JP2000330635A - 無人搬送車 - Google Patents

無人搬送車

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JP2000330635A
JP2000330635A JP11135622A JP13562299A JP2000330635A JP 2000330635 A JP2000330635 A JP 2000330635A JP 11135622 A JP11135622 A JP 11135622A JP 13562299 A JP13562299 A JP 13562299A JP 2000330635 A JP2000330635 A JP 2000330635A
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sensor
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JP11135622A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ueyama
剛 植山
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 停止位置での高い停止精度を確保しつつも、
必要なセンサの数を少なくして構成の簡単化を図り、走
行路側のマーカの構成も簡単化する。 【解決手段】 本体17の底部に、前後進ガイドライン
を検出するための前後部の前後進ガイドセンサ25,2
6を設けると共に、横行ガイドラインを検出するための
左右部の横行ガイドセンサ27,28を設ける。前後進
ガイドセンサ25,26から左右方向に延ばした仮想線
L1 ,L2 と、横行ガイドセンサ27,28から前後方
向に延ばした仮想線L3 ,L4 との交点のうち一方の対
角に位置して停止マーカを検出するためのマーカセンサ
29,30を設ける。制御回路は、本体17の前後進時
には、マーカセンサ29,30及び横行ガイドセンサ2
7,28が、停止マーカを検出することに基づいて停止
制御を行ない、本体17の横行時には、マーカセンサ2
9,30及び前後進ガイドセンサ25,26が、停止マ
ーカを検出することに基づいて停止制御を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行路に敷設され
たガイドラインに沿って走行し、停止マーカの検出に基
づいて停止する無人搬送車に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば走行路に沿って
設けられた複数の設備間において、無人搬送車によりワ
ークを搬送する物品搬送システムにおいては、前記無人
搬送車を設備前の停止位置に正確に停止させることが重
要となる。このような無人搬送車の停止位置の精度を高
めるようにした技術として、特開平10−171535
号公報に記載されたものがある。
【0003】このものは、図8に示すように、矩形状の
無人搬送車本体1の底部に、個別制御可能な左右一対の
駆動輪2と、前後左右に位置する4個のキャスター3と
を備えている。そして、これと共に、本体1の底部に
は、前後に位置して、走行路に進行方向に沿って敷設さ
れた誘導ライン4を検出するための2個のガイドセンサ
5、走行路の停止位置に設けられた停止マーカ6及びそ
の手前の所定距離(例えば1m)離れた位置に設けられ
た減速マーカ(図示せず)を検出するための4個のマー
カセンサ7、左右に位置して、走行路の停止位置付近に
設けられた2個の位置合せマーカ8を夫々検出するため
の2個の位置合せセンサ9が設けられている。
【0004】そして、前記駆動輪2を制御する制御装置
は、ガイドセンサ5による誘導ライン4の検出に基づい
て本体1を走行路に沿って走行させ、いずれかのマーカ
センサ7が減速マーカを検出することに基づいて減速さ
せ、該マーカセンサ7が停止マーカ6を検出することに
基づいて本体1を停止させ、その状態で、各位置合せセ
ンサ9が検出した位置合せマーカ8との前後左右及び回
転方向のずれ量に基づいて、そのずれをなくすように停
止位置の補正を行なうようになっている。これにて、停
止位置での高い停止精度を得ることができるようになっ
ている。
【0005】しかしながら、上記従来構成では、本体1
の底部に、2個のガイドセンサ5、4個のマーカセンサ
7、2個の位置合せセンサ9が設けられており、走行,
停止の制御に用いられるセンサの数(種類)がかなり多
いものとなり、構造が複雑で高価となる欠点がある。ま
た、走行路側においても、誘導ライン4の他に、1箇所
の停止位置に対して、減速マーカ、停止マーカ6、位置
合せマーカ8の3種類4個のマーカが必要となると共
に、それらマーカを正確な位置に敷設しなければなら
ず、それらを位置合せ状態に敷設する作業がかなり面倒
となる不具合もあった。
【0006】尚、近年、比較的狭い走行路において無人
搬送車を効率的に移動できるように、無人搬送車の本体
を前後方向だけでなく、左右の横行方向にも移動できる
構成とすることが考えられている。この場合も、走行路
に敷設された横行方向に延びる誘導ラインを、ガイドセ
ンサにより検出しながら移動し、その誘導ラインに沿う
停止位置に敷設された停止マーカを、センサにより検出
することに基づいて停止させる構成となるが、このよう
な横行方向の移動を可能とした無人搬送車に、仮に上記
図8の構成を適用すると、センサの数(種類)がさらに
増加するものとなってしまう。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、停止位置での高い停止精度を確保しつ
つも、そのために必要なセンサの数を少なくして構成の
簡単化を図ることができ、しかも走行路側のマーカの構
成も簡単に済ませることができる無人搬送車を提供する
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の無人
搬送車は、本体の前後進時には、走行路に敷設された前
後進ガイドラインを該本体の前後に一対が設けられた前
後進ガイドセンサにより検出しながら走行制御を行な
い、本体の横行時には、走行路に敷設された横行ガイド
ラインを該本体の左右に一対が設けられた横行ガイドセ
ンサにより検出しながら走行制御を行なうものにあっ
て、前後進ガイドセンサから左右方向に延ばした仮想線
と横行ガイドセンサから前後方向に延ばした仮想線との
交点に位置してマーカセンサを設け、制御手段により、
本体の前後進状態では、前記マーカセンサ及び横行ガイ
ドセンサによる、走行路に設けられた停止マーカの検出
に基づいて停止制御を行ない、本体の横行状態では、マ
ーカセンサ及び前後進ガイドセンサによる停止マーカの
検出に基づいて停止制御を行なうように構成したところ
に特徴を有する。
【0009】これによれば、本体の前後進時には、マー
カセンサと横行ガイドセンサとは、前後進方向に延びる
直線上に位置されるので、1個の停止マーカを時間をお
いて2回検出することができ、マーカセンサによる停止
マーカの検出を減速用、横行ガイドセンサによる停止マ
ーカの検出を停止用に用いることによって、走行路には
減速マーカが不要となり、1個の停止位置に対して1個
の停止マーカを設けるだけで済む。同様に、横行時に
は、マーカセンサと前後進ガイドセンサとは、横行方向
に延びる直線上に位置されるので、マーカセンサによる
停止マーカの検出を減速用、前後進ガイドセンサによる
停止マーカの検出を停止用に用いることができる。この
とき、前後進ガイドセンサ及び横行ガイドセンサを、夫
々ガイドラインの検出用と、停止マーカの検出用とにい
わば兼用させることができ、その分センサの数を少なく
済ませることができる。
【0010】そして、本体の前後進状態からの停止状態
では、前後一対の前後進ガイドセンサが前後進ガイドラ
インを検出していると共に、どちらかの横行ガイドセン
サが停止マーカを検出しており、それらは夫々所定の検
出幅を有しているので、それら3箇所の検出に基づい
て、位置合せマーカ及び位置合せセンサを設けずとも、
停止時の傾き補正等の位置合せを十分に正確に行なうこ
とができる。横行状態からの停止状態でも、同様に、左
右一対の横行ガイドセンサが横行ガイドラインを検出
し、どちらかの前後進ガイドセンサが停止マーカを検出
するという3箇所の検出に基づいて、位置合せを十分に
正確に行なうことができる。
【0011】この結果、請求項1の発明によれば、前後
進方向だけでなく左右の横行方向にも移動できる構成と
したものにあって、停止位置での高い停止精度を確保し
つつも、そのために必要なセンサの数を少なくして構成
の簡単化を図ることができ、しかも走行路側のマーカの
構成も簡単に済ませることができるという優れた効果を
得ることができる。
【0012】この場合、前後進ガイドセンサから左右方
向に延ばした仮想線と横行ガイドセンサから前後方向に
延ばした仮想線との交点のうち、対角となる位置に一対
のマーカセンサを設けることができ(請求項2の発
明)、これにより、より一層センサの数を少なく済ませ
ることができる。
【0013】そして、前記制御手段を、本体の前後進状
態では、マーカセンサが停止マーカを検出したときに、
該マーカセンサと横行ガイドセンサとの間の距離及びそ
の時点の速度から、該横行ガイドセンサが停止マーカを
検出する時点での速度が零となるように減速制御を行な
い、本体の横行状態では、マーカセンサが停止マーカを
検出したときに、該マーカセンサと前後進ガイドセンサ
との間の距離及びその時点の速度から、該前後進ガイド
センサが停止マーカを検出する時点での速度が零となる
ように減速制御を行なうように構成することができる
(請求項3の発明)。これによれば、横行ガイドセンサ
あるいは前後進ガイドセンサが停止マーカを検出する時
点で、ほとんどずれがなく確実に停止することができ、
ずれを補正する場合でもごく僅かな補正で済むようにな
る。
【0014】また、走行機構を、本体の底部の一方の対
角に位置して設けられた2個の駆動輪と、これら駆動輪
の向きを90度以上の角度で変更可能な操舵手段と、本
体の底部の他方の対角に位置して設けられた2個の従動
輪とを有する構成とすることができる(請求項4の発
明)。これによれば、最小の数の駆動輪にて、前後進及
び横行移動が可能となり、走行機構の構成を簡単に済ま
せることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につい
て、図1ないし図6を参照しながら説明する。まず、詳
しく図示はしないが、本実施例に係る無人搬送車11が
用いられる例えば工場内の物品搬送システムについて、
簡単に述べておく。この物品搬送システムは、無人搬送
車11が走行する走行路12(図5及び図6に一部示
す)に沿って、複数の設備を有して構成されている。無
人搬送車11は、走行路12を移動して決められた設備
前の停止位置に停止し、その設備との間で、ワーク(例
えば部品を載置したパレット)の受け渡し(移載)の作
業などが行なわれるようになっている。
【0016】この場合、前記走行路12は、無人搬送車
11が前後進方向に移動(走行)すると共に、左右の横
行方向に移動(走行)するようになっており、図5に一
部示すように、前記走行路12上には、無人搬送車11
の前後進方向に沿って、例えば磁気ガイドテープからな
る前後進ガイドライン13が敷設されていると共に、各
設備前の停止位置に対応して磁気マーカからなる停止マ
ーカ14が設けられている。この停止マーカ14は左右
方向に細長い形状をなし、前後進ガイドライン13の進
行方向に向かって右側に、前後進ガイドライン13の中
心から停止マーカ14の中心までが一定の距離d2 (例
えば80cm)離間する位置に設けられている。
【0017】さらに、図6に一部示すように、走行路1
2上には、無人搬送車11の横行方向に沿って、例えば
磁気ガイドテープからなる横行ガイドライン15が敷設
されていると共に、各設備前の停止位置に対応して磁気
マーカからなる停止マーカ16が設けられている。この
停止マーカ16は前後方向に細長い形状をなし、横行ガ
イドライン15の進行方向に向かって左側に、横行ガイ
ドライン15の中心から停止マーカ16の中心までが一
定の距離d1 (例えば100cm)離間する位置に設けら
れている。
【0018】ここで、本実施例に係る無人搬送車11の
構成について、図1及び図2を参照して述べる。図1に
示すように、この無人搬送車11は、ほぼ矩形箱状をな
す本体17の上面部に、図示はしないが、ワークが載置
される荷台や、移載機構あるいはロボットアーム等を有
して構成されている。そして、図1に示すように、前記
本体17の底部には、前側左寄り部位及び後側右寄り部
位、つまり一方の対角に位置して2個の駆動輪18,1
8が設けられている。また、それら駆動輪18,18と
対称的(他方の対角)に位置して、従動輪たるキャスタ
ー19,19が設けられている。
【0019】前記各駆動輪18は、図2に示すように、
駆動用のモータ20に減速機構(図示せず)を介して直
結されており、該モータ20によって自在(速度制御可
能)に駆動されるようになっている。また、詳しい図示
は省略するが、これらモータ20、減速機構、駆動輪1
8は、いわばユニット化されており、操舵手段たる操舵
用モータ21によって本体17に対して垂直軸を中心と
して夫々個別に回動され、もって操舵用モータ21によ
って駆動輪18の向きが90度以上の角度で変更可能と
されているのである。
【0020】これにて、走行機構22が構成され、本体
17(無人搬送車11)は、この走行機構22により、
前後進方向(図1の矢印A及びB方向)、左右の横行方
向(図1の矢印C及びD方向)に自在に移動されるよう
になっている。また、この走行機構22(モータ20及
び操舵用モータ21)は、マイコンを主体として構成さ
れた制御回路23により、モータドライバ24を介して
制御されるようになっており、後述するように、制御回
路23は、走行機構22により本体17の走行,停止を
制御する制御手段として機能するようになっている。
【0021】さて、前記本体17の下部(底部)には、
図5及び図6にも示すように、前記制御回路23による
走行,停止の制御のための複数のセンサが、以下のよう
にして設けられる。即ち、本体17の前部及び後部の中
央部には、夫々前記前後進ガイドライン13を検出する
ための磁気センサからなる前後進ガイドセンサ25及び
26が設けられている。これら前後進ガイドセンサ25
及び26は、左右方向に所定の検出幅(例えば幅15cm
程度)を有して構成され、その中心からの前記前後進ガ
イドライン13の左右のずれ量をも検出できるようにな
っている。
【0022】また、本体17の左部及び右部の中央部に
は、夫々前記横行ガイドライン15を検出するための磁
気センサからなる横行ガイドセンサ27及び28が設け
られている。これら横行ガイドセンサ27及び28は、
前後方向に所定の検出幅(例えば幅15cm程度)を有し
て構成され、その中心からの前記横行ガイドライン15
の前後のずれ量をも検出できるようになっている。
【0023】さらに、本体17の底部には、前記前後進
ガイドセンサ25及び26から左右方向に延ばした仮想
線L1 及びL2 と、前記横行ガイドセンサ27及び28
から前後方向に延ばした仮想線L3 及びL4 との交点の
うち一方の対角となる位置、この場合右前部及び左後部
に位置して、前記停止マーカ14あるいは停止マーカ1
6を検出するためのマーカセンサ29及び30が設けら
れている。これらマーカセンサ29及び30は、いわば
ポイントにて停止マーカ14,16を検出可能な磁気セ
ンサからなり、安価なものが採用できるようになってい
る。
【0024】この場合、図1に示すように、右前部マー
カセンサ29から、前部前後進ガイドセンサ25の中心
までは距離d2離間していると共に、右部横行ガイドセ
ンサ27の中心までは距離d1離間している。左後部マ
ーカセンサ30から、後部前後進ガイドセンサ26の中
心までは距離d2離間していると共に、左部横行ガイド
センサ27の中心までは距離d1離間している。
【0025】また、図2に示すように、これら前後進ガ
イドセンサ25及び26、横行ガイドセンサ27及び2
8、マーカセンサ29及び30は、前記制御回路23に
よりセンサ入力I/F31を介してオン,オフ(有効
化,無効化)されるようになっていると共に、それらの
検出信号がセンサ入力I/F31を介して制御回路23
に入力されるようになっている。
【0026】前記制御回路23には、走行路12や各設
備(停止位置)等を示す地図データが記憶されていると
共に、予め作業プログラムが教示されるようになってお
り、制御回路23は、作業プログラムに従って前記走行
機構22を制御し、本体17を複数の設備間を移動させ
ながら、ワークの受け渡し作業等を行なわせるようにな
っている。
【0027】このとき、制御回路23により、本体17
の前後進時には、前記前後進ガイドセンサ25及び26
による前後進ガイドライン13の検出に基づいて、本体
17は、前後進ガイドライン13上を前後進ガイドセン
サ25及び26の中心が位置するように走行制御される
ようになる。また、本体17の横行時には、前記横行ガ
イドセンサ27及び28による横行ガイドライン15の
検出に基づいて、本体17は、横行ガイドライン15を
横行ガイドセンサ27及び28の中心が位置するように
走行制御されるようになる。
【0028】そして、後の作用説明でも述べるように、
制御回路23は、本体17を設備前の所定の停止位置に
停止させるにあたっては、本体17の前後進時には、進
行方向に向かって右側に位置するマーカセンサ29,3
0及び横行ガイドセンサ27,28が、停止マーカ14
を検出することに基づいて停止制御を行なうようになっ
ている。また、本体17の横行時には、進行方向に向か
って右側に位置するマーカセンサ29,30及び前後進
ガイドセンサ25,26が、停止マーカ16を検出する
ことに基づいて停止制御を行なうようになっている。
【0029】より詳しくは、本体17が、ある設備(停
止位置)から次の設備(停止位置)に連続して移動する
際の加減速パターンは、図4(a)に示すような台形パ
ターン(等加速度で加速し、この後一定速度で走行し、
等加速度で減速する)となる。そのときの減速時に、ま
ず、マーカセンサ29,30が、停止位置に対応する停
止マーカ14,16を検出することになり、その後、横
行ガイドセンサ27,28(前後進時)あるいは前後進
ガイドセンサ25,26(横行時)が停止マーカ14,
16を検出した状態で本体17が停止されるようになっ
ている。
【0030】このとき、マーカセンサ29,30が停止
マーカ14,16を検出した時点の速度と、残りの距離
(d1あるいはd2)とから、横行ガイドセンサ27,
28(前後進時)あるいは前後進ガイドセンサ25,2
6(横行時)が停止マーカ14,16を検出する時点で
の速度が零となるように、減速制御(減速度の再計算)
を行なうようになっているのである。
【0031】次に、上記構成の作用について、図3ない
し図6も参照して述べる。尚、ここでは、本体17を矢
印A方向に前進させる場合(図5参照)と、右方(矢印
D方向)に横行させる場合(図6参照)を具体例として
上げながら説明するが、矢印B方向に後進する場合、及
び、左方(矢印C方向)に横行させる場合も夫々それら
に準ずるものとなる。
【0032】図3のフローチャートは、無人搬送車11
(本体17)を、ある設備(停止位置)から次の設備
(停止位置)に移動させる際の、制御回路23が実行す
る制御のうち、走行機構22に対する停止(減速)に関
連する制御手順の概略を示している。まず、ステップS
1では、本体17の進行方向のフラグがセットされる。
この場合、図5に示すように、本体17を矢印A方向に
前進させる場合を具体例としてあげながら説明する。
【0033】ステップS2では、ガイドライン検出用
(走行制御用)のガイドセンサが選択される。図5の例
では、前後進ガイドライン13を検出するための前後部
の前後進ガイドセンサ25及び26が選択されることに
なる。次のステップS3では、停止マーカ検出用のガイ
ドセンサが選択される。この場合、進行方向に向かって
右側の右部横行ガイドセンサ28が選択されることにな
る。次いでステップS4では、停止マーカ検出用のマー
カセンサが選択される。この場合も、進行方向に向かっ
て右側の右前部マーカセンサ29が選択されることにな
る。
【0034】この状態で、本体17の走行が行なわれ
る。このとき、上述のように、前後進ガイドセンサ25
及び26が前後進ガイドライン13を検出することに基
づいて走行制御が行なわれ、また、本体17が移動すべ
き距離から図4(a)に示すような加減速パターンが予
め求められ、それに従って速度制御が行なわれるように
なる。ステップS5では、停止すべき設備前の停止位置
に設けられた停止マーカ14を右前部マーカセンサ29
が検出する範囲の距離(例えば図5(a)に示すような
停止マーカ14の直前の位置)まで進んだかどうかが判
断される。
【0035】本体17が、停止マーカ14の検出距離内
まで進んだところで(ステップS5にてYes)、次の
ステップS6に進み、右前部マーカセンサ29から停止
マーカ14の検出信号(トリガ信号)が出力されたかど
うかが監視され、右前部マーカセンサ29により停止マ
ーカ14が検出されると(Yes)、次のステップS7
に進む。これにより、右前部マーカセンサ29が関係の
ない(停止しない)途中の設備の停止マーカ14を検出
しても、その信号が制御に用いられることはない。
【0036】ステップS7では、進行方向の距離(残り
の進行距離)が、マーカセンサとガイドセンサの中心と
の間の距離、図5の場合、右前部マーカセンサ29と右
部横行ガイドセンサ28の中心との間の距離d1に修正
され、ステップS8にて、減速度が再計算される。この
場合、図4(b)に示すように、右前部マーカセンサ2
9が停止マーカ14を検出した時点t0 においては既に
減速が開始されているのであるが、駆動輪18やキャス
ター19の空回りやスリップにより、そのままの減速度
(図4(b)に破線で示す)では、右部横行ガイドセン
サ28の中心が停止マーカ14を検出する手前(あるい
は行き過ぎた位置)で本体17が停止される場合があ
る。
【0037】そこで、このステップS7及びS8では、
右部横行ガイドセンサ28の中心が停止マーカ14を検
出する時点(時刻t1 )で速度が零となるように、減速
度が再計算されるのである。この場合、前記t0 の時点
での速度がV0 であるとすると、時刻t0 から時刻t1
までに距離d1 進んで時刻t1 での速度を零とするため
には、加速度(減速度)aは、a=−V0 /(2d1
)の式で求めることができる。
【0038】さらに、ステップS9では、ガイドセンサ
(右部横行ガイドセンサ28)による停止マーカ14の
検出があったかどうかが判断される。ここで、上述のよ
うに、右部横行ガイドセンサ28は前後方向に所定の検
出幅(例えば15cm)を有しているので、右部横行ガイ
ドセンサ28は、本体17の目標停止位置から例えば
7.5cm手前(図4(b)の時刻t2 )で停止マーカ1
4を検出することになる。そこで、本実施例では、右部
横行ガイドセンサ28が停止マーカ14を検出したとこ
ろで(ステップS9にてYes)、右部横行ガイドセン
サ28の出力から停止マーカ14との相対位置を計算し
(ステップS10)、減速度を更に再計算するようにな
っているのである(ステップS11)。
【0039】次いで、ステップS12では、本体17の
傾きの補正制御が行なわれる。この傾きの補正制御は、
前後進ガイドライン13が前後部の前後進ガイドセンサ
25及び26の中心に位置されるように本体17の傾き
等を微調整することにより行なわれる。そして、ステッ
プS13では、右部横行ガイドセンサ28の中心に停止
マーカ14が位置しているかどうかが判断され、右部横
行ガイドセンサ28の中心に停止マーカ14が位置した
ところで(Yes)、本体17が停止されるのである
(ステップS14)。
【0040】この停止状態では、図5(b)に示すよう
に、前後進ガイドセンサ25及び26の中心に前後進ガ
イドライン13が位置されると共に、右部横行ガイドセ
ンサ28の中心に停止マーカ14が位置され、このよう
な3箇所の位置検出によって、本体17の停止位置での
十分に正確な位置決め停止が行なわれるようになるので
ある。
【0041】一方、図6に示すように、例えば本体17
を右方(矢印D方向)に横行させる場合には、走行制御
用のガイドセンサとして、横行ガイドライン15を検出
するための左右部の横行ガイドセンサ27及び28が選
択され(ステップS2)、停止マーカ16検出用のガイ
ドセンサとして、進行方向に向かって左側の前部前後進
ガイドセンサ25が選択され(ステップS3)、停止マ
ーカ16検出用のマーカセンサとして、進行方向に向か
って左側の右前部マーカセンサ29が選択されることに
なる(ステップS4)。
【0042】そして、右前部マーカセンサ29により停
止マーカ16が検出されると(ステップS6にてYe
s)、進行方向の距離(残りの進行距離)が、マーカセ
ンサとガイドセンサの中心との間の距離、すなわち右前
部マーカセンサ29と前部前後進ガイドセンサ25の中
心との間の距離d2に修正され(ステップS7)、減速
度が再計算される(ステップS8)。ステップS9〜ス
テップS12も同様に行なわれる。
【0043】この後、前部前後進ガイドセンサ25の中
心に停止マーカ16が位置したところで(ステップS1
3にてYes)、本体17が停止される(ステップS1
4)。この停止状態では、図6(b)に示すように、横
行ガイドセンサ27及び28の中心に横行ガイドライン
15が位置されると共に、前部前後進ガイドセンサ25
の中心に停止マーカ16が位置され、このような3箇所
の位置検出によって、やはり本体17の停止位置での十
分に正確な位置決め停止が行なわれるようになるのであ
る。
【0044】このように本実施例によれば、本体11の
前後進時には、マーカセンサ29,30と横行ガイドセ
ンサ28,27とは、夫々前後進方向に延びる直線上
(仮想線L4 、L3 上)に位置するので、1個の停止マ
ーカ14を時間をおいて2回検出することができ、マー
カセンサ29,30による停止マーカ14の検出を減速
用(減速度の再計算用)、横行ガイドセンサ28,27
による停止マーカ14の検出を位置決め停止用に用いる
ことによって、走行路12には従来のような減速マーカ
が不要となり、1個の停止位置に対して1個の停止マー
カ14を設けるだけで済む。
【0045】同様に、本体17の横行時には、マーカセ
ンサ29,30と前後進ガイドセンサ25,26とは、
横行方向に延びる直線上(仮想線L1 ,L2 上)に位置
するので、マーカセンサ29,30による停止マーカ1
6の検出を減速用(減速度の再計算用)、前後進ガイド
センサ25,26による停止マーカ16の検出を位置決
め停止用に用いることができる。このとき、前後進ガイ
ドセンサ25,26及び横行ガイドセンサ27,28
を、夫々前後進ガイドライン13及び横行ガイドライン
15の検出用と、停止マーカ14,16の検出用とにい
わば兼用させることができ、その分センサの数を少なく
済ませることができる。
【0046】そして、本体17の前後進状態からの停止
状態では、前後一対の前後進ガイドセンサ25,26が
前後進ガイドライン13を検出すると共に、どちらかの
横行ガイドセンサ27,28が停止マーカ14を検出す
るという3箇所の検出に基づいて、従来のような位置合
せマーカ8及び位置合せセンサ9を設けずとも、停止時
の傾き補正等の位置合せを十分に正確に行なうことがで
きる。横行状態からの停止状態でも、同様に、左右一対
の横行ガイドセンサ27,28が横行ガイドライン15
を検出し、どちらかの前後進ガイドセンサ25,26が
停止マーカ16を検出するという3箇所の検出に基づい
て、位置合せを十分に正確に行なうことができる。
【0047】この結果、本実施例によれば、前後進方向
だけでなく左右の横行方向にも移動できる構成とした無
人搬送車11にあって、従来のようなセンサの数(種
類)がかなり多くなって構造が複雑で高価となると共
に、走行路側におけるマーカの敷設構成も複雑となるも
のと異なり、停止位置での高い停止精度を確保しつつ
も、そのために必要なセンサの数を少なくして構成の簡
単化を図ることができ、しかも走行路12側のマーカの
構成も簡単に済ませることができるという優れた効果を
得ることができるものである。
【0048】また、特に本実施例では、マーカセンサ2
9,30を、仮想線L1 〜L4 の交点のうち対角となる
2箇所に設けるようにしたので、最低の数のマーカセン
サ29,30を設けるだけで済み、一層センサの数を少
なくして構成を簡単に済ませることができる。さらに
は、走行機構22を、対角に位置する2個の駆動輪18
及び2個のキャスター19等から構成したので、最小の
数の駆動輪18にて、前後進及び横行移動が可能とな
り、走行機構22の構成も簡単に済ませることができる
といったメリットを得ることができるものである。
【0049】図7は、本発明の他の実施例を示すもので
ある。この実施例では、本体41の底部における横行ガ
イドセンサの配置が、上記実施例と異なっている。即
ち、本実施例では、本体41の左側前部寄りに位置して
左部横行ガイドセンサ42が設けられていると共に、右
側後部寄りに位置して右部横行ガイドセンサ43が設け
られている。そして、この場合、走行路12には、2本
の横行ガイドライン44,45が設けられることにな
る。
【0050】また、上記実施例と同様に、本体41の前
部及び後部の中央部には、夫々前後進ガイドライン13
を検出するための前後進ガイドセンサ25及び26が設
けられており、前後進ガイドセンサ25及び26から左
右方向に延ばした仮想線と、前記横行ガイドセンサ42
及び43から前後方向に延ばした仮想線との交点のうち
一方の対角となる位置に、停止マーカ14あるいは16
を検出するためのマーカセンサ29及び30が設けられ
ている。かかる構成としても、上記実施例と同様の作
用,効果を得ることができる。
【0051】尚、上記各実施例では、仮想線L1 〜L4
の交点のうち一方の対角となる位置にマーカセンサ2
9,30を設けるようにしたが、4つの交点全てに位置
してマーカセンサを設けるようにしても良く、この場
合、1個のマーカセンサ自体は比較的安価なのでさほど
コスト高を招くことはない。また、上記実施例では、マ
ーカセンサ29,30から、前後進ガイドセンサ25,
26の中心までの距離d2と、右部横行ガイドセンサ2
7,28の中心までの距離d1とを異なるものとした
が、距離d1と距離d2とを同等の距離とする構成とし
ても良い。
【0052】その他、上記実施例では、ガイドラインや
停止マーカを磁気テープから構成し、磁気センサからな
るガイドセンサやマーカセンサにより磁気的に検出する
構成としたが、光反射テープと光センサとの組合わせ
等、光学的あるいは電磁的な検出構成を採用することも
でき、さらには、走行機構の構成としても様々な変形が
可能である等、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜
変更して実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、本体の底部に
おける駆動輪、従動輪及び各センサの配置状態を示す図
【図2】制御回路を中心とする電気的構成を示すブロッ
ク図
【図3】本体の停止に関連する制御手順を示すフローチ
ャート
【図4】本体の走行速度の制御の様子を説明するための
【図5】本体を前進させる場合のガイドライン及び停止
マーカと各センサとの関係を示す図
【図6】本体を右方に横行させる場合のガイドライン及
び停止マーカと各センサとの関係を示す図
【図7】本発明の他の実施例を示す図1相当図
【図8】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
図面中、11は無人搬送車、12は走行路、13は前後
進ガイドライン、14,16は停止マーカ、15,4
4,45は横行ガイドライン、17,41は本体、18
は駆動輪、19はキャスター(従動輪)、20はモー
タ、21は操舵用モータ(操舵手段)、22は走行機
構、23は制御回路(制御手段)、25,26は前後進
ガイドセンサ、27,28,42,43は横行ガイドセ
ンサ、29,30はマーカセンサ、L1 〜L4 は仮想線
を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無人搬送車の本体を走行路に沿って前後
    進方向及び左右の横行方向に自在に移動させる走行機構
    と、 この走行機構による本体の走行,停止を制御する制御手
    段と、 前記本体の下部の前後に一対が設けられ、前記走行路に
    敷設された前後進ガイドラインを所定の検出幅をもって
    検出する前後進ガイドセンサと、 前記本体の下部の左右に一対が設けられ、前記走行路に
    敷設された横行ガイドラインを所定の検出幅をもって検
    出する横行ガイドセンサと、 前記本体の下部に、前記前後進ガイドセンサから左右方
    向に延ばした仮想線と前記横行ガイドセンサから前後方
    向に延ばした仮想線との交点に位置して設けられ、前記
    走行路に設けられた停止マーカを検出するマーカセンサ
    とを具備し、 前記制御手段は、前記本体の前後進状態では、前記前後
    進ガイドセンサによる前記前後進ガイドラインの検出に
    基づいて走行制御を行なうと共に、前記マーカセンサ及
    び横行ガイドセンサによる前記停止マーカの検出に基づ
    いて停止制御を行ない、 前記本体の横行状態では、前記横行ガイドセンサによる
    前記横行ガイドラインの検出に基づいて走行制御を行な
    うと共に、前記マーカセンサ及び前後進ガイドセンサに
    よる前記停止マーカの検出に基づいて停止制御を行なう
    ように構成されていることを特徴とする無人搬送車。
  2. 【請求項2】 前記マーカセンサは、前記前後進ガイド
    センサから左右方向に延ばした仮想線と前記横行ガイド
    センサから前後方向に延ばした仮想線との交点のうち対
    角となる位置に一対が設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の無人搬送車。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記本体の前後進状態
    では、前記マーカセンサが停止マーカを検出したとき
    に、該マーカセンサと前記横行ガイドセンサとの間の距
    離及びその時点の速度から、該横行ガイドセンサが前記
    停止マーカを検出する時点での速度が零となるように減
    速制御を行ない、 前記本体の横行状態では、前記マーカセンサが停止マー
    カを検出したときに、該マーカセンサと前記前後進ガイ
    ドセンサとの間の距離及びその時点の速度から、該前後
    進ガイドセンサが前記停止マーカを検出する時点での速
    度が零となるように減速制御を行なうことを特徴とする
    請求項1又は2記載の無人搬送車。
  4. 【請求項4】 前記走行機構は、前記本体の底部の一方
    の対角に位置して設けられた2個の駆動輪と、これら駆
    動輪の向きを90度以上の角度で変更可能な操舵手段
    と、前記本体の底部の他方の対角に位置して設けられた
    2個の従動輪とを備えることを特徴とする請求項1又は
    2記載の無人搬送車。
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