JP2000334963A - 液体吐出ヘッドにおけるオリフィスプレートの製造方法、オリフィスプレート製造用長尺フィルム、液体吐出ヘッド、およびオリフィスプレート - Google Patents

液体吐出ヘッドにおけるオリフィスプレートの製造方法、オリフィスプレート製造用長尺フィルム、液体吐出ヘッド、およびオリフィスプレート

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JP2000334963A JP11148897A JP14889799A JP2000334963A JP 2000334963 A JP2000334963 A JP 2000334963A JP 11148897 A JP11148897 A JP 11148897A JP 14889799 A JP14889799 A JP 14889799A JP 2000334963 A JP2000334963 A JP 2000334963A
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晴彦 寺井
Masami Kasamoto
雅己 笠本
Hiroyuki Ishinaga
博之 石永
Torachika Osada
虎近 長田
Hiroyuki Sugiyama
裕之 杉山
Junji Tatsumi
純二 巽
Takeshi Ikegame
健 池亀
Genji Inada
源次 稲田
Masashi Miyagawa
昌士 宮川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オリフィスのピッチの誤差や吐出口の形状不
良、流路への凸部の進入がうまくできないことを解消す
る。 【解決手段】 フィルム状樹脂3に吐出口41および凸
部45が同時に、押し出されるフィルム状樹脂3の長手
方向に沿って連続的に複数形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を飛翔液滴と
して噴射して液滴を被記録媒体に付着させることにより
記録を行う液体吐出ヘッドの製造方法や、その製造方法
により製造された液体吐出ヘッド、その液体吐出ヘッド
を有するヘッドカートリッジおよび液体吐出記録装置に
関する。
【0002】また本発明は、紙、糸、繊維、布帛、皮
革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス
等の被記録媒体に対して記録を行う、プリンタ、複写
機、通信システムを有するファクシミリ、プリンタ部を
有するワードプロセッサ等の装置、さらには各種処理装
置と複合的に組み合わせた産業記録装置に適用できる液
体吐出ヘッドの製造方法や、その製造方法により製造さ
れた液体吐出ヘッド、その液体吐出ヘッドを有するヘッ
ドカートリッジおよび液体吐出記録装置に関する。な
お、本発明における『記録』とは、文字や図形など意味
を持つ画像を被記録媒体に形成することだけでなく、パ
ターン等の意味を持たない画像を被記録材に形成するこ
とも意味する。
【0003】
【従来の技術】従来より、液体吐出ヘッドに形成された
オリフィスから記録液としてのインクを吐出することに
より記録を行うインクジェット記録装置が、低騒音、高
速記録などの点で優れた記録装置として知られている。
【0004】このインクジェット記録装置については、
これまでにもさまざまなものが提案され、改良が加えら
れて商品化されたものもあれば現在、実用化への努力が
続けられているものもある。
【0005】近年の記録技術の進歩に伴って、高速、高
精細な記録が要求されるようになりつつあり、このた
め、吐出口の大きさ(オリフィス径)が微小になり、か
つ吐出口が高密度に形成されるようになってきた。その
結果、吐出口を形成したオリフィスプレートの材料とし
て、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトンな
どの樹脂フィルムを用い、その樹脂フィルムにエキシマ
レーザのアブレーションによる微細加工でオリフィスを
形成する方法が最も一般的に用いられている。
【0006】しかしながら、オリフィスプレートをヘッ
ド本体に接合する際に、微細な吐出口を、吐出口と連通
させる流路と隙間なく接続することは極めて難しい。
【0007】上記の対策としては、図15に示されるよ
うに、オリフィスプレート240のヘッド本体246側
の面における吐出口241の周辺に凸部245を形成
し、その凸部245全体、または凸部245の一部を流
路261内に進入させて嵌合する方法が用いられてい
た。この方法により、オリフィスプレート240を接着
する際に用いられる接着樹脂の、吐出口241または流
路261への流れ込みが防止される。オリフィスプレー
ト240に凸部245を形成する際には、吐出口241
の形成と同様に、エキシマレーザによる加工が行われて
いた。
【0008】前述のように、近年の記録技術の進歩に伴
って、高速、高精細な記録が要求されるようになりつつ
あり、印字スピードアップのため、ノズル数はしだいに
増加する方向にある。
【0009】その場合、ノズル数の多い液体吐出ヘッド
を作成する際に、必要なレーザ加工のエリアがレーザの
有効加工エリアよりも大きいときには、分割加工するこ
とになる。この場合に発生する問題を解決するために特
願平11−33269号でフィルム状樹脂に複数の吐出
口や複数の凸部を連続的に形成する方法も提案されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは鋭意検討
の結果、フィルム状樹脂に複数の吐出口や複数の凸部を
連続的に形成する場合、フィルム状樹脂に複数の吐出口
や複数の凸部を形成配置する方向とフィルムの長手方向
との関係が記録ヘッドの性能に影響を与えることを見い
出した。
【0011】また、上記のようにフィルムに吐出口及び
凸部を形成した後はフィルムはロールに巻き取られるた
め、巻取り時に重ねられるフィルムによって、凸部や吐
出口さらにはヘッド本体が接合される凸部周辺の接合面
などが潰れたり損傷することがあり、良好なヘッドを製
造するために上記の不具合を防止する必要がある。
【0012】本発明の目的は、流路を有するヘッド本体
に、吐出口が形成されたオリフィスプレートを接合して
液体吐出ヘッドを製造する際に、オリフィスプレートの
吐出口の周囲に凸部を形成し、その凸部をヘッド本体の
流路内に進入させてオリフィスプレートをヘッド本体に
接合する液体吐出ヘッドの製造方法において、オリフィ
スのピッチの誤差や吐出口の形状不良、流路への凸部の
進入がうまくできないことなどの不良がないオリフィス
プレート、オリフィスプレート製造用長尺フィルム、お
よび液体吐出ヘッドにおけるオリフィスプレートの製造
方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、液体を飛翔液滴として吐出させるための
エネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子と該複
数のエネルギー発生素子の各々が配置された複数の流路
とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に接合され、前
記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口を有するオリフ
ィスプレートとを備えた液体吐出ヘッドにおける該オリ
フィスプレートの製造方法において、長尺にしたフィル
ムに該フィルムの長手方向に沿って複数の凹部と該凹部
の底面に前記吐出口を形成し、該吐出口の形成部分を含
む所定の大きさに前記フィルムを連続して分離して前記
オリフィスプレートを製造することを特徴とする。
【0014】また本発明は、液体を飛翔液滴として吐出
させるためのエネルギーを発生する複数のエネルギー発
生素子と該複数のエネルギー発生素子の各々が配置され
た複数の流路とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に
接合され、前記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口お
よび該複数の吐出口の各々の周囲に形成された前記流路
内に位置する複数の凸部を有するオリフィスプレート
と、を備えた液体吐出ヘッドにおける該オリフィスプレ
ートの製造方法において、長尺にしたフィルムに該フィ
ルムの長手方向に沿って複数の凹部と該凹部の底面に前
記吐出口を形成し、該吐出口の形成部分を含む所定の大
きさに前記フィルムを連続して分離して前記オリフィス
プレートを製造することを特徴とする。
【0015】上記の各発明では、前記複数の吐出口や前
記複数の凸部がフィルムの長手方向に配置されているの
で、フィルムの幅寸法の制限無しにいかなるサイズのオ
リフィスプレートを作製することが可能である。従っ
て、複数のオリフィスプレートをつなぎ合わせて接合す
る必要が無いので、つなぎ目部分のはがれや浮きによる
隣接ノズル間でのクロストークによる印字不良や隣り同
士に接合された二つのオリフィスプレートの位置ずれで
発生する液滴の着弾位置ずれによる印字不良が無い。ま
た、フィルムの表面に撥水層を形成する場合は、ロール
コータやスプレーを用いて、フィルムを巻き出しながら
連続的に処理するのが最適である。その場合、撥水層の
膜厚分布は同じ距離で比較するとフィルムの巻き出し方
向(長手方向)の方がロールコータやスプレーの同一箇
所を用いて塗布するので直角方向よりも良好である。そ
のため、撥水層の膜厚分布がより良好なオリフィスプレ
ートが得られる。
【0016】また本発明は、液体を飛翔液滴として吐出
させるためのエネルギーを発生する複数のエネルギー発
生素子と該複数のエネルギー発生素子の各々が配置され
た複数の流路とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に
接合され、前記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口を
有するオリフィスプレートとを備えた液体吐出ヘッドに
おける該オリフィスプレートの製造方法において、長尺
にしたフィルムに該フィルムの長手方向と直角な方向に
沿って複数の凹部と該凹部の底面に前記吐出口を形成
し、該吐出口の形成部分を含む所定の大きさに前記フィ
ルムを連続して分離して前記オリフィスプレートを製造
することを特徴とする。
【0017】また本発明は、液体を飛翔液滴として吐出
させるためのエネルギーを発生する複数のエネルギー発
生素子と該複数のエネルギー発生素子の各々が配置され
た複数の流路とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に
接合され、前記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口お
よび該複数の吐出口の各々の周囲に形成された前記流路
内に位置する複数の凸部を有するオリフィスプレート
と、を備えた液体吐出ヘッドにおける該オリフィスプレ
ートの製造方法において、長尺にしたフィルムに該フィ
ルムの長手方向と直角な方向に沿って複数の凹部と該凹
部の底面に前記吐出口を形成し、該吐出口の形成部分を
含む所定の大きさに前記フィルムを連続して分離して前
記オリフィスプレートを製造することを特徴とする。
【0018】上記の各発明では、前記複数の吐出口や前
記複数の凸部がフィルムの長手方向と直角の方向に配置
されているので、フィルムの厚さが薄い場合で、搬送や
固定時にフィルムが伸びたりたるんだりしても、吐出口
や凸部の加工ピッチに誤差が生じることが防げる。
【0019】また本発明は、液体を飛翔液滴として吐出
させるためのエネルギーを発生する複数のエネルギー発
生素子と該複数のエネルギー発生素子の各々が配置され
た複数の流路とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に
接合され、前記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口を
有するオリフィスプレートとを備えた液体吐出ヘッドに
おける該オリフィスプレートを製造するための長尺フィ
ルムにおいて、前記フィルムの一面に凹部が形成され、
該凹部に前記複数の吐出口が設けられていることを特徴
とする。
【0020】また本発明は、液体を飛翔液滴として吐出
させるためのエネルギーを発生する複数のエネルギー発
生素子と該複数のエネルギー発生素子の各々が配置され
た複数の流路とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に
接合され、前記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口お
よび該複数の吐出口の各々の周囲に形成された前記流路
内に位置する複数の凸部を有するオリフィスプレート
と、を備えた液体吐出ヘッドにおける該オリフィスプレ
ートを製造するための長尺フィルムにおいて、前記フィ
ルムの一面に凹部が形成され、該凹部に前記複数の吐出
口および前記複数の凸部が設けられていることを特徴と
する。この場合、前記凸部の高さは前記凹部の深さと同
等もしくはそれ以下であることが好ましい。
【0021】上記の各発明では、フィルムの一面に形成
される複数の吐出口や複数の凸部がフィルム一面より窪
んだ凹部に配置されているので、フィルムが巻き取られ
るときに、吐出特性に影響する前記吐出口や前記凸部の
損傷を防ぐことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0023】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施形態の液体吐出ヘッドの製造方法が適用される
液体吐出ヘッドについて説明するための斜視図である。
図2は、図1に示される液体吐出ヘッドの、流路方向に
沿った断面図である。
【0024】本実施形態の液体吐出ヘッドの製造方法に
より製造される液体吐出ヘッドは、図1に示すように、
基板50の表面に天板60を接合してなるヘッド本体4
6と、ヘッド本体46の前端面に接合されたオリフィス
プレート40などから構成されている。基板(以下、ヒ
ータボードともいう)50には、インクなどの液体を吐
出させるために利用される熱エネルギーを発生する複数
のエネルギー発生素子(以下、ヒータともいう)51
と、エネルギー発生素子51に電気信号を供給するため
のAl配線とが備えられている。この基板50は、Si
基板上に複数のエネルギー発生素子51および前記Al
配線を成膜技術によって形成してなるものである。
【0025】天板60の一方の面には、エネルギー発生
素子51がそれぞれ配置された複数の流路61を形成す
るための溝や、それぞれの流路61に供給されるインク
を一時的に保持する液室62を形成するための溝が形成
されている。さらに、天板60には、液室62内にイン
クを供給するための供給口64が形成されている。それ
ぞれの流路61にエネルギー発生素子51が配置される
ように基板50と天板60とを接合することにより、複
数の流路61および複数のエネルギー発生素子51が備
えられたヘッド本体46が構成されている。このヘッド
本体46の前端面に、すなわち、図2に示すように基板
50の、オリフィスプレート40との接合面44a、お
よび天板60の、オリフィスプレート40との接合面4
4bを含む面に、それぞれの流路61の開口が配置され
ている。
【0026】一方、オリフィスプレート40には、流路
61とそれぞれ連通した複数の吐出口(以下、オリフィ
スともいう)41が複数形成されている。また、オリフ
ィスプレート40の、ヘッド本体46との接合面におけ
る吐出口41の周囲には、吐出口41ごとにそれぞれ独
立した凸部45が複数形成されている。それぞれの凸部
45が流路61内に進入し、凸部45が流路61に嵌合
した状態で、接着剤である接着樹脂42によって接合面
44a,44bにオリフィスプレート40が接合されて
いる。
【0027】この液体吐出ヘッドでは、エネルギー発生
素子51から発生した熱エネルギーが流路61内のイン
クに作用することでエネルギー発生素子51上で気泡が
発生し、その気泡の発生を利用して吐出口41からイン
クが吐出される。
【0028】図3は、本発明の第1の実施形態の液体吐
出ヘッドの製造方法に使用される製造ラインの一部を模
式的に示す図である。図3に示される製造ラインは、図
1および図2に示したオリフィスプレート40を製造す
るためのものである。この製造ラインでは、押出成形に
より溶融樹脂をフィルム状に押出し、押出されたフィル
ム状樹脂の表面に、所定の形状のレリーフ型を備えたロ
ールを押圧することで、そのフィルム状樹脂の表面に所
望の形状のパターンを形成するまでの工程が行われる。
【0029】図3に示すように押出成形機1のダイ2か
ら溶融樹脂をフィルム状に押出すことによりフィルム状
樹脂3が形成され、フィルム状樹脂3は冷却ロール5と
ニップロール6との間に挟まれて、それらのロールによ
って押圧される。冷却ロール5の表面には、図1および
図2に示した吐出口41および凸部45に応じた形状の
レリーフ型4が取り付けられている。このレリーフ型4
によってフィルム状樹脂3の表面に所望の形状が連続的
に形成される。
【0030】レリーフ型4によって表面に所望の形状が
形成されると共に冷却ロール5によって冷却されたフィ
ルム状樹脂3は、いくつかのロールと、2つの引き取り
ロール7とを経由した後に巻き取りロール8によってロ
ール状に巻き取られる。ここでは凸部45が巻き取りロ
ール8の外側となるようにフィルム状樹脂3が巻き取ら
れている。
【0031】本実施形態の液体吐出ヘッドの製造方法で
は、押出成形機1から押出す樹脂材料としてポリサルフ
ォン樹脂(アモコ社製のユーデルP3900)を用い
た。押出成形機1から押出す樹脂材料、すなわちフィル
ム状樹脂3の材料としては、熱可塑性ポリマーを用いる
ことが好ましい。また、具体的には、フィルム状樹脂3
の材料として、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレ
ンサルファイドまたはポリエーテルエーテルケトンのう
ちいずれか1つを用いることが好ましい。
【0032】次に、オリフィスプレート40を作製する
方法について説明する。
【0033】まず、ポリサルフォン樹脂を下記の加工条
件(A)にて、ダイ2から厚さ50μmとなるように押
出してフィルム状樹脂3を形成する。そのフィルム状樹
脂3を、表面にレリーフ型4が備えられた温度15℃の
冷却ロール5、およびニップロール6により押圧し、フ
ィルム状樹脂3を冷却する。
【0034】押出し加工条件(A) ダイ開口: 0.5mm 押出し機設定温度:後部315℃ 中間部360℃ ヘ
ッドおよびダイ部370℃ 冷却ロール温度:15℃ 押出し厚み:50μm ニップ圧(エアゲージ圧):2kgf/cm2 図4および図5は、図3に示した製造ラインにより作製
されたフィルム状樹脂3の平面図および断面図である。
図4(a)はフィルム状樹脂3の平面図であり、図4
(b)は図4(a)のA−A’線断面図である。また、
図5(a)は、図4(a)に示されるフィルム状樹脂の
B部を拡大した平面図であり、図5(b)は、図5
(a)のC−C’線断面図である。
【0035】フィルム状樹脂3の表面に冷却ロール5の
レリーフ型4が押圧されることで、そのレリーフ型4に
よって、図4(a)、図4(b)、図5(a)および図
5(b)に示すようにフィルム状樹脂3に吐出口41お
よび凸部45が同時に、押し出されるフィルム状樹脂3
の長手方向に沿って連続的に複数形成される。本実施例
ではフィルムの長手方向に沿って、吐出口41および凸
部45を一列のみ連続的に複数形成したが、長手方向に
平行に複数列を形成してもよい。
【0036】凸部45のピッチは600dpiの解像度
に相当する間隔であり、凸部45の外形は四角柱形状と
なっている。凸部45の外形寸法としては、縦が30μ
m、横が30μm、高さが10μmとなっている。オリ
フィス41の形状は円錐台となっており、オリフィス4
1の凸部45側の端面における円の直径がφ25μm、
凸部45側と反対側の端面における円の直径がφ20μ
mとなっている。このような形状および寸法を有するオ
リフィス41および凸部45がフィルム状樹脂3に同時
に、かつ、連続的に形成されるように、レリーフ型4が
作製されている。
【0037】フィルム状樹脂3にレリーフ型4によって
オリフィス41および凸部45を形成した後に、フィル
ム状樹脂3の、凸部45側と反対側の表面(フェイス
面)に撥水層を形成する。撥水処理剤としては、旭硝子
株式会社製のCTX−CZ5Aを用いた。フィルム状樹
脂3のフェイス面に撥水層を形成する際には、まず、そ
のフェイス面をコロナ処理により親水化した後に、塗布
装置として康井精機社製のマイクログラビアコータを用
いて、フィルム状樹脂3を長手方向に巻き出しながらフ
ェイス面に撥水剤を塗布する。ここでは、撥水層の最終
の厚さが0.1μmとなるように、撥水剤を塗布する工
程と、塗布された撥水剤を80℃でプリベークする工程
とを連続して行った。このような塗布およびプリベーク
の工程が完了してロール状に巻き取られたフィルム状樹
脂3を、加熱炉内で150℃の温度で5時間加熱するこ
とにより、フィルム状樹脂3のフェイス面に撥水層が形
成される。
【0038】本実施形態の液体吐出ヘッドの製造方法で
は、フィルム状樹脂3にレリーフ型4を押圧する工程
と、フィルム状樹脂3に撥水層を形成する工程とを別々
に行ったが、それらの2つの工程を1つの工程で行って
もよい。例えば、フィルム状樹脂3にレリーフ型4を押
圧する工程において、フィルム状樹脂3のニップロール
6側の面に撥水剤を供給してその表面に撥水層を形成し
ながらフィルム状樹脂3の押圧加工を行ってもよい。あ
るいは、巻き取りロール8によってフィルム状樹脂3を
巻き取る前の位置に、撥水剤を塗布するためのコーティ
ングロールをセットし、そのコーティングロールを用い
てフィルム状樹脂3に撥水剤を塗布してもよい。
【0039】このようにして吐出口41および凸部45
が形成されてロール状に巻かれたフィルム状樹脂3を、
1つの液体吐出ヘッドごとに必要なサイズに切断して、
図1および図2に示したオリフィスプレート40が作製
される。
【0040】次に、オリフィスプレート40を作製した
後の、液体吐出ヘッドの製造方法について説明する。
【0041】オリフィスプレート40を作製した後に
は、上述した工程とは別の工程で作製されたヘッド本体
46に、接着剤によってオリフィスプレート40を接合
する。ここで用いる接着剤としては、UV(紫外線)を
接着剤に照射することによりタック性(粘性)を保持し
たままBステージ(硬化中間状態)化し、その接着剤を
硬化収縮させてから、加熱圧着、または接着剤へのさら
なるUV照射により部材同士を接着することが可能なエ
ポキシ系の接着剤を用いる。このような接着剤は、Bス
テージ化せずに加熱圧着のみでも接着が可能なものであ
る。
【0042】まず、上記のようなエポキシ系の接着剤を
転写法によりヘッド本体46の接合面44a,44bに
転写する。次に、転写された接着剤に1mW/cm2
紫外線を60秒間照射して接着剤のBステージ化を行
い、接着剤のタック性を保持したまま接着剤の硬化収縮
を終了させる。
【0043】次に、オリフィスプレート40のそれぞれ
の凸部45を、それぞれの凸部45に対応する流路61
内に進入させて凸部45を流路61の先端部に嵌合す
る。凸部45と流路61との嵌合は、すきまばめとし
た。
【0044】次に、オリフィスプレート40の、凸部4
5側と反対側の面からオリフィスプレート40に1kg
/cm2の荷重をかけて、オリフィスプレート40とヘ
ッド本体46とを密着させ、その状態を保持したまま6
0℃の温度でヘッド本体46にオリフィスプレート40
を加熱圧着し、接着剤の硬化を終了させる。
【0045】以上で説明した工程を経て、図1および図
2に示した液体吐出ヘッドが製造される。本実施形態の
液体吐出ヘッドの製造方法によれば、前記複数の吐出口
および前記複数の凸部がフィルムの長手方向に配置され
ているので、フィルムの幅寸法の制限無しに、いかなる
サイズのオリフィスプレートを作成することが可能であ
る。従って、複数のオリフィスプレートをつなぎ合せて
接合する必要がないので、つなぎ目部分のはがれや浮き
による隣接ノズル間でのクロストークによる印字不良や
隣り同士に接合された二つのオリフィスプレートの位置
ずれで発生する液滴の着弾位置ずれによる印字不良が無
い。また、撥水層の膜厚分布がより良好なオリフィスプ
レートが得られる。
【0046】(第2の実施の形態)図6は、図3に示し
た製造ラインにより作製されたフィルム状樹脂の他の例
を示す平面図および断面図である。
【0047】本実施形態では押し出し成形によってフィ
ルム状樹脂3に吐出口41及び凸部45を形成する際、
第1の実施の形態と異なり、図6に示すように吐出口4
1及び凸部45の列をフィルム長手方向と直角に形成す
る。
【0048】本実施形態の方法によれば、吐出口及び凸
部の列がフィルムの長手方向と直角に複数配置されてい
るので、フィルムの厚さが薄い場合に、フィルムの搬送
や固定時にフィルムが伸びたりたるんだりしても、吐出
口や凸部の加工ピッチに誤差が生じることが防げる。
【0049】(第3の実施の形態)図7および図8は、
本発明の第3の実施形態の液体吐出ヘッドの製造方法に
ついて説明するための図である。本実施形態の液体吐出
ヘッドの製造方法は、第1の実施形態の製造方法により
製造された液体吐出ヘッドと同様な構成および形状のも
のを製造する方法であり、第1の実施形態と比較して、
吐出口をレーザ加工により形成する点が主に異なってい
る。以下では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明
する。
【0050】本実施形態の液体吐出ヘッドの製造方法に
おいても、第1の実施形態の図3に示した製造ラインに
よって、オリフィスプレートを作製するためのフィルム
状樹脂を形成する。ここでは、第1の実施形態で用いた
レリーフ型4の代わりに、レリーフ型4とは異なる別の
所定の形状のレリーフ型を備えた冷却ロール5を用い
る。図7(a)は、押出成形機1のダイ2から押出され
たポリサルフォン樹脂が、冷却ロール5に備えられた前
記レリーフ型によって押圧されることにより所定の形状
に形成されたフィルム状樹脂の平面図であり、図7
(b)は、図7(a)のA−A’線断面図である。図8
(a)は、図7(a)に示したフィルム状樹脂のB部を
拡大した平面図であり、図8(a’)は、図8(a)の
C−C’線断面図である。
【0051】まず、第1の実施形態と同様な押出し加工
条件(A)で、ポリサルフォン樹脂をダイ2から厚み5
0μmとなるようにフィルム状に押出すことにより、フ
ィルム状樹脂3を形成する。そのフィルム状樹脂3を、
表面に前記レリーフ型が備えられた温度15℃の冷却ロ
ール5、およびニップロール6により押圧すると同時に
冷却する。これにより、冷却ロール5に備えられた前記
レリーフ型によって、図7(a)、図7(b)、図8
(a)および図8(a’)に示すようにフィルム状樹脂
3に、それぞれが独立した複数の凸部45と、凸部45
の中央部にそれぞれ配置された複数の凹部47aとが、
押し出されるフィルム状樹脂3の長手方向に沿って連続
的に形成される。本実施形態では、フィルムの長手方向
に沿って、凸部45と凹部47aを一列のみ連続的に形
成したが、フィルム長手方向に平行に複数列を形成して
もよい。それぞれの凹部47aはオリフィス41を形成
するためのものである。凸部45のピッチおよび外形寸
法は、第1の実施形態と同様であり、凹部47aの深さ
は40μmとなっている。このような凸部45および凹
部47aがフィルム状樹脂3に同時に形成されるよう
に、冷却ロール5に備えられたレリーフ型が製作されて
いる。
【0052】次に、フィルム状樹脂3の、凸部45側と
反対側の面(フェイス面)に、第1の実施形態と同様な
方法により撥水層を形成する。撥水処理剤として、旭硝
子株式会社製のCTX−CZ5Aを用いた。
【0053】次に、フィルム状樹脂3に撥水層を形成し
た後の、オリフィスプレートを作製する工程について図
8を参照して説明する。図8(b)、図8(c)は、図
7(a)に示したフィルム状樹脂のB部を拡大した平面
図であり、図8(b’)は図8(b)のC−C’線断面
図、図8(c’)は図8(c)のC−C’線断面図であ
る。
【0054】図8(b’)に示すように、それぞれの凹
部47aの底面にレーザ13を照射することにより、図
8(c)および図8(c’)に示すようにそれぞれの凹
部47aの底面に、フィルム状樹脂3を貫通する貫通孔
を形成する。これにより、凸部45側と反対側の開口寸
法がφ20μmのオリフィス41がフィルム状樹脂3に
形成される。
【0055】図9は、フィルム状樹脂3にオリフィス4
1を形成するためのレーザ加工装置を模式的に示す図で
ある。図9に示されるレーザ加工装置には、エキシマレ
ーザ発振器9と、エキシマレーザ発振器9から出射され
たレーザ13を集光させる集光レンズ11と、集光レン
ズ11を透過したレーザ13をフィルム状樹脂3の所定
の部分に照射させるためのマスク12とが備えられてい
る。エキシマレーザ発振器9から出射されたレーザ13
は集光レンズ11およびマスク12を介してフィルム状
樹脂3に照射される。フィルム状樹脂3はロール状に巻
かれた状態で収納されており、ここでは、ロール状のフ
ィルム状樹脂3を巻き出すことによりフィルム状樹脂3
の一部を平らにし、フィルム状樹脂3の平らな部分にレ
ーザ13を照射させる。
【0056】本実施形態では、図3に示した製造ライン
の装置と、図9に示したレーザ加工装置とが別々になっ
ているが、図3に示した製造ラインにおいて巻き取りロ
ール8の手前に、図9に示したレーザ加工装置を配置す
ることもできる。
【0057】ここで、フィルム状樹脂3の厚さに対して
凹部47aの深さを深くし、レーザ13でオリフィス4
1を開口させる肉厚を必要な寸法公差内に薄くした場合
では、レーザ13を照射する部分を凹部47aの底面に
対してアライメントする必要がなく、凹部47aの底面
全体にレーザ13を照射すればよい。これにより、オリ
フィス41を形成するプロセスが簡単になり、液体吐出
ヘッドの製造コスト、および製造装置のコストが下が
る。
【0058】次に、オリフィス41および凸部45が形
成されてロール状に巻かれたフィルム状樹脂3を、1つ
の液体吐出ヘッドごとに必要な4インチサイズに切断し
て、図1および図2に示したオリフィスプレート40が
作製される。
【0059】次に、第1の実施形態で説明した方法と同
様に、オリフィスプレート40の凸部45がヘッド本体
46の流路61内に進入して嵌合するように、オリフィ
スプレート40をエポキシ系の接着剤によりヘッド本体
46に接着することで、図1および図2に基づいて説明
した液体吐出ヘッドが製造される。
【0060】本実施形態の方法によれば、前記複数の凸
部と、複数の凸部の中央部にそれぞれ配置された複数の
凹部を押し出し成形でフィルムに作製し、その凹部底面
にレーザを照射する事によって得られたオリフィスが、
フィルムの長手方向に配置されているので、フィルムの
幅寸法の制限無しに、いかなるサイズのオリフィスプレ
ートを作成することが可能である。従って、複数のオリ
フィスプレートをつなぎ合せて接合する必要が無いの
で、つなぎ目部分のはがれや浮きによる隣接ノズル間で
のクロストークによる印字不良や隣り同士に接合された
二つのオリフィスプレートの位置ずれで発生する液滴の
着弾位置ずれによる印字不良が無い。また、撥水層の膜
厚分布がより良好なオリフィスプレートが得られる。
【0061】(第4の実施の形態)図10は本発明の第
4の実施形態による方法を説明するための図である。
【0062】本実施形態の場合、第2の実施の形態と同
様にフィルム状樹脂3の凸部45の中央部に配置された
凹部47aの底面にレーザを照射して吐出口を形成する
が、その凸部45及び凹部47aの配列が図10に示す
ようにフィルム長手方向と直角に形成されている点が第
2の実施の形態と異なっている。
【0063】本実施形態の方法によれば、複数の凸部
と、複数の凸部の中央部にそれぞれ配置された複数の凹
部を押し出し成形でフィルムに作製し、その凹部底面に
レーザを照射する事によって得られたオリフィスがフィ
ルムの長手方向と直角に複数配置されているので、フィ
ルムの厚さが薄い場合に、フィルムの搬送や固定時にフ
ィルムが伸びたりたるんだりしても、吐出口や凸部の加
工ピッチに誤差が生じることが防げる。
【0064】(第5の実施の形態)本実施形態では、オ
リフィスプレートを作製する際のフィルム材料としてポ
リパラフェニレンテレフタルアミドを用いた。
【0065】このポリパラフェニレンテレフタルアミド
(略称PPTA)は低熱膨張率(Siの線膨張係数に近
い値)と高弾性率(約1500Kg/mm2)という特
長がある。ヘッド本体のエネルギー発生素子はSi基板
に設けられているので、オリフィスプレートにポリパラ
フェニレンテレフタルアミドを用いると、両者の線膨張
率が近くなり、昇温や降温によっても線膨張差によるゆ
がみやはがれや位置ずれの心配がない。また、高弾性率
であるので、剛性が高く、オリフィスプレートをより薄
く作ってもフェイス面の平坦性が確保できるという利点
がある。オリフィスプレートが薄くできれば、レーザで
の吐出口形成が容易になる。また、ポリパラフェニレン
テレフタルアミドはエキシマレーザのアブレーション性
が良好であり、線膨張係数も低い。そのため、レーザ加
工時の熱によるオリフィスプレートの伸びを小さくで
き、オリフィス穴の精度が良好となる。
【0066】次に、図7〜9と図11を参照し、PPT
Aからなるフィルムを用いてオリフィスプレートを作製
する例を説明する。図11は本実施形態で用いる製造ラ
インの模式図である。
【0067】図11(a)に示す装置において、まず、
PPTAを濃硫酸に溶解してドープ901を得て、脱
気、ろ過した後、スリット付のダイ900からタンタル
製のベルト902に供給し空気吹き付けノズル903で
空気を吹き付けながら流延し、希硫酸オーバーフロー槽
904の希硫酸中に導いて凝固させた。凝固したシート
をベルトから剥がし、洗浄槽905で洗浄した後に巻き
取った。湿潤状態を保ったまま、図11(b)に示す装
置の加熱冷却ロール910の送り出し位置にセットし
た。加熱冷却ロールの表面には所定の形状のレリーフ型
907が設けられている。ポリパラフェニレンテレフタ
ルアミド樹脂のフィルムが、加熱冷却ロール910に備
えられた前記レリーフ型によって押圧されることにより
所定の形状に形成されたフィルム状樹脂の様子は図7
(a)、図7(b)、図8(a)、図8(a’)に示し
たものと同じである。
【0068】加熱冷却ロール910は、無限軌道の平面
部で型押しされる構造になっており、成形温度が350
〜380℃で離型部温度が140〜150℃になるよう
に平面部の型押し部の加熱冷却温度が設定されている。
送り速度は1mm/sec、プレス圧力は12〜13K
g/mm2に設定した。成形完了時はフィルム総厚が5
0μmになるように条件を設定した。
【0069】これにより前記レリーフ型によって図6
(a)、図6(b)、図7(a)、図7(a’)に示す
ようにフィルム状樹脂3には、それぞれが独立した複数
の凸部45と、複数の凸部45の中央部にそれぞれ配置
された複数の凹部47aとが、フィルム状樹脂3の長手
方向に沿って連続的に形成される。本実施形態では、フ
ィルムの長手方向に沿って、凸部45と凹部47aを一
列のみ連続的に形成したが、フィルム長手方向に平行に
複数列を形成してもよい。それぞれの凹部47aはオリ
フィス41を形成するためのものである。凸部45のピ
ッチおよび外形寸法は、第1の実施形態と同様であり、
凹部47aの深さは40μmとなっている。このような
凸部45および凹部47aがフィルム状樹脂3に同時に
形成されるように、加熱冷却ロール910に備えられた
レリーフ型907が製作されている。
【0070】次に、フィルム状樹脂3の、凸部45側と
反対側の面(フェイス面)に、第1の実施形態と同様な
方法により撥水層を形成する。撥水処理剤として、旭硝
子株式会社製のCTX−CZ5Aを用いた。
【0071】次に、フィルム状樹脂3に撥水層を形成し
た後の、オリフィスプレートを作製する工程については
第2の実施形態と同様な方法をとる。
【0072】つまり、図8(b’)に示したように、そ
れぞれの凹部47aの底面にレーザ13を照射すること
により、図8(c)および図8(c’)に示したように
それぞれの凹部47aの底面に、フィルム状樹脂3を貫
通する貫通孔を形成する。これにより、凸部45側と反
対側の開口寸法がφ20μmのオリフィス41がフィル
ム状樹脂3に形成される。フィルム状樹脂3にオリフィ
ス41を形成するためのレーザ加工装置は図9に示すも
のを用いた。
【0073】ここで、フィルム状樹脂3の厚さに対して
凹部47aの深さを深くし、レーザでオリフィス41を
開口させる肉厚を必要な寸法公差内に薄くした場合で
は、レーザを照射する部分を凹部47aの底面に対して
アライメントする必要がなく、凹部47aの底面全体に
レーザを照射すればよい。これにより、オリフィス41
を形成するプロセスが簡単になり、液体吐出ヘッドの製
造コスト、および製造装置のコストが下がる。
【0074】次に、オリフィス41および凸部45が形
成されてロール状に巻かれたフィルム状樹脂3を、1つ
の液体吐出ヘッドごとに必要な4インチサイズに切断し
て、図1および図2に示したオリフィスプレート40が
作製される。
【0075】次に、第1の実施形態で説明した方法と同
様に、オリフィスプレート40の凸部45がヘッド本体
46の流路61内に進入して嵌合するように、オリフィ
スプレート40を接着剤によりヘッド本体46に接着す
ることで、図1および図2に基づいて説明した液体吐出
ヘッドが製造される。
【0076】本実施形態の方法によれば、前記複数の凸
部と、複数の凸部の中央部にそれぞれ配置された複数の
凹部、および凹部底面にレーザを照射する事によって得
られたオリフィスとが、フィルムの長手方向に配置され
ているので、フィルムの幅寸法の制限無しに、いかなる
サイズのオリフィスプレートを作成することが可能であ
る。従って、複数のオリフィスプレートをつなぎ合せて
接合する必要が無いので、つなぎ目部分のはがれや浮き
による隣接ノズル間でのクロストークによる印字不良や
隣り同士に接合された二つのオリフィスプレートの位置
ずれで発生する液滴の着弾位置ずれによる印字不良が無
い。また、撥水層の膜厚分布がより良好なオリフィスプ
レートが得られる。
【0077】(第6の実施の形態)上記の第5の実施の
形態においてポリパラフェニレンテレフタルアミドを用
いたフィルム状樹脂3に複数の凸部45と、複数の凸部
45の中央部にそれぞれ配置された複数の凹部47aと
を形成する際、その凸部45及び凹部47aの配列がフ
ィルム長手方向と直角に形成されていてもよい。
【0078】本実施形態の方法によれば、複数の凸部
と、複数の凸部の中央部にそれぞれ配置された複数の凹
部をフィルムに形成し、その凹部底面にレーザを照射す
る事によって得られたオリフィスがフィルムの長手方向
と直角に複数配置されているので、フィルムの厚さが薄
い場合に、フィルムの搬送や固定時にフィルムが伸びた
りたるんだりしても、吐出口や凸部の加工ピッチに誤差
が生じることが防げる。(第7の実施の形態)上記の実
施の形態では、長尺の樹脂フィルム(フィルム状樹脂
3)を連続して送り出しながらローラ周面のレリーフ型
(図3の冷却ロール3のレリーフ型または図11の加熱
冷却ロール910のレリーフ型907)に沿わせて、フ
ィルム状樹脂3に複数の凸部45および吐出口41もし
くは凹部47aを転写成形し、その後、凸部などを転写
したフィルム状樹脂をローラに巻き取っている。
【0079】この場合、巻取り時に重ねられるフィルム
同士によって、凸部や吐出口さらにはヘッド本体が接合
される凸部周辺の接合面などが損傷することが考えられ
る。この事を考慮して、図4(b)、図6(b)、図7
(b)、図10(b)に示したとおりフィルム状樹脂3
の一面に凹部を形成し、その凹部の底面に凸部45を配
置するのがよい。この場合、凸部45はフィルム状樹脂
3の巻き取りロールと接する面と同様もしくはそれ以下
の高さに形成される。言い換えれば、凸部45の高さ
と、それが配置されている凹部の深さとの関係は同等も
しくは、凸部45の方が低くされている。
【0080】このような形態の一例を表したのが図12
である。図12の(a)は凸部45をフィルムの長手方
向に配列した例の模式的な斜視図、(b)は(a)のB
−B’線断面であって凸部45の高さがフィルムの主面
より低い(凹部3aの深さより低い)場合の図、(c)
は(a)のB−B’線断面であって凸部45の高さがフ
ィルムの主面と同じ(凹部3aの深さと同じ)場合の図
を示している。また、図13(a)は本実施形態のフィ
ルムをロール化する時の様子を、図13(b)は凸部4
5がフィルム主面から出っ張っているフィルムをロール
化するときの様子を示した模式図である。図13(b)
のようにフィルム主面より凸部45が突出していればロ
ール時に重なるフィルムによって凸部45が圧接され損
傷する不具合が予想される。しかし、本実施形態によれ
ば、凸部45がフィルムの重なり面から出っ張っていな
いので上記の不具合がなく、良好なオリフィスプレート
を作製することができる。
【0081】また、上記の方法では、オリフィス41の
周囲に凸部45が設けられていないオリフィスプレート
であっても、ロール巻き取り時に吐出特性に重要なオリ
フィス穴の周囲に接触するものがなくなるので、オリフ
ィス及びその形成面を保護することができる。
【0082】なお、図3に示したようなシート状搬送系
においては、オリフィスプレートのノズル穴挿入用凸部
が搬送ローラ周面によって摺擦または係合しないよう
に、上記凸部が設けられているシート面に対して接触す
る側の搬送ローラ(例えば図3で示す搬送ロールa、
b)の構成を考慮することが好ましい。このために、こ
の接触搬送ローラは凸部の形成領域を離れたシートのみ
に接するローラ対にする。また、この接触搬送ローラの
シート接触長が、オリフィスプレートの凸部保護用凹部
のフィルム長手方向の長さより長い構成とする。
【0083】このオリフィスプレートの長尺シートを搬
送中に傾くことのないように、均一ローラ径以外に、太
鼓形ローラ(中央胴部が外側に湾曲したローラ)を使用
する場合は、上記凸部が設けられているシート面とは逆
の面に接するように配置することが好ましい。逆に、逆
クラウン状ローラ(中央胴部が内側に湾曲したローラ)
を使用する場合は、上記凸部が設けられているシート面
と接するように配置しても良いが、その曲率も考慮して
上記凸部と接しないようにすることが好ましい。
【0084】(その他の実施の形態)図14は、上述し
たオリフィスプレートを用いて製造した液体吐出ヘッド
を搭載した液体吐出記録装置の一例であるインクジェッ
ト記録装置を示す斜視図である。図14に示されるイン
クジェット記録装置600に搭載されたヘッドカートリ
ッジ601は、上述したオリフィスプレートを用いて製
造した液体吐出ヘッドと、その液体吐出ヘッドに供給さ
れる液体を保持する液体容器とを有するものである。ヘ
ッドカートリッジ601は、図14に示すように、駆動
モータ602の正逆回転に連動して駆動力伝達ギヤ60
3および604を介して回転するリードスクリュー60
5の螺旋溝606に対して係合するキャリッジ607上
に搭載されている。駆動モータ602の動力によってヘ
ッドカートリッジ601がキャリッジ607ともとにガ
イド608に沿って矢印aおよびbの方向に往復移動さ
れる。インクジェット記録装置600には、ヘッドカー
トリッジ601から吐出されたインクなどの液体を受け
る被記録媒体としてのプリント用紙Pを搬送する被記録
媒体搬送手段(不図示)が備えられている。その被記録
媒体搬送手段によってプラテン609上を搬送されるプ
リント用紙Pの紙押さえ板610は、キャリッジ607
の移動方向にわたってプリント用紙Pをプラテン609
に対して押圧する。
【0085】リードスクリュー605の一端の近傍に
は、フォトカプラ611および612が配設されてい
る。フォトカプラ611および612は、キャリッジ6
07のレバー607aの、フォトカプラ611および6
12の領域での存在を確認して駆動モータ602の回転
方向の切り換えなどを行うためのホームポジション検知
手段である。プラテン609の一端の近傍には、ヘッド
カートリッジ601の吐出口のある前面を覆うキャップ
部材614を支持する支持部材613が備えられてい
る。また、ヘッドカートリッジ601から空吐出などさ
れてキャップ部材614の内部に溜まったインクを吸引
するインク吸引手段615が備えられている。このイン
ク吸引手段615によりキャップ部材614の開口部を
介してヘッドカートリッジ601の吸引回復が行われ
る。
【0086】インクジェット記録装置600には本体支
持体619が備えられている。この本体支持体619に
は移動部材618が、前後方向、すなわちキャリッジ6
07の移動方向に対して直角な方向に移動可能に支持さ
れている。移動部材618には、クリーニングブレード
617が取り付けられている。クリーニングブレード6
17はこの形態に限らず、他の形態の公知のクリーニン
グブレードであってもよい。さらに、インク吸引手段6
15による吸引回復操作にあたって吸引を開始するため
のレバー620が備えられており、レバー620は、キ
ャリッジ607と係合するカム621の移動に伴って移
動し、駆動モータ602からの駆動力がクラッチ切り換
えなどの公知の伝達手段で移動制御される。ヘッドカー
トリッジ601に設けられた発熱体に信号を付与した
り、上記の各機構の駆動制御を行ったりするインクジェ
ット記録制御部はインクジェット記録装置の本体に設け
られており、図14では示されていない。インクジェッ
ト記録制御部には、液体吐出ヘッドから液体を吐出させ
るための駆動信号を供給する駆動信号供給手段が備えら
れている。
【0087】上述した構成を有するインクジェット記録
装置600では、前記の被記録媒体搬送手段によりプラ
テン609上を搬送されるプリント用紙Pに対して、ヘ
ッドカートリッジ601がプリント用紙Pの全幅にわた
って往復移動しながら記録を行う。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、前
記複数の吐出口のための穴もしくは凹部や前記複数の凸
部がフィルムの長手方向に配置されているので、フィル
ムの幅寸法の制限無しにいかなるサイズのオリフィスプ
レートを作製することが可能である。従って、複数のオ
リフィスプレートをつなぎ合わせて接合する必要が無い
ので、つなぎ目部分のはがれや浮きによる隣接ノズル間
でのクロストークによる印字不良や隣り同士に接合され
た二つのオリフィスプレートの位置ずれで発生する液滴
の着弾位置ずれによる印字不良が無い。また、フィルム
の表面に撥水層を形成する場合は、ロールコータやスプ
レーを用いて、フィルムを巻き出しながら連続的に処理
するのが最適である。その場合、撥水層の膜厚分布は同
じ距離で比較するとフィルムの巻き出し方向(長手方
向)の方がロールコータやスプレーの同一箇所を用いて
塗布するので直角方向よりも良好である。そのため、撥
水層の膜厚分布がより良好なオリフィスプレートが得ら
れる。
【0089】また上記とは別の発明によれば、前記複数
の吐出口のための穴もしくは凹部や前記複数の凸部がフ
ィルムの長手方向と直角の方向に配置されているので、
フィルムの厚さが薄い場合で、搬送や固定時にフィルム
が伸びたりたるんだりしても、吐出口や凸部の加工ピッ
チに誤差が生じることが防げる。
【0090】また本発明によれば、フィルムの一面に形
成される複数の吐出口や複数の凸部がフィルム一面より
窪んだ凹部に配置されているので、フィルムが巻き取ら
れるときに、吐出特性に影響する前記吐出口や前記凸部
の損傷を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の液体吐出ヘッドの製
造方法が適用される液体吐出ヘッドについて説明するた
めの斜視図である。
【図2】図1に示した液体吐出ヘッドの、流路方向に沿
った断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の液体吐出ヘッドの製
造方法に使用される製造ラインの一部を模式的に示す図
である。
【図4】図3に示した製造ラインにより作製されたフィ
ルム状樹脂の平面図および断面図である。
【図5】図3に示した製造ラインにより作製されたフィ
ルム状樹脂の平面図および断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の液体吐出ヘッドの製
造方法について説明するための図である。
【図7】本発明の第3の実施形態の液体吐出ヘッドの製
造方法について説明するための図である。
【図8】本発明の第3の実施形態の液体吐出ヘッドの製
造方法について説明するための図である。
【図9】フィルム状樹脂にオリフィスを形成するための
レーザ加工装置を模式的に示す図である。
【図10】本発明の第4の実施形態の液体吐出ヘッドの
製造方法について説明するための図である。
【図11】本発明の第5の実施形態の液体吐出ヘッドの
製造方法に適用した装置を表した模式図である。
【図12】本発明の液体吐出ヘッドの製造方法に用いる
シート状のオリフィスプレートの構成を説明するための
図である。
【図13】本発明の第7の実施の形態による効果を説明
するための図である。
【図14】本発明の製法に得たオリフィスプレートを用
いた液体吐出ヘッドを搭載した液体吐出記録装置の一例
を示す斜視図である。
【図15】従来のインクジェット記録装置に備えられる
液体吐出ヘッドについて説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 押出成形機 2 ダイ 3 フィルム状樹脂 3a 凹部 4 レリーフ型 5 冷却ロール 6 ニップロール 7 引き取りロール 8 巻き取りロール 9 エキシマレーザ発振器 11 集光レンズ 12 マスク 13 レーザ 40 オリフィスプレート 41 吐出口(オリフィス) 42 接着樹脂 44a、44b 接合面 45 凸部 46 ヘッド本体 47a 凹部 50 基板(ヒータボード) 51 エネルギー発生素子(ヒータ) 60 天板 61 流路 62 液室 64 供給口 600 インクジェット記録装置 601 ヘッドカートリッジ 602 駆動モータ 603、604 駆動力伝達ギヤ 605 リードスクリュー 606 螺旋溝 607 キャリッジ 607a レバー 608 ガイド 609 プラテン 610 紙押さえ板 611、612 フォトカプラ 613 支持部材 614 キャップ部材 615 インク吸引手段 617 クリーニングブレード 618 移動部材 619 本体支持体 620 レバー 621 カム 900 スリット付ダイ 901 ドープ 902 タンタルベルト 903 空気吹き付けノズル 904 希硫酸オーバーフロー槽 905 洗浄槽 906 ロールフィルム 907 レリーフ型 908 ガイドロール 909 成形済ロールフィルム 910 加熱冷却ロール a、b 搬送ロール P プリント用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石永 博之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 長田 虎近 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 杉山 裕之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 巽 純二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 池亀 健 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 稲田 源次 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 宮川 昌士 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AF30 AF40 AF93 AG07 AG12 AP02 AP13 AP23 AP25 AQ03 BA03 BA13

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を飛翔液滴として吐出させるための
    エネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子と該複
    数のエネルギー発生素子の各々が配置された複数の流路
    とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に接合され、前
    記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口を有するオリフ
    ィスプレートとを備えた液体吐出ヘッドにおける該オリ
    フィスプレートの製造方法において、 長尺にしたフィルムに該フィルムの長手方向に沿って複
    数の凹部と該凹部の底面に前記吐出口を形成し、該吐出
    口の形成部分を含む所定の大きさに前記フィルムを連続
    して分離して前記オリフィスプレートを製造することを
    特徴とする液体吐出ヘッドにおけるオリフィスプレート
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 液体を飛翔液滴として吐出させるための
    エネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子と該複
    数のエネルギー発生素子の各々が配置された複数の流路
    とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に接合され、前
    記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口を有するオリフ
    ィスプレートとを備えた液体吐出ヘッドにおける該オリ
    フィスプレートの製造方法において、 長尺にしたフィルムに該フィルムの長手方向と直角な方
    向に沿って複数の凹部と該凹部の底面に前記吐出口を形
    成し、該吐出口の形成部分を含む所定の大きさに前記フ
    ィルムを連続して分離して前記オリフィスプレートを製
    造することを特徴とする液体吐出ヘッドにおけるオリフ
    ィスプレートの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記フィルムを押し出し成形又は型押し
    成形によって形成することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の液体吐出ヘッドにおけるオリフィスプレートの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記フィルムの前記複数の凹部および前
    記吐出口をレリーフ型の転写成形またはレーザ加工また
    はそれらの組み合わせによって形成する事を特徴とする
    請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッドにおけるオリフ
    ィスプレートの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記フィルムが熱可塑性ポリマー材料か
    らなることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐
    出ヘッドにおけるオリフィスプレートの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記フィルムがポリサルフォン、ポリエ
    ーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリ
    エーテルエーテルケトン、ポリパラフェニレンテレフタ
    ルアミドのいずれかの材料から成ることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の液体吐出ヘッドにおけるオリフィ
    スプレートの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記フィルムの前記複数の凸部が形成さ
    れている面と反対側の表面に撥水層を形成することを特
    徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッドにおけ
    るオリフィスプレートの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記撥水層の塗布方向を前記フィルムの
    長手方向としたことを特徴とする請求項7に記載の液体
    吐出ヘッドにおけるオリフィスプレートの製造方法。
  9. 【請求項9】 液体を飛翔液滴として吐出させるための
    エネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子と該複
    数のエネルギー発生素子の各々が配置された複数の流路
    とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に接合され、前
    記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口および該複数の
    吐出口の各々の周囲に形成された前記流路内に位置する
    複数の凸部を有するオリフィスプレートと、を備えた液
    体吐出ヘッドにおける該オリフィスプレートの製造方法
    において、 長尺にしたフィルムに該フィルムの長手方向に沿って複
    数の凹部と該凹部の底面に前記吐出口を形成し、該吐出
    口の形成部分を含む所定の大きさに前記フィルムを連続
    して分離して前記オリフィスプレートを製造することを
    特徴とする液体吐出ヘッドにおけるオリフィスプレート
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 液体を飛翔液滴として吐出させるため
    のエネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子と該
    複数のエネルギー発生素子の各々が配置された複数の流
    路とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に接合され、
    前記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口および該複数
    の吐出口の各々の周囲に形成された前記流路内に位置す
    る複数の凸部を有するオリフィスプレートと、を備えた
    液体吐出ヘッドにおける該オリフィスプレートの製造方
    法において、 長尺にしたフィルムに該フィルムの長手方向と直角な方
    向に沿って複数の凹部と該凹部の底面に前記吐出口を形
    成し、該吐出口の形成部分を含む所定の大きさに前記フ
    ィルムを連続して分離して前記オリフィスプレートを製
    造することを特徴とする液体吐出ヘッドにおけるオリフ
    ィスプレートの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記フィルムを押し出し成形又は型押
    し成形によって形成することを特徴とする請求項9又は
    10に記載の液体吐出ヘッドにおけるオリフィスプレー
    トの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記フィルムの前記複数の凹部および
    前記吐出口をレリーフ型の転写成形またはレーザ加工ま
    たはそれらの組み合わせによって形成する事を特徴とす
    る請求項9又は10に記載の液体吐出ヘッドにおけるオ
    リフィスプレートの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記フィルムが熱可塑性ポリマー材料
    からなることを特徴とする請求項9又は10に記載の液
    体吐出ヘッドにおけるオリフィスプレートの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記フィルムがポリサルフォン、ポリ
    エーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポ
    リエーテルエーテルケトン、ポリパラフェニレンテレフ
    タルアミドのいずれかの材料から成ることを特徴とする
    請求項9又は10に記載の液体吐出ヘッドにおけるオリ
    フィスプレートの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記フィルムの前記複数の凸部が形成
    されている面と反対側の表面に撥水層を形成することを
    特徴とする請求項9又は10に記載の液体吐出ヘッドに
    おけるオリフィスプレートの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記撥水層の塗布方向を前記フィルム
    の長手方向としたことを特徴とする請求項15に記載の
    液体吐出ヘッドにおけるオリフィスプレートの製造方
    法。
  17. 【請求項17】 液体を飛翔液滴として吐出させるため
    のエネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子と該
    複数のエネルギー発生素子の各々が配置された複数の流
    路とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に接合され、
    前記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口を有するオリ
    フィスプレートとを備えた液体吐出ヘッドにおける該オ
    リフィスプレートを製造するための長尺フィルムにおい
    て、 前記複数の吐出口のための穴もしくは凹部がフィルムの
    長手方向に配置されていることを特徴とするオリフィス
    プレート製造用長尺フィルム。
  18. 【請求項18】 液体を飛翔液滴として吐出させるため
    のエネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子と該
    複数のエネルギー発生素子の各々が配置された複数の流
    路とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に接合され、
    前記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口を有するオリ
    フィスプレートとを備えた液体吐出ヘッドにおける該オ
    リフィスプレートを製造するための長尺フィルムにおい
    て、 前記複数の吐出口のための穴もしくは凹部がフィルムの
    長手方向と直角の方向に配置されていることを特徴とす
    るオリフィスプレート製造用長尺フィルム。
  19. 【請求項19】 前記フィルムが押し出し成形又は型押
    し成形によって形成されていることを特徴とする請求項
    17又は18に記載のオリフィスプレート製造用長尺フ
    ィルム。
  20. 【請求項20】 前記フィルムの前記複数の吐出口のた
    めの穴もしくは凹部がレリーフ型の転写成形またはレー
    ザ加工またはそれらの組み合わせによって形成されてい
    る事を特徴とする請求項17又は18に記載のオリフィ
    スプレート製造用長尺フィルム。
  21. 【請求項21】 前記フィルムが熱可塑性ポリマー材料
    であることを特徴とする請求項17又は18に記載のオ
    リフィスプレート製造用長尺フィルム。
  22. 【請求項22】 前記フィルムがポリサルフォン、ポリ
    エーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポ
    リエーテルエーテルケトン、ポリパラフェニレンテレフ
    タルアミドのいずれかの材料から成ることを特徴とする
    請求項17又は18に記載のオリフィスプレート製造用
    長尺フィルム。
  23. 【請求項23】 前記フィルムの表面に撥水層が形成さ
    れていることを特徴とする請求項17又は18に記載の
    オリフィスプレート製造用長尺フィルム。
  24. 【請求項24】 液体を飛翔液滴として吐出させるため
    のエネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子と該
    複数のエネルギー発生素子の各々が配置された複数の流
    路とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に接合され、
    前記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口および該複数
    の吐出口の各々の周囲に形成された前記流路内に位置す
    る複数の凸部を有するオリフィスプレートと、を備えた
    液体吐出ヘッドにおける該オリフィスプレートを製造す
    るための長尺フィルムにおいて、 前記複数の吐出口のための穴もしくは凹部および前記複
    数の凸部がフィルムの長手方向に配置されていることを
    特徴とするオリフィスプレート製造用長尺フィルム。
  25. 【請求項25】 液体を飛翔液滴として吐出させるため
    のエネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子と該
    複数のエネルギー発生素子の各々が配置された複数の流
    路とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に接合され、
    前記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口および該複数
    の吐出口の各々の周囲に形成された前記流路内に位置す
    る複数の凸部を有するオリフィスプレートと、を備えた
    液体吐出ヘッドにおける該オリフィスプレートを製造す
    るための長尺フィルムにおいて、 前記複数の吐出口のための穴もしくは凹部および前記複
    数の凸部がフィルムの長手方向と直角の方向に配置され
    ていることを特徴とするオリフィスプレート製造用長尺
    フィルム。
  26. 【請求項26】 前記フィルムが押し出し成形又は型押
    し成形によって形成されていることを特徴とする請求項
    24又は25に記載のオリフィスプレート製造用長尺フ
    ィルム。
  27. 【請求項27】 前記フィルムの前記複数の吐出口のた
    めの穴もしくは凹部および前記複数の凸部がレリーフ型
    の転写成形またはレーザ加工またはそれらの組み合わせ
    によって形成されている事を特徴とする請求項24又は
    25に記載のオリフィスプレート製造用長尺フィルム。
  28. 【請求項28】 前記フィルムが熱可塑性ポリマー材料
    であることを特徴とする請求項24又は25に記載のオ
    リフィスプレート製造用長尺フィルム。
  29. 【請求項29】 前記フィルムがポリサルフォン、ポリ
    エーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポ
    リエーテルエーテルケトン、ポリパラフェニレンテレフ
    タルアミドのいずれかの材料から成ることを特徴とする
    請求項24又は25に記載のオリフィスプレート製造用
    長尺フィルム。
  30. 【請求項30】 前記フィルムの前記複数の凸部が形成
    されている面と反対側の表面に撥水層が形成されている
    ことを特徴とする請求項24又は25に記載のオリフィ
    スプレート製造用長尺フィルム。
  31. 【請求項31】 液体を飛翔液滴として吐出させるため
    のエネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子と該
    複数のエネルギー発生素子の各々が配置された複数の流
    路とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に接合され、
    前記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口を有するオリ
    フィスプレートとを備えた液体吐出ヘッドにおける該オ
    リフィスプレートを製造するための長尺フィルムにおい
    て、 前記フィルムの一面に凹部が形成され、該凹部に前記複
    数の吐出口が設けられていることを特徴とするオリフィ
    スプレート製造用長尺フィルム。
  32. 【請求項32】 液体を飛翔液滴として吐出させるため
    のエネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子と該
    複数のエネルギー発生素子の各々が配置された複数の流
    路とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に接合され、
    前記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口および該複数
    の吐出口の各々の周囲に形成された前記流路内に位置す
    る複数の凸部を有するオリフィスプレートと、を備えた
    液体吐出ヘッドにおける該オリフィスプレートを製造す
    るための長尺フィルムにおいて、 前記フィルムの一面に凹部が形成され、該凹部に前記複
    数の吐出口および前記複数の凸部が設けられていること
    を特徴とするオリフィスプレート製造用長尺フィルム。
  33. 【請求項33】 前記凸部の高さは前記凹部の深さと同
    等もしくはそれ以下であることを特徴とする請求項31
    又は32に記載のオリフィスプレート製造用長尺フィル
    ム。
  34. 【請求項34】 請求項17から33のいずれかに記載
    のオリフィスプレート製造用長尺フィルムを用いて製造
    された液体吐出ヘッド。
  35. 【請求項35】 液体を飛翔液滴として吐出させるため
    のエネルギーを発生する複数のエネルギー発生素子と該
    複数のエネルギー発生素子の各々が配置された複数の流
    路とを備えたヘッド本体と、該ヘッド本体に接合され、
    前記流路にそれぞれ連通した複数の吐出口を有するオリ
    フィスプレートとを備えた液体吐出ヘッドにおけるオリ
    フィスプレートであって、ポリパラフェニレンテレフタ
    ルアミドの樹脂材料からなることを特徴とするオリフィ
    スプレート。
  36. 【請求項36】 前記複数の吐出口をレリーフ型の転写
    成形またはレーザ加工またはそれらの組み合わせによっ
    て形成する事を特徴とする請求項34又は35に記載の
    オリフィスプレート
  37. 【請求項37】 前記複数の吐出口の各々の周囲に形成
    された前記流路内に嵌合する複数の凸部を有することを
    特徴とする請求項36に記載のオリフィスプレート。
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US09/500,028 US6745467B1 (en) 1999-02-10 2000-02-08 Method of producing a liquid discharge head
EP00102699A EP1027991A3 (en) 1999-02-10 2000-02-09 Method for producing liquid discharge head, liquid discharge head produced thereby, head cartridge and liquid discharge apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004520981A (ja) * 2001-06-05 2004-07-15 ザール テクノロジー リミテッド 液滴付着装置用ノズル板

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