JP2000320249A - サッシ窓 - Google Patents

サッシ窓

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JP2000320249A
JP2000320249A JP11127652A JP12765299A JP2000320249A JP 2000320249 A JP2000320249 A JP 2000320249A JP 11127652 A JP11127652 A JP 11127652A JP 12765299 A JP12765299 A JP 12765299A JP 2000320249 A JP2000320249 A JP 2000320249A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下枠の断熱性能や防露性能を高くできるサッ
シ窓を提供すること。 【解決手段】 上枠11、下枠12および左右の縦枠を
四周枠組みした窓枠2に、障子6を組み合わせてサッシ
窓1を構成する。下枠12を、非鉄金属製の室内部材1
2B、中間部材12D、室外部材12Aと、室外部材1
2Aおよび中間部材12Dを連結する第1断熱部材12
Eと、中間部材12Dおよび室内部材12Bを連結する
第2断熱部材12Fとを備えて構成する。下枠12に、
第1および第2断熱部材12E,12Fの室内外方向に
配置された二重の断熱ラインが形成されるため、一重の
断熱ラインのみを有する従来の断熱サッシ窓に比べて断
熱性能を向上でき、防露性能も向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物に設けられる
サッシ窓に係り、特に引違い窓、片引き窓等のレールを
有するサッシ窓に関する。
【0002】
【背景技術】近年の建物においては、快適な生活空間を
形成し、かつ冷暖房に使用するエネルギーを減少させて
省エネルギー化をはかるために、外壁や建具等における
断熱性能が重視されている。このため、建物の窓を構成
するサッシ窓としても、断熱性能を有する断熱サッシが
用いられることが増えてきている。
【0003】このような断熱サッシとして、本出願人
は、引違い窓において、その窓枠の下枠における内レー
ルの室内側に断熱材を配置して下枠の室内露出面への熱
の伝導を遮断し、結露を防止したサッシ窓を既に出願し
ている(特開平10−8830号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、断熱サッシ
に求められる断熱性能は、省エネルギー化のさらなる推
進などのためにより高い性能が要求されるようになり、
従来のサッシ窓に比べてより高い断熱性能のサッシ窓が
求められるようになった。特に、サッシ窓の下枠は、結
露が発生するとその表面に結露水が付着して残ってしま
うため、サッシ窓の断熱性能や防露性能を向上させるう
えで、下枠の断熱性能を向上させることが最も重要であ
り、このため下枠の断熱性能や防露性能をより一層向上
させることが求められていた。
【0005】本発明の目的は、特に下枠の断熱性能や防
露性能を高くできるサッシ窓を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のサッシ
窓は、上枠、下枠および左右の縦枠を四周枠組みした窓
枠と、上框、下框および左右の竪框を四周框組みして面
材を組み込んだ障子とを備えて構成されるサッシ窓であ
って、前記下枠は、非鉄金属製の室内部材、中間部材、
室外部材と、この室外部材および中間部材を連結する第
1断熱部材と、中間部材および室内部材を連結する第2
断熱部材とを備えて構成されていることを特徴とするも
のである。
【0007】このようなサッシ窓においては、少なくと
も下枠は、第1および第2断熱部材の室内外方向に配置
された二重の断熱ラインを備えるため、一重の断熱ライ
ンのみを有する従来の断熱サッシ窓に比べて断熱性能を
向上でき、これにより防露性能も向上できる。
【0008】この際、前記下枠の室外部材には外レール
が形成され、中間部材には内レールが形成されているこ
とが好ましい。このような構成によれば、引違い窓のよ
うに、内外のレールが形成されている際に、内外のレー
ル間に第1断熱部材を配置し、内レールの室内側に第2
断熱部材を配置することができる。これにより、内レー
ル部分が室外部材と断熱されるため、内レール部分の断
熱性能や防露性能を向上でき、サッシ窓全体としても従
来に比べて断熱性能、防露性能を向上することができ
る。
【0009】また、前記上枠は、非鉄金属製の室内部
材、中間部材、室外部材と、この室外部材および中間部
材を連結する第1断熱部材と、中間部材および室内部材
を連結する第2断熱部材とから構成されていることが好
ましい。このような構成によれば、上枠にも、第1およ
び第2の断熱部材を配置しているので、上枠における断
熱性能をより向上でき、上枠での結露発生をより一層抑
えることができる。特に、上枠は、下枠に次いで断熱性
能、防露性能が求められる部位であるため、上枠を二重
断熱ラインにすることで、サッシ窓における断熱性能、
防露性能をより向上することができる。
【0010】さらに、縦枠を、下枠や上枠と同様に、非
鉄金属製の室内部材、中間部材、室外部材と、この室外
部材および中間部材を連結する第1断熱部材と、中間部
材および室内部材を連結する第2断熱部材とから構成し
てもよい。また、前記上枠および縦枠としては、非鉄金
属製の室内部材および室外部材と、この室内外部材を連
結する断熱部材とから構成されているものでもよいし、
アルミやステンレス等の非鉄金属で形成されているもの
でもよい。
【0011】障子を閉めた際に室内側に露出する前記窓
枠の露出面部は、断熱性カバーで被覆されていることが
好ましい。窓枠の露出面部を断熱性カバーで被覆すれ
ば、窓枠での結露を抑えることができ、窓枠における断
熱性能をより高めることができる。特に、前記下枠の中
間部材に内レールを形成した場合等では、中間部材の一
部が室外側に露出するため、この中間部材の室内側の露
出面部を断熱性カバーで被覆すれば、中間部材での結露
を抑えることができ、窓枠における断熱性能をより高め
ることができる。
【0012】また、前記下枠の各断熱部材の上面は、カ
バー材で被覆されていることが好ましい。このような構
成によれば、断熱部材がカバー材で被覆されて露出しな
いので意匠性を向上できる。なお、上枠や縦枠に断熱部
材を設けた場合にも、これらの断熱部材の開口内面側つ
まり室内側に露出する面を断熱性を有するカバー材等で
被覆することが好ましい。
【0013】さらに、前記障子は、前記各框を、非鉄金
属製の室外部材と、樹脂製の断熱性部材からなる室内部
材とから構成したものであることが好ましい。断熱性部
材からなる室内部材を備えた障子を用いれば、障子にお
ける断熱性能、防露性能を向上できる。従って、前記断
熱性能や防露性能に優れた窓枠と組み合わせてサッシ窓
を形成することで、サッシ窓における断熱性能、防露性
能をより一層向上することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。なお、各図面においては図面を見
やすくするために、窓枠や障子等の主要な構成部材には
断面を示すハッチングを省略して記載している。
【0015】図1,2には、本発明の第1実施形態のサ
ッシ窓1が示されている。本実施形態は、引違い窓に本
発明を適用したものであり、図1に示すように、下枠に
二重の断熱部材が設けられたアルミ形材二重断熱窓枠2
と、各框がアルミ材と樹脂製断熱性部材との複合材で構
成されたアルミ樹脂複合障子6とを組み合わせてサッシ
窓1が構成されている。
【0016】アルミ形材二重断熱窓枠2は、上枠11、
下枠12と左右両端の縦枠13とを四角枠状に接合して
形成されている。上枠11および左右両端の縦枠13
は、それぞれ非鉄金属であるアルミ製の形材で構成され
ている。
【0017】下枠12は、アルミ製の室外部材12A、
室内部材12B、中間部材12Dと、これらの各部材を
それぞれ連結するウレタン樹脂等で形成された第1断熱
部材12E、第2断熱部材12Fとで構成されたもので
ある。
【0018】この下枠12は、樹脂注入方式で製造され
ている。すなわち、前記室外部材12A、中間部材12
D、室内部材12Bは、それぞれアルミの押出成形によ
って一体成形されており、この一体成形された枠12の
凹状のウレタン注入ポケットにウレタン樹脂を注入して
硬化させた後に、前記室外部材12A、中間部材12D
および室内部材12Bの連結部をカッター等で切断して
分離することで下枠12を製造している。なお、下枠1
2としては、合成樹脂製の帯板状の断熱部材を各部材1
2A,12D,12B間にそれぞれ1枚以上配置し、か
しめて連結して構成したものを用いてもよい。
【0019】これらの上枠11、下枠12、縦枠13に
は、各枠11,12,13が取り付けられるまぐさ7、
窓台8、柱9の室外面に当接する取付片が形成されてい
る。そして、これらの取付片を釘やビスによってまぐさ
7、窓台8、柱9に取り付けることで、アルミ形材二重
断熱窓枠2は建物躯体側に取り付けられている。なお、
本実施形態では、下枠12の窓台8からの突出寸法が大
きいため、L字状の支持プレート25を例えば下枠12
の左右2カ所などに設けて下枠12を支持している。
【0020】また、上枠11、下枠12、縦枠13と建
物外壁との間には、適宜、バックアップ材26および充
填材27が充填されてシールされている。
【0021】上枠11の下面には、外レール16が垂設
され、この外レール16の室内側つまり窓枠2の開口内
周面には断熱性を有する樹脂等で形成された断熱性カバ
ー201が取り付けられている。上枠11は、まぐさ7
の室外面部分までしか設けられていないが、断熱性カバ
ー201は額縁210まで延長されており、上枠11の
室内側露出面部を被覆している。なお、本発明において
露出面部とは、窓枠2の開口内周面においてアルミ樹脂
複合障子6を閉めた際に室内側に露出する部分(見えが
かり部)を意味する。
【0022】また、上枠11には、内レール17用の部
材が配置されている。この内レール17は、断熱性カバ
ー201を介してまぐさ7にねじ込まれたビス等で断熱
性カバー201に取り付けられている。これにより、内
レール17部分は室内側に露出するが、断熱性カバー2
01が介在されていることで上枠11からの熱の伝達が
抑えられている。
【0023】一方、下枠12の前記室外部材12A、中
間部材12Dの各上面には、外、内の各下レール18,
19が立設されている。また、上枠11の室外側および
下枠12の室外部材12Aには網戸レール20がそれぞ
れ設けられている。
【0024】アルミ形材二重断熱窓枠2内に配置される
アルミ樹脂複合障子6は、室外側に配置されて外レール
16,18でガイドされる外障子6Aと、室内側に配置
されて内レール17,19でガイドされる内障子6Bと
を備えている。このため、前記第1断熱部材12Eは、
室内外方向の位置が内外の各障子6A,6B間となるよ
うに配置され、第2断熱部材12Fは、内障子6Bの室
内側に沿って配置されている。
【0025】これらの各障子6A,6Bは、上框61,
62と、下框63,64と、左右の竪框65,66と、
外召合せ框67および内召合せ框68とをそれぞれ四角
枠状に組んで構成されている。そして、各框61〜68
の内周面には、複層ガラス29がガスケット30を介し
て嵌合されている。
【0026】各框61〜66,68は、それぞれアルミ
製の室外部材61A〜66A,68Aと、ポリ塩化ビニ
ル樹脂等の合成樹脂製とされて断熱性を有する室内部材
61B〜66B,68Bとを接合して構成されている。
外召合せ框67は、アルミ製の形材で構成されている。
【0027】なお、各框61〜66,68の室外部材6
1A〜66A,68Aには、複層ガラス29の室外側を
保持するガラス保持辺が形成され、室内部材61B〜6
6B,68Bには複層ガラス29の室内側を保持するガ
ラス保持辺が形成されている。このため、各障子6A,
6Bでは、非鉄金属製の室外部材61A〜66A,68
Aが室内側に露出し、アルミ製の室外部材61A〜66
A,68Aが室内側に露出しないので、断熱性能や防露
性能が向上されている。
【0028】また、各上框61,62には、前記各レー
ル16,17を挟み込む摺動片31が嵌入され、各下框
63,64には、前記各レール18,19上を転動する
戸車32が回転自在に支持されている。また、これらの
障子6A,6Bの室外側には、網戸レール20でガイド
された図示しない網戸がレール20に沿って移動可能に
配置される。
【0029】窓枠2の下枠12および縦枠13には、上
枠11における断熱性カバー201と同様に、各障子6
A,6Bを閉めた際に室内側に露出する露出面部を被覆
する断熱性カバー202〜206がそれぞれ取り付けら
れている。
【0030】断熱性カバー202は、下枠12の室内部
材12Bの開口内面側、つまり室内側に露出する露出面
部を被覆している。なお、室内部材12Bは膳板211
部分まで延長されて窓台8にビスなどで取り付けられて
いるが、断熱性カバー202もこの室内部材12Bの延
長部分を完全に被覆するように延長され、断熱性能や防
露性能を向上させている。この断熱性カバー202は、
断熱性(低熱伝導性)を有する樹脂等で形成され、強度
を向上させるために中空部等を備えて形成されている。
さらに、室内部材12Bに対してビス等によって取り付
けられている。
【0031】断熱性カバー203は、下枠12の内レー
ル19と室内部材12Bとの間に嵌挿され、内レール1
9の室内側面、第2断熱部材12Fおよび室内部材12
Bの室外側面をそれぞれ被覆している。
【0032】断熱性カバー204は、前記内レール19
の室外側に配置されて前記内レール19にビス等で取り
付けられている。他の断熱性カバー202,203は下
枠12の全長に渡って設けられているのに対し、断熱性
カバー204は外障子6Aを閉めた際に外障子6Aが配
置される部分、つまり下枠12の全長の約半分の部分に
配置されている。そして断熱性カバー204には気密材
204Aが室外側に向けて取り付けられ、外障子6Aを
閉めた際に外障子6Aの室内面に圧接してシールするよ
うに構成されている。
【0033】断熱性カバー205は、一方の縦枠13に
おいて内障子6Bの戸先側の竪框66と対向した位置に
設けられたガイド片13Dの部分から室内側の部分に配
置され、縦枠13を介して柱9にねじ込まれたビス等で
縦枠13に取り付けられている。これにより、断熱性カ
バー205は、縦枠13において内障子6Bを閉めた際
に室内側に露出する露出面部を被覆している。
【0034】断熱性カバー206は、他方の縦枠13に
おいて外障子6Aの戸先側の竪框65の室内面にほぼ沿
った位置から室内側部分に配置され、縦枠13を介して
柱9にねじ込まれたビス等で縦枠13に取り付けられて
いる。これにより、断熱性カバー206も、外障子6A
を閉めた際に室内側に露出する露出面部を被覆してい
る。
【0035】なお、各縦枠13は額縁212までは延長
されていないが、断熱性カバー205,206は額縁2
12まで延長されて当接されている。
【0036】このような本実施形態において、サッシ窓
1を構成するには、窓枠2を、まぐさ7、窓台8、柱9
にビスや釘等で固定した後、各枠11,12,13に各
断熱性カバー201〜206をビス等で固定する。そし
て、各障子6A,6Bを窓枠2内に組み込むことでサッ
シ窓1が構成される。
【0037】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。 1)下枠12に、第1および第2断熱部材12E,12
Fの室内外方向に配置された二重の断熱ラインを設けて
いるので、一重の断熱ラインのみを有する従来の断熱サ
ッシ窓に比べて断熱性能を向上でき、これにより防露性
能も向上できる。特に、窓枠2のなかで、サッシ窓1の
断熱性能や防露性能を向上させるうえで最も重要な下枠
12の断熱性能を向上させているので、サッシ窓1全体
の断熱性能や防露性能を効果的に向上することができ
る。
【0038】2)前記各レール18,19の間に、第1
断熱部材12Eを介在しているので、室外に露出する室
外部材12Aが外気で冷やされても、その熱を第1断熱
部材12Eで遮ることができて内レール19が形成され
た中間部材12Dへの伝達を抑えることができる。この
ため、障子6を閉めた際に、室内側に一部露出する内レ
ール19の冷却を抑えることができ、断熱性能及び防露
性能をより向上することができる。
【0039】3)窓枠2の露出面部には断熱性カバー2
01〜206が被覆されているので、窓枠2での結露を
抑えることができ、窓枠2における断熱性能も高めるこ
とができる。特に、下枠12の室内部材12Bは、その
室内側露出面部だけでなく、室外側の面も断熱性カバー
203で被覆されているので、室外側からの熱伝達を非
常に小さくすることができ、室内部材12Bにおける断
熱性能や防露性能を非常に高くすることができる。ま
た、中間部材12Dの室内側露出面部は、断熱性カバー
203で被覆されているので、中間部材12Dの一部が
室外側に露出している場合でも、この中間部材12Dで
の結露を抑えることができ、窓枠2における断熱性能や
防露性能をより高めることができる。
【0040】4)上枠11や縦枠13は、額縁210,
212まで延長されておらず、断熱性カバー201,2
05,206のみを延長しているので、断熱性カバー2
01,205,206の額縁210,212に当接する
部分には上枠11や縦枠13が直接接触せず、枠材から
の熱伝達を抑えることができる。このため、仮に上枠1
1や縦枠13が外気で冷やされた場合でも、断熱性カバ
ー201,205,206の室内側端部には熱が伝達さ
れにくいため、結露の発生を抑えることができる。
【0041】5)断熱性カバー203が第2断熱部材1
2Fの上面を被覆しているので、第2断熱部材12Fが
室内側に露出することがなく、第2断熱部材12Fにお
ける断熱性能をより向上できるとともに、意匠性も向上
することができる。
【0042】次に、本発明の第2実施形態のサッシ窓4
0について、図3の縦断面図を参照して説明する。な
お、以下の説明において前記サッシ窓1の各構成要素と
同一あるいは相当構成要素には同一符号を付し、説明を
省略あるいは簡略する。
【0043】本実施形態では、下枠12に第1断熱部材
12Eの表面を被覆する断熱性カバー207を取り付け
るとともに、二重の断熱ラインを有する上枠41を用い
た点が前記第1実施形態と異なる。なお、縦枠13等の
他の構成は、第1実施形態と同一のため、図示および説
明を省略する。
【0044】断熱性カバー207は、断熱性を有する樹
脂材などで形成され、断面略L字状に形成されている。
そして、断熱性カバー207は、室外部材12Aおよび
中間部材12Dに跨って配置されて第1断熱部材12E
の上面つまり開口側表面を被覆するとともに、中間部材
12Dの室外側露出面も被覆している。
【0045】また、上枠41は、下枠12と同様に、ア
ルミ等の非鉄金属製の室外部材41A、室内部材41
B、中間部材41Dと、これらの各部材をそれぞれ連結
するウレタン樹脂等で形成された第1断熱部材41E、
第2断熱部材41Fとで構成されている。また、断熱性
カバー201は、室外部材41Aに形成された外レール
16の室内面から室内部材41Bまでを被覆するように
形成され、室内部材41Bを介してまぐさ7にねじ込ま
れたビスなどで上枠41に取り付けられている。
【0046】このような本実施形態によれば、前記第1
実施形態の1)〜5)と同じ作用効果を奏することがで
きる。 6)さらに、断熱性カバー207を設けて第1断熱部材
12Eを被覆しているので、第1断熱部材12Eを断熱
性カバー207で隠すことができて意匠性を向上するこ
とができるとともに、第1断熱部材12Eが直接外気に
触れることを防止できて断熱性能をより向上することが
できる。
【0047】7)断熱性カバー207は、中間部材12
Dの室外側露出面を被覆しているので、中間部材12D
が直接外気に触れることがなくなり、下枠12の断熱性
能や防露性能をより一層向上することができる。
【0048】8)下枠12だけでなく上枠41にも第
1、第2の断熱部材41E、41Fを介在させて二重の
断熱ラインを設けたので、上枠41における断熱性能お
よび防露性能を向上できる。特に、窓枠2のなかで、下
枠12に次いでサッシ窓1の断熱性能や防露性能を向上
させるうえで重要な上枠41の断熱性能を向上させてい
るので、サッシ窓1全体の断熱性能や防露性能をより一
層効果的に向上することができる。
【0049】9)さらに、断熱性カバー201におい
て、外気に直接接触して冷却されている室外部材41A
に接触する面積を小さくできるため、断熱性カバー20
1がより冷やされにくくなり、内レール17もより冷却
されにくくできる。このため、室内側に露出する内レー
ル17の断熱性能および防露性能も向上できる。
【0050】次に、本発明の第3実施形態のサッシ窓5
0について、図4の横断面図を参照して説明する。な
お、本実施形態においても、前記各サッシ窓1,40の
各構成要素と同一あるいは相当構成要素には同一符号を
付し、説明を省略あるいは簡略する。
【0051】本実施形態では、前記第1,2実施形態の
縦枠13の代わりに、図4に示すような二重の断熱ライ
ンを有する縦枠43を用いている。すなわち、縦枠43
は、下枠12と同様に、アルミ等の非鉄金属製の室外部
材43A、室内部材43B、中間部材43Dと、これら
の各部材をそれぞれ連結するウレタン樹脂等で形成され
た第1断熱部材43E、第2断熱部材43Fとで構成さ
れている。
【0052】これらの各第1断熱部材43E、第2断熱
部材43Fの配置位置は、室内外方向の位置が前記下枠
12の第1断熱部材12E、第2断熱部材12Fと一致
するように設定されている。
【0053】このような本実施形態によれば、前記第
1,2実施形態の1)〜9)と同じ作用効果を奏するこ
とができる。 10)さらに、下枠12だけでなく縦枠43にも第1、第
2の断熱部材43E、43Fを介在させて二重の断熱ラ
インを設けたので、縦枠43における断熱性能および防
露性能を向上でき、サッシ窓1全体の断熱性能および防
露性能を向上することができる。特に、下枠12、上枠
41および縦枠43のすべての枠に二重の断熱ラインを
設ければ、窓枠2全体の断熱性能および防露性能をより
一層向上することができる。
【0054】なお、本発明は、前述の各実施形態に限定
されない。例えば、第2実施形態の断熱性カバー207
を、断熱部材が介在されていない上枠11を有する第1
実施形態のサッシ窓の下枠12に取り付けてもよい。ま
た、断熱性カバー207は、第1断熱部材12Eのみを
被覆するように構成してもよい。さらに、断熱性カバー
207を設けずに、中間部材12Dの室外側露出面のみ
を被覆する断熱性カバーを設けてもよい。
【0055】また、上枠や縦枠としては、アルミ製の上
枠11、縦枠13や、二重の断熱ラインを有する上枠4
1、縦枠43に限らず、アルミやステンレスなどの非鉄
金属製の室内外部材を断熱部材で連結した断熱形材枠
や、アルミやステンレス材と樹脂製断熱性部材との複合
材で構成された非鉄金属樹脂複合枠や、アルミ材等と木
製断熱性部材との複合材で構成された非鉄金属木複合枠
や、樹脂材で形成された樹脂枠などの各種枠材を用いて
もよい。要するに、本発明では、少なくとも二重の断熱
ラインを有する下枠12を用いればよく、上枠や縦枠は
その窓枠に求められる断熱性能、意匠、コスト等を考慮
して適宜設定すればよい。なお、非鉄金属としてはアル
ミに限らず、ステンレスなどでもよく、これらは実施に
あたって適宜設定すればよい。
【0056】また、断熱部材12E,12F,41E,
41F,43E,43Fとしては、前記各実施形態のよ
うに樹脂を注入したものに限らず、帯板状に形成されて
枠材にかしめで取り付けられる断熱材を用いてもよい。
すなわち、アルミ等の非鉄金属製の室外部材12A,4
1A,43A、室内部材12B,41B,43B、中間
部材12D,41D,43Dを別々に成形し、ポリプロ
ピレン等の合成樹脂やガラス繊維強化樹脂等で予め形成
された帯板状の断熱材を、室外部材12A,41A,4
3Aおよび中間部材12D,41D,43D間と、中間
部材12D,41D,43Dおよび室内部材12B,4
1B,43B間にそれぞれ1枚以上配置し、前記断熱材
の両端縁を室外部材12A,41A,43A、中間部材
12D,41D,43D、室内部材12B,41B,4
3Bの固定片間に配置し、固定片をかしめ用ローラ等を
用いてかしめて断熱材に食い込ませることで室外部材1
2A,41A,43A、室内部材12B,41B,43
B、中間部材12D,41D,43Dを連結して、下枠
12や上枠41、縦枠43を構成してもよい。なお、上
枠、縦枠を室外部材、室内部材およびこれらの室内外部
材を連結する断熱部材で構成する際にも、樹脂注入の断
熱部材に限らず、かしめで取り付けられる帯板状の断熱
部材を用いてもよい。
【0057】また、前記第2実施形態の上枠41は、第
2断熱部材41Fの室内外位置が下枠12の第2断熱部
材12Fよりも室内側に位置していたが、これらの位置
が同じになるように上枠41を形成してもよい。このよ
うに構成すれば、特に縦枠として二重の断熱ラインを有
する縦枠43を用いることで、窓枠2に四周連続する断
熱ラインを二重に設けることができ、断熱性能および防
露性能を非常に向上することができる。
【0058】一方、障子としても、前記実施形態のアル
ミ樹脂複合障子6に限らず、上框、下框、竪框がそれぞ
れアルミ等の非鉄金属製の室外部材、室内部材と、これ
らの室内外部材を連結するウレタン樹脂(樹脂注入タイ
プや帯板状のかしめタイプ)等の合成樹脂製の断熱部材
とで構成された断熱形材障子を用いてもよい。また、非
鉄金属製の室外部材と木製の断熱性部材からなる室内部
材とを接合して構成された非鉄金属木複合障子を用いて
もよい。さらに、框材が合成樹脂等の断熱性部材のみで
構成された断熱障子を用いてもよい。
【0059】さらに、各框がアルミやステンレスなどの
非鉄金属のみで形成された一般的な障子を用いてもよ
い。要するに、障子も、要求される断熱性能、意匠、コ
ストなどを考慮して適宜選択すればよい。特に、各框
を、非鉄金属製の室外部材と、樹脂製の断熱性部材から
なる室内部材とから構成したアルミ樹脂複合障子6のよ
うに、室内部材等の障子において室内側に露出する部分
に断熱性部材である樹脂や木等を設ければ、障子におけ
る断熱性能、防露性能を向上できる。従って、前記断熱
性能や防露性能に優れた窓枠と組み合わせてサッシ窓を
形成することで、サッシ窓における断熱性能、防露性能
をより一層向上することができる。
【0060】断熱性カバー201〜207は、必要に応
じて適宜配置すればよく、必ずしも設けなくてもよい。
特に、窓枠2の各枠に断熱部材を介在させて窓枠自体の
断熱性能を向上させた場合には、断熱性カバー201〜
207は必ずしも設けなくてもよい。
【0061】さらに、前記実施形態では、引違い窓とし
て用いられるサッシ窓について説明したが、本発明は、
引違い窓以外の片引き窓等にも適用することができる。
【0062】また、前記障子6には、複層ガラス29を
配置していたが、単板ガラスを配置してもよく、これら
も断熱性能などを考慮して設定すればよい。さらに、網
入りガラスを用いた複層ガラス29を配置してもよい。
【0063】
【発明の効果】このような本発明のサッシ窓によれば、
特に下枠の断熱性能や防露性能を高くできるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のサッシ窓を示す縦断面
図である。
【図2】本発明の第1実施形態のサッシ窓を示す横断面
図である。
【図3】本発明の第2実施形態のサッシ窓を示す縦断面
図である。
【図4】本発明の第3実施形態のサッシ窓を示す横断面
図である。
【符号の説明】
1,40,50…サッシ窓、2…アルミ形材二重断熱窓
枠、6…アルミ樹脂複合障子、6A…外障子、6B…内
障子、11,41…上枠、12…下枠、12A,41
A,43A…室外部材、12B,41B,43B…室内
部材、12D,41D,43D…中間部材、12E,4
1E,43E…断熱部材、12F,41F,43F…断
熱部材、13,43…縦枠、16,18…外レール、1
8,19…内レール、29…複層ガラス、30…ガスケ
ット、32…戸車、61,62…上框、63,64…下
框、65,66…竪框、67…外召合せ框、68…内召
合せ框、201〜207…断熱性カバー。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上枠、下枠および左右の縦枠を四周枠組
    みした窓枠と、上框、下框および左右の竪框を四周框組
    みして面材を組み込んだ障子とを備えて構成されるサッ
    シ窓であって、 前記下枠は、非鉄金属製の室内部材、中間部材、室外部
    材と、この室外部材および中間部材を連結する第1断熱
    部材と、中間部材および室内部材を連結する第2断熱部
    材とを備えて構成されていることを特徴とするサッシ
    窓。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のサッシ窓において、 前記下枠の室外部材には外レールが形成され、中間部材
    には内レールが形成されていることを特徴とするサッシ
    窓。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のサッシ
    窓において、 前記上枠は、非鉄金属製の室内部材、中間部材、室外部
    材と、この室外部材および中間部材を連結する第1断熱
    部材と、中間部材および室内部材を連結する第2断熱部
    材とから構成されていることを特徴とするサッシ窓。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のサッシ
    窓において、 前記窓枠において障子を閉めた際に室内側に露出する露
    出面部が断熱性カバーで被覆されていることを特徴とす
    るサッシ窓。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のサッシ
    窓において、 前記下枠の各断熱部材の上面は、カバー材で被覆されて
    いることを特徴とするサッシ窓。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のサッシ
    窓において、 前記障子は、前記各框を、非鉄金属製の室外部材と、樹
    脂製の断熱性部材からなる室内部材とから構成したもの
    であることを特徴とするサッシ窓。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101395460B1 (ko) * 2010-04-30 2014-05-30 (주) 엘지토스템비엠 외단열 이중 창호
JP2023031758A (ja) * 2021-08-25 2023-03-09 Ykk Ap株式会社 建具

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