JPH08302829A - ユニット建物の制振構造 - Google Patents
ユニット建物の制振構造Info
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- JPH08302829A JPH08302829A JP2914296A JP2914296A JPH08302829A JP H08302829 A JPH08302829 A JP H08302829A JP 2914296 A JP2914296 A JP 2914296A JP 2914296 A JP2914296 A JP 2914296A JP H08302829 A JPH08302829 A JP H08302829A
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- building
- girders
- damping material
- vibration
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 複数の建物ユニットを上下及び水平方向
に組み立てて形成されるユニット建物の制振構造であっ
て、相互に隣接する上階建物ユニットの床大梁間6、6
や下階建物ユニットの天井大梁間8、8に、ゴム弾性を
有する制振材18を介挿する。 【効果】 上階建物ユニットの床衝撃時の振動は、床大
梁間や天井大梁間に設けられた制振材18のゴム弾性の
粘弾性変形という形でエネルギーを失って低減する。そ
れゆえ、上階の床衝撃音が下階では極めて小さくなる。
に組み立てて形成されるユニット建物の制振構造であっ
て、相互に隣接する上階建物ユニットの床大梁間6、6
や下階建物ユニットの天井大梁間8、8に、ゴム弾性を
有する制振材18を介挿する。 【効果】 上階建物ユニットの床衝撃時の振動は、床大
梁間や天井大梁間に設けられた制振材18のゴム弾性の
粘弾性変形という形でエネルギーを失って低減する。そ
れゆえ、上階の床衝撃音が下階では極めて小さくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ユニット建物の
制振構造に関する。
制振構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニット建物(組立家屋)に採用
されている床構造体の制振構造としては、図3に示すよ
うに、床小梁11と隣の床小梁11との間に吸振板13
を介装させて床面の振動を抑制するもの(例えば特開昭
59−76351号公報、特開昭59−98949号公
報等参照)や、図4に示すように、互いに直交配置され
る床小梁11とその上部の根太材14とを接着剤で接合
することにより、床鳴りの防止を図るもの(例えば特開
昭62−72859号公報参照)等が存在する。
されている床構造体の制振構造としては、図3に示すよ
うに、床小梁11と隣の床小梁11との間に吸振板13
を介装させて床面の振動を抑制するもの(例えば特開昭
59−76351号公報、特開昭59−98949号公
報等参照)や、図4に示すように、互いに直交配置され
る床小梁11とその上部の根太材14とを接着剤で接合
することにより、床鳴りの防止を図るもの(例えば特開
昭62−72859号公報参照)等が存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の制振構造では、部分的な床小梁11の振動を抑制で
きても、建物ユニットの主要骨格である床大梁6の振動
を抑制することができず、このため、上階の床衝撃音
が、下階の室に轟き、快適な住音環境が損なわれる虞が
あった。この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもの
で、上階の床衝撃音に対する下階の室での遮音性能の向
上を図ることのできるユニット建物の制振構造を提供す
ることを目的としている。
来の制振構造では、部分的な床小梁11の振動を抑制で
きても、建物ユニットの主要骨格である床大梁6の振動
を抑制することができず、このため、上階の床衝撃音
が、下階の室に轟き、快適な住音環境が損なわれる虞が
あった。この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもの
で、上階の床衝撃音に対する下階の室での遮音性能の向
上を図ることのできるユニット建物の制振構造を提供す
ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、複数の建物ユニットを上下
及び水平方向に組み立てて形成されるユニット建物の制
振構造において、相互に隣接する上階建物ユニットの床
大梁間又は/及び相互に隣接する下階建物ユニットの天
井大梁間に制振材が介挿されているものである。
に、請求項1記載の発明は、複数の建物ユニットを上下
及び水平方向に組み立てて形成されるユニット建物の制
振構造において、相互に隣接する上階建物ユニットの床
大梁間又は/及び相互に隣接する下階建物ユニットの天
井大梁間に制振材が介挿されているものである。
【0005】また、請求項2記載の発明は、複数の建物
ユニットを上下及び水平方向に組み立てて形成されるユ
ニット建物の制振構造において、相互に隣接する上階建
物ユニットの床大梁間又は/及び相互に隣接する下階建
物ユニットの天井大梁間にゴム弾性を有する制振材と、
剛性を有するスペーサーが介挿されているものである。
ユニットを上下及び水平方向に組み立てて形成されるユ
ニット建物の制振構造において、相互に隣接する上階建
物ユニットの床大梁間又は/及び相互に隣接する下階建
物ユニットの天井大梁間にゴム弾性を有する制振材と、
剛性を有するスペーサーが介挿されているものである。
【0006】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載のユニット建物の制振構造であって、制振材の
弾性率が1.0×108 〜1.0×109 パスカルであ
り、損失係数が0.4〜1.5であるものである。
は2記載のユニット建物の制振構造であって、制振材の
弾性率が1.0×108 〜1.0×109 パスカルであ
り、損失係数が0.4〜1.5であるものである。
【0007】また、請求項4記載の発明は、請求項1又
は2記載のユニット建物の制振構造であって、制振材
が、2枚以上のゴム弾性を有する弾性板と、この弾性板
の間に設けられた金属板からなる積層体であるものであ
る。
は2記載のユニット建物の制振構造であって、制振材
が、2枚以上のゴム弾性を有する弾性板と、この弾性板
の間に設けられた金属板からなる積層体であるものであ
る。
【0008】また、請求項5記載の発明は、請求項1又
は2記載のユニット建物の制振構造であって、制振材
が、断面V字形の金属板の中に楔状の金属片が挿入さ
れ、両側面に弾性材が設けられたものである。
は2記載のユニット建物の制振構造であって、制振材
が、断面V字形の金属板の中に楔状の金属片が挿入さ
れ、両側面に弾性材が設けられたものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、相互に隣接する上階
建物ユニットの床大梁間又は/及び相互に隣接する下階
建物ユニットの天井大梁間にゴム弾性を有する制振材が
介挿されているから、上階建物ユニットの床衝撃時の振
動は床大梁間や天井大梁間に設けられた制振材のゴム弾
性の粘弾性変形という形でエネルギを失って、低減す
る。それゆえ、上階の床衝撃音が下階の室では極めて小
さくなる。なお、この振動は建物ユニットの主要骨格で
ある床大梁間または天井大梁間で吸収するので、建物ユ
ニット全体の振動が吸収され、従来の床小梁等の部分的
に吸収するより効率がよい。
建物ユニットの床大梁間又は/及び相互に隣接する下階
建物ユニットの天井大梁間にゴム弾性を有する制振材が
介挿されているから、上階建物ユニットの床衝撃時の振
動は床大梁間や天井大梁間に設けられた制振材のゴム弾
性の粘弾性変形という形でエネルギを失って、低減す
る。それゆえ、上階の床衝撃音が下階の室では極めて小
さくなる。なお、この振動は建物ユニットの主要骨格で
ある床大梁間または天井大梁間で吸収するので、建物ユ
ニット全体の振動が吸収され、従来の床小梁等の部分的
に吸収するより効率がよい。
【0010】又、請求項2記載の発明は、相互に隣接す
る上階建物ユニットの床大梁間又は/及び相互に隣接す
る下階建物ユニットの天井大梁間にゴム弾性を有する制
振材が介挿されているから、請求項1記載の発明と同様
に、床大梁間や天井大梁間に設けられた制振材の粘弾性
の粘弾性変形という形でエネルギを失って、床振動時の
振動を低減する。更に上記作用に加えて、相互に隣接す
る上階建物ユニットの床大梁間又は/及び相互に隣接す
る下階建物ユニットの天井大梁間に剛性を有するスペー
サーが介挿されているから、床大梁間又は/天井大梁間
が剛性を有するスペーサーで強固に結合され、建物全体
で振動を防止するので、上階建物ユニットの揺れが更に
よく防止できる。
る上階建物ユニットの床大梁間又は/及び相互に隣接す
る下階建物ユニットの天井大梁間にゴム弾性を有する制
振材が介挿されているから、請求項1記載の発明と同様
に、床大梁間や天井大梁間に設けられた制振材の粘弾性
の粘弾性変形という形でエネルギを失って、床振動時の
振動を低減する。更に上記作用に加えて、相互に隣接す
る上階建物ユニットの床大梁間又は/及び相互に隣接す
る下階建物ユニットの天井大梁間に剛性を有するスペー
サーが介挿されているから、床大梁間又は/天井大梁間
が剛性を有するスペーサーで強固に結合され、建物全体
で振動を防止するので、上階建物ユニットの揺れが更に
よく防止できる。
【0011】又、請求項3記載の発明では、制振材の弾
性率が1.0×108 〜1.0×109 パスカルであ
り、損失係数が0.4〜1.5であるから、上階建物ユ
ニットの振動を効率よく低減し、上階建物ユニットの揺
れが防止できる。
性率が1.0×108 〜1.0×109 パスカルであ
り、損失係数が0.4〜1.5であるから、上階建物ユ
ニットの振動を効率よく低減し、上階建物ユニットの揺
れが防止できる。
【0012】又、請求項4記載の発明では、制振材が、
2枚以上のゴム弾性を有する弾性板と、この弾性板の間
に設けられた金属板からなる積層体であるから、弾性板
の間にある金属板が弾性板より重く振動し難いので、こ
の金属板によって弾性板の振動が低減され、それゆえ、
弾性体のみからなる制振材より遮音性能がよい。従っ
て、上階建物ユニットの床面の揺れが更に効率よく防止
することができる。
2枚以上のゴム弾性を有する弾性板と、この弾性板の間
に設けられた金属板からなる積層体であるから、弾性板
の間にある金属板が弾性板より重く振動し難いので、こ
の金属板によって弾性板の振動が低減され、それゆえ、
弾性体のみからなる制振材より遮音性能がよい。従っ
て、上階建物ユニットの床面の揺れが更に効率よく防止
することができる。
【0013】又、請求項5記載の発明では、制振材が、
断面V字形の金属板の中に楔状の金属片が挿入され、両
側面に弾性材が設けられたものであるから、請求項4記
載の発明と同様に、金属板と楔状の金属片によって弾性
材の振動が低減され、制振材の遮音性能がよい。更に、
楔形の金属片を外し、断面V字形の開口部分の両側を持
って両側を近づけると、容易に幅を小さくすることがで
きる。従って、このように幅を小さくして床大梁間や天
井大梁間に断面V字形の金属板を挿入し、その後、この
断面V字形の中に楔形の金属片を押し込むことにより、
容易に制振材を床大梁間や床大梁間に設けることができ
る。
断面V字形の金属板の中に楔状の金属片が挿入され、両
側面に弾性材が設けられたものであるから、請求項4記
載の発明と同様に、金属板と楔状の金属片によって弾性
材の振動が低減され、制振材の遮音性能がよい。更に、
楔形の金属片を外し、断面V字形の開口部分の両側を持
って両側を近づけると、容易に幅を小さくすることがで
きる。従って、このように幅を小さくして床大梁間や天
井大梁間に断面V字形の金属板を挿入し、その後、この
断面V字形の中に楔形の金属片を押し込むことにより、
容易に制振材を床大梁間や床大梁間に設けることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施例について説明する。 (第1実施例)図1は、この発明の第1実施例である床
大梁間の制振構造が適用されるユニット建物の全体構成
を示す斜視図、図2は、同ユニット建物を構成する各建
物ユニットの躯体構造を示す斜視図、図3及び図4は、
同躯体構造の一部(小梁間の制振構造)を拡大して示す
部分拡大図、図5は、この発明の第1実施例である床大
梁間の制振構造を分解して示す分解斜視図、また、図6
は、ユニット建物における上階の床構造体を示す断面図
であり、同図(a)は従来の床構造体を示す断面図、同
図(b)は、この発明の第1実施例に係る床構造体を示
し、図1のA−A線に沿う断面図である。
実施例について説明する。 (第1実施例)図1は、この発明の第1実施例である床
大梁間の制振構造が適用されるユニット建物の全体構成
を示す斜視図、図2は、同ユニット建物を構成する各建
物ユニットの躯体構造を示す斜視図、図3及び図4は、
同躯体構造の一部(小梁間の制振構造)を拡大して示す
部分拡大図、図5は、この発明の第1実施例である床大
梁間の制振構造を分解して示す分解斜視図、また、図6
は、ユニット建物における上階の床構造体を示す断面図
であり、同図(a)は従来の床構造体を示す断面図、同
図(b)は、この発明の第1実施例に係る床構造体を示
し、図1のA−A線に沿う断面図である。
【0015】ユニット建物は、建物の工業生産化率を高
めるために、一棟の建物を、予め、いくつかのユニット
に分けて工場生産し、これらを建築現場において施工・
組立する方式の建物である。すなわち、ユニット建物
は、図1に示すように、基礎1,1,・・・の上部に複
数の下階建物ユニット2a,2b,・・・を隣接して配
置して据え付け、さらに、この下階建物ユニット2a,
2b,・・・の上部に上階建物ユニット3a,3b,・
・・を対応配置して組立てる。上下及び水平方向に隣接
される建物ユニット2a,3a,・・・は、それぞれ相
互に結合され、さらに、結合された上階建物ユニット3
a,3b,・・・の上部には屋根ユニット4a,4b,
・・・が取り付けられる。このようにして施工組立られ
た上階建物ユニット(3a,3b)及び下階建物ユニッ
ト2a,2bの中に間仕切り壁を設けて、居間、食堂、
寝室等の各部屋部分を構成するのである。そして、この
建物ユニット2a,2b,3a,3bは輸送可能な大き
さに複数の構造材を略直方体形状に組み合わせて形成さ
れる。すなわち、上階建物ユニット3a,3b及び下階
建物ユニット2a,2bは、図2に示すように、4つの
隅部に角型鋼管製の柱5,5,5,5を立設し、さら
に、立設される柱5,5間のうち、X方向に相対向する
柱5,5の下端側部間には、溝形鋼製の桁床大梁6,6
が配設され、また、Y方向に相対向する柱5,5の下端
側部間には、同じく溝形鋼製の妻床大梁7,7が配設さ
れている。
めるために、一棟の建物を、予め、いくつかのユニット
に分けて工場生産し、これらを建築現場において施工・
組立する方式の建物である。すなわち、ユニット建物
は、図1に示すように、基礎1,1,・・・の上部に複
数の下階建物ユニット2a,2b,・・・を隣接して配
置して据え付け、さらに、この下階建物ユニット2a,
2b,・・・の上部に上階建物ユニット3a,3b,・
・・を対応配置して組立てる。上下及び水平方向に隣接
される建物ユニット2a,3a,・・・は、それぞれ相
互に結合され、さらに、結合された上階建物ユニット3
a,3b,・・・の上部には屋根ユニット4a,4b,
・・・が取り付けられる。このようにして施工組立られ
た上階建物ユニット(3a,3b)及び下階建物ユニッ
ト2a,2bの中に間仕切り壁を設けて、居間、食堂、
寝室等の各部屋部分を構成するのである。そして、この
建物ユニット2a,2b,3a,3bは輸送可能な大き
さに複数の構造材を略直方体形状に組み合わせて形成さ
れる。すなわち、上階建物ユニット3a,3b及び下階
建物ユニット2a,2bは、図2に示すように、4つの
隅部に角型鋼管製の柱5,5,5,5を立設し、さら
に、立設される柱5,5間のうち、X方向に相対向する
柱5,5の下端側部間には、溝形鋼製の桁床大梁6,6
が配設され、また、Y方向に相対向する柱5,5の下端
側部間には、同じく溝形鋼製の妻床大梁7,7が配設さ
れている。
【0016】一方、立設される柱5,5間のうち、X方
向に相対向する柱5,5の上端部間には、溝形鋼製の桁
天井大梁8,8が配設され、また、Y方向に相対向する
柱5,5の上端部間には同じく溝形鋼製の妻天井大梁
9,9が配設されている。上下に対向する各桁床大梁6
と桁天井大梁8との間には、間柱(スタッド)10が介
装されている。
向に相対向する柱5,5の上端部間には、溝形鋼製の桁
天井大梁8,8が配設され、また、Y方向に相対向する
柱5,5の上端部間には同じく溝形鋼製の妻天井大梁
9,9が配設されている。上下に対向する各桁床大梁6
と桁天井大梁8との間には、間柱(スタッド)10が介
装されている。
【0017】相対向する一対の桁床大梁6,6の間に
は、角型鋼管や溝形鋼等からなる複数の床小梁11,1
1,・・・が、互いにX方向に所定の間隔をあけて差し
渡されている。図3及び図4に示すように、各床小梁1
1の端部には、溝形鋼にて形成される連結片12が取着
されていて、床小梁11の端部と桁床大梁6との結合
は、この連結片12のフランジ部12aと、桁床大梁6
のフランジ部6aとを互いに抱き合わせる状態で溶着し
て行われる。また、特定の床小梁11とその隣の床小梁
11との間には、図3に示すように、床小梁11の振動
を抑制するために、パーティクルボード等の吸振板13
が介装されている。
は、角型鋼管や溝形鋼等からなる複数の床小梁11,1
1,・・・が、互いにX方向に所定の間隔をあけて差し
渡されている。図3及び図4に示すように、各床小梁1
1の端部には、溝形鋼にて形成される連結片12が取着
されていて、床小梁11の端部と桁床大梁6との結合
は、この連結片12のフランジ部12aと、桁床大梁6
のフランジ部6aとを互いに抱き合わせる状態で溶着し
て行われる。また、特定の床小梁11とその隣の床小梁
11との間には、図3に示すように、床小梁11の振動
を抑制するために、パーティクルボード等の吸振板13
が介装されている。
【0018】図2に示すように、床小梁11,11,・
・・の上部で、相対向する一対の妻床大梁7,7の間に
は、複数の根太材14,14,・・・が、互いにY方向
に所定の間隔をあけて配設されている。各根太材14
は、図4に示すように、床小梁11,11,・・・との
交差部分で、床鳴りの防止を図るために接着剤を介して
床小梁11,11,・・・と接合一体化され、さらに、
釘15,15の打設により床小梁11,11,・・・と
強固に接合されている。さらに、根太材14,14,・
・・の上面には、パーティクルボード等の床面材16が
接着剤と釘とで取着されている。このように、各一対の
桁床大梁6,6及び妻床大梁7,7と、床小梁11,1
1,・・・と吸振板13と根太材14,14,・・・と
床面材16とで建物ユニット3a(2a,・・・)の床
部分、すなわち、床構造体が構成されている。
・・の上部で、相対向する一対の妻床大梁7,7の間に
は、複数の根太材14,14,・・・が、互いにY方向
に所定の間隔をあけて配設されている。各根太材14
は、図4に示すように、床小梁11,11,・・・との
交差部分で、床鳴りの防止を図るために接着剤を介して
床小梁11,11,・・・と接合一体化され、さらに、
釘15,15の打設により床小梁11,11,・・・と
強固に接合されている。さらに、根太材14,14,・
・・の上面には、パーティクルボード等の床面材16が
接着剤と釘とで取着されている。このように、各一対の
桁床大梁6,6及び妻床大梁7,7と、床小梁11,1
1,・・・と吸振板13と根太材14,14,・・・と
床面材16とで建物ユニット3a(2a,・・・)の床
部分、すなわち、床構造体が構成されている。
【0019】一方、相対向する一対の桁天井大梁8,8
の間には複数の天井小梁17,17,・・・が、互いに
X方向に所定の間隔を隔てて架け渡されている。各天井
小梁17の下面には、図示せぬ天井面材が貼着され、こ
のようにして建物ユニットの天井部分が構成されてい
る。
の間には複数の天井小梁17,17,・・・が、互いに
X方向に所定の間隔を隔てて架け渡されている。各天井
小梁17の下面には、図示せぬ天井面材が貼着され、こ
のようにして建物ユニットの天井部分が構成されてい
る。
【0020】このような構成の下階及び上階の建物ユニ
ット2a,3a,・・・は、上述したように、建築現場
において予め用意された基礎1,1,・・・の上に上下
及び水平方向に隣接配置され、相互に結合され、さら
に、図6に示すように、各建物ユニット2a,3a,・
・・の床構造体の床面材16,16同士を相互に連結さ
せて、ユニット建物を完成させる。完成したユニット建
物において、桁側で隣接する上階の建物ユニット3a,
3a(3b,3b)間では、図5及び図6(b)に示す
ように、一方の建物ユニット3a(3a)を構成する桁
床大梁6と、他方の建物ユニット3a(3a)を構成す
る桁床大梁6とが、所定のスペース(この例では、約2
5mm)を隔てて相対向配置されていて、これらの桁床
大梁6,6間には、3個の制振材18,18,18が所
定の間隔をあけて介挿されている。同様に、妻側で隣接
する上階の建物ユニット3a,3b間では、一方の建物
ユニット3aを構成する妻床大梁7と、他方の建物ユニ
ット3bを構成する妻床大梁7とが、所定のスペース
(この例では、約25mm)を隔てて相対向配置されて
いて、これらの妻床大梁7,7間には、2個の制振材1
8,18が所定の間隔を隔てて介挿されている。
ット2a,3a,・・・は、上述したように、建築現場
において予め用意された基礎1,1,・・・の上に上下
及び水平方向に隣接配置され、相互に結合され、さら
に、図6に示すように、各建物ユニット2a,3a,・
・・の床構造体の床面材16,16同士を相互に連結さ
せて、ユニット建物を完成させる。完成したユニット建
物において、桁側で隣接する上階の建物ユニット3a,
3a(3b,3b)間では、図5及び図6(b)に示す
ように、一方の建物ユニット3a(3a)を構成する桁
床大梁6と、他方の建物ユニット3a(3a)を構成す
る桁床大梁6とが、所定のスペース(この例では、約2
5mm)を隔てて相対向配置されていて、これらの桁床
大梁6,6間には、3個の制振材18,18,18が所
定の間隔をあけて介挿されている。同様に、妻側で隣接
する上階の建物ユニット3a,3b間では、一方の建物
ユニット3aを構成する妻床大梁7と、他方の建物ユニ
ット3bを構成する妻床大梁7とが、所定のスペース
(この例では、約25mm)を隔てて相対向配置されて
いて、これらの妻床大梁7,7間には、2個の制振材1
8,18が所定の間隔を隔てて介挿されている。
【0021】上記制振材18は、ブチルアクリレートと
アクリル酸とを紫外線で共重合させたアクリル樹脂を主
成分とする材料を、長方形で且つ板状に成形したもの
(厚さ約15mm、縦寸法5cm、横寸法10cm)で
あり、この制振材18を梁間に介挿し易いように一対の
支持用鋼板(厚さ約5mm、縦寸法10cm、横寸法2
0cm)21,21で挟持した厚さ約25mmの積層構
造体Aとして梁間に介挿される。この制振材18は、紫
外線重合で成形する際に、添加材を適宜量を添加して、
弾性率(ヤング率)2.59×108 パスカル、損失係
数1.12に調整したアクリル樹脂板が用いらる。ここ
で、損失係数とは、入力と出力との差、すなわち、エネ
ルギを失う度合い、言い換えれば、材料の内部摩擦の大
きさを表す量である。上記構成の積層構造体Aは、桁床
大梁6(妻床大梁7)と対応する支持用鋼板21とが、
ボルトで締結されて固定されている。
アクリル酸とを紫外線で共重合させたアクリル樹脂を主
成分とする材料を、長方形で且つ板状に成形したもの
(厚さ約15mm、縦寸法5cm、横寸法10cm)で
あり、この制振材18を梁間に介挿し易いように一対の
支持用鋼板(厚さ約5mm、縦寸法10cm、横寸法2
0cm)21,21で挟持した厚さ約25mmの積層構
造体Aとして梁間に介挿される。この制振材18は、紫
外線重合で成形する際に、添加材を適宜量を添加して、
弾性率(ヤング率)2.59×108 パスカル、損失係
数1.12に調整したアクリル樹脂板が用いらる。ここ
で、損失係数とは、入力と出力との差、すなわち、エネ
ルギを失う度合い、言い換えれば、材料の内部摩擦の大
きさを表す量である。上記構成の積層構造体Aは、桁床
大梁6(妻床大梁7)と対応する支持用鋼板21とが、
ボルトで締結されて固定されている。
【0022】次に、制振材18の効果を確認するため
に、制振材18を介挿したユニット建物内で行った遮音
性能の測定結果について述べる。なお、比較のために、
この実施例に係るユニット建物と全く同一構成で制振材
18を介挿しない従来のユニット建物内でも同様の遮音
性能の測定を行った。この測定は、日本工業規格(JIS
A 1418)の規定に従って、図6(a),(b)に示すよ
うに、自動車タイヤ等の重量衝撃源19を上階室の床面
に所定の高さ(90cm)から自由落下させ、重量衝撃
源が床面(床面材16)を垂直に打撃したときに発生す
る衝撃音が、下階室でどの程度遮音されるかを騒音計で
観測した。この測定の結果、制振材18が介挿されたユ
ニット建物(同図(a))内では、制振材18の介挿さ
れていないユニット建物(同図(b))内よりも、63
〜250Hzの範囲の騒音が、1dBも低減され、この
低減量は、人間の耳にも確かに静寂になったと感じられ
るレベル差である。
に、制振材18を介挿したユニット建物内で行った遮音
性能の測定結果について述べる。なお、比較のために、
この実施例に係るユニット建物と全く同一構成で制振材
18を介挿しない従来のユニット建物内でも同様の遮音
性能の測定を行った。この測定は、日本工業規格(JIS
A 1418)の規定に従って、図6(a),(b)に示すよ
うに、自動車タイヤ等の重量衝撃源19を上階室の床面
に所定の高さ(90cm)から自由落下させ、重量衝撃
源が床面(床面材16)を垂直に打撃したときに発生す
る衝撃音が、下階室でどの程度遮音されるかを騒音計で
観測した。この測定の結果、制振材18が介挿されたユ
ニット建物(同図(a))内では、制振材18の介挿さ
れていないユニット建物(同図(b))内よりも、63
〜250Hzの範囲の騒音が、1dBも低減され、この
低減量は、人間の耳にも確かに静寂になったと感じられ
るレベル差である。
【0023】なお、上記物性値を有するアクリル樹脂板
の他にも、弾性率(ヤング率)1.0×108 〜1.0
×109 パスカル、損失係数0.4〜1.5の範囲に調
整された合成樹脂板やゴム板であれば、実験により、上
記したと同様の遮音性能が得られることが確認された。
又、上記物性に達しない剛性樹脂やゴムであっても、ゴ
ム弾性を有するものであれば、相当な遮音性能があるの
で、上記ほど遮音性能が必要ない場所には使用できる。
の他にも、弾性率(ヤング率)1.0×108 〜1.0
×109 パスカル、損失係数0.4〜1.5の範囲に調
整された合成樹脂板やゴム板であれば、実験により、上
記したと同様の遮音性能が得られることが確認された。
又、上記物性に達しない剛性樹脂やゴムであっても、ゴ
ム弾性を有するものであれば、相当な遮音性能があるの
で、上記ほど遮音性能が必要ない場所には使用できる。
【0024】このように上記構成によれば、ユニット建
物内の上階床面に衝撃が加わる場合でも、制振材18に
衝撃エネルギが吸収されるため、下階室に対する遮音性
能が一段と向上する。
物内の上階床面に衝撃が加わる場合でも、制振材18に
衝撃エネルギが吸収されるため、下階室に対する遮音性
能が一段と向上する。
【0025】(第2実施例)図7は、この発明の第2実
施例である床大梁間の制振構造を分解して示す分解斜視
図である。この第2実施例の制振構造が、上述の第1実
施例のそれと異なるところは、制振材18が取り付けら
れた積層構造体Aの設置個数を一部削減し、替わりに、
剛性を有するスペーサーBを付加するようにした点であ
る。すなわち、この例では、同図に示すように、桁床大
梁6,6間に介挿された3個の積層構造体A,A,Aの
うち、真ん中の積層構造体Aを取り外し、替わりに、剛
性を有するスペーサーBが介挿される。上記スペーサー
Bは、長方形の鋼板(厚さ約15mm、縦寸法5cm、
横寸法10cm)22を一対の支持用鋼板(厚さ約5m
m、縦寸法10cm、横寸法20cm)23,23で挟
持した厚さ約25mmの積層構造体で、桁床大梁6,6
間を剛接合するために用いられている。
施例である床大梁間の制振構造を分解して示す分解斜視
図である。この第2実施例の制振構造が、上述の第1実
施例のそれと異なるところは、制振材18が取り付けら
れた積層構造体Aの設置個数を一部削減し、替わりに、
剛性を有するスペーサーBを付加するようにした点であ
る。すなわち、この例では、同図に示すように、桁床大
梁6,6間に介挿された3個の積層構造体A,A,Aの
うち、真ん中の積層構造体Aを取り外し、替わりに、剛
性を有するスペーサーBが介挿される。上記スペーサー
Bは、長方形の鋼板(厚さ約15mm、縦寸法5cm、
横寸法10cm)22を一対の支持用鋼板(厚さ約5m
m、縦寸法10cm、横寸法20cm)23,23で挟
持した厚さ約25mmの積層構造体で、桁床大梁6,6
間を剛接合するために用いられている。
【0026】この例の構成によっても、第1実施例にお
いて上述したと略同様の効果を得ることができる。加え
て、相対向する2つの桁床大梁6,6で衝撃を確実に受
け止めることが可能となるので、上階での床面の揺れを
防止することもできる。
いて上述したと略同様の効果を得ることができる。加え
て、相対向する2つの桁床大梁6,6で衝撃を確実に受
け止めることが可能となるので、上階での床面の揺れを
防止することもできる。
【0027】(第3実施例)図8はこの発明の第3実施
例である制振材を示す斜視図である。この第3実施例の
制振構造が、上述の第1実施例のそれと異なるところ
は、制振材18aの構造が異なる。すなはち、この制振
材18aは厚み5mmの金属板24の両側に厚み1mm
のブチルテープを5層重ねて貼り付けて厚み5mmのブ
チルゴムからなる弾性板25が取り付けられたものであ
る。更に、この制振材18aの両側に、梁間に取り付け
易いように、支持用鋼板21aが取り付けられた積層構
造体Cとして使用される。この制振材18aは弾性板2
5の間に、弾性板より振動し難い金属板24が取り付け
られているから、弾性板25の振動がこの金属板24で
低減され、それゆえ弾性板25だけからなる制振材より
遮音性能がよい。従って、制振材の性能が弾性率1.0
×108 〜1.0×109 パスカル、損失係数が0.4
〜1.5以外であっても使用できる。
例である制振材を示す斜視図である。この第3実施例の
制振構造が、上述の第1実施例のそれと異なるところ
は、制振材18aの構造が異なる。すなはち、この制振
材18aは厚み5mmの金属板24の両側に厚み1mm
のブチルテープを5層重ねて貼り付けて厚み5mmのブ
チルゴムからなる弾性板25が取り付けられたものであ
る。更に、この制振材18aの両側に、梁間に取り付け
易いように、支持用鋼板21aが取り付けられた積層構
造体Cとして使用される。この制振材18aは弾性板2
5の間に、弾性板より振動し難い金属板24が取り付け
られているから、弾性板25の振動がこの金属板24で
低減され、それゆえ弾性板25だけからなる制振材より
遮音性能がよい。従って、制振材の性能が弾性率1.0
×108 〜1.0×109 パスカル、損失係数が0.4
〜1.5以外であっても使用できる。
【0028】(第4実施例)図9はこの発明の第4実施
例である制振材を示す斜視図である。この第4実施例の
制振構造が、上述の第1実施例のそれと異なるところ
は、制振材18cの構造が異なる。すなはち、この制振
材18cは断面V字形の金属板26の中に楔状の金属片
27が挿入され、この金属板26の両側面に弾性材28
が設けられたものである。この制振材18cは弾性材2
8の間に、弾性材28より重く振動し難い断面V字形の
金属板26と楔状の金属片27があるから、この金属板
26と金属片27が弾性材28の振動を低減し、遮音性
能がよい。又、楔形の金属片27を外し、金属板26の
断面V字形の開口部分の両側を持って両側を近づけて、
幅を小さくして、床大梁間や天井大梁間に挿入し、その
後、この金属板26の断面V字形の中に楔形の金属片2
7を押し込むことにより、容易に制振材18cを床大梁
間や床大梁間に設けることができる。
例である制振材を示す斜視図である。この第4実施例の
制振構造が、上述の第1実施例のそれと異なるところ
は、制振材18cの構造が異なる。すなはち、この制振
材18cは断面V字形の金属板26の中に楔状の金属片
27が挿入され、この金属板26の両側面に弾性材28
が設けられたものである。この制振材18cは弾性材2
8の間に、弾性材28より重く振動し難い断面V字形の
金属板26と楔状の金属片27があるから、この金属板
26と金属片27が弾性材28の振動を低減し、遮音性
能がよい。又、楔形の金属片27を外し、金属板26の
断面V字形の開口部分の両側を持って両側を近づけて、
幅を小さくして、床大梁間や天井大梁間に挿入し、その
後、この金属板26の断面V字形の中に楔形の金属片2
7を押し込むことにより、容易に制振材18cを床大梁
間や床大梁間に設けることができる。
【0029】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、制振材及
び剛性を有する板材の個数は、適宜、増減できる。ま
た、制振材及び剛性を有する板材の形状寸法も実施例の
ものに限定されない。また、上述の実施例では、上階建
物ユニット間における床大梁間に制振材や剛性を有する
板材を設けた場合について述べたが、これに替えて、あ
るいは、これに加えて、下階建物ユニット間における天
井大梁間に制振材や剛性を有する板材を設けるようにし
ても良い。また、上述の実施例では、制振材が、粘弾性
部材と一対の支持用鋼板との積層構成でなる場合につい
て述べたが、適宜、一対の支持用鋼板を省略しても良
い。剛性を有する板材についても同様である。
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、制振材及
び剛性を有する板材の個数は、適宜、増減できる。ま
た、制振材及び剛性を有する板材の形状寸法も実施例の
ものに限定されない。また、上述の実施例では、上階建
物ユニット間における床大梁間に制振材や剛性を有する
板材を設けた場合について述べたが、これに替えて、あ
るいは、これに加えて、下階建物ユニット間における天
井大梁間に制振材や剛性を有する板材を設けるようにし
ても良い。また、上述の実施例では、制振材が、粘弾性
部材と一対の支持用鋼板との積層構成でなる場合につい
て述べたが、適宜、一対の支持用鋼板を省略しても良
い。剛性を有する板材についても同様である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、相互に隣接する上階建物ユニットの床大梁間又
は/及び相互に隣接する下階建物ユニットの天井大梁間
にゴム弾性を有する制振材が介挿されているから、上階
建物ユニットの床衝撃時の振動は床大梁間や天井大梁間
に設けられた制振材のゴム弾性の粘弾性変形という形で
エネルギを失って低減するので、従来の床小梁等の部分
的に吸収するより効率がよい。
明では、相互に隣接する上階建物ユニットの床大梁間又
は/及び相互に隣接する下階建物ユニットの天井大梁間
にゴム弾性を有する制振材が介挿されているから、上階
建物ユニットの床衝撃時の振動は床大梁間や天井大梁間
に設けられた制振材のゴム弾性の粘弾性変形という形で
エネルギを失って低減するので、従来の床小梁等の部分
的に吸収するより効率がよい。
【0031】又、請求項2記載の発明は、相互に隣接す
る上階建物ユニットの床大梁間又は/及び相互に隣接す
る下階建物ユニットの天井大梁間にゴム弾性を有する制
振材が介挿されているから、請求項1記載の発明と同様
に、床大梁間や天井大梁間に設けられた制振材の粘弾性
の粘弾性変形という形でエネルギを失って、床振動を低
減する。更に上記作用に加えて、相互に隣接する上階建
物ユニットの床大梁間又は/及び相互に隣接する下階建
物ユニットの天井大梁間に剛性を有するスペーサーが介
挿されているから、上階建物ユニットの揺れが更によく
防止できる。
る上階建物ユニットの床大梁間又は/及び相互に隣接す
る下階建物ユニットの天井大梁間にゴム弾性を有する制
振材が介挿されているから、請求項1記載の発明と同様
に、床大梁間や天井大梁間に設けられた制振材の粘弾性
の粘弾性変形という形でエネルギを失って、床振動を低
減する。更に上記作用に加えて、相互に隣接する上階建
物ユニットの床大梁間又は/及び相互に隣接する下階建
物ユニットの天井大梁間に剛性を有するスペーサーが介
挿されているから、上階建物ユニットの揺れが更によく
防止できる。
【0032】又、請求項3記載の発明では、制振材の弾
性率が1.0×108 〜1.0×109 パスカルであ
り、損失係数が0.4〜1.5であるから、上階建物ユ
ニットの振動を効率よく低減し、上階建物ユニットの揺
れが防止できる。又、請求項4記載の発明では、制振材
が、2枚以上のゴム弾性を有する弾性板と、この弾性板
の間に設けられた金属板からなる積層体であるから、金
属板によって弾性板の振動が低減され、それゆえ、弾性
体のみからなる制振材より遮音性能がよい。
性率が1.0×108 〜1.0×109 パスカルであ
り、損失係数が0.4〜1.5であるから、上階建物ユ
ニットの振動を効率よく低減し、上階建物ユニットの揺
れが防止できる。又、請求項4記載の発明では、制振材
が、2枚以上のゴム弾性を有する弾性板と、この弾性板
の間に設けられた金属板からなる積層体であるから、金
属板によって弾性板の振動が低減され、それゆえ、弾性
体のみからなる制振材より遮音性能がよい。
【0033】又、請求項5記載の発明では、制振材が、
断面V字形の金属板の中に楔状の金属片が挿入され、両
側面に弾性材が設けられたものであるから、請求項4記
載の発明と同様に、金属板と楔状の金属片によって弾性
材の振動が低減され、制振材の遮音性能がよい。以上の
ように、請求項1〜5記載の発明では建物ユニットの振
動を低減するので、本発明ユニット建物の制振構造は上
階の床衝撃音に対する下階の室での遮音性能が向上し、
極めて価値がある。
断面V字形の金属板の中に楔状の金属片が挿入され、両
側面に弾性材が設けられたものであるから、請求項4記
載の発明と同様に、金属板と楔状の金属片によって弾性
材の振動が低減され、制振材の遮音性能がよい。以上の
ように、請求項1〜5記載の発明では建物ユニットの振
動を低減するので、本発明ユニット建物の制振構造は上
階の床衝撃音に対する下階の室での遮音性能が向上し、
極めて価値がある。
【0034】又、請求項5記載の発明では、楔形の金属
片を外し、幅を小さくして床大梁間や天井大梁間に断面
V字形の金属板を挿入し、その後、この断面V字形の中
に楔形の金属片を押し込むことにより、容易に制振材を
床大梁間や床大梁間に設けることができるので、施工性
がよい。
片を外し、幅を小さくして床大梁間や天井大梁間に断面
V字形の金属板を挿入し、その後、この断面V字形の中
に楔形の金属片を押し込むことにより、容易に制振材を
床大梁間や床大梁間に設けることができるので、施工性
がよい。
【図1】この発明の第1実施例である床大梁間の制振構
造が適用されるユニット建物の全体構成を示す斜視図で
ある。
造が適用されるユニット建物の全体構成を示す斜視図で
ある。
【図2】同ユニット建物を構成する各建物ユニットの躯
体構造を示す斜視図である。
体構造を示す斜視図である。
【図3】同躯体構造の一部(小梁間の制振構造)を拡大
して示す部分拡大図である。
して示す部分拡大図である。
【図4】同躯体構造の一部(小梁間の制振構造)を拡大
して示す部分拡大図である。
して示す部分拡大図である。
【図5】この発明の第1実施例である建物ユニット間大
梁間の制振構造を分解して示す分解斜視図である。
梁間の制振構造を分解して示す分解斜視図である。
【図6】ユニット建物における上階の床構造体を示す断
面図であり、同図(a)は従来の床構造体を示めす断面
図、同図(b)は、この発明の第1実施例に係る床構造
体を示し、図1のA−A線に沿う断面図である。
面図であり、同図(a)は従来の床構造体を示めす断面
図、同図(b)は、この発明の第1実施例に係る床構造
体を示し、図1のA−A線に沿う断面図である。
【図7】この発明の第2実施例である床大梁間の制振構
造を分解して示す分解斜視図である。
造を分解して示す分解斜視図である。
【図8】この発明の第3実施例である制振材を示す斜視
図である。
図である。
【図9】この発明の第4実施例である制振材を示す斜視
図である。
図である。
2a,2b 下階建物ユニット 3a,3b 上階建物ユニット 6 桁床大梁(床大梁) 7 妻床大梁(床大梁) 8 桁天井大梁(天井大梁) 9 妻天井大梁(天井大梁) 18、18a、18c 制振材 24 金属板 25 弾性板 26 断面V字形の金属板 27 楔状の金属片 28 弾性材 B スペーサー
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の建物ユニットを上下及び水平方向
に組み立てて形成されるユニット建物の制振構造におい
て、相互に隣接する上階建物ユニットの床大梁間又は/
及び相互に隣接する下階建物ユニットの天井大梁間にゴ
ム弾性を有する制振材が介挿されていることを特徴とす
るユニット建物の制振構造。 - 【請求項2】 複数の建物ユニットを上下及び水平方向
に組み立てて形成されるユニット建物の制振構造におい
て、相互に隣接する上階建物ユニットの床大梁間又は/
及び相互に隣接する下階建物ユニットの天井大梁間にゴ
ム弾性を有する制振材と、剛性を有するスペーサーが介
挿されていることを特徴とするユニット建物の制振構
造。 - 【請求項3】 制振材は、弾性率が1.0×108 〜
1.0×109 パスカルであり、損失係数が0.4〜
1.5であることを特徴とする請求項1又は2記載のユ
ニット建物の制振構造。 - 【請求項4】 制振材は、2枚以上のゴム弾性を有する
弾性板と、この弾性板の間に設けられた金属板からなる
積層体であることを特徴とする請求項1又は2記載のユ
ニット建物の制振構造。 - 【請求項5】 制振材は、断面V字形の金属板の中に楔
状の金属片が挿入され、両側面に弾性材が設けられたも
のであることを特徴とする請求項1または2記載のユニ
ット建物の制振構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2914296A JPH08302829A (ja) | 1995-03-09 | 1996-02-16 | ユニット建物の制振構造 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4957395 | 1995-03-09 | ||
| JP7-49573 | 1995-03-09 | ||
| JP2914296A JPH08302829A (ja) | 1995-03-09 | 1996-02-16 | ユニット建物の制振構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08302829A true JPH08302829A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=26367292
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2914296A Pending JPH08302829A (ja) | 1995-03-09 | 1996-02-16 | ユニット建物の制振構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08302829A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000303610A (ja) * | 1999-04-16 | 2000-10-31 | Sekisui Chem Co Ltd | 高制振床構造 |
| JP2010090593A (ja) * | 2008-10-07 | 2010-04-22 | Misawa Homes Co Ltd | 床構造およびユニット式建物の施工方法 |
| JP2011256617A (ja) * | 2010-06-10 | 2011-12-22 | Daiwa House Industry Co Ltd | 天井パネル制振構造 |
-
1996
- 1996-02-16 JP JP2914296A patent/JPH08302829A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000303610A (ja) * | 1999-04-16 | 2000-10-31 | Sekisui Chem Co Ltd | 高制振床構造 |
| JP2010090593A (ja) * | 2008-10-07 | 2010-04-22 | Misawa Homes Co Ltd | 床構造およびユニット式建物の施工方法 |
| JP2011256617A (ja) * | 2010-06-10 | 2011-12-22 | Daiwa House Industry Co Ltd | 天井パネル制振構造 |
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