JP2000324595A - スピーカ用ボイスコイル及びその製法 - Google Patents

スピーカ用ボイスコイル及びその製法

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JP2000324595A JP11131741A JP13174199A JP2000324595A JP 2000324595 A JP2000324595 A JP 2000324595A JP 11131741 A JP11131741 A JP 11131741A JP 13174199 A JP13174199 A JP 13174199A JP 2000324595 A JP2000324595 A JP 2000324595A
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信次 豊岡
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Shinya Mizone
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OKAYAMA MORITETSU DENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピーカ100のボイスコイルにおいて、巻
着した導線1の形状を圧縮変形して、磁気空隙42内に
おけるマグネット40のスペースファクタを向上させ
る。 【解決手段】 ボイスコイルボビン15に導線1を巻着
後、形成されたコイル部分を圧縮成型した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来のスピーカ1
00’のボイスコイルにおいて、巻着した導線1’の形
状を圧縮変形して、磁気空隙42’内におけるマグネッ
ト41のスペースファクタを向上させて、マグネット4
1の磁気使用効率を著しく高めたボイスコイルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のスピーカ用ボイスコイル
は、図9,図10に示した様に、外面を絶縁材皮膜2a
で被覆し、その外側を接着剤2bを塗着した断面円形の
芯材1a’を有する導線1’を、ボビン15’に上下2
層以上に巻着固着したものである。従来一般のスピーカ
100’のボイスコイルは、紙または、樹脂のフィルム
を円環状に形成してボビン15’を形成して、巻き線機
50の巻き芯39に固定し、その上に、芯線1a’の表
面に絶縁皮膜2aを被覆し、その表面に接着剤塗膜2b
を塗着した導線1’を必要回数多層に巻回して形成す
る。
【0003】しかして後必要に応じて、巻回したコイル
10’を、巻線機の巻芯39から離脱することなく、加
熱キュアリングを施して、接着剤2bの反応を完結せし
めて、固化する。このようにして、仕上げたスピーカ1
00’のボイスコイルは、磁気回路46’の磁気空隙長
L’の円環状の磁気空隙42’内に保持され、ボイスコ
イルボビン15’の一端に振動板43を接着する。ボイ
スコイルの導線1’の巻き始め10a’、巻き終わり1
0b’の両端をボビン15’及び振動板43の外側を這
わせて、振動板43の中腹に取り付けた中継ハトメ21
に接続し、可撓線22の一端を前記中継ハトメ21に接
続し、前記可撓線22の他端をフレーム101の中腹部
に取り付けた外部接続用ラグ端子23に接続してある。
しかして、ラグ端子23から電気入力を接続して入力し
て、スピーカ100’のボイスコイルを軸方向に振動さ
せ、その振動を振動板43に伝達して、音声を発生する
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来のこ
の種のスピーカ100’用のボイスコイルにあっては、
導線1’の芯材1a’の断面が円形であったために、そ
のままの円形の形態で積み重なるので、積み厚さ
(t’)が大きく、磁気空隙42’内における導線1’
の占めるスペースフアクタ(占積率)がよくないという
問題があった。また、このようなスピーカ100’用の
ボイスコイルにあっては、導線1’の外表面が円形であ
るので、多層巻きの場合、接着剤2bの導線1’の外周
への回り込みが十分でなく、接着にムラが生じて、接着
力が弱くなるという問題があった。
【0005】この場合、磁気回路46’の中に形成した
磁気空隙42’の磁束密度は、大きい方が、変換能率も
よく、再生歪みも少ないが、マグネット41の材質、大
きさ、コストによって制限を受ける。すなわち、磁気回
路46’中に形成した円環状の磁気空隙42’の半径方
向の長さL’が大きい方が、マグネット41の有効使用
効率が小さくなって、マグネット41の占めるコストが
高くなる。したがって、磁気空隙42’内におけるボイ
スコイル導線1’の断面積と、磁気空隙42’の断面積
との比率は、大きいほうが、マグネット41の使用効率
は上昇するので、マグネット41の磁気コストは下が
る。 すなわち、ボイスコイルの磁気空隙42’に対す
るマグネット41の占積率を上昇させるためには、ボイ
スコイル導線1’の占積比率を大きくすればよい。
【0006】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するための
本願特許請求の範囲の請求項1乃至13に対応する第1
発明乃至第13発明の構成を、実施例に対応する図1乃
至図8及び図11を用いて説明すると、第1発明は、ボ
イスコイルボビン15にコイル導線1を巻着後、巻芯3
9から離脱することなく、そのまま形成されたコイル部
分10の巻回した表面を外側から半径方向に押圧して圧
縮成型して、体積変形せしめたことを特徴とするスピー
カ用ボイスコイルである。第2発明は、ボイスコイルボ
ビン15にコイル導線1を巻着後、巻芯39から離脱す
ることなく、そのまま形成されたコイル部分10の巻回
した表面を外側から半径方向に押圧して圧縮成型して、
体積変形せしめて後、キュアリングを施したことを特徴
とする第1発明のスピーカ用ボイスコイルである。第3
発明は、巻回するコイル導線1の絶縁皮膜2aが、ポリ
アミド、ポリイミド、アミドイミド等の可撓性合成樹脂
より構成されることを特徴とする第1発明又は第2発明
に記載のスピーカ用ボイスコイルである。
【0007】第4発明は、導線芯材1aの金属の展延性
が伸び率35%以上であるコイル導線1を巻回すること
を特徴とする第1発明乃至第3発明のいずれかに記載の
スピーカ用ボイスコイルである。第5発明は、回動する
ロール機30と、その外側に、回動方向に間隔Dを次第
に狭く配置した加熱装置45を内蔵した受け台31を配
置し、ロール機30の回動にしたがって、巻芯39に巻
き付けたボイスコイルボビン15’にコイル導線1’を
巻回したボイスコイルの外周を連動して回動させ、コイ
ル巻着部分10の芯材1aを巻回した表面の外周面を前
記のロール機30と受け台31の間で、転動しながら半
径方向に圧縮成型して平坦部Sとしたことを特徴とする
第1発明乃至第4発明のいずれかに記載のスピーカ用ボ
イスコイルである。第6発明は、回動するロール機30
と、その外側に、回動方向に間隔Dを次第に狭く配置し
た加熱装置45を内蔵した受け台31を配置し、ロール
機30の回動にしたがって、巻芯39に巻き付けたボイ
スコイルボビン15’にコイル導線1’を巻回したボイ
スコイルの外周を連動して回動させ、コイル巻着部分1
0の芯材1aを巻回した表面の外周面を前記のロール機
30と受け台31の間で、転動しながら半径方向に圧縮
成型して平坦部Sとした後、キュアリングを施したこと
を特徴とする第1発明乃至第4発明のいずれかに記載の
スピーカ用ボイスコイルである。
【0008】第7発明は、コイル巻着部分10の圧縮成
型において、圧着子36を装着した加熱プレス機35に
よって半径方向に圧縮成型することを特徴とする第1発
明乃至第4発明のいずれか又は第6発明に記載のスピー
カ用ボイスコイルである。第8発明は、コイル巻着部分
10の圧縮成型において、加熱した圧着子36によって
半径方向に圧縮成型した後、キュアリングを施すことを
特徴とする第1発明乃至第4発明のいずれかに記載のス
ピーカ用ボイスコイルである。第9発明は、導線1の芯
材1aをコイルボビン15に巻回後、加熱ロール型3
0,受け台31,又は加熱プレス機35により、絶縁皮
膜2a、接着剤皮膜2bを塗着したボイスコイル導線1
の表面を半径方向に圧縮成型し、その後加熱して前記皮
膜2a、2bをキュアリングして、導線1の芯材1a間
どうしを接着結合したことを特徴とする第1発明乃至第
7発明のいずれかに記載のスピーカ用ボイスコイルであ
る。第10発明は、芯材1aの最下層の絶縁層2aと最
外周の接着層2bとの間に、圧縮し易い性質をもった緩
衝用の中間層2cを配置した導線11を巻回した後、巻
芯39から離脱しないで、加熱ロール型30,受け台3
1,又は加熱プレス機35,圧着子36により半径方向
に圧縮成型したことを特徴とする第1発明乃至第9発明
のいずれかに記載のスピーカ用ボイスコイルである。
【0009】第11発明は、芯材1aの最下層の絶縁層
2aと最外周の接着層2bとの間に、圧縮し易い性質を
もった緩衝用の中間層2cを配置した導線11を巻回し
た後、巻芯39から離脱しないで、加熱ロール型30,
受け台31,又は加熱プレス機35,圧着子36により
半径方向に圧縮成型し、後、キュアリングを施したこと
を特徴とする第1発明乃至第10発明のいずれかに記載
のボイスコイルである。第12発明は、巻芯39にボイ
スコイルボビン15を巻き付け、その上に絶縁皮膜2
a、接着剤2bを塗膜したコイル導線1を複数層巻き付
け、巻回後巻芯39から離脱することなく、前記塗膜2
a、2bが未乾燥の状態下において、コイル巻着部分1
0の外側から半径方向に加熱しながら押圧力を加えて、
コイル導線1の芯材1aの形状を体積変化するととも
に、前記塗膜2a、2bを乾燥して、コイル巻着部分1
0の上層と下層とを嵌合せしめることを特徴とするスピ
ーカ用ボイスコイルの製造方法である。第13発明は、
巻芯39にボイスコイルボビン15を巻き付け、その上
に絶縁皮膜2a、接着剤2bを塗膜したコイル導線1を
複数層巻き付け、巻回後巻芯39から離脱することな
く、前記塗膜2a、2bが未乾燥の状態下において、コ
イル巻着部分10の外側から半径方向に加熱しながら押
圧力を加えて、コイル導線1の芯材1aの形状を体積変
化するとともに、前記塗膜2a、2bを乾燥して、コイ
ル巻着部分10の上層と下層とを嵌合せしめて後、キュ
アリングを施すことを特徴とするスピーカ用ボイスコイ
ルの製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、このような構成とした
ものであるから、図1に示すとおり、導線1を巻着後、
形成されたコイル部分10を巻芯39に取り付けたまま
半径方向に圧縮成型して用いればよい。従って、本発明
のスピーカ用ボイスコイルは、ボイスコイルボビン15
及び巻回した導線1の外形が崩れず、強固に成形するこ
とができる。その結果、ボイスコイルボビン15の真円
形保持、形成に寄与するところ大であり、狭隘な磁気空
隙42に、磁壁に触れないように挿入し易く、歪音の抑
制に好都合なばかりでなく、電気磁気変換能率(感度)
が向上して、大入力に耐え得るスピーカ100を得るこ
とができる。
【0011】本第1発明は、前述した従来のスピーカ1
00’用のボイスコイルが有していた課題を解決するた
めに、コイル導線1を巻回後、巻芯39から離脱するこ
となく、そのまま巻回した表面を半径方向に押圧して圧
縮成型して、体積変形せしめたことを特徴とするスピー
カ100用ボイスコイルであって、図4に示す第5発明
のように、回動方向に間隔Dを次第に狭く配置した回動
するロール機30と加熱装置45を備えた受け台31と
の間で、巻芯39に巻き付けたままのコイル導線1’を
巻回したボイスコイルの外周を連動して回動させ、ロー
ル機30の外周面と受け台31の間で、圧縮成型するこ
とによって、あるいはまた、図6に示す第7発明のよう
に、コイル巻着部分10の圧縮成型において、巻芯39
に複数層巻き付けたコイル導線1を加熱する加熱装置4
5を内蔵した圧着子36によってそれぞれ半径方向に圧
縮成型することによって、下層の導線1との隣り合わせ
た境界に嵌入するとともに、没入させて、導線1の全体
の断面積合計は変わらないが、全体の重量が変わらず
に、表面体積vを小さくでき、さらに第2発明(図2に
示す)、第6発明(図4に示す)、第8発明(図6に示
す)、第9発明(図2,4,6,8に示す)のようにそ
の後、必要に応じてキュアリングを施して仕上げるスピ
ーカ用ボイスコイルである。
【0012】本第12発明はまた、巻芯39にボイスコ
イルボビン15を巻き付け、その上に絶縁皮膜2a、接
着剤2bを塗膜したコイル導線1を複数層巻き付け、巻
回後巻芯39から離脱することなく、前記塗膜2a、2
bが未乾燥の状態下において、コイル巻着部分10の外
側から加熱しながら半径方向に押圧力を加えて、コイル
導線1の芯材1aの形状を体積変化するとともに、前記
塗膜2a、2bを乾燥して、コイル巻着部分10の上層
と下層とを嵌合せしめるボイスコイルの製造方法であっ
て、その後、さらに第13発明のように、必要に応じて
キュアリングを施してし上げるスピーカ用ボイスコイル
の製造方法である。
【0013】以下本発明の実施例について図面に基づい
て詳細に説明する。本発明の実施例を示す図中、図3は
本発明のボイスコイルのボイスコイルの一部切欠斜視外
観拡大図、図4は本発明のボイスコイルの圧縮ロール機
を配置した正面拡大断面図、図5は加圧加熱により圧着
した本発明のボイスコイルの一部切欠斜視拡大縦断面
図、図6は本発明ボイスコイルのプレス機を配置した正
面拡大断面図、図7は本発明のボイスコイル導線の芯材
の構造を示す外観図、図8は本発明のボイスコイル導線
の芯材の構造の他の一例を示す外観図である。
【0014】本発明は、ボイスコイルボビン15にコイ
ル導線1を巻着後、巻芯39から離脱することなく、そ
のまま形成されたコイル部分10の巻回した表面を外側
から半径方向に押圧して圧縮成型して、体積変形せしめ
ることを特徴とするスピーカ用ボイスコイル及びその製
造方法であって、円環状フィルムのボイスコイルボビン
15を巻線機50の巻芯39に巻き付け、巻芯駆動軸3
7を回動しながら、外面を絶縁材皮膜11で被覆しその
外側を接着剤13を塗着した断面円形の導線1の芯線1
aを、ボビン15上に最下層を巻着固着する。次にその
上に、必要回数巻回して多層に巻回して巻層を形成する
スピーカ用ボイスコイル及びその製造方法である。
【0015】しかる後、そのまま形成された巻回したコ
イルを巻き線機50の、巻芯39に取り付けたまま、巻
回したコイルの外側を、第5,第6発明のように、ロー
ル機30と受け台31によって、また、第7発明のよう
に、加熱プレス機35と圧着子36によって、半径方向
に加熱圧着力をかけると、コイルの最上層の導線1の芯
線1aの断面形状が変形して、断面の上面が平坦Sにな
り、断面下面が図2のように尖って、すぐ下層の導線1
の巻隙間に嵌入する。而して、第2発明、第6発明、第
8発明、第9発明、第11発明のように、熱硬化性樹脂
2bを使用したときは、ボイスコイルボビン15にコイ
ル導線1を巻着後、巻芯39から離脱することなく、そ
のまま形成されたコイル部分10の巻回した表面を外側
から押圧して圧縮成型して、体積変形せしめて後、約2
00℃で1時間加熱キュアリングを施して固化したこと
を特徴とするスピーカ用ボイスコイル及びその製造方法
である。
【0016】このようにして、図9に示す従来例のよう
な断面円形の導線1’の芯線1a’を、図2に示すよう
な不定形な下窄まりの断面形状に変形して、ボイスコイ
ルの導線1の総断面積は変わらないが、積み厚(t)
が、断面円形の導線1’を同層に積層した積み厚
(t’)よりは確実に小さくできる。而して、押圧時、
巻芯39に嵌めたままであるので、ボビン15は内側方
向へは変形しないスピーカ用ボイスコイルを得られる。
【0017】第3発明は、巻回するコイル導線1の絶縁
皮膜2aが、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミ
ド等の可撓性の合成樹脂より構成されることを特徴とす
る第1発明又は第2発明に記載のボイスコイルであっ
て、図1、図2に示す、前記ボイスコイルにおいて、巻
回する導線1の絶縁皮膜2aをポリアミド、ポリイミ
ド、ポリアミドイミド等の可撓性樹脂により構成するこ
とにより、前記の接着剤2b間の隙間に食い込み没入を
大きく、且つ巻線作業が容易にできるので、作業性に富
み、全体として、保形性もよく、より高いマグネット4
0の使用効率を得ることができる第1発明または第2発
明に記載のスピーカ用ボイスコイルである。
【0018】第4発明は、導線芯材1aの金属の展延性
が伸び率35%以上であるコイル導線1を巻回すること
を特徴とする第1発明乃至第3発明のいずれかに記載の
スピーカ用ボイスコイルであつて、図1、図2に示す、
前記ボイスコイルにおいて、巻回する導線1の芯材1a
の材質を、例えばアニールした銅線のような、展延性の
大きな(伸び率35%以上の)導線1を使用して構成す
ることにより、小型の小さな圧力のロール押圧機30又
は熱プレス機35、圧着子36等の小さな力で、ボイス
コイルの半径方向の加圧変形を容易に行えるので、圧縮
成型作業が楽に、且つ、仕上げ精度を高く仕上げること
ができて、作業性の向上と、高い精度を図ることができ
る第1発明に記載のスピーカ用ボイスコイルである。
【0019】第5発明は、図4に示すように、回動する
ロール機30と、その外側に、回動方向に間隔Dを次第
に狭く配置した加熱装置45を内蔵した受け台31を配
置し、ロール機30の回動にしたがって、巻芯39に巻
き付けたボイスコイルボビン15’にコイル導線1’を
巻回したボイスコイルの外周を連動して回動させ、コイ
ル巻着部分10の芯材1aを巻回した表面の外周面を前
記のロール機30と加熱装置を内蔵した受け台31の間
で、転動しながら圧縮成型して平坦部Sとして仕上げる
ことを特徴とする第1発明乃至第4発明のいずれかに記
載のスピーカ用ボイスコイルであって、ボイスコイルと
して、外面を平坦に仕上げることによって、磁気空隙4
2内に懸架収納されたとき、振動方向に対して磁気空隙
42の内心磁壁44に触れ難いためには、できるだけボ
イスコイルの外表面が平坦Sな方がよい。
【0020】この第5,第6発明に用いられる圧縮ロー
ル機30の構造は、外側を平らに形成し、ボビン15を
巻芯39から離脱しないで、ともに同方向に回転しなが
ら、ボビン15の外部から押し当てることによって、ボ
ビン15の形状を圧縮する。その圧縮成型加工の際、コ
イルの内側は、巻芯39によって強固に保持されている
ので、外形が歪むことはない。
【0021】そして、ロール圧縮機30は、その外側
に、回動方向に間隔Dを次第に狭く配置した加熱装置4
5を内蔵した受け台31を配置してあるので、圧縮ロー
ル機30の回動にしたがって、巻芯39に巻き付けたボ
イスコイルボビン15’にコイル導線1’を巻回したボ
イスコイルを広い間隔Dの側から挿入して、コイル巻着
部分10の芯材1aを巻回した表面の外周面を前記の圧
縮ロール機30と加熱装置45を内蔵した受け台31の
間で、転動しながら緩慢な力で押圧力を加えて粗方の成
形を行い、回転にしたがって、順次緊密な押圧力を加え
て外形の整形を施すので、導線1に無理な力が加わらず
に、スムースに加圧変形動作を実現できる。このように
して、高い精度の、外側面の平坦な、積み厚の揃った仕
上がり外形の整った、ボイスコイルが自動的に完成し
て、排出口から排出される。
【0022】第6発明は、前記第5発明のボイスコイル
の圧縮成型において、プレス機35の先端に放射状に必
要数配置して取り付けた加熱装置45を内蔵した圧着子
36の先端面で、巻線機50の巻芯39に取り付けたま
まで、導線1を巻回したボイスコイルの外側面を外方か
ら押圧して成形する際、圧縮成型加工をした後、熱硬化
性樹脂2bを使用したときは、約200℃で1時間加熱
キュアリング加工を施して接着力を増して後、巻芯39
に取り付けたまま加熱圧着を加えて、接着剤樹脂2bの
反応を完結して、固化したスピーカ用ボイスコイルであ
る。
【0023】 また、図6に示す第7発明、第8発明
は、コイル部分10の圧縮成型において、加熱した圧着
子36によって、圧着成型することを特徴とする第1発
明又は第4発明に記載のスピーカ用ボイスコイルであっ
て、圧縮プレス機35の先端に放射状に必要数配置して
取り付けた加熱装置45を内蔵した圧着子36の先端面
で、巻線機50の巻芯39に取り付けたままで、導線1
を巻回したボイスコイルの外側面を外方から押圧して成
形するスピーカ用ボイスコイルである。圧着子36の押
圧サイクルが1回終了すると、プレス機35の圧着子3
6と隣の圧着子36の継ぎ目がボイスコイルの内側、外
側表面に残って、外形形状が不規則になって、前記した
ボイスコイルの占積率を悪化させる要因となるので、互
いに中心に対して約45゜づつ回転移動して次の圧縮工
程を行うのことにより、正確な真円形を保持したボイス
コイルを得ることができる。このように、上下動のみの
プレス機35によって圧縮成型加工の際、コイルボビン
15の内側は、巻芯39によって強固に保持されている
ので、ボイスコイルボビン15の外形が歪むことはな
い。
【0024】導線1の巻回部分の圧縮成型において、周
囲温度が室温であると、接着剤2bの反応が鈍くなり、
十分に内部化学反応が進行せず、硬化が完結しなくなる
恐れがある。そこで、巻回部分の圧縮成型において、圧
縮ロール機30または、プレス機35の圧着子36を、
それぞれ内蔵した加熱機45により加熱して、熱を加え
ながら押圧して圧縮成型することによって、ボイスコイ
ルボビン15及び接着層2bの軟化が容易になり、導線
1との馴染みがよくなり、固着力が増大する。また、導
線1の体積変化がし易くなり、接着剤2bの反応が十分
に進行し、全体の圧縮作業が楽に完成できる。
【0025】第8発明は、前記した第1発明乃至第4発
明のいずれか又は第7発明に前記した、加熱した圧着子
36によって圧縮成型した後、キュアリングを施すこと
を特徴とする第1発明乃至第4発明のいずれか又は第7
発明に記載のスピーカ用ボイスコイルであって、図6に
示すように、プレス機35の先端に放射状に必要数配置
して取り付けた圧着子36の先端面で、巻線機50の巻
芯39に取り付けたままで、導線1を巻回したボイスコ
イルの外側面を押圧して成形後、巻芯39に取り付けた
まま加熱圧着を加えて、接着樹脂2bの反応を促進し
て、固化を短時間に、完全に完結することにより、導線
1の芯材1a間を固化せしめて、導線1の芯材1a間ど
うしを接着結合し、また、熱硬化性樹脂2bを使用した
ときは、約200℃で1時間加熱キュアリング加工を施
して接着力増強を施したスピーカ用ボイスコイルであ
る。
【0026】このように、本発明においては、まだ柔軟
な状態で圧縮成型して保形加工を施して真円形を保持し
た、精確な寸法仕上がりのスピーカ用ボイスコイルが容
易に得られる。ひいては、磁気空隙42の長さLを小さ
くしても磁壁44に擦れたり、歪んだりする恐れが無く
なって、小型のマグネット40を使用でき、マグネット
40の使用効率を上げることができるので、安価なスピ
ーカ100が得られる。
【0027】第9発明は、導線1の芯材1aをコイルボ
ビン15に巻回後、加熱ロール型30,受け台31,又
は加熱プレス機35により、絶縁皮膜2a、接着剤皮膜
2bを塗着した表面を圧縮成型し、その後加熱して皮膜
2a、2bのキュアリングを施して、導線1の芯材1a
間どうしを接着結合したことを特徴とする第1発明乃至
第7発明のいずれかに記載のスピーカ用ボイスコイルで
あって、図8に示すように、導線1の表面に塗布した絶
縁皮膜、及びその上に熱可塑性接着剤2bを柔軟な、か
つ、変形し易く圧縮し易い材料を多層に重ねて巻着し
て、最外周と、すぐ下層の導線1との間の絶縁層2a
が、ロール機30又はプレス機35と圧着子36で圧縮
成型したときに、相互に体積変形を発生したときに、熱
可塑性のために互いに相手側の体域内に滑り込んで、食
い込む度合いを大きくすることにより、ボイスコイル全
体の積み厚さ(t)と見掛けの体積(v)を小さくでき
る第1発明乃至第8発明のいずれかに記載のスピーカ用
ボイスコイルである。
【0028】第10発明は、図8に示すように、芯材1
aの最下層の絶縁層2aと最外周の接着層2bとの間
に、圧縮し易い性質をもった緩衝用の中間層2cを配置
した導線11を巻回した後、巻芯39から離脱しない
で、加熱ロール型30,受け台31,又は加熱プレス機
35と圧着子36により圧縮成型した第1発明乃至第9
発明のいずれかに記載のボイスコイルであって、前記の
ような押圧時、絶縁層2aと、接着層2bとの間に介在
して、外圧を緩衝して和らげ、絶縁層を保護することが
できる。第11発明は、前記した第10発明のボイスコ
イルボビンにおいて、芯材1aの最下層の絶縁層2aと
最外周の接着層2bとの間に、圧縮し易い性質をもった
緩衝用の中間層2cを配置した導線11を巻回した後、
巻芯39から離脱しないで、加熱ロール型30,受け台
31,又は加熱プレス機35と圧着子36により半径方
向に圧縮成型し、さらにその後、加熱キュアリングを施
した第1発明乃至第10発明のいずれかに記載のボイス
コイルである。
【0029】第12発明は、巻芯39にボイスコイルボ
ビン15を巻き付け、その上に絶縁皮膜2a、接着剤2
bを塗膜したコイル導線1を複数層巻き付け、巻回後巻
芯39から離脱することなく、コイル導線1の芯材1a
の形状を体積変化するとともに、前記塗膜2a、2bが
未乾燥の状態下において、前記塗膜2a、2bの熱可塑
性及び可撓性を利用してコイル巻着部分10の上層と下
層とをより密に嵌合せしめることを特徴とするスピーカ
用ボイスコイルの製造方法である。第13発明は、巻芯
39にボイスコイルボビン15を巻き付け、その上に絶
縁皮膜2a、接着剤2bを塗膜したコイル導線1を複数
層巻き付け、巻回後巻芯39から離脱することなく、前
記塗膜2a、2bが未乾燥の状態下において、コイル巻
着部分10の外側から加熱しながら押圧力を加えて、あ
るいは、プレス機35の加熱圧着子36によって、加熱
しながら押圧力を加えることにより、コイル導線1の芯
材1aの形状を体積変化するとともに、前記塗膜2a、
2bを乾燥して、コイル巻着部分10の上層と下層とを
嵌合せしめて後、キュアリングを施す第12発明に記載
のスピーカ用ボイスコイルの製造方法である。
【0030】この本第12発明、第13発明の製造方法
は、従来手作業では不可能であつたスピーカ100の自
動組み立て工程にそのまま適応できて、スピーカ100
の品質、コスト低減の向上に資するところ大である。こ
の製造方法により、従来、多層巻きした積み厚t’が大
であったボイスコイルの積み厚tを小さくできて、スピ
ーカ100に組み込んだとき、それだけ磁気空隙42の
半径方向の長さLを小さくできるので、同一の磁束密度
を保持するのに、マグネット40の体積を小さくできる
ので、マグネット40の磁気空隙42に対するスペース
ファクタを改良できて磁気使用効率が向上するととも
に、マグネット40の単価が低下するので、スピーカ1
00全体のコストを著しく低減することができる。
【0031】以上本発明の代表的と思われる実施例ボイ
スコイルを使用した 4×3cm のスピーカ100につ
いて説明したが、従来例のボイスコイルを使用したスピ
ーカ100’と比較して、図11にそれぞれの周波数特
性を示す。このように、再生音圧において約2dB、再
生周波数音域においても拡大されており、ボイスコイル
の温度上昇を放熱し易くなって、耐入力特性も向上して
いることが明白である。さらにまた、本発明ボイスコイ
ルにおいては、0.18mmφの導線1aを使用して、
接着強度を測定した結果、従来例で45〜50gfであ
ったのが、60〜65gfに向上している。
【0032】以上のとおり、本発明の代表的と思われる
実施例について説明したが、本発明は必ずしもこれらの
実施例構造のみに限定されるものではなく、本発明にい
う前記の構成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達
成し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜改変
して実施することができるものである。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明は、導線1を巻着後、形成されたコイル部分を巻芯
に取り付けたまま半径方向に圧縮成型して用いればよ
い、としたものであるから、形成されたコイル部分を半
径方向に圧縮成型することによって、変形して、従来円
形の断面の導線1の積み重ねであった構造を、下層の導
線1の互いに隣り合わせた境界に嵌入するとともに、接
着剤2bをその一層と二層との境界において、没入させ
て、ボイスコイル全体の断面積合計は変わらないで、表
面体積(v)を小さくできる、という従来のものには期
待することが出来ない顕著な効果を有するに至ったので
ある。
【0034】巻回するコイル導線1の絶縁皮膜2aが、
ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド等の可撓性
樹脂より構成され、その上に熱可塑性接着剤2bを柔軟
なかつ、変形し易く圧縮し易い材料を選択して、巻導線
1を多層に重ねて巻着してあるから、最外周と、すぐ下
層の導線1との間の絶縁層が、前記の接着剤2bとの食
い込み没入度合いを大きく、かつ深く取れるので、小型
のロール機30又はプレス機35の小さな力で、圧縮成
型でき、ボイスコイルの変形を容易に行えるので、相互
に体積変形を発生し、相手側の体域内に滑り込んで、食
い込むことにより、圧縮成型作業が楽に、ボイスコイル
全体の積み厚さ(t)と(皮膜、接着剤等の風袋を含
む)見掛けの体積(v)を小さくできるという効果が大
きい。且つ、仕上げ精度が高くできて、作業性の向上を
図ることができ、全体として、より高いマグネット40
の使用能率を得ることができる。
【0035】ボイスコイルの外面を平坦Sに仕上げるこ
とによって、磁気空隙42内に収納されたときに、振動
方向に対して磁気空隙42の内磁壁に触れ難くなり、ロ
ール機30又は、プレス機35によって、巻着した表面
を圧縮成型することによって、正確な真円形のボビンの
ボイスコイルを有するスピーカを得ることができる。ロ
ール機30又は、プレス機35を加熱して、加熱プレス
して圧縮成型することによって、ボイスコイルボビン1
5の軟化が容易になり、導線1との馴染みがよくなり、
固着力が増大する。また、導線1の体積変化がし易くな
り、接着剤2bの反応が十分に進行し、全体の圧縮、固
着作業が楽に完成できる。
【0036】さらに、本スピーカ用ボイスコイル製造方
法は、巻芯39にボイスコイルボビン15を巻き付けた
まま、コイル導線1を複数層巻き付け、巻芯39に巻き
付けたまま、塗膜2a,2bが未乾燥の状態下におい
て、コイル巻着部分10の外側から、加熱しながら押圧
力を加えることにより、コイル導線1の芯材1aの形状
を体積変化し、また、キュアリング加工を施すので、前
記塗膜2a、2bの乾燥工程中において、塗膜2a、2
bの熱可塑性及び可撓性を利用してコイル巻着部分10
の上層と下層とをより密に嵌合せしめるので、従来、ボ
イスコイルの積み厚tを小さくできて、磁気空隙42の
半径方向の長さLを小さくでき、マグネット40の体積
を小さくできて、マグネット40のスペースファクタを
改良できて磁気使用効率が向上し、マグネット40の単
価が低下するので、スピーカ100全体のコストを著し
く低減することができる効果がある。
【0037】また、本発明製造方法は、巻芯39にボイ
スコイルボビン15を巻き付け、その上に絶縁皮膜2
a、接着剤2bを塗膜したコイル導線1を複数層巻き付
け、巻回後巻芯39から離脱することなく、前記塗膜2
a、2bが未乾燥の状態下において、コイル巻着部分1
0の外側から加熱しながら押圧力を加えて、あるいは、
プレス機35の加熱圧着子36によって、加熱しながら
押圧力を加えることにより、コイル導線1の芯材1aの
形状を体積変化することができるとともに、塗膜2a、
2bの熱可塑性及び可撓性を利用して前記塗膜2a、2
bを乾燥しコイル巻着部分10の上層と下層とをより密
に嵌合せしめることができるスピーカ用ボイスコイルの
製造方法である。
【0038】このように、この本発明製造方法は、従来
手作業では不可能であつたスピーカ100の自動組み立
て工程にそのまま適応できて、スピーカ100の品質、
コスト低減の向上に資するところ大である。この製造方
法により、従来、多層巻きした積み厚t’が大であった
ボイスコイルの積み厚tを小さくできて、スピーカ10
0に組み込んだとき、それだけ磁気空隙42の半径方向
の長さLを小さくできるので、同一の磁束密度を保持す
るのに、マグネット40の体積を小さくできるので、マ
グネット40の磁気空隙42に対するスペースファクタ
を改良できて磁気使用効率が向上するとともに、マグネ
ット40の単価が低下するので、スピーカ100全体の
コストを著しく低減することができる。さらに、これに
伴いスピーカ100の再生音圧も向上し、再生音域も拡
張でき、ボイスコイルの温度上昇を放熱し易くなる効果
を併せ実現できる。したがって、本発明のスピーカ用ボ
イスコイル及びその製造方法は、従来のボイスコイル組
み立て自動機への組み込み、適用も容易に可能となり、
製造コスト軽減に益するところ極めて大となる発明であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボイスコイルを使用したスピーカの断
面図。
【図2】プレス機を配した本発明のボイスコイルの断面
拡大図。
【図3】本発明のボイスコイルの一部切欠斜視外観拡大
図。
【図4】圧縮ロール機を配置した本発明のボイスコイル
の正面拡大断面図。
【図5】加圧加熱により圧着した本発明のボイスコイル
の一部切欠拡大縦断面図。
【図6】プレス機と圧着子を配置した本発明ボイスコイ
ルの正面拡大断面図。
【図7】本発明のボイスコイル導線の芯材の構造を示す
外観図。
【図8】本発明のボイスコイル導線の芯材の構造の他の
一例を示す外観図。
【図9】従来例のボイスコイルの縦断面拡大図。
【図10】従来例のボイスコイルを使用したスピーカの
断面図。
【図11】本発明のボイスコイルと従来のボイスコイル
をそれぞれ装備したスピーカとの音圧周波数特性。
【符号の説明】
1,1’,11 コイル導線 10,10’ コイル巻着部分 10a 巻始め(端) 10b 巻終わり(端) 15,15’ ボイスコイルボビン 1a,1a’ 芯材 2a,2a’ 外側絶縁皮膜 2b,2b’ 接着剤 2c 中間皮膜 21 中継ハトメ 22 可撓線 23 ラグ端子 30 圧縮ロール機 31 受け台 35 プレス機 36 圧着子 37,37’ 巻芯駆動軸 38 シャンク 39 巻き芯 40,41 マグネット 42,42’ 磁気空隙 43 振動板 44 磁極(中央) 45 加熱器 46,46’ 磁気回路 50 巻線機 100,100’ スピーカ 101 フレーム D 回転ロール機と受け台の間隔 t,t’ ボイスコイル巻導線の断面積み厚 v ボイスコイル巻導線の導線部分の体積 s ボイスコイル巻導線の平坦部 L,L’ 磁気空隙長
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土井 輝夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 溝根 信也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D012 AA03 BA01 BA02 BB05 CA03 CA15 EA04 FA02 FA04 FA07 GA01 JA01 5H633 BB02 GG03 GG06 GG09 GG11 GG12 HH02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイスコイルボビン(15)にコイル導線
    (1)を巻着後、巻芯(39)から離脱することなく、そのま
    ま形成されたコイル部分(10)の巻回した表面を外側から
    半径方向に押圧して圧縮成型して、体積変形せしめたこ
    とを特徴とするスピーカ用ボイスコイル。
  2. 【請求項2】 ボイスコイルボビン(15)にコイル導線
    (1)を巻着後、巻芯(39)から離脱することなく、そのま
    ま形成されたコイル部分(10)の巻回した表面を外側から
    半径方向に押圧して圧縮成型して、体積変形せしめて
    後、キュアリングを施したことを特徴とする請求項1の
    スピーカ用ボイスコイル。
  3. 【請求項3】 巻回するコイル導線(1)の絶縁皮膜(2a)
    が、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド等の可
    撓性合成樹脂より構成されることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のスピーカ用ボイスコイル。
  4. 【請求項4】 導線芯材(1a)の金属の展延性が伸び率3
    5%以上であるコイル導線(1)を巻回することを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載のスピーカ用ボイ
    スコイル。
  5. 【請求項5】 回動するロール機(30)と、その外側に、
    回動方向に間隔(D)を次第に狭く配置した加熱装置(45)
    を内蔵した受け台(31)を配置し、ロール機(30)の回動に
    したがって、巻芯(39)に巻き付けたボイスコイルボビン
    (15')にコイル導線(1')を巻回したボイスコイルの外周
    を連動して回動させ、コイル巻着部分(10)の芯材(1a)を
    巻回した表面の外周面を前記のロール機(30)と受け台(3
    1)の間で、転動しながら半径方向に圧縮成型して平坦部
    (S)としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載のスピーカ用ボイスコイル。
  6. 【請求項6】 回動するロール機(30)と、その外側に、
    回動方向に間隔(D)を次第に狭く配置した加熱装置(45)
    を内蔵した受け台(31)を配置し、ロール機(30)の回動に
    したがって、巻芯(39)に巻き付けたボイスコイルボビン
    (15')にコイル導線(1')を巻回したボイスコイルの外周
    を連動して回動させ、コイル巻着部分(10)の芯材(1a)を
    巻回した表面の外周面を前記のロール機(30)と受け台(3
    1)の間で、転動しながら半径方向に圧縮成型して平坦部
    (S)とした後、キュアリングを施したことを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載のスピーカ用ボイスコ
    イル。
  7. 【請求項7】 コイル巻着部分(10)の圧縮成型におい
    て、圧着子(36)を装着した加熱プレス機(35)によって半
    径方向に圧縮成型することを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれか又は6に記載のスピーカ用ボイスコイル。
  8. 【請求項8】 コイル巻着部分(10)の圧縮成型におい
    て、加熱した圧着子(36)によって圧縮成型した後、キュ
    アリングを施すことを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れかに記載のスピーカ用ボイスコイル。
  9. 【請求項9】 導線(1)の芯材(1a)をコイルボビン(15)
    に巻回後、加熱ロール型(30),受け台(31),又は加熱プ
    レス機(35)により、絶縁皮膜(2a)、接着皮膜(2b)の塗着
    したボイスコイル導線(1)の表面を半径方向に圧縮成型
    し、その後加熱して前記皮膜(2a)、(2b)をキュアリング
    して、導線(1)の芯材(1a)間どうしを接着結合したこと
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のスピー
    カ用ボイスコイル。
  10. 【請求項10】 芯材(1a)の最下層の絶縁層(2a)と最外
    周の接着層(2b)との間に、圧縮し易い性質をもった緩衝
    用の中間層(2c)を配置した導線(11)を巻回した後、巻芯
    (39)から離脱しないで、加熱ロール型(30),受け台(3
    1),又は加熱プレス機(35)により半径方向に圧縮成型し
    たことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の
    スピーカ用ボイスコイル。
  11. 【請求項11】 芯材(1a)の最下層の絶縁層(2a)と最外
    周の接着層(2b)との間に、圧縮し易い性質をもった緩衝
    用の中間層(2c)を配置した導線(11)を巻回した後、巻芯
    (39)から離脱しないで、加熱ロール型(30),受け台(3
    1),又は加熱プレス機(35)により半径方向に圧縮成型
    し、キュアリングを施したことを特徴とする請求項1乃
    至10のいずれかに記載のスピーカ用ボイスコイル。
  12. 【請求項12】 巻芯(39)にボイスコイルボビン(15)を
    巻き付け、その上に絶縁皮膜(2a)、接着剤(2b)を塗膜し
    たコイル導線(1)を複数層巻き付け、巻回後巻芯(39)か
    ら離脱することなく、前記塗膜(2a)、(2b)が未乾燥の状
    態下において、コイル巻着部分(10)の外側から半径方向
    に加熱しながら押圧力を加えて、コイル導線(1)の芯材
    (1a)の形状を体積変化するとともに、前記塗膜(2a)、(2
    b)を乾燥して、コイル巻着部分(10)の上層と下層とを嵌
    合せしめるスピーカ用ボイスコイルの製造方法。
  13. 【請求項13】 巻芯(39)にボイスコイルボビン(15)を
    巻き付け、その上に絶縁皮膜(2a)、接着剤(2b)を塗膜し
    たコイル導線(1)を複数層巻き付け、巻回後巻芯(39)か
    ら離脱することなく、前記塗膜(2a)、(2b)が未乾燥の状
    態下において、コイル巻着部分(10)の外側から半径方向
    に加熱しながら押圧力を加えて、コイル導線(1)の芯材
    (1a)の形状を体積変化するとともに、前記塗膜(2a)、(2
    b)を乾燥して、コイル巻着部分(10)の上層と下層とを嵌
    合せしめて後、キュアリングを施すことを特徴とするス
    ピーカ用ボイスコイルの製造方法。
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