JP2000335840A - エレベータの情報伝送システム - Google Patents

エレベータの情報伝送システム

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JP2000335840A
JP2000335840A JP11148719A JP14871999A JP2000335840A JP 2000335840 A JP2000335840 A JP 2000335840A JP 11148719 A JP11148719 A JP 11148719A JP 14871999 A JP14871999 A JP 14871999A JP 2000335840 A JP2000335840 A JP 2000335840A
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optical
signal
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optical signal
elevator
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JP11148719A
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English (en)
Inventor
Shinichi Tsuji
真一 辻
Satoru Ohata
覚 大畠
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テールコードの制限を受けることなく、既設
のエレベータに対しても高い自由度で追加装備できるエ
レベータの情報伝送システムを提供する。 【解決手段】 エレベータにおいて情報発生装置1によ
って映像、音声、文字情報の少なくとも1つのを生成
し、光送信装置に2よってこの情報発生装置の出力する
情報を光信号19に変換し、光受信装置5に向けて送信す
る。光受信装置は、光送信装置からの光信号を受信して
元の情報に再変換し、エレベータかご4に設置されてい
る情報出力装置6に元の映像、音声又は文字情報を出力
させて乗客に知らせる。これにより、光送信装置2と光
受信装置5との間にケーブルを介することなく情報の伝
送を行い、当該システムを既設のエレベータに増設する
場合に、昇降路内のテールコードの空き線の調査やテー
ルコードの追加装備を不要にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの情報
伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エレベータかご内と外部(例え
ば、エレベータ管理室)との間で映像・音声・文字情報
を相互に伝送するエレベータの情報伝送システムは、情
報送信装置と情報受信装置との間をケーブルで接続して
いる。そしてこのケーブル接続のために、エレベータ昇
降路内ではテールコード内のケーブルを利用して接続
し、情報の相互伝送又は一方向伝送を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のエレベータの情報伝送システムでは、テールコー
ドを利用して映像・音声・文字情報を伝送するようにし
ているため、既設のエレベータに新たに映像・音声・文
字情報などの情報伝送機能を付加しようとすると、映像
信号や音声信号の伝送に利用できる空き線がテールコー
ド内に残っているかどうかを調べなくてはならず、ま
た、空き線がなければ追加装備しなければならない問題
点があった。
【0004】そして高層の建物においては、テールコー
ドを追加する場合、テールコードの重量が重くなるの
で、既設の巻上げ機では容量不足になり、対応できなく
なる場合があるという問題点もあった。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、テールコードの制限を受けることな
く、既設のエレベータに対しても高い自由度で追加装備
できるエレベータの情報伝送システムを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のエレベ
ータの情報伝送システムは、映像、音声、文字情報の少
なくとも1つのを生成して出力する情報発生装置と、前
記情報発生装置の出力する前記情報を光信号に変換して
送信する光送信装置と、前記光送信装置からの前記光信
号を受信して元の情報に再変換する光受信装置と、前記
光受信装置の受信した前記情報を出力する情報出力装置
とを備えたものである。
【0007】請求項1の発明のエレベータの情報伝送シ
ステムでは、エレベータにおいて情報発生装置によって
映像、音声、文字情報の少なくとも1つのを生成し、光
送信装置によってこの情報発生装置の出力する情報を光
信号に変換し、光受信装置に向けて送信する。光受信装
置は、光送信装置からの光信号を受信して元の情報に再
変換し、情報出力装置に元の映像、音声又は文字情報を
出力させて乗客に知らせる。
【0008】これにより、光送信装置と光受信装置との
間にケーブルを介することなく情報の伝送を行い、当該
システムを既設のエレベータに増設する場合に、昇降路
内のテールコードの空き線の調査やテールコードの追加
装備を不要にする。
【0009】請求項2の発明のエレベータの情報伝送シ
ステムは、請求項1において、前記光信号にレーザ光を
用いるものであり、光通信による情報伝送の信頼性を高
める。
【0010】請求項3の発明のエレベータの情報伝送シ
ステムは、請求項1又は2において、前記光送信装置を
昇降路内に設置し、前記光受信装置を前記エレベータか
ごにおける前記光送信装置からの光信号の受信できる位
置に設置したものであり、エレベータかごと共に鉛直線
上に移動する光受信装置に対して光送信装置から光信号
を途切れることなく連続的に伝送できる。
【0011】請求項4の発明のエレベータの情報伝送シ
ステムは、請求項1〜3において、前記光送信装置が前
記光信号の光軸調整をする光軸調整装置を備えたもので
あり、光軸調整装置による光信号の光軸調整により光信
号伝送の安定性、信頼性が維持できる。
【0012】請求項5の発明のエレベータの情報伝送シ
ステムは、請求項1〜4において、前記光受信装置が、
前記光送信装置からの前記光信号の受信状態を検出して
当該光送信装置に送信する受信状態検出装置を備え、前
記光送信装置が、当該受信状態検出装置から送られてく
る受信状態検出信号に基づき、前記光信号の出力強度を
調整する光強度調整装置を備えたものである。
【0013】請求項5の発明のエレベータの情報伝送シ
ステムでは、光受信装置に備えられている受信状態検出
装置が光送信装置からの光信号の受信状態を検出して光
送信装置に送信し、光送信装置に備えられている光強度
調整装置がこの受信状態検出装置から送られてくる受信
状態検出信号に基づいて光送信装置の光信号の出力強度
を調整する。
【0014】これにより、エレベータかごの移動によっ
て光受信装置の光信号の受信レベルが変動しても、光信
号の出力強度を自動的に調整し、光受信装置に常に最適
な受信レベルで光信号を受信させるようにする。
【0015】請求項6の発明のエレベータの情報伝送シ
ステムは、請求項1〜5において、前記光受信装置が、
前記光送信装置から送られてくる前記光信号の受信状態
を検出して当該光送信装置に送信する受信状態検出装置
を備え、前記光送信装置が、前記受信状態検出装置から
送られてくる受信状態検出信号に基づき、前記光信号の
光軸を調整する光軸調整装置を備えたものである。
【0016】請求項6の発明のエレベータの情報伝送シ
ステムでは、光受信装置に備えられている受信状態検出
装置が光送信装置からの光信号の受信状態を検出して光
送信装置に送信し、光送信装置に備えられている光軸調
整装置がこの受信状態検出装置から送られてくる受信状
態検出信号に基づいて光送信装置の光信号の光軸を調整
する。
【0017】これにより、エレベータかごの移動によっ
て光受信装置の光信号の受信レベルが変動しても、光信
号の光軸を自動的に調整し、光受信装置に常に最適な受
信レベルで光信号を受信させるようにする。
【0018】請求項7の発明のエレベータの情報伝送シ
ステムは、請求項3において、前記光受信装置が、前記
光送信装置からの前記光信号の受信状態を検出して前記
情報出力装置に出力させる受信状態監視装置を備えたも
のであり、光信号の送受信レベルの調整を情報出力装置
の出力に基づいて行うことができる。
【0019】請求項8の発明のエレベータの情報伝送シ
ステムは、請求項3において、前記情報出力装置に表示
装置を用い、前記光受信装置が、前記光送信装置からの
前記光信号の受信状態を検出して前記表示装置にスーパ
ーインポーズの形で表示させる受信レベル監視装置を備
えたものであり、光信号の送受信レベルの調整を表示装
置にスーパーインポーズの形で表示される情報を見なが
ら行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の
構成を示している。情報発生装置1は、エレベータ監視
室のように管理者や技術者が操作することができる場所
に設置されていて、映像・音声・文字情報を生成して出
力する。光送信装置2は、エレベータ昇降路3の底部又
は上部のようなエレベータかご4を直接見ることができ
る場所に設置され、情報発生装置1の生成した映像・音
声・文字情報を光信号に変換して送信する。
【0021】光受信装置5は、エレベータかご3におい
て、光送信装置4からの光信号を直接受信できる場所、
例えば、エレベータかご3の底部又は頂部に設置されて
いて、光送信装置2からの光信号を受信して元の映像・
音声・文字情報に再変換する。表示装置6、スピーカ7
はエレベータかご3内に設置されていて、光受信装置5
が再変換した映像・音声・文字情報を表示し、また音声
にして出力する。なお、8はエレベータかご3の昇降を
制御する機械装置が設置されている機械室である。
【0022】光送信装置2は図2に示す構成であり、映
像信号を入力する映像入力端子9、音声信号を入力する
音声入力端子10R,10L、文字情報を入力する文字
情報入力端子11、これらの音声信号、文字情報それぞ
れに所定の周波数の正弦波を重畳する発振回路12,1
3,14、映像信号・音声・文字情報の電気信号をFM
変調するFM変調回路15、このFM変調回路15のF
M変調に用いる搬送波を発生する発振回路16、FM変
調回路15からのFM変調信号を輝度変調する輝度変調
回路17、そし輝度変調回路17の出力信号によって駆
動され、FM変調光信号19を出力する発光素子18を
備えている。
【0023】光受信装置5は図3に示す構成であり、光
送信装置2からの光信号19を受信して電気信号に変換
する受光素子21、受光素子21からの電気信号の周波
数弁別を行う周波数弁別器22、周波数弁別後の信号に
対して映像信号帯域、文字情報信号帯域、音声信号帯域
の帯域分離を行う帯域分離回路23、この帯域分離回路
23からの信号に対して、音声信号帯域の信号を透過さ
せる低周波透過フィルタ24,25、文字情報信号帯域
の信号を透過させる低周波透過フィルタ26、そして、
映像信号の出力端子27、音声信号の出力端子28L,
28R、文字情報出力端子29を備えている。
【0024】次に、上記の構成のエレベータの情報伝送
システムの動作を説明する。情報発生装置1から出力さ
れた映像信号は、光送信装置2に映像入力端子9から入
力され、2チャンネルの音声信号は音声入力端子10
L,10Rから入力され、また文字情報信号は文字情報
入力端子11から入力される。
【0025】一方の音声入力端子10Lから入力された
音声信号(L)は、発振回路12で発生する4.2MH
zの正弦波と合成され、他方の音声入力端子10Rから
入力された音声信号(R)は発振回路13で発生する
4.6MHzの正弦波と合成され、さらに、文字入力端
子11から入力された文字情報信号は、発振回路14で
発生する5.0MHzの正弦波と合成され、これらの合
成の後、映像入力端子9から入力された映像信号と合成
される。
【0026】この最終合成信号は、FM変調回路15に
よって発振回路16の発生する11MHzの搬送波によ
ってFM変調され、さらに輝度変調回路17によって輝
度変調された後に発光素子18に渡され、ここで光信号
19に変換されて光受信装置5に向けて出力される。
【0027】光受信装置5では、光送信装置2から出力
された光信号19が受光素子21によって受光されて電
気信号に再変換され、この電気信号が周波数弁別器22
に渡される。周波数弁別器22では電気信号が復調され
て帯域分離回路23に渡され、この声域分離回路23で
0〜4MHzの帯域の信号が映像出力端子27に出力
し、4〜4.4MHzの帯域の信号が低周波透過フィル
タ24に渡され、ここで4MHz以上の周波数がカット
され、音声信号(L)として音声出力端子28Lから出
力され、同時に4.4〜4.8MHzの帯域の信号が低
周波透過フィルタ25に渡され、ここで4MHz以上の
周波数がカットされ、音声信号(R)として音声出力端
子28Rから出力され、さらに4.8MHz以上の帯域
の信号が低周波透過フィルタ26に渡され、ここで4M
Hz以上の周波数がカットされ、文字情報信号として文
字情報出力端子29から出力される。
【0028】そして、光受信装置5の映像出力端子27
から出力される映像信号はエレベータかご4内の表示装
置6によって表示され、また文字情報出力端子29から
出力される文字情報信号も表示装置6によって文字情報
として表示される。さらに、音声出力端子28L,28
Rから出力される音声信号はスピーカ7から出力されて
乗客に知らされる。
【0029】このようにして、第1の実施の形態のエレ
ベータの情報伝送システムでは、情報発生装置1から出
力される映像・音声・文字情報を昇降路3内において光
送信装置2と光受信装置5により光信号にして送受する
ようにしたので、既設のエレベータに対してもテールコ
ードの空き線に関係なく当該情報伝送システムの追加的
な設置が可能であり、またテールコードの重量が増加し
ないので駆動機構のコンパクト化が図れる。
【0030】なお、上記の第1の実施の形態で、伝送す
る情報は映像情報のみ、文字情報のみ、音声情報のみ、
あるいはそれらのうちのいずれか2種類だけであっても
よく、特に3種類の情報の伝送手段のすべてが含まれて
いる必要はない。そして、音声情報を当該情報伝送シス
テムで伝送しない場合にはスピーカ7は設置するには及
ばない。
【0031】また、上記の実施の形態のレイアウトに限
定されるわけではなく、光送信装置2はエレベータ設置
建物の昇降路の規模に応じて複数台、複数箇所に設置す
ることも可能であり、これに伴って光受信装置5もそれ
らのいずれかの光送信装置からの光信号が受信できるよ
うにエレベータかごの複数箇所に設置してもよい。ただ
し、光送信装置2を昇降路の底部又は頂部に設置し、光
受信装置5をエレベータかご4において光送信装置2と
対向する場所、すなわち、図1に示したようにエレベー
タかご4の底部又はエレベータかご4の頂部に設置する
構成にすれば、エレベータかご4の移動によっても光信
号の送受が可能であり、これらの2台の装置2,5だけ
で光信号が送受できてシステムを単純化でき、またコス
ト的にも抑制できる。
【0032】次に、本発明のエレベータの情報伝送シス
テムの第2の実施の形態を、図4に基づいて説明する。
第2の実施の形態の特徴は、光信号としてレーザ光を用
いる点にあり、これを実現するために光送信装置2は図
4に示す構成をなす。
【0033】すなわち、光送信装置4は、図2に示した
第1の実施の形態の場合と同様の映像入力端子9、音声
入力端子10R,10L、文字情報入力端子11、これ
らの音声信号、文字情報それぞれに所定の周波数の正弦
波を重畳する発振回路12,13,14、映像信号・音
声・文字情報に対するFM変調回路15、このFM変調
回路15に用いる搬送波を発生する発振回路16、FM
変調回路15からのFM変調信号に対する輝度変調回路
17を備えている。そして、第2の実施の形態の特徴と
して、この輝度変調回路17の輝度変調信号によって駆
動され、FM変調レーザ光信号110を出力するレーザ
ダイオード発光素子111とこのレーザ光を収束させる
レンズ112を備えている。
【0034】なお、光受信装置5は第1の実施の形態と
同様に図3に示す構成であるが、そのうち、受光素子2
1はレーザ光を受光して電気信号に変換する特性のも
の、例えばPINフォトダイオードが採用される点で第
1の実施の形態とは異なる。
【0035】次に、第2の実施の形態のエレベータの情
報伝送システムの動作を説明する。第1の実施の形態と
同様に、情報発生装置1から出力される映像信号、音声
信号(L),(R)、文字情報信号それぞれは、光送信
装置2に映像入力端子9、音声入力端子10L,10
R、文字情報入力端子11それぞれから入力され、FM
変調回路15でFM変調され、さらに輝度変調回路17
で輝度変調を受けた後にレーザダイオード111に渡さ
れる。
【0036】レーザダイオード111では、FM変調さ
れた情報信号をレーザ光信号110に変換し、レンズ1
12を経て光受信装置5に向けて出力される。
【0037】光受信装置5では、第1の実施の形態と同
様に光送信装置2から出力されたレーザ光信号110が
受光素子21によって受光されて電気信号に再変換さ
れ、以後、周波数弁別器22で電気信号が復調され、さ
らに帯域分離回路23で帯域分離され、フィルタ24,
25,26によって高周波数が除去されて、映像信号、
音声信号(L),(R)、文字情報信号それぞれが映像
出力端子27、音声出力端子28L,28R、文字情報
出力端子29から出力される。そして、エレベータかご
4内の表示装置6に映像情報と文字情報が表示され、ス
ピーカ7から音声情報が出力されて乗客に知らされる。
【0038】このようにして、第2の実施の形態のエレ
ベータの情報伝送システムでも、情報発生装置1から出
力される映像・音声・文字情報を昇降路3内において光
送信装置2と光受信装置5によりレーザ光信号にして送
受するようにしたので、既設のエレベータに対してもテ
ールコードの空き線に関係なく当該情報伝送システムの
追加的な設置が可能であり、またテールコードの重量が
増加しないので駆動機構のコンパクト化が図れる。これ
に加えて、第2の実施の形態では、光信号にレーザ光を
利用するので、光送信装置側の信号出力を小さくしても
信頼性の高い情報伝送が可能であり、装置の小形化が図
れる。
【0039】なお、上記の第2の実施の形態において
も、第1の実施の形態と同様の変形が可能である。
【0040】次に、本発明のエレベータの情報伝送シス
テムの第3の実施の形態を図5に基づいて説明する。第
3の実施の形態の特徴は、光送信装置2が光信号又はレ
ーザ光信号の光軸調整のための微動調節機構31を備え
ている点にある。この微動調節機構31は微調節つまみ
32,33を備えていて、光送信装置2をx方向、y方
向に微動させることによって投光部30から射出される
光信号の光軸を2次元的に調整する。
【0041】すなわち、微調節つまみ32をa方向に回
転操作することによって微調節機構31に対して光送信
装置2をx方向に微動させ、また微調節つまみ33をb
方向に回転操作することによって光送信装置2をy方向
に微動させ、投光部30から出力される光信号又はレー
ザ光信号の光軸を光受信装置5の受光素子21の中心に
ちょうど一致するように2次元的に微調整することがで
きる。
【0042】次に、本発明のエレベータの情報伝送シス
テムの第4の実施の形態を、図6及び図7に基づいて説
明する。第4の実施の形態の特徴は、光受信装置5にお
ける光信号19の受信状態に応じて、光送信装置2から
の光信号19の出力強度を自動調整する機能を備えた点
にある。
【0043】図6に示すように、光送信装置2には図2
に示した第1の実施の形態の構成に加えて、光受信装置
5側から送られてくる受信状態を示す光信号40を受信
して電気信号に変換する受光素子41と、この受光素子
41が出力する受信状態を示す電気信号に基づき、輝度
変調回路17に対して輝度を高低調節する輝度制御回路
42を備えている。
【0044】図7に示すように、光受信装置5には図3
に示した第1の実施の形態の構成に加えて、光送信装置
2からの光信号19を受光する受光素子21の受信状態
を監視するフィードバック回路44と、このフィードバ
ック回路44の検出する受信レベル検出信号を光信号4
0に変換して光送信装置2に向けて送信する発光素子4
5を備えている。
【0045】次に、上記構成の第4の実施の形態の動作
を説明する。映像・音声・文字情報の送受信動作は、図
1〜図3に示した第1の実施の形態と同じである。そし
て、第4の実施の形態では、受信素子21による光信号
19の受信レベルをフィードバック回路44によって監
視し、受信レベルを示す信号を発光素子45に出力し、
発光素子45はこの信号を光信号40に変換して光送信
装置2に向けて送信する。
【0046】光送信装置2側では、光受信装置5側から
送られてくる受信信号レベルを指示する光信号40を受
光素子41によって受信して電気信号に変換し、輝度制
御回路42に渡す。そして輝度制御回路42では、この
電気信号に基づいて、それが基準レベルよりも高い場合
には所定分だけ低める信号を、また基準レベルよりも低
い場合には所定分だけ高める信号を輝度変調回路17に
出力し、輝度変調回路17は光信号19の輝度を高低制
御する。
【0047】これを自動的に所定周期で繰り返すことに
より、エレベータかご4が昇降路3内を移動して光送信
装置2と光受信装置5との距離が大きく変動しても、光
信号の受信レベルを常に適切なレベルに維持しながら、
映像・音声・文字情報の送受信を行い、エレベータかご
4内の表示装置6、スピーカ7により再生して出力する
ことができるようになる。
【0048】なお、この第4の実施の形態の機能は、レ
ーザ光110を映像・音声・文字情報の送受信に用いる
第1の実施の形態においても同様に適用することができ
る。また、光信号レベルのアップ/ダウンの指示に用い
る光信号40にもレーザ光を用いることができる。
【0049】次に、本発明のエレベータの情報伝送シス
テムの第5の実施の形態を図8に基づいて説明する。第
5の実施の形態では、光送信装置2にx方向、y方向に
2次元的に微動できる微動機構51を設け、かつ光送信
装置2には第4の実施の形態と同様の信号レベルのアッ
プ/ダウンを指示する光信号40を受信する受光素子4
1を設け、また、この受光素子41により受信して電気
信号に変換した信号レベルのアップ/ダウン指示信号に
基づき、微動機構51を制御するコントローラ52を備
えている。そして、微動機構51は、コントローラ52
によって正逆回転が制御されるモータ53a,53b
と、このモータ53a,53bの回転によって回転駆動
され、光送信装置2をx方向、y方向に微動させる調整
歯車54a,54bを備えている。なお、光受信装置5
側の構成は、第4の実施の形態と同様、図7に示した構
成である。
【0050】次に、上記の構成の第5の実施の形態の動
作を説明する。映像・音声・文字情報の送受信動作は、
図1〜図3に示した第1の実施の形態と同じである。そ
して、光受信装置5における光信号19の受信レベルを
示す信号を光送信装置2から向けて送信する動作は、第
4の実施の形態と同様である。
【0051】一方、光送信装置2側では、光受信装置5
から受信レベルを示す光信号40を受光素子41によっ
て受信すると、これを電気信号に変換してコントローラ
52に渡す。
【0052】コントローラ52は、まずx方向の微調整
を行い、続いてy方向の微調整を行う。そのためにま
ず、x方向の微調整動作について説明する。
【0053】<x方向の微調整>受光素子41から渡さ
れる受信レベルを見て、それが基準値よりも低下してい
る場合にまず、x方向の微調整を開始する。そのために
はまず、モータ53aを回転させてx軸の一方向(例え
ば、図8において右方向)に光送信装置2を1ステップ
だけ微動させる。そして、光受信装置5側から送られて
くる光信号40から受信レベルが変化したかどうか見
る。ここで、受信レベルがアップしたのであれば、同じ
方向にさらに1ステップだけ移動させて、受信レベルの
変化を見る。受信レベルがさらにアップしたのであれば
同じ方向の微調整を繰り返す。
【0054】しかし、受信レベルがダウンすれば、モー
タ53aを逆転させて、光送信装置2をx軸の反対方向
(ここでは左方向)に1ステップだけ微動させる。そし
て受信レベルの変化を見て、受信レベルがアップすれば
同じ微調整を繰り返し、受信レベルがダウンすれば、そ
の直前の位置まで光送信装置2を戻してx方向の位置微
調整を終了する。
【0055】なお、受信レベルがこの微調整中のいずれ
の段階でも基準レベルを超えれば、以降、x,y両方向
の微調整は必要ないので、微調整を中止する。
【0056】<y方向の微調整>x方向の微調整が完了
すれば、y方向の微調整に移行する。y方向の微調整で
も、まずモータ53bを回転させてy軸の一方向(例え
ば、図8において上方向)に光送信装置2を1ステップ
だけ微動させる。そして、光受信装置5側から送られて
くる光信号40から受信レベルが変化したかどうか見
る。ここで、受信レベルがアップしたのであれば、同じ
方向にさらに1ステップだけ移動させて、受信レベルの
変化を見る。受信レベルがさらにアップしたのであれば
同じ方向の微調整を繰り返す。
【0057】しかし、受信レベルがダウンすれば、モー
タ53bを逆転させて、光送信装置2をy軸の反対方向
(ここでは下方向)に1ステップだけ微動させる。そし
て受信レベルの変化を見て、受信レベルがアップすれば
同じ微調整を繰り返し、受信レベルがダウンすれば、そ
の直前の位置まで光送信装置2を戻してy方向の位置微
調整を終了する。
【0058】なおy方向の微調整中のいずれかの段階で
受信レベルが基準レベルを超えれば、以降、微調整を中
止する。
【0059】これにより、光送信装置2側で光信号19
の光軸を自動的に微調整することによって、光受信装置
5で光信号19が常に最適な受信状態で受信できるよう
になる。
【0060】なお、第5の実施の形態において、光送信
装置2のコントローラ52内に第4の実施の形態と同様
の輝度制御回路42の機能を組み込み、微動機構51に
よる光信号19の光軸の微調整によって光信号19の受
信レベルが基準レベルを超えない場合には輝度をアップ
させる制御機能も持たせることもできる。
【0061】なお、この第5の実施の形態は、レーザ光
110を映像・音声・文字情報の送受信に用いる第1の
実施の形態においても同様に適用することができる。ま
た、光信号レベルのアップ/ダウンの指示に用いる光信
号40にもレーザ光を用いることもできる。
【0062】また、上記のいずれの実施の形態において
も、エレベータかご4内の表示装置6に所定の画像にし
て、あるいはスーパーインポーズ形式にして光信号19
の受信レベルをインジケータ表示する機能を付加するこ
とができる。これにより、特に当該情報伝送システムの
設置調整時や、メンテナンス時にエレベータかご内と光
送信装置2側とで技術者が連絡を取りながら光信号19
の光軸調整作業を進めることができ、調整作業を効率化
できる。
【0063】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
光送信装置と光受信装置との間にケーブルを介すること
なく情報の伝送を行うことができ、当該システムを既設
のエレベータに増設する場合に、昇降路内のテールコー
ドの空き線の調査やテールコードの追加装備が不要にな
る。
【0064】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、光信号にレーザ光を用いるので、光通
信による情報伝送の信頼性を高め、またシステムのコン
パクト化が図れる。
【0065】請求項3の発明によれば、請求項1及び2
の発明の効果に加えて、光送信装置を昇降路内に設置
し、光受信装置をエレベータかごにおける光送信装置か
らの光信号の受信できる位置に設置したので、エレベー
タかごと共に鉛直線上に移動する光受信装置に対して光
送信装置から光信号を途切れることなく連続的に伝送で
き、設置コストの低減化が図れる。
【0066】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
発明の効果に加えて、光送信装置が光信号の光軸調整を
する光軸調整装置を備えたので、光軸調整装置による光
信号の光軸調整により光信号伝送の安定性、信頼性が維
持できる。
【0067】請求項5の発明によれば、請求項1〜4の
発明の効果に加えて、エレベータかご側の光受信装置に
備えられている受信状態検出装置が光送信装置からの光
信号の受信状態を検出して光送信装置に送信し、光送信
装置に備えられている光強度調整装置がこの受信状態検
出装置から送られてくる受信状態検出信号に基づいて光
送信装置の光信号の出力強度を調整するので、エレベー
タかごの移動によって光受信装置の光信号の受信レベル
が変動しても、光信号の出力強度を自動的に調整し、光
受信装置に常に最適な受信レベルで光信号を受信させる
ことができ、光信号による情報伝送の信頼性を高めこと
ができる。
【0068】請求項6の発明によれば、請求項1〜5の
発明の効果に加えて、受信状態検出信号に基づき光送信
装置の光信号の光軸を調整するので、光信号による情報
伝送の信頼性を高めることができる。
【0069】請求項7の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加えて、光受信装置が光送信装置からの光信号
の受信状態を検出して情報出力装置に出力させる受信状
態監視装置を備えたので、設置調整時やメンテナンス作
業時に光信号の送受信レベルの調整を情報出力装置の出
力に基づいて行うことができ、調整作業の効率化が図れ
る。
【0070】請求項8の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加えて、情報出力装置に表示装置を用い、さら
に、光受信装置が光送信装置からの光信号の受信状態を
検出して表示装置にスーパーインポーズの形で表示させ
る受信レベル監視装置を備えたので、光信号の送受信レ
ベルの調整を表示装置にスーパーインポーズの形で表示
される情報を見ながら行うことができ、調整作業の効率
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のハードウェア構成
を示すブロック図。
【図2】上記の実施の形態における光送信装置の機能構
成を示すブロック図。
【図3】上記の実施の形態における光受信装置の機能構
成を示すブロック図。
【図4】本発明の第2の実施の形態における光送信装置
の機能構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第3の実施の形態における光送信装置
の微調整機構を示すブロック図。
【図6】本発明の第4の実施の形態における光送信装置
の機能構成を示すブロック図。
【図7】上記の実施の形態における光受信装置の機能構
成を示すブロック図。
【図8】本発明の第5の実施の形態における光送信装置
の微調整機構を示すブロック図。
【符号の説明】
1 情報発生装置 2 光送信装置 3 昇降路 4 エレベータかご 5 光受信装置 6 表示装置 7 スピーカ 17 輝度変調回路 18 発光素子 19 光信号 21 受光素子 110 レーザ光信号 111 レーザダイオード 31 微調整機構 40 光信号 41 受光素子 42 輝度制御回路 44 フィードバック回路 45 発光素子 51 微調整機構 52 コントローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像、音声、文字情報の少なくとも1つ
    のを生成して出力する情報発生装置と、 前記情報発生装置の出力する前記情報を光信号に変換し
    て送信する光送信装置と、 前記光送信装置からの前記光信号を受信して元の情報に
    再変換する光受信装置と、 前記光受信装置の受信した前記情報を出力する情報出力
    装置とを備えて成るエレベータの情報伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記光信号はレーザ光であることを特徴
    とする請求項1に記載のエレベータの情報伝送システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記光送信装置は昇降路内に設置し、前
    記光受信装置は前記エレベータかごにおける前記光送信
    装置からの光信号の受信できる位置に設置したことを特
    徴とする請求項1又は2に記載のエレベータの情報伝送
    システム。
  4. 【請求項4】 前記光送信装置は、前記光信号の光軸調
    整をする光軸調整装置を備えたことを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載のエレベータの情報伝送システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記光受信装置は、前記光送信装置から
    の前記光信号の受信状態を検出して当該光送信装置に送
    信する受信状態検出装置を備え、 前記光送信装置は、当該受信状態検出装置から送られて
    くる受信状態検出信号に基づき、前記光信号の出力強度
    を調整する光強度調整装置を備えたことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載のエレベータの情報伝送シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記光受信装置は、前記光送信装置から
    送られてくる前記光信号の受信状態を検出して当該光送
    信装置に送信する受信状態検出装置を備え、 前記光送信装置は、前記受信状態検出装置から送られて
    くる受信状態検出信号に基づき、前記光信号の光軸を調
    整する光軸調整装置を備えたことを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載のエレベータの情報伝送システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記光受信装置は、前記光送信装置から
    の前記光信号の受信状態を検出して前記情報出力装置に
    出力させる受信状態監視装置を備えたことを特徴とする
    請求項3に記載のエレベータの情報伝送システム。
  8. 【請求項8】 前記情報出力装置は表示装置であり、 前記光受信装置は、前記光送信装置からの前記光信号の
    受信状態を検出して前記表示装置にスーパーインポーズ
    の形で表示させる受信レベル監視装置を備えたことを特
    徴とする請求項3に記載のエレベータの情報伝送システ
    ム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102058110B1 (ko) * 2018-07-11 2019-12-20 현대엘리베이터주식회사 로프리스 엘리베이터용 무선광통신 시스템

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