JP2000355200A - 線図の描画方法及び線図の描画器具 - Google Patents
線図の描画方法及び線図の描画器具Info
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Abstract
従来、存在しなかった新鮮な視覚効果を発揮する描画方
法を開発せんとするものである。 【解決手段】 最初の工程として、塗布具によって紙に
インキを塗布する。塗布するインキは、紙に対する付着
力が異なる二以上の顔料又は染料が混合されたものであ
る。次いで、所望の線図に沿って塗布したインキを消し
ゴムでこする。こする際には、フリーハンドで所定の軌
跡を描くか或いは、型を置き、その型の上からインキを
こする。インキをこすることにより、紙に対する付着力
が弱い方の顔料又は染料が紙から離脱し、付着力が強い
側の顔料又は染料が紙に残るので、こすった軌跡に応じ
た線図が現れる。
Description
を紙に描く方法に関するものであり、特有の視覚効果を
発揮するものである。
年筆、ラインマーカ等の筆記具や、筆、クレヨン等の絵
画用具によって描かれる。これらの公知の道具によって
描かれた絵や文字等は、いずれも単純な単色の線を基本
とするものである。
の描画方法を提供するものである。すなわち発明は、従
来、存在しなかった新鮮な視覚効果を発揮する描画方法
を開発せんとするものである。
たな視覚効果を発揮する線図の描画方法は、紙に対する
付着力が異なる二以上の顔料又は染料が混合されたイン
キを塗布具によって紙に塗布し、さらに所望の線図に沿
って前記インキをこすることを特徴とする。
布具によって紙にインキを塗布する。ここで最初に塗布
するインキは、紙に対する付着力が異なる二以上の顔料
又は染料が混合されたものが採用される。最初に行うイ
ンキの塗布は、紙に対して一様に行っても良いし、文字
や図形等の線図を描くものであっても良い。そして次い
で、所望の線図に沿って塗布したインキをこする。イン
キをこするための道具としては、消しゴムを使用するこ
とが望ましい。消しゴム等でこする際には、フリーハン
ドによって所望の軌跡を描いてもよいが、テンプレート
や字消し板の様な型を置き、その型の上からインキをこ
することも推奨される。本発明では、前記した様に、イ
ンキが塗布された上から当該インキをこするが、インキ
には前記の様に紙に対する付着力が異なる二以上の顔料
又は染料が混合されている。そのためインキをこするこ
とにより、紙に対する付着力が弱い方の顔料又は染料が
紙から離脱し、付着力が強い側の顔料又は染料が紙に残
る。そのためこすった軌跡に応じた線図が現れる。
ペン又はマーキングペンであり、紙に対する付着力が異
なる二以上の顔料又は染料が混合されたインキは、金属
粉含有インキ、二重発色インキ、真珠光沢含有インキの
いずれかであり、前記インキは塗布具に内蔵されている
ことを特徴とする請求項1に記載の線図の描画方法であ
る。
ールペン又はマーキングペンであり、インキは塗布具に
内蔵されている。そのため通常の文字や図形或いは絵を
描く感覚で、紙にインキを塗布することができる。また
インキは、金属粉含有インキ、二重発色インキ、真珠光
沢含有インキのいずれかが採用されている。たとえばイ
ンキに金属粉含有インキを採用すると、消しゴム等でイ
ンキをこすった時、金属粉が紙から離脱し、他の染料や
顔料が紙に残る。真珠光沢含有インキを採用する場合も
同様である。また二重発色インキを採用した場合は、消
しゴム等でこすった場合に、線の中心部分の発色が鮮明
となり、特有の視覚効果が現れる。
3に記載の発明は、消しゴムをもってインキをこするこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の線図の描画方法
である。
に対して一様に塗布することを特徴とする請求項1乃至
3のいずれかに記載の線図の描画方法である。
して所望の線図を描いて塗布することを特徴とする請求
項1乃至3のいずれかに記載の線図の描画方法である。
キの上に、型を置き、さらにその型の上からインキをこ
することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載
の線図の描画方法である。
は染料が混合されたインキには、真珠光沢含有インキが
使用可能である。
料又は染料が混合されたインキには、紙に対する付着力
が弱い顔料又は染料として、カーボンブラック、金属酸
化物又は有機顔料が使用可能である。
は染料が混合されたインキは、紙に対する付着力が強い
染料として、ベンゼンアゾ系、ピラゾロンアゾ系、アセ
ト酢酸アニリドアゾ系、ナフタレン誘導体アゾ系、深色
化ジスアゾ系、高性能化ジスアゾ系、キニザリン系、ブ
ロアミン系、ニトロ系のいずれかの酸性染料、又は銅フ
タロシアニン系、ベンジン系、トリジン系、ジアニシジ
ン系、スチルベンゾアゾ系、尿素結合を有するジアゾ又
はカップリング成分を用いたアゾ系、ジアミンジフェニ
ルアミンアゾ系、連続アゾ型ポリアゾ系、ポリアゾ系、
チアゾールアゾ系、顔料スルホン化物系のいずれかの直
接染料、或いはキノンイミン系、アゾ系、ポリメチン
系、アゾメチン系、ジアゾメチン系、ジアゾトリメチン
系、トリアゾトリメチン系、トリアゾールアゾ系、チア
ゾールアゾ系、ベンゾチアゾールアゾ系のいずれかの塩
基性染料が使用可能である。
発明は、金属粉顔料と染料が混合されたインキが内蔵さ
れた塗布具と、所定形状の型とが組み合わされて構成さ
れる上記した発明の線図の描画方法に使用する描画器具
である。
が混合されたインキが内蔵された塗布具と、所定形状の
型とが組み合わされているので、上記した発明を直ちに
実施することができる。
ついて説明する。図1,2,3は、本発明の線図の描画
方法の工程を示す説明図である。図4は、本発明の実施
形態で表出された線図の説明図である。図5は、本発明
の他の実施形態で表出された線図の説明図である。図6
は、本発明の他の実施形態おける線図の描画方法の工程
を示す説明図である。図7,8は、図6の実施形態で使
用する型の例を示す型の正面図である。図9は、本発明
のさらに他の実施形態おける線図の描画方法の工程を示
す説明図である。図10は、図9に示す実施形態で表出
された線図の説明図である。図11は、図10の一部を
拡大した説明図である。図12は、本発明の実施形態の
線図の描画器具の斜視図である。
図1の様に特有のインキが内蔵された塗布具(ボールペ
ン)1を使用する。塗布具1の機械的構造は、公知のボ
ールペンと同様である。またボールペンに代わって、マ
ーキングペンや万年筆も活用可能である。
対する付着力が異なる二以上の顔料又は染料が混合され
たものである。この性質を有するインキには、例えば金
属粉含有インキ、二重発色インキ、真珠光沢含有インキ
が挙げられる。以下、本発明の線図の描画方法の工程説
明に先立ち、ボールペン1に内蔵されたインキの性状に
ついて詳細に説明する。
キ或いはメタリックインキとも称されるものであり、ア
ルミニウム粉や真鍮粉等の金属粉顔料を含有するインキ
である。金属粉含有インキにおいて、金属粉顔料として
アルミニウム粉、真鍮粉、銅粉、金粉、銀粉等の何れを
用いてもよいが、特にアルミニウム粉顔料を使用するイ
ンキを採用した場合に本発明の効果が顕著である。アル
ミニウム粉顔料は、リーフィングタイプであってもよ
く、ノンリーフィングタイプであってもよい。具体的に
は、商品名「アルペーストWJP−U75C」、「アル
ペーストWE1200」、「アルペーストWXM767
5」、「アルペーストWXM0630」(以上、東洋ア
ルミニウム(株)製)、「1110W」、「2172S
W」(以上、昭和アルミニウム社製)、「AW−808
C」、「AW−7000R」(以上、旭化成社製)等が
例示できる。また、「F500−RG」、「F500B
G−W」、「F701RE−G」(以上、昭和アルミニ
ウム社製)等の着色アルミニウム系顔料も使用できる。
その他の金属粉顔料として、真鍮粉顔料の具体例を挙げ
ると、商品名「BS−605」、「BS−607」(以
上、東洋アルミニウム(株)製)、「ブロンズパウダー
P−555」、「ブロンズパウダーP−777」(以
上、中島金属箔粉工業(株)製)等である。これら金属
粉顔料は、1種又は2種以上で使用することができる。
これらの金属粉顔料の平均粒径が小さすぎると筆跡の金
属光沢が不足し、大きすぎるとペン先等で目詰まりしや
すく、インキの流出が悪くなるため、平均粒径が5〜3
0μm、特に5〜15μmの範囲にある場合、筆記性、
印刷適性が優れている。
い着色剤と浸透しにくい着色剤の両方を含有するインキ
であって、例えば、金属粉顔料、水溶性染料、水及び浸
透性有機溶剤からなる。このようなインキを紙、布等の
溶剤浸透性表面に塗布して文字、記号、図形等を筆記す
ると、金属粉顔料は筆記されたままの図形等を形成する
のに対し、水溶性染料は溶剤とともにその図形等の外側
まで浸透拡散し、あたかも図形等に縁取りを施したかの
如き外観を呈し、独特の視覚的効果を有する。
透しにくい着色剤と、被塗布表面に浸透しやすい着色剤
と、水と、水溶性有機溶剤とを、通常含有する。紙に浸
透しにくい着色剤として、アルミニウム粉顔料、真鍮粉
顔料等の金属粉顔料が好適に用いられる。このような着
色剤を含有するインキは一種の金属粉含有インキでもあ
る。インキに含有される金属粉顔料の具体例は上記と全
く同一となるので、列挙は省略する。これらの金属粉顔
料の平均粒径が小さすぎると筆跡の金属光沢が不足し、
大きすぎるとペン先等で目詰まりしやすく、インキの流
出が悪くなるため、平均粒径が1〜20μmの範囲にあ
る場合、筆記性が優れている。また、金属粉顔料以外で
も、従来水性インキに用いられている通常の顔料は、被
塗布表面に浸透しにくい着色剤として使用可能である。
この種の顔料としては、カーボンブラック、酸化チタン
等の無機顔料や、キナクリドンバイオレット等のキナク
リドン系あるいはハンザエロー10G等の不溶性アゾ顔
料などの有機顔料が挙げられる。
対する溶解性又は分散性に支障のないものであれば公知
の染料、顔料をそのまま用いることができる。そのよう
な染料としては、例えば金属錯塩系染料、ベンゼンアゾ
系、ピラゾロンアゾ系、アセト酢酸アニリドアゾ系、ナ
フタレン誘導体アゾ系、深色化ジスアゾ系、高性能化ジ
スアゾ系、キニザリン系、ブロアミン系、アントラキノ
ン系、ニトロ系等の酸性染料;銅フタロシアニン系、ベ
ンジン系、トリジン系、ジアニシジン系、スチルベンゾ
アゾ系、尿素結合を有するジアゾ又はカップリング成分
を用いたアゾ系、ジアミンジフェニルアミンアゾ系、連
続アゾ型ポリアゾ系、ポリアゾ系、チアゾールアゾ系、
顔料スルホン化物系等の直接染料;ジフェニルメタン
系、トリフェニルメタン系、アクリジン系、ジ(トリ)
アリルメタン系、キノンイミン系、キサンテン系、アゾ
系、ポリメチン系、アゾメチン系、ジアゾメチン系、ジ
アゾトリメチン系、トリアゾトリメチン系、トリアゾー
ルアゾ系、チアゾールアゾ系、ベンゾチアゾールアゾ系
等の塩基性染料が挙げられる。また上記した塩基性染料
と一部重複するが、カルボニウム系染料に分類されるも
のも使用可能である。顔料としては、例えばフタロシア
ニン、ジオキサジン、カーボン等が使用できる。さら
に、蛍光顔料等の顔料も使用できる。これら着色剤は1
種でも2種以上でも用いることができる。
ル類、グリコール類、グリコールエーテル類等が挙げら
れる。さらに具体的には、ジプロピレングリコールモノ
プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチル
エーテル、ヘキシレングリコール等が好適に使用するこ
とができる。
な粉末にし、その表面を酸化チタン及び酸化鉄などの高
屈折率の金属酸化物で被覆して安定化させて製造したい
わゆる真珠光沢顔料を含むインキである。このインキに
おいては、高屈折率の金属酸化物の層と、低屈折率の雲
母および周りの媒体との境界で反射した光が真珠状また
は金属状の光沢をかもしだすものである。
光沢顔料を具体的に例示すれば、商品名「Iriodi
n100」、同103、同111、同120、同12
3、同151、同153、同163、同173、同20
1、同211、同221、同223、同231、同20
5、同215、同217、同219、同225、同23
5、同249、同259、同289、同299、「Ti
miron MP−115」、同MP−1001、同M
P−47、同MP−1005、同MP−10、同MP−
45SP、「Extender W」(以上全てメルク
ジャパン社製)等が挙げられる。真珠光沢顔料含有イン
キには、上記のような真珠光沢顔料のほか、公知の染料
及び又はカーボンブラックを含有させることによって、
多種類の色調を選択することができる。また、いわゆる
着色型真珠光沢顔料である商品名「Iriodin30
0」、同302、同303、同306、同309、同3
20、同323、同351、同355、同500、同5
02、同504、同505、同507、同520、同5
22、同524、同530、同532、同534、「T
imiron MP−25」、同MP−20、「Col
orona Bronze」、「Colorona L
ight Blue」、「Colorona Plat
ina Silver」(以上全てメルクジャパン社
製)等を用いれば、染料等を添加しないでも多種類の色
調を選択することができ、しかも、耐光性、耐水性に優
れたインキが製造できる。これらの真珠光沢顔料の平均
粒径が小さすぎると筆跡の光沢が不足し、大きすぎると
ペン先等で目詰まりしやすく、インキの流出が悪くなる
ため、平均粒径が5〜60μmの範囲にある場合、筆記
性、印刷適性が優れている。
粘剤が添加されることが通常であるが、ボールペン1に
内蔵するインキの増粘剤として、チキソトロピー性の多
糖類又はその誘導体を用いることができる。増粘剤とし
てチキソトロピー性の多糖類又はその誘導体を用いる
と、チキソトロピーの性質を有する、いわゆる「ゲルタ
イプ」のインキを容易に調製することができる。これ
は、ボールペンに用いたとき、回転するボールによりイ
ンキの粘度が低下することを意味するので、水性ボール
ペン用のインキとして有用な性質である。
の誘導体、即ち、微生物産系多糖類又はその誘導体、水
溶性植物系多糖類又はその誘導体、水溶性動物系多糖類
又はその誘導体等を用いることが好ましい。微生物産系
多糖類又はその誘導体としては、例えば、プルラン、キ
サンタンガム(ザンサンガム)、ウェランガム、ラムザ
ンガム、サクシノグルカン、デキストラン等が挙げられ
る。水溶性植物系多糖類又はその誘導体としては、例え
ば、トラガンシガム、グァーガム、タラガム、ローカス
トビーンガム、ガティガム、アラビノガラクタンガム、
アラビアガム、クイスシードガム、ペクチン、デンプ
ン、サイリュームシードガム、カラギーナン、アルギン
酸、寒天等が挙げられる。水溶性動物系多糖類又はその
誘導体としては、例えば、ゼラチン、カゼイン等が挙げ
られる。
糖類又はその誘導体がインキに含有される場合に、アル
ミニウム粉顔料に対する保存性が良く、塗布具は筆記性
に優れる。特にラムザンガムがアルミニウム粉顔料に対
する保存性の点で推奨される。ラムザンガムとしては三
晶株式会社製商品名「K7C233」が好適に使用でき
る。
においては、20°Cにおいて2000〜40000m
Pa・sに調整するとアルミニウム粉顔料等の金属粉顔
料が沈降せず、筆記、印刷適性が優れたインキ組成物を
得ることができる。特に最適な範囲として、20°Cに
おいて3000〜15000mPa・sに調整すること
が好ましい。なお、本明細書に記載する粘度は、全てE
LD型粘度計でコーンロータ(3°コーンR14)を用
い0.5rpmにより測定したものである。二重発色イ
ンキにおいては、20°Cにおいて1000〜1000
0mPa・sに調整すると金属粉顔料等が沈降せず、筆
記、印刷適性が優れたインキ組成物を得ることができ
る。特に最適な範囲として、20°Cにおいて2000
〜5000mPa・sに調整することが好ましい。真珠
光沢顔料含有インキにおいては、20°Cにおいて20
00〜40000mPa・sに調整するとアルミニウム
粉顔料等が沈降せず、筆記、印刷適性が優れたインキ組
成物を得ることができる。特に最適な範囲として、20
°Cにおいて3000〜15000mPa・sに調整す
ることが好ましい。
インキ組成全量に対して0.01〜4重量%、さらに好
ましくは0.3〜2重量%である。多糖類の使用量が少
なすぎると、金属粉等の顔料の分散性が低下し、顔料が
沈降しやすくなる。一方、使用量が多すぎると、インキ
の粘度が高くなりすぎて、筆記性、印刷適性が低下す
る。
する。安定化剤としては、例えば、安息香酸のナトリウ
ム塩などのカルボン酸のナトリウム塩が挙げられる。な
お、インキには、従来と同様、染料、界面活性剤、分散
剤、防腐剤、PH調整剤、防錆剤、消泡剤等の添加剤を
添加してよい。
程について説明する。本実施形態の線図の描画方法で
は、ボールペン1によって、紙2の所定の範囲にインキ
を塗布する。具体的には、図2に示すように、紙2の一
部又は全部にインキをべた塗りする。ここで、本実施形
態で塗布されたインキは、染料5等の紙2に対する付着
力が強いもの(図2において、小さい点で示す)と、金
属粉6等の紙2に対する付着力が弱いもの(図2におい
て、大きい点で示す)が混在している。従って、紙2の
色は、染料5と金属粉6とが入れ混じった、両者の中間
的な色調となる。
ム7を紙2に押し当て、消しゴム7でインキの塗膜をこ
すりつつ、所望の線図を描く。たとえば、「サクラ」の
文字を描く。その結果、消しゴム7によって、インキの
塗膜から金属粉6だけが除かれ、紙2上に、「サクラ」
の文字が浮き出る。すなわち紙2の大部分は、染料5と
金属粉6とが入れ混じった、中間的な色調であり、多く
の場合、金属光沢のある色であるのに対し、消しゴム7
によってこすった部位は、表面の金属粉6が除去され、
染料5の色が鮮明に浮き出る。そのため紙2に「サク
ラ」の文字が浮き出る。
て消しゴム7でこすった例を説明したが、紙2に文字等
の線図を描いた上で、消しゴム7でこすっても、興味あ
る表現を行うことができる。図5は、紙2に文字等の線
図を描いた上で、消しゴム7でこすった例を示すもので
ある。すなわち図5に示す例では、ボールペン1によ
り、紙に「サクラ」の文字を描く。そしてそのインキの
文字を、消しゴム7で「クレパス」の文字軌跡を描いて
こする。その結果、図5の様に、「サクラ」の文字の一
部に「クレパス」の文字が浮き出る。すなわち「サク
ラ」の文字部分は、染料5と金属粉6とが入れ混じった
中間的な色調であるのに対し、「クレパス」の文字部分
は、金属粉6が除かれて染料5単独の色調となる。
ハートの様な図形10を入れることもできる。図形は、
例えばハートの形の軌跡を辿って消しゴム7を動かして
もよいが、例えばテンプレートや、字消し板の様な所定
形状の穴が設けられた型板を使用すれば、より容易に表
出させることができる。すなわち、図6の様に、紙2の
上に、型板11を乗せ、型板11の開口12を消しゴム
7でこする。その結果、開口12の部分でのみ消しゴム
7がインキと接し、ハート形の部分のみの金属粉6が除
かれる。型板の形状としては、図7,8に示すような各
種のものが採用可能である。
インキを採用した場合には、さらに特有の視覚効果が得
られる。二重発色インキを内蔵するボールペン1で、紙
2に線20を描くと、図9(a)の様に中間部に金属粉
等と染料が入り交じった線21が描かれ、線21の両側
に染料のみの線22,23が縁取り状に滲み現れる。そ
して線20を消しゴム7でこすると、こすられた部位の
中央の線21から金属粉だけが除かれる。その結果、こ
すられた部位は、他の部位と明らかに異なる色調とな
る。また当該部分の色調は、縁取り状に現れた滲み部分
の線22,23とも異なる。したがって線20を消しゴ
ム7でこすることにより、金属粉等と染料が入り交じっ
た色調部分25と、染料だけが現れた色調部分26と、
滲み部分の線22,23の三色の色調が現れる。
の文字を筆記具1で多数描き、さらにその上にハート形
の型板10を載せて、消しゴム7でこすると、ハートの
部分に、染料だけが現れた色調部分26と、滲み部分の
線22,23の二色の色調となり、他の部位は金属粉等
と染料が入り交じった色調部分25と、滲み部分の線2
2,23の二色の色調となる。より詳細に図解すると、
図11の様に、「ラ」の文字の右側は、染料だけが現れ
た色調部分26と、滲み部分の線22,23の二色の色
調となり、他の部位については、金属粉等と染料が入り
交じった色調部分25と、滲み部分の線22,23の二
色の色調となる。
ゴム7によってこする例を説明した。消しゴム7の使用
は、消しゴムが剥離効果が高いものであることから推奨
されるが、例えば通常のゴムや、布を使用してインキを
こすっても、相当の効果が期待できる。実施形態で使用
するボールペン1と、消しゴム7及び型板11は一つの
箱や袋30に入れて、セット状態で販売したり、持ち運
ばれることが望ましい(図12)。
付着力が異なる二以上の顔料又は染料が混合されたイン
キを塗布具によって紙に塗布し、さらに所望の線図に沿
って前記インキをこすることにより、所望の線図を浮き
立たせることができ、従来に無かった視覚効果を得るこ
とができる。
さらにその型の上からインキをこすることにより、同一
の図形を容易に表出することができる効果がある。さら
に金属粉顔料と染料が混合されたインキが内蔵された塗
布具と、所定形状の型とが組み合わされてなる請求項1
に記載の線図の描画方法に使用する描画器具は、持ち運
びに便利である。
ある。
ある。
ある。
ある。
図である。
工程を示す説明図である。
面図である。
面図である。
方法の工程を示す説明図である。
図である。
である。
Claims (11)
- 【請求項1】 紙に対する付着力が異なる二以上の顔料
又は染料が混合されたインキを塗布具によって紙に塗布
し、さらに所望の線図に沿って前記インキをこすること
を特徴とする線図の描画方法。 - 【請求項2】 塗布具はボールペン又はマーキングペン
であり、紙に対する付着力が異なる二以上の顔料又は染
料が混合されたインキは、金属粉含有インキ、二重発色
インキ、真珠光沢含有インキのいずれかであり、前記イ
ンキは塗布具に内蔵されていることを特徴とする請求項
1に記載の線図の描画方法。 - 【請求項3】 消しゴムをもってインキをこすることを
特徴とする請求項1又は2に記載の線図の描画方法。 - 【請求項4】 インキを紙に対して一様に塗布すること
を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の線図の
描画方法。 - 【請求項5】 インキを紙に対して所望の線図を描いて
塗布することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
記載の線図の描画方法。 - 【請求項6】 塗布されたインキの上に、型を置き、さ
らにその型の上からインキをこすることを特徴とする請
求項1乃至5のいずれかに記載の線図の描画方法。 - 【請求項7】 紙に対する付着力が異なる二以上の顔料
又は染料が混合されたインキには、増粘剤として、チキ
ソトロピー性の多糖類又はその誘導体が配合されている
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の線
図の描画方法。 - 【請求項8】 紙に対する付着力が異なる二以上の顔料
又は染料が混合されたインキは、真珠光沢含有インキで
あることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載
の線図の描画方法。 - 【請求項9】 紙に対する付着力が異なる二以上の顔料
又は染料が混合されたインキは、紙に対する付着力が弱
い顔料又は染料として、カーボンブラック、金属酸化物
又は有機顔料が含有されていることを特徴とする請求項
1乃至8のいずれかに記載の線図の描画方法。 - 【請求項10】 紙に対する付着力が異なる二以上の顔
料又は染料が混合されたインキは、紙に対する付着力が
強い染料として、ベンゼンアゾ系、ピラゾロンアゾ系、
アセト酢酸アニリドアゾ系、ナフタレン誘導体アゾ系、
深色化ジスアゾ系、高性能化ジスアゾ系、キニザリン
系、ブロアミン系、ニトロ系のいずれかの酸性染料、又
は銅フタロシアニン系、ベンジン系、トリジン系、ジア
ニシジン系、スチルベンゾアゾ系、尿素結合を有するジ
アゾ又はカップリング成分を用いたアゾ系、ジアミンジ
フェニルアミンアゾ系、連続アゾ型ポリアゾ系、ポリア
ゾ系、チアゾールアゾ系、顔料スルホン化物系のいずれ
かの直接染料、或いはキノンイミン系、アゾ系、ポリメ
チン系、アゾメチン系、ジアゾメチン系、ジアゾトリメ
チン系、トリアゾトリメチン系、トリアゾールアゾ系、
チアゾールアゾ系、ベンゾチアゾールアゾ系のいずれか
の塩基性染料が含有されていることを特徴とする請求項
1乃至9のいずれかに記載の線図の描画方法。 - 【請求項11】 金属粉顔料と染料が混合されたインキ
が内蔵された塗布具と、所定形状の型とが組み合わされ
てなる請求項1乃至10のいずれかに記載の線図の描画
方法に使用する描画器具。
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| JP10981199 | 1999-04-16 | ||
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| CN104608548A (zh) * | 2014-11-20 | 2015-05-13 | 梁晓东 | 一种古生物化石拓片的制作方法 |
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2000
- 2000-04-03 JP JP2000101434A patent/JP4567841B2/ja not_active Expired - Fee Related
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