JP2000331060A - プリント基板用部品配置設計支援装置 - Google Patents

プリント基板用部品配置設計支援装置

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JP2000331060A
JP2000331060A JP11142367A JP14236799A JP2000331060A JP 2000331060 A JP2000331060 A JP 2000331060A JP 11142367 A JP11142367 A JP 11142367A JP 14236799 A JP14236799 A JP 14236799A JP 2000331060 A JP2000331060 A JP 2000331060A
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area
lead wire
type component
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JP11142367A
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Hiroaki Kagawa
浩昭 香川
Nobuji Yonemoto
宜司 米本
Takaaki Saeki
高章 佐伯
Katsufumi Morimune
克文 森宗
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント配線板に異なる工程で部品を実装す
る場合でも、CAD装置等による侵害有無のチェックを
可能にする。 【解決手段】 (a)に示すような半田面側に装着する
表面実装型部品10の周囲には、部品外形11等に基づ
いて、他の表面実装型部品の装着を禁止する表面実装工
程禁止領域13を設定する。挿入工程禁止領域14は、
挿入部品のリード線の処理を行う挿入機工具の動作が表
面実装型部品10と干渉しないように設定し、表面実装
型部品10の高さに応じて広さを変える。(b)に示す
ような挿入型部品20に対しては、リード線22の処理
を行う挿入機工具に対応して挿入工程禁止領域23を設
定し、動作に関連して、表面実装工程禁止領域24,2
5を表面実装型部品の高さに応じて設定する。各禁止領
域同士で侵害の有無をチェックし、違反箇所を表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板に各
種電子部品を搭載するための配置を設計する際に支援を
行うプリント基板用部品配置設計支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プリント基板に部品を配置す
る際には、コンピュータによる干渉チェックなどを用い
て、実際に部品を配置して部品同士が干渉を起こさない
ように前もって確認しておくことがある程度可能になっ
ている。典型的な先行技術としては、たとえば特開平7
−44591、特開平9−237285、特開平9−6
816、特開平9−73471、特開平4−74279
などが挙げられる。
【0003】特開平7−44591には、部品の各種制
約条件を表示し、プリント基板に部品を配置する部品配
置設計の際の支援を行う方法に関する先行技術が開示さ
れている。特開平9−237285には、プリント基板
上で部品高さを表示した3次元モデルを作成して、回路
設計支援を行うCADシステムについての先行技術が開
示されている。特開平9−6816には、多層プリント
配線板の全層を通して設定される配線禁止領域と配置配
線データとの3次元的な接触状態をチェックする設計装
置についての先行技術が開示されている。特開平9−7
3471には、製造工程における制約および禁止事項に
該当する領域をプリント基板上に表示し、挿入型部品の
リードクリンチ形状を示す先行技術が開示されている。
特開平4−74279には、貫通ピンを持つ部品の裏に
禁止領域を設ける先行技術が開示されている。
【0004】図10は、プリント配線基板1に挿入型部
品を挿入したり表面実装(SMD)型部品を装着してい
る状態を示す。プリント配線基板1は、表面のうちの一
方が部品面2となり、他方が半田面3となるように形成
される。挿入型部品4は、リード線5を部品面2側から
部品面2と半田面3との間を貫通する貫通孔6に挿入
し、リード線5の先端を半田面3側に突出させる。リー
ド線5が突出する半田面3側には、部品ランド7が設け
られ、リード線5の長さに余分があれば切断し、リード
線5を折曲げた後、ランドに対して半田を用いて接合す
る。このような挿入型部品4を用いるプリント配線基板
1であっても、半田面3側に表面実装型部品8を装着す
ることが行われるようになってきている。表面実装型部
品8を装着するときは、接着剤で仮止めし、リード線5
とともに半田付を行う。また、表面実装型部品8の方を
先に仮止めしておいて、挿入型部品4を挿入する必要が
ある。プリント配線基板1に挿入型部品4および表面実
装型部品8を搭載することによって、プリント配線基板
1のスペースを有効に利用し、高密度で電子機器などを
形成することができる。なお、プリント配線基板1へ挿
入型部品4を挿入するインサーション工程、および表面
実装型部品8を装着するマウント工程は、インサータお
よびマウンタと呼ばれる自動機械でそれぞれ実行するこ
とが可能である。ただし、インサーション工程では、リ
ード線5の切断や、折曲げを行う工具のためのスペース
を必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】各先行技術に示されて
いるような基板設計用のCAD装置などのチェックで
は、挿入型部品用のインサーション工程あるいは表面実
装型部品用のマウント工程同士における禁止領域しか登
録することができず、異なる工程で装着する部品同士の
禁止領域の侵害チェックを行うことができない。このた
め、図10に示すようなプリント配線基板1での挿入型
部品4と表面実装型部品8との間の干渉チェックは、手
計算によって行わざるを得ない。手計算で行うとして
も、多くの部品を装着するプリント配線基板に対して適
切なチェックを行うことは困難であり、予め充分な余裕
を持たせて問題が生じないようにすると、プリント配線
基板1のスペースを有効に利用することはできない。こ
のために、電子機器の製造コストが上昇してしまう。部
品同士の干渉チェックが充分に行われないと、部品を配
置することができなかったり、部品の配置は可能であっ
ても、製造工程の途中で機械と部品とが干渉して、部品
を損傷したり機械を損傷したりする恐れがある。
【0006】本発明の目的は、表面実装工程と挿入工程
とで異なる工程で装着する部品同士でも適切に干渉チェ
ックなどを行うことができるプリント基板用部品配置設
計支援装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方表面を部
品面とし他方表面を半田面とするプリント基板に、部品
面側からリード線を半田面側に突出させて折曲げおよび
半田付けを行う挿入型部品と、半田面側に装着される表
面実装型部品とを配置するための設計を支援する装置で
あって、半田面側に配置される表面実装型部品の周囲
に、該表面実装型部品の外形に対する予め定める関係に
基づいて、表面実装工程禁止領域および挿入工程禁止領
域をそれぞれ設定する禁止領域設定手段と、禁止領域設
定手段によって設定される表面実装工程禁止領域または
挿入工程禁止領域を、他の表面実装型部品の外形または
挿入型部品のリード線位置が侵害するか否かをそれぞれ
判断し、判断結果を画像として表示する表示手段とを含
むことを特徴とするプリント基板用部品配置設計支援装
置である。
【0008】本発明に従えば、半田面側に配置される表
面実装型部品の周囲に、該表面実装型部品の外形に対し
て予め定める関係に基づき表面実装工程禁止領域および
挿入工程禁止領域をそれぞれ設定し、他の表面実装型部
品の外形または挿入型部品のリード線位置が表面実装工
程禁止領域または挿入工程禁止領域にそれぞれ抵触して
侵害するか否かを判断する。判断結果が画像として表示
されるので、部品の配置を設計する際に、侵害を生じな
いように配置状態を変更し、適切な部品配置が得られる
ように支援することができる。
【0009】また本発明で前記禁止領域設定手段は、前
記挿入工程禁止領域を、前記表面実装型部品の外形の高
さ別に、複数段階で設定することを特徴とする。
【0010】本発明に従えば、表面実装型部品の外形の
高さに応じて挿入工程禁止領域を設定するので、たとえ
ば挿入型部品のリード線の折曲げ用工具の動作に支障が
生じない範囲等を適切に反映させて、部品の配置を設計
することができるように支援することができる。
【0011】さらに本発明は、一方表面を部品面とし他
方表面を半田面とするプリント基板に、部品面側からリ
ード線を半田面側に突出させて折曲げおよび半田付けを
行う挿入型部品と、半田面側に装着される表面実装型部
品とを配置するための設計を支援する装置であって、半
田面側に突出する挿入型部品のリード線位置の周囲に、
挿入機工具に対する予め定める関係に基づいて、挿入工
程禁止領域および表面実装工程禁止領域をそれぞれ設定
する禁止領域設定手段と、禁止領域設定手段によって設
定される挿入工程禁止領域または表面実装工程禁止領域
を、他の挿入機工具または表面実装型部品の外形が侵害
するか否かをそれぞれ判断し、判断結果を画像として表
示する表示手段とを含むことを特徴とするプリント基板
用部品配置設計支援装置である。
【0012】本発明に従えば、挿入型部品のリード線の
周囲に、挿入機工具に対する予め定める関係に基づいて
挿入工程禁止領域を設定し、たとえばリード線の処理用
工具の動作特性等に従って表面実装工程禁止領域を設定
し、他の挿入機工具または表面実装型部品の外形がそれ
ぞれ侵害するか否かを判断して判断結果を画像で表示す
る。表面実装工程と挿入工程との異なる工程で装着され
る部品同士の配置に伴う干渉をチェックすることができ
るので、干渉を避けて適切な部品配置を行うように設計
を支援することができる。
【0013】また本発明で前記禁止領域設定手段は、前
記表面実装工程禁止領域を、前記表面実装型部品の外形
の高さ別に、複数段階で設定することを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、表面実装工程禁止領域
は、表面実装型部品の外形の高さ別に複数段階で設定さ
れるので、たとえば挿入型部品のリード線の処理用工具
の動作と干渉を生じない範囲で、適切に表面実装型部品
を配置するように設計を支援することができる。
【0015】さらに本発明は、一方表面を部品面とし他
方表面を半田面とするプリント基板に、部品面側からリ
ード線を半田面側に突出させて折曲げおよび半田付けを
行う挿入型部品と、半田面側に装着される表面実装型部
品とを配置するための設計を支援する装置であって、半
田面側に突出する挿入型部品のリード線位置の周囲に、
挿入機工具に対する予め定める関係に基づいて挿入工程
禁止領域、および予め定める高さ以下の表面実装型部品
に対する表面実装工程禁止領域をそれぞれ設定し、半田
面側に配置される表面実装型部品の周囲に、該表面実装
型部品の外形に対する予め定める関係に基づいて表面実
装工程禁止領域を設定し、該表面実装型部品の外形の高
さが該予め定める高さ以上のときにのみ挿入工程禁止領
域を設定する禁止領域設定手段と、該予め定める高さよ
り低い外形の表面実装型部品に対して、禁止領域設定手
段によってリード線位置の周囲に設定された表面実装工
程禁止領域、および表面実装型部品の周囲に設定された
表面実装工程禁止領域を侵害するか否かを判断し、該予
め定める高さ以上の外形の表面実装型部品に対して、近
接する部品に応じて表面実装工程禁止領域を選択し、選
択された表面実装工程禁止領域を侵害するか否かを判断
し、判断結果を画像として表示する表示手段とを含むこ
とを特徴とするプリント基板用部品配置設計支援装置で
ある。
【0016】本発明に従えば、挿入型部品のリード線位
置の周囲には挿入機工具に対する予め定める関係に基づ
いて挿入工程禁止区域を設定し、たとえばリード線の処
理用工具の動作特性に基づいて、予め定める高さ以下の
表面実装型部品に対する表面実装工程禁止領域を設定す
る。表面実装型部品の周囲には、外形の高さが予め定め
る高さ以上のときにのみ挿入工程禁止領域を設定する。
挿入工程禁止領域を設定する予め定める高さよりも低い
表面実装部品の外形に対しては、挿入型部品のリード線
の周囲に形成される表面実装工程禁止領域および表面実
装型部品の外形を侵害するか否かを判断する。予め定め
る高さ以上の表面実装型部品の外形に対しては、近接す
る部品に応じて表面実装工程禁止領域を選択して、選択
された表面実装工程禁止領域を侵害するか否かを判断す
る。予め定める高さより低い表面実装型部品に対しては
挿入工程禁止領域を設定する手間を省くことができる。
【0017】また本発明で前記表示装置は、前記侵害が
生じると判断される部分を、侵害が生じていない部分と
は異なるように予め定められている色で表示することを
特徴とする。
【0018】本発明に従えば、禁止領域に対して侵害を
生じている部分の色が変化して表示されるので、目視で
分かりやすく確認することができる。
【0019】また本発明で前記表示装置は、前記侵害が
生じると判断される部分を、侵害が生じていない部分と
は異なるように予め定められている強調された線で表示
することを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、侵害が生じている部分を
侵害が生じていない部分とは異なるように、予め定めら
れている強調された線で表示するので、侵害が生じてい
る部分を容易に目視で確認することができ、侵害が生じ
ないように部品の配置を変更するように支援することが
できる。
【0021】さらに本発明は、一方表面を部品面とし他
方表面を半田面とするプリント基板に、部品面側からリ
ード線を半田面側に突出させて折曲げおよび半田付けを
行う挿入型部品と、半田面側に装着される表面実装型部
品とを配置するための設計を支援する装置であって、半
田面側に配置される表面実装型部品の周囲に、該表面実
装型部品の外形に対する予め定める関係に基づいて、表
面実装工程禁止領域および挿入工程禁止領域をそれぞれ
設定する禁止領域設定手段と、禁止領域設定手段によっ
て設定される表面実装工程禁止領域または挿入工程禁止
領域を、他の表面実装型部品の外形または挿入型部品の
リード線位置が侵害するか否かをそれぞれ判断し、判断
結果を画像として表示する表示手段とを含むプリント基
板用部品配置設計支援装置として、または、半田面側に
突出する挿入型部品のリード線位置の周囲に、該挿入機
工具に対する予め定める関係に基づいて、挿入工程禁止
領域および表面実装工程禁止領域をそれぞれ設定する禁
止領域設定手段と、禁止領域設定手段によって設定され
る挿入工程禁止領域または表面実装工程禁止領域を、他
の挿入機工具または表面実装型部品の外形が侵害するか
否かをそれぞれ判断し、判断結果を画像として表示する
表示手段とを含むプリント基板用部品配置設計支援装置
として、コンピュータを機能させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【0022】本発明に従えば、記録媒体に記録されてい
るプログラムをコンピュータに読取らせて、プリント配
線基板に挿入型部品と表面実装型部品とを異なる工程で
装着する場合であっても、適切な部品配置が設計可能な
ように支援することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
しての、禁止領域の設定状態についての基本的な考え方
を示す。図1(a)は、表面実装型部品10についての
禁止領域設定の概要を示す。表面実装型部品10は、プ
リント配線基板の半田面側に装着され、実際の部品とし
ての外形は部品外形11で示される。なお、表面実装型
部品10を、「SMD」と略称することもある。表面実
装型部品10の電気的な接続は、部品ランド12に対す
る半田付けによって行われる。部品外形11の周囲に
は、他の表面実装型部品10の配置を禁止するための表
面実装工程禁止領域13が設けられる。表面実装工程禁
止領域13は、表面実装型部品10をプリント配線基板
上に装着する装置の動作が、すでに装着されている表面
実装型部品10と干渉しないように設定される。表面実
装型部品10のプリント配線基板上への装着は、接着剤
や粘着剤を用いて行われる。部品外形11に対しては、
さらに挿入工程禁止領域14が設けられる。挿入工程禁
止領域14に挿入部品のリードの突出位置が抵触する
と、リードの曲げ加工や切断などを行う挿入機工具の動
作の際に、表面実装型部品10が邪魔をしたり、表面実
装型部品10が挿入機工具によって損傷を受けたりする
恐れがある。
【0024】図1(b)は、挿入型部品20に関連する
禁止領域の概要を示す。挿入型部品20は、挿入機工具
によって、部品ランド21に挿通させるリード線22の
処理を行う。リード線22の先端は、予め定める長さと
なるように切断され、折曲げられる。挿入型部品の他の
挿入型部品に対する禁止領域は、部品面側に設定され
る。したがって、半田面側で考慮する必要がある挿入型
部品20としての外形は、挿入機工具の形状によって代
表させる。このような挿入機工具としての挿入型部品2
0の外形の周囲には、他の挿入機工具との干渉防止のた
め、他の挿入型部品の配置を禁止する挿入工程禁止領域
23が設定される。さらにリード線22の位置に基づい
て、表面実装型部品の配置を禁止する表面実装工程禁止
領域24,25が、表面実装型部品の高さに応じて複数
段階に設定される。
【0025】図2は、図1に示すような禁止領域の設定
を伴う基板設計CAD装置の概略的な構成を示す。CA
D装置30は、CPU31、ROM32、RAM33、
ディスプレイ34、キーボード35およびハードディス
ク36などを含んで構成され、システムバス37を介し
て相互に接続される。CPU31は、ROM32に格納
されている禁止範囲計算プログラムに従って、各禁止領
域を設定し、禁止範囲干渉のチェックも行う。RAM3
3は、禁止範囲計算の途中などでデータの一時的な記憶
などに用いられる。ディスプレイ34は、プリント配線
板上の部品配置を表示し、さらに禁止領域との侵害状態
の表示を行う。キーボード35には、コマンドやデータ
を入力することができる。ハードディスク36は、各種
データを記憶する。記憶されるデータには、設計標準デ
ータ、部品データ、形状データ、既設計データが含まれ
る。
【0026】図3は、図2のCAD装置30で本発明の
実施の一形態としての動作手順を示す。ステップa1か
ら手順を開始し、ステップa2では設計標準データ、部
品データ、形状データおよび既設計データ等のハードデ
ィスク36への読込みを行う。ステップa3では、各挿
入型部品のリード線位置の配置に対応して、半田面側に
表面実装型部品の高さが最大MAXのときの表面実装工
程禁止領域を設定する。ステップa4では、表面実装工
程禁止領域内に存在する表面実装型部品の認識を行う。
ステップa5では、表面実装工程禁止領域内に存在して
いる表面実装型部品に対し、高さに応じた挿入工程禁止
領域を設定する。ステップa6では、ステップa5で設
定された挿入工程禁止領域に先に配置されている挿入型
部品の外形が抵触するか否かによって重なりのチェック
を行う。ステップa7で重なりがあると判断されるとき
には、ステップa8で侵害が生じている違反箇所を表示
し、ステップa9で手順を終了する。ステップa7で重
なりが生じていないと判断されるときには、そのままス
テップa9で手順を終了する。
【0027】図4は、図3の動作に従って判断される重
なりの状態を示す。ここでは、2つの表面実装型部品1
0a,10bが存在する場合を想定する。ステップa2
で挿入型部品20に対してリード線22の位置や、リー
ド線22の位置に基づく挿入機工具に対応してデフォル
トの挿入工程禁止領域23が設定される。表面実装型部
品10a,10bについても、部品外形11a,11
b、部品ランド12a,12bおよび表面実装工程禁止
領域13a,13bがデフォルトとしてそれぞれ設定さ
れる。ステップa3で、挿入型部品20に対して、表面
実装型部品10として最大高さの場合の表面実装工程禁
止領域38が設定される。ステップa4では、表面実装
禁止領域38内に存在する表面実装型部品10a,10
bの存在が認識される。ステップa5では、各表面実装
型部品10a,10bに対して、高さに応じた挿入工程
禁止領域25a,25bがそれぞれ設定される。ステッ
プa6の禁止範囲同士の重なりチェックは、挿入型部品
20の挿入工程禁止領域23と表面実装型部品10a,
10bの挿入工程禁止領域25a,25bとの間で行わ
れ、表面実装型部品10aで重なりが生じ、干渉するこ
とが判る。なお、重なりの部分は色や線種を変えて表示
する。
【0028】図5は、挿入型部品20のリード線22の
先端を切断して折曲げる挿入機工具の動作に必要なスペ
ースの一例を示す。図5(a)は、リード線22と表面
実装型部品10との平面的な配置状態を示し、図5
(b)は、斜線を施して挿入機工具40としての概略的
構成を示す。図5(c)は、左側面視した状態での挿入
機工具40と表面実装型部品10との関係を示す。この
挿入機工具40は、プリント配線板41の半田面42側
で、境界線43で示すような範囲の空間内で動作する。
境界線43とプリント配線板41の半田面42との傾斜
角度は、たとえば33°である。リード線22と隣接す
る表面実装型部品10の中心との間隔Lは、次の第1式
に従って算出することができる。 L = 5.5 + L’+(d/2) …(1)
【0029】ここでL’は、次の第2式に従って算出さ
れる寸法である。またdは、表面実装型部品10の長さ
である。 L’= 1/(tan33°)× h = 1.54h …(2)
【0030】ここでhは、表面実装型部品10の高さで
ある。半田面42と境界線43との成す角度が33°と
異なるときには、第2式のtanの角度を変えればよ
い。図5(c)に示すように、Lの方向と90°異なる
方向Aについての必要な寸法は次の第3式で算出するこ
とができる。 A = 4 +(W/2) …(3)
【0031】ここでWは、表面実装型部品10のA方向
の幅である。第1式の5.5や第3式の4などの数値
は、工具40の形状に基づく。表面実装型部品10は、
外形が複数段階に規格化されており、hの値も特定の値
をとるので、LとAとで決定される表面実装工程禁止領
域も、表面実装型部品10の高さhに応じて複数段階に
設定されることになる。
【0032】図6は、2本同時にリード線22の処理を
行う挿入機工具50としてLとAの両方向に表面実装型
部品10の高さhを考慮する必要がある場合を示す。図
6(a)は平面視した状態、図6(b)は正面視した状
態、図6(c)は左側面視した状態をそれぞれ示す。図
6(b)および図6(c)に示すように、挿入機工具5
0は境界線53が半田面42に対して49°の角度とな
るように動作する。このため、Lの値は次の第4式に従
って算出される。 L = 4 + L’+(d/2) …(4)
【0033】L’は、次の第5式に従って算出される。 L’= 1/(tan49°)× h = 0.87h …(5)
【0034】Aの値は、次の第6式に従って算出され
る。 A = 4 + L’+(W/2) …(6)
【0035】第4式および第6式の4などの数値は、挿
入機工具50の形状に応じて適宜設定すればよい。また
第5式の49°の角度も、挿入機工具50の動作に応じ
て適宜設定することができる。
【0036】図7は、本発明の実施の他の形態として動
作手順を示す。ステップb1からステップb4までは、
図3のステップa1からステップa4までの各ステップ
と同等である。ステップb5では、挿入型部品のリード
線位置の周囲に表面実装型部品の高さに応じた表面実装
工程禁止領域を設定する。ステップb6からステップb
9までの各ステップは、図3のステップa6からステッ
プa9までの各ステップと同等である。
【0037】図8は、図7の動作で表面実装型部品10
が挿入型部品20の禁止範囲に抵触する状態の例を示
す。挿入型部品20の周囲には、デフォルトの禁止領域
として、挿入機工具に対応する挿入工程禁止領域23が
設定される。さらに、ステップb3に基づき、図4と同
様に部品実装禁止領域38として、表面実装型部品10
の最大の高さに対応する禁止範囲が設定される。表面実
装型部品10が、表面実装禁止領域38内に存在してい
るので、実際に存在している表面実装型部品10の高さ
に応じて表面実装工程禁止領域39が設定される。図7
のステップb6では、表面実装工程禁止領域39と表面
実装型部品10についてデフォルトで設定される禁止領
域である表面実装工程禁止領域13との重なりがチェッ
クされ、図8に示す場合には重なり有りとステップb7
で判断され、ステップb8で違反箇所の表示が行われ
る。
【0038】図9は、本発明の実施の他の形態として
の、禁止領域の設定の概要を示す。図9(a)に示すよ
うに、表面実装型部品10aについては、デフォルトで
表面実装工程禁止領域13を設定し、部品の高さが予め
定める特定値よりも高い場合のみ、図9(b)に示すよ
うな挿入工程禁止領域14を設定する。図9(c)に示
すように、挿入型部品20については、挿入工程禁止領
域23と、特定値よりも高い表面実装型部品10bにつ
いての表面実装工程禁止領域44を設定する。特定値よ
り低い表面実装型部品10aについては、挿入工程禁止
領域14や表面実装工程禁止領域44を設定しないの
で、設定の手間を省くことができる。
【0039】図9に示すような禁止領域の設定後の部品
の抵触判断は、特定値よりも低い表面実装型部品に対し
ては、図9(a),(b)では部品外形11に対する抵
触の判断を行い、図9(c)では挿入工程禁止領域44
に対する抵触判断を行う。表面実装型部品の高さが特定
値よりも高い表面実装型部品に対しては、図9(a)に
示す表面実装工程禁止領域13や図9(b)に示す表面
実装工程禁止領域44を、表面実装型部品としての高さ
に応じて適切に選択して重なりのチェックを行う。
【0040】以上の説明は、本発明を図2に示すCAD
装置30で実施する場合について説明しているけれど
も、汎用のパーソナルコンピュータやワークステーショ
ンなどのコンピュータ装置に、フロッピディスク、CD
−ROM、DVD−ROMなどの記録媒体に記録したプ
ログラムを読取らせて図2に示すCAD装置30と同様
に動作させることもできる。また、プログラムはネット
ワークなどを介してダウンロードして読取らせることも
できる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プリント
基板の半田面側に表面実装型部品を配置している周囲
に、たとえば部品面側から挿入型部品を挿入して配置し
ようとする際に挿入型部品のリード線の処理を行う挿入
機工具の動作が表面実装型部品と干渉を生じるか否かを
容易に確認し、干渉が生じると確認されるときには、配
置を変えることによって、適切な部品配置が得られるよ
うに設計を支援することができる。
【0042】また本発明によれば、表面実装型部品の外
形の高さに応じて適切な配置が得られるように設計を支
援することができる。
【0043】さらに本発明によれば、挿入型部品のリー
ド線位置の周囲でたとえばリード線の処理を行う挿入機
工具の動作と干渉しないような位置に表面実装型部品を
配置するように、設計を支援することができる。
【0044】また本発明によれば、表面実装型部品の高
さに応じて適切な位置に配置するように設計を支援する
ことができる。
【0045】さらに本発明によれば、挿入型部品には挿
入機工具に対応する挿入工程禁止領域とリード線位置の
周囲に予め定める高さ以下の表面実装型部品に対する表
面実装禁止領域とを設定し、表面実装型部品の周囲には
その表面実装型部品が予め定める高さよりも高いときの
みに表面実装禁止領域を設定し、予め定める高さよりも
低い表面実装型部品に対しては表面実装型部品に対して
設定される部品外形と挿入機工具に対して設定される挿
入工程禁止領域との抵触の有無の判断を行い、予め定め
る高さよりも高い表面実装型部品に対しては近接する部
品に応じて禁止領域を適切に選択するので、表面実装工
程と挿入工程とで異なる工程で装着する部品同士の干渉
を容易にチェックし、適切な部品配置となるように設計
を支援することができる。
【0046】また本発明によれば、干渉を生じている部
分を異なる色で容易に目視することができる。
【0047】また本発明によれば、干渉が生じている部
分は線の違いによって容易に目視することができる。
【0048】さらに本発明によれば、挿入工程と表面実
装工程とを用いてプリント配線基板に部品を装着する際
の干渉チェックを、コンピュータ装置を用いて有効に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態での基本的な禁止領域の
設定状態を示す図である。
【図2】本発明の実施の一形態を実施するCAD装置3
0の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の一形態としての動作手順を示す
フローチャートである。
【図4】図3の動作手順に従ってチェックされる部品配
置の例を示す図である。
【図5】図1の実施形態で、表面実装型部品の高さに応
じて禁止領域の範囲を変える必要性を、挿入型部品のリ
ード線を処理する挿入機工具40に対して示す簡略化し
た平面図、正面図および左側面図である。
【図6】本発明で禁止領域の範囲を表面実装型部品の高
さに応じて変える必要がある理由を、他の挿入機工具5
0に対して示す平面図、正面図および左側面図である。
【図7】本発明の実施の他の形態での動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図8】図7の実施形態で重なりがチェックされる状態
を示す図である。
【図9】本発明の実施のさらに他の形態での禁止領域の
設定状態を示す図である。
【図10】プリント配線基板上に挿入型部品と表面実装
型部品とが装着される状態を示す部分的な正面図であ
る。
【符号の説明】
10,10a,10b 表面実装型部品 11 部品外形 12,21 部品ランド 13,24,25,38,39 表面実装工程禁止領域 14,23 挿入工程禁止領域 20 挿入型部品 22 リード線 30 CAD装置 31 CPU 32 ROM 34 ディスプレイ 40,50 挿入機工具 41 プリント配線板 42 半田面 43,53 境界線
フロントページの続き (72)発明者 佐伯 高章 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 森宗 克文 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Fターム(参考) 5B046 AA08 BA05 DA02 DA09 FA07 GA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方表面を部品面とし他方表面を半田面
    とするプリント基板に、部品面側からリード線を半田面
    側に突出させて折曲げおよび半田付けを行う挿入型部品
    と、半田面側に装着される表面実装型部品とを配置する
    ための設計を支援する装置であって、 半田面側に配置される表面実装型部品の周囲に、該表面
    実装型部品の外形に対する予め定める関係に基づいて、
    表面実装工程禁止領域および挿入工程禁止領域をそれぞ
    れ設定する禁止領域設定手段と、 禁止領域設定手段によって設定される表面実装工程禁止
    領域または挿入工程禁止領域を、他の表面実装型部品の
    外形または挿入型部品のリード線位置が侵害するか否か
    をそれぞれ判断し、判断結果を画像として表示する表示
    手段とを含むことを特徴とするプリント基板用部品配置
    設計支援装置。
  2. 【請求項2】 前記禁止領域設定手段は、前記挿入工程
    禁止領域を、前記表面実装型部品の外形の高さ別に、複
    数段階で設定することを特徴とする請求項1記載のプリ
    ント基板用部品配置設計支援装置。
  3. 【請求項3】 一方表面を部品面とし他方表面を半田面
    とするプリント基板に、部品面側からリード線を半田面
    側に突出させて折曲げおよび半田付けを行う挿入型部品
    と、半田面側に装着される表面実装型部品とを配置する
    ための設計を支援する装置であって、 半田面側に突出する挿入型部品のリード線位置の周囲
    に、挿入機工具に対する予め定める関係に基づいて、挿
    入工程禁止領域および表面実装工程禁止領域をそれぞれ
    設定する禁止領域設定手段と、 禁止領域設定手段によって設定される挿入工程禁止領域
    または表面実装工程禁止領域を、他の挿入機工具または
    表面実装型部品の外形が侵害するか否かをそれぞれ判断
    し、判断結果を画像として表示する表示手段とを含むこ
    とを特徴とするプリント基板用部品配置設計支援装置。
  4. 【請求項4】 前記禁止領域設定手段は、前記表面実装
    工程禁止領域を、前記表面実装型部品の外形の高さ別
    に、複数段階で設定することを特徴とする請求項3記載
    のプリント基板用部品配置設計支援装置。
  5. 【請求項5】 一方表面を部品面とし他方表面を半田面
    とするプリント基板に、部品面側からリード線を半田面
    側に突出させて折曲げおよび半田付けを行う挿入型部品
    と、半田面側に装着される表面実装型部品とを配置する
    ための設計を支援する装置であって、 半田面側に突出する挿入型部品のリード線位置の周囲
    に、挿入機工具に対する予め定める関係に基づいて挿入
    工程禁止領域、および予め定める高さ以下の表面実装型
    部品に対する表面実装工程禁止領域をそれぞれ設定し、 半田面側に配置される表面実装型部品の周囲に、該表面
    実装型部品の外形に対する予め定める関係に基づいて表
    面実装工程禁止領域を設定し、該表面実装型部品の外形
    の高さが該予め定める高さ以上のときにのみ挿入工程禁
    止領域を設定する禁止領域設定手段と、 該予め定める高さより低い外形の表面実装型部品に対し
    て、禁止領域設定手段によってリード線位置の周囲に設
    定された表面実装工程禁止領域、および表面実装型部品
    の周囲に設定された表面実装工程禁止領域を侵害するか
    否かを判断し、該予め定める高さ以上の外形の表面実装
    型部品に対して、近接する部品に応じて表面実装工程禁
    止領域を選択し、選択された表面実装工程禁止領域を侵
    害するか否かを判断し、判断結果を画像として表示する
    表示手段とを含むことを特徴とするプリント基板用部品
    配置設計支援装置。
  6. 【請求項6】 前記表示装置は、前記侵害が生じると判
    断される部分を、侵害が生じていない部分とは異なるよ
    うに予め定められている色で表示することを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載のプリント基板用部品配
    置設計支援装置。
  7. 【請求項7】 前記表示装置は、前記侵害が生じると判
    断される部分を、侵害が生じていない部分とは異なるよ
    うに予め定められている強調された線で表示することを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のプリント基
    板用部品配置設計支援装置。
  8. 【請求項8】 一方表面を部品面とし他方表面を半田面
    とするプリント基板に、部品面側からリード線を半田面
    側に突出させて折曲げおよび半田付けを行う挿入型部品
    と、半田面側に装着される表面実装型部品とを配置する
    ための設計を支援する装置であって、 半田面側に配置される表面実装型部品の周囲に、該表面
    実装型部品の外形に対する予め定める関係に基づいて、
    表面実装工程禁止領域および挿入工程禁止領域をそれぞ
    れ設定する禁止領域設定手段と、 禁止領域設定手段によって設定される表面実装工程禁止
    領域または挿入工程禁止領域を、他の表面実装型部品の
    外形または挿入型部品のリード線位置が侵害するか否か
    をそれぞれ判断し、判断結果を画像として表示する表示
    手段とを含むプリント基板用部品配置設計支援装置とし
    て、または、 半田面側に突出する挿入型部品のリード線位置の周囲
    に、挿入機工具に対する予め定める関係に基づいて、挿
    入工程禁止領域および表面実装工程禁止領域をそれぞれ
    設定する禁止領域設定手段と、 禁止領域設定手段によって設定される挿入工程禁止領域
    または表面実装工程禁止領域を、他の挿入機工具または
    表面実装型部品の外形が侵害するか否かをそれぞれ判断
    し、判断結果を画像として表示する表示手段とを含むプ
    リント基板用部品配置設計支援装置として、 コンピュータを機能させるためのプログラムを記録した
    コンピュータ読取り可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002288256A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回路基板の実装状態表示方法及びその装置
CN114051374A (zh) * 2021-10-29 2022-02-15 株洲麦格米特电气有限责任公司 避位方法、避位检验方法、封装检查单元和结构检查工具

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