JP2000347364A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法及び装置 - Google Patents
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法及び装置Info
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Abstract
影用感光材料を混合処理しても、双方の感光材料共に、
安定した写真特性を提供する。 【解決手段】 現像液を貯留する現像槽と、現像補充液
を貯留する補充液槽と、該補充液槽内に供給された現像
補充液の調合処理剤を溶解或いは希釈するための水を貯
留する水槽と、前記水を前記補充液槽に供給する水供給
手段と、前記感光材料のそれぞれの既処理量を設定する
処理量設定手段と、前記感光材料のそれぞれの処理量に
応じて、前記現像補充液の補充量と濃度とを共に変更す
るように、補充液調合時に前記補充液槽へ供給する前記
水の量を変更すると共に単位処理面積当たりの前記補充
液の補充量を変更する補充制御手段と、を備えた処理装
置。
Description
ー写真感光材料の処理方法に関するものであり、ハロゲ
ン化銀組成の異なった乳剤を有し、現像挙動の異なる感
光材料を混合処理しても、それぞれ優れた写真特性が維
持できる処理方法に関するものであり、かつ、簡便な改
造によって、ハロゲン化銀組成の異なる乳剤を有する感
光材料が同時に処理可能である処理方法及び装置を提供
することにある。
も写真撮影に使用する写真フィルム感光材料(以下フィ
ルムともいう)はその塗布銀量がプリント材料(以下プ
リントともいう)に比較して多いので、現像工程や脱銀
工程への負荷が大きく、したがって現像処理時間が長い
のが一般的である。他方、昨今のカラーラボ(現像所)
の分散化に伴い、市中の写真店などの店頭で現像処理
(以下単に「処理」ともいう)を行うミニラボと呼ばれ
る形の小型カラーラボが増加しており、ミニラボで行う
店頭処理が従来の集配を前提とした集配処理に置き替わ
る傾向が顕著である。店頭処理では、特に仕上がり納期
の短時間化が重要な課題であり、とりわけ時間の長いフ
ィルムの処理時間を短縮することが望まれている。
る手段として、従来から使用されているハロゲン化銀の
主成分が臭化銀である高臭化銀乳剤を含有するフィルム
に替わり、ハロゲン化銀の主成分が塩化銀である高塩化
銀乳剤を含有するフィルムが開示されている。後者は前
者に比べ、現像時の反応速度が速く、また、定着処理時
に阻害となるようなヨウ素イオンの放出が殆どないため
に、迅速処理化や補充量の低減に優れた乳剤と言えよ
う。このような高塩化銀乳剤の例としては、特開昭63
−2129932号公報に(111)面を有する高塩化
銀乳剤を含有する技術が開示されている。また、米国特
許第5264337号明細書には(100)面を有する
平板乳剤が開示されている。更に、このような高塩化銀
乳剤を用いた撮影材料(フィルム)は、同じ高塩化銀乳
剤を用いたカラーペーパー(プリント)と共通の処理液
を使用できる可能性があり、かかる技術については、E
P−617325A明細書や特開平7−270991号
公報等に開示されている。
料は、迅速現像性に優れている利点を持つが、現在のカ
ラー写真及びカラーラボ市場は、高臭化銀型の撮影材料
によって構成されており、高塩化銀型の撮影材料を現像
する体制は存在しない。高塩化銀型の撮影材料が導入さ
れ、普及して、それが市場の中心的な撮影材料となり、
専用の現像サービス網が完備されると、ユーザーは多く
のメリットを得ることができるわけであるが、高塩化銀
撮影材料の導入当初は、導入撮影材料用の新処理の現像
サービス網が十分ではなく、既存の高臭化銀乳剤を用い
たフィルム用の処理システムを用いて現像サービスを行
うという場合が生じる。すなわち、高塩化銀撮影材料の
導入当初は、新旧感光材料の混合処理が行われると予想
され、この場合には、カラー現像液中の組成の変動とり
わけ、臭素イオン濃度の変動が激しく、沃臭化銀乳剤を
有する感光材料、高塩化銀乳剤を有する感光材料双方と
も著しい写真特性の変動(特に感度や階調)が生じ、写
真性能の維持が困難となるのでその対策が必要となるこ
とが判明した。勿論、市場がすべて高塩化銀乳剤を有す
る撮影材料に切り変われば、専用の現像処理ができるの
でこのような問題は解消する。
来の高臭化銀撮影材料と共通の処理を行わざるを得ない
場合にも、従来の高臭化銀撮影材料用の補充液が共通に
使用できれば、新型の撮影用材料の導入を阻む難点が解
決されるので、それを可能にする新たな補充方式の提案
が待たれている。一方、撮影用感光材料の現像処理装置
としては、調合処理剤を水で溶解又は希釈して濃縮型の
現像補充液を調製し、その濃縮型の補充液を現像槽に投
入する、例えば特開平8−248606号、同8−23
4389号公報等に記載の装置がある。この種の装置
は、現像補充液の調合処理剤と、該調合処理剤を溶解又
は希釈する水とを装置内に備えた補充液槽に供給して混
合し、濃縮した現像補充液を予め作成しておき、これを
貯留しておく。そして、補充時期になったら、適宜補充
液を補充することにより、劣化した成分や消費された成
分が補充される。
るので、蒸発した水分も補充する必要があり、補充水と
しては前述の現像補充液作成用の水が用いられ、蒸発減
少した水分は、水槽から適宜補充される。すなわち、前
記公報に記載の装置は、濃縮した現像補充液と、蒸発補
充水とを独立に補充するようになっている。このような
補充方法を採用している処理装置であっても、高塩化銀
撮影材料の導入段階において、従来の高臭化銀撮影材料
と共通の処理を行わざるを得ない場合、双方の撮影材料
を適正に処理できる新たな補充方法が望まれている。
課題は、異なったハロゲン化銀組成の乳剤を有する撮影
用感光材料を混合処理しても、双方の感光材料共に、安
定した写真特性を有することができる処理方法及び装置
を提供することにある。とりわけ、従来から使用してい
た処理剤及び現像処理装置を共通に使用できる、かつ現
像処理装置の改造負荷が少ない処理方法及び装置を提供
することにある。
構成により達成される。 (1) ハロゲン組成の大きく異なる2種の撮影用ハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料を共通のカラー現像液にて
処理する方法において、現像補充液の補充方法が、前記
現像補充液の調合処理剤を水で溶解或いは希釈して現像
補充液を調合し、その補充液を現像槽に補充する方法で
あり、双方の感光材料の処理比率に応じて、補充液調合
用の水の量を変更することによって補充液の濃度を変更
すると共に単位処理面積当たりの前記補充液の補充量を
変更することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光
材料の処理方法。
%の高臭化銀乳剤を含有する撮影用ハロゲン化銀カラー
写真感光材料Aと、塩化銀含有率が50〜100モル%
の高塩化銀乳剤を含有する撮影用ハロゲン化銀カラー写
真感光材料Bとを共通のカラー現像液にて処理する方法
において、現像補充液の補充方法が、前記現像補充液の
調合処理剤を水で溶解或いは希釈して現像補充液を調合
し、その補充液を現像槽に補充する方法であり、双方の
感光材料の処理比率に応じて、補充液調合用の水の量を
変更することによって補充液の濃度を変更すると共に単
位処理面積当たりの前記補充液の補充量を変更すること
を特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方
法。
の撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料を共通のカラ
ー現像液にて処理する処理装置において、現像液を貯留
する現像槽と、現像補充液を貯留する補充液槽と、該補
充液槽内に供給された現像補充液の調合処理剤を溶解或
いは希釈するための水を貯留する貯水槽と、前記水を前
記補充液槽に供給する水供給手段と、前記感光材料のそ
れぞれの既処理量を設定する処理量設定手段と、前記感
光材料のそれぞれの処理量に応じて、前記現像補充液の
濃度と補充量とを共に変更するように、補充液調合時に
前記補充液槽へ供給する前記水の量を変更すると共に単
位処理面積当たりの前記補充液の補充量を変更する補充
制御手段と、を備えたことを特徴とするハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料の処理装置。
%の高臭化銀乳剤を含有する撮影用ハロゲン化銀カラー
写真感光材料Aと、塩化銀含有率が50〜100モル%
の高塩化銀乳剤を含有する撮影用ハロゲン化銀カラー写
真感光材料Bとを共通のカラー現像液にて処理する処理
装置において、現像液を貯留する現像槽と、現像補充液
を貯留する補充液槽と、該補充液槽内に供給された現像
補充液の調合処理剤を溶解或いは希釈するための水を貯
留する貯水槽と、前記水を前記補充液槽に供給する水供
給手段と、前記感光材料のそれぞれの既処理量を設定す
る処理量設定手段と、前記感光材料のそれぞれの処理量
に応じて、前記現像補充液の濃度と補充量とを共に変更
するように、補充液調合時に前記補充液槽へ供給する前
記水の量を変更すると共に単位処理面積当たりの前記補
充液の補充量を変更する補充制御手段と、を備えたこと
を特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理装
置。
充量を変更することにより補充液の補充量を変更するこ
とを特徴とする前記(1)記載の処理方法。
ことにより補充量を変更することを特徴とする前記
(1)記載の処理方法。
解又は希釈するときの水の量を変更することにより、現
像補充液の濃度を調整でき、現像槽へ補充される補充液
の量を変更することにより、単位処理面積当たりの補充
量を調整できる。高塩化銀乳剤を含む感光材料の処理量
が増えて行くと、現像液中の臭素イオン濃度が次第に低
くなって行き、本来必要な臭素イオン濃度が得られなく
なる。したがって、何らかの方法で臭素イオン濃度を上
昇させる必要がある。そこで、本発明では、高塩化銀乳
剤を含有する感光材料の処理量が増加するに従って、現
像補充液量をそれまでの補充量より減量して現像槽内の
現像液量を減らすことにより、現像液中の臭素イオン濃
度を高め、本来必要な設定値を維持する。しかし、現像
補充液の量を減らしただけだと、必要な現像主薬やアル
カリ等の量も減ってしまうので、本発明では現像液調合
時に、補充する補充液の濃度をそれまでの濃度より高め
ている。したがって、補充液を減量補充しても、補充液
は濃縮化されているので、現像主薬やアルカリ等は必要
量が確保されており、適正な現像性能を維持することが
できる。
なる2種の撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材料と
は、2種の各感光材料における主たるハロゲン化銀の含
有率が50〜100モル%であり、2種の各感光材料に
含有される前記主たるハロゲン化銀が相互に異なるもの
を意味する。本発明において、濃縮型の補充液の投入速
度或いは投入間隔を変更することによって補充量を変更
してもよい。また、本発明における調合処理剤は、液体
でも固体でもよく、例えば濃縮液、錠剤、粉体、顆粒等
のいずれの形状であってもよい。
用ハロゲン化銀カラー写真感光材料は、臭化銀含有率が
50〜100モル%の高臭化銀乳剤を含有する材料(以
下撮影用材料A、或いはフィルムAともいう)である。
グローバルなカラー写真市場では、感光材料メーカー各
社からこれに対応する高臭化銀乳剤を含有する感光材料
が供給されており、各カラーラボではメーカーのいずれ
かを問わず同じ現像処理を行っているので、本発明では
これらすべてを撮影用材料A、或いはフィルムAと呼
ぶ。
有して導入が望まれている撮影用ハロゲン化銀カラー写
真感光材料は、塩化銀含有率が50〜100モル%の高
塩化銀乳剤を含有する材料(以下撮影用材料B、或いは
フィルムBともいう)である。フィルムBに対しても上
記フィルムA同様、供給元の感光材料メーカーのいずれ
かを問わず、この種のフィルムをフィルムBと呼ぶ。
ラー現像液にて処理する方法として、特開平9−204
030号公報では両者の臭化銀含有率と処理量に基づい
て臭素イオン濃度の異なる2種の補充液を用意して処理
を行うことが開示されている。そに対して本発明では、
両者の処理量に応じてカラー現像補充液の補充量だけで
なく、補充液の濃度も変更することによって一層安定で
かつ処理量の小変動毎の調節も不要となる簡易な現像処
理を可能にする方法である。しかも補充量と濃度を共に
変更することによって、補充量を高く設定する必要も無
くなり、経済的でかつ廃液量も少ない実際的な補充を行
うことができる。
おける構成薬品を溶解する水に対する構成薬品の濃度を
指している。言い換えれば、補充液の個々の構成薬品間
の相対的な量比関係を一定に保ったまま補充液の水の量
を変えて得られる濃度を指す。
の共通処理におけるカラー現像補充液の補充量と濃度と
の変更は、現像槽中の臭素イオン濃度を標準濃度を中心
とする許容範囲内に保つように行われる。ここにいう標
準濃度という意味は、フィルムの写真特性を標準の仕上
がりにするために定められた濃度である。標準濃度は、
現像処理設計の段階で定められ、現像操作はこの標準濃
度を維持するように行われる。また、現像槽中の濃度の
標準濃度を中心とする濃度変動に対する許容範囲は、写
真特性の変動が許容できる範囲内になるように定められ
る。写真特性の変動が許容できる範囲内とは、大多数の
ユーザーが満足する仕上がりが得られる範囲内であっ
て、具体的には国際規格ISO10977などに解説さ
れている。本発明では、臭素イオン濃度の変動がこの範
囲内に保たれるように補充液の補充量と濃度とを設定す
る。
変更することの具体的内容について説明を加えておく。
フィルムAを現像処理している現像装置にフィルムBを
同時に混合処理すると、フィルムBは現像中に現像液に
放出される臭素イオン量が少ないために、そのままでは
現像槽中の臭素イオン濃度が低下して仕上がりフィルム
の写真特性が不満足なものになる。そこで、一般的には
補充液組成を変更する必要が生じる。しかしながら、本
発明の方法では、現像槽に添加される補充量を低減し
て、現像槽中の臭素イオン濃度の維持を図る(補充液は
臭素イオンを含まないか、含んでいても現像槽中の濃度
より低い)。補充量を低減すると、臭素イオン濃度を維
持することができても、発色現像主薬をはじめとする他
の構成薬品の濃度を維持できなくなる。そこで、本発明
では補充液の濃度も変更して、他の構成薬品の現像槽中
の濃度も維持できるようにする。これが補充量と濃度と
を共に変更して2種類のフィルムを同時に現像できるよ
うにした本発明の要諦である。この方法によって、フィ
ルムBの混合比率が変化しても基本となる補充液の処方
を変更する必要がなく、使用中の補充液の補充量と濃度
(つまり調製に用いる希釈又は溶解用の水の量)の変更
だけで対応することが可能となる。
オンのみでなく、発色現像主薬もその標準濃度を中心と
する許容範囲内に保つように変更されることが更に好ま
しい。通常の撮影用カラー感光材料の現像の目安として
は、現像槽内の臭素イオン濃度が処方の設定濃度に対し
て、個々のブランドの製品により多少の差はあるが、±
10%(通常±0.14g/リットル程度)までは、写
真特性がほぼ許容できる。また、発色現像主薬の濃度も
設定濃度に対して±10%(通常±0.5g/リットル
程度)までは、ほぼ許容できる。また、現像液のpHに
関しては±0.05の変動範囲が許容できる。したがっ
て本発明は、双方の感光材料の混合率の変化に応じて、
現像補充液の濃度と補充量の両方を変更して、現像槽内
のこれらの濃度値やpH値、特に臭素イオン濃度値を双
方の感光材料の写真特性が維持される許容範囲内に維持
する方法でもある。
下に個々の主なカラー現像方法へ適用する場合の具体的
な態様について述べる。多くのカラーラボ、特にミニラ
ボでは、補充液の調製には処理剤メーカーから供給され
る調合処理剤を定められた割合で水に溶解或いは希釈し
ている。調合処理剤を使用する現像処理の場合、カラー
現像補充液の濃度の変更は、市場に供給されている調合
処理剤の現像補充剤をそのまま使用し、補充液の調製用
の溶解或いは希釈用の水の量を変更することによって行
う。
のこともあり、また、幾つかの複数の組成物(通常個々
の組成物をパートと呼んでいる)から構成されているこ
ともある。いずれにしてもこれらが水に溶解或いは希釈
されて補充液が調製される場合においては、本発明で
は、調合処理剤を溶解或いは希釈する水分量を変更する
ことによって補充液の濃度を変更するので、単純であ
り、実際的である。
く異なる2種類の撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光材
料について説明する。本発明においてフィルムAは、ヨ
ウ素イオンを0.1〜15モル%含有する沃臭化銀乳剤
を含有するフィルムであり、従来型の汎用フィルムを代
表するものと位置付けている。一方、フィルムBは、塩
化銀含有率が50〜100モル%のハロゲン化銀粒子か
らなる高塩化銀乳剤を含有するフィルムであり、将来型
の汎用フィルムとなるものと期待されるフィルムを想定
している。特に、フィルムBは(100)又は(11
1)面を主平面として有する平板状の塩化銀含有率が8
0%以上の高塩化銀粒子からなる乳剤を含有することが
好ましい。
理方法及び装置に用いられる現像補充液は、フィルムA
用として市場に供給或いは処方提示される現像補充液で
あることが、望ましい。この現像補充液であれば、処理
薬品や処理剤の供給が確保されており、現像処理方法も
フィルムA用としては確立しているので、この方法に準
拠してフィルムBの同時処理量に応じて、上記した本発
明の方法に従って変更して行くことができる。したがっ
て、混合処理においても現像用の調合処理剤や現像補充
液処方を変更する必要はなく、現像処理装置の改造も不
要或いはごく僅かに留めることができる。
が、フィルムAが主体の現在の市場における現像処理か
らフィルムBが導入されて混合処理がされて、やがてほ
ぼフィルムBが市場の主体となるに至る間の本発明の現
像処理方法の態様を具体的に示すこととする。フィルム
Aが主体でる現在のカラーラボでは、フィルムAの専用
処理が行われている。この処理では、現像補充量は、補
充液処方によって異なるが、通常200〜1500ミリ
リットル/m2 であり、現像槽中の臭素イオン濃度が8
×10 -3〜13×10-3モル/リットル含有する場合が
好ましく、更に好ましくは1×10-2〜1.2×10-2
モル/リットルの範囲である。
態がある。例えば、A剤,B剤,C剤などと呼ばれる3
剤構成のパーツから構成されていて、これに水を加えて
補充液とする場合,D剤,E剤と呼ばれる2剤構成のパ
ーツからなり、これに水を加えて補充液とする場合,F
剤と呼ばれる1剤構成のパーツからなり、これに水を加
えて補充液とする場合などがある。また、これらの各パ
ーツと水は、それぞれ定量ポンプで送液されて自動調合
されてもよい。また、パーツの中の一部又は全部が固形
処理剤であっても送液が固形物投入に代わるだけで、実
質的には同じである。これらの形態の具体例は、例えば
特開平8−234389号公報、特開平8−24860
6号公報、特願平9−234130号明細書、特願平9
−234131号明細書、特願平10−167447号
明細書に開示されており、本発明はこれらに記載の技術
に適用できる。
処理を行う段階で本発明の方法が開始される。補充量
は、フィルムBの混合比率に応じて変更されるが、例え
ばフィルムBが臭化銀を含まないフィルムであってその
比率が20%である場合、現像中に現像槽に放出される
臭素イオン量は20%減少するので、それに見合うよう
に補充量を20%減量すると現像中にフィルムAから現
像槽に放出される臭素イオンと補充液とによって一定の
臭素イオン濃度が維持される。フィルムBが導入されて
も、フィルムの仕上がり品質保持のためにこの臭素イオ
ン濃度を維持する必要がある。一方、補充量を低減する
と、発色現像主薬などの現像液中で消費される構成薬品
の濃度がそのままでは維持できなくなるので、補充量の
低減に見合う分、つまり消費される構成薬品の濃度をほ
ぼ20%高めることにより濃度維持が可能となり、補充
液を調製する場合の水の量を20%減量することによっ
てほぼ対応できる。
ルムBの乳剤の臭化銀含有率が、それぞれaモル%、b
モル%であり、フィルムBの混合比率がx%であるとす
ると、混合処理の際の補充量V1は、それぞれ大略下記
の式で表される。 V1=V×〔a×(1−0.01x)+b×0.01
x〕/a また、補充液の濃縮率は、大略V/V1となる。ここに
Vは、フィルムAのみを現像処理する場合の補充量であ
る。補充量と補充液の濃度の変更は、混合比率xの変化
に応じて、連続的に行うこともできるが、より実際的に
はxの増加に伴って段階的に変更してもよい。例えば、
下記の形態が考えられる。カラーラボには、フィルムA
及びフィルムBと呼んでいる感光材料は、いろいろの感
光材料メーカーから感度などの異なるいろいろのブラン
ド名のものが現像依頼されるので、それらがすべて同じ
現像処方で好ましい仕上がりになるように、許容度の広
い現像処理処方が設計さている。したがって、下記した
ような段階的な変更を行っても、実質的な写真特性の低
下は避けられるのが普通である。
る。xが11〜20%の間:V1=85%とする。xが
21〜30%の間:V1=75%とする。
伴って補充量を100%から95%、85%に、そして
更に75%に低減して、それに見合って高濃度化させた
補充液を用いて処理を行う。この方法でフィルムBの混
合比率が50%までは、仕上がりフィルムの写真特性を
許容範囲内に維持して現像処理することができる。フィ
ルムBの混合比率が更に増えてきた場合には、それに応
じて補充量を更に低減してもよいが、特開平9−204
030号公報で提案した臭素イオンを別途添加する方法
を併用する方がより好ましい。
るには、ユーザーからの現像依頼の注文の受け付け本数
によって知ることもできるが、より簡便な方法としては
現像処理装置にDXコードの読み取り装置を付属させる
ことによってフィルムAとフィルムBのそれぞれのフィ
ルムタイプをカウントしてその積算値から知ることもで
きる。また、現像液の分析管理を行うような大型現像所
では、現像槽のタンク液の組成を監視してその比率が標
準値を中心とする許容範囲から外れるようになったとき
に、フィルムBの混合比率が高い段階に補充量と補充液
濃度の設定を変更するという方法を採ることもできる。
ー現像補充液は、現在各処理薬品メーカーや処理剤メー
カーが供給している薬品や調合処理剤を引き続き使用す
ることができる。
アミン系発色現像主薬を必須の成分として含んでいる。
この発色現像主薬としては、アミノフェノール系化合物
も有用であるが、p-フェニレンジアミン系化合物が好ま
しく使用され、その代表例としては、3-メチル-4- アミ
ノ-N,Nジエチルアニリン、3-メチル-4- アミノ-N- エチ
ル-N- β- ヒドロキシエチルアニリン、3-メチル-4- ア
ミノ-N- エチル-N- β-メタンスルホンアミドエチルア
ニリン、3-メチル-4- アミノ-N- エチル- β-メトキシ
エチルアニリン、4-アミノ-3- メチル-N- メチル-N-(3-
ヒドロキシプロピル)アニリン、4-アミノ-3- メチル-N
- エチル-N-(3-ヒドロキシプロピル)アニリン、4-アミ
ノ-3- メチル-N- エチル-N-(2-ヒドロキシプロピル)ア
ニリン、4-アミノ-3- エチル-N- エチル-N-(3-ヒドロキ
シプロピル)アニリン、4-アミノ-3- メチル-N- プロピ
ル-N-(3-ヒドロキシプロピル)アニリン、4-アミノ-3-
プロピル -N-メチル-N-(3-ヒドロキシプロピル)アニリ
ン、4-アミノ-3- メチル-N- メチル-N-(4-ヒドロキシブ
チル)アニリン、4-アミノ-3- メチル-N- エチル-N-(4-
ヒドロキシブチル)アニリン、4-アミノ-3- メチル-N-
プロピル-N-(4-ヒドロキシブチル)アニリン、4-アミノ
-3- エチル-N- エチル-N-(3-ヒドロキシ-2-メチルプロ
ピル)アニリン、4-アミノ-3- メチル-N,N- ビス(4- ヒ
ドロキシブチル)アニリン、4-アミノ-3- メチル-N,N-
ビス(5- ヒドロキシペンチル)アニリン、4-アミノ-3-
メチル-N-(5-ヒドロキシペンチル)-N-(4-ヒドロキシブ
チル)アニリン、4-アミノ-3- メトキシ-N- エチル-N-
(4-ヒドロキシブチル)アニリン、4-アミノ-3- エトキ
シ-N,N- ビス(5- ヒドロキシペンチル)アニリン、4-ア
ミノ-3- プロピル-N-(4-ヒドロキシブチル)アニリン、
及びこれらの硫酸塩、塩酸塩もしくはp-トルエンスルホ
ン酸塩、或いはそれらの塩の水和物などが挙げられる。
これらの中で、特に、3-メチル-4- アミノ-N- エチル-N
-β- ヒドロキシエチルアニリン、4-アミノ-3- メチル
-N- エチル-N-(3-ヒドロキシプロピル)アニリン、4-ア
ミノ-3- メチル-N- エチル-N-(4-ヒドロキシブチル)ア
ニリン、及びこれらの塩酸塩、p-トルエンスルホン酸塩
もしくは硫酸塩が好ましい。これらの化合物は目的に応
じ2種以上併用することもできる。
カラー現像液1リットル当たり好ましくは0.0002
モル〜0.2モル、更に好ましくは0.001モル〜
0.1モルであり、調製した補充液として、或いは直接
現像槽に投入する形で補充する場合に現像槽の中の濃度
が上記の範囲を維持するように設計されている。
カラー現像補充液用の調合処理剤の組成にも当てはま
る)には、必要に応じて、アルカリ金属の炭酸塩、ホウ
酸塩もしくはリン酸塩、5−スルフォサリチル酸塩など
のアルカリ剤とpH緩衝剤、塩化物塩、臭化物塩、沃化物
塩、ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール類もしく
はメルカプト化合物のような現像抑制剤又はカブリ防止
剤、イソチアゾロン類、サイアベンダゾール類、ベンゾ
トリアゾール類、ベンゾイソチアゾロン類などの防黴
剤、保恒剤や酸化防止剤、キレート剤等を含有してい
る。
ロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルアミンの他、特
開平3−144446号の一般式(I)で表されるヒド
ロキシルアミン類、亜硫酸塩、N,N-ビスカルボキシメチ
ルヒドラジンの如きヒドラジン類、フェニルセミカルバ
ジド類、トリエタノールアミン、カテコールスルホン酸
類など、現像促進剤には、エチレングリコール、ジエチ
レングリコールのような有機溶剤、ベンジルアルコー
ル、ポリエチレングリコール、四級アンモニウム塩、ア
ミン類など、補助現像主薬には、1-フェニル-3-ピラゾ
リドンなど、香水軟化剤、すなわちキレート剤には、ア
ミノポリカルボン酸、アミノポリホスホン酸、アルキル
ホスホン酸、ホスホノカルボン酸、エチレンジアミン四
酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、
シクロヘキサンジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミ
ノジ酢酸、1-ヒドロキシエチリデン-1,1- ジホスホン
酸、ニトリロ-N,N,N-トリメチレンホスホン酸、エチレ
ンジアミン-N,N,N,N- テトラメチレンホスホン酸、エチ
レンジアミン- ジ(o- ヒドロキシフェニル酢酸) 及び
それらの塩など、を代表例として挙げることができる。
その他、色素形成カプラー(いわゆる外型現像液)、競
争カプラー、粘性付与剤なども必要により現像液、現像
補充液、これらの調合処理剤に用いられる。
シルアミンや置換ヒドロキシルアミンが最も好ましく、
中でもジエチルヒドロキシルアミン、モノメチルヒドロ
キシルアミン或いはスルホ基やカルボキシ基、水酸基な
どの水溶性基で置換されたアルキル基を置換基として有
するものが好ましい。最も好ましい例としては、N,N
−ビス(2−スルホエチル)ヒドロキシルアミン及びそ
のアルカリ金属塩である。
影響を防止したり、現像用水が硬水である場合に写真性
に悪影響を及ぼさないように、キレート剤を添加するこ
とが好ましく、特に生分解性を有するキレート化合物の
添加が好ましい。この例としては、特開昭63−146
998号、特開昭63−199295号、特開昭63−
267750号、特開昭63−267751号、特開平
2−229146号、特開平3−186841号、独国
特許3739610、欧州特許468325号等に記載
のキレート剤を挙げることができる。
液は高沸点有機溶剤などの液剤でシールドし、空気との
接触面積を減少させることが好ましい。この液体シール
ド剤としては流動パラフィンが最も好ましい。また、補
充液に用いるのが特に好ましい。本発明における発色現
像液での処理温度は20〜55℃、好ましくは30〜5
5℃である。処理時間は30秒〜5分、好ましくは60
秒〜3分20秒である。
に適用することができる。カラーネガフィルム、カラー
反転フィルム、映画用ネガフィルム、等を挙げることが
できるが、とりわけ、カラーネガフィルムやカラー反転
フィルムへの適用が好ましい。中でもカラーネガフィル
ムへの適用が好ましい。
実施形態を説明する。図1は現像槽2へ現像補充液4を
補充する補充装置の構成図である。なお、図示しない
が、現像槽に連続して、漂白槽、定着槽、安定槽、乾燥
部等が設置され、これらの各処理部により現像処理装置
が構成されている。
化銀感光材料の両方を現像処理でき、現像槽2に対して
は高塩化銀感光材料の処理量(処理比率)が増えるに従
って、現像補充液4の量を減らすと共に濃度を高めて補
充するようになっている。補充液4の補充量及び濃縮率
は、前記式により算出される。
槽8が設置されている。本実施形態では、現像補充液の
調合処理剤として濃縮液が用いられる。現像補充液の調
合処理剤10は容器12から手動又は自動で補充液槽6
内に供給される。補充液槽6には、現像補充液の調合処
理剤10が投入されると共に、溶解水14が供給され
て、所定濃度の補充液4が調合されて貯留される。補充
液槽6内の調合された補充液4は、現像槽2で処理され
る感光材料16の処理量に応じて、ポンプ18により所
定量が現像槽2内に補充される。また、溶解水槽8内の
水14は、ポンプ20,22により補充液槽6及び現像
槽2のそれぞれに供給される。
量を検出するセンサ26と、感光材料16の処理量に応
じた溶解水14の供給量を記憶したメモリ28と、時間
を測定するタイマ30と、各種演算を行う演算手段31
と、これらに接続され、処理量又は経時に従ってポンプ
18,20,22の駆動を制御する制御手段32とを備
えている。
接続されており、感光材料16の処理量をマニュアル入
力できるようになっている。例えば、入力手段34から
感光材料16の本数や種別をキー入力できるようになっ
ており、これらの情報から処理量を設定することができ
る。
料16の近傍に設置され、感光材料16の搬送量を接触
式又は非接触で検出する。センサ26は、感光材料16
の幅も検出することができ、感光材料16の幅と搬送量
とから、感光材料16の処理面積を検出することができ
る。センサ26としては、赤外線センサを用いることが
好ましい。
処理量に応じた適正な補充液4の濃度を得るための補充
液槽6への溶解水14の供給量、及び高塩化銀感光材料
16の処理量に応じた適正な補充液4の補充量が、ルッ
クアップテーブル(LUT)として記憶されている。
塩化銀感光材料16の処理比が高くなるほど少なくなる
ように設定されている。例えば、高臭化銀感光材料16
だけを処理する場合の補充量を340ミリリットル/m
2 、濃度を1とすると、高塩化銀感光材料16の処理比
が5%になったときの適正な補充液4の補充量は323
ミリリットル/m2 、濃度は1.05となるので、調合
時に濃度が1.05となる溶解水14の供給量が記憶さ
れている。
10%になったときの適正な補充液4の補充量は289
ミリリットル/m2 、濃度は1.18となるので、調合
時に濃度が1.18となる溶解水14の供給量が記憶さ
れている。
16の処理比に応じた、補充液4の適正な濃度を算出す
るための計算式が記憶されている。
た高塩化銀感光材料16の幅と搬送量とから、演算手段
31を用いて処理面積を算出する。算出した処理面積
は、累積してメモリ28に記憶される。そして、制御装
置32は、高塩化銀感光材料16の処理面積すなわち処
理量に応じて、補充液の適正な濃度を得るための溶解水
14の情報をメモリ28から読み出して、適正な量の溶
解水14を供給するようにポンプ20を駆動する。
合するときに行われ、補充液4の補充量変更制御は、補
充液4を現像槽2へ補充するときに補充量を変更するこ
とにより行われる。なお、溶解水槽8内の溶解水は、現
像槽2内の現像液36中から蒸発して減少した水分を補
うために、ポンプ22により現像槽2へ適宜補充され
る。
を参照して説明する。図2は補充液の濃度変更制御のフ
ローチャートである。
液4の調合が開始される。補充液4の調合制御として
は、まず、補充液槽6に調合処理剤10が投入される
(S2)。
が、センサ26又は入力手段34により設定される(S
4)。次いで、センサ26又は入力手段34により設定
された処理量に対応した適正な補充液4の濃度を得るた
めの溶解水14の供給量及び補充液の適正補充量を、メ
モリ28から読み出す(S6)。
にポンプ20を駆動し、補充液槽6に溶解水14を供給
して調合を完了する(S8)。次いで、補充時期を判断
するために、感光材料16の処理量が所定量に達したか
を判断する(S10)。
理量が所定量に達していない場合は、補充を行わず、再
び補充時期を判断するステップS10に戻る。ステップ
S10において感光材料16の処理量が所定量に達した
場合は、ステップS6において読み出した補充量に従っ
て、適正補充量にて現像槽2に補充液4が補充される
(S12)。
液4の量は、前回に調合された補充液4の補充量より少
なく、調合時に補充液4の濃度が高められるに従って、
単位処理量当たりの補充液4の補充量は少なくされる。
要としない所定量残っているかを判断する(S14)。
ステップS14において補充液4が前記所定量残ってい
る場合は、補充時期を判断するステップS10に戻る。
ステップS14において補充液4が前記所定量残ってい
ない場合は、補充液の調合が必要なので、ステップS2
に戻り補充液の次の調合を行う。
の処理比が高くなるほど、調合する補充液4の濃度が高
められ、高塩化銀感光材料16の処理比が高くなるほ
ど、高濃度の補充液4が補充されるようになる。
料16の処理比が高くなるほど、処理量に応じた補充液
4の補充量が少なくなり、その結果、現像槽2内の現像
液量が少なくなり臭素イオン濃度が高くなる。
グラフに示す通りであり、高塩化銀感光材料16の処理
比が高くなるほど、1回の補充量は少なくなり、そのと
きの補充液4の濃度は高くなる。したがって、補充量が
少なくなることにより、現像槽2内での液量が減り、現
像液36中の臭素イオン濃度が低下せずに必要な値が維
持される。また、補充液4の補充量を少なくしても補充
液4の濃度が高まっているので、現像主薬やアルカリ等
は適正な必要量が補充される。
比が高まっていく過程であっても、現像液36中の臭素
イオン濃度及び現像主薬やアルカリ等の濃度は、適正な
値に維持されるので、高臭化銀感光材料及び高塩化銀感
光材料の両方を良好に処理することができる。
量の減少率や濃度の上昇率は図示の特性に限定されず、
また、補充量及び濃度は段階的に減少又は上昇しなくて
もよく、リニアに減少又は上昇してもよい。また、上記
実施形態は、1回に補充する補充液の単位補充量を前回
調合時よりも少なくすることによって補充量を減らす制
御であるが、補充時期を判断する単位処理量を増やして
補充間隔を拡大することにより、補充量を減らしてもよ
い。
サFP−363SCにより、処理液としてCN−16S
を用いて、高臭化銀感光材料として特開平9−2040
30号公報の実施例1に記載の試料101A、高塩化銀
感光材料として該特開平9−204030号公報の実施
例1に記載の試料101Bを用い、該特開平9−204
030号公報の実施例1に記載の処理工程に従い、両方
の感光材料の処理を行った。補充液の補充制御は前述の
実施形態の内容に従い、混合比(高塩化銀感光材料の処
理比)が5%、15%、25%、50%となるに従っ
て、補充液の濃度を高めると共に補充液の補充量を少な
くして、補充液を補充した(試験2,3,4,5)。こ
れに対し、比較例として、補充量及び補充液濃度の少な
くとも一方を変えずに、補充液を補充して処理した(試
験6,7,8,9,10)。詳細は下記の通りである。
現像試験の処理用にポートレートを撮影した。また、写
真特性を評価するために、色温度4800Kで20cm
sにてセンシトメトリー用灰色光楔を通して露光を与え
たセンシトメトリー用試料を準備し、前記特開平9−2
04030号公報の実施例1に記載の処理工程を使用し
て富士写真フイルム(株)製フイルムプロセッサFP−
363SCにより補充を行いながら、連続処理を行っ
た。現像処理には、富士写真フイルム(株)製現像液C
N−16Sを基準処方として、これを表1に示すように
高塩化銀化合物材料(試料101B)の混合比率に応じ
て補充量と補充液の濃度を変化させて現像処理を行っ
た。現像処理は、試料101A及び試料101Bを合計
500本処理するいわゆるランニング処理を行って実際
同様の定常的な連続大量現像処理作業の間の仕上がり写
真特性のチェックをセンシトメトリーによって行った。
センシトメトリーは、現像済みのセンシトメトリー用試
料を、国際規格(ISO5−2及びISO5−3)に準
拠した濃度測定装置によって濃度を測定し、国際規格
(ISO5800)に定められたカラーネガフィルムの
センシトメトリー方法に従って感度測定と最小濃度(D
min)の測定を行うという方法によった。
塩化銀乳剤を用いた試料101Bとは、表1に示したよ
うに比率を変えて、混合処理した。また、写真特性の変
化は、ランニング試験のスタート時と、終了時に上記セ
ンシトメトリー用試料を現像処理し、イエローの最小濃
度の変化(ΔDBmin) 及びマゼンタの感度変化(Δlog
E) にて示した。
計した前記特開平9−204030号公報の実施例1に
記載の処方の基準現像液を基本にして、補充量と補充液
の濃度を表1に示したように変更した各水準で試験し
た。得られた現像済みセンシトメトリー試料の評価結果
も表1に併せて示した。
像条件で処理した試験1が試料101Bと試料101A
のそれぞれの基準現像条件であり、評価結果は、この試
料の評価値に対する相対値によって示してある。
(Dmin)は、最も顕著に現れる青フィルター光濃度で
測定する(すなわちDBmin)が、通例にならってその値
を「Dmin」と記述している。
補充方法においては、高臭化銀の試料101Aも高塩化
銀の試料101Bも、ランニングに伴う写真特性の変動
が殆どなく、試験1同様に安定した性能を得ることがで
きた。一方、試験6、7及び8の比較例に示すように補
充量及び補充液の濃度を変更しなければ、最小濃度(D
min)及び感度の変化が大きくなる。また、試験9に示
すように補充量を変えるのみでは2種のフィルムの混合
処理に対応できない。更に、試験10のように補充液の
濃度を変えるのみでも性能維持ができない。
組成の乳剤を有する撮影用感光材料を混合処理しても、
双方の感光材料共に、安定した写真特性を有することが
でき、従来から使用していた処理剤及び現像処理装置を
共通に使用でき、かつ現像処理装置の改造負荷を少なく
して処理でき、現像補充液の調合処理剤を水で溶解又は
希釈して現像補充液を調合し、その補充液を現像槽に補
充する現像処理装置においても、良好に処理できる。
充量及び濃度の関係を表すグラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】 ハロゲン組成の大きく異なる2種の撮影
用ハロゲン化銀カラー写真感光材料を共通のカラー現像
液にて処理する方法において、 現像補充液の補充方法が、前記現像補充液の調合処理剤
を水で溶解或いは希釈して現像補充液を調合し、その補
充液を現像槽に補充する方法であり、双方の感光材料の
処理比率に応じて、補充液調合用の水の量を変更するこ
とによって補充液の濃度を変更すると共に単位処理面積
当たりの前記補充液の補充量を変更することを特徴とす
るハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法。 - 【請求項2】 臭化銀含有率が50〜100モル%の高
臭化銀乳剤を含有する撮影用ハロゲン化銀カラー写真感
光材料Aと、塩化銀含有率が50〜100モル%の高塩
化銀乳剤を含有する撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光
材料Bとを共通のカラー現像液にて処理する方法におい
て、 現像補充液の補充方法が、前記現像補充液の調合処理剤
を水で溶解或いは希釈して現像補充液を調合し、その補
充液を現像槽に補充する方法であり、双方の感光材料の
処理比率に応じて、補充液調合用の水の量を変更するこ
とによって補充液の濃度を変更すると共に単位処理面積
当たりの前記補充液の補充量を変更することを特徴とす
るハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法。 - 【請求項3】 ハロゲン組成の大きく異なる2種の撮影
用ハロゲン化銀カラー写真感光材料を共通のカラー現像
液にて処理する処理装置において、 現像液を貯留する現像槽と、 現像補充液を貯留する補充液槽と、 該補充液槽内に供給された現像補充液の調合処理剤を溶
解或いは希釈するための水を貯留する貯水槽と、 前記水を前記補充液槽に供給する水供給手段と、 前記感光材料のそれぞれの既処理量を設定する処理量設
定手段と、 前記感光材料のそれぞれの処理量に応じて、前記現像補
充液の濃度と補充量とを共に変更するように、補充液調
合時に前記補充液槽へ供給する前記水の量を変更すると
共に単位処理面積当たりの前記補充液の補充量を変更す
る補充制御手段と、 を備えたことを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光
材料の処理装置。 - 【請求項4】 臭化銀含有率が50〜100モル%の高
臭化銀乳剤を含有する撮影用ハロゲン化銀カラー写真感
光材料Aと、塩化銀含有率が50〜100モル%の高塩
化銀乳剤を含有する撮影用ハロゲン化銀カラー写真感光
材料Bとを共通のカラー現像液にて処理する処理装置に
おいて、 現像液を貯留する現像槽と、 現像補充液を貯留する補充液槽と、 該補充液槽内に供給された現像補充液の調合処理剤を溶
解或いは希釈するための水を貯留する貯水槽と、 前記水を前記補充液槽に供給する水供給手段と、 前記感光材料のそれぞれの既処理量を設定する処理量設
定手段と、 前記感光材料のそれぞれの処理量に応じて、前記現像補
充液の濃度と補充量とを共に変更するように、補充液調
合時に前記補充液槽へ供給する前記水の量を変更すると
共に単位処理面積当たりの前記補充液の補充量を変更す
る補充制御手段と、を備えたことを特徴とするハロゲン
化銀カラー写真感光材料の処理装置。 - 【請求項5】 前記補充液の1回当たりの単位補充量を
変更することにより補充液の補充量を変更することを特
徴とする請求項1記載の処理方法。 - 【請求項6】 前記補充液の補充間隔を変更することに
より補充量を変更することを特徴とする請求項1記載の
処理方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11161243A JP2000347364A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法及び装置 |
| US09/571,869 US6361930B1 (en) | 1999-05-17 | 2000-05-16 | Method and apparatus for processing silver halide color photographic light-sensitive material |
| US09/984,195 US6629785B2 (en) | 1999-05-17 | 2001-10-29 | Method and apparatus for processing silver halide color photographic light-sensitive material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11161243A JP2000347364A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000347364A true JP2000347364A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15731378
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11161243A Pending JP2000347364A (ja) | 1999-05-17 | 1999-06-08 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000347364A (ja) |
-
1999
- 1999-06-08 JP JP11161243A patent/JP2000347364A/ja active Pending
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