JP2000322722A - ディスク記録再生装置のスライダ - Google Patents
ディスク記録再生装置のスライダInfo
- Publication number
- JP2000322722A JP2000322722A JP11130677A JP13067799A JP2000322722A JP 2000322722 A JP2000322722 A JP 2000322722A JP 11130677 A JP11130677 A JP 11130677A JP 13067799 A JP13067799 A JP 13067799A JP 2000322722 A JP2000322722 A JP 2000322722A
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- Japan
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- pad
- slider
- recess
- disk
- recording medium
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 浮上量が極小化し、さらにスキュー角の変化
速度(シーク速度)が高速化した場合であっても、浮上
量変動の小さいエア・ベアリング表面を有するスライダ
を提供する。 【解決手段】 ディスク記録再生装置のスライダ3は、
浮上面の流入端21側に形成される第1のパッド31
と、浮上面の流入端21側に形成される第2のパッド3
2と、浮上面の流出端22側に形成される第3のパッド
33と、を有し、第1のパッド31、第2のパッド32
および第3のパッド33の少なくとも一つは、流入端側
に形成される第1稜線71、72、73を有し、第1稜
線71、72、73は、流入端側に凸部を有する曲線7
1、72、73を含む。
速度(シーク速度)が高速化した場合であっても、浮上
量変動の小さいエア・ベアリング表面を有するスライダ
を提供する。 【解決手段】 ディスク記録再生装置のスライダ3は、
浮上面の流入端21側に形成される第1のパッド31
と、浮上面の流入端21側に形成される第2のパッド3
2と、浮上面の流出端22側に形成される第3のパッド
33と、を有し、第1のパッド31、第2のパッド32
および第3のパッド33の少なくとも一つは、流入端側
に形成される第1稜線71、72、73を有し、第1稜
線71、72、73は、流入端側に凸部を有する曲線7
1、72、73を含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク装
置等の記憶装置に用いられるスライダに関し、特に回転
型アクチュエータを備えたハードディスク装置等の記憶
装置に用いられるスライダに関する。
置等の記憶装置に用いられるスライダに関し、特に回転
型アクチュエータを備えたハードディスク装置等の記憶
装置に用いられるスライダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスク装置(以下「HD
D」という)は、記録媒体であるディスクの両面に対し
てデータの記録再生を行なうヘッドを備えている。HD
Dでは、ヘッドはスライダと称するセラミック材質等の
支持体に実装されており、ディスクのデータ記録面に対
して、所定の間隔を以て浮上した状態で支持されてい
る。
D」という)は、記録媒体であるディスクの両面に対し
てデータの記録再生を行なうヘッドを備えている。HD
Dでは、ヘッドはスライダと称するセラミック材質等の
支持体に実装されており、ディスクのデータ記録面に対
して、所定の間隔を以て浮上した状態で支持されてい
る。
【0003】HDDは、1枚あるいは数枚のディスクを
包含している。それらのディスクは互いに接触しないよ
うに間隔を空けて主軸上に積み重ねられてある。それぞ
れのディスクの表面は、見掛け上同一である。しかし実
際には、それぞれの表面は、トラックと呼ばれるパッド
区画に分割されており、そこにデータが記憶される。こ
れらのトラックは、木の年輪のように同心状の円として
配置されている。コンパクトディスクは、HDD中のデ
ィスクと同様のトラックを有している。HDDあるいは
コンパクトディスクのトラックは、いずれも本質的に
は、45回転のレコードの溝を置き換えたものである。
HDD中のそれぞれのトラックは、更にセクターに分割
されており、それらが一つ同心状のトラックの中に、ま
さにセクションとなっている。
包含している。それらのディスクは互いに接触しないよ
うに間隔を空けて主軸上に積み重ねられてある。それぞ
れのディスクの表面は、見掛け上同一である。しかし実
際には、それぞれの表面は、トラックと呼ばれるパッド
区画に分割されており、そこにデータが記憶される。こ
れらのトラックは、木の年輪のように同心状の円として
配置されている。コンパクトディスクは、HDD中のデ
ィスクと同様のトラックを有している。HDDあるいは
コンパクトディスクのトラックは、いずれも本質的に
は、45回転のレコードの溝を置き換えたものである。
HDD中のそれぞれのトラックは、更にセクターに分割
されており、それらが一つ同心状のトラックの中に、ま
さにセクションとなっている。
【0004】ディスクは、金属、樹脂、ガラス等の種々
の材料から作られている。CDに用いられているような
樹脂のディスクでは、レーザがデータを記憶し検索す
る。金属のディスクでは、一般にトランスとして知られ
ている電磁石によってデータを記憶し検索する。
の材料から作られている。CDに用いられているような
樹脂のディスクでは、レーザがデータを記憶し検索す
る。金属のディスクでは、一般にトランスとして知られ
ている電磁石によってデータを記憶し検索する。
【0005】磁気ディスク上にデータを記憶するために
は、一般にスライダと呼ばれる小さなセラミックのブロ
ックを用いてディスク表面を磁化する。そのスライダ
は、いわゆる書込みヘッドである磁気変換器を内蔵して
いる。更に特記すると、その書き込みヘッドを内蔵する
スライダは、ディスク表面から数百ナノメータ(nm)
から数十ナノメータ(nm)の高さに浮いて、ヘッドは
いくつかの状態に励起され、その下に位置するトラック
をデータに対応するように磁化する。
は、一般にスライダと呼ばれる小さなセラミックのブロ
ックを用いてディスク表面を磁化する。そのスライダ
は、いわゆる書込みヘッドである磁気変換器を内蔵して
いる。更に特記すると、その書き込みヘッドを内蔵する
スライダは、ディスク表面から数百ナノメータ(nm)
から数十ナノメータ(nm)の高さに浮いて、ヘッドは
いくつかの状態に励起され、その下に位置するトラック
をデータに対応するように磁化する。
【0006】磁気ディスク上に記憶されたデータを検索
するためには、読取りヘッドを内蔵するスライダをディ
スク上で浮動させる。この時、トラック上の磁化された
部分によって、読取りヘッド内に電流が誘起される。こ
の読取りヘッドから出力される電流を解析することによ
りコンピュータシステムは、磁気ディスク上に記憶され
たデータを再生し利用することができる。いくつかのH
DDは、別々の読取りと書込みヘッドを用いるが、現在
のほとんどのHDDは、読取りと書込みの両方の動作を
する変換器を用いている。また、読み取りヘッドとして
最近は、磁気抵抗効果素子やインダクタンス素子が用い
られている。
するためには、読取りヘッドを内蔵するスライダをディ
スク上で浮動させる。この時、トラック上の磁化された
部分によって、読取りヘッド内に電流が誘起される。こ
の読取りヘッドから出力される電流を解析することによ
りコンピュータシステムは、磁気ディスク上に記憶され
たデータを再生し利用することができる。いくつかのH
DDは、別々の読取りと書込みヘッドを用いるが、現在
のほとんどのHDDは、読取りと書込みの両方の動作を
する変換器を用いている。また、読み取りヘッドとして
最近は、磁気抵抗効果素子やインダクタンス素子が用い
られている。
【0007】レコードと同様に、ディスクの両面も通
常、データまたは他のHDDの操作に必要な情報を記憶
するために使われる。ディスクは積層されておりかつ互
いに間隔をあけているため、積層されたディスクの一枚
一枚の表面と裏面の両方に固有の読取り書込みヘッドを
有している。これはあたかも、両面にそれぞれレコード
針を備えたステレオが同時にレコードの両面を再生でき
るようなものである。
常、データまたは他のHDDの操作に必要な情報を記憶
するために使われる。ディスクは積層されておりかつ互
いに間隔をあけているため、積層されたディスクの一枚
一枚の表面と裏面の両方に固有の読取り書込みヘッドを
有している。これはあたかも、両面にそれぞれレコード
針を備えたステレオが同時にレコードの両面を再生でき
るようなものである。
【0008】回転型のアクチュエータとリニア型のアク
チュエータを備えた二種類のHDDがある。回転型のア
クチュエータは、レコードプレーヤのトーンアームに似
たアクチュエータ・アームを持っている。トーンアーム
のように、そのアクチュエータ・アームは、読取り書込
みヘッドを内蔵したスライダがディスク上の色々なトラ
ックの上の位置に移動できるように回転する。
チュエータを備えた二種類のHDDがある。回転型のア
クチュエータは、レコードプレーヤのトーンアームに似
たアクチュエータ・アームを持っている。トーンアーム
のように、そのアクチュエータ・アームは、読取り書込
みヘッドを内蔵したスライダがディスク上の色々なトラ
ックの上の位置に移動できるように回転する。
【0009】このようにして、読取り書込みヘッドは、
データに対応するパターンにディスクの表面のトラック
を磁化したり、トラック上の磁化されたパターンを検出
したりするのに用いることができる。例えば、必要とさ
れるデータが、あるディスクの二つの異なるトラック上
に記憶されているとすると、磁気的にデータを表してい
るものを読取るために、アクチュエータ・アームは一方
のトラックから他方のトラックへと回転する。この発明
は、回転型アクチュエータ・HDDに関連するものであ
る。
データに対応するパターンにディスクの表面のトラック
を磁化したり、トラック上の磁化されたパターンを検出
したりするのに用いることができる。例えば、必要とさ
れるデータが、あるディスクの二つの異なるトラック上
に記憶されているとすると、磁気的にデータを表してい
るものを読取るために、アクチュエータ・アームは一方
のトラックから他方のトラックへと回転する。この発明
は、回転型アクチュエータ・HDDに関連するものであ
る。
【0010】リニア型アクチュエータも、類似のアクチ
ュエータ・アームを有しているが、位置の移動は、回転
ではなく直線的動きによって行なわれる。
ュエータ・アームを有しているが、位置の移動は、回転
ではなく直線的動きによって行なわれる。
【0011】HDDのアクチュエータ・アームは、その
先端にスライダが取り付けられており、その中に読取り
書込みヘッドを内蔵している。また、スライダにはパッ
ドが固定されている。ディスクが回転する時、パッドと
ディスク表面の間にエアが引き出され、それによってデ
ィスクからヘッドを離しておくための圧力がかかるよう
になっている。こうしてヘッドは、前記したように回転
するディスク上を浮動する。その浮動高度は、エア潤滑
膜の厚さであり、即ちディスク表面とヘッドとの距離で
ある。
先端にスライダが取り付けられており、その中に読取り
書込みヘッドを内蔵している。また、スライダにはパッ
ドが固定されている。ディスクが回転する時、パッドと
ディスク表面の間にエアが引き出され、それによってデ
ィスクからヘッドを離しておくための圧力がかかるよう
になっている。こうしてヘッドは、前記したように回転
するディスク上を浮動する。その浮動高度は、エア潤滑
膜の厚さであり、即ちディスク表面とヘッドとの距離で
ある。
【0012】このように、パッドはエア・ベアリング表
面(ABS)をなし、ヘッドとディスク記憶面との間の
自己加圧式のエア潤滑膜を形成しかつこれを維持してい
る。この膜によって、摩擦及び、ディスク回転中にヘッ
ドとディスクが機械的に接触した場合に生じる摩耗がな
くなる。
面(ABS)をなし、ヘッドとディスク記憶面との間の
自己加圧式のエア潤滑膜を形成しかつこれを維持してい
る。この膜によって、摩擦及び、ディスク回転中にヘッ
ドとディスクが機械的に接触した場合に生じる摩耗がな
くなる。
【0013】従来のABSの設計は、基本的には、テー
パーフラット・スライダとして知られているテーパー形
状の二つのパッドから構成されている。二つのパッドの
テーパーフラットな形状は、典型的には、それぞれがテ
ーパー状の先端を持った二つ以上の平らなパッドを有し
ている。それらのパッドは延長されて、テーパー状の先
端がディスク表面の回転方向に向けられている。
パーフラット・スライダとして知られているテーパー形
状の二つのパッドから構成されている。二つのパッドの
テーパーフラットな形状は、典型的には、それぞれがテ
ーパー状の先端を持った二つ以上の平らなパッドを有し
ている。それらのパッドは延長されて、テーパー状の先
端がディスク表面の回転方向に向けられている。
【0014】このような設計は、ディスクとスライダの
間のエアが、基本的にパッドの長さ方向に沿った一方向
に流れるため、リニア型アクチュエータ・HDDにおい
てはうまく動作する。他の言い方をするなら、このよう
な設計は、スライダの下に粘性的に引き出されたエア
が、スライダの前面から後方へパッドと平行な縦軸に沿
って流れるように、ディスクに対してスライダを配置し
た場合にうまく動作するといえる。テーパーフラット設
計の考え方は、リニア型アクチュエータを用いた、アク
セス速度の相対的に遅い、直径の大きいファイルの時代
にさかのぼる。
間のエアが、基本的にパッドの長さ方向に沿った一方向
に流れるため、リニア型アクチュエータ・HDDにおい
てはうまく動作する。他の言い方をするなら、このよう
な設計は、スライダの下に粘性的に引き出されたエア
が、スライダの前面から後方へパッドと平行な縦軸に沿
って流れるように、ディスクに対してスライダを配置し
た場合にうまく動作するといえる。テーパーフラット設
計の考え方は、リニア型アクチュエータを用いた、アク
セス速度の相対的に遅い、直径の大きいファイルの時代
にさかのぼる。
【0015】今日のHDDは、リニア型アクチュエータ
を用いた直径の大きいHDDとは大きく異なっている。
現在のファイルは、非常に小さくてデータのアクセスも
高速である。現在のところ、HDDは、5。25イン
チ、3。50インチ、2。50インチ、1。80インチ
の直径のディスクを処理し、速いアクセス速度を得るた
めに回転型アクチュエータを備えている。主に回転型ア
クチュエータを使用していることにより、スライダの下
のエアフローはもはや本質的に一方向的ではなくなり、
スライダの縦軸に関してさまざまな角度に広がってい
る。
を用いた直径の大きいHDDとは大きく異なっている。
現在のファイルは、非常に小さくてデータのアクセスも
高速である。現在のところ、HDDは、5。25イン
チ、3。50インチ、2。50インチ、1。80インチ
の直径のディスクを処理し、速いアクセス速度を得るた
めに回転型アクチュエータを備えている。主に回転型ア
クチュエータを使用していることにより、スライダの下
のエアフローはもはや本質的に一方向的ではなくなり、
スライダの縦軸に関してさまざまな角度に広がってい
る。
【0016】加えて、アクセス中のアクチュエータの高
速探索動作が、ヘッドとディスクの間のフローが傾く原
因となっている。従って、近年の回転型アクチュエータ
・HDDにおいては、エアフローは、もはやスライダの
前方から後方へ移動する、あるいはわずかにそれから逸
れる程度とは考えられない。
速探索動作が、ヘッドとディスクの間のフローが傾く原
因となっている。従って、近年の回転型アクチュエータ
・HDDにおいては、エアフローは、もはやスライダの
前方から後方へ移動する、あるいはわずかにそれから逸
れる程度とは考えられない。
【0017】スライダの縦軸に対するエアフローの角度
は、スキュー角と呼ばれる。エアフローが、スライダの
外側の端または外にあたるようにアクチュエータ・アー
ムが位置しているときは、傾斜角は正である。スライダ
の内側の端またはハブにあたるようにアクチュエータ・
アームが位置しているときは、スキュー角は負である。
テーパーフラット設計は、そのスライダが回転型アクチ
ュエータ用ではなくむしろリニア型アクチュエータ用に
設計されているために、正または負の高スキュー角でか
つアクセス速度の速いときに浮動高度の極端な低下が起
きやすい。
は、スキュー角と呼ばれる。エアフローが、スライダの
外側の端または外にあたるようにアクチュエータ・アー
ムが位置しているときは、傾斜角は正である。スライダ
の内側の端またはハブにあたるようにアクチュエータ・
アームが位置しているときは、スキュー角は負である。
テーパーフラット設計は、そのスライダが回転型アクチ
ュエータ用ではなくむしろリニア型アクチュエータ用に
設計されているために、正または負の高スキュー角でか
つアクセス速度の速いときに浮動高度の極端な低下が起
きやすい。
【0018】また、エアフローのねじれによって、スラ
イダが回転するために、浮動高度が全てのパッドの下で
一定ではなくなる。スライダの回転は、飛行機が方向を
変える時に、機体を傾けるのに類似している。つまり、
片方の翼を揚げて、もう一方の翼を下げる動きである。
HDDにおいては、外パッドがディスク表面から離れる
ときに正の回転が生じ、外パッドがディスク表面に近付
くときに負の回転が生じる。
イダが回転するために、浮動高度が全てのパッドの下で
一定ではなくなる。スライダの回転は、飛行機が方向を
変える時に、機体を傾けるのに類似している。つまり、
片方の翼を揚げて、もう一方の翼を下げる動きである。
HDDにおいては、外パッドがディスク表面から離れる
ときに正の回転が生じ、外パッドがディスク表面に近付
くときに負の回転が生じる。
【0019】HDDにおいては、スライダの浮動高度
は、制御を必要とする重要なパラメータである。浮動高
度が上昇すると、信号振幅が小さくなり、信号対雑音比
が減少し、従って誤り率が高くなる。浮動高度が低下す
ると、ヘッドがディスク表面と接触する可能性が高くな
り、接触すれば、ヘッドとディスク表面双方の摩耗が進
み、信頼性が低下し、さらにはHDDの故障の原因とも
なる。故障を引き起こすような極端なディスク表面との
接触は、クラッシュと呼ばれ、その結果データは再生不
能になる。
は、制御を必要とする重要なパラメータである。浮動高
度が上昇すると、信号振幅が小さくなり、信号対雑音比
が減少し、従って誤り率が高くなる。浮動高度が低下す
ると、ヘッドがディスク表面と接触する可能性が高くな
り、接触すれば、ヘッドとディスク表面双方の摩耗が進
み、信頼性が低下し、さらにはHDDの故障の原因とも
なる。故障を引き起こすような極端なディスク表面との
接触は、クラッシュと呼ばれ、その結果データは再生不
能になる。
【0020】スライダの回転の制御もまた重要である。
回転によってスライダの端部分が低くなると、ヘッドが
ディスク表面と接触する可能性が高くなる。スライダの
一方の端部分を持ち揚げるような回転が起きると、読取
り書込みヘッドのディスク表面からの距離が長くなり、
浮動高度が高くなったときにデータエラーを生じるのと
同様にデータエラーの原因となる。このような回転の悪
影響は、読取り書込みヘッドがその持ち揚げられる端部
分に装着されている場合に、更にひどくなる。
回転によってスライダの端部分が低くなると、ヘッドが
ディスク表面と接触する可能性が高くなる。スライダの
一方の端部分を持ち揚げるような回転が起きると、読取
り書込みヘッドのディスク表面からの距離が長くなり、
浮動高度が高くなったときにデータエラーを生じるのと
同様にデータエラーの原因となる。このような回転の悪
影響は、読取り書込みヘッドがその持ち揚げられる端部
分に装着されている場合に、更にひどくなる。
【0021】従来の技術が、特開平8−255331号
公報に示されている。特開平8−255331号公報で
は、パッドのテーパ部の後端は、パッド幅が減少する位
置にあるように構成し、加工公差が浮上特性に影響しに
くくしている。
公報に示されている。特開平8−255331号公報で
は、パッドのテーパ部の後端は、パッド幅が減少する位
置にあるように構成し、加工公差が浮上特性に影響しに
くくしている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
HDDの記録密度の向上とともに浮上量が極小化し、さ
らにスキュー角の変化速度(シーク速度)が高速化して
いる。
HDDの記録密度の向上とともに浮上量が極小化し、さ
らにスキュー角の変化速度(シーク速度)が高速化して
いる。
【0023】特開平8−255331号公報に示された
従来の構成ではシーク速度の高速化に伴い浮上量の変化
量が大きくなるので、スライダとディスクと間の接触に
よる摩耗が発生するおそれが有るという課題が生ずる。
従来の構成ではシーク速度の高速化に伴い浮上量の変化
量が大きくなるので、スライダとディスクと間の接触に
よる摩耗が発生するおそれが有るという課題が生ずる。
【0024】また、ディスク速度の高速化に伴いディス
ク内周側と外周側での浮上量変化が大きくなるという課
題が生ずる。
ク内周側と外周側での浮上量変化が大きくなるという課
題が生ずる。
【0025】さらに、浮上量が極小化した際にディスク
と接触する面積が大きくなる。特開平8−255331
号公報に示されたようなテーパ加工では、HDDの製造
の際にテーパ加工工程が必要となり、加工が複雑となる
という課題が生ずる。
と接触する面積が大きくなる。特開平8−255331
号公報に示されたようなテーパ加工では、HDDの製造
の際にテーパ加工工程が必要となり、加工が複雑となる
という課題が生ずる。
【0026】本発明の目的は、浮上量が極小化し、さら
にスキュー角の変化速度(シーク速度)が高速化した場
合であっても、浮上量変動の小さいエア・ベアリング表
面を有するスライダを提供することにある。
にスキュー角の変化速度(シーク速度)が高速化した場
合であっても、浮上量変動の小さいエア・ベアリング表
面を有するスライダを提供することにある。
【0027】本発明の他の目的は、内直径(ID)トラ
ックから外直径(OD)トラックへの浮上量の変化を最
小限にするように最適化されたスライダの設計法ならび
にスライダを提供することにある。
ックから外直径(OD)トラックへの浮上量の変化を最
小限にするように最適化されたスライダの設計法ならび
にスライダを提供することにある。
【0028】本発明のさらに他の目的は、簡便な構成で
リセス境界における壁角度が異なる形状を形成できるス
ライダを提供することである。
リセス境界における壁角度が異なる形状を形成できるス
ライダを提供することである。
【0029】本発明のさらに他の目的は、エア・ベアリ
ング表面の異なる部分において異なるスキュー角の角度
で異なる圧力が生じ、ディスクの回転数及びスキュー角
による浮上量変動を最小にするスライダを提供すること
にある。
ング表面の異なる部分において異なるスキュー角の角度
で異なる圧力が生じ、ディスクの回転数及びスキュー角
による浮上量変動を最小にするスライダを提供すること
にある。
【0030】本発明のさらに他の目的は、ディスク停止
時にスライダが停止し、ディスク始動時およびディスク
停止動作中、ディスク速度がより低速でスライダが浮上
し、ディスクとスライダの接触を抑制することの出来る
スライダを提供することにある。
時にスライダが停止し、ディスク始動時およびディスク
停止動作中、ディスク速度がより低速でスライダが浮上
し、ディスクとスライダの接触を抑制することの出来る
スライダを提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスク記
録再生装置のスライダは、記録媒体との間に生じる空気
流の上流側及び下流側に位置する流入端と流出端を有
し、かつ記録媒体に対向する浮上面を有するディスク記
録再生装置のスライダであって、前記浮上面の前記流入
端側に形成される第1のパッドと、前記浮上面の前記流
入端側に形成される第2のパッドと、前記浮上面の前記
流出端側に形成される第3のパッドと、を有し、前記第
1のパッド、前記第2のパッドおよび前記第3のパッド
の少なくとも一つは、前記流入端側に形成される第1稜
線を有し、前記第1稜線は、前記流入端側に凸部を有す
る曲線を含みそのことにより上記目的が達成される。
録再生装置のスライダは、記録媒体との間に生じる空気
流の上流側及び下流側に位置する流入端と流出端を有
し、かつ記録媒体に対向する浮上面を有するディスク記
録再生装置のスライダであって、前記浮上面の前記流入
端側に形成される第1のパッドと、前記浮上面の前記流
入端側に形成される第2のパッドと、前記浮上面の前記
流出端側に形成される第3のパッドと、を有し、前記第
1のパッド、前記第2のパッドおよび前記第3のパッド
の少なくとも一つは、前記流入端側に形成される第1稜
線を有し、前記第1稜線は、前記流入端側に凸部を有す
る曲線を含みそのことにより上記目的が達成される。
【0032】前記スライダは、前記第1のパッドに対し
て前記記録媒体と逆の方向に深さを有するように形成さ
れる第1のリセスと、前記第2のパッドに対して前記記
録媒体と逆の方向に深さを有するように形成される第2
のリセスと、前記第3のパッドに対して前記記録媒体と
逆の方向に深さを有するように形成される第3のリセス
と、前記第1のリセスに対して前記記録媒体と逆の方向
に深さを有するように形成される第4のリセスとを有
し、前記第4のリセスは、前記第1のリセスと前記第2
のリセスと前記第3のリセスとのいずれよりも深く形成
され、前記第1のパッドは前記第1のリセスに位置し、
前記第2のパッドは前記第2のリセスに位置し、前記第
3のパッドは前記第3のリセスに位置してもよい。
て前記記録媒体と逆の方向に深さを有するように形成さ
れる第1のリセスと、前記第2のパッドに対して前記記
録媒体と逆の方向に深さを有するように形成される第2
のリセスと、前記第3のパッドに対して前記記録媒体と
逆の方向に深さを有するように形成される第3のリセス
と、前記第1のリセスに対して前記記録媒体と逆の方向
に深さを有するように形成される第4のリセスとを有
し、前記第4のリセスは、前記第1のリセスと前記第2
のリセスと前記第3のリセスとのいずれよりも深く形成
され、前記第1のパッドは前記第1のリセスに位置し、
前記第2のパッドは前記第2のリセスに位置し、前記第
3のパッドは前記第3のリセスに位置してもよい。
【0033】前記第1稜線は、円弧を含んでもよい。
【0034】前記第1稜線は、楕円を含んでもよい。
【0035】前記第1のパッドは、前記記録媒体の内周
側に形成され、前記第2のパッドは、前記記録媒体の外
周側に形成され、第1パッドと第2パッドとの少なくと
も一方は、前記第4のリセスとの境界に形成され、前記
第1パッドと第2パッドとの少なくとも一方は、前記内
周側に形成される段差と前記外周側に形成される段差と
の高さが異なってもよい。
側に形成され、前記第2のパッドは、前記記録媒体の外
周側に形成され、第1パッドと第2パッドとの少なくと
も一方は、前記第4のリセスとの境界に形成され、前記
第1パッドと第2パッドとの少なくとも一方は、前記内
周側に形成される段差と前記外周側に形成される段差と
の高さが異なってもよい。
【0036】前記第1稜線は、前記第3のパッドの前記
流入端側に形成される第2稜線を含み、前記第2稜線
は、前記第4のリセスとの境界に形成される第3稜線を
含み、前記第3のパッドは、前記記録媒体の外周側に形
成される第1段差と、前記記録媒体の内周側に形成され
る第2段差とを有し、前記第1段差は、前記第2段差よ
りも高くてもよい。
流入端側に形成される第2稜線を含み、前記第2稜線
は、前記第4のリセスとの境界に形成される第3稜線を
含み、前記第3のパッドは、前記記録媒体の外周側に形
成される第1段差と、前記記録媒体の内周側に形成され
る第2段差とを有し、前記第1段差は、前記第2段差よ
りも高くてもよい。
【0037】前記第1のパッドの幅をb、前記第2のパ
ッドの幅をcとし、両パッド幅の比をa=b/cとした
とき、b≠cであり、かつ、前記記録媒体の内周から外
周までの前記スライダの浮上量変動が最小となるような
両パッド幅の前記比aを有してもよい。
ッドの幅をcとし、両パッド幅の比をa=b/cとした
とき、b≠cであり、かつ、前記記録媒体の内周から外
周までの前記スライダの浮上量変動が最小となるような
両パッド幅の前記比aを有してもよい。
【0038】前記第3のパッドは、前記スライダの浮動
量の変動が最小となるように配置されてもよい。
量の変動が最小となるように配置されてもよい。
【0039】前記スライダは、空気流の方向に沿う方向
の中心軸を有し、前記第3のパッドの中心は、前記中心
軸と異なる位置に配置されてもよい。
の中心軸を有し、前記第3のパッドの中心は、前記中心
軸と異なる位置に配置されてもよい。
【0040】前記スライダの空気流の方向と実質的に直
交する方向をスライダ幅方向とし、前記スライダの幅を
L2、前記第3のパッドの中心から、前記スライダの幅
方向端までの距離をL1としたとき、L=L1/L2で
定義される前記第3のパッドの位置の幅比が、前記浮上
量変動が最小となる比であるように、前記第3のパッド
が配置されてもよい。
交する方向をスライダ幅方向とし、前記スライダの幅を
L2、前記第3のパッドの中心から、前記スライダの幅
方向端までの距離をL1としたとき、L=L1/L2で
定義される前記第3のパッドの位置の幅比が、前記浮上
量変動が最小となる比であるように、前記第3のパッド
が配置されてもよい。
【0041】前記スライダは、空気流の方向に沿う方向
の中心軸を有し、前記スライダは、前記中心軸上に設け
られる記録素子を備えてもよい。
の中心軸を有し、前記スライダは、前記中心軸上に設け
られる記録素子を備えてもよい。
【0042】前記第1のパッド、前記第2のパッドおよ
び前記第3のパッドの少なくとも一つは、前記記録媒体
の外周側に形成される第1段差と、前記記録媒体の内周
側に形成される第2段差とを有し、前記第1段差の第1
壁角と前記第2段差の第2壁角とが異なってもよい。
び前記第3のパッドの少なくとも一つは、前記記録媒体
の外周側に形成される第1段差と、前記記録媒体の内周
側に形成される第2段差とを有し、前記第1段差の第1
壁角と前記第2段差の第2壁角とが異なってもよい。
【0043】前記第1壁角は、前記第2壁角よりも小さ
くてもよい。
くてもよい。
【0044】前記第1のパッド、前記第2のパッドおよ
び前記第3のパッドの少なくとも一つは、前記記録媒体
の外周側に形成される第1段差と、前記記録媒体の内周
側に形成される第2段差とを有し、前記第1段差の第1
深さと前記第2段差の第2深さとが異なってもよい。
び前記第3のパッドの少なくとも一つは、前記記録媒体
の外周側に形成される第1段差と、前記記録媒体の内周
側に形成される第2段差とを有し、前記第1段差の第1
深さと前記第2段差の第2深さとが異なってもよい。
【0045】前記第1段差は、前記第2段差よりも大き
くてもよい。
くてもよい。
【0046】本発明のある局面に従えば、スライダの浮
上面に設けられたリセスに設けられたパッドの流入端側
の稜線は、非直線である。これにより、スキュー角が変
化してもパッドの下方で発生する圧力を適切にでき、浮
上量変動が抑制できるばかりでなく塵等のパッドの前縁
への貯まりが防止でき、ヘッドでの記録再生特性を安定
にできるという効果を有する。
上面に設けられたリセスに設けられたパッドの流入端側
の稜線は、非直線である。これにより、スキュー角が変
化してもパッドの下方で発生する圧力を適切にでき、浮
上量変動が抑制できるばかりでなく塵等のパッドの前縁
への貯まりが防止でき、ヘッドでの記録再生特性を安定
にできるという効果を有する。
【0047】本発明の他の局面に従えば、流入端の両パ
ッドの少なくとも一方の外周側稜線と第4のリセスの境
界を一致させ、段差の高さが異なるという構成とする。
これによりディスクの外周側での浮上量を抑制でき、ス
ライダの浮上量変動を抑制できるという効果を有する。
ッドの少なくとも一方の外周側稜線と第4のリセスの境
界を一致させ、段差の高さが異なるという構成とする。
これによりディスクの外周側での浮上量を抑制でき、ス
ライダの浮上量変動を抑制できるという効果を有する。
【0048】本発明のさらに他の局面に従えば、流出端
パッドの流入端側の稜線の一部は、第4のリセスとの境
界であり、第3のパッドの流入端側の段差の高さがパッ
ドの幅方向において異なるという構成とする。これによ
りディスクの外周側での浮上量を抑制でき、スライダの
浮上量変動を抑制できるという効果を有する。
パッドの流入端側の稜線の一部は、第4のリセスとの境
界であり、第3のパッドの流入端側の段差の高さがパッ
ドの幅方向において異なるという構成とする。これによ
りディスクの外周側での浮上量を抑制でき、スライダの
浮上量変動を抑制できるという効果を有する。
【0049】本発明のさらに他の局面に従えば、スライ
ダの浮上面に設けられ、第1のパッドの幅をb、第2の
パッドの幅をcとし、両パッド幅の比a=b/cとした
とき、b≠Cであり、かつ、記録媒体の内周から外周ま
での浮上量変動が最小となる両パッド幅の比aを有する
構成とする。これにより、パッドの幅比aにより、スキ
ュー角による浮上量の変動量を小さく出来るスライダが
実現できるという効果を有する。
ダの浮上面に設けられ、第1のパッドの幅をb、第2の
パッドの幅をcとし、両パッド幅の比a=b/cとした
とき、b≠Cであり、かつ、記録媒体の内周から外周ま
での浮上量変動が最小となる両パッド幅の比aを有する
構成とする。これにより、パッドの幅比aにより、スキ
ュー角による浮上量の変動量を小さく出来るスライダが
実現できるという効果を有する。
【0050】本発明のさらに他の局面に従えば、磁気記
録素子を流出端の中心に設けて、流出端にある第3パッ
ドの中心が流出端の中心とずれる構成とする。これによ
り、第3パッドの中心位置を変えるという簡便な手法で
スキュー角による浮上量の変動量を小さく出来るスライ
ダが実現できるという効果を有する。
録素子を流出端の中心に設けて、流出端にある第3パッ
ドの中心が流出端の中心とずれる構成とする。これによ
り、第3パッドの中心位置を変えるという簡便な手法で
スキュー角による浮上量の変動量を小さく出来るスライ
ダが実現できるという効果を有する。
【0051】本発明のさらに他の局面に従えば、記録素
子を空気流の方向に沿うスライダ中心軸上に設け、スラ
イダの空気流の方向と垂直する方向をスライダ幅方向と
し、スライダの幅L2、第3のパッドの中心から、スラ
イダの幅方向端までの距離をL1としたとき、L=L1
/L2で定義される、第3のパッドの位置の幅比が、浮
上量変動が最小となる比である構成とする。これにより
ディスクの外周側での浮上量を抑制でき、スライダの浮
上量変動を抑制できるという効果を有する。
子を空気流の方向に沿うスライダ中心軸上に設け、スラ
イダの空気流の方向と垂直する方向をスライダ幅方向と
し、スライダの幅L2、第3のパッドの中心から、スラ
イダの幅方向端までの距離をL1としたとき、L=L1
/L2で定義される、第3のパッドの位置の幅比が、浮
上量変動が最小となる比である構成とする。これにより
ディスクの外周側での浮上量を抑制でき、スライダの浮
上量変動を抑制できるという効果を有する。
【0052】本発明のさらに他の局面に従えば、スライ
ダの浮上面に設けられ、流入端側に設けられた第1のパ
ッドと第2のパッドと、流出端側に設けられた第3のパ
ッドとを具備し少なくとも一つのパッドの流入端側の段
差の壁角が、流れ方向と垂直する方向で異なるという構
成とする。これにより、パッドの流入端側の段差の壁角
が流れ方向と垂直する方向で異なるという簡便な手法で
スキュー角による浮上量の変動量を小さく出来るスライ
ダが実現できるという効果を有する。さらに、スキュー
角が小さい時にスライダがディスクからより低速で浮上
しスライダおよびディスクの摩耗を抑制できるという効
果を有する。
ダの浮上面に設けられ、流入端側に設けられた第1のパ
ッドと第2のパッドと、流出端側に設けられた第3のパ
ッドとを具備し少なくとも一つのパッドの流入端側の段
差の壁角が、流れ方向と垂直する方向で異なるという構
成とする。これにより、パッドの流入端側の段差の壁角
が流れ方向と垂直する方向で異なるという簡便な手法で
スキュー角による浮上量の変動量を小さく出来るスライ
ダが実現できるという効果を有する。さらに、スキュー
角が小さい時にスライダがディスクからより低速で浮上
しスライダおよびディスクの摩耗を抑制できるという効
果を有する。
【0053】本発明のさらに他の局面に従えば、記録媒
体との間に生じる空気流の上流側及び下流側に位置する
流入端と流出端を有し、かつ記録媒体に対向する浮上面
を有するスライダと、スライダの浮上面に設けられ、流
入端側に設けられた第1のパッドと第2のパッドと、流
出端側に設けられた第3のパッドとを具備し、少なくと
も一つのパッドの流入端側の段差の深さが、流れ方向と
垂直する方向で異なり、これにより、パッドの流入端側
の段差の深さが流れ方向と垂直する方向で異なるという
簡便な手法でスキュー角による浮上量の変動量を小さく
出来るスライダが実現できるという効果を有する。
体との間に生じる空気流の上流側及び下流側に位置する
流入端と流出端を有し、かつ記録媒体に対向する浮上面
を有するスライダと、スライダの浮上面に設けられ、流
入端側に設けられた第1のパッドと第2のパッドと、流
出端側に設けられた第3のパッドとを具備し、少なくと
も一つのパッドの流入端側の段差の深さが、流れ方向と
垂直する方向で異なり、これにより、パッドの流入端側
の段差の深さが流れ方向と垂直する方向で異なるという
簡便な手法でスキュー角による浮上量の変動量を小さく
出来るスライダが実現できるという効果を有する。
【0054】本発明のさらに他の局面に従えば、スキュ
ー角が小さい時にスライダがディスクからより低速で浮
上しスライダおよびディスクの摩耗を抑制できるという
効果を有する。
ー角が小さい時にスライダがディスクからより低速で浮
上しスライダおよびディスクの摩耗を抑制できるという
効果を有する。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0056】(実施の形態1)図1は、HDD100の
内部の斜視図である。図2は、HDD100の断面図で
ある。
内部の斜視図である。図2は、HDD100の断面図で
ある。
【0057】図1および図2を参照して、HDDはハウ
ジングカバー(図示せず)により覆われている。アクチ
ュエータ軸20に回動可能に取り付けられたアクチュエ
ータ・アーム5の複数の先端部5Aには、サスペンショ
ン14が取り付けられている。それぞれのサスペンショ
ン14の先端には、磁気変換器あるいは読取り書込み用
のヘッド99(図4)を運ぶスライダ3が取り付けられ
ている。
ジングカバー(図示せず)により覆われている。アクチ
ュエータ軸20に回動可能に取り付けられたアクチュエ
ータ・アーム5の複数の先端部5Aには、サスペンショ
ン14が取り付けられている。それぞれのサスペンショ
ン14の先端には、磁気変換器あるいは読取り書込み用
のヘッド99(図4)を運ぶスライダ3が取り付けられ
ている。
【0058】ハウジング7内には主軸1が装着されてい
る。主軸1には、多数のディスク2が回転可能に間隔を
あけて取り付けられている。ディスク2は、モーター8
によって回転する主軸1とともに矢印Aで示す方向に回
転する。スライダ3の中にあって、アクチュエータ・ア
ームの組5で位置決めされるヘッド99(図4)によっ
て、情報がディスク2上に書込まれあるいはディスク2
から読取られる。
る。主軸1には、多数のディスク2が回転可能に間隔を
あけて取り付けられている。ディスク2は、モーター8
によって回転する主軸1とともに矢印Aで示す方向に回
転する。スライダ3の中にあって、アクチュエータ・ア
ームの組5で位置決めされるヘッド99(図4)によっ
て、情報がディスク2上に書込まれあるいはディスク2
から読取られる。
【0059】ディスク2のそれぞれの表面と裏面の両方
にスライダ3が設けられており、各ディスク2の表面と
裏面に情報が書き込まれあるいはディスク2から読み取
られる。ボイスコイルモータ6によって、アクチュエー
タアーム5に動力があたえられ、アクチュエータアーム
5はアクチュエータ軸20の周りを揺動する。
にスライダ3が設けられており、各ディスク2の表面と
裏面に情報が書き込まれあるいはディスク2から読み取
られる。ボイスコイルモータ6によって、アクチュエー
タアーム5に動力があたえられ、アクチュエータアーム
5はアクチュエータ軸20の周りを揺動する。
【0060】スライダ3とそれに一体化された磁気変換
器(図示せず)は、データの磁気的表示をディスク2上
のどのトラックにでも記憶できるようにディスク2の表
面上を動く。HDD中では、この変換器の動きは、アク
チュエータ軸20の周りの回転によるものである。アク
チュエータ・アクチュエータアーム5を回転させること
で、スライダ3及びその中の変換器は、ディスク2の表
面上のどのトラックの上にでも位置することができる。
器(図示せず)は、データの磁気的表示をディスク2上
のどのトラックにでも記憶できるようにディスク2の表
面上を動く。HDD中では、この変換器の動きは、アク
チュエータ軸20の周りの回転によるものである。アク
チュエータ・アクチュエータアーム5を回転させること
で、スライダ3及びその中の変換器は、ディスク2の表
面上のどのトラックの上にでも位置することができる。
【0061】図3は、ディスク2の中の一枚を上から見
た詳細図である。HDDの技術としてよく知られている
ように、それぞれのディスク2には、磁気情報が記録さ
れる同心上のトラックの列がある。内直径(ID)トラ
ック11は、データが記憶される最も内側の同心トラッ
クである。外直径(OD)トラック10は、データが記
憶される最も外側の同心トラックである。
た詳細図である。HDDの技術としてよく知られている
ように、それぞれのディスク2には、磁気情報が記録さ
れる同心上のトラックの列がある。内直径(ID)トラ
ック11は、データが記憶される最も内側の同心トラッ
クである。外直径(OD)トラック10は、データが記
憶される最も外側の同心トラックである。
【0062】図4に、スライダ3のエア・ベアリング表
面(ABS)の形状を示す。ABSは、スライダ3の下
面に固定され、ディスク表面に向き合っている。ABS
の形状は、型成形、エッチング、レーザ切削加工、イオ
ン粉砕加工、汎用の機械加工、あるいは他の種々の方法
によって形成される。
面(ABS)の形状を示す。ABSは、スライダ3の下
面に固定され、ディスク表面に向き合っている。ABS
の形状は、型成形、エッチング、レーザ切削加工、イオ
ン粉砕加工、汎用の機械加工、あるいは他の種々の方法
によって形成される。
【0063】スライダ3には、流入端21、流出端2
2、内周側端23および外周側端24が形成される。図
4に示すように、スライダ3には、内パッド31、外パ
ッド32および流出端パッド33が形成される。また、
各パッドから一段高さが低い流入端リセス41、流出端
リセス42が形成され、さらに高さの低い中心リセス4
3が形成される。
2、内周側端23および外周側端24が形成される。図
4に示すように、スライダ3には、内パッド31、外パ
ッド32および流出端パッド33が形成される。また、
各パッドから一段高さが低い流入端リセス41、流出端
リセス42が形成され、さらに高さの低い中心リセス4
3が形成される。
【0064】流入端リセス41には、内パッド31と外
パッド32が形成されており、内パッド31と外パッド
32の流入端21側には一段低い流入端リセス41が位
置している。流入端21は、ディスク表面が回転する方
向(矢印R1方向)に向いている。回転するディスク2
の粘性効果によって、空気は流入端リセス41の下を通
過し、内パッド31と外パッド32との下方へ押し込ま
れる。
パッド32が形成されており、内パッド31と外パッド
32の流入端21側には一段低い流入端リセス41が位
置している。流入端21は、ディスク表面が回転する方
向(矢印R1方向)に向いている。回転するディスク2
の粘性効果によって、空気は流入端リセス41の下を通
過し、内パッド31と外パッド32との下方へ押し込ま
れる。
【0065】このため、内パッド31と外パッド32と
のそれぞれの下方においてスライダ3に対してディスク
2の方向に圧力を生じる。その結果、エア潤滑膜を形成
する。スライダ3のディスク2方向に作用する圧力を正
圧呼び、ディスク2に対してスライダ3の方向に作用す
る圧力を負圧と呼ぶ。
のそれぞれの下方においてスライダ3に対してディスク
2の方向に圧力を生じる。その結果、エア潤滑膜を形成
する。スライダ3のディスク2方向に作用する圧力を正
圧呼び、ディスク2に対してスライダ3の方向に作用す
る圧力を負圧と呼ぶ。
【0066】中心リセス43は、エア潤滑膜効果によっ
て揚力が生じないように、十分な深さを有するように形
成される。記録用変換器あるいは読取り書込み用のヘッ
ド99は、通常、流出端パッド33の後端に位置してい
る。
て揚力が生じないように、十分な深さを有するように形
成される。記録用変換器あるいは読取り書込み用のヘッ
ド99は、通常、流出端パッド33の後端に位置してい
る。
【0067】流入端リセス41は、わずかな揚力が生じ
るように所定量の深さを有するように形成される。本実
施の形態では、流入端リセス41、流出端リセス42
は、0。2μmの深さを有し、中心リセス43は、1μ
mの深さを有する。
るように所定量の深さを有するように形成される。本実
施の形態では、流入端リセス41、流出端リセス42
は、0。2μmの深さを有し、中心リセス43は、1μ
mの深さを有する。
【0068】第1のパッドである流入端の内パッド31
と第2のパッドである外パッド32とは、流入端の内側
に位置する内周側端23と外側外側に位置する内周側端
24とにそれぞれ形成される。内パッド31と外パッド
32との両パッドの流入側稜線71および72は円弧状
の形状を有する。また、流出端22側に第3のパッドで
ある流出端パッド33が形成される。流出端パッド33
の流入端側の稜線73は円弧状の形状を有する。
と第2のパッドである外パッド32とは、流入端の内側
に位置する内周側端23と外側外側に位置する内周側端
24とにそれぞれ形成される。内パッド31と外パッド
32との両パッドの流入側稜線71および72は円弧状
の形状を有する。また、流出端22側に第3のパッドで
ある流出端パッド33が形成される。流出端パッド33
の流入端側の稜線73は円弧状の形状を有する。
【0069】図4には、縦軸60も示している。スライ
ダ3の縦軸60に対するエアフローの角度は、スキュー
角と呼ばれる。スキュー角は、回転アクチュエータ軸2
0へのアクチュエータアーム5の取付け位置に依存す
る。スキュー角はIDトラック11からODトラック1
0までの間で大きく変化する。また、スキュー角は、正
にも負にもなる。エアフローが矢印Eに示す方向からス
ライダ3の外周側端24にあたるようにアクチュエータ
アーム5が位置している場合は、スキュー角は正である
という。エアフローが矢印Fに示す方向からスライダ3
の内周側端23にあたるようにアクチュエータアーム5
が位置している場合は、スキュー角は負であるという。
それぞれの場合のエアフローの方向を矢印E、矢印Fで
示している。スキュー角が正のエアフローを矢印Eで示
し、スキュー角が負の方向のエアフローを矢印Fで示
す。
ダ3の縦軸60に対するエアフローの角度は、スキュー
角と呼ばれる。スキュー角は、回転アクチュエータ軸2
0へのアクチュエータアーム5の取付け位置に依存す
る。スキュー角はIDトラック11からODトラック1
0までの間で大きく変化する。また、スキュー角は、正
にも負にもなる。エアフローが矢印Eに示す方向からス
ライダ3の外周側端24にあたるようにアクチュエータ
アーム5が位置している場合は、スキュー角は正である
という。エアフローが矢印Fに示す方向からスライダ3
の内周側端23にあたるようにアクチュエータアーム5
が位置している場合は、スキュー角は負であるという。
それぞれの場合のエアフローの方向を矢印E、矢印Fで
示している。スキュー角が正のエアフローを矢印Eで示
し、スキュー角が負の方向のエアフローを矢印Fで示
す。
【0070】実施の形態1においては、回転型アクチュ
エータ・アクチュエータアーム5は、IDトラック11
においてスキューが正の最大角度になり、ODトラック
10において負の最小角度となるように設置されてい
る。アクチュエータアーム5の回動により、エアフロー
の流入方向が異なり、かつ全てのパッド(内パッド3
1、外パッド32および流出端パッド33)の下で流入
速度も一定ではなくなる。
エータ・アクチュエータアーム5は、IDトラック11
においてスキューが正の最大角度になり、ODトラック
10において負の最小角度となるように設置されてい
る。アクチュエータアーム5の回動により、エアフロー
の流入方向が異なり、かつ全てのパッド(内パッド3
1、外パッド32および流出端パッド33)の下で流入
速度も一定ではなくなる。
【0071】本実施の形態1においては、ディスク2の
回転数は、一定である。このため、IDトラック11と
ODトラック10との間のディスク半径の変動により、
スライダ3の下方でのディスク速度が異なり、空気の流
速が異なっている。IDトラック11では最低速度とな
り、ODトラック10では最高速度となる。
回転数は、一定である。このため、IDトラック11と
ODトラック10との間のディスク半径の変動により、
スライダ3の下方でのディスク速度が異なり、空気の流
速が異なっている。IDトラック11では最低速度とな
り、ODトラック10では最高速度となる。
【0072】揺動型アクチュエータHDDのディスク2
の表面上をIDトラック11からODトラック10へと
スライダ3が浮動する時、内パッド31、外パッド32
および流出端パッド33の形状によって、エア潤滑膜の
圧力分布の形が決定される。スライダがIDトラック1
1上に位置する時のエア潤滑膜の圧力分布の形状を図5
に示す。図5から明らかなように、内パッド31、外パ
ッド32および流出端パッド33では、エア潤滑膜によ
りスライダ3の下方に正圧が発生する。また、流入端リ
セス41の稜線81、82、83、84および85では
負圧が発生する。
の表面上をIDトラック11からODトラック10へと
スライダ3が浮動する時、内パッド31、外パッド32
および流出端パッド33の形状によって、エア潤滑膜の
圧力分布の形が決定される。スライダがIDトラック1
1上に位置する時のエア潤滑膜の圧力分布の形状を図5
に示す。図5から明らかなように、内パッド31、外パ
ッド32および流出端パッド33では、エア潤滑膜によ
りスライダ3の下方に正圧が発生する。また、流入端リ
セス41の稜線81、82、83、84および85では
負圧が発生する。
【0073】スライダ3は、内パッド31、外パッド3
2および流出端パッド33と流入端リセス41、流出端
リセス42および中心リセス43等で発生するエア潤滑
膜による正圧と、エア潤滑膜による負圧と、サスペンシ
ョン14による押し付け力とによりつりあい、ディスク
2から所定量浮上して保持される。
2および流出端パッド33と流入端リセス41、流出端
リセス42および中心リセス43等で発生するエア潤滑
膜による正圧と、エア潤滑膜による負圧と、サスペンシ
ョン14による押し付け力とによりつりあい、ディスク
2から所定量浮上して保持される。
【0074】各パッドの形状は、スキュー角に対する浮
動高度及びその浮動高度の変動が最小になるような圧力
分布を生じるよう設計されている。内パッド31、外パ
ッド32および流出端パッド33で発生した圧力は、ス
ライダ3を浮上させる浮上力である。その圧力の発生具
合が、内パッド31、外パッド32および流出端パッド
33の各形状および形成される位置により決められる。
動高度及びその浮動高度の変動が最小になるような圧力
分布を生じるよう設計されている。内パッド31、外パ
ッド32および流出端パッド33で発生した圧力は、ス
ライダ3を浮上させる浮上力である。その圧力の発生具
合が、内パッド31、外パッド32および流出端パッド
33の各形状および形成される位置により決められる。
【0075】本実施の形態の流入端の内パッド31およ
び外パッド32の内周側の流入側稜線71および72は
円弧である。このように円弧状に内パッド31および外
パッド32を形成することにより、スキュー角によっ
て、内パッド31および外パッド32の下方で空気の流
れる距離が異なるので、発生する圧力を調整することが
できる。
び外パッド32の内周側の流入側稜線71および72は
円弧である。このように円弧状に内パッド31および外
パッド32を形成することにより、スキュー角によっ
て、内パッド31および外パッド32の下方で空気の流
れる距離が異なるので、発生する圧力を調整することが
できる。
【0076】スキュー角が0度または負の場合には、各
パッド31および32での空気の流れる方向に関する稜
線から円弧の中心までの距離は、スキュー角によらず一
定となる。この稜線から円弧の中心までの距離が、各パ
ッド31および32下での空気の流れる距離となる。稜
線から円弧の中心までの距離がスキュー角によらず一定
となるので、スキュー角の変化に起因する圧力変動の発
生を抑制することができる。各パッド31、32の半径
を調整する事により、両パッド31、32で発生する圧
力を調整することができる。各パッド31、32の円弧
の中心位置を調整する事によっても両パッド31、32
で発生する圧力を調整することができる。
パッド31および32での空気の流れる方向に関する稜
線から円弧の中心までの距離は、スキュー角によらず一
定となる。この稜線から円弧の中心までの距離が、各パ
ッド31および32下での空気の流れる距離となる。稜
線から円弧の中心までの距離がスキュー角によらず一定
となるので、スキュー角の変化に起因する圧力変動の発
生を抑制することができる。各パッド31、32の半径
を調整する事により、両パッド31、32で発生する圧
力を調整することができる。各パッド31、32の円弧
の中心位置を調整する事によっても両パッド31、32
で発生する圧力を調整することができる。
【0077】また、内パッド31の内周側の流入側稜線
71は、浅い第1のリセス41との境界であり、内パッ
ド31の中心軸60側の稜線82は、深い中心リセス4
3との境界である。また、外パッド32の内周側稜線7
2は円弧であるとともに浅い第1のリセス41との境界
であり、外周側稜線は、外側稜線24との境界と一致す
る。これら稜線での段差の壁角は、リセスの深さに依存
し、深い中心リセス43との境界では、垂直(0度)に
近く、浅い第1のリセス41との境界では、中心リセス
43との境界での壁角よりも大きくなだらかとしてい
る。
71は、浅い第1のリセス41との境界であり、内パッ
ド31の中心軸60側の稜線82は、深い中心リセス4
3との境界である。また、外パッド32の内周側稜線7
2は円弧であるとともに浅い第1のリセス41との境界
であり、外周側稜線は、外側稜線24との境界と一致す
る。これら稜線での段差の壁角は、リセスの深さに依存
し、深い中心リセス43との境界では、垂直(0度)に
近く、浅い第1のリセス41との境界では、中心リセス
43との境界での壁角よりも大きくなだらかとしてい
る。
【0078】したがって、内パッド31および外パッド
32の内周側の稜線71および72では、段差壁角は大
きくなだらかであり、外周側での稜線82および24の
段差壁角は小さい(垂直に近い)。このため、外周側か
ら高速なエアーフローEが壁面に衝突し、内パッド31
および外パッド32の下方に流れにくい。この結果、内
パッド31および外パッド32で発生する圧力を抑制す
る効果がある。一方内周側から流入するエアーフローF
は段差壁角が大きいため内パッド31および外パッド3
2の下方に流れやすいので、内パッド31および外パッ
ド32では正の圧力が発生しやすい。
32の内周側の稜線71および72では、段差壁角は大
きくなだらかであり、外周側での稜線82および24の
段差壁角は小さい(垂直に近い)。このため、外周側か
ら高速なエアーフローEが壁面に衝突し、内パッド31
および外パッド32の下方に流れにくい。この結果、内
パッド31および外パッド32で発生する圧力を抑制す
る効果がある。一方内周側から流入するエアーフローF
は段差壁角が大きいため内パッド31および外パッド3
2の下方に流れやすいので、内パッド31および外パッ
ド32では正の圧力が発生しやすい。
【0079】内パッド31と外パッド32との位置は、
ディスク2の回転中心に対して、半径の差が存在するた
め、内パッド31と外パッド32とにおける空気の速度
が異なる。第1のパッドの幅をb、第2のパッドの幅を
cとし、この比をaとした際に、この幅の比aを各種変
化させた際の半径と浮上量の関係を図6に示す。横軸
は、半径であり、縦軸は浮上量である。半径が小さい方
が内周であり、大きい方が外周である。
ディスク2の回転中心に対して、半径の差が存在するた
め、内パッド31と外パッド32とにおける空気の速度
が異なる。第1のパッドの幅をb、第2のパッドの幅を
cとし、この比をaとした際に、この幅の比aを各種変
化させた際の半径と浮上量の関係を図6に示す。横軸
は、半径であり、縦軸は浮上量である。半径が小さい方
が内周であり、大きい方が外周である。
【0080】図6から明らかなように、浮上量はaに依
存しa=1.54の場合は、内周から外周までの浮上量
の差(浮上量変動)がもっとも小さく、a=1.25で
は、浮上量変動が大きい。
存しa=1.54の場合は、内周から外周までの浮上量
の差(浮上量変動)がもっとも小さく、a=1.25で
は、浮上量変動が大きい。
【0081】この幅の比aと浮上量変動の関係を図7に
示す。第1のパッドと第2のパッドの幅の比により浮上
量変動が異なり、図7から明らかなように、幅比a=
1.54で浮上量変動が最小となる。このように、内パ
ッド31と外パッド32との幅が異なり、図7に示した
ように、浮上量変動が最小になる幅の比aでパッドの幅
を設定することにより、内パッド31と外パッド32で
発生した浮動力の差が抑制できる。このため、スライダ
3の浮上変動を最小とすることができる。
示す。第1のパッドと第2のパッドの幅の比により浮上
量変動が異なり、図7から明らかなように、幅比a=
1.54で浮上量変動が最小となる。このように、内パ
ッド31と外パッド32との幅が異なり、図7に示した
ように、浮上量変動が最小になる幅の比aでパッドの幅
を設定することにより、内パッド31と外パッド32で
発生した浮動力の差が抑制できる。このため、スライダ
3の浮上変動を最小とすることができる。
【0082】半円形状の流出端パッド33は、流出端2
2側に形成される。また、流出端パッド33は、流出端
パッド33より一段低い半円弧状の流出端リセス42上
に形成される。空気の流入方向によって流出端リセス4
2の下方を空気が流れる距離が変化するように、流出端
パッド33の円心と流出端リセス42の円心は一致せず
ずれている。また、流出端パッド33の流入側の稜線7
3は外周側部73Aが流出端リセス42の稜線76と一
致するように形成される。
2側に形成される。また、流出端パッド33は、流出端
パッド33より一段低い半円弧状の流出端リセス42上
に形成される。空気の流入方向によって流出端リセス4
2の下方を空気が流れる距離が変化するように、流出端
パッド33の円心と流出端リセス42の円心は一致せず
ずれている。また、流出端パッド33の流入側の稜線7
3は外周側部73Aが流出端リセス42の稜線76と一
致するように形成される。
【0083】本構成でスキュー角が変化したときの、ス
ライダ3の動作について説明する。スキュー角が負の場
合(矢印Fから空気が流入する場合)は、流出端リセス
42の下方で空気の流れる距離は、長い。スキュー角が
大きくなるほど、稜線76と稜線73で挟まれた流出端
リセス42の下方で空気の流れる距離は短くなる。した
がって、スキュー角が大きいほど、空気の流れる距離が
短いため流出端リセス42の下方で発生する圧力は低く
なる。
ライダ3の動作について説明する。スキュー角が負の場
合(矢印Fから空気が流入する場合)は、流出端リセス
42の下方で空気の流れる距離は、長い。スキュー角が
大きくなるほど、稜線76と稜線73で挟まれた流出端
リセス42の下方で空気の流れる距離は短くなる。した
がって、スキュー角が大きいほど、空気の流れる距離が
短いため流出端リセス42の下方で発生する圧力は低く
なる。
【0084】また、流出端パッド33の流入端側の稜線
73の外周側は、深い中心リセス43と境界を形成して
おり、内周側は浅い流出端リセス42と境界を形成して
いる。
73の外周側は、深い中心リセス43と境界を形成して
おり、内周側は浅い流出端リセス42と境界を形成して
いる。
【0085】図4におけるA−A断面の流出端パッド3
3近傍の要部断面拡大図を図8に示す。流出端パッド3
3の内周23側は、流出端リセス42と浅い段差の壁面
33Aが形成される。外周側では深い中心リセス43と
の壁面33Bが形成される。また、壁面角度θAは内周
側の壁面33Aでは大きくなだらかとなり、外周側の壁
面33Bでは、壁角θBは小さく急となるように流出端
パッド33は形成される。
3近傍の要部断面拡大図を図8に示す。流出端パッド3
3の内周23側は、流出端リセス42と浅い段差の壁面
33Aが形成される。外周側では深い中心リセス43と
の壁面33Bが形成される。また、壁面角度θAは内周
側の壁面33Aでは大きくなだらかとなり、外周側の壁
面33Bでは、壁角θBは小さく急となるように流出端
パッド33は形成される。
【0086】流出端パッド33の外周側は段差H1が高
く、内周側では段差H2が低いため、スキュー角が大き
い時、つまり、外周側から空気が流れる場合は、流出端
パッド33への空気の流入は少なくなる。また、スキュ
ー角が小さい場合は、段差H2が浅いため、流出端パッ
ド33への空気の流入は多くなる。このように流出端パ
ッド33の空気流入側の稜線73の一部(外周側部73
A)を深い中心リセス43の境界76と一致させたこと
により、スキュー角が大きくなるほど、つまり、外周側
からの空気の流入に対して、正の圧力が発生しにくくな
る。逆に内周側からの空気の流入に対して、正の圧力が
発生しやすい。
く、内周側では段差H2が低いため、スキュー角が大き
い時、つまり、外周側から空気が流れる場合は、流出端
パッド33への空気の流入は少なくなる。また、スキュ
ー角が小さい場合は、段差H2が浅いため、流出端パッ
ド33への空気の流入は多くなる。このように流出端パ
ッド33の空気流入側の稜線73の一部(外周側部73
A)を深い中心リセス43の境界76と一致させたこと
により、スキュー角が大きくなるほど、つまり、外周側
からの空気の流入に対して、正の圧力が発生しにくくな
る。逆に内周側からの空気の流入に対して、正の圧力が
発生しやすい。
【0087】また、流出端パッド33と深い中心リセス
43との間の壁面33Bの壁角は垂直(0度)に近く、
流出端パッド33と浅い流出端リセス42との間の壁面
33Aの壁角はなだらかに構成している。
43との間の壁面33Bの壁角は垂直(0度)に近く、
流出端パッド33と浅い流出端リセス42との間の壁面
33Aの壁角はなだらかに構成している。
【0088】スキュー角が大きい場合、壁面33Bの壁
角が小さいため(0度に近いため)空気は壁面33Bに
衝突し流出端パッド33の下方に空気が流れ込みにくく
なる。したがって、流出端パッド33の下方での圧力の
発生が抑制される。また、スキュー角が小さい場合、壁
面33Aの壁角が大きいため、空気は容易に流出端パッ
ド33の下方に流れ込み圧力が発生しやすくなる。
角が小さいため(0度に近いため)空気は壁面33Bに
衝突し流出端パッド33の下方に空気が流れ込みにくく
なる。したがって、流出端パッド33の下方での圧力の
発生が抑制される。また、スキュー角が小さい場合、壁
面33Aの壁角が大きいため、空気は容易に流出端パッ
ド33の下方に流れ込み圧力が発生しやすくなる。
【0089】また、スキュー角が小さい場合、壁面33
Aの壁角が大きいため、空気は容易に流出端パッド33
の下方に流れ込み圧力が発生しやすくなる。スキュー角
が小さい場合、つまりIDトラック11側でディスク停
止時にスライダ3がディスク2上に停止し、ディスク始
動およびディスク停止動作によりスライダ3が浮上する
いわゆるCSS方式では、ディスク2の回転による空気
流が流出端パッド33の下方に流れ込む。スキュー角が
小さい場合の空気の流入方向の壁面33Aの壁角は大き
いため、空気が流出端パッド33の下方により流れ込み
やすくなり、流出端パッド33の下方で発生する圧力
は、ディスク速度がより低速で高くなる。このためディ
スク速度がより低速でスライダ3が浮上する。より低速
でスライダが浮上するため、ディスク2とスライダ3の
接触を抑制することが出来、スライダおよびディスクの
摩耗が低減できる。
Aの壁角が大きいため、空気は容易に流出端パッド33
の下方に流れ込み圧力が発生しやすくなる。スキュー角
が小さい場合、つまりIDトラック11側でディスク停
止時にスライダ3がディスク2上に停止し、ディスク始
動およびディスク停止動作によりスライダ3が浮上する
いわゆるCSS方式では、ディスク2の回転による空気
流が流出端パッド33の下方に流れ込む。スキュー角が
小さい場合の空気の流入方向の壁面33Aの壁角は大き
いため、空気が流出端パッド33の下方により流れ込み
やすくなり、流出端パッド33の下方で発生する圧力
は、ディスク速度がより低速で高くなる。このためディ
スク速度がより低速でスライダ3が浮上する。より低速
でスライダが浮上するため、ディスク2とスライダ3の
接触を抑制することが出来、スライダおよびディスクの
摩耗が低減できる。
【0090】内パッド31、外パッド32においても、
スキュー角が小さい場合の壁角を大きく設定しているた
め、同様の効果が得られる。
スキュー角が小さい場合の壁角を大きく設定しているた
め、同様の効果が得られる。
【0091】また、本実施の形態では、スライダ3の空
気流れ方向の中心軸60に対して、非対称形状を採用し
ている。記録素子99は、中心軸60の流出端に設け
る。パッドの位置によってスライダ3の内周側と外周側
の浮上量の差を調整する。パッドが外周側にあれば外周
側の浮上量が増加し、逆に内周側にあれば内周側の浮上
量が増加する。
気流れ方向の中心軸60に対して、非対称形状を採用し
ている。記録素子99は、中心軸60の流出端に設け
る。パッドの位置によってスライダ3の内周側と外周側
の浮上量の差を調整する。パッドが外周側にあれば外周
側の浮上量が増加し、逆に内周側にあれば内周側の浮上
量が増加する。
【0092】流出端パッド33の内周側からの距離を種
々変化させシミュレーションした結果を図9に示す。流
出端パッド33の位置により、IDトラック11とOD
トラック10での浮上量変動が異なる。
々変化させシミュレーションした結果を図9に示す。流
出端パッド33の位置により、IDトラック11とOD
トラック10での浮上量変動が異なる。
【0093】この浮上量変動と流出端パッド33との位
置の関係を図10に示す。スライダの幅をl2、流出端
パッド33の中心の内周側端からの距離l1とし、l1
とl2との比をLとする。図9から明らかなように、流
出端パッド33の位置により、浮上量変動が異なり、浮
上量変動が最小になる幅比Lが存在する。
置の関係を図10に示す。スライダの幅をl2、流出端
パッド33の中心の内周側端からの距離l1とし、l1
とl2との比をLとする。図9から明らかなように、流
出端パッド33の位置により、浮上量変動が異なり、浮
上量変動が最小になる幅比Lが存在する。
【0094】図10に流出端パッド33の位置と浮上量
変動の関係を示す。本実施の形態では、幅比L=0.5
4の状態でもっとも浮上量変動が小さくなる。このよう
に浮上量変動が最小となる幅比Lとなる位置に流出端パ
ッド33を設けることにより、スライダ3の浮上量変動
を最小にすることができる。
変動の関係を示す。本実施の形態では、幅比L=0.5
4の状態でもっとも浮上量変動が小さくなる。このよう
に浮上量変動が最小となる幅比Lとなる位置に流出端パ
ッド33を設けることにより、スライダ3の浮上量変動
を最小にすることができる。
【0095】(実施の形態2)本発明は、実施の形態1
で示したABS形状に限定するものではなく、図11に
示すスライダ103によってもいくつかの課題は克服で
きる。
で示したABS形状に限定するものではなく、図11に
示すスライダ103によってもいくつかの課題は克服で
きる。
【0096】図11には、パッドの流入端稜線は円弧で
はなく、任意な曲線で形成している。このような構成で
あっても、第1のパッド131の幅b1、第2のパッド
132の幅c1との幅比b1/c1を浮上量変動が最小
となるように設定することにより、スキュー角による影
響の少ないスライダを提供することが可能である。
はなく、任意な曲線で形成している。このような構成で
あっても、第1のパッド131の幅b1、第2のパッド
132の幅c1との幅比b1/c1を浮上量変動が最小
となるように設定することにより、スキュー角による影
響の少ないスライダを提供することが可能である。
【0097】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スライダ
浮上量が小さくシーク速度が高速であっても、浮上量の
変化量が小さいという優れた効果を奏する。
浮上量が小さくシーク速度が高速であっても、浮上量の
変化量が小さいという優れた効果を奏する。
【0098】また本発明によれば、スライダとディスク
の接触による摩耗を抑制できるという優れた効果を奏す
る。
の接触による摩耗を抑制できるという優れた効果を奏す
る。
【0099】さらに本発明によれば、内直径(ID)ト
ラックから外直径(OD)トラックへの浮上量の変化を
最小限にするよう最適化されたスライダの設計法ならび
にスライダを提供できるという優れた効果を奏する。
ラックから外直径(OD)トラックへの浮上量の変化を
最小限にするよう最適化されたスライダの設計法ならび
にスライダを提供できるという優れた効果を奏する。
【0100】さらに本発明によれば、エア・ベアリング
表面の異なる部分が、異なるスキュー角の角度において
異なる圧力を有し、ディスクの回転数及びスキュー角に
よる浮上量変動を最小できるという優れた効果を奏す
る。
表面の異なる部分が、異なるスキュー角の角度において
異なる圧力を有し、ディスクの回転数及びスキュー角に
よる浮上量変動を最小できるという優れた効果を奏す
る。
【0101】さらに本発明によれば、ディスク停止時に
スライダが停止し、ディスク始動時およびディスク停止
動作中、ディスク速度がより低速でスライダが浮上し、
ディスクとスライダの接触を抑制できるという優れた効
果を奏する。
スライダが停止し、ディスク始動時およびディスク停止
動作中、ディスク速度がより低速でスライダが浮上し、
ディスクとスライダの接触を抑制できるという優れた効
果を奏する。
【0102】さらに本発明によれば、スライダのテーパ
加工工程が必要ないという優れた効果が得られ、リセス
境界における壁角度を一般加工精度で加工できるスライ
ダを提供することができる。
加工工程が必要ないという優れた効果が得られ、リセス
境界における壁角度を一般加工精度で加工できるスライ
ダを提供することができる。
【図1】実施の形態1のHDDの斜視図。
【図2】実施の形態1のHDDの断面図。
【図3】実施の形態1のディスク2の中の一枚を上から
見た詳細図。
見た詳細図。
【図4】実施の形態1のスライダ3のエア・ベアリング
表面(ABS)の形状を説明する図。
表面(ABS)の形状を説明する図。
【図5】実施の形態1のスライダがIDの時のエア潤滑
膜の圧力分布の形状を示す図。
膜の圧力分布の形状を示す図。
【図6】実施の形態1の第1および第2のパッドの幅比
と浮上量の関係を示すグラフ。
と浮上量の関係を示すグラフ。
【図7】実施の形態1の第1および第2のパッドの幅比
と浮上量変動の関係を示すグラフ。
と浮上量変動の関係を示すグラフ。
【図8】実施の形態1の流出端パッド33近傍の要部断
面拡大図。
面拡大図。
【図9】実施の形態1の流出端パッド位置の幅比と浮上
量の関係を示すグラフ。
量の関係を示すグラフ。
【図10】実施の形態1の流出端パッド位置の幅比と浮
上量変動の関係を示すグラフ。
上量変動の関係を示すグラフ。
【図11】実施の形態2のスライダ3のエア・ベアリン
グ表面(ABS)の形状を説明する図。
グ表面(ABS)の形状を説明する図。
1 主軸 2 ディスク 3 スライダ 5 アクチュエータ・アーム 6 ボイスコイルモータ 7 ハウジング 8 モーター 10 外直径(OD)トラック 11 内直径(ID)トラック 14 サスペンション 20 アクチュエータ軸 21 流入端 22 流出端 23 内周側端 24 外周側端 31 内パッド 32 外パッド 33 流出端パッド 41 流入端リセス 42 流出端リセス 43 中心リセス 99 ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 薫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D042 NA02 PA01 PA05 QA02 QA03
Claims (15)
- 【請求項1】 記録媒体との間に生じる空気流の上流側
及び下流側に位置する流入端と流出端を有し、かつ記録
媒体に対向する浮上面を有するディスク記録再生装置の
スライダであって、 前記浮上面の前記流入端側に形成される第1のパッド
と、 前記浮上面の前記流入端側に形成される第2のパッド
と、 前記浮上面の前記流出端側に形成される第3のパッド
と、 を有し、 前記第1のパッド、前記第2のパッドおよび前記第3の
パッドの少なくとも一つは、前記流入端側に形成される
第1稜線を有し、 前記第1稜線は、前記流入端側に凸部を有する曲線を含
むディスク記録再生装置のスライダ。 - 【請求項2】 前記スライダは、前記第1のパッドに対
して前記記録媒体と逆の方向に深さを有するように形成
される第1のリセスと、 前記第2のパッドに対して前記記録媒体と逆の方向に深
さを有するように形成される第2のリセスと、 前記第3のパッドに対して前記記録媒体と逆の方向に深
さを有するように形成される第3のリセスと、 前記第1のリセスに対して前記記録媒体と逆の方向に深
さを有するように形成される第4のリセスとを有し、 前記第4のリセスは、前記第1のリセスと前記第2のリ
セスと前記第3のリセスとのいずれよりも深く形成さ
れ、 前記第1のパッドは前記第1のリセスに位置し、 前記第2のパッドは前記第2のリセスに位置し、 前記第3のパッドは前記第3のリセスに位置する、請求
項1に記載のディスク記録再生装置のスライダ。 - 【請求項3】 前記第1稜線は、円弧を含む、請求項1
記載のディスク記録再生装置のスライダ - 【請求項4】 前記第1稜線は、楕円を含む、請求項1
記載のディスク記録再生装置のスライダ - 【請求項5】 前記第1のパッドは、前記記録媒体の内
周側に形成され、 前記第2のパッドは、前記記録媒体の外周側に形成さ
れ、 第1パッドと第2パッドとの少なくとも一方は、前記第
4のリセスとの境界に形成され、 前記第1パッドと第2パッドとの少なくとも一方は、前
記内周側に形成される段差と前記外周側に形成される段
差との高さが異なる、請求項2に記載のディスク記録再
生装置のスライダ。 - 【請求項6】 前記第1稜線は、前記第3のパッドの前
記流入端側に形成される第2稜線を含み、 前記第2稜線は、前記第4のリセスとの境界に形成され
る第3稜線を含み、 前記第3のパッドは、前記記録媒体の外周側に形成され
る第1段差と、前記記録媒体の内周側に形成される第2
段差とを有し、 前記第1段差は、前記第2段差よりも高い、請求項2に
記載のディスク記録再生装置のスライダ。 - 【請求項7】 前記第1のパッドの幅をb、前記第2の
パッドの幅をcとし、両パッド幅の比をa=b/cとし
たとき、 b≠cであり、かつ、前記記録媒体の内周から外周まで
の前記スライダの浮上量変動が最小となるような両パッ
ド幅の前記比aを有する、請求項1に記載のディスク記
録再生装置のスライダ。 - 【請求項8】 前記第3のパッドは、前記スライダの浮
動量の変動が最小となるように配置される、請求項1に
記載のディスク記録再生装置のスライダ。 - 【請求項9】 前記スライダは、空気流の方向に沿う方
向の中心軸を有し、 前記第3のパッドの中心は、前記中心軸と異なる位置に
配置される、請求項8に記載のディスク記録再生装置の
スライダ。 - 【請求項10】 前記スライダの空気流の方向と実質的
に直交する方向をスライダ幅方向とし、前記スライダの
幅をL2、前記第3のパッドの中心から、前記スライダ
の幅方向端までの距離をL1としたとき、 L=L1/L2で定義される前記第3のパッドの位置の
幅比が、前記浮上量変動が最小となる比であるように、
前記第3のパッドが配置される、請求項8に記載のディ
スク記録再生装置のスライダ。 - 【請求項11】 前記スライダは、空気流の方向に沿う
方向の中心軸を有し、 前記スライダは、前記中心軸上に設けられる記録素子を
備える、請求項8に記載のディスク記録再生装置のスラ
イダ。 - 【請求項12】 前記第1のパッド、前記第2のパッド
および前記第3のパッドの少なくとも一つは、前記記録
媒体の外周側に形成される第1段差と、前記記録媒体の
内周側に形成される第2段差とを有し、 前記第1段差の第1壁角と前記第2段差の第2壁角とが
異なる、請求項1に記載のディスク記録再生装置のスラ
イダ。 - 【請求項13】 前記第1壁角は、前記第2壁角よりも
小さい、請求項12に記載のディスク記録再生装置のス
ライダ。 - 【請求項14】 前記第1のパッド、前記第2のパッド
および前記第3のパッドの少なくとも一つは、前記記録
媒体の外周側に形成される第1段差と、前記記録媒体の
内周側に形成される第2段差とを有し、 前記第1段差の第1深さと前記第2段差の第2深さとが
異なる、請求項1に記載のディスク記録再生装置のスラ
イダ。 - 【請求項15】 前記第1段差は、前記第2段差よりも
大きい、請求項14に記載のディスク記録再生装置のス
ライダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11130677A JP2000322722A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | ディスク記録再生装置のスライダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11130677A JP2000322722A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | ディスク記録再生装置のスライダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000322722A true JP2000322722A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=15039983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11130677A Withdrawn JP2000322722A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | ディスク記録再生装置のスライダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000322722A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1486962A4 (en) * | 2002-02-27 | 2007-05-23 | Fujitsu Ltd | OPTICAL RECORDING MEDIUM, RECORDING / PLAYING DEVICE THEREFOR, MEMORY DEVICE AND RECORDING / REPLAYING METHOD THEREFOR |
-
1999
- 1999-05-11 JP JP11130677A patent/JP2000322722A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1486962A4 (en) * | 2002-02-27 | 2007-05-23 | Fujitsu Ltd | OPTICAL RECORDING MEDIUM, RECORDING / PLAYING DEVICE THEREFOR, MEMORY DEVICE AND RECORDING / REPLAYING METHOD THEREFOR |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |