ24は一定係数で容易に作成され得る。これらの一定
係数は、さらに、正準符号付き数字(CSD)形態によ
って表わされ、普通の掛算ではなく加算/シフト動作を
用いることによって計算を極めて簡単化させる。プログ
ラム可能なDSPチップを使用することによっても、一
定係数は、時間変化係数よりも取扱いが容易である。
して、R2は8または16に選択される。以下の設計例
においては、R2=16であり、R3=256である。厳
格な通過域性能が要求される場合には、ステージ3エク
スパンダ/フィルタ26によって導かれる通過域内のド
ループがかなり補償されるように、基本域を予め歪ませ
るための数個のタップを持つ簡単なフィルタが採用され
る。個定係数を持つフィルタは、プログラム可能な係数
を持つフィルタよりも一層効率的に実装され得ること
が、良く知られている。これは特にASICにフィルタ
を実装するときに言える。従って、H3(z)を実装す
るとき、係数はR3の値によって決定され、実時間で計
算されるので、設計は、特定の実施例において生ずるだ
ろうすべての可能な組みのフィルタ係数を受け入れるの
に充分である必要がある。いずれにしても、R3を10
0から10,000の間に維持することが望ましい。R
2の値を選択した時、ステージ2エクスパンダ/フィル
タ24は一定係数で容易に作成され得る。これらの一定
係数は、さらに、正準符号付き数字(CSD)形態によ
って表わされ、普通の掛算ではなく加算/シフト動作を
用いることによって計算を極めて簡単化させる。プログ
ラム可能なDSPチップを使用することによっても、一
定係数は、時間変化係数よりも取扱いが容易である。
【0014】本発明の好適な実施例を実施するとき、ス
テージ1フィルタの設計に特段の注意を払うべきであ
る。この観点において、これまでSRC−UPとSRC
−DOWNモード間の考察を明らかにしてこなかったこ
とに留意されるべきである。このことについてここで論
ずる。UPおよびDOWNモードの両方を取扱うことが
できる効率的なステージ1フィルタを設計する際の注意
事項は、ここに開示された本発明のSRC設計方法論に
よって達成される高効率を求めるとき、重要な設計的考
察事項になってくる。UPモードが含まれるとき、設計
上の幾つかの問題にぶつかる。それらについて以下に説
明する。ステージ1の機能は、第1の補間器によって引
き起こされる仮想域を簡単に消去する。従って、ステー
ジ1エクスパンダ/フィルタ22は、一定係数を有し得
る。しかし、DOWNモデルにおいてはステージ1エク
スパンダ/フィルタ22は、仮想域を取除くほかに、入
力信号の高周波成分を除去する必要がある。
テージ1フィルタの設計に特段の注意を払うべきであ
る。この観点において、これまでSRC−UPとSRC
−DOWNモード間の考察を明らかにしてこなかったこ
とに留意されるべきである。このことについてここで論
ずる。UPおよびDOWNモードの両方を取扱うことが
できる効率的なステージ1フィルタを設計する際の注意
事項は、ここに開示された本発明のSRC設計方法論に
よって達成される高効率を求めるとき、重要な設計的考
察事項になってくる。UPモードが含まれるとき、設計
上の幾つかの問題にぶつかる。それらについて以下に説
明する。ステージ1の機能は、第1の補間器によって引
き起こされる仮想域を簡単に消去する。従って、ステー
ジ1エクスパンダ/フィルタ22は、一定係数を有し得
る。しかし、DOWNモデルにおいてはステージ1エク
スパンダ/フィルタ22は、仮想域を取除くほかに、入
力信号の高周波成分を除去する必要がある。
【0015】ここでは、この問題を解決するために、2
つの方法の形で本発明の2つの実施例について説明す
る。第1の方法においては、それぞれが特定のDOWN
モードに適している幾つかのステージ1フィルタが設け
られる。これらのプリセットフィルタからの選択は、記
憶されたフィルタ係数の正しい初期メモリアドレスを指
すインデックスを供給することによって、容易になされ
る。所望する場合には、これらの予め計算された係数組
は、パーソナルコンピュータ等のホストシステムに記憶
され、そのメモリをASICすなわちDSPチップに貯
える。第2の方法は、主要な組のフィルタ係数に基づい
てフィルタ係数を発生し、さらにフィルタの設計事項に
適合する、H3(z)に類似な、実時間計算スキームを
要求する。この計算手順は、SRC比が変更されるとき
に一度だけ実行されることが必要であり、新たなSRC
比が求められるまで続けられる。それにも関わらず、こ
れら2つの方法の第1の方法は、好適であると考えら
れ、その方法は以下の設計例において利用される。上述
の設計ガイドラインに基づいて、44.1kHzと48
kHz間でサンプリング速度を変換するために採用され
得るフィルタの設計について考察する。
つの方法の形で本発明の2つの実施例について説明す
る。第1の方法においては、それぞれが特定のDOWN
モードに適している幾つかのステージ1フィルタが設け
られる。これらのプリセットフィルタからの選択は、記
憶されたフィルタ係数の正しい初期メモリアドレスを指
すインデックスを供給することによって、容易になされ
る。所望する場合には、これらの予め計算された係数組
は、パーソナルコンピュータ等のホストシステムに記憶
され、そのメモリをASICすなわちDSPチップに貯
える。第2の方法は、主要な組のフィルタ係数に基づい
てフィルタ係数を発生し、さらにフィルタの設計事項に
適合する、H3(z)に類似な、実時間計算スキームを
要求する。この計算手順は、SRC比が変更されるとき
に一度だけ実行されることが必要であり、新たなSRC
比が求められるまで続けられる。それにも関わらず、こ
れら2つの方法の第1の方法は、好適であると考えら
れ、その方法は以下の設計例において利用される。上述
の設計ガイドラインに基づいて、44.1kHzと48
kHz間でサンプリング速度を変換するために採用され
得るフィルタの設計について考察する。
【0016】A.ステージ1フィルタ 126の次数を有するステージ1フィルタは、適切なフ
ィルタ性能を与え、許容できる量のメモリおよび計算の
複雑さを要求する。UPモード、すなわち44.1kH
zから48kHzへの変換ケースにおいては、126次
FIRフィルタが100dB以上の阻止域リジェクショ
ンを与え、20kHz通過域信号まで維持する。また、
20kHzから24kHzまでの遷移帯域おいてかなり
多くの擬似エラーが許容される場合には、半帯域FIR
フィルタを採用することも可能である。半帯域FIRフ
ィルタにおいては、2個のサブフィルタの一方は遅延素
子である。従って、同一のフィルタ次数を持つ通常のF
IRフィルタと比較して、半帯域FIRフィルタは、ほ
ぼ50%少ない計算および係数メモリを必要とする。フ
ィルタ係数の計算、対象をさらに低減することが使用さ
れる。実際、同等の次数を選択することによって、半帯
域FIRフィルタは対称係数を持つ多相成分を有する。
しかし、DOWNモードにおいては、100dB阻止域
リジェクション要求が加わる場合、126次FIRフィ
ルタは、およそ18.5kHzの通過域を維持できるだ
けである。本発明の一実施例のマトラブ(Matlab)シミ
ュレーションおいて使用されるステージ1フィルタの実
際のフィルタ係数が、表6の付録Aに示されている。設
計者は、特定のアプリケーション制約および/または性
能目標に適応させるために、別の係数の選択を希望する
かもしれない。さらに、フィルタ係数の最適量は設計者
によって考慮され得る。すべてのそのような変形は、こ
の技術分野で通常の知識を有する者の範囲内のものであ
る。
ィルタ性能を与え、許容できる量のメモリおよび計算の
複雑さを要求する。UPモード、すなわち44.1kH
zから48kHzへの変換ケースにおいては、126次
FIRフィルタが100dB以上の阻止域リジェクショ
ンを与え、20kHz通過域信号まで維持する。また、
20kHzから24kHzまでの遷移帯域おいてかなり
多くの擬似エラーが許容される場合には、半帯域FIR
フィルタを採用することも可能である。半帯域FIRフ
ィルタにおいては、2個のサブフィルタの一方は遅延素
子である。従って、同一のフィルタ次数を持つ通常のF
IRフィルタと比較して、半帯域FIRフィルタは、ほ
ぼ50%少ない計算および係数メモリを必要とする。フ
ィルタ係数の計算、対象をさらに低減することが使用さ
れる。実際、同等の次数を選択することによって、半帯
域FIRフィルタは対称係数を持つ多相成分を有する。
しかし、DOWNモードにおいては、100dB阻止域
リジェクション要求が加わる場合、126次FIRフィ
ルタは、およそ18.5kHzの通過域を維持できるだ
けである。本発明の一実施例のマトラブ(Matlab)シミ
ュレーションおいて使用されるステージ1フィルタの実
際のフィルタ係数が、表6の付録Aに示されている。設
計者は、特定のアプリケーション制約および/または性
能目標に適応させるために、別の係数の選択を希望する
かもしれない。さらに、フィルタ係数の最適量は設計者
によって考慮され得る。すべてのそのような変形は、こ
の技術分野で通常の知識を有する者の範囲内のものであ
る。
【0017】B.ステージ2フィルタ ステージ2エクスパンダ/フィルタ24だけは、SRC
モードと独立している、一定係数を持つべきである。上
述のように構成されたステージ1エクスパンダ/フィル
タ22のフィルタ性能と一致させるため、143番オー
ダーFIRフィルタが使用されるべきである。オーダー
番号143は、すべての多相成分が同じ数の係数を有す
る、すなわち、R2=16のとき9、という利点を与え
る。多相成分はもはや対称係数を有しないが、多相成分
の半分は、その多相成分の他方の半分における対応部分
とミラー対称である係数を有する。そのような特性は、
係数メモリを節約するために利用される。本発明の一実
施例のマトラブ(Matlab)シミュレーションおいて使用
されるステージ1フィルタの実際のフィルタ係数が、表
7の付録Bに示されている。設計者は、特定の応用制約
および/または性能目標に適応させるために、別の係数
の選択を希望するかもしれない。さらに、フィルタ係数
の最適量は設計者によって考慮され得る。すべてのその
ような変形は、この技術分野で通常の知識を有する者の
範囲内のものである。この点に関して、設計者は、メモ
リ要求の半分に加えて、別に計算の半分のみを必要とす
る半分のゼロフィルタ係数を有する幾つかの半帯域FI
Rフィルタのカスケードを、ステージ2フィルタ用に考
慮することを希望するかもしれない。しかし、幾つかの
半帯域FIRフィルタのカスケードを使用することの欠
点は、以下の項目で説明される一層複雑な索引スキーム
を必要とすることにあることを、設計者は留意すべきで
ある。
モードと独立している、一定係数を持つべきである。上
述のように構成されたステージ1エクスパンダ/フィル
タ22のフィルタ性能と一致させるため、143番オー
ダーFIRフィルタが使用されるべきである。オーダー
番号143は、すべての多相成分が同じ数の係数を有す
る、すなわち、R2=16のとき9、という利点を与え
る。多相成分はもはや対称係数を有しないが、多相成分
の半分は、その多相成分の他方の半分における対応部分
とミラー対称である係数を有する。そのような特性は、
係数メモリを節約するために利用される。本発明の一実
施例のマトラブ(Matlab)シミュレーションおいて使用
されるステージ1フィルタの実際のフィルタ係数が、表
7の付録Bに示されている。設計者は、特定の応用制約
および/または性能目標に適応させるために、別の係数
の選択を希望するかもしれない。さらに、フィルタ係数
の最適量は設計者によって考慮され得る。すべてのその
ような変形は、この技術分野で通常の知識を有する者の
範囲内のものである。この点に関して、設計者は、メモ
リ要求の半分に加えて、別に計算の半分のみを必要とす
る半分のゼロフィルタ係数を有する幾つかの半帯域FI
Rフィルタのカスケードを、ステージ2フィルタ用に考
慮することを希望するかもしれない。しかし、幾つかの
半帯域FIRフィルタのカスケードを使用することの欠
点は、以下の項目で説明される一層複雑な索引スキーム
を必要とすることにあることを、設計者は留意すべきで
ある。
【0018】C.ステージ3フィルタ このフィルタは、前の項目で既に詳細に説明された。し
かし、R3を実時間で選択することによって、このフィ
ルタを完全プログラム可能制御にさせることが好まし
い。大きな値のR3は、フィルタリング計算により高い
ダイナミックレンジを必要とさせることを思い出してほ
しい。このフィルタのインパルス応答は、非常に滑らか
であるので、それらの係数を圧縮することが可能であ
る。例えば、区分的線形化が使用され得る。しかし、そ
れらの係数は既に容易に計算されており、かつフィルタ
リング動作は、いかなる所定の出力サンプルの計算にお
いても近傍の係数を使用しないので、大幅な節約が圧縮
によりもたらされるか明らかではないが、その実施の強
調が完全開示のために示唆される。
かし、R3を実時間で選択することによって、このフィ
ルタを完全プログラム可能制御にさせることが好まし
い。大きな値のR3は、フィルタリング計算により高い
ダイナミックレンジを必要とさせることを思い出してほ
しい。このフィルタのインパルス応答は、非常に滑らか
であるので、それらの係数を圧縮することが可能であ
る。例えば、区分的線形化が使用され得る。しかし、そ
れらの係数は既に容易に計算されており、かつフィルタ
リング動作は、いかなる所定の出力サンプルの計算にお
いても近傍の係数を使用しないので、大幅な節約が圧縮
によりもたらされるか明らかではないが、その実施の強
調が完全開示のために示唆される。
【0019】D.実装アーキテクチャ 新しいSRCフィルタの好適な実装のさらに詳細な図
が、図4に示されている。SRCフィルタ40は、3個
のエクスパンダ/フィルタ段42、44、46、および
デシメータ段48を含む。ステージ1エクスパンダ/フ
ィルタ42は、R 1=2に対応する2個の多相サブフィ
ルタ50、52を含む。それぞれのサブフィルタは、F
S inのサンプリング速度で与えられる入力x(n)を受
信する。多相サブフィルタ50、52の出力は、スイッ
チ54によって示されるように2F S inの速度で選択さ
れ、入力x1(n)としてその速度でステージ2エクス
パンダ/フィルタ44に与えられる。ステージ2エクス
パンダ/フィルタ44は、R2=16に対応する16個
の多相サブフィルタ60、62、64...66を含
む。それぞれのサブフィルタは、入力x1(n)を受信
する。多相サブフィルタ60、62、64...66の
出力は、スイッチ68によって示されるように32FS
inの速度で連続的かつ周期的に選択され、入力q(n)
としてその速度でステージ3エクスパンダ/フィルタ4
6に与えられる。ステージ3エクスパンダ/フィルタ4
6は、R3個の多相サブフィルタ70、72、7
4...76を含む。それぞれのサブフィルタは、入力
q(n)を受信する。多相サブフィルタ70、72、7
4...76の出力は、スイッチ78によって示される
ように32R3FS inの速度で連続的かつ周期的に選択
され、入力としてその速度でステージ4デシメータ48
に与えられる。デシメータ48の出力は、SRCフィル
タ40の出力y(n)である。
が、図4に示されている。SRCフィルタ40は、3個
のエクスパンダ/フィルタ段42、44、46、および
デシメータ段48を含む。ステージ1エクスパンダ/フ
ィルタ42は、R 1=2に対応する2個の多相サブフィ
ルタ50、52を含む。それぞれのサブフィルタは、F
S inのサンプリング速度で与えられる入力x(n)を受
信する。多相サブフィルタ50、52の出力は、スイッ
チ54によって示されるように2F S inの速度で選択さ
れ、入力x1(n)としてその速度でステージ2エクス
パンダ/フィルタ44に与えられる。ステージ2エクス
パンダ/フィルタ44は、R2=16に対応する16個
の多相サブフィルタ60、62、64...66を含
む。それぞれのサブフィルタは、入力x1(n)を受信
する。多相サブフィルタ60、62、64...66の
出力は、スイッチ68によって示されるように32FS
inの速度で連続的かつ周期的に選択され、入力q(n)
としてその速度でステージ3エクスパンダ/フィルタ4
6に与えられる。ステージ3エクスパンダ/フィルタ4
6は、R3個の多相サブフィルタ70、72、7
4...76を含む。それぞれのサブフィルタは、入力
q(n)を受信する。多相サブフィルタ70、72、7
4...76の出力は、スイッチ78によって示される
ように32R3FS inの速度で連続的かつ周期的に選択
され、入力としてその速度でステージ4デシメータ48
に与えられる。デシメータ48の出力は、SRCフィル
タ40の出力y(n)である。
【0020】実際には、要求されるサンプリング速度で
サンプルを出力するのに関連しない冗長な計算を避ける
ために、ステージ4係数Sデシメーティングは、3個の
前の段に合併される必要がある。これは、ここの好適な
実施例においては、新規な索引(インデキシング)技術
によって成し遂げられる。SRCフィルタ係数用の結果
として得られるメモリサイズは、たったの136語であ
り、それは前に引用されたR.AdamsおよびT.Kwan著の文
献およびS.Park他著の文献に記述された従来のSRCシ
ステムに比較して振幅低減の度合いよりも大きい。他
方、掛算数は出力サンプル毎に97であり、高品質SR
Cシステムに対して適切な量である。さて、48kHz
の速度で与えられるサンプルを44.1kHzの速度に
変換するSRC手順について、そのような手順を実施す
るマトラブリストに関連して詳細に説明する。この手順
は、前に暗に示した新規なインデキシング方式を含む。
記憶および処理の主たる効率増大は、そのような新規な
インデキシング方式によって、好適な実施例において得
られる。このインデキシングは、出力サンプルから逆に
動作させることによって、最も良く理解される。図5
は、現在の出力サンプルを決定する際のステップを示し
ているフローチャートである。従って、第1ステップ8
0は、ステージ3出力サンプルが現在のSRC出力サン
プルであることを判定することにある。第2ステップ8
2は、ステージ2出力サンプルが適当なステージ3出力
サンプルを形成するために使用されることを判定するこ
とにある。第3ステップ84は、必要なステージ3出力
サンプルを形成するためにステージ2出力サンプルに加
えられるステージ3フィルタの係数を判定し、それらの
係数を計算することにある。第4ステップ86は、必要
なステージ2出力サンプルを形成するために必要とされ
るステージ1出力サンプルを判定することにある。第5
ステップ88は、必要なステージ2出力サンプルを形成
するために必要とされるステージ2フィルタ係数を判定
し、その後記憶装置からこれらの係数を取込むことにあ
る。第6ステップ90は、必要なステージ1出力サンプ
ルを形成するために必要とされる入力サンプルを判定す
ることにある。第7ステップ92は、必要なステージ1
出力サンプルを形成するために必要とされるステージ1
フィルタ係数を判定し、その後記憶装置からこれらの係
数を取込むことにある。第8ステップ94は、ステージ
1、ステージ2その後ステージ3に対する必要なフィル
タリング動作を実行することにある。第9ステップ96
は、サンプルを出力し、第1ステップ80に戻ることで
ある。
サンプルを出力するのに関連しない冗長な計算を避ける
ために、ステージ4係数Sデシメーティングは、3個の
前の段に合併される必要がある。これは、ここの好適な
実施例においては、新規な索引(インデキシング)技術
によって成し遂げられる。SRCフィルタ係数用の結果
として得られるメモリサイズは、たったの136語であ
り、それは前に引用されたR.AdamsおよびT.Kwan著の文
献およびS.Park他著の文献に記述された従来のSRCシ
ステムに比較して振幅低減の度合いよりも大きい。他
方、掛算数は出力サンプル毎に97であり、高品質SR
Cシステムに対して適切な量である。さて、48kHz
の速度で与えられるサンプルを44.1kHzの速度に
変換するSRC手順について、そのような手順を実施す
るマトラブリストに関連して詳細に説明する。この手順
は、前に暗に示した新規なインデキシング方式を含む。
記憶および処理の主たる効率増大は、そのような新規な
インデキシング方式によって、好適な実施例において得
られる。このインデキシングは、出力サンプルから逆に
動作させることによって、最も良く理解される。図5
は、現在の出力サンプルを決定する際のステップを示し
ているフローチャートである。従って、第1ステップ8
0は、ステージ3出力サンプルが現在のSRC出力サン
プルであることを判定することにある。第2ステップ8
2は、ステージ2出力サンプルが適当なステージ3出力
サンプルを形成するために使用されることを判定するこ
とにある。第3ステップ84は、必要なステージ3出力
サンプルを形成するためにステージ2出力サンプルに加
えられるステージ3フィルタの係数を判定し、それらの
係数を計算することにある。第4ステップ86は、必要
なステージ2出力サンプルを形成するために必要とされ
るステージ1出力サンプルを判定することにある。第5
ステップ88は、必要なステージ2出力サンプルを形成
するために必要とされるステージ2フィルタ係数を判定
し、その後記憶装置からこれらの係数を取込むことにあ
る。第6ステップ90は、必要なステージ1出力サンプ
ルを形成するために必要とされる入力サンプルを判定す
ることにある。第7ステップ92は、必要なステージ1
出力サンプルを形成するために必要とされるステージ1
フィルタ係数を判定し、その後記憶装置からこれらの係
数を取込むことにある。第8ステップ94は、ステージ
1、ステージ2その後ステージ3に対する必要なフィル
タリング動作を実行することにある。第9ステップ96
は、サンプルを出力し、第1ステップ80に戻ることで
ある。
【0021】図5に関連して、一般的に上述されたプロ
セスについてさらに詳細に説明する。最初に、図6は、
(48kHzから44.1kHzへ変換するケースであ
る)R3=147、S=5120であるケースに対し
て、図4のSRCフィルタ40に基づいた、SRCフィ
ルタ140を示している概略ブロック図である。入力サ
ンプリング速度FS inは、以下この文書では記述の簡単
化のため、FSとして参照される。従って、ステージ1
エクスパンダ/フィルタ142の出力は、2FSの速度
で与えられる。ステージ2エクスパンダ/フィルタ14
4の出力は、32FSの速度で与えられる。ステージ3
エクスパンダ/フィルタ146の出力は、147*32
FSの速度で与えられる。デシメーションは、スイッチ
148によって示されるように、160*32FSの速度
でステージ3エクスパンダ/フィルタ146の出力から
出力サンプルを選択することによって実行される。結果
として得られる出力y(n)は、〔147/160〕F
Sの速度で与えられるサンプル流である。147*32=
4704個のサンプルから、
セスについてさらに詳細に説明する。最初に、図6は、
(48kHzから44.1kHzへ変換するケースであ
る)R3=147、S=5120であるケースに対し
て、図4のSRCフィルタ40に基づいた、SRCフィ
ルタ140を示している概略ブロック図である。入力サ
ンプリング速度FS inは、以下この文書では記述の簡単
化のため、FSとして参照される。従って、ステージ1
エクスパンダ/フィルタ142の出力は、2FSの速度
で与えられる。ステージ2エクスパンダ/フィルタ14
4の出力は、32FSの速度で与えられる。ステージ3
エクスパンダ/フィルタ146の出力は、147*32
FSの速度で与えられる。デシメーションは、スイッチ
148によって示されるように、160*32FSの速度
でステージ3エクスパンダ/フィルタ146の出力から
出力サンプルを選択することによって実行される。結果
として得られる出力y(n)は、〔147/160〕F
Sの速度で与えられるサンプル流である。147*32=
4704個のサンプルから、
【外1】 のサンプルのみが出力サンプルとして実際に与えられる
ので、ステージ3エクスパンダ/フィルタ146から出
力される多くのサンプルが切り捨てられる。好適な実施
例は、この利点を有し、出力サンプルとして実際に与え
られるこれらのサンプルを計算するだけである。これを
成し遂げるために幾つかの付加的な計算が行われる。し
かし、サンプル計算の低減は、4000を超える因数に
よっているので、この付加的な計算は、メモリおよび処
理要求を大幅に低減させる。
ので、ステージ3エクスパンダ/フィルタ146から出
力される多くのサンプルが切り捨てられる。好適な実施
例は、この利点を有し、出力サンプルとして実際に与え
られるこれらのサンプルを計算するだけである。これを
成し遂げるために幾つかの付加的な計算が行われる。し
かし、サンプル計算の低減は、4000を超える因数に
よっているので、この付加的な計算は、メモリおよび処
理要求を大幅に低減させる。
【0022】図7は、図5に関連して前に説明されたよ
うに、各段を逆行する選択プロセスを理解することを助
けるために、詳細に拡大された図6のSRCフィルタ1
40のブロック図である。図7の機能を実施する際、必
要な計算のみが実行されるように如何にSRCシステム
をインデックスするかを示すため、図8も参照される。
インデキシング方式が使用されていなかった場合には、
32*147*FSでのデータ流は、ダウンサンプリング
またはデシメーションのステップの前に見られること
に、最初に留意されたい。しかし、本発明の好適な実施
例おいて与えられたダウンサンプリングステップは、3
2*160個のこれらすべてのサンプルから1つだけを
取り出す。図8を参照する。ダウンサンプリング前に、
ステージ3の出力を、32FSの速度で入力してくる1
47個のサンプルのベクトル150、152、...、
154、156であると考える。ステージ3146には
147個の多相フィルタがあるのでこれは真である。ダ
ウンサンプリングを実行するため、どの時間ステップ
で、どの出力が現実に出力になるかを判定する。そのよ
うな判定後、参照した実施例の方法は、言ってみれば、
逆方向に動作し、様々な段においてどのサンプルがどの
フィルタ係数で使用されなければならないかを見出し、
この出力を計算する。
うに、各段を逆行する選択プロセスを理解することを助
けるために、詳細に拡大された図6のSRCフィルタ1
40のブロック図である。図7の機能を実施する際、必
要な計算のみが実行されるように如何にSRCシステム
をインデックスするかを示すため、図8も参照される。
インデキシング方式が使用されていなかった場合には、
32*147*FSでのデータ流は、ダウンサンプリング
またはデシメーションのステップの前に見られること
に、最初に留意されたい。しかし、本発明の好適な実施
例おいて与えられたダウンサンプリングステップは、3
2*160個のこれらすべてのサンプルから1つだけを
取り出す。図8を参照する。ダウンサンプリング前に、
ステージ3の出力を、32FSの速度で入力してくる1
47個のサンプルのベクトル150、152、...、
154、156であると考える。ステージ3146には
147個の多相フィルタがあるのでこれは真である。ダ
ウンサンプリングを実行するため、どの時間ステップ
で、どの出力が現実に出力になるかを判定する。そのよ
うな判定後、参照した実施例の方法は、言ってみれば、
逆方向に動作し、様々な段においてどのサンプルがどの
フィルタ係数で使用されなければならないかを見出し、
この出力を計算する。
【0023】表2は、160*32によってダウンサン
プリングされている147*32*FSHzデータ流があ
る場合に、どのサンプルが使用されるかを示している。
プリングされている147*32*FSHzデータ流があ
る場合に、どのサンプルが使用されるかを示している。
【表2】 このデータは、どの時間ステップで、どのフィルタ出力
が所望のサンプルを与えるかを判定することによって与
えられる。例えば、4番目の出力サンプルは、ダウンサ
ンプリング前のサンプル3*32*160+1である。こ
れは、時間ステップ105におけるフィルタ73の出力
である。ステージ2の出力は32Fsで稼動しているの
で、105番目の時間ステップで発生しているステージ
2の出力は、まさにその105番目のサンプルである。
以下の表3は、必要とされる出力サンプル、それらの出
力に対応するステージ2サンプル、および最終出力を計
算する際に含まれるステージ3フィルタ、を計算するた
めに使用される一般式を示す。
が所望のサンプルを与えるかを判定することによって与
えられる。例えば、4番目の出力サンプルは、ダウンサ
ンプリング前のサンプル3*32*160+1である。こ
れは、時間ステップ105におけるフィルタ73の出力
である。ステージ2の出力は32Fsで稼動しているの
で、105番目の時間ステップで発生しているステージ
2の出力は、まさにその105番目のサンプルである。
以下の表3は、必要とされる出力サンプル、それらの出
力に対応するステージ2サンプル、および最終出力を計
算する際に含まれるステージ3フィルタ、を計算するた
めに使用される一般式を示す。
【0024】
【表3】 以下の表4は、ダウンサンプルされたデータ流を発生す
るために必要なステージ1サンプルおよびステージ2フ
ィルタを示す。
るために必要なステージ1サンプルおよびステージ2フ
ィルタを示す。
【表4】 以下のマトラブ(Matlab)符号は、48kHzから4
4.1kHzへ変換の特定のケースを示す。効率的なイ
ンデキシング方式は、ステージ2および3にのみ適用さ
れるが、同様にステージ1にも容易に拡張可能である。
そして、このマトラブ符号は、48kHzから44.1
kHzへ変換のケースのみ示しているが、この項目の教
示することは、いかなる変換速度に対するインデキシン
グ方式に対しても容易に拡張され得る。
4.1kHzへ変換の特定のケースを示す。効率的なイ
ンデキシング方式は、ステージ2および3にのみ適用さ
れるが、同様にステージ1にも容易に拡張可能である。
そして、このマトラブ符号は、48kHzから44.1
kHzへ変換のケースのみ示しているが、この項目の教
示することは、いかなる変換速度に対するインデキシン
グ方式に対しても容易に拡張され得る。
【0025】マトラブリスト %48kHz入力、44.1kHz出力を仮定 %1チャンネル−多チャンネルはレプリカ機能srcだ
けである。 %ステージ1は効率的インデキシングを実施しない。 %ゼロパッド ss=zeros(1,2*max(size(i
n))); ss=(1:2:終了)=入力; %(“in”は、1で開始し、2スキップし、終了まで
続ける) %ステージ1フィルタを持つフィルタ ss=2*フィルタ(H1_B,H1_A,ss); %(H1_BおよびH1_Aベクトルは記憶装置から読
み出される) %ステージ2に対して、多相フィルタを作成、すなわ
ち、FIR係数を発生 %非多相ステージ2フィルタから i=1:16において、 H2(i,:)=16*H2(i:16:終了); 終了 %ステージ2およびステージ3に対して計算 i=1:fix(147*numpts/160)−9に対し %最初の9個の入力サンプルは切り捨てられるので、9
を引算 %初期化を簡単化すること %ステージ3インデキシング O=(i−1)*160*32+1; T2=ceil(O/147); F2=O−(T2−1)*147 %ステージ3係数 %関数呼び;下記の関数“A”に行く C=coef(F2); %必要なステージ2データを計算 j=1:3に対して %ステージ2インデキシング m=n+j−1; T1=ceil(m/16); F1=m−(T1−1)*16 T1=T1+9; %9を加算することでインデックスがファイル始まりを
越えないことを保証する。 %これは最初の9個の入力サンプルを切り捨てることと
等価である。 %ステージ2フィルタを実行、すなわち、ステージ1出
力とコンボリューション vec(j)=147*B2(F1,:)*ss(T1:−
1:T1−8)’; 終了 ステージ3フィルタを実行 in(i)=C*vec’; 終了 out(1:fix(147*numpts/160)−9)= in(1:fix(147*numpts/160)−9); %ステージ3フィルタ係数を計算 %関数“A”: 関数C=coef(m) C=zeros(1,3); %(上記テキストから)式(6)を計算 i=1:3に対して n=(i−1)*147+m; n>=1&n<147の場合、 C(i)=n*(n+1)/2; さもなければ、n>=147&n<2*147の場合、 C(i)=147*(147+1)/2+(n−14
7)*(2*147−1−n); さもなければ、n>=2*147&n<3*147−1の
場合、 C(i)=(3*147−n−1)*(3*147−n)
/2; 終了 終了 %コンボリューション実行の準備 C=fliplr(C)/3176523;
けである。 %ステージ1は効率的インデキシングを実施しない。 %ゼロパッド ss=zeros(1,2*max(size(i
n))); ss=(1:2:終了)=入力; %(“in”は、1で開始し、2スキップし、終了まで
続ける) %ステージ1フィルタを持つフィルタ ss=2*フィルタ(H1_B,H1_A,ss); %(H1_BおよびH1_Aベクトルは記憶装置から読
み出される) %ステージ2に対して、多相フィルタを作成、すなわ
ち、FIR係数を発生 %非多相ステージ2フィルタから i=1:16において、 H2(i,:)=16*H2(i:16:終了); 終了 %ステージ2およびステージ3に対して計算 i=1:fix(147*numpts/160)−9に対し %最初の9個の入力サンプルは切り捨てられるので、9
を引算 %初期化を簡単化すること %ステージ3インデキシング O=(i−1)*160*32+1; T2=ceil(O/147); F2=O−(T2−1)*147 %ステージ3係数 %関数呼び;下記の関数“A”に行く C=coef(F2); %必要なステージ2データを計算 j=1:3に対して %ステージ2インデキシング m=n+j−1; T1=ceil(m/16); F1=m−(T1−1)*16 T1=T1+9; %9を加算することでインデックスがファイル始まりを
越えないことを保証する。 %これは最初の9個の入力サンプルを切り捨てることと
等価である。 %ステージ2フィルタを実行、すなわち、ステージ1出
力とコンボリューション vec(j)=147*B2(F1,:)*ss(T1:−
1:T1−8)’; 終了 ステージ3フィルタを実行 in(i)=C*vec’; 終了 out(1:fix(147*numpts/160)−9)= in(1:fix(147*numpts/160)−9); %ステージ3フィルタ係数を計算 %関数“A”: 関数C=coef(m) C=zeros(1,3); %(上記テキストから)式(6)を計算 i=1:3に対して n=(i−1)*147+m; n>=1&n<147の場合、 C(i)=n*(n+1)/2; さもなければ、n>=147&n<2*147の場合、 C(i)=147*(147+1)/2+(n−14
7)*(2*147−1−n); さもなければ、n>=2*147&n<3*147−1の
場合、 C(i)=(3*147−n−1)*(3*147−n)
/2; 終了 終了 %コンボリューション実行の準備 C=fliplr(C)/3176523;
【0026】VI.埋め込みSRC関数を持つΣ−Δオ
ーバーサンプリングアナログ/デジタルおよびデジタル
/アナログ変換器 さらに別の実施変形例について説明する。すなわち、図
2のSRCシステム20のステージ1エクスパンダ/フ
ィルタ22およびステージ2エクスパンダ/フィルタ2
4の代わりに、Σ−ΔオーバーサンプリングD/Aコン
バータにおける補間フィルタの使用について説明する。
この方法では、SRC関数が容易にΣ−Δオーバーサン
プリングD/Aコンバータ内に含ませられる。しかし、
通常のSRCフィルタは出力値をオーバーサンプルしな
かったが、Σ−ΔオーバーサンプリングD/Aコンバー
タは、オーバーサンプルされた信号をデジタル変調器に
供給することを要求することに留意されたい。従って、
Σ−ΔD/A補間フィルタを本発明の原理に従って構成
されたSRCに単純に加えないことが重要である。これ
は、例えば、そのようなケースでは、図2のステージ3
エクスパンダ/フィルタ26が、多くの出力サンプルを
発生させる必要があるためである。そのような組み合わ
せを成し遂げるための発明原理について説明する。最初
に、そのナイキストサンプリング速度の8倍のサンプリ
ング速度でサンプリングされた出力を発生する、変形S
RCフィルタを採用することが有利である。これは、Σ
−ΔオーバーサンプリングD/Aコンバータにおける公
知の補間フィルタ技術を利用する。すなわち、サンプリ
ング速度を、例えば原サンプリング速度の128倍のよ
り高いレベルまでブーストするサンプルホールド回路を
伴う低域通過フィルタを用いて、信号を8倍のサンプリ
ング速度にアップサンプリングすることである。
ーバーサンプリングアナログ/デジタルおよびデジタル
/アナログ変換器 さらに別の実施変形例について説明する。すなわち、図
2のSRCシステム20のステージ1エクスパンダ/フ
ィルタ22およびステージ2エクスパンダ/フィルタ2
4の代わりに、Σ−ΔオーバーサンプリングD/Aコン
バータにおける補間フィルタの使用について説明する。
この方法では、SRC関数が容易にΣ−Δオーバーサン
プリングD/Aコンバータ内に含ませられる。しかし、
通常のSRCフィルタは出力値をオーバーサンプルしな
かったが、Σ−ΔオーバーサンプリングD/Aコンバー
タは、オーバーサンプルされた信号をデジタル変調器に
供給することを要求することに留意されたい。従って、
Σ−ΔD/A補間フィルタを本発明の原理に従って構成
されたSRCに単純に加えないことが重要である。これ
は、例えば、そのようなケースでは、図2のステージ3
エクスパンダ/フィルタ26が、多くの出力サンプルを
発生させる必要があるためである。そのような組み合わ
せを成し遂げるための発明原理について説明する。最初
に、そのナイキストサンプリング速度の8倍のサンプリ
ング速度でサンプリングされた出力を発生する、変形S
RCフィルタを採用することが有利である。これは、Σ
−ΔオーバーサンプリングD/Aコンバータにおける公
知の補間フィルタ技術を利用する。すなわち、サンプリ
ング速度を、例えば原サンプリング速度の128倍のよ
り高いレベルまでブーストするサンプルホールド回路を
伴う低域通過フィルタを用いて、信号を8倍のサンプリ
ング速度にアップサンプリングすることである。
【0027】そのような埋め込みSRCフィルタを実施
することは、かなり計算の複雑さを増す。計算の複雑さ
を低減するために、2つの任意の実施が採用される。デ
ジタル変調器によって、高周波整形ノイズが導かれるた
め、Σ−ΔオーバーサンプリングD/Aコンバータにお
ける補間フィルタ性能は、通常のSRCフィルタの性能
より低い場合がある。従って、80dB阻止域リジェク
ションを持つフィルタが採用される。その結果、R2=
8の選択に対して、H3(Z)の性能が適切なものより
高い。図9は、Σ−Δ変調器に続くデシメーションフィ
ルタ162の図である。変調器160は、代表的には第
1サンプリング速度FS1の64倍から384倍のオーバ
ーサンプリング速度であるFmod=3.072MHzの
速度で動作する。第4次SINCフィルタ164が、変
調器出力信号を16FS1の速度にダウンサンプリングす
るために採用される。その後、SINCフィルタ164
出力におけるサンプリング速度を最終サンプリング速度
FS2の16倍の速度に変換するため、N=γ(S−1)
の次数を持つ、図2のステージ3エクスパンダ/フィル
タ26などの単一フィルタ166が使用される。この単
一フィルタ166は、R/(S=160)の比で、SR
C関数を実行する。そのフィルタのオーダーは、補間係
数Rではなくデシメーション係数Sに基づいていること
を指摘されるべきである。変調の理由は、そのような条
件が上述の他の実施例においては要求されないが、ここ
ではエイリアス除去要求があるという事実に存在する。
しかし、この実施例においては、Rは、3個の起こり得
る値144、147および160のみを有するように最
適化されている。R=160のとき、バイパス機能が生
ずることを留意されたい。最終段168は、16:1デ
シメータである。すべての起こり得るSRCケースが、
表5に要約されている。表5の検査から、広範囲の頻繁
に使用されるオーデオサンプリング速度は、このやり方
を用いて変換され得る。
することは、かなり計算の複雑さを増す。計算の複雑さ
を低減するために、2つの任意の実施が採用される。デ
ジタル変調器によって、高周波整形ノイズが導かれるた
め、Σ−ΔオーバーサンプリングD/Aコンバータにお
ける補間フィルタ性能は、通常のSRCフィルタの性能
より低い場合がある。従って、80dB阻止域リジェク
ションを持つフィルタが採用される。その結果、R2=
8の選択に対して、H3(Z)の性能が適切なものより
高い。図9は、Σ−Δ変調器に続くデシメーションフィ
ルタ162の図である。変調器160は、代表的には第
1サンプリング速度FS1の64倍から384倍のオーバ
ーサンプリング速度であるFmod=3.072MHzの
速度で動作する。第4次SINCフィルタ164が、変
調器出力信号を16FS1の速度にダウンサンプリングす
るために採用される。その後、SINCフィルタ164
出力におけるサンプリング速度を最終サンプリング速度
FS2の16倍の速度に変換するため、N=γ(S−1)
の次数を持つ、図2のステージ3エクスパンダ/フィル
タ26などの単一フィルタ166が使用される。この単
一フィルタ166は、R/(S=160)の比で、SR
C関数を実行する。そのフィルタのオーダーは、補間係
数Rではなくデシメーション係数Sに基づいていること
を指摘されるべきである。変調の理由は、そのような条
件が上述の他の実施例においては要求されないが、ここ
ではエイリアス除去要求があるという事実に存在する。
しかし、この実施例においては、Rは、3個の起こり得
る値144、147および160のみを有するように最
適化されている。R=160のとき、バイパス機能が生
ずることを留意されたい。最終段168は、16:1デ
シメータである。すべての起こり得るSRCケースが、
表5に要約されている。表5の検査から、広範囲の頻繁
に使用されるオーデオサンプリング速度は、このやり方
を用いて変換され得る。
【0028】
【表5】 その設計例は、90dB以上の縦型SNRが、図9のデ
シメーション/SRCフィルタを使用して容易に得られ
ることを示している。4個の代表的な半帯域FIRフィ
ルタは、ちょうど普通のΣ−ΔオーバーサンプリングA
/D変換器において採用されるフィルタのように、M2
=16のデシメーションを実行する。
シメーション/SRCフィルタを使用して容易に得られ
ることを示している。4個の代表的な半帯域FIRフィ
ルタは、ちょうど普通のΣ−ΔオーバーサンプリングA
/D変換器において採用されるフィルタのように、M2
=16のデシメーションを実行する。
【0029】図9の‘ステージ3’フィルタH3(z)
166を実施する、コンパクトなフィルタ手順を以下に
説明する。 //‘ステージ3’フィルタ計算プログラム //SRC比は、R/S:Rは補間であり、Sはデシメー
ション比。 //L=γ(S−1)+1は、‘ステージ3’フィルタの
インパルス応答長。 //M=Floor(L/R)は、各出力に対して計算された
項の最大数。 //INPUTは遅延入力値のアレイ //INPUT[0]は、最も最近の入力 //RESAMPLER_INDEXレジスタは、出力が
計算され、同時に入力シーケンスとフィルタインパルス
応答間のコンボリューションオフセットを与えるときの
トラックを維持する。 //フィルタ係数は、(5)または(6)に基づいて評価
される。R3はS=160と置換される。 1)初期化 RESAMPLER_INDEX=R; INPUT[all]=0; 2)常に実行{ 新しい入力を待つ; RESAMPLER_INDEX=RESAMPLER_INDEX−R; While RESAMPLER_INDEX<R do{ SUM=0; COEFFICIENT_INDEX=RESAMPLER_INDEX+1 ; For DATA_INDEX=0 to M−1 do{ SUM=SUM+INPUT[DATA_INDEX] FILT(COEFFICIENT_INDEX); COEFFICIENT_INDEX=COEFFICIENT_INDE X+R; もし COEFFICIENT_INDEX>L ならば内部ループを出る; } y(n)=SUM;// y(n) は出力 RESAMPLER_INDEX=RESAMPLER_INDEX+S;} }
166を実施する、コンパクトなフィルタ手順を以下に
説明する。 //‘ステージ3’フィルタ計算プログラム //SRC比は、R/S:Rは補間であり、Sはデシメー
ション比。 //L=γ(S−1)+1は、‘ステージ3’フィルタの
インパルス応答長。 //M=Floor(L/R)は、各出力に対して計算された
項の最大数。 //INPUTは遅延入力値のアレイ //INPUT[0]は、最も最近の入力 //RESAMPLER_INDEXレジスタは、出力が
計算され、同時に入力シーケンスとフィルタインパルス
応答間のコンボリューションオフセットを与えるときの
トラックを維持する。 //フィルタ係数は、(5)または(6)に基づいて評価
される。R3はS=160と置換される。 1)初期化 RESAMPLER_INDEX=R; INPUT[all]=0; 2)常に実行{ 新しい入力を待つ; RESAMPLER_INDEX=RESAMPLER_INDEX−R; While RESAMPLER_INDEX<R do{ SUM=0; COEFFICIENT_INDEX=RESAMPLER_INDEX+1 ; For DATA_INDEX=0 to M−1 do{ SUM=SUM+INPUT[DATA_INDEX] FILT(COEFFICIENT_INDEX); COEFFICIENT_INDEX=COEFFICIENT_INDE X+R; もし COEFFICIENT_INDEX>L ならば内部ループを出る; } y(n)=SUM;// y(n) は出力 RESAMPLER_INDEX=RESAMPLER_INDEX+S;} }
【0030】本発明およびその利点について詳細に説明
してきたが、特許請求の範囲によって定義されるよう
に、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、様
々な変更、置換および変形がなされ得ることを理解され
るべきである。
してきたが、特許請求の範囲によって定義されるよう
に、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、様
々な変更、置換および変形がなされ得ることを理解され
るべきである。
【0031】以上の説明に関して、さらに以下の項を開
示する。 (1)第1の速度で与えられた入力サンプリングデータ
流にサンプリング速度変換(SRC)フィルタを与え、
第1の速度と異なる第2の速度の出力データ流を生成す
る方法であって、入力サンプリングデータ流を、第1の
低次補間フィルタルーチンで操作し、第1の中間データ
流を生成する段階と、第1の中間データ流を、実質的に
少ない演算でフィルタ係数を計算する第1の簡略化補間
フィルタルーチンで操作し、第2の中間データ流を生成
する段階と、第2の中間データ流を、第1のデシメイテ
ィングフィルタルーチンで操作し、出力データ流を生成
する段階、から成ることを特徴とする方法。 (2)第1項に記載の方法において、さらに、上記第1
の中間データ流を、第2の低オーダー補間フィルタルー
チンで操作し、第3の中間データ流を生成する段階を含
み、上記第1の中間データ流を第1の簡略化補間フィル
タルーチンで操作する段階が、上記第1の中間データ流
ではなく、上記第3のデータ流を操作することによって
実行されることを特徴とする方法。 (3)第1項に記載の方法において、さらに、上記出力
データ流が基礎としている中間データを発生しないとこ
ろの命令を実行しないように、上記ルーチンの命令を実
行する際に、最適化インデキシング手順を加えることを
特徴とする方法。 (4)第2項に記載の方法において、上記第1の低次補
間フィルタルーチンで操作する段間が、100から80
0の間の次数を持つFIRデジタル補間フィルタで補間
することによって実行され、しかも、上記操作段階が、
上記第1速度のR 1倍の速度で上記第1の中間データ流
を与え、R1は6より小さい整数であることを特徴とす
る方法。 (5)第2項に記載の方法において、上記第2の低次補
間フィルタルーチンで操作する段間が、100から12
00の間の次数を持つFIRデジタル補間フィルタで補
間することによって実行され、しかも、上記操作段階
が、上記第1速度のR2倍の速度で上記第2の中間デー
タ流を与え、R2は10から36の間の整数であること
を特徴とする方法。
示する。 (1)第1の速度で与えられた入力サンプリングデータ
流にサンプリング速度変換(SRC)フィルタを与え、
第1の速度と異なる第2の速度の出力データ流を生成す
る方法であって、入力サンプリングデータ流を、第1の
低次補間フィルタルーチンで操作し、第1の中間データ
流を生成する段階と、第1の中間データ流を、実質的に
少ない演算でフィルタ係数を計算する第1の簡略化補間
フィルタルーチンで操作し、第2の中間データ流を生成
する段階と、第2の中間データ流を、第1のデシメイテ
ィングフィルタルーチンで操作し、出力データ流を生成
する段階、から成ることを特徴とする方法。 (2)第1項に記載の方法において、さらに、上記第1
の中間データ流を、第2の低オーダー補間フィルタルー
チンで操作し、第3の中間データ流を生成する段階を含
み、上記第1の中間データ流を第1の簡略化補間フィル
タルーチンで操作する段階が、上記第1の中間データ流
ではなく、上記第3のデータ流を操作することによって
実行されることを特徴とする方法。 (3)第1項に記載の方法において、さらに、上記出力
データ流が基礎としている中間データを発生しないとこ
ろの命令を実行しないように、上記ルーチンの命令を実
行する際に、最適化インデキシング手順を加えることを
特徴とする方法。 (4)第2項に記載の方法において、上記第1の低次補
間フィルタルーチンで操作する段間が、100から80
0の間の次数を持つFIRデジタル補間フィルタで補間
することによって実行され、しかも、上記操作段階が、
上記第1速度のR 1倍の速度で上記第1の中間データ流
を与え、R1は6より小さい整数であることを特徴とす
る方法。 (5)第2項に記載の方法において、上記第2の低次補
間フィルタルーチンで操作する段間が、100から12
00の間の次数を持つFIRデジタル補間フィルタで補
間することによって実行され、しかも、上記操作段階
が、上記第1速度のR2倍の速度で上記第2の中間デー
タ流を与え、R2は10から36の間の整数であること
を特徴とする方法。
【0032】(6)第1項に記載の方法において、上記
第1の簡略化補間フィルタルーチンで操作する段間が、
カスケード接続の関係にあるr個のフィルタを有するカ
スケード接続されたFIRデジタル補間フィルタで補間
することによって実行され、それらのFIRデジタル補
間フィルタは、R3−1の次数を持つ、すべて同一であ
る係数を有し、rは1から5の間の整数であり、しか
も、上記操作段階は、上記第1速度のR3倍の速度で上
記第2の中間データ流を与え、R3は100から10,
000の間の整数であることを特徴とする方法。 (7)第2項に記載の方法において、上記第1の簡略化
補間フィルタルーチンで操作する段間が、カスケード接
続の関係にあるr個のフィルタを有するカスケード接続
されたFIRデジタル補間フィルタで補間することによ
って実行され、それらのFIRデジタル補間フィルタ
は、R3−1の次数を持つ、すべて同一である係数を有
し、rは1から5の間の整数であり、しかも、上記操作
段階は、上記第1速度のR3倍の速度で上記第2の中間
データ流を与え、R3は100から10,000の間の
整数であることを特徴とする方法。 (8)第6項に記載の方法において、上記第1の簡略化
補間フィルタルーチンで操作する段間が、上記第2の中
間データ流を下記の遷移関数によってFIRフィルタに
与えることを特徴とする方法。
第1の簡略化補間フィルタルーチンで操作する段間が、
カスケード接続の関係にあるr個のフィルタを有するカ
スケード接続されたFIRデジタル補間フィルタで補間
することによって実行され、それらのFIRデジタル補
間フィルタは、R3−1の次数を持つ、すべて同一であ
る係数を有し、rは1から5の間の整数であり、しか
も、上記操作段階は、上記第1速度のR3倍の速度で上
記第2の中間データ流を与え、R3は100から10,
000の間の整数であることを特徴とする方法。 (7)第2項に記載の方法において、上記第1の簡略化
補間フィルタルーチンで操作する段間が、カスケード接
続の関係にあるr個のフィルタを有するカスケード接続
されたFIRデジタル補間フィルタで補間することによ
って実行され、それらのFIRデジタル補間フィルタ
は、R3−1の次数を持つ、すべて同一である係数を有
し、rは1から5の間の整数であり、しかも、上記操作
段階は、上記第1速度のR3倍の速度で上記第2の中間
データ流を与え、R3は100から10,000の間の
整数であることを特徴とする方法。 (8)第6項に記載の方法において、上記第1の簡略化
補間フィルタルーチンで操作する段間が、上記第2の中
間データ流を下記の遷移関数によってFIRフィルタに
与えることを特徴とする方法。
【数7】 (9)第7項に記載の方法において、上記第1の簡略化
補間フィルタルーチンで操作する段間が、上記第2の中
間データ流を下記の遷移関数によってFIRフィルタに
与えることを特徴とする方法。
補間フィルタルーチンで操作する段間が、上記第2の中
間データ流を下記の遷移関数によってFIRフィルタに
与えることを特徴とする方法。
【数8】
【0033】(10)第1の速度で与えられた入力サン
プリングデータ流にサンプリング速度変換(SRC)フ
ィルタを与え、上記第1速度のR/S倍の最終速度の出
力データ流を生成する方法であって、上記Σ−Δ変調器
フィルタルーチンで上記入力サンプリングデータ流を操
作し、上記第1速度の64から384倍のオーバーサン
プリング速度で第1の中間データ流を生成する段階と、
第1の中間データ流を、第4オーダーを有するSINC
フィルタルーチンで操作し、上記第1速度の16倍の速
度にダウンサンプリングされた第2の中間データ流を生
成する段階と、上記第2の中間データ流を、実質的に少
ない演算数を有する簡略化補間フィルタルーチンで操作
し、カスケード接続の関係にあるr個のフィルタを有す
るカスケード接続されたFIRデジタル補間フィルタを
与えることによって、それらの係数を計算し、それらの
FIRデジタル補間フィルタは、r(R−1)のオーダ
ーを持つ、すべて同一である係数を有し、rは1から5
の間の整数であり、しかも、上記操作段階は、上記最終
速度の16倍の速度で第3の中間データ流を与え、第3
の中間データ流を、デシメイティングフィルタルーチン
で操作し、上記出力データ流を生成する段階、から成る
ことを特徴とする方法。 (11)第7項に記載の方法において、さらに、上記出
力データ流が基礎としている中間データを発生しないと
ころの命令を実行しないように、上記ルーチンの命令を
実行する際に、最適化インデキシング手順を加えること
を特徴とする方法。
プリングデータ流にサンプリング速度変換(SRC)フ
ィルタを与え、上記第1速度のR/S倍の最終速度の出
力データ流を生成する方法であって、上記Σ−Δ変調器
フィルタルーチンで上記入力サンプリングデータ流を操
作し、上記第1速度の64から384倍のオーバーサン
プリング速度で第1の中間データ流を生成する段階と、
第1の中間データ流を、第4オーダーを有するSINC
フィルタルーチンで操作し、上記第1速度の16倍の速
度にダウンサンプリングされた第2の中間データ流を生
成する段階と、上記第2の中間データ流を、実質的に少
ない演算数を有する簡略化補間フィルタルーチンで操作
し、カスケード接続の関係にあるr個のフィルタを有す
るカスケード接続されたFIRデジタル補間フィルタを
与えることによって、それらの係数を計算し、それらの
FIRデジタル補間フィルタは、r(R−1)のオーダ
ーを持つ、すべて同一である係数を有し、rは1から5
の間の整数であり、しかも、上記操作段階は、上記最終
速度の16倍の速度で第3の中間データ流を与え、第3
の中間データ流を、デシメイティングフィルタルーチン
で操作し、上記出力データ流を生成する段階、から成る
ことを特徴とする方法。 (11)第7項に記載の方法において、さらに、上記出
力データ流が基礎としている中間データを発生しないと
ころの命令を実行しないように、上記ルーチンの命令を
実行する際に、最適化インデキシング手順を加えること
を特徴とする方法。
【0034】(12)SRC入力を受信し、SRC出力
を出力するサンプリング速度変換(SRC)フィルタで
あって、上記SRC入力を受信する第1の低次補間フィ
ルタと、上記第1フィルタの出力を受信し、上記第1フ
ィルタよりも実質的に高次数を有し、かつそれらの係数
を計算するため実質的に少ない演算数を有する、第2の
補間フィルタと、上記第2フィルタの出力を受信する第
3のデシメイティングフィルタ、から構成されているこ
とを特徴とするフィルタ。 (13)第12項に記載のサンプリング速度変換(SR
C)フィルタにおいて、さらに、上記第1フィルタの出
力を受信する、上記第1フィルタと上記第2フィルタの
中間に配置された第4の低次補間フィルタを備え、上記
第2フィルタが上記第1フィルタの出力ではなく、上記
第4フィルタの出力を受信することを特徴とするフィル
タ。 (14)第12項に記載のサンプリング速度変換(SR
C)フィルタにおいて、さらに、上記SRCフィルタの
出力を決定するために必要なサブセットの操作を自動的
に決定し、かつ上記フィルタを実装する際に含まれる計
算回数が低減されるように、上記サブセットのみを実行
させるための手段を備えていることを特徴とするフィル
タ。 (15)SRC入力を受信し、SRC出力を出力するサ
ンプリング速度変換(SRC)フィルタであって、上記
SRC入力を受信する第1の低次補間フィルタと、上記
第1補間フィルタの出力を受信する、上記第1補間フィ
ルタとカスケード接続されている第2の低次補間フィル
タと、上記第1補間フィルタおよび上記第2補間フィル
タよりも実質的に高次数を有し、かつそれらの係数を計
算するため実質的に少ない演算数を有する、第3の補間
フィルタと、上記第3補間フィルタの出力を受信する第
1のデシメイティングフィルタ、から構成され、上記S
RCフィルタの出力を決定するために必要なサブセット
の操作を自動的に判定する最適化インデキシング手順
が、上記フィルタを実装する際に含まれる計算を低減す
るために使用されることを特徴とするフィルタ。 (16)第15項に記載のサンプリング速度変換(SR
C)フィルタにおいて、上記第3の補間フィルタが正規
化係数を含んでいないことを特徴とするフィルタ。
を出力するサンプリング速度変換(SRC)フィルタで
あって、上記SRC入力を受信する第1の低次補間フィ
ルタと、上記第1フィルタの出力を受信し、上記第1フ
ィルタよりも実質的に高次数を有し、かつそれらの係数
を計算するため実質的に少ない演算数を有する、第2の
補間フィルタと、上記第2フィルタの出力を受信する第
3のデシメイティングフィルタ、から構成されているこ
とを特徴とするフィルタ。 (13)第12項に記載のサンプリング速度変換(SR
C)フィルタにおいて、さらに、上記第1フィルタの出
力を受信する、上記第1フィルタと上記第2フィルタの
中間に配置された第4の低次補間フィルタを備え、上記
第2フィルタが上記第1フィルタの出力ではなく、上記
第4フィルタの出力を受信することを特徴とするフィル
タ。 (14)第12項に記載のサンプリング速度変換(SR
C)フィルタにおいて、さらに、上記SRCフィルタの
出力を決定するために必要なサブセットの操作を自動的
に決定し、かつ上記フィルタを実装する際に含まれる計
算回数が低減されるように、上記サブセットのみを実行
させるための手段を備えていることを特徴とするフィル
タ。 (15)SRC入力を受信し、SRC出力を出力するサ
ンプリング速度変換(SRC)フィルタであって、上記
SRC入力を受信する第1の低次補間フィルタと、上記
第1補間フィルタの出力を受信する、上記第1補間フィ
ルタとカスケード接続されている第2の低次補間フィル
タと、上記第1補間フィルタおよび上記第2補間フィル
タよりも実質的に高次数を有し、かつそれらの係数を計
算するため実質的に少ない演算数を有する、第3の補間
フィルタと、上記第3補間フィルタの出力を受信する第
1のデシメイティングフィルタ、から構成され、上記S
RCフィルタの出力を決定するために必要なサブセット
の操作を自動的に判定する最適化インデキシング手順
が、上記フィルタを実装する際に含まれる計算を低減す
るために使用されることを特徴とするフィルタ。 (16)第15項に記載のサンプリング速度変換(SR
C)フィルタにおいて、上記第3の補間フィルタが正規
化係数を含んでいないことを特徴とするフィルタ。
【0035】(17)第1の速度で与えられた入力サン
プリングデータ流にサンプリング速度変換(SRC)フ
ィルタを与え、第1の速度と異なる第2の速度の出力デ
ータ流を生成する方法。入力サンプリングデータ流は、
第1の低次補間フィルタルーチン42で操作され、第1
の中間データ流を生成する。第1の中間データ流は、実
質的に少ない演算でフィルタ係数を計算する第1の簡略
化補間フィルタルーチン44、46で操作され、第2の
中間データ流を生成する。第2の中間データ流は、第1
のデシメイティングフィルタルーチン48で操作され、
出力データ流を生成する。
プリングデータ流にサンプリング速度変換(SRC)フ
ィルタを与え、第1の速度と異なる第2の速度の出力デ
ータ流を生成する方法。入力サンプリングデータ流は、
第1の低次補間フィルタルーチン42で操作され、第1
の中間データ流を生成する。第1の中間データ流は、実
質的に少ない演算でフィルタ係数を計算する第1の簡略
化補間フィルタルーチン44、46で操作され、第2の
中間データ流を生成する。第2の中間データ流は、第1
のデシメイティングフィルタルーチン48で操作され、
出力データ流を生成する。
【0036】
【表6】
【0037】
【表7】
【図1】代表的な全デジタルSRCシステムを示してい
るブロック図である。
るブロック図である。
【図2】本発明の好適な実施例を示しているブロック図
である。
である。
【図3】r=3である、ステージ3フィルタの周波数応
答を示しているグラフである。
答を示しているグラフである。
【図4】本発明の好適な実施例のさらに詳細な図であ
る。
る。
【図5】本発明の好適な実施例において使用される割付
の一般的方法を示しているフローチャートである。
の一般的方法を示しているフローチャートである。
【図6】本発明の好適な実施例において使用される割付
を説明するための簡単化モデルのブロック図である。
を説明するための簡単化モデルのブロック図である。
【図7】本発明の好適な実施例において使用される割付
を説明するためのさらに詳細なモデルのブロック図であ
る。
を説明するためのさらに詳細なモデルのブロック図であ
る。
【図8】データ出力流を一連のベクトルとして表してい
る概略図である。
る概略図である。
【図9】Σ−Δ変調器を利用するSRCフィルタの図で
ある。
ある。
10 SRCシステム 12 エクスパンダ 14 低域通過フィルタ 16 デシメータ 20 SRCフィルタ構造 22 ステージ1エクスパンダ/フィルタ 24 ステージ2エクスパンダ/フィルタ 26 ステージ3エクスパンダ/フィルタ 28 ステージ4デシメータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ アール、ホックスチャイルド アメリカ合衆国 テキサス、プラノ、 マ リポーサ サークル 2617
Claims (4)
- 【請求項1】 第1の速度で与えられた入力サンプリン
グデータ流にサンプリング速度変換(SRC)フィルタ
を与え、第1の速度と異なる第2の速度の出力データ流
を生成する方法であって、 入力サンプリングデータ流を、第1の低次補間フィルタ
ルーチン42で操作し、第1の中間データ流を生成する
段階と、 第1の中間データ流を、実質的に少ない演算でフィルタ
係数を計算する第1の簡略化補間フィルタルーチン4
4、46で操作し、第2の中間データ流を生成する段階
と、 第2の中間データ流を、第1のデシメイティングフィル
タルーチン48で操作し、出力データ流を生成する段
階、から成ることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 第1の速度で与えられた入力サンプリン
グデータ流にサンプリング速度変換(SRC)フィルタ
を与え、上記第1速度のR/S倍の最終速度の出力デー
タ流を生成する方法であって、 上記Σ−Δ変調器フィルタルーチンで上記入力サンプリ
ングデータ流を操作し、上記第1速度の64から384
倍のオーバーサンプリング速度で第1の中間データ流を
生成する段階と、 第1の中間データ流を、第4オーダーを有するSINC
フィルタルーチンで操作し、上記第1速度の16倍の速
度にダウンサンプリングされた第2の中間データ流を生
成する段階と、 上記第2の中間データ流を、実質的に少ない演算数を有
する簡略化補間フィルタルーチンで操作し、カスケード
接続の関係にあるγ個のフィルタを有するカスケード接
続されたFIRデジタル補間フィルタを与えることによ
って、それらの係数を計算し、それらのFIRデジタル
補間フィルタは、γ(R−1)のオーダーを持つ、すべ
て同一である係数を有し、γは1から5の間の整数であ
り、しかも、上記操作段階は、上記最終速度の16倍の
速度で第3の中間データ流を与え、 第3の中間データ流を、デシメイティングフィルタルー
チンで操作し、上記出力データ流を生成する段階、から
成ることを特徴とする方法。 - 【請求項3】 SRC入力を受信し、SRC出力を出力
するサンプリング速度変換(SRC)フィルタであっ
て、 上記SRC入力を受信する第1の低オーダー補間フィル
タと、 上記第1フィルタの出力を受信し、上記第1フィルタよ
りも実質的に高オーダーを有し、かつそれらの係数を計
算するため実質的に少ない演算数を有する、第2の補間
フィルタと、 上記第2フィルタの出力を受信する第3のデシメイティ
ングフィルタ、から構成されていることを特徴とするフ
ィルタ。 - 【請求項4】 SRC入力を受信し、SRC出力を出力
するサンプリング速度変換(SRC)フィルタであっ
て、 上記SRC入力を受信する第1の低オーダー補間フィル
タと、 上記第1補間フィルタの出力を受信する、上記第1補間
フィルタとカスケード接続されている第2の低オーダー
補間フィルタと、 上記第1補間フィルタおよび上記第2補間フィルタより
も実質的に高オーダーを有し、かつそれらの係数を計算
するため実質的に少ない演算数を有する、第3の補間フ
ィルタと、 上記第3補間フィルタの出力を受信する第1のデシメイ
ティングフィルタ、から構成され、 上記SRCフィルタの出力を決定するために必要なサブ
セットの演算を自動的に判定する最適化インデキシング
手順が、上記フィルタを実装する際に含まれる計算を低
減するために使用されることを特徴とするフィルタ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US277696 | 1999-03-26 | ||
| US09/277,696 US6487573B1 (en) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | Multi-rate digital filter for audio sample-rate conversion |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000312187A true JP2000312187A (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=23061992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000085004A Abandoned JP2000312187A (ja) | 1999-03-26 | 2000-03-24 | オーデオサンプリング速度変換方法およびそれに使用する多速度デジタルフィルタ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (3) | US6487573B1 (ja) |
| EP (1) | EP1039636A3 (ja) |
| JP (1) | JP2000312187A (ja) |
Cited By (4)
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