JP2000330653A - 電力制御装置、電力制御方法、画像形成装置、及びコンピュータ読み出し可能な記憶媒体 - Google Patents

電力制御装置、電力制御方法、画像形成装置、及びコンピュータ読み出し可能な記憶媒体

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JP2000330653A
JP2000330653A JP11135472A JP13547299A JP2000330653A JP 2000330653 A JP2000330653 A JP 2000330653A JP 11135472 A JP11135472 A JP 11135472A JP 13547299 A JP13547299 A JP 13547299A JP 2000330653 A JP2000330653 A JP 2000330653A
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trigger
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Hiroyuki Oba
浩幸 大羽
Koichi Okuda
幸一 奥田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商用電源のゼロクロス信号が検知できない場
合でも的確に動作することができ、且つ動作時のフリッ
カの悪化も最小限に留めることができる電力制御装置を
提供する。 【解決手段】 商用電源から制御対象に供給される電力
をオン/オフするスイッチ手段と、前記商用電源のゼロ
クロスを検知するゼロクロス検知手段と、前記ゼロクロ
ス検知手段により検知したゼロクロスと非同期で前記ス
イッチ手段をトリガするトリガ手段と、前記商用電源を
半波単位でオン/オフすべく前記トリガ手段の最小出力
時間を前記商用電源のゼロクロスに応じて調整するトリ
ガ調整手段と、前記制御対象の制御結果値を検出する検
出手段とを有し、前記検出手段の検出結果に応じて前記
スイッチ手段に対するトリガを変更する電力制御装置に
おいて、前記ゼロクロス検知手段により前記商用電源の
ゼロクロスの検知が不能な場合に、前記トリガの最小出
力時間を所定値に設定する所定値設定手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱体等へ供給す
る電力を制御する電力制御装置及び電力制御方法と、前
記電力制御装置を定着器への電力制御手段として使用し
たレーザビームプリンタ等の画像形成装置と、前記電力
制御方法を実現するためのコンピュータ読み出し可能な
記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザビームプリンタ等の画像形
成装置の定着器は、一般にヒータを備え、画像形成部に
おいて転写材(例えば紙)上に転写されたトナーを、定
着器ニップ間の挟持圧力及びヒータの熱によって転写材
上に溶融固着する。このような定着器は、ヒータに対す
る電力の供給を制御することによってヒータの温度を所
定温度に維持する電力制御装置を備えている。
【0003】この電力制御装置は、例えば商用電源をO
N/OFFするトライアックを備え、さらにそのトライ
アックを商用電源のゼロクロス付近でそれに非同期でO
N/OFFするトリガ手段を備えている。そして、この
トリガ手段が発するトリガ出力信号のONデューティを
適宜に変更することによって電力を制御する、いわゆる
PWM(パルス幅変調)を行っている。これにより、ヒ
ータに供給する波数制御を行い、ヒータの温度をトナー
定着に好適な目標温度に保持するようにしている。 図
4に、トリガ出力信号のONデューティを変更して電力
を制御するPWM出力パターン(FSRD信号パター
ン)の一例を示す。同図では、所定時間(180mse
c)内に4回のON/OFFを行うようにし、また最小
デューティ幅を9msecに設定している。
【0004】かかるFSRD信号パターンを適宜に変更
することにより、例えば50Hzの場合はレベル0(出
力なし)からレベル18(フル出力)まで出力を変える
ことができ、それによってヒータに対する電力の供給量
を調整するようにしている。
【0005】しかし、上述の従来の電力制御装置では、
最小デューティ幅が一定であるため、商用電源の周波数
によって実際の出力が異なってしまうという問題が生ず
る。
【0006】上述の図4を例にとると、トリガは8/2
0=40%の出力を指定しようとしているが、実際には
電源周波数が50Hzの場合には8/18=約44%の
出力となり、60Hzの場合には8/21.6=約37
%の出力となる。このような差違はフリッカ等を悪化さ
せる原因となる。
【0007】この不具合を防ぐためには商用電源の周波
数を検知し、それに応じて最小デューティ幅を変えれば
良いが、そのためにはゼロクロス信号を検知することが
必要となる。
【0008】図5は、ゼロクロス検知機能を備えた従来
の電力制御装置の構成を示す図である。
【0009】この電力制御装置は、例えば商用電源20
0をON/OFFするトライアック210を備え、さら
にそのトライアック210をON/OFFするトリガ手
段220を備えている。トリガ手段220にはCPU2
21が設置されており、このCPU221は、ゼロクロ
ス検知回路230から出力される電源周波数であるゼロ
クロス信号CSの間隔を監視し、これに応じてFSRD
信号パターンの最小デュティ幅を決定する。こうして調
整されたFSRD信号に応じてスイッチ部222を介し
てトライアック210をON/OFFする。
【0010】このようにして、電力制御装置は、定着器
240のヒータ241に供給する電力の波数制御を行
い、サーミスタ242でヒータ241の温度を検出し
て、ヒータ241の温度をトナー定着に好適な目標温度
に保持するようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ゼロクロス検知機能を備えた従来の電力制御装置では、
次のような問題点があった。
【0012】レーザビームプリンタ等に入力される商用
電源の中には、例えばUPS(無停電電源装置)の一部
に見られるように正弦波でない(例えば矩形波などの)
電源波形を出力するものがあり、このような場合にはゼ
ロクロス信号が検知できず、電力制御ができなくなると
いう問題があった。
【0013】なお、常時商用給電方式のUPSは、通常
時には入力電圧をそのままスルーで出力電圧として供給
し、停電時にはバッテリからの供給を基に交流を作り出
す方式に切り替えるもので、常時インバータ給電方式に
比して安価であるという特長を持つ。
【0014】ここで、ゼロクロス信号の検知ができない
場合として、商用電源として矩形波が入力されたケース
について、図6及び図7を用いて詳細に説明する。
【0015】図6は、上記ゼロクロス検知回路20の回
路図である。商用電源をダイオードD11,D12で整
流した信号をツェナーダイオード231に印加すると、
商用電源の電圧がツェナー電圧以下に下がったときだけ
ツェナーダイオード231のブレークダウンが起きなく
なり、トランジスタ231がオフになる。このときフォ
トカプラ233もオフになるので、ゼロクロス信号CS
は“H”レベルから“L”レベルに切り替わる。
【0016】商用電源として矩形波が入力された場合、
ゼロクロス検知回路230のツェナーダイオード231
がオフしている時間はほとんどなくなる。するとゼロク
ロス信号CSの幅は非常に狭くなるか、あるいはゼロク
ロス回路230の応答速度によってはゼロクロス信号そ
のものがなくなってしまう可能性もある。
【0017】CPU221に入ってくる信号に対して、
CPU221がゼロクロス信号と雑音等とを区別するた
めにはある一定幅の信号が必要であるので、結果として
CPU221はゼロクロス信号CSを検知できなくなっ
てしまう。この様子を図7に示す。ゼロクロス信号CS
が検出できないとトリガを発生させることができないた
めヒータ241に通電することができず、電力制御装置
は動作不能になる。
【0018】また、ゼロクロス信号CSが検知できない
他のケースとしては、商用電源のラインインピーダンス
が大きい場合が挙げられる。この場合は、同じ電源に接
続された他の機器の動作により電源波形の歪みが発生し
やすくなり、結果として電力制御ができなくなる。
【0019】本発明は上記従来の問題点に鑑み、商用電
源のゼロクロス信号が検知できない場合でも的確に動作
することができ、且つ動作時のフリッカの悪化も最小限
に留めることができる電力制御装置及び電力制御方法を
提供するものである。また、その他の目的は、前記電力
制御装置を定着器への電力制御手段として使用し、商用
電源のゼロクロス信号が検知できない場合でも的確に動
作することができ、且つ動作時のフリッカの悪化も最小
限に留めることができる画像形成装置と、前記電力制御
方法を実現するためのコンピュータ読み出し可能な記憶
媒体を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に係る電力制御装置では、商用
電源のゼロクロスを検知するゼロクロス検知手段と、前
記ゼロクロス検知手段により検知したゼロクロスと非同
期でトリガを発生するトリガ発生手段と、前記トリガ発
生手段で発生したトリガの最小出力時間を前記商用電源
のゼロクロスに応じて調整するトリガ調整手段とを有
し、前記トリガ調整手段で調整されたトリガに基づい
て、前記商用電源から制御対象に供給される電力を制御
する電力制御装置において、前記ゼロクロス検知手段に
より前記商用電源のゼロクロスの検知が不能な場合に、
前記トリガの最小出力時間を所定値に設定する所定値設
定手段を備えたことを特徴とする。
【0021】請求項2記載の発明に係る電力制御装置で
は、請求項1に記載の電力制御装置において、前記制御
対象に対する電力制御方式は、波数制御方式であること
を特徴とする。
【0022】請求項3記載の発明に係る電力制御装置で
は、請求項1に記載の電力制御装置において、前記所定
値は、商用電源の公称周波数より導出されるゼロクロス
間隔及びその約数と異なることを特徴とする。
【0023】請求項4記載の発明に係る電力制御装置で
は、商用電源から制御対象に供給される電力をオン/オ
フするスイッチ手段と、前記商用電源のゼロクロスを検
知するゼロクロス検知手段と、前記ゼロクロス検知手段
により検知したゼロクロスと非同期で前記スイッチ手段
をトリガするトリガ手段と、前記商用電源を半波単位で
オン/オフすべく前記トリガ手段の最小出力時間を前記
商用電源のゼロクロスに応じて調整するトリガ調整手段
と、前記制御対象の制御結果値を検出する検出手段とを
有し、前記検出手段の検出結果に応じて前記スイッチ手
段に対するトリガを変更する電力制御装置において、前
記ゼロクロス検知手段により前記商用電源のゼロクロス
の検知が不能な場合に、前記トリガの最小出力時間を所
定値に設定する所定値設定手段を備えたことを特徴とす
る。
【0024】請求項5記載の発明に係る電力制御装置で
は、請求項4に記載の電力制御装置において、前記制御
対象に対する電力制御方式は、波数制御方式であること
を特徴とする。
【0025】請求項6記載の発明に係る電力制御装置で
は、請求項4に記載の電力制御装置において、前記所定
値は、商用電源の公称周波数より導出されるゼロクロス
間隔及びその約数と異なることを特徴とする。
【0026】請求項7記載の発明に係る電力制御方法で
は、商用電源のゼロクロスを検知するゼロクロス検知手
段により検知したゼロクロスと非同期でトリガを発生
し、そのトリガの最小出力時間を前記商用電源のゼロク
ロスに応じて調整し、調整されたトリガに基づいて、前
記商用電源から制御対象に供給される電力を制御する電
力制御方法において、前記ゼロクロス検知手段により前
記商用電源のゼロクロスの検知が不能な場合に、前記ト
リガの最小出力時間を所定値に設定することを特徴とす
る。
【0027】請求項8記載の発明に係る電力制御方法で
は、請求項7に記載の電力制御方法において、前記制御
対象に対する電力制御方式は、波数制御方式であること
を特徴とする。
【0028】請求項9記載の発明に係る電力制御方法で
は、請求項7に記載の電力制御方法において、前記所定
値は、商用電源の公称周波数より導出されるゼロクロス
間隔及びその約数と異なることを特徴とする。
【0029】請求項10記載の発明に係る画像形成装置
では、請求項1乃至請求項6記載の電力制御装置を、記
録材に未定着画像を定着させる画像定着装置の電力制御
装置として具備したことを特徴とする。
【0030】請求項11記載の発明に係るコンピュータ
読み出し可能な記憶媒体では、商用電源のゼロクロスを
検知するゼロクロス検知手段により検知したゼロクロス
と非同期でトリガを発生する第1のステップと、前記ト
リガの最小出力時間を前記商用電源のゼロクロスに応じ
て調整する第2のステップと、前記ゼロクロス検知手段
により前記商用電源のゼロクロスの検知が不能な場合
に、前記トリガの最小出力時間を所定値に設定する第3
のステップと、前記第2または第3のステップ後のトリ
ガに基づいて、前記商用電源から制御対象に供給される
電力を制御するための信号パターンを生成する第4のス
テップとを有するプログラムを格納したことを特徴とす
る。
【0031】請求項12記載の発明に係るコンピュータ
読み出し可能な記憶媒体では、請求項11に記載のコン
ピュータ読み出し可能な記憶媒体において、前記第4の
ステップは、波数制御方式で信号パターンを生成するこ
とを特徴とする。
【0032】請求項13記載の発明に係るコンピュータ
読み出し可能な記憶媒体では、請求項11に記載のコン
ピュータ読み出し可能な記憶媒体において、前記所定値
は、商用電源の公称周波数より導出されるゼロクロス間
隔及びその約数と異なることを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0034】[第1実施形態]図1は、本発明の第1実
施形態に係る電力制御装置の概略構成を示す回路図であ
る。
【0035】この電力制御装置は、レーザビームプリン
タ等の定着器の制御装置に適用された場合を示してお
り、商用電源1から入力された電圧をトランスT1によ
り変圧し、この変圧した電圧によりダイオードD1を介
してホールドコンデンサC1を充電する。このホールド
コンデンサC1電圧をCPU10のA/D入力ポートに
接続して、前述の商用電源1から入力される入力商用電
源電圧を監視する。
【0036】またCPU10には、商用電源1のゼロク
ロスを検知するゼロクロス検知回路20が接続されてい
る。このゼロクロス検知回路20は、前述の図6に示し
たゼロクロス検知回路230と同一の回路構成であり、
ゼロクロス検知回路20から出力するゼロクロス信号C
Sと商用電源1との関係を図2に示す。
【0037】定着器30は、セラミックヒータ31によ
って構成された加熱体を有し、その温度がサーミスタ3
2によって検出される。サーミスタ32は、上述のCP
U10のA/D入力ポートに接続されており、CPU1
0は、このサーミスタ32を介して上述の定着器30の
温度状態を監視する。
【0038】CPU10は、ゼロクロス検知回路20よ
りゼロクロス信号CSを取得し、制御対象であるセラミ
ックヒータ31の温度がトナー定着に好適な目標値に維
持されるように、商用電源のゼロクロス付近でそれに非
同期でトリガ出力信号を発生し、予めこのトリガ出力信
号に対応して記憶させてあるオン/オフ通電パターンを
FSRD信号として出力する(図4参照)。この図4に
示すFSRD信号のON/OFFパターンの例では、波
数制御において商用電源の複数半波を1単位としてとら
え、その中の必要な半波のみを離散的に配置したもので
ある。
【0039】具体的には、CPU10は、最小デューテ
ィ幅変更手段11を備え、この手段11によって、ゼロ
クロス検知回路20により電源周波数であるゼロクロス
信号CSの間隔を監視し、これに応じて最小デューティ
幅を決定する。この最小デューティ幅を決定する方法と
しては、外乱の影響を排除するためサンプリング時間と
してある程度の長さをとった上で平均化処理が行われる
のが一般的である。本実施形態ではサンプリング時間を
1秒間としている。
【0040】このように、ゼロクロス信号が検知するこ
とが可能であれば、その間隔に応じて上記トリガ出力信
号のタイミングを調整することにより、予め記憶された
通電パターンと実際のFSRD信号の出力波形との差違
を小さくすることができ、フリッカを低減させることが
できる。
【0041】そして、セラミックヒータ31に対する商
用電源1からの電力供給は、FSRD信号が“H”レベ
ルのときに開始され、FSRD信号が“L”レベルのと
きに停止される。すなわち、FSRD信号が“H”レベ
ルのときは、CPU10を介してトランジスタQ1がO
Nし、そのコレクタ出力によりフォトトライアックPC
1がONし、さらにトライアックQ2のゲートがONす
る。その結果、商用電源1は、ゼロクロス付近のタイミ
ングでトリガされてセラミックヒータ31に対する商用
電力の供給を開始する。
【0042】一方、前記FSRD信号が“L”レベルの
ときは、トランジスタQ1がOFF、コレクタ出力によ
りフォトトライアックPC1がOFF、トライアックQ
2のゲートがOFFする。その結果、商用電源1は、ゼ
ロクロス付近のタイミングでトリガされてセラミックヒ
ータ31に対する商用電力の供給が停止する。
【0043】ところで、図2に示した商用電源1とゼロ
クロス信号CSの関係は、商用電源1が正弦波であるも
のとしたが、実際に使用される商用電源は正弦波とはな
らないこともあり得る。例えば前述した常時商用給電方
式のUPS(無停電電源装置)を介してレーザビームプ
リンタに電源を供給する場合は、UPSからの出力が矩
形波に近い場合がある。あるいは、商用電源のラインイ
ンピーダンスが大きい場合には、同じ電源に接続された
他の機器の動作により電源波形の歪みが発生しやすくな
る。
【0044】このような入力波形の変化や乱れなどによ
ってCPU10がゼロクロス信号CSを検知できない場
合には、従来装置では、上述のようにゼロクロス信号に
よって最小デューティ幅を調整するに際し、最小デュー
ティ幅を決定することができず電力制御装置の動作が不
可能になっていた。
【0045】この点において本実施形態では、入力波形
の変化や乱れなどによってCPU10がゼロクロス信号
CSを上記サンプリング時間(本実施形態では1秒間)
内に全く検知できなかった場合でも、最小デューティ幅
を予め決めた所定値に設定することにより、電力制御装
置の動作を的確に実行し得るようにしている。
【0046】ここで、本実施形態での所定値は9mse
cである。この値は、世界の商用電源の周波数は50H
zと60Hzの2種類があり最小デューティ幅の理論値
としては50Hzの場合が10msecであり、60H
zの場合が約8.3msecであることを鑑みて定めた
ものである。すなわち、この2値のほぼ中間の値の9m
secに設定することで、ゼロクロス信号が検知できな
い場合でも50Hz/60Hzに関わりなく電力制御装
置を作動させることができ、またフリッカの悪化も最小
限に留めることができる。
【0047】このように本実施形態によれば、商用電源
の入力波形の乱れ等によりCPU10がゼロクロス信号
CSが検知できない場合でも電力制御装置を動作可能と
し、かつ動作時のフリッカの悪化も最小限に留めること
ができる。
【0048】なお、本実施形態ではトリガのタイミング
を決めるためのサンプリング時間を1秒間としたが、こ
れはあくまでも一例であり、本発明がこの値に限定され
るものではない。
【0049】また、最小デューティ幅として予め決めた
所定値を用いる場合の条件として、上記サンプリング時
間の間において全くゼロクロス信号が検知できない場合
について説明した。しかし、商用電源の周波数が50H
zと60Hzしかないことを鑑みれば、サンプリング時
間内にCPU10が検知したゼロクロス信号CSがある
一定回数以上の場合には雑音等の外乱の影響を受けてい
ると判断でき、また逆にある一定回数以下の場合にはゼ
ロクロス信号CSが正しく検知できていないと判断でき
るため、このことをトリガのタイミングを予め決めた所
定値を用いる場合の条件としても良い。
【0050】また、本実施形態では、電力制御方式とし
て波数制御方式で説明したが、商用電源のゼロクロスを
検知し、この検知に基づいて位相角を決定する、いわゆ
る位相制御によって電力制御を行う方式にも適用するこ
とができる。
【0051】[第2実施形態]図3は、本発明の第2実
施形態に係る画像形成装置の要部構成図であり、前述の
例えば第1実施形態に示した本発明に従う電力制御装置
を組み込んだ画像形成装置の一例(レーザビームプリン
タ)を示している。
【0052】同図中の符号100はコントローラ部であ
り、ビデオコントローラー部103を有している。この
コントローラー部100は、図示しないホストコンピュ
ータから入力されたコードデータである電気信号をビデ
オコントローラ部103でドットイメージに展開し、ビ
デオコントローラ103内部のメモリに格納した後、エ
ンジン部102にビデオ信号として返送する。
【0053】エンジン部102の各要素は、エンジンコ
ントローラ105により制御され、コントローラ部10
0とのビデオ信号のやり取りもエンジンコントローラ1
05を介して行われる。エンジンコントローラ105の
ビデオインタフェース部(図示しない)に入力されたビ
デオ信号は、レーザードライバ106に送出され、ここ
で半導体レーザ107のオン/オフが制御される。
【0054】この半導体レーザ107から出射されたレ
ーザ光110は、ポリゴンミラー108により偏向され
て感光ドラム112の長手方向の走査光となり、ミラー
109を介して感光ドラム112上に投影される。
【0055】感光ドラム112は、図の矢印方向に回転
し、一次帯電器111により一次帯電された後、レーザ
光のオン/オフに応じた露光を受け、その結果、感光ド
ラム112表面には静電潜像が形成される。そして、現
像器113により着色荷電粒子(以下、トナーと記す)
が付与され、顕像が得られた後、転写帯電器114によ
り、給紙カセット120から給紙ローラ121によって
一枚ずつ取り出された記録媒体に上記顕像が写し取られ
る。転写残りトナーは、感光ドラム112の表面よりク
リーニング器115により払い拭われ、感光ドラム11
2は次の画像形成工程に備える。
【0056】一方、未定着トナー像が載った記録媒体は
定着器116に挿通され、これによって記録媒体に永久
定着像が形成された後、最終プリントとして記録媒体
は、図中の矢印方向LSに従って機外に排出される。な
お、図中の矢印LSは、給紙カセット120から取り出
されて搬送される記録媒体の給送軌跡を示す。
【0057】定着器30は、中空の定着ローラ117
に、例えば上記第1実施形態で示した本発明の電力制御
装置で供給電力が制御されるセラミックヒータ31を有
しており、ヒーター31に通電することで定着ローラ1
17が過熱される。
【0058】加圧ローラ118は、付勢手段(図示しな
い)により定着ローラ117に押圧されるようになって
おり、記録媒体に載った状態の未定着トナーは、定着ロ
ーラ117と加圧ローラ118の成すニップ内で記録媒
体とともに加熱、加圧され、記録媒体に永久定着され
る。
【0059】このように本実施形態では、上述した第1
実施形態の電力制御装置を、記録材に未定着画像を定着
させる定着器の電力制御装置に適用するよう構成したの
で、商用電源の入力波形の乱れがある場合でも動作可能
で且つフリッカの悪化も最小限に留められた画像形成装
置を得ることができる。
【0060】本発明は、上述した実施形態の装置に限定
されず、複数の機器から構成されるシステムに適用して
も、1つの機器から成る装置に適用してもよい。前述し
た実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム
コードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供
給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(また
はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラム
コードを読み出し実行することによっても、完成される
ことは言うまでもない。
【0061】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーデ
ィスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディス
ク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性の
メモリーカード、ROMを用いることができる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
ではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コン
ピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部
または全部を行い、その処理によって前述した実施形態
の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0062】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指
示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニット
に備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって前述した実施形態の
機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の電力制御
装置、電力制御方法、及びコンピュータ読み出し可能な
記憶媒体によれば、商用電源の入力波形の変化や乱れ等
により商用電源のゼロクロスの検知が不可能な場合で
も、フリッカの悪化を招くことなく的確に電力制御動作
を行うことが可能になる。
【0064】本発明の画像形成装置によれば、上記発明
の電力制御装置を、記録材に未定着画像を定着させる画
像定着装置の電力制御装置に適用するよう構成したの
で、上記発明と同様に、商用電源の入力波形の変化や乱
れ等により商用電源のゼロクロスの検知が不可能な場合
でも、フリッカの悪化を招くことなく的確に前記画像定
着装置の電力制御動作を行うことが可能になり、品質の
優れた画像形成が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電力制御装置の概
略構成を示す回路図である。
【図2】ゼロクロス信号と商用電源との関係を示す波形
図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の要
部構成図である。
【図4】離散的なFSRD信号出力パターンを示す図で
ある。
【図5】従来の電力制御装置の構成を示す図である。
【図6】ゼロクロス検知回路20の回路図である。
【図7】商用電源が矩形波の場合の商用電源とゼロクロ
ス信号の関係を示す波形図である。
【符号の説明】
1 商用電源 T1 トランス D1 ダイオード C1 ホールドコンデンサ 10 CPU 11 最小デューティ変更手段 Q1 トランジスタ PC1 フォトトライアック Q2 トライアック 20 ゼロクロス検知回路 30 定着器 31 セラミックヒータ 32 サーミスタ CS ゼロクロス信号 FSRD 通電出力パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA41 AA42 CA01 CA48 5H410 BB06 CC03 DD03 EA05 EA32 EB02 EB09 EB15 EB25 EB32 EB38 FF11 FF14 FF22 FF26 GG07 5H420 BB14 CC04 DD03 EA05 EA39 EA42 EB03 EB09 EB26 EB38 FF11 FF14 FF22 FF26 GG07 NB04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源のゼロクロスを検知するゼロク
    ロス検知手段と、前記ゼロクロス検知手段により検知し
    たゼロクロスと非同期でトリガを発生するトリガ発生手
    段と、前記トリガ発生手段で発生したトリガの最小出力
    時間を前記商用電源のゼロクロスに応じて調整するトリ
    ガ調整手段とを有し、前記トリガ調整手段で調整された
    トリガに基づいて、前記商用電源から制御対象に供給さ
    れる電力を制御する電力制御装置において、 前記ゼロクロス検知手段により前記商用電源のゼロクロ
    スの検知が不能な場合に、前記トリガの最小出力時間を
    所定値に設定する所定値設定手段を備えたことを特徴と
    する電力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御対象に対する電力制御方式は、
    波数制御方式であることを特徴とする請求項1に記載の
    電力制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定値は、商用電源の公称周波数よ
    り導出されるゼロクロス間隔及びその約数と異なること
    を特徴とする請求項1に記載の電力制御装置。
  4. 【請求項4】 商用電源から制御対象に供給される電力
    をオン/オフするスイッチ手段と、前記商用電源のゼロ
    クロスを検知するゼロクロス検知手段と、前記ゼロクロ
    ス検知手段により検知したゼロクロスと非同期で前記ス
    イッチ手段をトリガするトリガ手段と、前記商用電源を
    半波単位でオン/オフすべく前記トリガ手段の最小出力
    時間を前記商用電源のゼロクロスに応じて調整するトリ
    ガ調整手段と、前記制御対象の制御結果値を検出する検
    出手段とを有し、前記検出手段の検出結果に応じて前記
    スイッチ手段に対するトリガを変更する電力制御装置に
    おいて、 前記ゼロクロス検知手段により前記商用電源のゼロクロ
    スの検知が不能な場合に、前記トリガの最小出力時間を
    所定値に設定する所定値設定手段を備えたことを特徴と
    する電力制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御対象に対する電力制御方式は、
    波数制御方式であることを特徴とする請求項4に記載の
    電力制御装置。
  6. 【請求項6】 前記所定値は、商用電源の公称周波数よ
    り導出されるゼロクロス間隔及びその約数と異なること
    を特徴とする請求項4に記載の電力制御装置。
  7. 【請求項7】 商用電源のゼロクロスを検知するゼロク
    ロス検知手段により検知したゼロクロスと非同期でトリ
    ガを発生し、そのトリガの最小出力時間を前記商用電源
    のゼロクロスに応じて調整し、調整されたトリガに基づ
    いて、前記商用電源から制御対象に供給される電力を制
    御する電力制御方法において、 前記ゼロクロス検知手段により前記商用電源のゼロクロ
    スの検知が不能な場合に、前記トリガの最小出力時間を
    所定値に設定することを特徴とする電力制御方法。
  8. 【請求項8】 前記制御対象に対する電力制御方式は、
    波数制御方式であることを特徴とする請求項7に記載の
    電力制御方法。
  9. 【請求項9】 前記所定値は、商用電源の公称周波数よ
    り導出されるゼロクロス間隔及びその約数と異なること
    を特徴とする請求項7に記載の電力制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項6記載の電力制御
    装置を、記録材に未定着画像を定着させる画像定着装置
    の電力制御装置として具備したことを特徴とする画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】 商用電源のゼロクロスを検知するゼロ
    クロス検知手段により検知したゼロクロスと非同期でト
    リガを発生する第1のステップと、 前記トリガの最小出力時間を前記商用電源のゼロクロス
    に応じて調整する第2のステップと、 前記ゼロクロス検知手段により前記商用電源のゼロクロ
    スの検知が不能な場合に、前記トリガの最小出力時間を
    所定値に設定する第3のステップと、 前記第2または第3のステップ後のトリガに基づいて、
    前記商用電源から制御対象に供給される電力を制御する
    ための信号パターンを生成する第4のステップとを有す
    るプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ
    読み出し可能な記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記第4のステップは、波数制御方式
    で信号パターンを生成することを特徴とする請求項11
    に記載のコンピュータ読み出し可能な記憶媒体。
  13. 【請求項13】 前記所定値は、商用電源の公称周波数
    より導出されるゼロクロス間隔及びその約数と異なるこ
    とを特徴とする請求項11に記載のコンピュータ読み出
    し可能な記憶媒体。
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