JP2000323263A - 発熱素子 - Google Patents

発熱素子

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JP2000323263A
JP2000323263A JP11127433A JP12743399A JP2000323263A JP 2000323263 A JP2000323263 A JP 2000323263A JP 11127433 A JP11127433 A JP 11127433A JP 12743399 A JP12743399 A JP 12743399A JP 2000323263 A JP2000323263 A JP 2000323263A
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JP
Japan
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heating element
heating resistor
central portion
heater
heating
Prior art date
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Withdrawn
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JP11127433A
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English (en)
Inventor
Kentaro Sawamura
建太郎 澤村
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降温の繰り返しや高温での酸化に耐える
等、耐久性に優れた発熱素子を提供する。 【解決手段】 発熱素子を、絶縁体材料基板の上に発熱
抵抗体が設けられ、若しくは絶縁体材料基板中に発熱抵
抗体が埋設された積層構造燒結体からなるものとし、発
熱抵抗体を、外部電源と接続される2つのリード部と、
このリード部間に位置するヒーター部とから構成すると
ともに、このヒーター部の中央部の断面積Scと中央部
以外の部位(周辺部)の断面積Sとの関係を1.3S≦
Sc≦1.7Sを満足するものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐久性に優れ、気
体燃料や液体燃料の着火などに使用される通電式の発熱
素子、およびサーミスター等の発熱素子に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、天然ガス、プロパンガス、灯
油等の気体燃料や液体燃料の着火には、セラミックスを
用いた通電式の発熱素子が用いられている。
【0003】この種の着火用発熱素子は、通常、窒化珪
素(SiN)からなる絶縁体材料基板に、タングス
テンや炭化タングステン等の発熱抵抗体を埋設して焼成
することによって作製されており、3秒間程度で100
0℃以上の温度に達する急速昇温性と、on−off通
電操作や連続通電操作における耐久性を有することが要
求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、発熱素子の中
央部は熱が逃げにくく、周辺領域よりも高温となる。こ
のため、従来の発熱素子は、上記のようなon−off
通電操作や連続通電操作等による温度差に起因するスト
レスの発生、1000℃以上の高温となることによる発
熱抵抗体と絶縁体材料基板との化学反応、あるいは、酸
化反応が起こりやすくなり、発熱抵抗体の断線や絶縁体
材料基板のクラック発生等による耐久性低下が問題とな
っている。
【0005】本発明は、上述のような実情に鑑みてなさ
れたものであり、昇降温の繰り返しや高温での酸化に耐
える等、耐久性に優れた発熱素子を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は絶縁体材料基板と、その上に設けら
れ、若しくはその中に埋設された発熱抵抗体との積層構
造燒結体からなる発熱素子において、前記発熱抵抗体は
外部電源と接続される2つのリード部と、該リード部間
に位置するヒーター部とからなり、該ヒーター部の中央
部の断面積Scと中央部以外の部位(周辺部)の断面積
Sとの間に、1.3S≦Sc≦1.7Sの関係が成立す
るような構成とした。
【0007】このような本発明では、発熱抵抗体のヒー
ター部の中央部における発熱量が、ヒーター部の中央部
以外の部位(周辺部)における発熱量よりも低くなり、
発熱素子の中央部での熱蓄積による高温化が防止され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1は本発明の発熱素子の一
実施形態を示す斜視図であり、図2は図1に示される発
熱素子の分解斜視図である。図1および図2において、
発熱素子1は、絶縁体材料基板2上に形成された発熱抵
抗体4と、この絶縁体材料基板2の両面に積層されてい
る絶縁体材料基板2′との積層構造燒結体である。
【0009】絶縁体材料基板2,2′としては、従来か
ら急速昇温発熱素子において用いられる公知の絶縁体材
料の中から、適宜選択して用いることができる。例え
ば、窒化珪素(SiN)や、窒化珪素に酸化珪素や
酸化アルミニウムを含有させた絶縁体材料を使用するこ
とができる。尚、絶縁体材料基板2,2′は単層構造で
あってもよく、また、1種あるいは2種以上の絶縁体材
料基板層が積層された構造であってもよい。
【0010】発熱抵抗体4は、2つのリード部5,5
と、これらのリード部5間に位置して接続されているヒ
ーター部6とからなり、図示例では、リード部5,5に
それぞれ電極7,7が設けられ、この電極7,7を介し
て外部電源に接続することができる。この発熱抵抗体4
は、従来より急速昇温発熱素子において用いられる公知
の発熱抵抗体の中から、適宜選択して用いることができ
る。特に、高融点、低熱膨張率および低電気比抵抗を有
する材料が好ましく使用でき、例えば、タングステンや
炭化タングステン、タングステン−炭素化合物等が挙げ
られる。
【0011】本発明の発熱素子1では、上記の発熱抵抗
体4において、ヒーター部6の中央部の断面積Scと中
央部以外の部位(周辺部)の断面積Sとの間に、1.3
S≦Sc≦1.7Sの関係が成立する。中央部の断面積
Scが1.3S未満であると、中央部での抵抗値低下に
よる発熱量の低減が不充分であり、本発明の効果が奏さ
れず、また、中央部の断面積Scが1.7Sを超える
と、発熱素子として要求される急速昇温性が不充分なも
のとなる。尚、本発明では、中央部以外の部位(周辺
部)の断面積Sは、通常の印刷で制御可能な範囲で均一
なものとする。
【0012】ここで、ヒーター部6の中央部と、中央部
以外の部位(周辺部)について、図面を参照して説明す
る。図3は、上述の発熱素子1を構成する発熱抵抗体4
の部分平面図である。図3に示すように、発熱抵抗体4
はほぼ平行に配置された2つのリード部5,5と、これ
らのリード部5間に接続されたヒーター部6とからな
り、このヒーター部6は長さLの直線状の部材がコ字形
状で平行となるように接続されたものである。そして、
ヒーター部6の平行な長さLの各部材の中央の0.1L
〜0.5Lの部位を中央部6a(斜線で示す)とし、こ
の中央部6a以外のヒーター部6の部位を周辺部6bと
する。
【0013】図4は、構造がより簡単な発熱抵抗体の例
を示す部分平面図である。図4において、発熱抵抗体4
は長さLの直線状の1本のヒーター部6と、この両端に
接続され、反対方向で同一軸上に配設された2つのリー
ド部5,5とからなる。そして、ヒーター部6の中央の
0.1L〜0.5Lの部位を中央部6a(斜線で示す)
とし、この中央部6aの両側に位置するヒーター部6の
部位を周辺部6bとする。
【0014】上述の図3、図4に示される例では、長さ
Lのヒーター部6の中央の0.1L〜0.5Lの部位が
中央部6aとされる。
【0015】図5は、構造がやや複雑な発熱抵抗体の例
を示す部分平面図である。図5において、発熱抵抗体4
は、反対方向でほぼ平行な軸上に配設された2つのリー
ド部5,5と、これらのリード部5間に位置して接続さ
れているヒーター部6とからなる。このヒーター部6は
長さLの直線状の3本の部材が互いに平行でS字形状と
なるように接続されたものである。そして、ヒーター部
6の平行な長さLの3本の部材のうち、真中の1本の中
央の0.1L〜0.5Lの部位を中央部6a(斜線で示
す)とし、この中央部6a以外のヒーター部6の部位を
周辺部6bとする。
【0016】また、図6は、構造がさらに複雑な発熱抵
抗体の例を示す部分平面図である。図6において、発熱
抵抗体4はほぼ平行に配置された2つのリード部5,5
と、これらのリード部5間に接続されたヒーター部6と
からなる。このヒーター部6は長さLの直線状の4本の
部材が互いに平行となるように直列に接続されたもので
ある。そして、ヒーター部6の平行な長さLの4本の部
材のうち、真中の2本の中央の0.1L〜0.5Lの部
位を中央部6a(斜線で示す)とし、この中央部6a以
外のヒーター部6の部位を周辺部6bとする。
【0017】上述の図5、図6に示される例のように、
ヒーター部6の平行な長さLの部材がN本(Nは3以上
の正数)存在するような発熱抵抗体4では、真中寄りの
N/2(小数点以下切捨て)本の部材について、その中
央の0.1L〜0.5Lの部位を中央部6aとする。
【0018】本発明では、ヒーター部6の中央部6aの
断面積Scは、1.3S≦Sc≦1.7Sを満足すれば
よく、上述のような中央部6aの領域内で断面積Scに
変化をもたしてもよい。
【0019】本発明の発熱素子の製造方法には特に制限
はなく、従来セラミックス系発熱素子の製造において慣
用されている方法を用いることができる。
【0020】例えば、まず所要量の絶縁体材料粉末(例
えば、窒化珪素や、窒化珪素に酸化珪素や酸化アルミニ
ウムを含有させたもの)を適当な溶媒を用い、必要なら
ば、さらに公知のバインダーや分散剤等を添加して、ボ
ールミル等により湿式混合してスラリーを調製する。次
いで、ドクターブレード法、プレス成形法、押し出し成
形法等により所望形状に成形する。
【0021】次に、このようにして得られた成形体の表
面に、発熱抵抗体材料(例えば、タングステンや炭化タ
ングステン、タングステン−炭素化合物等)を含有する
ペーストを用いて所定のパターンを印刷する。その後、
パターン印刷された成形体に未印刷の成形体を積層した
り、または、パターン印刷された成形体を巻き付けて所
望形状に成形した後、この成形物を焼成する。焼成方法
については特に制限はなく、公知の方法、例えば、ホッ
トプレス焼成法、常圧焼成法、窒素ガス圧力焼成法、熱
間静水圧(HIP)焼成法等が用いられる。また、焼成
温度は、通常、1900℃以下、好ましくは1700〜
1800℃の範囲で設定される。この焼成においては、
窒素ガス雰囲気下等の非酸化性雰囲気下で実施すること
が有利である。
【0022】次に、このようにして得られた燒結体に、
表面研削加工や切断加工を施し、外部電源に接続するた
めの電極を発熱抵抗体のリード部に取り付けることによ
り、所望の発熱素子が得られる。本発明の発熱素子は、
例えば、天然ガス、プロパンガス、灯油等の気体燃料や
液体燃料の着火用として好適に用いられる。
【0023】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。
【0024】まず、α‐Si粉末100モル、A
粉末6.86モル、SiO 粉末10モル、お
よび、アクリル系バインダーとエタノール、トルエンを
それぞれ適量加え、ボールミルで混合することにより、
スラリーを調製した。次いで、このスラリーをドクター
ブレード法によりシート状に成形した後、乾燥処理して
厚さ500μmのシートを作製し,一辺が60mmの正
方形に切断した。
【0025】次に、タングステンと炭素との原子比を
0.5としたペーストを上記シートに印刷して、図6に
示されるような発熱抵抗体のパターンを形成した。尚、
図6に斜線で示される中央部6aの断面積Scと、周辺
部6bの断面積Sとの関係を、下記の表1に示すように
変化させた。
【0026】次いで、この印刷シートの上下に、印刷し
ていないシートを4層、合計9層となるように積層し、
積層体を作製した。この積層体を、1気圧の窒素ガス雰
囲気中、250kg/cmの加圧下で1750℃にて
1時間ホットプレス焼成して、積層構造燒結体を得た。
【0027】次に、この積層構造燒結体をダイヤモンド
砥石により切断加工し、次いで切断面における導電体層
の露出部にタングステン−ニッケル電極を焼き付け後、
ニッケルめっき処理し,さらに銅線をはんだ付けして電
極端子を設け、素子を作製した。尚、電極部は金属製モ
ールドに収め、外気と遮断した。
【0028】この発熱素子について、以下の連続負荷試
験とon−off試験を行って、結果を下記の表1に示
した。
【0029】連続負荷試験 空気中、1550℃に保持されるように連続通電した
際、抵抗値の変化が初期値に対して10%変化するに要
した時間を調べた。初期抵抗値は、通電を開始して15
50℃となった直後の抵抗値とした。試料数はそれぞれ
20であり、平均値を採用した。尚、2000時間以上
を合格とする。
【0030】on−off試験 空気中、15秒間通電させることで1550℃に昇温
(通電開始3秒間で1550℃に到達)させ、その後、
通電を15秒間停止することで室温付近まで冷却させる
ことを繰り返すon−off試験を行った。初期抵抗値
より10%増大した点における回数(昇降温の両過程で
1回のカウントとする)を調べた。初期抵抗値は、1回
目の通電での1550℃における抵抗値とした。試料数
はそれぞれ20であり、回数は平均値を採用した。尚、
50000回以上を合格とする。
【0031】
【表1】 表1に示されるように、ヒーター部の中央部の断面積S
cと中央部以外の部位(周辺部)の断面積Sとの関係が
1.3S≦Sc≦1.7Sを満足する発熱素子は、いず
れも連続負荷試験が2000時間以上、on−off試
験のサイクル回数が50000回以上であった。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば発
熱抵抗体のヒーター部では、その中央部の断面積Scと
中央部以外の部位(周辺部)の断面積Sとが1.3S≦
Sc≦1.7Sの関係を満足するので、発熱抵抗体のヒ
ーター部の中央部の抵抗値が低下し、その結果、ヒータ
ー部中央での発熱量がヒーター部の中央部以外の部位
(周辺部)における発熱量よりも低くなり、発熱素子の
中央部と周辺領域との温度差が減少し、これにより、発
熱抵抗体の断線や絶縁体材料基板のクラック発生等が防
止され、耐久性が著しく向上するという効果が奏され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発熱素子の一実施形態を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示される発熱素子の分解斜視図である。
【図3】本発明の発熱素子を構成する発熱抵抗体の一例
を示し、ヒーター部の中央部と、中央部以外の部位を説
明するための部分平面図である。
【図4】本発明の発熱素子を構成する発熱抵抗体の他の
例を示し、ヒーター部の中央部と、中央部以外の部位を
説明するための部分平面図である。
【図5】本発明の発熱素子を構成する発熱抵抗体の他の
例を示し、ヒーター部の中央部と、中央部以外の部位を
説明するための部分平面図である。
【図6】本発明の発熱素子を構成する発熱抵抗体の他の
例を示し、ヒーター部の中央部と、中央部以外の部位を
説明するための部分平面図である。中積層構造燒結体の
1例の部分分解斜視図である。
【符号の説明】
1…発熱素子 2,2′…絶縁体材料基板 4…発熱抵抗体 5…リード部 6…ヒーター部 6a…中央部 6b…周辺部 7…電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体材料基板と、その上に設けられ、
    若しくはその中に埋設された発熱抵抗体との積層構造燒
    結体からなる発熱素子において、前記発熱抵抗体は外部
    電源と接続される2つのリード部と、該リード部間に位
    置するヒーター部とからなり、該ヒーター部の中央部の
    断面積Scと中央部以外の部位(周辺部)の断面積Sと
    の間に、1.3S≦Sc≦1.7Sの関係が成立するこ
    とを特徴とする発熱素子。
JP11127433A 1999-05-07 1999-05-07 発熱素子 Withdrawn JP2000323263A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7705273B2 (en) 2004-04-07 2010-04-27 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Ceramic heater, method of producing the same, and glow plug using a ceramic heater

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7705273B2 (en) 2004-04-07 2010-04-27 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Ceramic heater, method of producing the same, and glow plug using a ceramic heater

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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060801