JP2000328047A - エアゾール原液、エアゾール組成物及びエアゾール剤 - Google Patents

エアゾール原液、エアゾール組成物及びエアゾール剤

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JP2000328047A
JP2000328047A JP11142021A JP14202199A JP2000328047A JP 2000328047 A JP2000328047 A JP 2000328047A JP 11142021 A JP11142021 A JP 11142021A JP 14202199 A JP14202199 A JP 14202199A JP 2000328047 A JP2000328047 A JP 2000328047A
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aerosol
water
thickener
propellant
dimethyl ether
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JP11142021A
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English (en)
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Ikuya Hashizume
郁也 橋爪
Akira Yamada
亮 山田
Shingo Ogawa
慎吾 小川
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Suzuka Fine Co Ltd
Original Assignee
Suzuka Fine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】被塗面を良好に覆うことができる、氷結防止・
解氷用エアゾール原液を提供する。 【解決手段】エアゾール原液を、液体と増粘剤とを含有
するゲル状物とすると、エアゾールによる塗布に適した
粘性を有し、塗布後は、被塗面において、成分が揮発す
ることにより、被塗面を良好に覆うのに適した粘性を発
現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のフロン
トガラス、サイドガラス、リアガラス、ドアミラー及び
家屋の窓ガラス等の氷結防止や氷結した時の解氷に用い
るエアゾール型氷結防止・解氷剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、氷結防止あるいは解氷剤は、水と
溶剤から液剤として形成されている。このような氷結防
止・解氷剤は、使用性を考慮して、ポンプ式や噴射剤を
入れたエアゾール式が多く用いられている。しかしなが
ら、水と溶剤からなる氷結防止・解氷剤は、粘度が低
く、氷結防止剤として用いる場合、垂直なガラス面にス
プレーすると、ガラス面から液剤が流れ落ちてしまって
いた。このため、十分にガラス面を液剤で覆うことがで
きず、氷結防止効果や解氷効果を得ることができなかっ
た。また、自動車のフロントガラス等、自動車ワックス
等の油膜が付着しているような箇所へ液剤をスプレーす
ると、油膜により粘度の低い液剤は、はじきを生じてガ
ラス面を均一に覆うことができなかった。
【0003】一方、液剤の粘性を増加させるために増粘
剤を添加したものもあるが、流れやはじきを抑制できる
ものの、噴射剤によってはスプレーできず、また、ポン
プ式でもスプレー適性が劣り、解氷剤として用いる場合
に、氷結した部分への浸透性が悪いという問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、被
塗面を良好に覆うことができる、エアゾール原液及び組
成物を提供することを目的とする。また、本発明は、被
塗面を良好に覆うことができる、氷結防止または解氷用
のエアゾール原液及び組成物を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ための手段として、本発明者らは、塗布前においては、
エアゾールによる塗布に適した粘性を有し、塗布後は、
被塗面において、成分が揮発することにより、被塗面を
良好に覆うのに適した粘性を発現するようにしたエアゾ
ール原液及び組成物を見出した。本発明は、液体と増粘
剤とを含有するゲル状物である、エアゾール原液を提供
する。さらに、本発明は、水と、凝固点降下可能な水溶
性溶剤と、増粘剤、とを含有するゲル状物である、エア
ゾール原液を提供する。このようなエアゾール原液であ
れば、噴射剤と混合されることにより、容易にスプレー
可能なエアゾール組成物が得られる。また、同時に、被
塗面における、被覆性、浸透性等に優れるエアゾール組
成物が得られる。
【0006】また、本発明は、液体と、増粘剤と、噴射
剤、とを含有する、エアゾール組成物を提供する。ま
た、本発明は、水と、凝固点降下可能な水溶性溶剤と、
増粘剤と、噴射剤、とを含有する、エアゾール組成物を
提供する。これらのエアゾール組成物によると、増粘剤
を含有していても噴射剤により容易にスプレー塗布され
る一方、塗布後は、噴射剤が蒸発することにより、被塗
面がゲル状物により良好に被覆される。
【0007】また、前記増粘剤が、ヒドロキシプロピル
セルロース及び/又はカルボキシルビニルポリマーであ
る、前記エアゾール原液を提供する。また、前記噴射剤
が、ジメチルエーテル、ジメチルエーテルとLPGとの
混合ガス、ジメチルエーテルと二酸化炭素との混合ガ
ス、及びジメチルエーテルとLPGと二酸化炭素との混
合ガス、のいずれか1種類である、エアゾール組成物を
提供する。
【0008】さらに、前記エアゾール組成物が、噴射ノ
ズルとを備えた容器に充填されている、エアゾール剤を
提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のエアゾール原液は、液体と増粘剤とを含有する
ゲル状物である。液体と増粘剤とを単に混合した状態に
おいては、ゲル状物を形成しない場合もある。本発明に
おいては、ゲル状物を形成していることが特徴である。
【0010】本発明における増粘剤としては、ゲル状物
を形成できれば限定しない。具体的には、カルボキシビ
ニルポリマー等のポリアクリル酸及びその塩類、ヒドロ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース等のセルロース類及びその
塩類、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンの
ようなポリビニル類、キタンサンガム等の高分子多糖
類、シリカ粉のような金属酸化物類、アルミニウムの有
機酸塩、有機ベントナイト、樹脂微粒子等を挙げること
ができる。好ましくは、カルボキシビニルポリマー、ヒ
ドロキシプロピルセルロースである。エアゾール原液を
氷結防止用あるいは解氷用として使用する場合には、増
粘剤は、−5℃以下の温度で氷結しない皮膜を形成でき
るようなものが好ましい。より好ましくは、−25℃以
下の温度で氷結しない皮膜を形成できるものが好まし
い。好ましくは、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキ
シプロピルセルロースである。
【0011】増粘剤の配合割合は、特に限定しないが、
ゲル状物の粘度範囲が、500〜50000mPa・S
になるように配合されていることが好ましい。粘度が5
00mPa・s未満になると、垂直な被塗面へスプレー
した場合や、油膜の付着した被塗面にスプレーした場合
に、流れやはじきを生じ、氷結防止効果を十分に発揮で
きない。また、50000mPa・sを越えると、エア
ゾール容器等への充填が困難になり、また、スプレー適
性が得られるまで噴射剤を添加する際に、噴射剤の配合
量が多くなり、被塗物に残存する氷結防止・解氷剤の量
が少なくなるからである。より好ましくは、粘度が20
00mPa・s以上10000mPa・s以下である。
なお、粘度は、JISK5400回転粘度計法により測
定できる。
【0012】本発明のエアゾール原液には、液体とし
て、各種含むことができる。増粘剤とゲル状物を形成で
きれば限定しないが、好ましくは、水、あるいは、水を
含む溶媒である。
【0013】本発明のエアゾール原液には、その用途に
応じて必要な原料が添加される。氷結防止あるいは解氷
剤用として用いられる場合には、液体として、水と溶剤
が添加される。ここで溶剤は、水の凝固点降下作用を有
する水溶性溶剤が好ましい。例えば、かかる水溶性溶剤
としては、メタノール、エタノール、イソプロピルアル
コール、プロピルアルコール等のアルコール類、グリセ
リン、エチレングリコール、プロピレングリコール等の
多価アルコール類、ブチルセロソルブ等を挙げることが
できる。好ましくは、エチレングリコール、イソプロピ
ルアルコール等である。水溶性溶剤は、1種あるいは2
種以上を組み合わせて使用することができる。氷結防止
又は解氷用の場合、原液における配合割合は、水が10
〜70重量%、水溶性溶剤が30〜90重量%、の範囲
であることが好ましい。
【0014】洗浄用に用いられる場合には、界面活性剤
等が添加される。また、油膜取り用に用いられる場合に
は、研磨材等が添加される。さらに、必要に応じて、p
H調整剤、防錆剤、香料等がエアゾール原液に添加され
る。
【0015】本発明のゲル状物であるエアゾール原液
に、噴射剤を配合することにより、エアゾール組成物と
なる。噴射剤としては、ジメチルエーテルが好ましい。
ジメチルエーテルのみを用いることも好ましいが、ジメ
チルエーテルに炭酸ガス及びLPGのうち、いずれか1
種類あるいは2種類以上を組み合わせて使用するのも好
ましい。また、低温時の噴射圧力低下を防止するため
に、上記噴射剤と炭酸ガスを併用することが好ましい。
【0016】噴射剤の配合割合は、エアゾール原液に対
して10容量%以上90容量%以下であることが好まし
い。より好ましくは、20容量%以上60容量%以下で
ある。
【0017】なお、エアゾール組成物には、ほかに公知
の防錆剤、香料等の従来公知の各種添加剤を、スプレー
適性及びエアゾールの用途をさまたげない範囲で添加す
ることができる。
【0018】このようなエアゾール組成物を、各種噴射
ノズルを備えた容器に充填することにより、エアゾール
剤を得ることができる。すなわち、本発明は、ゲル状の
エアゾール原液に、噴射剤を配合して得たエアゾール組
成物を、噴射ノズルを備えた容器に充填する、エアゾー
ル剤の製造方法でもある。このエアゾール剤によれば、
充填物のスプレー適性も得ることができるとともに、被
塗面における被覆性も良好となっている。スプレー適性
は、ゲル状物であるエアゾール原液と噴射剤とが混合さ
れることにより、低粘性となることにより得られる。ま
た、被塗面の被覆性は、被塗面において噴射物中の噴射
剤が蒸発して粘性を発揮することにより得られる。
【0019】特に、本エアゾール剤が、氷結防止用ある
いは解氷用のエアゾール剤である場合には、被塗面にお
いて、噴射されたエアゾール組成物が噴射剤の蒸発によ
り粘性を発揮することにより良好に被塗面を覆うことが
できて氷結防止および解氷効果を発揮できる。また、噴
射剤の圧力により、エアゾール組成物が氷結物中によく
付着し、凝固点降下作用のある溶剤が被塗面上の氷結物
に浸透しやすく、浸透により徐々に凝固点降下作用のあ
る溶剤が浸出され有効に解氷効果を発揮する。また、ス
プレー塗布されるため、広い面積を容易に処理すること
ができ、噴射物は被塗面が垂直状であるか曲面状である
か等を問わずに良好に被塗面を被覆できるので、好まし
い。
【0020】
【実施例】(実施例1)以下の配合で各原料をディスパ
ーで分散させ、完全なゲル状物を調製してエアゾール原
液を得た。エチレングリコール及びイソプロピルアルコ
ールは、凝固点降下作用のある溶剤である。ゲル状物の
粘度は、JISK5400回転粘度計法で測定したとこ
ろ、2500mPa・sであった。 配合例1(単位重量%) 精製水 35.0 エチレングリコール 14.5 イソプロピルアルコール 50.0 ヒドロキシプロピルセルロース 0.5
【0021】得られたエアゾール原液を、容量が100
mlのエアゾール用容器に80ml充填し、ジメチルエ
ーテルガスを20ml充填し封をしてエアゾール剤を得
た。このエアゾール剤を、平坦で垂直なガラス面にスプ
レーしても流れを生じることなく、均一な氷結防止膜を
形成することができた。また形成された氷結防止膜は、
−25℃の恒温槽中に16時間放置したところ、氷結す
ることはなかった。
【0022】(実施例2)以下の配合で各原料をディス
パーで分散させ、完全なゲル状物を調製してエアゾール
原液を得た。ゲル状物の粘度は、JISK5400回転
粘度計法で測定したところ、3500mPa・sであっ
た。 配合例2(単位重量%) 精製水 44.6 エチレングリコール 4.9 イソプロピルアルコール 49.6 カルボキシビニルポリマー 0.2 トリエチルアミン 0.6
【0023】得られたエアゾール原液を、容量が100
mlのエアゾール用容器に70ml充填し、ジメチルエ
ーテルガスを30ml充填し封をしてエアゾール剤を得
た。このエアゾール剤を、平坦で垂直なガラス面にスプ
レーしても流れを生じることなく、均一な氷結防止膜を
形成することができた。また形成された氷結防止膜は、
−25℃の恒温槽中に16時間放置したところ、氷結す
ることはなかった。
【0024】
【発明の効果】本発明のエアゾール原液、エアゾール組
成物、エアゾール剤によれば、被塗面の良好な被覆性を
得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/30 C09K 3/30 C (72)発明者 小川 慎吾 三重県三重郡楠町小倉1058番地4 スズカ ファイン株式会社内 Fターム(参考) 4H020 AA04 AA05 AB01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体と増粘剤とを含有するゲル状物であ
    る、エアゾール原液。
  2. 【請求項2】水と、凝固点降下可能な水溶性溶剤と、増
    粘剤、とを含有するゲル状物である、エアゾール原液。
  3. 【請求項3】液体と、増粘剤と、噴射剤、とを含有す
    る、エアゾール組成物。
  4. 【請求項4】水と、凝固点降下可能な水溶性溶剤と、増
    粘剤と、噴射剤、とを含有する、エアゾール組成物。
  5. 【請求項5】前記増粘剤が、ヒドロキシプロピルセルロ
    ース及び/又はカルボキシルビニルポリマーである、請
    求項1又は2記載のエアゾール原液。
  6. 【請求項6】前記噴射剤が、ジメチルエーテル、ジメチ
    ルエーテルとLPGとの混合ガス、ジメチルエーテルと
    二酸化炭素との混合ガス、及びジメチルエーテルとLP
    Gと二酸化炭素との混合ガス、のいずれか1種類であ
    る、請求項3または4記載のエアゾール組成物。
  7. 【請求項7】請求項3、4、及び6のいずれかに記載の
    エアゾール組成物が、噴射ノズルとを備えた容器に充填
    されている、エアゾール剤。
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