JP2000339716A - ディスクドライブ装置 - Google Patents
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- JP2000339716A JP2000339716A JP11149698A JP14969899A JP2000339716A JP 2000339716 A JP2000339716 A JP 2000339716A JP 11149698 A JP11149698 A JP 11149698A JP 14969899 A JP14969899 A JP 14969899A JP 2000339716 A JP2000339716 A JP 2000339716A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスク上に存在する欠陥領域の通過後、キ
ャンセル信号が正常なレベルに復帰するまでの復帰時間
の短縮化を図る。 【解決手段】 欠陥領域期間T1では周波数切換信号F
Cは、ローレベルの状態とされ、LPFは第1のカット
オフ周波数に維持される。これに対して、光スポットS
Pがディスクの欠陥領域から正常領域に移行するタイミ
ングで、欠陥検出信号DFCTがハイレベルからローレ
ベルへと変化し、所定のパルス幅の周波数切換信号FC
がLPFに出力される復帰期間T2では、LPFのカッ
トオフ周波数を第1のカットオフ周波数より高い周波数
とされる第2のカットオフ周波数に切り換えてLPFの
応答速度を速くすることで、LPFから出力されるキャ
ンセル信号CSLpostのレベルがキャンセル信号pre に
対応したレベルに復帰させる復帰時間の短縮化を図るよ
うにした。
ャンセル信号が正常なレベルに復帰するまでの復帰時間
の短縮化を図る。 【解決手段】 欠陥領域期間T1では周波数切換信号F
Cは、ローレベルの状態とされ、LPFは第1のカット
オフ周波数に維持される。これに対して、光スポットS
Pがディスクの欠陥領域から正常領域に移行するタイミ
ングで、欠陥検出信号DFCTがハイレベルからローレ
ベルへと変化し、所定のパルス幅の周波数切換信号FC
がLPFに出力される復帰期間T2では、LPFのカッ
トオフ周波数を第1のカットオフ周波数より高い周波数
とされる第2のカットオフ周波数に切り換えてLPFの
応答速度を速くすることで、LPFから出力されるキャ
ンセル信号CSLpostのレベルがキャンセル信号pre に
対応したレベルに復帰させる復帰時間の短縮化を図るよ
うにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学ディスク状記録
媒体に対して記録又は再生を行うことができるディスク
ドライブ装置に関するものである。
媒体に対して記録又は再生を行うことができるディスク
ドライブ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学ディスク状記録媒体としてCD(コ
ンパクトディスク)やMD(ミニディスク)が広く普及
しており、音楽用途をはじめとして各種分野で使用され
ている。このような光学ディスク状記録媒体(以下、単
に「ディスク」という)に対して、記録又は再生を行う
ことができるディスクドライブ装置では、光学ヘッドに
設けられているレーザ光源から出射されたレーザ光を対
物レンズによりディスクの信号面に対して収束させる。
上記のようにして、ディスクの信号面にて反射された反
射レーザ光に基づいて、信号面に形成されているトラッ
クに対する前記レーザ光の光スポットの相対位置を示す
トラッキングエラー信号を生成する。そして、このトラ
ッキングエラー信号に基づいて、レーザ光のスポットが
トラックを適正にトレースするように制御を行う、いわ
ゆるトラッキングサーボ制御を行うようにしている。
ンパクトディスク)やMD(ミニディスク)が広く普及
しており、音楽用途をはじめとして各種分野で使用され
ている。このような光学ディスク状記録媒体(以下、単
に「ディスク」という)に対して、記録又は再生を行う
ことができるディスクドライブ装置では、光学ヘッドに
設けられているレーザ光源から出射されたレーザ光を対
物レンズによりディスクの信号面に対して収束させる。
上記のようにして、ディスクの信号面にて反射された反
射レーザ光に基づいて、信号面に形成されているトラッ
クに対する前記レーザ光の光スポットの相対位置を示す
トラッキングエラー信号を生成する。そして、このトラ
ッキングエラー信号に基づいて、レーザ光のスポットが
トラックを適正にトレースするように制御を行う、いわ
ゆるトラッキングサーボ制御を行うようにしている。
【0003】このため、ディスクドライブ装置には、レ
ーザ光源からのレーザ光をディスクの信号面に対して収
束させるように調整すると共に、レーザ光の光スポット
がトラックを適正にトレースするように、対物レンズを
ディスク接離方向(フォーカス方向)、及びディスク半
径方向(トラッキング方向)に移動させる二軸機構と、
光学ヘッド全体をディスク半径方向に移動させるスレッ
ド機構とが備えられている。
ーザ光源からのレーザ光をディスクの信号面に対して収
束させるように調整すると共に、レーザ光の光スポット
がトラックを適正にトレースするように、対物レンズを
ディスク接離方向(フォーカス方向)、及びディスク半
径方向(トラッキング方向)に移動させる二軸機構と、
光学ヘッド全体をディスク半径方向に移動させるスレッ
ド機構とが備えられている。
【0004】上記したようなCDやMD等のディスクに
対するトラッキングサーボ制御方法としては、例えば3
ビームによる3ビーム法や、1ビームによる、いわゆる
プッシュプル法などが良く知られているが、近年、ディ
スクドライブ装置の小型化や簡略化、及び信頼性の観点
からトラッキングサーボ方法としてはプッシュプル法が
採用されている。
対するトラッキングサーボ制御方法としては、例えば3
ビームによる3ビーム法や、1ビームによる、いわゆる
プッシュプル法などが良く知られているが、近年、ディ
スクドライブ装置の小型化や簡略化、及び信頼性の観点
からトラッキングサーボ方法としてはプッシュプル法が
採用されている。
【0005】プッシュプル法は、レーザ光源から出射さ
れたレーザ光を対物レンズにより収束させて、ディスク
の信号面に照射した際に、信号面で反射される反射光の
光強度分布が信号面に形成されているピットや案内溝の
回折によって変化することを利用してトラッキングエラ
ー信号を得るようにしたものである。即ち、ディスクで
反射されたレーザ光は、光学ヘッド内に備えられている
ディスク半径方向において2分割されたフォトディテク
タの各検出領域で検出される光の強度分布が、トラック
上のピット又は案内溝に対する光スポットとの相対的な
位置により変化する。そこで、プッシュプル法では、こ
れら2分割された検出領域からの検出出力に基づいて、
トラッキングエラー信号を生成するようにしている。
れたレーザ光を対物レンズにより収束させて、ディスク
の信号面に照射した際に、信号面で反射される反射光の
光強度分布が信号面に形成されているピットや案内溝の
回折によって変化することを利用してトラッキングエラ
ー信号を得るようにしたものである。即ち、ディスクで
反射されたレーザ光は、光学ヘッド内に備えられている
ディスク半径方向において2分割されたフォトディテク
タの各検出領域で検出される光の強度分布が、トラック
上のピット又は案内溝に対する光スポットとの相対的な
位置により変化する。そこで、プッシュプル法では、こ
れら2分割された検出領域からの検出出力に基づいて、
トラッキングエラー信号を生成するようにしている。
【0006】ところで、上記したようなプッシュプル法
においては、周知のように、トラッキングサーボ制御の
実行に伴って対物レンズがディスク半径方向に移動制御
されることで、その中立位置からずれていく状態が生じ
るが、この中立位置からのずれ量が、トラッキングエラ
ー信号に直流的なオフセット成分として重畳されること
が分かっている。このような対物レンズの中立位置から
のずれは、ディスクの偏心に対物レンズが追従すること
によっても生じる。また、ディスクのスキュー(傾き)
によりディスクの信号面がビームの光軸に対して90°
からずれてしまった場合なども、光スポットがフォトデ
ィテクタ上でずれしてしまい、トラッキングエラー信号
に直流オフセット成分が重畳される。このため、トラッ
キングエラー信号には、中立位置からのずれ量やスキュ
ー状態に対応した直流オフセット成分が含まれることに
なる。
においては、周知のように、トラッキングサーボ制御の
実行に伴って対物レンズがディスク半径方向に移動制御
されることで、その中立位置からずれていく状態が生じ
るが、この中立位置からのずれ量が、トラッキングエラ
ー信号に直流的なオフセット成分として重畳されること
が分かっている。このような対物レンズの中立位置から
のずれは、ディスクの偏心に対物レンズが追従すること
によっても生じる。また、ディスクのスキュー(傾き)
によりディスクの信号面がビームの光軸に対して90°
からずれてしまった場合なども、光スポットがフォトデ
ィテクタ上でずれしてしまい、トラッキングエラー信号
に直流オフセット成分が重畳される。このため、トラッ
キングエラー信号には、中立位置からのずれ量やスキュ
ー状態に対応した直流オフセット成分が含まれることに
なる。
【0007】そこで、プッシュプル法によるトラッキン
グエラー信号生成回路では、例えばフォトディテクタに
て検出された検出信号からプッシュプル信号を生成する
ためのプッシュプル信号生成部と、プッシュプル信号に
含まれる直流オフセット成分をキャンセル信号として出
力するためのキャンセル信号生成部を設け、プッシュプ
ル信号からキャンセル信号を除去してトラッキングエラ
ー信号を得るようにしていた。
グエラー信号生成回路では、例えばフォトディテクタに
て検出された検出信号からプッシュプル信号を生成する
ためのプッシュプル信号生成部と、プッシュプル信号に
含まれる直流オフセット成分をキャンセル信号として出
力するためのキャンセル信号生成部を設け、プッシュプ
ル信号からキャンセル信号を除去してトラッキングエラ
ー信号を得るようにしていた。
【0008】ところで、上記したようなCDやMDとい
ったディスクでは、ディスク信号面に傷や汚れが付いた
り、或いは記録領域の一部が欠けているといった欠陥領
域が存在していることがある。ここで、例えばトラッキ
ングサーボ制御が実行されている状態のもとで、このよ
うな欠陥領域を光スポットが通過した場合を考えてみる
と、光スポットがディスクの欠陥領域を通過している時
に検出される検出信号は、ディスクの欠陥が無い領域
(正常領域)から検出される検出信号とは全く異なった
レベルとなる。換言すれば、トラックオン状態のもとで
ディスクの欠陥領域から得られるキャンセル信号は、デ
ィスクの正常領域から実際に得られるオフセット量と違
う誤差を有するキャンセル信号となる。
ったディスクでは、ディスク信号面に傷や汚れが付いた
り、或いは記録領域の一部が欠けているといった欠陥領
域が存在していることがある。ここで、例えばトラッキ
ングサーボ制御が実行されている状態のもとで、このよ
うな欠陥領域を光スポットが通過した場合を考えてみる
と、光スポットがディスクの欠陥領域を通過している時
に検出される検出信号は、ディスクの欠陥が無い領域
(正常領域)から検出される検出信号とは全く異なった
レベルとなる。換言すれば、トラックオン状態のもとで
ディスクの欠陥領域から得られるキャンセル信号は、デ
ィスクの正常領域から実際に得られるオフセット量と違
う誤差を有するキャンセル信号となる。
【0009】このため、ディスクの欠陥領域から得られ
るトラッキングエラー信号は、ディスクの欠陥領域から
得られた誤差を有するキャンセル信号によって、やはり
誤差を有してしまうために、トラッキングサーボ制御エ
ラー(デトラック)を発生させる要因になっていた。特
に、ディスクの欠陥領域がトラック上に連続的に存在し
ている場合は、トラッキングサーボ制御が不能状態に陥
り、サーボ暴走を引き起こすといったこともあった。
るトラッキングエラー信号は、ディスクの欠陥領域から
得られた誤差を有するキャンセル信号によって、やはり
誤差を有してしまうために、トラッキングサーボ制御エ
ラー(デトラック)を発生させる要因になっていた。特
に、ディスクの欠陥領域がトラック上に連続的に存在し
ている場合は、トラッキングサーボ制御が不能状態に陥
り、サーボ暴走を引き起こすといったこともあった。
【0010】そこで、このような問題を解消するため
に、従来のトラッキングエラー信号生成回路は、キャン
セル信号生成部から出力されるキャンセル信号をローパ
スフィルタ(以下、「LPF」という)を通して出力さ
せることで、実際のキャンセル信号の変動に対してその
応答性を鈍くさせるように構成とされる。
に、従来のトラッキングエラー信号生成回路は、キャン
セル信号生成部から出力されるキャンセル信号をローパ
スフィルタ(以下、「LPF」という)を通して出力さ
せることで、実際のキャンセル信号の変動に対してその
応答性を鈍くさせるように構成とされる。
【0011】この場合、LPFのカットオフ周波数は、
トラッキングサーボ制御がオン状態のもとで、光スポッ
トがディスクの欠陥領域を通過した時に得られるキャン
セル信号の変化がディスクの偏心変化速度(ディスクの
回転周波数)より速い(高い)ものとされることから、
可能な限り(但し、カットオフ周波数はディスクの回転
周波数より高い周波数とする)低い周波数に設定されて
いる。即ち、LPFは、その入出力の応答性を可能な限
り鈍くさせることで、ディスクの欠陥領域から得られる
キャンセル信号がトラッキングエラー信号に与えるレベ
ル変動を最小限に抑えるような構成とされている。
トラッキングサーボ制御がオン状態のもとで、光スポッ
トがディスクの欠陥領域を通過した時に得られるキャン
セル信号の変化がディスクの偏心変化速度(ディスクの
回転周波数)より速い(高い)ものとされることから、
可能な限り(但し、カットオフ周波数はディスクの回転
周波数より高い周波数とする)低い周波数に設定されて
いる。即ち、LPFは、その入出力の応答性を可能な限
り鈍くさせることで、ディスクの欠陥領域から得られる
キャンセル信号がトラッキングエラー信号に与えるレベ
ル変動を最小限に抑えるような構成とされている。
【0012】図16は、上記したような従来のプッシュ
プル法を採用したトラッキングエラー信号生成回路にて
生成されるキャンセル信号の波形の一例を示した図であ
る。この図16(a)は、ディスクのトラックT上に比
較的小さいとされる欠陥領域DF1が存在している時の
キャンセル信号の波形図をそれぞれ示したものである。
なお、この図16(a)において、実線で示したキャン
セル信号CSLpostは、LPFを通過後のキャンセル信
号の波形とされ、破線で示したキャンセル信号CSLpr
e はLPF通過前のキャンセル信号の波形とされる。
プル法を採用したトラッキングエラー信号生成回路にて
生成されるキャンセル信号の波形の一例を示した図であ
る。この図16(a)は、ディスクのトラックT上に比
較的小さいとされる欠陥領域DF1が存在している時の
キャンセル信号の波形図をそれぞれ示したものである。
なお、この図16(a)において、実線で示したキャン
セル信号CSLpostは、LPFを通過後のキャンセル信
号の波形とされ、破線で示したキャンセル信号CSLpr
e はLPF通過前のキャンセル信号の波形とされる。
【0013】トラッキング制御がオン状態のもとで、光
スポットSPが欠陥領域DF1より手前の正常領域に在
る時は、LPF通過前のキャンセル信号CSLpre は、
LPF通過後のキャンセル信号CSLpostのレベルはほ
ぼ同一とされる。なお、この図に示すキャンセル信号C
SLpre 及びCSLpostの波形は、あくまでも概念的な
ものであり、ディスクの正常領域における実際のキャン
セル信号CSLpre は、ディスクスのスキューや偏心等
の影響により変動している。また、LPF通過後のキャ
ンセル信号CSLpostは、キャンセル信号CSLpreを
より直流的なものした波形となる。
スポットSPが欠陥領域DF1より手前の正常領域に在
る時は、LPF通過前のキャンセル信号CSLpre は、
LPF通過後のキャンセル信号CSLpostのレベルはほ
ぼ同一とされる。なお、この図に示すキャンセル信号C
SLpre 及びCSLpostの波形は、あくまでも概念的な
ものであり、ディスクの正常領域における実際のキャン
セル信号CSLpre は、ディスクスのスキューや偏心等
の影響により変動している。また、LPF通過後のキャ
ンセル信号CSLpostは、キャンセル信号CSLpreを
より直流的なものした波形となる。
【0014】これに対して、例えば光スポットSPがト
ラックT上の欠陥領域DF1上を通過している欠陥領域
期間T11においては、図示するようにLPF通過前の
キャンセル信号CSLpre と、LPF通過後のキャンセ
ル信号CSLpostとのレベルはおおきく異なったものと
なる。
ラックT上の欠陥領域DF1上を通過している欠陥領域
期間T11においては、図示するようにLPF通過前の
キャンセル信号CSLpre と、LPF通過後のキャンセ
ル信号CSLpostとのレベルはおおきく異なったものと
なる。
【0015】つまり、光スポットSPが、図16(a)
に示す欠陥領域期間T11を通過している場合、キャン
セル信号生成回路にて生成されるLPF通過前のキャン
セル信号CSLpre のレベルは、欠陥領域DF1から得
られる検出信号に応じたものとなるため、そのレベルは
破線で示すように光スポットSPがディスクの正常領域
から欠陥領域に移行するタイミングで大きく変動するこ
とになる。なお、ここでは破線で示すキャンセル信号C
SLpre は、矩形波状にレベルが落ちるようにして変化
しているが、これはあくまでも説明の便宜上のものとし
て示しているのであり、実際に得られる波形に必ずしも
対応しているものではない。これに対して、LPF通過
後のキャンセル信号CSLpostのレベルは、LPFの作
用により、その応答速度が遅いため、そのレベルが徐々
に低下することになる。
に示す欠陥領域期間T11を通過している場合、キャン
セル信号生成回路にて生成されるLPF通過前のキャン
セル信号CSLpre のレベルは、欠陥領域DF1から得
られる検出信号に応じたものとなるため、そのレベルは
破線で示すように光スポットSPがディスクの正常領域
から欠陥領域に移行するタイミングで大きく変動するこ
とになる。なお、ここでは破線で示すキャンセル信号C
SLpre は、矩形波状にレベルが落ちるようにして変化
しているが、これはあくまでも説明の便宜上のものとし
て示しているのであり、実際に得られる波形に必ずしも
対応しているものではない。これに対して、LPF通過
後のキャンセル信号CSLpostのレベルは、LPFの作
用により、その応答速度が遅いため、そのレベルが徐々
に低下することになる。
【0016】そして、光スポットSPがディスクの欠陥
領域期間T11を通過後、キャンセル信号CSLpre の
レベルは、光スポットSPが欠陥領域から正常領域に戻
るタイミングでディスクの正常領域から得られるレベル
に戻るのに対して、LPFから出力されるキャンセル信
号CSLpostは、復帰期間T12において徐々にキャン
セル信号CSLpre に対応したレベルに復帰することに
なる。なお、この復帰に要する期間T12は欠陥領域の
期間T11とほぼ同一期間となる。
領域期間T11を通過後、キャンセル信号CSLpre の
レベルは、光スポットSPが欠陥領域から正常領域に戻
るタイミングでディスクの正常領域から得られるレベル
に戻るのに対して、LPFから出力されるキャンセル信
号CSLpostは、復帰期間T12において徐々にキャン
セル信号CSLpre に対応したレベルに復帰することに
なる。なお、この復帰に要する期間T12は欠陥領域の
期間T11とほぼ同一期間となる。
【0017】このように従来のプッシュプル方式による
トラッキングエラー信号生成回路では、キャンセル信号
生成回路にて生成されたキャンセル信号CSLpre をL
PFを通して出力させ、LPFから出力されるキャンセ
ル信号CSLpostのキャンセル信号CSLpre に対する
応答性を鈍くさせることで、光スポットSPがディスク
の欠陥領域を通過した時に生じるキャンセル信号CSL
postのレベル変化を抑制するようにしている。これによ
り、光スポットSPがディスクのトラックT上の欠陥領
域DF1を通過している時でもトラッキングサーボ制御
が外れて光スポットSPがデトラックするのを防止する
ようにしていた。
トラッキングエラー信号生成回路では、キャンセル信号
生成回路にて生成されたキャンセル信号CSLpre をL
PFを通して出力させ、LPFから出力されるキャンセ
ル信号CSLpostのキャンセル信号CSLpre に対する
応答性を鈍くさせることで、光スポットSPがディスク
の欠陥領域を通過した時に生じるキャンセル信号CSL
postのレベル変化を抑制するようにしている。これによ
り、光スポットSPがディスクのトラックT上の欠陥領
域DF1を通過している時でもトラッキングサーボ制御
が外れて光スポットSPがデトラックするのを防止する
ようにしていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図16
(a)に示したように、ディスクの欠陥領域期間T11
が短期間の場合、即ち、光スポットSPが欠陥領域期間
T11通過後、キャンセル信号CSLpostがキャンセル
信号CSLpre に対応したレベルに戻るまでの復帰期間
T12が短い場合は、LPFは光スポットSPのデトラ
ックを防止するのに効果がある。
(a)に示したように、ディスクの欠陥領域期間T11
が短期間の場合、即ち、光スポットSPが欠陥領域期間
T11通過後、キャンセル信号CSLpostがキャンセル
信号CSLpre に対応したレベルに戻るまでの復帰期間
T12が短い場合は、LPFは光スポットSPのデトラ
ックを防止するのに効果がある。
【0019】これに対して、例えば図16(b)に示す
ように、ディスクの欠陥領域DF2が図16(a)に示
すディスク欠陥DF1よりも大きく、ディスクの欠陥領
域期間T13が、図16(a)に示すディスクの欠陥領
域期間T11よりも長くなると、キャンセル信号CSL
postがキャンセル信号CSLpre に対応したレベルに復
帰するまでの復帰期間T14も長くなる。この復帰する
までの復帰期間T14が長くなると、キャンセル信号C
SLpostから生成されるトラッキングエラー信号が誤差
を有する期間が長くなるため、LPFは逆効果となって
かえってトラッキングサーボ制御の安定性を悪化させる
恐れがあった。
ように、ディスクの欠陥領域DF2が図16(a)に示
すディスク欠陥DF1よりも大きく、ディスクの欠陥領
域期間T13が、図16(a)に示すディスクの欠陥領
域期間T11よりも長くなると、キャンセル信号CSL
postがキャンセル信号CSLpre に対応したレベルに復
帰するまでの復帰期間T14も長くなる。この復帰する
までの復帰期間T14が長くなると、キャンセル信号C
SLpostから生成されるトラッキングエラー信号が誤差
を有する期間が長くなるため、LPFは逆効果となって
かえってトラッキングサーボ制御の安定性を悪化させる
恐れがあった。
【0020】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
た課題を考慮して、ディスクドライブ装置として次のよ
うに構成する。つまり、レーザ光源から出射されるレー
ザ光の光路に在るように配される対物レンズを備えるこ
とで、ディスク状記録媒体の信号面に対してレーザ光を
収束させて照射することができるレーザ照射手段と、デ
ィスク状記録媒体のトラックの接線方向に沿った分割線
により、少なくとも、第1の検出領域と、第2の検出領
域に2分割され、信号面で反射されたレーザ光の反射光
を検出する反射光検出手段と、第1及び第2の検出領域
から出力される検出信号の差分出力に基づいて、プッシ
ュプル信号を生成するプッシュプル信号生成手段と、反
射光検出手段で検出された検出信号に基づいて、プッシ
ュプル信号に含まれるディスク半径方向における対物レ
ンズの中点位置からの変位量に対応したキャンセル信号
を生成するキャンセル信号生成手段とを備える。そし
て、少なくとも所定の第1のカットオフ周波数と、この
第1のカットオフ周波数より高いとされる第2のカット
オフ周波数を含む2以上のカットオフ周波数に切換可能
とされ、キャンセル信号の低域周波数成分を抽出するロ
ーパスフィルタと、プッシュプル信号と、ローパスフィ
ルタにより抽出されたキャンセル信号の低域周波数成分
との差分出力に基づいて、トラッキングサーボ制御に利
用するためのトラッキングエラー信号を生成するトラッ
キングエラー信号生成手段と、反射光検出手段で検出さ
れた検出信号に基づいて、信号面のトラック上に存在す
る欠陥領域を検出して欠陥検出信号を出力する欠陥検出
手段と、欠陥検出信号に基づいて、少なくとも欠陥領域
をレーザ光が照射しているとされるときには第1のカッ
トオフ周波数を設定し、欠陥領域の終端位置と一致する
タイミングから所定期間にわたっては、上記第2のカッ
トオフ周波数を設定するように上記ローパスフィルタに
対する制御を実行するフィルタ制御手段とを備えるもの
である。
た課題を考慮して、ディスクドライブ装置として次のよ
うに構成する。つまり、レーザ光源から出射されるレー
ザ光の光路に在るように配される対物レンズを備えるこ
とで、ディスク状記録媒体の信号面に対してレーザ光を
収束させて照射することができるレーザ照射手段と、デ
ィスク状記録媒体のトラックの接線方向に沿った分割線
により、少なくとも、第1の検出領域と、第2の検出領
域に2分割され、信号面で反射されたレーザ光の反射光
を検出する反射光検出手段と、第1及び第2の検出領域
から出力される検出信号の差分出力に基づいて、プッシ
ュプル信号を生成するプッシュプル信号生成手段と、反
射光検出手段で検出された検出信号に基づいて、プッシ
ュプル信号に含まれるディスク半径方向における対物レ
ンズの中点位置からの変位量に対応したキャンセル信号
を生成するキャンセル信号生成手段とを備える。そし
て、少なくとも所定の第1のカットオフ周波数と、この
第1のカットオフ周波数より高いとされる第2のカット
オフ周波数を含む2以上のカットオフ周波数に切換可能
とされ、キャンセル信号の低域周波数成分を抽出するロ
ーパスフィルタと、プッシュプル信号と、ローパスフィ
ルタにより抽出されたキャンセル信号の低域周波数成分
との差分出力に基づいて、トラッキングサーボ制御に利
用するためのトラッキングエラー信号を生成するトラッ
キングエラー信号生成手段と、反射光検出手段で検出さ
れた検出信号に基づいて、信号面のトラック上に存在す
る欠陥領域を検出して欠陥検出信号を出力する欠陥検出
手段と、欠陥検出信号に基づいて、少なくとも欠陥領域
をレーザ光が照射しているとされるときには第1のカッ
トオフ周波数を設定し、欠陥領域の終端位置と一致する
タイミングから所定期間にわたっては、上記第2のカッ
トオフ周波数を設定するように上記ローパスフィルタに
対する制御を実行するフィルタ制御手段とを備えるもの
である。
【0021】本発明によれば、キャンセル信号の低域周
波数成分を抽出するローパスフィルタに、少なくとも2
以上のカットオフ周波数を設け、欠陥検出手段から出力
される欠陥検出信号に基づいて、フィルタ制御手段によ
りディスク上に存在する欠陥領域の終端位置と一致する
タイミングから所定期間にわたっては、ローパスフィル
タのカットオフ周波数を、第1のカットオフ周波数か
ら、この第1のカットオフ周波数より高い第2のカット
オフ周波数に設定するようにしている。つまり、光スポ
ットが欠陥領域を通過している時は、第1のカットオフ
周波数によって、トラッキングエラー信号の誤差量を抑
制することができる。また、光スポットがディスクの欠
陥領域を通過した時点でローパスフィルタのカットオフ
周波数を所定期間だけ、第1のカットオフ周波数より高
い第2のカットオフ周波数に切り換えることで、欠陥領
域通過後に得られるキャンセル信号が、対物レンズのト
ラッキング方向における中立位置からの実際のずれ量に
ほぼ追随したレベル状態に復帰するまでの復帰時間の短
縮を図ることが可能になる。
波数成分を抽出するローパスフィルタに、少なくとも2
以上のカットオフ周波数を設け、欠陥検出手段から出力
される欠陥検出信号に基づいて、フィルタ制御手段によ
りディスク上に存在する欠陥領域の終端位置と一致する
タイミングから所定期間にわたっては、ローパスフィル
タのカットオフ周波数を、第1のカットオフ周波数か
ら、この第1のカットオフ周波数より高い第2のカット
オフ周波数に設定するようにしている。つまり、光スポ
ットが欠陥領域を通過している時は、第1のカットオフ
周波数によって、トラッキングエラー信号の誤差量を抑
制することができる。また、光スポットがディスクの欠
陥領域を通過した時点でローパスフィルタのカットオフ
周波数を所定期間だけ、第1のカットオフ周波数より高
い第2のカットオフ周波数に切り換えることで、欠陥領
域通過後に得られるキャンセル信号が、対物レンズのト
ラッキング方向における中立位置からの実際のずれ量に
ほぼ追随したレベル状態に復帰するまでの復帰時間の短
縮を図ることが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本実施の形態においてはディスクドライブ
装置として、例えば光磁気ディスク(ミニディスク)に
対して記録再生を行うことができるミニディスク記録再
生装置を例にとって説明する。説明は次の順序で行う。 1.記録再生装置の構成 2.ディスクの構造 3.光学ヘッドの構成 4.RFアンプの構成 5.トラッキングエラー信号生成回路の構成 6.トラッキングエラー信号生成回路の動作 7.トラッキングエラー信号生成回路の具体的な構成例
て説明する。本実施の形態においてはディスクドライブ
装置として、例えば光磁気ディスク(ミニディスク)に
対して記録再生を行うことができるミニディスク記録再
生装置を例にとって説明する。説明は次の順序で行う。 1.記録再生装置の構成 2.ディスクの構造 3.光学ヘッドの構成 4.RFアンプの構成 5.トラッキングエラー信号生成回路の構成 6.トラッキングエラー信号生成回路の動作 7.トラッキングエラー信号生成回路の具体的な構成例
【0023】1.記録再生装置の構成 図1に本実施の形態のミニディスク記録再生装置1の内
部構成を示す。音声データが記録される光磁気ディスク
(ミニディスク)90は、スピンドルモータ2により回
転駆動される。そして光磁気ディスク90(以下、単に
「ディスク」と表記する)に対しては記録/再生時に光
学ヘッド3からレーザ光が照射される。
部構成を示す。音声データが記録される光磁気ディスク
(ミニディスク)90は、スピンドルモータ2により回
転駆動される。そして光磁気ディスク90(以下、単に
「ディスク」と表記する)に対しては記録/再生時に光
学ヘッド3からレーザ光が照射される。
【0024】光学ヘッド3は、記録時には記録トラック
をキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出
力を行い、また再生時には磁気カー効果により反射光か
らデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力
を行う。このため、光学ヘッド3には、後述するように
レーザ出力手段としてレーザダイオードやマイクロプリ
ズム、ディスク90の信号面からの反射光を検出するフ
ォトディテクタ等からなるフォトカプラや対物レンズ3
a等からなる光学系を備えている。
をキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出
力を行い、また再生時には磁気カー効果により反射光か
らデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出力
を行う。このため、光学ヘッド3には、後述するように
レーザ出力手段としてレーザダイオードやマイクロプリ
ズム、ディスク90の信号面からの反射光を検出するフ
ォトディテクタ等からなるフォトカプラや対物レンズ3
a等からなる光学系を備えている。
【0025】光学ヘッド3内の対物レンズ3aは、二軸
機構4によってディスク半径方向及びディスクに接離す
る方向に変位可能に保持されている。二軸機構4には、
対物レンズ3aをディスク半径方向に沿って移動させる
ように駆動するトラッキングコイル、対物レンズ3aを
ディスクに接離する方向に移動させるためのフォーカス
コイルが備えられている。
機構4によってディスク半径方向及びディスクに接離す
る方向に変位可能に保持されている。二軸機構4には、
対物レンズ3aをディスク半径方向に沿って移動させる
ように駆動するトラッキングコイル、対物レンズ3aを
ディスクに接離する方向に移動させるためのフォーカス
コイルが備えられている。
【0026】ディスク90を挟んで光学ヘッド3の対物
レンズ3aと対向する位置には、磁気ヘッド6aが配置
されている。磁気ヘッド6aは供給されたデータにより
変調された磁界を光磁気ディスク90に印加する動作を
行う。光学ヘッド3全体及び磁気ヘッド6aは、スレッ
ド機構5によりディスク半径方向に移動可能とされてい
る。スレッド機構5は光学ヘッド3全体をディスク半径
方向に移動させる機構であり、その内部には光学ヘッド
3をスライドさせるためのスレッドモータが備えられて
いる。
レンズ3aと対向する位置には、磁気ヘッド6aが配置
されている。磁気ヘッド6aは供給されたデータにより
変調された磁界を光磁気ディスク90に印加する動作を
行う。光学ヘッド3全体及び磁気ヘッド6aは、スレッ
ド機構5によりディスク半径方向に移動可能とされてい
る。スレッド機構5は光学ヘッド3全体をディスク半径
方向に移動させる機構であり、その内部には光学ヘッド
3をスライドさせるためのスレッドモータが備えられて
いる。
【0027】RFアンプ7は、電流−電圧変換回路、増
幅回路、マトリクス演算回路(RFマトリクスアン
プ)、及び後述するトラッキングエラー信号生成回路等
を備えており、再生動作時には光学ヘッド3によりディ
スク90から検出された情報の演算処理により、プルイ
ン信号PI、RF信号、トラッキングエラー信号TE、
フォーカスエラー信号FE、グルーブ情報(ディスク9
0にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記録
されている絶対位置情報)GFM等を抽出する。抽出さ
れたRF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給され
る。また、トラッキングエラー信号TE及びフォーカス
エラー信号FEは、サーボプロセッサ9に供給され、グ
ルーブ情報GFMはアドレスデコーダ10に供給され
る。
幅回路、マトリクス演算回路(RFマトリクスアン
プ)、及び後述するトラッキングエラー信号生成回路等
を備えており、再生動作時には光学ヘッド3によりディ
スク90から検出された情報の演算処理により、プルイ
ン信号PI、RF信号、トラッキングエラー信号TE、
フォーカスエラー信号FE、グルーブ情報(ディスク9
0にプリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記録
されている絶対位置情報)GFM等を抽出する。抽出さ
れたRF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給され
る。また、トラッキングエラー信号TE及びフォーカス
エラー信号FEは、サーボプロセッサ9に供給され、グ
ルーブ情報GFMはアドレスデコーダ10に供給され
る。
【0028】サーボプロセッサ9は、RFアンプ7から
のトラッキングエラー信号TEやフォーカスエラー信号
FE、マイクロコンピュータにより構成されるシステム
コントローラ11からのトラックジャンプ指令、アクセ
ス指令、スピンドルモータ2の回転速度検出情報SPE
から得られたスピンドルエラー信号等に基づいて、各種
サーボ駆動信号を発生させサーボ動作を実行させる。
のトラッキングエラー信号TEやフォーカスエラー信号
FE、マイクロコンピュータにより構成されるシステム
コントローラ11からのトラックジャンプ指令、アクセ
ス指令、スピンドルモータ2の回転速度検出情報SPE
から得られたスピンドルエラー信号等に基づいて、各種
サーボ駆動信号を発生させサーボ動作を実行させる。
【0029】例えばサーボプロセッサ9は、RFアンプ
7からのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラ
ー信号TEに応じて、フォーカスドライブ信号FD、ト
ラッキングドライブ信号TDを生成して二軸ドライバ2
9に供給する。
7からのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラ
ー信号TEに応じて、フォーカスドライブ信号FD、ト
ラッキングドライブ信号TDを生成して二軸ドライバ2
9に供給する。
【0030】二軸ドライバ29は、例えばフォーカスド
ライバ29a、及びトラッキングドライバ29bを備え
ており、フォーカスドライバ29aはフォーカスドライ
ブ信号FDに基づいて生成した駆動電流を二軸機構4の
フォーカスコイルに供給することにより、対物レンズ3
aをディスク面に対して接離する方向に駆動する。
ライバ29a、及びトラッキングドライバ29bを備え
ており、フォーカスドライバ29aはフォーカスドライ
ブ信号FDに基づいて生成した駆動電流を二軸機構4の
フォーカスコイルに供給することにより、対物レンズ3
aをディスク面に対して接離する方向に駆動する。
【0031】トラッキングドライバ29bは、トラッキ
ングドライブ信号TDに基づいて生成した駆動電流を二
軸機構4のトラッキングコイルに供給することで、対物
レンズ3aをディスク半径方向に沿って移動させるよう
に駆動する。これによって光学ヘッド3、RFアンプ
7、サーボプロセッサ9、二軸ドライバ29によるトラ
ッキングサーボループ、及びフォーカスサーボループが
形成されている。
ングドライブ信号TDに基づいて生成した駆動電流を二
軸機構4のトラッキングコイルに供給することで、対物
レンズ3aをディスク半径方向に沿って移動させるよう
に駆動する。これによって光学ヘッド3、RFアンプ
7、サーボプロセッサ9、二軸ドライバ29によるトラ
ッキングサーボループ、及びフォーカスサーボループが
形成されている。
【0032】ここで、例えばトラッキングサーボ制御に
関して言えば、トラッキングサーボ制御が実行されてい
る状態(トラッキングサーボ制御がオンの状態)とは、
トラッキングエラー信号TEに基づいてレーザ光の光ス
ポットがトラックを適正にトレースするように、二軸機
構4により対物レンズ3aの駆動制御を行っている状態
をいう。また、逆にトラッキングサーボ制御が実行され
ていない状態(トラッキングサーボ制御がオフの状態)
とは、トラッキングエラー信号に基づいて、二軸機構4
による対物レンズ3aの駆動制御が行われていない状態
をいう。
関して言えば、トラッキングサーボ制御が実行されてい
る状態(トラッキングサーボ制御がオンの状態)とは、
トラッキングエラー信号TEに基づいてレーザ光の光ス
ポットがトラックを適正にトレースするように、二軸機
構4により対物レンズ3aの駆動制御を行っている状態
をいう。また、逆にトラッキングサーボ制御が実行され
ていない状態(トラッキングサーボ制御がオフの状態)
とは、トラッキングエラー信号に基づいて、二軸機構4
による対物レンズ3aの駆動制御が行われていない状態
をいう。
【0033】また、サーボプロセッサ9はスピンドルモ
ータドライバ28に対して、スピンドルエラー信号SP
Eから生成したスピンドルドライブ信号を供給する。ス
ピンドルモータドライバ28は、このスピンドルドライ
ブ信号に応じて、例えば3相駆動信号をスピンドルモー
タ2に印加し、スピンドルモータ2を一定線速度(CL
V)で回転駆動するようにされる。また、サーボプロセ
ッサ9はシステムコントローラ11から供給されるスピ
ンドルキック(加速)/ブレーキ(減速)信号に応じて
スピンドルドライブ信号を発生させ、スピンドルモータ
ドライバ28によるスピンドルモータ2の起動又は停止
などの動作を実行させる。
ータドライバ28に対して、スピンドルエラー信号SP
Eから生成したスピンドルドライブ信号を供給する。ス
ピンドルモータドライバ28は、このスピンドルドライ
ブ信号に応じて、例えば3相駆動信号をスピンドルモー
タ2に印加し、スピンドルモータ2を一定線速度(CL
V)で回転駆動するようにされる。また、サーボプロセ
ッサ9はシステムコントローラ11から供給されるスピ
ンドルキック(加速)/ブレーキ(減速)信号に応じて
スピンドルドライブ信号を発生させ、スピンドルモータ
ドライバ28によるスピンドルモータ2の起動又は停止
などの動作を実行させる。
【0034】さらにサーボプロセッサ9は、トラッキン
グエラー信号TE、システムコントロール11からのア
クセス指令に基づいて、スレッドドライブ信号SDを生
成してスレッドドライバ27に供給する。スレッドドラ
イバ27はスレッドドライブ信号SDに応じてスレッド
機構5を駆動する。スレッド機構5は、上述したように
光学ヘッド3全体をディスク半径方向に移動させる機構
であり、スレッドドライバ27がスレッドドライブ信号
SDに応じてスレッド機構5内部のスレッドモータを駆
動することで光学ヘッド3の適正なスライド移動が行わ
れる。
グエラー信号TE、システムコントロール11からのア
クセス指令に基づいて、スレッドドライブ信号SDを生
成してスレッドドライバ27に供給する。スレッドドラ
イバ27はスレッドドライブ信号SDに応じてスレッド
機構5を駆動する。スレッド機構5は、上述したように
光学ヘッド3全体をディスク半径方向に移動させる機構
であり、スレッドドライバ27がスレッドドライブ信号
SDに応じてスレッド機構5内部のスレッドモータを駆
動することで光学ヘッド3の適正なスライド移動が行わ
れる。
【0035】さらにまた、サーボプロセッサ9は光学ヘ
ッド3におけるレーザダイオードの発光駆動制御を実行
する。光学ヘッド3におけるレーザダイオードは、レー
ザドライバ26によってレーザ発光駆動が行われてお
り、サーボプロセッサ9は、システムコントロール11
からの指示に基づいて、記録又は再生動作時にレーザ出
力が所定レベルとなるようなレーザドライブ信号を生成
して、レーザドライバ26に供給する。そして、レーザ
ドライバ26がこれに応じた発光レベルとなるように光
学ヘッド3のレーザダイオードを発光駆動することにな
る。
ッド3におけるレーザダイオードの発光駆動制御を実行
する。光学ヘッド3におけるレーザダイオードは、レー
ザドライバ26によってレーザ発光駆動が行われてお
り、サーボプロセッサ9は、システムコントロール11
からの指示に基づいて、記録又は再生動作時にレーザ出
力が所定レベルとなるようなレーザドライブ信号を生成
して、レーザドライバ26に供給する。そして、レーザ
ドライバ26がこれに応じた発光レベルとなるように光
学ヘッド3のレーザダイオードを発光駆動することにな
る。
【0036】アドレスデコーダ10は供給されたグルー
ブ情報GFMをデコードしてアドレス情報を抽出する。
このアドレス情報はシステムコントローラ11に供給さ
れ、各種の制御動作に用いられる。またRF信号につい
てはエンコーダ/デコーダ部8においてEFM復調、C
IRC等のデコード処理が行われるが、この時アドレ
ス、サブコードデータなども抽出され、システムコント
ローラ11に供給される。
ブ情報GFMをデコードしてアドレス情報を抽出する。
このアドレス情報はシステムコントローラ11に供給さ
れ、各種の制御動作に用いられる。またRF信号につい
てはエンコーダ/デコーダ部8においてEFM復調、C
IRC等のデコード処理が行われるが、この時アドレ
ス、サブコードデータなども抽出され、システムコント
ローラ11に供給される。
【0037】エンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、
CIRC等のデコード処理された音声データ(セクター
データ)は、メモリコントローラ12によって、一旦、
D−RAM(Dynamic Random access Memory )等によ
って形成されているバッファメモリ13に書き込まれ
る。なお、光学ヘッド3によるディスク90からのデー
タの読み取り及び光学ヘッド3からバッファメモリ13
までの系における再生データの転送は1.41Mbit/secで、
しかも通常は間欠的に行われる。
CIRC等のデコード処理された音声データ(セクター
データ)は、メモリコントローラ12によって、一旦、
D−RAM(Dynamic Random access Memory )等によ
って形成されているバッファメモリ13に書き込まれ
る。なお、光学ヘッド3によるディスク90からのデー
タの読み取り及び光学ヘッド3からバッファメモリ13
までの系における再生データの転送は1.41Mbit/secで、
しかも通常は間欠的に行われる。
【0038】バッファメモリ13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理が施され、44.1KHz サンプリング、16ビッ
ト量子化のデジタルオーディオ信号とされる。 このデ
ジタルオーディオ信号はD/A変換器15によってアナ
ログ信号とされ、出力処理部16でレベル調整、インピ
ーダンス調整等が行われてライン出力端子17からアナ
ログオーディオ信号Aoutとして外部機器に対して出
力される。またヘッドホン出力HPoutとしてヘッド
ホン出力端子27に供給され、接続されるヘッドホンに
出力される。
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理が施され、44.1KHz サンプリング、16ビッ
ト量子化のデジタルオーディオ信号とされる。 このデ
ジタルオーディオ信号はD/A変換器15によってアナ
ログ信号とされ、出力処理部16でレベル調整、インピ
ーダンス調整等が行われてライン出力端子17からアナ
ログオーディオ信号Aoutとして外部機器に対して出
力される。またヘッドホン出力HPoutとしてヘッド
ホン出力端子27に供給され、接続されるヘッドホンに
出力される。
【0039】また、エンコーダ/デコーダ部14でデコ
ードされた状態のデジタルオーディオ信号は、デジタル
インターフェース部22に供給されることで、デジタル
出力端子21からデジタルオーディオ信号Doutとし
て外部機器に出力することもでき、例えば光ケーブルに
よる伝送形態で外部機器に出力される。
ードされた状態のデジタルオーディオ信号は、デジタル
インターフェース部22に供給されることで、デジタル
出力端子21からデジタルオーディオ信号Doutとし
て外部機器に出力することもでき、例えば光ケーブルに
よる伝送形態で外部機器に出力される。
【0040】ディスク90に対して記録動作が実行され
る際には、ライン入力端子18に供給された記録信号
(アナログオーディオ信号Ain)は、A/D変換器1
9によってデジタルデータとされた後、エンコーダ/デ
コーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理が施
される。また、外部機器からデジタル入力端子20にデ
ジタルオーディオ信号Dinが供給された場合は、デジ
タルインターフェース部22で制御コード等の抽出が行
われると共に、そのオーディオデータがエンコーダ/デ
コーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理が施
される。なお図示していないがマイクロホン入力端子を
設け、マイクロホン入力を記録信号として用いることも
当然可能である。
る際には、ライン入力端子18に供給された記録信号
(アナログオーディオ信号Ain)は、A/D変換器1
9によってデジタルデータとされた後、エンコーダ/デ
コーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理が施
される。また、外部機器からデジタル入力端子20にデ
ジタルオーディオ信号Dinが供給された場合は、デジ
タルインターフェース部22で制御コード等の抽出が行
われると共に、そのオーディオデータがエンコーダ/デ
コーダ部14に供給され、音声圧縮エンコード処理が施
される。なお図示していないがマイクロホン入力端子を
設け、マイクロホン入力を記録信号として用いることも
当然可能である。
【0041】エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮
された記録データはメモリコントローラ12によって一
旦バッファメモリ13に書き込まれて蓄積されていった
後、所定量のデータ単位毎に読み出されてエンコーダ/
デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ
部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード
処理された後、磁気ヘッド駆動回路6に供給される。
された記録データはメモリコントローラ12によって一
旦バッファメモリ13に書き込まれて蓄積されていった
後、所定量のデータ単位毎に読み出されてエンコーダ/
デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ
部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード
処理された後、磁気ヘッド駆動回路6に供給される。
【0042】磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理さ
れた記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、ディスク90に対して磁
気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行させる。
また、この時システムコントローラ11はサーボプロセ
ッサ9に対して記録レベルのレーザ光を出力するように
レーザ制御信号を供給する。これにより、サーボプロセ
ッサ9はレーザドライバ26を介して光学ヘッド3のレ
ーザダイオードの発光出力が記録用の高レベルのレーザ
出力となるように制御することになる。
れた記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド
駆動信号を供給する。つまり、ディスク90に対して磁
気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行させる。
また、この時システムコントローラ11はサーボプロセ
ッサ9に対して記録レベルのレーザ光を出力するように
レーザ制御信号を供給する。これにより、サーボプロセ
ッサ9はレーザドライバ26を介して光学ヘッド3のレ
ーザダイオードの発光出力が記録用の高レベルのレーザ
出力となるように制御することになる。
【0043】操作部23はユーザー操作に供される部位
を示し、各種操作キーやダイヤルとしての操作子が設け
られる。操作子としては例えば、再生、録音、一時停
止、停止、FF(早送り)、REW(早戻し)、AMS
(頭出しサーチ)などの記録再生動作にかかる操作子
や、通常再生、プログラム再生、シャッフル再生などの
プレイモードにかかる操作子が設けられている。これら
の操作キーやダイヤルによる操作情報はシステムコント
ローラ11に供給され、システムコントローラ11は操
作情報に応じた動作制御を実行することになる。
を示し、各種操作キーやダイヤルとしての操作子が設け
られる。操作子としては例えば、再生、録音、一時停
止、停止、FF(早送り)、REW(早戻し)、AMS
(頭出しサーチ)などの記録再生動作にかかる操作子
や、通常再生、プログラム再生、シャッフル再生などの
プレイモードにかかる操作子が設けられている。これら
の操作キーやダイヤルによる操作情報はシステムコント
ローラ11に供給され、システムコントローラ11は操
作情報に応じた動作制御を実行することになる。
【0044】表示部24の表示動作はシステムコントロ
ーラ11によって制御されており、表示動作を実行させ
る際に表示すべきデータを表示部24内の表示ドライバ
に送信する。表示ドライバは供給されたデータに基づい
て液晶パネルなどによるディスプレイの表示動作を駆動
し、所要の数字、文字、記号などの表示を実行させる。
これにより、表示部24においては、記録/再生してい
るディスクの動作モード状態、トラックナンバ、記録時
間/再生時間、編集動作状態等が示される。
ーラ11によって制御されており、表示動作を実行させ
る際に表示すべきデータを表示部24内の表示ドライバ
に送信する。表示ドライバは供給されたデータに基づい
て液晶パネルなどによるディスプレイの表示動作を駆動
し、所要の数字、文字、記号などの表示を実行させる。
これにより、表示部24においては、記録/再生してい
るディスクの動作モード状態、トラックナンバ、記録時
間/再生時間、編集動作状態等が示される。
【0045】2.ディスク構造 ここで、上記した本実施の形態の記録再生装置1に対応
する光磁気ディスク(ミニディスク)90のディスク構
造を説明する。そこで先ず、光磁気ディスク90の構造
を説明するに先だち、セクター、クラスタというデータ
単位及びそのエリア構造について説明しておく。
する光磁気ディスク(ミニディスク)90のディスク構
造を説明する。そこで先ず、光磁気ディスク90の構造
を説明するに先だち、セクター、クラスタというデータ
単位及びそのエリア構造について説明しておく。
【0046】ミニディスクシステムでの記録トラックと
しては、図13のようにクラスタCLが連続して形成さ
れており、1クラスタが記録時の最小単位とされる。1
クラスタは2〜3周回トラック分に相当する。
しては、図13のようにクラスタCLが連続して形成さ
れており、1クラスタが記録時の最小単位とされる。1
クラスタは2〜3周回トラック分に相当する。
【0047】そして1つのクラスタCLは、セクターS
FC〜SFFとされる4セクターのリンキング領域と、セク
ターS00〜S1Fとして示す32セクターのメインデータ
領域から形成されている。1セクターは2352バイト
で形成されるデータ単位である。4セクターのサブデー
タ領域のうち、セクターSFFはサブデータセクターとさ
れ、サブデータとしての情報記録に使用できるが、セク
ターSFC〜SFEの3セクターはデータ記録には用いられ
ない。一方、TOCデータ、オーディオデータ、AUX
データ等の記録は32セクター分のメインデータ領域に
行われる。なお、アドレスは1セクター毎に記録され
る。
FC〜SFFとされる4セクターのリンキング領域と、セク
ターS00〜S1Fとして示す32セクターのメインデータ
領域から形成されている。1セクターは2352バイト
で形成されるデータ単位である。4セクターのサブデー
タ領域のうち、セクターSFFはサブデータセクターとさ
れ、サブデータとしての情報記録に使用できるが、セク
ターSFC〜SFEの3セクターはデータ記録には用いられ
ない。一方、TOCデータ、オーディオデータ、AUX
データ等の記録は32セクター分のメインデータ領域に
行われる。なお、アドレスは1セクター毎に記録され
る。
【0048】また、セクターはさらにサウンドグループ
という単位に細分化され、2セクターが11サウンドグ
ループに分けられている。つまり図示するように、セク
ターS00などの偶数セクターと、セクターS01などの奇
数セクターの連続する2つのセクターに、サウンドグル
ープSG00〜SG0Aが含まれる状態となっている。1つ
のサウンドグループは424バイトで形成されており、
11.61msec の時間に相当する音声データ量となる。1つ
のサウンドグループSG内にはデータがLチャンネルと
Rチャンネルに分けられて記録される。例えばサウンド
グループSG00はLチャンネルデータL0とRチャンネ
ルデータR0で構成され、またサウンドグループSG01
はLチャンネルデータL1とRチャンネルデータR1で
構成される。なお、Lチャンネル又はRチャンネルのデ
ータ領域となる212バイトをサウンドフレームとよん
でいる。
という単位に細分化され、2セクターが11サウンドグ
ループに分けられている。つまり図示するように、セク
ターS00などの偶数セクターと、セクターS01などの奇
数セクターの連続する2つのセクターに、サウンドグル
ープSG00〜SG0Aが含まれる状態となっている。1つ
のサウンドグループは424バイトで形成されており、
11.61msec の時間に相当する音声データ量となる。1つ
のサウンドグループSG内にはデータがLチャンネルと
Rチャンネルに分けられて記録される。例えばサウンド
グループSG00はLチャンネルデータL0とRチャンネ
ルデータR0で構成され、またサウンドグループSG01
はLチャンネルデータL1とRチャンネルデータR1で
構成される。なお、Lチャンネル又はRチャンネルのデ
ータ領域となる212バイトをサウンドフレームとよん
でいる。
【0049】光磁気ディスク90のエリア構造として
は、図14に示すようになる。図14(a)はディスク
最内周側から最外周側までのエリアを示している。光磁
気ディスク90は、最内周側はエンボスピットにより再
生専用のデータが形成されるピット領域とされており、
ここにP−TOCが記録されている。ピット領域より外
周は、グルーブ領域とされ、記録トラックの案内溝とし
てのグルーブが形成された記録再生可能領域となってい
る。このグルーブ領域の最内周側のクラスタ0〜クラス
タ49までの区間が管理エリアとされ、実際の楽曲等の
プログラムが記録されるのは、クラスタ50〜クラスタ
2251までのプログラムエリアとなる。プログラムエ
リアより外周はリードアウトエリアとされている。
は、図14に示すようになる。図14(a)はディスク
最内周側から最外周側までのエリアを示している。光磁
気ディスク90は、最内周側はエンボスピットにより再
生専用のデータが形成されるピット領域とされており、
ここにP−TOCが記録されている。ピット領域より外
周は、グルーブ領域とされ、記録トラックの案内溝とし
てのグルーブが形成された記録再生可能領域となってい
る。このグルーブ領域の最内周側のクラスタ0〜クラス
タ49までの区間が管理エリアとされ、実際の楽曲等の
プログラムが記録されるのは、クラスタ50〜クラスタ
2251までのプログラムエリアとなる。プログラムエ
リアより外周はリードアウトエリアとされている。
【0050】管理エリア内を詳しく示したものが図14
(b)である。図14(b)は横方向にセクター、縦方
向にクラスタを示している。管理エリアにおいてクラス
タ0,1はピット領域との緩衝エリアとされている。ク
ラスタ2はパワーキャリブレーションエリアPCAとさ
れ、レーザー光の出力パワー調整等のために用いられ
る。クラスタ3,4,5はU−TOCが記録される。U
−TOCは1つのクラスタ内の各セクターにおいてデー
タフォーマットが規定され、それぞれ所定の管理情報が
記録されるが、このようなU−TOCデータとなるセク
ターを有するクラスタが、クラスタ3,4,5に3回繰
り返し記録される。
(b)である。図14(b)は横方向にセクター、縦方
向にクラスタを示している。管理エリアにおいてクラス
タ0,1はピット領域との緩衝エリアとされている。ク
ラスタ2はパワーキャリブレーションエリアPCAとさ
れ、レーザー光の出力パワー調整等のために用いられ
る。クラスタ3,4,5はU−TOCが記録される。U
−TOCは1つのクラスタ内の各セクターにおいてデー
タフォーマットが規定され、それぞれ所定の管理情報が
記録されるが、このようなU−TOCデータとなるセク
ターを有するクラスタが、クラスタ3,4,5に3回繰
り返し記録される。
【0051】クラスタ6,7,8はAUX−TOCが記
録される。AUX−TOCは1つのクラスタ内の各セク
ターにおいてデータフォーマットが規定され、それぞれ
所定の管理情報が記録される。このようなAUX−TO
Cデータとなるセクターを有するクラスタが、クラスタ
6,7,8に3回繰り返して記録される。クラスタ9か
らクラスタ46までの領域は、AUXデータが記録され
る領域となる。AUXデータとしてのデータファイルは
セクター単位で形成され、例えば静止画ファイルとして
のピクチャーファイルセクター等が形成される。そして
このAUXデータとしてのデータファイルや、AUXデ
ータエリア内でAUXデータファイルを記録可能な領域
などは、AUX−TOCによって管理されることにな
る。
録される。AUX−TOCは1つのクラスタ内の各セク
ターにおいてデータフォーマットが規定され、それぞれ
所定の管理情報が記録される。このようなAUX−TO
Cデータとなるセクターを有するクラスタが、クラスタ
6,7,8に3回繰り返して記録される。クラスタ9か
らクラスタ46までの領域は、AUXデータが記録され
る領域となる。AUXデータとしてのデータファイルは
セクター単位で形成され、例えば静止画ファイルとして
のピクチャーファイルセクター等が形成される。そして
このAUXデータとしてのデータファイルや、AUXデ
ータエリア内でAUXデータファイルを記録可能な領域
などは、AUX−TOCによって管理されることにな
る。
【0052】なお、AUXデータエリアでのデータファ
イルの記録容量は、エラー訂正方式モード2として考え
た場合に2.8Mバイトとなる。また、例えばプログラ
ムエリアの後半部分やプログラムエリアより外周側の領
域(例えばリードアウト部分)に、第2のAUXデータ
エリアを形成して、データファイルの記録容量を拡大す
ることも考えられる。
イルの記録容量は、エラー訂正方式モード2として考え
た場合に2.8Mバイトとなる。また、例えばプログラ
ムエリアの後半部分やプログラムエリアより外周側の領
域(例えばリードアウト部分)に、第2のAUXデータ
エリアを形成して、データファイルの記録容量を拡大す
ることも考えられる。
【0053】クラスタ47,48,49は、プログラム
エリアとの緩衝エリアとされる。クラスタ50(=32
h)以降のプログラムエリアには、1又は複数の楽曲等
の音声データがATRACと呼ばれる圧縮形式で記録さ
れる。記録される各プログラムや記録可能な領域はU−
TOCによって管理される。
エリアとの緩衝エリアとされる。クラスタ50(=32
h)以降のプログラムエリアには、1又は複数の楽曲等
の音声データがATRACと呼ばれる圧縮形式で記録さ
れる。記録される各プログラムや記録可能な領域はU−
TOCによって管理される。
【0054】なお、ミニディスクシステムではプログラ
ム等が再生専用のデータとしてピット形態で記録されて
いる再生専用ディスクも用いられるが、この再生専用デ
ィスクでは、ディスク上はすべてピット領域となる。そ
して記録されているプログラムの管理はP−TOCによ
ってU−TOCとほぼ同様の形態で管理され、U−TO
Cは形成されない。但し、AUXデータとして再生専用
のデータファイルを記録する場合は、それを管理するた
めのAUX−TOCが記録されることになる。
ム等が再生専用のデータとしてピット形態で記録されて
いる再生専用ディスクも用いられるが、この再生専用デ
ィスクでは、ディスク上はすべてピット領域となる。そ
して記録されているプログラムの管理はP−TOCによ
ってU−TOCとほぼ同様の形態で管理され、U−TO
Cは形成されない。但し、AUXデータとして再生専用
のデータファイルを記録する場合は、それを管理するた
めのAUX−TOCが記録されることになる。
【0055】上記説明を踏まえて、図15を用いて光磁
気ディスク90のグルーブ構造について説明する。図1
5(a)に模式的に示したように、ディスク90のグル
ーブ領域には、プリグルーブPGがスパイラル状に内周
から外周に向かって予め形成されている。もちろん、こ
のプリグルーブPGは、同心円状に形成することも可能
である。
気ディスク90のグルーブ構造について説明する。図1
5(a)に模式的に示したように、ディスク90のグル
ーブ領域には、プリグルーブPGがスパイラル状に内周
から外周に向かって予め形成されている。もちろん、こ
のプリグルーブPGは、同心円状に形成することも可能
である。
【0056】また、このプリグルーブPGは、図15
(b)においてその一部を拡大して示したように、その
左右の側壁が、アドレス情報に対応してウォブリングさ
れる。つまりアドレスに基づいて生成されたウォブリン
グ信号に対応する所定の周期で蛇行している。グルーブ
PGとその隣のグルーブPGの間はランドLDとされ、
データの記録はグルーブPGに行われる。従ってトラッ
クピッチはグルーブPGの中心とその隣のグルーブPG
の中心までの距離となる。
(b)においてその一部を拡大して示したように、その
左右の側壁が、アドレス情報に対応してウォブリングさ
れる。つまりアドレスに基づいて生成されたウォブリン
グ信号に対応する所定の周期で蛇行している。グルーブ
PGとその隣のグルーブPGの間はランドLDとされ、
データの記録はグルーブPGに行われる。従ってトラッ
クピッチはグルーブPGの中心とその隣のグルーブPG
の中心までの距離となる。
【0057】3.光学ヘッドの構成 次に、上記図1に示した本実施の形態の記録再生装置1
に搭載されている光学ヘッド3の光学系の構成を図2、
図3を参照しながら説明する。先ず光学ヘッド3内に備
えられるレーザカプラ(集積光学素子)の構成について
説明する。
に搭載されている光学ヘッド3の光学系の構成を図2、
図3を参照しながら説明する。先ず光学ヘッド3内に備
えられるレーザカプラ(集積光学素子)の構成について
説明する。
【0058】図2は本実施の形態としてのレーザカプラ
の構造例を示した図である。光学ヘッド3の光学系は、
主としてレーザカプラ230と対物レンズ3aにより構
成されている。なお、対物レンズ3aは、ここでは図示
しない二軸機構によってディスク90の信号面90aに
接離する方向(フォーカス方向)と、ディスク半径方向
(トラッキング方向)に変位可能なように支持されてい
る。
の構造例を示した図である。光学ヘッド3の光学系は、
主としてレーザカプラ230と対物レンズ3aにより構
成されている。なお、対物レンズ3aは、ここでは図示
しない二軸機構によってディスク90の信号面90aに
接離する方向(フォーカス方向)と、ディスク半径方向
(トラッキング方向)に変位可能なように支持されてい
る。
【0059】図2に示すように、レーザカプラ230
は、シリコン基板241上に対して3つのフォトディテ
クタ242,243a,243bが配される。そして、
これらフォトディテクタ上に被せるようにして、マイク
ロプリズム(以下、単に「プリズム」という)232を
配置している。このプリズムにあってレーザ光が入射さ
れる側の側面部は図のように所定角度による傾斜面23
2aとして形成されている。そして、図のようにレーザ
光源であるレーザダイオード231を配置することで、
プリズム232の傾斜面232aに対してレーザ光を照
射させるようにしている。
は、シリコン基板241上に対して3つのフォトディテ
クタ242,243a,243bが配される。そして、
これらフォトディテクタ上に被せるようにして、マイク
ロプリズム(以下、単に「プリズム」という)232を
配置している。このプリズムにあってレーザ光が入射さ
れる側の側面部は図のように所定角度による傾斜面23
2aとして形成されている。そして、図のようにレーザ
光源であるレーザダイオード231を配置することで、
プリズム232の傾斜面232aに対してレーザ光を照
射させるようにしている。
【0060】レーザダイオード231から出射されたレ
ーザ光は、プリズム232の傾斜面232aによりディ
スク90側に90度反射され、対物レンズ3aにより集
光されて収束した状態でディスク90の信号面90aに
照射される。そして、この信号面90aで反射された反
射光は、対物レンズ3aを介してプリズム232の傾斜
面232aに入射され、例えば傾斜面232aにより2
つの光路に分光される。この分光した2つの反射光は、
先ずフォトディテクタ242にて受光される。そして、
フォトディテクタ242上にて受光された2つの反射光
は、さらにこのフォトディテクタ242により反射して
プリズム232の上方に進む。プリズム232の上面に
は高い反射率を持つ反射膜が形成されており、このため
フォトディテクタ242にて反射した光は、更にこのプ
リズム232の上面反射膜にて反射される。従って、こ
の反射膜で反射された反射光が、それぞれフォトディテ
クタ243a,243bで受光される。
ーザ光は、プリズム232の傾斜面232aによりディ
スク90側に90度反射され、対物レンズ3aにより集
光されて収束した状態でディスク90の信号面90aに
照射される。そして、この信号面90aで反射された反
射光は、対物レンズ3aを介してプリズム232の傾斜
面232aに入射され、例えば傾斜面232aにより2
つの光路に分光される。この分光した2つの反射光は、
先ずフォトディテクタ242にて受光される。そして、
フォトディテクタ242上にて受光された2つの反射光
は、さらにこのフォトディテクタ242により反射して
プリズム232の上方に進む。プリズム232の上面に
は高い反射率を持つ反射膜が形成されており、このため
フォトディテクタ242にて反射した光は、更にこのプ
リズム232の上面反射膜にて反射される。従って、こ
の反射膜で反射された反射光が、それぞれフォトディテ
クタ243a,243bで受光される。
【0061】図3は、レーザカプラ230に形成されて
いる3つのフォトディテクタ242、243a,243
bの位置関係及びこれらの構造を概念的に示している。
図に示すように、フォトディテクタ242、243a,
243b間のトラック方向(ディスク回転方向)に沿っ
た位置関係としては、レーザスポットSPのトラックに
対する進行方向に対応する前側から後ろ側にかけて、フ
ォトディテクタ242→243a→243bの順に配置
される。また、フォトディテクタ243aとフォトディ
テクタ243bについては、例えば、トラック方向にお
いては接するようにして配置されており、また、ディス
ク半径方向においては、フォトディテクタ242の中心
位置Pcnに対して互いに異なる方向に同一量ずらすよ
うにして配されている。
いる3つのフォトディテクタ242、243a,243
bの位置関係及びこれらの構造を概念的に示している。
図に示すように、フォトディテクタ242、243a,
243b間のトラック方向(ディスク回転方向)に沿っ
た位置関係としては、レーザスポットSPのトラックに
対する進行方向に対応する前側から後ろ側にかけて、フ
ォトディテクタ242→243a→243bの順に配置
される。また、フォトディテクタ243aとフォトディ
テクタ243bについては、例えば、トラック方向にお
いては接するようにして配置されており、また、ディス
ク半径方向においては、フォトディテクタ242の中心
位置Pcnに対して互いに異なる方向に同一量ずらすよ
うにして配されている。
【0062】そして、フォトディテクタ242は、トラ
ック方向に対して平行な分割線により分割される4つの
検出領域A,B,C,Dを有する。フォトディテクタ2
42では、上記図8に示したプリズム232の傾斜面2
32aで2つに分光された反射光である、光スポットS
P1,SP2を受光する。
ック方向に対して平行な分割線により分割される4つの
検出領域A,B,C,Dを有する。フォトディテクタ2
42では、上記図8に示したプリズム232の傾斜面2
32aで2つに分光された反射光である、光スポットS
P1,SP2を受光する。
【0063】フォトディテクタ243aもまた、トラッ
ク方向に対して平行な分割線により3つの検出領域Iy
1,Ix,Iy2に分割される。これらフォトディテク
タ243a及び243bでは、フォトディテクタ242
で反射された後、プリズム232の上面の反射膜で反射
された反射光の光スポットSP1及びSP2がそれぞれ
受光される。
ク方向に対して平行な分割線により3つの検出領域Iy
1,Ix,Iy2に分割される。これらフォトディテク
タ243a及び243bでは、フォトディテクタ242
で反射された後、プリズム232の上面の反射膜で反射
された反射光の光スポットSP1及びSP2がそれぞれ
受光される。
【0064】上記した、フォトディテクタ242の各検
出領域A〜D、フォトディテクタ243aの検出領域I
y1,Ix,Iy2、及びフォトディテクタ243bの
Jy1,Jx,Jy2にて受光することにより得られる
検出出力は、電流信号として図1に示したRFアンプ7
に対して適宜供給される。RFアンプ7では、この入力
信号を電圧信号に変換した後、所要の演算処理を施して
例えば再生RF信号や各種サーボエラー信号等の所要の
信号を生成する。
出領域A〜D、フォトディテクタ243aの検出領域I
y1,Ix,Iy2、及びフォトディテクタ243bの
Jy1,Jx,Jy2にて受光することにより得られる
検出出力は、電流信号として図1に示したRFアンプ7
に対して適宜供給される。RFアンプ7では、この入力
信号を電圧信号に変換した後、所要の演算処理を施して
例えば再生RF信号や各種サーボエラー信号等の所要の
信号を生成する。
【0065】なお、以降本明細書ではフォトディテクタ
242の各検出領域A〜Dにて得られる検出信号もそれ
ぞれ検出信号A〜Dと表記する。同様にして、フォトデ
ィテクタ243aの検出領域Ix,Iy1,Iy2にて
得られる検出出力(検出信号)、及びフォトディテクタ
243bの検出領域Jx,Jy1,Jy2にて得られる
検出信号についても、各領域の符号を利用して、それぞ
れ検出信号Ix,Iy1,Iy2、Jx,Jy1,Jy
2と表記する。ただし、以降の説明において、検出信号
として Iy1+Iy2 として表される信号については検出信号Iyと表記し、
同様に、検出信号として Jy1+Jy2 として表される信号については検出信号Jyと表記す
る。
242の各検出領域A〜Dにて得られる検出信号もそれ
ぞれ検出信号A〜Dと表記する。同様にして、フォトデ
ィテクタ243aの検出領域Ix,Iy1,Iy2にて
得られる検出出力(検出信号)、及びフォトディテクタ
243bの検出領域Jx,Jy1,Jy2にて得られる
検出信号についても、各領域の符号を利用して、それぞ
れ検出信号Ix,Iy1,Iy2、Jx,Jy1,Jy
2と表記する。ただし、以降の説明において、検出信号
として Iy1+Iy2 として表される信号については検出信号Iyと表記し、
同様に、検出信号として Jy1+Jy2 として表される信号については検出信号Jyと表記す
る。
【0066】4.RFアンプの構成 上記図1に示したRFアンプ7では、光学ヘッド3のフ
ォトディテクタ242,243a,243bからの検出
信号に所要の演算処理を施して、当該記録再生装置1に
おける記録又は再生動作に必要な各種信号を生成する。
例えば前述したプルイン信号PI、フォーカスエラー信
号FE、トラッキングエラー信号TE、RF信号等を生
成する。
ォトディテクタ242,243a,243bからの検出
信号に所要の演算処理を施して、当該記録再生装置1に
おける記録又は再生動作に必要な各種信号を生成する。
例えば前述したプルイン信号PI、フォーカスエラー信
号FE、トラッキングエラー信号TE、RF信号等を生
成する。
【0067】図4は、RFアンプ7に設けられているマ
トリクス演算回路の一部を示した図である。この図4に
示すマトリクス演算回路は、フォトディテクタ242か
ら出力される検出信号A〜Dに対して所要の演算処理を
行うための回路ブロックを示したものであり、加算器3
1a、31b、32により構成される。加算器31aは
フォトディテクタ242からの検出信号A,Bを加算し
て加算信号(A+B)を出力し、加算器31bはフォト
ディテクタ242からの検出信号C,Dを加算して加算
信号(C+D)を出力する。加算器32は加算器31a
からの加算信号(A+B)と、加算器31bからの加算
信号(C+D)を加算して加算信号(A+B+C+D)
を出力する。そして、このようなマトリクス演算回路か
らは、上記した加算器31aの加算信号(A+B)、加
算器31bの加算信号(C+D)、加算器32の加算信
号(A+B+C+D)及びフォトディテクタ242の検
出信号A,Dが出力される。
トリクス演算回路の一部を示した図である。この図4に
示すマトリクス演算回路は、フォトディテクタ242か
ら出力される検出信号A〜Dに対して所要の演算処理を
行うための回路ブロックを示したものであり、加算器3
1a、31b、32により構成される。加算器31aは
フォトディテクタ242からの検出信号A,Bを加算し
て加算信号(A+B)を出力し、加算器31bはフォト
ディテクタ242からの検出信号C,Dを加算して加算
信号(C+D)を出力する。加算器32は加算器31a
からの加算信号(A+B)と、加算器31bからの加算
信号(C+D)を加算して加算信号(A+B+C+D)
を出力する。そして、このようなマトリクス演算回路か
らは、上記した加算器31aの加算信号(A+B)、加
算器31bの加算信号(C+D)、加算器32の加算信
号(A+B+C+D)及びフォトディテクタ242の検
出信号A,Dが出力される。
【0068】本実施の形態のRFアンプ7において生成
されるプルイン信号PIとしては、例えば上記した加算
器32の出力信号(A+B+C+D)が用いられること
になる。
されるプルイン信号PIとしては、例えば上記した加算
器32の出力信号(A+B+C+D)が用いられること
になる。
【0069】また、フォーカスエラー信号FEを生成す
るために、例えばマトリクスアンプ107には、図5に
示す構成によるフォーカスエラー信号生成回路が設けら
れる。この図に示すフォーカスエラー信号生成回路で
は、フォトディテクタ242からの検出信号A〜Dが演
算器244に入力される。そしてこの演算器244で
は、 (A+D)−(B+C) で表される演算を行う。この演算出力はアンプ245a
に入力されて、ここでゲインの調整が行われて減算器2
46に対して出力される。
るために、例えばマトリクスアンプ107には、図5に
示す構成によるフォーカスエラー信号生成回路が設けら
れる。この図に示すフォーカスエラー信号生成回路で
は、フォトディテクタ242からの検出信号A〜Dが演
算器244に入力される。そしてこの演算器244で
は、 (A+D)−(B+C) で表される演算を行う。この演算出力はアンプ245a
に入力されて、ここでゲインの調整が行われて減算器2
46に対して出力される。
【0070】また、フォトディテクタ243a及び24
3bからの検出信号Ix,Iy(=Iy1+Iy2)、
及び検出信号Jx,Jy(=Jy1+Jy2)は演算器
247に対して出力される。演算器247では (Iy+Jy)−(Ix+Jx) で示される演算を行って、この演算出力を減算器246
に出力する。
3bからの検出信号Ix,Iy(=Iy1+Iy2)、
及び検出信号Jx,Jy(=Jy1+Jy2)は演算器
247に対して出力される。演算器247では (Iy+Jy)−(Ix+Jx) で示される演算を行って、この演算出力を減算器246
に出力する。
【0071】減算器246では、演算器244の演算出
力から演算器247の演算出力を減算する。この減算器
246の演算出力に対しては、加算器248によりフォ
ーカスエラーオフセット(目標値に対するオフセット)
としての所要値が加算され、この後、ローパスフィルタ
(LPF)249を介して所定の低域成分のみを出力さ
せた後、ゲインアンプ245bに対して出力される。ゲ
インアンプ245bでは入力された信号について再度ゲ
イン調整を行って、フォーカスエラー信号FEとして出
力する。
力から演算器247の演算出力を減算する。この減算器
246の演算出力に対しては、加算器248によりフォ
ーカスエラーオフセット(目標値に対するオフセット)
としての所要値が加算され、この後、ローパスフィルタ
(LPF)249を介して所定の低域成分のみを出力さ
せた後、ゲインアンプ245bに対して出力される。ゲ
インアンプ245bでは入力された信号について再度ゲ
イン調整を行って、フォーカスエラー信号FEとして出
力する。
【0072】上記図5に示したフォーカスエラー信号生
成回路の構成は、例えば図6に示すようにして、対物レ
ンズ3aをディスクの接離方向に移動させた際に、フォ
トディテクタ242,243(フォトディテクタ243
a,243b)の検出出力が変化する現象を応用してい
る。
成回路の構成は、例えば図6に示すようにして、対物レ
ンズ3aをディスクの接離方向に移動させた際に、フォ
トディテクタ242,243(フォトディテクタ243
a,243b)の検出出力が変化する現象を応用してい
る。
【0073】例えばフォトディテクタ242の両側(外
側)に位置する検出領域A,Dからの検出信号と、内側
に位置する検出領域B,Cからの検出信号の差信号の波
形は、図6(c)に示す信号Mαのようになる。一方、
フォトディテクタ243a,243bの検出領域Iy,
Jyからの検出信号と、検出領域Ix,Ixからの検出
信号に基づき、図6に示した演算器247の演算処理
(Iy+Jy)−(Ix+Jx)を行って得られる波形
出力の波形は図11(c)に示す信号Mijのようにな
る。
側)に位置する検出領域A,Dからの検出信号と、内側
に位置する検出領域B,Cからの検出信号の差信号の波
形は、図6(c)に示す信号Mαのようになる。一方、
フォトディテクタ243a,243bの検出領域Iy,
Jyからの検出信号と、検出領域Ix,Ixからの検出
信号に基づき、図6に示した演算器247の演算処理
(Iy+Jy)−(Ix+Jx)を行って得られる波形
出力の波形は図11(c)に示す信号Mijのようにな
る。
【0074】ここで、フォトディテクタ242,243
の検出領域から得られる信号Mα,Mijの変化は、図6
(c)に示す出力波形、及び同じ図6(a),(b)に
示す光スポットの収束状態から分かるようにその位相は
逆相となる。そして、減算器246によって演算器24
4の出力(信号Mα)から演算器247の出力(信号M
ij)を減算することにより、図6(d)に示す、フォー
カス状態に対応した信号を得、この信号をフォーカスエ
ラー信号FEとして出力している。
の検出領域から得られる信号Mα,Mijの変化は、図6
(c)に示す出力波形、及び同じ図6(a),(b)に
示す光スポットの収束状態から分かるようにその位相は
逆相となる。そして、減算器246によって演算器24
4の出力(信号Mα)から演算器247の出力(信号M
ij)を減算することにより、図6(d)に示す、フォー
カス状態に対応した信号を得、この信号をフォーカスエ
ラー信号FEとして出力している。
【0075】続いて、トラッキングエラー信号TEを生
成するための回路構成について説明する。本実施の形態
では、先に図2に示した1ビーム方式に基づく構成のレ
ーザカプラ230を備えることでプッシュプル信号を生
成し、これに基づいてトラッキングサーボ制御を実行す
るように構成される。
成するための回路構成について説明する。本実施の形態
では、先に図2に示した1ビーム方式に基づく構成のレ
ーザカプラ230を備えることでプッシュプル信号を生
成し、これに基づいてトラッキングサーボ制御を実行す
るように構成される。
【0076】周知のように、プッシュプル信号は、トラ
ック方向に沿って2分割されたフォトディテクタの受光
領域の差分を得ることで得られる信号であり、この各受
光領域での受光強度がディスクのピット又はグルーブ
(ランド)の回析によって変化するために、プッシュプ
ル信号としてはトラッキング誤差量に対応するレベルを
有することを利用しているものである。但し、プッシュ
プル信号においては、トラッキング制御に伴う二軸機構
により支持される対物レンズ3aのトラッキング方向に
おける中立位置からの移動量、又はディスク信号面の傾
きなどによるフォトディテクタ上での、ディスク半径方
向におけるレーザスポットのずれ量が、直流的なオフセ
ット成分として重畳されてしまうことも知られている。
このため、上記のようにして得られたプッシュプル信号
をそのままトラッキングエラー信号として利用してトラ
ッキングサーボ制御を実行しても、適正にトラックをト
レースさせることはできないものとされている。そこで
プッシュプル法の実際としては、プッシュプル信号か
ら、上記したフォトディテクタ上でのディスク半径方向
におけるレーザスポットのずれ量に対応するオフセット
成分をキャンセルするようにしている。そして、このよ
うにしてオフセット成分のキャンセルされたプッシュプ
ル信号を、トラッキングエラー信号TEとして利用して
トラッキングサーボ制御を実行するようにすれば、適正
にトラックをトレースさせることが可能になるわけであ
る。
ック方向に沿って2分割されたフォトディテクタの受光
領域の差分を得ることで得られる信号であり、この各受
光領域での受光強度がディスクのピット又はグルーブ
(ランド)の回析によって変化するために、プッシュプ
ル信号としてはトラッキング誤差量に対応するレベルを
有することを利用しているものである。但し、プッシュ
プル信号においては、トラッキング制御に伴う二軸機構
により支持される対物レンズ3aのトラッキング方向に
おける中立位置からの移動量、又はディスク信号面の傾
きなどによるフォトディテクタ上での、ディスク半径方
向におけるレーザスポットのずれ量が、直流的なオフセ
ット成分として重畳されてしまうことも知られている。
このため、上記のようにして得られたプッシュプル信号
をそのままトラッキングエラー信号として利用してトラ
ッキングサーボ制御を実行しても、適正にトラックをト
レースさせることはできないものとされている。そこで
プッシュプル法の実際としては、プッシュプル信号か
ら、上記したフォトディテクタ上でのディスク半径方向
におけるレーザスポットのずれ量に対応するオフセット
成分をキャンセルするようにしている。そして、このよ
うにしてオフセット成分のキャンセルされたプッシュプ
ル信号を、トラッキングエラー信号TEとして利用して
トラッキングサーボ制御を実行するようにすれば、適正
にトラックをトレースさせることが可能になるわけであ
る。
【0077】上記オフセット成分をキャンセルするため
のキャンセル信号を生成する方式としては各種提案され
ているのであるが、本実施の形態においては、対物レン
ズのトラッキング方向における中点位置からのずれ量を
示すレンズシフト信号を、上記キャンセル信号として利
用する。これは、フォトディテクタ上のディスク半径方
向におけるレーザスポットのずれは、主として、対物レ
ンズがトラッキング方向における中点位置からずれるこ
とによって生じる現象であることを前提としているもの
である。このキャンセル信号としてのレンズシフト信号
も、レーザカプラ230のフォトディテクタから得られ
る検出信号に基づいて生成されるものである。
のキャンセル信号を生成する方式としては各種提案され
ているのであるが、本実施の形態においては、対物レン
ズのトラッキング方向における中点位置からのずれ量を
示すレンズシフト信号を、上記キャンセル信号として利
用する。これは、フォトディテクタ上のディスク半径方
向におけるレーザスポットのずれは、主として、対物レ
ンズがトラッキング方向における中点位置からずれるこ
とによって生じる現象であることを前提としているもの
である。このキャンセル信号としてのレンズシフト信号
も、レーザカプラ230のフォトディテクタから得られ
る検出信号に基づいて生成されるものである。
【0078】5.トラッキングエラー信号生成回路の構
成 図7は、上記RFアンプ7に備えられている本実施の形
態のトラッキングエラー信号生成回路の構成例を示した
ブロック図である。但し、この図7に示すトラッキング
エラー信号生成回路の構成は、あくまでも本発明に従っ
た概念的な構成を示している。実際にはディスク信号面
の例えばピット、グルーブの検出に対応するために、よ
り複雑な構成を採るものとされる。
成 図7は、上記RFアンプ7に備えられている本実施の形
態のトラッキングエラー信号生成回路の構成例を示した
ブロック図である。但し、この図7に示すトラッキング
エラー信号生成回路の構成は、あくまでも本発明に従っ
た概念的な構成を示している。実際にはディスク信号面
の例えばピット、グルーブの検出に対応するために、よ
り複雑な構成を採るものとされる。
【0079】この図7に示すプッシュプル信号生成部3
3は、光学ヘッド3のフォトディテクタ242から出力
される検出信号に基づいて、プッシュプル信号PPを生
成するようにされる。本実施の形態では、トラッキング
エラー信号の生成に用いられる光学ヘッド3からの検出
信号は、上記図4に示したマトリクス演算回路の加算器
31a,31b及び32にて演算処理が施されることか
らプッシュプル信号生成部33には、マトリクス演算回
路の加算器31aから出力される加算信号(A+B)、
加算器31bから出力される加算信号(C+D)が供給
される。そして、これらの加算信号からプッシュプル信
号PP((A+B)−(C+D))を生成するようにさ
れる。
3は、光学ヘッド3のフォトディテクタ242から出力
される検出信号に基づいて、プッシュプル信号PPを生
成するようにされる。本実施の形態では、トラッキング
エラー信号の生成に用いられる光学ヘッド3からの検出
信号は、上記図4に示したマトリクス演算回路の加算器
31a,31b及び32にて演算処理が施されることか
らプッシュプル信号生成部33には、マトリクス演算回
路の加算器31aから出力される加算信号(A+B)、
加算器31bから出力される加算信号(C+D)が供給
される。そして、これらの加算信号からプッシュプル信
号PP((A+B)−(C+D))を生成するようにさ
れる。
【0080】キャンセル信号生成部34は、上記図4に
示したマトリクス演算回路から出力される加算信号、及
びフォトディテクタ242からの検出信号に基づいて、
プッシュプル信号PPに重畳される直流オフセット成
分、すなわち対物レンズ3aのトラッキング方向におけ
る中点位置からのずれ量を検出してキャンセル信号CS
Lpre を生成する。なお、直流オフセット成分の検出方
式と、その具体的な構成は図12により後述する。
示したマトリクス演算回路から出力される加算信号、及
びフォトディテクタ242からの検出信号に基づいて、
プッシュプル信号PPに重畳される直流オフセット成
分、すなわち対物レンズ3aのトラッキング方向におけ
る中点位置からのずれ量を検出してキャンセル信号CS
Lpre を生成する。なお、直流オフセット成分の検出方
式と、その具体的な構成は図12により後述する。
【0081】ローパスフィルタ(LPF)37は、キャ
ンセル信号生成部34から入力されるキャンセル信号C
SLpre を入力して、所定のカットオフ周波数より低域
周波数成分を抽出して、キャンセル信号CSLpostとし
て出力するようにされる。また、LPF37は少なくと
も2以上のカットオフ周波数に切換可能なものとされ
る。本実施の形態のLPF37は、第1のカットオフ周
波数と第2のカットオフ周波数の2段階のカットオフ周
波数に切り換え可能とされる。即ち、LPF37は異な
る2種類の時定数に設定可能なものとされ、これによ
り、LPF37の入出力応答特性を可変することができ
るようにされている。なお、LPF37の構成について
は後述する。
ンセル信号生成部34から入力されるキャンセル信号C
SLpre を入力して、所定のカットオフ周波数より低域
周波数成分を抽出して、キャンセル信号CSLpostとし
て出力するようにされる。また、LPF37は少なくと
も2以上のカットオフ周波数に切換可能なものとされ
る。本実施の形態のLPF37は、第1のカットオフ周
波数と第2のカットオフ周波数の2段階のカットオフ周
波数に切り換え可能とされる。即ち、LPF37は異な
る2種類の時定数に設定可能なものとされ、これによ
り、LPF37の入出力応答特性を可変することができ
るようにされている。なお、LPF37の構成について
は後述する。
【0082】LPF37は、例えば閉ループによるトラ
ッキングサーボ制御がオン状態の下で、光スポットがデ
ィスク上の正常領域、及び欠陥領域を通過している時に
第1のカットオフ周波数に設定される。このため、第1
のカットオフ周波数としては、例えば入力されるキャン
セル信号CSLpre に対する応答速度が、例えば次のよ
うな条件を満たす程度に設定される。即ち、第1のカッ
トオフ周波数は、光スポットSPがディスク上の正常領
域を通過している時でも適正なキャンセル信号CSLpo
stを得ることができる応答速度に設定される。また光ス
ポットSPがディスク上の欠陥領域を通過している時
に、そのディスク欠陥領域から得られるキャンセル信号
CSLpre がキャンセル信号CSLpostに与える影響を
最小限とすることができる応答速度に設定される。例え
ば、第1のカットオフ周波数は、少なくともディスクの
最大回転周波数より高い周波数範囲で、且つその周波数
範囲における最も低い周波数、或いはその近傍周波数に
設定される。
ッキングサーボ制御がオン状態の下で、光スポットがデ
ィスク上の正常領域、及び欠陥領域を通過している時に
第1のカットオフ周波数に設定される。このため、第1
のカットオフ周波数としては、例えば入力されるキャン
セル信号CSLpre に対する応答速度が、例えば次のよ
うな条件を満たす程度に設定される。即ち、第1のカッ
トオフ周波数は、光スポットSPがディスク上の正常領
域を通過している時でも適正なキャンセル信号CSLpo
stを得ることができる応答速度に設定される。また光ス
ポットSPがディスク上の欠陥領域を通過している時
に、そのディスク欠陥領域から得られるキャンセル信号
CSLpre がキャンセル信号CSLpostに与える影響を
最小限とすることができる応答速度に設定される。例え
ば、第1のカットオフ周波数は、少なくともディスクの
最大回転周波数より高い周波数範囲で、且つその周波数
範囲における最も低い周波数、或いはその近傍周波数に
設定される。
【0083】これに対して、LPF37が第2のカット
オフ周波数に設定される場合としては、その詳細につい
ては後述するが、光スポットSPがディスクが欠陥領域
からディスク欠陥のない正常領域に移行した時点から所
定期間とされる。そして、この第2のカットオフ周波数
は、LPF37の入出力応答特性を速くする、例えば上
記第1のカットオフ周波数より十分高い周波数とされ
る。
オフ周波数に設定される場合としては、その詳細につい
ては後述するが、光スポットSPがディスクが欠陥領域
からディスク欠陥のない正常領域に移行した時点から所
定期間とされる。そして、この第2のカットオフ周波数
は、LPF37の入出力応答特性を速くする、例えば上
記第1のカットオフ周波数より十分高い周波数とされ
る。
【0084】減算部38は、一方の入力端子(非反転入
力端子)にプッシュプル信号生成部33からプッシュプ
ル信号PPが入力され、他方の入力端子(反転入力端
子)にLPF37からのキャンセル信号CSLpostが入
力される。そして、プッシュプル信号PPから上記プッ
シュプル信号PPに重畳されている直流オフセット電圧
成分に対応したキャンセル信号CSLpostを減算する。
これにより、直流オフセット成分がキャンセルされた適
正なトラッキングエラー信号TEを得るようにしてい
る。
力端子)にプッシュプル信号生成部33からプッシュプ
ル信号PPが入力され、他方の入力端子(反転入力端
子)にLPF37からのキャンセル信号CSLpostが入
力される。そして、プッシュプル信号PPから上記プッ
シュプル信号PPに重畳されている直流オフセット電圧
成分に対応したキャンセル信号CSLpostを減算する。
これにより、直流オフセット成分がキャンセルされた適
正なトラッキングエラー信号TEを得るようにしてい
る。
【0085】ディスク欠陥検出部35は、例えばディス
クの信号面に付いた傷や汚れ、或いはグルーブの欠損等
によって生じたディスク信号面の欠陥(ディフェクト)
領域を検出するために設けられており、上記RFアンプ
7にて生成されるRF信号からディスクの欠陥領域を検
出し、欠陥領域が検出された時は、その欠陥領域の期間
に対応した欠陥検出信号DFCTを出力する。なお、デ
ィスク欠陥検出部35におけるディスク欠陥検出のため
の構成については後述する。
クの信号面に付いた傷や汚れ、或いはグルーブの欠損等
によって生じたディスク信号面の欠陥(ディフェクト)
領域を検出するために設けられており、上記RFアンプ
7にて生成されるRF信号からディスクの欠陥領域を検
出し、欠陥領域が検出された時は、その欠陥領域の期間
に対応した欠陥検出信号DFCTを出力する。なお、デ
ィスク欠陥検出部35におけるディスク欠陥検出のため
の構成については後述する。
【0086】制御信号生成部36は、ディスク欠陥検出
部35から欠陥検出信号DFCTが入力された際に、こ
の入力された欠陥検出信号DFCTの終端部をトリガと
して所定パルス幅とされる周波数切換信号FCをLPF
37に対して出力する。なおこの制御信号生成部36の
構成も後述する。
部35から欠陥検出信号DFCTが入力された際に、こ
の入力された欠陥検出信号DFCTの終端部をトリガと
して所定パルス幅とされる周波数切換信号FCをLPF
37に対して出力する。なおこの制御信号生成部36の
構成も後述する。
【0087】この場合は、LPF37は、制御信号生成
部36から周波数切換信号FCが入力される期間のみ、
上記第1のカットオフ周波数から第2のカットオフ周波
数に切り換わるような構成とされる。即ち、LPF37
は、ディスク欠陥領域を通過している光スポットSPが
ディスク欠陥領域を通過した直後のタイミングで入力さ
れる周波数切換信号FCのパルス幅に対応する期間の
み、第1のカットオフ周波数から第2のカットオフ周波
数に切り換わるように構成される。
部36から周波数切換信号FCが入力される期間のみ、
上記第1のカットオフ周波数から第2のカットオフ周波
数に切り換わるような構成とされる。即ち、LPF37
は、ディスク欠陥領域を通過している光スポットSPが
ディスク欠陥領域を通過した直後のタイミングで入力さ
れる周波数切換信号FCのパルス幅に対応する期間の
み、第1のカットオフ周波数から第2のカットオフ周波
数に切り換わるように構成される。
【0088】ここで、これまで説明してきた本実施の形
態のトラッキングエラー信号生成部の各部の動作例及び
構成例について説明しておく。先ず、図8に示すRF信
号の欠陥(ディフェクト)の影響を示した図を参照しな
がら、ディスク欠陥検出部35におけるディフェクト領
域の検出のための構成について説明しておく。
態のトラッキングエラー信号生成部の各部の動作例及び
構成例について説明しておく。先ず、図8に示すRF信
号の欠陥(ディフェクト)の影響を示した図を参照しな
がら、ディスク欠陥検出部35におけるディフェクト領
域の検出のための構成について説明しておく。
【0089】図8(a)は、ディフェクトがないディス
クの信号面から得られるRF信号の波形を示した図であ
り、同図(b)はディフェクトが存在する信号面から得
られるRF信号の波形を示した図である。この図8
(a),(b)に示すように、ディフェクトのない部分
で得られるRF信号が図8(a)に示すように観測され
るのに比べて、ディフェクトが存在する部分では、同図
(b)に示すようにRF信号の波形のエンベロープが大
きく変動する。
クの信号面から得られるRF信号の波形を示した図であ
り、同図(b)はディフェクトが存在する信号面から得
られるRF信号の波形を示した図である。この図8
(a),(b)に示すように、ディフェクトのない部分
で得られるRF信号が図8(a)に示すように観測され
るのに比べて、ディフェクトが存在する部分では、同図
(b)に示すようにRF信号の波形のエンベロープが大
きく変動する。
【0090】このため、図7に示すディスク欠陥検出部
35では、図8(b)に示すようにRF信号の振幅に対
する所定のスレッショルド値Refが設定されており、
入力されてくるRF信号と、スレッショルド値Refと
を比較することで、図8(c)に示すような欠陥検出信
号DFCTを発生させるようにしている。
35では、図8(b)に示すようにRF信号の振幅に対
する所定のスレッショルド値Refが設定されており、
入力されてくるRF信号と、スレッショルド値Refと
を比較することで、図8(c)に示すような欠陥検出信
号DFCTを発生させるようにしている。
【0091】次に、図9は制御信号生成部36の具体的
な回路構成例を示した図である。この図9に示すように
制御信号生成部36は、モノマルチバイブレータ36a
によって構成され、入力される欠陥検出信号DFCTの
立ち下がりをトリガとして所定のパルス幅の周波数切換
信号FCを出力するように構成される。
な回路構成例を示した図である。この図9に示すように
制御信号生成部36は、モノマルチバイブレータ36a
によって構成され、入力される欠陥検出信号DFCTの
立ち下がりをトリガとして所定のパルス幅の周波数切換
信号FCを出力するように構成される。
【0092】次いで、図10は上記図7に示したLPF
37の具体的な回路構成の一例を示した図である。この
図10に示すLPF37は、トランスコンダクタンスア
ンプ37a、電流源I1,I2、スイッチS1、及びコ
ンデンサCにより構成される。この場合、トランスコン
ダクタンスアンプ55aと、このトランスコンダクタン
スアンプ55aの出力側に接続されているコンデンサC
によってローパスフイルタが構成される。
37の具体的な回路構成の一例を示した図である。この
図10に示すLPF37は、トランスコンダクタンスア
ンプ37a、電流源I1,I2、スイッチS1、及びコ
ンデンサCにより構成される。この場合、トランスコン
ダクタンスアンプ55aと、このトランスコンダクタン
スアンプ55aの出力側に接続されているコンデンサC
によってローパスフイルタが構成される。
【0093】このような構成とされるLPF37は、ト
ランスコンダクタンスアンプ55aの相互コンダクタン
ス(gm)を変化させることで、カットオフ周波数を変
化させることを可能とするものである。このため、LP
F37が第1のカットオフ周波数、又は第2のカットオ
フ周波数となるように、トランスコンダクタンスアンプ
37aの相互コンダクタンス(gm)を設定するための
第1の電流源I1及び第2のI2が設けられている。第
1の電流源I1は、トランスコンダクタンスアンプ37
aに直接接続されている。また第2の電流源I2は、制
御信号生成部36からの周波数切換信号FCによってオ
ン/オフ制御されるスイッチS1を介してトランスコン
ダクタンスアンプ37aに接続されている。
ランスコンダクタンスアンプ55aの相互コンダクタン
ス(gm)を変化させることで、カットオフ周波数を変
化させることを可能とするものである。このため、LP
F37が第1のカットオフ周波数、又は第2のカットオ
フ周波数となるように、トランスコンダクタンスアンプ
37aの相互コンダクタンス(gm)を設定するための
第1の電流源I1及び第2のI2が設けられている。第
1の電流源I1は、トランスコンダクタンスアンプ37
aに直接接続されている。また第2の電流源I2は、制
御信号生成部36からの周波数切換信号FCによってオ
ン/オフ制御されるスイッチS1を介してトランスコン
ダクタンスアンプ37aに接続されている。
【0094】従って、LPF37は、制御信号生成部3
6から周波数切換信号FCが入力されていない時は、ス
イッチS1がオフになり、トランスコンダクタンスアン
プ37aに直接接続されている第1の電流源I1を流れ
る電流によって、上記第1のカットオフ周波数に設定さ
れることになる。また、制御信号生成部36から周波数
切換信号FCが入力される期間においては、スイッチS
1がオンになり、トランスコンダクタンスアンプ37a
は、第1の電流源I1及び第2の電流源I2を流れる電
流によって、上記第2のカットオフ周波数に設定される
ことになる。
6から周波数切換信号FCが入力されていない時は、ス
イッチS1がオフになり、トランスコンダクタンスアン
プ37aに直接接続されている第1の電流源I1を流れ
る電流によって、上記第1のカットオフ周波数に設定さ
れることになる。また、制御信号生成部36から周波数
切換信号FCが入力される期間においては、スイッチS
1がオンになり、トランスコンダクタンスアンプ37a
は、第1の電流源I1及び第2の電流源I2を流れる電
流によって、上記第2のカットオフ周波数に設定される
ことになる。
【0095】なお、本実施の形態では、トランスコンダ
クタンスアンプ37aを用いたトランスコンダクタンス
型のLPF37を例に挙げて説明したが、LPF37の
構成はこれに限定されるものでなく、例えばコンデンサ
と抵抗からなる、いわゆるCRフィルタ回路によって構
成することも当然可能である。LPF37をCRフィル
タ回路によって構成する場合は、例えば2種類以上のカ
ットオフ周波数を設定するために、抵抗を複数本設け、
制御信号生成部36からの周波数切換信号FCによって
何れかの抵抗を選択できるようにしておけば、上記トラ
ンスコンダクタンス型のLPF37と同等のLPFを構
成することが可能である。
クタンスアンプ37aを用いたトランスコンダクタンス
型のLPF37を例に挙げて説明したが、LPF37の
構成はこれに限定されるものでなく、例えばコンデンサ
と抵抗からなる、いわゆるCRフィルタ回路によって構
成することも当然可能である。LPF37をCRフィル
タ回路によって構成する場合は、例えば2種類以上のカ
ットオフ周波数を設定するために、抵抗を複数本設け、
制御信号生成部36からの周波数切換信号FCによって
何れかの抵抗を選択できるようにしておけば、上記トラ
ンスコンダクタンス型のLPF37と同等のLPFを構
成することが可能である。
【0096】6.トラッキングエラー信号生成回路の動
作 次いで、上記図7により説明した構成のもとでの本実施
の形態のトラッキングエラー信号生成回路の動作を図1
1を参照して説明する。図11は、本実施の形態のトラ
ッキングエラー信号生成回路の主要なブロックから出力
される出力波形を示した図である。
作 次いで、上記図7により説明した構成のもとでの本実施
の形態のトラッキングエラー信号生成回路の動作を図1
1を参照して説明する。図11は、本実施の形態のトラ
ッキングエラー信号生成回路の主要なブロックから出力
される出力波形を示した図である。
【0097】トラッキングサーボ制御がオン状態のもと
で光学ヘッド3から出射されるレーザ光の光スポットS
Pが、ディスクの欠陥がない領域(ディスク正常領域)
を通過している場合は、先に図8で説明したようにディ
スク信号面から得られるRF信号のエンベロープが殆ど
変動しないので、ディスク欠陥検出部35から出力され
る欠陥検出信号DFCTは、図11(a)に示すように
ローレベルとなる。またこの場合は、同図(b)に示す
ように制御信号生成部36から出力される周波数切換信
号FCもローレベルとなる。
で光学ヘッド3から出射されるレーザ光の光スポットS
Pが、ディスクの欠陥がない領域(ディスク正常領域)
を通過している場合は、先に図8で説明したようにディ
スク信号面から得られるRF信号のエンベロープが殆ど
変動しないので、ディスク欠陥検出部35から出力され
る欠陥検出信号DFCTは、図11(a)に示すように
ローレベルとなる。またこの場合は、同図(b)に示す
ように制御信号生成部36から出力される周波数切換信
号FCもローレベルとなる。
【0098】従って、ディスク正常領域におけるLPF
37のカットオフ周波数は、上述した第1のカットオフ
周波数に設定される。この場合、キャンセル信号生成部
34から出力されるキャンセル信号CSLpre が、現在
の対物レンズ3aのディスク半径方向の位置に対応する
例えば同図(c)に示すレベルとなるので、LPF37
から出力されるキャンセル信号CSLpostは、同図
(d)に示すようなディスクの正常領域から得られるレ
ベルにほぼ対応したものとなる。
37のカットオフ周波数は、上述した第1のカットオフ
周波数に設定される。この場合、キャンセル信号生成部
34から出力されるキャンセル信号CSLpre が、現在
の対物レンズ3aのディスク半径方向の位置に対応する
例えば同図(c)に示すレベルとなるので、LPF37
から出力されるキャンセル信号CSLpostは、同図
(d)に示すようなディスクの正常領域から得られるレ
ベルにほぼ対応したものとなる。
【0099】ここで、例えば光スポットSPがディスク
上の欠陥領域DFに移行すると、図8にて説明したよう
に、RFアンプ7で生成されるRF信号のエンベロープ
が大きく変動する。この場合、ディスク欠陥検出部35
から出力される欠陥検出信号DFCTは、図11(a)
に示すようにローレベルからハイレベルに変化すること
になる。但し、この時、制御信号生成部36から出力さ
れる周波数切換信号FCは、ローレベル状態のままとさ
れるので、光スポットSPがディスクの欠陥領域DFを
通過している欠陥領域期間T1においても、LPF37
は第1のカットオフ周波数のままとされる。
上の欠陥領域DFに移行すると、図8にて説明したよう
に、RFアンプ7で生成されるRF信号のエンベロープ
が大きく変動する。この場合、ディスク欠陥検出部35
から出力される欠陥検出信号DFCTは、図11(a)
に示すようにローレベルからハイレベルに変化すること
になる。但し、この時、制御信号生成部36から出力さ
れる周波数切換信号FCは、ローレベル状態のままとさ
れるので、光スポットSPがディスクの欠陥領域DFを
通過している欠陥領域期間T1においても、LPF37
は第1のカットオフ周波数のままとされる。
【0100】従って、この欠陥領域期間T1では、キャ
ンセル信号生成部34において生成されるLPF37通
過前のキャンセル信号CSLpre は、同図(c)に示す
ように対物レンズ3aの実際のオフセット量とは異なる
誤差を有するキャンセル信号となるが、LPF37は応
答速度の遅い第1のカットオフ周波数に設定されている
ので、LPF37通過後のキャンセル信号CSLpostの
レベルは、図11(d)に示すように正常なレベルか
ら、第1のカットオフ周波数に対応する応答速度で、キ
ャンセル信号CSLpre のレベルに近づいていくように
される。
ンセル信号生成部34において生成されるLPF37通
過前のキャンセル信号CSLpre は、同図(c)に示す
ように対物レンズ3aの実際のオフセット量とは異なる
誤差を有するキャンセル信号となるが、LPF37は応
答速度の遅い第1のカットオフ周波数に設定されている
ので、LPF37通過後のキャンセル信号CSLpostの
レベルは、図11(d)に示すように正常なレベルか
ら、第1のカットオフ周波数に対応する応答速度で、キ
ャンセル信号CSLpre のレベルに近づいていくように
される。
【0101】そして、例えば光スポットSPがディスク
の欠陥領域から再び、正常領域に移行したとする。この
場合、光スポットSPがディスクの欠陥領域から正常領
域に移行するタイミングにおいて、RFアンプ7で生成
されるRF信号が正常状態に戻るので、先に図8に示し
たRFアンプで生成されるRF信号のエンベロープがス
レッショルドレベルRef以上となる。これにより、デ
ィスク欠陥検出部35から出力される欠陥検出信号DF
CTは、図11(a)に示すようにハイレベルからロー
レベルへと変化する。そして、この欠陥検出信号DFC
Tがハイレベルからローレベルに立ち下がるタイミング
で、同図(b)に示すように制御信号生成部36から所
定期間T2において周波数切換信号FCが出力される。
の欠陥領域から再び、正常領域に移行したとする。この
場合、光スポットSPがディスクの欠陥領域から正常領
域に移行するタイミングにおいて、RFアンプ7で生成
されるRF信号が正常状態に戻るので、先に図8に示し
たRFアンプで生成されるRF信号のエンベロープがス
レッショルドレベルRef以上となる。これにより、デ
ィスク欠陥検出部35から出力される欠陥検出信号DF
CTは、図11(a)に示すようにハイレベルからロー
レベルへと変化する。そして、この欠陥検出信号DFC
Tがハイレベルからローレベルに立ち下がるタイミング
で、同図(b)に示すように制御信号生成部36から所
定期間T2において周波数切換信号FCが出力される。
【0102】従って、このような周波数切換信号FCが
出力される期間T2では、上述したようにLPF37の
カットオフ周波数が応答速度の遅い第1のカットオフ周
波数から応答速度の速い第2のカットオフ周波数に切り
換わることになる。このように本実施の形態では、制御
信号生成部36から周波数切換信号FCが出力される期
間T2におけるLPF37の応答速度を速くすること
で、同図(d)に示すように、キャンセル信号CSLpo
stのレベルを素早く、キャンセル信号CSLpre に対応
したレベルに復帰させるようにしている。
出力される期間T2では、上述したようにLPF37の
カットオフ周波数が応答速度の遅い第1のカットオフ周
波数から応答速度の速い第2のカットオフ周波数に切り
換わることになる。このように本実施の形態では、制御
信号生成部36から周波数切換信号FCが出力される期
間T2におけるLPF37の応答速度を速くすること
で、同図(d)に示すように、キャンセル信号CSLpo
stのレベルを素早く、キャンセル信号CSLpre に対応
したレベルに復帰させるようにしている。
【0103】なお、制御信号生成部36から出力される
周波数切換信号FCのパルス幅、及び第2のカットオフ
周波数は任意に設定することが可能とされるが、例えば
第1のカットオフ周波数を100Hz程度に設定してい
る場合は、第2のカットオフ周波数は例えば数十KHz
以上程度まで高くすると好適である。
周波数切換信号FCのパルス幅、及び第2のカットオフ
周波数は任意に設定することが可能とされるが、例えば
第1のカットオフ周波数を100Hz程度に設定してい
る場合は、第2のカットオフ周波数は例えば数十KHz
以上程度まで高くすると好適である。
【0104】また、制御信号生成部36から出力される
周波数切換信号FCのパルス幅、つまり復帰のための期
間T2としては、LPF37を上記第2のカットオフ周
波数に設定した時に、LPF37から出力されるキャン
セル信号CSLpostのレベルの変化として最大となる条
件の場合でも、上記第2のカットオフ周波数によりキャ
ンセル信号CSLpostをキャンセル信号CSLpre にほ
ぼ追随したレベルに復帰させることができる期間に対応
させることが好ましい。
周波数切換信号FCのパルス幅、つまり復帰のための期
間T2としては、LPF37を上記第2のカットオフ周
波数に設定した時に、LPF37から出力されるキャン
セル信号CSLpostのレベルの変化として最大となる条
件の場合でも、上記第2のカットオフ周波数によりキャ
ンセル信号CSLpostをキャンセル信号CSLpre にほ
ぼ追随したレベルに復帰させることができる期間に対応
させることが好ましい。
【0105】上記したような構成によれば、少なくとも
光スポットSPがディスクの欠陥領域を通過している時
は、LPF37のカットオフ周波数が第1のカットオフ
周波数とされ、LPF37に入力されるキャンセル信号
CSLpre がディスク欠陥領域を通過したことによる誤
差を有したキャンセル信号とされる場合でも、このLP
F37通過前のキャンセル信号CSLpre が、LPF3
7通過後のキャンセルCSLpostに与える影響を最小限
に抑制することが可能になる。そして、光スポットSP
がディスク欠陥領域からディスク正常領域へ移行するタ
イミングから所定の期間T2にあっては、LPF37の
カットオフ周波数を、第2のカットオフ周波数に切り換
えるようにしている。これにより、光スポットSPがデ
ィスクの欠陥領域DFから正常領域に移行した直後から
の期間T2では、LPF37の応答速度が速くなり、L
PF37から出力されるキャンセル信号CSLpostのレ
ベルを、キャンセル信号CSLpre にほぼ追随したレベ
ルに短時間で復帰させることが可能になる。
光スポットSPがディスクの欠陥領域を通過している時
は、LPF37のカットオフ周波数が第1のカットオフ
周波数とされ、LPF37に入力されるキャンセル信号
CSLpre がディスク欠陥領域を通過したことによる誤
差を有したキャンセル信号とされる場合でも、このLP
F37通過前のキャンセル信号CSLpre が、LPF3
7通過後のキャンセルCSLpostに与える影響を最小限
に抑制することが可能になる。そして、光スポットSP
がディスク欠陥領域からディスク正常領域へ移行するタ
イミングから所定の期間T2にあっては、LPF37の
カットオフ周波数を、第2のカットオフ周波数に切り換
えるようにしている。これにより、光スポットSPがデ
ィスクの欠陥領域DFから正常領域に移行した直後から
の期間T2では、LPF37の応答速度が速くなり、L
PF37から出力されるキャンセル信号CSLpostのレ
ベルを、キャンセル信号CSLpre にほぼ追随したレベ
ルに短時間で復帰させることが可能になる。
【0106】上記のようにして期間T2において第2の
周波数に切り換えるという構成は、ディスクの欠陥領域
を通過している光スポットSPがディスクの正常領域に
移行した際に、LPF37から出力されるキャンセル信
号CSLpostをキャンセル信号CSLpre に対応したレ
ベルに復帰させるまでの復帰時間の短縮を図ることを目
的としているものである。これにより、ディスク上に連
続的に欠陥領域が存在しており、LPF37から出力さ
れるキャンセル信号CSLpostが大きく変動した場合で
も、トラッキングサーボ制御が不安定になるのを防止す
ることができる。
周波数に切り換えるという構成は、ディスクの欠陥領域
を通過している光スポットSPがディスクの正常領域に
移行した際に、LPF37から出力されるキャンセル信
号CSLpostをキャンセル信号CSLpre に対応したレ
ベルに復帰させるまでの復帰時間の短縮を図ることを目
的としているものである。これにより、ディスク上に連
続的に欠陥領域が存在しており、LPF37から出力さ
れるキャンセル信号CSLpostが大きく変動した場合で
も、トラッキングサーボ制御が不安定になるのを防止す
ることができる。
【0107】7.トラッキングエラー信号生成回路の具
体的な構成例 ところで、先にも述べたように図7に示したトラッキン
グエラー信号生成回路は、あくまでも本実施の形態とさ
れるトラッキングエラー信号生成回路を概念的に示した
ものとされる。当該記録再生装置1により記録又は再生
が可能なディスク種別及びその構造を考えてみた場合、
光学ヘッド3に備えられているフォトディテクタが検出
すべきディスク領域としては、ピット領域と、グルーブ
領域とがある。ピット領域は、再生専用ディスクの全信
号面、又は光磁気ディスクの最内周にあるリードインエ
リアが相当し、グルーブ領域は、光磁気ディスクの書き
換え可能領域が相当する。このため、本実施の形態の記
録再生装置に適用されるべき実際のトラッキングエラー
信号生成回路としては、これらのピット領域、及びグル
ーブ領域に対する記録再生に対応してトラッキングエラ
ー信号を検出する必要があることになる。この際には、
キャンセル信号を生成するための構成も異なってくる。
体的な構成例 ところで、先にも述べたように図7に示したトラッキン
グエラー信号生成回路は、あくまでも本実施の形態とさ
れるトラッキングエラー信号生成回路を概念的に示した
ものとされる。当該記録再生装置1により記録又は再生
が可能なディスク種別及びその構造を考えてみた場合、
光学ヘッド3に備えられているフォトディテクタが検出
すべきディスク領域としては、ピット領域と、グルーブ
領域とがある。ピット領域は、再生専用ディスクの全信
号面、又は光磁気ディスクの最内周にあるリードインエ
リアが相当し、グルーブ領域は、光磁気ディスクの書き
換え可能領域が相当する。このため、本実施の形態の記
録再生装置に適用されるべき実際のトラッキングエラー
信号生成回路としては、これらのピット領域、及びグル
ーブ領域に対する記録再生に対応してトラッキングエラ
ー信号を検出する必要があることになる。この際には、
キャンセル信号を生成するための構成も異なってくる。
【0108】そこで図12に、本実施の形態のトラッキ
ングエラー信号生成回路の実際的的な回路構成の一例を
示す。つまりここでは、図7に示したトラッキングエラ
ー信号生成回路の動作概念に基づき、かつ、ディスクの
ピット領域、及び、グルーブ領域にも対応してトラッキ
ングエラー信号を生成するための具体的な回路構成例が
示される。この図12に示すトラッキングエラー信号生
成回路30には、一点破線で囲って示したウォブルプッ
シュプル回路部(Wobble Push-Pull:以下、「WPP回
路部」と表記する)40、トラックオン回路部(Track
on:以下、「TON回路部」と表記する)60、及びト
ップホールドプッシュプル回路部(Top hold Push-Pul
l:以下、「TPP回路部」と表記する)70が設けら
れている。
ングエラー信号生成回路の実際的的な回路構成の一例を
示す。つまりここでは、図7に示したトラッキングエラ
ー信号生成回路の動作概念に基づき、かつ、ディスクの
ピット領域、及び、グルーブ領域にも対応してトラッキ
ングエラー信号を生成するための具体的な回路構成例が
示される。この図12に示すトラッキングエラー信号生
成回路30には、一点破線で囲って示したウォブルプッ
シュプル回路部(Wobble Push-Pull:以下、「WPP回
路部」と表記する)40、トラックオン回路部(Track
on:以下、「TON回路部」と表記する)60、及びト
ップホールドプッシュプル回路部(Top hold Push-Pul
l:以下、「TPP回路部」と表記する)70が設けら
れている。
【0109】WPP回路部40は、ディスク90の検出
領域がグルーブ領域とされたうえで、トラッキングサー
ボ制御が実行されている状態のもとでは、フォトディテ
クタ42で得られる光スポットの左右のバランスはデト
ラックにより変化するものの、ウォブルによる変調成分
のバランスはデトラックでは変化しないことを利用して
トラッキングエラー信号を生成するようにしている。以
下、本明細書ではWPP回路部40にて生成されるトラ
ッキングエラー信号のことをトラッキングエラー信号T
EW と表記する。
領域がグルーブ領域とされたうえで、トラッキングサー
ボ制御が実行されている状態のもとでは、フォトディテ
クタ42で得られる光スポットの左右のバランスはデト
ラックにより変化するものの、ウォブルによる変調成分
のバランスはデトラックでは変化しないことを利用して
トラッキングエラー信号を生成するようにしている。以
下、本明細書ではWPP回路部40にて生成されるトラ
ッキングエラー信号のことをトラッキングエラー信号T
EW と表記する。
【0110】TON回路部60は、トラッキングサーボ
制御がオフの状態でディスク90が駆動されているとき
に、例えばディスク90に照射される光スポットが、グ
ルーブ領域におけるトラックを横切った時に得られるト
ラッキングエラー信号TEが、レンズシフト量に応じて
変化するという現象を利用してトラッキングエラー信号
を得るものとされる。また、TON回路部60にて生成
されるトラッキングエラー信号のことをトラッキングエ
ラー信号TER と表記する。このようなTON回路部6
0にて生成されるトラッキングエラー信号TER は、ト
ラッキングサーボ制御がオフ状態からオン状態になるま
での間、サーボプロセッサ9(図1参照)に供給され
る。
制御がオフの状態でディスク90が駆動されているとき
に、例えばディスク90に照射される光スポットが、グ
ルーブ領域におけるトラックを横切った時に得られるト
ラッキングエラー信号TEが、レンズシフト量に応じて
変化するという現象を利用してトラッキングエラー信号
を得るものとされる。また、TON回路部60にて生成
されるトラッキングエラー信号のことをトラッキングエ
ラー信号TER と表記する。このようなTON回路部6
0にて生成されるトラッキングエラー信号TER は、ト
ラッキングサーボ制御がオフ状態からオン状態になるま
での間、サーボプロセッサ9(図1参照)に供給され
る。
【0111】またTPP回路部70は、ディスク90の
検出領域がピット領域とされる場合、ピットとピットの
間のミラー面では、トラッキングエラー信号TE(A+
B)−(C+D)がレンズシフト量に比例することを利
用してトラッキングエラー信号TEを得るようにしてい
る。以下、本明細書ではTPP回路部70にて生成され
るトラッキングエラー信号のことをトラッキングエラー
信号TET と表記する。
検出領域がピット領域とされる場合、ピットとピットの
間のミラー面では、トラッキングエラー信号TE(A+
B)−(C+D)がレンズシフト量に比例することを利
用してトラッキングエラー信号TEを得るようにしてい
る。以下、本明細書ではTPP回路部70にて生成され
るトラッキングエラー信号のことをトラッキングエラー
信号TET と表記する。
【0112】上記したようなトラッキングエラー信号生
成回路30では、WPP回路部40、TON回路部6
0、及びTPP回路部70を同時に動作させることはな
いので、切換器81、82を利用してWPP回路部4
0、TON回路部60、及びTPP回路部70の何れか
の回路部を働かせるように構成される。また、WPP回
路40とTON回路部60では、後述するように切換器
50により一部の回路ブロックを共有するような構成と
されている。
成回路30では、WPP回路部40、TON回路部6
0、及びTPP回路部70を同時に動作させることはな
いので、切換器81、82を利用してWPP回路部4
0、TON回路部60、及びTPP回路部70の何れか
の回路部を働かせるように構成される。また、WPP回
路40とTON回路部60では、後述するように切換器
50により一部の回路ブロックを共有するような構成と
されている。
【0113】以下、本実施の形態のトラッキングエラー
信号生成回路30の各部の回路構成について説明して
く。先ず、トラッキングサーボ制御がオン状態のもと
で、光スポットSPがディスクのグルーブをトレースす
る時に動作するWPP回路部40について説明する。W
PP回路部40は、上記図7に示したプッシュプル信号
生成部33に相当する回路ブロックとして破線で囲って
示したプッシュプル信号生成回路33aと、同じくキャ
ンセル信号生成部34に対応する回路ブロックとして、
破線で囲って示したキャンセル信号生成回路34aが設
けられている。また、同じくLPF37及び減算部38
に対応する回路部としてLPF52及び減算器51が設
けられている。
信号生成回路30の各部の回路構成について説明して
く。先ず、トラッキングサーボ制御がオン状態のもと
で、光スポットSPがディスクのグルーブをトレースす
る時に動作するWPP回路部40について説明する。W
PP回路部40は、上記図7に示したプッシュプル信号
生成部33に相当する回路ブロックとして破線で囲って
示したプッシュプル信号生成回路33aと、同じくキャ
ンセル信号生成部34に対応する回路ブロックとして、
破線で囲って示したキャンセル信号生成回路34aが設
けられている。また、同じくLPF37及び減算部38
に対応する回路部としてLPF52及び減算器51が設
けられている。
【0114】キャンセル信号生成回路34aは、ウォブ
ル振幅検出部41,42,45、減算器43,44、割
算器46、係数乗算器47によって構成される。キャン
セル信号生成回路34aは、上記図4において説明した
RFアンプ7のマトリクス演算回路からフォトディテク
タ243の検出信号Aがウォブル振幅検出部41及び減
算器44の一方(非反転入力端子)にそれぞれ入力され
る。また、フォトディテクタ243の検出信号Dがウォ
ブル振幅検出部42及び減算器48の他方(反転入力端
子)にそれぞれ入力される。
ル振幅検出部41,42,45、減算器43,44、割
算器46、係数乗算器47によって構成される。キャン
セル信号生成回路34aは、上記図4において説明した
RFアンプ7のマトリクス演算回路からフォトディテク
タ243の検出信号Aがウォブル振幅検出部41及び減
算器44の一方(非反転入力端子)にそれぞれ入力され
る。また、フォトディテクタ243の検出信号Dがウォ
ブル振幅検出部42及び減算器48の他方(反転入力端
子)にそれぞれ入力される。
【0115】ウォブル振幅検出部41、42は、フォト
ディテクタ242からの検出信号A,Dに含まれるウォ
ブリング周波数(例えば中心周波数22.5KHz)の
みをそれぞれ通過させるバンドパスフィルタ(BPF)
等によって構成されており、検出信号A及びDは、この
ウォブル振幅検出部41及び42を通過することで、検
出信号A及びDに含まれるウォブリング変調成分AW 及
びDW のみが抽出されて減算器43に出力される。減算
器43は、ウォブリング変調成分AW からウォブリング
変調成分DW を減算してその演算信号(AW −DW )を
割算器46に出力する。
ディテクタ242からの検出信号A,Dに含まれるウォ
ブリング周波数(例えば中心周波数22.5KHz)の
みをそれぞれ通過させるバンドパスフィルタ(BPF)
等によって構成されており、検出信号A及びDは、この
ウォブル振幅検出部41及び42を通過することで、検
出信号A及びDに含まれるウォブリング変調成分AW 及
びDW のみが抽出されて減算器43に出力される。減算
器43は、ウォブリング変調成分AW からウォブリング
変調成分DW を減算してその演算信号(AW −DW )を
割算器46に出力する。
【0116】一方、減算器44では、検出信号Aから検
出信号Dを減算して、その演算信号(A−D)をウォブ
ル振幅検出部45に出力する。ウォブル振幅検出部45
は、上記ウォブル振幅検出部41と同様に、演算信号
(A−D)に含まれるウォブリング変調成分(A−D)
W を抽出することができるBPF等によって構成され、
このウォブル振幅検出部45にて検出されたウォブリン
グ変調成分(A−D)W は割算器46に出力される。
出信号Dを減算して、その演算信号(A−D)をウォブ
ル振幅検出部45に出力する。ウォブル振幅検出部45
は、上記ウォブル振幅検出部41と同様に、演算信号
(A−D)に含まれるウォブリング変調成分(A−D)
W を抽出することができるBPF等によって構成され、
このウォブル振幅検出部45にて検出されたウォブリン
グ変調成分(A−D)W は割算器46に出力される。
【0117】割算器46は、減算器43の演算信号(A
W −DW )を被除数、第3のウォブル振幅検出部45か
らの演算信号(A−D)W を除数として、次式(1)に
示すような割り算を行い、その演算信号を係数乗算器4
7に出力する。 (AW −DW )/(A−D)W ・・・(1)
W −DW )を被除数、第3のウォブル振幅検出部45か
らの演算信号(A−D)W を除数として、次式(1)に
示すような割り算を行い、その演算信号を係数乗算器4
7に出力する。 (AW −DW )/(A−D)W ・・・(1)
【0118】この割算器46による演算処理は次のよう
な理由によるものである。ウォブルの振幅成分は、ディ
スクに形成されているグルーブ領域のバラツキによっ
て、当該記録再生装置に装填されるディスクごとに異な
るため、全てのディスクのバラツキを加味して演算処理
を行うためには、係数乗算器47によって乗算する係数
値をディスクごとに用意しなければならない。そこで、
本実施の形態のWPP回路部40は、上記式(1)に示
すように、個々の検出信号A,Dに含まれるウォブリン
グ変調成分の減算結果(AW −DW )を検出信号A,D
全体に含まれるウォブリング変調成分(A−D)W によ
り割ることで、ディスクのバラツキの影響を除いた相対
的なウォブリング変調成分を得、係数乗算器47の係数
値をディスクによって変えなくて済むようにしている。
な理由によるものである。ウォブルの振幅成分は、ディ
スクに形成されているグルーブ領域のバラツキによっ
て、当該記録再生装置に装填されるディスクごとに異な
るため、全てのディスクのバラツキを加味して演算処理
を行うためには、係数乗算器47によって乗算する係数
値をディスクごとに用意しなければならない。そこで、
本実施の形態のWPP回路部40は、上記式(1)に示
すように、個々の検出信号A,Dに含まれるウォブリン
グ変調成分の減算結果(AW −DW )を検出信号A,D
全体に含まれるウォブリング変調成分(A−D)W によ
り割ることで、ディスクのバラツキの影響を除いた相対
的なウォブリング変調成分を得、係数乗算器47の係数
値をディスクによって変えなくて済むようにしている。
【0119】係数乗算器47は、割算器46の演算信号
に予め定められた所定の係数KW を乗算することで、次
式(2)に示すように、WPP回路部40においてトラ
ッキングエラー信号に重畳されているオフセット電圧と
されるキャンセル信号CSLpre を得る。 CSLpre =KW ×(AW −DW )/(A−D)W ・・・(2)
に予め定められた所定の係数KW を乗算することで、次
式(2)に示すように、WPP回路部40においてトラ
ッキングエラー信号に重畳されているオフセット電圧と
されるキャンセル信号CSLpre を得る。 CSLpre =KW ×(AW −DW )/(A−D)W ・・・(2)
【0120】従って、本実施の形態のトラッキングエラ
ー信号生成回路30において、WPP回路部40の動作
時は、このキャンセル信号生成回路34aから出力され
るキャンセル信号が上記図4に示したキャンセル信号生
成部34から出力されるキャンセル信号CSLpre に対
応することになる。
ー信号生成回路30において、WPP回路部40の動作
時は、このキャンセル信号生成回路34aから出力され
るキャンセル信号が上記図4に示したキャンセル信号生
成部34から出力されるキャンセル信号CSLpre に対
応することになる。
【0121】そして、このキャンセル信号生成回路34
aから出力されるキャンセル信号CSLpre がLPF5
2に出力される。LPF52は、上述したように制御信
号生成部36から周波数切換信号FCにより第1のカッ
トオフ周波数と第2のカットオフ周波数に切換可能とさ
れており、LPF52によりキャンセル信号CSLpre
の低域成分だけが抽出されて切換器50の端子aに供給
される。
aから出力されるキャンセル信号CSLpre がLPF5
2に出力される。LPF52は、上述したように制御信
号生成部36から周波数切換信号FCにより第1のカッ
トオフ周波数と第2のカットオフ周波数に切換可能とさ
れており、LPF52によりキャンセル信号CSLpre
の低域成分だけが抽出されて切換器50の端子aに供給
される。
【0122】切換器50は、後述するプッシュプル信号
生成回路33aをWPP回路部40と、TON回路部6
0において共有して使用するために設けられている切換
器とされる。WPP回路部40を働かせる場合は、シス
テムコントローラ11(図1参照)からの信号OFFTRKに
より切換器50は端子aが選択され、LPF52から出
力キャンセル信号が減算器51の一方(非反転入力端
子)に入力される。これに対して、TON回路部60を
働かせる場合は、後述するシステムコントローラ11か
らの信号OFFTRKにより切換器50は端子bが選択され
る。
生成回路33aをWPP回路部40と、TON回路部6
0において共有して使用するために設けられている切換
器とされる。WPP回路部40を働かせる場合は、シス
テムコントローラ11(図1参照)からの信号OFFTRKに
より切換器50は端子aが選択され、LPF52から出
力キャンセル信号が減算器51の一方(非反転入力端
子)に入力される。これに対して、TON回路部60を
働かせる場合は、後述するシステムコントローラ11か
らの信号OFFTRKにより切換器50は端子bが選択され
る。
【0123】一方、プッシュプル信号検出回路33a
は、減算器48及び割算器49によって構成されてお
り、減算器48は上記図4に示したマトリクス演算回路
の加算器31aから出力される加算信号(A+B)と、
加算器31bから出力される加算信号(C+D)との差
分を求め、その差分信号(A+B)−(C+D)を割算
器49に出力する。
は、減算器48及び割算器49によって構成されてお
り、減算器48は上記図4に示したマトリクス演算回路
の加算器31aから出力される加算信号(A+B)と、
加算器31bから出力される加算信号(C+D)との差
分を求め、その差分信号(A+B)−(C+D)を割算
器49に出力する。
【0124】割算器49は、減算器48からの差分信号
(A+B)−(C+D)と、図4に示すマトリクス演算
回路の加算器32から出力される加算信号(A+B+C
+D)が入力されており、減算器48からの差分信号
(A+B)−(C+D)を被除数、加算器32からの加
算信号(A+B+C+D)を除数として除算を行って、
次式(3)に示すようなプッシュプル信号PPを得る。 PP=((A+B)−(C+D))/(A+B+C+D)・・・(3)
(A+B)−(C+D)と、図4に示すマトリクス演算
回路の加算器32から出力される加算信号(A+B+C
+D)が入力されており、減算器48からの差分信号
(A+B)−(C+D)を被除数、加算器32からの加
算信号(A+B+C+D)を除数として除算を行って、
次式(3)に示すようなプッシュプル信号PPを得る。 PP=((A+B)−(C+D))/(A+B+C+D)・・・(3)
【0125】従って、トラッキングエラー信号生成回路
30は、WPP回路部40の動作時は、このプッシュプ
ル信号生成回路33aから出力されるプッシュプル信号
PPが上記図4に示したプッシュプル信号生成部33か
ら出力されるプッシュプル信号PPに対応することにな
る。
30は、WPP回路部40の動作時は、このプッシュプ
ル信号生成回路33aから出力されるプッシュプル信号
PPが上記図4に示したプッシュプル信号生成部33か
ら出力されるプッシュプル信号PPに対応することにな
る。
【0126】そして、このプッシュプル信号生成回路3
3aから出力されるプッシュプル信号PPが減算器51
の他方(非反転入力端子)に入力され、減算器51にお
いて、このプッシュプル信号PPから上記キャンセル信
号生成回路34aの出力を減算することにより、次式
(4)に示すようなトラッキングエラー信号TEW を得
る。 TEW =((A+B)−(C+D))/(A+B+C+D) −KW ×(AW −DW )/(A−D)W ・・・(4)
3aから出力されるプッシュプル信号PPが減算器51
の他方(非反転入力端子)に入力され、減算器51にお
いて、このプッシュプル信号PPから上記キャンセル信
号生成回路34aの出力を減算することにより、次式
(4)に示すようなトラッキングエラー信号TEW を得
る。 TEW =((A+B)−(C+D))/(A+B+C+D) −KW ×(AW −DW )/(A−D)W ・・・(4)
【0127】次に、トラッキングサーボ制御がオフとさ
れている状態からオンとする場合の動作時に対応して使
用されるTON回路部60の構成について説明する。な
お、TON回路部60が動作している時は、先に説明し
たディスク欠陥検出部35(図4参照)においてディス
クの欠陥領域を検出することができないので、本実施の
形態において、これまで説明してきた本発明の特徴的な
動作である制御信号生成部36及びLPF37は動作し
ないものとされる。また、このTON回路部60により
生成されるトラッキングエラー信号TERは、トラッキ
ングサーボ制御がオフ状態からオン状態に移行した際
に、上記WPP回路部40によりトラッキングエラー信
号TER が生成されるまでの期間におけるトラッキング
エラー信号TEとして利用される。なお、TON回路部
60からWPP回路部40への切換動作については後述
する。
れている状態からオンとする場合の動作時に対応して使
用されるTON回路部60の構成について説明する。な
お、TON回路部60が動作している時は、先に説明し
たディスク欠陥検出部35(図4参照)においてディス
クの欠陥領域を検出することができないので、本実施の
形態において、これまで説明してきた本発明の特徴的な
動作である制御信号生成部36及びLPF37は動作し
ないものとされる。また、このTON回路部60により
生成されるトラッキングエラー信号TERは、トラッキ
ングサーボ制御がオフ状態からオン状態に移行した際
に、上記WPP回路部40によりトラッキングエラー信
号TER が生成されるまでの期間におけるトラッキング
エラー信号TEとして利用される。なお、TON回路部
60からWPP回路部40への切換動作については後述
する。
【0128】TON回路部60は、ピークホールド回路
61、ボトムホールド回路62、中間値演算回路63及
び減算器64によって構成される。ピークホールド回路
61及びボトムホールド回路62は、WPP回路部40
の減算器51を介してプッシュプル信号生成部33aか
ら出力されるプッシュプル信号PPが入力される。
61、ボトムホールド回路62、中間値演算回路63及
び減算器64によって構成される。ピークホールド回路
61及びボトムホールド回路62は、WPP回路部40
の減算器51を介してプッシュプル信号生成部33aか
ら出力されるプッシュプル信号PPが入力される。
【0129】即ち、TON回路部60が動作状態とされ
るときは、上述したように切換器50が端子bに接続さ
れ、減算器51における減算値が「0」にされており、
プッシュプル回路33aで生成されるプッシュプル信号
PPが減算器51を介して、そのままピークホールド回
路61及びボトムホールド回路62に入力される。
るときは、上述したように切換器50が端子bに接続さ
れ、減算器51における減算値が「0」にされており、
プッシュプル回路33aで生成されるプッシュプル信号
PPが減算器51を介して、そのままピークホールド回
路61及びボトムホールド回路62に入力される。
【0130】ピークホールド回路61は、上記プッシュ
プル信号生成回路33aからのプッシュプル信号PPの
ピーク値をホールドする。ボトムホールド回路62は、
上記プッシュプル信号生成回路33aからのプッシュプ
ル信号PPのボトム値をホールドする。中間値演算回路
63は、ピークホールド回路61にホールドされている
ピーク値と、ボトムホールド回路62に保持されている
ボトム値の中間値を算出して減算器64に供給する。減
算器64の一方の端子(非反転入力端子)には、プッシ
ュプル信号生成回路33aからのプッシュプル信号PP
が入力されており、減算器64においてプッシュプル信
号PPから上記中間値演算回路63から出力される中間
値を減算することでトラッキングエラー信号TER を得
るようにしている。
プル信号生成回路33aからのプッシュプル信号PPの
ピーク値をホールドする。ボトムホールド回路62は、
上記プッシュプル信号生成回路33aからのプッシュプ
ル信号PPのボトム値をホールドする。中間値演算回路
63は、ピークホールド回路61にホールドされている
ピーク値と、ボトムホールド回路62に保持されている
ボトム値の中間値を算出して減算器64に供給する。減
算器64の一方の端子(非反転入力端子)には、プッシ
ュプル信号生成回路33aからのプッシュプル信号PP
が入力されており、減算器64においてプッシュプル信
号PPから上記中間値演算回路63から出力される中間
値を減算することでトラッキングエラー信号TER を得
るようにしている。
【0131】次いで、トラッキングサーボ制御がオン状
態のもとで、光スポットSPがディスクのピット領域を
トレースする時に動作するTPP回路部70について説
明する。TPP回路部70には、先に図7に示したプッ
シュプル信号生成部33、キャンセル信号生成部34及
び減算部38に相当する回路ブロックとして、破線で囲
って示したプッシュプル信号生成回路34b,34c及
び演算回路ブロック80が設けられている。また、同じ
く図7に示すLPF37に対応する回路部としてLPF
78及び79が設けられている。
態のもとで、光スポットSPがディスクのピット領域を
トレースする時に動作するTPP回路部70について説
明する。TPP回路部70には、先に図7に示したプッ
シュプル信号生成部33、キャンセル信号生成部34及
び減算部38に相当する回路ブロックとして、破線で囲
って示したプッシュプル信号生成回路34b,34c及
び演算回路ブロック80が設けられている。また、同じ
く図7に示すLPF37に対応する回路部としてLPF
78及び79が設けられている。
【0132】TPP回路部70のキャンセル信号生成回
路34bは、トップホールド回路71及び係数乗算器7
2によって構成され、またキャンセル信号生成回路34
cはトップホールド回路74及び係数乗算器75によっ
て構成される。
路34bは、トップホールド回路71及び係数乗算器7
2によって構成され、またキャンセル信号生成回路34
cはトップホールド回路74及び係数乗算器75によっ
て構成される。
【0133】この場合、キャンセル信号生成回路33b
には、これまで同様、RFアンプ7のマトリクス演算回
路からの加算信号(A+B)が入力され、トップホール
ド回路71は、入力された加算信号(A+B)のトップ
値(A+B)t を保持する。このトップ値(A+B)t
は、係数乗算器72において予め定めた定数kt が乗算
された後、LPF78に入力される。
には、これまで同様、RFアンプ7のマトリクス演算回
路からの加算信号(A+B)が入力され、トップホール
ド回路71は、入力された加算信号(A+B)のトップ
値(A+B)t を保持する。このトップ値(A+B)t
は、係数乗算器72において予め定めた定数kt が乗算
された後、LPF78に入力される。
【0134】また、キャンセル信号生成回路34cに
は、RFアンプ7のマトリクス演算回路からの加算信号
(C+D)が入力されており、トップホールド回路74
は、入力された加算信号(C+D)のトップ値(C+
D)t を保持する。このトップ値(C+D)t は、上記
同様、係数乗算器75において予め定めた定数kt が乗
算された後、LPF79に入力される。なお、係数乗算
器72、75の係数値は、ディスク上が全てピット領域
とされる再生専用ディスクのピット領域と、記録再生可
能な光磁気ディスクの最内周側にエンボスピットにより
形成されるピット領域とではディスクの反射率が異なる
ため、ディスクの種類によってその係数値を変更できる
ようにされている。
は、RFアンプ7のマトリクス演算回路からの加算信号
(C+D)が入力されており、トップホールド回路74
は、入力された加算信号(C+D)のトップ値(C+
D)t を保持する。このトップ値(C+D)t は、上記
同様、係数乗算器75において予め定めた定数kt が乗
算された後、LPF79に入力される。なお、係数乗算
器72、75の係数値は、ディスク上が全てピット領域
とされる再生専用ディスクのピット領域と、記録再生可
能な光磁気ディスクの最内周側にエンボスピットにより
形成されるピット領域とではディスクの反射率が異なる
ため、ディスクの種類によってその係数値を変更できる
ようにされている。
【0135】このLPF78及び79もまた制御信号生
成部36から切換制御信号FCにより第1のカットオフ
周波数と第2のカットオフ周波数に切換可能とされてお
り、このLPF78,79において第1または第2のカ
ットオフ周波数により低域成分が抽出されて、演算回路
ブロック80の減算器73及び76の負極(反転入力端
子)側にそれぞれ入力される。
成部36から切換制御信号FCにより第1のカットオフ
周波数と第2のカットオフ周波数に切換可能とされてお
り、このLPF78,79において第1または第2のカ
ットオフ周波数により低域成分が抽出されて、演算回路
ブロック80の減算器73及び76の負極(反転入力端
子)側にそれぞれ入力される。
【0136】演算回路ブロック80は減算器73、7
6、77によって構成される。減算器73及び76の非
反転入力端子には、RFアンプ7からの加算信号(A+
B)、(C+D)がそれぞれ入力される。減算器73
は、出力信号として(A+B)−kt ×(A+B)t を
出力し、減算器76は出力信号として(C+D)−kt
×(C+D)t を出力する。減算器77は減算器73か
らの出力信号(A+B)−kt ×(A+B)t から減算
器76の出力信号(C+D)−kt ×(C+D)t を減
算することにより、次式(5)に示すようなトラッキン
グエラー信号TET を得ることができる。 TET ={(A+B)−kt ×(A+B)t } −{(C+D)−kt ×(C+D)t } ・・・(5)
6、77によって構成される。減算器73及び76の非
反転入力端子には、RFアンプ7からの加算信号(A+
B)、(C+D)がそれぞれ入力される。減算器73
は、出力信号として(A+B)−kt ×(A+B)t を
出力し、減算器76は出力信号として(C+D)−kt
×(C+D)t を出力する。減算器77は減算器73か
らの出力信号(A+B)−kt ×(A+B)t から減算
器76の出力信号(C+D)−kt ×(C+D)t を減
算することにより、次式(5)に示すようなトラッキン
グエラー信号TET を得ることができる。 TET ={(A+B)−kt ×(A+B)t } −{(C+D)−kt ×(C+D)t } ・・・(5)
【0137】切換器81は、WPP回路部40とTON
回路部60とを切り換えるために設けられており、切換
回路81の端子aはWPP回路部40のトラッキングエ
ラー信号TEWの出力ラインと接続され、端子bはTO
N回路部60のトラッキングエラー信号TER の出力ラ
インと接続されている。また切換器82はTPP回路部
70と、切換器81によって選択されているWPP回路
40、又はTON回路部60の何れか回路部とを切り換
えるのために設けられており、切換回路82の端子aは
切換器81と接続され、端子bはTPP回路部70のト
ラッキングエラー信号TET の出力ラインと接続されて
いる。
回路部60とを切り換えるために設けられており、切換
回路81の端子aはWPP回路部40のトラッキングエ
ラー信号TEWの出力ラインと接続され、端子bはTO
N回路部60のトラッキングエラー信号TER の出力ラ
インと接続されている。また切換器82はTPP回路部
70と、切換器81によって選択されているWPP回路
40、又はTON回路部60の何れか回路部とを切り換
えるのために設けられており、切換回路82の端子aは
切換器81と接続され、端子bはTPP回路部70のト
ラッキングエラー信号TET の出力ラインと接続されて
いる。
【0138】切換器81は、例えばシステムコントロー
ラ11(図1参照)から供給されるトラッキングサーボ
制御状態を示す信号OFFTRAK により切換制御が行われて
おり、トラッキングサーボがオンの時は端子aが選択さ
れ、トラッキングサーボ制御がオフ状態の時は端子bを
選択するように制御される。切換器82は、同じくシス
テムコントローラ11から供給されるディスク領域がピ
ット領域、又はグルーブ領域かを示す信号GR/PITにより
切換制御が行われており、グルーブの時は端子aが選択
され、ピットの時は端子bを選択するように制御され
る。
ラ11(図1参照)から供給されるトラッキングサーボ
制御状態を示す信号OFFTRAK により切換制御が行われて
おり、トラッキングサーボがオンの時は端子aが選択さ
れ、トラッキングサーボ制御がオフ状態の時は端子bを
選択するように制御される。切換器82は、同じくシス
テムコントローラ11から供給されるディスク領域がピ
ット領域、又はグルーブ領域かを示す信号GR/PITにより
切換制御が行われており、グルーブの時は端子aが選択
され、ピットの時は端子bを選択するように制御され
る。
【0139】従って、トラッキングサーボ制御がオン状
態で、ディスク90の検出領域がグルーブ領域とされる
場合には、システムコントローラ11からの信号OFFTRA
K 及び信号GR/PITにより、切換器81の端子a及び切換
器82の端子aがそれぞれ選択され、WPP回路部40
から出力されるトラッキングエラー信号TEW がトラッ
キングエラー信号TEとして出力される。
態で、ディスク90の検出領域がグルーブ領域とされる
場合には、システムコントローラ11からの信号OFFTRA
K 及び信号GR/PITにより、切換器81の端子a及び切換
器82の端子aがそれぞれ選択され、WPP回路部40
から出力されるトラッキングエラー信号TEW がトラッ
キングエラー信号TEとして出力される。
【0140】なお、トラッキングサーボ制御がオフ状態
で、ディスク90の検出領域がグルーブ領域とされる場
合は、システムコントローラ11からの信号OFFTRAK 及
び信号GR/PITにより、切換器81の端子b及び切換器8
2の端子aがそれぞれ選択され、TON回路部60から
出力されるトラッキングエラー信号TER がトラッキン
グエラー信号TEとなる。このようなトラッキングエラ
ー信号TEは、トラッキングサーボ制御をオフ状態から
オン状態にする場合の動作時に使用され、トラッキング
サーボ制御がオン状態となった時点で、システムコント
ローラ11からの信号OFFTRAK により切換器81の端子
がb→aに切り換えられ、上記WPP回路部40からの
トラッキングエラー信号TER がトラッキングエラー信
号TEとして出力される。
で、ディスク90の検出領域がグルーブ領域とされる場
合は、システムコントローラ11からの信号OFFTRAK 及
び信号GR/PITにより、切換器81の端子b及び切換器8
2の端子aがそれぞれ選択され、TON回路部60から
出力されるトラッキングエラー信号TER がトラッキン
グエラー信号TEとなる。このようなトラッキングエラ
ー信号TEは、トラッキングサーボ制御をオフ状態から
オン状態にする場合の動作時に使用され、トラッキング
サーボ制御がオン状態となった時点で、システムコント
ローラ11からの信号OFFTRAK により切換器81の端子
がb→aに切り換えられ、上記WPP回路部40からの
トラッキングエラー信号TER がトラッキングエラー信
号TEとして出力される。
【0141】また、トラッキングサーボ制御のオン/オ
フに関わらず、ディスク90の検出領域がピット領域と
される場合は、システムコントローラ11からの GR/PI
T信号により、切換器82の端子bが選択され、TPP
回路部70から出力されるトラッキングエラー信号TE
T がトラッキングエラー信号TEとして出力される。
フに関わらず、ディスク90の検出領域がピット領域と
される場合は、システムコントローラ11からの GR/PI
T信号により、切換器82の端子bが選択され、TPP
回路部70から出力されるトラッキングエラー信号TE
T がトラッキングエラー信号TEとして出力される。
【0142】上記図12に示したようにして、WPP回
路部40、TON回路部60、TPP回路部70を備え
たトラッキングエラー信号生成回路の構成を採ること
で、本実施の形態のディスクドライブ装置の実際として
は、ディスクの信号面としてピット領域、グルーブ領域
の何れにも適合したトラッキングサーボ制御が実行可能
となる。その上で、WPP回路部40、TON回路部6
0、TPP回路部70においては、図7に示した構成に
対応するようにしてカットオフ周波数が可変制御される
LPFがキャンセル信号成分を通過させるようにして設
けられており、これによって、図12に示す実際の回路
構成にあっても、例えば図11に示した欠陥領域の検出
時に対応した動作が実行されるものである。つまり、欠
陥領域の存在に関わらず、適正なトラッキングサーボ制
御動作を得ることができる。
路部40、TON回路部60、TPP回路部70を備え
たトラッキングエラー信号生成回路の構成を採ること
で、本実施の形態のディスクドライブ装置の実際として
は、ディスクの信号面としてピット領域、グルーブ領域
の何れにも適合したトラッキングサーボ制御が実行可能
となる。その上で、WPP回路部40、TON回路部6
0、TPP回路部70においては、図7に示した構成に
対応するようにしてカットオフ周波数が可変制御される
LPFがキャンセル信号成分を通過させるようにして設
けられており、これによって、図12に示す実際の回路
構成にあっても、例えば図11に示した欠陥領域の検出
時に対応した動作が実行されるものである。つまり、欠
陥領域の存在に関わらず、適正なトラッキングサーボ制
御動作を得ることができる。
【0143】なお、上記実施の形態では、キャンセル信
号が通過するLPFについて、第1、第2のカットオフ
周波数による2段階での切り換えが行われるものとして
説明したが、本発明としては3段階以上による切り換え
が行われるように構成しても構わないものである。例と
して、3段階のカットオフ周波数によって切り換えを行
うことを考えた場合には、上記第1、第2のカットオフ
周波数とは異なるカットオフ周波数が設定された第3の
カットオフ周波数を、図11に示す期間T1,T2以外
のディスク正常領域をトレースしているときに使用する
ことが考えられる。なお、この際の第3のカットオフ周
波数の実際としては、特に例示しないが、正常領域をト
レースしている状態で最も良好なトラッキングサーボ制
御特性等が得られるように設定を行えばよい。また、本
実施の形態においては、ミニディスクを例にとって説明
したがこれに限定されるものでなく、例えばCD(Comp
act Disk)、CD−ROM、CD−R(Compact Disk-R
ead Only Memory)の他、いわゆるMOといわれるデータ
記録再生装置、更には近年普及しつつあるDVD(Digi
tal Video Disk/Degital Versatile Disk)に対応する
記録又は再生装置などにも適用が可能である。また、デ
ィスクのデータの記録領域が、グルーブ領域でなく例え
ばランド領域とされる場合でも本発明を適用することが
できる。
号が通過するLPFについて、第1、第2のカットオフ
周波数による2段階での切り換えが行われるものとして
説明したが、本発明としては3段階以上による切り換え
が行われるように構成しても構わないものである。例と
して、3段階のカットオフ周波数によって切り換えを行
うことを考えた場合には、上記第1、第2のカットオフ
周波数とは異なるカットオフ周波数が設定された第3の
カットオフ周波数を、図11に示す期間T1,T2以外
のディスク正常領域をトレースしているときに使用する
ことが考えられる。なお、この際の第3のカットオフ周
波数の実際としては、特に例示しないが、正常領域をト
レースしている状態で最も良好なトラッキングサーボ制
御特性等が得られるように設定を行えばよい。また、本
実施の形態においては、ミニディスクを例にとって説明
したがこれに限定されるものでなく、例えばCD(Comp
act Disk)、CD−ROM、CD−R(Compact Disk-R
ead Only Memory)の他、いわゆるMOといわれるデータ
記録再生装置、更には近年普及しつつあるDVD(Digi
tal Video Disk/Degital Versatile Disk)に対応する
記録又は再生装置などにも適用が可能である。また、デ
ィスクのデータの記録領域が、グルーブ領域でなく例え
ばランド領域とされる場合でも本発明を適用することが
できる。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
ドライブ装置は、キャンセル信号に含まれる低域周波数
成分を抽出することができるローパスフィルタに、少な
くとも2以上のカットオフ周波数を設ける。そして、フ
ィルタ制御手段により、欠陥検出手段から出力される欠
陥検出信号に基づいて、ローパスフィルタの制御を行
い、ローパスフィルタのカットオフ周波数を設定するよ
うにしている。つまり、光スポットが欠陥領域を通過し
ている時は、ローパスフィルタを第1のカットオフ周波
数に設定して、トラッキングエラー信号の誤差の変化量
を抑制するようにしている。
ドライブ装置は、キャンセル信号に含まれる低域周波数
成分を抽出することができるローパスフィルタに、少な
くとも2以上のカットオフ周波数を設ける。そして、フ
ィルタ制御手段により、欠陥検出手段から出力される欠
陥検出信号に基づいて、ローパスフィルタの制御を行
い、ローパスフィルタのカットオフ周波数を設定するよ
うにしている。つまり、光スポットが欠陥領域を通過し
ている時は、ローパスフィルタを第1のカットオフ周波
数に設定して、トラッキングエラー信号の誤差の変化量
を抑制するようにしている。
【0145】そして、光スポットがディスクの欠陥領域
を通過した時点から所定期間にわたっては、ローパスフ
ィルタを第1のカットオフ周波数より高い第2のカット
オフ周波数に設定するようにしている。これにより、光
スポットがディスク上の欠陥領域を通過している時のキ
ャンセル信号のレベル変動を最小限に抑制することがで
きると共に、欠陥領域通過後はローパスフィルタから出
力されるキャンセル信号のレベルが、欠陥のないディス
ク正常領域から得られるレベルに復帰するまでの復帰時
間の短縮することができるので、例えばディスク上に比
較的大きな欠陥領域が存在する場合でも、トラッキング
サーボ制御を安定に動作させることができる。
を通過した時点から所定期間にわたっては、ローパスフ
ィルタを第1のカットオフ周波数より高い第2のカット
オフ周波数に設定するようにしている。これにより、光
スポットがディスク上の欠陥領域を通過している時のキ
ャンセル信号のレベル変動を最小限に抑制することがで
きると共に、欠陥領域通過後はローパスフィルタから出
力されるキャンセル信号のレベルが、欠陥のないディス
ク正常領域から得られるレベルに復帰するまでの復帰時
間の短縮することができるので、例えばディスク上に比
較的大きな欠陥領域が存在する場合でも、トラッキング
サーボ制御を安定に動作させることができる。
【0146】また本発明では、ディスクの信号面がピッ
トである場合に適合した検出方式によってキャンセル信
号を生成可能な構成を取り得、また、ディスクの信号面
がグルーブである場合に適合した検出方式によってキャ
ンセル信号を生成可能な構成を取り得るものである。こ
れによって、本発明としての動作は、ディスクの信号面
がピット領域、或いはグルーブ領域又はランド領域の何
れの場合に対しても適用することができるものである。
トである場合に適合した検出方式によってキャンセル信
号を生成可能な構成を取り得、また、ディスクの信号面
がグルーブである場合に適合した検出方式によってキャ
ンセル信号を生成可能な構成を取り得るものである。こ
れによって、本発明としての動作は、ディスクの信号面
がピット領域、或いはグルーブ領域又はランド領域の何
れの場合に対しても適用することができるものである。
【図1】本発明の実施の形態とされる記録再生装置のブ
ロック図である
ロック図である
【図2】本実施の形態の記録再生装置の光学系ブロック
の構成を示した図である。
の構成を示した図である。
【図3】光学系ブロックのフォトディテクタの説明図で
ある。
ある。
【図4】本実施の形態の記録再生装置におけるマトリク
ス演算回路の一部の構成を示した図である。
ス演算回路の一部の構成を示した図である。
【図5】本実施の形態としてのフォーカスエラー信号生
成回路の構成を示すブロック図である。
成回路の構成を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態におけるフォーカスエラー信号の
検出方式の説明図である。
検出方式の説明図である。
【図7】本実施の形態の記録再生装置におけるトラッキ
ングエラー信号生成回路の構成を示した図である。
ングエラー信号生成回路の構成を示した図である。
【図8】本実施の形態のRF信号のディフェクトの影響
の説明図である。
の説明図である。
【図9】本実施の形態の制御信号生成部の具体的な構成
例である。
例である。
【図10】本実施の形態のLPFの具体的な構成例であ
る。
る。
【図11】本実施の形態のトラッキングエラー信号生成
回路の出力波形を示した図である。
回路の出力波形を示した図である。
【図12】本実施の形態のトラッキングエラー信号生成
回路の具体的な回路構成を示した図である。
回路の具体的な回路構成を示した図である。
【図13】本実施の形態の記録再生装置に対応したディ
スクのセクタフォーマットの説明図である。
スクのセクタフォーマットの説明図である。
【図14】本実施の形態の記録再生装置に対応したディ
スクのエリア構造の説明図である。
スクのエリア構造の説明図である。
【図15】本実施の形態の記録再生装置に対応したディ
スクのグルーブ領域の構造の説明図である。
スクのグルーブ領域の構造の説明図である。
【図16】従来のトラッキングエラー信号生成回路の出
力波形を示した図である。
力波形を示した図である。
1 記録再生装置、3 光学ヘッド、3a 対物レン
ズ、4 二軸機構 5スレッド機構 6a 磁気ヘッ
ド、7 RFアンプ 9 サーボプロセッサ、11 シ
ステムコントローラ、27 スレッドドライバ 29
二軸ドライバ、29a フォーカスドライバ、29b
トラッキングドライバ、30 トラッキングエラー信号
生成回路、31 32 加算器、33 プッシュプル信
号生成部、34 キャンセル信号生成部、35 ディス
ク欠陥検出部、36 制御信号生成部、37 52 7
8 79 LPF、38 減算部、40 WPP回路
部、41 42 45 ウォブル振幅検出部、43 4
8 51 64 73 76減算器、46 49 割算
器、47 72 75 係数乗算器、50 81 82
切換器、60 TON回路部、61 ピークホールド
回路、62 ボトムホールド回路、63 1/2演算回
路、70 TPP回路部、71 74 トップホールド
回路、80 演算回路ブロック、231 レーザダイオ
ード、242243a 243b フォトディテクタ
ズ、4 二軸機構 5スレッド機構 6a 磁気ヘッ
ド、7 RFアンプ 9 サーボプロセッサ、11 シ
ステムコントローラ、27 スレッドドライバ 29
二軸ドライバ、29a フォーカスドライバ、29b
トラッキングドライバ、30 トラッキングエラー信号
生成回路、31 32 加算器、33 プッシュプル信
号生成部、34 キャンセル信号生成部、35 ディス
ク欠陥検出部、36 制御信号生成部、37 52 7
8 79 LPF、38 減算部、40 WPP回路
部、41 42 45 ウォブル振幅検出部、43 4
8 51 64 73 76減算器、46 49 割算
器、47 72 75 係数乗算器、50 81 82
切換器、60 TON回路部、61 ピークホールド
回路、62 ボトムホールド回路、63 1/2演算回
路、70 TPP回路部、71 74 トップホールド
回路、80 演算回路ブロック、231 レーザダイオ
ード、242243a 243b フォトディテクタ
Claims (3)
- 【請求項1】 レーザ光源から出射されるレーザ光の光
路に在るように配される対物レンズを備えることで、デ
ィスク状記録媒体の信号面に対してレーザ光を収束させ
て照射することができるレーザ照射手段と、 上記ディスク状記録媒体のトラックの接線方向に沿った
分割線により、少なくとも、第1の検出領域と、第2の
検出領域に2分割され、上記信号面で反射されたレーザ
光の反射光を検出する反射光検出手段と、 上記第1及び第2の検出領域から出力される検出信号の
差分出力に基づいて、プッシュプル信号を生成するプッ
シュプル信号生成手段と、 上記反射光検出手段で検出された検出信号に基づいて、
上記プッシュプル信号に含まれるディスク半径方向にお
ける上記対物レンズの中点位置からの変位量に対応した
キャンセル信号を生成するキャンセル信号生成手段と、 少なくとも、所定の第1のカットオフ周波数と、該第1
のカットオフ周波数より高い所定の第2のカットオフ周
波数を含む2以上のカットオフ周波数に切換可能とさ
れ、上記キャンセル信号の低域周波数成分を抽出するロ
ーパスフィルタと、 上記プッシュプル信号と、上記ローパスフィルタにより
抽出された上記キャンセル信号の低域周波数成分との差
分出力に基づいて、トラッキングサーボ制御に利用する
ためのトラッキングエラー信号を生成するトラッキング
エラー信号生成手段と、 上記反射光検出手段で検出された検出信号に基づいて、
上記信号面のトラック上に存在する欠陥領域を検出して
欠陥検出信号を出力する欠陥検出手段と、 上記欠陥検出信号に基づいて、少なくとも上記欠陥領域
を上記レーザ光が照射しているとされるときには上記第
1のカットオフ周波数を設定し、上記欠陥領域の終端位
置と一致するタイミングから所定期間にわたっては、上
記第2のカットオフ周波数を設定するように上記ローパ
スフィルタに対する制御を実行するフィルタ制御手段
と、 を備えていることを特徴とするディスクドライブ装置。 - 【請求項2】 上記キャンセル信号生成手段は、 上記反射光検出手段の第1の検出領域から出力される検
出信号のピーク値を保持する第1のピークホールド回路
と、 上記第2の検出領域から出力される検出信号のピーク値
を保持する第2のピークホールド回路と、 上記第1及び第2のピークホールド回路に保持されたピ
ーク値の差分出力を差分信号として出力する演算回路と
を備えており、 上記ディスク状記録媒体のピット領域に記録されている
データの再生を行うためにトラッキングサーボ制御が実
行されている状態のもとでは、上記差分信号をキャンセ
ル信号として出力するようにしたことを特徴とする請求
項1に記載のディスクドライブ装置。 - 【請求項3】 上記反射光検出手段が上記ディスク状記
録媒体のトラックの接線方向と対応した分割線により、
上記ディスク状記録媒体の内周側から外周側に対応し
て、順次第1〜第4の検出領域に4分割されるように構
成されたうえで、 上記キャンセル信号生成手段は、 上記第1の検出領域で検出された検出信号から所定の帯
域成分を抽出した第1の抽出信号を得るための第1のバ
ンドパスフィルタ回路と、 上記第4の検出領域で検出された検出信号から所定の帯
域成分を抽出した第2の抽出信号を得るための第2のバ
ンドパスフィルタ回路と、 上記第1及び第2の抽出信号の差分出力を差分信号とし
て出力する演算回路とを備えており、 上記ディスク状記録媒体にトラッキング制御のための案
内溝が形成され、データが記録されるトラックとしての
グルーブ又はランドに対して、データの記録又は再生を
行うために、トラッキングサーボ制御が実行されている
状態のもとでは、上記差分信号をキャンセル信号として
出力するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
ディスクドライブ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11149698A JP2000339716A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | ディスクドライブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11149698A JP2000339716A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | ディスクドライブ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000339716A true JP2000339716A (ja) | 2000-12-08 |
Family
ID=15480872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11149698A Withdrawn JP2000339716A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | ディスクドライブ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000339716A (ja) |
-
1999
- 1999-05-28 JP JP11149698A patent/JP2000339716A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |