JP2000319136A - 毛髪の処理方法 - Google Patents

毛髪の処理方法

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JP2000319136A
JP2000319136A JP11133699A JP13369999A JP2000319136A JP 2000319136 A JP2000319136 A JP 2000319136A JP 11133699 A JP11133699 A JP 11133699A JP 13369999 A JP13369999 A JP 13369999A JP 2000319136 A JP2000319136 A JP 2000319136A
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JP
Japan
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hair
shampoo
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lauryl ether
weight
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JP11133699A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takahashi
洋 高橋
Takumi Kaneko
巧 金子
Kazuki Fujii
一樹 藤井
Katsumi Kanayama
勝美 金山
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Milbon Co Ltd
Original Assignee
Milbon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダメージ毛に対しても柔軟性・すべり性を付
与し、毛髪にべたつきを与えず、毛髪の周囲の水分に対
する抵抗力を高め、毛先の広がりに対する落ち着き効果
を付与することができる毛髪の処理方法を提供する。 【解決手段】 毛髪をポリオキシエチレンラウリルエー
テル硫酸ナトリウムとポリオキシエチレンラウリルエー
テル酢酸ナトリウムを含有するシャンプーで処理し、つ
いで塩化アルキルトリメチルアンモニウムとセタノール
とスクワランエマルションを含有する毛髪保護剤で処理
する。ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリ
ウムの含有量は2〜11重量%、ポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル酢酸ナトリウムの含有量は0.1〜5重
量%、塩化アルキルトリメチルアンモニウムの含有量は
0.1〜5重量%、セタノールの含有量は3〜10重量
%、スクワランエマルションの含有量はスクワランとし
て0.02〜1重量%が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪の処理方法に
関し、さらに詳しくは、ダメージ毛(損傷毛)に対して
も柔軟性・すべり性を付与し、かつ毛髪にべたつきを与
えず、しかも毛髪の周囲の水分に対する抵抗力を高め、
毛先の広がりに対する落ち着き効果を付与することがで
きる毛髪の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パーマネントウエーブ処理や毛量調整の
ために毛髪をかみそりで削ぐ技術に加え、最近はヘアカ
ラーが一般化してきている。そのような処理を受けた毛
髪は手触りがパサツク状態になってしまうだけでなく、
毛先(毛髪の先端から2cmぐらいまでの部分)が広が
り、整髪しにくい状態に変化してしまう。
【0003】そこで、このダメージを受けた毛髪の毛先
部分を電子顕微鏡にて観察したところ、毛髪表面のキュ
ーティクルが無い状態になっていることが判明した。こ
のようにキューティクルが無い状態になった毛髪は、外
気中の水分の影響を受け、ねじれなどが生じて毛先が広
がり、整髪しにくい状況になってしまう。そのため、シ
ャンプーで洗髪後に、ヘアリンス、ヘアコンディショナ
ー、ヘアトリートメントなどの毛髪保護剤を使用して、
毛髪を整髪しやすい状態にすることが行われている。
【0004】しかしながら、従来使用のシャンプーと毛
髪保護剤では毛髪全体に働くだけで、特に毛先に対して
優先的に働くものはなく、また、毛髪保護剤も油性成分
を多くし、その重さで毛先の広がりを抑えるようにして
いるため、毛髪にべたつきを与え、また、柔軟性・すべ
り性を充分に付与することができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のシャンプー・毛髪保護剤による毛髪の処理方法
の有する問題点を解決し、ダメージ毛に対しても柔軟性
・すべり性を付与し、かつ毛髪にべたつきを与えず、し
かも毛髪の周囲の水分に対する抵抗力を高め、毛先の広
がりに対する落ち着き効果を付与する毛髪の処理方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、毛髪を、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムとポリオキ
シエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウムとを含有さ
せたシャンプーで処理し、ついで、塩化アルキルトリメ
チルアンモニウムとセタノールとスクワランエマルショ
ンとを含有させた毛髪保護剤で処理するときは、正常な
毛髪に対してはもとより、ダメージ毛に対しても柔軟性
・すべり性を付与し、かつ毛髪にべたつきを与えず、し
かも毛髪の周囲の水分に対する抵抗力を高め、毛先の広
がりに対する落ち着き効果を付与することができること
を見出し、本発明を完成するにいたった。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において用いるシャンプー
は、上記のようにポリオキシエチレンラウリルエーテル
硫酸ナトリウムとポリオキシエチレンラウリルエーテル
酢酸ナトリウムとを含有するものであるが、上記ポリオ
キシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムとポリオ
キシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウムとは、ア
ニオン活性剤として毛髪を洗浄処理する際の主剤になる
とともに、毛髪に吸着して、毛髪保護剤に含有させた塩
化アルキルトリメチルアンモニウムやセタノール、スク
ワランエマルションなどとの相乗的作用により、毛髪の
周囲の水分に対する抵抗力を高め、毛先の広がりに対す
る落ち着き効果を付与する役割を果たすものである。
【0008】シャンプー中におけるポリオキシエチレン
ラウリルエーテル硫酸ナトリウムの含有量(シャンプー
中へのポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリ
ウムの配合量)は、純分で2〜11重量%、特に5〜9
重量%が好ましい。ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル硫酸ナトリウムのシャンプー中の含有量が上記範囲よ
り少ない場合は、泡立ちや洗浄力が低下したり、毛髪の
周囲の水分に対する抵抗力が低下したり、毛先の広がり
に対する落ち着き効果を付与することができなくなるお
それがあり、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸
ナトリウムのシャンプー中の含有量が上記範囲より多い
場合は、毛髪へのポリオキシエチレンラウリルエーテル
硫酸ナトリウムの吸着量が多くなりすぎて、毛髪がごわ
ついて風合いが低下する上に、毛髪の柔軟性などが低下
するおそれがある。
【0009】また、ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル酢酸ナトリウムのシャンプー中の含有量(シャンプー
中へのポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリ
ウムの配合量)は、純分で0.1〜5重量%、特に1〜
3重量%が好ましい。ポリオキシエチレンラウリルエー
テル酢酸ナトリウムのシャンプー中の含有量が上記範囲
より少ない場合は、泡立ちや洗浄力が低下したり、毛髪
の周囲の水分に対する抵抗力が低下したり、毛先の広が
りに対する落ち着き効果を充分に付与することができな
くなるおそれがあり、ポリオキシエチレンラウリルエー
テル酢酸ナトリウムのシャンプー中の含有量が上記範囲
より多い場合は、毛髪へのポリオキシエチレンラウリル
エーテル酢酸ナトリウムの吸着量が多くなりすぎて、毛
髪がごわついて風合いが低下する上に、毛髪の柔軟性な
どが低下するおそれがある。
【0010】本発明において用いるシャンプーは、上記
のようなポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナト
リウムとポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナト
リウムを水または水に適宜な溶剤を加えた液に溶解させ
ることによって調製されるが、その際、それら以外にも
それらの効果を損なわない範囲で他の成分を適宜添加す
ることができる。
【0011】そのような添加成分としては、例えば、ア
ニオン活性剤、両性活性剤、ノニオン活性剤、湿潤剤、
防腐剤、キレート剤、香料、着色剤、カチオン活性剤、
油性成分などが挙げられる。
【0012】また、上記シャンプーは、そのpHを6.
5〜8.5、特に6.7〜7.0に調整することが好ま
しい。シャンプーのpHが上記範囲より低い場合は、毛
髪の周囲の水分に対する抵抗力が低下したり、毛先の広
がりに対する落ち着き効果を充分に付与することができ
なくなるおそれがあり、シャンプーのpHが上記範囲よ
り高い場合は、洗浄効果が高くなりすぎて毛髪がきしつ
いて風合いが低下するおそれがある。
【0013】本発明において用いる毛髪保護剤には、ヘ
アリンス、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナー
などと呼ばれるものが含まれるが、この毛髪保護剤は前
記のように塩化アルキルトリメチルアンモニウム、セタ
ノールおよびスクワランエマルションを含有している。
【0014】上記毛髪保護剤中に含まれる塩化アルキル
トリメチルアンモニウムとセタノールは、毛髪に吸着
し、シャンプーに含有されているポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル硫酸ナトリウムやポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル酢酸ナトリウムとの相乗的作用により毛
髪の周囲の水分に対する抵抗力を高め、毛先の広がりに
対する落ち着き効果を付与するとともに、毛髪に柔軟性
・すべり性を付与する役割を果たすものと考えられる。
また、スクワランエマルションは、毛髪にべたつきを与
えることなく、特に毛髪の毛先部分に吸着し、その毛先
部分の表面に水分の影響を受けにくい保護皮膜を形成し
て、毛先部分における毛髪の周囲の水分に対する抵抗力
を高めたり、毛先の広がりに対する落ち着き効果を付与
する作用を助長するとともに、毛髪に柔軟性・すべり性
を付与する役割を果たすものと考えられる。
【0015】上記毛髪保護剤中には塩化アルキルトリメ
チルアンモニウムを含有させるが、この塩化アルキルト
リメチルアンモニウムとしては、例えば、塩化ステアリ
ルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルア
ンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウムなどが
用いられ、この塩化アルキルトリメチルアンモニウムの
毛髪保護剤中の含有量(毛髪保護剤中への塩化アルキル
トリメチルアンモニウムの配合量)は、純分で0.1〜
5重量%、特に0.5〜3重量%が好ましい。塩化アル
キルトリメチルアンモニウムの毛髪保護剤中の含有量が
上記範囲より少ない場合は、毛髪の周囲の水分に対する
抵抗力が低下したり、毛先の広がりに対する落ち着き効
果を充分に付与することができなくなったり、毛髪の柔
軟性が低下するおそれがあり、塩化アルキルトリメチル
アンモニウムの毛髪保護剤中の含有量が上記範囲より多
い場合は、毛髪への塩化アルキルトリメチルアンモニウ
ムの吸着量が多くなりすぎて、毛髪がごわついて風合い
が低下する上に、毛髪の柔軟性などがかえって低下する
おそれがある。
【0016】また、セタノールの毛髪保護剤中の含有量
(毛髪保護剤中へのセタノールの配合量)は、3〜10
重量%、特に5〜8重量%が好ましい。セタノールの毛
髪保護剤中の含有量が上記範囲より少ない場合は、毛髪
の周囲の水分に対する抵抗力が低下したり、毛先の広が
りに対する落ち着き効果を充分に付与することができな
くなるおそれがあり、セタノールの毛髪保護剤中の含有
量が上記範囲より多い場合は、粘度が高くなりすぎて、
毛髪への広がりが悪くなり、使用性が悪くなるおそれが
ある。
【0017】本発明において、毛髪保護剤中に含有させ
るスクワランエマルションとしては、例えば、スクワラ
ンを10〜30重量%含有し、ポリオキシエチレンステ
アリルエーテルなどのノニオン活性剤を用いて乳化した
ものが好ましく、そのようなスクワランエマルションの
市販品としては、例えば、高松油脂(株)からマイルド
フィニッシュ20Pなどの商品名で上市されているもの
が挙げられる。このスクワランエマルションの毛髪保護
剤中の含有量(毛髪保護剤中へのスクワランエマルショ
ンの配合量)は、スクワランとして0.02〜1重量
%、特に0.06〜0.6重量%が好ましい。このスク
ワランエマルションの毛髪保護剤中の含有量が上記範囲
より少ない場合は、毛髪の周囲の水分に対する抵抗力を
高める作用や毛先の広がりに対する落ち着き効果を付与
する作用を充分に助長することができなくなったり、毛
髪の柔軟性・すべり性が低下するおそれがあり、スクワ
ランエマルションの毛髪保護剤中の含有量が上記範囲よ
り多い場合は、毛髪にべたつきを与えるおそれがある。
【0018】本発明において用いる毛髪保護剤は、上記
塩化アルキルトリメチルアンモニウムとセタノールとス
クワランエマルションを水または水に適宜な溶剤を加え
た液に溶解させることによって調製されるが、その際、
それら以外にもそれらの効果を損なわない範囲で他の成
分を適宜添加できる。
【0019】そのような添加成分としては、例えば、カ
チオン活性剤、アニオン活性剤、両性活性剤、ノニオン
活性剤、油性成分、湿潤剤、防腐剤、キレート剤、香
料、着色料などが挙げられる。
【0020】また、上記毛髪保護剤は、そのpHを2.
0〜4.0、特に2.5〜2.8に調整することが好ま
しい。毛髪保護剤のpHが上記範囲より低い場合は、毛
髪の柔軟性が低下するおそれがあり、毛髪保護剤のpH
が上記範囲より高い場合は、毛髪の周囲の水分に対する
抵抗力が低下したり、毛先の広がりに対する落ち着き効
果を充分に付与することができなくなるおそれがある。
【0021】本発明において、上記シャンプーと毛髪保
護剤を用いて毛髪を処理する際の操作そのものは、従来
の毛髪の処理方法とほぼ同様でよい。例えば、上記シャ
ンプーで毛髪を洗浄処理する場合は、毛髪をお湯で充分
に予洗した後、シャンプーを適宜手のひらにとり毛髪に
塗付し、毛髪全体にゆきわたらせ、その状態でていねい
に洗い、お湯で充分に洗い流すのが好ましい。また、毛
髪保護剤による処理はシャンプーによる洗浄後、充分に
水気をとり、毛髪保護剤を毛先中心にたっぷり塗付し、
手のひらで全体になじませ、その後、水分を含ませて、
毛先をもみ込み、あとはお湯ですすぎ流すのが好まし
い。その際、シャンプーと毛髪保護剤の使用量として
は、通常のシャンプーや毛髪保護剤の場合と同様に3〜
20g程度が適している。
【0022】本発明の方法によって毛髪を処理すること
により、ダメージ毛に対しても柔軟性・すべり性を付与
し、かつ毛髪にべたつきを与えず、しかも毛髪の周囲の
水分に対する抵抗力を高め、毛先の広がりに対する落ち
着き効果を付与することができるのは、シャンプーにポ
リオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムとポ
リオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウムを含
有させ、毛髪保護剤に塩化アルキルトリメチルアンモニ
ウムとセタノールとスクワランエマルションを含有さ
せ、それらのシャンプーと毛髪保護剤を組み合わせて使
用することによるものであるが、そのような効果が奏さ
れるようになるメカニズムは、現在のところ必ずしも明
確ではないものの、次のように推定される。
【0023】すなわち、ダメージ毛に対しても柔軟性・
すべり性を付与することができるのは、毛髪保護剤中に
含有させた塩化アルキルトリメチルアンモニウムやセタ
ノールによる作用に加えて、毛髪保護剤中に含有させた
スクワランエマルションが毛髪の表面、特に毛先部分の
表面に柔軟性・すべり性の優れた保護皮膜を形成するこ
となどによるものと考えられる。ただし、スクワランを
エマルションにせず、スクワランそのものを毛髪保護剤
中に含有させた場合には、該毛髪保護剤で毛髪を処理し
た際に、スクワランが毛髪中に侵入し、毛髪の毛先部分
の表面に保護皮膜を形成することがないので、上記のよ
うな効果を奏し得ない。また、毛髪にべたつきを与えな
いのは、スクワランエマルションが流動パラフィンなど
の油性成分に比べてべたつきが少なく、適正な使用範囲
内では、毛髪保護剤中のスクワランエマルションが毛髪
にべたつきを与えることがないからである。そして、毛
髪の周囲の水分に対する抵抗力を高め、毛先の広がりに
対する落ち着き効果を付与することができるのは、シャ
ンプーでの洗浄処理により毛髪に吸着したシャンプー中
のポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム
とポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム
とが、毛髪保護剤による処理により毛髪に吸着した塩化
アルキルトリメチルアンモニウムとセタノールに結合す
ることにより、毛髪上に水分の影響を受けにくい保護皮
膜を形成することに加えて、上記スクワランエマルショ
ンが毛先部分の表面に形成する保護皮膜も水分の影響を
受けにくく、上記周囲の水分に対する抵抗力を高める作
用や毛先の広がりに対する落ち着き効果を付与する作用
を助長することなどによるものと考えられる。
【0024】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。なお、以下の実施例などにおい
て、濃度を示す%は重量%である。
【0025】実施例1および比較例1〜6 表1に示す組成で3種類のシャンプー(本発明品1−1
と比較品1−1〜1−2)と表2に示す組成で5種類
(本発明品2−1と比較品2−1〜2−4)の毛髪保護
剤を調製し、それらを表3に示すように組み合わせて実
施例1および比較例1〜6とした。なお、表中に示す各
成分の配合量を示す数値の単位は重量部である。また、
配合する成分で純分でないものについては、その濃度を
成分名の末尾にカッコ(括弧)書きで示す。そして、精
製水の配合量を示す「残余」とは精製水を加えることに
よって全体の量を100重量部にする量を意味してい
る。これらは以後の組成を示す表においても同様であ
る。
【0026】上記実施例1においては、その毛髪保護剤
の調製にあたって、スクワランエマルションを用いる
が、そのスクワランエマルションは高松油脂(株)製の
マイルドフィニッシュ20P(商品名、スクワラン濃度
20%)である。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】毛髪の処理にあたっては、上記シャンプー
と毛髪保護剤を表3に示す組み合わせになるように用
い、毛束に対してシャンプー処理と毛髪保護剤処理を行
い、その処理後の毛髪の周囲の水分に対する抵抗力、毛
先の広がりに対する落ち着き効果、べたつき、柔軟性、
すべり性について調べた。毛髪の周囲の水分に対する抵
抗力の評価結果を表4に示し、毛先の広がりに対する落
ち着き効果の評価結果を表5に示し、べたつきと柔軟性
とすべり性の評価結果を表6に示す。なお、処理にあた
って使用した毛束の詳細ならびに上記周囲の水分に対す
る抵抗力、毛先の広がりに対する落ち着き効果、べたつ
き、柔軟性、すべり性の評価方法は次に示すとおりであ
る。
【0031】使用毛束:女性の均一な健康毛で作製した
長さ25cm、重さ50gの毛束(この毛束は一端を糸
で縛り、他端を自由にしている関係で、自由端側が若干
広がっている)を5%ポリオキシエチレン(9E.
O.)ラウリルエーテル水溶液(ただし、EDTA−N
aを25mM含有させている)で洗浄した後、過酸化水
素系のブリーチ剤でブリーチ処理し、ついで、毛束をチ
オグリコール酸系のパーマネントウエーブ剤でウエーブ
処理した。
【0032】上記のようにして作製した毛束は、ブリー
チ処理およびそれに続くウエーブ処理によってダメージ
を受け、例えば、周囲の水分の影響を受けて膨潤し、水
分量が増えやすくなり、また、上記ウエーブ処理によっ
て自由端の広がりが大きくなり、固定端から自由端に向
かってスカート状に広がっている。なお、ブリーチ処理
およびそれに続くウエーブ処理を行わなかった毛束を
「未処理毛束」とし、その「未処理毛束」を構成する毛
髪を「未処理毛」とする。
【0033】シャンプーと毛髪保護剤による処理:上記
毛束1本当たりシャンプーを各1.5g、毛髪保護剤を
各5g用いる。シャンプーを用いて上記毛束を洗髪し、
水洗する。次いで、毛束から軽く水分を取り除き、毛束
に毛髪保護剤を塗付し、水洗、乾燥する。なお、上記シ
ャンプーと毛髪保護剤による処理を行わなかった毛束を
「ダメージ毛束未施術」とし、そのダメージ毛束未施
術」を構成する毛髪を「ダメージ毛未施術」とする。
【0034】周囲の水分に対する抵抗力:上記シャンプ
ーと毛髪保護剤による処理後の毛束の一部を一定の湿度
に調整した雰囲気中に保存して、その時の水分率と、同
様に一定の湿度に調整した雰囲気中に保存した未処理毛
束(ブリーチ処理およびそれに続くウエーブ処理を行わ
なかった毛束)の水分量から水分変化率を求め、その水
分変化率によって、毛髪の周囲の水分の対する抵抗力を
評価し、その結果を表4に示す。
【0035】すなわち、上記シャンプーと毛髪保護剤に
より処理後の毛束の一部と未処理毛束の一部を25℃、
相対湿度60%の雰囲気中に72時間保存して調湿した
後、カールフィッシャー法により190℃で1分間加熱
して気化させた水分量を測定し、下記の式により水分変
化率を求める。
【0036】
【0037】上記の式から求めた水分変化率では、その
値が小さいほど、毛髪の「周囲の水分に対する抵抗力」
が優れている。
【0038】毛先の広がりに対する落ち着き効果:上記
シャンプーと毛髪保護剤による処理後の毛束を、専門評
価者10名により、毛先の広がりに対する落ち着き効果
について評価した。その結果を表5に示す。評価はダメ
ージ毛未施術(シャンプーと毛髪保護剤による処理を行
われなったダメージ毛束未施術を構成する毛髪)の落ち
着いていない状態を0とし、最も落ち着いているものを
5とし、その間の状態のものを4、3、2、1のいずれ
かに評価させ、その評価結果を10名の平均値(ただ
し、小数点以下は四捨五入)で表示する。
【0039】べたつき:上記シャンプーと毛髪保護剤に
よる処理後の毛束を、専門評価者10名により、べたつ
きについて評価した。その結果を表6に示す。評価はダ
メージ毛未施術を0とし、上記シャンプーと毛髪保護剤
による処理によりべたつきが増えたものは+(プラス)
評価にし、その程度に応じて、+2、+1とし、上記シ
ャンプーと毛髪保護剤による処理によりべたつきが少な
くなったものを−(マイナス)評価にし、その程度に応
じて−2、−1として評価させ、その評価結果を10名
の平均値(ただし、小数点以下は四捨五入)で表示す
る。
【0040】柔軟性:上記シャンプーと毛髪保護剤によ
る処理後の毛束を、専門評価者10名により、柔軟性に
ついて評価した。その結果を表6に示す。評価はダメー
ジ毛未施術を0とし、上記シャンプーと毛髪保護剤によ
る処理により柔軟性が向上したものを+(プラス)評価
にし、その程度に応じて、+2、+1とし、上記シャン
プーと毛髪保護剤による処理による柔軟性が低下したも
のを−(マイナス)評価にし、その程度に応じて−2、
−1として評価させ、その評価結果を10名の平均値
(ただし、小数点以下は四捨五入)で表示する。
【0041】すべり性:上記シャンプーと毛髪保護剤に
よる処理後の毛束を、専門評価者10名により、すべり
性について評価した。その結果を表6に示す。評価はダ
メージ毛未施術を0とし、上記シャンプーと毛髪保護剤
による処理によりすべり性が向上したものを+(プラ
ス)評価にし、その程度に応じて、+2、+1とし、上
記シャンプーと毛髪保護剤による処理によりすべり性が
低下したものを−(マイナス)評価にし、その程度に応
じて−2、−1として評価させ、その評価結果を10名
の平均値(ただし、小数点以下は四捨五入)で表示す
る。
【0042】
【表4】
【0043】
【表5】
【0044】
【表6】
【0045】表4〜表6に示す結果から明らかなよう
に、実施例1で処理した毛髪は、周囲の水分に対する抵
抗力および毛先の広がりに対する落ち着き効果の評価値
が高く、かつ、べたつきがなく、しかも柔軟性およびす
べり性の評価値が高かった。すなわち、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル硫酸ナトリウムとポリオキシエチ
レンラウリルエーテル酢酸ナトリウムを含有するシャン
プーと塩化アルキルトリメチルアンモニウムとセタノー
ルとスクワランエマルションを含有する毛髪保護剤とを
使用して処理した実施例1は、ダメージ毛に対しても柔
軟性・すべり性を付与し、かつ毛髪にべたつきを与え
ず、しかも毛髪の周囲の水分に対する抵抗力を高め、毛
先の広がりに対する落ち着き効果を付与することができ
た。
【0046】これに対して、比較例1は実施例1に比べ
て周囲の水分に対する抵抗力の評価値が低く、比較例2
は周囲の水分に対する抵抗力、毛先の広がりに対する落
ち着き効果などの評価値が低く、比較例3は周囲の水分
に対する抵抗力、毛先の広がりに対する落ち着き効果、
柔軟性、すべり性などの評価値が低く、比較例4は周囲
の水分に対する抵抗力、毛先の広がりに対する落ち着き
効果、柔軟性などの評価値が低く、比較例5は周囲の水
分に対する抵抗力、毛先の広がりに対する落ち着き効
果、柔軟性などの評価値が低く、比較例6はべたつきが
大きかった。
【0047】実施例2〜3 表7に示す組成で2種類のシャンプー(本発明品1−2
〜1−3)と表8に示す組成で2種類の毛髪保護剤(本
発明品2−2〜2−3)を調製し、それらを表9に示す
ように組み合わせて実施例2〜3とした。上記実施例2
〜3で用いる毛髪保護剤の調製にあたってはスクワラン
エマルションを用いるが、そのスクワランエマルション
は実施例1の場合と同様に高松油脂(株)製のマイルド
フィニッシュ20P(商品名、スクワラン濃度20%)
である。
【0048】
【表7】
【0049】
【表8】
【0050】
【表9】
【0051】毛髪の処理にあたっては、上記シャンプー
と毛髪保護剤を表9に示す組み合わせになるように用
い、毛束(実施例1と同様のダメージ毛で構成される毛
束)に対して、実施例1の場合と同様にシャンプー処理
と毛髪保護剤処理を行い、その処理後の毛髪の周囲の水
分に対する抵抗力、毛先の広がりに対する落ち着き効
果、べたつき、柔軟性、すべり性について実施例1と同
様の評価方法により評価した。ただし、毛先の広がりに
対する落ち着き効果、べたつき、柔軟性、すべり性に関
しては、専門評価者10名に、実施例2と前記比較例1
〜6との間で評価させ、かつ実施例3と前記比較例1〜
6との間で比較させた。周囲の水分に対する抵抗力の評
価結果を表10に示し、毛先の広がりに対する落ち着き
効果の評価結果を表11に示し、べたつき、柔軟性、す
べり性の評価結果を表12に示す。
【0052】
【表10】
【0053】
【表11】
【0054】
【表12】
【0055】表10〜表12に示す結果から明らかなよ
うに、実施例2〜3で処理した場合も、ダメージ毛に対
しても柔軟性・すべり性を付与し、かつ毛髪にべたつき
を与えず、しかも毛髪の周囲の水分に対する抵抗力を高
め、かつ毛先の広がりに対する落ち着き効果を付与する
ことができた。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の毛髪の処
理方法によれば、ダメージ毛に対しても柔軟性・すべり
性を付与し、かつ毛髪にべたつきを与えず、しかも毛髪
の周囲の水分に対する抵抗力を高め、毛先の広がりに対
する落ち着き効果を付与することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 一樹 大阪市旭区赤川2丁目17番2号 株式会社 ミルボン内 (72)発明者 金山 勝美 大阪市旭区赤川2丁目17番2号 株式会社 ミルボン内 Fターム(参考) 4C083 AC021 AC022 AC071 AC072 AC122 AC182 AC302 AC401 AC402 AC482 AC542 AC642 AC691 AC692 AC712 AC781 AC782 CC33 DD31 EE05 EE07 EE28 EE29

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛髪を、ポリオキシエチレンラウリルエ
    ーテル硫酸ナトリウムとポリオキシエチレンラウリルエ
    ーテル酢酸ナトリウムとを含有するシャンプーで処理
    し、ついで、塩化アルキルトリメチルアンモニウムとセ
    タノールとスクワランエマルションとを含有する毛髪保
    護剤で処理することを特徴とする毛髪の処理方法。
  2. 【請求項2】 シャンプー中におけるポリオキシエチレ
    ンラウリルエーテル硫酸ナトリウムの含有量が2〜11
    重量%で、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナ
    トリウムの含有量が0.1〜5重量%であり、毛髪保護
    剤中における塩化アルキルトリメチルアンモニウムの含
    有量が0.1〜5重量%で、セタノールの含有量が3〜
    10重量%であり、スクワランエマルションの含有量が
    スクワランとして0.02〜1重量%である請求項1記
    載の毛髪の処理方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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