JP2000331309A - 複合型磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

複合型磁気ヘッドおよびその製造方法

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JP2000331309A
JP2000331309A JP11140575A JP14057599A JP2000331309A JP 2000331309 A JP2000331309 A JP 2000331309A JP 11140575 A JP11140575 A JP 11140575A JP 14057599 A JP14057599 A JP 14057599A JP 2000331309 A JP2000331309 A JP 2000331309A
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film
metal magnetic
magnetic film
metal
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Akihisa Obata
明久 小幡
Toshio Tsuchiya
敏雄 土屋
Kenkichi Inada
健吉 稲田
Shiyuuzou Sasajima
崇三 笹嶋
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トラック幅の狭小化した複合型磁気ヘッドにお
ける酸化物磁性部材のクラック発生を防止すると共に記
録性能を向上する。 【解決手段】酸化物磁性材料のコア母材ブロックに第1
の金属磁性膜14を形成した後にトラック幅規制溝を形
成し、その後、第2の金属磁性膜15を形成するように
して膜応力を緩和するように作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログVTRや
ディジタルVTRやデータストリーマ等の磁気記録再生
装置に使用するのに好適な複合型磁気ヘッドとその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルVTRやHDD(ハード・デ
ィスク・ドライブ)やデータストリーマ等の磁気記録の
分野では、高記録密度化が進み、従来のフェライトコア
を用いた磁気ヘッドから、作動磁気ギャップ近傍に飽和
磁束密度の高い金属磁性膜を設けた複合型磁気ヘッド
(所謂、メタル・イン・ギャップ型磁気ヘッド)が実用
化されている。
【0003】ここで、ディジタルVTRやデータストリ
ーマ等の磁気記録再生装置に搭載されている複合型磁気
ヘッドの製造工程の概略について説明する。
【0004】複合型磁気ヘッドの製造の際には、先ず、
鏡面加工した一対の酸化物磁性材料基板(主にフェライ
ト基板)を用意する。そして、一方のフェライト基板
は、ダイサ等を用いてトラック幅規制溝と融着ガラス溝
と巻線溝等の溝加工を施すことによりCコア半体となる
母材ブロックを得る。他方のフェライト基板は、巻線溝
加工を除く溝加工を同様の方法で施してIコア半体とな
る母材ブロックを得る。そして、鏡面加工された面にス
パッタリング等の薄膜形成技術を用いて金属磁性膜を形
成し、更にギャップ規制膜を形成する。
【0005】次に、ギャップ規制膜を形成したIコア半
体およびCコア半体を突き合わせ面同士で正確に位置さ
せて突き合わせ、巻線溝および融着ガラス溝に融着ガラ
ス棒をセットする。その後、両母材ブロック同士を圧着
した状態で加熱接合して接合ブロックを得る。この接合
ブロックを高精度ダイサ等を用いて摺動幅規制溝を形成
した後に切り分けてヘッドチップとする。その後、摺動
面の鏡面加工および曲面加工を施すことにより、図16
に示したような磁気ヘッド90とする。
【0006】図16において、80,81はコア半体
で、フェライト材よりなるコア基体82A,82Bと、
フェライト材よりも飽和磁束密度の大きい金属磁性膜8
4と、コア基体82A,82Bと金属磁性膜84の界面
に配した非磁性膜83とによって構成する。コア半体8
0,81は、フロントとリア側で突き合わせ、フロント
側には作動磁気ギャップ規制膜86を介在させることに
より所定トラック幅の作動磁気ギャップを形成させ、融
着ガラス87により一体的に結合する。88は巻線窓
で、コイル(図示省略)を巻装するために使用する。8
9は摺動幅を規制するために形成した段差部である。
【0007】この図16に示す構成の磁気ヘッド90
は、金属磁性膜84を用いないで構成するフェライトヘ
ッドと比較すると、作動磁気ギャップ(86)から発生
する磁界強度を大きく且つ急峻とすることができるため
に、高保磁力の記録媒体に対する記録能力に優れてい
る。
【0008】また、HDD等に使用する複合型磁気ヘッ
ドは、ギャップ対向面に限って金属磁性膜を形成する構
成を採っている。
【0009】このような複合型磁気ヘッドは、特開平0
9−305913号公報に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタルV
TRやデータストリーマ等の磁気記録の分野では、その
高記録密度化を達成するために、トラック幅の狭小化が
進んでいる。一方、磁気テープや磁気ディスク等の磁気
記録媒体は、その高保磁力化が図られている。
【0011】トラック幅の狭小化に伴って磁気ヘッドの
作動磁気ギャップ近傍のフェライト部の体積は小さくな
る。トラック幅の小さい複合型磁気ヘッドを作製しよう
とする場合、従来の製造方法で作製した複合型磁気ヘッ
ドは、金属磁性膜等からの応力等によってフェライト部
に大きな力が加わることになり、このフェライト部にク
ラックが発生する。フェライト部に加わる応力を小さく
する手法として、金属磁性膜の膜厚を薄くすることが考
えられるが、記録特性が低下する。
【0012】また、HDDに搭載されている複合型磁気
ヘッドは、作動磁気ギャップ対向面と非平行である斜面
部分(側面)に金属磁性膜が形成されていないために、
斜面部分から伝達される磁束がなくなり、斜面部分に金
属磁性膜が形成されている複合型磁気ヘッドと比較する
と記録能力が低い。HDD用の複合型磁気ヘッドは、通
常、ギャップ深さが数μm(1〜2μm)で使用するた
めに問題とはならないが、ディジタルVTRやデータス
トリーマ等は、通常、ギャップ深さを10μm程度以上
とする必要があり、大きなギャップ深さを必要とするシ
ステムには、記録特性の面で実用的ではない。
【0013】複合型磁気ヘッドにおいて、金属磁性膜の
高い飽和磁束密度を利用して作動磁気ギャップから十分
に強い磁界を発生させるためには、作動磁気ギャップ面
を高い磁束密度にすることが必要である。このために
は、十分な磁束を作動磁気ギャップ部まで効率的に導か
なくてはならない。現在、コア基体として用いられてい
る酸化物磁性材料(主にフェライト)の飽和磁束密度
は、0.5〜0.6T程度である。一方、現在開発され
ている金属磁性膜の飽和磁束密度は、1.0〜1.6T
である。
【0014】図17(a),(b)は、記録時にCコア
半体を流れる磁束を示したものである。ここで、91は
酸化物磁性材料(主にフェライト)のコア基体、92は
金属磁性膜、93は作動磁気ギャップ規制膜(作動磁気
ギャップ部)、94は巻線窓を示している。金属磁性膜
92のうちで、記録に関与する部分である作動磁気ギャ
ップ部金属磁性膜92aの裏面に酸化物磁性材料のコア
基体91から直に伝えることのできる最大磁束Φfの密
度は、このコア基体91であるフェライトの飽和磁束密
度の0.5〜0.6Tである。従って、金属磁性膜92
の作動磁気ギャップ面をより大きな磁束密度として強い
磁界を得るためには、作動磁気ギャップ部金属磁性膜部
92aに金属磁性膜92の側部の側部金属磁性膜部92
bから磁束を伝達する必要がある。この側部金属磁性膜
部92bから伝達できる磁束Φmは、金属磁性膜の膜厚
に比例するために、より強い磁界を発生させるために
は、金属磁性膜92の膜厚を増加させる必要がある。し
かしながら、金属磁性膜92の膜厚を増加させようとす
ると、前述したように、酸化物磁性材料(フェライト)
で構成したコア基体91にクラックが発生する問題が発
生する。
【0015】本発明の1つの目的は、複合型磁気ヘッド
のコアの主体をなす酸化物磁性部材の表面に形成した金
属磁性膜に影響されて該酸化物磁性部材にクラックが発
生するのを抑制しつつ作動磁気ギャップに強い磁界を発
生することができるようにすることにある。
【0016】本発明の他の目的は、作動磁気ギャップに
強い磁界を発生させて高い記録特性を得ることができる
複合型磁気ヘッドを歩留まり良く製造することができる
複合型磁気ヘッドの製造方法を提案することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、酸化物磁性部
材の表面に金属磁性膜を設けた2つのコア半体の接合部
に作動磁気ギャップを形成したコアを備えた複合型磁気
ヘッドにおいて、前記酸化物磁性部材の作動磁気ギャッ
プ形成接合部に、作動磁気ギャップ対向面にトラック幅
方向と略同幅に形成した第1の金属磁性膜を設け、作動
磁気ギャップ対向面と非平行な側面には前記第1の金属
磁性膜に接合する第2の金属磁性膜を設けことを特徴と
する。
【0018】具体的には、トラック幅を2μm〜18μ
mとする。
【0019】また、前記第2の金属磁性膜は、作動磁気
ギャップ対向面においては前記第1の金属磁性膜を覆う
ように設け、または、前記第2の金属磁性膜は、作動磁
気ギャップ対向面においては前記第1の金属磁性膜の側
端面に接合するように設ける。
【0020】前記第1の金属磁性膜および前記第2の金
属磁性膜は、略同一組成の金属磁性膜または異なる組成
の金属磁性膜とする。
【0021】第1および第2の金属磁性膜を異なる組成
とするときには、第2の金属磁性膜の飽和磁束密度を前
記第1の金属磁性膜の飽和磁束密度より高くすることが
望ましい。そして、第1の金属磁性膜は、Fe−C系微
結晶材料、前記第2の金属磁性膜は、高耐食性のFe−
N系微結晶材料が好適である。
【0022】また、本発明は、酸化物磁性材料のコア母
材上に第1の金属磁性膜を形成した後にトラック幅規制
溝を形成し、その後、第2の金属磁性膜を形成すること
によって前記複合型磁気ヘッドを製造する。
【0023】また、本発明は、酸化物磁性材料のコア母
材上に第1の金属磁性膜を形成した後にトラック幅規制
溝を形成し、その後、その上に複数層の第2の金属磁性
膜を形成し、その後、作動磁気ギャップ形成接合部の第
2の金属磁性膜を第1の金属磁性膜が露出するまで研磨
してコア半体を形成することによって前記複合型磁気ヘ
ッドを製造する。
【0024】そして、第1の金属磁性膜を形成した後に
熱処理を行い、その後にトラック幅規制溝を形成し、そ
の後に第2の金属磁性膜を形成し、更に熱処理すること
により、膜応力を緩和する。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明は、次のような技術的検討
によってなされたことを考慮して実施することが望まし
い。
【0026】発明者等は、狭いトラック幅の複合型磁気
ヘッドについて、金属磁性膜の膜厚と酸化物磁性部材の
クラック(フェライトクラック)発生の関係および金属
磁性膜の膜厚と記録特性の関係の実験的検討を行った結
果、クラックの発生原因が、主に溝加工されたフェライ
トコア母材に金属磁性膜を形成した直後に発生している
ことを突き止めた。また、HDD等の搭載されている複
合型磁気ヘッドでは、前述したように、特にギャップ深
さが深い場合に十分な記録特性が得られないことを突き
止めた。複合型磁気ヘッドにおいて、記録特性を十分に
引き出すには、作動磁気ギャップ面と非平行であるトラ
ック幅規制溝加工面および巻線窓加工面内部に形成され
た金属磁性膜が如何に作動磁気ギャップ面まで磁束を伝
達できるかが重要である。
【0027】また、ディジタルVTRやデータストリー
マ等に搭載されている従来の複合型磁気ヘッドの製造方
法では、酸化物磁性部材にトラック幅規制溝や巻線窓溝
等を形成してからその加工面全面にスパッタリング等の
薄膜形成技術を用いて金属磁性膜を形成する。このよう
な製造方法では、金属磁性膜は、溝加工面の全面に形成
され、フェライトコア母材の凸部には、その全面からの
応力が加わっており、フェライトクラック発生の大きな
原因となり得る。つまり、フェライトクラックの発生を
抑圧し、更に記録能力に優れた複合型磁気ヘッドを得る
ためには、フェライトコア母材の凸部に膜応力が集中し
ないように金属磁性膜を形成し、且つ作動磁気ギャップ
近傍の金属磁性膜の膜厚を厚くすることが必要である。
【0028】具体的には、巻線窓溝加工を施した酸化物
磁性材料のコア母材上に第1の金属磁性膜を形成した後
にトラック幅規制溝を形成する工程と、その後に第2の
金属磁性膜を形成する工程を採用した製造方法により得
られる複合型磁気ヘッドで達成される。このような方法
で作製された複合型磁気ヘッドでは、コア母材に加わる
力を第1の金属磁性膜の膜厚と第2の金属磁性膜の膜厚
の選択により変化させることが可能であるために、フェ
ライトクラック発生を抑制した複合型磁気ヘッドを作製
することが可能であると共に、巻線窓溝内部に形成され
た第1および第2の金属磁性膜および作動磁気ギャップ
近傍のトラック幅規制溝に形成された第2の金属磁性膜
が作動磁気ギャップ面まで磁束を伝達できるので高い記
録能力が得られる。
【0029】また、酸化物磁性材料よりなるコア母材上
に第1の金属磁性膜を形成した後にトラック幅規制溝や
巻線窓溝等を形成する工程と、その後に第2の金属磁性
膜を形成する工程を採用した製造方法により製造された
複合型磁気ヘッドにおいても有効である。トラック幅規
制溝の加工は、高精度ダイサ等の切削装置を使用する
が、第1の金属磁性膜に剥離等が生じる場合には、イオ
ンミリング等のエッチングプロセスと組み合わせること
により、加工時の膜剥離を防止することができる複合型
磁気ヘッドに適用されている金属磁性膜(例えば、Co
系非晶質合金膜、Fe系微結晶膜等)は成膜直後では膜
に圧縮応力が蓄えられているが、熱処理による工程でこ
の膜応力を緩和することができることから、膜応力によ
るフェライトクラックを軽減するための一つの手段とし
て、「(第1の)金属磁性膜形成」→「熱処理による膜
応力の緩和」→「(第2の)金属磁性膜形成」→「熱処
理による膜応力の緩和」という工程を採ることも有効で
ある。
【0030】具体的には、巻線窓溝加工した酸化物磁性
材料のコア母材に金属磁性膜を形成した後に熱処理を施
して膜応力を緩和し、更にその後に、トラック幅規制溝
等の溝加工を行い、その後に再度金属磁性膜を形成し、
熱処理を施すという工程とすることで、フェライトクラ
ックの発生を抑制することができる。また、記録時に必
要とされる膜厚を十分に確保した複合型磁気ヘッドが得
られる。
【0031】また、このようにして製造された複合型磁
気ヘッドでは、作動磁気ギャップ近傍の金属磁性膜の膜
厚は大きくすることができる上に、作動磁気ギャップ端
部の丸まりを小さくすることが可能であるために、サイ
ドイレーズの問題に対しても有効である。
【0032】ここで、第1の金属磁性膜と第2の金属磁
性膜は、略同一の構成元素および膜組成を有していても
よい。また、第1の金属磁性膜と第2の金属磁性膜の構
成元素および組成が異なる場合は、第2の金属磁性膜の
飽和磁束密度を第1の金属磁性膜の飽和磁束密度よりも
大きくすることが有効である。また、第1の金属磁性膜
の耐食性が低い場合は、第2の金属磁性膜として高耐食
性の金属磁性膜を用いることで、ヘッドの信頼性を向上
することができる。
【0033】また、巻線窓溝加工した酸化物磁性材料よ
りなるコア母材上に第1の金属磁性膜を形成した後にト
ラック幅規制溝を形成する工程と、第2の金属磁性膜を
非磁性層を介して2層以上形成する工程と、その後、作
動磁気ギャップ面を第1の金属磁性膜が露出するまで研
磨する工程を採用した製造方法により製造された複合型
磁気ヘッドでも同様の効果が得られる。また、このよう
にして製造した複合型磁気ヘッドでは、作動磁気ギャッ
プ近傍の膜厚を分厚くすることができるので記録能力が
高く、更に作動磁気ギャップ部分と非平行な側面部分に
形成する金属磁性膜の膜構成を非磁性層を介した多層構
造とすることができるので、高周波対応の複合型磁気ヘ
ッドとして有効である。
【0034】また、トラック幅が2μm以下では、フェ
ライトクラックの発生を完全に抑制することが困難であ
り、一方、トラック幅が18μm以上では実用上十分な
膜厚を形成してもフェライトクラックの問題は起こらな
いことから、本発明は、2μm〜18μmのトラック幅
の複合型磁気ヘッドにおいて特に有効である。
【0035】以下に、本発明の実施の形態を詳細に説明
する。
【0036】第1の実施の形態 図1は、本発明の第1の実施の形態における複合型磁気
ヘッド1の外観を示す斜視図であり、コイルは図示を省
略している。この実施の形態は、フェライト−金属複合
型構造を採るVTRヘッドへの適用例である。コア基体
を構成する酸化物磁性材料であるフェライト単結晶は、
Mn−Zn単結晶フェライトを用い、第1の金属磁性膜
および第2の金属磁性膜には、略同等の組成であるCo
系非晶質材料(飽和磁束密度:1.2T)を用いた。
【0037】図1において、10,11はCコア半体お
よびIコア半体で、Mn−Zn単結晶フェライト材より
なるコア基体12A,12Bと、Co系非晶質材料より
なる第1の金属磁性膜14および第2の金属磁性膜15
と、前記コア基体12A,12Bと第1の金属磁性膜1
4および第2の金属磁性膜15の界面に配した非磁性膜
13と、作動磁気ギャップ規制膜16によって構成す
る。
【0038】このコア半体10,11は、そのフロント
とリア側で突き合わせ、フロント側には前記作動磁気ギ
ャップ規制膜16を介在させることによって所定トラッ
ク幅の作動磁気ギャップを形成する。
【0039】融着ガラス17は、コア半体10,11を
突き合わせて圧接した状態で加熱して溶着したもので、
コア半体10,11を一体的に結合している。巻線窓1
8には、コイル(図示省略)を巻装する。19は摺動幅
を規制するために摺動幅規制溝によって形成した段差部
である。
【0040】図2は、この磁気ヘッド1における摺動面
の拡大図である。ここで、作動磁気ギャップ規制膜16
は、Cコア半体10とIコア半体11にそれぞれ形成し
た作動磁気ギャップ規制膜16a,16bの重合膜とな
る。この作動磁気ギャップ規制膜16は、Cコア半体1
0またはIコア半体11の何れか一方の側に形成した作
動磁気ギャップ規制膜によって所定の作動磁気ギャップ
を形成するようにすることもできる。
【0041】次に、図1および図2に示した複合型磁気
ヘッドの製造方法について、図3〜図9を用いて説明す
る。
【0042】先ず、Mn−Zn単結晶フェライトの1対
の母材ブロックを用意し、一方の母材ブロックは、図3
に示すように、巻線窓溝21を形成してCコア母材ブロ
ック20とする。次に、図4および図5に示すように、
このCコア母材ブロック20の巻線窓溝21を形成した
表面と他方の母材ブロック(Iコア母材ブロック)22
の表面に第1の金属磁性膜14をスパッタリング等の薄
膜形成技術を用いて所定の厚さに形成することで、第1
の金属磁性膜14を形成した金属磁性膜付Cコア母材ブ
ロック23と金属磁性膜付Iコア母材ブロック24を形
成する。このとき、必要に応じて、両者の界面(フェラ
イトと金属磁性膜の界面)に20〜200Å程度の厚さ
の非磁性膜を形成する。この非磁性膜は、主に、フェラ
イトと金属磁性膜の拡散防止と剥離防止を目的にした下
地膜として形成するものであるために、コア母材ブロッ
クと金属磁性膜の組み合わせ如何によっては不要であ
る。
【0043】次に、金属磁性膜付母材ブロック23,2
4を所定の方向の磁場中で熱処理することによって第1
の金属磁性膜14に蓄えている圧縮応力を緩和し、その
後、この金属磁性膜付母材ブロック23,24に対し
て、高精度ダイサ等を用いた加工によって、図6および
図7に示すように、トラック幅を規制するトラック幅規
制溝25と融着ガラス溝26を形成して、溝付Cコア母
材ブロック27と溝付Iコア母材ブロック28を得る。
この加工は、第1の金属磁性膜14の剥離が発生しない
ように、必要に応じて、フォトエッチング等のエッチン
グ技術を組み合わせて行う。
【0044】その後、この溝付Cコア母材ブロック27
および溝付Iコア母材ブロック28を十分に洗浄して、
図8,図9に示すように、第2の金属磁性膜15および
ギャップ規制膜16a,16bを所定の厚さに形成する
ことにより、Cコア半体母材ブロック29とIコア半体
母材ブロック30を得る。このとき、必要に応じて、フ
ェライトと金属磁性膜の界面に拡散防止および剥離防止
を目的として、非磁性膜を形成する。この非磁性膜は、
作動磁気ギャップと略平行な部分では疑似磁気ギャップ
として作用して記録性能に悪影響を及ぼすことがあるの
で、その膜厚は20〜200Å程度にすることが望まし
い。また、この非磁性膜を形成する前に、第1の金属磁
性膜14の表面をイオンビームエッチング等のエッチン
グ方法を用いて表面汚染を取り除いておくことにより、
疑似信号出力発生の抑圧に効果がある。また、非磁性膜
を形成しないで、第1の金属磁性膜14の上に直に第2
の金属磁性膜15を形成する場合においても、イオンビ
ームエッチング処理を施すことが有効である。
【0045】続いて、両母材ブロック29,30を所定
の方向の磁場中で熱処理を施して膜応力を緩和した後
に、図10に示すように、両母材ブロック29,30を
突き合わせ面同士で正確に位置させて突き合わせ、巻線
窓溝21および融着ガラス溝26に融着ガラス棒31
a,31bをセットする。その後、両母材ブロック2
9,30を圧接した状態で加熱して融着ガラス棒31
a,31bを融解させて両母材ブロック29,30を接
合することにより、図11に示すようなコア母材接合ブ
ロック32を得る。
【0046】そして、このコア母材接合ブロック32に
対して高精度ダイサ等を用いて摺動幅規制溝(19)を
形成した後に仮想線33に沿って切断して分割すること
によりヘッドチップを得る。その後、摺動面の鏡面加工
および曲面加工を施すことにより、図1に示したような
複合型磁気ヘッド1とする。
【0047】この第1の実施の形態において、トラック
(Tw)幅を約2μm,9μm,18μm,25μmと
し、金属磁性膜の膜厚(作動磁気ギャップと略平行な部
分に形成された金属磁性膜の膜厚)を約2μm,5μ
m,8μm,13μmとした複数種類の複合型磁気ヘッ
ドを作製し、コア基体(フェライト)12A,12Bの
クラックの発生状況を調べた。表1は、従来の製造方法
で作製した複合型磁気ヘッドの結果を示している。表に
おいて、○印は、クラックの発生が認められなかったこ
とを示し、×印は、クラックの発生が認められたことを
示している。
【0048】従来の製造方法で作製した複合型ヘッドに
おいては、トラック幅が18〜25μmの複合型磁気ヘ
ッドではクラックの発生が認められなかったものの、ト
ラック幅が2〜9μmと狭くなるとクラックが発生する
ことが判る。
【0049】一方、表2に示すように、本発明の第1の
実施の形態による複合型磁気ヘッド(第1の金属磁性膜
厚は、作動磁気ギャップと略平行な部分の金属磁性膜の
膜厚の総厚の約70%とした)では、クラック発生に対
する耐力が大きくなっていることが分かる。トラック幅
が9μmの複合型磁気ヘッドでは、従来の複合型磁気ヘ
ッドでは金属磁性膜の膜厚を2μm程度とすることが限
界であったものが、本発明の第1の実施の形態による複
合型磁気ヘッドによれば、金属磁性膜の膜厚(第1の金
属磁性膜の膜厚と第2の金属磁性膜厚の総厚)を8μm
程度まで厚くすることができることが判る。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】表3は、従来の複合型磁気ヘッドと本発明
の第1の実施の形態において得た複合型磁気ヘッドの記
録特性を示している。記録媒体としては、保磁力が15
00Oeの磁気テープを用いた。そして、トラック幅を
9μm、ギャップ深さを15μmとした複合型磁気ヘッ
ドについて比較した。従来の複合型磁気ヘッドでは、ク
ラックの発生を考慮すると、金属磁性膜の膜厚は2μm
程度が限界となってしまうが、本発明の第1の実施の形
態による複合型磁気ヘッドは、クラック発生に対する耐
力が大きくなっていることから、金属磁性膜の膜厚(第
1の金属磁性膜の膜厚と第2の金属磁性膜の膜厚の合
計)を8μm程度まで厚くすることができる。従って、
従来の複合型磁気ヘッドに比較して、特に低域での記録
特性が大幅(1〜2dB程度)に向上させることができ
ることが判る。
【0054】このような効果は、第1の金属磁性膜の組
成と第2の金属磁性膜の組成が異なっている場合でも、
同様に得ることができる。但し、その場合には、記録特
性向上の観点からは、第2の金属磁性膜の飽和磁束密度
を第1の金属磁性膜の飽和磁束密度よりも高くすること
が望ましい。
【0055】また、第1の金属磁性膜としてFe−C系
微結晶材料を用い、第2の金属磁性膜としては高耐食性
を示すFe−N系微結晶膜を用いて作製した複合型磁気
ヘッドは、単一のFe−C系微結晶膜で作製した複合型
磁気ヘッドに比較して高い信頼性を得ることができる。
【0056】第2の実施の形態 図12は、本発明の第2の実施の形態における複合型磁
気ヘッド2の概略を示す斜視図であり、コイルは図示を
省略している。図12において、前述した第1の実施の
形態と同一または同等部分には同一符号を付して重複す
る一部の説明を省略する。図13は、作動磁気ギャップ
部分の拡大図である。
【0057】この実施の形態における複合型磁気ヘッド
2は、作動磁気ギャップ対向面の金属磁性膜を、第1の
実施の形態における第1の金属磁性膜の膜厚と第2の金
属磁性膜厚の総厚と同等に、第1の金属磁性膜14によ
って分厚く形成することにより、複合型磁気ヘッドのコ
アの主体をなす酸化物磁性材料(Mn−Zn単結晶フェ
ライト)のコア基体12A,12Bにクラックが発生す
るのを抑制しつつ作動磁気ギャップに強い磁界を発生す
ることができるようにしたものである。
【0058】次に、この複合型磁気ヘッド2の製造方法
を図14および図15を用いて説明する。
【0059】先ず、Mn−Zn単結晶フェライトの1対
の母材ブロックを用意し、一方の母材ブロックには巻線
溝加工を施してCコア母材ブロックとする。他方の母材
ブロックは、Iコア母材ブロックとする。続いて、Cコ
ア母材ブロックの巻線溝加工した表面とIコア母材ブロ
ックの表面に第1の金属磁性膜をスパッタリング等の薄
膜形成技術を用いて所定の厚さに形成することにより、
金属磁性膜付Cコア母材ブロックと金属磁性膜付Iコア
母材ブロックを得る。このとき、必要に応じて、両者の
界面に20〜200Å程度の厚さに非磁性膜を形成す
る。
【0060】次に、この金属磁性膜付母材ブロックを所
定の方向の磁場中で熱処理を施して薄膜成形によって発
生した応力を緩和した後に、この金属磁性膜付母材ブロ
ックに対して、高精度ダイサ等を用いてトラック幅規制
溝と融着ガラス溝を形成することにより、溝付Cコア母
材ブロックおよび溝付Iコア母材ブロックを得る。
【0061】その後、この溝付Cコア母材ブロックおよ
び溝付Iコア母材ブロックを十分に洗浄した後に、非磁
性膜を介在させて第2の金属磁性膜を積層する。この第
2の実施の形態では、第1および第2の金属磁性膜は、
同一組成のCo系非晶質材料(飽和磁束密度:1.2
T)を用い、第2の金属磁性膜は2層構造とした。
【0062】図14は、このように金属磁性膜を積層し
た溝付Cコア母材ブロックの一部を拡大して例示したも
のであり、12Aはコア基体、13a,13bは非磁性
膜(下地膜と層間膜)、14は第1の金属磁性膜、15
a,15bは第2の金属磁性膜である。溝付Iコア母材
ブロックも同様である。
【0063】その後、所定の方向に磁場中で熱処理を施
して金属磁性膜の応力を緩和した後に、図15に示すよ
うに、第1の金属磁性膜14が露出するまで付き合わせ
面を研磨する。その後、溝付Cコア母材ブロックおよび
溝付Iコア母材ブロックの突き合わせ面に作動磁気ギャ
ップ規制膜を形成する。
【0064】その後、前述した第1の実施の形態におけ
る図10に示す工程以降の工程と同様の加工を行うこと
により、図12に示したような複合型磁気ヘッド2を完
成する。
【0065】この第2の実施の形態において、トラック
(Tw)幅を約9μm,18μm,25μmとし、第1
の金属磁性膜14の研磨後の膜厚(作動磁気ギャップと
略平行な部分に形成された金属磁性膜の膜厚)を約2μ
m,5μm,8μm,13μmとし、また、第2の金属
磁性膜の側面(斜面)部分の膜厚(作動磁気ギャップと
非平行な側面部分に形成された金属磁性膜の膜厚)およ
び膜構成を0.7μmの2層構造とした複合型磁気ヘッ
ドを作製し、コア基体(フェライト)12A,12Bの
クラック発生状況を調べた。表4は、この第2の実施の
形態における製造方法で作製した複合型磁気ヘッドのク
ラック発生状況を示している。この第2の実施の形態に
おける複合型磁気ヘッドも、第1の実施の形態における
複合型磁気ヘッドと同様に、クラック発生に対する耐力
が大きくなっていることが判る。
【0066】
【表4】
【0067】
【表5】
【0068】表5は、従来の複合型磁気ヘッドとこの第
2の実施の形態において得た複合型磁気ヘッドの記録特
性を示している。記録媒体としては、保磁力が1500
Oeの磁気テープを用いた。そして、トラック幅を9μ
m、ギャップ深さを15μmとした複合型磁気ヘッドに
ついて比較した。従来の複合型磁気ヘッドでは、クラッ
クの発生を考慮すると、金属磁性膜の膜厚は2μm程度
が限界となってしまうが、本発明の複合型磁気ヘッドは
クラック発生に対する耐力が大きくなっていることか
ら、金属磁性膜の膜厚(作動磁気ギャップと略平行な部
分の金属磁性膜の膜厚)を8μm程度まで厚くすること
ができる。従って、従来の複合型磁気ヘッドに比較し
て、特に低域での記録特性が大幅(1.5dB程度)に
向上していることが判る。
【0069】このような特性は、第1の金属磁性膜の組
成と第2の金属磁性膜の組成が異なっている場合でも、
同様に得られる。
【0070】
【発明の効果】本発明は、コア半体の主体である酸化物
磁性部材の作動磁気ギャップ形成接合部には、作動磁気
ギャップ対向面にトラック幅方向と略同幅に形成した第
1の金属磁性膜と作動磁気ギャップ対向面と非平行な側
面に前記第1の金属磁性膜に接合する第2の金属磁性膜
を設けたことにより、狭いトラック幅の構成においても
酸化物磁性部材にクラックが発生するのを抑制すること
ができると共に記録能力の大きい複合型磁気ヘッドを得
ることができる。
【0071】また、その製造方法としては、酸化物磁性
材料のコア母材上に第1の金属磁性膜を形成した後にト
ラック幅規制溝を形成し、その後に第2の金属磁性膜を
形成する工程を採用することが有効である。
【0072】また、金属磁性膜を形成した後に熱処理す
ることによって膜応力を緩和する工程を加えることによ
り、歩留まり良く製造することができる。
【0073】このような複合型磁気ヘッドは、トラック
幅が2μm〜18μmのものに特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における複合型磁気
ヘッドの外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における複合型磁気
ヘッドの摺動面の拡大図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における複合型磁気
ヘッドの製造過程を示す説明図であり、Cコア母材ブロ
ックの斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における複合型磁気
ヘッドの製造過程を示す説明図であり、金属磁性膜付C
コア母材ブロックの斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における複合型磁気
ヘッドの製造過程を示す説明図であり、金属磁性膜付I
コア母材ブロックの斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における複合型磁気
ヘッドの製造過程を示す説明図であり、溝付Cコア母材
ブロックの斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における複合型磁気
ヘッドの製造過程を示す説明図であり、溝付Iコア母材
ブロックの斜視図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態における複合型磁気
ヘッドの製造過程を示す説明図であり、Cコア半体母材
ブロックの斜視図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態における複合型磁気
ヘッドの製造過程を示す説明図であり、Iコア半体母材
ブロックの斜視図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態における複合型磁
気ヘッドの製造過程を示す説明図であり、コア半体母材
ブロックの接合工程における斜視図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態における複合型磁
気ヘッドの製造過程を示す説明図であり、コア母材接合
ブロックの斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態における複合型磁
気ヘッドの外観を示す斜視図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態における複合型磁
気ヘッドの摺動面の拡大図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態における複合型磁
気ヘッドの製造過程を示す説明図であり、溝付Cコア母
材ブロックの一部を拡大して示す平面図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態における複合型磁
気ヘッドの製造過程を示す説明図であり、研磨した溝付
Cコア母材ブロックの一部を拡大して示す平面図であ
る。
【図16】従来の製造方法により作成された複合型磁気
ヘッドの外観を示す斜視図である。
【図17】複合型磁気ヘッドの記録時の磁束の伝達を示
す説明図である。
【符号の説明】
1,2…複合型磁気ヘッド、10…Cコア半体、11…
Iコア半体、12A,12B…コア基体、13…非磁性
膜(下地膜)、14…第1の金属磁性膜、15…第2の
金属磁性膜、16…作動磁気ギャップ膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲田 健吉 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所AV事業部内 (72)発明者 笹嶋 崇三 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所AV事業部内 Fターム(参考) 5D093 AA01 AB03 AD05 BB04 CA07 DA02 JA06 5D111 AA23 BB12 CC26 FF08 GG03 JJ05 KK01 KK11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化物磁性部材の表面に金属磁性膜を設け
    た2つのコア半体の接合部に作動磁気ギャップを形成し
    たコアを備えた複合型磁気ヘッドにおいて、 前記酸化物磁性部材の作動磁気ギャップ形成接合部は、
    作動磁気ギャップ対向面にトラック幅方向と略同幅に形
    成した第1の金属磁性膜を備え、作動磁気ギャップ対向
    面と非平行な側面には前記第1の金属磁性膜に接合する
    第2の金属磁性膜を備えたことを特徴とする複合型磁気
    ヘッド。
  2. 【請求項2】請求項1において、トラック幅を2μm〜
    18μmとしたことを特徴とする複合型磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記第2の金
    属磁性膜は、作動磁気ギャップ対向面においては前記第
    1の金属磁性膜を覆うように設けたことを特徴とする複
    合型磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、前記第2の金
    属磁性膜は、作動磁気ギャップ対向面においては前記第
    1の金属磁性膜の側端面に接合するように設けたことを
    特徴とする複合型磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の1項において、前記第1の
    金属磁性膜および前記第2の金属磁性膜は、略同一組成
    の金属磁性膜としたことを特徴とする複合型磁気ヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】請求項1〜4の1項において、前記第1の
    金属磁性膜および前記第2の金属磁性膜は、異なる組成
    の金属磁性膜としたことを特徴とする複合型磁気ヘッ
    ド。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記第2の金属磁性膜
    の飽和磁束密度を前記第1の金属磁性膜の飽和磁束密度
    より高くしたことを特徴とする複合型磁気ヘッド。
  8. 【請求項8】請求項6または7において、前記第1の金
    属磁性膜は、Fe−C系微結晶材料を用い、前記第2の
    金属磁性膜は、高耐食性のFe−N系微結晶材料を用い
    て形成したことを特徴とする複合型磁気ヘッド。
  9. 【請求項9】酸化物磁性材料のコア母材上に第1の金属
    磁性膜を形成した後にトラック幅規制溝を形成し、その
    後、第2の金属磁性膜を形成することを特徴とする請求
    項1〜3の1項に記載した複合型磁気ヘッドの製造方
    法。
  10. 【請求項10】酸化物磁性材料のコア母材上に第1の金
    属磁性膜を形成した後にトラック幅規制溝を形成し、そ
    の後、その上に複数層の第2の金属磁性膜を形成し、そ
    の後、作動磁気ギャップ形成接合部の第2の金属磁性膜
    を第1の金属磁性膜が露出するまで研磨してコア半体を
    形成することを特徴とする請求項1または2または4に
    記載した複合型磁気ヘッドの製造方法。
  11. 【請求項11】請求項9または10において、第1の金
    属磁性膜を形成した後に熱処理を行い、その後にトラッ
    ク幅規制溝を形成し、その後に第2の金属磁性膜を形成
    し、更に熱処理することを特徴とする複合型磁気ヘッド
    の製造方法。
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