JP2000332502A - 高周波信号切替装置 - Google Patents

高周波信号切替装置

Info

Publication number
JP2000332502A
JP2000332502A JP11140609A JP14060999A JP2000332502A JP 2000332502 A JP2000332502 A JP 2000332502A JP 11140609 A JP11140609 A JP 11140609A JP 14060999 A JP14060999 A JP 14060999A JP 2000332502 A JP2000332502 A JP 2000332502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency signal
transistor
switching device
signal switching
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11140609A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3978933B2 (ja
Inventor
Tetsuya Katayama
哲也 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP14060999A priority Critical patent/JP3978933B2/ja
Publication of JP2000332502A publication Critical patent/JP2000332502A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3978933B2 publication Critical patent/JP3978933B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 どのチャネルを導通させても挿入損失が均一
な高周波信号切替装置を提供する。 【解決手段】 共通伝送線路10から分岐した各個別伝
送線路11〜14上に、一端が個別伝送線路に接続され
たスタブ,及びこのスタブの他端を開放或いは接地状態
とするトランジスタにより構成されたスタブ共振型スイ
ッチからなるスイッチSW1〜4をそれぞれ設ける。個
別伝送線路11〜14を、共通伝送線路10に対して線
対称な形状に配線すると共に、各トランジスタのゲート
を櫛歯形状に形成し、外側チャネルCH1,4のスイッ
チSW1,4と内側チャネルCH2,3のスイッチSW
2,3とで、トランジスタのゲートの櫛歯本数(即ち総
ゲート幅)を異ならせることにより、トランジスタのオ
ン抵抗、ひいてはスイッチオン時の伝送特性を変化さ
せ、両チャネル間の伝送損失差を補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波やミリ
波等からなる高周波信号の伝送経路を切り替える高周波
信号切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、高周波信号を処理する各種シ
ステムにおいて、信号の発生・停止を制御したり、複数
の信号を切り替えて処理するために、複数設定された伝
送経路(チャンネル)の切替や導通,遮断を、電気的な
制御によって行う高周波信号切替装置(例えば、特開平
5−55804号公報等)が知られている。
【0003】その一例として、図17に、一対の個別伝
送線路101,102と、これら個別伝送線路101,
102の一端が共通に接続された共通伝送線路103と
を備え、各個別伝送線路101,102には、該個別伝
送線路101,102を導通,遮断するスイッチSW
a,SWbがそれぞれ設けられた2チャンネルの高周波
信号切替装置100を示す。この高周波信号切替装置1
00は、例えば、各個別伝送線路101,102が人工
衛星から垂直偏波,水平偏波を受信するアンテナANT
に接続され、何れかの偏波信号を切り替えて出力するた
め等に使用されている。
【0004】ところで、一般に、信号の伝送経路に設け
られるこの種の装置は、低挿入損失であることが要求さ
れる。なお、上述の高周波信号切替装置100のよう
に、複数の個別伝送線路101,102を有する場合に
は、挿入損失を増加させる主要な原因として、スイッチ
がオンされた個別伝送線路(以下、導通チャネルとい
う;図17では個別伝送線路102)からの高周波信号
と、スイッチがオフされた個別伝送線路(以下、遮断チ
ャネルという;図17では個別伝送線路101)にて発
生する反射波とが、両個別伝送線路101,102の分
岐点Tにて起こす干渉がある。
【0005】これに対して、各スイッチSWa,SWb
から分岐点Tに至る線路長Li(i=1,2)を、λ/
4(但し、λは目標周波数となる高周波信号の線路内波
長)の偶数倍(Li=2n×λ/4,n=0,1,2,
…)の長さに設定することにより、遮断チャネルのスイ
ッチにて信号の反射が生じないようにすることが行われ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
線路長Liを設定しても、実際には、製造上のばらつき
等により、遮断チャネルからの反射波を完全に抑えるこ
とはできず、このような反射波が導通チャネルの伝送損
失に影響を与えている。つまり、高周波信号切替装置の
チャンネル数が増加するほど、遮断チャンネルの数、即
ち分岐点Tにて干渉を起こす反射波の数も増加するた
め、導通チャネルの伝送損失が増大するという問題があ
った。
【0007】また、高周波信号切替装置を、半導体チッ
プ上に構成する場合、他のチップとの接続し易さを考慮
して、通常、チップ外周部の一つの辺に入力端子を配置
し、その対向辺に出力端子を揃えて配置することが行わ
れる。この場合、形成するパターンが制約され、個別伝
送線路が3本以上存在すると、全ての個別伝送線路を同
じ形状且つ同じ長さにすることは不可能であり、その結
果、チャネル毎に導通時の伝送損失、及び遮断時に生じ
る反射波の大きさが異なってしまう。
【0008】つまり、導通チャネルが変わる毎に、導通
チャネル自身が持つ伝送損失や、遮断チャネルにて発生
する反射波が異なったものとなるため、高周波信号切替
装置の挿入損失は、どのチャネルを導通させるかによっ
てばらついてしまうという問題があった。
【0009】具体的に、例えば3チャネルの高周波切替
装置を自動車用ミリ波レーダの方位検出装置に適用し、
3つの受信アンテナからの受信信号を、択一的に受信器
に供給するために用いた場合、個別伝送線路の形状や長
さが異なるチャネル間では、伝送損失が互いに異なった
ものとなるため、同じ強度のレーダ波を受信しても、受
信信号の強度は互いに異なったものとなってしまい、検
出距離を誤認識してしまうおそれがあった。
【0010】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
ために、どのチャネルを導通させても挿入損失が均一な
高周波信号切替装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の高周波信号切替装置では、共通線から分
岐した複数の個別線のいずれかを、各個別線に設けられ
たスイッチング手段を制御することにより択一的に導通
させて、導通した個別線及び共通線を用いて高周波信号
の伝送を行う。
【0012】なお、スイッチング手段はトランジスタを
含んで構成されており、このトランジスタのオン抵抗
が、個別線間の伝送損失の相違を補償するよう個別に設
定されている。但し、ここでは、トランジスタのゲート
(入力)電圧Vgに対する出力ドレイン(出力)電流I
sの比の逆数Vg/Isをオン抵抗Ronと呼ぶ。
【0013】従って、本発明の高周波信号切替装置によ
れば、トランジスタのオン抵抗を適宜設定することによ
り、各チャネルの伝送損失を調整できるため、各チャン
ネルの経路差や分岐点での干渉によって生じる伝送損失
差を相殺することができ、どのチャネルを導通させても
挿入損失が均一となるようにすることができる。
【0014】その結果、当該装置の異なったチャネルを
通過した信号間に誤差を生じさせてしまうことがなく、
当該装置を用いれば、信頼性が高く高性能な各種装置を
構成することができる。ところで、スイッチング手段と
しては、例えば、請求項2記載のように、一端が個別線
に接続されたスタブ、及びスタブの個別線との接続端と
は反対側に位置する制御端に接続されたトランジスタを
備え、このトランジスタによりスタブの制御端の接続状
態を開放或いは接地のいずれかに切り替えることによ
り、個別線の導通,遮断を制御するスタブ共振型スイッ
チを用いることができる。
【0015】ここで、図13(a)はスタブ共振型スイ
ッチ、図13(b)(c)はその等価回路を示すもので
ある。そして、トランジスタのオン時の等価回路は、図
13(b)に示すように、トランジスタのオン抵抗に等
しい抵抗器を介してスタブの制御端を接地したもの、即
ち疑似的なショートスタブとなり、一方、トランジスタ
のオフ時の等価回路は、図13(c)に示すように、ト
ランジスタの持つ寄生容量分に等しいコンデンサを介し
てスタブの制御端を接地したもの、即ち疑似的なオープ
ンスタブとなる。
【0016】なお、目標周波数での線路内波長をλとし
て、スタブ長がλ/4に設定されたスタブ共振型スイッ
チを用いた場合、図14に示すように、ショートスタブ
(トランジスタ:オン)の時に、目標周波数近傍の高周
波信号に対して伝送損失が小さくなるためチャネルが導
通状態となり、一方、オープンスタブ(トランジスタ:
オフ)の時に、同じ高周波信号に対して伝送損失が大き
くなるためチャネルが遮断状態となる。
【0017】そして、スタブ共振型スイッチでは、トラ
ンジスタのオン抵抗Ronを小さくするほど、理想的なシ
ョートスタブに近づき、また、トランジスタの寄生容量
Cに基づくリアクタンス分|1/jωC|を大きく(寄
生容量Cを小さく)するほど、理想的なオープンスタブ
に近づく。即ち、スタブ長をλ/4に設定した場合、ト
ランジスタのオン抵抗Ronの大きさを適宜設定すること
により、導通チャネルでの伝送損失を所望のレベルに設
定することができるのである。
【0018】また、スイッチング手段としてスタブ共振
型スイッチを接続した個別伝送線路では、高周波信号を
双方向に通過させることができるため、当該高周波信号
切替装置を、マルチプレクサ及びデマルチプレクサのい
ずれとしても使用することができる。
【0019】ところで、トランジスタのオン抵抗を変化
させるには、例えば、請求項3記載のように、スイッチ
ング手段毎にトランジスタのゲート幅を変化させればよ
い。但し、図15に示すように、トランジスタに接続さ
れる伝送線路やスタブより、線路幅方向に突出させた状
態でゲートを形成しても、この突出部分は、オン抵抗の
低減に寄与しない。このため、具体的には、トランジス
タのゲートを櫛歯形状に形成し、請求項4記載のように
形成する櫛歯の本数、或いは請求項5記載のように形成
する櫛歯の長さを変えることによって、ゲート幅を変化
させることが望ましい。
【0020】特に、トランジスタに接続される伝送線路
やスタブがコプレナー線路にて形成されている場合、線
路幅を変化させると伝送特性が変化してしまうが、櫛歯
形状のゲートを用いることにより、トランジスタとの接
続端での線路幅(即ち線路特性)を変化させてしまうこ
とがなく、理想的なオープンスタブやショートスタブに
近い特性を実現でき、優れたスイッチング特性を得るこ
とができる。
【0021】また、櫛歯形状のゲートを用いた場合、同
じゲート幅を得るのであれば、櫛歯を多数形成すること
で、櫛歯1本当たりの長さ(ゲート幅)を短くできるた
め、ゲート端部(櫛歯の先端)への給電を遅延なく行う
ことができ、トランジスタのオン,オフ動作、ひいては
スイッチング手段による導通,遮断の切替動作を高速に
行うことができる。
【0022】ところで、近年、高速なスイッチング動作
を可能とするトランジスタとして、高電子移動度トラン
ジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transisto
r)が注目されている。HEMTは、図16に示すよう
に、キャップ層Hp,ゲートコンタクト層Hg,ドープ
層Hd,チャネル層Hc等を有しており、ゲート電極K
Gに加える電圧により、ソース電極KS・ドレイン電極
KD間のチャネル層Hcを流れる電流を制御する構造と
なっている。
【0023】そして、ゲートコンタクト層Hgのゲート
電極取付部分には、リセスRが形成されており、このリ
セスRにて、ゲートコンタクト層Hgの膜厚D等を制御
することにより、ピンチオフ電圧の大きさを制御してい
る。このように構成されたHEMTのオン抵抗Ronは、
(1)式に示すように、ゲート幅だけでなくリセスRの
形状によっても変化する。但し、Wはゲート幅,Lはリ
セス長,Dはリセス形成部分のゲートコンタクト層Hg
の残り膜厚,ρはチャネルシート抵抗である。
【0024】 Ron=ρ・W・L/D (1) 従って、スイッチング手段を構成するトランジスタがH
EMTである場合、そのオン抵抗を変化させるために、
例えば、請求項6記載のようにトランジスタのリセス長
L、或いは請求項7記載のようにトランジスタのリセス
深さ(即ち、ゲートコンタクト層Hgの残り膜厚D)を
変化させてもよい。
【0025】特にリセス深さを変化させる場合には、例
えば、請求項8記載のように、トランジスタのリセスR
を段溝形状とし、形成する溝の段数を変化させれること
により簡単に実現できる。また更に、トランジスタのオ
ン抵抗Ronを変化させるには、請求項9記載のように、
スイッチング手段毎にトランジスタに印加するゲートバ
イアス電圧を変化させてもよい。
【0026】この場合、ゲートバイアス電圧は、作製さ
れた高周波切替装置の挿入損失を実測した結果に基づい
て設定できるため、製造時に生じるバラツキも含めて補
償することができる。そして、ゲートバイアス電圧によ
りトランジスタのオン抵抗Ronを調整する場合には、請
求項10記載のように、供給電圧を分圧する分圧回路を
設け、この分圧回路により、ゲートバイアス電圧を生成
することが望ましい。
【0027】即ち、トランジスタのオン抵抗Ronは、ド
レイン電流が流れ始めるピンチオフ電圧付近にて、ゲー
トバイアス電圧のわずかな変化に対して大きく変化す
る。従って、このピンチオフ電圧付近でトランジスタの
オン抵抗Ronを制御するには、小さな電圧範囲内で細か
く電圧レベルを制御しなければならない。そこで、供給
電圧を1/nに分圧するように分圧回路を設定すれば、
供給電圧の分解能のn倍の精度にて、ゲートバイアス電
圧を調整することになり、高精度な調整を容易に行うこ
とができるのである。
【0028】次に、高周波信号線路は、請求項11記載
のように、共通線に対して線対称な形状に形成すること
が望ましい。即ち、対称な位置に存在する一対の個別線
は、その形状及び長さが等しく伝送損失が同一となるた
め、調整時に個別に設定すべきオン抵抗の種類を、ほぼ
半減することができ、装置の設計,作製を容易化できる
からである。
【0029】ところで、ミリ波帯では、一般に、伝送基
本モードとしてTEM(Transmission Electric Magnet
ic)波が用いられている。このTEM波は、伝搬方向に
電気力線と磁力線のモードが存在しないため、垂直に交
わる分岐点では損失なく伝搬されるが、斜めに交わる分
岐点では、伝搬方向に電気力線と磁力線が混在するモー
ドが発生してしまい、反射波を発生させる等して伝送損
失を増大させてしまうことが知られている。
【0030】そこで、高周波信号線路は、請求項12記
載のように、T字分岐,或いは十字分岐を用いて直進方
向,或いは垂直方向に分岐するよう形成することが望ま
しい。この場合、高周波信号としてミリ波帯の周波数を
有するものを用いた場合に、分岐点での反射,損失を最
小限に抑えることができ、当該装置の性能を向上させる
ことができる。また、スイッチング手段を構成するトラ
ンジスタのオン抵抗を設定する際に、分岐点での反射,
損失を考慮する必要がないため、設計の容易化を図るこ
とができる。
【0031】次に、請求項13記載の高周波信号切替装
置では、共通線から分岐した複数の個別線のいずれか
を、各個別線に設けられたスイッチング手段を制御する
ことにより択一的に導通させる。そして、増幅手段が、
個別線に向けて伝送される高周波信号を増幅する。但
し、増幅手段は、増幅率の設定が可変なものを用いてい
る。
【0032】従って、本発明の高周波信号切替装置によ
れば、個別線間の伝送損失の相違を補償するようスイッ
チング手段の動作に応じて増幅手段の増幅率の設定を変
化させれば、各チャンネルの伝送経路差や分岐点での干
渉等によって生じる伝送損失差が相殺され、どのチャネ
ルを導通させても挿入損失が均一になるため、信号の通
過方向が一方向に制限される以外は、請求項1記載の高
周波信号切替装置と全く同様の効果を得ることができ
る。
【0033】また、本発明の高周波信号切替装置によれ
ば、増幅手段にて伝送損失分が補われるため、伝送損失
の大きい、より多分岐の高周波切替装置にも好適に適用
することができる。更に、本発明の高周波信号切替装置
によれば、増幅手段の増幅率を各チャネルでの伝送損失
を上回るように設定すれば、単に信号の切替を行うだけ
でなく、信号を増幅して出力することができ、高性能化
を図ることができる。
【0034】なお、増幅手段が、トランジスタを含んで
構成されている場合、増幅手段の増幅率を変化させるに
は、請求項14記載のように、トランジスタのゲートバ
イアス電圧を変化させるか、又は請求項15記載のよう
に、トランジスタのドレインバイアス電圧を変化させれ
ばよい。
【0035】特に、ドレインバイアス電圧を変化させる
場合には、請求項16記載のように、デプレション型の
トランジスタを用いれば、ゲートバイアス電圧を接地電
位に固定して用いることが可能となり、ゲートバイアス
電圧用印加用の制御電極や信号線を省略できる。従っ
て、MMIC化した場合には、チップ面積の縮小を図る
ことができる。
【0036】次に、請求項17記載の高周波信号切替装
置では、共通線から分岐した複数の個別線のいずれか
を、各個別線に設けられたスイッチング手段を制御する
ことにより択一的に導通させる。そして、増幅手段が、
個別線から伝送されてくる高周波信号を増幅する。但
し、増幅手段は、増幅率の設定が可能なものを用いてい
る。
【0037】従って、本発明の高周波信号切替装置によ
れば、個別線間の伝送損失の相違を補償するようスイッ
チング手段の動作に応じて増幅手段の増幅率の設定を変
化させれば、各チャンネルの伝送経路差や分岐点での干
渉等によって生じる伝送損失差が相殺され、どのチャネ
ルを導通させても挿入損失が均一になるため、信号の通
過方向が反対である以外は、請求項13記載の高周波信
号切替装置と全く同様の効果を得ることができる。
【0038】なお、請求項18〜20に記載されている
ように、請求項13記載の高周波信号切替装置に対する
請求項14〜16の構成を、請求項17記載の高周波信
号切替装置にも、全く同様に適用することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面と
共に説明する。 [第1実施形態]図1は、本実施形態の高周波信号切替
装置の概略構成図である。但し、本実施形態の高周波信
号切替装置はMMIC化されたものであり、図1は、M
MICチップ上における伝送線路の配線状態も示す。ま
た、図面上では明示しないが、各伝送線路はコプレナー
線路にて構成されている。
【0040】図1に示すように、本実施形態の高周波信
号切替装置2は、一端が電極パッドPS0に接続された
共通線としての共通伝送線路10と、一端がそれぞれ電
極パッドPS1〜PS4に接続された個別線としての個
別伝送線路11〜14とを備えている。以下、共通伝送
線路10及び個別伝送線路11〜14を総称して高周波
信号線路と呼ぶ。
【0041】そして、共通伝送線路10は、その電極パ
ッド接続端とは反対側の端部(第1分岐点という)T1
が2分岐しており、更に、その2分岐した各端部(第2
分岐点という)T21,T22から、それぞれ一対の個
別伝送線路11,12及び13,14が分岐している。
【0042】また、共通伝送線路10及び個別伝送線路
11が平行に配線され、しかも信号の伝送方向が変化す
る部位では直角に曲がるよう、第1及び第2分岐点T
1,T21,T22では、交差部分が直角なT字分岐が
用いられ、また、両外側の個別伝送線路11,14は、
くの字状に直角に屈曲した部分を有している。
【0043】しかも、高周波伝送線路の全体形状は、共
通伝送線路10に対して線対称となるように形成されて
おり、外側に位置する個別伝送線路11,14(以下、
外側チャネルという)同士、また内側に位置する個別伝
送線路12,13(以下、内側チャネルという)同士
は、それぞれ線路長及び線路形状に基づく線路単体の伝
送損失が等しくなるように構成されている。
【0044】また、各個別伝送線路11〜14上には、
それぞれ個別伝送線路11〜14を導通,遮断し、導通
時には予め設定された目標周波数(本実施形態では77
GHz)近傍の高周波信号をのみを選択的に通過させる
スイッチング手段としてのスイッチSW1〜SW4が設
けられている。以下、スイッチSW1〜SW4が設けら
れた各個別伝送線路11〜14を、それぞれチャネルC
H1〜CH4とも呼ぶ。
【0045】更に、高周波信号切替装置2には、図示し
ないが、制御信号を印加するための制御用電極パッド
と、各制御用電極パッドと各スイッチSW1〜SW4と
を接続する制御信号線路とが設けられており、各スイッ
チSW1〜SW4は、制御用電極パッドに印加され、制
御信号線路を介して供給される制御信号に従って駆動さ
れるように構成されている。
【0046】ここで、スイッチSWi(i=1,2,
3,4)は、図13に示すように、一端が個別伝送線路
に接続されたスタブ20と、個別伝送線路への接続端と
は反対側に位置する制御端を接地,或いは開放状態とす
るトランジスタ22とからなり、いわゆるスタブ共振型
スイッチにより構成されている。
【0047】このうち、スタブ20は、高周波伝送線路
と同様にコプレナー線路にて構成されており、目標周波
数の高周波信号の線路内波長をλとして、長さ(スタブ
長)がλ/4に設定されている。つまり、スイッチSW
iが接続されたチャネルCHiは、擬似的なショートス
タブが形成されるトランジスタ22のオン時に導通状態
となり、一方、擬似的なオープンスタブが形成されるト
ランジスタ22のオフ時に遮断状態となる。
【0048】一方、トランジスタ22は、InAlAs
(ドープ層)/歪InGaAs(チャネル層)をエピ膜
に用いた高電子移動度トランジスタ(HEMT)からな
る(図16参照)。但し、外側チャネルCH1,4を制
御するスイッチSW1,4に設けられたトランジスタ2
2aは、図2(a)に示すように、一対のドレイン電極
KD及び3個のソース電極KSが交互に配置されると共
に、これら両電極間のそれぞれに配置された4本の突出
部(櫛歯部分)を有する櫛歯形状のゲート電極KGが配
線されている。なお、スタブ20の先端に接続されたド
レイン電極KDは、スタブ20の線路幅より突出するこ
となく、スタブ20の先端がコの字状となるよう形成さ
れており、また、ソース電極KSは、図中では各電極が
分離されているが、実際には、エアブリッジ配線により
互いに接続されており、両外側の電極が、接地電位に固
定されたグランド電極に接続されている。
【0049】一方、内側チャネルCH2,3を制御する
スイッチSW2,3に設けられたトランジスタ22b
は、図2(b)に示すように、スタブ20の線路幅とと
同じ幅に形成されたドレイン電極KD、及びドレイン電
極KDの幅方向両側に配置された一対のソース電極KS
を備え、これら両電極間のそれぞれに配置された2本の
突出部(櫛歯部分)を有する櫛歯形状のゲート電極KG
が配線されている。なお、ソース電極KSは、いずれも
グランド電極に接続されている。
【0050】そして、いずれのトランジスタ22a,2
2bも、ゲート電極KGの櫛歯部分の長さは、50[μ
m]で一定に形成されており、従って、トランジスタ2
2aの総ゲート幅は200[μm]、トランジスタ22
bの総ゲート幅は100[μm]に設定されている。
【0051】ここで、図3のグラフは、トランジスタ2
2の総ゲート幅に対するオン抵抗の変化を測定した結果
を示すものであり、総ゲート幅を増大させるほど、オン
抵抗が低下する様子が表されている。つまり、各トラン
ジスタ22a,22bの総ゲート幅は、図3のグラフに
基づき、外側チャネルCH1,4と内側チャネルCH
2,3との間の伝送経路差等に基づく伝送損失差を相殺
するような大きさに設定されている。
【0052】例えば、外側チャネルCH1,4と内側チ
ャネルCH2,3との伝送損失差が0.3[dB]であ
る場合、総ゲート幅が100[μm]であるトランジス
タ22bを用いて構成された内側チャネルのスイッチS
W2,3による損失が1.8[dB]であれば、外側チ
ャネルのスイッチSW1,4による損失が1.5[d
B]となるように、トランジスタ22aの総ゲート幅を
設定(ここでは200[μm])することにより、どの
チャネルの伝送損失も1.8[dB]で均等になるので
ある。
【0053】このように構成された本実施形態の高周波
信号切替装置2では、制御用電極パッドに、いずれか一
つのチャネルCHiのみを択一的に導通させるような制
御信号を印加して使用する。そして、制御信号によりチ
ャネルCHiを導通させた時には、個別電極パッドPS
iに印加された高周波信号のみが、共通電極パッドPS
0から出力され、逆に、共通電極パッドPS0に印加さ
れた高周波信号が、個別電極パッドPSiのみから出力
される。つまり、マルチプレクサ或いはデマルチプレク
サのいずれとしても動作する。
【0054】以上説明したように、本実施形態の高周波
信号切替装置2においては、各チャネルの導通,遮断を
行うスイッチSW1〜4を、スタブ20及びトランジス
タ22からなるスタブ共振型スイッチにて構成してい
る。しかも、外側チャネルCH1又はCH4が導通チャ
ネルである場合と、内側チャネルCH2又はCH3が導
通チャネルである場合とで、互いに異なったものとなる
挿入損失(導通チャネルの線路長差に基づく損失、及び
各遮断チャネルからの反射波の干渉に基づく損失)の大
きさに応じて、この挿入損失差を補償するように、各ス
イッチSW1〜SW4のトランジスタ22(22a,2
2b)のオン抵抗Ronを設定している。
【0055】従って、本実施形態の高周波信号切替装置
2によれば、どのチャネルCH1〜4を導通チャネルに
しても、常に一定の挿入損失にて高周波信号を伝送する
ことができ、例えば、各チャネルCH1〜4を介して得
られる高周波信号を比較する測定器や、どのチャネルC
H1〜4からも同じ強度の高周波信号を出力する必要の
ある装置等に好適に用いることができる。
【0056】また、本実施形態の高周波信号切替装置2
では、トランジスタ22を櫛歯形状のゲート電極を用い
て構成し、櫛歯部分の本数を変えることにより、ゲート
幅,ひいてはトランジスタ22のオン抵抗Ronを変化さ
せている。従って、スタブ20の線路幅より広いゲート
幅が必要であっても、スタブ20の制御端における線路
幅を広げる必要がなく、コプレナー線路からなるスタブ
20の特性を、トランジスタ22が接続される制御端に
おいても均一に保持することができる。
【0057】その結果、本実施形態の高周波信号切替装
置2によれば、スタブ20の制御端にトランジスタ22
が接続されているにも関わらず、理想的なオープンスタ
ブ、或いはショートスタブに近い特性を実現でき、反射
の少ない高性能なスイッチング特性を得ることができ
る。
【0058】更に、本実施形態の高周波信号切替装置2
では、トランジスタ22のゲート電極KGの櫛歯部分を
複数設けているため、各櫛歯部分の長さ(個別ゲート
幅)を短く抑えることができ、その結果、櫛歯部分の先
端への給電が遅延なく行われるため、トランジスタのオ
ン,オフ動作、ひいては各チャネルCH1〜4の導通,
遮断の切替を高速に行うことができる。
【0059】また、本実施形態では、各個別伝送線路1
1〜14が分岐する分岐点T1,T21,T22の形状
を直角に交わるT字分岐とし、また外側チャネルの個別
伝送線路11,14の屈曲部分の角度も直角としている
ので、TEM波からなる高周波信号を、これら分岐点や
屈曲部分にて反射することなく、効率よく伝送できる。
【0060】また更に、本実施形態では、高周波伝送線
路が共通伝送線路10に対して線対称な形状に形成さ
れ、外側チャネルCH1,4同士、内側チャネルCH
2,3同士が、それぞれ同じ伝送特性を有するように構
成されている。このため、各チャネル間の挿入損失差を
補償するようトランジスタ22のオン抵抗Ronの設定を
行う際に、外側チャネルCH1又はCH4を導通チャネ
ルとした場合、及び、内側チャネルCH2又はCH3を
導通チャネルとした場合の2つの場合のみを考慮すれば
よく、全てのチャネルCH1〜4を個々に検討する必要
がないので、各チャネルの伝送損失を均一にする手間を
半減することができる。
【0061】ところで、本実施形態では、櫛歯形状に形
成されたゲート電極KGの櫛歯部分の本数を変えること
により各トランジスタ22の総ゲート幅を変化させてい
るが、更に各櫛歯部分の長さを個々に変化させて微妙な
調整を行うことにより、各チャネル間の挿入損失差をよ
り高精度に補償するようにしてもよい。また、いずれの
トランジスタ22もゲート電極KGの櫛歯部分を同数に
構成し、櫛歯部分の長さのみを変化させることにより、
総ゲート幅を調整するようにしてもよい。 [第2実施形態]次に第2実施形態について説明する。
【0062】本実施形態では、スイッチSW1〜4を構
成するトランジスタ22におけるオン抵抗を変化させる
ための構成以外は、第1実施形態と全く同様に構成され
ているので、この構成の相違部分を中心に説明する。即
ち、第1実施形態では、トランジスタ22のオン抵抗R
onの調整を、櫛歯形状に形成されたゲート電極KGの形
状(櫛歯部分の本数や長さ)を変化させることにより総
ゲート幅を変化させることにより行っているが、本実施
形態では、トランジスタの製造時にゲート電極KGの取
付部分に形成されるリセスRの形状を制御することによ
り行っている。
【0063】ここで、トランジスタ(HEMT)22の
作製プロセスについて簡単に示す(図16参照)。ま
ず、InP基板P上に、歪InGaAsチャネル層H
c,n−InAlAsドープ層Hd,i−InAlAs
ゲートコンタクト層Hg,n−InGaAsキャップ層
Hpからなるエピ膜を形成する。
【0064】そして、キャップ層Hpの上部に、ソース
電極KS及びドレイン電極KDとなるTi/Pt/Au
を合計630nmの膜厚で蒸着し、その後、ゲート電極
KG直下のキャップ層Hpを取り除くリセスエッチング
工程を行う。このリセスエッチング工程により露出した
ゲートコンタクト層Hgの上部に、ゲート電極KGとな
るTi/Pt/Auを合計350nmの膜厚で蒸着す
る。
【0065】その後、保護膜の形成、及び基板上に形成
された他の素子との配線等を行うことによりMMICを
作製する。なお、リセスエッチング工程では、ゲート電
極KG直下のキャップ層Hpのみがリセスエッチング液
にさらされるように、エッチングする必要がない部分を
マスクする。
【0066】このマスクは、ウェハ上にレジスト(感光
剤)を塗布し、その後、エッチングすべき部分のレジス
トをウェハから除去するフォト工程を行うことにより形
成される。そして、このフォト工程では、エッチングす
べき部分を感光させるためガラスマスク(即ち、レジス
トを除去する以外の部分をマスクするためのもの)が用
いられ、このガラスマスクの寸法を適宜設定することに
より、リセスの平面的な形状を自由に設定できる。しか
も、フォト工程では、ハーフミクロン程度の微細加工が
可能である。
【0067】そして、先に示した(1)式からわかるよ
うに、リセス長Lを長くするほど、トランジスタのオン
抵抗Ronが増大する。つまり、各トランジスタ22のリ
セス長Lは、外側チャネルCH1,4を導通チャネルに
した場合と、内側チャネルCH2,3を導通チャネルに
した場合とで、互いに異なったものとなる挿入損失に基
づき、これらの挿入損失差を相殺するような大きさだけ
トランジスタ22のオン抵抗Ronが互いに異なるように
設定されている。
【0068】例えば、外側チャネルCH1,4と内側チ
ャネルCH2,3との挿入損失差が0.3[dB]であ
る場合、外側チャネルCH1,2のスイッチSW1,4
による損失が、内側チャネルCH2,3のスイッチSW
2,3による損失より、0.3[dB]だけ小さくなる
ように、スイッチSW1,4を構成するトランジスタ2
2aのリセス長(ここでは0.5[μm])、及びスイ
ッチSW2,3を構成するトランジスタ22bのリセス
長(ここでは1.0[μm])をそれぞれ設定すること
により、どのチャネルCH1〜4を導通チャネルとして
も、常に一定の挿入損失となる。
【0069】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、第1実施形態の場合と同様に、外側チャネルCH1
又はCH4が導通チャネルである場合と、内側チャネル
CH2又はCH3が導通チャネルである場合とで異なっ
たものとなる挿入損失に基づき、これらの挿入損失差を
補償するように、各スイッチSW1〜SW4のトランジ
スタ22(22a,22b)のオン抵抗Ronを設定して
いる。
【0070】従って、どのチャネルCH1〜4を導通チ
ャネルにしても、常に一定の挿入損失にて高周波信号を
通過させることができ、例えば、各チャネルCH1〜4
を介して得られる高周波信号を比較する測定器や、どの
チャネルCH1〜4からも同じ強度の高周波信号を出力
する必要のある装置等に好適に用いることができる。
【0071】また、本実施形態では、トランジスタ22
を製造する際に、フォト工程におけるガラスマスクパタ
ンを調整することにより、トランジスタ22のリセスR
の形状(特に本実施形態ではリセス長さ)を変化させ、
トランジスタ22のオン抵抗Ronを変化させているの
で、スタブ20のパタン等に全く影響を与えることな
く、トランジスタ22のオン抵抗Ronのみを簡単に変化
させることができる。
【0072】ところで、本実施形態では、ガラスマスク
パタンを調整することにより、リセス長Lを変化させて
いるが、リセス深さ、ひいてはゲートコンタクト層の残
り膜厚Dを変化させてもよい。この場合、リセスを形成
する際のエッチング時間を制御すればよい。なお、リセ
スエッチング液には、ゲートコンタクト層を、1[nm
/min]の割合でエッチングできるものが実現されて
おり、従って、このようなリセスエッチング液を用いて
エッチング時間を制御すれば、ゲートコンタクト層の残
り膜厚を、ナノメートルオーダにて精密に制御できる。
【0073】ここで、図4は、ゲートコンタクト層の残
り膜厚Dと基板抵抗との関係を測定した結果を表すグラ
フであり、ゲートコンタクト層残り膜厚Dが薄くなるほ
ど基板抵抗、ひいてはトランジスタ22のオン抵抗Ron
が増加する様子が示されている。
【0074】このようにリセス深さを制御する場合で
も、製造時にエッチング時間を制御するだけで、スタブ
20のパタン等に全く影響を与えることなく、トランジ
スタ22のオン抵抗Ronのみを簡単に変化させることが
できる。またリセスの断面形状が、図5(a)に示すよ
うに、単純な溝形状のもの(1段リセスという)と、図
5(b)に示すように、2段構成の段溝形状のもの(2
段リセスという)とを併用することで、2種類のオン抵
抗Ronを実現するようにしてもよい。
【0075】これら、1段及び2段リセスは、トランジ
スタの作製時に、まず幅広のリセスを形成するリセスエ
ッチング用のガラスマスクを用いてフォト工程(工程
1,2)を行った後、1回目のエッチングを実施(工程
3;図にはレジスト除去後の状態を示す)し、次に、幅
狭のリセスを形成するゲート電極形成用のガラスマスク
を用いてフォト工程(工程4,5)を行った後、2回目
のエッチングを実施(工程6;工程3と同様)すること
により、同時に形成することができる。
【0076】但し、リセスエッチング用のガラスマスク
は、2段リセスにすべきトランジスタの部分にのみ、エ
ッチング用の孔を形成するよう作製され、また、電極形
成用のガラスマスクは、全てのトランジスタの部分にエ
ッチング用の孔を形成するよう作製されており、特に、
2段リセスにすべきトランジスタの部分では、1回目の
エッチングにより形成された幅広のリセスの中に、エッ
チング用の孔を形成するように作製されている。
【0077】このように、フォト工程に用いるガラスマ
スクにより、トランジスタのゲート電極形成部分のエッ
チング回数を調整するだけで、同一ウェハ上に1段リセ
ス或いは2段リセスからなる2種類のトランジスタを同
時に作製することができる。しかも、エッチング時間を
1回目と2回目とで調節することで、2種類のトランジ
スタの各オン抵抗Ronも、それぞれ自由に設定すること
ができる。
【0078】なお、リセスRは、その断面形状が3段以
上の段溝形状となるように構成してもよい。 [第3実施形態]次に、第3実施形態について説明す
る。
【0079】本実施形態の高周波信号切替装置2は、第
1実施形態とは、スイッチSW1〜SW4の構成が一部
異なる以外は、全く同様に構成されているので、この構
成の相違する部分についてのみ説明する。即ち、本実施
形態では、スイッチSW1〜SW4として、第1実施形
態と同様に、スタブ20とトランジスタ22とからなる
スタブ共振型スイッチが用いられている。但し、いずれ
のチャネルのスイッチSW1〜SW4でも、トランジス
タ22の特性(オン抵抗Ron等)が等しくなるように構
成されている点が第1実施形態とは異なっている。
【0080】更に、本実施形態では、図6に示すよう
に、トランジスタ22のゲートには、制御信号を分圧す
る分圧回路24が接続されており、この分圧回路24を
構成する一対の抵抗24a,24bの各抵抗値の大きさ
の比は、9:1に設定されている。即ち、分圧回路24
は、供給される制御信号の電圧値Vsを1/10の大き
さに変換したものを、ゲートバイアス電圧Vgとして、
トランジスタ22のゲートに印加するように構成されて
いる。
【0081】なお、トランジスタ22は、ゲートバイア
ス電圧が0Vの時でもドレイン電流が流れるデプレショ
ン型のHEMTからなる。図7は、このトランジスタ2
2の入力電圧(ゲートバイアス電圧)Vgに対する出力
電流(ドレイン電流)Idの特性を示すグラフであり、
図示されているように、ドレイン電流Idが流れ始める
ゲートバイアス電圧(ピンチオフ電圧とよぶ)が約−
0.6Vであり、−0.55V付近からピンチオフ電圧
にかけて、除々にゲートバイアス電圧Vgを下げていく
と、オン抵抗Ron(グラフの傾きの逆数)が急激に増加
する。但し、図7は、ドレインバイアス電圧をVd=2
Vで一定とした場合の特性である。
【0082】このように構成された本実施形態の高周波
信号切替装置2は、各トランジスタ22のオン抵抗Ron
が、外側チャネルCH1,4と内側チャネルCH2,3
との間の線路長差等に基づく伝送損失差を相殺するよう
な大きさとなるように、ゲートバイアス電圧Vgを設定
して使用する。
【0083】そして、具体的に、本実施形態では、外側
チャネルCH1,4のスイッチSW1,4に供給する制
御信号の電圧値を−4.5Vに設定することにより、ス
イッチSW1,4を構成するトランジスタ22に−0.
45Vのゲートバイアス電圧を印加し、また、内側チャ
ネルCH2,3のスイッチSW2,3に供給する制御信
号の電圧値を−5.5Vに設定することにより、スイッ
チSW2,3を構成するトランジスタ22に−0.55
Vのゲートバイアス電圧を印加するように構成されてい
る。
【0084】以上説明したように、本実施形態の高周波
信号切替装置2では、スイッチSW1〜SW4を構成す
るトランジスタ22のゲートバイアス電圧Vgを変化さ
せることで、トランジスタ22のオン抵抗Ron、ひいて
は各チャネルCH1〜CH4の導通時の伝送特性を変化
させている。そして、ゲートバイアス電圧Vgは、作製
された当該装置2の伝送特性を実測し、その測定結果に
従って設定することができるため、製造時に生じるのバ
ラツキも含めて、各チャネルCH1〜CH4間の伝送損
失のバラツキを補償することができ、どのチャネルを導
通させても、挿入損失を均一なものとすることができ
る。
【0085】また、本実施形態の高周波信号切替装置2
では、分圧比が1/10に設定された分圧回路24を用
いて、制御信号からゲートバイアス電圧Vgを生成する
ようにされており、制御信号の電圧値Vsの10倍の精
度でゲートバイアス電圧Vgを調整できるため、トラン
ジスタ22のオン抵抗Ronの調整を精度よく行うことが
できる。 [第4実施形態]次に第4実施形態について説明する。
【0086】本実施形態の高周波信号切替装置4は、第
1実施形態とは一部構成が異なるだけであるため、その
構成の相違する部分を中心に説明する。即ち、図8に示
すように、共通伝送線路10上に、個別伝送線路11〜
14側から供給される高周波信号を増幅して電極パッド
PS0に供給する増幅手段としての高周波増幅器30が
設けられている点、及び各チャネルCH1〜4のスイッ
チSW1〜4が、いずれも同じ特性を有するように設定
されている点以外は、第1実施例と全く同様に構成され
ている。
【0087】そして、高周波増幅器30は、図9に示す
ように、トランジスタ31と、入力整合回路34と、出
力整合回路37とを備えた周知のものである。なお、入
力整合回路34は、一対の伝送線路32,33からな
り、直流分をカットするコンデンサ38を介して接地さ
れた伝送線路33の端部には、ゲートバイアス電圧印加
用の電極パッドPCGに接続される第1制御端子Tc1が
設けられている。また同様に、出力整合回路37は、一
対の伝送線路35,36からなり、直流分をカットする
コンデンサ39を介して接地された伝送線路36の端部
には、ドレインバイアス印加用の電極パッドPCDに接
続される第2制御端子Tc2が設けられている。
【0088】このように構成された高周波増幅器30
は、伝送線路32,33の接続点に設けられた入力端子
Tiから入力される高周波信号をトランジスタ31にて
増幅し、この増幅された高周波信号を、伝送線路35,
36の接続点に設けられた出力端子Toから出力する。
【0089】以上のように構成された高周波信号切替装
置4は、電極パッドPCGを接地電位に固定し、各チャ
ネルCH1〜4間の個別伝送線路の線路長や線路形状に
よって生じる伝送損失差を相殺するように、各チャネル
のスイッチSW1〜4の電極パッドPCDに印加するド
レインバイアス電圧Vdを変化させて使用する。
【0090】具体的には、図10に示す、高周波増幅器
30の利得Gain (即ち増幅率)を、第1制御端子Tc1
を介して印加するゲートバイアス電圧Vg及び第2制御
端子Tc2を介して印加するドレインバイアス電圧Vdを
変化させて測定した測定結果のグラフに基づいて、以下
のように制御する。但し、本実施形態では、トランジス
タ31としてデプレション型のHEMTを用いており、
また、周波数60GHzの高周波信号を用いて測定を行
った。
【0091】即ち、図示されているように、ゲートバイ
アス電圧をVg=0[V]に固定した場合、ドレインバ
イアス電圧Vd=0[V]の時に、利得Gain =−14
[dB]、及びVd=2[V]の時にGain =3.1d
Bとなり、ドレインバイアス電圧Vdを2〜3[V]付
近で変化させれば、高周波増幅器30の利得Gain を3
〜4[dB]付近で変化させることができる。これを利
用して、スイッチSW1〜4のオン,オフ状態に応じ
て、ドレインバイアス電圧Vd(即ち利得Gain)を切
替ることにより、各チャネルCH1〜CH4の伝送損失
が均一になるように制御するのである。
【0092】以上説明したように、本実施形態の高周波
信号切替装置4においては、共通伝送線路10上に高周
波増幅器30が設けられ、電極パッドPCDを介して高
周波増幅器30のドレインバイアス電圧Vd、ひいては
利得Gain を任意に設定できるようにされている。
【0093】従って、本実施形態の高周波信号切替装置
4によれば、導通チャネルが変化する毎に、ドレインバ
イアス電圧Vdを適宜変化させることにより、どのチャ
ネルCH1〜4を導通チャネルとした時でも、挿入損失
が均一となるようにすることができる。
【0094】また、本実施形態の高周波信号切替装置4
によれば、高周波増幅器30の利得が各チャネルCH1
〜4にて生じる伝送損失を上回るよう設定すれば、信号
の切替だけでなく、信号の増幅をも行うことができ、装
置の高性能化を図ることができる。
【0095】なお、本実施形態では、ゲートバイアス電
圧印加用の電極パッドPCGを設けたが、これを設ける
ことなく、ゲートバイアス電圧印加用の第1制御端子T
c1を、接地電極に直接接続してもよい。この場合、電極
パッドPCG及び電極パッドPCGにゲートバイアス電
圧Vgを供給するための信号線を省略することができ、
MMIC化した際に、より小型の装置を構成することが
できる。
【0096】また、本実施形態では、高周波増幅器30
の利得Gain を、ゲートバイアス電圧Vgを一定とし、
ドレインバイアス電圧Vdにより調整するよう構成した
が、逆に、ドレインバイアス電圧Vdを一定とし、ゲー
トバイアス電圧Vgにより調整するよう構成してもよ
い。
【0097】具体的には、図10のグラフに基づき、ド
レインバイアス電圧をVd=2[V]に固定した場合、
ゲートバイアス電圧をVg=−0.5〜−0.2[V]
の範囲で変化させれば、高周波増幅器30の利得をGai
n =0〜3[dB]の範囲で変化させることができる。
これを利用して、スイッチSW1〜4のオン,オフ状態
に応じて、ドレインバイアス電圧Vd(即ち利得Gain
)を切替えることにより、各チャネルCH1〜CH4
の伝送損失が均一になるように制御すればよい。
【0098】更に、本実施形態では、高周波増幅器30
により、個別伝送線路11〜14側から供給される高周
波信号を増幅するように構成したが、図11に示す高周
波信号切替装置4aのように、高周波増幅器30によ
り、逆に、電極パッドPS0側から供給される高周波信
号を増幅して、個別伝送線路11〜14側へ供給するよ
うに構成してもよい。
【0099】以上、本発明のいくつかの実施形態につい
て説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではなく、様々な形態にて実施することができる。例え
ば、上記第1〜4実施形態では、スイッチング手段とし
てスタブ共振型スイッチを用いているが、これに限ら
ず、トランジスタを用いて構成され、そのオン抵抗Ron
を変化させることにより、チャネルの伝送特性を変化さ
せることが可能なスイッチであれば、どのようなものを
用いてもよい。
【0100】また、上記第1〜4実施形態では、4本の
個別伝送線路11〜14を有する場合について説明した
が、個別伝送線路は、2又は3本、或いは5本以上であ
ってもよい。特に、個別伝送線路を奇数本とした場合に
は、図12に示すように(図には個別伝送線路が3本の
場合を示す)、共通伝送線路10からみて最初の分岐点
Tの形状を十字分岐とすれば、高周波伝送線路を、共通
伝送線路に対して線対称な形状に形成することができ、
当該装置の挿入損失を、導通チャネルによらず常に一定
となるように設定するための手間を軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の高周波信号切替装置の概略構
成図である。
【図2】 トランジスタの電極の形状を表す説明図であ
る。
【図3】 トランジスタのゲート幅に対するオン抵抗の
特性を表すグラフである。
【図4】 ゲートコンタクト層残り膜厚に対する基板抵
抗の特性を表すグラフである。
【図5】 1段及び2段リセスの製造工程を表す説明図
である。
【図6】 第3実施形態の高周波信号切替装置における
スイッチの構成を表す回路図である。
【図7】 トランジスタのゲートバイアス電圧に対する
ドレイン電流の特性を表すグラフである。
【図8】 第4実施形態の高周波信号切替装置の概略構
成図である。
【図9】 高周波増幅器の詳細構成を表す回路図であ
る。
【図10】 高周波増幅器のゲートバイアス電圧に対す
る利得の特性を表すグラフである。
【図11】 第4実施形態の変形例の概略構成図であ
る。
【図12】 他の実施形態の概略構成図である。
【図13】 スタブ共振型スイッチの構成、及びその等
価回路を表す説明図である。
【図14】 スタブ共振型スイッチの特性の概要を表す
説明図である。
【図15】 トランジスタのゲート幅を増大させる際の
問題点を示す説明図である。
【図16】 高電子移動度トランジスタ(HEMT)の
物理的な構成を示す平面図、及びそのX−X断面図であ
る。
【図17】 従来装置の概略構成図である。
【符号の説明】
2,4,4a…高周波信号切替装置 10…
共通伝送線路 11〜14…個別伝送線路 20…スタブ 24
…分圧回路 22(22a,22b),31…トランジスタ 24
a,24b…抵抗 30…高周波増幅器 32,33,35,36…伝送
線路 34…入力整合回路 37…出力整合回路 3
8,39…コンデンサ PS0〜PS4,PCD,PCG…電極パッド SW
1〜4…スイッチ Hc…チャネル層 Hd…ドープ層 Hg…ゲ
ートコンタクト層 Hp…キャップ層 KD…ドレイン電極 KG…ゲ
ート電極 KS…ソース電極 R…リセス

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通線及び該共通線から分岐する複数の
    個別線からなり、高周波信号を伝送する高周波信号線路
    と、 前記個別線毎に設けられ該個別線を導通,遮断するスイ
    ッチング手段と、 を備え、前記スイッチング手段により前記個別線のいず
    れかを択一的に導通させて高周波信号を伝送する高周波
    信号切替装置において、 前記スイッチング手段はトランジスタを含んで構成さ
    れ、 該トランジスタのオン抵抗が、前記個別線間の伝送損失
    の相違を補償するよう個別に設定されていることを特徴
    とする高周波信号切替装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高周波信号切替装置にお
    いて、 前記スイッチング手段は、 一端が前記個別線に接続されたスタブ、及び該スタブの
    前記個別線との接続端とは反対側に位置する制御端に接
    続されたトランジスタを備え、該トランジスタにより前
    記スタブの制御端の接続状態を開放或いは接地のいずれ
    かに切り替えることにより、前記個別線の導通,遮断を
    制御するスタブ共振型スイッチからなることを特徴とす
    る高周波信号切替装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の高周波信号
    切替装置において、 前記スイッチング手段毎に、前記トランジスタのゲート
    幅を変化させることにより、該トランジスタのオン抵抗
    を変化させることを特徴とする高周波信号切替装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の高周波信号切替装置にお
    いて、 前記トランジスタのゲートを櫛歯形状とし、形成する櫛
    歯の本数によってゲート幅を変化させることを特徴とす
    る高周波信号切替装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の高周波信号切替装置にお
    いて、 前記トランジスタのゲートを櫛歯形状とし、形成する櫛
    歯の長さによってゲート幅を変化させることを特徴とす
    る高周波信号切替装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項2記載の高周波信号
    切替装置において、 前記トランジスタは、高電子移動度トランジスタからな
    り、 前記スイッチング手段毎に、前記トランジスタのリセス
    長を変化させることにより、該トランジスタのオン抵抗
    を変化させることを特徴とする高周波信号切替装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項2記載の高周波信号
    切替装置において、 前記トランジスタは、高電子移動度トランジスタからな
    り、 前記スイッチング手段毎に、前記トランジスタのリセス
    深さを変化させることにより、該トランジスタのオン抵
    抗を変化させることを特徴とする高周波信号切替装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の高周波信号切替装置にお
    いて、 前記トランジスタのリセスを段溝形状とし、形成する溝
    の段数によってリセス深さを変化させることを特徴とす
    る高周波信号切替装置。
  9. 【請求項9】 請求項1又は請求項2記載の高周波信号
    切替装置において、 前記スイッチング手段毎に、前記トランジスタに印加す
    るゲートバイアス電圧を変化させることにより、該トラ
    ンジスタのオン抵抗を変化させることを特徴とする高周
    波信号切替装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の高周波信号切替装置に
    おいて、 供給電圧を分圧する分圧回路を設け、 該分圧回路により、前記ゲートバイアス電圧を生成する
    ことを特徴とする高周波信号切替装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項10いずれか記
    載の高周波信号切替装置において、 前記高周波信号線路を、前記共通線に対して線対称な形
    状に形成したことを特徴とする高周波信号切替装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項10いずれか記
    載の高周波信号切替装置において、 前記高周波信号線路が分岐する箇所ではT字分岐,或い
    は十字分岐を用いて、分岐した線路が直進方向,或いは
    垂直方向に分岐するよう形成したことを特徴とする高周
    波信号切替装置。
  13. 【請求項13】 共通線及び該共通線から分岐する複数
    の個別線からなり、高周波信号を伝送する高周波信号線
    路と、 前記個別線毎に設けられ、該個別線を導通,遮断するス
    イッチング手段と、 を備え、前記スイッチング手段により前記個別線のいず
    れかを択一的に導通させて高周波信号を伝送する高周波
    信号切替装置において、 前記共通線上に、前記個別線に向けて伝送される高周波
    信号を増幅し且つ増幅率の設定が可変な増幅手段を設
    け、 前記個別線間の伝送損失の相違を補償するよう前記スイ
    ッチング手段の動作に応じて、前記増幅手段の増幅率の
    設定を変化させることを特徴とする高周波信号切替装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の高周波信号切替装置
    において、 前記増幅手段はトランジスタを含んで構成され、 該トランジスタのゲートバイアス電圧を変化させること
    により、前記増幅率を変化させることを特徴とする高周
    波信号切替装置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の高周波信号切替装置
    において、 前記増幅手段はトランジスタを含んで構成され、 該トランジスタのドレインバイアス電圧を変化させるこ
    とにより、前記増幅率を変化させることを特徴とする高
    周波信号切替装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の高周波信号切替装置
    において、 前記増幅手段を構成するトランジスタは、デプレション
    型であり且つゲートバイアス電圧が接地電位に固定され
    ていることを特徴とする高周波信号切替装置。
  17. 【請求項17】 共通線及び該共通線から分岐する複数
    の個別線からなり、高周波信号を伝送する高周波信号線
    路と、 前記個別線毎に設けられ、該個別線を導通,遮断するス
    イッチング手段と、 を備え、前記スイッチング手段により前記個別線のいず
    れかを択一的に導通させて高周波信号を伝送する高周波
    信号切替装置において、 前記共通線上に、前記個別線から伝送されてくる高周波
    信号を増幅し且つ増幅率の設定が可変な増幅手段を設
    け、 前記個別線間の伝送損失の相違を補償するよう前記スイ
    ッチング手段の動作に応じて、前記増幅手段の増幅率の
    設定を変化させることを特徴とする高周波信号切替装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の高周波信号切替装置
    において、 前記増幅手段はトランジスタを含んで構成され、 該トランジスタのゲートバイアス電圧を変化させること
    により、前記増幅率を変化させることを特徴とする高周
    波信号切替装置。
  19. 【請求項19】 請求項17記載の高周波信号切替装置
    において、 前記増幅手段はトランジスタを含んで構成され、 該トランジスタのドレインバイアス電圧を変化させるこ
    とにより、前記増幅率を変化させることを特徴とする高
    周波信号切替装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の高周波信号切替装置
    において、 前記増幅手段を構成するトランジスタは、デプレション
    型であり且つゲートバイアス電圧が接地電位に固定され
    ていることを特徴とする高周波信号切替装置。
JP14060999A 1999-05-20 1999-05-20 高周波信号切替装置 Expired - Fee Related JP3978933B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14060999A JP3978933B2 (ja) 1999-05-20 1999-05-20 高周波信号切替装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14060999A JP3978933B2 (ja) 1999-05-20 1999-05-20 高周波信号切替装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000332502A true JP2000332502A (ja) 2000-11-30
JP3978933B2 JP3978933B2 (ja) 2007-09-19

Family

ID=15272698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14060999A Expired - Fee Related JP3978933B2 (ja) 1999-05-20 1999-05-20 高周波信号切替装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3978933B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1376737A1 (en) * 2002-06-24 2004-01-02 Murata Manufacturing Co., Ltd. High-frequency switch, and electronic device using the same
US6998934B2 (en) 2003-07-24 2006-02-14 Murata Manufacturing Co., Ltd. High frequency switch and electronic device including the same
JP2009219027A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Mitsubishi Electric Corp 高周波多分岐スイッチ
JP2014049964A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Toshiba Corp 送受切替回路、無線装置および送受切替方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1376737A1 (en) * 2002-06-24 2004-01-02 Murata Manufacturing Co., Ltd. High-frequency switch, and electronic device using the same
US6876280B2 (en) 2002-06-24 2005-04-05 Murata Manufacturing Co., Ltd. High-frequency switch, and electronic device using the same
US6998934B2 (en) 2003-07-24 2006-02-14 Murata Manufacturing Co., Ltd. High frequency switch and electronic device including the same
JP2009219027A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Mitsubishi Electric Corp 高周波多分岐スイッチ
JP2014049964A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Toshiba Corp 送受切替回路、無線装置および送受切替方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3978933B2 (ja) 2007-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7015109B2 (en) Interdigital capacitor and method for adjusting the same
EP2159840A2 (en) Semiconductor device including an air-bridge wiring and manufacturing method thereof
EP0517232A2 (en) Improved miniature microwave and millimeter wave tunable circuit
JP2000294786A (ja) 高周波スイッチ
US4587541A (en) Monolithic coplanar waveguide travelling wave transistor amplifier
JPH03145801A (ja) 高分離性受動スイッチ
EP3698429B1 (en) High impedance rf mems transmission devices and method of making the same
KR101148351B1 (ko) 멀티 칩 모듈 구조를 갖는 고주파 회로
JP2004039657A (ja) 半導体装置
JPH07321505A (ja) 移相器
JP2000332502A (ja) 高周波信号切替装置
US5019877A (en) Field effect transistor
TWI722864B (zh) 多厄悌放大器
JPH11274411A (ja) マイクロ波・ミリ波回路装置とその製造方法
JPH0119761B2 (ja)
JP2737874B2 (ja) 半導体線路変換装置
JP2959004B2 (ja) 半導体集積回路
JP2004201055A (ja) 減衰器
JPS63164504A (ja) 半導体装置
JP2000183290A (ja) 半導体高周波集積回路およびその製造方法
JPH02168632A (ja) 電界効果トランジスタ及び信号伝送線路
EP2107607A2 (en) High frequency semiconductor circuit device
JPH07263634A (ja) 伝送線路及び半導体装置
JPH10200312A (ja) マイクロ波集積回路
JP3451914B2 (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees