JP2000339715A - 静圧空気軸受を用いた自動焦点調整装置 - Google Patents

静圧空気軸受を用いた自動焦点調整装置

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JP2000339715A
JP2000339715A JP14623699A JP14623699A JP2000339715A JP 2000339715 A JP2000339715 A JP 2000339715A JP 14623699 A JP14623699 A JP 14623699A JP 14623699 A JP14623699 A JP 14623699A JP 2000339715 A JP2000339715 A JP 2000339715A
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static pressure
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bearing housing
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Takashi Tsurukubo
隆 鶴窪
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズを固定した鏡筒を、圧縮空気によ
り確実に自動焦点させる。 【解決手段】 鏡筒2の小径円筒部2bを軸受筐体11
の貫通孔11a内に圧縮空気の静圧により浮遊した態で
上下動可能に支持する第1静圧空気軸受10Aと、鏡筒
2を軸受筐体11に対して上限ストッパ26に接触する
まで上動させる第2静圧空気軸受10Bとを分離して設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式ディスク原
盤装置に適用され、記録ビ−ム又は再生ビ−ムを絞り込
むために静圧空気軸受を用いた自動焦点調整装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、静圧空気軸受を用いた自動焦
点調整装置は、対物レンズを固定する鏡筒を圧縮空気に
よる静圧空気軸受でガイドすることで、対物レンズの可
動範囲が大きく取れ、対物レンズの光軸方向の追従性能
が良好となるために、光学式ディスク原盤装置に適用さ
れている。
【0003】この種の従来の静圧空気軸受を用いた自動
焦点調整装置の一例を図2を用いて説明する。
【0004】図2は従来の静圧空気軸受を用いた自動焦
点調整装置を説明するための図であり、(A)は(B)
のM−M矢視断面図であり、(B)は縦断面図である。
【0005】図2(A),(B)に示した従来の静圧空
気軸受を用いた自動焦点調整装置1Aにおいて、鏡筒2
が段付き円筒状に形成されており、上部フランジ部2a
は大径で厚みが薄く形成され、この上部フランジ部2a
の下方は上部フランジ部2aより小径で長尺に小径円筒
部2bが形成されている。また、鏡筒2の内部中央に貫
通孔2cが形成されており、この貫通孔2c内に対物レ
ンズ3が接着材などを用いて固定されている。
【0006】また、上記した鏡筒2は、後述するよう
に、固定設置されたリング状の軸受筐体11内を重力方
向に向けられて、圧縮空気により浮遊している状態で支
持されている。そして、鏡筒2の下端部側には、円盤状
の光学式ディスク原盤7が図示しないターンテーブル上
に載置されて、ターンテーブルと一体に回転自在になっ
ている。この光学式ディスク原盤7の上面には情報信号
記録用のフォトレジストが塗布されている。
【0007】また、4は情報信号を記録するための記録
用のメインビームであり、ここではブルー&紫外線レー
ザを用いている。一方、5は焦点調整用のサブビームで
あり、ここでは赤レーザを用いている。この際、焦点調
整用のサブビーム5は、光学式ディスク原盤7上に照射
するための往きのサブビーム5aと、往きのサブビーム
5aが光学式ディスク原盤7で反射された戻りのサブビ
ーム5bとからなる。
【0008】そして、図示しないレーザ光源から出射し
た記録用のメインビーム4は対物レンズ3により絞られ
て光学式ディスク原盤7に照射されて情報信号がフォト
レジスト上に記録露光される。一方、焦点調整用のサブ
ビーム5はメインビーム4のレーザ光源とは異なるレー
ザ光源(図示せず)から出射されており、ここで往きの
サブビーム5aが対物レンズ3により絞られて光学式デ
ィスク原盤7に照射され、この光学式ディスク原盤7で
反射した戻りのサブビーム5bを2分割フォトディテク
タ−(図示せず)に取り込んで、対物レンズ3の焦点情
報を得ている。この際、焦点調整用のサブビーム5は情
報記録用のフォトレジストに対して感度特性の低い波長
のレーザ(赤レーザ)が用いられている。
【0009】また、鏡筒2の上部フランジ部2aの下方
に形成した小径円筒部2bは、静圧空気軸受10を形成
したリング状の軸受筐体11の中央に形成した貫通孔1
1a内に僅かの隙間を隔てて圧縮空気の静圧により浮遊
している状態で嵌合し、鏡筒2が対物レンズ3の光軸に
沿って上下動可能になっている。
【0010】上記した静圧空気軸受10の軸受筐体11
はアルミ材などを用いてリング状に形成されており、こ
の下面11bにリング状空気道11eが形成され、この
リング状空気道11eは下側を遮蔽円盤12で遮蔽され
ている。また、軸受筐体11の内部には、外周部11c
から中央の貫通孔11aに向かって下段と上段の2段に
わたって第1,第2横空気道11f,11gが円周に沿
って略等間隔の角度に分割されて放射状に複数形成され
ており、これら第1,第2横空気道11f,11gの外
周部側は下記する圧縮空気入り口11hを除いてシール
ド材13で閉鎖され、且つ、第1,第2横空気道11
f,11gの貫通孔11a側の先端が絞られて貫通孔1
1aに連通している。また、下段の第1横空気道11f
のうちの1本は外周部11cに形成した圧縮空気入り口
11hに接続されている。また、軸受筐体11の下面1
1bに形成したリング状空気道11eと、第1,第2横
空気道11f,11gとを接続するために第1縦空気道
11iが複数形成されている。更に、上段の第2横空気
道11gから上方に向かって第2縦空気道11jが形成
されており、この第2縦空気道11jは後述するセンタ
ーポール23の下面23cに形成したリング状空気道2
3dに連通している。
【0011】そして、フィルタ(図示せず)を通過した
清浄な圧縮空気圧を軸受筐体11の圧縮空気入り口11
hから入れると、この圧縮空気入り口11hと連通した
1本の第1横空気道11f及び第1縦空気道11iから
下方のリング状空気道11eに導かれ、この後、複数の
第1縦空気道11iを介して下段及び上段の第1,第2
横空気道11f,11gから圧縮空気が軸受筐体11の
中央に形成した貫通孔11a内に流入して、鏡筒2の小
径円筒部2bを軸受筐体11の貫通孔11a内で圧縮空
気の静圧により浮遊させている。
【0012】次に、鏡筒2の上部フランジ部2aの下方
と、軸受筐体11の上面11dとの間には、鏡筒2を上
下動させるために電磁気回路による電磁気駆動手段20
が取り付けられている。
【0013】上記した電磁気駆動手段20は、鏡筒2の
上部フランジ部2aの外周部にリング状のコイルボビン
21が立ち下がって取り付けられており、このコイルボ
ビン21に駆動コイル22が巻かれている。
【0014】また、軸受筐体11の上面11dには、セ
ンターポール23が取り付けられており、このセンター
ポール23は軟磁性材料を用いて大径部23aと小径部
23bとで段付きリング状に形成されている。
【0015】上記したセンターポール23の大径部23
a上には、リング状の永久磁石24と、リング状のヨー
ク25とが積層されており、リング状のヨーク25はコ
イルボビン21に巻き付けた駆動コイル22と対向して
いる。更に、ヨーク25上には鏡筒2の上動を規制する
上限ストッパ26が取り付けられている。
【0016】そして、駆動コイル22と、ヨーク25
と、永久磁石24と、センターポール23とで電磁気回
路が形成されている。そして、この電磁気回路では光学
式ディスク原盤7で反射した焦点調整用の戻りサブビー
ム5bと対応した対物レンズ3への焦点情報に基づいて
駆動コイル22に制御電流を流して出力された電磁力に
より、鏡筒2を対物レンズ3の光軸に沿って上下動させ
るようになっている。
【0017】また、センターポール23の小径部23b
はリング状のコイルボビン21の内側に進入して、鏡筒
2の上部フランジ部2aの下面近傍まで突出している。
【0018】また、センターポール23の下面23cは
軸受筐体11の上面11d上に取り付けられており、こ
のセンターポール23の下面23cにリング状空気道2
3dが形成されており、このリング状空気道23dは軸
受筐体11の第2縦空気道11jと連通している。
【0019】また、センターポール23に形成したリン
グ状空気道23dから縦空気道23eが小径部23b内
を上方に向かって複数形成されており、この縦空気道2
3eの上端は絞られて鏡筒2の上部フランジ部2aの下
面側の隙間Sに連通している。
【0020】ここで、軸受筐体11の圧縮空気入り口1
1hから進入して第2縦空気道11jに至った圧縮空気
は、第2縦空気道11jからセンターポール23のリン
グ状空気道23dに流入し、このリング状空気道23d
と連通した縦空気道23eを介して鏡筒2の上部フラン
ジ部2aの下面側の隙間Sに送り出されるので、この送
り出された圧縮空気により鏡筒2の上部フランジ部2a
の下面を押し上げて鏡筒2を上限ストッパ26に接触規
制されるまで上動させると共に、送り出された圧縮空気
はコイルボビン21とセンタ−ポ−ル23との微少隙間
を通過して大気中に流出している。この際、対物レンズ
3を固定した鏡筒2の上下方向の可動量はおよそ3mm
あれば目視による確認もでき易く十分である。また、鏡
筒2の可動量が3mm程度あれば、光学式ディスク原盤
装置において光学式ディスク原盤7の装着時に自動焦点
調整装置1A全体をメカニカル的な上下動機構(図示せ
ず)にて上昇させ、鏡筒2の下端部を光学式ディスク原
盤7より逃がす機構部が不要になり装置としての剛性を
上げることができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の静圧空気軸受を用いた自動焦点調整装置1Aによる
と、鏡筒2内に固定した対物レンズ3で集光された記録
用のメインビーム4により光学式ディスク原盤7に情報
信号を記録露光中には、光学式ディスク原盤7の面振れ
等による焦点ズレを光学式ディスク原盤7で反射した焦
点調整用の戻りのサブビーム5bと対応した対物レンズ
3への焦点情報に基づいて駆動コイル22に制御電流を
流して、鏡筒2を上下動させることで対物レンズ3の焦
点合わせを行っている。通常、この焦点位置は対物レン
ズ3を固定した鏡筒2が上下方向に可動する範囲の中間
点位置ぐらいに設定しているが、この合焦動作中にもセ
ンタ−ポ−ル23に形成した縦空気道23eから圧縮空
気が常に吐出して、鏡筒2は上限ストッパ26に接触規
制されるまで上昇する力を受けている。このため、駆動
コイル22には常に、上昇する力をキャンセルする下降
駆動力をオフセットコイル電流として流す必要があり、
駆動コイル22の負担が増大する。
【0022】一方、センタ−ポ−ル23に形成した縦空
気道23eからの圧縮空気の吐出は音響振動を伴うと共
に、さらに固定部のセンタ−ポ−ル23と可動部の鏡筒
2とコイルボビン21とで囲まれた隙間Sは、縦空気道
23eからの圧縮空気で加圧状態になっており、鏡筒2
の小径円筒部2bが軸受筐体11の中央に形成した貫通
孔11a内を圧縮空気により非接触で浮遊して微少に上
下動して合焦動作している時、可動部の鏡筒2とコイル
ボビン21はより異常振動し易くなる。これらの異常振
動は異常信号として光学式ディスク原盤7に記録され、
この異常信号はフォ−カス、トラッキング性能劣化とし
て光学式ディスク原盤7の記録品質低下をまねいてしま
うという恐れがある。
【0023】更に、軸受筐体11に形成した一本の圧縮
空気入り口11hから挿入した圧縮空気で、鏡筒2を軸
受筐体11に対して浮遊させる静圧空気軸受機能と、鏡
筒2を軸受筐体11に対して上動させる上動機能とを兼
用しているために以下の問題も起こる。
【0024】即ち、鏡筒2を軸受筐体11の上方に取り
付けた上限ストッパ26に接触規制されるまで上動させ
る調整は、センタ−ポ−ル23に形成した縦空気道23
eからの圧縮空気の吐出量で行うが、これは主に縦空気
道23eの直径と圧縮空気の圧力で決まり、縦空気道2
3eの直径のアンバランス等を吸収して上動量を調整す
るのは圧力の微調整である。
【0025】一方、鏡筒2の小径円筒部2bを軸受筐体
11の貫通孔11a内で浮遊させるには圧縮空気の静圧
を最良の圧力値に設定する必要があるものの、センタ−
ポ−ル23に形成した縦空気道23eの微調整で振られ
てしまい最良の空気軸受性能が発揮できないし、更に、
センタ−ポ−ル23の縦空気道23eと鏡筒2の上部フ
ランジ部2aとの位置関係で縦空気道23eからの圧縮
空気の吐出量の変化で微妙に圧縮空気の圧力変動を起こ
してしまう。これは同じように鏡筒2の異常な微振動を
引き起こしてしまい、この振動は異常信号として光学式
ディスク原盤7に記録され、この異常信号はフォ−カ
ス、トラッキング性能劣化として光学式ディスク原盤7
の記品質低下をまねいてしまうという恐れがあるそこで
本発明では、上記の不都合を解消し、最良の静圧空気軸
受性能が発揮でき、フォ−カス、トラッキング性能の良
い静圧空気軸受を用いた自動焦点調整装置が望まれてい
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、重力方向に向けられ、且つ、上
部に大径の上部フランジ部を形成し、且つ、この上部フ
ランジ部の下方に形成した小径円筒部内に対物レンズを
固定した鏡筒と、前記鏡筒の小径円筒部を、固定設置し
た軸受筐体の貫通孔内に圧縮空気の静圧により浮遊した
状態で嵌合させ、前記軸受筐体内に形成した第1空気道
手段を介して前記圧縮空気を前記貫通孔内に吐出させる
ことで前記鏡筒を上下動可能に支持する第1静圧空気軸
受と、前記鏡筒に取り付けた駆動コイルと、該駆動コイ
ルと対向して前記軸受筐体に取り付けた永久磁石及びヨ
ークとで電磁気回路を形成し、この電磁気回路で前対物
レンズへの焦点情報に基づいて出力された電磁力により
前記鏡筒を上下動させる電磁気駆動手段と、前記軸受筐
体内に形成した第1空気道手段とは異なる第2空気道手
段を介して圧縮空気を前記鏡筒の上部フランジ部に向け
て吐出させることで、前記鏡筒を前記軸受筐体に対して
上限ストッパに接触するまで上動させる第2静圧空気軸
受とを備えたことを特徴とする静圧空気軸受を用いた自
動焦点調整装置である。
【0027】上記発明の静圧空気軸受を用いた自動焦点
調整装置において、前記第2静圧空気軸受は、前記対物
レンズへの自動焦点非動作時、自動焦点引き込み動作
時、自動焦点動作終了時及び自動焦点動作異常時に前記
鏡筒の上部フランジ部に向けて前記圧縮空気を吐出させ
る一方、前記対物レンズへの自動焦点引き込み動作が完
了して自動焦点動作中には前記圧縮空気の吐出を停止さ
せることを特徴とする静圧空気軸受を用いた自動焦点調
整装置である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る静圧空気軸受
を用いた自動焦点調整装置の一実施例を図1を参照して
詳細に説明する。
【0029】図1(A),(B)は本発明に係る静圧空
気軸受を用いた自動焦点調整装置を説明するための図で
あり、(A)は(B)のN−N矢視断面図であり、
(B)は縦断面図である。尚、説明の便宜上、先に従来
例で示した構成部材と同一構成部材に対しては同一の符
号を付して適宜説明し、且つ、従来例と異なる点を中心
に説明する。
【0030】図1(A),(B)に示した本発明に係る
静圧空気軸受を用いた自動焦点調整装置1Bでは、鏡筒
2を軸受筐体11に対して圧縮空気により浮遊させる静
圧空気軸受機能と、鏡筒2を軸受筐体11に対して圧縮
空気により上動させる上動機能とを、従来で説明したよ
うな同一の圧縮空気入り口から挿入した圧縮空気で行う
ことなく、静圧空気軸受機能は軸受筐体11に形成した
第1圧縮空気入り口11hから挿入した圧縮空気で行
い、一方、上動機能は軸受筐体11に形成した第2圧縮
空気入り口11pから挿入した圧縮空気で行うことを特
徴とするものである。
【0031】即ち、本発明に係る静圧空気軸受を用いた
自動焦点調整装置1Bにおいて、重力方向に向けられた
鏡筒2の上部に大径の上部フランジ部2aが形成され、
且つ、この上部フランジ部2aの下方に形成した小径円
筒部2bに形成した貫通孔2c内に対物レンズ3が接着
材などを用いて固定されている。また、鏡筒2の下端部
側には、円盤状の光学式ディスク原盤7が図示しないタ
ーンテーブル上に載置されて、ターンテーブルと一体に
回転自在になっている。また、鏡筒2の上部フランジ部
2aの下方に形成した小径円筒部2bは、第1静圧空気
軸受10Aを構成するリング状の軸受筐体11の中央に
形成した貫通孔11a内に僅かの隙間を隔てて圧縮空気
の静圧により浮遊している状態で嵌合し、鏡筒2が対物
レンズ3の光軸に沿って上下動可能になっている。ま
た、記録用のメインビーム4及び焦点調整用のサブビー
ム5は対物レンズ3により絞られて光学式ディスク原盤
7に照射されており、この際、光学式ディスク原盤7で
反射した焦点調整用の戻りのサブビーム5bを2分割デ
テクタ−(図示せず)に取り込んで、対物レンズ3への
焦点情報を得ている。
【0032】また、鏡筒2の上部フランジ部2aの下方
と、軸受筐体11の上面11dとの間には、鏡筒2を上
下動させるために電磁気回路による電磁気駆動手段20
が取り付けられている。
【0033】上記した電磁気駆動手段20は、鏡筒2の
上部フランジ部2aにコイルボビン21が取り付けら、
このコイルボビン21に駆動コイル22が巻かれてい
る。また、軸受筐体11の上面11dにセンターポール
23が取り付けら、更に、センターポール23の大径部
23a上に、永久磁石24と、ヨーク25とが積層され
て、ヨーク25はコイルボビン21に巻き付けた駆動コ
イル22と対向しており、駆動コイル22と、ヨーク2
5と、永久磁石24と、センターポール23とで電磁気
回路が形成されている。そして、この電磁気回路では光
学式ディスク原盤7で反射した焦点調整用の戻りサブビ
ーム5bと対応した対物レンズ3への焦点情報に基づい
て駆動コイル22に制御電流を流して出力された電磁力
により、鏡筒2を対物レンズ3の光軸に沿って上下動さ
せるようになっている。また、ヨーク25上には鏡筒2
の上動を規制する上限ストッパ26が取り付けられてい
る。尚、実施例では、上限ストッパ26をヨーク25上
に固定しているが、これに限ることなく、上限ストッパ
26は固定設置した軸受筐体11に対して鏡筒2の上方
向を規制できるものであれば良い。
【0034】ここで、従来例と異なる点について説明す
る。
【0035】まず、鏡筒2の小径円筒部2bを、固定設
置した軸受筐体11の貫通孔11a内に圧縮空気の静圧
により浮遊した状態で嵌合させ、圧縮空気を貫通孔11
a内に吐出させることで鏡筒2を上下動可能に支持する
第1静圧空気軸受10Aは、軸受筐体11に形成した第
1圧縮空気入り口11hから取り入れた圧縮空気の静圧
を用いている。
【0036】ここで、第1静圧空気軸受10Aを動作さ
せるための第1空気道手段として、軸受筐体11内にリ
ング状空気道11e、第1横空気道11f、第2横空気
道11g、第1圧縮空気入り口11h、第1縦空気道1
1iが形成されている。即ち、軸受筐体11の外周部1
1cに形成した第1圧縮空気入り口11hから取り入れ
た圧縮空気は、この第1圧縮空気入り口11hと連通し
た1本の第1横空気道11f及び第1縦空気道11iか
らリング状空気道11eに導かれ、この後、複数の第1
縦空気道11iを介して下段及び上段の第1,第2横空
気道11f,11gから圧縮空気が軸受筐体11の中央
に形成した貫通孔11a内に吐出することで、鏡筒2の
小径円筒部2bを軸受筐体11の貫通孔11a内で圧縮
空気の静圧により浮遊させた状態で、鏡筒2を上下動可
能に支持している。
【0037】次に、鏡筒2を圧縮空気により軸受筐体1
1に対して上限ストッパ26に接触するまで上動させる
第2静圧空気軸受10Bは、軸受筐体11に形成した第
2圧縮空気入り口11pから取り入れた圧縮空気の静圧
を用いている。
【0038】ここで、第2静圧空気軸受10Bを動作さ
せるための第2空気道手段として、軸受筐体11内に第
2圧縮空気入り口11p、第3横空気道11q、第3縦
空気道11rが形成されている。即ち、軸受筐体11の
外周部11cには、第1圧縮空気入り口11hと異なる
第2圧縮空気入り口11pが形成されており、この第2
圧縮空気入り口11pと連通して第3横空気道11qが
貫通孔11a内に達することなく形成され、更に、第3
横空気道11qから上方に向かって第3縦空気道11r
が形成されている。これら第2圧縮空気入り口11p,
第3横空気道11q,第3縦空気道11rによる第2静
圧空気軸受10B用の第2空気道手段は、第1静圧空気
軸受10A用の第1空気道手段とは異なった位置に形成
されているので互いに交わることはない。
【0039】また、軸受筐体11の第3縦空気道11r
は、センターポール23の下面23cに形成したリング
状空気道23dに連通し、更に、リング状空気道23d
は小径部23b内の縦空気道23eに連通している。
【0040】従って、第2静圧空気軸受10B用の第2
空気道手段では、フィルタ(図示せず)を通過した清浄
な圧縮空気が軸受筐体11の第2圧縮空気入り口11p
から進入して、第3横空気道11q,第3縦空気道11
rを通ってセンターポール23のリング状空気道23d
に流入し、このリング状空気道23dと連通した縦空気
道23eを介して圧縮空気が鏡筒2の上部フランジ部2
aの下面側の隙間Sに送り出されるので、この送り出さ
れた圧縮空気が鏡筒2の上部フランジ部2aの下面を押
し上げて鏡筒2を上限ストッパ26に接触規制されるま
で上動させると共に、送り出された圧縮空気はコイルボ
ビン21とセンタ−ポ−ル23との微少隙間を通過して
大気中に流出している。
【0041】上記の構成により、軸受筐体11に形成し
た第1空気道手段の第1圧縮空気入り口11hと、第2
空気道手段の第2圧縮空気入り口11pとを別々に設け
たので、圧縮空気の圧力調整を第1静圧空気軸受10A
による静圧空気軸受機能時と、第2静圧空気軸受10B
よる上動機能時とそれぞれ別々に分離して調整できる。
とくに、第2静圧空気軸受10Bよる上動機能時に第1
静圧空気軸受10Aの軸受性能が最良になる圧力設定値
に影響を及ぼさなくなり最良の空気軸受性能が発揮でき
る。また、第2静圧空気軸受10Bよる上動機能時に
は、常時圧縮空気が供給されている第1圧縮空気入り口
11hと連通した第1静圧空気軸受10Aのラインに関
係なく、第2圧縮空気入り口11pに供給する圧縮空気
を電磁バルブ等(図示せず)によりON/OFFするこ
とにより、鏡筒2の上動を圧縮空気によりON/OFF
制御できる。
【0042】例えば、光学式ディスク原盤7への記録
前、待機及び光学式ディスク原盤7の装着等の時に、鏡
筒2の下端部が光学式ディスク原盤7に接触しないよう
に鏡筒2を上方向に逃がす必要がある、この時、発熱に
伴う弊害を引き起こす駆動コイル22へのDC通電によ
る上昇作動ではなく、第2圧縮空気入り口11pに供給
する圧縮空気で鏡筒2を上限ストッパ26に接触するま
で上方向に上昇保持させておく。
【0043】次に、光学式ディスク原盤7を装着した記
録開始時に、自動焦点調整装置1Bが自動焦点引き込み
動作を開始する。軸受筐体11に形成した第1圧縮空気
入り口11hから取り込んだ圧縮空気で鏡筒2を軸受筐
体11に対して浮遊させつつ、駆動コイル22へのDC
通電により対物レンズ3を固定した鏡筒2を下降動作さ
せ、光学式ディスク原盤7で反射した焦点調整用の戻り
のサブビ−ム5bで対物レンズ3の焦点情報を得て、光
学式ディスク原盤7のレジスト面に対し対物レンズ3へ
の焦点位置を合致追従させるように駆動コイル22に制
御電流を流し自動焦点動作を開始する、この後、記録用
のメインビ−ム4を対物レンズ3に入光させ、光学式デ
ィスク原盤7のレジスト面への露光記録開始する、この
露光記録中自動焦点動作を継続させる。この自動焦点引
き込み動作が完了した時、第2圧縮空気入り口11pに
供給する圧縮空気をOFFにして圧縮空気の吐出を止め
る。このため固定部のセンタ−ポ−ル23と可動部の鏡
筒2とコイルボビン21とで囲まれた隙間Sは加圧状態
から常圧状態になり、鏡筒2の加圧状態で起こる異常振
動は無くなる。従って、光学式ディスク原盤7に記録さ
れた信号はフォ−カス、トラッキング性能共に異常信号
が無くなり高品質の記録原盤ができる。
【0044】光学式ディスク原盤7への記録完了時及び
異常発生による記録停止時に、記録用のメインビ−ム4
の対物レンズ3への入光を停止させ、同時に自動焦点追
従動作を停止させ、鏡筒2を光学式ディスク原盤7から
離すため、駆動コイル22へのDC通電により鏡筒2を
上限ストッパ26に接触するまで上昇動作させ、同時に
第2圧縮空気入り口11pに供給する圧縮空気をONに
して鏡筒2が上限ストッパ26に接触するまでの圧縮空
気の吐出量が確保できるまでの時定数例えば5秒程度に
設定して、発熱に伴う弊害を引き起こす駆動コイル22
へのDC通電を停止させ、第2圧縮空気入り口11pか
らの圧縮空気の吐出のみで鏡筒2を上限ストッパ26に
接触させるように上昇保持させる。
【0045】上記により、第2静圧空気軸受10Bは、
鏡筒2内に固定した対物レンズ3への自動焦点非動作
時、自動焦点引き込み動作時、自動焦点動作終了時及び
自動焦点動作異常時に圧縮空気を鏡筒2の上部フランジ
部2aに向けて吐出させるているので、上記各動作時に
電磁気駆動手段20の駆動コイル22への通電でなく、
圧縮空気の吐出により対物レンズ3を固定した鏡筒2を
光学式ディスク原盤7の上方で浮上保持させることがで
きる。
【0046】一方、第2静圧空気軸受10Bは、鏡筒2
内に固定した対物レンズ3への自動焦点引き込み動作が
完了して自動焦点動作中には圧縮空気の吐出を停止させ
ることで、自動焦点作動中の光学式ディスク原盤7への
記録時及び再生時、第2静圧空気軸受10Bによる圧縮
空気の吐出による弊害を防止する効果がある。
【0047】尚、上記した実施例では、本発明に係る静
圧空気軸受を用いた自動焦点調整装置1Bを光学式ディ
スク原盤装置に適用して説明したが、これに限定される
ものでもなく、対物レンズを固定した鏡筒を軸受筐体内
で静圧空気軸受により浮遊させて使用するものであれば
いかなる物にも適用できる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係る静圧空気軸受
を用いた自動焦点調整装置において、請求項1記載によ
ると、とくに、鏡筒の小径円筒部を、固定設置した軸受
筐体の貫通孔内に圧縮空気の静圧により浮遊した状態で
嵌合させ、軸受筐体内に形成した第1空気道手段を介し
て圧縮空気を前記貫通孔内に吐出させることで鏡筒を上
下動可能に支持する第1静圧空気軸受と、軸受筐体内に
形成した第1空気道手段とは異なる第2空気道手段を介
して圧縮空気を鏡筒の上部フランジ部に向けて吐出させ
ることで、鏡筒を前記軸受筐体に対して上限ストッパに
接触するまで上動させる第2静圧空気軸受とを分離して
設けているので、第1静圧空気軸受と第2静圧空気軸受
とをそれぞれ独立して動作させることができる。
【0049】また、請求項2記載によると、第2静圧空
気軸受は、対物レンズへの自動焦点非動作時、自動焦点
引き込み動作時、自動焦点動作終了時及び自動焦点動作
異常時に圧縮空気を鏡筒の上部フランジ部に向けて吐出
させるているので、上記各動作時に電磁気駆動手段への
通電でなく、圧縮空気の吐出により対物レンズを固定し
た鏡筒を上方で浮上保持させることができる。
【0050】一方、第2静圧空気軸受は、対物レンズへ
の自動焦点引き込み動作が完了して自動焦点動作中には
圧縮空気の吐出を停止させることで、自動焦点作動中の
記録時及び再生時、第2静圧空気軸受による圧縮空気の
吐出による弊害を防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)は本発明に係る静圧空気軸受を
用いた自動焦点調整装置を説明するための図であり、
(A)は(B)のN−N矢視断面図であり、(B)は縦
断面図である。
【図2】(A),(B)は従来の静圧空気軸受を用いた
自動焦点調整装置を説明するための図であり、(A)は
(B)のM−M矢視断面図であり、(B)は縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1B…静圧空気軸受を用いた自動焦点調整装置、2…鏡
筒、2a…上部フランジ部、2b…小径円筒部、3…対
物レンズ、4…記録用のメインビーム、5…焦点調整用
のサブビーム、7…光学式ディスク原盤、10A…第1
静圧空気軸受、10B…第2静圧空気軸受、11…軸受
筐体、11a…貫通孔、11e…リング状空気道、11
f…第1横空気道、11g…第2横空気道、11h…第
1圧縮空気入り口、11i…第1縦空気道、11p…第
2圧縮空気入り口、11q…第3横空気道、11r…第
3縦空気道、11e、11f、11g、11h、11i
…第1空気道手段、11p、11q、11r…第2空気
道手段、20…電磁気駆動手段、21…コイルボビン、
22…駆動コイル、23…センタ−ポ−ル、23d…リ
ング状空気道、23e…縦空気道、24…永久磁石、2
5…ヨーク、26…上限ストッパ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重力方向に向けられ、且つ、上部に大径の
    上部フランジ部を形成し、且つ、この上部フランジ部の
    下方に形成した小径円筒部内に対物レンズを固定した鏡
    筒と、 前記鏡筒の小径円筒部を、固定設置した軸受筐体の貫通
    孔内に圧縮空気の静圧により浮遊した状態で嵌合させ、
    前記軸受筐体内に形成した第1空気道手段を介して前記
    圧縮空気を前記貫通孔内に吐出させることで前記鏡筒を
    上下動可能に支持する第1静圧空気軸受と、 前記鏡筒に取り付けた駆動コイルと、該駆動コイルと対
    向して前記軸受筐体に取り付けた永久磁石及びヨークと
    で電磁気回路を形成し、この電磁気回路で前対物レンズ
    への焦点情報に基づいて出力された電磁力により前記鏡
    筒を上下動させる電磁気駆動手段と、 前記軸受筐体内に形成した第1空気道手段とは異なる第
    2空気道手段を介して圧縮空気を前記鏡筒の上部フラン
    ジ部に向けて吐出させることで、前記鏡筒を前記軸受筐
    体に対して上限ストッパに接触するまで上動させる第2
    静圧空気軸受とを備えたことを特徴とする静圧空気軸受
    を用いた自動焦点調整装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の静圧空気軸受を用いた自動
    焦点調整装置において、 前記第2静圧空気軸受は、前記対物レンズへの自動焦点
    非動作時、自動焦点引き込み動作時、自動焦点動作終了
    時及び自動焦点動作異常時に前記鏡筒の上部フランジ部
    に向けて前記圧縮空気を吐出させる一方、前記対物レン
    ズへの自動焦点引き込み動作が完了して自動焦点動作中
    には前記圧縮空気の吐出を停止させることを特徴とする
    静圧空気軸受を用いた自動焦点調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102005015627A1 (de) * 2005-04-06 2006-10-12 Carl Zeiss Smt Ag Optische Abbildungsvorrichtung

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DE102005015627A1 (de) * 2005-04-06 2006-10-12 Carl Zeiss Smt Ag Optische Abbildungsvorrichtung
US7548387B2 (en) 2005-04-06 2009-06-16 Carl Zeiss Smt Ag Optical imaging device

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