JP2000347184A - 情報表示装置 - Google Patents

情報表示装置

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JP2000347184A
JP2000347184A JP11161939A JP16193999A JP2000347184A JP 2000347184 A JP2000347184 A JP 2000347184A JP 11161939 A JP11161939 A JP 11161939A JP 16193999 A JP16193999 A JP 16193999A JP 2000347184 A JP2000347184 A JP 2000347184A
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liquid crystal
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Pending
Application number
JP11161939A
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English (en)
Inventor
Kiyobumi Hashimoto
清文 橋本
Eiji Yamakawa
英二 山川
Hideo Yasutomi
英雄 保富
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の利点を有するメモリ性を有する反射型
液晶表示素子と、その欠点をカバー可能な他の表示手段
とを組み合わせることで、多種多様な情報の表示を実現
できる情報表示装置を得る。 【解決手段】 例えば、メモリ性を有する反射型液晶表
示素子2で比較的大きな面積の表示画面を構成し、この
画面に重なるようにTFT駆動の液晶表示素子3で小さ
な表示画面を構成した情報表示装置。表示素子2には動
きの少ない静止画を表示し、高速駆動可能な表示素子3
には動画を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報表示装置、特
に、LC、EL、PDP等の種々の表示手段を備えた情
報表示装置に関する。
【0002】
【発明の背景】現在は印刷物により広域に情報提供が行
われているが、ゴミとして廃棄される点や、紙パルプ用
森林資源の枯渇が危惧されている。本発明者らは、従来
の紙に印刷されていた情報を、デジタル情報記録媒体に
記録した状態で頒布し、それをLC、EL、PDP等の
表示装置でユーザーが読む形態を確立すれば、紙そのも
のの消費を抑えられ、前記資源問題が緩和されるのでは
と言う構想で、電子ブックシステムを開発している。情
報としては、書籍(文庫本、週刊誌、月刊誌、専門誌
等)、新聞類、広告誌等あらゆる印刷物をこのようなシ
ステムで置き換えることができると考えている。
【0003】書籍類のデジタル情報は、発行元(メーカ
ー)が記録媒体として頒布し、再生表示装置を保有(又
はレンタルで所有)している一般ユーザーが、前記記録
媒体を電子ブック装置本体に差し込み、情報を見る(再
生する)システムである。
【0004】以上のシステム化を達成するには、本のよ
うに小型で薄く、どこでも自由に開いて見れる装置に仕
上げる必要がある。そのためには電力消費の少ない表示
素子を用い、電源をコンパクトにする必要がある。ま
た、装置のより軽量化、薄型化を目指すために光源が不
要の反射型タイプを採用することが好ましい。最も好ま
しいのは、メモリ性を有する反射型液晶表示素子を搭載
することである。
【0005】ところが、前記メモリ性を有する反射型液
晶表示素子は、駆動応答速度が遅いと言う特有の欠点を
有することが分かっており、前記システムは如何にこの
欠点を克服するかにかかっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、液晶表示素子を
用いた表示装置に関して言及すると、それらは低分子液
晶を用いていた。そのため、ガラス基板を用いたタイプ
は、基板が大きくなると、ラビング配向処理を均一に施
すのが困難で、割れやすいという問題点があった。ま
た、表示部の視野角が狭く、表示された情報を読み取り
難かった。さらに、表示板自体に衝撃や圧力がかかると
配向が乱れ、画像情報が読めなくなる等の問題点や、液
晶自体にメモリ性がなく、表示時には常に一定の電力を
供給する必要があり、消費電力が大きいという問題点を
も有していた。
【0007】以上の問題点に鑑み、本発明の目的は、種
々の利点を有するメモリ性を有する反射型液晶表示素子
と、その欠点をカバー可能な他の表示手段とを組み合わ
せることで、多種多様な情報の表示を実現できる情報表
示装置を提供することにある。本発明は、携帯用の電子
ブックとして実用化し、電子情報の供給形態(ベンディ
ングシステム)をも視野に入れた情報表示装置を提案す
るものである。
【0008】
【発明の構成、作用及び効果】以上の目的を達成するた
め、本発明に係る情報表示装置は、複数の異なる方式で
情報を表示する表示手段を備え、少なくとも一つの表示
手段をメモリ性を有する反射型液晶表示素子で構成し
た。さらに、本発明に係るいま一つの情報表示装置は、
複数の異なる方式で情報を表示する表示手段が積層され
ており、少なくとも最上層に位置する表示手段をメモリ
性を有する反射型液晶表示素子で構成した。
【0009】このように、本発明に係る情報表示装置
は、異なる方式で情報を表示する複数の表示手段を備え
ることで、各方式の利点を生かした種々多様な情報の表
示を実現できる。特に、少なくとも一つの表示手段をメ
モリ性を有する反射型液晶表示素子にて構成すること
で、該表示素子の利点、即ち、表示画面の広面積化、薄
型化、軽量化を達成でき、省電力化も可能となる。
【0010】特に、メモリ性を有する反射型液晶表示素
子には、表示の維持に電力を必要としないことから静止
画的な表示を受け持たせ、動画部分は応答性の良好な他
の表示手段に受け持たせることで、各表示手段の特徴を
生かした好ましい情報表示装置を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る情報表示装置
の実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0012】(第1実施形態、図1、図2参照)第1実
施形態である情報表示装置1Aは、図1に示すように、
比較的大きな画面として構成されたコレステリック液晶
又はカイラルネマティック液晶を表示媒体とするメモリ
性を有する反射型の第1表示素子2と、該第1表示素子
2の画面の一部に表示領域を有するTFT(Thin Film
Transistor)を利用した液晶表示素子である第2表示素
子3とで構成されている。本体基板5は電源や制御部を
内蔵し、その下部には電源スイッチ11、5個の画面選
択スイッチ12が設置されている。
【0013】その断面構造は、図2に示すように、本体
基板5上に第2表示素子3、スペーサ6が配置され、そ
の上に第1表示素子2が積層されている。第1表示素子
2の構造及びその駆動方法は以下に説明する。第2表示
素子3は従来周知のTFT液晶表示素子と同じ構造及び
駆動方法が採用されている。
【0014】表示態様は、図1に示すように、第1表示
素子2には動きが少なくて済む比較的固定された静止画
を表示し、第2表示素子3には画面を高速で書き換える
動画を表示する。第2表示素子3を表示状態とする場合
には、第1表示素子2の重なり部分を透明状態にセット
し、該透明部分を通じて第2表示素子3の画像が表示さ
れることになる。第2表示素子3をオフすれば、全画面
を第1表示素子2のみで表示することも可能である。
【0015】TFT駆動の液晶表示素子は応答性が速く
動画表示に適したものであるが、大サイズ画面の製作は
困難であり、コストアップにもつながる。従って、本第
1実施形態では、大画面を製作の容易なコレステリック
液晶又はカイラルネマティック液晶で構成し、互いの素
子2,3の長所を生かし、短所を補完し合うことで、高
速表示、画面の大型化、コストの低減、省電力化を達成
している。
【0016】(第2実施形態、図3、図4参照)第2実
施形態である情報表示装置1Bは、前記第1実施形態と
同様の第1表示素子2、第2表示素子3及び本体基板5
とからなり、その画面構成は図3に示すとおりである。
【0017】但し、本第2実施形態では、断面構造を示
す図4から明らかなように、第2表示素子3は第1表示
素子2の画面の一部に嵌め込まれている。従って、前記
第1実施形態の如く、第2表示素子3をオフすれば全画
面を第1表示素子2の画面として表示することはできな
いが、素子2,3を積層することなく、完全に分離させ
ているために第1実施形態よりも安価に製作できる。ま
た、第1実施形態では、第2表示素子3に画像を表示す
るときは第1表示素子2の重なり部分を透明状態にセッ
トする必要があるが、本第2実施形態ではその必要がな
い。また、第2実施形態における表示の態様や作用効果
は第1実施形態と同様である。
【0018】(第3実施形態、図5参照)第3実施形態
である情報表示装置1Cは、前記第1実施形態と同様の
第1表示素子2、第2表示素子3及び本体基板5とから
なり、その画面構成は図1と同じである。
【0019】但し、本第3実施形態では、断面構造を示
す図5から明らかなように、第1表示素子2が第2表示
素子3に重なる部分2aは透明な樹脂等が充填されてい
る。この第3実施形態の使用方法、作用効果は前記第2
実施形態と同じである。
【0020】(第4実施形態、図6参照)第4実施形態
である情報表示装置1Dは、前記第1実施形態と同様の
第1表示素子2、第2表示素子3及び本体基板5とから
なり、その画面構成は図1と同じである。
【0021】但し、本第4実施形態では、その断面構造
を示す図6から明らかなように、第2表示素子3はその
制御部を内蔵した基板部7と共に本体基板5の裏面側か
ら着脱可能とされている。従って、本第4実施形態で
は、第2表示素子3を本体基板5から取り外し、第1表
示素子2とは独立して第2表示素子3のみに画像を表示
させることができる。この第4実施形態の使用方法、作
用効果は前記第1実施形態と同じである。
【0022】前記第2表示素子3の着脱機構は種々の構
成を採用できる。例えば、図6に示されているように、
本体基板5の裏面に保持用突起8とスライダ9を設け、
スライダ9の左右のスライドに応じて第2表示素子3を
着脱させればよい。
【0023】(第5実施形態、図7参照)本第5実施形
態は電子ブック20Aとして構成したものであり、本体
基板25に第1表示素子21と第2表示素子22を設
け、さらに、電源スイッチ26、複数の操作ボタン27
を設けたものである。第1表示素子21は、前記第1〜
第4実施形態の第1表示素子2と同様にコレステリック
液晶又はカイラルネマティック液晶を表示媒体とするメ
モリ性を有する反射型の液晶表示素子である。第2表示
素子22は有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)表
示素子が用いられている。有機EL表示素子は、よく知
られているように、発光型であり、駆動応答速度は非常
に速い。
【0024】第1及び第2表示素子21,22の積層構
造は、図2に示したように、第1表示素子21の下層に
第2表示素子22が配置され、その表示態様は前記第1
実施形態と同様である。
【0025】本第5実施形態において、第1表示素子2
1はそのメモリ性を生かして主に書籍の文字情報を表示
する。第2表示素子22はその高速応答性を生かして、
書籍のページをパラパラめくる操作と類似した早送り表
示として使用される。勿論、動画を表示してもよい。
【0026】なお、本第5実施形態においては、第2表
示素子22として有機EL表示素子以外に、種々の高速
応答性を有する表示素子を用いることができる。例え
ば、PDP(プラズマディスプレイパネル)、FED
(フィールドエミッションディスプレイ)、LED(発
光ダイオード)、FIL(蛍光発光表示素子)である。
勿論、TFT駆動の液晶表示素子を用いてもよい。
【0027】(第6実施形態、図8参照)本第6実施形
態は前記第5実施形態と同様の構成からなる電子ブック
20Bとして構成したもので、比較的大きな面積の第1
表示素子21に対して二つの小面積の第2表示素子22
a,22bを設けたものである。第2表示素子22a,
22bは、前記第2表示素子22と同じく、高速応答性
を有するTFT駆動の液晶表示素子、有機EL、PD
P、FED、LED、FIL等のいずれかが使用され
る。
【0028】(第7実施形態、図9参照)本第7実施形
態は2ページの見開き可能な電子ブック30として構成
したものである。即ち、中央部36で折り畳み可能な二
つのパネル35a,35bを有する。左のパネル35a
には、前記第1表示素子2,21と同様に、コレステリ
ック液晶又はカイラルネマティック液晶を表示媒体とす
るメモリ性を有する反射型の液晶表示素子31、電源ス
イッチ33、複数の操作ボタン34及びその制御部が設
けられている。右のパネル35bには、前記第2表示素
子22と同様にTFT液晶を表示媒体とする第2表示素
子32及びその制御部が設けられている。
【0029】本第7実施形態において、第1表示素子3
1の表示領域は第2表示素子32の表示領域よりも大き
く構成されており、その使用方法は前記第5実施形態と
同様である。従って、第1及び第2表示素子31,32
の特長を生かした情報の表示が可能である。なお、第2
表示素子32としては、前記第2表示素子22と同様
に、EL、PDP、FED、LED、FIL等の高速応
答性を有する発光型の表示素子を使用することもでき
る。
【0030】(第8実施形態、図10参照)本第8実施
形態は掲示板40として構成したものである。ここで
は、本体基板45上に、第1表示素子41を設けて大面
積の文字情報表示領域とすると共に、第2表示素子42
を設けて小面積の画像情報表示領域とした。第1表示素
子41は、前記第5実施形態の第1表示素子21と同様
に、コレステリック液晶又はカイラルネマティック液晶
を表示媒体とするメモリ性を有する反射型の液晶表示素
子である。第2表示素子42は前記第2表示素子22と
同様に有機EL表示素子が用いられている。第1及び第
2表示素子41,42の積層構造は、図4、図5に示し
たように、素子42の表示が素子41の表示とは重なら
ないように配置されている。
【0031】通常、観者にとって文字情報よりも画像情
報の方が情報量が大きくて一見して情報を特定しやすい
と考えられる。従って、一画面に文字情報と画像情報と
が混在する場合には、高速駆動可能な第2表示素子42
で画像情報を早送り表示し、表示すべき画像を決定した
後に、それに対応する文字情報を第1表示素子41上に
表示するのが好ましい。
【0032】なお、第2表示素子42はTFT液晶以外
に前記第5、第6実施形態で説明した発光型の種々の表
示素子を使用することもできる。
【0033】(液晶表示素子の構成)ここで、前記第1
表示素子2,21,31,41として用いることができ
る液晶表示素子の一例を図11に示す。この液晶表示素
子はベースフィルム118上に光吸収体119を介し
て、赤色の選択反射と透明状態の切り換えにより表示を
行う赤色表示層111Rを配し、その上に緑色の選択反
射と透明状態の切り換えにより表示を行う緑色表示層1
11Gを積層し、さらに、その上に青色の選択反射と透
明状態の切り換えにより表示を行う青色表示層111B
を積層したものである。
【0034】各表示層111R,111G,111B
は、それぞれ透明電極113,114を形成した透明基
板112間に樹脂製柱状構造物115及び液晶116を
挟持したものである。また、透明電極113,114上
には図示しない配向制御膜あるいは絶縁膜を設けてもよ
い。
【0035】透明電極113,114はそれぞれ駆動回
路120に接続されており、駆動回路120により透明
電極113,114の間にそれぞれ所定のパルス電圧が
印加される。この印加電圧に応答して、液晶116が可
視光を透過する透明状態と可視光を選択的に反射する選
択反射状態との間で表示が切り換えられる。
【0036】各表示層111R,111G,111Bに
設けられている透明電極113,114は、それぞれ微
細な間隔を保って平行に並べられた複数の帯状電極より
なり、その帯状電極の並ぶ向きが互いに直角方向となる
ように対向させてある。これら上下の帯状電極に順次通
電が行われる。即ち、各液晶116に対してマトリクス
状に順次電圧が印加されて表示が行われる。このような
マトリクス駆動を各表示層ごとに順次、もしくは同時に
行うことにより液晶表示素子にフルカラー画像の表示を
行う。
【0037】詳しくは、2枚の基板間にコレステリック
液晶又はカイラルネマティック液晶を挟持した液晶表示
素子では、液晶の状態をプレーナ状態とフォーカルコニ
ック状態に切り換えて表示を行う。液晶がプレーナ状態
の場合、コレステリック液晶の螺旋ピッチをP、液晶の
平均屈折率をnとすると、波長λ=P・nの光が選択的
に反射される。また、フォーカルコニック状態では、コ
レステリック液晶の選択反射波長が赤外光域にある場合
には散乱し、それよりも短い場合には可視光を透過す
る。そのため、選択反射波長を可視光域に設定し、矢印
Aで示す素子の観察側と反対側に光吸収層を設けること
により、プレーナ状態で選択反射色の表示、フォーカル
コニック状態で黒の表示が可能になる。また、選択反射
波長を赤外光域に設定し、素子の観察側と反対側に光吸
収層を設けることにより、プレーナ状態では赤外光域の
波長の光を反射するが可視光域の波長の光は透過するの
で黒の表示、フォーカルコニック状態で散乱による白の
表示が可能になる。
【0038】ところで、コレステリック相を示す液晶の
捩れを解くための第1の閾値電圧をVth1とすると、
電圧Vth1を十分な時間印加した後に電圧を第1の閾
値電圧Vth1よりも小さい第2の閾値電圧Vth2以
下に下げるとプレーナ状態になる。また、Vth2以上
でVth1以下の電圧を十分な時間印加するとフォーカ
ルコニック状態になる。この二つの状態は電圧印加を停
止した後でも安定である。また、この二つの状態の混在
した状態も存在することがわかっており、中間調の表
示、即ち、階調の表示が可能である。
【0039】このようにコレステリック相を示す液晶
は、電圧無印加時でも表示状態を維持できるメモリ特性
を持つため、単純マトリクス駆動により多画素に区画さ
れた表示素子を駆動して所望の画像や文字を表示するこ
とが可能である。しかしながら、この種の液晶はヒステ
リシス特性を持つため、液晶の前の状態に起因して同じ
駆動電圧でも表示状態が異なってしまう。
【0040】このような点に鑑みて、通常表示モードで
は、全ての画素を構成する液晶を、まず、選択に長い時
間を必要とするフォーカルコニック状態に同時にリセッ
トし、その後、各画素を構成する液晶に選択信号を順次
印加して全ての画素を構成する液晶の表示状態を選択す
ることにした。この駆動方法によれば、全ての画素は同
時にフォーカルコニック状態にリセットされるため、フ
ォーカルコニック状態を選択するのに必要な長い選択時
間は1画面に1回だけで済む。その結果、単純マトリク
ス駆動した場合に書き換え速度が向上する。
【0041】(フルカラー表示)各表示層111R,1
11G,111Bを積層した液晶表示素子は、青色表示
層111B及び緑色表示層111Gを液晶がフォーカル
コニック配列となった透明状態とし、赤色表示層111
Rを液晶がプレーナ配列となった選択反射状態とするこ
とにより、赤色表示を行うことができる。また、青色表
示層111Bを液晶がフォーカルコニック配列となった
透明状態とし、緑色表示層111G及び赤色表示層11
1Rを液晶がプレーナ配列となった選択反射状態とする
ことにより、イエローの表示を行うことができる。同様
に、各表示層の状態を透明状態と選択反射状態とを適宜
選択することにより赤色、緑色、青色、白色、シアン、
マゼンタ、イエロー、黒色の表示が可能である。さら
に、各表示層の状態として中間の選択反射状態を選択す
ることにより中間色の表示が可能となり、フルカラー表
示素子として利用できる。
【0042】(液晶表示素子の駆動回路及び駆動方法)
前記液晶表示素子の各表示層における画素構成は単純マ
トリクスであるため、図12に示すように、走査電極R
1,R2〜Rmと信号電極C1,C2〜Cnのm×nの
マトリクスで表わすことができる。走査電極Raと信号
電極Cb(a,bはa≦m、b≦nを満たす自然数)と
の交差部分の画素をLCa−bとする。また、これらの
電極群はそれぞれ走査駆動IC121、信号駆動IC1
22の出力端子に接続されており、これらの駆動IC1
21,122から各電極に走査電圧及び選択電圧を印加
する。
【0043】なお、液晶表示素子の駆動回路は、前記マ
トリクス構成のドライバに限定されるものではなく、走
査駆動IC121の1ラインごとに、信号駆動IC12
2からラインラッチメモリを介して画像データをシリア
ル転送してもよい。この場合、走査駆動IC121はラ
イン対応ではなく、シリアル用で済み、ドライバのコス
トが安価になる。
【0044】前記液晶表示素子において、液晶の表示状
態は印加電圧とパルス幅の関数になっている。各液晶に
対して最初に最も低いY値(視感反射率)を示すフォー
カルコニック状態にリセットしておいてから、幅が一定
のパルス電圧を液晶に印加すると、図13に示すように
表示状態が変化する。図13において、縦軸はY値、横
軸は印加電圧を示す。電圧Vpのパルスが印加されると
最も高いY値を示すプレーナ状態が選択され、電圧Vf
のパルスが印加されると最も低いY値を示すフォーカル
コニック状態が選択される。また、その中間の電圧を印
加すると、中間のY値を示すプレーナ状態とフォーカル
コニック状態が混在した状態が選択され、中間調表示が
可能となる。
【0045】図14は、本発明者らが試作したテストセ
ルの液晶に印加したパルス電圧の波形(a),(b)を
示す。ここでは1画素のみを対象として、走査時には信
号電極から選択信号のみを印加した。リセット信号の電
圧を50Vとし、波長(a)ではそのパルス幅(リセッ
ト時間)を200msec、波長(b)では50mse
cとした。そして、液晶をプレーナ状態にセットする選
択信号を電圧110Vで5msec印加した。なお、こ
こでは110Vとしたが、この値に限定されるものでは
なく、液晶の材料、厚み、電圧のパルス幅によって他の
値をとり得る。
【0046】波形(a)に示すように、リセット信号を
200msec印加した場合には、リセット前の液晶の
状態がプレーナ状態であるかフォーカルコニック状態で
あるかに拘らず、選択信号を印加したときに良好なプレ
ーナ状態を示し、選択信号の電圧値を変化させた際の階
調表現も可能であった。一方、波形(b)に示すよう
に、リセット信号を50msec印加した場合は、液晶
が必ずしも充分にリセットされず、その後プレーナ状態
にセットしたときのY値にばらつきを生じた。
【0047】以上の実験から判明したことは、リセット
信号の印加時間を長くするに従って書き換え前の状態の
影響を受けにくくなり、十分長くすると書き換え前の状
態に拘らずに所望の表示状態に書き換えできることであ
る。つまり、リセット信号を十分長く印加することで、
前の状態の影響を受けなくなる。前記波形(a)ではリ
セット信号の印加時間を200msecとして4階調程
度の表示が可能であることが判明したが、200mse
c以上のリセット信号を印加すれば、初期状態の違いに
よる選択される表示状態の違いがなくなり、4階調以上
の表示が可能となる。
【0048】図15は、画像データを書き換えるように
した駆動・画像信号処理回路を示す。液晶表示素子には
前記走査駆動IC121、信号駆動IC122が接続さ
れ、これらのIC121,122は、それぞれ走査コン
トローラ123、信号コントローラ124からの制御信
号によって駆動される。新たに表示する画像データはメ
モリ126から信号コントローラ124に入力される
が、その前に画像データ変換手段125により選択信号
に変換される。
【0049】図16は、情報を書き換える際に変化した
部分のみを部分的に書き換え可能とした回路構成を示
す。第1液晶表示素子はメモリ特性を有するため、部分
書き換えが可能である。
【0050】まず、現在の画像データを画像メモリ1に
記憶させる。また、新規に表示する画像データを画像メ
モリ2に記憶させる。ラインメモリ1には画像メモリ1
から1走査電極あたりのデータを読み出し、記憶させ
る。また、ラインメモリ2にも同様に画像メモリ2から
データを読み出し、記憶させる。このラインメモリ1、
2のデータを比較手段、ここではコンパレータ141で
比較し、一致しないライン番号をアドレス記憶手段14
2に記憶させておく。このようにして現在の画像から変
化する部分のみを走査電極単位で抽出しておき、書き換
えの対象とする。
【0051】コントローラ124に内蔵されている計時
カウンタには予め所定の時間をセットしておき、この時
間が経過すると、走査コントローラ123と信号コント
ローラ124は、アドレス記憶手段142に記憶された
アドレスを参照して、該当する走査電極上の液晶のみを
書き換えるようにコントロール信号を走査駆動IC12
1、信号駆動IC122に出力する。それにより走査駆
動IC121と信号駆動IC122は書き換え対象の液
晶に対してのみ駆動を行う。このような駆動方法によれ
ば、書き換えたい部分のみを書き換えることができ、全
画面を書き換えるよりも速く表示することができる。
【0052】(情報の画面への振り分け制御、図17参
照)次に、本発明に係る情報表示装置の制御方法の一例
として第1表示素子(第1画面)に表示されている情報
の一部を第2表示素子(第2画面)に表示させる制御方
法を図17を参照して説明する。なお、ここで使用され
る第1表示素子にはライトペンの光照射で位置判別が可
能な周知の機構が設けられている。位置判別はタッチセ
ンサを使用することもできる。
【0053】まず、ステップS1で第1及び第2画面を
リセットし、ステップS2で第1画面への表示要求が確
認されると、ステップS4で第1画面に情報を書き込む
(表示状態(b)参照)。次に、ステップS5で第2画
面への表示要求が確認されると、ステップS6で使用者
は移動の対象となる情報の領域をライトペンで指定する
(表示状態(c)参照)、次に、ステップS7で指定領
域の情報を第2画面に転送し、ステップS8で該情報を
第2画面に書き込む。ステップS9で全面リセット要求
が確認されると、次画面を表示するためにステップS1
へ戻って全画面のリセット処理を行う。なお、ステップ
S3,S10は画面に情報が表示されている期間であ
る。
【0054】(他の実施形態)なお、本発明に係る情報
表示装置は前記各実施形態に限定するものではなく、そ
の要旨の範囲内で種々に変更可能である。
【0055】特に、情報表示装置の画面構成、その使用
方法、表示態様は様々であり、それらの制御方法も最適
なものを採用すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報表示装置の第1実施形態を示
す正面図。
【図2】前記第1実施形態の概略断面図。
【図3】本発明に係る情報表示装置の第2実施形態を示
す正面図。
【図4】前記第2実施形態の概略断面図。
【図5】本発明に係る情報表示装置の第3実施形態の概
略断面図。
【図6】本発明に係る情報表示装置の第4実施形態の概
略断面図。
【図7】本発明に係る情報表示装置の第5実施形態を示
す正面図。
【図8】本発明に係る情報表示装置の第6実施形態を示
す正面図。
【図9】本発明に係る情報表示装置の第7実施形態を示
す正面図。
【図10】本発明に係る情報表示装置の第8実施形態を
示す正面図。
【図11】前記各実施形態において第1表示素子として
用いられる液晶表示素子の一例を示す断面図。
【図12】前記液晶表示素子のマトリクス駆動回路を示
すブロック図。
【図13】前記マトリクス駆動回路で選択信号に印加す
る電圧とY値との関係を示すグラフ。
【図14】前記液晶表示素子のテストセルに実験的に印
加した電圧波形を示すチャート図。
【図15】前記液晶表示素子の駆動・画像処理回路を示
すブロック図。
【図16】駆動・画像処理回路の他の例を示すブロック
図。
【図17】本発明に係る情報表示装置の制御方法の一例
を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D…情報表示装置 2…第1表示素子 3…第2表示素子 20A,20B,30…電子ブック 21,31…第1表示素子 22,22a,22b,32…第2表示素子 40…掲示板 41…第1表示素子 42…第2表示素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保富 英雄 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H089 HA22 HA28 LA09 RA05 RA11 TA12 2H091 FA16Z FD06 GA13 HA07 HA11 LA15 5C094 AA51 AA56 BA03 BA09 BA21 BA27 BA43 BA49 CA19 DA02 DA03 DB02 DB05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる方式で情報を表示する表示
    手段を備え、少なくとも一つの表示手段がメモリ性を有
    する反射型液晶表示素子であることを特徴とする情報表
    示装置。
  2. 【請求項2】 メモリ性を有する反射型液晶表示素子を
    備えたパネルと、それ以外の表示手段を備えたパネルと
    を有し、前者の表示素子の表示面積が後者の表示手段の
    表示面積よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の
    情報表示装置。
  3. 【請求項3】 複数の異なる方式で情報を表示する表示
    手段が積層されており、少なくとも最上層に設けられた
    表示手段がメモリ性を有する反射型液晶表示素子である
    ことを特徴とする情報表示装置。
  4. 【請求項4】 メモリ性を有する反射型液晶表示素子の
    総表示面積が、それ以外の表示手段の総表示面積よりも
    大きいことを特徴とする請求項1又は請求項3記載の情
    報表示装置。
  5. 【請求項5】 メモリ性を有する反射型液晶表示素子以
    外の表示手段が、装置本体から着脱可能であることを特
    徴とする請求項1又は請求項3記載の情報表示装置。
  6. 【請求項6】 メモリ性を有する反射型液晶表示素子以
    外の表示手段には、動画を表示することを特徴とする請
    求項1又は請求項3記載の情報表示装置。
  7. 【請求項7】 メモリ性を有する反射型液晶表示素子以
    外の表示手段は、発光型の表示素子であることを特徴と
    する請求項1又は請求項3記載の情報表示装置。
  8. 【請求項8】 メモリ性を有する反射型液晶表示素子以
    外の表示手段の表示領域上には、少なくとも前記表示素
    子の液晶材料が存在しないことを特徴とする請求項3記
    載の情報表示装置。
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