JP2000314690A - 合板用つかみ具装置 - Google Patents

合板用つかみ具装置

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JP2000314690A
JP2000314690A JP11126608A JP12660899A JP2000314690A JP 2000314690 A JP2000314690 A JP 2000314690A JP 11126608 A JP11126608 A JP 11126608A JP 12660899 A JP12660899 A JP 12660899A JP 2000314690 A JP2000314690 A JP 2000314690A
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gripper
gripping
plywood
test
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Hisanori Fuse
寿則 布施
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験対象部分が厚み方向中心上に存在しない
合板の試験片を簡単な操作によって把持しても、試験片
に偏心荷重が作用することなく常に正確な引張負荷を与
えることのできる合板用つかみ具装置を提供する。 【解決手段】 一対のつかみ具1,2のうちの一方のつ
かみ具2に、他方のつかみ具1側の互いに平行に伸びる
ガイドプレート3a,3bを固着し、他方のつかみ具1
には、各ガイドプレート3a,3bに対してそれぞれ転
がり接触する複数のローラ(転がり軸受)41〜48回
動自在に支持することにより、つかみ具1および2が接
近/離隔する際に試験片Tの形態に起因してつかみ具1
または2に偏心力が作用しても、ガイドプレート3a,
3bに対して隙間なく転がり接触しているローラ41〜
48の存在によって偏心力によりつかみ具1または2が
移動することが阻止され、試験片Tに偏心荷重が作用す
ることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合板の引張試験等
をを行うべくその両端部を把持するためのつかみ具装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】木材合板のせん断方式による接着力試験
においては、図4に斜視図を例示するように、複数枚の
単板を積層してなる合板の試験片Tに表裏両側から切り
込みUを入れることによって、強度の測定対象部分Tt
のみによって試験片Tの両端が繋がれた状態とし、試験
片Tの両端部をそれぞれつかみ具によって把持して引張
荷重を与える(例えばJIS W1101,ASTM
D906)。この試験においては、図示のように強度の
測定対象部分Ttが試験片Tの厚み中心線上に位置しな
い場合もある。
【0003】このような試験に用いられるつかみ具装置
は、従来、図5に正面図を示すように、上部つかみ具5
1と下部つかみ具52を対向配置するとともに、下部つ
かみ具52の両側面にそれぞれ上部つかみ具51側に伸
びる互いに平行なガイド板53aおよび53bを固着
し、その各ガイド板53a,53bと上部つかみ具51
の両側面との間に若干の隙間Gを設けた構造が採用され
ている。このつかみ具装置においては、各つかみ具5
1,52はそれぞれ、つかみ具本体510,520上
に、互いに接近・離隔することによって試験片Tを把持
するためのつかみ歯511a,511b、521a,5
21bに支持した構造を持ち、各つかみ歯511a,5
11b、および521a,521bはつかみ具本体51
0,520にねじ込まれたボルトBによって個々に移動
できるようになっている。そして、上部つかみ具51の
各ボルトBは、各ガイド板53a,53bに形成された
スリット状の切り欠きSを貫通してその頭部が外部に至
るように構成されている。
【0004】ガイド板53a,53bは、図4に示すよ
うな試験片Tの両端部をそれぞれ上下のつかみ具51,
52の中央(各つかみ歯の開閉方向中心)で把持した状
態で、例えば下部つかみ具52を固定して上部つかみ具
51を上方に移動させることによって試験片Tに引張負
荷を与えたとき、上部つかみ具51が図中左右方向に変
位することを防止するためのものである。
【0005】すなわち、上下のつかみ具51,52の中
央で試験片Tを把持して、つかみ具51,52を離隔さ
せて試験片Tに引張負荷を与えた場合、その負荷中心C
は試験片Tの厚み中心上に位置するが、図4に示すよう
な厚み中心から逸脱した試験対象部分Ttを有する試験
片Tをこのような把持方法で負荷を与えると、その負荷
中心Cと試験片Tの上下の把持部を繋ぐ試験対象部分T
tとがずれるため、上部つかみ具51に偏心力が働いて
図5において左右方向にずれる結果、試験片Tに偏心荷
重が作用して正確な引張負荷を与えることができなくな
る。そこで、上部つかみ具51の左右両側にガイド板5
3a,53bを設けることにより、上部つかみ具51に
偏心力が働いて左右方向にずれたときにその一側面がい
ずれかのガイド板53a,53bに接触する結果、上部
つかみ具51はガイド板53aまたは53bに沿って上
方に移動し、左右方向へのずれを防止するようになって
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な従来の合板用つかみ具装置によれば、図4のような試
験片Tの試験に際して、上部かつみ具51は左右のガイ
ド板53a,53bにガイドされることによって左右方
向へのずれは抑制されるものの、上部つかみ具51の側
面とガイド板53a,53bとの間には隙間Gが存在し
ているため、その隙間Gの分だけ上部つかみ具51が左
右方向にずれ、試験片Wに偏心荷重が作用して正確に引
張負荷を与えることができないという問題がある。
【0007】ここで、図5に例示した従来のつかみ具装
置によって図4に例示した試験片Tの試験を行うに当た
り、試験対象部分Ttと負荷中心Cとが一致するように
上下のつかみ具51,52の各つかみ歯による把持位置
を調整したり、あるいは、図6に示すように、同じく試
験対象部分Ttと負荷中心Cとが一致するように試験片
Tと上下の各片方のつかみ歯511aおよび521aの
間にスペーサ54を介在させることにより、試験片Tに
偏心荷重が働くことを防止することはできるが、いずれ
も把持作業の操作性に劣り、作業能率が低下してしまう
という問題がある。
【0008】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
もので、図4に示したような試験対象部分Ttが厚み中
心から逸脱した合板の試験片Tであっても、これを簡単
な操作によって把持して、偏心荷重が作用することなく
常に正確な引張負荷を与えることのできる合板用つかみ
具装置の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の合板用つかみ具装置は、それぞれが試験片
の端部を把持するための開閉自在のつかみ歯を有するつ
かみ具の一対が、互いに接近/離隔自在に対向配置され
てなる合板用つかみ具装置において、一対のつかみ具の
うちの一方のつかみ具に、当該つかみ具による試験片の
把持方向に所定の間隔を開けて互いに平行に他方のつか
み具側に伸びる一対のガイドプレートが固着されている
とともに、他方のつかみ具には、その各ガイドプレート
に対してそれぞれ転がり接触する少なくとも2個ずつの
ローラが当該各ガイドプレートの長手方向に所定の間隔
を開けて回動自在に支持されていることによって特徴づ
けられる。
【0010】本発明は、一方のつかみ具に固着した一対
のガイドプレートに対して、他方のつかみ具に回動自在
に支持した複数のローラを転がり接触させることによっ
て、ガイドプレートとローラとの間に隙間を介在させる
ことを不要とし、所期の目的を達成しようとするもので
ある。
【0011】すなわち、本発明では、一方のつかみ具に
固着されて他方のつかみ具側の伸びる一対のガイドプレ
ートに対し、他方のつかみ具側に回動自在に支持したロ
ーラを、各ガイドプレートに対してその長手方向に所定
間隔を開けて少なくとも2個ずつ転がり接触させる。こ
れにより、一対のつかみ具を相互に接近/離隔させたと
き、各ガイドプレートに対して少なくとも各2個ずつの
ローラが隙間なく接触しながら各つかみ具が相対的に移
動し、それぞれのつかみ歯による試験片の把持方向には
移動することがなくなる。従って、図4に示すような試
験対象部分Ttが厚み中心から逸脱した試験片であって
も、試験片には偏心荷重が作用せず、常に正確な試験を
行うことができる。同時に、図6に示したようなスペー
サを用いたり、各つかみ具のつかみ歯を個別に移動可能
として試験片の厚み方向への把持位置を調整する必要が
全くなくなるため、各つかみ具上の一対のつかみ歯とし
て、把持方向への中央を挟んで互いに同期して逆向きに
移動する通常のつかみ具に多用されているタイプのもの
の選択が可能となり、合板用つかみ具による試験片の把
持作業の操作性を向上させることもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
好適な実施の形態について述べる。図1は本発明の実施
の形態の正面図であり、図2はそのA−A断面図、図3
は同じくそのB−B断面図である。
【0013】互いに対向する上部つかみ具1と下部つか
み具2は、それぞれつかみ具本体10,20と、その各
つかみ具本体10,20に対して摺動変位自在に支持さ
れた各一対のつかみ歯11a,11b、21a,21b
と、その各つかみ歯11a,11b、21a,21bを
それぞれつかみ具本体10,20に対して紙面に直交す
る方向に押さえるつかみ歯押さえ金具12a,12b、
22a,22bと、各つかみ歯11a,11b、21
a,21bを開閉するための開閉機構13,23を主た
る構成要素としている。そして、上部つかみ具1のつか
み具本体10の上面には、例えば材料試験機のクロスヘ
ッドに装着されたユニバーサルジョイントに接続するた
めの接続部14が、また、下部つかみ具2のつかみ具本
体20の下面には、同じく材料試験機のテーブルに装着
されたユニバーサルジョイントに接続するための接続部
24がそれぞれ設けられている。
【0014】各つかみ具本体10,20には、それぞれ
相手側に狭くなるくさび面Wが形成されており、各一対
のつかみ歯11a,11bおよび21a,21bはその
くさび面Wに対して摺動接触することによって、互いに
同期して接近/離隔する。
【0015】すなわち、開閉機構13,23は、つかみ
具本体10,20に取り付けられた水平の支点ピン13
a,23aと、その支点ピン13a,23aに一端が回
動自在に支持された操作レバー13b,23bと、各つ
かみ歯11a,11b、21a,21bのそれぞれに固
定されたブラケット13c,13d,23c,23d
と、その各ブラケット13cと13d間、および23c
と23d間にそれぞれ回動自在かつ軸方向に摺動自在に
挿入されたピン13e,23eと、そのピン13e,2
3eに一端が回動自在に支持され、他端が操作レバー1
3b,23bに対してピン接合されたリンク13f,2
3fによって構成されている。この構成において、操作
レバー13b,23bを図2に示す矢印D方向に操作す
ることによって各つかみ歯11a,11b、21a,2
1bがそれぞれくさび面Wに沿って上下動し、くさび面
Wの傾斜角度によって各つかみ歯11aと11b、およ
び21aと21bがそれぞれ接近/離隔する。従って、
操作レバー13b,23bを操作することにより、各つ
かみ歯11aと11b、および21aと21bはそれぞ
れの中心線を境に逆向きに移動して常にその中心線上に
試験片Tを把持することができる。
【0016】さて、下部つかみ具2のつかみ具本体20
の両側面には、それぞれガイドプレート3a,3bが固
着されており、この各ガイドプレート3a,3bは互い
に平行に上方に伸び、上部つかみ具1のつかみ具本体1
0の両側面に対して若干の隙間を介して対向している。
一方、上部つかみ具1のつかみ具本体10の両側面に
は、それぞれの上下両端部近傍に厚み方向に2個ずつ、
つまり各側面に計4個ずつの転がり軸受41〜48(4
2,46は図示されず)が、それぞれ水平軸の回りに回
動自在に支持されている。そして、これらの各転がり軸
受41〜48は、その外輪の外周面がガイドプレート3
a,3bに対して隙間0または若干の負の隙間を以て転
がり接触している。
【0017】以上の本発明の実施の形態によると、例え
ば図4に示したような合板の試験片Tの試験を行うに当
たり、試験片Tの両端部を上下のかつみ具1,2で把持
するが、その把持に当たっては、各操作レバー13b,
23bを操作することによりつかみ歯11aと11bの
センター、およびつかみ歯21aと21bのセンターに
それぞれ上下端を把持する。この状態で材料試験機のク
ロスヘッドを駆動して上部つかみ具1を下部つかみ具に
対して離隔させることによって試験片Tに引張負荷を与
えると、その負荷中心は試験片Tの試験対象部分Ttと
ずれるため、上部つかみ具1には偏心力が作用して左右
いずれかの方向にずれようとするが、各転がり軸受41
〜48が左右のガイドプレート3a,3bに対して隙間
なく転がり接触しているために左右への移動は阻止さ
れ、上部つかみ具1はクロスヘッドの移動方向、つまり
負荷方向にのみ移動する。従って、試験片Tには偏心荷
重は作用せず、正確な試験を行うことができる。
【0018】また、試験中において上部つかみ具1の各
転がり軸受41〜48はガイドプレート3aまたは3b
に対して隙間なく接触しているが、転がり接触であるが
故に摩擦抵抗が少なく、特に試験に影響を及ぼすことは
ない。
【0019】なお、以上の実施の形態では、下部つかみ
具2側にガイドプレート3a,3bを固着し、上部つか
み具1側に転がり軸受41〜48を支持した例を示した
が、上部つかみ具1側にガイドプレート3a,3bを固
着し、下部つかみ具2側に転がり軸受41〜48を支持
した構成を採用しても、上記と全く同等の作用効果を奏
することができる。
【0020】また、以上の実施の形態では、左右のガイ
ドプレートに対して転がり接触して上部つかみ具1の左
右方向への移動を阻止する部材として転がり軸受41〜
48を用いたが、これらは回動自在のローラとしてもい
いことは勿論である。
【0021】更に、本発明は、以上の実施の形態のよう
に引張負荷を与えるに際して下部つかみ具2を固定し、
上部つかみ具1を離隔させるほか、上部つかみ具1を固
定して下部つかみ具2を離隔させる使用方法を採用し得
ることは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、上下の
つかみ具の一方側に、試験片の把持方向に所定の間隔を
開けて互いに平行に他方側に伸びるガイドプレートを固
着するとともに、他方のつかみ具には、その各ガイドプ
レートに対して転がり接触するローラを、各ガイドプレ
ートごとにその長手方向に少なくとも2個ずつ設けてい
るから、試験片の両端を上下のつかみ具に把持してその
一方を他方に対して離隔させて試験片に引張負荷を与え
るとき、その負荷中心と試験片の試験対象部分とがずれ
ていて移動側のつかみ具に偏心力が作用しても、その偏
心力によるつかみ具の移動はローラのガイドプレートに
対する転がり接触により阻止される結果、試験片に偏心
荷重が作用することがなく、常に正確な試験を行うこと
ができる。同時に、このような構成の採用により試験片
に偏心荷重が作用しないことから、厚み方向中心位置に
試験対象部分が存在しない合板であっても、スペーサを
使用する等の対策を採ることなく、一対のつかみ歯が同
期して移動するセンター把持タイプのつかみ具の採用が
可能となり、合板の接着力試験等における試験片の把持
操作を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】合板の接着力試験に用いられる試験片の形態例
を示す斜視図である。
【図5】図4に示した試験片Tを把持するための従来の
合板用つかみ具装置の例を示す正面図である。
【図6】従来の合板用つかみ具装置を用いて図4の試験
片Tを把持するに当たり、負荷中心と試験対象部分Tt
とを一致させるための対策の例の説明図である。
【符号の説明】
1 上部つかみ具 2 下部つかみ具 10,20 つかみ具本体 11a,11b,21a,21b つかみ歯 13,23 開閉機構 3a,3b ガイドプレート 41〜48 転がり軸受 T 試験片 Tt 試験対象部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが試験片の端部を把持するため
    の開閉自在のつかみ歯を有するつかみ具の一対が、互い
    に接近/離隔自在に対向配置されてなる合板用つかみ具
    装置において、 一対のつかみ具のうちの一方につかみ具に、当該つかみ
    具による試験片の把持方向に所定の間隔を開けて互いに
    平行に他方のつかみ具側に伸びる一対のガイドプレート
    が固着されているとともに、他方のつかみ具には、その
    各ガイドプレートに対してそれぞれ転がり接触する少な
    くとも2個ずつのローラが当該各ガイドプレートの長手
    方向に所定の間隔を開けて回動自在に支持されているこ
    とを特徴とする合板用つかみ具装置。
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