JP2000313909A - 高炉原料装入装置 - Google Patents

高炉原料装入装置

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JP2000313909A
JP2000313909A JP11121789A JP12178999A JP2000313909A JP 2000313909 A JP2000313909 A JP 2000313909A JP 11121789 A JP11121789 A JP 11121789A JP 12178999 A JP12178999 A JP 12178999A JP 2000313909 A JP2000313909 A JP 2000313909A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シール弁の弁閉動作時に、弁座のシート部に小
さな鉱石が噛み込んだり、メタルシート部にダストが固
着してしまい、ガス洩れが発生してしまう。 【解決手段】上段シール弁5は、環状の弁座5aと、該
弁座5aに突設されたメタルシート5bと、該メタルシ
ート5bに当接自在に配設された弁体5cとを備える。
メタルシート5bは、結露防止用のヒーター(図示せ
ず)を兼備すると共に、近傍にストッパーを突設せしめ
る。弁体5cは、一端側が弁軸6に回動自在に軸着され
たスイングアーム7に固定されており、内側にバケット
8を備える。バケット8は、シール弁5の開閉操作に応
じて副次的な鉱石の落下を遮断するものであり、弁閉鎖
時に、弁座5aのメタルシート5b及びラバーシートの
内側に立ち塞がるため、シール弁5の弁閉動作時に、シ
ート部に小さな鉱石が噛み込んでしまったり、ダストが
固着してしまうことを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてベルレス
炉に代表される高炉原料装入装置の改良に関し、更に詳
しくは、弁閉動作時に小さな鉱石を噛んだり、ダストの
固着に起因するシール弁のガス洩れを効果的に防止する
ことができる高炉原料装入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、斯かる高炉原料装入装置として
は、例えば、特開平3−207803号報に開示された
ものが従来例として周知である。この高炉原料装入装置
は、高炉炉頂に、装入ベルトコンベアから原料を受け入
れ排出端に上段ゲート弁及びシール弁を有する上段ホッ
パーを三個並列し、該上段ホッパーの直下に集合ホッパ
ーを設け、更に、該集合ホッパーの直下に下段ホッパー
を設けると共に、該下段ホッパーの排出時に流量調整弁
を設け、該流量調整弁の下方に設けた下部シール弁を介
して旋回シュートに接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平3−207803号公報に開示されている高炉
原料装入装置にあっては、混合原料の装入量を下段ホッ
パーで管理することができるため、装入量を正確に調整
できるといった利点を有するものの、下段シール弁が短
期間でガス洩れを起こし、鉱石の装入ができなくなると
いった問題を有するものである。
【0004】特に、下段シール弁の弁閉動作時に、弁座
のシート部に小さな鉱石が噛み込んでしまったり、メタ
ルシート部にダストが固着してしまうことにより初期洩
れが発生し易く、また、一旦、ガス漏れが発生すると、
ガス中に含まれるダストによりガスカットが発生し、漏
れが急激に増大してしまうことも相俟って、仮令、下段
ホッパー内のガスを排圧しても、同ホッパー内の圧力が
大気圧にならないため、同装置の作動が停止してしまう
のが現状である。
【0005】また、シール弁のラバーシートは、高炉圧
力が高くなると、同シートに加わるスラスト荷重が大き
くなり、ラバーシートの変形が大きくなるため、亀裂が
発生してしまうといった問題を有する。
【0006】更に、ラバーシートに過大なスラスト荷重
を加えないための対策として、シール部にストッパーを
付設しているものもあるが、ストッパー部分にダスト
を噛み込んだ際でも、シート洩れが発生しないこと、
ラバーシートに多少の塑性変形が生じた場合でもシート
洩れが発生しないことの理由により、斯かるラバーシー
トには最初からある量以上の圧縮代が必要なため、スト
ッパーを付設しただけでは、ラバーシートの亀裂発生を
防止することができない。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、弁座のシート部に小さな鉱石が噛み込
んだり、メタルシート部にダストが固着しまうことに起
因するガス洩れを効果的に防止すると共に、延いては、
ラバーシートの亀裂発生をも防止できる有用な高炉原料
装入装置を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題点
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とす
る構成は、炉頂側に装入ベルトコンベアからの原料を受
け入れ排出端側に上段カット弁及び/又はシール弁を有
する少なくとも一以上の上段ホッパーと、該上段ホッパ
ーの直下に集合ホッパーを介して連結され排出端側に下
段カット弁及び/又はシール弁を有する下段ホッパーと
を備えてなる高炉原料装入装置において、前記シール弁
の内側に、副次的な鉱石の落下を遮断するバケットを設
けてなる高炉原料装入装置に存し、延いては、前記バケ
ットが、弁閉鎖時にはホッパーの排出端側を許容すべく
同心配置に正立されると共に、弁開後に弁座のラバーシ
ートに当接しない位置にまで変位してドレン等を流下す
る高炉原料装入装置に存する。
【0009】また、前記上段カット弁を椀状に形成して
ドレン受けをしたり、前記カット弁とシール弁との間に
ド中段弁を付設しても良い。
【0010】更に、相対向するメタルシートとラバーシ
ートとの間に、同ラバーシートの過大な加圧を阻止する
ためのストッパーを介在し、かつ、少なくともラバーシ
ートの上面に内部に連通する空隙突起を設けると共に、
該空隙突起の近傍に同空隙突起の体積よりも大きい逃げ
代を設け、更には、前記メタルシートにヒーターを付設
させても良い。
【0011】このように構成される本発明の高炉原料装
入装置は、前記シール弁の内側に、副次的な鉱石の落下
を遮断するバケットを設けてなることによって、弁開閉
作動時に小さな鉱石が落下してきても、一旦、バケット
に受け入れられることとなる。
【0012】また、前記バケットが、弁閉鎖時にホッパ
ーの排出端側を許容すべく同心配置に正立されると共
に、弁開後に弁座のラバーシートに当接しない位置にま
で変位することによって、仮令、ホッパーの内壁に発生
する結露がダストと付着してなる泥水等(以下、単にド
レン等という)が上から流れ込んできても、一旦、バケ
ット内に貯留し得ると共に、弁開後に、ラバーシートに
触れることなくドレン等を流下し得ることとなる。
【0013】更に、前記上段カット弁を椀状に形成して
ドレン受けをしたり、前記カット弁とシール弁との間に
中段弁を付設すれば、更に完全を期すべく前記カット弁
及び/又は中段弁で落下するドレンをストップし得るこ
ととなる。
【0014】また、相対向するメタルシートとラバーシ
ートとの間に、同ラバーシートの過大な加圧を阻止する
ためのストッパーを介在し、かつ、少なくともラバーシ
ートの上面に内部に連通する空隙突起を設けると共に、
該空隙突起の近傍に同空隙突起の体積よりも大きい逃げ
代を有するラバー形状にしたことにより、仮令、ラバー
シートに過大なスラスト荷重が加わった場合でも、同ラ
バーシートの空隙突起が逃げ代に吸収されるべくスムー
スに変形することになり、ラバーシート内への大きな内
部応力の発生を阻止し得ることとなる。
【0015】更に、前記メタルシートに、ヒーターを付
設すれば、ドレン発生の原因となる結露を防止し得るこ
ととなる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る高炉原料装入
装置の第1実施例を図1乃至図2を参照しながら説明す
る。図中Aは、本発明に係る高炉原料装入装置であり、
この装入装置Aは、炉頂側に装入ベルトコンベアBから
の原料を受け入れる上段ホッパー1と、該上段ホッパー
1の直下に集合ホッパー2を介して連結された下段ホッ
パー3とを備えている。
【0017】上段ホッパー1は、上位に旋回シュート1
aが内設されていると共に、下位に二方に分岐する排出
端1b,1bを介してそれぞれ上段カット弁4,4が付
設されている。
【0018】この上段カット弁4は、図2に示すよう
に、中心より二つに分割して左右両方向に開閉する所謂
ゲート弁からなり、前記集合ホッパー2にて気密に囲繞
されている。
【0019】また、この上段カット弁4は、閉弁時に中
心部が一番深くなるべく椀状に連結されるものであり、
後述するように鉱石の落下量調節及び遮断の役割をなす
ものである。
【0020】一方、下段ホッパー3内の頂部には、上段
シール弁5が付設されている。この上段シール弁5は、
炉内ガス圧のシールをなすものであり、前記集合ホッパ
ー2の排出端2aの外周に位置すべく下段ホッパー3内
の頂面に突設された環状の弁座5aと、該弁座5aに突
設されたメタルシート5bと、該メタルシート5bに当
接自在に配設された弁体5cとから構成されている。
【0021】メタルシート5bは、前記弁座5aと同じ
く環状を呈しており、結露防止用のヒーター(図示せ
ず)を兼備すると共に、図3に示すように、円周4カ所
にストッパー5dが突設されている。
【0022】このストッパー5d は、下端側が弁体5
cの固定部5eに座着することにより、後述する弁体5
cのラバーシート5fに過大なスラスト荷重を加えない
ようにするものであり、後述する同シート5fの逃げ代
との協働により、ラバーシート5fに多少の塑性変形が
生じてもシート洩れが発生しないように工夫されてい
る。
【0023】換言すれば、ラバーシート5fの亀裂発生
を防止するには、メタルシート5bと弁体5cとの間に
ストッパー5d ,5d …を介在してラバーシート5f
に過大な荷重を加えないようにすると共に、必要な逃げ
代(外圧許容空間)、すなわち、ラバーシート5fが加
圧された時に、同ラバーがスムースに変形して大きな内
部応力が発生しないラバー形状にする必要がある。
【0024】例えば、図3(b)に示すように、ラバーシ
ート5fの空隙突起5f1 の体積よりも、その両サイド
の逃げ代(5f2 と5f3 とを加算した分)の体積の方
が大きくなるようにすることにより、すなわち(5f2
+5f3 )≧5f1 とすることにより、仮令、空隙突起
5f1 が加圧されても、逃げ代内に吸収されてラバー内
部に過大な応力が発生することがないため、亀裂発生が
阻止できるのである。
【0025】他方、弁体5cは、一端側が弁軸6に回動
自在に軸着されたスイングアーム7に固定されており、
前記メタルシート5bと当接する前述のラバーシート5
fの他、バケット8を備えている。
【0026】バケット8は、同弁体5cの内側に突設さ
れており、同シール弁5の開閉操作に応じて副次的な鉱
石の落下を遮断するものであり、弁閉鎖時には、集合ホ
ッパー2の排出端2a側を許容すべく同心配置に正立さ
れる(図2参照)。
【0027】換言すれば、バケット8の開口端8aが集
合ホッパーの排出端2aよりも上方に突出するように正
立されるものであり、また、弁開閉作動時に弁座5aの
ラバーシート5fに当接することなく同ラバーシート5
fの内側に立ち塞がるように付設されている。
【0028】従って、副次的に小さな鉱石が上から落下
してきても、同バケット8が弁座5aのシート部(詳し
くは、メタルシート5b及びラバーシート5f)の内側
に立ち塞がるため、シール弁5の弁閉動作時に、シート
部に小さな鉱石が噛み込んでしまったり、ダストが固着
してしまうことを防止することができるのである。
【0029】特に、上から流下してくるドレン等は、一
旦、バケット8内に滞留され、開弁後に、前記スイング
アーム7を介してラバーシート5fに触れないように落
とされるため、従来の如くラバーシート5f部分が安易
に損傷したり、ダストが固着することもない。
【0030】また、下段ホッパー3の排出端3a側に
は、下段カット弁9と下段シール弁10とが内設されて
いる(図1参照)。下段カット弁9は、上述した上段カ
ット弁4と同じゲート弁であり、椀状に形成されること
により、ドレン受けとしての働きをもなすものである。
【0031】更に、下段シール弁10は、前述した上段
シール弁5と同様に、スイングアーム11を介して開閉
自在に取り付けされており、内側にバケット(図示せ
ず)等を兼備していることは上述したとおりである。
【0032】尚、図1中、12は下段カット弁9を気密
に被装する集合ホッパー、13は旋回コーン(分配シュ
ート用駆動装置)、15は垂直シュート、16は分配シ
ュートである。
【0033】このように構成される本発明に係る高炉原
料装入装置は、ベルトコンベアBから搬送される鉱石
は、旋回シュート1aにより上段ホッパー1内に均等に
振り分けられ、上段カット弁4の開閉により鉱石の落下
量調整及び遮断がなされる。
【0034】次いで、上段シール弁5の開弁にて所定量
の鉱石(ドレンを含む)が下段ホッパー3に向けて落下
した後、斯かるシール弁5の閉弁にて炉内ガス圧力のシ
ールがなされる。
【0035】その際、殊に上段シール弁5の閉作動時
に、小さな鉱石が落下してきたとしても、同バケット8
が、弁座5aのシート部(詳しくは、メタルシート5b
及びラバーシート5f)の内側に立ち塞がるため、斯か
るシート部に小さな鉱石が噛み込んでしまったり、ダス
トが固着してしまうことが防止される結果、従来の如き
シール部のガス漏れを来すこともない。
【0036】しかも、上段ホッパー1や集合ホッパー2
等の内壁に発生する結露が原因となって生じるドレン
は、一旦、バケット8内に滞留され、然る後、スイング
アーム7にて弁体5cをシール部から遠ざけるべく下位
に変位させながら同バケット8を傾斜させるため、ラバ
ーシート5fに当たらないように流下させることができ
るのである。
【0037】また、高炉圧力が高くなって、仮令、ラバ
ーシート5fに過大なスラスト荷重が加わった場合で
も、同ラバーシート5fの空隙突起5f1 が両サイドの
逃げ代5f2 ,5f3 に吸収されるべくスムースに変形
して、ラバーシート5fに大きな内部応力が発生するこ
とがないため、従来の如くラバーシート5fに亀裂が生
じることもない。
【0038】次に、本発明に係る高炉原料装入装置の第
2実施例を図4を参照しながら説明する。尚、理解を容
易にするため、前述した第1実施例と同一部分は同一符
号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して以
下に説明する。
【0039】図4は、ベルトコンベアB(図1参照)か
らの原料を受け入れる上段ホッパー1と、該上段ホッパ
ー1の直下に集合ホッパー2を介して連結された下段ホ
ッパー3とを備えた高炉原料装入装置の要部縦断面図で
あり、上段カット弁17と、上段シール弁5とが内設さ
れている。
【0040】上段カット弁17は、椀状を呈しており、
全体をして右方向にスライド自在に付設されている。こ
のカット弁17の役割としては、第1実施例のゲート弁
と同様、主として鉱石の落下量調整及び遮断をなすもの
であるが、その長手方向両端側に装着されたラバーシー
ト18,18とのシールにより、ドレン受け(遮断)の
役割もなすものである。
【0041】一方、上段シール弁5は、炉内ガス圧のシ
ールをなすものであり、第1実施例と同様、集合ホッパ
ー2の排出端2aの外周を囲繞すべく下段ホッパー3の
内頂面に突設された環状の弁座5aと、該弁座5aに突
設されたヒーター付きメタルシート5bと、該メタルシ
ート5bに当接自在に配設された弁体5cとを備えてい
る。
【0042】また、この弁体5cは、一端側が弁軸6に
回動自在に軸着されたスイングアーム7に固定されてお
り、内側にバケット8を備えている。
【0043】このバケット8は、第1実施例と同様、バ
ケット8の開口端8aが集合ホッパーの排出端2aより
も上方に突出するように閉蓋されるものであり、また、
弁開閉作動時に弁座5aのラバーシート5fに当接する
ことなく同ラバーシート5fの内側に立ち塞がるように
付設されている。
【0044】その他、シート部の構造は、第1実施例で
示したメタルシート、ラバーシート、ストッパー、空隙
突起、逃げ代等を備えており、ラバーシートに多少の塑
性変形や内部応力が生じても亀裂が発生しないように工
夫されていることは云うまでもない。
【0045】このように構成される本実施例の高炉原料
装入装置は、ベルトコンベアBから搬送される鉱石は、
上段カット弁4の開閉により落下量の調整及び遮断がな
されると共に、一時的ではあるがドレンの遮断もできる
ものであり、次いで、上段シール弁5の開閉にて所定量
の鉱石(ドレンを含む)を下段ホッパー3に向けて落下
させた後、斯かるシール弁5にて炉内ガス圧力のシール
がなされる。
【0046】その際、殊に上段シール弁5の閉作動時
に、上から小さな鉱石が落下してきたとしても、同バケ
ット8が、弁座5aのシート部(詳しくは、メタルシー
ト5b及びラバーシート5f)の内側に立ち塞がるた
め、斯かるシート部に小さな鉱石が噛み込んでしまった
り、ダストが固着してしまうことが防止される結果、従
来の如きシール部のガス漏れを来すこともない。
【0047】しかも、上段ホッパー1や集合ホッパー2
等の内壁に発生する結露が原因となって生じるドレン等
は、一旦、バケット8内に滞留され、然る後、スイング
アーム7にて弁体5cをシール部から遠ざけるべく下位
に変位させながら同バケット8を傾斜させるため、ラバ
ーシート5fに触れないように流下できる。
【0048】次に、本発明に係る高炉原料装入装置の第
3実施例を図5を参照しながら説明する。尚、理解を容
易にするため、前述した第1及び第2実施例と同一部分
は同一符号で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を
付して以下に説明する。
【0049】図5は、上段ホッパー1、中段ホッパー1
9、下段ホッパー3とを備えてなる高炉原料装入装置の
要部縦断面図であり、上段カット弁1、中段弁20及び
下段シール弁5とが内設されている。
【0050】上段カット弁1は、第1実施例と同じ構造
のゲート弁であり、鉱石の落下量の調節及び鉱石の遮断
をなすものである。
【0051】中段弁20は、所謂、捨弁となるものであ
り、ドレン及び鉱石の遮断をなすものである。因に、本
実施例では、スイング弁を採用しているが、上段カット
弁を使用することもできることは云うまでもない。
【0052】また、この中段弁20は、前実施例で延べ
だシール弁と同じ構造であり、集合ホッパー2の排出端
2aの外周を囲繞すべく下段ホッパー3の内頂面に突設
された環状の弁座20aと、該弁座20aに突設された
ヒーター付きメタルシート20bと、該メタルシート2
0bに当接自在に配設された弁体20cとを備えてお
り、該弁体20cの内側にバケット8が突設されてい
る。
【0053】このバケット8は、第1及び第2実施例と
同様、閉弁時には開口端8aが集合ホッパーの排出端2
aよりも上方に突出するように閉蓋され、開弁時には、
一端側が弁軸6に回動自在に軸着されたスイングアーム
7を介してシール部から遠ざけるべく下位に変位しなが
ら傾斜し、ドレンをラバーシート5fに触れないように
流下させることができる。
【0054】下段シール弁5は、第1乃至第2実施例と
同じ構造であり、炉内ガス圧力のシールをなすことは云
うまでもない。
【0055】因に、これら弁の開閉作動順序としては、
弁開より閉の時は、下段シール弁5が開弁した後、中段
弁20、上段カット弁4の順で開弁し、上段カット弁4
が閉弁した後、中段弁20、下段シール弁5の順で閉弁
するものである。
【0056】尚、本発明に係る高炉原料装入装置は、本
実施例に限定されることなく、本発明の目的の範囲内で
自由に設計変更し得るものであり、本発明はそれらの全
てを包摂するものである。
【0057】
【発明の効果】本発明は上述のように構成され、前記シ
ール弁の内側に、副次的な鉱石の落下を遮断するバケッ
トを設けてなることによって、弁開閉作動時に小さな鉱
石が落下してきても、一旦、バケットに受け入れられる
ため、従来の如き弁座のシート部に小さな鉱石が噛み込
んでしまったり、メタルシートにダストが固着してしま
うことに起因するガス漏れの発生を阻止できるといった
効果を奏するものである。
【0058】また、前記バケットが、弁閉鎖時にホッパ
ーの排出端側を許容すべく同心配置に正立されると共
に、弁開後に弁座のラバーシートに当接しない位置にま
で変位することにより、仮令、上からドレン等が流下し
てきても、一旦、バケット内に滞留できると共に、弁開
後に、ラバーシートに触れることなくドレン等を流下す
るため、従来の如きラバーシートの破損やダストの固着
を防止することができるといった効果を奏するものであ
る。
【0059】更に、前記上段カット弁を弧状に形成して
ドレン受けをしたり、前記上段カット弁と下段シール弁
との間にドレン止め用の中段弁を付設すれば、更に完全
を期すべく前記カット弁及び/又は中段弁で落下するド
レンをストップできるといっら効果を兼備するものであ
る。
【0060】また、相対向するメタルシートとラバーシ
ートとの間に、同ラバーシートの過大な加圧を阻止する
ためのストッパーを介在し、かつ、少なくともラバーシ
ートの上面に内部に連通する空隙突起を設けると共に、
該空隙突起の近傍に同空隙突起の体積よりも大きい逃げ
代を有するラバー形状にしたことにより、仮令、ラバー
シートに過大なスラスト荷重が加わった場合でも、同ラ
バーシートの空隙突起が逃げ代に吸収されるべくスムー
スに変形することになり、ラバーシートの大きな内部応
力の発生を阻止できるため、同ラバーシートの亀裂発生
を防止できるといった効果を奏するものである。
【0061】更に、前記メタルシートに、ヒーターを付
設すれば、ドレン発生の原因となる結露を防止できると
いった効果を奏するものである。
【0062】このように本発明の高炉原料装入装置は、
弁座のシート部に小さな鉱石が噛み込んだり、メタルシ
ート部にダストが固着しまうことに起因するガス洩れを
効果的に防止すると共に、延いては、ラバーシートの亀
裂発生をも防止できる他、構成が単純であるため大量生
産に適し、価格も低廉なものとして需要者に供給できる
等、本発明を実施することはその実益的価値が甚だ大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高炉原料装入装置の第1実施例を
示す説明図である。
【図2】同高炉原料装入装置の要部を示す縦断面図であ
る。
【図3】図3(a)は弁座のシート部を示す説明図、図3
(b)はラバーシートの空隙突起と逃げ代を示す説明図で
ある。
【図4】本発明に係る高炉原料装入装置の第2実施例を
示す要部縦断面図である。
【図5】本発明に係る高炉原料装入装置の第3実施例を
示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
A 高炉原料装入装置 B ベルトコンベア 1 上段ホッパー 1a 旋回シュート 1b 排出端 2 集合ホッパー 2a 排出端 3 下段ホッパー 4 上段カット弁 5 上段シール弁 5a 弁座 5b メタルシート 5c 弁体 5d ストッパー 5e 固定部 5f ラバーシート 5f1 空隙突起 5f2 逃げ代 5f3 逃げ代 6 弁軸 7 スイングアーム 8 バケット 8a 開口端 9 下段カット弁 10 下段シール弁 11 スイングアーム 12 集合ホッパー 13 旋回コーン(分配シュート用駆動装置) 14 炉 15 垂直シュート、 16 分配シュート 17 上段カット弁 18 ラバーシート 19 中段ホッパー 20 中段弁 20a 弁座 20b メタルシート 20c 弁体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉頂側に装入ベルトコンベアからの原料を
    受け入れ排出端側に上段カット弁及び/又はシール弁を
    有する少なくとも一以上の上段ホッパーと、該上段ホッ
    パーの直下に集合ホッパーを介して連結され排出端側に
    下段カット弁及び/又はシール弁を有する下段ホッパー
    とを備えてなる高炉原料装入装置において、前記シール
    弁の内側に、副次的な鉱石の落下を遮断するバケットを
    設けてなることを特徴とする高炉原料装入装置。
  2. 【請求項2】前記バケットは、弁閉鎖時にホッパーの排
    出端側を許容すべく同心配置に正立されると共に、弁開
    後に弁座のラバーシートに当接しない位置にまで変位し
    てドレン等を流下することを特徴とする請求項1に記載
    の高炉原料装入装置。
  3. 【請求項3】前記カット弁は、椀状に形成されてドレン
    受けをすることを特徴とする請求項1に記載の高炉原料
    装入装置。
  4. 【請求項4】前記カット弁とシール弁との間に中段弁を
    付設してなることを特徴とする請求項1に記載の高炉原
    料装入装置。
  5. 【請求項5】相対向するメタルシートとラバーシートと
    の間に、同ラバーシートの過大な加圧を阻止するための
    ストッパーを介在し、かつ、少なくともラバーシートの
    上面に内部に連通する空隙突起を設けると共に、該空隙
    突起の近傍に同空隙突起の体積よりも大きい逃げ代を有
    することを特徴とする請求項1に記載の高炉原料装入装
    置。
  6. 【請求項6】前記メタルシートは、ヒーターを付設して
    なることを特徴とする請求項5に記載の高炉原料装入装
    置。
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