JP2000337146A - カバーのルーバーおよびカバー成形用金型装置 - Google Patents

カバーのルーバーおよびカバー成形用金型装置

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JP2000337146A
JP2000337146A JP11151422A JP15142299A JP2000337146A JP 2000337146 A JP2000337146 A JP 2000337146A JP 11151422 A JP11151422 A JP 11151422A JP 15142299 A JP15142299 A JP 15142299A JP 2000337146 A JP2000337146 A JP 2000337146A
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/08Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates

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Abstract

(57)【要約】 【課題】被冷却物を覆うカバーに設けられるルーバーに
おいて、カバー内への異物の侵入を効果的に防止した上
で、カバー内に冷却空気を円滑に導入し得るようにす
る。 【解決手段】各フィン84が、それらのフィン84の外
端相互の間隔を各フィン84の内端相互の間隔よりも狭
くした形状に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被冷却物を覆うカ
バーに設けられるルーバー、ならびに該ルーバーを有す
る合成樹脂製のカバーを成形するための金型装置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車に搭載されたエンジン
の放熱部を覆うカバーにルーバーが設けられたものが、
実用新案登録公報第2573000号で開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ルーバーは、カバー内
に導入する冷却空気の整流、カバー内で発生する騒音の
外部への洩れ抑制、ならびにカバー内への異物の侵入防
止を図るものであり、そのような効果を得るために、上
記従来のルーバーでは、冷却空気取入口内に配置される
複数のフィンが、それらのフィン相互間に形成される空
気流通路の流通方向に沿って一直線状に傾斜してカバー
に設けられている。
【0004】ところで、カバー内への異物の侵入を効果
的に防止するには各フィンの外端相互の間隔が狭いほう
がよく、上記従来のルーバーで各フィンの外端相互の間
隔を狭くすると、各フィン相互間の空気流通路の流通面
積が流通方向全長にわたって小さくなり、空気流通路を
流通する冷却空気の流通抵抗が大きくなってしまう。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、カバー内への異物の侵入を効果的に防止した
上で、カバー内に冷却空気を円滑に導入し得るようにし
たカバーのルーバーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、被冷却物に向けて開口した
冷却空気取入口を有して前記被冷却物を覆うカバーに、
前記冷却空気取入口を複数の空気流通路に分割する複数
のフィンが、各空気流通路の外端中心および内端中心間
を結ぶ直線を前記冷却空気取入口の中心線に対して傾斜
させる配置で設けられて成る、カバーのルーバーであっ
て、前記各フィンが、それらのフィンの外端相互の間隔
を各フィンの内端相互の間隔よりも狭くした形状に形成
されることを特徴とする。
【0007】このような構成によれば、各フィンの外端
相互の間隔を比較的狭く設定することで、カバー内への
異物の侵入を効果的に防止することができる。しかも各
フィンの内端相互の間隔は比較的広いので、各フィン相
互間の空気流通路の流通面積は、各フィンの外端側の一
部で小さくなるものの、空気流通路の全長にわたって小
さくなることはなく、各空気流通路を流通する冷却空気
の流通抵抗が大幅に増大することを避けて、冷却空気を
各空気流通路で整流しつつカバー内に円滑に導入するこ
とができる。
【0008】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、合成樹脂から成る前記カバ
ーに一体に設けられる前記フィンが、前記冷却空気取入
口の中心線に対して傾斜して延びるとともに前記冷却空
気取入口の外端周縁部に外端を面一に連ならせるフィン
主部と、該フィン主部の外端に鈍角をなして面一に連設
されて隣接のフィン側に張出す張出部とから成ることを
特徴とし、かかる構成によれば、フィンの外端側の肉厚
を部分的に厚くするだけで、上記請求項1に記載したフ
ィンの形状を得ることができ、フィンすなわちカバーの
重量が大きく増大することを回避することができる。
【0009】さらに請求項3記載の発明は、請求項2記
載のルーバーを有するカバーを成形するためのカバー成
形用金型装置であって、前記フィン主部の外側面および
外端面ならびに前記張出部の外面および先端面を形成す
る第1成形部を有する第1金型と、前記フィン主部の内
側面および内端面ならびに前記張出部の内面を形成する
第2成形部を有する第2金型とを備えることを特徴と
し、かかる金型装置によれば、第1および第2金型の型
割り面を、フィンの外端位置よりも内方側に設定するよ
うにして、フィンの外端部にバリやシャープジエッジが
生じることを防止してカバーの外観性を高め、商品性を
向上することができる。また第2金型が有する第2成形
部の先端で張出部の内面を形成するようにして、第1お
よび第2成形部の先端幅を確保しつつフィン相互の間隔
を狭めることができ、これによってもカバーの商品性を
向上することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0011】図1〜図9は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はスクータ型の自動二輪車の全体側面図、図2
は図1の要部拡大図、図3は図2の3−3線断面図、図
4は図3の4−4線矢視図、図5は図4の5−5線断面
図、図6はカバーの側面図、図7は図6の7−7線断面
図、図8は図6の8−8線断面図、図9は金型装置の一
部を示す断面図である。
【0012】先ず図1および図2において、操向ハンド
ル11により操舵される前輪Wfとスイング式のパワー
ユニットPにより駆動される後輪Wrとを備えたスクー
タ型の自動二輪車Vの車体フレームFは、フロントフレ
ーム12、センターフレーム13およびリヤフレーム1
4に3分割される。フロントフレーム12は、ヘッドパ
イプ121 、ダウンチューブ122 およびステップフロ
ア支持部123 を一体に備えたアルミ合金の鋳造品から
構成される。パワーユニットPがピボット15を介して
上下揺動自在に支持されるセンターフレーム13はアル
ミ合金の鋳造品から構成され、前記フロントフレーム1
2の後端に結合される。パワーユニットPの後上方に延
びるリヤフレーム14は環状のパイプ材から構成され、
その上面に燃料タンク16が支持される。センターフレ
ーム13の上面にはヘルメットケース17が支持されて
おり、シート18を一体に有するカバー19によってヘ
ルメットケース17および燃料タンク16が開閉自在に
覆われる。
【0013】パワーユニットPは、シリンダを車体前方
に向けて配置した水冷式の単気筒4サイクルエンジンE
と、エンジンEの左側面から車体後方に延びるベルト式
無段変速機Tとを一体に結合して成り、ベルト式無段変
速機Tの後部上面がリヤクッション20を介してセンタ
ーフレーム13の後端に結合される。ベルト式無段変速
機Tの上面にはエアクリーナ21が支持され、ベルト式
無段変速機Tの右側面にはマフラー22が支持され、エ
ンジンEの下面には起立・倒伏可能なメインスタンド2
3が支持される。
【0014】図3および図4において、エンジンEは、
クランクシャフト31に沿って鉛直方向に延びる割り面
30により分割された第1エンジンブロック32および
第2エンジンブロック33を備えており、第1エンジン
ブロック32はシリンダブロック321 およびクランク
ケース半部322 を構成し、第2エンジンブロック33
はクランクケースの他の半部を構成する。第1エンジン
ブロック32の前端にはシリンダヘッド34が結合さ
れ、シリンダヘッド34の前端にはヘッドカバー35が
結合される。第1および第2エンジンブロック32,3
3の右側面には発電機カバー36が結合される。
【0015】ベルト式無段変速機Tは、相互に結合され
る右側ケーシング37および左側ケーシング38を備え
ており、右側ケーシング37の前部右側面が、第1およ
び第2エンジンブロック32,33の左側面に結合され
る。また右側ケーシング37の後部右側面には減速機ケ
ーシング39が結合される。
【0016】第1エンジンブロック32が備えるシリン
ダ41の内部に摺動自在に嵌合するピストン42は、コ
ネクティングロッド43を介してクランクシャフト31
に連接される。シリンダヘッド34にはカムシャフト4
4が回転自在に支持されており、シリンダヘッド34に
設けられた吸気バルブおよび排気バルブ(図示せず)が
前記カムシャフト44によって開閉駆動される。第1エ
ンジンブロック32に設けられたチェーン通路40内に
はタイミングチェーン45が収納され、該タイミングチ
ェーン45が、クランクシャフト31に設けられた駆動
スプロケット46とカムシャフト44に設けられた従動
スプロケット47とに巻き掛けられる。これによりカム
シャフト44は、クランクシャフト31の2回転につき
1回転する。
【0017】右側ケーシング37および左側ケーシング
38の内部に突出するクランクシャフト31の左端には
駆動プーリ54が設けられる。該駆動プーリ54は、ク
ランクシャフト31に固定された固定側プーリ半体55
と、固定側プーリ半体55に対して接近・離間可能な可
動側プーリ半体56とを備えており、可動側プーリ半体
56はクランクシャフト31の回転数の増加に応じて半
径方向外側に移動する遠心ウエイト57によって、固定
側プーリ半体55に接近する方向に付勢される。
【0018】右側ケーシング37の後部および減速機ケ
ーシング39間に支持された出力軸58に設けられた従
動プーリ59は、出力軸58に相対回転可能に支持され
た固定側プーリ半体60と、固定側プーリ半体60に対
して接近・離間可能な可動側プーリ半体61とを備えて
おり、可動側プーリ半体61はスプリング62で固定側
プーリ半体60に向けて付勢される。また固定側プーリ
半体60と出力軸58との間に発進用クラッチ63が設
けられる。そして駆動プーリ54および従動プーリ59
間に無端状のVベルト64が巻き掛けられる。
【0019】右側ケーシング37および減速機ケーシン
グ39間には前記出力軸58と平行な中間軸65および
車軸66が支持されており、出力軸58、中間軸65お
よび車軸66間に減速ギヤ列67が設けられる。そして
減速機ケーシング39を貫通して右側に突出する車軸6
6の右端に後輪Wrが設けられる。
【0020】而して、クランクシャフト31の回転動力
は駆動プーリ54に伝達され、該駆動プーリ54からV
ベルト64、従動プーリ59、発進用クラッチ63およ
び減速ギヤ列67を介して後輪Wrに伝達される。
【0021】エンジンEの低速回転時には、駆動プーリ
54の遠心ウエイト57に作用する遠心力が小さいた
め、従動プーリ59のスプリング62によって固定側プ
ーリ半体60および可動側プーリ半体61間の溝幅が減
少し、変速比はLOWになっている。この状態からクラ
ンクシャフト31の回転数が増加すると、遠心ウエイト
57に作用する遠心力が増加して駆動プーリ54の固定
側プーリ半体55および可動側プーリ半体56間の溝幅
が減少し、それに伴って従動プーリ59の固定側プーリ
半体60および可動側プーリ半体61間の溝幅が増加す
るため、変速比はLOWからTOPに向かって無段で変
化する。
【0022】クランクシャフト31の右側に設けられた
交流発電機68は発電機カバー36により覆われてお
り、その発電機カバー36の右側に被冷却物としてのラ
ジエータ69が設けられる。このラジエータ69に冷却
風を供給すべく、クランクシャフト31の右端に固定さ
れた冷却ファン70が交流発電機68およびラジエータ
69間に配置される。また内部にサーモスタット71を
収納したサーモスタットケース72がシリンダヘッド3
4の右側面に結合されており、カムシャフト44の右端
に設けられた冷却水ポンプ73がシリンダヘッド34お
よびサーモスタットケース72によって囲まれた空間に
収納される。
【0023】図4から明らかなように、ラジエータ69
の前下部とサーモスタットケース52とが冷却水配管7
4で接続され、サーモスタットケース52と第1エンジ
ンブロック32とが冷却水配管75で接続される。また
後輪Wrを上方から覆うリヤフェンダー76には、ラジ
エータ69の後上部に接続される注水管77が着脱可能
に締結されており、この注水管77とシリンダヘッド3
4とが冷却水配管78で接続される。
【0024】エンジンEの暖機運転が完了した状態で
は、カムシャフト44により駆動される冷却水ポンプ7
3から排出された冷却水は、サーモスタットケース72
および冷却水配管75を経て第1エンジンブロック32
およびシリンダヘッド34内のウオータジャケットに供
給され、そこを通過する間にエンジンEを冷却した後に
冷却水配管78を経てラジエータ69に供給される。そ
してラジエータ69を通過する間に温度低下した冷却水
は、冷却水配管74およびサーモスタット71を経て前
記冷却水ポンプ73に戻される。一方、エンジンEが暖
機運転中であって冷却水温度が低いときにはサーモスタ
ット71が作動し、冷却水はラジエータ69を通過する
ことなくエンジンEの内部を循環して速やかに温度上昇
する。
【0025】図5〜図8を併せて参照して、クランクシ
ャフト31に固着される冷却ファン70と、該冷却ファ
ン70の外方に配置されるラジエータ69とは、発電機
カバー36に締結される合成樹脂製のカバー80で覆わ
れる。而して該カバー80は、このスクータ型自動二輪
車の右側で最も突出した位置に配置されることになり、
該自動二輪車の右側へのバンク角αが、カバー80で規
制されることになるので、カバー80の下部側壁80a
は、外側方に向かうにつれて上方位置となるように傾斜
して形成され、ラジエータ69の下部69aも、前記下
部側壁80aに対応して傾斜するように形成される。
【0026】カバー80には、該カバー80内に導入す
る冷却空気の整流、カバー80内で発生する騒音の外部
への洩れ抑制、ならびにカバー80内への異物の侵入防
止を図るようにして、外部からの冷却空気ラジエータ6
9に導くルーバー81が設けられており、該ルーバー8
1は、ラジエータ69に向けて開口してカバー80に設
けられる冷却空気取入口82を複数の空気流通路83,
83…に分割する複数のフィン84,84…が、カバー
80に一体に設けられて成るものである。
【0027】前記冷却空気取入口82は、前記バンク角
αを稼ぐために、自動二輪車の前後方向に長い楕円形状
に形成されており、該冷却空気取入口82の中心線Cが
クランクシャフト31の軸線よりも上方位置に配置され
るように、カバー80の上部側に偏った位置に配置され
る。
【0028】各フィン84,84…は、自動二輪車の前
後方向に長く延びるようにして形成されており、上下方
向にほぼ等間隔をあけて冷却空気取入口82に配置され
る。しかも各フィン84,84…は、それらのフィン8
4,84…相互間の空気流通路83の外端中心および内
端中心間を結ぶ直線Lが前記冷却空気取入口82の中心
線Cに対して傾斜するように形成されるものであり、こ
の実施例では、各空気流通路83の外端中心が内端中心
よりも下方にあるようにして、前記直線Lが前記中心線
Cに対して傾斜する。
【0029】しかもフィン84は、冷却空気取入口82
の中心線Cに対して傾斜して延びるとともに冷却空気取
入口82の外端周縁部に外端を面一に連ならせるフィン
主部84aと、該フィン主部84の外端に鈍角をなして
面一に連設されて下方側で隣接のフィン84側に張出す
張出部84bとから成るものであり、各フィン84が、
そのような形状を有するものであることにより、各フィ
ン84,84…の外端相互の間隔が各フィン84,84
…の内端相互の間隔よりも狭くなる。
【0030】また各フィン84,84…相互間は、上下
方向に延びる複数の補強部85,85…で相互に一体に
連結されるのであるが、それらの補強部85,85の外
端位置は、前記張出部84bの内面位置と同一に設定さ
れる。
【0031】このようなルーバー81からカバー80内
に導入される空気は、冷却ファン70で吸引されてラジ
エータ69を通過し、ラジエータ69内の冷却水を冷却
し、カバー80の下部に設けられている空気排出口86
から外部に排出される。
【0032】ところで、冷却ファン70は、図5で明示
するように、発電機カバー36の端壁36aに設けられ
ている貫通孔87を貫通するクランクシャフト31の端
部に固着されるものであり、貫通孔87の内面およびク
ランクシャフト31の外面間にはカバー80内に通じる
環状の間隙が生じている。このため、冷却ファン70の
作動時に冷却ファン70および端壁36a間の間隙88
に負圧が生じると、発電機カバー36内にも負圧が生
じ、発電機カバー36と、第1、第2エンジンブロック
32,33との結合面からダストや水の侵入が生じる可
能性がある。そこで、冷却ファン70は、発電機カバー
36の端壁36aに比較的長い距離にわたって対向する
ように形成されており、冷却ファン70および端壁36
a間の間隙88に負圧が生じることを極力防止してい
る。
【0033】図9において、カバー80を成形するため
のカバー成形用金型装置は、相互に近接・離反可能な第
1および第2金型91,92を備えるものであり、第1
金型91には、フィン84におけるフィン主部84aの
外側面および外端面ならびに張出部84bの外面および
先端面を形成する第1成形部91aが設けられ、第2金
型92には、フィン主部84aの内側面および内端面な
らびに張出部84bの内面を形成する第2成形部92a
が設けられる。
【0034】次にこの実施例の作用について説明する
と、カバー80に設けられるルーバー81を構成する複
数のフィン84,84…が、それらのフィン84,84
…の外端相互の間隔を各フィン84,84…の内端相互
の間隔よりも狭くした形状に形成されている。したがっ
て各フィン84,84…の外端相互の間隔を比較的狭く
設定することで、カバー80内への異物の侵入を効果的
に防止することができる。また各フィン84,84…の
内端相互の間隔は比較的広いので、各フィン84,84
…相互間の空気流通路83,83…の流通面積は、各フ
ィン84,84…の外端側の一部で小さくなるものの、
空気流通路83,83…の全長にわたって小さくなるこ
とはなく、各空気流通路83,83…を流通する冷却空
気の流通抵抗が大幅に増大することを避けて、冷却空気
を各空気流通路83,83…で整流しつつカバー80内
に円滑に導入し、ラジエータ69を効果的に冷却するこ
とができる。
【0035】じかもフィン84が、冷却空気取入口82
の中心線Cに対して傾斜して延びるとともに冷却空気取
入口82の外端周縁部に外端を面一に連ならせるフィン
主部84と、該フィン主部84の外端に鈍角をなして面
一に連設されて隣接のフィン84側に張出す張出部84
bとから成るものであり、フィン84の外端側の肉厚を
部分的に厚くするだけで、フィン84,84…の外端相
互の間隔を各フィン84,84…の内端相互の間隔より
も狭くしているので、フィン84,84…すなわちカバ
ー80の重量が大きく増大することを回避することがで
きる。
【0036】しかも各フィン84は、自動二輪車の下部
に配置されるカバー80に、外側方に向かうにつれて下
方位置となるように傾斜して形成されているので、自動
二輪車の右側方にいる人の視線からカバー80内を確実
に隠すことができ、商品性を向上することができる。
【0037】さらにカバー80を成形するためのカバー
成形用金型装置は、フィン主部84aの外側面および外
端面ならびに張出部84bの外面および先端面を形成す
る第1成形部91aを有する第1金型91と、フィン主
部84aの内側面および内端面ならびに張出部84bの
内面を形成する第2成形部92aを有する第2金型92
とを備えるものであり、第1および第2金型91,92
の型割り面を、フィン84の外端位置よりも内方側に設
定するようにして、フィン84の外端部にバリやシャー
プジエッジが生じることを防止してカバー80の外観性
を高め、商品性を向上することができる。
【0038】また第2金型92が有する第2成形部92
aの先端で張出部84bの内面を形成するようにして、
第2成形部92aの先端幅W2ならびに第1成形部91
aの先端幅W1を確保しつつフィン84相互の間隔を狭
めることができ、これによってもカバー80の商品性を
向上することができる。
【0039】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0040】たとえば上記実施例では、ラジエータ69
を覆うカバー80に本発明を適用した場合について説明
したが、本発明は、被冷却物を覆うカバーに設けられる
ルーバーに広く適用可能である。
【0041】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、カバー内への異物の侵入を効果的に防止することが
できる上に、各空気流通路を流通する冷却空気の流通抵
抗が大幅に増大することを避けて、冷却空気を各空気流
通路で整流しつつカバー内に円滑に導入することができ
る。
【0042】また請求項2記載の発明によれば、フィン
の外端側の肉厚を部分的に厚くするだけで、上記請求項
1に記載したフィンの形状を得ることができ、フィンす
なわちカバーの重量が大きく増大することを回避するこ
とができる。
【0043】さらに請求項3記載の発明によれば、第1
および第2金型の型割り面を、フィンの外端位置よりも
内方側に設定するようにして、フィンの外端部にバリや
シャープジエッジが生じることを防止してカバーの外観
性を高め、商品性を向上することができ、第2金型が有
する第2成形部の先端で張出部の内面を形成するように
して、第1および第2成形部の先端幅を確保しつつフィ
ン相互の間隔を狭めることができ、これによってもカバ
ーの商品性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクータ型の自動二輪車の全体側面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図3の4−4線矢視図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】カバーの側面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】図6の8−8線断面図である。
【図9】金型装置の一部を示す断面図である。
【符号の説明】
69・・・被冷却物としてのラジエータ 80・・・カバー 81・・・ルーバー 82・・・冷却空気取入口 83・・・空気流通路 84・・・フィン 84a・・・フィン主部 84b・・・張出部 91・・・第1金型 91a・・・第1成形部 92・・・第2金型 92a・・・第2成形部 C・・・中心線 L・・・直線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被冷却物(69)に向けて開口した冷却
    空気取入口(82)を有して前記被冷却物(69)を覆
    うカバー(80)に、前記冷却空気取入口(82)を複
    数の空気流通路(83)に分割する複数のフィン(8
    4)が、各空気流通路(83)の外端中心および内端中
    心間を結ぶ直線(L)を前記冷却空気取入口(82)の
    中心線(C)に対して傾斜させる配置で設けられて成
    る、カバーのルーバーであって、前記各フィン(84)
    が、それらのフィン(84)の外端相互の間隔を各フィ
    ン(84)の内端相互の間隔よりも狭くした形状に形成
    されることを特徴とするカバーのルーバー。
  2. 【請求項2】 合成樹脂から成る前記カバー(80)に
    一体に設けられる前記フィン(84)が、前記冷却空気
    取入口(82)の中心線(C)に対して傾斜して延びる
    とともに前記冷却空気取入口(82)の外端周縁部に外
    端を面一に連ならせるフィン主部(84a)と、該フィ
    ン主部(84a)の外端に鈍角をなして面一に連設され
    て隣接のフィン(84)側に張出す張出部(84b)と
    から成ることを特徴とする請求項1記載のカバーのルー
    バー。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のルーバーを有するカバー
    を成形するためのカバー成形用金型装置であって、前記
    フィン主部(84a)の外側面および外端面ならびに前
    記張出部(84b)の外面および先端面を形成する第1
    成形部(91a)を有する第1金型(91)と、前記フ
    ィン主部(84a)の内側面および内端面ならびに前記
    張出部(84b)の内面を形成する第2成形部(92
    a)を有する第2金型(92)とを備えることを特徴と
    するカバー成形用金型装置。
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