JP2000328501A - レール締結装置 - Google Patents
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- JP2000328501A JP2000328501A JP11136314A JP13631499A JP2000328501A JP 2000328501 A JP2000328501 A JP 2000328501A JP 11136314 A JP11136314 A JP 11136314A JP 13631499 A JP13631499 A JP 13631499A JP 2000328501 A JP2000328501 A JP 2000328501A
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Abstract
性の向上を図り得るレール締結装置を提供する。 【解決手段】 このレール締結装置10は、レール11
が載置される枕木13と、レール底部11aに当接する
当接部24が形成されたレール押え部材14と、レール
押え部材を枕木に対して固定することによりレールを枕
木に対して締結する固定ボルト15と、を有している。
そして、前記固定ボルトを、層間剥離強度を高めること
によりネジ山強度を高めた繊維強化合成樹脂製ボルトか
ら構成してある。
Description
固定ボルトにより枕木に対して固定することによりレー
ルを枕木に対して締結するようにしたレール締結装置の
改良に係り、さらに詳しくは、固定ボルトを繊維強化合
成樹脂製ボルトから構成することにより耐久性の向上を
図ったレール締結装置に関する。
一般的なレール締結装置は、レールがゴムパッドを介し
て載置される枕木と、レール底部の上面に当接する当接
部が形成されたレール押え部材と、レール押え部材を枕
木に対して固定することによりレールを枕木に対して締
結する固定ボルトと、を有している。
ボルトが使用され、この金属製の固定ボルトは、防食の
ためメッキや樹脂コーティングがなされている。
トンネル内に敷設される鉄道レール用のレール締結装置
では、水ないし水分が多いために、金属製固定ボルトの
腐食が進み易い。
合には金属製固定ボルトに電食が生じ、ネジ部の腐食に
より所定の締め付け力を確保できなくなる。この結果、
固定ボルトの交換作業を頻繁に行なわなければならず、
レール締結装置の耐久性が低下するという問題がある。
が短く、かつ、線路はカーブが多く曲率も大きいことか
ら、ブレーキ動作が頻繁に行なわれ、ブレーキシュウ等
の金属粉が比較的多量に発生している。このため、電気
絶縁性が損なわれ金属製固定ボルトの電食がより進み易
く、レール締結装置の耐久性の低下が顕著な問題となっ
ている。
するためになされたものであり、固定ボルトの電食を根
本的になくして、耐久性の向上を図り得るレール締結装
置を提供することを目的とする。
の請求項1に記載の発明は、レールが載置される枕木
と、前記レールの底部に当接する当接部が形成されたレ
ール押え部材と、前記レール押え部材を前記枕木に対し
て固定することにより前記レールを前記枕木に対して締
結する固定ボルトと、を有するレール締結装置におい
て、前記固定ボルトは、ネジ山強度を高めた繊維強化合
成樹脂製ボルトから構成されていることを特徴とするレ
ール締結装置である。
ボルトを構成する繊維強化合成樹脂製ボルトは、フィラ
メントを雄ネジ部の谷部で切断されることなくネジ山に
入り込ませることにより前記雄ネジ部のネジ山強度を高
めてあることを特徴とするレール締結装置である。
ボルトを構成する繊維強化合成樹脂製ボルトは、熱硬化
性樹脂を含浸した強化繊維の綾角度が逆方向をなすシー
ト状成形材料を複数枚重ねてプレス成形されたシート状
成形物から切削加工により形成され、層間剥離強度を高
めることによりネジ山強度を高めてあることを特徴とす
るレール締結装置である。
ル押え部材を、合成樹脂あるいは繊維強化合成樹脂から
構成したことを特徴とする。
を参照しつつ説明する。
形態1に係るレール締結装置を示す断面図、図2は、レ
ール締結装置で用いられるレール押え部材などを示す平
面図である。なお、図1において、レール11の右側の
固定ボルト15は締付前の状態を示し、左側の固定ボル
ト15は締付後の状態を示してある。
は、レール11がゴムパッド12を介して載置される枕
木13と、レール11の底部11aに当接する当接部2
4が形成されたレール押え部材14と、このレール押え
部材14を枕木13に対して固定することによってレー
ル11を枕木13に対して締結する固定ボルト15と、
を有している。
1aの中央部分から立ち上がる腹部11bと、当該腹部
11bの頂部に設けられた頭部11cと、を備えてい
る。
(PC枕木)であり、その上面には、レール11が載置
されるレール載置部16と、当該レール載置部16の両
側に位置すると共に所定深さを有する凹部17と、が形
成されている。枕木13には、固定ボルト15がねじ込
まれる埋込栓18が埋設されている。この埋込栓18
は、内面に雌ネジ部が形成された本体部19と、当該本
体部19を外周から補強する鉄線コイル20と、を備
え、本体部19の上部はレール載置部16に開口してい
る。
4は板バネ形状を呈している。すなわち、レール押え部
材14は、バネ性を有する長方形形状の板材を略中央付
近で折り返した形状を有し、湾曲して伸びる上板21
と、当該上板21との間で所定の空隙22を形成する湾
曲して伸びる下板23と、を有している。
1aに当接する当接部24が形成されている。この当接
部24は、レール底部11aの側縁形状に合致した段差
形状を有している。上板21の先端は、レール締結時
に、下板23の先端に向かい合う(図1においてレール
11の左側に示されるレール押え部材14を参照)。ま
た、レール押え部材14の上板21および下板23のそ
れぞれには、固定ボルト15を挿通するための長孔25
が形成され、当該長孔25は、上下板23の延伸方向
(図中左右方向)に沿って伸びている。
する基端部26が枕木13の凹部17に配置されたくさ
び27の角部に係合して、位置決めされる。図2に示す
ように、凹部17の外壁面17aは、レール11の長手
方向に対して傾斜した傾斜面に形成され、くさび27の
外壁面27aも、凹部17の外壁面17aに合致する傾
斜面に形成されている。レール押え部材14の基端部2
6が係合するくさび27の内壁面27bは、レール11
と平行に形成されている。したがって、くさび27を図
2中上下方向に移動すれば、くさび27の内壁面27b
が実質的に図2中左右方向に移動することとなり、これ
により、枕木13上に載置されるレール11の位置に応
じて、レール押え部材14の取付位置を調整可能として
ある。
ル押え部材14の上板21および下板23の長孔25に
挿通され、前記埋込栓18の本体部19にねじ込まれ
る。固定ボルト15のねじ込みにより、下板23の当接
部24がレール底部11aに当接して、レール11が枕
木13に対して締結固定される。
のねじ込みに伴って、下板23の先端上面に向けて所定
量接近する。そして、上板21先端と下板23先端との
間の隙間を隙間ゲージなどにより所定の寸法(例えば、
官製はがきの厚さ程度)に管理することにより、トルク
レンチを使用することなく、多数の固定ボルト15を所
定の締付トルク範囲で締め付ける作業を容易かつ確実に
行なうことが可能となる。
にあっては、固定ボルト15を、繊維強化合成樹脂製ボ
ルトから構成してある。繊維強化合成樹脂は、グラスフ
ァイバーあるいはFRPとも称され、周知のように、ガ
ラス繊維(ガラスフィラメント)、カーボン繊維(カー
ボンフィラメント)あるいはアルミナ繊維(アルミナフ
ィラメント)などの組織に、エポキシ樹脂、ビニールエ
ステル樹脂あるいはフェノール樹脂を含浸させたもので
あり、電気絶縁性および耐食性に優れている。
成樹脂製ボルトから構成することにより、金属製の固定
ボルト15の場合に生じ得る電食を、根本的になくすこ
とができる。その結果、所定の締め付け力を長期間にわ
たって確保することができ、固定ボルト15の交換作業
の頻度が少なくなり、レール締結装置10の耐久性の向
上を図ることができる。
ナイロンまたはポリエステルなどから形成してあるが、
固定ボルト15自体が電気絶縁性を備えるため、本体部
19の材質として電気絶縁性を備えていることを特に考
慮する必要がなくなり、適宜の材料から本体部19を形
成でき、材料選択の自由度が増す。
外周に雄ネジ部を切削工具により切削加工した繊維強化
合成樹脂製ボルトの場合には、雄ネジ部を形成している
フィラメントがネジの谷部で切断されるため、引張強度
が低下してネジ山が欠け易いという問題がある。レール
締結装置10に使用する固定ボルト15では、雄ネジ部
のネジ山強度は比較的大きなものが要求されることか
ら、本実施形態1では、雄ネジ部のネジ山強度を向上し
た繊維強化合成樹脂製ボルトを使用している。ネジ山強
度を向上させた繊維強化合成樹脂製ボルトについては、
後に詳述する。
るいは繊維強化合成樹脂材から構成するのが好ましい。
これら合成樹脂や繊維強化合成樹脂材は電気絶縁性およ
び耐食性に優れている。
ら構成することにより、金属製のレール押え部材14の
場合に生じ得る電食を、根本的になくすことができる。
その結果、レール押え部材14のバネ性を長期間にわた
って確保することができ、レール押え部材14の交換作
業の頻度が少なくなり、レール締結装置10の耐久性の
向上を図ることができる。
から形成してあるが、レール押え部材14自体が電気絶
縁性を備えるため、くさび27の材質として電気絶縁性
を備えていることを特に考慮する必要がなくなり、適宜
の材料からくさび27を形成でき、材料選択の自由度が
増す。また、レール11の浮き上がりを一層防止するた
めに、下板23の当接部24に金属板を設けても、電気
的な絶縁状態を十分に維持することができる。
次に、固定ボルト15を構成するネジ山強度を向上させ
た繊維強化合成樹脂製ボルトの成形例1について説明す
る。
正面図、図4は、同ボルトを頭部を分離した状態で示す
一部切欠正面図、図5は、同ボルトの要部を示す拡大断
面図、図6は、同ボルトの雄ネジ部を示す縦断面図であ
る。図7(A)〜(E)は、同ボルトの製造工程図であ
る。図8は、筒状紐による凹凸組織の形成例を示す斜視
図、図9は、紐による凹凸組織の形成例を示す斜視図、
図10は、テープによる凹凸組織の形成例を示す斜視図
である。また、図11(A)(B)は、ネジ素材の加工
例を示す要部断面図である。
成樹脂製ボルト117は、ネジ径Rの雄ネジ部107a
が形成されたネジ体107と、当該ネジ体107に固着
されネジ体107と同材質の頭部109と、から構成さ
れている。前記ネジ体107は、雄ネジ部107aが後
端(図中右端)寄りに形成された胴部107bと、当該
胴部107bの先端(図中右端)に形成され胴部107
bよりも小径の首部107cと、を備え、この首部10
7cが頭部109の中心孔109aに嵌合され固着され
ている。
17の製造工程を図7(A)〜(E)を参照しつつ説明
する。
102を構成し(同図(A))、前記フィラメント10
1と同材質のフィラメント111よりなる凹凸組織10
3を前記芯材102の外周に設けて芯体104を構成す
る(同図(B))。芯体104を構成した後、当該芯体
104に合成樹脂液105を含浸させ、ネジ径Rより僅
かに太いネジ素材106を構成する(同図(C))。次
いで、ネジ素材106を加熱して合成樹脂液105を適
宜硬化し、適宜硬化したネジ素材106を加熱金型Dに
て圧縮し、雄ネジ部107aが形成された胴部107b
を備えるネジ体107を形成する(同図(D)
(E))。ネジ体107の雄ネジ部107aは凹凸組織
103のフィラメント11で形成され、雄ネジ部107
aのネジ山108にフィラメント111が入り込むよう
にしてある。
としては、フィラメント111よりなる筒状紐103A
(図8参照)、フィラメント111よりなる紐103B
(図9参照)あるいはフィラメント111よりなるテー
プ103C(図10参照)が用いられる。
形状を有している。この筒状紐103Aの内部に芯材1
02を挿入して、筒状紐103Aのフィラメント111
により凹凸組織103を形成している。このため、筒状
紐103Aのフィラメント111を雄ネジ部107aの
ネジ傾斜角度θに合わせ、図5および図6に示すよう
に、当該フィラメント111が雄ネジ部107aの谷部
で切断されることなくネジ山108に入り込むようにす
ることが望ましい。
ように、芯材102の外周に紐103Bを巻き付けて、
紐103Bのフィラメント111により凹凸組織103
を形成し、テープ103Cにあっては、図10に示すよ
うに、芯材102の外周にテープ103Cを巻き付け
て、テープ103Cのフィラメント111により凹凸組
織103を形成している。このため、紐103Bあるい
はテープ103Cを芯材102の外周に巻き付ける場合
には、雄ネジ部107aのネジ傾斜角度θに合わせて巻
き付けることが望ましい。何ずれにしても、凹凸組織1
03の表面が内外周方向に入り組んだ複雑な構造、即
ち、凹凸にすることが重要である。
えば13μのガラスフィラメント101を束にして用
い、凹凸組織103のフィラメント111には、例えば
5μ前後の極細ガラスフィラメント111を用いる。な
お、芯材102および凹凸組織103には、できる限り
細くて強いフィラメント101、111を用いることが
好ましく、特に、凹凸組織103に極細フィラメント1
11を用いれば、ネジ山108の先端部までフィラメン
ト111を没入させることが可能となる。
する手段としては、例えば、上金型d1と下金型d2と
に分離自在な割金型Dが用いられる。上下金型d1、d
2の内面にはネジ体107の形状に応じた成形面を設
け、これら上下金型d1、d2を相対的に接近離反移動
自在にプレス装置に取付ける。そして、両金型d1、d
2を加熱し、型開きした下金型d2にネジ素材106を
配置した後、図11(A)(B)に示すように、上金型
d1を下金型d2に対して所定圧力で型締めする。上下
金型d1、d2を型締めする場合には、凹凸組織103
のフィラメント111が雄ネジ部107aのネジ山10
8まで均一に没入するように、型締圧力や温度あるいは
時間などを適宜調整する。
性を持つロープ状に形成しておく。すなわち、芯体10
4に合成樹脂液105を含浸させる際、あるいはネジ素
材106を金型Dにて圧縮する際に、フィラメント10
1、111が多少任意に移動し、逃げ得る状態にしてお
く。芯体104に含浸させる合成樹脂液105として
は、熱硬化性の例えばエポキシ系合成樹脂液105を用
いる。また、この合成樹脂液105を芯体104に含浸
させる手段としては、例えば芯体104を真空含浸機に
投入し、真空状態において合成樹脂液105を隅々まで
含浸させる。ネジ素材106を適宜加熱し、合成樹脂液
105を適宜硬化させることが望ましい。
07を圧縮成形すると、割金型Dの合わせ目(パーティ
ングライン)からネジ素材106に含浸していた合成樹
脂液105が僅かに逃げるため、それに伴ってフィラメ
ント111の一部も割金型Dの合わせ目側に集中するこ
とがある。これを防止するには、割金型Dの型締方法や
時間、あるいはネジ素材106などの回転で調整するこ
とにより解決可能である。割金型Dの合せ目にバリを生
じるが、割金型Dよりネジ体107を取出す際にネジ体
107を回転して取出したり、割金型Dよりネジ体10
7を取出した後に仕上げ加工したりして、バリを除去す
る。
製ボルト117にあっては、芯材102のフィラメント
101がネジ体107の長手方向に没入していることか
ら、引張強度が向上する。さらに、凹凸組織103のフ
ィラメント111が雄ネジ部107aのネジ山108に
沿って切断されることなく没入しているので、雄ネジ部
107aのネジ山強度が向上する。さらに、凹凸組織1
03のフィラメント111をネジ傾斜角度θに合わせて
設けているので、雄ネジ部107aのネジ山108に凹
凸組織103のフィラメント111をより一層密に入り
込ませ、そのフィラメント111で雄ネジ部107aを
形成し得る。その結果、雄ネジ部107aの強度が飛躍
的に向上し、ネジ山108の損傷もなくなる。また、雄
ネジ部107aは切削加工が不要となり、簡単な仕上加
工のみを施せばよい。
ては、上記のようにネジ山強度を高めた繊維強化合成樹
脂製ボルト117から構成される固定ボルト15を使用
していることから、前述したように、所定の締め付け力
を長期間にわたって確保することができ、レール締結装
置10の耐久性の向上を図ることができる。
脂ボルト117に関して、フィラメント101、111
の材質、これに含浸させる合成樹脂液105の材質およ
び合成樹脂液105の含有率などは、ネジ体107に要
求される強度や性質に応じて適宜選択される。また、繊
維強化合成樹脂製ボルト117のネジ体107を構成す
るに際し、紐103Bの代わりに、フィラメント111
を芯材102に直接巻き付けても凹凸組織103を形成
することができる。また、合成樹脂液105に代えて、
合成樹脂粉を含浸させることも可能である。さらに、ネ
ジ体107を硬化炉に入れて再度硬化を行うことによ
り、ネジ体107を一層強靭にし得る。
合成樹脂ボルトは、フィラメントを雄ネジ部の谷部で切
断されることなくネジ山に入り込ませることにより前記
雄ネジ部のネジ山強度を高めたものであればよく、その
製造方法は上述したプレス成形に限定されるものではな
い。例えば、ネジ山を形成することになるフィラメント
をネジ傾斜角度に合わせて予め設けておけば、切削加工
により製造したボルトであっても、ネジ山には切断され
ないフィラメントが残存するので、ネジ山強度を十分に
確保することができる。また、丸棒から形成する場合に
限定されず、フィラメントを所定方向に配列した板材か
らも、ネジ山強度を高めた繊維強化合成樹脂ボルトを製
造することができる。
固定ボルト15を構成するネジ山強度を向上させた繊維
強化合成樹脂製ボルトの成形例2について説明する。
脂製ボルトは、熱硬化性樹脂を含浸した強化繊維の綾角
度が逆方向をなすシート状成形材料を複数枚重ねてプレ
ス成形されたシート状成形物から切削加工により形成さ
れ、層間剥離強度を高めることによりネジ山強度を高め
てある。
維の綾角度が逆方向をなすシート状成形材料を作製する
ための製造装置を示す斜視図、図13は、図12に示さ
れるマンドレルに強化繊維が巻かれる途中の状態を示す
図である。
200(600〜10000Tex)は、フィラメント
ワインディングマシーンにより、樹脂含浸層201を通
過する際に熱硬化性樹脂を含浸しながら、トラバース2
02で綾をふり、円筒形状をなすマンドレル203の周
面上に一定の綾角度で巻き取られる。前記綾角度は、マ
ンドレル203の回転軸に対して45°〜87.5°が
好ましい。
は、3本のロービング200よりなる行き204と、3
本のロービング200よりなる帰り205とが逆方向に
綾を形成し、しかも互いに重なり合うように巻き取られ
る。巻き厚さは、マンドレル203の直径により異なる
が、巻き取ったものを軸方向に切り開いてシート状成形
材料とするときにシワなどが発生しないように、3mm
〜10mmとするのがよい。
ることは非常に重要なことである。例えば、マンドレル
203の回転軸に対して90°の角度でロービング20
0を巻き取ったいわゆる平行巻きのシート状成形材料で
は、一方向に並べてプレスした場合には繊維方向に直交
する方向に沿っては樹脂の強度しかなく、力が作用した
ときに繊維方向に沿うひび割れが簡単に生じてしまう。
綾角度が87.5°より大きくなると、平行巻きに近く
なり、各層が互いの層を押さえつける効果が減少する。
また、積層がヤーンクロスの場合のように数十層の層に
なっていないため、切削加工したネジ山に剪断力が作用
したとき、ガラス繊維同士を接着している樹脂層で層間
剥離が容易に生じてしまう。また、マンドレル203の
回転軸に対して45°以下の綾角度でロービング200
を巻き取ってなるシート状成形材料は、回転軸に対して
θ=90°−45°の綾角度で巻き取ってなるシート状
成形材料と同じものとなることから、45°以下の綾角
度で巻き取ることは意味を持たない。
としては、ガラス繊維が最も安価であるが、必要に応じ
て、カーボン繊維やアラミド繊維を使用でき、引張弾性
率および引張強度が特定な長繊維であれば特に限定され
るものではない。引張弾性率および引張強度は、ネジ山
に要求される強度に応じて異なるが、例えば、引張弾性
率が6000kg/mm2以上、引張強度が100kg
/mm2以上である。
定厚みに巻き終わると、巻き取りにより形成された筒体
をマンドレル203の軸に平行な1本の直線で切断して
広げる。これにより、シート状成形材料を得る。次い
で、シート状成形材料を複数枚方向を変えて重ね、プレ
ス加熱成形してシート状成形物とする。そして、このシ
ート状成形物に切削加工を行い、所定形状のボルトを作
製する。
ート状成形材料の特長は、図13に示したように、マン
ドレル203上に巻かれるロービング200の延伸方向
が、軸方向の行きと帰りとで互いに逆方向になることで
ある。また、ロービング200の延伸方向が逆方向であ
る一対の層ではじめてマンドレル203の表面が完全に
覆われるため、シート状成形材料は、ロービング200
の延伸方向が逆方向である2つの層を最低単位として、
作られることになる。
してシート状成形物とするため、樹脂含浸層201の樹
脂には、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニ
ルエステル樹脂などの熱硬化性樹脂が用いられる。
ず、長繊維からなる強化繊維を軸直交面に対して左右対
称の綾角度で層状をなすように巻き取ったものを切断し
て広げることによりシート状成形材料を形成し、次い
で、このシート状成形材料を複数枚重ねてプレス成形し
てシート状成形物を形成し、そして、このシート状成形
物をボルト形状に切削加工することにより、ネジ山強度
を向上させた繊維強化合成樹脂製ボルトが製作される。
る理由は次のとおりである。つまり、ネジ山にガラス繊
維ロービングが入り込み、しかもこの入り込んだロービ
ング層を綾角度が逆方向のロービング層が押さえ、この
層をさらに、綾角度が逆方向のロービング層が押さえる
という、綾角度が逆方向の層が相互に押さえ合って、ネ
ジ山が破壊する際に生じる層間剥離強度が高められるか
らである。
化繊維として撚糸などを必要としないことから、コスト
的にも非常に安価な繊維強化合成樹脂製ボルトを作製す
ることが可能となる。
係るレール締結装置10を示す断面図である。
改変したものであり、当該レール押え部材34はブロッ
ク形状を呈している点で、板バネ形状を呈する実施形態
1のレール押え部材14と相違している。
を有し、レール底部11aに当接する当接部35が先端
に形成され、くさび27に係合する膨出部36が後端に
形成されている。また、繊維強化合成樹脂製ボルト11
7から構成された固定ボルト15を挿通する通孔37が
中央部に形成されている。
ロン66などの合成樹脂あるいは繊維強化合成樹脂材か
ら構成され、電気絶縁性および耐食性の向上を図り、レ
ール締結装置10の耐久性の向上を図ることができる。
3に記載の発明によれば、固定ボルトをネジ山強度を高
めた繊維強化合成樹脂製ボルトから構成したので、当該
固定ボルトの電食が根本的になくなり、所定の締付力を
長期にわたって十分に確保でき、レール締結装置の耐久
性が向上する。
ール押え部材を合成樹脂あるいは繊維強化合成樹脂から
構成したので、当該レール押え部材の電食を根本的にな
くして、レール締結装置の耐久性をより一層向上でき
る。
を示す断面図である。
などを示す平面図である。
る。
欠正面図である。
図である。
である。
る。
図である。
を示す要部断面図である。
が逆方向をなすシート状成形材料を作製するための製造
装置を示す斜視図である。
巻かれる途中の状態を示す図である。
面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 レール(11)が載置される枕木(1
3)と、 前記レール(11)の底部(11a)に当接する当接部
(24)が形成されたレール押え部材(14)と、 前記レール押え部材(14)を前記枕木(13)に対し
て固定することにより前記レール(11)を前記枕木
(13)に対して締結する固定ボルト(15)と、を有
するレール締結装置において、 前記固定ボルト(15)は、ネジ山強度を高めた繊維強
化合成樹脂製ボルトから構成されていることを特徴とす
るレール締結装置。 - 【請求項2】 前記固定ボルト(15)を構成する繊維
強化合成樹脂製ボルト(117)は、フィラメント(1
11)を雄ネジ部(107a)の谷部で切断されること
なくネジ山(108)に入り込ませることにより前記雄
ネジ部(107a)のネジ山強度を高めてあることを特
徴とする請求項1に記載のレール締結装置。 - 【請求項3】 前記固定ボルト(15)を構成する繊維
強化合成樹脂製ボルトは、熱硬化性樹脂を含浸した強化
繊維の綾角度が逆方向をなすシート状成形材料を複数枚
重ねてプレス成形されたシート状成形物から切削加工に
より形成され、層間剥離強度を高めることによりネジ山
強度を高めてあることを特徴とする請求項1に記載のレ
ール締結装置。 - 【請求項4】 前記レール押え部材(14)は、合成樹
脂あるいは繊維強化合成樹脂から構成されていることを
特徴とする請求項1に記載のレール締結装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11136314A JP2000328501A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | レール締結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11136314A JP2000328501A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | レール締結装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000328501A true JP2000328501A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15172320
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11136314A Pending JP2000328501A (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | レール締結装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000328501A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008280689A (ja) * | 2007-05-09 | 2008-11-20 | Nhk Spring Co Ltd | 合成枕木 |
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| KR101184607B1 (ko) * | 2010-02-02 | 2012-09-21 | 조경호 | 레일패드의 두께를 보강하기 위한 구조를 갖는 레일 체결부 |
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-
1999
- 1999-05-17 JP JP11136314A patent/JP2000328501A/ja active Pending
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