JP2000314680A - エンジン試験装置 - Google Patents

エンジン試験装置

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JP2000314680A
JP2000314680A JP11122675A JP12267599A JP2000314680A JP 2000314680 A JP2000314680 A JP 2000314680A JP 11122675 A JP11122675 A JP 11122675A JP 12267599 A JP12267599 A JP 12267599A JP 2000314680 A JP2000314680 A JP 2000314680A
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JP
Japan
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engine
speed
rotation
dynamometer
target
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JP11122675A
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English (en)
Inventor
Hideki Nakanishi
秀樹 中西
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Publication date
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Priority to US09/559,149 priority patent/US6634218B1/en
Priority to DE60025960T priority patent/DE60025960T2/de
Priority to EP00108956A priority patent/EP1048944A3/en
Priority to EP03011264A priority patent/EP1338882B1/en
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 車両シミュレーションの精度よく行うことが
できるエンジン試験装置を提供すること。 【解決手段】 シャシダイナモ上の実車走行をシミュレ
ートするために用いる試験対象である供試エンジン1の
出力部1aに接続されたダイナモメータ2と、このダイ
ナモメータ2を回転制御するダイナモコントローラ7
と、前記供試エンジン1のスロットル開度を制御するア
クチュエータ6とを備え、ダイナモコントローラ7およ
びアクチュエータ6を制御して前記供試エンジン1の出
力を調節するエンジン試験装置において、タイヤスリッ
プ補正した後の新たな回転数をシミュレーション時に用
いることによりダイナモメータを回転制御するように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジン試験装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンの性能を検証するものと
して、試験対象である供試エンジンの出力部に接続され
たダイナモメータと、このダイナモメータを制御するダ
イナモコントローラと、前記供試エンジンのスロットル
開度を制御するアクチュエータとを備え、前記ダイナモ
コントローラおよびアクチュエータを制御して前記供試
エンジンの出力を調節するエンジン試験装置がある。
【0003】図3は、エンジン試験装置の一般的な構成
を概略的に示すもので、この図において、1は試験対象
の供試エンジン、2はダイナモメータで、両者1,2
は、その出力軸1aと駆動軸2aとがクラッチ3を介し
て接続・分離自在に結合されている。4はクラッチ3を
駆動するクラッチアクチュエータである。そして、5は
供試エンジン1のスロットルで、スロットルアクチュエ
ータ6によって駆動され、その開度が制御される。ま
た、7はダイナモメータ2を制御するダイナモコントロ
ーラである。さらに、8はダイナモメータ2の駆動軸2
aに設けられたトルクセンサ、9はトルクセンサ8の出
力を適宜増幅するトルクアンプである。
【0004】そして、10は装置全体を制御するシミュ
レータ装置としての制御コンピュータ、11はシグナル
コンディショナユニットである。コンピュータ10は、
図示していない入力装置による入力や装置に設けられた
トルクセンサ8など各種のセンサからの信号に基づいて
演算を行ったり、装置各部に対する指令を出力する。そ
して、このコンピュータ10には、例えば図3において
符号12で示すような目標車速パターン12や図4
(A)に示すような目標車速パターン12a、あるい
は、図2,6に示すような目標車速パターン12bが入
力されている。すなわち、前記目標車速パターン12,
12a,12bは、横軸に時間(秒)、縦軸に速度(k
m/h)をとったもので、運転を行いたい目標とすべき
走行パターンである。
【0005】また、シグナルコンディショナユニット1
1は、AD変換機能およびDA変換機能を有するインタ
ーフェースで、トルクセンサ8など各種のセンサからの
信号をAD変換したり、コンピュータ10からの指令を
DA変換して、ダイナモコントローラ7やクラッチアク
チュエータ4やスロットルアクチュエータ6など装置の
各部に指令を出力する。
【0006】ところで、エンジン試験装置においては、
実車における回転体、すなわち、エンジン、トランスミ
ッション、デファレンシャルギア、タイヤのうち、エン
ジンについては、その慣性モーメントを負荷演算に用い
ている。これは、エンジンの慣性モーメントが他の回転
体のモーメントより大きいためである。
【0007】図5は、上記エンジン試験装置における従
来の制御フローを示すものである。図5において、13
は目標パターン発生器で、コンピュータ10内に設けら
れており、コンピュータ10に入力されている目標車速
パターン12,12a,12bに基づいて、供試エンジ
ン1を所定の走行パターンで実車走行させるための目標
速度Vr を出力する。この目標速度信号Vr は、回転制
御系14と模擬車両制御系15とに入力される。
【0008】前記回転制御系14および模擬車両制御系
15は、それぞれ次のように構成されている。まず、回
転制御系14は、前記目標速度信号Vr が入力される回
転発生器16と、遅れ補正回路17と、突き合わせ部1
8と、回転フィードバックコントローラ19とダイナモ
メータ2とからなる。
【0009】上記構成の回転制御系14においては、回
転発生器16に目標速度Vr が入力されると、これに基
づいて回転発生器16からエンジン目標回転数〔ダイナ
モメータ回転数(以下単に回転数という)の目標値〕R
r が出力される。
【0010】例えば、図4(B)に示すように、シミュ
レーションにおいて図4(A)の前記目標車速パターン
12aから換算した目標回転数Rr を得る。すなわち、
エンジン回転パターン33を得る。同様に、前記目標車
速パターン12bを採用した場合は、図6に示すよう
に、目標車速パターン12bから換算したエンジン回転
パターン30を得る。そして、目標車速パターン12a
からエンジン回転パターン33への換算の際、あるい
は、目標車速パターン12bからエンジン回転パターン
30への換算の際、車両の種類に応じたタイヤ径、最終
減速比およびギヤ比を考慮している。
【0011】図5に戻り、前記目標回転数Rr は遅れ補
正回路17を経て制御目標回転数Rctl となり、突き合
わせ点18に出力される。この突き合わせ点18には、
ダイナモメータ2の実際の回転数Ra が入力されている
ので、前記制御目標回転数Rctl と実回転数Ra との偏
差Re が回転フィードバックコントローラ19において
例えばPI制御されることにより操作量Ud'が設定さ
れ、この操作量Ud'がダイナモメータ2に送られる。
【0012】また、図5において、模擬車両制御系15
は、目標速度Vr を出力する目標パターン発生器13の
後段に、目標速度Vr が入力されるトルク発生器20
と、目標速度Vr が入力される突き合わせ点21および
速度フィードバックコントローラ22とが並列的に接続
されている。そして、トルク発生器20および速度フィ
ードバックコントローラ22の後段に、加算点23、突
き合わせ点24、スロットルマップ25、スロットル開
度コントローラ26、供試エンジン1よりなるトルク制
御系27が設けられ、さらに、このトルク制御系27の
後段に模擬車両モデル28が設けられている。前記スロ
ットルマップ25は、エンジン制御における目標スロッ
トル開度を決めるためのマップである。また、模擬車両
モデル28は、エンジン出力トルクを用いて、車両の駆
動力を計算し、その駆動力を用いて速度信号に変換する
ためのモデルのことである。
【0013】上記構成の模擬車両制御系15において
は、トルク発生器20に目標速度Vrが入力されると、
これに基づいてトルク発生器20からエンジンに要求さ
れる出力トルクであるフィードフォワードトルクTffが
加算点23に出力される。
【0014】この場合、目標車速パターン12あるいは
目標車速パターン12a,12bからフィードフォワー
ドトルクTffへの換算の際、車両の種類に応じた車両慣
性重量と走行抵抗を考慮している。
【0015】また、前記目標速度Vr は、突き合わせ点
21において模擬車両モデル28から出力される実際の
速度Va と突き合わせられ、その偏差が速度フィードバ
ックコントローラ22に送られ、フィードバックトルク
Tfbとして前記加算点23に出力される。そして、前記
フィードフォワードトルクTffとフィードバックトルク
Tfbとが加算点23において加算され、目標制御トルク
Tctl が得られる。この目標制御トルクTctl は、供試
エンジン1の実際の出力トルク値Ta と突き合わされ、
その偏差Te がスロットルマップ25に入力されて、操
作目標スロットル開度θが得られ、さらに、この操作目
標スロットル開度θはスロットル開度コントローラ26
に入力されて、操作量Ua が設定され、この操作量Ua
が供試エンジン1に送られる。
【0016】ところで、上述した従来のエンジン試験装
置では、エンジンの出力が最終的に路面へ伝わり車両を
加速させる力に変わるまでの伝達効率定数として、1つ
の定数しか持っていなかった。すなわち、前記定数は2
軸のシャシダイナモ上のローラの回転数を実車のエンジ
ン回転数と同じ回転数に合わせるためのもので、定速
(定常)走行運転を考慮したものであった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、実車走行においては、タイヤと路面間にスリップが
発生する。つまり、従来のエンジン試験装置では、2軸
のシャシダイナモで顕著に見られるように、定速走行、
加速走行、減速走行時のタイヤの変形度合いの相違に起
因するタイヤとローラのすべり率の変化を再現すること
はできなかった。
【0018】要するに、従来のエンジン試験装置では、
スリップをシミュレートできていないため、図6に示す
ように、従来のエンジン試験装置で行うシミュレーショ
ンにおいて目標車速パターン12bから換算したエンジ
ン回転パターン30とシャシダイナモ上で実車を走行さ
せたときに計測したエンジン回転パターン31を比べる
と、両者の間に差異が生じていた。図6から、エンジン
回転パターン30は、加速時でエンジン回転パターン3
1より下側にシフトするとともに、減速時ではエンジン
回転パターン31より上側にシフトしていることが分か
る。
【0019】実車走行でのエンジン回転を再現するため
には、タイヤ径、最終減速比およびギヤ比ならびに車両
慣性重量および走行抵抗を考慮すること以外にタイヤと
路面間のスリップについても考慮する必要があるが、従
来のエンジン試験装置においては、この点の配慮が欠け
ているため、正確なシミュレーションを行うことができ
なかった。
【0020】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、車両シミュレーションの精度よ
く行うことができるエンジン試験装置を提供することで
ある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、シャシダイナモ上の実車走行をシミュ
レートするために用いる試験対象である供試エンジンの
出力部に接続されたダイナモメータと、このダイナモメ
ータを回転制御するダイナモコントローラと、前記供試
エンジンのスロットル開度を制御するアクチュエータと
を備え、前記ダイナモコントローラおよびアクチュエー
タを制御して前記供試エンジンの出力を調節するエンジ
ン試験装置において、目標車速パターン中の定速走行状
態における定速駆動スリップ率(Sa )、加速走行状態
における加速駆動スリップ率(Sb)および減速走行状
態における減速駆動スリップ率(Sc )を実車走行時に
発生するタイヤスリップを補正するためのデータとして
予め演算し、記憶し、これら駆動スリップ率(Sa ),
(Sb )および(Sc )の値によって前記目標車速パタ
ーンから換算して得たエンジン目標回転数(Rr )を前
記各走行状態毎に補正し、この補正によって得られた新
たなエンジン目標回転数をそれぞれシミュレーション時
に用いることによりダイナモメータを回転制御するよう
に構成したことを特徴とする。
【0022】また、この発明は別の観点から、シャシダ
イナモ上の実車走行をシミュレートするために用いる試
験対象である供試エンジンの出力部に接続されたダイナ
モメータと、このダイナモメータを回転制御するダイナ
モコントローラと、前記供試エンジンのスロットル開度
を制御するアクチュエータとを備え、前記ダイナモコン
トローラおよびアクチュエータを制御して前記供試エン
ジンの出力を調節するエンジン試験装置において、目標
車速パターン中の定速走行状態における定速駆動スリッ
プ率(Sa )、加速走行状態における加速駆動スリップ
率(Sb )および減速走行状態における減速駆動スリッ
プ率(Sc )を実車走行時に発生するタイヤスリップを
補正するためのデータとして予め演算し、記憶し、前記
各走行状態毎に、前記エンジン目標回転数(Rr )に前
記定速駆動スリップ率(Sa )、加速駆動スリップ率
(Sb )あるいは減速駆動スリップ率(Sc )を乗じた
項を前記目標回転数(Rr )に加算した回転数(Rt a
){〔Rt a =Rr ×(1+Sa )〕、(Rt b )
〔Rt b =Rr ×(1+Sb )〕あるいは(Rt c )
〔Rt c =Rr ×(1+Sc )〕}をそれぞれタイヤス
リップ補正した後の新たな回転数とし、これらをシミュ
レーション時に用いることによりダイナモメータを回転
制御するように構成したことを特徴とするエンジン試験
装置を提供する。
【0023】本発明者は、図6において、従来のシミュ
レーションにおいて目標車速パターン12bから換算し
て得たエンジン回転パターン30がシャシダイナモ上で
実車を走行させたときに計測したエンジン回転パターン
31から上下にシフトしているのは、タイヤのスリップ
に起因すると考えた。この観点から、駆動スリップ率S
という概念を導入した。この駆動スリップ率Sを、本発
明者は、前記エンジン回転パターン31で示される計測
エンジン回転数と前記エンジン回転パターン30で示さ
れるエンジン回転数との比の平均値でもって定義した。
しかも、定速(定常)部、加速部、減速部を含む例えば
目標車速パターン12bおよび12aからそれぞれ、エ
ンジン回転パターン30および33を求めるので、1つ
の駆動スリップ率Sで定速、加速、減速の各状態をカバ
ーすることはできない。この観点から、本発明者は、駆
動スリップ率Sを定速部、加速部、減速部の3種類に分
けて、それぞれのスリップ率Sa 、Sb 、およびSc を
計算した。
【0024】例えば、図6において、加速駆動スリップ
率Sb は以下のようにして求めることができる。 (1)エンジン回転パターン31における加速曲線A1
〜A8 の面積を求める。例えば、加速曲線A1 の面積は
1 (斜線部分)である。これら面積G1 〜G8を加算
する。すなわち、G1 +…+G8 =Gとする。 (2)エンジン回転パターン30における加速曲線B1
〜B8 の面積を求める。例えば、加速曲線B8 の面積は
8 (斜線部分)である。これら面積R1 〜R8を加算
する。すなわち、R1 +…+R8 =Rとする。 (3)両者G,Rの比を演算し、これをスリップ率Sb
とする。すなわち、Sb=G/Rである。
【0025】同様の演算操作をエンジン回転パターン3
1における全ての減速曲線Cとエンジン回転パターン3
0における全ての減速曲線Dについて行い、スリップ率
Scを得る。
【0026】定速スリップ率Sa も同様の演算を施すこ
とにより得られる。
【0027】このようにして実車走行時に発生するタイ
ヤスリップを補正するためのデータを予め求めた後、本
発明者は、前記定速部、加速部、減速部毎に、前記エン
ジン目標回転数(Rr )に前記定速駆動スリップ率Sa
、加速駆動スリップ率Sb あるいは減速駆動スリップ
率Sc を乗じた項を前記目標回転数Rr に加算してタイ
ヤスリップ補正した後の新たな回転数Rt a 、Rt b あ
るいはRt c を作成した。
【0028】上記構成のエンジン試験装置においては、
従来のエンジン試験装置において考慮されている、タイ
ヤ径、最終減速比およびギヤ比ならびに車両慣性重量お
よび走行抵抗に加えて、タイヤと路面間のスリップを考
慮にいれるようにしているので、実車走行中のエンジン
回転を正確に再現できる。
【0029】つまり、タイヤスリップ補正した後の新た
な回転数Rt a 、Rt b あるいはRt c から換算したエ
ンジン回転パターン40は、図2に示すように、計測エ
ンジン回転パターン31からシフトしないので、目標回
転数Rr から換算したエンジン回転パターン30に従っ
て制御コンピュータ10がダイナモメータ2を回転制御
する従来のエンジン試験装置に比して、タイヤスリップ
補正した後の新たな回転数Rt a 、Rt b あるいはRt
c から換算したエンジン回転パターン40に従って制御
コンピュータ10がダイナモメータ2を回転制御するこ
の発明のエンジン試験装置の方が、精度の高いシミュレ
ーションを行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図面を
参照しながら説明する。図1は、この発明の一つの実施
の形態を示すもので、前記図3に示したエンジン試験装
置における制御フローの一例を示している。図2は、こ
の発明のエンジン試験装置で行うシミュレーションにお
いて目標車速パターン12bから換算したエンジン回転
パターン40とシャシダイナモ上で実車を走行させたと
きに計測したエンジン回転パターン31を比較して示
す。そして、図1,2における符号のうち図5、図6に
示した符号と同一のものは、同一物であるので、それら
の説明は省略する。
【0031】まず、この発明のエンジン試験装置におけ
る制御フローを示す図1が前記従来のエンジン試験装置
における制御フローを示す図5と大きく異なる点は、タ
イヤスリップ補正した後の新たな回転数を定速部、加速
部、減速部毎に分け、これらを用いることによりダイナ
モメータ2を制御するように構成した点である。
【0032】このことを、図1に示す制御フローを用い
てより詳しく説明すると、図1において、41は、回転
発生器16と遅れ補正手段17との間に設けた駆動スリ
ップ補正手段である。
【0033】この駆動スリップ補正手段41は、図6
に示したエンジン回転パターン31における加速曲線A
1 〜A8 の面積を全て加算する演算機能と、図6に示し
たエンジン回転パターン30における加速曲線B1 〜B
8 の面積を全て加算する演算機能と、加算して得た各ト
ータル面積G,Rの比(=加速駆動スリップ率Sb )を
演算する機能を有し、図6に示したエンジン回転パタ
ーン31における減速曲線Cの面積を全て加算する演算
機能と、図6に示したエンジン回転パターン30におけ
る減速曲線Dの面積を全て加算する演算機能と、加算し
て得た各トータル面積の比(=減速駆動スリップ率Sc
)を演算する機能を有し、図6に示したエンジン回
転パターン31における定速曲線Eの面積を全て加算す
る演算機能と、図6に示したエンジン回転パターン30
における定速曲線Fの面積を全て加算する演算機能と、
加算して得た各トータル面積の比(=定速スリップ率S
a )を演算する機能を有し、更に、 エンジン目標回転数Rr に加速駆動スリップ率Sb を
乗じた項を前記目標回転数Rr に加算してタイヤスリッ
プ補正した後の新たな回転数Rt b を演算する機能、す
なわち、加速部において、ダイナモメータ2を回転制御
するための次式(1)で示す新たな回転数Rt b を演算
する機能を有し、 Rt b =Rr ×(1+Sb ) …(1) エンジン目標回転数Rr に減速駆動スリップ率Sc を
乗じた項を前記目標回転数Rr に加算してタイヤスリッ
プ補正した後の新たな回転数Rt c を演算する機能、す
なわち、減速部において、ダイナモメータ2を回転制御
するための次式(2)で示す新たな回転数Rt c を演算
する機能を有し、 Rt c =Rr ×(1+Sc ) …(2) エンジン目標回転数Rr に定速駆動スリップ率Sa を
乗じた項を前記目標回転数Rr に加算してタイヤスリッ
プ補正した後の新たな回転数Rt a を演算する機能、す
なわち、定速部において、ダイナモメータ2を回転制御
するための次式(3)で示す新たな回転数Rt a を演算
する機能を有する。 Rt a =Rr ×(1+Sa ) …(3)
【0034】このように、図1に示した制御フローにお
いて、回転発生器16と遅れ補正手段17との間に駆動
スリップ補正手段41を設け、この駆動スリップ補正手
段41から、加速走行時には駆動スリップ補正(タイヤ
スリップ補正)を考慮に入れた新たな目標回転数Rt b
を得ることができ、また、減速走行時には駆動スリップ
補正を考慮に入れた新たな目標回転数Rt c を得ること
ができ、更に、定速走行時には駆動スリップ補正を考慮
に入れた新たな目標回転数Rt a を得ることができる。
【0035】そして、上式(1)で表される新たな目標
回転パターンに従って、ダイナモメータ2を回転制御す
ることで加速走行時におけるタイヤと路面間のスリップ
を考慮にいれた実車走行中のエンジン回転を正確に再現
できる。
【0036】また、上式(2)で表される新たな目標回
転パターンに従って、ダイナモメータ2を回転制御する
ことで減速走行時におけるタイヤと路面間のスリップを
考慮にいれた実車走行中のエンジン回転を正確に再現で
きる。
【0037】更に、上式(3)で表される新たな目標回
転パターンに従って、ダイナモメータ2を回転制御する
ことで定速走行時におけるタイヤと路面間のスリップを
考慮にいれた実車走行中のエンジン回転を正確に再現で
きる。
【発明の効果】以上説明したように、この発明のエンジ
ン試験装置によれば、定速部、加速部、減速部毎にタイ
ヤと路面間のスリップを考慮にいれて新たな目標回転パ
ターンを作成し、この新たな目標回転パターンに従って
ダイナモメータを回転制御するするようにしているの
で、実車走行を正確にシミュレートすることができ、エ
ンジンの性能試験をより現実に近い状態で行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエンジン試験装置における制御フロ
ーの一例を示す図である。
【図2】この発明のエンジン試験装置で行うシミュレー
ションにおいて目標車速パターンから換算したエンジン
回転パターンとシャシダイナモ上で実車を走行させたと
きに計測したエンジン回転パターンを比較して示す図で
ある。
【図3】この発明のエンジン試験装置の全体構成を概略
的に示すものである。
【図4】(A)は目標車速パターンの一例を示す図であ
る。(B)は回転目標パターンの一例を示す図である。
【図5】従来のエンジン試験装置における制御フローを
示す図である。
【図6】従来のエンジン試験装置で行うシミュレーショ
ンにおいて目標車速パターンから換算したエンジン回転
パターンとシャシダイナモ上で実車を走行させたときに
計測したエンジン回転パターンを比較して示す図であ
る。
【符号の説明】
1…供試エンジン、1a…出力部、2…ダイナモメー
タ、7…ダイナモコントローラ、6…スロットルアクチ
ュエータ、12,12a,12b…目標車速パターン、
41…駆動スリップ補正手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャシダイナモ上の実車走行をシミュレ
    ートするために用いる試験対象である供試エンジンの出
    力部に接続されたダイナモメータと、このダイナモメー
    タを回転制御するダイナモコントローラと、前記供試エ
    ンジンのスロットル開度を制御するアクチュエータとを
    備え、前記ダイナモコントローラおよびアクチュエータ
    を制御して前記供試エンジンの出力を調節するエンジン
    試験装置において、目標車速パターン中の定速走行状態
    における定速駆動スリップ率(Sa )、加速走行状態に
    おける加速駆動スリップ率(Sb )および減速走行状態
    における減速駆動スリップ率(Sc )を実車走行時に発
    生するタイヤスリップを補正するためのデータとして予
    め演算し、記憶し、これら駆動スリップ率(Sa),
    (Sb )および(Sc )の値によって前記目標車速パタ
    ーンから換算して得たエンジン目標回転数(Rr )を前
    記各走行状態毎に補正し、この補正によって得られた新
    たなエンジン目標回転数をそれぞれシミュレーション時
    に用いることによりダイナモメータを回転制御するよう
    に構成したことを特徴とするエンジン試験装置。
  2. 【請求項2】 シャシダイナモ上の実車走行をシミュレ
    ートするために用いる試験対象である供試エンジンの出
    力部に接続されたダイナモメータと、このダイナモメー
    タを回転制御するダイナモコントローラと、前記供試エ
    ンジンのスロットル開度を制御するアクチュエータとを
    備え、前記ダイナモコントローラおよびアクチュエータ
    を制御して前記供試エンジンの出力を調節するエンジン
    試験装置において、目標車速パターン中の定速走行状態
    における定速駆動スリップ率(Sa )、加速走行状態に
    おける加速駆動スリップ率(Sb )および減速走行状態
    における減速駆動スリップ率(Sc )を実車走行時に発
    生するタイヤスリップを補正するためのデータとして予
    め演算し、記憶し、前記各走行状態毎に、前記エンジン
    目標回転数(Rr )に前記定速駆動スリップ率(Sa
    )、加速駆動スリップ率(Sb )あるいは減速駆動ス
    リップ率(Sc )を乗じた項を前記目標回転数(Rr )
    に加算した回転数(Rt a ){〔Rt a =Rr ×(1+
    Sa )〕、(Rt b )〔Rt b =Rr ×(1+Sb )〕
    あるいは(Rt c )〔Rt c =Rr ×(1+Sc )〕}
    をそれぞれタイヤスリップ補正した後の新たな回転数と
    し、これらをシミュレーション時に用いることによりダ
    イナモメータを回転制御するように構成したことを特徴
    とするエンジン試験装置。
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