JP2000316519A - 風味改良剤及びこれにより風味の改良された飲食物 - Google Patents

風味改良剤及びこれにより風味の改良された飲食物

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JP2000316519A
JP2000316519A JP11132617A JP13261799A JP2000316519A JP 2000316519 A JP2000316519 A JP 2000316519A JP 11132617 A JP11132617 A JP 11132617A JP 13261799 A JP13261799 A JP 13261799A JP 2000316519 A JP2000316519 A JP 2000316519A
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mannooligosaccharide
beverage
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Genichi Yoshikawa
源一 吉川
Akiyoshi Morimoto
明美 森本
Takuma Yano
拓磨 矢野
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性、経済性に優れており、さらに飲食物
の風味を向上させることのできる飲食物の風味改良剤及
びこれを用いて風味が改良された飲食物を提供する。 【解決手段】 β−マンノオリゴ糖を含有してなること
を特徴とする風味改良剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飲食物の風味改良剤
及びそれを用いて風味の改良された飲食物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】食品には、大きく分けて、安全性、栄養
性、嗜好性、貯蔵性、利便性及び経済性の6つの要素が
求められ、なかでも嗜好性は極めて重要な要素である。
甘味、酸味、塩味、苦味、旨味の基本味に辛味、渋味を
含めた味覚、これにこくと香りが加わって風味更には
色、形、音などを含めたいわゆる食味によって上述の嗜
好性が決定づけられている。
【0003】食塩は塩味を呈する代表的な物質である
が、味質改善の他に、浸透圧による保存性の向上や小麦
粉製品及び練り製品の結着性向上などの多様な改善効果
が知られており、多くの食品に広く利用されている。食
塩含有量は、例えば農産加工品では0.8重量%以上、
水産加工品では0.5重量%以上、調味料では0.4重
量%以上、畜産加工品では0.2重量%以上と言われて
いる。ところで食塩を含有する食品では、塩味をより緩
和しマイルドなものにする、いわゆる”塩かど”をと
り、風味を向上させる試みが以前から強く求められてお
り、例えば、グリチルリチンやステビア等の甘味料、グ
リシンやグルタミン酸等のアミノ酸或いは5’−リボヌ
クレオチド等の核酸やコハク酸等の有機酸を同時に添加
する方法が提案されている。しかし、塩味は後を引く持
続的な味質であるため、例えば甘味料を添加しても、持
続的に甘味を呈する甘味料でなければ逆に塩味や苦味を
強く感じるようになってしまう。また、アミノ酸や核酸
では、アミノ酸特有のアミノ酸臭や核酸の独特な味質な
どから添加量が制限され、単独では塩かどをとるには未
だ不十分であると指摘されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、安全性及び経済性を有し、より健康的な素材を用
いて食塩の塩かどをとり、かつ食塩が低減化されても相
応の旨味を与えることのできる飲食物の風味改良剤及び
それを用いて風味の改良された飲食物を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な課題を解決するために鋭意検討した結果、飲食物にβ
−マンノオリゴ糖を添加配合することによって風味が向
上され、こく味が増すということを見い出し、本発明を
完成するに到った。
【0006】すなわち、第一の発明はβ−マンノオリゴ
糖を含有してなることを特徴とする風味改良剤を要旨と
するものである。また、第二の発明はβ−マンノオリゴ
糖を含有してなることを特徴とする飲食物を要旨とする
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられるβ−マンノオリゴ糖とは、2〜10
個のマンノースがβ結合したオリゴ糖を主成分とするも
のであり、β結合は、β−1,1、β−1,2、β−
1,3、β−1,4、β−1,6結合等が挙げられる。
このようなマンノオリゴ糖は市販されているので、市販
品を使用すればよい。また、グアーガム、ローカストビ
ーンガム、コプラミール等の植物由来のマンナンを酵素
や酸を用いて分解したり、酵素β−マンノシダーゼの縮
合反応によってマンノースから製造することができる。
本発明においては、いかなる製法のβ−マンノオリゴ糖
であっても使用することができる。
【0008】上述のような方法で製造したβ−マンノオ
リゴ糖の分析は、高速液体カラムクロマトグラフィーに
より行うことができる。分析用カラムとしては、バイオ
ラッド社製アミネックスHPX−87Pを用い、カラム
温度85℃、流速0.6ml/minとし、水で溶出を
行う。糖の検出は示差屈折計を用い、標準品の定量値か
らβ−マンノオリゴ糖の濃度を求める。
【0009】本発明の風味改良剤は、上記のようなβ−
マンノオリゴ糖を含有するものであり、β−マンノオリ
ゴ糖そのものであってもよいし、適当な賦形剤で賦形し
たり、液状、顆粒状、細粒状などのいずれの形態でもよ
い。
【0010】本発明の対象となる飲食物としては、最終
的に食塩を含む飲食物であることが好ましく、代表的な
ものとしては、漬け物、パン等の農産加工品、ハム、ソ
ーセージ等の畜産加工品、水産練り製品等の水産加工
品、ハンバーグ等の調理済み製品、ソースや醤油等の調
味料等が挙げられる。
【0011】本発明において、上記のような飲食物にβ
−マンノオリゴ糖を配合するに際しては、最終的にβ−
マンノオリゴ糖が存在する状態となる条件であればその
配合方法は特に限定されるものではなく、例えば基礎と
なる上記飲食物の加工の工程においてβ−マンノオリゴ
糖を配合しても、あるいは基礎食品の加工終了時に配合
してもよく、各種飲食物の製造工程の実情に適した配合
方法を用いることができる。
【0012】β−マンノオリゴ糖の配合量としては食品
に添加される食塩の量などにも左右されるが基本的には
本発明におけるβ−マンノオリゴ糖の風味改良剤として
の作用を発揮する量であればよい。一般に食塩100部
(重量)に対してβ−マンノオリゴ糖1〜50部(重
量)が好ましい。
【0013】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 参考例1 以下の方法で、β−マンノオリゴ糖液を調製し、以下の
実施例に用いた。コプラミール20kg(脂肪分10
%、水分7.2%)を150Lの水に懸濁した後、スミ
チームACH(新日本化学工業株式会社製セルラーゼ、
力価50,000ユニット/g)を200g添加し、5
5℃で24時間攪拌下で反応させた。反応終了後、β−
マンノオリゴ糖を含む溶液130Lを得た。この溶液中
の糖の分析を高速液体カラムクロマトグラフィーにより
行った。分析の条件としては、分析用カラムとしてバイ
オラッド社製アミネックスHPX−87Pを用い、カラ
ム温度85℃、流速0.6mL/minで、水で溶出を
行った。糖の検出は示差屈折計を用い、標準品の定量値
からβ−マンノオリゴ糖の含有量を求めた。その結果、
この溶液130L中に4.4kgのβ−1,4マンノビ
オース、1.2kgのβ−1,4マンノトリオースが蓄
積していた。
【0014】次いで、β−マンノオリゴ糖を含むこの糖
液を、有限会社駒形機械製作所製の油圧圧搾機KS−2
型で圧搾し、糖液100Lを回収した。この液に、PH
が7.2になるまで石津製薬株式会社製の水酸化カルシ
ウムを加えた。さらに、武田薬品工業株式会社製の商品
名カルボラフィン(木質系粉末活性炭、薬品賦活)を2
kg加え、室温(25℃)で20分撹拌した。この処理
液を、薮田機械株式会社製の材質がポリプロピレンから
なり、通気度が0.5cc/cm2秒有する膜(品番Y
2)で5kg/m2の圧力をかけてろ過し、微小不溶性
分、油分の吸着した粉末活性炭を除去し、β−マンノオ
リゴ糖を含む清澄な糖液を100L得た。
【0015】この溶液を、アニオン交換樹脂(室町化学
株式会社製のダウエックスSAR、OH-型、ベッドボ
リューム30L)、カチオン交換樹脂(室町化学株式会
社製のダウエックスHCRW2、H+型、ベッドボリュ
−ム30L)、活性炭(三菱化学株式会社製のダイアホ
ープS80)にこの順序で通液し、β−マンノオリゴ糖
を含む溶液を回収した。回収した溶液をブリックス70
となるまでエバポレーターで濃縮した。この糖液中には
3.4kgのβ−1,4マンノビオース、1.0kgのβ
−1,4マンノトリオースが蓄積していた。
【0016】実施例1 β−マンノオリゴ糖の各種飲食物への添加と風味の改良
評価に使用した各種飲食物は以下の通りである。 1.醤油(本醸造:キッコーマン社製)10倍希釈 2.いりこだし(味の素社製)1g/150ml 3.かにすきのつゆ(イチビキ社製)3倍希釈 4.ほんだし(かつお風味:味の素社製)1g/150
ml 5.トマトジュース(カゴメ社製) 添加量としては、β−マンノオリゴ糖含有液として1.
0容量%(β−マンノオリゴ糖換算量として約0.7重
量%)とした。パネラーによりβ−マンノオリゴ糖を添
加した飲食物の風味と無添加の食品の飲食物とを比較し
た。その結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】この結果から、本発明のβ−マンノオリゴ
糖を添加した飲食物は添加しない飲食物と比較して明ら
かに風味が改良されていることが判る。すなわち、塩味
が和らぎ、こく味が増し、いや味が減少する効果があ
り、全体として食品の風味が改良されている。
【0019】比較例1 実施例1のβ−マンノオリゴ糖に代えてグルコース、フ
ラクトース、ガラクトース、ゲントース、フラクトオリ
ゴ糖、マルチトール(石津製薬株式会社製)をそれぞれ
約0.7重量%ずつ各飲食物に添加して同様に風味改良
効果を検討したが、グルコース、フラクトース、ガラク
トース、フラクトオリゴ糖、マルチトールは全ての飲食
物の甘味を増すのみであり、またゲントースは、苦味を
強く感じるのみであり、いずれにも風味の改良効果は見
られなかった。
【0020】実施例2 パンの風味改良効果 小麦粉(強力粉)300g、塩5g、砂糖15g、スキ
ムミルク6g、バター15g、ドライイースト3g及び
水200mlを用いて調製した生地にβ−マンノオリゴ
糖含有糖液を1重量%添加し、自動パン焼き機(船井電
気株式会社製)で焼き上げた。比較としてβ−マンノオ
リゴ糖を含有しないパンを同様にして焼き上げ、実施例
1と同様にして感応試験に付した。その結果、β−マン
ノオリゴ糖を含有するパンは含有しないパンと比較し
て、明らかに風味が改善され、後味も顕著に改善されて
いた。
【0021】実施例3 冷凍すり身の風味改良効果 にんじん10g、ごぼう100gをさきがけにして、あ
くをぬいた。冷凍すり身300gは半解凍のままフード
カッターに入れ、β−マンノオリゴ糖含有糖液を1g、
でんぷん9g、みりん3mlを添加して混合・撹拌し
た。カッターから取り出して、温度が上昇しないように
野菜をまぜて、好みの形に成形した。約175℃の油で
狐色になるまで揚げて、さつま揚げを調製した。β−マ
ンノオリゴ糖の添加によって、深みのある味のさつま揚
げとなった。
【0022】
【発明の効果】本発明の風味改良剤は、β−マンノオリ
ゴ糖を用いるため安全性及び経済性に優れており、さら
に飲食物の塩かどをとって飲食物の風味を向上させるこ
とができる。さらに、食品の風味改良が可能となるばか
りでなく、風味を維持したまま食塩を低減することが可
能である。また、本発明の飲食物は、風味に優れてお
り、さらに塩分の添加量を低減することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B017 LC02 LK13 4B032 DB01 DK14 DL06 4B039 LB01 LC06 LG40 4B047 LB08 LG26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 β−マンノオリゴ糖を含有してなること
    を特徴とする風味改良剤。
  2. 【請求項2】 β−マンノオリゴ糖を含有してなること
    を特徴とする飲食物。
JP11132617A 1999-05-13 1999-05-13 風味改良剤及びこれにより風味の改良された飲食物 Pending JP2000316519A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006042624A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Ajinomoto General Foods Inc クロロゲン酸含有飲料
JP2006169135A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Ajinomoto General Foods Inc マンノオリゴ糖類を含有する抗アレルゲン組成物
JP2006199706A (ja) * 2006-03-27 2006-08-03 Ajinomoto General Foods Inc マンノオリゴ糖を含有するミネラル吸収促進組成物
JP2009165498A (ja) * 2009-05-07 2009-07-30 Ajinomoto General Foods Inc クロロゲン酸含有飲料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006042624A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Ajinomoto General Foods Inc クロロゲン酸含有飲料
JP2006169135A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Ajinomoto General Foods Inc マンノオリゴ糖類を含有する抗アレルゲン組成物
JP2006199706A (ja) * 2006-03-27 2006-08-03 Ajinomoto General Foods Inc マンノオリゴ糖を含有するミネラル吸収促進組成物
JP2009165498A (ja) * 2009-05-07 2009-07-30 Ajinomoto General Foods Inc クロロゲン酸含有飲料

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