JP2000333832A - 食品蒸し装置 - Google Patents
食品蒸し装置Info
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Landscapes
- Commercial Cooking Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ベルト上に蒸気が滞留するのを防止して、こ
の滞留蒸気による蒸し前原料の膨潤をなくすと共に、変
形や破損による不良製品の発生を抑えることができる食
品蒸し技術の提供。 【解決手段】 蒸し前原料Aを載置して搬送させる搬送
コンベア3,4,5が蒸し室10内に上下複数段に配設
されている食品蒸し装置である。各搬送コンベアは始端
側ローラと終端側ローラの間にメッシュベルト30,4
0,50が掛け回されて形成されている。上下に隣合う
搬送コンベア間における上側搬送コンベアに、終端側ロ
ーラに形成した吸気口を通してメッシュベルトに蒸し前
原料を吸着させる吸着装置7が設けられ、又、メッシュ
ベルトに吸着された蒸し前原料を、終端側ローラ寄りの
下側移行部においてメッシュベルトの裏側に配置した吐
気口からの吐気によって剥離させる剥離装置8が設けら
れている。
の滞留蒸気による蒸し前原料の膨潤をなくすと共に、変
形や破損による不良製品の発生を抑えることができる食
品蒸し技術の提供。 【解決手段】 蒸し前原料Aを載置して搬送させる搬送
コンベア3,4,5が蒸し室10内に上下複数段に配設
されている食品蒸し装置である。各搬送コンベアは始端
側ローラと終端側ローラの間にメッシュベルト30,4
0,50が掛け回されて形成されている。上下に隣合う
搬送コンベア間における上側搬送コンベアに、終端側ロ
ーラに形成した吸気口を通してメッシュベルトに蒸し前
原料を吸着させる吸着装置7が設けられ、又、メッシュ
ベルトに吸着された蒸し前原料を、終端側ローラ寄りの
下側移行部においてメッシュベルトの裏側に配置した吐
気口からの吐気によって剥離させる剥離装置8が設けら
れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸し処理が必要な
蒸し製品(例えば、かまぼこ、ソーセージ、まんじゅう
等)を製造するため装置であって、その蒸し前原料を蒸
し室内で搬送させながら蒸し上げていくようにした食品
蒸し装置に関する。
蒸し製品(例えば、かまぼこ、ソーセージ、まんじゅう
等)を製造するため装置であって、その蒸し前原料を蒸
し室内で搬送させながら蒸し上げていくようにした食品
蒸し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の食品蒸し装置は、蒸し前原料
(以下「原料」という)を載置して搬送させる搬送コン
ベアが蒸し室内に配設されたもので、従来、搬送コンベ
アのベルトとして、通気性のない平ベルト(例えばスチ
ール平ベルトやテフロン平ベルト)が用いられていた。
(以下「原料」という)を載置して搬送させる搬送コン
ベアが蒸し室内に配設されたもので、従来、搬送コンベ
アのベルトとして、通気性のない平ベルト(例えばスチ
ール平ベルトやテフロン平ベルト)が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
食品蒸し装置のように、搬送コンベアのベルトとして平
ベルトを用いると、この平ベルトには通気性がないため
にベルト上に蒸気が滞溜し、この滞留蒸気によって原料
が膨潤したり、又、原料とベルトとの間に水滴や空気が
溜って、原料の底面に膨張した巣穴が生じる等、製造さ
れた蒸し製品の品質を低下させてしまうという問題があ
った。
食品蒸し装置のように、搬送コンベアのベルトとして平
ベルトを用いると、この平ベルトには通気性がないため
にベルト上に蒸気が滞溜し、この滞留蒸気によって原料
が膨潤したり、又、原料とベルトとの間に水滴や空気が
溜って、原料の底面に膨張した巣穴が生じる等、製造さ
れた蒸し製品の品質を低下させてしまうという問題があ
った。
【0004】又、機械長の短縮や配置スペース、ランニ
ングコスト等の面で有利になるように搬送コンベアを上
下複数段に配設することが望ましい。しかしながら、搬
送コンベアを上下複数段に配設すると、上段側から下段
側への原料の受け渡しに際し、原料の落下に伴う衝撃に
よって変形や破損が生じ、これにより不良製品が発生す
るという問題が生じる。
ングコスト等の面で有利になるように搬送コンベアを上
下複数段に配設することが望ましい。しかしながら、搬
送コンベアを上下複数段に配設すると、上段側から下段
側への原料の受け渡しに際し、原料の落下に伴う衝撃に
よって変形や破損が生じ、これにより不良製品が発生す
るという問題が生じる。
【0005】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、ベルト上に蒸気が滞留するのを防
止して、この滞留蒸気による原料の膨潤をなくすと共
に、原料の底面に生じる巣穴の発生をなくすことがで
き、更に、搬送コンベアを上下複数段に配設して機械長
の短縮や配置スペース、ランニングコスト等の面でメリ
ットを得ながら、上段側から下段側への原料の受け渡し
がスムーズに行なえるようにして変形や破損による不良
製品の発生を抑えることができる食品蒸し装置を提供す
ることを課題としている。
めになされたもので、ベルト上に蒸気が滞留するのを防
止して、この滞留蒸気による原料の膨潤をなくすと共
に、原料の底面に生じる巣穴の発生をなくすことがで
き、更に、搬送コンベアを上下複数段に配設して機械長
の短縮や配置スペース、ランニングコスト等の面でメリ
ットを得ながら、上段側から下段側への原料の受け渡し
がスムーズに行なえるようにして変形や破損による不良
製品の発生を抑えることができる食品蒸し装置を提供す
ることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明(請求項1)の食品蒸し装置は、蒸し前原料
を載置して搬送させる搬送コンベアが蒸し室内に上下複
数段に配設されている食品蒸し装置であって、各搬送コ
ンベアは始端側ローラと終端側ローラの間にメッシュベ
ルトが掛け回されて形成され、上下に隣合う搬送コンベ
ア間における上側搬送コンベアに、終端側ローラに形成
した吸気口を通してメッシュベルトに蒸し前原料を吸着
させる吸着装置が設けられている構成とした。
に、本発明(請求項1)の食品蒸し装置は、蒸し前原料
を載置して搬送させる搬送コンベアが蒸し室内に上下複
数段に配設されている食品蒸し装置であって、各搬送コ
ンベアは始端側ローラと終端側ローラの間にメッシュベ
ルトが掛け回されて形成され、上下に隣合う搬送コンベ
ア間における上側搬送コンベアに、終端側ローラに形成
した吸気口を通してメッシュベルトに蒸し前原料を吸着
させる吸着装置が設けられている構成とした。
【0007】この食品蒸し装置では、ベルトがメッシュ
ベルトで形成されているため、このメッシュベルトを蒸
気が通過することができる。従って、蒸気がベルトで遮
られることによる蒸気の滞留がなくなり、滞留蒸気によ
る原料の膨潤及び原料の底面に生じる巣穴の発生を防止
することができる。
ベルトで形成されているため、このメッシュベルトを蒸
気が通過することができる。従って、蒸気がベルトで遮
られることによる蒸気の滞留がなくなり、滞留蒸気によ
る原料の膨潤及び原料の底面に生じる巣穴の発生を防止
することができる。
【0008】又、搬送コンベアが上下複数段に配設され
ているため、機械長の短縮や配置スペース、ランニング
コスト等の面でメリットを得ることができる。そして、
上段側から下段側への原料の受け渡しに際し、搬送コン
ベアで搬送される原料は、終端の回行部において、吸着
装置により終端側ローラに形成した吸気口を通してメッ
シュベルトに吸着され、その状態で終端の回行部を移行
しながら下側移行部へと移行する。そして、吸着装置に
よる吸着が解除したのち、メッシュベルトから剥離して
下段側に受け渡されることになる。このように、上段側
から下段側への原料の受け渡しに際し、終端の回行部に
おいて原料をメッシュベルトに吸着させてを移行させる
ため、原料の受渡しがスムーズになり、変形や破損によ
る不良製品の発生を抑えることができる。
ているため、機械長の短縮や配置スペース、ランニング
コスト等の面でメリットを得ることができる。そして、
上段側から下段側への原料の受け渡しに際し、搬送コン
ベアで搬送される原料は、終端の回行部において、吸着
装置により終端側ローラに形成した吸気口を通してメッ
シュベルトに吸着され、その状態で終端の回行部を移行
しながら下側移行部へと移行する。そして、吸着装置に
よる吸着が解除したのち、メッシュベルトから剥離して
下段側に受け渡されることになる。このように、上段側
から下段側への原料の受け渡しに際し、終端の回行部に
おいて原料をメッシュベルトに吸着させてを移行させる
ため、原料の受渡しがスムーズになり、変形や破損によ
る不良製品の発生を抑えることができる。
【0009】又、本発明において、吸着装置によってメ
ッシュベルトに吸着された蒸し前原料を、終端側ローラ
寄りの下側移行部においてメッシュベルトの裏側に配置
した吐気口からの吐気によって剥離させる剥離装置が設
けられている態様(請求項2)がある。このように、剥
離装置を設けると、メッシュベルトに吸着された原料を
エアーによって確実に、しかも定位置で剥離させること
ができる。
ッシュベルトに吸着された蒸し前原料を、終端側ローラ
寄りの下側移行部においてメッシュベルトの裏側に配置
した吐気口からの吐気によって剥離させる剥離装置が設
けられている態様(請求項2)がある。このように、剥
離装置を設けると、メッシュベルトに吸着された原料を
エアーによって確実に、しかも定位置で剥離させること
ができる。
【0010】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は実施の1形態であって、食
品蒸し装置の側面断面図、図2はこの食品蒸し装置の正
面断面図である。
いて詳細に説明する。図1は実施の1形態であって、食
品蒸し装置の側面断面図、図2はこの食品蒸し装置の正
面断面図である。
【0011】図において、1は蒸し庫で、前後方向を長
くした方形箱状に形成され、その前端面に搬入口11が
開口され、後端面に搬出口12が開口され、底面に樋状
底板13が前端側に傾斜して取り付けられている。そし
て、この蒸し庫1の内部が蒸し室10に形成され、この
蒸し室10内の両側上部にボイラ14に接続した蒸気供
給管15,15が蒸し室10の長さ方向に延長して配管
されている。尚、この蒸し庫1の片側面には、その側面
を全面的に開放できるように複数個の扉が設けられ、こ
の側面と対向する側面の下側部分には着脱可能なパネル
が設けられている。このように、蒸し庫1の両側面を広
い幅で開放可能にしているため、蒸し室10に溜った原
料カスの除去や洗浄、それに各部の点検等のメンテナン
スを容易に行なうことができる。
くした方形箱状に形成され、その前端面に搬入口11が
開口され、後端面に搬出口12が開口され、底面に樋状
底板13が前端側に傾斜して取り付けられている。そし
て、この蒸し庫1の内部が蒸し室10に形成され、この
蒸し室10内の両側上部にボイラ14に接続した蒸気供
給管15,15が蒸し室10の長さ方向に延長して配管
されている。尚、この蒸し庫1の片側面には、その側面
を全面的に開放できるように複数個の扉が設けられ、こ
の側面と対向する側面の下側部分には着脱可能なパネル
が設けられている。このように、蒸し庫1の両側面を広
い幅で開放可能にしているため、蒸し室10に溜った原
料カスの除去や洗浄、それに各部の点検等のメンテナン
スを容易に行なうことができる。
【0012】又、この蒸し室10の上部には6個の送風
ファン2が、蒸し室10の幅方向ほぼ中央に位置して、
蒸し室10の長さ方向に並列して配設されている。そし
て、この各送風ファン2の送風方向は、それぞれ蒸し室
10の幅方向であって、交互に逆向きになるように設定
されている。尚、図中20はファンモータで、送風ファ
ン2を高速で回転させる。
ファン2が、蒸し室10の幅方向ほぼ中央に位置して、
蒸し室10の長さ方向に並列して配設されている。そし
て、この各送風ファン2の送風方向は、それぞれ蒸し室
10の幅方向であって、交互に逆向きになるように設定
されている。尚、図中20はファンモータで、送風ファ
ン2を高速で回転させる。
【0013】又、蒸し室10内には、前記送風ファン2
の下方に位置して、蒸し室10の長さ方向に延長する搬
送コンベア3,4,5が上下3段に配設されている。こ
の場合、上段搬送コンベア3は、前記搬入口11の手前
に軸支された始端側ローラ31と蒸し室10の後端側で
軸支された終端側ローラ32との間にベルト30が掛け
回され、その搬送面となる上側移行部が始端側ローラ3
1から終端側ローラ32に向けて矢印方向に移行するよ
うになっている。又、中段搬送コンベア4は、前記上段
搬送コンベア3の終端側ローラ32よりもさらに蒸し室
10の後端側で軸支された始端側ローラ41と蒸し室1
0の前端側で軸支され終端側ローラ42との間にベルト
40が掛け回され、その搬送面となる上側移行部が始端
側ローラ41から終端側ローラ42に向けて矢印方向に
移行するようになっている。又、下段搬送コンベア5
は、前記中段搬送コンベア4の終端側ローラ42よりも
さらに蒸し室10の前端側で軸支された始端側ローラ5
1と前記搬出口12の先方に軸支された後端側ローラ5
2との間にベルト50が掛け回され、その搬送面となる
上側移行部が始端側ローラ51から終端側ローラ52に
向けて矢印方向に移行するようになっている。
の下方に位置して、蒸し室10の長さ方向に延長する搬
送コンベア3,4,5が上下3段に配設されている。こ
の場合、上段搬送コンベア3は、前記搬入口11の手前
に軸支された始端側ローラ31と蒸し室10の後端側で
軸支された終端側ローラ32との間にベルト30が掛け
回され、その搬送面となる上側移行部が始端側ローラ3
1から終端側ローラ32に向けて矢印方向に移行するよ
うになっている。又、中段搬送コンベア4は、前記上段
搬送コンベア3の終端側ローラ32よりもさらに蒸し室
10の後端側で軸支された始端側ローラ41と蒸し室1
0の前端側で軸支され終端側ローラ42との間にベルト
40が掛け回され、その搬送面となる上側移行部が始端
側ローラ41から終端側ローラ42に向けて矢印方向に
移行するようになっている。又、下段搬送コンベア5
は、前記中段搬送コンベア4の終端側ローラ42よりも
さらに蒸し室10の前端側で軸支された始端側ローラ5
1と前記搬出口12の先方に軸支された後端側ローラ5
2との間にベルト50が掛け回され、その搬送面となる
上側移行部が始端側ローラ51から終端側ローラ52に
向けて矢印方向に移行するようになっている。
【0014】そして、前記各搬送コンベア3,4,5に
おいて、各ベルト30,40,50が網目を持ったメッ
シュベルトにより形成されている。この実施の形態で
は、以下のように形成されたメッシュベルトを用いてい
る。 尚、図中60はそれぞれ支持ローラ、61は駆動モータ
である。又、33,43はガイドプレートで、上段搬送
コンベア3及び中段搬送コンベア4の終端回行部に沿っ
て設けられている。
おいて、各ベルト30,40,50が網目を持ったメッ
シュベルトにより形成されている。この実施の形態で
は、以下のように形成されたメッシュベルトを用いてい
る。 尚、図中60はそれぞれ支持ローラ、61は駆動モータ
である。又、33,43はガイドプレートで、上段搬送
コンベア3及び中段搬送コンベア4の終端回行部に沿っ
て設けられている。
【0015】又、前記各搬送コンベア3,4,5におい
て、上下に隣合う搬送コンベア間における上側搬送コン
ベアの終端側ローラ、即ち、上段搬送コンベア3と中段
搬送コンベア4との間では上段搬送コンベア3の終端側
ローラ32に、また、中段搬送コンベア4と下段搬送コ
ンベア5との間では中段搬送コンベア4の終端側ローラ
42に、それぞれ吸着装置7が設けられている。又、こ
の吸着装置7を備えた上段搬送コンベア3及び中段搬送
コンベア4には、終端側ローラ32,42寄りの下側移
行部においてベルト30,40の裏側にそれぞれ剥離装
置8,8が設けられている。
て、上下に隣合う搬送コンベア間における上側搬送コン
ベアの終端側ローラ、即ち、上段搬送コンベア3と中段
搬送コンベア4との間では上段搬送コンベア3の終端側
ローラ32に、また、中段搬送コンベア4と下段搬送コ
ンベア5との間では中段搬送コンベア4の終端側ローラ
42に、それぞれ吸着装置7が設けられている。又、こ
の吸着装置7を備えた上段搬送コンベア3及び中段搬送
コンベア4には、終端側ローラ32,42寄りの下側移
行部においてベルト30,40の裏側にそれぞれ剥離装
置8,8が設けられている。
【0016】図3は上段搬送コンベア3に設けた吸着装
置7及び剥離装置8を示している。前記吸着装置7は、
終端側ローラ32の内部に吸気空間70が形成されると
共に、その外周面に多数の吸気口71が形成され、ブロ
ア9の吸気側から延長した吸気ホース72がロータリジ
ョイント(図示せず)を介して前記吸気空間70に接続
された構造になっている。又、剥離装置8は、終端側ロ
ーラ32寄りの下側移行部においてベルト30の裏側に
吐気管80が設けられ、この吐気管80にベルト30に
対向して吐気口81が形成されると共に、ブロア9の排
気側から延長した送気ホース82が吐気管80に接続さ
れた構造になっている。尚、中段搬送コンベア4に設け
た吸着装置7及び剥離装置8についても同様の構造にな
っている。
置7及び剥離装置8を示している。前記吸着装置7は、
終端側ローラ32の内部に吸気空間70が形成されると
共に、その外周面に多数の吸気口71が形成され、ブロ
ア9の吸気側から延長した吸気ホース72がロータリジ
ョイント(図示せず)を介して前記吸気空間70に接続
された構造になっている。又、剥離装置8は、終端側ロ
ーラ32寄りの下側移行部においてベルト30の裏側に
吐気管80が設けられ、この吐気管80にベルト30に
対向して吐気口81が形成されると共に、ブロア9の排
気側から延長した送気ホース82が吐気管80に接続さ
れた構造になっている。尚、中段搬送コンベア4に設け
た吸着装置7及び剥離装置8についても同様の構造にな
っている。
【0017】次に、この食品蒸し装置の作用を説明す
る。この食品蒸し装置は、蒸し処理が必要な蒸し製品
(例えば、かまぼこ、ソーセージ、まんじゅう等)を製
造するため装置であって、その蒸し前原料A(以下「原
料」という)を搬送コンベア3,4,5によって蒸し室
内で搬送させながら蒸し上げていくものである。この場
合、まず、原料Aを上段搬送コンベア3の始端側におい
てベルト30上に載置させると、ベルト30の移行によ
って原料が矢印方向に搬送され、搬入口11を通って蒸
し室10内に侵入し、終端の回行部を移行したのち中段
搬送コンベア4に受け渡される。原料Aは、引き続き中
段搬送コンベア4により矢印方向に搬送され、再度、終
端の回行部を移行したのち下段搬送コンベア5に受け渡
され、引き続き下段搬送コンベア5により矢印方向に搬
送され、搬出口12を通って蒸し室10内から出たのち
終端部で取下ろされる。このように、原料Aは、蒸し室
10内を各搬送コンベア3,4,5により搬送される過
程で、蒸気管15,15からの蒸気によって蒸し上げら
れるものである。
る。この食品蒸し装置は、蒸し処理が必要な蒸し製品
(例えば、かまぼこ、ソーセージ、まんじゅう等)を製
造するため装置であって、その蒸し前原料A(以下「原
料」という)を搬送コンベア3,4,5によって蒸し室
内で搬送させながら蒸し上げていくものである。この場
合、まず、原料Aを上段搬送コンベア3の始端側におい
てベルト30上に載置させると、ベルト30の移行によ
って原料が矢印方向に搬送され、搬入口11を通って蒸
し室10内に侵入し、終端の回行部を移行したのち中段
搬送コンベア4に受け渡される。原料Aは、引き続き中
段搬送コンベア4により矢印方向に搬送され、再度、終
端の回行部を移行したのち下段搬送コンベア5に受け渡
され、引き続き下段搬送コンベア5により矢印方向に搬
送され、搬出口12を通って蒸し室10内から出たのち
終端部で取下ろされる。このように、原料Aは、蒸し室
10内を各搬送コンベア3,4,5により搬送される過
程で、蒸気管15,15からの蒸気によって蒸し上げら
れるものである。
【0018】このとき、各搬送コンベア3,4,5のベ
ルト30,40,50がメッシュベルトで形成されてい
るため、このメッシュベルトを蒸気が通過することがで
きる。従って、蒸気の流動がベルト30,40,50に
よって遮られることがないため、蒸気の滞留がなくな
り、滞留蒸気による原料Aの膨潤及び原料Aの底面に生
じる巣穴の発生を防止することができる。
ルト30,40,50がメッシュベルトで形成されてい
るため、このメッシュベルトを蒸気が通過することがで
きる。従って、蒸気の流動がベルト30,40,50に
よって遮られることがないため、蒸気の滞留がなくな
り、滞留蒸気による原料Aの膨潤及び原料Aの底面に生
じる巣穴の発生を防止することができる。
【0019】又、上述のように、ベルト30,40,5
0をメッシュベルトで形成した上で、蒸し室10内に送
風ファン2を配設しているため、送風ファン2による強
制的な送風で蒸気が蒸し室10内の全体を流動し、その
勢いによって原料Aの周囲に生じる温度境界層を強制的
に吹き飛ばすことができる。従って、原料Aへの熱伝達
が促進され、原料Aの温度上昇に要する時間を短縮する
ことができる。本出願人による実験結果では、送風ファ
ン2を設けた場合は、設けない場合に比べて温度上昇時
間が1/3(具体的には15分かかったものが5分で済
んだ)になった。又、送風ファン2によって蒸気が流動
するため、蒸気が原料Aに直接に触れることが少なく、
このため、膨潤や褐変が生じない良品質の蒸し製品を製
造することができる。又、蒸気が循環するため、原料A
の表面に水滴が発生しにくく、表面が早く固化して乾い
た状態になる。従って、原料Aの表面からの水分蒸発も
少なく、水分の移動が少ないので目付膨張や目減りが少
ない安定した蒸し製品を製造することができるし、上段
側から下段側への受渡しに伴う原料Aの落下に際して
も、原料の固化によって変形や破損が少なくなり、不良
製品の発生を抑えることができる。更に、送風ファン2
が送風方向を逆向きにして配設されているため、蒸気が
蒸し室10内の全体を満遍なく流動する。このため、温
度ムラがなくなり、各原料Aに対して均一に熱伝達する
ことができる。従って、各原料Aの蒸し上がりにムラが
なく、蒸し製品の品質を安定させることができる。
0をメッシュベルトで形成した上で、蒸し室10内に送
風ファン2を配設しているため、送風ファン2による強
制的な送風で蒸気が蒸し室10内の全体を流動し、その
勢いによって原料Aの周囲に生じる温度境界層を強制的
に吹き飛ばすことができる。従って、原料Aへの熱伝達
が促進され、原料Aの温度上昇に要する時間を短縮する
ことができる。本出願人による実験結果では、送風ファ
ン2を設けた場合は、設けない場合に比べて温度上昇時
間が1/3(具体的には15分かかったものが5分で済
んだ)になった。又、送風ファン2によって蒸気が流動
するため、蒸気が原料Aに直接に触れることが少なく、
このため、膨潤や褐変が生じない良品質の蒸し製品を製
造することができる。又、蒸気が循環するため、原料A
の表面に水滴が発生しにくく、表面が早く固化して乾い
た状態になる。従って、原料Aの表面からの水分蒸発も
少なく、水分の移動が少ないので目付膨張や目減りが少
ない安定した蒸し製品を製造することができるし、上段
側から下段側への受渡しに伴う原料Aの落下に際して
も、原料の固化によって変形や破損が少なくなり、不良
製品の発生を抑えることができる。更に、送風ファン2
が送風方向を逆向きにして配設されているため、蒸気が
蒸し室10内の全体を満遍なく流動する。このため、温
度ムラがなくなり、各原料Aに対して均一に熱伝達する
ことができる。従って、各原料Aの蒸し上がりにムラが
なく、蒸し製品の品質を安定させることができる。
【0020】又、搬送コンベア3,4,5が上下複数段
に配設されているため、機械長の短縮や配置スペース、
ランニングコスト等の面でメリットを得ることができ
る。そして、例えば、上段側(例えば上段搬送コンベア
3)から下段側(例えば中段搬送コンベア4)への原料
Aの受け渡しに際し、上段搬送コンベア3で搬送される
原料Aは、終端の回行部において、吸着装置7により終
端側ローラ32に形成した吸気口71を通してベルト3
0に吸着され、その状態で終端の回行部を移行しながら
下側移行部へと移行する。そして、吸着装置7による吸
着が解除したのち、ベルト30から剥離して中段搬送コ
ンベア4に受け渡されることになる。この剥離に際して
は、剥離装置8に設けた吐気口81からの吐気によって
剥離させるもので、これによりベルトに吸着された原料
Aをエアーによって確実に、しかも定位置で剥離させる
ことができる。このように、上段側から下段側への原料
Aの受け渡しに際し、終端の回行部において原料Aをベ
ルト30に吸着させてを移行させると共に、エアーによ
る吐気によって剥離させるため、原料Aの受渡しがスム
ーズになり、変形や破損による不良製品の発生を抑える
ことができる。
に配設されているため、機械長の短縮や配置スペース、
ランニングコスト等の面でメリットを得ることができ
る。そして、例えば、上段側(例えば上段搬送コンベア
3)から下段側(例えば中段搬送コンベア4)への原料
Aの受け渡しに際し、上段搬送コンベア3で搬送される
原料Aは、終端の回行部において、吸着装置7により終
端側ローラ32に形成した吸気口71を通してベルト3
0に吸着され、その状態で終端の回行部を移行しながら
下側移行部へと移行する。そして、吸着装置7による吸
着が解除したのち、ベルト30から剥離して中段搬送コ
ンベア4に受け渡されることになる。この剥離に際して
は、剥離装置8に設けた吐気口81からの吐気によって
剥離させるもので、これによりベルトに吸着された原料
Aをエアーによって確実に、しかも定位置で剥離させる
ことができる。このように、上段側から下段側への原料
Aの受け渡しに際し、終端の回行部において原料Aをベ
ルト30に吸着させてを移行させると共に、エアーによ
る吐気によって剥離させるため、原料Aの受渡しがスム
ーズになり、変形や破損による不良製品の発生を抑える
ことができる。
【0021】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
本発明の具体的な構成はこの実施例に限定されるもので
はない。例えば、搬送コンベアは、必ずしも3段(多
段)に設ける必要はなく、2段以上の複数段であればよ
い。又、送風ファンについても、必ずしも設ける必要は
ないが、蒸し製品の品質を安定させる上で、実施の形態
で示したように、送風方向を逆にした複数個の送風ファ
ンを設けるのが好ましい。又、搬送コンベアのベルトに
ついても、その材質や通気度等は、蒸し製品の種類や搬
送量、搬送速度、その他の条件に応じて適宜に決定でき
る。又、吸着装置及び剥離装置に共通のブロアを用いて
いるが、それぞれ独立した吸気手段(例えば吸気ポンプ
等)及び送気手段(例えば送気ブロア等)を用いること
ができるのは当然である。又、搬送コンベアのベルトを
洗浄するための洗浄装置を付加する等は任意にできる。
本発明の具体的な構成はこの実施例に限定されるもので
はない。例えば、搬送コンベアは、必ずしも3段(多
段)に設ける必要はなく、2段以上の複数段であればよ
い。又、送風ファンについても、必ずしも設ける必要は
ないが、蒸し製品の品質を安定させる上で、実施の形態
で示したように、送風方向を逆にした複数個の送風ファ
ンを設けるのが好ましい。又、搬送コンベアのベルトに
ついても、その材質や通気度等は、蒸し製品の種類や搬
送量、搬送速度、その他の条件に応じて適宜に決定でき
る。又、吸着装置及び剥離装置に共通のブロアを用いて
いるが、それぞれ独立した吸気手段(例えば吸気ポンプ
等)及び送気手段(例えば送気ブロア等)を用いること
ができるのは当然である。又、搬送コンベアのベルトを
洗浄するための洗浄装置を付加する等は任意にできる。
【0022】
【発明の効果】以上、説明してきたように本発明(請求
項1)の食品蒸し装置にあっては、搬送コンベアのベル
トがメッシュベルトで形成されているため、蒸気の滞留
がなくなり、滞留蒸気による原料の膨潤及び原料の底面
に生じる巣穴の発生を防止することができる。又、吸着
装置を設けて、上段側から下段側への原料の受け渡しに
際し、終端の回行部において原料をメッシュベルトに吸
着させてを移行させるため、原料の受渡しがスムーズに
なり、変形や破損による不良製品の発生を抑えることが
できる。
項1)の食品蒸し装置にあっては、搬送コンベアのベル
トがメッシュベルトで形成されているため、蒸気の滞留
がなくなり、滞留蒸気による原料の膨潤及び原料の底面
に生じる巣穴の発生を防止することができる。又、吸着
装置を設けて、上段側から下段側への原料の受け渡しに
際し、終端の回行部において原料をメッシュベルトに吸
着させてを移行させるため、原料の受渡しがスムーズに
なり、変形や破損による不良製品の発生を抑えることが
できる。
【0023】又、剥離装置を設けると(請求項2)、メ
ッシュベルトに吸着された原料をエアーによって確実
に、しかも定位置で剥離させることができる。
ッシュベルトに吸着された原料をエアーによって確実
に、しかも定位置で剥離させることができる。
【図1】実施の1形態であって、食品蒸し装置の側面断
面図である。
面図である。
【図2】この食品蒸し装置の正面断面図である。
【図3】この食品蒸し装置に設けた吸着装置及び剥離装
置の斜視図である。
置の斜視図である。
A 蒸し前原料 10 蒸し室 3 搬送コンベア 31 始端側ローラ 32 終端側ローラ 30 ベルト(メッシュベルト) 4 搬送コンベア 41 始端側ローラ 42 終端側ローラ 40 ベルト(メッシュベルト) 5 搬送コンベア 51 始端側ローラ 52 終端側ローラ 50 ベルト(メッシュベルト) 7 吸着装置 71 吸気口 8 剥離装置 81 吐気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本村 満夫 山口県宇部市大字善和189番地の18 株式 会社ヤナギヤ内 Fターム(参考) 4B054 AA06 AA17 AB03 AC12 AC14 BA02 CE01 CE02 CG01
Claims (2)
- 【請求項1】 蒸し前原料を載置して搬送させる搬送コ
ンベアが蒸し室内に上下複数段に配設されている食品蒸
し装置であって、 各搬送コンベアは始端側ローラと終端側ローラの間にメ
ッシュベルトが掛け回されて形成され、 上下に隣合う搬送コンベア間における上側搬送コンベア
に、終端側ローラに形成した吸気口を通してメッシュベ
ルトに蒸し前原料を吸着させる吸着装置が設けられてい
ることを特徴とした食品蒸し装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の食品蒸し装置において、 吸着装置によってメッシュベルトに吸着された蒸し前原
料を、終端側ローラ寄りの下側移行部においてメッシュ
ベルトの裏側に配置した吐気口からの吐気によって剥離
させる剥離装置が設けられている食品蒸し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11150283A JP2000333832A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 食品蒸し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11150283A JP2000333832A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 食品蒸し装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000333832A true JP2000333832A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15493601
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11150283A Pending JP2000333832A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 食品蒸し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000333832A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010024056A (ja) * | 2009-10-26 | 2010-02-04 | Arai Kikai Seisakusho:Kk | 食品製造装置用の搬送機械並びにこの搬送機械を用いた乾燥装置並びに焼成装置 |
-
1999
- 1999-05-28 JP JP11150283A patent/JP2000333832A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010024056A (ja) * | 2009-10-26 | 2010-02-04 | Arai Kikai Seisakusho:Kk | 食品製造装置用の搬送機械並びにこの搬送機械を用いた乾燥装置並びに焼成装置 |
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