JP2000335486A - 小型滑走艇 - Google Patents
小型滑走艇Info
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Abstract
ら、転倒時にエンジンが艇体内の空気を消費して艇体内
に水が吸い込まれるのを阻止できるようにする。 【解決手段】 艇体4が転倒したことを検出する転倒ス
イッチ24を艇体4内に配設する。艇体4が転倒してい
ることを前記転倒スイッチ24が予め定めた時間だけ継
続して検出したときにエンジン11を停止させる制御装
置16を装備した。
Description
ルを把持して航走する小型滑走艇に関するものである。
ルエンジンを動力源とするものが多い。しかし、2サイ
クルエンジンは排ガス中に燃料の未燃焼成分が混入する
ことがあるため、近年では、この種の小型滑走艇のエン
ジンとして4サイクルエンジンを搭載することが提案さ
れている。
に較べて水や海水中の塩分によって腐食される部材が多
いため、4サイクルエンジンを小型滑走艇に搭載するた
めには、艇体が転倒したときであってもエンジン室内に
海水が浸入することがないようにしなければならない。
を阻止する構造を採る小型滑走艇としては、例えば特開
平8−49596号公報に開示されたものがある。この
公報に示された小型滑走艇は、艇体が左右方向に傾斜す
ることによって移動する重錘を用いた転倒スイッチによ
って転倒状態を検出し、転倒時にエンジンを停止する構
成を採っている。前記転倒スイッチは、重錘が左右方向
の移動範囲の一端または他端まで移動することによって
閉成される回路を採っている。
ら、エンジン室内内で空気が消費されることがなくな
り、エンジン室内に海水が負圧によって吸込まれること
がなくなる。
うに構成した小型滑走艇においては、艇体を大きく傾け
て旋回することができないという問題があった。これ
は、旋回時に艇体が大きく傾くことによって転倒スイッ
チの回路が閉成され、エンジンが停止してしまうからで
ある。
になされたもので、艇体を大きく傾けて旋回できるよう
にしながら、転倒時にエンジンが艇体内の空気を消費し
て艇体内に水が吸い込まれるのを確実に阻止することが
できるようにすることを目的とする。
に本発明に係る小型滑走艇は、艇体が転倒したことを検
出する転倒検出用センサを艇体内に配設し、艇体が転倒
していることを前記センサが予め定めた時間だけ継続し
て検出したときにエンジンを停止させる制御装置を装備
したものである。この発明によれば、旋回時などで艇体
が大きく傾いたときにはエンジンが停止することはな
く、艇体が転倒したときにエンジンが停止する。
は、請求項1記載の小型滑走艇において、艇体内に外気
を導入する外気導入用ダクトの上流端に開閉弁を設け、
制御装置を、艇体が転倒してエンジンを停止させるとき
に前記開閉弁を閉動作させる構成としたものである。こ
の発明によれば、転倒時に外気導入用ダクトから艇体内
に水が浸入するのを阻止することができる。
の形態を図1ないし図12によって詳細に説明する。図
1は本発明に係る小型滑走艇の側面図で、同図は、艇体
の一部を破断した状態で描いてある。図2はエンジンを
艇体左側から見た状態を示す側面図で、同図においては
クランクケースの底部およびオイルポンプを破断した状
態で描いてある。図3はエンジンの平面図で、同図にお
いては吸気サイレンサーを破断した状態で描いてある。
図4はエンジンの縦断面図で、同図においては、後述す
る図7の破断位置をVII−VII線によって示す。
る。図5においては、図3に示した吸気サイレンサーの
破断位置をIII−III線によって示している。図6はエン
ジンを艇体右側から見た状態を示す側面図で、同図にお
いては、排気チャンバーの一部を破断した状態で描いて
ある。図7は副燃料タンクおよび吸気管の断面図であ
る。
図で、同図(a)はエンジンのクランク軸支持部分の縦
断面図、同図(b)はクランクケース下半部の底面図で
ある。図9はオイル回収用通路の他の例を示す図で、同
図(a)はエンジンのクランク軸支持部分の断面図、同
図(b)はクランクケースの下部カバーの平面図であ
る。図10は転倒スイッチの構成図、図11は緊急停止
装置の構成を示すブロック図である。図12は水位セン
サの構成を示す図である。図2、図3、図6および図7
においては、艇体の前方を矢印Fで示す。
は、この実施の形態による小型滑走艇である。この小型
滑走艇1は、デッキ2とハル3とから艇体4を形成し、
艇体4の上部にシート5と操舵ハンドル6を設けてい
る。
ルクヘッドによってエンジン室8とポンプ室9とに画成
している。エンジン室8には、後述するエンジン11お
よび主燃料タンク12などを配置し、ポンプ室9には、
エンジン11が駆動する従来周知のウォータージェット
推進機13と後述する排気装置14のウォーターロック
15などを配置している。なお、前記エンジン11は、
電子制御によって燃料供給量や点火時期を制御するいわ
ゆる電子制御式エンジンである。エンジン制御用の制御
装置は前記バルクヘッド7に取付けている。この制御装
置を図1中に符号16で示す。
ジン室8に導くための空気ダクト17,18を設けてい
る。これらの空気ダクト17,18は、艇体上部からエ
ンジン室8の底部まで上下方向に延びるように形成し、
デッキ2に設けた防水構造(図示せず)を介して艇外の
空気を上端部から吸込み、下端部からエンジン室8内に
導く構造を採っている。
体4が転倒してデッキ2が水没したとしても前記空気ダ
クト17,18から水を吸込むことがないように、緊急
停止装置21を装備している。この緊急停止装置21の
構成を図11に示す。緊急停止装置21は、前記空気ダ
クト17,18の上端部(図1参照)に介装した吸気遮
断弁22,23と、艇体4が転倒したことを検出するた
めの転倒スイッチ24と、電動式ビルジポンプ25と、
制御装置16などから構成している。この制御装置16
は、エンジン11の運転を制御する機能に加え、吸気遮
断弁22,23や電動式ビルジポンプ25などのアクチ
ュエータを制御する機能も備えている。前記転倒スイッ
チ24が本発明に係る転倒検出用センサを構成し、吸気
遮断弁22,23が本発明に係る開閉弁を構成してい
る。
17,18の上端部を開閉するバタフライ弁によって形
成している。転倒スイッチ24は、図10に示すよう
に、振り子24aを二つのストッパー24b,24cの
間で揺動自在になるように設け、この振り子24aの揺
動角度を検出する構造を採っている。この転倒スイッチ
24がON状態になるのは、振り子24aがストッパー
24b,24cによって揺動が規制される位置まで揺動
したときであり、それ以外の場合にはOFF状態にな
る。
に、バルクヘッド7の上部であってポンプ室9側に振り
子24aの揺動軸線が艇体4の前後方向と平行になるよ
うに取付けている。なお、図10は図1におけるA矢視
図である。
すように、エンジン室8内におけるバルクヘッド近傍の
艇体底部に配設し、艇体4内に溜まった水を艇外に排出
する構造を採っている。
4が予め定めた時間(例えば数秒間)だけ継続してON
状態になっているときに艇体4が転倒していると判定
し、前記吸気遮断弁22,23を閉動作させるととも
に、エンジン11を停止させる回路を採っている。エン
ジン11を停止させるためには、点火系の給電を停止さ
せたり、燃料供給を絶つことによって実施する。また、
この制御装置16は、転倒時(あるいは転倒後に艇体4
を元の正立状態に復帰させた時)に、転倒状態(あるい
は復帰状態)が予め定めた時間だけ継続された時点で電
動ビルジポンプ25を作動させる。なお、通常航走時に
エンジン室8内に溜まった水は、ウォータージェット推
進機13の負圧発生部に接続したビルジシステム(図示
せず)によって艇外に排出する。
は、前記制御装置16に水位センサ26(図11参照)
を接続し、エンジン室8内に所定量以上(例えば水位が
ウォータージェット推進機13のインペラ軸よりも高く
なったとき)の水が溜まったことを水位センサ26が検
出したときにもエンジン11を停止させるとともに電動
式ビルジポンプ25を作動させる構造を採っている。水
位センサ26の構造を図12に示す。
バルクヘッド7)に支持させて艇体底部に配置した筒体
27と、この筒体27内に昇降自在に挿入した浮体28
と、この浮体28を検出する位置検出センサ29とから
構成している。位置検出センサ29は、例えば磁力セン
サや赤外線センサなどを用い、センサコントローラ30
を介して前記制御装置16に接続している。すなわち、
浮体28が位置検出センサ29と対応する位置に達する
まで艇体底部に水が溜まると、位置検出センサ29が浮
体28を検出してエンジン11が停止するとともに、電
動式ビルジポンプ25が作動を開始して水が排出され
る。なお、制御装置16は、エンジン室8に溜まった水
が所定の水位以下にならないとエンジン11を始動でき
ないような回路を採っている。
11は、水冷式4サイクルDOHC型の4気筒エンジン
で、図1〜図4に示すように、クランク軸31を軸線方
向が艇体4の前後方向を指向するように支架し、クラン
クケース32の上にシリンダ33が位置するように艇体
4に搭載している。
は、図4に示すように、シリンダボディ34と一体に形
成した上半部35と、このクランクケース上半部35の
下方を閉塞する下半部36と、このクランクケース下半
部36の下面に取付けた下部カバー37とから形成して
いる。前記クランクケース上半部35とクランクケース
下半部36とによってクランク軸31を回転自在に支持
している。前記クランクケース下半部36を図4中に符
号38で示すエンジンマウント部材によって艇体4に弾
性支持させている。
示し、ピストンを符号40で示す。このエンジン11の
点火プラグは図3中に符号41で示す。前記シリンダボ
ディ34は、図4に示すように、ピストン40を嵌挿さ
せたシリンダボアより艇体右側に排気通路42を形成し
ている。この排気通路42は、シリンダボディ34の艇
体前側から艇体後側に延びるように形成し、艇体後側の
端部に排気装置14を接続している。
は、1気筒当たり2本ずつの吸気弁44と排気弁45を
吸気カム軸46と排気カム軸47によって駆動する従来
周知の動弁装置を備えている。各気筒の吸気ポート入口
48はシリンダヘッド43における艇体左側の側面に斜
め上方へ向けて開口し、排気ポート出口49は前記シリ
ンダボディ34の排気通路42の上部に開口している。
吸気ポート入口48に後述する吸気装置51を接続して
いる。
図2に示すように、エンジン11の艇体前側の端部に設
けたタイミングベルト52を介してクランク軸31の前
端部に接続している。クランク軸31の前端に設けた符
号53で示すものはフライホイールマグネトウである。
図2〜図4に示すように、シリンダヘッド43に接続し
た気筒毎の吸気管54と、これらの吸気管54の上流側
端部に接続した吸気チャンバー55と、この吸気チャン
バー55の上流側端部に接続したスロットルボディ56
と、このスロットルボディ56に吸気ダクト57を介し
て接続した吸気サイレンサー58とから構成している。
リンダヘッド43の側方で上流側が下方を指向するよう
に屈曲させ、シリンダボディ34の側方に位置するよう
に設けた吸気チャンバー55に上方から接続している。
この実施の形態では、吸気管54は、下端を吸気チャン
バー55内に上方から臨ませ、吸気管54の上流端の開
口が吸気チャンバー55の内方に位置する構造を採って
いる。この吸気管54の下流側端部に、燃料を吸気通路
中に噴射するインジェクタ59を取付けている。
うに、シリンダボディ34の前端部と対応する位置から
シリンダボディ34の後端部と対応する位置まで前後方
向に延びるように形成し、前端部にスロットルボディ5
6を接続している。吸気チャンバー55の底壁は、前後
方向の両端から前後方向の中央に向かうにしたがって次
第に低くなるように形成し、最も低い部分に水抜き用の
一方向弁60を取付けている。この一方向弁60は、吸
気チャンバー55内に浸入した水が自重で吸気チャンバ
ー55外に排出される構造を採っている。
方向に延びる弁軸56a(図3参照)に円板状の弁体5
6bを取付けることによって構成したバタフライ弁を収
容しており、弁軸56aの艇体左側の端部を図示してい
ないスロットルワイヤ機構によって操舵ハンドル6のス
ロットル操作子(図示せず)に接続している。前記弁軸
56aの艇体右側の端部には、図3に示すように、スロ
ットル弁開度を検出するためのスロットルポジションセ
ンサ61を設けている。
1をスロットルボディ56におけるエンジン11側の側
面に設けることにより、スロットルポジションセンサ6
1に水がかかり難くなる。詳述すると、艇体4内に水が
浸入したときには、この水は艇体4が左右に激しく揺動
することによってハル3の内壁面を伝ってハル3の上側
に流れ、エンジン11に向けて落下する。スロットルポ
ジションセンサ61は、上述したように落下する水に対
してスロットルボディ56の裏側に位置するから、スロ
ットルボディ56に遮られて前記水がスロットルポジシ
ョンセンサ61に直接かかるのを防ぐことができる。こ
の構造を採ることにより、スロットルポジションセンサ
61の耐久性を向上させることができる。
側底部に、図1中に二点鎖線で示すように仕切板62,
63を立設することによって、エンジン室8内に水が溜
まった状態で艇体4が激しく揺れたとしても水が波立っ
て飛散するようなことを抑えることができる。前記仕切
板62は艇体4の一側部から他側部にわたって延びるよ
うに形成し、仕切板63は艇体4の前端部からバルクヘ
ッド7まで前後方向に延びるように形成している。
図5に示すように、内部に上下方向に延びる隔壁64を
設けることによって上流側気室65と下流側気室66と
を並設している。前記上流側気室65の上部であって艇
体後側を艇体4内(エンジン室8)に連通させ、下流側
気室66の上部に吸気ダクト57を接続している。上流
側気室65と下流側気室66は、前記隔壁64の下部を
貫通する連通パイプ67によって互いに連通させてい
る。
7との接続部は、吸気サイレンサー58の上部であっ
て、下流側気室66を形成する縦壁58aの上下方向の
途中に位置付けている。なお、吸気ダクト57は、図2
に示すように、吸気サイレンサー58の側方で下方に延
設し、下端部を艇体4の後方に向けて前記スロットルボ
ディ56に接続している。
室66の底面は、図5の左右方向(艇体4の幅方向)の
両端から中央に向かうにしたがって次第に低くなるよう
に傾斜させて形成し、最も低くなる部分に水抜き用の一
方向弁68を取付けている。この一方向弁68は、吸気
チャンバー55に設けた一方向弁60と同等の構造のも
のを用い、吸気サイレンサー58内に浸入した水が自重
で吸気サイレンサー58外に排出される構造を採ってい
る。
6に示すようにエンジン11より艇体4の右側に配設し
た排気チャンバー71と、この排気チャンバー71の下
流側端部にゴムホース72を介して接続したウォーター
ロック15(図1参照)とから構成し、排ガスをウォー
タージェット推進機13のポンプ室に排出する構造を採
っている。
うに、シリンダボディ34の艇体後側の端部から艇体右
側へ斜め下方に延びるとともに下流側が艇体4の前方を
指向するように屈曲させた上流側屈曲部73と、この上
流側屈曲部73からエンジン11の側方を艇体4の前方
へ向けて側面視においてシリンダボディ34の前端部ま
で延びる水平延在部74と、この水平延在部74の下流
端(前端)から上方へ延びるとともに下流側が艇体4の
後方を指向するように屈曲させた下流側屈曲部75と、
この下流側屈曲部75から後下がりに延びて下流端に前
記ゴムホース72を接続した大径部76とから形成して
いる。
ものと同様に二重管になるように形成して内部に冷却水
通路77を形成している。冷却水通路77内を流れる冷
却水の一部は前記大径部76の下流側に接続した排水管
78を介して艇外に排出し、残部は排気通路S中に排出
している。
成する管路を内部に突出させた構造を採っている。この
突出部分を図6中に符号79で示す。この大径部76
は、前記突出部分79の上方の部位を上方に膨出させて
容積を増大させている。容積増大部分を符号80で示
す。このように容積を増大させることによって、艇体4
が転倒してウォーターロック15内の水が排気チャンバ
ー71に逆流したときに、この水を容積増大部分80に
貯留することができる。このため、転倒した艇体4を正
立状態に復帰させたときに、容積増大部分80内の水が
エンジン11側に流れるのを阻止することができ、この
水の略全てをウォーターロック15に戻すことができ
る。なお、図6において前記大径部76の近傍に設けた
符号81で示すものは、オイルフィルターである。
に示すように、主燃料タンク12から低圧燃料ポンプ8
2によって燃料が供給される副燃料タンク83をエンジ
ン11の近傍に配設するとともに、この副燃料タンク8
3と前記インジェクタ59とを、副燃料タンク83内の
電動式高圧燃料ポンプ84(図7参照)および燃料レー
ル85(図3参照)を介装した循環通路で接続すること
によって構成している。前記燃料レール85に気筒毎の
インジェクタ59を接続している。なお、インジェクタ
59によって燃料を供給するためには、この実施の形態
で示したように吸気管54内に燃料を噴射する構成を採
る他に、燃料を燃焼室に直接供給したり、燃料を霧化さ
せるための圧縮空気を燃料と共に直接供給する構成を採
ることができる。
ドカバー86に取付けてあり、排気カム軸47が駆動す
る構造を採っている。この低圧燃料ポンプ82と主燃料
タンク12との燃料供給通路には、燃料中の水分を除去
するための水分離フィルタ87を介装している。
に、内部にフロート88と、このフロート88の位置に
対応して開閉する燃料止め弁89と、前記高圧燃料ポン
プ84とを備え、配管類を上壁83aに接続する構造を
採っており、図4に示すように、シリンダヘッド43、
シリンダボディ34、吸気管54および吸気チャンバー
55に囲まれた空間に配置している。
内の燃料の貯留量が減少してフロート88の位置が下が
ることによって開き、フロート88の位置が上昇するこ
とによって閉じる構造を採っている。高圧燃料ポンプ8
4は、副燃料タンク83内の燃料を下端部から吸込んで
上方に吐出する構造を採っている。
圧燃料ポンプ82から燃料が供給される低圧燃料パイプ
90と、高圧燃料ポンプ84から燃料が吐出される高圧
燃料パイプ91と、インジェクタ59で噴射に供されず
に残留した燃料が戻る燃料戻り用パイプ92と、副燃料
タンク83内の気室と吸気通路とを接続するベーパ抜き
用パイプ93である。また、副燃料タンク83の上壁8
3aには、高圧燃料ポンプ84の給電用の端子(図示せ
ず)も取付けている。
の下方に配置することによって、艇体4内(エンジン室
8内)に水が浸入したときに副燃料タンク83には水が
かかり難くなる。詳述すると、艇体4内に水が浸入した
ときには、この水は艇体4が左右に激しく揺動すること
によってハル3の内壁面を伝ってハル3の上側に流れ、
エンジン11に向けて落下する。この小型滑走艇1にお
いては、副燃料タンク83の上方に吸気管54が配設さ
れており、上述したようにエンジン11に向けて落下す
る水のうち副燃料タンク83に降りかかろうとする水の
一部が前記吸気管54によって遮られるから、副燃料タ
ンク83に降りかかる水を低減することができる。
して艇体4内に海水が浸入したとしても、副燃料タンク
83や、この副燃料タンク83に接続する配管および高
圧燃料ポンプ用端子などが海水中の塩分によって腐食さ
れるのを可及的少なく抑えることができる。
て説明する。このエンジン11の潤滑装置は、艇体4内
の低い位置にエンジン11を搭載できるように、オイル
パンを用いないドライサンプ式となるように形成してい
る。すなわち、クランケース32の底部に図2、図4お
よび図8に示すようにオイル回収用通路101を形成
し、クランク室102内のオイルをこのオイル回収用通
路101によって回収する構造を採っている。
ケース下半部36と、このクランクケース下半部36の
下面に取付けた下部カバー37とによって形成してい
る。詳述すると、このオイル回収用通路101は、図8
(b)に示すように、気筒毎のクランク室102の底に
クランクケース下半部36の底壁を貫通するように穿設
した貫通孔101a〜dと、これらの貫通孔から艇体4
の後方にサクションポンプ103の吸込口103aまで
延びる4本の横通路101e〜hとによって形成してい
る。
半部36の下面に凹溝を形成するとともに、下部カバー
37の上面に凹溝を形成し、クランクケース下半部36
に下部カバー37を締結させることによって形成してい
る。このように気筒毎にオイル回収用通路を形成するこ
とにより、艇体4の前後方向に並ぶ4つの気筒の何れに
おいても均等にしかも確実にオイルを回収することがで
きる。
び図8に示すように、クランク軸31の艇体後側の端部
に軸装した容積式のもので、クランク軸31が回転する
ことによってオイル回収用通路101からオイルを吸込
み、上方のオイルタンク104にエンジン11内のオイ
ル通路105(図2参照)と第1のオイル管106とを
介して圧送する。
オイル管106を接続するとともに、下端に第2のオイ
ル管107を介して送油ポンプ108のオイル入口を接
続している。オイルタンク104内の上部には、オイル
タンク104に流入したオイルから気泡を除去するベー
パーセパレータ109を設けている。オイルタンク10
4内に発生するガスは、オイルタンク104の上端部に
接続したガスパイプ110によって吸気通路に排出され
るようにしている。
接続した符号111で示すパイプは、シリンダヘッドカ
バー86の内側からブローバイガスを排出するためのも
のである。これら両パイプの上流側端部には、吸気負圧
が作用することによって開く負圧弁112を介装してい
る。すなわち、艇体4が転倒して前記緊急停止装置21
によってエンジン11が停止したときには、前記両パイ
プ110,111の負圧弁112が閉じるから、転倒状
態でオイルタンク104や動弁カム室からオイルが吸気
系に流入するのを阻止することができる。
送油ポンプ108は、前記サクションポンプ103とと
もにクランク軸31の軸端部に軸装した容積型のもの
で、クランク軸31が回転することによってオイルタン
ク104からオイルを吸込み、エンジン11の各被潤滑
部に圧送する。この送油ポンプ108と被潤滑部との間
に前記オイルフィルター81を介装している。
を接続する第2のオイルパイプ107と、オイルタンク
104とエンジン11側のオイル通路105とを接続す
る第1のオイルパイプ106にも負圧弁113を介装し
ている。すなわち、転倒時に緊急停止装置21によって
エンジン11が停止したときに、送油ポンプ108から
オイルタンク104へオイルが逆流することと、オイル
タンク104からサクションポンプ103側へオイルが
逆流するのを阻止することができる。この構成を採るこ
とにより、エンジン停止時に送油ポンプ108内にオイ
ルを貯留しておくことができるから、再始動時に速やか
にオイルをエンジン11に圧送することができる。
が転倒したときに閉じる弁であれば、負圧を駆動源にす
るものである必要はなく、例えば電動弁であってもよ
い。また、負圧弁は、前記副燃料タンク83内のガスを
吸気系に戻すためのベーパ抜き用パイプ93を有する管
路の途中に介装することができる。この負圧弁も電動弁
とすることができる。
ンポンプ103にオイルを導くオイル回収用通路として
は、図9に示すように形成することができる。図9に示
すオイル回収用通路121は、各クランク室102の艇
体右側の端部と艇体左側の端部とを連通する気筒毎の連
通路121a〜dと、これらの連通路を互いに連通する
とともにサクションポンプ103の吸込口103aに連
通する1本の横通路121eとから形成している。この
ようにオイル回収用通路121を形成することによっ
て、艇体4が左右方向に激しく揺動しても全てのクラン
ク室102の底からオイルを確実に回収することができ
る。
海上で航走しているときに例えば急な角度で旋回させた
りして艇体が左右方向に大きく傾斜すると、転倒スイッ
チ24がON状態になる。しかし、転倒スイッチ24が
ON状態になるほど艇体4が大きく傾斜するのは僅かな
時間であり、制御装置16で設定した時間、すなわちエ
ンジン11を緊急停止させるための設定時間より短くな
り、エンジン11の運転は継続される。
3が水上に露出するように艇体4が転倒したときには、
転倒スイッチ24が継続してON状態になっている時間
が前記設定時間を越えるから、制御装置16が転倒を検
出してエンジン11が停止する。
し、エンジン室8内の空気がエンジン11によって消費
されてエンジン室8内が負圧になることはないから、エ
ンジン室8内に海水が浸入するのを確実に阻止すること
ができる。また、転倒時には制御装置16が空気ダクト
17,18の吸気遮断弁22,23を閉じるから、空気
ダクト17,18を通って海水がエンジン室8内に浸入
することもない。
下左右に激しく揺れながら航走すると、外気が導入され
る前記空気ダクト17,18や、デッキ2に設けた内部
点検孔(図示せず)またはシート5の下方のメンテナン
ス用開口(図示せず)などからエンジン室8内に海水が
浸入することがある。
体4が激しく揺れることによってエンジン室8内で飛散
し、飛沫となって吸気サイレンサー58の上流側気室6
5に空気とともに吸込まれる。吸気サイレンサー58
は、上流側気室65の上部がエンジン室8内に連通し、
隔壁64の下部で上流側気室65と下流側気室66とを
連通させるとともに、下流側気室66の上部に吸気ダク
ト57を接続しており、上下方向に反転する空気通路が
内部に形成されているから、空気とともに吸込まれた霧
状の海水の粒は、流れる方向が反転する部位の近傍で吸
気サイレンサー58の内壁や隔壁64に付着する。
海水を空気と分離して集めることができるから、上述し
たように艇体4内に海水が浸入したとしても、エンジン
11内に海水が吸込まれることはない。
は、上流側気室65および下流側気室66の底に設けた
一方向弁68を通って吸気サイレンサー58外に排出さ
れる。なお、吸気サイレンサー58内の底部には、図5
中に二点鎖線で示すように、透孔(図示せず)を多数穿
設したパンチングメタルからなる仕切板131を設ける
ことができる。このように仕切板131を設けることに
よって、万が一吸気サイレンサー58内に海水が溜まる
ようなことがあったとしても、この海水が波立つことを
仕切板131によって阻止することができるから、吸気
サイレンサー58内に貯留された海水が再び飛散して空
気とともに吸気ダクト57を通ってエンジン11に吸込
まれるのを確実に阻止することができる。
57との接続部は、吸気サイレンサー58の上部であっ
て、吸気サイレンサー58の縦壁58aの上下方向の途
中に配設しているから、艇体4が転倒したときには、吸
気ダクト接続部は吸気サイレンサー58の内側底面より
上に位置するようになる。このため、吸気サイレンサー
58内に海水が溜まっている状態で艇体4が転倒したと
しても、吸気サイレンサー58内の海水が吸気ダクト5
7に流入することはない。
に流入した空気は、吸気ダクト57を通って吸気チャン
バー55に流入し、この吸気チャンバー55から気筒毎
の吸気管54に分配される。この小型滑走艇1において
は、吸気管54をシリンダヘッド43から下方に延設
し、この吸気管54の下端部に吸気チャンバー55を接
続しているから、霧状になった海水の粒が仮に空気とと
もに吸気チャンバー55に流入したとしても、この海水
の粒は吸気管54に流入することなく吸気チャンバー5
5内に溜まる。
エンジン室8内に海水が浸入したとしても、この海水が
吸気装置51からエンジン11に吸込まれることはない
から、水や海水中の塩分によって腐食される部材が2サ
イクルエンジンに較べて多い4サイクルエンジン11を
艇体4内の低い位置に搭載することができ、艇体4の旋
回性能を向上させることができる。
めには、振り子式の転倒スイッチ24の他に、潤滑装置
の油圧を検出する圧力センサや、エンジン室8内の圧力
を検出する圧力センサを用いることができる。艇体4が
転倒すると潤滑装置の送油ポンプ108の吐出量が殆ど
なくなり、オイル供給系の油圧が著しく低下するから、
この圧力変動を圧力センサによって検出することによっ
て、艇体4が転倒状態であることを検出することができ
る。また、艇体4が転倒した状態では、エンジン室8は
空気入口(空気ダクト17,18の上流端)が閉塞され
ているから、運転を継続するエンジン11によって空気
が消費されて室内の圧力が低下する。このエンジン室8
内の圧力変動を圧力センサによって検出することによっ
て、艇体4が転倒状態であることを検出することができ
る。
1の吸気装置51および排気装置14は、図13ないし
図15に示すように排水装置を接続することができる。
図13は排水装置を接続した吸気装置を示す図で、同図
(a)は吸気チャンバー55に排水装置を接続した状態
を示す側面図、同図(b)は吸気サイレンサーに排水装
置を接続した状態を示す断面図である。図14は排水装
置を接続した排気装置を示す側面図、図15は排水装置
の構成を示す図である。これらの図において、前記図1
ないし図12で説明したものと同一もしくは同等の部材
については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
サイレンサー58は、水を排出するために用いていた一
方向弁の代わりに排水ホース141,142を接続して
いる。図14に示した排気チャンバー71は、最も低く
なる部位に排水ホース143を接続している。
15に示すように、他端部を電動式ビルジポンプ25の
上部吸込口25aに接続している。すなわち、この実施
の形態によれば、排水ホース141〜143および電動
ビルジポンプ25からなる排水装置を吸気系および排気
系に接続している。
底に溜まった水を排出する機能の他に、前記上部吸込口
25aからも水を排出する機能も有している。また、制
御装置16は、転倒スイッチ24や水位センサ26に加
えて水検知センサ144を接続している。この水検知セ
ンサ144は、吸気チャンバー55、吸気サイレンサー
58および排気チャンバー71内に水が溜まったのを検
出することができるように構成している。
は、前記水検知センサ144によって吸気系や排気系に
所定以上の水が溜まったことを検出したときや、転倒ス
イッチ24によって転倒状態を検出したときや、水位セ
ンサによってエンジン室8内に所定以上の水が溜まった
ことを検出したときに、電動式ビルジポンプ25を駆動
する回路を採っている。このように排水装置を吸気系お
よび排気系に接続することによって、エンジン11に水
が浸入するのを確実に阻止することができる。
艇のエンジンは図16に示すように艇体に搭載すること
ができる。図16は艇体の横断面図である。同図におい
て、図1ないし図15によって説明したものと同一もし
くは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明
は省略する。
1は、シリンダ軸線が艇体左側(同図の左側)に傾斜す
るように艇体4に搭載している。このエンジン11の吸
気装置51は、シリンダヘッド43にジョイント151
を介して気化器152を接続し、この気化器152の上
流側を吸気管54によって吸気チャンバー55に接続し
ている。この吸気チャンバー55には、図1〜図5に示
した形態を採るときと同等の構造の吸気サイレンサーを
吸気ダクトによって接続している。
斜め上方になるように図16において右上がりに傾斜さ
せている。吸気管54は、気化器152から側方に延び
て気化器152の下方で艇体右側を指向するように屈曲
しており、上流側端部を吸気チャンバー55内に艇体左
側から臨ませている。
エンジン11を艇体4に搭載することによって、吸気チ
ャンバー55内から空気とともに霧状の水(海水)が吸
気管54を通って気化器152に流入したとしても、気
化器152に付着した水は吸気管54の内壁面を伝って
吸気チャンバー55側に流れ下りるから、エンジン11
に水が吸込まれ難くなる。これに加えて、エンジン11
より艇体右側に広い空間が形成されるから、この広い空
間を利用して排気チャンバー71を太くかつ曲率が緩や
かになるように屈曲させて形成することができる。した
がって、エンジン11に水(海水)が吸込まれ難くなる
ようにしながら、排気抵抗の低減を図ってエンジン11
出力を向上させることができる。
は図17ないし図23に示すように構成することができ
る。図17はポンプユニットとオイルタンクの側面図、
図18はポンプユニットの縦断面図、図19はオイルタ
ンクの縦断面図、図20はポンプユニットのオイル通路
を示す断面図、図21はオイルタンクを船体の後方から
見た状態を示す背面図で、同図はポンプユニットに接続
する部分を破断した状態で描いてある。図22はオイル
タンクの平面図、図23は図17におけるオイルタンク
のXXIII-XXIII線断面図である。これらの図において、
前記図1〜図16で説明したものと同一もしくは同等の
部材については、同一符号を付し詳細な説明は省略す
る。
ユニット201をクランクケース32の船体後側の端部
に取付けるとともに、このポンプユニット201の上部
にアルミ合金製のオイルタンク202を取付けている。
すように、クランク軸31の船体後側の端部にスプライ
ン嵌合によって接続したポンプ軸203に第1のサクシ
ョンポンプ204、第2のサクションポンプ205およ
び送油ポンプ206をこれらが軸線方向に並ぶ状態で軸
装した構造を採っている。この実施の形態では、第1の
サクションポンプ204が最も船体後側に位置し、送油
ポンプ206が最も船体前側に位置するように構成して
いる。
4,205は、クランク室102の底部に溜まったオイ
ルをオイルタンク202にオイルを圧送するためのもの
で、送油ポンプ206は、オイルタンク202内のオイ
ルをエンジン11の各被潤滑部に圧送するためのもので
ある。
上述したようにクランク軸31に接続し、船体後側の端
部にカップリング207をスプライン嵌合によって接続
している。このカップリング207を介してポンプ軸2
03にウォータージェット推進機13のドライブシャフ
トを接続している。
ぞれトロコイドポンプからなり、前記ポンプ軸203に
一体的に回転するように固定したロータ208〜210
と、軸線方向に分割形成されたポンプハウジング211
とから構成している。
ケース32に固定してポンプユニット201の外周部分
を構成するアウターハウジング212と、このアウター
ハウジング212の内部に固定したインナーハウジング
213およびインナーカバー214と、前記アウターハ
ウジング212の船体後側の端部に固定したポンプカバ
ー215とから形成し、このポンプカバー215および
前記インナーカバー214に軸受216,217を介し
てポンプ軸203を回転自在に支持させている。また、
前記アウターハウジング212の上部にシール部材21
2aを介してオイルタンク202を取付けている。
後側から貫通するボルト218によってクランクケース
32に固定している。インナーハウジング213とイン
ナーカバー214は、これらを船体前側から貫通するボ
ルト219によってアウターハウジング212に固定し
ている。インナーカバー214とクランクケース32と
の間には、シール部材214aを介装している。また、
アウターカバー215は、これを船体後側から貫通する
ボルト220によってアウターハウジング212に固定
している。
すようにオイル通路を形成している。図20において
は、第1のサクションポンプ204を通るオイルが流れ
る方向を実線の矢印で示し、第2のサクションポンプ2
05を通るオイルが流れる方向を一点鎖線の矢印で示
し、送油ポンプ206を通るオイルが流れる方向を破線
の矢印で示している。
4,205の吸込側は、ポンプハウジング211の下端
部に形成したオイル入口通路221,222を介してク
ランクケース32下部のオイル回収用通路223に接続
している。この実施の形態によるオイル回収用通路22
3は、クランクケース32下部の左右方向の両端部に前
端部から後端部にわたって延びるように形成してあり、
各気筒のクランク室102の底に流下したオイルが左右
のオイル回収用通路223に流入する構造を採ってい
る。
したオイル回収用通路223を第1のサクションポンプ
204にオイル入口通路221を介して接続し、船体左
側に形成したオイル回収用通路223を第2のサクショ
ンポンプ205にオイル入口通路222を介して接続し
ている。前記両サクションポンプ204,205の吐出
側は、ポンプハウジング211の上部に形成したオイル
出口通路224,225を介してオイルタンク202の
連通管226,227に接続している。
ハウジング211の上部に形成したオイル入口通路22
8を介してオイルタンク202に接続し、送油ポンプ2
06の吐出側は、図18に示すようにポンプハウジング
211に形成したオイル出口通路229を介してエンジ
ン11のオイル通路230に接続している。このオイル
通路230における送油ポンプ206に接続する部分に
は、スプリング付勢式のボールチェック弁231を介装
している。この構造を採ることによって、エンジン停止
時(ポンプ停止時)にオイルタンク202内のオイルが
送油ポンプ206を通ってエンジン11側へ流出するの
を阻止することができる。
9、図21〜図23に示すように、前記ポンプユニット
201に固定したタンク本体232と、このタンク本体
232の上部に固定用ボルト233によって固定した蓋
体234と、前記タンク本体232の内部に設けたベー
パーセパレータ235および前記連通管226,227
などから構成している。
放する有底角筒状に形成し、底壁を取付用ボルト236
によって前記ポンプユニット201のアウターハウジン
グ212に固定している。前記底壁は、前記両サクショ
ンポンプ204,205のオイル出口通路224,22
5と対応する部位に連通管226,227を貫通させる
とともに、前記送油ポンプ206のオイル入口通路22
8と対応する部位にオイル出口孔237を穿設してい
る。
ションポンプ204,205が吐出したオイルをオイル
タンク202の上部に導くために設けてあり、後述する
ベーパーセパレータ235を貫通してオイルタンク20
2の上部まで延設している。この実施の形態では、第1
のサクションポンプ204用の連通管226を船体左側
に配置し、第2のサクションポンプ205用の連通管2
27を船体右側に配置している。また、連通管226,
227の下端部は、弾性体からなる環状体212bを介
して前記アウターハウジング212に保持させている。
却水通路Wを形成している。この冷却水通路Wは、タン
ク本体232の上部を四方から囲むように形成し、タン
ク本体232の後壁に設けた冷却水ホース用接続部材2
39から冷却水が供給されるとともに、冷却水ホース用
接続部材238から冷却水を排出する構造を採ってい
る。冷却水の供給元は、シリンダヘッド43の冷却水通
路であり、冷却水の排出先は船外である。なお、シリン
ダヘッド43には、ウォータージェット推進機13の正
圧部から冷却水が供給される。
両側壁に一体に形成したブラケット232a(図21参
照))をシリンダボディ34とシリンダヘッド43にク
ッションゴム240を介して取付けている。クッション
ゴム240は、左右両側部に2個ずつ配設している。こ
のようにクッションゴム240を介してタンク本体23
2をエンジン11に接続することによって、タンク本体
232の下端部をポンプユニット201に固定すること
に起因して生じる取付位置の誤差を解消することができ
る。
の上部開口を閉塞する構造を採り、上端部にベンチレー
ション用ホース接続部材241と、オイルレベルゲージ
付きオイルキャップ242と、制振部材243と、ベー
パーセパレータ235とを取付けている。
41は、オイルタンク202内のガスを吸気系に導くホ
ース(図示せず)を接続するためのもので、蓋体234
の上端部内側に図19に示すように形成した連通路24
4を介してオイルタンク202内に接続している。この
実施の形態では、船体が転倒したときにオイルが前記ホ
ースを介してオイルタンク202から吸気系に流出する
のを阻止するために、ボールチェック弁245を前記連
通路244に介装している。
2は、蓋体234に形成した給油口234aに着脱可能
に螺着している。給油やオイル量の点検は、このオイル
レベルゲージ付きキャップ242を蓋体234から取外
して行う。
体の前方に突出させたアー243aムの先端に平板24
3bを上下方向に延びるように設けた構造を採ってい
る。前記平板243bは、アーム243aに接続する基
部から先端に向かうにしたがって左右方向の一方に偏在
するように傾斜させ、この平板243bと平行になるよ
うにシリンダヘッドカバー86に形成したストッパー面
(図示せず)に対向させている。
202の上端部に設けることによって、オイルタンク2
02がエンジン11に対して左右方向および前後方向に
揺動したときに、この揺動を規制することができる。な
お、この制振部材243は、上下方向の相対的な移動を
規制することはない。
通管226,227から流出したオイルに含まれる気泡
を除去するためのもので、図19に示すように前記蓋体
234の上端内壁面に固定用ボルト246によって固定
した上蓋部材247と、この上蓋部材247から下方に
延びる3枚の縦板248〜250(図23参照)と、こ
れらの縦板248〜250の間に図19に示すように設
けたオイル通路形成用の複数の板材251と、これらの
板材251および中央の縦壁249を上下方向に貫通す
るパイプ252などから形成している。前記パイプ25
2の内部に前記連通管226,227を挿通させてい
る。
貫通孔247aに前記連通管226,227を挿通さ
せ、前記蓋体234との間に挾み込ませた押圧部材25
3とともに連通管226,227の上端部を保持する構
造を採っている。また、連通管226,227を保持す
る部分の側方には、連通管226,227から流出した
オイルを下方(ベーパーセパレータ235内)へ導くた
めのオイル流入口247bを形成している。
下するオイルの流れる方向が船体の前後方向に交互に変
わるように設けている。なお、図19においてベーパー
セパレータ235の下方に設けた符号254で示すもの
は、オイルタンク202内に貯留されたオイルが航走時
に波立つのを阻止するための仕切板である。この仕切板
254は、図23に示すように、平面視ロ字状に形成
し、タンク本体232に固定している。
装置によれば、エンジン11とウォータージェット推進
機13との間に介装するカップリング207と、クラン
クケース32との間に形成されるデッドスペースにポン
プユニット201を配置しているから、オイルポンプを
複数有するポンプユニット201をエンジン11が大型
化することなく設けることができる。
にオイルタンク202を直接取付けているから、ポンプ
ユニット201の上方に形成されるスペースを有効に利
用して大容量のオイルタンク202を装備することがで
きる。さらに、ポンプユニット201からオイルタンク
202にオイルを圧送するための連通管226,227
をオイルタンク202に内蔵させているから、この連通
管226,227をオイルタンク202の外側に配管す
る場合に較べて配管作業が簡単になり、しかも、オイル
タンク202をコンパクトに形成することができる。
回時などで艇体が大きく傾いたときにはエンジンが停止
することはなく、艇体が転倒したときにエンジンが停止
する。したがって、艇体を大きく傾けて旋回できるよう
にしながら、転倒時にエンジンが艇体内の空気を消費し
て艇体内に水が吸い込まれるのを確実に阻止することが
できる。
気導入用ダクトから艇体内に水が浸入するのを阻止する
ことができるから、転倒しても水が艇体内に浸入するこ
とがない小型滑走艇を提供することができる。
図である。
図である。
る。
る。
る。
である。
ある。
である。
示す背面図である。
I線断面図である。
6…制御装置、17,18…空気ダクト、22,23…
吸気遮断弁、24…転倒スイッチ。
Claims (2)
- 【請求項1】 艇体内に4サイクルエンジンを搭載した
小型滑走艇において、艇体が転倒したことを検出する転
倒検出用センサを艇体内に配設し、艇体が転倒している
ことを前記センサが予め定めた時間だけ継続して検出し
たときにエンジンを停止させる制御装置を装備したこと
を特徴とする小型滑走艇。 - 【請求項2】 請求項1記載の小型滑走艇において、艇
体内に外気を導入する外気導入用ダクトの上流端に開閉
弁を設け、制御装置を、艇体が転倒してエンジンを停止
させるときに前記開閉弁を閉動作させる構成としたこと
を特徴とする小型滑走艇。
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