JP2000353960A - D/a変換装置 - Google Patents

D/a変換装置

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JP2000353960A
JP2000353960A JP11166379A JP16637999A JP2000353960A JP 2000353960 A JP2000353960 A JP 2000353960A JP 11166379 A JP11166379 A JP 11166379A JP 16637999 A JP16637999 A JP 16637999A JP 2000353960 A JP2000353960 A JP 2000353960A
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Kazuya Iwata
和也 岩田
Akira Sobashima
彰 傍島
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値の階調を1つの2値信号に変換するPW
Mの様に高いクロックを必要とせず、またD/A変換回
路に高い精度を必要としないD/A変換装置を提供する
こと。 【解決手段】 入力信号はディジタルフィルタ102で
帯域制限とオーバーサンプリングが施され、ノイズシェ
ーパ103で語長制限されデコーダ104に入力され
る。デコーダ104は、ノイズシェーパ103の出力を
ノイズシェーパ103の出力階調より小さい階調を持つ
複数のデータ列に変換し、D/A変換器列105を通じ
てアナログ信号に変換する。加算器106は、この出力
をアナログ加算して出力する。デコーダ104を再量子
化ノイズの和が一定であるΔΣ変調器で構成すること
で、D/A変換器列105及び加算器106で発生する
誤差を除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル信号を
アナログ信号に変換するD/A変換装置に関するもので
あり、特に入力されたディジタル信号をディジタルフィ
ルタとノイズシェーパでオーバーサンプリング及びビッ
ト圧縮を行うD/A変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】入力されたディジタル信号をディジタル
フィルタとノイズシェーパでオーバーサンプリング及び
ビット圧縮を行う型のD/A変換装置は、入力信号の振
幅精度を時間軸精度に変換することで、回路に高精度の
トリミングをしなくとも高い変換精度が実現できる。こ
の様なD/A変換装置としては、例えば、雑誌「ラジオ
技術」1988年5月号、第140〜143頁に記載さ
れているようなD/A変換装置があった。
【0003】以下に、従来のD/A変換装置について説
明する。
【0004】図7は、D/A変換装置の構成を示すブロ
ック図である。図7において、701はディジタルフィ
ルタ、702はノイズシェーパ、703はパルス幅変調
器(PWM)、704は1ビットD/A変換器(1ビッ
トDAC)、705はローパスフィルタ(LPF)であ
る。
【0005】まず、ディジタルフィルタ701は、入力
信号のサンプリング周波数をp倍(pは2以上の整数)
のサンプリング周波数に変換しかつfs/2以上(fs
は入力のサンプリング周波数)の不要帯域を減衰させ
る。次に、ノイズシェーパ702は、ディジタルフィル
タ701の出力信号の語長制限と語長制限時に発生する
再量子化ノイズの周波数特性を所定の特性に変化させ
る。つまり、ノイズシェーパ702において、入力信号
はfs/2以下の周波数帯域において元の信号と同等の
精度を有するサンプリング周波数が高く語長が小さい信
号に変換される。次に、パルス幅変調器703は、ノイ
ズシェーパ702の出力信号を1ビットの信号に変換す
る。そして、1ビットD/A変換器704は、パルス幅
変調器703の出力信号をアナログ信号に変換する。ロ
ーパスフィルタ705は、1ビットD/A変換器704
の出力から所望の帯域(fs/2以下)の信号を取り出
し、出力信号を生成する。
【0006】以上のように、入力信号の振幅精度を時間
軸精度に変換することで回路に高精度のトリミングをし
なくとも高い変換精度が実現できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、以下に示す問題点を有していた。
【0008】即ち、パルス幅変調器において、ノイズシ
ェーパで語長制限したデータを1ビットのディジタル信
号に変換する際に高速のクロックが必要となる。例え
ば、ノイズシェーパの出力が11値、64fsであれ
ば、パルス幅変調器のクロック周波数は少なくとも11
×64fsとなる。そのため、不要輻射ノイズが広い周
波数帯域にわたって発生するという問題点を有してい
た。
【0009】また、高速クロックは、そのパルス幅が小
さいため高精度なクロックが得られにくい。そのため、
クロックのパルス幅変動がパルス幅変調器の出力信号の
パルス幅を変動させる。即ち、クロック精度がD/A変
換器全体の精度を決定するという問題点を有していた。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、高速クロックを必要としないため不要輻射ノイズの
発生が小さい。高速クロックを必要とせずかつ、D/A
変換器で発生するノイズやひずみを低減する構成を持つ
ため、クロック精度の影響を受けにくいD/A変換器を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のD/A変換装置は、入力されたディジタル信
号の不要な帯域を減衰させかつサンプリング周波数をp
倍(p≧2)するディジタルフィルタと、ディジタルフ
ィルタの出力信号の語長を制限し、かつ語長制限する際
に発生する再量子化ノイズの周波数特性を所定の特性に
変換する第1のノイズシェーパと、第1のノイズシェー
パの出力信号を第1のノイズシェーパの出力階調以下の
階調を持つ複数のディジタル信号に変換するデコーダ
と、デコーダの出力である複数のディジタル信号をアナ
ログ信号に変換するD/A変換器列と、D/A変換器列
の出力をアナログ加算する加算器とを備え、デコーダ
は、第1のノイズシェーパが出力するk通り(kは正の
整数)の値を0以上の整数値に変換する第1の変換器
と、第1の変換器の出力を入力とし、階調がk以下であ
る第2のノイズシェーパを少なくとも(k−1)個とを
備え、第2のノイズシェーパは、第1の変換器の出力信
号と帰還信号を加算する第1の加算器と、第1の加算器
の出力を量子化する階調がk以下の量子化器と、量子化
器の出力に重み付けを与える係数器と、量子化器の入力
から係数器の出力を減算する第2の加算器と、第2の加
算器の出力を入力とする所定の伝達特性を持つフィルタ
とを有し、第1の加算器に入力される帰還信号はフィル
タの出力であることと、フィルタは、伝達関数がz-1
多項式で記述され、z-1の遅延器の初期値は全て同じ値
を有し且つ少なくとも(k−1)個あるフィルタの初期
値は0から始まる互いに独立した正の整数値であること
と、量子化器は、階調がk以下で、少なくとも(k−
1)個ある第2の加算器の出力である量子化器の量子化
誤差は、互いに独立で且つ総和が一定((k−1)個の
場合は0からk−1の総和=k(k−1)/2)である
こと、更に量子化器の出力の総和が第1の変換器の出力
と等しくなることとを特徴としている。
【0012】また、本発明のD/A変換装置は、入力さ
れたディジタル信号の不要な帯域を減衰させかつサンプ
リング周波数をp倍(p≧2)するディジタルフィルタ
と、ディジタルフィルタの出力信号の語長を制限しか
つ、語長制限する際に発生する再量子化ノイズの周波数
特性を所定の特性に変換する第1のノイズシェーパと、
第1のノイズシェーパの出力信号を複数の1ビットのデ
ィジタル信号に変換するデコーダと、デコーダの出力で
ある複数の1ビットのディジタル信号をアナログ信号に
変換する1ビットのD/A変換器列と、1ビットのD/
A変換器列の出力をアナログ加算する加算器とを備え、
デコーダは、第1のノイズシェーパが出力するk通り
(kは正の整数)の値を0以上の整数値に変換する第1
の変換器と、第1の変換器の出力を入力とし、階調がk
以下である第2のノイズシェーパを少なくとも(k−
1)個と、少なくとも(k−1)個ある第2のノイズシ
ェーパの出力を1ビットの信号列に変換する第2の変換
器とを備え、第2のノイズシェーパは、第1の変換器の
出力信号と帰還信号を加算する第1の加算器と、第1の
加算器の出力を量子化する階調がk以下の量子化器と、
量子化器の出力に重み付けを与える係数器と、量子化器
の入力から係数器の出力を減算する第2の加算器と、第
2の加算器の出力を入力とする所定の伝達特性を持つフ
ィルタとを有し、第1の加算器に入力される帰還信号は
フィルタの出力であることと、フィルタは、伝達関数が
-1の多項式で記述され、z-1の遅延器の初期値は全て
同じ値を有し且つ少なくとも(k−1)個あるフィルタ
の初期値は0から始まる互いに独立した正の整数値であ
ることと、量子化器は、階調がk以下で、少なくとも
(k−1)個ある第2の加算器の出力である量子化器の
量子化誤差は、互いに独立で且つ総和が一定((k−
1)個の場合は0からk−1の総和=k(k−1)/
2)であること、更に量子化器の出力の総和が第1の変
換器の出力と等しくなることとを特徴としている。
【0013】また、本発明のD/A変換装置は、入力さ
れたディジタル信号の不要な帯域を減衰させかつサンプ
リング周波数をp倍(p≧2)するディジタルフィルタ
と、ディジタルフィルタの出力信号の語長を制限しか
つ、語長制限する際に発生する再量子化ノイズの周波数
特性を所定の特性に変換する第1のノイズシェーパと、
第1のノイズシェーパの出力信号を複数の1ビットのデ
ィジタル信号に変換するデコーダと、デコーダの出力で
ある複数の1ビットのディジタル信号をアナログ信号に
変換する1ビットのD/A変換器列と、1ビットのD/
A変換器列の出力をアナログ加算する加算器とを備え、
デコーダは、前記第1のノイズシェーパが出力するk通
り(kは正の整数)の値を0以上の整数値に変換する第
1の変換器と、第1の変換器の出力を入力とし、階調が
k以下である第2のノイズシェーパを少なくとも(k−
1)個と、少なくとも(k−1)個ある第2のノイズシ
ェーパの出力をn個毎にm個取り出して加算し、そのn
個の加算値を1ビットの信号列に変換する第3の変換器
(n≦k−1、k≦m×n+1)とを備え、第2のノイ
ズシェーパは、第1の変換器の出力信号と帰還信号を加
算する第1の加算器と、第1の加算器の出力を量子化す
る階調がk以下の量子化器と、量子化器の出力に重み付
けを与える係数器と、量子化器の入力から係数器の出力
を減算する第2の加算器と、第2の加算器の出力を入力
とする所定の伝達特性を持つフィルタとを有し、第1の
加算器に入力される帰還信号はフィルタの出力であるこ
とと、フィルタは、伝達関数がz-1の多項式で記述さ
れ、z-1の遅延器の初期値は全て同じ値を有し且つ少な
くとも(k−1)個あるフィルタの初期値は0から始ま
る互いに独立した正の整数値であることと、量子化器
は、階調がk以下で、少なくとも(k−1)個ある第2
の加算器の出力である量子化器の量子化誤差は、互いに
独立で且つ総和が一定((k−1)個の場合は0からk
−1の総和=k(k−1)/2)であること、更に量子
化器の出力の総和が第1の変換器の出力と等しくなるこ
ととを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、入力され
たディジタル信号の不要な帯域を減衰させかつサンプリ
ング周波数をp倍(p≧2)するディジタルフィルタ
と、ディジタルフィルタの出力信号の語長を制限しか
つ、語長制限する際に発生する再量子化ノイズの周波数
特性を所定の特性に変換する第1のノイズシェーパと、
第1のノイズシェーパの出力信号を第1のノイズシェー
パの出力階調以下の階調を持つ複数のディジタル信号に
変換するデコーダと、デコーダの出力である複数のディ
ジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器列
と、D/A変換器列の出力をアナログ加算する加算器と
を備え、デコーダは、第1のノイズシェーパが出力する
k通り(kは正の整数)の値を0以上の整数値に変換す
る第1の変換器と、第1の変換器の出力を入力とし、階
調がk以下である第2のノイズシェーパを少なくとも
(k−1)個とを備え、第2のノイズシェーパは、第1
の変換器の出力信号と帰還信号を加算する第1の加算器
と、第1の加算器の出力を量子化する階調がk以下の量
子化器と、量子化器の出力に重み付けを与える係数器
と、量子化器の入力から係数器の出力を減算する第2の
加算器と、第2の加算器の出力を入力とする所定の伝達
特性を持つフィルタとを有し、第1の加算器に入力され
る帰還信号はフィルタの出力であることと、フィルタ
は、伝達関数がz-1の多項式で記述され、z-1の遅延器
の初期値は全て同じ値を有し且つ少なくとも(k−1)
個あるフィルタの初期値は0から始まる互いに独立した
正の整数値であることと、量子化器は、階調がk以下
で、少なくとも(k−1)個ある第2の加算器の出力で
ある量子化器の量子化誤差は、互いに独立で且つ総和が
一定((k−1)個の場合は0からk−1の総和=k
(k−1)/2)であること、更に量子化器の出力の総
和が第1の変換器の出力と等しくなる構成を特徴とする
D/A変換器であり、以下のような作用をする。
【0015】即ち、入力信号はディジタルフィルタで帯
域制限且つオーバーサンプリングされ、ノイズシェーパ
で語長制限されデコーダに入力される。デコーダはノイ
ズシェーパの出力信号をより小さな階調のデータ列に変
換し、D/A変換器列を通じてアナログ信号に変化する
様にしている。
【0016】また、本発明の第2の発明は、入力された
ディジタル信号の不要な帯域を減衰させかつサンプリン
グ周波数をp倍(p≧2)するディジタルフィルタと、
ディジタルフィルタの出力信号の語長を制限しかつ、語
長制限する際に発生する再量子化ノイズの周波数特性を
所定の特性に変換する第1のノイズシェーパと、第1の
ノイズシェーパの出力信号を複数の1ビットのディジタ
ル信号に変換するデコーダと、デコーダの出力である複
数の1ビットのディジタル信号をアナログ信号に変換す
る1ビットのD/A変換器列と、1ビットのD/A変換
器列の出力をアナログ加算する加算器とを備え、デコー
ダは、第1のノイズシェーパが出力するk通り(kは正
の整数)の値を0以上の整数値に変換する第1の変換器
と、第1の変換器の出力を入力とし、階調がk以下であ
る第2のノイズシェーパを少なくとも(k−1)個と、
少なくとも(k−1)個ある第2のノイズシェーパの出
力を1ビットの信号列に変換する第2の変換器とを備
え、第2のノイズシェーパは、第1の変換器の出力信号
と帰還信号を加算する第1の加算器と、第1の加算器の
出力を量子化する階調がk以下の量子化器と、量子化器
の出力に重み付けを与える係数器と、量子化器の入力か
ら係数器の出力を減算する第2の加算器と、第2の加算
器の出力を入力とする所定の伝達特性を持つフィルタと
を有し、第1の加算器に入力される帰還信号はフィルタ
の出力であることと、フィルタは、伝達関数がz-1の多
項式で記述され、z-1の遅延器の初期値は全て同じ値を
有し且つ少なくとも(k−1)個あるフィルタの初期値
は0から始まる互いに独立した正の整数値であること
と、量子化器は、階調がk以下で、少なくとも(k−
1)個ある第2の加算器の出力である量子化器の量子化
誤差は、互いに独立で且つ総和が一定((k−1)個の
場合は0からk−1の総和=k(k−1)/2)である
こと、更に量子化器の出力の総和が第1の変換器の出力
と等しくなる構成を特徴とするD/A変換器であり、以
下のような作用をする。
【0017】即ち、入力信号はディジタルフィルタで帯
域制限且つオーバーサンプリングされ、ノイズシェーパ
で語長制限されデコーダに入力される。デコーダはノイ
ズシェーパの出力信号を1ビットのデータ列に変換し、
1ビットのD/A変換器列を通じてアナログ信号に変化
する様にしている。
【0018】本発明の第3の発明は、入力されたディジ
タル信号の不要な帯域を減衰させかつサンプリング周波
数をp倍(p≧2)するディジタルフィルタと、ディジ
タルフィルタの出力信号の語長を制限しかつ、語長制限
する際に発生する再量子化ノイズの周波数特性を所定の
特性に変換する第1のノイズシェーパと、第1のノイズ
シェーパの出力信号を複数の1ビットのディジタル信号
に変換するデコーダと、デコーダの出力である複数の1
ビットのディジタル信号をアナログ信号に変換する1ビ
ットのD/A変換器列と、1ビットのD/A変換器列の
出力をアナログ加算する加算器とを備え、デコーダは、
前記第1のノイズシェーパが出力するk通り(kは正の
整数)の値を0以上の整数値に変換する第1の変換器
と、第1の変換器の出力を入力とし、階調がk以下であ
る第2のノイズシェーパを少なくとも(k−1)個と、
少なくとも(k−1)個ある第2のノイズシェーパの出
力をn個毎にm個取り出して加算し、そのn個の加算値
を1ビットの信号列に変換する第3の変換器(n≦k−
1、k≦m×n+1)とを備え、第2のノイズシェーパ
は、第1の変換器の出力信号と帰還信号を加算する第1
の加算器と、第1の加算器の出力を量子化する階調がk
以下の量子化器と、量子化器の出力に重み付けを与える
係数器と、量子化器の入力から係数器の出力を減算する
第2の加算器と、第2の加算器の出力を入力とする所定
の伝達特性を持つフィルタとを有し、第1の加算器に入
力される帰還信号はフィルタの出力であることと、フィ
ルタは、伝達関数がz-1の多項式で記述され、z-1の遅
延器の初期値は全て同じ値を有し且つ少なくとも(k−
1)個あるフィルタの初期値は0から始まる互いに独立
した正の整数値であることと、量子化器は、階調がk以
下で、少なくとも(k−1)個ある第2の加算器の出力
である量子化器の量子化誤差は、互いに独立で且つ総和
が一定((k−1)個の場合は0からk−1の総和=k
(k−1)/2)であること、更に量子化器の出力の総
和が第1の変換器の出力と等しくなる構成を特徴とする
D/A変換器であり、以下のような作用をする。
【0019】即ち、入力信号はディジタルフィルタで帯
域制限且つオーバーサンプリングされ、ノイズシェーパ
で語長制限されデコーダに入力される。デコーダはノイ
ズシェーパの出力信号を1ビットのデータ列に変換し、
1ビットのD/A変換器列を通じてアナログ信号に変化
する様にしている。
【0020】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。
【0021】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1におけるD/A変換装置の構成を示すブロック図
であり、図2は、図1に示したD/A変換装置のデコー
ダの詳細を示すブロック図である。
【0022】図1において、101は入力端子、102
はディジタルフィルタ、103はノイズシェーパ、10
4はデコーダ、105はD/A変換器列、106は加算
器、107は出力端子である。また、図2において、2
01は入力端子、202は変換器、203はノイズシェ
ーパ、204は加算器、205は量子化器、206は係
数器、207は加算器、208はフィルタである。この
様に構成された本実施の形態のD/A変換装置につい
て、以下その動作を説明する。
【0023】入力端子101を通じてディジタル信号が
入力される。この信号が、例えば、コンパクトディスク
(CD)から再生されたものであれば、サンプリング周
波数(fs)44.1kHz、語長16ビットの信号で
ある。ディジタルフィルタ102は、入力端子101を
介して入力された信号のサンプリング周波数をp倍(p
は正の整数)し、且つ不要な帯域を減衰させる。CDを
例に取れば、pは2、4、8の何れかで、20kHz以
上を60dB以上減衰させるのが一般的である。
【0024】次に、ノイズシェーパ103は、ディジタ
ルフィルタ102の出力を数ビットの語長を持つディジ
タル信号に変換する。このとき入力端子101から入力
された信号のfs/2以下の周波数帯域における性能
(ダイナミックレンジ等)を劣化させずに語長制限を行
うために、オーバーサンプリング及び再量子化ノイズの
周波数特性を所望の特性(fs/2以下の周波数帯域で
元の入力信号と同等のダイナミックレンジが得られる)
に変換する。CDを例に取れば、入力信号(16ビット
以上、2fs、4fsまたは8fs)を1〜6ビット
(2〜64値)程度に語長制限、32fs〜256fs
程度にオーバーサンプリング、量子化ノイズの周波数特
性を1次〜5次程度の微分特性またはハイパス特性に変
換するのが一般的である。なお、入力信号が16ビット
以上になるのは、ディジタルフィルタでの演算誤差を少
なくするためである。本実施の形態では、ノイズシェー
パ103の出力語長は3値(1.58ビット)以上とす
る。
【0025】デコーダ104は、まず、ノイズシェーパ
103の出力(k値)を階調がk値以下の少なくとも
(k−1)個の信号列に変換する。ここで、デコーダの
出力が1ビットであっても、入力がk値であるのに出力
が(k−1)個で十分なのは、入力が0の場合は(k−
1)個の出力を全て0にする事で実現できるからであ
る。そして、D/A変換器列105は、デコーダ104
の出力をアナログ信号に変換する。
【0026】そして、加算器106は、D/A変換器列
105の出力をアナログ加算し、出力端子107を介し
て信号を出力する。
【0027】次に、デコーダ104の動作を図2を用い
て説明する。
【0028】まず、変換器202は、入力端子201か
ら入力されたk値の信号(ノイズシェーパ103の出
力)を0から始まる連続した正の整数値に変換する。こ
れは、例えば、入力端子201からの入力が−2,−
1,0,+1,+2の5値の信号であれば、この信号に
2を加算して0,1,2,3,4の5値の信号に変換す
ることを意味する。この様に変換された信号は、(k−
1)個あるノイズシェーパ203にて階調数k以下の信
号列に変換される。
【0029】次に、ノイズシェーパ203の動作を説明
する。加算器204は、変換器202の出力とフィルタ
208の出力を加算する。そして、量子化器205は、
加算器204の出力を量子化する。加算器207は、量
子化器205の入力信号から係数器206で量子化器2
05の出力に対して重み付けを行った出力信号の差、即
ち量子化器205で発生した量子化ノイズを算出する。
フィルタ208は、この量子化ノイズの周波数特性を所
望の特性に変換し、加算器204に出力する。以上の構
成で、ノイズシェーパを実現している。
【0030】ここで、ノイズシェーパの数を(k−1)
個とすると、量子化器205は、加算器204の出力を
(k−1)で除算し、除算結果を整数化する。更に(k
−1)個あるノイズシェーパ203で発生する量子化ノ
イズが互いに独立でかつ総和が一定値になるように量子
化器の出力値を制御している。具体的には、フィルタ2
08を構成する遅延器の初期値を0から始まる(k−1)
個の独立しかつ連続した正の整数値とし、かつ(k−1)
個ある加算器207の出力(−Ni:量子化ノイズ)が
0から始まる(k−1)個の独立しかつ連続した値にな
るようにしている。この様にして、量子化器205は、
加算器204の出力を量子化している。
【0031】そしてD/A変換器列105でアナログ信
号に変換後、加算器106で加算され、出力端子107
から出力される。
【0032】次に、デコーダ104の動作を数式を用い
て説明する。ノイズシェーパ203の入力信号をx、フ
ィルタ208の伝達関数をH(z)、各量子化器205で
発生する量子化ノイズをNi(i=1,2,…,k−
1)、各量子化器205の出力をQi、各1ビットD/
A変換器の出力及び発生する誤差をそれぞれDi及びE
i、各1ビットD/A変換器の出力値の総加平均値を
D、加算器106の出力をyとすると(数1)、(数
2)、(数3)が成立する。ここで、数式は量子化器2
05のサンプリングレートを基準に表現している。ま
た、演算子Σは、(k−1)個加算することを意味す
る。
【0033】
【数1】
【0034】
【数2】
【0035】
【数3】
【0036】上記の(数2)と(数3)より、出力yは
(数4)となる。
【0037】
【数4】
【0038】また、1ビットD/A変換器の出力の平均
値Dは、総加平均であるから(数5)で算出できる。
【0039】
【数5】
【0040】従って、(数2)と(数5)より、(数
6)の関係が成立する。
【0041】
【数6】
【0042】また、量子化器205は、量子化ノイズN
iの総和が一定になるように加算器204の出力を量子
化するから、(数7)が成立する。
【0043】
【数7】
【0044】また、{1−H(z)}を微分特性とする
と、{1−H(z)}と一定値との積、即ち一定値の微分
は、(数8)に示す様に、0となる。
【0045】
【数8】
【0046】以上より、(数9)、(数10)が成立す
るから、出力yは、(数11)となる。
【0047】
【数9】
【0048】
【数10】
【0049】
【数11】
【0050】(数11)より加算器106の出力は、D
/A変換器列105の出力平均値Dとノイズシェーパ1
03の出力との積と、D/A変換器列105で発生する
誤差と{1−H(z)}との積の和で表現できる。{1−
H(z)}は微分特性であるため、fs/2以下の帯域で
1ビットD/A変換器で発生する誤差成分を小さくで
き、1ビットD/A変換器の回路精度を高めなくても、
精度の良いD/A変換装置を提供できる。
【0051】ここで、ノイズシェーパ103の動作を具
体例で説明する。
【0052】フィルタ208の伝達関数がz-1の1次の
伝達特性とすると、(数1)より全体では1次のノイズ
シェーパを構成する。また、量子化器205を1ビット
の量子化器とすると、量子化器205は(数7)を満た
すために以下の動作をする。まず、(k−1)個のフィ
ルタ208は、1次の多項式であるため、各々において
1個の初期値を有する。この初期値は、0から始まる
(k−1)個の連続した正の整数値とし、加算器204
の出力が負であれば0を出力する。また、正であれば加
算器204の出力を1ビットD/A変換器の数(少なく
とも(k−1)個)で除算し、その結果を整数値に量子
化し出力する。更に、量子化値が1以上にならない様に
2以上は1を出力する。
【0053】ここで、具体例を示す。入力端子201に
入力される信号は−2〜+2の5値の信号で{−2,−
1,0,1,2,0}の信号が順に入力した場合の各部
の出力値を(表1)に示す。ここでは、説明を簡単にす
るために1ビットD/A変換器105の振幅値を1、発
生する変換誤差を0としている。この(表1)より、入
力信号である変換器202の出力と各ノイズシェーパの
出力加算結果は一対一で対応していることがわかる。
【0054】
【表1】
【0055】以上の様に、本実施の形態に示したD/A
変換装置は、ディジタルフィルタ及びノイズシェーパで
帯域制限、オーバーサンプリング、語長制限、及び量子
化ノイズの周波数特性変換を行い、そのデータをデコー
ダで複数のより小さな階調の信号列に変換後、D/A変
換器列でアナログ信号に変換し加算器で加算して出力す
る構成を有している。
【0056】そのため、ノイズシェーパの出力をPWM
等を用いて1つの1ビット信号列に変換する必要がない
ため、高いクロックを必要としない。そのため、不要輻
射ノイズの発生が少なくなる。また、D/A変換器及び
アナログ加算器で発生する誤差はデコーダのノイズシェ
ーパ特性により低減できる。そのため、D/A変換器及
びアナログ加算器の回路精度を高めなくとも高精度なD
/A変換装置が実現できる。
【0057】なお、デコーダのノイズシェーパの次数を
大きくすればするほど、D/A変換器及びアナログ加算
器で発生する誤差をより低減できることは言うまでもな
い。
【0058】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2におけるD/A変換装置の構成を示すブロック図
であり、図4は、図3に示したD/A変換装置のデコー
ダの詳細を示すブロック図である。
【0059】図3において、301は入力端子、302
はディジタルフィルタ、303はノイズシェーパ、30
4はデコーダ、305は1ビットのD/A変換器列、3
06は加算器、307は出力端子である。また、図4に
おいて、401は入力端子、402は変換器、403は
ノイズシェーパ、404は加算器、405は量子化器、
406は係数器、407は加算器、408はフィルタ、
409は変換器である。なお、入力端子301、ディジ
タルフィルタ302、ノイズシェーパ303、加算器3
06及び出力端子307は、実施の形態1を構成する入
力端子101、ディジタルフィルタ102、ノイズシェ
ーパ103、加算器106及び出力端子107と全く同
様の動作を行うものである。
【0060】この様に構成された本実施の形態のD/A
変換装置について、以下その動作を説明する。
【0061】デコーダ304は、まず、ノイズシェーパ
303の出力(k値)を階調が少なくとも(k−1)個
の1ビットの信号列に変換する。そして、1ビットのD
/A変換器列305は、デコーダ304の出力をアナロ
グ信号に変換する。そして、加算器306は、D/A変
換器列305の出力をアナログ加算し、出力端子307
を介して信号を出力する。
【0062】次に、デコーダ304の動作を図4を用い
て説明する。ここで、入力端子401は、変換器40
2、ノイズシェーパ403、加算器404、量子化器4
05、係数器406、加算器407、フィルタ408
は、実施の形態1を構成する入力端子201、変換器2
02、ノイズシェーパ203、加算器204、量子化器
205、係数器206、加算器207、フィルタ208
と全く同様の動作を行うものである。
【0063】まず、変換器402は、入力端子401か
ら入力されたk値の信号(ノイズシェーパ303の出
力)を0から始まる連続した正の整数値に変換する。
【0064】この様に変換された信号は(k−1)個あ
るノイズシェーパ403にて階調がk以下の信号列に変
換される。そして、変換器409はノイズシェーパ40
3の出力を1ビットの信号に変換する。そして1ビット
のD/A変換器列305でアナログ信号に変換後、加算
器306で加算され、出力端子307から出力される。
【0065】ここで、変換器409は、ノイズシェーパ
403を構成する量子化器405が実施の形態1に示し
たように1ビットの量子化器の場合は、変換動作はしな
い。
【0066】また、フィルタ408の伝達関数が1−
(1−z-1)2を例にとって説明すると、(数1)より、
全体では2次のノイズシェーパを構成する。
【0067】そして、量子化器405は、(数7)を満
たすために以下の動作をする。まず、(k−1)個のフ
ィルタ408は2次の多項式であるため、各々において
2個の初期値を有する。この2つの初期値を同一とし、
かつ0から始まる(k−1)個の連続した正の整数値と
し、加算器404の出力が負であれば−1を出力する。
また、正であれば加算器404の出力を1ビットD/A
変換器305の数(少なくとも(k−1)個)で除算
し、その結果を整数に量子化し出力する。更に、量子化
値が2以上にならない様に3以上は2を出力する。
【0068】ここで、具体例を示す。入力端子401に
入力される信号は−5〜+5の11値の信号で{−5,
−1,0,1,2,0}の信号が順に入力した場合の各
部の出力値を(表2)に示す。ここでは、説明を簡単に
するために1ビットD/A変換器305の振幅値を1、
発生する変換誤差を0としている。この(表2)より、
入力信号である変換器402の出力と各ノイズシェーパ
の出力加算結果は一対一で対応していることがわかる。
フィルタ408の伝達関数が1−(1−zー1)2の例で
は、ノイズシェーパ403が出力する値が{−1,0,
1,2}の4値であるため、変換器409は、例えばノ
イズシェーパ303の少なくとも4倍の速度で動作する
PWMにより、ノイズシェーパ403の出力信号を1ビ
ットの信号に変換する。
【0069】
【表2】
【0070】一方、本実施の形態のようにデコーダ30
4を用いずに、ノイズシェーパ303の階調数11値の
出力を1ビットに変換するには、少なくともノイズシェ
ーパ303の11倍で動作する必要がある。
【0071】従って、ノイズシェーパ303の出力をP
WM等を用いて1つの1ビット信号列に変換する構成と
比較して1/2.75の動作クロックで良いことがわか
る。なお、上記の具体例では、ノイズシェーパ303の
出力階調を11値としたが、これを階調数n(nは2以
上の整数)とすれば、ノイズシェーパ303の出力をP
WM等を用いて1つの1ビット信号列に変換する構成と
比較して本実施の形態は、4/nの動作クロックで良い
ことは言うまでもない。
【0072】以上の様に、本実施の形態に示したD/A
変換装置は、ディジタルフィルタ及びノイズシェーパで
帯域制限、オーバーサンプリング、語長制限、及び量子
化ノイズの周波数特性変換を行い、そのデータをデコー
ダで複数のより小さな階調の信号列に変換後、D/A変
換器列でアナログ信号に変換し加算器で加算して出力す
る構成を有している。
【0073】そのため、ノイズシェーパの出力をPWM
等を用いて1つの1ビット信号列に変換する必要がない
ため高いクロックを必要としない。そのため、不要輻射
ノイズの発生が少なくなる。また、D/A変換器及びア
ナログ加算器で発生する誤差はデコーダのノイズシェー
パ特性により低減できる。そのため、D/A変換器及び
アナログ加算器の回路精度を高めなくとも高精度なD/
A変換装置が実現できる。なお、デコーダのノイズシェ
ーパの次数を大きくすればするほど、D/A変換器及び
アナログ加算器で発生する誤差をより低減できることは
言うまでもない。
【0074】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3におけるD/A変換装置の構成を示すブロック図
である。また、図6は、図5に示したD/A変換装置の
デコーダの詳細を示すブロック図である。
【0075】図5において、501は入力端子、502
はディジタルフィルタ、503はノイズシェーパ、50
4はデコーダ、505は1ビットのD/A変換器列、5
06は加算器、507は出力端子である。また、図6に
おいて、601は入力端子、602は変換器、603は
ノイズシェーパ、604は加算器、605は量子化器、
606は係数器、607は加算器、608はフィルタ、
609は変換器である。なお、入力端子501、ディジ
タルフィルタ502、ノイズシェーパ503、1ビット
のD/A変換器505、加算器506及び出力端子50
7は、実施の形態2を構成する入力端子301、ディジ
タルフィルタ302、ノイズシェーパ303、1ビット
のD/A変換器305、加算器306及び出力端子30
7と全く同様の動作を行うものである。
【0076】この様に構成された本実施の形態のD/A
変換装置について、以下その動作を説明する。
【0077】デコーダ504は、まず、ノイズシェーパ
503の出力(k値)を階調が少なくとも(k−1)個
の1ビットの信号列に変換する。そして、1ビットのD
/A変換器列505は、デコーダ504の出力をアナロ
グ信号に変換する。そして、加算器506は、D/A変
換器列505の出力を加算し、出力端子507を介して
信号を出力する。
【0078】次に、デコーダ504の動作を図6を用い
て説明する。ここで、入力端子601は、変換器60
2、ノイズシェーパ603、加算器604、量子化器6
05、係数器606、加算器607、フィルタ608
は、実施の形態1を構成する、入力端子201、変換器
202、ノイズシェーパ203、加算器204、量子化
器205、係数器206、加算器207、フィルタ20
8と全く同様の動作を行うものである。
【0079】まず、変換器602は、入力端子601か
ら入力されたk値の信号(ノイズシェーパ503の出
力)を0から始まる連続した正の整数値に変換する。
【0080】この様に変換された信号は、(k−1)個
あるノイズシェーパ603にて階調がk以下の信号列に
変換される。そして、この(k−1)個の階調k以下の
信号列は、変換器609にてn個毎にm個取り出し加算
され、そして、その加算値は、1ビットの信号列に変換
され、出力される。ここで、n≦k−1、k≦m×n+
1とする。
【0081】即ち、変換器609は、(k−1)個ある
ノイズシェーパ603の出力をn個の1ビット信号列に
変換して出力する。変換器609の動作を説明する。ま
ず、変換器609には、ノイズシェーパ603の出力タ
イミング毎に(k−1)個の信号が入力される。この
(k−1)個の入力信号を、例えば図6に示したノイズ
シェーパ1を基準に、n個飛びに(1≦n≦k−1)入
力信号をm個取り出し(k≦m×n+1)、それを加算
する。同様にノイズシェーパ2を基準にn個飛びに入力
信号をm個取り出し、加算する。つまり、一つの出力
は、ノイズシェーパ1,n+1,2n+1,3n+1,
…,m(n−1)+1の出力の加算値、また他の出力
は、ノイズシェーパ2,n+2,2n+2,…,m(n
−1)+2の出力の加算値となり、変換器609の入力
信号の入力サンプル毎に、これらの信号がn個出力され
る。以上の処理で、変換器609への(k−1)個の入
力信号は、各m個ずつ加算されたn個の信号に変換され
る。更に、この加算された信号はPWM等により1ビッ
ト(2値)の信号に変換後、出力される。
【0082】この様にして、変換器609はノイズシェ
ーパ603の出力を1ビットの信号に変換する。そして
1ビットのD/A変換器列505でアナログ信号に変換
後、加算器506で加算され出力端子507から出力さ
れる。
【0083】具体例として、フィルタ608の伝達特性
をz-1とすると、(数1)より全体では1次のノイズシ
ェーパを構成する。入力端子601に入力される信号は
−2〜+2の5値の信号で{−2,−1,0,1,2,
0}の信号が順に入力した場合の各部の出力値は、既に
説明したように(表1)に示すようになる。
【0084】次に例えば、4つの量子化器605から出
力される2値信号列を2つの2値信号列に変換すること
を考えると、4つの2値の信号列は、変換器609で2
つの1ビット(2値)の信号列に変換される。この様子
を(表3)を用いて説明する。(表3)における量子化
器605の4つの出力を上から順に、ノイズシェーパ
1,2,3,4の出力とする。4つの信号列を2つの信
号列にするから、変換器609の出力はノイズシェーパ
1と3及び、ノイズシェーパ2と4の出力の加算値とな
る。次のこの加算結果を、例えばPWM等で2値信号に
変換する。(表3)の出力は、0,1,2の出力階調を
2値信号のパルス幅に置き換えて表現している。
【0085】
【表3】
【0086】以上のようにして、全体としてノイズシェ
ーパ503は、1次のノイズシェーパ特性を実現してい
る。その結果、fs/2以下の帯域で1ビットD/A変
換器で発生する誤差成分を小さくでき、1ビットD/A
変換器の回路精度を高めなくても、精度の良いD/A変
換装置を提供できる。
【0087】他の具体例として、フィルタ608の伝達
関数が1−(1−zー1)2とすると、(数1)より、全体
では2次のノイズシェーパを構成する。
【0088】入力端子601に入力される信号は、−2
〜+2の5値の信号で{−2,−1,0,1,2,0}
の信号が順に入力した場合の各部の出力値を(表4)に
示す。ここでは、説明を簡単にするために、1ビットD
/A変換器505の振幅値を1、発生する変換誤差を0
としている。この(表4)より、入力信号である変換器
402の出力と各ノイズシェーパの出力加算結果は、一
対一で対応していることがわかる。
【0089】
【表4】
【0090】次に例えば、4つの量子化器605から出
力される2値信号列を2つの2値信号列に変換すること
を考えると、4つの2値の信号列は、変換器609で2
つの1ビット(2値)の信号列に変換される。この様子
を(表5)を用いて説明する。(表5)における量子化
器605の4つの出力を上から順にノイズシェーパ1,
2,3,4の出力とする。4つの信号列を2つの信号列
にするから、変換器609の出力はノイズシェーパ1と
3及び、ノイズシェーパ2と4の出力の加算値となる。
次のこの加算結果を例えばPWM等で2値信号に変換す
る。(表5)の出力は、0,1,2の出力階調を2値信
号のパルス幅に置き換えて表現している。
【0091】
【表5】
【0092】ノイズシェーパ503の動作タイミングの
2倍で動作させることで、0,1,2の出力階調を2値
信号のパルス幅に置き換えて表現している。
【0093】以上の様に、本実施の形態に示したD/A
変換装置は、ディジタルフィルタ及びノイズシェーパで
帯域制限、オーバーサンプリング、語長制限、及び量子
化ノイズの周波数特性変換を行い、そのデータをデコー
ダで1ビットの信号列に変換し、1ビットのD/A変換
器列でアナログ信号に変換し加算器で加算して出力する
構成を有している。
【0094】そのため、ノイズシェーパの出力をPWM
等を用いて1つの1ビット信号列に変換する必要がない
ため、高いクロックを必要としない。そのため、不要輻
射ノイズの発生が少なくなる。また、デコーダから出力
される1ビットの信号列はノイズシェーパの出力階調数
より小さいため、1ビットD/A変換器列の数を小さく
できる。そのため、回路規模を小さくできる。また、1
ビットD/A変換器で発生する誤差はデコーダのノイズ
シェーパ特性により低減できる。そのため、1ビットD
/A変換器の回路精度を高めなくとも高精度なD/A変
換装置が実現できる。
【0095】
【発明の効果】以上の様に、入力された信号をディジタ
ルフィルタ及びノイズシェーパで帯域制限、オーバーサ
ンプリング、語長制限、及び量子化ノイズの周波数特性
変換を行い、そのデータをデコーダでノイズシェーパの
出力階調よりも小さい階調の複数の信号列に変換し、D
/A変換器列でアナログ信号に変換し加算器で加算して
出力することで、ノイズシェーパの出力をPWM等を用
いて1つの1ビット信号列に変換するものと比較して高
速のクロックを必要としない。そのため、不要輻射ノイ
ズの発生が少なくなる効果が得られる。
【0096】また、デコーダから出力される1ビットの
信号列数はノイズシェーパの出力階調数より小さいた
め、1ビットD/A変換器列の数をノイズシェーパの出
力階調数必要としない。そのため、1ビットD/A変換
器列やアナログ加算器の回路規模を小さくできる。
【0097】また、D/A変換器及びアナログ加算器で
発生する誤差はデコーダのノイズシェーパ特性により低
減できる。そのため、D/A変換器及びアナログ加算器
の回路精度を高めなくとも高精度なD/A変換装置が実
現できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるD/A変換装置の
構成を示すブロック図
【図2】同D/A変換装置のデコーダの構成を示すブロ
ック図
【図3】本発明の実施の形態2によるD/A変換装置の
構成を示すブロック図
【図4】同D/A変換装置のデコーダの構成を示すブロ
ック図
【図5】本発明の実施の形態3によるD/A変換装置の
構成を示すブロック図
【図6】同D/A変換装置のデコーダの構成を示すブロ
ック図
【図7】従来のD/A変換装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 入力端子 102 ディジタルフィルタ 103 ノイズシェーパ 104 デコーダ 105 1ビットD/A変換器列 106 加算器 107 出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたディジタル信号の不要な帯域
    を減衰させ、かつサンプリング周波数をp倍(p≧2)
    するディジタルフィルタと、 前記ディジタルフィルタの出力信号の語長を制限し、か
    つ語長制限する際に発生する再量子化ノイズの周波数特
    性を所定の特性に変換する第1のノイズシェーパと、 前記第1のノイズシェーパの出力信号を前記第1のノイ
    ズシェーパの出力階調以下の階調を持つ複数のディジタ
    ル信号に変換するデコーダと、 前記デコーダの出力である複数のディジタル信号をアナ
    ログ信号に変換するD/A変換器列と、 前記D/A変換器列の出力をアナログ加算する加算器と
    を備え、 前記デコーダは、前記第1のノイズシェーパが出力する
    k通り(kは正の整数)の値を0以上の整数値に変換す
    る第1の変換器と、前記第1の変換器の出力を入力と
    し、階調がk以下である第2のノイズシェーパを少なく
    とも(k−1)個とを備え、 前記第2のノイズシェーパは、前記第1の変換器の出力
    信号と帰還信号を加算する第1の加算器と、前記第1の
    加算器の出力を量子化する階調がk以下の量子化器と、
    前記量子化器の出力に重み付けを与える係数器と、前記
    量子化器の入力から前記係数器の出力を減算する第2の
    加算器と、前記第2の加算器の出力を入力とする所定の
    伝達特性を持つフィルタとを有し、 前記第1の加算器に入力される帰還信号は前記フィルタ
    の出力であることと、 前記フィルタは、伝達関数がz-1の多項式で記述され、
    前記z-1の遅延器の初期値は全て同じ値を有し、かつ少
    なくとも(k−1)個ある前記フィルタの初期値は0か
    ら始まる互いに独立した正の整数値であることと、 前記量子化器は、階調がk以下で、少なくとも(k−
    1)個ある第2の加算器の出力である前記量子化器の量
    子化誤差は、互いに独立で且つ総和が一定((k−1)
    個の場合は0からk−1の総和=k(k−1)/2)で
    あること、更に前記量子化器の出力の総和が第1の変換
    器の出力と等しくなることとを特徴とするD/A変換装
    置。
  2. 【請求項2】 入力されたディジタル信号の不要な帯域
    を減衰させ、かつサンプリング周波数をp倍(p≧2)
    するディジタルフィルタと、 前記ディジタルフィルタの出力信号の語長を制限し、か
    つ語長制限する際に発生する再量子化ノイズの周波数特
    性を所定の特性に変換する第1のノイズシェーパと、 前記第1のノイズシェーパの出力信号を複数の1ビット
    のディジタル信号に変換するデコーダと、 前記デコーダの出力である複数の1ビットのディジタル
    信号をアナログ信号に変換する1ビットのD/A変換器
    列と、 前記1ビットのD/A変換器列の出力をアナログ加算す
    る加算器とを備え、 前記デコーダは、前記第1のノイズシェーパが出力する
    k通り(kは正の整数)の値を0以上の整数値に変換す
    る第1の変換器と、前記第1の変換器の出力を入力と
    し、階調がk以下である第2のノイズシェーパを少なく
    とも(k−1)個と、前記少なくとも(k−1)個ある
    第2のノイズシェーパの出力を1ビットの信号列に変換
    する第2の変換器とを備え、 前記第2のノイズシェーパは、前記第1の変換器の出力
    信号と帰還信号を加算する第1の加算器と、前記第1の
    加算器の出力を量子化する階調がk以下の量子化器と、
    前記量子化器の出力に重み付けを与える係数器と、前記
    量子化器の入力から前記係数器の出力を減算する第2の
    加算器と、前記第2の加算器の出力を入力とする所定の
    伝達特性を持つフィルタとを有し、 前記第1の加算器に入力される帰還信号は前記フィルタ
    の出力であることと、前記フィルタは、伝達関数がz-1
    の多項式で記述され、前記z-1の遅延器の初期値は全て
    同じ値を有し且つ少なくとも(k−1)個ある前記フィ
    ルタの初期値は0から始まる互いに独立した正の整数値
    であることと、 前記量子化器は、階調がk以下で、少なくとも(k−
    1)個ある第2の加算器の出力である前記量子化器の量
    子化誤差は、互いに独立で且つ総和が一定((k−1)
    個の場合は0からk−1の総和=k(k−1)/2)で
    あること更に前記量子化器の出力の総和が第1の変換器
    の出力と等しくなることとを特徴とするD/A変換装
    置。
  3. 【請求項3】 入力されたディジタル信号の不要な帯域
    を減衰させかつサンプリング周波数をp倍(p≧2)す
    るディジタルフィルタと、 前記ディジタルフィルタの出力信号の語長を制限しか
    つ、語長制限する際に発生する再量子化ノイズの周波数
    特性を所定の特性に変換する第1のノイズシェーパと、 前記第1のノイズシェーパの出力信号を複数の1ビット
    のディジタル信号に変換するデコーダと、 前記デコーダの出力である複数の1ビットのディジタル
    信号をアナログ信号に変換する1ビットのD/A変換器
    列と、 前記1ビットのD/A変換器列の出力をアナログ加算す
    る加算器とを備え、 前記デコーダは、前記第1のノイズシェーパが出力する
    k通り(kは正の整数)の値を0以上の整数値に変換す
    る第1の変換器と、前記第1の変換器の出力を入力と
    し、階調がk以下である第2のノイズシェーパを少なく
    とも(k−1)個と、前記少なくとも(k−1)個ある
    第2のノイズシェーパの出力をn個毎にm個取り出して
    加算し、そのn個の加算値を1ビットの信号列に変換す
    る第3の変換器(n≦k−1、k≦m×n+1)とを備
    え、 前記第2のノイズシェーパは、前記第1の変換器の出力
    信号と帰還信号を加算する第1の加算器と、前記第1の
    加算器の出力を量子化する階調がk以下の量子化器と、
    前記量子化器の出力に重み付けを与える係数器と、前記
    量子化器の入力から前記係数器の出力を減算する第2の
    加算器と、前記第2の加算器の出力を入力とする所定の
    伝達特性を持つフィルタとを有し、 前記第1の加算器に入力される帰還信号は前記フィルタ
    の出力であることと、 前記フィルタは、伝達関数がz-1の多項式で記述され、
    前記z-1の遅延器の初期値は全て同じ値を有し且つ少な
    くとも(k−1)個ある前記フィルタの初期値は0から
    始まる互いに独立した正の整数値であることと、 前記量子化器は、階調がk以下で、少なくとも(k−
    1)個ある第2の加算器の出力である前記量子化器の量
    子化誤差は、互いに独立で且つ総和が一定((k−1)
    個の場合は0からk−1の総和=k(k−1)/2)で
    あること更に前記量子化器の出力の総和が第1の変換器
    の出力と等しくなることとを特徴とするD/A変換装
    置。
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