JP2000320654A - Cvt型変速装置の圧力媒体供給装置 - Google Patents

Cvt型変速装置の圧力媒体供給装置

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JP2000320654A
JP2000320654A JP2000130905A JP2000130905A JP2000320654A JP 2000320654 A JP2000320654 A JP 2000320654A JP 2000130905 A JP2000130905 A JP 2000130905A JP 2000130905 A JP2000130905 A JP 2000130905A JP 2000320654 A JP2000320654 A JP 2000320654A
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pump
control
throttle
medium supply
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Egon Eisenbacher
アイゼンバッハー エゴン
Manfred Unsoeld
ウンゼルト マンフレート
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CVT型変速装置の圧力媒体供給装置におい
て、動力車の内燃機関の作動パラメータおよび操作パラ
メータの変化に即座に適合できるようにする。 【解決手段】変速比を可変にするために調整シリンダ
(22,24)に圧力媒体を供給可能とするポンプ(3
0)を備え、ポンプ(30)に調整弁装置(28)が付
設され、搬送流を調整するため、ポンプ(30)の高圧
側(40)と低圧側(39)の間のバイパス管路(6
2)を前記調整弁装置(28)を介して開閉制御可能に
したCVT型変速装置の圧力媒体供給装置。調整弁装置
(28)は電気的に制御されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変速比を可変にす
るために調整シリンダに圧力媒体を供給可能とするポン
プを備え、ポンプに調整弁装置が付設され、搬送流を調
整するため、ポンプの高圧側と低圧側の間のバイパス管
路を前記調整弁装置を介して開閉制御可能にしたCVT
(continuous variable transmission連続可変トランス
ミッション)型変速装置の圧力媒体供給装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種のCVT型変速装置はここ数年来
知られており、自動車の変速比を無段階に変化させるの
を可能にする。CVT型変速装置は従来のオートマチッ
クトランスミッションに比べてこれまで価値が認められ
なかったので、ハイトルク型ディーゼルエンジン(Commo
n-Rail型燃料噴射システム、ポンプ・ノズル型噴射装
置)の開発においては、CVT型変速装置の利点を活用
すること、すなわちエンジンの作動パラメータに依存し
て変速比を無段階に変えることができる利点を活用する
よう努力が成されている。この種の変速装置は、たとえ
ばエンジンを走行状態(加速、定速走行、制動等)に依
存して所定のトルク範囲または出力範囲に保持するのを
可能にし、したがって最適な消費で最適な出力を保証す
る。
【0003】図1はCVT型変速装置の基本概念を示し
たもので、これはたとえば欧州特許公開第027210
9号公報または欧州特許公開第0076552号公報に
開示されているものである。
【0004】図1に図示したCVT型変速装置1の中心
となる部材はベルトドライブまたはピストンドライブ2
であり、これを介して自動車の内燃機関4のクランク軸
は減速装置6と結合されている。ベルトドライブの変速
比はたとえば3:1ないし0.3:1の範囲で無段階に
変えることができるので、内燃機関4を所望の走行状態
に依存して最適なトルク範囲および(または)出力範囲
に保持することができる。
【0005】ベルトドライブは、2つのキーデスク1
2,14で案内されているベルト10を有している。図
1において上側のキーディスク12はエンジン4と連結
され、他方下側のキーディスク14は減速装置6と結合
されている。ベルト10は通常は多数の板状の要素を担
持している周回するスチールリングからなり、これらの
板状の要素を介してベルト10がキーディスク12,1
4上に載置される。
【0006】キーディスク12,14のそれぞれは定置
のディスク18または19と可動なディスク20または
21とを有している。可動なディスク20,21は付設
の定置のディスク18,19に対し軸線方向に移動可能
で、ベルト10のための支持幅、換言すれば板状の要素
16に対する支持幅を変えれるようになっている。可動
なディスク20,21の移動は調整シリンダ22,24を
介して行われ、この場合たとえばエンジン側のキーディ
スク12に付設されている調整シリンダ22は減速装置
側の調整シリンダ24よりも大きな端面を有することが
できる。調整シリンダ22,24は制御器26と調整弁
装置28を介してポンプ30および圧力媒体タンクTと
連通している。
【0007】図1の回路図からわかるように、可動な両
キーディスク20,21または定置のキーディスク18,
19は交差するように配置されているので、ベルト10
は直線的に案内されており、すなわちキーディスク1
2,14の軸線に対し垂直方向に案内されている。
【0008】制御器26はたとえば2エッジ制御スライ
ダまたは4エッジ制御スライダを有しており、この制御
スライダを介して、ポンプ30から搬送されてきた圧力
媒体を両調整シリンダ22,24に配分することがで
き、所望の調整運動を実施することができるようになっ
ている。調整シリンダ22,24の端面の面積が異なっ
ているため、圧力平衡状態になると、調整シリンダ22
からより大きな力が伝達されるので、エンジン側の調整
ディスク12の支持幅が減少し、対応的に、減速装置側
のキーディスク14の支持幅は調整シリンダ24から伝
達される力に抗して大きくなり、その結果ベルト10は
図1の図示において上方へ変位する。
【0009】調整弁装置28を介してポンプ30の搬送
流が調整されるので、常に必要な量の圧力媒体だけが調
整シリンダ22,24へ流れ、或いはこれら調整シリン
ダからタンクTへ流れる。
【0010】ポンプ30としては回転ピストンポンプ、
たとえば内歯歯車ポンプが使用されることが多いが、こ
れは、比較的構成が簡潔で、軽量であり、しかも比較的
高圧を許容するからである。内歯歯車ポンプの他の利点
は、比較的大きな回転数範囲、温度範囲、粘性範囲で使
用可能であり、脈動や騒音が少ないからである。
【0011】欧州特許第0445529号公報に記載さ
れている歯車ポンプでは、2つの歯車がケーシング内に
回転可能に支持されている。排除室は、互いに噛み合っ
ている歯の側面と、ケーシング内壁と、スラスト板また
は圧力板により画成されている。スラスト板または圧力
板は背面側から圧力媒体により付勢されるので、歯の端
面に密接して保持される。圧力板の背面に作用する圧力
は調整弁装置を介して調整することができ、調整弁装置
においては、方向制御弁により形成される測定絞りと3
路型圧力平衡器とが協働する。3路型平衡器は、背面側
の圧力を増大させるため、測定絞り下流側の圧力と圧縮
ばねにより付勢され、背面側の圧力を減少させるため、
測定絞り上流側の圧力により付勢される。このため圧力
平衡器は、圧力板背面側の圧力室と連通している制御接
続部をポンプの圧力出口またはタンクと連通させ、これ
により圧力板と歯の端面との間の密封隙間が増減され
る。密封隙間が増大すると、圧力媒体は直接高圧側から
低圧側へ流出することができ、その結果歯車機械の体積
効率を減少させることができ、よって歯車ポンプの搬送
量を隙間幅に依存して調整することができる。すなわ
ち、圧力板に作用する圧力媒体の圧力を制御することに
より、搬送量の正確な調整を行うことができる。
【0012】米国特許第4014630号公報に示され
ているポンプ装置では、密封板がばねを介して搬送要素
への接触位置へ押圧されている。ばね空間は絞り穴を介
してポンプ装置の排除室と連通しているので、圧力板は
液圧によっても密封位置へ付勢されている。圧力板に作
用する圧力は、このポンプ装置でも、圧力媒体をタンク
へ導出するための調整弁装置を介して制御することがで
きる。
【0013】これら公知の構成の欠点は、ポンプの搬送
流をエンジンの作動パラメータの変化に迅速に適合させ
るためにはかなりのコストを必要とすることである。
【発明が解決しようとする課題】
【0014】これに対して本発明の課題は、CVT型変
速装置の圧力媒体供給装置において、動力車の内燃機関
の作動パラメータおよび操作パラメータの変化に即座に
適合できるようにすることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、調整弁装置が電気的に制御されていること
を特徴とするものである。
【0016】本発明によれば、ポンプに付設される調整
弁装置が電気的に制御されるので、搬送流の変化を前も
って適合させることができ、すなわちたとえば加速また
は制動導入時に適合させることができる。すなわち適当
なセンサを介して、適当なアクチュエータ(アクセル、
ガソリンポンプ、ディーゼルポンプ、ブレーキペダルな
ど)の変化が検出され、この変化に依存して内燃機関制
御部から信号が調整弁装置へ送られるので、ポンプの搬
送流を即座に適合させることができる。
【0017】本発明による圧力媒体供給装置では、調整
ポンプが回転ピストンポンプとして(有利には内歯歯車
ポンプとして)実施され、排除室が端面側で圧力板によ
り密封されているのが有利である。圧力板は液圧で密封
位置へ付勢されているので、密封隙間は圧力板の背面側
に作用する圧力により調整することができる。密封板が
離間すると、圧力媒体は直接高圧領域から低圧領域へ戻
ることができるので、搬送流が低下する。圧力板に作用
する圧力を変化させるため、本発明によれば3つのコン
セプトが好ましい。
【0018】請求項3に記載されている第1の実施形態
によれば、搬送流の調整は2エッジ型流動調整部を介し
て行う。この2エッジ型流動調整部においては、圧力平
衡器が測定絞り下流側および上流側の圧力で付勢され、
且つ圧力板背面側に連通している制御接続部を制御圧低
下のために戻り接続部と連通させ、制御圧増大のために
ポンプと連通させるために電気的に調整可能である。
【0019】この圧力平衡器は終端位置において圧力接
続部と戻り接続部をタンクに連通させるので、圧力板が
除荷され、搬送流の変化に対する迅速な適合が可能であ
る。測定絞りが圧力平衡器のピストンに設けた測定絞り
穴として構成されていれば、調整弁装置を特にコンパク
トに構成することができる。さらにピストンは2つの制
御エッジを有し、これらの制御エッジを介してタンク接
続部および圧力接続部に対する制御接続部の接続を開閉
制御可能である。この種の構成は本願よりも後で公開さ
れる特許出願P19917593に記載されているが、
その開示事項は本願の開示事項の一部とされるべきであ
る。
【0020】この構成の代わりに、ポンプの搬送流を1
エッジ型流動調整部または1エッジ型圧力調整部により
実施してもよい。1エッジ型流動調整部または1エッジ
型圧力調整部は、たとえば、圧力板の背面側に作用する
制御圧を最大圧に制限する圧力制限弁を介して行なわれ
る。制御圧は供給絞りを介してポンプの高圧側から調整
され(abgreifen)、圧力板の背面側へ案内される。
【0021】1エッジ型流動調整部の場合、2路型圧力
平衡器は、圧力管内に配置されている測定絞りの下流側
圧力と、電磁石の力、および測定絞り下流側圧力とによ
り付勢され、その際最後の2つの力成分は閉鎖方向に作
用する。測定絞り上方の圧力差が増大すると、圧力平衡
器はその貫流位置へもたらされ、タンクT側の制御圧が
低下するので、圧力板が離間する。
【0022】本発明の他の構成は他の従属項の対象であ
る。
【発明の実施の形態】次に、本発明の有利な実施形態を
添付の図面を用いて詳細に説明する。
【0023】以下では、対応する構成要素に対しては、
図1のCVT型変速装置の説明で使用した符号と同じ符
号を使用することにする。図2は、CVT型変速装置1
において圧力媒体の搬送に使用可能な内歯歯車ポンプ3
0の平面図である。簡単のため、図2の図示ではケーシ
ングカバーを取り外して示した。図3は図2の線A−A
による内歯歯車ポンプ30の断面図である。
【0024】この内歯歯車ポンプ30の基本的な構成は
従来技術から知られており、たとえば本出願人によるド
イツ連邦共和国特許第4322240号公報から知られ
ているので、以下では主要な構成要素だけを説明する。
内歯歯車ポンプ30は鍋状のケーシング32を有し、ケ
ーシング32は偏心して配置される、内歯歯車36のた
めの収容部34を備えている。内歯歯車36は、ケーシ
ング32を貫通する軸37で駆動されているピンオン3
8と噛み合っている。ピニオン38の駆動は、同様に軸
37に支持されている連動体(図示せず)を介して行な
う。ピニオン38に対して内歯歯車36が偏心して配置
されているので、収容部34によって画成されている空
間を低圧領域39と高圧領域40とに分割することがで
きる。
【0025】高圧領域40の端面側接続部は圧力板42
を形成している。この高圧領域40では、内歯歯車36
の歯とピニオン38の歯が互いに噛み合っているので、
それぞれの歯の間には、端面側で圧力板42と収容部3
4の底部とにより画成されている排除室が形成されてい
る。
【0026】低圧領域39と高圧領域40の間には、充
填材ピン44を介してケーシング内に支持されている充
填材(図示せず)が配置されている。充填材の側面はピ
ニオン38と内歯歯車36の歯に接触しているので、歯
溝内にある圧力媒体は充填材に沿って歯係合領域(高圧
領域40)へ案内される。低圧領域39への圧力媒体の
供給は、ケーシング32の端面48に設けた吸込み穴4
6によって行なう。加圧された圧力媒体は、端面48に
設けた圧力穴(図示せず)を通って排出される。吸込み
穴46と圧力穴とはほぼ腎臓形の横断面を有しており、
吸込み穴46は圧力穴よりも半径方向においてさらに外
側に配置されている。
【0027】図3は図2の線A−Aによる断面図であ
る。これによれば、内歯歯車ポンプ1の端面側の接続は
ケーシングカバー52を用いて行う。ケーシングカバー
52は、図2に図示したケーシングのフランジ面55に
ねじ止めされている。ケーシングカバー52は、図2に
示唆的に図示したパッキン54により圧力板42上に載
置されている。パッキン54は、以下で詳細に説明する
態様で高圧により付勢されている圧力区域を取り囲んで
いる。この圧力区域を介して、ケーシングカバー52と
内歯歯車36およびピニオン38の端面との間に軸線方
向に遊びをもって受容されている圧力板42が端面(図
3を参照)に対する接触位置へ予め付勢されている。圧
力板42は反対方向において高圧領域40の圧力により
付勢されている。
【0028】圧力板42は軸線方向に移動することがで
きるので、歯車36,38の端面と密封板42の接触面
との間の密封隙間は調整可能である。すなわちこの密封
隙間が大きくなると、圧力媒体は高圧領域40から直接
低圧領域へ流入することができ、その結果内歯歯車ポン
プ1の容積効率が減少し、したがって放出される体積流
は圧力隙間のヴァリエーションにより調整可能である。
【0029】密封板42の押圧力は調整弁装置28を介
して調整される。図3からわかるように、この調整弁装
置28はたとえばほぼ接線方向に延びている圧力管路5
8に挿着することができる。圧力管路58はポンプの圧
力接続部(図示せず)と連通している。調整弁装置28
を介して制御圧を発生させることができ、この制御圧は
ケーシングカバー52内の制御管路60を介して圧力板
42の背面側へ案内される。この場合制御管路60は連
通管路62を介して調整弁装置28の制御接続部と連通
している。
【0030】すでに述べたように、上述の内歯歯車ポン
プ30の構成では、調整弁装置28はケーシング32に
組み込まれている。もちろん本発明は、調整弁装置28
を組付け部品として、或いは別個の構成要素として形成
した変形例にも適用することができる。
【0031】以下では、図2と図3に図示した内歯歯車
ポンプ30を制御するために適した回路の3つの変形実
施形態について説明する。簡単のため、以下の図4ない
し図6では、図1に図示した調整シリンダ22と24の
うち一方の調整シリンダのみ図示した。この調整シリン
ダは、制御器26と、これに接続している調整シリンダ
22,24およびベルトドライブ2を象徴するものであ
る。
【0032】図2と図3に図示した内歯歯車ポンプ30
は、以下の図では、象徴的に示したポンプ(符号30)
と、圧力板42により遮断可能なバイパス62とによっ
て象徴的に示されている。
【0033】圧力板42は、以下の図では、常時調整可
能な2方向制御弁として図示されており、その際圧力板
42は遮断位置においてバイパス62を遮断し(圧力板
は密封状態で載置されている)、圧力区域54の圧力を
減少させると密封隙間を拡大させ、したがって開口位置
へもたらされ、この開口位置では、圧力付勢された圧力
媒体を高圧領域40からバイパス62を介して低圧領域
39へ排出させることができる。
【0034】圧力板42は一方では高圧領域の圧力によ
り、すなわち排除室の圧力により開口方向に付勢され、
他方制御管路60の圧力とばね64の力により閉鎖方向
へ付勢されている。
【0035】搬送流の調整は調整弁装置28を介して行
なう。調整弁装置28は、図4の図示では一点鎖線で図
示されている。図4に図示した実施形態では、調整弁装
置28は測定絞り66と常時調整可能な3方向制御弁6
8とを有している。
【0036】調整弁装置28は、さらに、内歯歯車ポン
プ30と連通している圧力接続部70と、調整シリンダ
22,24に連通している作業接続部72と、戻し管路
74を介してタンクTと連通している戻し接続部76
と、制御管路60が接続されている制御接続部78とを
有している。
【0037】測定絞り66は圧力管路80内に配置され
ている。圧力管路80から測定絞り66の上流側には管
82が圧力平衡器68の入口接続部Pへ案内されてい
る。戻し管路74は接続部Sに連通し、制御管路60は
圧力平衡器68の接続部Cと連通している。
【0038】圧力平衡器68のピストンは、制御管84
を介して測定絞り66下流側の圧力で付勢され、制御管
86を介して測定絞り66上流側の圧力で付勢されてい
る。圧力平衡器68のピストンは、制御管84の圧力に
加えて、ばね88の力により図4に図示した基本位置へ
付勢されている。ばね88の付勢力は電磁石90により
可変である。電磁石90はモータ制御部または伝動装置
制御部に接続されているので、ばね88の付勢力は動力
車両エンジンの操作パラメータまたは作動パラメータに
依存して制御可能である。
【0039】図示した遮断位置において接続部Sは遮断
されており、圧力平衡器68の両接続部PとCは互いに
連通しており、その結果測定絞り66上流側の圧力は管
82と制御管路60とを介して圧力板42の背面側に案
内されている。搬送媒体体積流が増大すると、圧力平衡
器68のピストンは、測定絞り66を介して圧力降下が
生じるので、ばね88の付勢力により予め決定されてい
る圧力差を越えたときに図示した基本位置から抜け出
し、測定絞り上方の圧力差とばね付勢力とに依存する調
整位置へもたらされる。この調整位置においては、圧力
板42に対する圧力は予め決定されている範囲にあり、
この範囲は電磁石90を制御することにより可変であ
る。予め決定されている圧力を越えると接続部CとSが
連通するので、制御管路60の圧力が降下し、圧力板4
2が離間し(密封隙間が大きくなる)、その結果圧力媒
体が高圧領域から低圧領域へ排流される。内歯歯車ポン
プ30により搬送される体積流は低下する。
【0040】体積流が低下することにより測定絞り66
を介して圧力降下も小さくなるので、圧力平衡器68を
介して再び接続部PとCの連通も制御され、その結果制
御管路60の圧力が上昇し、圧力板42の密封隙間が減
少する。すなわち電磁石90を介して調整されるばね8
8の付勢力に依存して、体積流、より正確に言えば体積
流を制限するための前記調整を導入するための測定絞り
66上方の圧力降下を決定することができる。
【0041】冒頭で述べた先願特許P19917593
に開示されている調整弁装置28の構成では、測定絞り
66と圧力平衡器68は1つの液圧制御される調整弁に
統合されている。この調整弁に関するより詳細な説明
は、簡単のためこの先願の開示事項を参照してもらいた
い。
【0042】上記実施形態の場合、いわゆる2エッジ型
(Zweikanten)流動調整であり、接続部Cは圧力上昇のた
め接続部P(圧力接続部)と連通可能であり、且つ圧力
降下のため接続部S(戻り接続部)と連通可能である。
【0043】図4に図示した実施形態では、圧力平衡器
68はさらに位置(a)を備えており、この位置(a)
においては接続部Cも接続部Pも接続部Sと連通してい
る。この位置(a)刃、うち歯歯車ポンプ30の初期圧
力が非常に高い場合、および(または)ばね88の付勢
力が非常に小さな値に設定されている場合に達成され
る。(a)で示した位置で圧力板42は除荷され、その
結果搬送流の急速な変化が可能である。
【0044】図1には、1エッジ制御方式(Einkantenst
euerung)で搬送流を調整する変形実施形態が図示されて
いる。この変形実施形態の場合も、圧力板42の密封隙
間を変化させることで搬送流を可変とした内歯歯車ポン
プ60が使用される。
【0045】図5に図示した調整弁装置28は、前記実
施形態の場合と同様に、圧力接続部70と、作業接続部
72と、制御接続部78と、戻り接続部76とを有して
いる。さらに調整弁装置28は、測定絞り66と2経路
圧力平衡器92とを有している。圧力平衡器92のピス
トンの端面は、前記実施形態の場合と同様に、制御管8
4,86を介して測定絞り66下流側または上流側の圧
力で付勢され、その際測定絞り下流側の圧力は圧力平衡
器92の閉鎖方向に作用し、測定絞り66上流側の圧力
は圧力平衡器92の開口方向に作用する。さらに圧力平
衡器92のピストンはばね88を介して閉鎖方向に予め
付勢されており、その際ばね付勢力は同様に電磁石90
により変化させることができる。
【0046】圧力平衡器92の入口接続部Pは、管路9
4と供給絞り96とを介して測定絞り66上流側の管領
域と連通している。図5に図示した回路図の場合、管路
94はバイパス62の高圧領域に開口している。
【0047】接続部Pと供給絞り96の間の領域で制御
管路60が分岐しており、この制御管路60を介して圧
力板42の背面側が制御圧で付勢される。図5に図示し
た基本位置においては、圧力平衡器92のピストンは測
定絞り66下流側の圧力とばね88の力により、接続部
PとSの連通を遮断する閉鎖方向に付勢されている。測
定絞り66上流側の圧力が圧力板42に作用するので、
圧力板42はその密封位置へ予め付勢されている。測定
絞り66上方の圧力降下が低下するので、圧力平衡器9
2のピストンはばね88の付勢力に依存して遮断位置か
ら開口位置のほうへもたらされ、開口位置において接続
部Pが接続部Sと連通するので、圧力媒体をタンクT内
へ排流することができる。この排流された圧力媒体によ
り供給絞り96上方に圧力降下が生じ、その結果圧力板
42が除荷されて密封隙間が拡大する。内歯歯車ポンプ
30の搬送流は、圧力平衡器92が再び図示した基本位
置へ戻されるまで低下する。すなわち圧力平衡器92の
調整位置では、圧力板42に対する圧力が電磁石により
調整可能な最適な範囲に保持される。
【0048】したがって、電磁石90を介してばね88
の付勢力を調整することにより、内歯歯車ポンプ30の
体積流調整を導入するための体積流を調整することがで
きる。図6は最後の実施形態を示し、この実施形態では
1エッジ圧力調整方式により体積流の調整が行われる。
【0049】上記個々の実施形態の場合と同様に、調整
シリンダ24は内歯歯車ポンプ30を介してタンクTか
ら圧力媒体の供給を受け、その際内歯歯車ポンプ30の
圧力板42はこれに作用する圧力に依存してバイパス6
2を開閉制御し、圧力媒体の内部での還流を可能にし、
或いは中断させる。
【0050】図6に図示した実施形態の場合、調整弁装
置28は電気的に操作可能な圧力制限弁98を有してい
る。圧力制限弁98の出口接続部Sは戻り管路74と連
通し、入口接続部Pは管路94と供給絞り96を介して
圧力管路80と連通し、より正確に言えば、バイパス6
2の高圧経分岐部と連通している。
【0051】圧力板42の背面側は、制御管路60を介
して供給絞り96下流側の圧力で付勢されている。この
圧力は、制御管100を介して圧力制限弁98に対し開
弁方向にも作用する。
【0052】このように、圧力制限弁98により、制御
管路60の圧力を、電磁石90により調整可能な制限値
に制限することができる。この制限値を超えると圧力制
限弁98が開弁し、その結果圧力媒体は管路94と接続
部PとSおよび戻り管路74を介してタンクTへ排流さ
せることができる。この場合も圧力媒体流により供給絞
り96上方に圧力降下が生じ、その結果圧力板42が離
間し、内歯歯車ポンプ30内部での圧力媒体の還流のた
めに密封隙間が拡大する。予め設定されている制限圧以
下に圧力が低下すると圧力制限弁98が閉じるので、圧
力板42は再びその密封位置へ付勢され、搬送流は増大
する。
【0053】上記個々の実施形態の要旨は、圧力板42
の背面側に作用する圧力がエンジン/変速装置制御に関
する操作パラメータに依存して可変なことである。図4
と図5に図示した実施形態では、電磁石90を介してば
ね88の付勢力が調整される。基本的には、直接作用す
る電磁石を使用することができるが、もちろん運動学的
に逆に、引張り型の磁石を使用してもよい。
【0054】本発明はCVT型変速装置の圧力媒体供給
装置に関するものであり、圧力媒体は回転ピストンポン
プを介して、有利には内歯歯車ポンプを介して搬送され
る。搬送流を調整するため、排除室を密封している圧力
板の背面側に対する圧力を、電気的に調整可能な調整弁
を介して調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CVT型変速装置の原理を説明する図である。
【図2】図1のCVT型変速装置の内歯歯車ポンプの断
面図である。
【図3】図2の線A−Aによる断面図である。
【図4】図2の内歯歯車ポンプのための2エッジ型流動
調整部の回路図である。
【図5】図2の内歯歯車ポンプのための1エッジ型流動
調整部の回路図である。
【図6】図2の内歯歯車ポンプのための1エッジ型圧力
調整部の回路図である。
【符号の説明】
1 CVT型変速装置 22,24 調整シリンダ 28 調整弁装置 30 内歯歯車ポンプ 39 ポンプの低圧側 40 ポンプの高圧側 42 圧力板 62 バイパス管路 66 測定絞り 68 3路圧力平衡器 90 電磁石 96 供給絞り 98 圧力制限弁 C 制御接続部 P 圧力接続部 S 戻り接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マンフレート ウンゼルト ドイツ連邦共和国 デー・97848 レヒテ ンバッハ ハウプトシュトラーセ 131

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速比を可変にするために調整シリンダ
    (22,24)に圧力媒体を供給可能とするポンプ(3
    0)を備え、ポンプ(30)に調整弁装置(28)が付
    設され、搬送流を調整するため、ポンプ(30)の高圧
    側(40)と低圧側(39)の間のバイパス管路(6
    2)を前記調整弁装置(28)を介して開閉制御可能に
    したCVT型変速装置の圧力媒体供給装置において、 調整弁装置(28)が電気的に制御されていることを特
    徴とする圧力媒体供給装置。
  2. 【請求項2】ポンプ(30)が回転ピストンポンプであ
    り、排除室が端面側で圧力板(42)により密封され、
    バイパス管路(62)を形成する密封隙間を変化させる
    ため、圧力板(42)の背面側が調整弁装置(28)を
    介して制御圧により付勢可能であることを特徴とする、
    請求項1に記載の圧力媒体供給装置。
  3. 【請求項3】調整弁装置(28)が3路圧力平衡器(6
    8)を有し、3路圧力平衡器が(68)が圧力接続部
    (P)と、戻り接続部(S)と、圧力板背面側に液圧結
    合している制御接続部(C)とを有し、3路圧力平衡器
    (68)のピストンが、調整シリンダ(22,24)と
    ポンプ(30)の間に配置されている測定絞り(66)
    上流側の圧力と、測定絞り(66)下流側の圧力と、電
    磁石(90)の力とにより可変であることにより、これ
    ら付勢力を増大させることによりピストンを制御圧増大
    方向へ付勢可能であり、これら付勢力を低減させること
    によりピストンを制御圧低下方向へ付勢可能であること
    を特徴とする、請求項2に記載の圧力媒体供給装置。
  4. 【請求項4】圧力平衡器(68)が、圧力接続部(P)
    と制御接続部(C)が戻り接続部(S)に連通するよう
    な位置を有していることを特徴とする、請求項3に記載
    の圧力媒体供給装置。
  5. 【請求項5】ピストンが、測定絞りを形成する測定絞り
    穴(66)により貫通され、且つ2つの制御エッジを有
    し、これら制御エッジを介して、制御圧を増大させるた
    め制御接続部(C)を圧力接続部(P)に接続可能であ
    り、且つ制御圧を低下させるため制御接続部(C)を戻
    り接続部(S)に接続可能であることを特徴とする、請
    求項3または4に記載の圧力媒体供給装置。
  6. 【請求項6】制御圧が、供給絞り(96)を備えた管路
    (94)を介してポンプ(30)下流側の領域から作用
    を受け、且つ電気的に操作される圧力制限弁(98)に
    より制限可能であり、圧力制限弁(98)が、供給絞り
    (96)下流側の圧力により開弁方向に付勢され、電磁
    石(90)の力により閉弁方向に付勢されていることを
    特徴とする、請求項2に記載の圧力媒体供給装置。
  7. 【請求項7】制御圧が、供給絞り(96)を備えた管路
    (94)を介してポンプ(30)下流側の領域から調整
    され、調整弁装置(28)を介して管路(94)が制御
    圧を低下させるため戻し管路(74)と接続可能であ
    り、その際調整弁装置(28)のピストンが、ポンプ
    (30)と調整シリンダ(22,24)の間に配置され
    る測定絞り(66)上流側の圧力を介して開口方向へ付
    勢され、且つ測定絞り(66)下流側の圧力と電磁石
    (90)の力により閉鎖方向へ付勢されていることを特
    徴とする、請求項2に記載の圧力媒体供給装置。
  8. 【請求項8】調整弁装置(28)が2路圧力平衡器(9
    8)であることを特徴とする、請求項7に記載の圧力媒
    体供給装置。
  9. 【請求項9】ポンプが内歯歯車ポンプ(30)であるこ
    とを特徴とする、請求項2から8までのいずれか一つに
    記載の圧力媒体供給装置。
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