JP2000313655A - 高密度酸化マグネシウム質焼結体及びその製造方法、並びにプラズマ処理装置用部材 - Google Patents

高密度酸化マグネシウム質焼結体及びその製造方法、並びにプラズマ処理装置用部材

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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐食性に優れた高密度酸化マグネシウム質焼結
体およびパーティクルの発生を抑制しうるプラズマ処理
装置用部材に適した高密度酸化マグネシウム質焼結体を
得る。 【解決手段】酸化マグネシウムを主成分とし、Yb、E
rおよびLuから選ばれる少なくとも1種の希土類元素
を酸化物換算で0.1〜20重量%含有し、マグネシウ
ムと前記希土類元素以外の金属元素の総量が金属換算で
100ppm以下、前記酸化マグネシウムの結晶粒子の
平均粒径が10μm以下、相対密度が99%以上、かつ
粒界相に前記希土類元素の酸化物結晶相が存在すること
を特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にフッ素系及び
塩素系腐食性ガス或いはフッ素系・塩素系プラズマに対
して高い耐食性を有し、パーティクルやコンタミネーシ
ョンの発生が少ない、半導体製造装置用部材、特にプラ
ズマプロセスにおけるフォーカスリング、クランプリン
グ、ベルジャー、ドーム等としての使用に好適な高密度
酸化マグネシウム質焼結体およびその製造方法、並びに
それを用いたプラズマ処理装置用部材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体素子や液晶などの高集積回路形成
に使用されるドライプロセスやプラズマコーティング等
プラズマの利用は近年急速に進んでいる。半導体におけ
るプラズマプロセスとしては、フッ素系等のハロゲン系
腐食ガスがその反応性の高さから、気相成長、エッチン
グやクリーニングに利用されている。
【0003】これら腐食性ガスに接触する部材は、高い
耐食性とともに非処理物を汚染したりパーティクルの原
因となる不純物を極力含有しないことが要求される。従
来から被処理物以外のこれらプラズマに接触する部材
は、一般にガラスや石英などのSiO2 を主成分とする
材料や、ステンレス、モネル等の金属が多用されてい
る。
【0004】また、半導体製造時のウェハを支持固定す
るサセプタ材として、アルミナ焼結体、サファイア、A
lNの焼結体、又はこれらをCVD法等により表面被覆
したものが耐食性に優れることから使用されている。ま
た、グラファイト、窒化硼素をコーティングしたヒータ
等も使用されている。これら材料に対して、素子の集積
度をあげるために高密度プラズマの利用が進み、パーテ
ィクルの発生のないノンパーティクル化が求められてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来から用い
られているガラスや石英ではプラズマ中の耐食性が不充
分で消耗が激しく、特にフッ素あるいは塩素プラズマに
接すると接触面がエッチングされ、表面性状が変化して
エッチングに影響する等の問題が生じていた。
【0006】また、ステンレスなどの金属を使用した部
材でも耐食性が不充分なため、腐食によって特に半導体
製造においては不良品発生の原因となっていた。アルミ
ナ、窒化アルミニウム、窒化珪素質焼結体やコーティン
グ材は、上記の材料に比較してフッ素系ガスに対して耐
食性に優れるものの、高温でプラズマと接すると腐食が
徐々に進行して焼結体の表面から結晶粒子の脱粒が生じ
たり、プラズマとの反応生成物が析出・剥離してパーテ
ィクル発生の原因になるという問題が起きていた。この
ようなパーティクルの発生は、半導体の高集積化、プロ
セスのさらなるクリーン化が図られる中、イオン衝撃
や、気相反応で生成したごく微細なパーティクルによっ
てメタル配線の断線、パターンの欠陥等による素子特性
の劣化や歩留まりの低下等の不具合を発生する恐れが生
じている。
【0007】また、先に、本発明者らは、MgOやY3
Al5 12等の周期律表第2a,3a族含有酸化物を主
結晶相とする焼結体は優れた耐食性を有するものの、そ
の結晶粒界がプラズマにより選択的にエッチングされて
しまうという問題に対し、周期律表第2a、3a族、C
r、CoおよびNiのうちの少なくとも1種を主体とす
る化合物により粒界相を構成することによって、粒界相
の腐食の進行を抑制し、材料自体の耐食性を向上するこ
とが可能となることを提案した(特開平10−6755
4号公報)。
【0008】ところが、かかる提案における酸化マグネ
シウム質焼結体は、粒界相がMgOと添加した酸化物と
が1:1の結晶性化合物を形成しており、その結果、耐
食性が不十分という問題があった。このため、MgOの
緻密化を促進可能でかつMgO質焼結体の粒界相の耐食
性強化に寄与する化合物の検討が必要であった。
【0009】一方、緻密質な酸化マグネシウム焼結体に
ついては、特開平10−130827号公報、特開平1
0−130828号公報、特開平10−158826号
公報等において、相対密度99.0%以上の酸化マグネ
シウム質焼結体からなるターゲット材の製造方法が提案
されている。
【0010】しかしながら、これらに記載された焼結体
は、スパッタリングによるMgO成膜用ターゲット材と
しては優れた特性を示すものの、これをプラズマと直接
接触する部材として用いると、結晶粒界を起点とするプ
ラズマによる腐食反応が進行するため、材料自体の耐食
性が不十分であり粒界相の耐プラズマ性に対する強化が
必要であった。
【0011】従って、本発明は、酸化マグネシウム質焼
結体からなり、材料自体のプラズマに対する耐食性が優
れるとともに、コンタミネーションやパーティクルの発
生を抑制した高密度酸化マグネシウム質焼結体及びそれ
を安定して作成するための製造方法、並びにそれを用い
た耐食性に優れたプラズマ処理装置用部材を提供するこ
とを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、半導体の
プラズマプロセスに利用される材料について、フッ素系
及び塩素系腐食ガス・プラズマ、酸素プラズマに対する
耐食性の向上、コンタミネーションやパーティクルの発
生を抑制について検討を行った結果、酸化マグネシウム
を主成分とし、Yb、ErおよびLuから選ばれる少な
くとも1種の希土類元素を酸化物換算で0.1〜20重
量%含有し、Mgと前記希土類元素以外の金属元素の総
量が金属換算で100ppm以下、前記酸化マグネシウ
ムの結晶粒子の平均粒径が10μm以下、相対密度が9
9%以上、かつ粒界相に前記希土類元素の酸化物結晶相
を存在させることによってプラズマに対する高い耐食性
を有するという知見を得、プラズマ処理装置用部材とし
て適していることを見いだした。
【0013】また、上記焼結体は、平均粒径5μm以下
の酸化マグネシウム粉末に対して、平均粒径5μm以下
のYb2 3 、Er2 3 、Lu2 3 から選ばれる少
なくとも1種の希土類元素酸化物を0.1〜20重量%
の割合で添加してなる成形体を、非酸化性雰囲気中ある
いは空気中1400〜1800℃で焼成して相対密度9
9%以上に緻密化し、かつ粒界相に前記希土類元素の酸
化物結晶相を析出させることにより作製される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の酸化マグネシウム質焼結
体は、半導体のプラズマプロセスで利用されるフッ素系
及び塩素系等のハロゲン系の腐食ガスまたはプラズマ
や、O2 、Arプラズマに曝されるプラズマ処理装置用
部材として適したものである。
【0015】フッ素系ガスとしては、SF6 、CF4
CHF3 、ClF3 、HF等が、また塩素系ガスとして
は、Cl2 、BCl3 、HCl等が挙げられ、これらの
ガスが導入された雰囲気にマイクロ波や高周波等を導入
するとこれらのガスがプラズマ化される。
【0016】本発明の焼結体は、酸化マグネシウムを主
成分としており、粒界相の耐プラズマ性を強化するとい
う観点から、希土類元素の中でも、Yb、ErおよびL
uの群から選ばれる少なくとも1種の希土類元素を酸化
物換算で0.1〜20重量%の割合で含有する。これ
は、前記腐食性ガスやプラズマに対する耐食性の点で、
粒界相を構成する金属酸化物として融点の高い材料を選
択することが望ましく、かかる観点からLu2 3 、Y
2 3 、Er2 3 (2427℃、2355℃、23
44℃)の順で好ましい。他の希土類元素は、酸化物に
おける融点が2300℃よりも低く、耐食性の点で不十
分である。
【0017】また、Mgと前記希土類元素以外の金属元
素の総量が金属換算で100ppm以下、望ましくは9
0ppm以下、特に50ppm以下、さらには10pp
m以下に制御することが重要である。上記の金属元素の
総量が金属換算で100ppmより多いと、Mgと前記
希土類元素以外の金属がプラズマと反応し、これにより
エッチングが進行するとともに、その反応物がパーティ
クルの原因となるためである。一次原料中の不純物は焼
成前に昇温真空排気処理することに低減制御する。
【0018】さらに、プラズマに対する耐食性を高める
上では、焼結体の相対密度は99%以上、特に99.5
%以上であることが必要である。これは、焼結体の相対
密度が99%より小さいと、表面の気孔などが多量に存
在するためにプラズマとの接触面積が増加するために耐
食性が低下し、またプラズマ接触面に存在する気孔から
エッチングが進行してしまうためである。
【0019】また、焼結体のMgO結晶粒子の平均粒径
は10μm以下、望ましくは5μm以下、特に1μm以
下であることが望ましい。すなわち、この平均粒径が1
0μmより大きいと脱粒等が発生した場合、半導体製造
装置内に及ぼす影響が大きくなるためである。
【0020】さらに、本発明の焼結体中のMgO主結晶
粒子の粒界には、焼結助剤として前記希土類元素が含ま
れるが、本発明によれば、この粒界相中の希土類元素
は、酸化物結晶相として析出していることが重要であ
る。これは、粒界相がガラス相であると、粒界相の耐食
性が低下し、粒界からエッチングされ、または析出結晶
相がMgOと希土類元素酸化物との複合酸化物結晶相で
ある場合には、希土類元素酸化物単独結晶相よりも耐食
性が低いために粒界が選択的にエッチングされてしまう
ためである。
【0021】上記のような高い耐食性を有する高密度酸
化マグネシウム質焼結体を作製するために用いる原料粉
末は、酸化マグネシウム粉末については、平均粒径が5
μm以下、望ましくは2μm以下、特に1μm以下の粉
末が望ましい。平均粒径が5μmを超えると焼結性が低
下し緻密化不足となる。なお、酸化マグネシウム粉末
は、気相法または電融法によって作製されたものが使用
できる。
【0022】また、Yb2 3 、Er2 3 、Lu2
3 から選ばれる少なくとも1種の希土類元素酸化物粉末
は、平均粒径5μm以下、望ましくは2μm以下を用い
ることが望ましい。5μmを超える粗粒では、表面エネ
ルギーの低下により酸化マグネシウムの焼結に対する寄
与が低下することにより緻密化不足を生じる。
【0023】また、これらの希土類元素酸化物の添加量
としては、酸化マグネシウム粉末に対して0.1〜20
重量、好ましくは0.1〜10重量%、特に0.5〜5
重量%であることが望ましい。添加量が0.1重量%よ
り小さいと焼結促進効果が得られず、また20重量%を
超えると焼成温度が上昇するためMgO粒子の異常粒成
長を招き、MgO結晶粒子の平均粒径を10μm以下に
制御できないためである。
【0024】この粉末を用いて所定形状に所望の成形手
段、例えば、金型プレス、冷間静水圧プレス、押し出し
成形等により任意の形状に成形する。この時の成形体
は、相対密度55%以上であることが望ましく、成形体
密度が55%よりも低いと、その後の焼結過程で相対密
度99%以上の緻密体を作製することが困難である。
【0025】次に、上記のようにして作製した成形体を
相対密度99%以上、特に99.5%以上に焼成する。
相対密度99%以上に緻密化するには、上記の組成から
なる成形体を非酸化性雰囲気中あるいは空気中で焼成す
ることにより得られる。
【0026】この場合、最適な焼成温度は1400〜1
800℃、好ましくは1450〜1750℃、さらに好
ましくは1500〜1700℃である。1400℃未満
ではでは緻密化不足となり、1800℃よりも高いとM
gO結晶粒子の異常粒成長を招いてしまう。
【0027】上記焼成において、相対密度を向上させる
ためには50kgf/cm2 以上の加圧下でホットプレ
ス焼成することが望ましく、さらに、得られた焼結体に
対して1000気圧以上のN2 、Arガス中にて熱間静
水圧処理を行ってもよい。なお、ホットプレスの場合、
カーボンモールドによって焼結体中にわずかにカーボン
が混入する場合があるがその量は0.5重量%以下であ
れば特に問題ない。
【0028】なお、上記焼結体が低密度で多量の気孔を
有する場合は、それだけガスやプラズマとの接触面積が
増加し消耗が早くなるため、開気孔率0.2%以下であ
ることが望ましい。
【0029】得られた焼結体に対し、適宜研削加工を施
し、所定の寸法の製品形状に仕上げる。この時、耐食性
を高める上では、前記腐食性ガスあるいはそのプラズマ
と接触する焼結体表面の表面粗さ(Ra)が、1μm以
下、特に0.5μm以下、さらには0.1μm以下であ
ることが望ましい。
【0030】
【実施例】表1に示すような、平均粒径、純度の異なる
複数種のMgO原料粉末および希土類元素酸化物を用い
て焼結体を作製し、物性を評価した。焼結体の作製方法
は、まず超純水を溶媒としてボールミルにて原料粉末を
湿式解砕し、有機バインダーとしてポリビニルアルコー
ルを用いてスラリーを作製した。湿式解砕時のメディア
としては高純度イミドボールを用いた。このスラリーを
スプレードライにて造粒した原料粉体を0.8ton/
cm2 の荷重で金型プレスにて成形し、500℃、空気
中にて脱脂した。
【0031】このようにして作製した脱脂体を、純化を
目的として1200℃にて真空排気処理を施した後、1
420〜2000℃の温度範囲で表1に示す条件で、空
気または真空中で焼成し、得られた酸化マグネシウム質
焼結体について各種特性を測定した。
【0032】また、比較例として、純度99.9%のM
gOの焼結体(試料No.1)を準備した。また、SiO
2 、Al2 3 について、表1に示す温度で焼成し同様
に焼結体を作製した(試料No.22、23)。
【0033】特性評価として、焼結体密度は、嵩密度を
アルキメデス法にて測定し、理論密度との相対的な密度
を算出した。焼結体中のSi以外の金属量は、Na、
K、Ca、Al、Fe、Ni、Crの各元素をICP分
析により定量し、その総量を記載した。また、MgO結
晶粒子の平均粒径についてはインターセプト法によって
算出し、粒界結晶相についてはX線回折測定によって同
定した。結果は表1に示した。
【0034】焼結体の耐プラズマ性については、RIE
(反応性イオンエッチング)装置にて以下の2つのテス
ト方法で評価し、その結果を表2に示した。
【0035】(1)焼結体に対して、表面を表面粗さ
(Ra)が0.1μm以下となるように鏡面加工した直
径22cmの円盤状の評価試料を作製し、RIEプラズ
マエッチング装置にて、BCl3 +Cl2 ガスを導入
し、高周波にてプラズマを発生させ、室温で塩素プラズ
マ照射テストをおこなった。装置内圧力は10Paに保
持し、13.56MHz、1kWの高周波を利用した。
エッチングレートはテスト前後の重量変化を基に算出し
た。パーティクルの有無は、プラズマ照射後の円盤上に
8インチのSiウェハを載せたのち、ウェハの接触面の
凹凸をレーザー散乱によって検出し、パーティクルカウ
ンタにて0.3μm以上のパーティクル個数を計測し
た。
【0036】(2)評価法(1)と同様にして作製した
評価試料に対して、RIEプラズマエッチング装置内に
てCF4 +CHF3 +Arのプラズマに室温で曝し、エ
ッチングレートとパーティクルの有無を調査した。エッ
チング条件は圧力10Pa、13.56MHzの高周波
を導入してプラズマを発生させRF出力1KW、プラズ
マ照射時間3時間とした。他は評価法(1)と同様であ
る。テスト結果を表2に示す。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】表1および表2の結果によれば、試料No.
1、2は、Yb2 3 添加量が少なく、相対密度を99
%以上に緻密化できないために、耐食性が低下するとと
もに脱粒によって30個以上のパーティクルが発生し、
使用に耐えない。また、試料No.7は逆に、Yb2 3
添加量が20重量%よりも多く、焼結性が低下し、15
50℃では緻密化できなかった。試料No.8で焼成温度
を2000℃に高め緻密化させた試料では、MgO結晶
粒子の異常粒成長により、耐食性は良好な結果を示すも
のの脱粒によるパーティクルが多数発生した。
【0040】さらに、MgO原料粉末の粒径が5μmを
越える試料No.15およびYb2 3 原料粉末の粒径が
5μmを超える試料No.19では、緻密化できず、耐食
性が低下した。また、アルカリ土類金属および希土類元
素以外の金属元素の総量が金属換算で100ppmより
多い試料No.20は、多量のパーティクルの発生が認め
られた。また試料No.21では、希土類元素酸化物にY
2 3 を用いており、粒界結晶相がMgO・Y2 3
ら形成されており耐食性が低いものであった。一方、試
料No.22、23のSiO2 、Al2 3 焼結体につい
ては、緻密な焼結体が得られるものの耐食性は不十分で
あった。
【0041】本発明による試料No.3〜6、9〜14、
16〜18は、いずれも相対密度99%以上の緻密なM
gO質焼結体であり、希土類元素酸化物としてYb2
3 、Er2 3 、Lu2 3 から選ばれる少なくとも1
種の希土類元素酸化物の添加によって粒界相が希土類元
素単独の酸化物から形成され、耐プラズマ性が強化され
たことから材料自体のプラズマに対する耐食性がMgO
と比較して大幅に向上している。さらに不純物金属総量
が100ppm以下に抑えられ、平均粒径も10μm以
下に抑えられていることにより、不純物金属化合物や反
応生成物の残留、脱粒やプラズマ衝撃による非晶質相の
結晶化に起因するパーティクル発生が抑制でき、テスト
1でエッチングレート45Å/min以下、パーティク
ル発生量30個/8インチウエハの良好な耐食性を示し
た。さらに、テスト2でも25Å/min以下、パーテ
ィクル発生量15個/8インチウエハ以下の優れた耐食
性を示した。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
フッ素系及び塩素系腐食性ガス或いはプラズマに曝され
る部材として所定の特性を有する酸化マグネシウム質焼
結体を使用することにより、高温・高密度のフッ素系及
び塩素系腐食雰囲気に長時間の耐久性を有し、且つコン
タミネーションやパーティクルを発生しないことから、
半導体製造用装置、とりわけプラズマ処理装置の内壁部
材や被処理物を支持する支持体などの治具等の部材とし
て使用することにより、半導体製造の歩留り向上ととも
に高品質の半導体素子を作製することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化マグネシウムを主成分とし、Yb、E
    rおよびLuから選ばれる少なくとも1種の希土類元素
    を酸化物換算で0.1〜20重量%含有し、マグネシウ
    ムと前記希土類元素以外の金属元素の総量が金属換算で
    100ppm以下、前記酸化マグネシウムの結晶粒子の
    平均粒径が10μm以下、相対密度が99%以上、かつ
    粒界相に前記希土類元素の酸化物結晶相が存在すること
    を特徴とする高密度酸化マグネシウム質焼結体。
  2. 【請求項2】平均粒径5μm以下の酸化マグネシウム粉
    末に対して、平均粒径5μm以下のYb2 3 、Er2
    3 、Lu2 3 から選ばれる少なくとも1種の希土類
    元素酸化物を0.1〜20重量%の割合で添加してなる
    成形体を、非酸化性雰囲気中あるいは空気中にて140
    0〜1800℃で焼成して、相対密度99%以上に緻密
    化し、かつ粒界相に前記希土類元素の酸化物結晶相を析
    出させたことを特徴とする高密度酸化マグネシウム質焼
    結体の製造方法。
  3. 【請求項3】少なくともハロゲン系腐食ガスあるいはそ
    のプラズマと直接接触する表面を具備し、該表面が酸化
    マグネシウムを主成分とし、Yb2 3 、Er2 3
    Lu2 3 から選ばれる少なくとも1種の希土類元素酸
    化物を0.1〜20重量%含有し、マグネシウムと前記
    希土類元素以外の金属元素の総量が金属換算で100p
    pm以下、前記酸化マグネシウムの結晶粒子の平均粒径
    が10μm以下、相対密度が99%以上、かつ粒界相に
    前記希土類元素の酸化物結晶相が存在してなる高密度酸
    化マグネシウム質焼結体から成ることを特徴とするプラ
    ズマ処理装置用部材。
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