JP2000324354A - テレビジョン偏向装置 - Google Patents

テレビジョン偏向装置

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JP2000324354A
JP2000324354A JP2000120108A JP2000120108A JP2000324354A JP 2000324354 A JP2000324354 A JP 2000324354A JP 2000120108 A JP2000120108 A JP 2000120108A JP 2000120108 A JP2000120108 A JP 2000120108A JP 2000324354 A JP2000324354 A JP 2000324354A
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signal
deflection
phase
pulse
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Hollander Willem Den
デン ホランダー ウイレム
Giovanni M Leonardi
ミケーレ レオナールデイ ジヨバンニ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各偏向サイクルにおいて、例えば駆動信号の
ランプ部分の開始時点が駆動信号の振幅の変化、例えば
ピーク振幅の変化によって実質的に影響を受けることを
防止し得るテレビジョン偏向装置を実現する。 【解決手段】垂直偏向巻線27の偏向電流i27はトレース
期間中に鋸波発生器500からの第2の信号V0のトレース
部分に対応するものであって制御信号発生器501からの
垂直制御信号Vu4に従って位相変調されるトレース部分
を有し、垂直偏向電流は垂直制御信号の位相が変化する
偏向サイクルの各々において垂直制御信号と同位相に維
持される構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレビジョン偏
向方式に関し、特に表示される画像のフィールド周波数
を増加させてフリッカ(ちらつき)が目につくのを少くす
るようにした方式に関する。
【従来の技術】テレビジョン表示方式におけるフィール
ドフリッカの知覚され得る閾値はフリッカの周波数と表
示装置の輝度との関数で表され得る。長年にわたり、表
示装置の輝度は、フリッカが比較的高いフィールド周波
数の方式(例えばNTSC60Hz方式)においてさえもえも目
立つほど、まして低いフィールド周波教の方式(例えばP
AL50Hz方式)でははっきりと不快に感じられるほどに増
加させてきた。この問題の解決法の1つは、表示される
画像のフィールド周波数を2倍にすることである。従来
の或る方式では、ビデオ入力信号はフィールドメモリに
記憶される。記憶された各フィールドはメモリから2度
回復すなわち読み出され、入来ビデオ信号の2倍の線周
波数と2倍のフィールド周波数で走査される表示装置上
に表示される。これによって、表示された画像のフリッ
カ周波数が2倍となり、フリッカが目につく程度が減少
する。
【0002】発明の名称が「フリッカ軽減処理装置を備
えるテレビジョン表示方式(Television Display System
with Flicker Reduction Processor)」であって、発明
者がダブリュ・デン・ホランダー(W. den Hollander)
等である米国特許出願第857,375号(中華民国特許出願第
75-101655号に対応)の明細書には、フリッカを軽減させ
るテレビジョン表示装置が開示されている。この装置で
は、所定のフィールド周波数を有する飛び越し走査ベー
スバンドテレビジョン入力信号が供給される。入力信号
の1フィールドを記憶するための書き込みサイクルと、
その前に記憶された1フィールドを1書き込みサイクル期
間中に2度読み出すための第1及び第2の読み出しサイ
クルとを有し、上記所定のフィールド周波数の2倍のフ
ィールド周波数を持つビデオ出力信号を生成するメモリ
が用いられる。この出力信号は、表示装置上に表示する
ための画像情報を提供する。ビデオ入力信号に応動する
タイミング部が2フィールドを基礎として繰返すパルス
波形を有する読み出し制御信号をメモリに供給すると共
に、4フィールドを基礎として繰返すパルス波形を有す
る垂直同期信号を表示装置に供給する。この垂直同期パ
ルス波形のパルスは、1フィールドを基礎として、上記
所定のフィールド周波数の2倍である正規周波数で位相
変調される。この垂直同期パルス波形パターンは、偶数
フィールド上に偶数フィールドが重ねられ奇数フィール
ド上に奇数フィールドが重ねられ、偶数及び奇数フィー
ルドの対がインタレースされた表示画像が表示装置で表
示されるように選択されている。垂直同期信号の各パル
スが、これに対応する垂直リトレース走査期間を開始さ
せる。垂直同期パルス波形のパルスによって、これに対
応する位相変調が垂直偏向電流に生じる。さらに、これ
らのパルスによって、それに対応する垂直走査サイクル
の期間が、1フィールドを基礎として変化し、かつ4フ
ィールドを基礎として繰返す。
【0003】通常の垂直偏向回路は、同期信号に同期し
た、鋸波形を有する駆動信号を発生する鋸波発生器を含
んでいる。リトレース期間中、キャパシタがスイッチに
よって放電され、トレース期問中に、電流源によって充
電される。上記駆動信号は、対応する鋸波形を有する偏
向電流を生成するスイッチング回路に結合されている。
この駆動信号は、ランプ部分を含み、このランプ部分は
その始点が表示装置のラスタの頂部を走査する偏向電流
に対応するように、垂直トレースに対応している。
【発明が解決しようとする課題】例えば上述した米国特
許出願第857,375号の装置では、垂直同期信号のパルス
波形を位相変調することが必要であるが、そのために、
垂直トレースの終点における駆動信号のピーク振幅も、
パルス波形パターンに従って1フィールドを基礎として
変化してしまうことがある。
【0004】この駆動信号のピーク振幅が変化すると、
ランプ部分の開始時点が、このランプ部分を生じさせる
垂直同期信号の対応するパルスに対して変化してしま
う。これは、フィールドが変われば異なる駆動信号のピ
ーク振幅に従って、鋸波発生器のキャパシタの放電時間
が変化してしまうからである。その結果、偏向電流のト
レース部分の位相は、位相変調された垂直同期信号によ
って設定された位相とは異なったものとなってしまう。
従って、本来は偶数フィールドは偶数フィールドと重な
り、奇数フィールドは奇数フィールドと重なり、奇数フ
ィールド対と偶数フィールド対とがインタレースされる
べきであるという要件を完全に満足することが出来なく
なってしまう。
【課題を解決するための手段】従って、各偏向サイクル
において、例えば駆動信号のランプ部分の開始時点が、
駆動信号の振幅の変化、例えばピーク振幅の変化によっ
て実質的な影響を受けることを防止することが望まし
い。
【0005】この発明の一態様によれば、偏向周波数に
関連する周波数の同期入力信号に応動するテレビジョン
偏向装置は、同期入力信号の周波数に関連した周波数
と、変調される位相とを持った制御信号を発生する。こ
の制御信号に応動する鋸波発生器が、制御信号によって
同期化された鋸波形の第2の信号を発生する。この第2の
信号は、所定の偏向サイクルにおいて、第1の方向に変
化するランプする(一定の率で変化する)第1の部分と、
反対方向に変化するランプする第2の部分とを有し、各
偏向サイクルにおいて、第2の信号がその第1の部分の開
始時点において第1の方向ヘランプを開始するとき、第2
の信号は制御信号の位相の変調によって影響されない所
定値を持つ。第2の信号に従って鋸波形を有する偏向電
流が、偏向巻線に供給される。この偏向電流は、トレー
ス期間中、第2の信号の第1の部分に対応するトレース部
分を有する。この偏向電流のトレース部分は、制御信号
に従って位相変調される。このトレース部分は、各偏向
サイクル中、制御信号の位相が変化しても、制御信号と
同相に維持される。
【発明の実施の形態】図2において、この発明の一態様
に従って、垂直走査発生器64の垂直発振器回路501に、2
倍の周波数の同期パルス2V'が供給されている。この同
期パルス2V'は反転増幅器U1の入力端子702に供給されて
いる。この反転増幅器U1は抵抗器704と706との間に形成
された電圧によってバイアスされている。パルス2V'は
位相変調されており、後述するような方法で生成され
る。パルス2V'の正規周波数は2fである。ただし、f
はNTSCまたはPAL標準方式のようなベースバンドテレ
ビジョン信号における垂直同期信号の周波数である。パ
ルス2V'は互いに異なる持続時間を持った対応する期間
によって分離されている。この接続時間の正規の長さ
は、Vを例えばPAL方式における20ミリ秒の垂直走査期間
を表わすものとして、1/2Vである。
【0006】パルス2V'の前縁が立上ったときに、増幅
器U1の出力端子に生成されたパルスU1aが高レベルから
低レベルヘ遷移する。パルスU1aは抵抗器708によってパ
ルスU1bとなり、増幅器U2とU3との対応する非反転入力
端子と増幅器U4の反転入力端子とに供給される。その結
果として、増幅器U4は、その出力端子にパルスVU4を形
成する。パルスVU4は例えば図3の期間t0-t2間に示すよ
うな同期パルス2V'と同じ極性及び幅の波形を有してい
る。
【0007】増幅器U2およびU3は帰還モードに結合され
ており、垂直発振器を形成している。増幅器U3の出力端
子と非反転入力端子との間に結合された図2の抵抗器72
0によって正の帰還路が形成されているので、例えば図
3、aの期間t0-t2の間、パルスU1bは低レベルに維持され
て、パルスVU4を高レベルに保つ。同時に、図2の増幅
器U2によってキャパシタ712が急速に放電される。この
キャパシタ712の両端間の電圧に対応する増幅器U3の反
転入力端子における電圧が、パルスU1bの対応するレベ
ルよりも低くなると、増幅器U3は導通を停止し、出力電
圧U3aは高レベルになる。しかし、パルス2V'の後縁901
が発生するまで、パルスU1bは低レベルを維持する。一
方2V'の前縁900と後縁901との間の期間中、パルスVU4
高レベルを維持する。万一、パルス2V'がなくなった場
合は、パルスVU4は増幅器U3の出力から得られて抵抗器7
20を介して増幅器U4に供給されるパルスU3aから抽出さ
れる。
【0008】パルスVU4は、図3、bのランプ電圧V0を発
生するこの発明の一態様を実施したランプ発生回路500
にこれを制御するように供給される。このランプ発生回
路500は、抵抗器R0、R1、R2およびR3によってバイアス
されトランジスタスイッチQ1の導電路に並列に接続され
ている電流積分キャパシタCoに電流を供給する電流源ト
ランジスタを備えている。このランプ発生回路500は、
図3、bに実線で示すような出力ランプ電圧V0を生成す
る。図2のキャパシタCoは、パルス2V'の前縁900が発生
したときに放電を開始し、各パルスVU4の後縁よりも前
の時点、例えば図3、bに示す時間t2よりも前、トランジ
スタQ1の飽和電圧レベルまで放電する。図2のパルスV
U4によって、トランジスタQ1が電圧V0をトランジスタQ1
の飽和電圧レベルにクランプし、これによって、電圧V0
がパルスVU4の後縁より前に上昇ランプするのが阻止さ
れる。
【0009】図3、aの位相変調されたパルスVU4は、互
いに対応するが異なった長さである期間によって分離さ
れており、その位相変調により、図3、bの時点t0、t3
t6、tのような時点にランプ電圧V0が互いに対応する
が異なるピーク値を呈することになる。
【0010】電圧V0の上昇ランプする第1の部分は、例
えば、図3、bの期間t2-t3のような期間に生じる。この
第1部分は、図2のトランジスタQ1の飽和電圧である予
め定められた一定レベルから、同期パルス2V'の位相変
調による影響を受けることのない形で上昇ランプを開始
する。従って、上昇ランプする第1の部分は、例えば、
図3、bの時点t2のような時間に上昇ランプを開始する。
電圧V0の下降ランプする第2の部分は、例えば期間tO−t
1に生じる。平坦な第3の部分は、期間t1-t2に生じる。
【0011】この発明の一態様によれば、第2及び第3の
部分に対応する期間の合計値は、図2の電圧V0のピーク
値によって影響されることのない予め定めた一定値であ
る。例えば、図3、bの期間t0-t2のような、電圧V0の下
降ランプの開始点と上昇ランプの開始点との間の期間
は、図2のパルス2V'の位相変調によって影響されない
ように、例えば一定に維持される。
【0012】図4のタイミングユニット70によって生成
される同期パルス2V'の幅は、例えば図2に点線で示す
ように結合されたワンショットマルチバイブレータU1'
によって調整することができる。
【0013】ランプ電圧V0は抵抗器802、804および806
によって直流バイアスされ、増幅器U5によって緩衝が施
されている。この増幅器U5の出力は、全体を符号808で
示した直線性補正回路808に供給される。この回路808は
平滑化された直線性補正信号を生成し、この信号は増幅
器U5の出力に生成された信号に抵抗器810、812によって
加算されたランプ電圧V0に関連して先に述べた同じ特性
を有し、かつ直線性が補正されたランプ電圧V0を形成す
る。
【0014】図1に示すように、この発明は、垂直走査
発生器64の垂直制御回路20によって制御される切換垂直
偏向回路100も含む。この偏向回路100と制御回路20の動
作は、米国特許第4,544,864号の明細書に詳細に開示さ
れている。制御回路20は、電圧VDに従って、例えば集積
化されたトランジスタ18と逆並列ダイオード19とを含む
ようなものとして例示したスイッチング素子21にパルス
幅変調された水平走査周波数すなわち走査線周波数のス
イッチング信号を供給する。トランジスタ18は、電力電
界効果トランジスタを含むものとすることができ、そう
した場合には、水平周波数が例えばPAL方式における水
平周波数よりも高いときに好都合である。
【0015】このような高い周波数は、例えば、コンピ
ュータモニタあるいは映像表示端末で用いられる。スイ
ッチング素子21は、蓄積コイル25に直列に接続されたフ
ライバック変成器24の巻線23を介して蓄積キャパシタ26
の端子126に結合されている。キャパシタ26の端子126は
垂直偏向巻線27の一端に結合されている。この垂直偏向
巻線27の他端は、+V1で示される電源に結合されてい
る。この+V1電源は、フライバック変成器24の巻線30、
整流ダイオード31および濾波キャパシタ32によって構成
されている。この+V1電源は、他の受像機回路に電力を
供給するのにも用いられる。
【0016】水平出力トランジスタ33は、そのベースに
水平発振および駆動回路34から供給される信号によっ
て、水平偏向周波数でスイッチングされる。このトラン
ジスタ33のコレクタは、フライバック変成器24の巻線35
を介して+V2で示された電源に結合されている。このト
ランジスタ33は水平偏向巻線36、S字修正キャパシタ38
および共振リトレースキャパシタ37にも結合されてい
る。巻線30とトランジスタ33のコレクタとの間のダイオ
ード40はダイオード31と直列に接続されている。トラン
ジスタ33のスイッチング動作によって、後述するベース
バンドビデオ信号VB Bの同期信号の水平周波数fHの2倍の
周波数の水平偏向電流i2Hが発生する。
【0017】垂直偏向回路100の動作は蓄積キャパシタ2
6の水平走査周波数での充放電よりなり、蓄積キャパシ
タ26は巻線27を流れる垂直偏向電流i27を供給する。水
平走査周波数でのスイッチングはスイッチング素子21に
よって行なわれる。
【0018】垂直トレースの初期、各水平期間中、その
水平リトレースの直前に生じる非常に短い期間だけ、ス
イッチング素子21のトランジスタ18が導通する。その結
果、巻線23における電流i23は、図示の矢印と反対の方
向に流れ、電圧+V1よりもより正の電圧にキャパシタ26
が充電される。これによって生じる電圧+V1よりもより
正である端子126における電圧によって、偏向電流i27
矢印とは逆の方向に巻線27を流れる。垂直走査の間、制
御回路20は、各水平トレースにおいて生じるトランジス
タ18の導通期間を漸増させる。トランジスタ18が導通す
ると、このトランジスタ18の導通期間に比例した量だ
け、キャパシタ26が放電される。トランジスタ18の導通
期間の漸増によって、キャパシタ26の両端間の電圧が垂
直トレース期間中、漸減する。キャパシタ26の両端間の
電圧が漸減するのは、キャパシタ26に各水平リトレース
期間に加えられる電荷よりも、対応する水平トレース期
間に生じるトランジスタ18の導通期間中に電流i23によ
ってとりさられる電荷の方が多いからである。垂直トレ
ースの終りには、端子126の電圧は電圧+V1よりも小さ
い正の値で、偏向電流i27は矢印の方向に流れる。この
結果、垂直トレースの始めから終了までの間に、偏向電
流i27は上昇ランプして変化し、垂直トレースのほぼ中
央で極性が反転することになる。
【0019】垂直リトレース中は、トランジスタ18は非
導通状態である。その結果、偏向巻線27とキャパシタ26
とは、発振の半サイクル分を受ける。その結果生じた垂
直リトレース電圧が、電圧+V1より大きい電圧にキャパ
シタ26を充電し、これによって偏向電流i27が、その極
性を反転させる。
【0020】この発明の一態様によれば、電圧VDは図1
の比較器66の非反転入力端子に供給される。電圧VDの波
形は、直線性、シェービング、直流スケールおよび直流
レベルシフトを無視すると、図3、bのV0の波形と同じ形
で表わすことができる。巻線28から抵抗器74を介して供
給される水平リトレースパルスが、キャパシタ75を充電
し、垂直鋸波電VDと比較される水平ランプ波が得られ
る。比較器66はパルス幅変調器として機能する。比較器
66の出力は、トランジスタ18をベ一ス駆動する。
【0021】抵抗器22を流れる電流は偏向電流i27に等
しいことは明らかである。従って、抵抗器22の両端間に
発生した電圧は、電流i27、すなわち垂直偏向電流に比
例している。この偏向電流サンプリング抵抗器22の両端
間に生成される電圧は、偏向電流i27によって生じたも
のであり、垂直制御回路20に負帰還を与える。この帰還
は垂直制御回路20に対して、各水平期間の適当な長さの
期間中トランジスタ18を導通状態に駆動して垂直偏向電
流i27を発生させるための情報を与える。従って、垂直
トレース期間における電流i27は鋸波ランプ電圧VDに直
線的に比例している。
【0022】例えば図3、bの時刻t0の直前のような時点
で、パルス2V'すなわちVU4の前縁が生じると、電圧VD
下降ランプする第2の部分が開始される。この電圧VD
下降ランプ部分の開始により、図2の巻線27における偏
向電流i27が、その対応する下降ランプするリトレース
部を始まる。図3、aのパルスVU4の後縁が生じると、図2
の偏向電流i27の上昇ランプするトレース部分が始ま
る。
【0023】電圧VDは、偏向電流i27の垂直トレース部
において、偏向電流i27の瞬時レベルを制御する。前述
したように、各垂直走査サイクル中は、図3、aのパルス
VU4の後縁が生じるとき電圧VDは同じレベルになる。
【0024】この発明の別の態様によれば、電圧VDの発
生のさせ方の故に、図1、図2の電圧VDと偏向電流i27
方の各偏向サイクルにおけるランプするトレース部分
は、パルス2V'の例えば対応する前縁900と同相でかつそ
の位相変化に追従する。
【0025】後述するように、偶数フィールドが偶数フ
ィールドとかさなり、奇数フィールドが奇数フィールド
とかさなり、偶数フィールドと奇数フィールドとの対が
インタレースされるように適正な画像の重ね合わせが行
われている表示画像を得るために必要とされる正確なタ
イミングを、パルス2V'の位相変調が与える。
【0026】図3、bに示すような電圧VDの波形の発生法
を採用した結果として、図1の偏向電流i27のある与えら
れた偏向サイクルの垂直トレースの終点から次の偏向サ
イクルの垂直トレースの始点までの期間も一定となるこ
とを理解されたい。
【0027】図3、bの電圧V0の垂直鋸波の直流成分は残
したまま、図2の偏向巻線27に伝送することが望まし
い。従って、鋸波発生回路すなわちランプ発生回路500
と垂直偏向巻線27との間はもちろん垂直偏向回路100と
の間にも、直流結合を用いることが望ましい。この直流
結合は、パルス2V'の位相変調が,電圧VOの所定レベルに
対応する偏向電流i27のレベルを変化させないので望ま
しい。
【0028】この発明の種々の態様を具備した上述した
ような偏向電流i27の諸特徴は、例えば、垂直偏向電流
が位相変調された垂直同期信号に従って位相および振幅
変調される、前述した米国特許出願第857,375号の明細
書に開示されている回路と類似な図4に示したテレビジ
ョン受像回路において有用である。
【0029】図1、図2のパルス2V'を発生する図4に示し
た受像機は、チューナ210を含み、このチューナ210はア
ンテナまたは他のビデオ入力信号源に接続するための入
力端子212と、前述したようなベースバンドビデオ出力
信号VBBをビデオ処理ユニット214に供給するための出力
端子とを有している。一例として、ベースバンドビデオ
出力信号はPAL方式のものであると仮定する。しかし、
この発明の原理は他の方式のインタレースビデオ信号フ
ォーマットにも適用されることを認識されたい。
【0030】ビデオ処理ユニット214は、入力信号をY、
R-YおよびB-Y成分の形に変換するPALデコーダを含んで
いる。この信号は、必要とあれば、R、G、B成分の形で
処理することもできる。その場合、色差信号(R-Y、B-Y)
は狭い帯域幅を有するが、R、G、B成分は、各々が全ビ
デオ帯域幅を有している。従って、色差信号用のフィー
ルド記憶は、R、G、B成分を用いて処理する場合よりも
少数のメモリ素子で実現できる。
【0031】Y、R-YおよびB-Y成分信号は、フィルタ21
6、218および220によって低減濾波され、メモリ240に記
憶するためにアナログ・ディジタル(A/D)変換器222、2
24および226によってディジタル形式に変換される。フ
ィルタ216、218および220は、エイリアシングを最小に
するもので、図示の例におけるPAL入力信号の場合は、Y
に対して7.5MHz色差信号R-YとBーYに対して2.8MHzの遮
断周波数を有している。NTSC方式の信号の場合には、遮
断周波数を上記よりも低くするのが適当である。
【0032】A/D変換器222、224および226は、1水平線
について一定数のサンプルを得るために、水平同期信号
の倍数に位相固定されたサンプルクロックCLを用いて、
低域濾波された成分を8ビット分解能にディジタル化す
る。A/D変換後、ディジタル化された各成分は、それぞ
れ遅延ユニット228、230および232を介してメモリ240に
供給される。これら遅延ユニットは可変遅延ユニットを
用いることができ、3つの入力信号路の遅延時間を等し
くするためのものである。色差信号成分R-YおよびB-Y
は、水平線周波数信号Hによって制御されるマルチプレ
ックススイッチ(MUX)234によってメモリ240に供給され
る。スイッチ234は、2つの8ビット幅の色差信号を合成
して1つの8ビット幅の色差信号にして、メモリ240に要
求される記憶容量を小さくしている。
【0033】1フィールド分のマルチプレックスされた8
ビット色差信号と8ビット輝度信号とがメモリ240に記憶
されているとき、先に記憶された1フィールドが、書込
みクロックCLの2倍の周波数を持った読み出しクロック
信号2CLを用いて、2度読み出される。これは、フィール
ド周波数を2倍(PALの場合は100Hz、NTSCの場合120Hz)に
し、信号が表示ユニット260に表示される時のフリッカ
が目につきにくくなるようにしている。マルチプレック
サ242が色差信号と2倍の周波数の輝度信号とをデマルチ
プレックスし、ディジタル/アナログ(D/A)変換器244、
246および248がこれらの信号をアナログ形式に変換しな
おす。低域通過フィルタ250、252および254は、D/A変
換後のリピートスペクトルを抑圧する。その遮断周波数
は、輝度信号に対しては13.5MHz、クロミナンス信号に
対しては6.75MHzが適当である。この後、それぞれ水平
走査発生器62と垂直走査発生器64とによって供給される
2倍の速度の水平偏向電流i2Hと垂直偏向電流i27によっ
て同期化されている表示装置260に供給するために、2倍
のフィールド周波数のアナログ信号は、RGB形式に変換
される。水平走査発生器62は、べースバンドビデオ出力
信号VBBの水平同期信号の周波数fHの2倍の周波数の偏向
電流i2Hを発生する。
【0034】PAL方式では1フィールドは312.5本の走査
線からなる。2倍の速度の場合、このフィールドとその
繰返し読み出されたフィールドとが625本の走査線から
構成されなければならない。これは、2つのフィールド
のうち一方が312本の走査線からなり、他方が313本の走
査線からなるときに実現される。図4のメモリ240には図
5、(A)に示すようなフィールドシーケンスを与えるよう
なタイミング信号がタイミングユニット70から供給され
る。このシーケンスでは、第1の読み出しサイクル(フィ
ールドAまたはB)において3/2本の走査線が生成され、
第2の読み出しサイクル(フィールドA'またはB')では、3
/3本目の走査線を空白として、3/3本の走査線が生成さ
れる。
【0035】垂直走査発生器64に必要とされる2倍のフ
ィールド周波数の垂直同期パルス2V'は、図5、(B)に実
線で示すパルスパターンを有している。比較のため、同
図には走査線312.5本分の周期を有する等間隔2倍周波数
の垂直同期パルスの場合を点線で示してある。実線のパ
ルスは、4フィールドを基礎として繰返される図3及び図
4のパルス信号2V'を表わしている。図示のように、フィ
ールドAには312本の走査線があり、繰り返されたフィー
ルドA'には312.5本の走査線があり、フィールドBには31
2本の走査線があり、繰返されるフィールドB'には313.5
本の走査線がある。パルス2V'は前述したように切換型
垂直偏向回路100を制御して、垂直偏向電流i27の垂直走
査波形を生成する。垂直偏向電流i27の垂直トレース部
分は図5、(C)に概略的に示されている。図5、(C)の連続
する走査電流波形によって、第1のフィールド(A、A')が
第1のフィールドと重なり、第2のフィールド(B、B')が
第2のフィールドと重なり、第1及び第2のフィールドの
対(AA'、BB')がインタレースされている図5、(D)に示す
インタレースパターンが生成される。比較のため、図
5、(B)の同期パルス2V'がシフトされていないすなわち
位相変調されておらず、従って、等間隔のパルスである
場合に生じるであろう走査線を図5、(D)に点線で示す。
表示されたフィールドが確実に正しく重なるようにする
ため、前述したランプ発生回路500によって生成される
図5、(C)の鋸波電圧は、いつも同じ値から開始され、す
べてのリトレース時間(T0-T0'、T1-T1'、T2-T2'等)は等
しい。
【0036】ディジタル変換器、メモリ、スイッチ及び
走査発生器を制御するためのタイミング信号は、図4の
タイミングユニット70によって与えられる。このタイミ
ングユニット70は、前述した米国特許出願第857,375号
の明細書に述べられているように、2倍のフィールド周
波数の信号が表示されたとき、偶数フィールドは偶数フ
ィールドと重なり、奇数フィールドは奇数フィールドと
重なり、偶数フィールド対と奇数フィールド対がインタ
レースされることが確実に行われるように、メモリ制御
のためとパルス2V'の走査発生のために、2フィールドお
よび4フィールドを基礎としたパルスシーケンスを発生
する。
【0037】この発明の一態様を実施した図1、図2のラ
ンプ発生回路500及び垂直発振回路501の動作がなけれ
ば、不規則な間隔の2倍のフィールド周波数の垂直同期
パルス2V'は、4連続フィールドにわたって、対応するパ
ルス2V'に対する偏向電流i27のトレース部の位相に変動
を生じさせてしまう。
【0038】図6にこの発明の別の態様を実施したラン
プ発生回路500'を示す。これは図1、図2の回路500と類
似の機能を果す。図7、a乃至図7、cに図6の回路500'と
関連する対応波形を示す。図1、図2、図6及び図7におい
て、同様な番号及び符号は、同様な番号及び機能を示
す。
【0039】図6の回路500'において、スイッチQ1'(図
ではサイリスタであるが、ダイオードと直列に接続され
たトランジスタでもよい)は、直列に接続されたインダ
クタLo'及びキャパシタCo'を含む共振回路の両端間に接
続されている。垂直トレース期間に、インダクタLo'と
キャパシタCo'との直列回路は、電流源として動作する
トランジスタQ2'のエミッタ電流i0の電流路に結合され
る。
【0040】パルス2V'の前縁900が生じると、スイッチ
Q1'は導通状態となり、リトレースを開始する。スイッ
チQ1'は導通すると.インダクタLo'とキャパシタCo'とに
並列関係となる。結果として、インダクタLo'とキャパ
シタCo'とに共振発振の半サイクルが生じ、図7、bの電
圧VO'のリトレース部分を生じさせる。この発振の残り
の半サイクルで、スイッチQ1'は遮断される。ラスタの
位置を正しく決めるために必要とされるパルス2V'の変
位、すなわち位相変調は、図1、図2の場合において必要
とされる変位の半分だけである。これは、図6における
電圧V0'はリトレース期間において零軸の両側で鏡像の
関係にあるからである。参照のため、等間隔の同期パル
スから生じる鋸歯状波を図7、bに点線で示す。
【0041】例えば、図7、bの期間ta-tbのようなリト
レース期間は、垂直トレースの終端におけるキャパシタ
Co'の両端間の電圧に実質的に影響されることはなく、
むしろインダクタLo'およびキャパシタCo'の共振同波数
によって決定される。
【0042】この発明の別の態様によれぱ、図3、bの場
合と同様に、図7、aの対応するパルス2V'の位相に対す
る図7、bの電圧V0'のトレース部分の位相は、パルス2V'
の位相変調によって実質的に影響されない。
【発明の効果】本発明によれば、各偏向サイクルにおい
て、例えば駆動信号のランプ部分の開始時点が、駆動信
号の振幅の変化、例えばピーク振幅の変化によって実質
的な影響を受けることを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1態様である鋸波発生器を含む垂直走
査発生器の一部の回路図である。
【図2】同垂直走査発生器の残りの部分の回路図であ
る。
【図3】図1及び図2に示した回路の動作を説明するため
の波形図である。
【図4】図1及び図2に示した垂直走査発生器を含むテレ
ビジョン受像機のブロック図である。
【図5】図4の受像機の動作を示す波形図である。
【図6】この発明の別の態様の回路図である。
【図7】図6の回路の動作を説明するための回路図であ
る。
【符号の説明】
27 偏向巻線 100 偏向電流発生手段 500 鋸波発生器 501 制御信号発生器
フロントページの続き (72)発明者 ジヨバンニ ミケーレ レオナールデイ スイス国 チユーリツヒ ツエー・ハー 8048 デンラーストラーセ 20 アー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直同期入力信号に応答して、位相変調
    された垂直制御信号を発生する手段と、 上記位相変調された垂直制御信号に応答して上記位相変
    調された垂直制御信号に同期した鋸波形を有する第2の
    信号を発生する鋸波発生器とよりなり、上記第2の信号
    は所定の偏向サイクルにおいて第1の方向に変化するト
    レース部分と上記第1の方向と実質的に逆の方向に変化
    するリトレース部分とを有し、 上記第2の信号は各トレース部分の最後とその次のトレ
    ース部分の最初との間に、各サイクルにおいて同じ期間
    を有し上記垂直制御信号の位相変調によって影響を受け
    ない間隔を有し、 更に垂直偏向巻線と、 上記第2の信号に応答して上記垂直偏向巻線に印加され
    る鋸波形を有する垂直偏向電流を発生する手段とよりな
    り、 上記垂直偏向電流はトレース期間中に、上記第2の信号
    の上記トレース部分に対応するものであって上記垂直制
    御信号に従って位相変調されるトレース部分を有し、上
    記垂直偏向電流は上記垂直制御信号の位相が変化する偏
    向サイクルの各々において上記位相変調された垂直制御
    信号と同位相に維持される構成のテレビジョン偏向装
    置。
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US943044 1986-12-18
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