JP2000333831A - 食品蒸し装置 - Google Patents
食品蒸し装置Info
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- JP2000333831A JP2000333831A JP11150030A JP15003099A JP2000333831A JP 2000333831 A JP2000333831 A JP 2000333831A JP 11150030 A JP11150030 A JP 11150030A JP 15003099 A JP15003099 A JP 15003099A JP 2000333831 A JP2000333831 A JP 2000333831A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベルト上に蒸気が滞留するのを防止して、こ
の滞留蒸気による原料の膨潤をなくすと共に、原料の底
面に生じる巣穴の発生をなくすことができ、又、原料の
周囲に生じる温度境界層を強制的に吹き飛ばすことで原
料への熱伝達を促進し、短時間でしかも良品質の蒸し製
品を製造できる食品蒸し技術の提供。 【解決手段】 蒸し前原料Aをベルト30,40,50
上に載置して移行させる搬送コンベア3,4,5が蒸し
室10内に配設されている食品蒸し装置である。ベルト
がメッシュベルトで形成されている。送風方向を逆向き
にした少なくとも2個以上の送風ファン2が蒸し室内に
配設されている。
の滞留蒸気による原料の膨潤をなくすと共に、原料の底
面に生じる巣穴の発生をなくすことができ、又、原料の
周囲に生じる温度境界層を強制的に吹き飛ばすことで原
料への熱伝達を促進し、短時間でしかも良品質の蒸し製
品を製造できる食品蒸し技術の提供。 【解決手段】 蒸し前原料Aをベルト30,40,50
上に載置して移行させる搬送コンベア3,4,5が蒸し
室10内に配設されている食品蒸し装置である。ベルト
がメッシュベルトで形成されている。送風方向を逆向き
にした少なくとも2個以上の送風ファン2が蒸し室内に
配設されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸し処理が必要な
蒸し製品(例えば、かまぼこ、ソーセージ、まんじゅう
等)を製造するための装置であって、その蒸し前原料を
蒸し室内で移行させながら蒸し上げていくようにした食
品蒸し装置に関する。
蒸し製品(例えば、かまぼこ、ソーセージ、まんじゅう
等)を製造するための装置であって、その蒸し前原料を
蒸し室内で移行させながら蒸し上げていくようにした食
品蒸し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の食品蒸し装置は、蒸し前原料
(以下「原料」という)を載置して搬送させる搬送コン
ベアが蒸し室内に配設されたもので、従来、搬送コンベ
アのベルトとして、通気性のない平ベルト(例えばスチ
ール平ベルトやテフロン(登録商標)平ベルト)が用い
られていた。
(以下「原料」という)を載置して搬送させる搬送コン
ベアが蒸し室内に配設されたもので、従来、搬送コンベ
アのベルトとして、通気性のない平ベルト(例えばスチ
ール平ベルトやテフロン(登録商標)平ベルト)が用い
られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
食品蒸し装置のように、搬送コンベアのベルトとして平
ベルトを用いると、この平ベルトには通気性がないため
にベルト上に蒸気が滞溜し、この滞留蒸気によって原料
が膨潤したり、又、原料とベルトとの間に水滴や空気が
溜って、原料の底面に膨張した巣穴が生じる等、製造さ
れた蒸し製品の品質を低下させてしまうという問題があ
った。又、従来では、蒸気中を原料が移行するだけの蒸
し処理であるため、原料の周囲に生じる温度境界層によ
って原料への熱伝達が低下し、原料の温度上昇に時間が
かかるという問題があった。
食品蒸し装置のように、搬送コンベアのベルトとして平
ベルトを用いると、この平ベルトには通気性がないため
にベルト上に蒸気が滞溜し、この滞留蒸気によって原料
が膨潤したり、又、原料とベルトとの間に水滴や空気が
溜って、原料の底面に膨張した巣穴が生じる等、製造さ
れた蒸し製品の品質を低下させてしまうという問題があ
った。又、従来では、蒸気中を原料が移行するだけの蒸
し処理であるため、原料の周囲に生じる温度境界層によ
って原料への熱伝達が低下し、原料の温度上昇に時間が
かかるという問題があった。
【0004】本発明は上記のような従来の問題点を解決
するためになされたもので、ベルト上に蒸気が滞留する
のを防止して、この滞留蒸気による原料の膨潤をなくす
と共に、原料の底面に生じる巣穴の発生をなくすことが
できる食品蒸し装置を提供することを第1の課題として
いる。又、原料の周囲に生じる温度境界層を強制的に吹
き飛ばすことで原料への熱伝達を促進し、短時間でしか
も良品質の蒸し製品を製造できる食品蒸し装置を提供す
ることを第2の課題としている。
するためになされたもので、ベルト上に蒸気が滞留する
のを防止して、この滞留蒸気による原料の膨潤をなくす
と共に、原料の底面に生じる巣穴の発生をなくすことが
できる食品蒸し装置を提供することを第1の課題として
いる。又、原料の周囲に生じる温度境界層を強制的に吹
き飛ばすことで原料への熱伝達を促進し、短時間でしか
も良品質の蒸し製品を製造できる食品蒸し装置を提供す
ることを第2の課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題を解決す
るするために、本発明(請求項1)の食品蒸し装置は、
蒸し前原料を載置して搬送させる搬送コンベアが蒸し室
内に配設されている食品蒸し装置であって、搬送コンベ
アのベルトがメッシュベルトで形成されている構成とし
た。
るするために、本発明(請求項1)の食品蒸し装置は、
蒸し前原料を載置して搬送させる搬送コンベアが蒸し室
内に配設されている食品蒸し装置であって、搬送コンベ
アのベルトがメッシュベルトで形成されている構成とし
た。
【0006】この食品蒸し装置では、ベルトがメッシュ
ベルトで形成されているため、このメッシュベルトを蒸
気が通過することができる。従って、蒸気がベルトで遮
られることによる蒸気の滞留がなくなり、滞留蒸気によ
る原料の膨潤及び原料の底面に生じる巣穴の発生を防止
することができる。
ベルトで形成されているため、このメッシュベルトを蒸
気が通過することができる。従って、蒸気がベルトで遮
られることによる蒸気の滞留がなくなり、滞留蒸気によ
る原料の膨潤及び原料の底面に生じる巣穴の発生を防止
することができる。
【0007】又、前記第2の課題を解決するするため
に、本発明(請求項2)の食品蒸し装置は、前記した食
品蒸し装置において、蒸し室内に送風ファンが配設され
ている構成とした。
に、本発明(請求項2)の食品蒸し装置は、前記した食
品蒸し装置において、蒸し室内に送風ファンが配設され
ている構成とした。
【0008】このように、ベルトをメッシュベルトで形
成した上で、蒸し室内に送風ファンを配設すると、送風
ファンによる強制的な送風で蒸気が蒸し室内の全体を流
動し、その勢いによって原料の周囲に生じる温度境界層
を強制的に吹き飛ばすことができる。従って、原料への
熱伝達が促進され、原料の温度上昇に要する時間を短縮
することができる。又、送風ファンによって蒸気が流動
するため、蒸気が原料に直接に触れることが少なくなる
ため、膨潤や褐変が生じない良品質の蒸し製品を製造す
ることができる。又、蒸気が循環するため、原料の表面
に水滴が発生しにくく、表面が早く固化して乾いた状態
になる。従って、原料の表面からの水分蒸発も少なく、
水分の移動が少ないので目付膨張や目減りが少ない安定
した蒸し製品を製造することができる。
成した上で、蒸し室内に送風ファンを配設すると、送風
ファンによる強制的な送風で蒸気が蒸し室内の全体を流
動し、その勢いによって原料の周囲に生じる温度境界層
を強制的に吹き飛ばすことができる。従って、原料への
熱伝達が促進され、原料の温度上昇に要する時間を短縮
することができる。又、送風ファンによって蒸気が流動
するため、蒸気が原料に直接に触れることが少なくなる
ため、膨潤や褐変が生じない良品質の蒸し製品を製造す
ることができる。又、蒸気が循環するため、原料の表面
に水滴が発生しにくく、表面が早く固化して乾いた状態
になる。従って、原料の表面からの水分蒸発も少なく、
水分の移動が少ないので目付膨張や目減りが少ない安定
した蒸し製品を製造することができる。
【0009】又、蒸し室内に送風ファンが配設されてい
る場合において、送風方向を逆向きにした少なくとも2
個以上の送風ファンが蒸し室内に配設されている態様
(請求項3)がある。このように、複数個の送風ファン
を送風方向を逆向きにして配設すると、送風ファンによ
る強制的な送風で蒸気が蒸し室内の全体を満遍なく流動
するため、温度ムラがなくなり、各原料に対して均一に
熱伝達することができる。従って、各原料の蒸し上がり
にムラがなく、蒸し製品の品質を安定させることができ
る。
る場合において、送風方向を逆向きにした少なくとも2
個以上の送風ファンが蒸し室内に配設されている態様
(請求項3)がある。このように、複数個の送風ファン
を送風方向を逆向きにして配設すると、送風ファンによ
る強制的な送風で蒸気が蒸し室内の全体を満遍なく流動
するため、温度ムラがなくなり、各原料に対して均一に
熱伝達することができる。従って、各原料の蒸し上がり
にムラがなく、蒸し製品の品質を安定させることができ
る。
【0010】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は実施の1形態であって、食
品蒸し装置の側面断面図、図2はこの食品蒸し装置の正
面断面図である。
いて詳細に説明する。図1は実施の1形態であって、食
品蒸し装置の側面断面図、図2はこの食品蒸し装置の正
面断面図である。
【0011】図において、1は蒸し庫で、前後方向を長
くした方形箱状に形成され、その前端面に搬入口11が
開口され、後端面に搬出口12が開口され、底面に樋状
底板13が前端側に傾斜して取り付けられている。そし
て、この蒸し庫1の内部が蒸し室10に形成され、この
蒸し室10内の両側上部にボイラ14に接続した蒸気供
給管15,15が蒸し室10の長さ方向に延長して配管
されている。尚、この蒸し庫1の片側面には、その側面
を全面的に開放できるように複数個の扉が設けられ、こ
の側面と対向する側面の下側部分には着脱可能なパネル
が設けられている。このように、蒸し庫1の両側面を広
い幅で開放可能にしているため、蒸し室10に溜った原
料カスの除去や洗浄、それに各部の点検等のメンテナン
スを容易に行なうことができる。
くした方形箱状に形成され、その前端面に搬入口11が
開口され、後端面に搬出口12が開口され、底面に樋状
底板13が前端側に傾斜して取り付けられている。そし
て、この蒸し庫1の内部が蒸し室10に形成され、この
蒸し室10内の両側上部にボイラ14に接続した蒸気供
給管15,15が蒸し室10の長さ方向に延長して配管
されている。尚、この蒸し庫1の片側面には、その側面
を全面的に開放できるように複数個の扉が設けられ、こ
の側面と対向する側面の下側部分には着脱可能なパネル
が設けられている。このように、蒸し庫1の両側面を広
い幅で開放可能にしているため、蒸し室10に溜った原
料カスの除去や洗浄、それに各部の点検等のメンテナン
スを容易に行なうことができる。
【0012】又、この蒸し室10の上部には6個の送風
ファン2が、蒸し室10の幅方向ほぼ中央に位置して、
蒸し室10の長さ方向に並列して配設されている。そし
て、この各送風ファン2の送風方向は、それぞれ蒸し室
10の幅方向であって、交互に逆向きになるように設定
されている。尚、図中20はファンモータで、送風ファ
ン2を高速で回転させる。
ファン2が、蒸し室10の幅方向ほぼ中央に位置して、
蒸し室10の長さ方向に並列して配設されている。そし
て、この各送風ファン2の送風方向は、それぞれ蒸し室
10の幅方向であって、交互に逆向きになるように設定
されている。尚、図中20はファンモータで、送風ファ
ン2を高速で回転させる。
【0013】又、蒸し室10内には、前記送風ファン2
の下方に位置して、蒸し室10の長さ方向に延長する搬
送コンベア3,4,5が上下3段に配設されている。こ
の場合、上段搬送コンベア3は、前記搬入口11の手前
に軸支された始端側ローラ31と蒸し室10の後端側で
軸支された終端側ローラ32との間にベルト30が掛け
回され、その搬送面となる上側移行部が始端側ローラ3
1から終端側ローラ32に向けて矢印方向に移行するよ
うになっている。又、中段搬送コンベア4は、前記上段
搬送コンベア3の終端側ローラ32よりもさらに蒸し室
10の後端側で軸支された始端側ローラ41と蒸し室1
0の前端側で軸支され終端側ローラ42との間にベルト
40が掛け回され、その搬送面となる上側移行部が始端
側ローラ41から終端側ローラ42に向けて矢印方向に
移行するようになっている。又、下段搬送コンベア5、
前記中段搬送コンベア4の終端側ローラ42よりもさら
に蒸し室10の前端側で軸支された始端側ローラ51と
前記搬出口12の先方に軸支された後端側ローラ52と
の間にベルト50が掛け回され、その搬送面となる上側
移行部が始端側ローラ51から終端側ローラ52に向け
て矢印方向に移行するようになっている。
の下方に位置して、蒸し室10の長さ方向に延長する搬
送コンベア3,4,5が上下3段に配設されている。こ
の場合、上段搬送コンベア3は、前記搬入口11の手前
に軸支された始端側ローラ31と蒸し室10の後端側で
軸支された終端側ローラ32との間にベルト30が掛け
回され、その搬送面となる上側移行部が始端側ローラ3
1から終端側ローラ32に向けて矢印方向に移行するよ
うになっている。又、中段搬送コンベア4は、前記上段
搬送コンベア3の終端側ローラ32よりもさらに蒸し室
10の後端側で軸支された始端側ローラ41と蒸し室1
0の前端側で軸支され終端側ローラ42との間にベルト
40が掛け回され、その搬送面となる上側移行部が始端
側ローラ41から終端側ローラ42に向けて矢印方向に
移行するようになっている。又、下段搬送コンベア5、
前記中段搬送コンベア4の終端側ローラ42よりもさら
に蒸し室10の前端側で軸支された始端側ローラ51と
前記搬出口12の先方に軸支された後端側ローラ52と
の間にベルト50が掛け回され、その搬送面となる上側
移行部が始端側ローラ51から終端側ローラ52に向け
て矢印方向に移行するようになっている。
【0014】そして、前記各搬送コンベア3,4,5に
おいて、各ベルト30,40,50が網目を持ったメッ
シュベルトにより形成されており、この点が本食品蒸し
装置の最大の特徴である。この実施の形態では、以下の
ように形成されたメッシュベルトを用いている。 尚、図中60は支持ローラ、61は駆動モータである。
又、33,43はガイドプレートで、上段搬送コンベア
3及び中段搬送コンベア4の終端回行部に沿って設けら
れている。
おいて、各ベルト30,40,50が網目を持ったメッ
シュベルトにより形成されており、この点が本食品蒸し
装置の最大の特徴である。この実施の形態では、以下の
ように形成されたメッシュベルトを用いている。 尚、図中60は支持ローラ、61は駆動モータである。
又、33,43はガイドプレートで、上段搬送コンベア
3及び中段搬送コンベア4の終端回行部に沿って設けら
れている。
【0015】この食品蒸し装置は、蒸し処理が必要な蒸
し製品(例えば、かまぼこ、ソーセージ、まんじゅう
等)を製造するため装置であって、その蒸し前原料A
(以下「原料」という)を搬送コンベア3,4,5によ
って蒸し室10内で搬送させながら蒸し上げていくもの
である。この場合、まず、原料Aを上段搬送コンベア3
の始端側においてベルト30上に載置させると、ベルト
30の移行によって原料Aが矢印方向に搬送され、搬入
口11を通って蒸し室10内に侵入し、終端の回行部に
おいてガイドプレート33によりガイドされながら中段
搬送コンベア4に落下する。原料Aは、引き続き中段搬
送コンベア4により矢印方向に搬送され、再度、終端の
回行部においてガイドプレート43によりガイドされな
がら下段搬送コンベア5に落下し、引き続き下段搬送コ
ンベア5により矢印方向に搬送され、搬出口12を通っ
て蒸し室10内から出たのち終端部で取下ろされる。こ
のように、原料Aは、蒸し室10内を各搬送コンベア
3,4,5により搬送される過程で、蒸気管15,15
からの蒸気によって蒸し上げられるものである。
し製品(例えば、かまぼこ、ソーセージ、まんじゅう
等)を製造するため装置であって、その蒸し前原料A
(以下「原料」という)を搬送コンベア3,4,5によ
って蒸し室10内で搬送させながら蒸し上げていくもの
である。この場合、まず、原料Aを上段搬送コンベア3
の始端側においてベルト30上に載置させると、ベルト
30の移行によって原料Aが矢印方向に搬送され、搬入
口11を通って蒸し室10内に侵入し、終端の回行部に
おいてガイドプレート33によりガイドされながら中段
搬送コンベア4に落下する。原料Aは、引き続き中段搬
送コンベア4により矢印方向に搬送され、再度、終端の
回行部においてガイドプレート43によりガイドされな
がら下段搬送コンベア5に落下し、引き続き下段搬送コ
ンベア5により矢印方向に搬送され、搬出口12を通っ
て蒸し室10内から出たのち終端部で取下ろされる。こ
のように、原料Aは、蒸し室10内を各搬送コンベア
3,4,5により搬送される過程で、蒸気管15,15
からの蒸気によって蒸し上げられるものである。
【0016】このとき、各搬送コンベア3,4,5のベ
ルト30,40,50がメッシュベルトで形成されてい
るため、このメッシュベルトを蒸気が通過することがで
きる。従って、蒸気の流動がベルト30,40,50に
よって遮られることがないため、蒸気の滞留がなくな
り、滞留蒸気による原料Aの膨潤及び原料Aの底面に生
じる巣穴の発生を防止することができる。
ルト30,40,50がメッシュベルトで形成されてい
るため、このメッシュベルトを蒸気が通過することがで
きる。従って、蒸気の流動がベルト30,40,50に
よって遮られることがないため、蒸気の滞留がなくな
り、滞留蒸気による原料Aの膨潤及び原料Aの底面に生
じる巣穴の発生を防止することができる。
【0017】又、上述のように、ベルト30,40,5
0をメッシュベルトで形成した上で、蒸し室10内に送
風ファン2を配設しているため、送風ファン2による強
制的な送風で蒸気が蒸し室10内の全体を流動し、その
勢いによって原料Aの周囲に生じる温度境界層を強制的
に吹き飛ばすことができる。従って、原料Aへの熱伝達
が促進され、原料Aの温度上昇に要する時間を短縮する
ことができる。本出願人による実験結果では、送風ファ
ン2を設けた場合は、設けない場合に比べて温度上昇時
間が1/3(具体的には15分かかったものが5分で済
んだ)になった。又、送風ファン2によって蒸気が流動
するため、蒸気が原料Aに直接に触れることが少なく、
このため、膨潤や褐変が生じない良品質の蒸し製品を製
造することができる。又、蒸気が循環するため、原料A
の表面に水滴が発生しにくく、表面が早く固化して乾い
た状態になる。従って、原料Aの表面からの水分蒸発も
少なく、水分の移動が少ないので目付膨張や目減りが少
ない安定した蒸し製品を製造することができる。又、本
実施の形態のように、搬送コンベア3,4,5を複数段
に設けた場合に、上段側から下段側への受渡しに伴う原
料Aの落下に際しても、原料Aの変形や破損が少なくな
り、不良製品の発生を抑えることができる。言い替えれ
ば、搬送コンベア3,4,5を複数段(多段)に設ける
ことが可能になるため、機械長の短縮や配置スペース、
ランニングコスト等の面でメリットが得られる。更に、
送風ファン2が送風方向を逆向きにして配設されている
ため、蒸気が蒸し室内の全体を満遍なく流動する。この
ため、温度ムラがなくなり、各原料Aに対して均一に熱
伝達することができる。従って、各原料Aの蒸し上がり
にムラがなく、蒸し製品の品質を安定させることができ
る。
0をメッシュベルトで形成した上で、蒸し室10内に送
風ファン2を配設しているため、送風ファン2による強
制的な送風で蒸気が蒸し室10内の全体を流動し、その
勢いによって原料Aの周囲に生じる温度境界層を強制的
に吹き飛ばすことができる。従って、原料Aへの熱伝達
が促進され、原料Aの温度上昇に要する時間を短縮する
ことができる。本出願人による実験結果では、送風ファ
ン2を設けた場合は、設けない場合に比べて温度上昇時
間が1/3(具体的には15分かかったものが5分で済
んだ)になった。又、送風ファン2によって蒸気が流動
するため、蒸気が原料Aに直接に触れることが少なく、
このため、膨潤や褐変が生じない良品質の蒸し製品を製
造することができる。又、蒸気が循環するため、原料A
の表面に水滴が発生しにくく、表面が早く固化して乾い
た状態になる。従って、原料Aの表面からの水分蒸発も
少なく、水分の移動が少ないので目付膨張や目減りが少
ない安定した蒸し製品を製造することができる。又、本
実施の形態のように、搬送コンベア3,4,5を複数段
に設けた場合に、上段側から下段側への受渡しに伴う原
料Aの落下に際しても、原料Aの変形や破損が少なくな
り、不良製品の発生を抑えることができる。言い替えれ
ば、搬送コンベア3,4,5を複数段(多段)に設ける
ことが可能になるため、機械長の短縮や配置スペース、
ランニングコスト等の面でメリットが得られる。更に、
送風ファン2が送風方向を逆向きにして配設されている
ため、蒸気が蒸し室内の全体を満遍なく流動する。この
ため、温度ムラがなくなり、各原料Aに対して均一に熱
伝達することができる。従って、各原料Aの蒸し上がり
にムラがなく、蒸し製品の品質を安定させることができ
る。
【0018】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
本発明の具体的な構成はこの実施例に限定されるもので
はない。例えば、搬送コンベアは、必ずしも複数段(多
段)に設ける必要はなく、1段だけでもよい。又、送風
ファンについても、1個だけでもよいが、好ましくは、
実施の形態で示したように、送風方向を逆にした複数個
の送風ファンを設けるのが好ましい。又、搬送コンベア
のベルトについても、その材質や通気度等は、蒸し製品
の種類や搬送量、搬送速度、その他の条件に応じて適宜
に決定できる。又、搬送コンベアのベルトを洗浄するた
めの洗浄装置を付加する等は任意にできる。
本発明の具体的な構成はこの実施例に限定されるもので
はない。例えば、搬送コンベアは、必ずしも複数段(多
段)に設ける必要はなく、1段だけでもよい。又、送風
ファンについても、1個だけでもよいが、好ましくは、
実施の形態で示したように、送風方向を逆にした複数個
の送風ファンを設けるのが好ましい。又、搬送コンベア
のベルトについても、その材質や通気度等は、蒸し製品
の種類や搬送量、搬送速度、その他の条件に応じて適宜
に決定できる。又、搬送コンベアのベルトを洗浄するた
めの洗浄装置を付加する等は任意にできる。
【0019】
【発明の効果】以上、説明してきたように本発明(請求
項1)の食品蒸し装置にあっては、搬送コンベアのベル
トがメッシュベルトで形成されているため、蒸気の滞留
がなくなり、滞留蒸気による原料の膨潤及び原料の底面
に生じる巣穴の発生を防止することができる。
項1)の食品蒸し装置にあっては、搬送コンベアのベル
トがメッシュベルトで形成されているため、蒸気の滞留
がなくなり、滞留蒸気による原料の膨潤及び原料の底面
に生じる巣穴の発生を防止することができる。
【0020】又、上述のように、ベルトをメッシュベル
トで形成した上で、蒸し室内に送風ファンを配設すると
(請求項2)、原料の周囲に生じる温度境界層を強制的
に吹き飛ばすことができるため、原料への熱伝達を促進
でき、原料の温度上昇に要する時間を短縮することがで
きる。これにより、機械長の短縮や配置スペース、ラン
ニングコスト等の面でメリットが得られる。蒸気が原料
に直接に触れることが少なくなるため、膨潤や褐変が生
じない良品質の蒸し製品を製造することができるし、
又、原料の表面に水滴が発生しにくく、表面が早く固化
して乾いた状態になるため、目付膨張や目減りが少ない
安定した蒸し製品を製造することができる。又、搬送コ
ンベアを複数段に設けた場合に、上段側から下段側への
受渡し際し、原料の変形や破損が少なくなり、不良製品
の発生を抑えることができる。言い替えれば、搬送コン
ベアを複数段(多段)に設けることが可能になるため、
機械長の短縮や配置スペース、ランニングコスト等の面
でメリットが得られる。
トで形成した上で、蒸し室内に送風ファンを配設すると
(請求項2)、原料の周囲に生じる温度境界層を強制的
に吹き飛ばすことができるため、原料への熱伝達を促進
でき、原料の温度上昇に要する時間を短縮することがで
きる。これにより、機械長の短縮や配置スペース、ラン
ニングコスト等の面でメリットが得られる。蒸気が原料
に直接に触れることが少なくなるため、膨潤や褐変が生
じない良品質の蒸し製品を製造することができるし、
又、原料の表面に水滴が発生しにくく、表面が早く固化
して乾いた状態になるため、目付膨張や目減りが少ない
安定した蒸し製品を製造することができる。又、搬送コ
ンベアを複数段に設けた場合に、上段側から下段側への
受渡し際し、原料の変形や破損が少なくなり、不良製品
の発生を抑えることができる。言い替えれば、搬送コン
ベアを複数段(多段)に設けることが可能になるため、
機械長の短縮や配置スペース、ランニングコスト等の面
でメリットが得られる。
【0021】更に、送風方向を逆向きにして複数個の送
風ファンを配設すると(請求項3)、蒸気が蒸し室内の
全体を満遍なく流動するため、温度ムラがなくなり、各
原料に対して均一に熱伝達することができる。従って、
各原料の蒸し上がりにムラがなく、蒸し製品の品質を安
定させることができる。
風ファンを配設すると(請求項3)、蒸気が蒸し室内の
全体を満遍なく流動するため、温度ムラがなくなり、各
原料に対して均一に熱伝達することができる。従って、
各原料の蒸し上がりにムラがなく、蒸し製品の品質を安
定させることができる。
【図1】実施の1形態であって、食品蒸し装置の側面断
面図である。
面図である。
【図2】この食品蒸し装置の正面断面図である。
A 蒸し前原料 10 蒸し室 2 送風ファン 3 上段搬送コンベア 30 ベルト(メッシュベルト) 4 中段搬送コンベア 40 ベルト(メッシュベルト) 5 下段搬送コンベア 50 ベルト(メッシュベルト)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本村 満夫 山口県宇部市大字善和189番地の18 株式 会社ヤナギヤ内 Fターム(参考) 4B054 AA06 AA17 AA23 AB03 AC11 AC12 AC14 BA02 BC05 BC12 CA16 CC16 CG01
Claims (3)
- 【請求項1】 蒸し前原料を載置して搬送させる搬送コ
ンベアが蒸し室内に配設されている食品蒸し装置であっ
て、 搬送コンベアのベルトがメッシュベルトで形成されてい
ることを特徴とした食品蒸し装置。 - 【請求項2】 蒸し室内に送風ファンが配設されている
請求項1記載の食品蒸し装置。 - 【請求項3】 送風方向を逆向きにした少なくとも2個
以上の送風ファンが蒸し室内に配設されている請求項2
記載の食品蒸し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11150030A JP2000333831A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 食品蒸し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11150030A JP2000333831A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 食品蒸し装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000333831A true JP2000333831A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15487975
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11150030A Pending JP2000333831A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 食品蒸し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000333831A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010210105A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Mitsubishi Electric Corp | 熱交換器および熱交換装置 |
-
1999
- 1999-05-28 JP JP11150030A patent/JP2000333831A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010210105A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Mitsubishi Electric Corp | 熱交換器および熱交換装置 |
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