JP2000320543A - 滑り軸受 - Google Patents

滑り軸受

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JP2000320543A
JP2000320543A JP12718999A JP12718999A JP2000320543A JP 2000320543 A JP2000320543 A JP 2000320543A JP 12718999 A JP12718999 A JP 12718999A JP 12718999 A JP12718999 A JP 12718999A JP 2000320543 A JP2000320543 A JP 2000320543A
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JP
Japan
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peripheral surface
shaft
bearing
inner peripheral
bearing body
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JP12718999A
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Katsumi Saito
勝巳 斉藤
Sakae Matsumoto
栄 松本
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受本体の内周面とシャフトの外周面との間
の潤滑機能を十分に確保することにより、シャフトの回
転に伴う異音の発生を抑えると共に、シャフトの回転時
における摩擦トルクをも十分に低く抑えること。 【解決手段】 合成樹脂等からなりステアリングコラム
3内に圧入固定した軸受本体11の摺接内周面20に、
ステアリングシャフト2が回転自在に摺接して支持して
あり、この軸受本体11の摺接内周面20に、多数の微
小凹部が形成してある。これら多数の微小凹部に、例え
ばグリース等の潤滑剤を貯留することができると共に、
この微小凹部は、例えば、樹脂成型で表面仕上げに用い
る「シボ」であり、表面粗さとしては、JIS規格で
1.6〜12.5μmRaが好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸受本体の内周面
とシャフトの外周面との間の潤滑機能を十分に確保する
ことにより、シャフトの「ガタつき」等の振動や打音を
十分に吸収すると共に、シャフトの回転時における摩擦
トルクを十分に低く抑えた滑り軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用ステアリングコラムで
は、ステアリングシャフトが低回転であり、その伝達ト
ルクが低いことから、回転条件に関する要求はそれ程高
くはないが、主として、ステアリングシャフトに作用す
る振動を吸収する必要性から、ステアリングシャフトを
回転自在に支承する軸受には、ボールベアリングではな
く、滑り軸受を用いるのが一般的になっている。
【0003】このようなステアリングコラムに用いる滑
り軸受としては、例えば、実公平1−28338号公報
では、ステアリングコラムの内周面に、合成樹脂からな
る筒状の軸受本体が単体で圧入固定してあり、この筒状
の軸受本体の内周面に、ステアリングシャフトが回転自
在に摺動支持してある。
【0004】また、実公昭55−28898号公報や実
公昭58−54292号公報では、ステアリングコラム
の内周面に、合成樹脂等からなる筒状の軸受本体が圧入
固定してあり、この軸受本体の外周面に設けた凹溝に、
板バネまたはOリングが弾性的に介装してあり、筒状の
軸受本体の内周面に、ステアリングシャフトが回転自在
に摺動支持してある。
【0005】このように構成した滑り軸受は、ステアリ
ングシャフトに作用する「ガタつき」等の振動や打音を
吸収する振動吸収機能を発揮すると共に、ステアリング
シャフトの回転時における摩擦トルクを低く抑える低摩
擦トルク機能を発揮するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記実公平
1−28338号公報、実公昭55−28898号公報
および実公昭58−54292号公報に開示された滑り
軸受では、筒状の軸受本体は、その内周面でステアリン
グシャフトの外周面に摺接してあるが、この軸受本体の
内周面は、平滑(平坦)に仕上げてある。そのため、軸
受本体の内周面とステアリングシャフトの外周面との間
では、グリース等の潤滑剤が油膜切れを生起するといっ
た虞れがある。
【0007】このように、潤滑状態があまり良くない
と、滑り軸受の潤滑機能が劣化され、異音が生起される
といったことがあると共に、低摩擦トルク機能も劣化さ
れ、摩擦トルクの上昇が生起されるといったことがあ
る。
【0008】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであって、軸受本体の内周面とシャフトの外
周面との間の潤滑機能を十分に確保することにより、異
音の発生を抑えると共に、シャフトの回転時における摩
擦トルクを十分に低く抑えた滑り軸受を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る滑り軸受は、弾性体からなりハウジン
グ内に圧入固定した軸受本体の摺接内周面に、シャフト
を回転自在に摺接して支持する滑り軸受において、前記
軸受本体の摺接内周面に、多数の微小凹部を形成したこ
とを特徴とする。
【0010】このように、本発明によれば、軸受本体の
摺接内周面に、多数の微小凹部が形成してあるため、こ
れら多数の微小凹部に、例えばグリース等の潤滑剤を貯
留することができる。そのため、シャフトの回転時等
に、グリース等が軸受本体の内周面とシャフトの外周面
との間に行き渡り、この間の潤滑性能を継続的に十分に
確保することができる。したがって、シャフトの回転に
伴う異音の発生を抑えることができると共に、シャフト
の回転時における摩擦トルクを十分に低く抑えることが
できる。
【0011】なお、上述した微小凹部は、例えば、樹脂
成型で表面仕上げに用いる「シボ」であり、表面粗さと
しては、JIS規格で1.6〜12.5μmRaが好適
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
滑り軸受を図面を参照しつつ説明する。
【0013】図1は、車両用ステアリング装置取付状態
を示す断面図であり、図2は、本発明の実施の形態に係
る滑り軸受をステアリングコラム用軸受として用いた時
の断面図であり、図3は、上半分は図2の矢印A方向か
ら視た矢視図であり、下半分は図2のIII−III線
に沿った断面図である。
【0014】図1に示すように、上部にステアリングホ
イール5を有するステアリングシャフト2は、ステアリ
ングコラム3(ハウジング)の上端内面に圧入した滑り
軸受1により、回転自在に支承されており、ステアリン
グコラム3は、上部がコラムブラケット4により車体部
分6に固定され、下端がステアリングギヤボックス部7
に固定されている。
【0015】滑り軸受1は、図2および図3に示すよう
に、合成樹脂製の軸受本体11と、軸受本体11の外周
面に設けた凹溝11Aに嵌合したOリング等の弾性リン
グ12とからなる。
【0016】軸受本体11には、軸方向外面から内面ま
で幅広く摺り割ったスリット11Bが設けられており、
1mm程度直径の異なったステアリングシャフトに対し
ても共通して使用できる。
【0017】軸受本体11の外径寸法は、弾性リング1
2を嵌合せず、また、ステアリングコラム3にも嵌合し
ていない自然状態において、ステアリングコラム3の軸
受嵌合面内径寸法に等しいか、または大きくなってい
る。また、その内径寸法は、軸受11の肉厚がステアリ
ングコラムの軸受嵌合面内径寸法からステアリングシャ
フトの外径寸法を減算した値の半分以下になるように定
める。
【0018】弾性リング12は、軸受本体11Aに嵌合
したとき、凹溝11Aとの関係において、ステアリング
シャフト2との間の軸受スキマを零にする線径および内
外径寸法を有するものであり、また、軸受本体11の外
周面から突出する線径を有するものである。
【0019】このような滑り軸受1をステアリングコラ
ム3とステアリングシャフト2との間に装着すると、弾
性リング12は、ステアリングコラム3に圧入嵌合し、
ステアリングコラム軸受嵌合面と軸受本体11との間に
は、微小隙間が生じ、弾性リング12は、ステアリング
コラム3に対し軸受本体11を弾性支持する。また、弾
性リング12の巻き締めによりステアリングシャフト2
との間の軸受スキマは零となる。
【0020】このような滑り軸受1は、ステアリングコ
ラム3に装着するとき、弾性リング12のみが圧入とな
り、軸受本体11は、すきま嵌めとなるため、組み付け
作業が容易である。
【0021】さらに、本実施の形態では、軸受本体11
の摺接内周面20に、多数の微小凹部が形成してある。
この微小凹部は、具体的には、樹脂成型で表面仕上げに
用いる「シボ」であり、表面粗さとしては、JIS規格
で1.6〜12.5μmRaが好適である。但し、この
微小凹部の形状、寸法は、種々のものであってもよい。
【0022】このように、軸受本体11の摺接内周面2
0に、多数の微小凹部が形成してあるため、これら多数
の微小凹部に、例えばグリース等の潤滑剤を貯留するこ
とができる。そのため、ステアリングシャフト2の回転
時等に、グリース等が軸受本体11の内周面20とステ
アリングシャフト2の外周面との間に行き渡り、この間
の潤滑性能を継続的に十分に確保することができる。
【0023】したがって、ステアリングシャフト2の回
転に伴う異音の発生を抑えることができると共に、ステ
アリングシャフト2の回転時における摩擦トルクを十分
に低く抑えることができる。
【0024】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されず、種々変形可能である。
【0025】例えば、上記実施の形態では、本発明に係
る滑り軸受は、ステアリングコラム用軸受に適用してい
るが、このステアリングコラムの緩衝用軸受に限定され
ず、他の車両用部品に適用してもよく、また、車両以外
に適用してもよい。
【0026】また、滑り軸受の形状、構造、寸法等は、
上記実施の形態に限定されず、種々変形可能であり、例
えば、上記実施の形態では、軸受本体11は、ステアリ
ングコラム3内に圧入していないが、圧入するように構
成してもよく、また、弾性リング12等は、特に、設け
ていなくてもよい。
【0027】さらに、軸受本体は、二重構造であっても
よく、例えば、ステアリングコラム等のハウジング内に
圧入したアウターブッシュと、このアウターブッシュ内
に挿入してあると共にステアリングシャフト等のシャフ
トを回転自在に摺接して支持するインナーブッシュとか
ら構成してあってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
軸受本体の摺接内周面に、多数の微小凹部が形成してあ
るため、これら多数の微小凹部に、例えばグリース等の
潤滑剤を貯留することができる。そのため、シャフトの
回転時等に、グリース等が軸受本体の内周面とシャフト
の外周面との間に行き渡り、この間の潤滑性能を継続的
に十分に確保することができる。したがって、シャフト
の回転に伴う異音の発生を抑えることができると同時
に、シャフトの回転時における摩擦トルクを十分に低く
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ステアリング装置取付状態を示す断面
図。
【図2】本発明の実施の形態に係る滑り軸受をステアリ
ングコラム用軸受として用いた時の断面図。
【図3】上半分は図2の矢印A方向から視た矢視図であ
り、下半分は図2のIII−III線に沿った断面図。
【符号の説明】
1 滑り軸受 2 ステアリングコラム(ハウジング) 3 ステアリングシャフト(シャフト) 4 コラムブラケット 5 ステアリングホイール 6 車体部分 7 ステアリングギヤボックス部 11 軸受本体 11A 凹溝 11B スリット 12 弾性リング 20 摺接内周面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性体からなりハウジング内に圧入固定し
    た軸受本体の摺接内周面に、シャフトを回転自在に摺接
    して支持する滑り軸受において、 前記軸受本体の摺接内周面に、多数の微小凹部を形成し
    たことを特徴とする滑り軸受。
JP12718999A 1999-05-07 1999-05-07 滑り軸受 Withdrawn JP2000320543A (ja)

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Effective date: 20060801