JP2000331795A - マイクロ波式プラズマトーチ及び有機ハロゲン化合物の分解装置 - Google Patents
マイクロ波式プラズマトーチ及び有機ハロゲン化合物の分解装置Info
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- JP2000331795A JP2000331795A JP11140714A JP14071499A JP2000331795A JP 2000331795 A JP2000331795 A JP 2000331795A JP 11140714 A JP11140714 A JP 11140714A JP 14071499 A JP14071499 A JP 14071499A JP 2000331795 A JP2000331795 A JP 2000331795A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02C—CAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
- Y02C20/00—Capture or disposal of greenhouse gases
- Y02C20/30—Capture or disposal of greenhouse gases of perfluorocarbons [PFC], hydrofluorocarbons [HFC] or sulfur hexafluoride [SF6]
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- Fire-Extinguishing Compositions (AREA)
- Plasma Technology (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 運転開始時における良好な着火性能を有し、
しかも着火後は良好なプラズマ形状を維持して安定した
運転を可能にするマイクロ波式プラズマトーチ及び有機
ハロゲン化合物の分解装置を提供する。 【解決手段】 外側導体8及び内側導体9よりなる円筒
導波管7と、該円筒導波管7内に同軸に設置された内管
11及び外管12よりなる二重構造の放電管5とを具備
し、前記内側導体9を延長してなるプローブアンテナ9
aが前記放電管5を囲むように配置され、前記内管11
の先端を前記プローブアンテナ9aの先端より内側に位
置せしめた。
しかも着火後は良好なプラズマ形状を維持して安定した
運転を可能にするマイクロ波式プラズマトーチ及び有機
ハロゲン化合物の分解装置を提供する。 【解決手段】 外側導体8及び内側導体9よりなる円筒
導波管7と、該円筒導波管7内に同軸に設置された内管
11及び外管12よりなる二重構造の放電管5とを具備
し、前記内側導体9を延長してなるプローブアンテナ9
aが前記放電管5を囲むように配置され、前記内管11
の先端を前記プローブアンテナ9aの先端より内側に位
置せしめた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマを利用し
た有機ハロゲン化合物の分解装置に係わり、特に、マイ
クロ波を利用してプラズマを発生させるようにした有機
ハロゲン化合物の分解装置、及びこの分解装置に用いて
好適なマイクロ波式プラズマトーチに関するものであ
る。
た有機ハロゲン化合物の分解装置に係わり、特に、マイ
クロ波を利用してプラズマを発生させるようにした有機
ハロゲン化合物の分解装置、及びこの分解装置に用いて
好適なマイクロ波式プラズマトーチに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】分子内にフッ素、塩素、臭素等を含んだ
フロン、トリクロロメタン、ハロン等の有機ハロゲン化
合物は、冷媒、溶剤、消火剤等の幅広い用途に大量に使
用されており、産業分野における重要度は極めて高い。
しかし、これら化合物は揮発性が高く、未処理のまま大
気、土壌、水等の環境に放出されると、発ガン性物質の
生成、オゾン層の破壊等、環境に悪影響を及ぼすことが
あるため、環境保全の見地から無害化処理を行う必要が
ある。
フロン、トリクロロメタン、ハロン等の有機ハロゲン化
合物は、冷媒、溶剤、消火剤等の幅広い用途に大量に使
用されており、産業分野における重要度は極めて高い。
しかし、これら化合物は揮発性が高く、未処理のまま大
気、土壌、水等の環境に放出されると、発ガン性物質の
生成、オゾン層の破壊等、環境に悪影響を及ぼすことが
あるため、環境保全の見地から無害化処理を行う必要が
ある。
【0003】従来から有機ハロゲン化合物の処理方法と
して報告されているものは、主として高温での分解反応
を利用したものがあり、この処理方法は更に焼却法とプ
ラズマ法とに大別される。焼却法は、有機ハロゲン化合
物をセメントキルンやロータリーキルンで焼却するもの
であるのに対し、プラズマ法は、プラズマ中で有機ハロ
ゲン化合物を水蒸気と反応させ、二酸化炭素、塩化水
素、フッ化水素に分解するものである。
して報告されているものは、主として高温での分解反応
を利用したものがあり、この処理方法は更に焼却法とプ
ラズマ法とに大別される。焼却法は、有機ハロゲン化合
物をセメントキルンやロータリーキルンで焼却するもの
であるのに対し、プラズマ法は、プラズマ中で有機ハロ
ゲン化合物を水蒸気と反応させ、二酸化炭素、塩化水
素、フッ化水素に分解するものである。
【0004】さらに、後者のプラズマ法に係る有機ハロ
ゲン化合物の分解装置については、マイクロ波を利用し
てプラズマを発生させるものがある。この分解装置は、
アルカリ液を収容する排ガス処理タンクと、開口した下
端部をアルカリ液に浸漬した状態で配設される反応管
と、該反応管の上方において垂直方向に延在する円筒導
波管と、該円筒導波管の内部に配されその下端を貫通し
て反応管に連通する放電管と、水平方向に延在しその一
端部近傍において円筒導波管に連接される方形導波管
と、該方形導波管の他端に装着されるマイクロ波発振器
等を具備してなる。
ゲン化合物の分解装置については、マイクロ波を利用し
てプラズマを発生させるものがある。この分解装置は、
アルカリ液を収容する排ガス処理タンクと、開口した下
端部をアルカリ液に浸漬した状態で配設される反応管
と、該反応管の上方において垂直方向に延在する円筒導
波管と、該円筒導波管の内部に配されその下端を貫通し
て反応管に連通する放電管と、水平方向に延在しその一
端部近傍において円筒導波管に連接される方形導波管
と、該方形導波管の他端に装着されるマイクロ波発振器
等を具備してなる。
【0005】この分解装置では、放電管にフロンガスお
よび水蒸気が供給される一方で、マイクロ波発振器から
発振されたマイクロ波が方形導波管を介して円筒導波管
に伝送される。そして、円筒導波管の内部に形成された
マイクロ波電界で放電を起こし、反応管内でフロンガス
を熱プラズマにより分解する。他方、この分解反応によ
り生成された生成ガスは、アルカリ液中を通って中和さ
れた後、炭酸ガス等を含む残りのガスは排気ダクトから
排出される。
よび水蒸気が供給される一方で、マイクロ波発振器から
発振されたマイクロ波が方形導波管を介して円筒導波管
に伝送される。そして、円筒導波管の内部に形成された
マイクロ波電界で放電を起こし、反応管内でフロンガス
を熱プラズマにより分解する。他方、この分解反応によ
り生成された生成ガスは、アルカリ液中を通って中和さ
れた後、炭酸ガス等を含む残りのガスは排気ダクトから
排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したプ
ラズマ法に係る有機ハロゲン化合物の分解装置において
は、運転開始時における確実で安定したガスへの着火が
求められている。また、着火が完了した後の装置運転中
は、良好なプラズマ形状を維持して安定した分解反応を
継続することが重要である。
ラズマ法に係る有機ハロゲン化合物の分解装置において
は、運転開始時における確実で安定したガスへの着火が
求められている。また、着火が完了した後の装置運転中
は、良好なプラズマ形状を維持して安定した分解反応を
継続することが重要である。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、運転開始時における良好
な着火性能を有し、しかも着火後は良好なプラズマ形状
を維持して安定した運転を可能にするマイクロ波式プラ
ズマトーチ及び有機ハロゲン化合物の分解装置を提供す
ることにある。
で、その目的とするところは、運転開始時における良好
な着火性能を有し、しかも着火後は良好なプラズマ形状
を維持して安定した運転を可能にするマイクロ波式プラ
ズマトーチ及び有機ハロゲン化合物の分解装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては以下の構成を採用した。請求項1
記載のマイクロ波式プラズマトーチは、外側導体及び内
側導体よりなる円筒導波管と、該円筒導波管内に同軸に
設置された内管及び外管よりなる二重構造の放電管とを
具備し、前記内側導体を延長してなるプローブアンテナ
が前記放電管を囲むように配置され、前記内管の先端を
前記プローブアンテナの先端より内側に位置せしめたこ
とを特徴とするものである。
に、本発明においては以下の構成を採用した。請求項1
記載のマイクロ波式プラズマトーチは、外側導体及び内
側導体よりなる円筒導波管と、該円筒導波管内に同軸に
設置された内管及び外管よりなる二重構造の放電管とを
具備し、前記内側導体を延長してなるプローブアンテナ
が前記放電管を囲むように配置され、前記内管の先端を
前記プローブアンテナの先端より内側に位置せしめたこ
とを特徴とするものである。
【0009】このようなマイクロ波式プラズマトーチに
よれば、内管と外管との間を螺旋状に流れて流出するガ
ス流が、内管の真下によどみを形成する。このため、ガ
ス流のよどみに対して、容易に着火できるようになる。
また、内管の先端をプローブアンテナの先端より内側に
位置せしめたので、内管先端部がプラズマのエネルギ集
中部から離れて熱影響を受けにくくなる。
よれば、内管と外管との間を螺旋状に流れて流出するガ
ス流が、内管の真下によどみを形成する。このため、ガ
ス流のよどみに対して、容易に着火できるようになる。
また、内管の先端をプローブアンテナの先端より内側に
位置せしめたので、内管先端部がプラズマのエネルギ集
中部から離れて熱影響を受けにくくなる。
【0010】請求項2記載の有機ハロゲン化合物の分解
装置は、有機ハロゲン化合物の分解物を中和処理するた
めの処理液が収容された排ガス処理タンクと、開口した
下端部が前記排ガス処理タンク内の処理液に浸漬した状
態で配設された反応管と、該反応管の上方において垂直
方向に延在する外側導体及び内側導体よりなる円筒導波
管と、該円筒導波管内に同軸に設置された内管及び外管
よりなる二重構造の放電管とを具備し、前記内側導体を
延長してなるプローブアンテナが前記放電管を囲むよう
に配置され、前記内管の先端を前記プローブアンテナの
先端より内側に位置せしめたマイクロ波式プラズマトー
チと、を具備して構成したことを特徴とするものであ
る。
装置は、有機ハロゲン化合物の分解物を中和処理するた
めの処理液が収容された排ガス処理タンクと、開口した
下端部が前記排ガス処理タンク内の処理液に浸漬した状
態で配設された反応管と、該反応管の上方において垂直
方向に延在する外側導体及び内側導体よりなる円筒導波
管と、該円筒導波管内に同軸に設置された内管及び外管
よりなる二重構造の放電管とを具備し、前記内側導体を
延長してなるプローブアンテナが前記放電管を囲むよう
に配置され、前記内管の先端を前記プローブアンテナの
先端より内側に位置せしめたマイクロ波式プラズマトー
チと、を具備して構成したことを特徴とするものであ
る。
【0011】このような有機ハロゲン化合物の分解装置
によれば、運転開始時における確実で安定した着火性能
と、運転中における良好なプラズマ形状の維持により安
定した分解反応の継続が可能となる。
によれば、運転開始時における確実で安定した着火性能
と、運転中における良好なプラズマ形状の維持により安
定した分解反応の継続が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図1から図5を参照しながら説明する。図3におい
て水平方向に延びる方形導波管1は、その始端部(左端
部)に周波数2.45GHzのマイクロ波を発振するマ
イクロ波発振器2を備えており、始端側から終端(右
端)側に向けてマイクロ波を伝送する。
て、図1から図5を参照しながら説明する。図3におい
て水平方向に延びる方形導波管1は、その始端部(左端
部)に周波数2.45GHzのマイクロ波を発振するマ
イクロ波発振器2を備えており、始端側から終端(右
端)側に向けてマイクロ波を伝送する。
【0013】方形導波管1には、図1に示すように、そ
の終端部側で反射して始端部側に戻ってきたマイクロ波
を吸収することにより反射波の発振側への影響を防止す
るアイソレータ3と、複数の波動調整部材4を各々出入
りさせることにより電波の波動的な不整合量を調整して
放電管5に電波を収束させるチューナー6が設けられて
いる。
の終端部側で反射して始端部側に戻ってきたマイクロ波
を吸収することにより反射波の発振側への影響を防止す
るアイソレータ3と、複数の波動調整部材4を各々出入
りさせることにより電波の波動的な不整合量を調整して
放電管5に電波を収束させるチューナー6が設けられて
いる。
【0014】円筒導波管7は、図2(a)に示すよう
に、外側導体8と、それよりも小径の内側導体9とから
構成され、方形導波管1の終端部近傍において当該方形
導波管1に連通した状態で垂直方向に延びるように接続
されている。内側導体9は、方形導波管1の上部に固定
された状態で石英製の放電管5を囲みつつ外側導体8の
端板8Aに向けて延在し、この延在部分をプローブアン
テナ9aとしている。
に、外側導体8と、それよりも小径の内側導体9とから
構成され、方形導波管1の終端部近傍において当該方形
導波管1に連通した状態で垂直方向に延びるように接続
されている。内側導体9は、方形導波管1の上部に固定
された状態で石英製の放電管5を囲みつつ外側導体8の
端板8Aに向けて延在し、この延在部分をプローブアン
テナ9aとしている。
【0015】放電管5は、内管11と外管12とから構
成された二重構造のものを採用しており、内管11と外
管12との間がガス流路となっている。このような二重
管式の放電管5は、円筒導波管7の中心軸に対して同軸
となるよう内側に配置されている。以後本発明では、円
筒導波管7と放電管5とを組み合わせたものをマイクロ
波式プラズマトーチ(又は単にプラズマトーチ)と称す
る。また、放電管5の内管11には、着火装置13によ
り発熱するテスラコイル14が挿入されている。
成された二重構造のものを採用しており、内管11と外
管12との間がガス流路となっている。このような二重
管式の放電管5は、円筒導波管7の中心軸に対して同軸
となるよう内側に配置されている。以後本発明では、円
筒導波管7と放電管5とを組み合わせたものをマイクロ
波式プラズマトーチ(又は単にプラズマトーチ)と称す
る。また、放電管5の内管11には、着火装置13によ
り発熱するテスラコイル14が挿入されている。
【0016】さらに、内管11の先端(下端)は、内側
導体7を下方へ延長し放電管5を囲むように配置したプ
ローブアンテナ9aの先端よりも所定の距離Lだけ内方
(上方)に引っ込んだ位置に配置されている(図2
(b)参照)。この距離Lは、着火性を優先した場合、
プローブアンテナ9aの先端と内管11の先端とが一致
するように、すなわちL=0に設定するのがベストであ
る。しかし、L=0に設定すると、着火と同時に内管1
1の先端部がプラズマのエネルギ集中部にさらされるた
め、運転を継続することによって、その熱影響による溶
融変形が生じることになる。内管11の先端部に溶融変
形が生じると、内管11と外管12との間から流出する
ガスの流れが不安定となり、プラズマ形状にも著しい変
形が生じることになる。従って、分解反応が不安定にな
ったり、あるいは変形したプラズマの熱影響を受けて外
管12が破損するということもある。
導体7を下方へ延長し放電管5を囲むように配置したプ
ローブアンテナ9aの先端よりも所定の距離Lだけ内方
(上方)に引っ込んだ位置に配置されている(図2
(b)参照)。この距離Lは、着火性を優先した場合、
プローブアンテナ9aの先端と内管11の先端とが一致
するように、すなわちL=0に設定するのがベストであ
る。しかし、L=0に設定すると、着火と同時に内管1
1の先端部がプラズマのエネルギ集中部にさらされるた
め、運転を継続することによって、その熱影響による溶
融変形が生じることになる。内管11の先端部に溶融変
形が生じると、内管11と外管12との間から流出する
ガスの流れが不安定となり、プラズマ形状にも著しい変
形が生じることになる。従って、分解反応が不安定にな
ったり、あるいは変形したプラズマの熱影響を受けて外
管12が破損するということもある。
【0017】しかし、本発明では、上述したように内管
11の先端部を上げてプローブアンテナ9aの先端部と
の間に距離Lを設けてあるので、内管11の先端部はプ
ラズマのエネルギ集中部から離れて熱影響を受けなくな
る。また、距離Lを大きくすればするほど熱影響の面で
はより一層有利にはなるが、その分だけガスの旋回流を
形成する距離が短くなるので、限られたスペース内では
熱影響と旋回流形成との適度なバランスを考慮する必要
がある。なお、内管11の先端をプローブアンテナ9a
の先端より下方へ延ばして突出させた場合は、やはりプ
ラズマの熱影響を大きく受けることになるので好ましく
ない。
11の先端部を上げてプローブアンテナ9aの先端部と
の間に距離Lを設けてあるので、内管11の先端部はプ
ラズマのエネルギ集中部から離れて熱影響を受けなくな
る。また、距離Lを大きくすればするほど熱影響の面で
はより一層有利にはなるが、その分だけガスの旋回流を
形成する距離が短くなるので、限られたスペース内では
熱影響と旋回流形成との適度なバランスを考慮する必要
がある。なお、内管11の先端をプローブアンテナ9a
の先端より下方へ延ばして突出させた場合は、やはりプ
ラズマの熱影響を大きく受けることになるので好ましく
ない。
【0018】他方、外管12の先端部は、外側導体8の
端板8Aを貫通して銅製の反応管15に連通し、また、
外管12の基端側(上端側)は、内側導体9との間に隙
間をあけた状態で取り付けられている。符号17は、外
側導体8の端板8Aと反応管15との間に露出する外筒
12に向けられた光センサ17である。この光センサ1
7は、光度を検出することにより、プラズマの生成状態
を監視するものである。
端板8Aを貫通して銅製の反応管15に連通し、また、
外管12の基端側(上端側)は、内側導体9との間に隙
間をあけた状態で取り付けられている。符号17は、外
側導体8の端板8Aと反応管15との間に露出する外筒
12に向けられた光センサ17である。この光センサ1
7は、光度を検出することにより、プラズマの生成状態
を監視するものである。
【0019】そして、前記隙間には、ガス供給管16が
外管12の接線方向に沿って挿入され、アルゴンガス、
フロンガス(有機ハロゲン化合物)、エアー、および水
蒸気は、ガス供給管16を介して放電管5に供給され
る。これらアルゴンガス、フロンガス、およびエアー
は、図1に示す電磁弁19a、19b、19cの開閉動
作により、それぞれの供給源から選択的にヒータ18へ
と送られる。
外管12の接線方向に沿って挿入され、アルゴンガス、
フロンガス(有機ハロゲン化合物)、エアー、および水
蒸気は、ガス供給管16を介して放電管5に供給され
る。これらアルゴンガス、フロンガス、およびエアー
は、図1に示す電磁弁19a、19b、19cの開閉動
作により、それぞれの供給源から選択的にヒータ18へ
と送られる。
【0020】アルゴンガスは、プラズマの発生に先立っ
て着火を容易にするために供給されるもので、アルゴン
ボンベ21に貯蔵されている。このアルゴンボンベ21
と電磁弁19aとの間には、圧力調整機22と圧力スイ
ッチ23が設けられている。
て着火を容易にするために供給されるもので、アルゴン
ボンベ21に貯蔵されている。このアルゴンボンベ21
と電磁弁19aとの間には、圧力調整機22と圧力スイ
ッチ23が設けられている。
【0021】エアーは、系内に残存する水分を除去して
着火の安定性を高めるために、また、系内に残存するガ
スを排出するために、エアーコンプレッサ24から供給
されるもので、空気、窒素ガス、アルゴンガス等が用い
られる。水蒸気は、フロンガスの分解に必要なもので、
プランジャポンプ25によって貯水タンク26内の水を
ヒータ18に送り込むことで生成される。この貯水タン
ク26には、水位の変動を検知するレベルスイッチ27
が設けられている。
着火の安定性を高めるために、また、系内に残存するガ
スを排出するために、エアーコンプレッサ24から供給
されるもので、空気、窒素ガス、アルゴンガス等が用い
られる。水蒸気は、フロンガスの分解に必要なもので、
プランジャポンプ25によって貯水タンク26内の水を
ヒータ18に送り込むことで生成される。この貯水タン
ク26には、水位の変動を検知するレベルスイッチ27
が設けられている。
【0022】フロンガスは、回収フロンボンベ28に液
貯蔵されていて、この回収フロンボンベ28と電磁弁1
9bとの間には、絞り装置31、ミストセパレータ3
2、および圧力スイッチ33が設けられている。
貯蔵されていて、この回収フロンボンベ28と電磁弁1
9bとの間には、絞り装置31、ミストセパレータ3
2、および圧力スイッチ33が設けられている。
【0023】ミストセパレータ32は、フロンガス中に
含まれる油分(潤滑油)および水分を除去するためのも
ので、衝突式や遠心分離式のものが採用される。ヒータ
18は、フロンガスに反応させる水蒸気を生成するだけ
でなく、フロンガス等をあらかじめ加熱しておくことに
より、装置内で水蒸気がフロンガス等に冷やされて再凝
縮するといった不具合を回避することも意図して設けら
れており、電気式、スチーム式等の加熱方式が採用され
る。
含まれる油分(潤滑油)および水分を除去するためのも
ので、衝突式や遠心分離式のものが採用される。ヒータ
18は、フロンガスに反応させる水蒸気を生成するだけ
でなく、フロンガス等をあらかじめ加熱しておくことに
より、装置内で水蒸気がフロンガス等に冷やされて再凝
縮するといった不具合を回避することも意図して設けら
れており、電気式、スチーム式等の加熱方式が採用され
る。
【0024】ヒータ18内には、並列する二つの流路3
4a、34bが形成されていて、一方の流路34aには
フロンガス、アルゴンガス、およびエアーが導入され、
他方の流路34bには貯水タンク26から水が導入され
て水蒸気が生成される。
4a、34bが形成されていて、一方の流路34aには
フロンガス、アルゴンガス、およびエアーが導入され、
他方の流路34bには貯水タンク26から水が導入され
て水蒸気が生成される。
【0025】しかるに、ヒータ18を通過したフロンガ
ス等と水蒸気は、ミキサー37内で混合された後、ガス
供給管16を通って放電管5へと供給される。ミキサー
37の内部には、図4に示すように、オリフィス38が
設けられ、その開口38aはφ0.1mm〜5mmに設定さ
れている。また、この開口38aが臨むミキサー37の
出口側端面37Aは、流路断面が漸次縮小するような傾
斜面をなしている。
ス等と水蒸気は、ミキサー37内で混合された後、ガス
供給管16を通って放電管5へと供給される。ミキサー
37の内部には、図4に示すように、オリフィス38が
設けられ、その開口38aはφ0.1mm〜5mmに設定さ
れている。また、この開口38aが臨むミキサー37の
出口側端面37Aは、流路断面が漸次縮小するような傾
斜面をなしている。
【0026】排ガス処理タンク41は、フロンガスを分
解した際に生成される酸性ガス(フッ化水素および塩化
水素)を中和して無害化するために設けられたものであ
り、水に水酸化カルシウムを加えたアルカリ性懸濁液が
収容されている。例えば、分解するフロンガスが廃冷蔵
庫から回収した冷媒用のフロンR12の場合には、式1
に示す分解反応によって生成された生成ガスは式2に示
す中和反応により無害化される。
解した際に生成される酸性ガス(フッ化水素および塩化
水素)を中和して無害化するために設けられたものであ
り、水に水酸化カルシウムを加えたアルカリ性懸濁液が
収容されている。例えば、分解するフロンガスが廃冷蔵
庫から回収した冷媒用のフロンR12の場合には、式1
に示す分解反応によって生成された生成ガスは式2に示
す中和反応により無害化される。
【0027】
【式1】 CCl2F2+2H2O→2HCl+2HF+CO2
【式2】 2HCl+Ca(OH)2→CaCl2+2H2O 2HF +Ca(OH)2→CaF2 +2H2O
【0028】式2の中和反応により生成された中和生成
物(塩化カルシウムおよびフッ化カルシウム)は溶解度
が小さいため、一部はアルカリ液に溶解するが、ほとん
どはスラリーとして存在する。また、式1の分解反応に
より生成された二酸化炭素と、式2の中和反応により排
出基準値以下の微少量に低減された酸性ガスは、排ガス
処理タンク41の上方に接続された排気ダクト42から
ブロア43により系外に排出される。
物(塩化カルシウムおよびフッ化カルシウム)は溶解度
が小さいため、一部はアルカリ液に溶解するが、ほとん
どはスラリーとして存在する。また、式1の分解反応に
より生成された二酸化炭素と、式2の中和反応により排
出基準値以下の微少量に低減された酸性ガスは、排ガス
処理タンク41の上方に接続された排気ダクト42から
ブロア43により系外に排出される。
【0029】排ガス処理タンク41の内部には、交換継
手44を介して反応管15に接続される吹込管45が、
その下端部をアルカリ液に浸漬した状態で垂直方向に延
びるように配置されている。この吹込管45の先端部4
5aは、垂直方向に対して所定の角度傾斜するように形
成されている。
手44を介して反応管15に接続される吹込管45が、
その下端部をアルカリ液に浸漬した状態で垂直方向に延
びるように配置されている。この吹込管45の先端部4
5aは、垂直方向に対して所定の角度傾斜するように形
成されている。
【0030】反応管15の軸線方向中間部には、その周
面を取り囲むようにして冷水配管を(図示略)備えた冷
却器46が付設されている。冷却器46は、式1の分解
反応による生成ガスを冷却するものであるが、反応管1
5内の残留水蒸気の再凝縮を防止すべく、その露点以下
には冷却しないように制御される。本実施形態において
は、400℃程度に冷却する。
面を取り囲むようにして冷水配管を(図示略)備えた冷
却器46が付設されている。冷却器46は、式1の分解
反応による生成ガスを冷却するものであるが、反応管1
5内の残留水蒸気の再凝縮を防止すべく、その露点以下
には冷却しないように制御される。本実施形態において
は、400℃程度に冷却する。
【0031】反応管15を冷却することで温められた冷
却器46の冷却水(温水)は、回収フロンボンベ28の
加熱源として用いられる。すなわち、回収フロンボンベ
28の周りには、温水配管(図示略)を備えた加熱器4
7が付設されていて、この温水配管に反応管15の冷却
に使用された冷却水が流通することにより、回収フロン
ボンベ28は加熱される。
却器46の冷却水(温水)は、回収フロンボンベ28の
加熱源として用いられる。すなわち、回収フロンボンベ
28の周りには、温水配管(図示略)を備えた加熱器4
7が付設されていて、この温水配管に反応管15の冷却
に使用された冷却水が流通することにより、回収フロン
ボンベ28は加熱される。
【0032】交換継手44は、図2に示すように、反応
管15と吹込管45との間に着脱可能に接続されてい
て、その内部に向けて水噴射ノズル51が連通してい
る。この水噴射ノズル51からは冷却水が吐出され、樹
脂製、例えばテフロン製の吹込管45はその耐熱温度範
囲にまで急冷される。ちなみに、吹込管45がテフロン
管の場合には、100℃以下に冷却される。
管15と吹込管45との間に着脱可能に接続されてい
て、その内部に向けて水噴射ノズル51が連通してい
る。この水噴射ノズル51からは冷却水が吐出され、樹
脂製、例えばテフロン製の吹込管45はその耐熱温度範
囲にまで急冷される。ちなみに、吹込管45がテフロン
管の場合には、100℃以下に冷却される。
【0033】吹込管45を樹脂製にする理由は、吹込管
45は酸性ガスが冷却水に溶解してできた酸性液と、排
ガス処理タンク41内のアルカリ液との双方に対して良
好な耐食性を備える必要があり、金属ではその実現が困
難だからである。これに対し、反応管15の場合には、
その内部が常に乾燥状態とされているから、式1の分解
反応で生成された酸性ガスが水に解けてできる酸性液に
よる腐食のおそれはあまりない。その一方高温のプラズ
マ及び分解ガスに対する耐熱性が要求されるため、金属
製とすることで長寿命化を図っている。
45は酸性ガスが冷却水に溶解してできた酸性液と、排
ガス処理タンク41内のアルカリ液との双方に対して良
好な耐食性を備える必要があり、金属ではその実現が困
難だからである。これに対し、反応管15の場合には、
その内部が常に乾燥状態とされているから、式1の分解
反応で生成された酸性ガスが水に解けてできる酸性液に
よる腐食のおそれはあまりない。その一方高温のプラズ
マ及び分解ガスに対する耐熱性が要求されるため、金属
製とすることで長寿命化を図っている。
【0034】吹込管45の先端(下端)からは、式1の
分解反応による生成ガスがアルカリ液中に気泡となって
放出される。アルカリ液中での中和反応は、気泡とアル
カリ液との接触面積が大きく、気泡が液面に到達するま
での時間が長いほど促進されるため、排ガス処理タンク
41内には、気泡を細かく分断させることで式2の中和
反応を促進させる気泡分断手段52が設けられている。
分解反応による生成ガスがアルカリ液中に気泡となって
放出される。アルカリ液中での中和反応は、気泡とアル
カリ液との接触面積が大きく、気泡が液面に到達するま
での時間が長いほど促進されるため、排ガス処理タンク
41内には、気泡を細かく分断させることで式2の中和
反応を促進させる気泡分断手段52が設けられている。
【0035】気泡分断手段52は、モータ52aにより
回転駆動される軸部52bと、この軸部52bの先端に
固定される円盤状のブレード保持部52cと、このブレ
ード保持部52cの外縁部に固定される6つのブレード
52dとを具備して構成される。
回転駆動される軸部52bと、この軸部52bの先端に
固定される円盤状のブレード保持部52cと、このブレ
ード保持部52cの外縁部に固定される6つのブレード
52dとを具備して構成される。
【0036】これら軸部52a、ブレード保持部52
c、およびブレード52dは、いずれもSUS材で製作
され、ブレード52dは、ブレード保持部52cに対し
て交差し、かつその周方向に等しい間隔をおいて銀ロウ
付けにより固定されている。このように銀ロウ付け固定
としたのは、一般の溶接ではアルカリ液に対する腐食が
激しいからである。
c、およびブレード52dは、いずれもSUS材で製作
され、ブレード52dは、ブレード保持部52cに対し
て交差し、かつその周方向に等しい間隔をおいて銀ロウ
付けにより固定されている。このように銀ロウ付け固定
としたのは、一般の溶接ではアルカリ液に対する腐食が
激しいからである。
【0037】気泡分断手段52は、ブレード保持部52
cの中心が反応管15の先端の上方に位置するように配
置されていて、反応管15の先端から浮上する気泡は、
300rpmで回転するブレード52dに当たって直径約
3mm〜5mmの気泡に細かく分断される。また、この気泡
分断手段52は、排ガス処理タンク41に投入した水酸
化カルシウムの粉末を攪拌することにより、水に不溶性
の水酸化カルシウムと水の懸濁液を作る役目も果たして
いる。
cの中心が反応管15の先端の上方に位置するように配
置されていて、反応管15の先端から浮上する気泡は、
300rpmで回転するブレード52dに当たって直径約
3mm〜5mmの気泡に細かく分断される。また、この気泡
分断手段52は、排ガス処理タンク41に投入した水酸
化カルシウムの粉末を攪拌することにより、水に不溶性
の水酸化カルシウムと水の懸濁液を作る役目も果たして
いる。
【0038】また、排ガス処理タンク41には、式2の
中和反応が発熱反応であることから、タンク内温度を吹
込管45の耐熱温度以下に冷却する冷却機53が設けら
れている。この冷却機53は、ファン53aにより冷却
される放熱部53bに接続された配管の一部が、排ガス
処理タンク41内を挿通してなり、この配管に水等の冷
却媒体を流通させることで熱を奪い、これを放熱部53
bにおいて放熱するものである。ちなみに、タンク内温
度は熱電対54により検出される。
中和反応が発熱反応であることから、タンク内温度を吹
込管45の耐熱温度以下に冷却する冷却機53が設けら
れている。この冷却機53は、ファン53aにより冷却
される放熱部53bに接続された配管の一部が、排ガス
処理タンク41内を挿通してなり、この配管に水等の冷
却媒体を流通させることで熱を奪い、これを放熱部53
bにおいて放熱するものである。ちなみに、タンク内温
度は熱電対54により検出される。
【0039】さらに、排ガス処理タンク41には、pH
センサ55が設けられている。アルカリ液のpH値は、
このpHセンサ55を介して常に制御装置61により監
視されており、例えばpH値が9(運転開始時は11〜
12)になると、制御装置61からの指令によって警報
手段が作動するとともに、分解運転が停止するようにな
っている。警報手段としては、周囲に注意を喚起できる
ものであれば何でもよく、例えばランプを点滅させた
り、警笛をならす等の手段が採用される。
センサ55が設けられている。アルカリ液のpH値は、
このpHセンサ55を介して常に制御装置61により監
視されており、例えばpH値が9(運転開始時は11〜
12)になると、制御装置61からの指令によって警報
手段が作動するとともに、分解運転が停止するようにな
っている。警報手段としては、周囲に注意を喚起できる
ものであれば何でもよく、例えばランプを点滅させた
り、警笛をならす等の手段が採用される。
【0040】排ガス処理タンク41内のスラリーは、運
転時間の経過に伴って次第に増加するため、運転停止後
にアルカリ液とともに固液分離器62に受け入れられ、
固液分離された後、廃棄物として処分されるか、他の用
途に利用される。他方、分離されたアルカリ液は、再び
排ガス処理タンク41内に戻され、再利用される。ちな
みに、排ガス処理タンク内の液位の変動は、レベルスイ
ッチ56により検知される。
転時間の経過に伴って次第に増加するため、運転停止後
にアルカリ液とともに固液分離器62に受け入れられ、
固液分離された後、廃棄物として処分されるか、他の用
途に利用される。他方、分離されたアルカリ液は、再び
排ガス処理タンク41内に戻され、再利用される。ちな
みに、排ガス処理タンク内の液位の変動は、レベルスイ
ッチ56により検知される。
【0041】以上の構成からなる有機ハロゲン化合物の
分解装置において、電磁弁の開閉動作およびテスラコイ
ル14の点火動作は、制御装置61によって図5に示す
ように制御される。この図から明らかなように、この分
解装置では、8時間を1サイクルとしたバッチ処理によ
りフロンガスの分解が行われる。
分解装置において、電磁弁の開閉動作およびテスラコイ
ル14の点火動作は、制御装置61によって図5に示す
ように制御される。この図から明らかなように、この分
解装置では、8時間を1サイクルとしたバッチ処理によ
りフロンガスの分解が行われる。
【0042】すなわち、フロンガスや水蒸気を供給する
前に、まず、残留水分の除去を目的としてエアーを所定
の時間(3分間)供給し、その供給停止後、着火の安定
性向上を目的としてアルゴンガスの供給を開始する。そ
して、アルゴンガス供給中に、マイクロ波を発振してテ
スラコイル14による着火を行うとともに水蒸気および
フロンガスを供給し、その後、アルゴンガスの供給を停
止する。
前に、まず、残留水分の除去を目的としてエアーを所定
の時間(3分間)供給し、その供給停止後、着火の安定
性向上を目的としてアルゴンガスの供給を開始する。そ
して、アルゴンガス供給中に、マイクロ波を発振してテ
スラコイル14による着火を行うとともに水蒸気および
フロンガスを供給し、その後、アルゴンガスの供給を停
止する。
【0043】分解運転の停止後は、安全性を確保するこ
とを目的としてエアーを所定時間(5分)供給し、残留
酸性ガスをパージする。
とを目的としてエアーを所定時間(5分)供給し、残留
酸性ガスをパージする。
【0044】以上の工程では、アルゴンガスの供給とフ
ロンガスの供給とがオーバーラップしているときがある
が、フロンガスの供給を始めてからアルゴンガスの供給
を止めるまでの間は、ごくわずかでよい。その理由は、
着火の状態が安定しさえすれば、アルゴンガスを供給し
続ける必要はなくなり、また、低コスト化を図る観点か
らもアルゴン消費量を低く抑える必要があるからであ
る。
ロンガスの供給とがオーバーラップしているときがある
が、フロンガスの供給を始めてからアルゴンガスの供給
を止めるまでの間は、ごくわずかでよい。その理由は、
着火の状態が安定しさえすれば、アルゴンガスを供給し
続ける必要はなくなり、また、低コスト化を図る観点か
らもアルゴン消費量を低く抑える必要があるからであ
る。
【0045】また、制御装置61は、圧力スイッチ2
3、33、熱電対36、54、レベルスイッチ27、5
6、光センサ17等の各種センサから信号を受信するこ
とにより、アルゴンガスおよびフロンガスのヒータ18
への供給圧、貯水タンク26内の液位、プラズマの生成
状態、排ガス処理タンク41内の温度および液位を常に
監視しており、これらが規定値を外れた場合には、運転
が正常または効率的に行われていないおそれがあるた
め、運転を停止する。そして、運転停止後は、安全性を
確保すべく上記の通りエアーを供給し、装置内の残留ガ
スを掃気する。
3、33、熱電対36、54、レベルスイッチ27、5
6、光センサ17等の各種センサから信号を受信するこ
とにより、アルゴンガスおよびフロンガスのヒータ18
への供給圧、貯水タンク26内の液位、プラズマの生成
状態、排ガス処理タンク41内の温度および液位を常に
監視しており、これらが規定値を外れた場合には、運転
が正常または効率的に行われていないおそれがあるた
め、運転を停止する。そして、運転停止後は、安全性を
確保すべく上記の通りエアーを供給し、装置内の残留ガ
スを掃気する。
【0046】以下、本実施形態に係る分解装置の作用に
ついて説明する。この分解装置では、まず、電磁弁19
a、19bを閉にするとともに電磁弁19cを開にし
て、エアコンプレッサー24からのエアーをガス供給管
16を介して放電管5に3分間供給する。このエアー
は、ヒータ18を通過することにより、100〜180
℃に加熱されているため、装置内の残留水分は確実に除
去されることになる。
ついて説明する。この分解装置では、まず、電磁弁19
a、19bを閉にするとともに電磁弁19cを開にし
て、エアコンプレッサー24からのエアーをガス供給管
16を介して放電管5に3分間供給する。このエアー
は、ヒータ18を通過することにより、100〜180
℃に加熱されているため、装置内の残留水分は確実に除
去されることになる。
【0047】次に、電磁弁19cを閉にするとともに電
磁弁19aを開にして、アルゴンガスを放電管5に供給
する。このとき、アルゴンガスは、外管12の接線方向
から供給されて二重構造の放電管5内を螺旋状に流下す
るため、内管11の先端近傍によどみが形成されて着火
が容易になり、しかも着火後にはプラズマの保持も容易
になる。
磁弁19aを開にして、アルゴンガスを放電管5に供給
する。このとき、アルゴンガスは、外管12の接線方向
から供給されて二重構造の放電管5内を螺旋状に流下す
るため、内管11の先端近傍によどみが形成されて着火
が容易になり、しかも着火後にはプラズマの保持も容易
になる。
【0048】また、このときのガス供給量は、4〜40
l/min、望ましくは12l/min以上に設定する。この設定
範囲では、よどみが効果的に形成されて着火性及びプラ
ズマの保持が一層容易になる。そして、内管11先端と
プローブアンテナ9a先端との間に適度な距離Lを設け
たので、プラズマの熱的影響を放電管5が受け難くな
り、その溶融変形や破損が効果的に防止されることにな
る。
l/min、望ましくは12l/min以上に設定する。この設定
範囲では、よどみが効果的に形成されて着火性及びプラ
ズマの保持が一層容易になる。そして、内管11先端と
プローブアンテナ9a先端との間に適度な距離Lを設け
たので、プラズマの熱的影響を放電管5が受け難くな
り、その溶融変形や破損が効果的に防止されることにな
る。
【0049】そして、アルゴンガスの供給開始から一定
の間隔をおいて、マイクロ波発振器2からマイクロ波を
発振する。マイクロ波は、方形導波管1によりその後端
部側に伝送され、さらに円筒導波管7へと伝送される。
の間隔をおいて、マイクロ波発振器2からマイクロ波を
発振する。マイクロ波は、方形導波管1によりその後端
部側に伝送され、さらに円筒導波管7へと伝送される。
【0050】このとき、円筒導波管7内の電界として
は、電界強度の大きなTM01モードが形成され、しか
も、内側導体9により、方形導波管1内の電界モード
と、円筒導波管7内の電界モードとがカップリングされ
ているため、円筒導波管7内の電界は安定している。
は、電界強度の大きなTM01モードが形成され、しか
も、内側導体9により、方形導波管1内の電界モード
と、円筒導波管7内の電界モードとがカップリングされ
ているため、円筒導波管7内の電界は安定している。
【0051】次に、点火装置13によりテスラコイル1
4を発熱させて着火させる。このとき、放電管5の内部
は、エアーにより水分が除去され、かつ着火し易いアル
ゴンガスがあらかじめ供給されているため、容易に着火
する。次いで、プランジャポンプ25により貯水タンク
26から水を吸引し、これをヒータ18に通して生成し
た水蒸気を放電管5に供給する。
4を発熱させて着火させる。このとき、放電管5の内部
は、エアーにより水分が除去され、かつ着火し易いアル
ゴンガスがあらかじめ供給されているため、容易に着火
する。次いで、プランジャポンプ25により貯水タンク
26から水を吸引し、これをヒータ18に通して生成し
た水蒸気を放電管5に供給する。
【0052】この水蒸気は、ヒータ18内に充填された
抵抗体35によって、流路内を円滑に流通することがで
きず、ヒータ18内には常に一定量の水蒸気が滞留した
状態になる。このため、脈動や突沸による飛散を防いで
水蒸気の流出量が安定し、ミキサー37上流側の流量変
動を効果的に抑制することができる。よって、プラズマ
の消失を招くことなくプラズマを安定化させて、処理能
力の向上を図ることができる。
抵抗体35によって、流路内を円滑に流通することがで
きず、ヒータ18内には常に一定量の水蒸気が滞留した
状態になる。このため、脈動や突沸による飛散を防いで
水蒸気の流出量が安定し、ミキサー37上流側の流量変
動を効果的に抑制することができる。よって、プラズマ
の消失を招くことなくプラズマを安定化させて、処理能
力の向上を図ることができる。
【0053】次いで、電磁弁19bを開にして、フロン
ガスを放電管5に供給する。このとき、回収フロンボン
ベ28から流出したフロンガスは、ミストセパレータ3
2を通過することで油分および水分が除去されている。
このため、フロンガス中の潤滑油による配管等の汚れお
よび副生成物の生成が抑制されて、フロンガス等の効率
的かつ安定的な供給が可能になり、しかも余分な水分供
給を防止し得てプラズマの消失を招くこともない。よっ
て、プラズマを安定化させて、処理能力の向上を図るこ
とができる。
ガスを放電管5に供給する。このとき、回収フロンボン
ベ28から流出したフロンガスは、ミストセパレータ3
2を通過することで油分および水分が除去されている。
このため、フロンガス中の潤滑油による配管等の汚れお
よび副生成物の生成が抑制されて、フロンガス等の効率
的かつ安定的な供給が可能になり、しかも余分な水分供
給を防止し得てプラズマの消失を招くこともない。よっ
て、プラズマを安定化させて、処理能力の向上を図るこ
とができる。
【0054】また、ヒータ18を通過してミキサー37
内に流入した水蒸気、アルゴンガス、およびフロンガス
は、オリフィス38の開口38aを通過する際の圧力損
失によって混合が促進されるだけでなく、出口側端面3
7Aに衝突することによっても混合が促進されるため、
より均一に混合された状態でミキサー37から流出し
て、放電管5に供給されることになる。このため、式1
の分解反応が十分に行われることになって、塩素ガスや
一酸化炭素等の副生成物の生成を抑制することができ
る。
内に流入した水蒸気、アルゴンガス、およびフロンガス
は、オリフィス38の開口38aを通過する際の圧力損
失によって混合が促進されるだけでなく、出口側端面3
7Aに衝突することによっても混合が促進されるため、
より均一に混合された状態でミキサー37から流出し
て、放電管5に供給されることになる。このため、式1
の分解反応が十分に行われることになって、塩素ガスや
一酸化炭素等の副生成物の生成を抑制することができ
る。
【0055】このようにして放電管5に供給されたフロ
ンガスにマイクロ波が照射されると、放電管5内には、
電子エネルギーが高く、しかも温度が2,000K〜
6,000Kに高められた熱プラズマが発生する。
ンガスにマイクロ波が照射されると、放電管5内には、
電子エネルギーが高く、しかも温度が2,000K〜
6,000Kに高められた熱プラズマが発生する。
【0056】また、内管11の先端が、プローブアンテ
ナ9aの先端よりも所定の距離Lだけ内方に配置されて
いるため、生成されたプラズマの熱的影響を回避し得
て、内管11の溶融破損が防止される。これにより、プ
ラズマ形状の著しい変形をなくして、安定した分解運転
が可能になる。
ナ9aの先端よりも所定の距離Lだけ内方に配置されて
いるため、生成されたプラズマの熱的影響を回避し得
て、内管11の溶融破損が防止される。これにより、プ
ラズマ形状の著しい変形をなくして、安定した分解運転
が可能になる。
【0057】しかして、熱プラズマの発生により、フロ
ンガスは塩素原子、フッ素原子、および水素原子に解離
し易い状態になるため、式1に示すように、水蒸気と反
応して容易に分解される。そして、プラズマが安定した
ら、電磁弁19aを閉にしてアルゴンガスの供給を止め
る。
ンガスは塩素原子、フッ素原子、および水素原子に解離
し易い状態になるため、式1に示すように、水蒸気と反
応して容易に分解される。そして、プラズマが安定した
ら、電磁弁19aを閉にしてアルゴンガスの供給を止め
る。
【0058】分解反応による生成ガスは、交換継手44
および吹込管45を通って排ガス処理タンク41内のア
ルカリ液中に放出される。ただし、これらの生成ガスは
極めて高温であるため、吹込管45に流入するまでの間
に、まず、反応管15の下部に付設された冷却器46に
よって約400℃に冷却される。
および吹込管45を通って排ガス処理タンク41内のア
ルカリ液中に放出される。ただし、これらの生成ガスは
極めて高温であるため、吹込管45に流入するまでの間
に、まず、反応管15の下部に付設された冷却器46に
よって約400℃に冷却される。
【0059】この温度では、反応管15の内部で残留水
蒸気が再凝縮することはないため、反応管15は乾燥状
態に保持され、プラズマの消失を招くことはない。他
方、反応管15を冷却することで約50℃に温められた
冷却器46の冷却水は、回収フロンボンベ28に付設さ
れた加熱器47に導かれ、回収フロンボンベ28内の液
体フロンが気化する際に生じる該ボンベ28およびその
下流側配管での霜の生成を防止するとともに、温度低下
による圧力変動も抑制する。
蒸気が再凝縮することはないため、反応管15は乾燥状
態に保持され、プラズマの消失を招くことはない。他
方、反応管15を冷却することで約50℃に温められた
冷却器46の冷却水は、回収フロンボンベ28に付設さ
れた加熱器47に導かれ、回収フロンボンベ28内の液
体フロンが気化する際に生じる該ボンベ28およびその
下流側配管での霜の生成を防止するとともに、温度低下
による圧力変動も抑制する。
【0060】冷却器46により冷却された生成ガスは、
交換継手44を通過する間に、さらに水噴射ノズル51
から吐出される冷却水によって約100℃以下となるよ
うに急冷される。これにより、樹脂製の吹込管45をそ
の耐熱温度範囲内で使用することができ、高温による熱
的損傷から保護することができる。
交換継手44を通過する間に、さらに水噴射ノズル51
から吐出される冷却水によって約100℃以下となるよ
うに急冷される。これにより、樹脂製の吹込管45をそ
の耐熱温度範囲内で使用することができ、高温による熱
的損傷から保護することができる。
【0061】このとき、式1の分解反応による生成ガス
が冷却水に溶解することによって酸性液が生成されるた
め、交換継手44は次第に腐食することになるが、かか
る場合には腐食の程度に応じて交換すればよい。すなわ
ち、反応管15の下流側については、腐食による交換部
分が交換継手44のみで済むため、低コスト化および交
換作業の容易化が図られる。
が冷却水に溶解することによって酸性液が生成されるた
め、交換継手44は次第に腐食することになるが、かか
る場合には腐食の程度に応じて交換すればよい。すなわ
ち、反応管15の下流側については、腐食による交換部
分が交換継手44のみで済むため、低コスト化および交
換作業の容易化が図られる。
【0062】しかして、吹込管45を通ってアルカリ液
中に放出された生成ガスは、式2の中和反応によって無
害化され、排気ダクト42から排出される。この中和反
応は発熱反応であるため、吹込管45の熱的損傷を防止
すべく、アルカリ液の温度は冷却機53によって70℃
以下に保持される。
中に放出された生成ガスは、式2の中和反応によって無
害化され、排気ダクト42から排出される。この中和反
応は発熱反応であるため、吹込管45の熱的損傷を防止
すべく、アルカリ液の温度は冷却機53によって70℃
以下に保持される。
【0063】また、吹込管45の先端から気泡として放
出された生成ガスは、気泡分断手段52のブレード52
dに当たって細かく分断させられるため、アルカリ液と
の接触面積が増大するとともに液面までに達する時間も
長くなり、中和反応が促進されることになる。これによ
り、中和処理不足によって基準値を超える量の酸性ガス
が系外に排出され続けるといったことがない。
出された生成ガスは、気泡分断手段52のブレード52
dに当たって細かく分断させられるため、アルカリ液と
の接触面積が増大するとともに液面までに達する時間も
長くなり、中和反応が促進されることになる。これによ
り、中和処理不足によって基準値を超える量の酸性ガス
が系外に排出され続けるといったことがない。
【0064】中和反応により生成された中和生成物は、
アルカリ液中にスラリーとして存在しているが、このス
ラリーは分解運転停止後にアルカリ液とともに固液分離
器62に受け入れられ、連続的に固液分離される。この
分離液は、排ガス処理タンク41内に戻されて再利用さ
れるため、本分解装置では、上記冷却水の再利用と相ま
って水消費量の大幅な低減が図られる。
アルカリ液中にスラリーとして存在しているが、このス
ラリーは分解運転停止後にアルカリ液とともに固液分離
器62に受け入れられ、連続的に固液分離される。この
分離液は、排ガス処理タンク41内に戻されて再利用さ
れるため、本分解装置では、上記冷却水の再利用と相ま
って水消費量の大幅な低減が図られる。
【0065】なお、本発明に係る有機ハロゲン化合物の
分解装置は、上述の実施形態に限定されるものではな
く、以下の形態をも含むものである。 (1)ミキサー37内での混合を促進するための手段と
して、オリフィス38の代わりに、ミキサー37内にビ
ーズ等を充填するようにしてもよい。この構成では、フ
ロンガス等と水蒸気がミキサー37内に形成された隙間
をランダムに流通するため、混合が促進される。
分解装置は、上述の実施形態に限定されるものではな
く、以下の形態をも含むものである。 (1)ミキサー37内での混合を促進するための手段と
して、オリフィス38の代わりに、ミキサー37内にビ
ーズ等を充填するようにしてもよい。この構成では、フ
ロンガス等と水蒸気がミキサー37内に形成された隙間
をランダムに流通するため、混合が促進される。
【0066】また、ミキサー37の内周面に複数のじゃ
ま板を、例えば上下または左右に交互に間隔をおいて設
置するようにしてもよい(スタティックミキサー)。こ
の構成では、フロンガス等と水蒸気が蛇行しながら流通
するため、混合が促進される。
ま板を、例えば上下または左右に交互に間隔をおいて設
置するようにしてもよい(スタティックミキサー)。こ
の構成では、フロンガス等と水蒸気が蛇行しながら流通
するため、混合が促進される。
【0067】さらに、ミキサー37の入口側に接続され
る配管を流方向に対して傾斜させるとともに、ミキサー
37の内周面に螺旋状に延びる案内板を設置するように
してもよい(スワールミキサー)。この構成では、フロ
ンガス等と水蒸気が螺旋を描きながら流れるため、混合
が促進される。
る配管を流方向に対して傾斜させるとともに、ミキサー
37の内周面に螺旋状に延びる案内板を設置するように
してもよい(スワールミキサー)。この構成では、フロ
ンガス等と水蒸気が螺旋を描きながら流れるため、混合
が促進される。
【0068】(2)排ガス処理タンク41内のスラリー
は、運転停止後、一晩放置しておけば沈降するため、沈
降した高濃度スラリーをポンプで汲み上げ、これを固液
分離して処分するようにしてもよい。この場合には、高
濃度スラリーのみを遊離アルカリ液と混合することなく
汲み上げることができるため、効率の良いスラリー処理
が可能になる。また、アルカリ液に造粒剤、凝集剤等を
添加してスラリー粒子を増大させておけば、沈降時間を
短縮し得て、より効率良くスラリー処理を行える。
は、運転停止後、一晩放置しておけば沈降するため、沈
降した高濃度スラリーをポンプで汲み上げ、これを固液
分離して処分するようにしてもよい。この場合には、高
濃度スラリーのみを遊離アルカリ液と混合することなく
汲み上げることができるため、効率の良いスラリー処理
が可能になる。また、アルカリ液に造粒剤、凝集剤等を
添加してスラリー粒子を増大させておけば、沈降時間を
短縮し得て、より効率良くスラリー処理を行える。
【0069】(3)テスラコイル14の先端を放電管5
の内部に配置する代わりに、放電管5の外部に配置し
て、火花放電で着火するようにしてもよい。 (4)回収フロンボンベ28を加熱することによりガス
状態にしてフロンガスを流出させる代わりに、回収フロ
ンボンベ28を倒立させて液状態のまま回収フロンを流
出させ、さらに差圧制御弁等の絞り装置に通して流れを
定量化したうえで、加熱気化させてヒータ18側へと送
るようにしてもよい。この場合には、絞り装置および配
管を加熱することにより、温度低下による流量変動を抑
制する。
の内部に配置する代わりに、放電管5の外部に配置し
て、火花放電で着火するようにしてもよい。 (4)回収フロンボンベ28を加熱することによりガス
状態にしてフロンガスを流出させる代わりに、回収フロ
ンボンベ28を倒立させて液状態のまま回収フロンを流
出させ、さらに差圧制御弁等の絞り装置に通して流れを
定量化したうえで、加熱気化させてヒータ18側へと送
るようにしてもよい。この場合には、絞り装置および配
管を加熱することにより、温度低下による流量変動を抑
制する。
【0070】(5)回収フロンボンベ28の加熱には、
反応管15の冷却に用いた冷却水に代えて、排ガス処理
タンク41内のスラリー冷却に使用された冷却機53の
冷却水を用いてもよい。 (6)内管11の先端がプローブアンテナ9aの先端か
ら内方に離間する距離Lは、内管11に溶融の問題がな
ければプローブアンテナ9aの先端と一致(すなわち、
L=0)させるのが最適である。
反応管15の冷却に用いた冷却水に代えて、排ガス処理
タンク41内のスラリー冷却に使用された冷却機53の
冷却水を用いてもよい。 (6)内管11の先端がプローブアンテナ9aの先端か
ら内方に離間する距離Lは、内管11に溶融の問題がな
ければプローブアンテナ9aの先端と一致(すなわち、
L=0)させるのが最適である。
【0071】(7)気泡分断手段52は、軸部の先端に
プロペラを固定してなるスクリュー式のものであっても
よい。また、気泡分断手段52は、各構成要素52b、
52c、52dをテフロン等の樹脂製とし、かつこれら
をネジ結合することにより構成してもよい。この構成で
は、溶接部分がないうえに各構成要素52b、52c、
52dが樹脂製とされるため、耐食性に極めて優れるこ
とになる。
プロペラを固定してなるスクリュー式のものであっても
よい。また、気泡分断手段52は、各構成要素52b、
52c、52dをテフロン等の樹脂製とし、かつこれら
をネジ結合することにより構成してもよい。この構成で
は、溶接部分がないうえに各構成要素52b、52c、
52dが樹脂製とされるため、耐食性に極めて優れるこ
とになる。
【0072】(8)吹込管45の先端部を垂直方向に対
して所定角度傾斜させる代わりに、略U字状に形成して
もよい。 (9)排ガス処理タンク41に貯留される中和液は、上
記のアルカリ性懸濁液に限らず、水酸化ナトリウム水溶
液等のアルカリ性水溶液を用いても構わない。
して所定角度傾斜させる代わりに、略U字状に形成して
もよい。 (9)排ガス処理タンク41に貯留される中和液は、上
記のアルカリ性懸濁液に限らず、水酸化ナトリウム水溶
液等のアルカリ性水溶液を用いても構わない。
【0073】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、以下の効果を奏することができる。 (a)請求項1記載のマイクロ波式プラズマトーチによ
れば、二重構造の放電管を採用したことで内管下部にガ
ス流のよどみが生じ、このよどみに着火することによっ
て着火性が向上するので、確実で安定した着火が可能に
なる。また、内管先端とプローブアンテナ先端との間に
距離Lを設けて内管を内側に位置させたので、内管先端
がプラズマのエネルギ集中部から離れて熱影響を受けに
くくなる。従って、内管が熱変形するのを防止でき、安
定したガス流が供給されることによって安定した分解反
応を継続することが可能になる。
によれば、以下の効果を奏することができる。 (a)請求項1記載のマイクロ波式プラズマトーチによ
れば、二重構造の放電管を採用したことで内管下部にガ
ス流のよどみが生じ、このよどみに着火することによっ
て着火性が向上するので、確実で安定した着火が可能に
なる。また、内管先端とプローブアンテナ先端との間に
距離Lを設けて内管を内側に位置させたので、内管先端
がプラズマのエネルギ集中部から離れて熱影響を受けに
くくなる。従って、内管が熱変形するのを防止でき、安
定したガス流が供給されることによって安定した分解反
応を継続することが可能になる。
【0074】(b)請求項2記載の有機ハロゲン化合物
の分解装置によれば、着火性に優れ、しかも安定した分
解反応を継続できるプラズマトーチを採用しているの
で、運転開始時には確実で安定した着火を行い、運転中
は安定した分解反応を継続して実施することができるよ
うになる。
の分解装置によれば、着火性に優れ、しかも安定した分
解反応を継続できるプラズマトーチを採用しているの
で、運転開始時には確実で安定した着火を行い、運転中
は安定した分解反応を継続して実施することができるよ
うになる。
【図1】 本発明に係る分解装置の一実施形態を示すシ
ステム系統図である。
ステム系統図である。
【図2】 (a)は同分解装置の要部拡大図、(b)は
マイクロ波式プラズマトーチ部分の概要を示す説明図で
ある。
マイクロ波式プラズマトーチ部分の概要を示す説明図で
ある。
【図3】 同分解装置の全体構成を示す斜視図である。
【図4】 同分解装置に設けられたミキサーの要部断面
図である。
図である。
【図5】 同分解装置においてマイクロ波、アルゴンガ
ス等が供給される時期と点火の時期を経時的に示す比較
図である。
ス等が供給される時期と点火の時期を経時的に示す比較
図である。
5 放電管 7 円筒導波管 8 外側導体 9 内側導体 9a プローブアンテナ 11 内管 12 外管 15 反応管 41 排ガス処理タンク 61 制御装置(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 敏夫 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内 Fターム(参考) 2E191 BA12 BB00 BD18 4G075 AA37 AA65 BA05 BB04 CA02 CA15 CA26 CA47 CA62 CA63 EB21 EB27 EB43
Claims (2)
- 【請求項1】 外側導体及び内側導体よりなる円筒導波
管と、該円筒導波管内に同軸に設置された内管及び外管
よりなる二重構造の放電管とを具備し、前記内側導体を
延長してなるプローブアンテナが前記放電管を囲むよう
に配置され、前記内管の先端を前記プローブアンテナの
先端より内側に位置せしめたことを特徴とするマイクロ
波式プラズマトーチ。 - 【請求項2】 有機ハロゲン化合物の分解物を中和処理
するための処理液が収容された排ガス処理タンクと、 開口した下端部が前記排ガス処理タンク内の処理液に浸
漬した状態で配設された反応管と、 該反応管の上方において垂直方向に延在する外側導体及
び内側導体よりなる円筒導波管と、該円筒導波管内に同
軸に設置された内管及び外管よりなる二重構造の放電管
とを具備し、前記内側導体を延長してなるプローブアン
テナが前記放電管を囲むように配置され、前記内管の先
端を前記プローブアンテナの先端より内側に位置せしめ
たマイクロ波式プラズマトーチと、を具備して構成した
ことを特徴とする有機ハロゲン化合物の分解装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11140714A JP2000331795A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | マイクロ波式プラズマトーチ及び有機ハロゲン化合物の分解装置 |
| US09/719,443 US6614000B1 (en) | 1999-04-12 | 2000-04-12 | Organic halogen compound decomposing device and operation control method therefor, and organic halogen compound decomposing method |
| EP00917282A EP1093847A1 (en) | 1999-04-12 | 2000-04-12 | Organic halogen compound decomposing device and operation control method therefor, and organic halogen compound decomposing method |
| AU38360/00A AU741947B2 (en) | 1999-04-12 | 2000-04-12 | Organic halogen compound decomposing device and operation control method therefor, and organic halogen compound decomposing method |
| PCT/JP2000/002366 WO2000061284A1 (en) | 1999-04-12 | 2000-04-12 | Organic halogen compound decomposing device and operation control method therefor, and organic halogen compound decomposing method |
| NO20006331A NO20006331L (no) | 1999-04-12 | 2000-12-12 | Dekomponeringsapparat for organiske halogenforbindelser og fremgangsmåte ved drift derav, og fremgangsmåte ved dekomponering av organiske halogenforbindelser |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11140714A JP2000331795A (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | マイクロ波式プラズマトーチ及び有機ハロゲン化合物の分解装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000331795A true JP2000331795A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15275014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11140714A Withdrawn JP2000331795A (ja) | 1999-04-12 | 1999-05-20 | マイクロ波式プラズマトーチ及び有機ハロゲン化合物の分解装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000331795A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20060062582A (ko) * | 2004-12-03 | 2006-06-12 | 엄환섭 | 전자파 플라즈마 토치를 이용한 이산화티타늄 나노분말의합성방법 |
| JP2012045500A (ja) * | 2010-08-27 | 2012-03-08 | Chube Univ | 二酸化炭素分解処理装置及び二酸化炭素分解処理方法 |
-
1999
- 1999-05-20 JP JP11140714A patent/JP2000331795A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20060062582A (ko) * | 2004-12-03 | 2006-06-12 | 엄환섭 | 전자파 플라즈마 토치를 이용한 이산화티타늄 나노분말의합성방법 |
| JP2012045500A (ja) * | 2010-08-27 | 2012-03-08 | Chube Univ | 二酸化炭素分解処理装置及び二酸化炭素分解処理方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |