JP2000338722A - 電子写真用マゼンタトナー - Google Patents

電子写真用マゼンタトナー

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JP2000338722A
JP2000338722A JP11146759A JP14675999A JP2000338722A JP 2000338722 A JP2000338722 A JP 2000338722A JP 11146759 A JP11146759 A JP 11146759A JP 14675999 A JP14675999 A JP 14675999A JP 2000338722 A JP2000338722 A JP 2000338722A
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Japan
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toner
magenta toner
magenta
electrophotography
colorant
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English (en)
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Katsura Sakamoto
桂 阪本
Yuzo Horikoshi
裕三 堀越
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 彩度及び発色性に優れ、色相のズレがなく、
しかも色再現性に優れた電子写真用マゼンタトナーを提
供すること。 【解決手段】 バインダ樹脂及び着色剤を含む電子写真
用マゼンタトナーにおいて、バインダ樹脂がスチレン−
アクリル系共重合体からなりかつその共重合体を構成す
る繰り返し単位に20以上の比誘電率を有する単量体が
含まれ、かつ着色剤がアゾベンゼン系色素を含んでいる
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真用トナーに
関し、さらに詳しく述べると、彩度、発色性に優れ、色
相ズレがなく、しかも色再現性に優れた電子写真用マゼ
ンタトナーに関する。本発明の電子写真用マゼンタトナ
ーは、電子写真方式を利用していて2色以上を同時に印
刷できるフルカラーのイメージング装置、例えば電子写
真複写機、電子写真プリンタ、静電印刷機などの各種の
装置において現像剤として有利に使用することができ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、印刷機などで
広く普及している電子写真法としては、米国特許第2,
297,691号明細書などに開示された方式が周知で
ある。このような電子写真方式は、一般的には、例えば
感光体ドラムなどのような光導電性絶縁体上に一様な静
電荷を与え、様々な手段によって前記光導電性絶縁体に
光像を照射することによってその絶縁体上の静電荷を部
分的に消去して静電潜像を形成し、その静電荷の残った
潜像部分にさらにトナーと呼ばれる現像剤の微粉体を付
着させ、潜像を可視化することからなっている。また、
このようにして得られるトナー像は、必要に応じて、記
録紙などの記録媒体に転写した後、加圧、加熱、溶媒蒸
気の噴霧、光等の照射などの処理を経て記録媒体上に定
着せしめられる。このようにして、印刷物あるいは複写
物を得ることができる。
【0003】電子写真法において従来より静電潜像の現
像に用いられているトナーは、一般に、天然もしくは合
成の高分子物質よりなるバインダ樹脂にカーボンブラッ
ク等の着色剤、帯電制御剤などを分散させた後、得られ
た分散体を粉砕、分級して1〜30μm 程度の平均粒径
を有する球形微粉体となしたものである。また、このよ
うなトナーの製造法に代えて、懸濁重合、乳化重合、塊
状重合、析出重合等の重合法を用いて、バインダ樹脂と
しての重合体中に着色剤を含ませる製造法もある。
【0004】上記したようなトナーは、通常、単独で一
成分現像剤として用いられるかもしくは、例えば鉄粉、
フェライト粉、ガラスビーズなどの担体物質(キャリ
ヤ)に混合して、二成分現像剤として用いられる。例え
ばキャリヤとして鉄粉もしくは他の強磁性体粒子を使用
した場合、トナーとキャリヤからなる現像剤は、次のよ
うにして現像工程に供される。現像剤は、まず、現像装
置内で攪拌下に混合されることにより摩擦帯電し、さら
に、現像装置内に配備されたマグネットロールにより保
持されて磁気ブラシを形成する。磁気ブラシは、マグネ
ットロールが回転することにより光導電性絶縁体上の潜
像部分に運ばれ、帯電したトナーのみが電気的吸引力に
より潜像に付着することの結果、潜像が可視化される。
【0005】トナーは、上記したように、バインダ樹脂
及び着色剤を含むように構成される。ここで、トナーが
フルカラー印刷用である場合、1つのカラー成分として
使用されるマゼンタトナーは、通常、例えばキナクリド
ン系顔料、チオインジオ系顔料、キサンテン系染料、ア
ントラキノン系染料、アゾ系染料などの顔料あるいは染
料を着色剤として含有している。さらに具体的に示す
と、特公昭49−49651号公報には2,9−ジメチ
ルキナクリドン系顔料が、特開昭55−26574号公
報にはチオインジオ系顔料が、特開昭59−57256
号公報にはキサンテン系染料が、そして特公昭55−4
2383号公報にはアントラキノン系染料が、それぞれ
示されている。
【0006】ところで、トナーの着色剤として顔料ある
いは顔料系色材を使用した場合には、それが光に対して
安定なために耐光性の強い印刷物が得られるという効果
や、電子写真プロセスのような定着ローラ機構をもつプ
ロセスにおいて、ローラに塗布されるシリコーン系溶剤
への溶出が起こらないという効果などがある。一方、ト
ナーの着色剤として染料あるいは染料系色材を使用した
場合には、その発色機構が分子発色に由来するため、顔
料系色材に比較して少ない添加量で同等の発色を得るこ
とができ、かつ少量の添加で高い画像濃度を得ることが
できるという効果がある。また、このような色材を使用
した場合には、バインダ樹脂中の色材分散が分子状態の
ため、透過性及びしたがって彩度も高くなるという効果
がある。さらに、このような色材は、顔料系のそれに比
較して帯電の立ち上がりが速いため、画像面積の大きな
画像を印刷してもトナー補給量の急激な増加が起こりに
くいという効果や、帯電不十分なトナーの発生などによ
るトナーカブリやトナー飛散の問題を抑制できるという
効果もある。
【0007】染料系の色材のなかでも、アゾ系染料、特
にアゾベンゼン系色素は、印刷材料以外の用途において
も特に実用に供されており、種類、数ともに最も多いと
考えられる。アゾベンゼン系色素において、それを構成
する化合物の基本骨格はPhN=NPhであり、それぞ
れのPhに電子供与性あるいは電子吸引性の官能基が結
合している。この官能基がまた多種多様であり、官能基
の種類、数のバリエーションにより光の吸収スペクトル
が変動し、これがまたトナーの色目を決定する要因とな
っている。このような点で、アゾベンゼン系色素は、上
記した顔料系の色材のように顔料そのものの色目がトナ
ーの色相を支配するものとは異なっている。
【0008】また、アゾベンゼン系色素は、ベンゼン環
内で局在励起電子が顕著で安定性の高いアントラキノン
系染料とは分子構造的に大きく異なるので、分子内電荷
移動に寄与する要因が大きく、使用するバインダ樹脂の
影響を大きく受け、したがって、得られるトナーの色相
を調整するのが非常に困難である。例えば、スチレン−
アクリル系共重合体からなるバインダ樹脂と組み合わせ
て、アゾベンゼン系色素を着色剤として使用して電子写
真用マゼンタトナーを調製したような場合には、アゾベ
ンゼン系色素の使用に特有の欠点としてトナーの色相の
ズレが発生する。具体的には、トナーの色相が大きく黄
みの方向、つまりマゼンタよりも赤に近い発色を示すた
め、所望とするマゼンタ色相を得ることが困難である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、した
がって、特にフルカラー印刷において使用した時に、着
色剤としてのアゾベンゼン系色素の特徴を生かして彩度
及び発色性に優れ、アゾベンゼン系色素の使用に原因し
た色相のズレがなく、しかも色再現性に優れた電子写真
用マゼンタトナーを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このた
び、バインダ樹脂及び着色剤を含む電子写真用マゼンタ
トナーにおいて、バインダ樹脂としてスチレン−アクリ
ル系共重合体を使用しかつその共重合体を構成する繰り
返し単位に20以上の比誘電率を有する単量体を含ま
せ、かつ着色剤としてアゾベンゼン系色素を使用するこ
とによって、上記した課題を解決し得るということを見
い出した。
【0011】本発明によれば、色相ズレに起因して色再
現性の低いアゾベンゼン系色素を着色剤として使用した
スチレン−アクリル系マゼンタトナーにおいて、バイン
ダ樹脂であるスチレン−アクリル系共重合体を構成する
繰り返し単位中に、20以上の比誘電率を有する単量体
を構成単量体として含ませることによって、得られるマ
ゼンタトナーの色相角を「ジャパンカラーマゼンタ」と
の変位差±10°以内に制御することができ、色再現性
と彩度が高い印刷画像を提供することができる。ここ
で、「ジャパンカラーマゼンタ」とは、日本印刷学会で
規格化した「ジャパンカラー(Japan Colo
r)」のマゼンタを指し、その色相角(マゼンタ色相
角)は355°である。また、このマゼンタ色相角の許
容範囲として、本発明では特に、マゼンタ色相角355
°を基準に、±10°以内(345°〜5°)の変位差
を設定した。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明による電子写真用マゼンタ
トナーは、上記したように、バインダ樹脂及び着色剤を
主たる成分として含有するものでありかつ、必要に応じ
て、この技術分野において一般的に行われているよう
に、いろいろな添加剤、例えば電荷制御剤、外添剤など
を含有していてもよい。また、本発明のマゼンタトナー
は、単独で一成分現像剤として用いられてもよく、さも
なければ、例えば鉄粉、フェライト粉、ガラスビーズな
どの担体物質(キャリヤ)に混合して、二成分現像剤と
して用いられてもよい。
【0013】本発明のトナーの主成分のひとつであると
ころのバインダ樹脂は、スチレン−アクリル系共重合体
からなる樹脂であることが必要である。これは、スチレ
ン−アクリル系共重合体の場合、汎用の樹脂であって入
手が容易でありかつ安価であるばかりでなく、従来にお
いて常用されているバインダ樹脂であるポリエステル樹
脂、ポリスチレン樹脂に比較して極性がかなり低く、着
色剤、特にアゾベンゼン系色素を添加した場合にもその
添加効果に悪影響を及ぼさないからである。本発明者ら
は、スチレン−アクリル系共重合体以外のバインダ樹脂
にアゾベンゼン系色素を添加した場合には正しい色相を
発現させることができないことを確認している。
【0014】また、本発明でバインダ樹脂として使用す
るスチレン−アクリル系共重合体の場合、その共重合体
を構成する繰り返し単位に20以上の比誘電率を有する
単量体が含まれていることが必要である。このような特
定の比誘電率を有する単量体をスチレン−アクリル系共
重合体中に組み込むことによって、組み合わせて使用さ
れるアゾベンゼン系色素の優れた特性をなんらの悪影響
もなく発現させることは、本発明者らによる全く新しい
試みである。この試みに至った経緯を以下に説明する。
【0015】常法に従い、アゾベンゼン系色素を着色剤
として使用するとともに、この色素をバインダ樹脂とし
てのスチレン−アクリル系共重合体に分散あるいは染色
してマゼンタトナーを調製する場合、得られるマゼンタ
トナーの色相角は約20°となる。また、この値は、日
本印刷学会で規格化されたジャパンカラーマゼンタの色
相角355°に比べて25°黄みよりにシフトしてい
る。
【0016】本発明者らは、この黄みよりのシフトを抑
制あるいは低減することに関して鋭意研究した結果、バ
インダ樹脂として使用するスチレン−アクリル系共重合
体の変性が有効であるという知見に達し、各種の単量体
をスチレン−アクリル系共重合体に付加することについ
ての調査を行った。その結果、ある種の単量体に限って
色相角の変位があることが確認され、さらに、単量体の
物性と色相角の変位の関係に着目したところ、単量体の
比誘電率の大きさが色相角の変位と相関あることが確認
された。そこで、単量体の組成を変えながら色相角及び
最大吸収スペクトルを調査したところ、スチレン−アク
リル系共重合体に付加する単量体の比誘電率が20以上
であるときに、得られるマゼンタトナーの色相角を「ジ
ャパンカラーマゼンタ」の色相角355°との変位差±
10°以内に制御可能であることが確認できた。本発明
者らの知見によると、スチレン−アクリル系共重合体に
付加すべき単量体の比誘電率の上限は、所望とする効果
が得られる限りにおいて特に限定されないというもの
の、通常、約40である。
【0017】20以上の比誘電率を有する単量体は、こ
れも所望とする効果が得られる限りにおいて特に限定さ
れないというものの、好ましくはジオール系の化合物で
ある。本発明の実施において有利に使用することのでき
る20以上の比誘電率を有する単量体は、例えば、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、1,3−ブタンジ
オール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオ
ール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、1,6−ネオペンチルグリコール、エチレング
リコールジブチルエーテル、メタクリルアミド、メタク
リロイルクロライド、2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸などである。これらの単量体は、単
独で使用してもよく、あるいは2種類以上の単量体を組
み合わせて使用してもよい。
【0018】上記したような20以上の比誘電率を有す
る単量体を付加したスチレン−アクリル系共重合体は、
その単量体と共重合体の出発物質である単量体を一緒に
して、例えば懸濁重合、乳化重合、塊状重合、析出重合
等の常用の重合法に従って重合させ、調製することがで
きる。また、必要に応じて、この重合の過程で着色剤と
してのアゾベンゼン系色素も存在させ、得られる共重合
体中にアゾベンゼン系色素を含ませてもよい。本発明で
使用するこのようなスチレン−アクリル系共重合体の分
子量は、所望とする効果などに応じて広い範囲で選択す
ることができ、通常、約2,000〜10,000の範
囲である。
【0019】本発明の実施においてバインダ樹脂中に分
散させるなどして用いられる着色剤、すなわち、アゾベ
ンゼン系色素は、フルカラーの電子写真印刷の分野で使
用されている各種の色素のなかから適当な色素を選択し
て使用することができる。適当なアゾベンゼン系色素の
例は、以下に列挙するものに限定されるわけではないけ
れども、 C.I.Solvent Red 1、 C.I.Solvent Red 3、 C.I.Solvent Red 8、 C.I.Solvent Red 24、 C.I.Solvent Red 25、 C.I.Solvent Red 27、 C.I.Solvent Red 30、 C.I.Solvent Red 49、 C.I.Solvent Red 100、 などである。これらの色素は、単独で使用してもよく、
さもなければ、より望ましいマゼンタ色を得るために2
種類以上の色素を混合して使用してもよい。
【0020】本発明のマゼンタトナーは、さらに、トナ
ーの帯電特性を制御する目的などで、この技術分野にお
いて常用の電荷制御剤を含有していてもよい。適当な電
荷制御剤としては、例えば、正帯電トナーにはニグロシ
ン染料、脂肪酸金属塩、第4アンモニウム塩などの電子
供与性物質を、負帯電トナーにはアゾ系含金属染料、塩
素化パラフィン、塩素化ポリエステルなどの電子受容性
物質を、それぞれ挙げることができる。
【0021】また、トナー像をヒートロールで定着する
ような場合には、離型剤あるいはオフセット防止剤とし
て、各種のワックス、例えば低分子量のポリプロピレン
あるいはポリエチレンなどを使用してもよい。さらに、
本発明のマゼンタトナーは、トナーの流動性の向上、そ
の他の目的のために、例えば疎水性シリカ、酸化チタン
などを外添剤として使用してもよい。本発明のトナーで
は、必要に応じて、疎水性シリカあるいは酸化チタンに
加えて、その他の常用の無機粒子、樹脂粒子などをさら
に外添してもよい。
【0022】本発明のマゼンタトナーは、従来常用のト
ナーの組成に準じてその組成比を広い範囲で変更して使
用することができる。例えば、一般的に、トナーの全量
を基準にして、 バインダ樹脂 75〜90重量% 着色剤 5〜45重量% 電荷制御剤 1〜5重量% 離型剤 0〜5重量% 外添剤 0〜5重量% の組成比で使用することができる。これらのトナー成分
は、必要に応じて、上記した範囲よりも多くても、さも
なければ少なくてもよい。
【0023】また、このようなマゼンタトナーは、通
常、球状微粉体の形で使用することができ、その球状微
粉体のサイズ(平均粒径)は広い範囲で変更することが
できるというものの、通常、約1〜30μmの範囲であ
り、好ましくは約2〜20μmの範囲であり、さらに好
ましくは約3〜30μmの範囲である。トナーの平均粒
径が30μmを上回ると、現像性が低下し、忠実な現像
ができなくなり、解像性も低下するであろう。反対に、
トナーのトナー粒径が1μmを下回ると、満足のいく現
像を行うことができないばかりか、空気中に飛散したり
するので、安全衛生上好ましくない。
【0024】本発明による電子写真用マゼンタトナー
は、上記したようなトナー成分を出発物質として使用し
て、いろいろな手順に従って調製することができる。本
発明のマゼンタトナーは、例えば、機械的粉砕法に従っ
て、次のような手順で有利に調製することができる。 (1)材料の混合 バインダ樹脂、着色剤、電荷制御剤などを計量した後、
粉体混合機で均一に混合する。粉体混合機としては、例
えば、ボールミルなどを使用することができる。着色
剤、電荷制御剤などが樹脂バインダ中に均一に分散せし
められる。
【0025】なお、この工程の変更例として、バインダ
樹脂のスチレン−アクリル系共重合体を重合により調製
する段階で、着色剤としてのアゾベンゼン系色素を一緒
に存在させて重合を行ってもよい。 (2)溶融混練 得られた混合物を加熱溶融させ、さらに混練する。スク
リュー押出機(エクストルーダ)、ロールミル、ニーダ
などを有利に使用することができる。着色剤粒子の微細
化と均一分散などが達成される。 (3)冷却固化 混練の完了後、得られた混練物を冷却し、固化させる。 (4)粉砕 固化した混練物を先ず最初にハンマーミル、カッターミ
ルなどの粗粉砕機で粗粉砕し、さらに続けて、ジェット
ミルなどの微粉砕機で微粉砕する。 (5)分級 微粉砕の完了後、トナー流動性の低下、トナーの飛散を
引き起こす微小粒子及び画質の低下を引き起こす粗大粒
子を除去するため、得られた微粉砕粒子を分級する。分
級装置としては、例えば、遠心力を利用した風力分級機
を使用することができる。球状のトナー微粉体が得られ
る。 (6)表面処理 最終工程として、トナーの流動性の向上、その他の目的
のため、得られた球状トナー微粉体の表面に疎水性シリ
カあるいは酸化チタン及び必要に応じてその他の外添剤
を添加し、付着させる。装置としては、例えば、高速流
動型混合機を使用することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明をその好ましい実施例を参照し
て詳細に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例に
限定されるものではないことを理解されたい。実施例1 下記の化合物を記載の量で用意した。
【0027】 スチレン 80重量部、 ブチルアクリレート 10重量部、 エチレングリコール(比誘電率εr =37) 10重量部、 着色剤:C.I.Solvent Red 30 3重量部、及び 水 500重量部、 これらの化合物をホモジナイザーに入れて、回転速度1
0,000rpmで高速攪拌した。得られたエマルジョ
ンを、渦巻き還流化器、温度計及び攪拌羽根を装備した
三つ口フラスコ(1,000ml)に投入し、4重量部の
AIBN(アゾビスイソブチロニトリル)を重合開始剤
として添加した後、8時間にわたって懸濁重合を行っ
た。重合の条件は、攪拌速度が50rpm、重合温度が
85℃、重合時間が8時間であった。重合が完了した
後、得られた重合生成物をボールミルで混合攪拌し、1
40℃に加熱したエクストルーダで溶融混練した。得ら
れた混練物を冷却固化した後、粉砕機で粗粉砕し、さら
にジェットミルで微粉砕した。得られた微粉末を風力分
級機で分級した。得られた粒子をさらに蒸留水で洗浄
し、室温条件下で一昼夜にわたって真空乾燥した。平均
粒径5μmの球形マゼンタトナー微粒子が得られた。 〔印刷試験〕上記のようにして調製したマゼンタトナー
に対して、0.5重量%の疎水性シリカ、R972(商
品名、日本アエロジル社製)を外添した。次いで、この
トナーをマグネタイトキャリヤ、KBN−100(商品
名、日立金属製)と混合してトナー濃度5重量%の現像
剤を調製した。得られた現像剤を他の3種類のカラー現
像剤(黒色、イエロー及びシアン、富士通製)とともに
光プリンタ、Print Partner 8000
(富士通製)に搭載し、普通紙に対してフルカラー印刷
を行った。オリジナルに比較可能な鮮明な印刷物を繰り
返し印刷することができた。 〔印刷特性の評価〕上記のようにして調製したマゼンタ
色の現像剤の印刷特性を評価するため、この現像剤を光
プリンタ、Print Partner 8000(富
士通製)に搭載し、普通紙に対してベタ画像の印刷を行
った。得られたベタ画像の色相角を分光濃度計、938
(X−RITE製)を用いて測定したところ、図1の色
度図にプロットするような結果が得られた。この色度図
から理解されるように、本例で調製したマゼンタトナー
の場合、その色相角は348°であり、換言すると、
「ジャパンカラーマゼンタ」の色相角355°との変位
差±10°以内に制御可能であり、マゼンタの色相とし
て許容範囲内にあることが確認された。実施例2 前記実施例1に記載の手法を繰り返したが、本例の場
合、エチレングリコールに代えてプロピレングリコール
(比誘電率εr =30)を同量で使用した。
【0028】印刷試験の結果は、前記実施例1のものに
比較可能な良好な結果であった。また、印刷特性の評価
の結果は、図1にプロットするようにマゼンタトナーの
色相角が353°であり、マゼンタの色相として許容範
囲内にあることが確認された。実施例3 前記実施例1に記載の手法を繰り返したが、本例の場
合、エチレングリコールに代えてメタクリロイルクロラ
イド(比誘電率εr =20)を同量で使用した。
【0029】印刷試験の結果は、前記実施例1のものに
比較可能な良好な結果であった。また、印刷特性の評価
の結果は、図1にプロットするようにマゼンタトナーの
色相角が4°であり、マゼンタの色相として許容範囲内
にあることが確認された。比較例1 前記実施例1に記載の手法を繰り返したが、本例の場
合、比較のため、エチレングリコールに代えて2−ジメ
チルアミノメタクリレート(比誘電率εr =14)を同
量で使用した。
【0030】印刷試験の結果、得られた印刷物が彩度、
発色性及び色再現性に関して前記実施例1〜3のものに
比べて劣るということが確認された。また、印刷特性の
評価の結果は、図1にプロットするようにマゼンタトナ
ーの色相角が10°であり、マゼンタの色相として許容
範囲ぎりぎりにあることが確認された。実際、本例の場
合には、マゼンタの色相として黄み側にシフトし、十分
な色相を示さないということが確認された。比較例2 前記実施例1に記載の手法を繰り返したが、本例の場
合、比較のため、エチレングリコールに代えてメタクリ
ル酸(比誘電率εr =6)を同量で使用した。
【0031】印刷試験の結果、得られた印刷物が彩度、
発色性及び色再現性に関して前記実施例1〜3のものに
比べて劣るということが確認された。また、印刷特性の
評価の結果は、図1にプロットするようにマゼンタトナ
ーの色相角が12°であり、マゼンタの色相として許容
範囲の外にあることが確認された。実際、本例の場合に
は、マゼンタの色相として青み側にシフトし、十分な色
相を示さないということが確認された。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、フルカラー印刷において使用した時に、着色剤とし
てのアゾベンゼン系色素の特徴を生かして彩度及び発色
性に優れ、アゾベンゼン系色素の使用に原因した色相の
ズレがなく、しかも色再現性に優れた電子写真用マゼン
タトナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例及び比較例で調製したマゼンタトナーの
色相角を示す色度図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バインダ樹脂及び着色剤を含む電子写真
    用マゼンタトナーであって、 前記バインダ樹脂がスチレン−アクリル系共重合体から
    なりかつその共重合体を構成する繰り返し単位に20以
    上の比誘電率を有する単量体が含まれ、かつ前記着色剤
    がアゾベンゼン系色素を含んでなることを特徴とする電
    子写真用マゼンタトナー。
  2. 【請求項2】 前記スチレン−アクリル系共重合体中に
    含まれる20以上の比誘電率を有する単量体が、エチレ
    ングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリ
    コール、トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオ
    ール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオー
    ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
    ール、1,6−ネオペンチルグリコール、エチレングリ
    コールジブチルエーテル、メタクリルアミド、メタクリ
    ロイルクロライド及び2−アクリルアミド−2−メチル
    プロパンスルホン酸からなる群から選ばれた1員である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子写真用マゼンタ
    トナー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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