JP2000336041A - プロピレングリコールを含有することを特徴とするウリナスタチン含有水性製剤 - Google Patents

プロピレングリコールを含有することを特徴とするウリナスタチン含有水性製剤

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JP2000336041A JP2000074989A JP2000074989A JP2000336041A JP 2000336041 A JP2000336041 A JP 2000336041A JP 2000074989 A JP2000074989 A JP 2000074989A JP 2000074989 A JP2000074989 A JP 2000074989A JP 2000336041 A JP2000336041 A JP 2000336041A
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Shuichi Suzuki
秀一 鈴木
Yoshiko Iwatate
佳子 岩立
Yuzo Honma
雄三 本間
Masashi Takeuchi
正史 武内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウリナスタチン活性の熱安定性に優れた新規な
ウリナスタチン含有水性製剤を提供する。 【解決手段】ウリナスタチン活性の熱安定性の優れたウ
リナスタチン含有水性製剤であって、ウリナスタチン活
性の熱安定性を高めるためにプロピレングリコールを含
有することを特徴とするウリナスタチン含有水性製剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウリナスタチン含有
水性製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ウリナスタチン(以下、UTIと略称す
る)は、ヒト尿中トリプシンインヒビターで分子量約6
7000の糖蛋白質であり、トリプシン、α−キモトリ
プシン、エステラーゼ等のタンパク分解酵素を阻害する
だけでなく、ヒアルロニダーゼ、リパーゼなどの糖・脂
質分解酵素も阻害することが知られている。臨床的には
急性膵炎、慢性再発性膵炎、急性循環不全などの治療に
用いられている。
【0003】ところで、UTIは水溶液状態で保持した
場合活性が低下するという欠点がある。このような欠点
を克服するために、現在UTIは凍結乾燥製剤として市
販され、使用時に注射用水に溶解して注射投与されてい
る。またUTI製剤の製造工程において、除菌、除ウイ
ルスなどを目的に加熱処理が一般的に行われている。こ
のようなことから、UTIを水性製剤とするために水溶
液中でのUTI活性の熱安定性の向上が求められてい
る。
【0004】UTIを水に溶解した水性製剤として長期
保存した場合の活性低下を防止する種々の方法が提案さ
れている。特開平6−25011には低イオン強度、且
つpH7以下であることを特徴とするUTI含有液状製
剤が開示されている。この製剤を60℃7日間保存した
場合、UTIの凝集による高分子体の生成が抑制された
ことを示している。しかし、本発明者らが同条件でUT
I活性の熱安定性について検討したところ、活性は1/
3以下に低下していた。この提案されたUTI水性製剤
はUTIの凝集抑制に優れているが、UTI活性の熱安
定性はまだ十分ではないことを示している。
【0005】特開平6−135852には、UTIが約
50単位/mL〜100000単位/mLを含有し、且
つ塩化ナトリウム及び塩化カリウムから選ばれる1種以
上とブドウ糖、麦芽糖、キシリトール、D−ソルビトー
ル、D−マンニトール、L−アスパラギン酸、L−グル
タミン酸、L−アルギニン、L−リジンおよびL−ヒス
チジンから選ばれた1種以上とを含有し、pHが3.5
〜5.5である室温で安定なUTI注射液が開示されて
いる。しかしながら、添加剤としてプロピレングリコー
ルの記載はなく、且つプロピレングリコールがUTI活
性の熱安定性を向上させることについても記載されてい
ない。
【0006】さらに、特開平7−278015には糖ア
ルコールを含有することを特徴とするUTI含有液状製
剤が開示されている。この製剤において糖アルコールと
はアルドースまたはケトース等を還元して得られるポリ
ヒドロキシアルカンを意味し、例えばマンニトール、ソ
ルビトール、キシリトール、グリセロール等を例示し、
その中でも特にマンニトールが好ましいことを示してい
る。この製剤により25℃の長期保存でUTI活性が維
持され、且つ重合体および低分子分解物が生成しにくい
安定な液状製剤が得られることを開示している。しかし
ながら、UTI活性の熱安定性については何ら記載され
ていない。実施例2の表2に示したように、UTI水性
製剤にプロピレングリコールを添加した場合に最も高い
UTI活性の熱安定性が得られることについても何ら記
載されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、UTI水性
製剤が抱えている課題を解決するためのものであり、そ
の目的はUTI活性の熱安定性に優れた新規なUTI含
有水性製剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、UTI活性の
熱安定性の優れたUTI含有水性製剤であって、UTI
活性の熱安定性を高めるためにプロピレングリコールを
含有することを特徴とするUTI含有水性製剤である。
本発明者等はUTI活性の熱安定性の優れたUTI含有
水性製剤を得るために、鋭意研究した結果、プロピレン
グリコールをUTI含有水性製剤に添加することで従来
のUTI含有水性製剤よりUTI活性の熱安定性に優れ
ている水性製剤を調製できることを見出し本発明を完成
した。
【0009】本発明のプロピレングリコールを含有する
UTI含有水性製剤は急性膵炎、慢性再発性膵炎、急性
循環不全、肺気腫、肺炎および肺線維症等の呼吸器疾
患、アミラーゼ活性またはリパーゼ活性亢進に起因する
疾患、アレルギー性疾患、関節リウマチ、ロタウイルス
感染症、角膜損傷、角膜潰瘍、ドライアイ、角結膜炎症
などの眼疾患などの治療に適用もしくは抗炎症剤、鎮痒
剤、乾燥肌防止、皮膚角化症、皮膚老化防止、アトピー
性皮膚炎などに対する皮膚保護剤などとして用いられ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明で使用されるUTIは、尿由来、細胞培養由来、
遺伝子工学由来のいずれにも限定されない。また、医薬
品として適用可能な程度まで精製されていればよい。ま
た本発明で使用されるUTIは、遺伝子工学などの手法
によりアミノ酸配列の一部を欠損、置換、付加したもの
も含む。UTIの精製法としては陰イオン交換体処理、
限外ろ過、アフィニティークロマトグラフィー、無機吸
着剤処理、塩析、等電点沈殿法、キトサン処理、不溶性
トリプシン処理などが知られている。また、金属キレー
ト樹脂処理、疎水性担体処理、加熱処理などを組み合わ
せてもよい。こうして得られるUTIは分子量6〜7万
程度(好ましくは67000)、等電点は2〜3程度、
比活性は1000〜4000単位/mg蛋白程度であ
る。UTI1単位はトリプシン2μgに作用してトリプ
シン1μgの酵素活性を阻害するUTIの量である。本
発明のUTI含有水性製剤のUTI含有量は対象疾患が
治癒する量であれば特に制限はないが、通常1〜100
000単位/mL、好ましくは10〜50000単位/
mLであり、特に点眼剤として用いる場合10〜100
0単位/mLである。
【0011】本発明で使用されるプロピレングリコール
に特に制限はないが、日本薬局方品が好ましい。このよ
うなプロピレングリコールは、プロピレングリコール
(旭硝子(株))、アデカプロピレングリコール(旭電
化工業(株))等の商品名で販売されており容易に入手
できる。プロピレングリコールの添加量は通常0.05
〜4w/v%で使用される。注射剤、点眼剤などの浸透
圧が等張付近であることが好ましい製剤の場合、プロピ
レングリコールの使用量は好ましくは0.05〜3w/
v%である。プロピレングリコールの含有量が0.05
〜4w/v%の場合、UTI活性の熱安定性が特に高い
UTI含有水性製剤が得られるので好ましい。
【0012】本発明のUTI含有水性製剤を調製するに
あたって、キシリトール、マンニトール、ソルビトー
ル、ブドウ糖等の糖類、グリセリン、塩化ナトリウム、
塩化カリウム、ホウ酸等の等張化剤、酢酸、リン酸、ホ
ウ酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、アスパラギン酸、ヒス
チジン、アルギニン、リジン、グリシン、グルタミン
酸、ε−アミノカプロン酸及びそれらの薬学的に許容さ
れる塩等、水酸化ナトリウム、塩酸等のpH調整剤、塩
化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、グルコン酸
クロルヘキシジン等の逆性石鹸類、パラヒドロキシ安息
香酸メチル、パラヒドロキシ安息香酸プロピル等のパラ
ベン類、ソルビン酸及びその薬学的に許容される塩、ベ
ンジルアルコール、フェネチルアルコールまたはクロロ
ブタノール等の防腐剤、メチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース、ポリエチレングリコール、
ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール及びカル
ボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム等の
合成高分子、ゼラチン等の蛋白性高分子、ヒアルロン
酸、デキストラン及びカラギーナン、コンドロイチン硫
酸ナトリウム等のポリサッカライド類もしくはキサンタ
ンガム等のガム類等の粘稠剤及び粘稠化剤、EDTAも
しくはその薬学的に許容される塩、クエン酸もしくはそ
の薬学的に許容される塩などのキレート剤、トコフエロ
ール及びその誘導体亜硝酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウ
ム、アスコルビン酸等の安定化剤等を本発明の効果を損
なわない範囲において、本発明のUTI含有水性製剤に
添加してもよい。
【0013】本発明のUTI含有水性製剤は通常pH3
〜7で調製されるが、安定性と刺激性の面よりpH5.
0〜7.0が好ましく、特に点眼剤として用いる場合に
はpH5.5〜7.0が好ましい。
【0014】本発明のUTI含有水性製剤はメンブラン
フィルターによるろ過滅菌、間欠滅菌法等による滅菌処
理を施すことができる。また、本発明のUTI含有水性
製剤をプラスチック製点眼瓶に充填し、点眼剤として用
いることができる。本発明のUTI含有水性製剤をプラ
スチック製滴瓶に充填し、リニメント剤、ローション
剤、点耳剤として用いることができる。本発明のUTI
含有水性製剤を鼻用定量噴霧器に充填し、点鼻剤として
用いることができる。本発明のUTI含有水性製剤をア
ンプルに充填後熔閉し、注射剤(静脈注射、動脈注射、
皮下注射、皮内注射、筋肉内注射、脊髄腔内注射、腹腔
内注射、眼内注射等)、内服液剤、吸入剤、噴霧剤とし
て用いることができる。これを用法に応じて内服液剤の
場合はプラスチック製薬瓶、吸入剤の場合は電動式ネブ
ライザー、噴霧剤の場合はアトマイザー等に充填して用
いられる。
【0015】次に、本発明のUTI含有水性製剤の製造
法を説明する。種々の公知の方法が利用可能であるが、
例えば、プロピレングリコール、pH調整剤、キレート
剤、防腐剤、等張化剤等を注射用精製水に溶解する。次
に、処理済みのUTI原液を添加し混合する。HClま
たはNaOHを添加して目的のpHに調整し、さらに注
射用精製水で所定の容量に調整し、本発明のUTI水性
製剤とする。さらに得られたUTI含有水性製剤をメン
プランフィルターで適当な保存容器にろ過充填後、間欠
滅菌処理を行い所定の投与剤形に調製することができ
る。
【0016】以下に実施例、試験例及び製剤例を挙げて
本発明をさらに詳細に説明する。
【実施例】
【0017】実施例1 注射用水80mLに0.5gのε−アミノカプロン酸と
0.05〜5gのプロピレングリコールを添加し溶解す
る。次に、1500000単位のUTIを添加し、良く
混合する。1NのHClでpHを6.0に調整後、注射
用水を添加し全量を100mLとする。これとは別に、
注射用水80mLに0.5gのε−アミノカプロン酸と
1500000単位のUTIを添加し溶解する。1Nの
HClでpHを6.0に調整後、注射用水を添加し全量
を100mLとする。調製したプロピレングリコール含
有UTI水溶液及びプロピレングリコールを含有しない
UTI水溶液それぞれ1mLを孔径0.45μmのメン
ブランフィルターを用いて1mLのアンプルビンにろ過
充填後、熔封し、本発明のプロピレングリコール含有U
TI水性製剤及びプロピレングリコールを含有しない比
較用製剤(処方No.1)を調製した。調製したUTI
水性製剤を60℃の恒温槽に7日間保存した。保存前と
後のUTI活性を測定し、保存後のUTI活性残存率を
求めた。UTI活性(トリプシン阻害活性)はN−α−
ベンゾイル−L−アルギニン−p−ニトロアリニドを基
質として吸光度測定法により測定した。そして、プロピ
レングリコールを添加しない処方(処方No.1)のU
TI活性残存率に対して各処方のUTI活性残存率がど
の程度向上したかをUTI活性安定向上度として下記の
式で求め、結果を表−1に示した。 UTI活性安定向上度 =(b-a)×100 / a (1) a:プロピレングリコールを添加しない処方(処方N
o.1)のUTI活性残存率 b:プロピレングリコールを添加した各処方(処方N
o.2〜7)のUTI活性残存率 表−1の結果より、0.05〜4W/V%のプロピレン
グリコールを添加したUTI水性製剤は、プロピレング
リコールを添加しないUTI水性製剤に比較して、UT
I活性の熱安定性に優れていることが示された。
【0018】
【表1】
【0019】実施例2 注射用水80mLに0.5gのε−アミノカプロン酸と
0.7gのプロピレングリコールを添加し溶解する。次
に、1500000単位のUTIを添加し、良く混合す
る。1NのHClでpHを6.0に調整後、注射用水を
添加し全量を100mLとする。調製したプロピレング
リコール含有UTI水溶液1mLを孔径0.45μmの
メンブランフィルターを用いて1mLのアンプルビンに
ろ過充填後、熔封し、本発明のUTI含有水性製剤水性
製剤を調製した。
【0020】比較例1 実施例2の0.7gのプロピレングリコールを0.7g
のマンニトールに代え、以下実施例2と同様にして比較
用のUTI含有水性製剤を得た。
【0021】比較例2 実施例2の0.7gのプロピレングリコールを0.7g
のソルビトールに代え、以下実施例2と同様にして比較
用のUTI含有水性製剤を得た。
【0022】比較例3 実施例2の0.7gのプロピレングリコールを0.7g
のキシリトールに代え、以下実施例2と同様にして比較
用のUTI含有水性製剤を得た。
【0023】比較例4 実施例2の0.7gのプロピレングリコールを0.7g
のグリセロールに代え、以下実施例2と同様にして比較
用のUTI含有水性製剤を得た。
【0024】実施例2および比較例1〜5で得られたア
ンプルビン入りUTI含有水性製剤を60℃の恒温槽に
7日間保存した。保存前と後のUTI活性を測定し、保
存後のUTI活性残存率を求めた。結果を表2に示す。
本発明のプロピレングリコールを添加したUTI含有水
性製剤は、特開平7−278015に例示された糖アル
コールを添加したUTI含有水性製剤に比較して、UT
I活性の熱安定性に優れていることが示された。
【0025】
【表2】
【0026】製剤例1 注射用水100mLに14gのプロピレングリコールを
添加し溶解する。次に、50000000単位のUTI
を添加し、良く混合する。1NのHClでpHを5.0
に調整後、注射用水を添加し全量を1000mLとす
る。調製したプロピレングリコール含有UTI水溶液を
孔径0.45μmのメンブランフィルターを用いてアン
プルビンにろ過充填後、熔封し、さらに間欠滅菌処理を
行い、本発明のUTI含有水性注射剤を調製した。
【0027】 成 分 UTI 50000単位/mL プロピレングリコール 1.4w/v% 1NHCl 適量 注射用水 全量を1000mlとするのに 必要な量 pH5.0
【0028】製剤例2 2gのプロピレングリコールに0.26gのメチルパラ
ベンおよび0.14gのプロピルパラベンを添加し、4
0℃に加温しながら溶解する。ここに注射用水500m
L、続いて5gのε-アミノカプロン酸および5.9g
のNaClを添加し、40℃に加温しながら溶解する。
室温になるまで放冷後、1500000単位のUTIを
添加し、良く混合する。1NのHClでpHを5.5に
調整後、注射用水を添加し全量を1000mLとする。
調製したプロピレングリコール含有UTI水溶液を孔径
0.45μmのメンブランフィルターを用いてプラスチ
ック製点眼ボトルにろ過充填後、間欠滅菌処理を行い、
本発明のUTI含有水性点眼剤を調製した。以下に処方
を示す。
【0029】 成 分 UTI 1500単位/mL プロピレングリコール 0.2w/v% メチルパラベン 0.026w/v% プロピルパラベン 0.014w/v% ε-アミノカプロン酸 0.5w/v% NaCl 0.59w/v% 1NHCl 適量 注射用水 全量を1000mlとするのに 必要な量 pH5.5
【0030】製剤例3 注射用水500mLに1gのプロピレングリコール、
0.05gの塩化ベンザルコニウム、3.6gのKH2
PO4および14.3gのNa2HPO4・12H2O
を添加し溶解する。次に、50000単位のUTIを添
加し、良く混合する。1NのNaOHでpHを7.0に
調整後、注射用水を添加し全量を1000mLとする。
調製したプロピレングリコール含有UTI水溶液を孔径
0.45μmのメンブランフィルターを用いてプラスチ
ック製点眼ボトルにろ過充填過充填後、間欠滅菌処理を
行い、本発明のUTI含有水性点眼剤を調製した。以下
に処方を示す。
【0031】 成 分 UTI 50単位/mL プロピレングリコール 0.1w/v% KH2PO4 0.36w/v% Na2HPO4・12H2O 1.43w/v% 塩化ベンザルコニウム 0.005w/v% 1NNaOH 適量 注射用水 全量を1000mlとするのに必 要な量 pH7.0
【0032】製剤例4 注射用水500mLに5gのプロピレングリコールおよ
び5gのクロロブタノールを添加し、40℃に加温しな
がら溶解する。室温になるまで放冷後、1.2gの酢酸
および7.5gの酢酸ナトリウムを添加し溶解する。さ
らに、15000000単位のUTIを添加し、良く混
合する。1NのHClでpHを6.0に調整後、注射用
水を添加し全量を1000mLとする。調製したプロピ
レングリコール含有UTI水溶液を孔径0.22μmの
メンブランフィルターを用いて滴瓶にろ過充填し、本発
明のUTI含有水性点耳剤を調製した。以下に処方を示
す。
【0033】 成 分 UTI 15000単位/mL プロピレングリコール 0.5w/v% 酢酸 0.12w/v% 酢酸ナトリウム 0.75w/v% クロロブタノール 0.5w/v% 1NHCl 適量 注射用水 全量を1000mlとするのに必 要な量 pH6.0
【0034】製剤例5 2gのプロピレングリコールに0.26gのメチルパラ
ベンおよび0.14gのプロピルパラベンを添加し、4
0℃に加温しながら溶解する。ここに注射用水500m
L、続いて5gのε-アミノカプロン酸および5.9g
のNaClを添加し、40℃に加温しながら溶解する。
室温になるまで放冷後、10000000単位のUTI
を添加し、良く混合する。1NのHClでpHを5.5
に調整後、注射用水を添加し全量を1000mLとす
る。調製したプロピレングリコール含有UTI水溶液を
孔径0.22μmのメンブランフィルターを用いて鼻用
定量噴霧器にろ過充填し、本発明のUTI含有水性点鼻
剤を調製した。以下に処方を示す。
【0035】 成 分 UTI 10000単位/mL プロピレングリコール 0.2w/v% メチルパラベン 0.026w/v% プロピルパラベン 0.014w/v% ε-アミノカプロン酸 0.5w/v% NaCl 0.59w/v% 1NHCl 適量 注射用水 全量を1000mlとするのに必 要な量 pH5.5
【0036】製剤例6 製剤例5で調製したプロピレングリコール含有UTI水
溶液を孔径0.22μmのメンブランフィルターを用い
て電動式ネブライザーにろ過充填し、本発明のUTI含
有水性吸入剤を調製した。
【0037】製剤例7 製剤例5で調製したプロピレングリコール含有UTI水
溶液を孔径0.22μmのメンブランフィルターを用い
てアトマイザーにろ過充填し、本発明のUTI含有水性
噴霧剤を調製した。
【0038】製剤例8 製剤例5で調製したプロピレングリコール含有UTI水
溶液を孔径0.22μmのメンブランフィルターを用い
て滴瓶にろ過充填し、本発明のUTI含有水性リニメン
ト剤もしくはローション剤を調製した。
【0039】製剤例9 注射用水500mLに10gのプロピレングリコール、
5gのε-アミノカプロン酸および5gのソルビン酸を
添加し溶解する。さらに、50000000単位のUT
Iを添加し、良く混合する。1NのHClでpHを5.
5に調整後、注射用水を添加し全量を1000mLとす
る。調製したプロピレングリコール含有UTI水溶液を
孔径0.45μmのメンブランフィルターを用いてふた
付きガラス瓶にろ過充填過充填後、間欠滅菌処理を行
い、本発明のUTI含有水性内服液剤を調製した。以下
に処方を示す。
【0040】 成 分 UTI 50000単位/mL プロピレングリコール 1.0w/v% ソルビン酸 0.5w/v% ε-アミノカプロン酸 0.5w/v% 1NHCl 適量 注射用水 全量を1000mlとするのに必 要な量 pH5.5
【0041】
【発明の効果】本発明により、従来の製剤に比較して、
UTI活性の熱安定性に優れたUTI含有水性製剤を提
供することが可能になった。本発明のUTI含有水性製
剤はUTIの投与が有効な各種疾患に対する治療に適用
されることが期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 111 A61P 43/00 111 C07K 14/81 C07K 14/81 C12N 9/99 C12N 9/99 (72)発明者 武内 正史 東京都中央区日本橋室町1丁目5番3号わ かもと製薬株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレングリコールを含有することを
    特徴とするウリナスタチン含有水性製剤。
  2. 【請求項2】 プロピレングリコールの含有量が0.0
    5〜4w/v%である請求項1記載のウリナスタチン含
    有水性製剤。
  3. 【請求項3】 pHが5.0〜7.0である請求項1〜
    2のいずれか1項記載のウリナスタチン含有水性製剤。
  4. 【請求項4】 投与剤形が経口剤、注射剤、点耳剤、点
    鼻剤、点眼剤、噴霧剤、吸入剤、リニメント剤、ローシ
    ョン剤のいずれかである請求項1〜3のいずれか1項記
    載のウリナスタチン含有水性製剤。
JP2000074989A 1999-03-19 2000-03-17 プロピレングリコールを含有することを特徴とするウリナスタチン含有水性製剤 Pending JP2000336041A (ja)

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