JP2000345619A - ユニット建物 - Google Patents

ユニット建物

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JP2000345619A
JP2000345619A JP11161290A JP16129099A JP2000345619A JP 2000345619 A JP2000345619 A JP 2000345619A JP 11161290 A JP11161290 A JP 11161290A JP 16129099 A JP16129099 A JP 16129099A JP 2000345619 A JP2000345619 A JP 2000345619A
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Japan
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floor
ceiling beam
building
building unit
ceiling
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JP11161290A
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English (en)
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Okitoshi Haneda
臣利 羽田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方の柱省略角部を有する建物ユニットの天
井梁から他方の柱省略角部を有する建物ユニットの天井
梁までの長いスパンの天井梁でも、衝撃音を吸収するこ
とのできる騒音の少ないユニット建物を提供することで
ある。 【解決手段】 柱省略角部を付き合わせたほぼ一直線状
になっている一方の建物ユニット2の天井梁23の側面
から他方の建物ユニット2の天井梁23の側面に、補強
梁と制振材とを重合した複合材5を添え、この複合材5
を天井梁23に接続したユニット建物Uである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は制振性のよいユニ
ット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】ユニット建物は、運搬可能な一定の大き
さの箱形の、且つ、内部、外部の仕上げられた建物ユニ
ットと屋根ユニット・屋根パネルとを、予め、工場で製
造し、この建物ユニットや屋根ユニット・屋根パネルの
複数個を施工現場に運搬し、施工現場で組み立てて建物
となすものであって、現場施工期間が短く、且つ、寸法
精度の良い標準化された建物となる特徴があることか
ら、近年、広く採用されている。尚、屋根パネルは工場
で建物ユニットに取り付けられて施工現場に運搬される
こともある。
【0003】このユニット建物に使用される建物ユニッ
トとしては種々な構造のものが知られている。例えば、
特公昭61−42061号公報には、矩形状の四隅に立
設した4本の柱と、この4本の柱の上端部を矩形状の辺
に沿って連結した天井梁と、この4本の柱の下端部を矩
形状の辺に沿って連結した床梁とからなる平面矩形状の
建物ユニットの骨格が記載されている。そして、この相
対する天井梁間に天井小梁を差し渡し、この天井小梁の
下面に天井材を取り付けて天井を形成し、相対する床梁
間に床小梁を差し渡し、この上に床根太を取り付け、こ
の床根太の上に床材を取り付けて床を形成し、壁を設け
る場所には、天井梁と床梁との間に間柱を取り付け、こ
の間柱に外壁パネルや内壁パネルを取り付けて壁を形成
して建物ユニットとするのである。
【0004】一般に、上階の床の上を歩いたり床の上に
物を落下させると、床が振動し、この振動によって発生
する衝撃音が下階に響いて、下階に居る人の迷惑にな
る。特に、複数の世帯が上階と下階とに別れて生活して
いるマンション等の集合住宅等では、上階の世帯の人に
よって生じる騒音が下階に響いて下階の世帯の人が迷惑
に感じて大きな社会問題となっている。かかることを防
ぐために、建物ユニットにおいても従来種々な防振性の
よい床構造が知られている。
【0005】例えば、特開昭62−59745号公報
(従来例1と称する)には、相対する床梁間に床小梁が
差し渡され、この床小梁が床梁に防振パッドを介在させ
た板バネで連結された床構造を備えた建物ユニットが記
載されている。又、特開昭63−304372号公報
(従来例2と称する)には、相対する床梁間に複数の床
小梁がほぼ平行に差し渡され、このほぼ平行な床小梁に
制振材の両端部を取り付けた床構造を備えた建物ユニッ
トが記載されている。又、特開平11−22019号公
報(従来例3と称する)には、下階の建物ユニットの天
井梁と上階の建物ユニットの床梁との間に防振材を挟ん
で組み立てたユニット建物が記載されている。
【0006】一方、上記建物ユニットを組み立てたユニ
ット建物では、矩形状の四隅に立設した4本の柱が邪魔
になって、柱のある部分に連続した大きな空間を形成さ
せることができず、従って、大きな部屋を設けることが
できないという問題がある。かかる問題を解決するユニ
ット建物として特開平8−277580号公報(従来例
4と称する)記載のユニット建物が知られている。
【0007】この公報に記載のユニト建物は、柱と床梁
と天井梁とを平面矩形状の箱形に連結し、且つ、この平
面矩形状の一角に柱を省略した柱省略角部を有する2乃
至4個の建物ユニットを柱省略角部を互いに突き合わせ
て据え付け、柱省略角部を突き合わせたほぼ一直線状に
なっている一方の柱省略角部を有する建物ユニットの天
井梁の側面から、他方の柱省略角部を有する柱省略建物
ユニットの天井梁の側面に補強梁を添え、この補強梁を
天井梁に接続した建物である。このユニット建物では、
柱を省略した柱省略角部に一方の柱省略角部を有する建
物ユニットから他方の柱省略角部を有する建物ユニット
まで連続した広い空間を形成させることができるので極
めて便利である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1および従来例2記載の床構造では、床の振動を防振パ
ッド、板バネ、振動材等で吸収するので、床の衝撃音を
小さくすることができるが、この床構造では軽量衝撃音
を低減させることは容易であるが、重量衝撃音を低下さ
せることは困難である。これは、重量衝撃音は、床振動
によって建物ユニット全体が振動し、この振動が下階の
建物ユニットを振動させて発生する音であるからであら
うと考えられる。
【0009】従来例3記載の方法は、下階の建物ユニッ
トの天井梁と上階の建物ユニットの床梁との間に防振材
が挟まれているので、上階の建物ユニット全体が振動し
た振動を、上階の建物ユニットと下階の建物ユニットの
間に挟まれている防振材が吸収し、重量衝撃音を防ぐこ
とができ便利であるが、天井梁と床梁との間に挟まれた
防振材を天井梁と床梁との隙間より厚くすることができ
ないし、又、防振材と天井梁との接触面積が比較的小さ
いので、この防振材で吸収できる衝撃音には限界があ
り、大きな重量衝撃音を吸収できないという問題があ
る。
【0010】特に、従来例4記載のような、柱省略角部
を有するユニット建物では、補強梁で補強された柱省略
角部を通過する一方の柱省略角部を有する建物ユニット
の天井梁から他方の柱省略角部を有する建物ユニットの
天井梁までの長いスパンを有する天井梁があり、この天
井梁では中間に振動を抑制する柱がない。この長いスパ
ンの天井梁の振動は大きく、この天井梁と床梁との間に
設けた防振材で振動の大きな重量衝撃音を吸収すること
が極めて困難である。そこで、この発明の目的は、補強
梁で補強された一方の柱省略角部を有する建物ユニット
の天井梁から他方の柱省略角部を有する建物ユニットの
天井梁までの長いスパンの天井梁でも、衝撃音を吸収す
ることのできる騒音の少ないユニット建物を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、請求項1記載の発明
は、柱と床梁と天井梁とを平面矩形状の箱形に連結し、
且つ、この平面矩形状の一角に柱を省略した柱省略角部
を有する2乃至4個の建物ユニットが柱省略角部を互い
に突き合わせて据え付けられたユニット建物において、
前記柱省略角部を付き合わせたほぼ一直線状になってい
る一方の柱省略角部を有する建物ユニットの天井梁の側
面から他方の柱省略角部を有する建物ユニットの天井梁
の側面に、補強梁と制振材とを重合した板状の複合材が
添えられ、この複合材が天井梁に接続されているもので
ある。
【0012】請求項2記載の発明は、柱と床梁と天井梁
とを平面矩形状の箱形に連結し、且つ、この平面矩形状
の一角に柱を省略した柱省略角部を有する2乃至4個の
建物ユニットが柱省略角部を互いに突き合わせて据え付
けられたユニット建物において、前記柱省略角部を付き
合わせたほぼ一直線状になっている一方の柱省略角部を
有する建物ユニットの天井梁の側面から他方の柱省略角
部を有する建物ユニットの天井梁の側面に補強梁が添え
られ、この補強梁が板状の制振材を挟んで天井梁に接続
されているものである。
【0013】本発明における制振材とは、振動を吸収し
制御するものであって、天然ゴムや合成ゴム等のゴム
や、軟質塩化ビニル樹脂や軟質ウレタン樹脂等の軟質合
成樹脂等が好適である。請求項1記載の発明における補
強梁と制振材とを重合した板状の複合材とは、金属等の
機械的強度の大きな補強梁と上記制振材とを重合した板
状体であって、この重合する補強梁と制振材の数は適宜
でよい。例えば、1枚の補強梁と1枚の制振材とを重合
したものであってもよいし、2枚以上の補強梁と1枚の
制振材とを重合したものでもよいし、1枚の補強梁と2
枚以上の制振材とを重合したものであってもよいし、2
枚以上の補強梁と2枚以上の制振材とを重合したもので
もよい。
【0014】2枚以上の補強梁や制振材を重合した複合
材の場合には、交互に重合させたものが好ましい。この
中でも、2枚の補強梁の間に板状の制振材を挟んで重合
した複合材や、1枚の補強梁の両側に制振材を添えて重
合した3層の複合材が好ましい。2枚の金属板の間に板
状の制振材を挟んだ複合材の場合には、(金属板の厚
み):(制振材の厚み)=1:2〜5が好ましい。
【0015】又、この補強梁と制振材とを重合する方法
は適宜でよい。例えば、接着剤で接着してもよい。特
に、両方の外側に金属板がある複合材の場合には、この
両側の金属板をスポート溶接またはボルト締めによって
連結した複合材が好ましい。両側に金属板がある複合材
を天井梁に接続する場合には、高力ボルトで接続すると
強固に連結できるので好ましい。両側に制振材がある場
合や複合材と天井梁との間に板状の制振材を挟んで取り
付ける場合には、高力ボルトでは強固に接続し難いので
通常のボルトで接続するとよい。
【0016】請求項2記載の発明においては、補強梁が
制振材を挟んで天井梁に取り付けられているが、これは
補強梁と天井梁との当接面の大部分が制振材を挟んで取
り付けられていて、天井梁の振動が制振材で吸収できれ
ばよいことを意味する。従って、部分的に制振材がない
場所があってもよい。例えば、制振材がない場所に金属
製の当接板を取り付け、この部分を高力ボルトで連結す
るようにすると、当接板のある場所で強固に接続でき、
制振材のある場所で振動を吸収することができるので好
ましい。又、当接板の場所を高力ボルトで連結し、制振
材のある場所を通常のボルト・ナットで接続するように
してもよい。
【0017】(作用)請求項1記載の発明では、ほぼ一
直線状になっている一方の柱省略角部を有する建物ユニ
ットの天井梁の側面から他方の柱省略角部を有する建物
ユニットの天井梁の側面に、補強梁と制振材とを重合し
た板状の複合材が添えられ、この複合材が天井梁に接続
されているから、上階の建物ユニットの床の上を歩いた
り、床の上に物を落下させて、床が振動し、その結果、
下階の建物ユニットの天井梁が振動しても、この振動
は、天井梁に接続されている複合材の中の制振材によっ
て吸収され、隣の建物ユニットに伝播されない。
【0018】しかも、複合材の中の制振材の高さを、天
井梁の上から下までの高さ、または、下階の天井梁から
上階の床梁までの高さにすることができる。このよう
に、この高く広い面積の制振材で振動を吸収することが
できるので、大きな重量衝撃音を発生させる天井梁の振
動も吸収することができ、更には、一方の建物ユニット
の天井梁から他方の建物ユニットの天井梁までの長いス
パンの天井梁であっても、床振動を吸収することができ
る。従って、下階の人が不愉快にならない。
【0019】請求項2記載の発明では、ほぼ一直線状に
なっている一方の柱省略角部を有する建物ユニットの天
井梁の側面から他方の柱省略角部を有する建物ユニット
の天井梁の側面に補強梁が添えられ、この補強梁が板状
の制振材を挟んで天井梁の側面に接続されているから、
上階の建物ユニットの床の上を歩いたり、床の上に物を
落下させて、床が振動し、その結果、下階の建物ユニッ
トの天井梁が振動しても、この振動は、天井梁と補強梁
との間にある板状の制振材によって吸収され、隣の建物
ユニットに伝播されない。
【0020】しかも、この天井梁と制振材との接触面の
高さを、天井梁の上から下までの高さにすることができ
る。このように、この制振材と天井梁との高く広い接触
面で振動を吸収することができるので、大きな重量衝撃
音を発生させる天井梁の振動も吸収することができ、更
には、一方の建物ユニットの天井梁から他方の建物ユニ
ットの天井梁までの長いスパンの天井梁であっても、床
振動を吸収することができる。従って、下階の人が不愉
快にならない。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を示
す。 (実施例1)図1〜図6は本発明の一実施例を示すもの
で、図1(イ)はユニット建物を示す斜視説明図、
(ロ)は(イ)の1階部分の建物ユニットの配置を示す
平面視配置図、図2は汎用建物ユニットの骨格を示す斜
視説明図、図3は柱省略角部を有する建物ユニットの骨
格を示す斜視説明図、図4は柱省略建物ユニットに複合
材と制振材を取り付けている状態を示す斜視説明図、図
5は複合材の斜視図、図6は柱省略角部を有する建物ユ
ニットに複合材を取り付けた状態の主要部を示す斜視説
明図である。
【0022】図1〜図6において、Uはユニット建物で
あり、このユニット建物Uは、図1に示すように、基礎
9の上に5個の汎用建物ユニット1と4個の柱省略角部
を有する建物ユニット2とが据え付けられ、この5個の
汎用建物ユニット1と4個の柱省略角部を有する建物ユ
ニット2の上に9個の汎用建物ユニット1が据え付けら
れ、この9個の汎用建物ユニット1の上に屋根ユニット
4(屋根ユニットの境界線省略)が据え付けられたもの
である。
【0023】汎用建物ユニット1は、図2に示すよう
に、矩形状の四隅に立設した4本の柱11と、この4本
の柱11の上端部を矩形状の辺に沿って連結した天井梁
13と、この4本の柱11の下端部を矩形状の辺に沿っ
て連結した床梁12とからなる骨格を有し、この相対す
る天井梁13、13間に天井小梁17を差し渡し、この
天井小梁17の下面に天井材を取り付けて天井を形成
し、相対する床梁12、12間に床小梁15を差し渡
し、この床小梁15の上に床根太16を取り付け、この
床根太16の上に床材を取り付けて床を形成し、壁を設
ける場所には、天井梁13と床梁12との間に間柱19
を取り付け、この間柱19に外壁パネルや内壁パネルを
取り付けて壁を形成し、種々な仕上げを行ったものであ
る。
【0024】柱省略角部を有する建物ユニット2は、図
3に示すように、矩形状の四隅に配置した3本の柱21
と上下にジョイント材31、32を仮固定した仮柱3
と、この3本の柱21の上端部やジョイント材31を矩
形状の辺に沿って連結した天井梁23と、この2本の柱
21の下端部やジョイント材32を矩形状の辺に沿って
連結した床梁22とからなる骨格を有し、この相対する
天井梁23、23間に天井小梁27を差し渡し、この天
井小梁27の下面に天井材を取り付けて天井を形成し、
相対する床梁22、22間に床小梁25を差し渡し、こ
の床小梁25の上に床根太26取り付け、この床根太2
6の上に床材を取り付けて床を形成し、壁を設ける場所
には、天井梁23と床梁22との間に間柱29を取り付
け、この間柱29に外壁パネルや内壁パネルを取り付け
て壁を形成し、種々な仕上げを行ったものである。尚、
この柱省略角部を有する建物ユニット2では、据え付け
た後に仮柱3を取り除いて柱を省略するのである。
【0025】汎用建物ユニット1および柱省略角部を有
する建物ユニット2は、共に、短辺方向の長さがほぼ2
400mmであり、長辺方向の長さがほぼ5400mm
であり、高さがほぼ2800mmである。
【0026】5は短辺方向の天井梁23を補強する複合
材であり、この複合材5は、図5に示すように、1枚の
厚みがほぼ9.6mmの合成ゴムの制振材52の両側に
厚みがほぼ3.2mmの鋼板製の補強梁51、51が重
合され、所々がスポット溶接59され、高力ボルトで接
合する場所に鋼製の板状体である接合板53が溶接され
た板状体であり、長さはほぼ4800mm(建物ユニッ
ト2を長辺を対峙させて据え付けたときの両方の短辺の
長さの和にほぼ同じ)で、高さがほぼ350mm(汎用
建物ユニット1の床梁の高さ(ほぼ150mm)と柱省
略角部を有する建物ユニット2の天井梁の高さ(ほぼ2
00mm)の合計の高さとほぼ同じ)である。
【0027】そして、ユニット建物Uは、柱省略角部を
有する建物ユニット2が、長辺同士を対峙させ、柱省略
角部を突き合わせて据え付けられ、図4に示すように、
柱省略角部を有する建物ユニット2の短辺の天井梁23
が対峙しているほぼ一直線状になっている隙間56に複
合材5が挿入されて天井梁23に添えられ、両側の短辺
の天井梁23と複合材5とが高力ボルト・ナットで接続
され、柱省略角部を有する建物ユニット2の長辺の天井
梁23が対峙している隙間に制振材6が挿入され、両側
の天井梁23と制振材6とがボルト・ナットで接続さ
れ、仮柱3がジョイント材31、32から取り外され、
この柱省略角部を有する建物ユニット2の周囲に汎用建
物ユニット1が長辺同士や短辺同士を対峙させて据え付
けられ、天井梁23が対峙している隙間に合成ゴム製の
制振材6が挿入され、この制振材6を挟んでボルトナッ
トで両側の天井梁23が接続されて1階が構成され、こ
の1階の汎用建物ユニット1および柱省略角部を有する
建物ユニット2の上に汎用建物ユニット1が据え付けら
れて2階が構成され、この2階の建物ユニット2の上に
屋根ユニット4が据え付けられたものである。屋根ユニ
ット4の構造は従来と同じであるので説明を省略する。
【0028】次に、このユニット建物Uの施工方法を説
明する。工場で、図2に示すように、矩形状の四隅に4
本の柱11を立設し、この4本の柱11の上端部を天井
梁13で矩形状の辺に沿って連結し、この4本の柱11
の下端部を床梁12で矩形状の辺に沿って連結して汎用
建物ユニット1の骨格を製造する。
【0029】次に、この汎用建物ユニット1の骨格の相
対する天井梁13、13間に天井小梁17を差し渡し、
この天井小梁17の下面に天井材を取り付けて天井を形
成し、相対する床梁12、12間に床小梁15を差し渡
し、この床小梁15の上に床根太16を取り付け、この
床根太16の上に床材を取り付けて床と形成し、壁を設
ける場所には、天井梁13と床梁12との間に間柱19
を取り付け、この間柱19に外壁パネルや内壁パネルを
取り付けて壁を形成し、種々な仕上げを行って汎用建物
ユニット1を製造する。
【0030】又、図3に示すように、平面矩形状の四隅
に3本の柱21と上下にジョイント材31、32を仮固
定した仮柱3とを立設し、この3本の柱11の上端部や
ジョイント材31を天井梁23で矩形状の辺に沿って連
結し、この2本の柱11の下端部やジョイント材32を
床梁22で矩形状の辺に沿って連結して柱省略角部を有
する建物ユニット2の骨格を製造する
【0031】次に、この柱省略角部を有する建物ユニッ
ト2の骨格の相対する天井梁23、23間に天井小梁2
7を差し渡し、この天井小梁27の下面に天井材を取り
付けて天井を形成し、相対する床梁22、22間に床小
梁24を差し渡し、この上に床根太25を取り付け、こ
の床根太25の上に床材を取り付けて床を形成し、壁を
設ける場所には、天井梁23と床梁22との間に間柱2
9を取り付け、この間柱29に外壁パネルや内壁パネル
を取り付けて壁を形成し、種々な仕上げを行って柱省略
角部を有する建物ユニット2を製造する。
【0032】1枚の制振材52の両側に補強梁51、5
1を重合し、所々をスポット溶接59し、高力ボルトで
接合する場所に接合板53を溶接して複合材5を製造す
る。又、制振材6、屋根ユニット4等を製造する。この
汎用建物ユニット1、柱省略角部を有する建物ユニット
2、複合材5、制振材6、屋根ユニット4等を施工現場
に運搬する。
【0033】施工現場では、予め設けている基礎9の上
に、柱省略角部を有する建物ユニット2を、長辺同士を
対峙させ、柱省略角部を突き合わせて据え付け、図4に
示すように、ほぼ一直線状になっている柱省略角部を有
する建物ユニット2の短辺の天井梁23が対峙している
隙間55に複合材5を挿入し、柱省略角部を有する建物
ユニット2の長辺の天井梁23が対峙している2箇所の
隙間65、66に制振材6を挿入し、この複合材5を挟
んで両側の天井梁23を高力ボルト・ナットで接続し、
制振材6を挟んで両側の天井梁23をボルト・ナットで
接続した後、仮柱3をジョイント材31、32から取り
外し、この周囲に汎用建物ユニット1を長辺同士や短辺
同士を対峙させて据え付け、制振材6を挟んで天井梁2
3、23を接続して、1階を完成させる。
【0034】次に、この1階の汎用建物ユニット1およ
び柱省略角部を有する建物ユニット2の上に汎用建物ユ
ニット1を据え付けて2階を完成させ、この2階の建物
ユニット2の上に屋根ユニット4を据え付け、その他の
仕上げを行うとユニット建物Uが完成する。このように
して完成したユニット建物Uでは、この柱省略部を有す
る建物ユニット2を、汎用建物ユニット1等と組み立て
た後に、仮柱3をジョイント材31、32から外してい
るので、この仮柱3の部分に広く連続した居住空間を形
成させることができる。
【0035】又、柱省略角部を付き合わせた4個の柱省
略角部を有する4個の建物ユニット2、2、2、2のほ
ぼ一直線状になっている一方の柱省略角部を有する対峙
する建物ユニット2、2の天井梁23の隙間から他方の
柱省略角部を有する対峙する建物ユニット2、2の天井
梁23の隙間に、補強梁51と制振材52とを重合した
板状の複合材5が挿入され、この複合材5が天井梁23
の側面に添えられ、この複合材5が天井梁23に接続さ
れているから、2階の汎用建物ユニット1の床の上を歩
いたり、床の上に物を落下させると、床が振動し、その
結果、1階の柱省略角部を有する建物ユニット2の天井
梁23が振動しても、この振動は、天井梁23に接続さ
れている複合材5の中の制振材52によって吸収され、
隣の建物ユニット1、2に伝播されない。
【0036】しかも、この複合材5の制振材52の高さ
はほぼ350mm(1階の天井梁と2階の床梁の合計の
高さ)である。このように、この高く広い面積の制振材
52で振動を吸収することができるので、大きな重量衝
撃音を発生させる天井梁23の振動も吸収することがで
き、更には、複合材5で補強された一方の柱省略角部を
有する建物ユニット2の天井梁23から他方の柱省略角
部を有する建物ユニット2の天井梁23までの長いスパ
ンの天井梁23であっても、床振動を吸収することがで
きる。従って、下階の人が不愉快にならない。
【0037】(実施例2)図7は本発明の他の実施例を
示すもので、柱省略建物ユニットに制振材を取り付けた
状態の主要部を示す斜視説明図である。
【0038】図7に示す実施例2を図1〜図6に示す実
施例1と比較すると、複合板がなく、補強梁7aと天井
梁23aとの間に制振材6aと当接板76aとを挟んだ
状態にして、補強梁7aが天井梁23aに取り付けられ
ていること、通常のボルト58aで接続されていること
が異なる。その他の構造および使用方法は実施例1とほ
ぼ同じであるので説明を省略する。
【0039】この実施例2のユニット建物では、ほぼ一
直線状になっている柱省略角部を通過する一方の柱省略
角部を有する建物ユニットの天井梁23aの側面から他
方の建物ユニットの天井梁23aの側面に補強梁7aが
添えられ、この補強梁7aが板状の制振材6aを挟んで
天井梁23aに接続されているから、2階の汎用建物ユ
ニットの床の上を歩いたり、床の上に物を落下させて、
床が振動し、その結果、1階の柱省略角部を有する建物
ユニットの天井梁23aが振動しても、この振動は、天
井梁23aと補強梁7aとの間にある板状の制振材6a
によって吸収され、隣の建物ユニットに伝播されない。
【0040】しかも、この制振材6aと天井梁23aと
の接触面の高さは、天井梁23aの高さ(ほぼ200m
m)にほぼ等しい。このように、この制振材6aと天井
梁23aとの高く広い面積で振動を吸収することができ
るので、大きな重量衝撃音を発生させる天井梁23aの
振動も吸収することができ、更には、補強梁7aで補強
された一方の柱省略角部を有する建物ユニットの天井梁
23aから他方の柱省略角部を有する建物ユニットの天
井梁23aまでの長いスパンの天井梁であっても、床振
動を吸収することができる。従って、1階の人が不愉快
にならない。
【0041】(実施例3)図8および図9は本発明の別
の実施例を示すもので、図8は複合材の斜視図、図9は
柱省略建物ユニットに複合材を取り付けた状態の主要部
を示す斜視説明図である。
【0042】図8および図9に示す実施例3を図1〜図
6に示す実施例1と比較すると、複合板5bが補強材5
1bの両側の天井梁23bが当接する場所(高さが天井
梁23bとほぼ同じ)に制振材52bが接着剤で取り付
けられていること、高力ボルト58bで接続される場所
には制振材52bがなく、当接板53bが取り付けられ
ていることが異なる。その他の構造は実施例1とほぼ同
じであるので説明を省略する。その他の構造および使用
方法は実施例1とほぼ同じであるので説明を省略する。
【0043】この実施例3のユニット建物では、ほぼ一
直線状になっている柱省略角部を通過する一方の柱省略
角部を有する建物ユニットの天井梁23bの側面から他
方の建物ユニットの天井梁23bの側面に複合材5bが
添えられ、この複合材5bを挟んで天井梁23bが接続
されているから、2階の汎用建物ユニットの床の上を歩
いたり、床の上に物を落下させて、床が振動し、その結
果、1階の柱省略角部を有する建物ユニットの天井梁2
3bが振動しても、この振動は、天井梁23bの間にあ
る複合材5bの両側に取り付けられている制振材52b
によって吸収され、隣の建物ユニット1、2に伝播され
ない。
【0044】しかも、この天井梁23bと制振材52b
との接触面の高さは、天井梁23aの高さ(ほぼ200
mm)にほぼ等しい。このように、この制振材52bと
天井梁23bとの高く広い面積の接触面で振動を吸収す
ることができるので、大きな重量衝撃音を発生させる天
井梁23bの振動も吸収することができ、更には、複合
材5bで補強された一方の柱省略角部を有する建物ユニ
ットの天井梁23bから他方の柱省略角部を有する建物
ユニットの天井梁23bまでの長いスパンの天井梁であ
っても、床振動を吸収することができる。従って、1階
の人が不愉快にならない。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、ほぼ一直線状
になっている一方の柱省略角部を有する建物ユニットの
天井梁の側面から他方の柱省略角部を有する建物ユニッ
トの天井梁の側面に、補強梁と制振材とが重合された板
状の複合材が添えられ、この補強梁が天井梁に接続さて
いるから、上階の建物ユニットの床の上を歩いたり、床
の上に物を落下させて、床が振動し、その結果、下階の
建物ユニットの天井梁が振動しても、この振動は、天井
梁に接続されている複合材の中の制振材によって吸収さ
れ、隣の建物ユニットに伝播されない。
【0046】しかも、この複合材の中の制振材の高さ
を、天井梁の高さ、または、下階の天井梁から上階の床
梁までの高さにすることができるので、大きな重量衝撃
音を発生させる振動も吸収することができ、更には、一
方の建物ユニットの天井梁から他方の建物ユニットの天
井梁までの長いスパンであっても、床振動を吸収するこ
とができる。従って、下階の人が不愉快にならない。
【0047】請求項2記載の発明では、ほぼ一直線状に
なっている一方の柱省略角部を有する建物ユニットの天
井梁の側面から他方の柱省略角部を有する建物ユニット
の天井梁の側面に補強梁が添着され、この補強梁が板状
の制振材を挟んで天井梁に接続されているから、上階の
建物ユニットの床の上を歩いたり、床の上に物を落下さ
せて、床が振動し、その結果、下階の建物ユニットの天
井梁が振動しても、この振動は、天井梁と補強梁との間
にある板状の制振材によって吸収され、隣の建物ユニッ
トに伝播されない。
【0048】しかも、この制振材の高さを、天井梁の高
さとほぼ同じにすることができるので、大きな重量衝撃
音を発生させる振動も吸収することができ、更に、一方
の建物ユニットの天井梁から他方の建物ユニットの天井
梁までの長いスパンであっても、床振動を吸収すること
ができる。従って、下階の人が不愉快にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(イ)はユニ
ット建物を示す斜視説明図、(ロ)は(イ)の1階部分
の建物ユニットの配置を示す平面視配置図である。
【図2】汎用建物ユニットの骨格を示す斜視説明図であ
る。
【図3】柱省略角部を有する建物ユニットの骨格を示す
斜視説明図である。
【図4】柱省略建物ユニットに複合材を取り付けている
状態を示す斜視説明図である。
【図5】複合材の斜視図である。
【図6】柱省略建物ユニットに複合材を取り付けた状態
の主要部を示す斜視説明図である。
【図7】本発明の他の実施例を示すもので、柱省略建物
ユニットに複合材を取り付けた状態の主要部を示す斜視
説明図である。
【図8】本発明の別の実施例を示すもので、複合材の斜
視図である。
【図9】柱省略建物ユニットに複合材を取り付けた状態
の主要部を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
U ユニット建物 1 汎用建物ユニット 2 柱省略角部を有する建物ユニッ
ト 23、23a、23b 天井梁 5、5b 複合材 51、51b 補強梁 52、52b 制振材 6a 制振材 7a 補強梁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱と床梁と天井梁とを平面矩形状の箱形
    に連結し、且つ、この平面矩形状の一角に柱を省略した
    柱省略角部を有する2乃至4個の建物ユニットが柱省略
    角部を互いに突き合わせて据え付けられたユニット建物
    において、前記柱省略角部を付き合わせたほぼ一直線状
    になっている一方の柱省略角部を有する建物ユニットの
    天井梁の側面から他方の柱省略角部を有する建物ユニッ
    トの天井梁の側面に、補強梁と制振材とを重合した板状
    の複合材が添えられ、この複合材が天井梁に接続されて
    いることを特徴とするユニット建物。
  2. 【請求項2】 柱と床梁と天井梁とを平面矩形状の箱形
    に連結し、且つ、この平面矩形状の一角に柱を省略した
    柱省略角部を有する2乃至4個の建物ユニットが柱省略
    角部を互いに突き合わせて据え付けられたユニット建物
    において、前記柱省略角部を付き合わせたほぼ一直線状
    になっている一方の柱省略角部を有する建物ユニットの
    天井梁の側面から他方の柱省略角部を有する建物ユニッ
    トの天井梁の側面に補強梁が添えられ、この補強梁が板
    状の制振材を挟んで天井梁に接続されていることを特徴
    とするユニット建物。
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