JP2000356061A - ドアロック駆動装置 - Google Patents

ドアロック駆動装置

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JP2000356061A
JP2000356061A JP16061099A JP16061099A JP2000356061A JP 2000356061 A JP2000356061 A JP 2000356061A JP 16061099 A JP16061099 A JP 16061099A JP 16061099 A JP16061099 A JP 16061099A JP 2000356061 A JP2000356061 A JP 2000356061A
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Japan
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door
door lock
rotating body
output shaft
unit
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JP16061099A
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Hiroshi Nakamura
博 中村
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Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 盗難防止(デッドロック)状態とロック状態
とを、初期停止位置からドア施錠位置への同じ回転動作
で作り出すことにより、ロッキング出力レバー8の動作
方向のサイズの大型化を抑える。 【解決手段】 モータ1により回転駆動される回転体3
が初期停止位置からロック位置に回転動作したら、出力
軸拘束装置6のホルダー43に出力軸4に近づく方向の
直線運動を与えることにより、作動レバー7に設けた嵌
合穴21内にホルダー43の先端部を差し込んだ状態を
保持して出力軸4を拘束し、再び、回転体3が初期停止
位置からロック位置に回転動作したら、ホルダー43の
保持を解除して出力軸4から遠ざかる方向に直線運動を
与えることにより、嵌合穴21からホルダー43の先端
部を抜け出させて出力軸4の拘束を解除した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体が初期停止
位置からドア施錠位置方向へ回転する毎に、モータの回
転出力をドアロックに伝達する出力軸の拘束と解除とを
繰り返す出力軸拘束装置をケースに内蔵したドアロック
駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、特公平5−2431
0号公報に示されるような自動車用のドアロック駆動装
置(従来の技術)がある。このドアロック駆動装置は、
図15および図16に示したように、ロック位置および
アンロック位置の間で垂直方向に直線運動する駆動部材
101と、正転方向の回転と逆転方向の回転とが可能な
モータ102と、このモータ102の出力軸に駆動連結
された歯車変速装置103と、ドアロックを制御する駆
動部材101の動きを制御する駆動機構とを有してい
る。
【0003】駆動機構は、歯車変速装置103によって
駆動されるスピンドル104と、周突起105を有し、
スピンドル104にネジ込まれたスピンドルナット10
6と、突出成形部107を有する2つの平行アーム10
8、およびこれらの平行アーム108を互いに結合する
横部材109を有する駆動部材101とから構成されて
いる。
【0004】そして、スピンドル104にネジ込まれた
スピンドルナット106は、少なくとも図16(a)に
示したロックストローク(VH )および図16(b)に
示した盗難防止(デッドロック)ストローク(DH )の
合計に等しい距離だけ図示方向または図示下方へ直線運
動するように構成され、回転運動しないように構成され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のドア
ロック駆動装置においては、装置自体としては少なくと
もその動作方向のサイズとして、(VH +DH )の長さ
が必要であり、図15および図16に示されているよう
に、スピンドル104およびスピンドルナット106を
収容するケーシング110の約1.5倍の長さが必要と
なり、体格が大型化するという問題が生じている。
【0006】また、アンロック位置からロック位置また
はデッドロック位置に作動させる際、スピンドルナット
106の周突起105が平行アーム108の突出成形部
107を乗り越えた後、周突起105がマイクロスイッ
チ111に接触することにより、モータ102を電気的
に停止する構成である。このため、環境温度や駆動電圧
の変化により、スピンドルナット106の停止位置がバ
ラツクという問題が生じている。
【0007】さらに、ロック作動時、上記スピンドルナ
ット106は、機械的な位置決めができないので、ロッ
ク位置を検出して電気的に停止させる必要があるため、
どうしてもマイクロスイッチ111等の電気的な検出手
段を用いざるを得ない。この結果、部品点数の増加、コ
ストアップ等の問題が生じている。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、3ポジション、すなわ
ち、初期停止位置、ドア解錠位置およびドア施錠位置の
回転方向位置を持つドアロック駆動装置において、初期
停止位置からドア施錠位置への同じ回転動作で、手動操
作によるドアの解錠が不可能なデッドロック状態と、手
動操作によるドアの解錠が可能なロック状態とを作り出
すことで、駆動部の動作方向のサイズの大型化を抑える
ことができると共に、ドアロック駆動装置の体格の小型
化を図ることができるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、回転体が初期停止位置からドア施錠位置方向へ
回転する毎に、駆動部を拘束するデッドロック状態と駆
動部の拘束を解除するロック状態とを繰り返すデッドロ
ック手段を設けることにより、直線運動する部分がデッ
ドロック手段のみとなる。それによって、動作方向のサ
イズの大型化を抑えることができ、ドアロック駆動装置
の体格への影響を少なくすることができるので、ドアロ
ック駆動装置の体格の大型化を抑えることができる。
【0010】請求項2および請求項3に記載の発明によ
れば、回転体がモータにより回転駆動されることによ
り、運動変換部が回転体と連動して回転する。そして、
回転体の回転運動を直線運動に変換する運動変換部の作
用により駆動部の半径方向の直線運動がスライダーに与
えられると、そのスライダーがホルダーを駆動部方向に
押し出す。これにより、ホルダーが駆動部に設けた係合
部に係合することでデッドロック状態となる。したがっ
て、ドアロック駆動装置の基本動作は回転体の回転運動
であり、直線運動の部分はデッドロック手段のスライダ
ーとホルダーの一部であるため、ドアロック駆動装置の
体格の大型化に影響することはない。
【0011】請求項4に記載の発明によれば、回転体が
初期停止位置からドア施錠位置方向へ回転する毎に、手
動操作によって駆動部を解錠作動方向に動かすことが可
能なロック状態と手動操作によって駆動部を解錠作動方
向に動かすことが不可能なデッドロック状態とを繰り返
すデッドロック手段を設けることにより、直線運動する
部分がデッドロック手段のみとなる。それによって、動
作方向のサイズの大型化を抑えることができ、ドアロッ
ク駆動装置の体格への影響を少なくすることができるの
で、ドアロック駆動装置の体格の大型化を抑えることが
できる。
【0012】請求項5および請求項6に記載の発明によ
れば、回転体がモータにより回転駆動されることによ
り、運動変換部が回転体と連動して回転する。そして、
回転体の回転運動を直線運動に変換する運動変換部の作
用により第2駆動部の半径方向の直線運動がスライダー
に与えられると、そのスライダーがホルダーを第2駆動
部方向に押し出す。これにより、ホルダーが第2駆動部
に設けた係合部に係合することで第1駆動部と第2駆動
部とが連動状態となるので、手動操作手段を手動操作す
ることによって第1駆動部を解錠作動方向に動かすこと
が可能なロック状態となる。
【0013】また、ホルダーが第2駆動部に設けた係合
部に非係合することで第1駆動部と第2駆動部との連動
状態が解除されるので、手動操作手段を手動操作するこ
とによって第1駆動部を解錠作動方向に動かすことが不
可能なデッドロック状態となる。したがって、ドアロッ
ク駆動装置の基本動作は回転体の回転運動であり、直線
運動の部分はデッドロック手段のスライダーとホルダー
の一部であるため、ドアロック駆動装置の体格の大型化
に影響することはない。
【0014】請求項7に記載の発明によれば、回転体が
初期停止位置からドア施錠位置方向へ回転した際に、そ
の回転体の回転を機械的に停止させるロックストッパを
設けている。これにより、ドアロック駆動装置の作動を
ロックストッパで機械的に停止させることができるた
め、電気的に停止するためのマイクロスイッチ等の電気
的な検出手段が不要となり、部品点数の減少およびコス
トダウンを図ることができ、体格的にも小型化できる。
また、環境温度や駆動電圧の変化により、回転体および
駆動部の停止位置がバラツクという不具合も発生しな
い。
【0015】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。 〔第1実施例の構成〕図1ないし図8は本発明の第1実
施例を示したもので、図1(a)は車両用ドアロック駆
動装置の主要構成を示した図で、図1(b)は出力軸拘
束装置の全体構成を示した図で、図2は車両用ドアロッ
ク駆動装置の全体構成を示した図である。
【0016】本実施例の車両用ドアロック駆動装置は、
自動車等の車両に設けられたドアの施錠または解錠を行
うドアロックを作動させるためのドアロックアクチュエ
ータである。ここで、ドアロックは、車体側に設けられ
るストライカと噛み合うラッチ、このラッチを作動させ
るラチェット、このラチェットを作動させるオープンレ
バー、および施錠または解錠を行うロッキングレバー
(いずれも図示せず)等から構成され、図示しないロッ
ドを介して車両用ドアロック駆動装置に駆動連結されて
いる。
【0017】この車両用ドアロック駆動装置は、駆動源
としてのモータ1と、このモータ1の出力軸に固定され
たピニオンギヤ2と、モータ1に回転駆動される回転体
3と、モータ1の回転出力をロッドやロッキングレバー
を介してドアロックのラチェットに伝える出力軸4と、
これらの主要部品を収容するアクチュエータケース5
と、出力軸4を拘束する出力軸拘束装置6とから構成さ
れている。
【0018】モータ1は、図1(a)および図2に示し
たように、アクチュエータケース5内に収容されて、正
転方向の回転と逆転方向の回転とが可能な電動機で、図
示しない通電制御回路によって制御される。通電制御回
路は、モータ1への通電を開始してから、一定時間(例
えば0.2〜0.5秒間)が経過したら、モータ1への
通電を停止するように構成されている。
【0019】ピニオンギヤ2は、図1(a)および図2
に示したように、樹脂により一体成形されている。この
ピニオンギヤ2は、先端に凸状部を有する略円筒形状に
形成されて、モータ1と一体的に回転するように、モー
タ1の出力軸11の外周に圧入等により固定されてい
る。
【0020】回転体3は、図1(a)、図2および図3
(a)、(b)に示したように、樹脂により一体成形さ
れており、アクチュエータケース5に回転自在に支持さ
れた出力軸4の外周において相対回転可能に嵌め合わさ
れている。この回転体3は、図1(a)および図2に示
したように、初期停止位置からドア施錠位置(ロック位
置:LOCK)方向(図示左回転方向)に回転し、ま
た、初期停止位置からドア解錠位置(アンロック位置:
UNLOCK)方向(図示右回転方向)に回転する。
【0021】そして、回転体3は、円筒状部分と円環状
部分とから構成されている。回転体3の円筒状部分の外
周面には、モータ1の出力軸11に固定されたピニオン
ギヤ2と噛み合う外周ギヤ(円筒ギヤ)12が形成され
ている。その外周ギヤ12は、ピニオンギヤ2を伴っ
て、モータ1の回転速度を減速する減速歯車装置を構成
する。
【0022】回転体3の円環状部分の表面には、その表
面からアクチュエータケース5側に突出する突起13、
14が設けられている。そして、回転体3は、モータ1
による回転駆動が終了したら、回転体3の裏面とアクチ
ュエータケース5の底壁面との間に装着されたリターン
スプリング15の付勢力によって初期停止位置(図2の
位置)に戻されるように構成されている。
【0023】リターンスプリング15の一端は、図3
(a)に示したように、アクチュエータケース5の底壁
面より突出するように形成されたケース突起16に保持
されている。また、リターンスプリング15の他端は、
回転体3の円環状部分の裏面からアクチュエータケース
5側に突出するように形成された突起17に保持されて
いる。
【0024】出力軸4は、本発明の駆動部に相当するも
ので、図1(a)、図2および図3(a)、(b)に示
したように、一端部がアクチュエータケース5に回転自
在に支持され、他端部がアクチュエータケース5の外側
面よりも突出している。そして、出力軸4の外周には、
作動レバー7およびロッキング出力レバー8が配されて
いる。
【0025】作動レバー7は、図1(a)、図2および
図3(a)、(b)に示したように、樹脂により成形さ
れており、出力軸4をインサート成形することで出力軸
4と一体的に構成されている。そして、作動レバー7
は、出力軸4の外周を覆うように設けられた円筒状部
分、およびこの円筒状部分より径方向外方に延長された
3/4円板形状のフランジ部分を有している。
【0026】円筒状部分には、丸穴形状の嵌合穴21が
形成されている。その嵌合穴21は、本発明の係合部に
相当するもので、出力軸4の外周面(円筒状部分の内周
面)と円筒状部分の外周面とを連通するように、出力軸
4の半径方向に向けて貫通している。また、フランジ部
分の両端面には、互いに直交するように設けられた立ち
壁22、23が設けられている。
【0027】立ち壁22は、回転体3が初期停止位置か
らロック位置方向へ回転する際に、回転体3の突起13
の一端面に係合されて、回転体3と出力軸4、作動レバ
ー7およびロッキング出力レバー8とを図2において図
示左回転方向に連動させるための第1被係合部を構成す
る。
【0028】また、立ち壁23は、回転体3が初期停止
位置からアンロック位置方向へ回転する際に、回転体3
の突起13の他端面に係合されて、回転体3と出力軸
4、作動レバー7およびロッキング出力レバー8とを図
2において図示右回転方向に連動させるための第2被係
合部を構成する。
【0029】ロッキング出力レバー8は、図1(a)お
よび図3(a)に示したように、ロッキング出力レバー
8の一端部は、アクチュエータケース5の外側面よりも
外方に突出した出力軸4の他端部に圧入または溶接等に
より固定されている。また、ロッキング出力レバー8の
他端部は、ロッドを介してドアロックのロッキングレバ
ーに連結されている。なお、本実施例では、出力軸4、
作動レバー7およびロッキング出力レバー8によって本
発明の駆動部を構成する。
【0030】アクチュエータケース5は、図2および図
3(a)〜図3(c)に示したように、高さ方向の一端
側に開口部分を有する容器形状のロアケース31、およ
びこのロアケース31の開口部分を塞ぐケースカバーで
あるアッパケース32等から構成されている。
【0031】ロアケース31は、図3(a)、(b)に
示したように、出力軸4の一端部を回転自在に支持する
凹形状の軸受33を有している。また、ロアケース31
の図示下方側の側壁部には、図2に示したように、モー
タ1のターミナル(外部接続端子)を内蔵するコネクタ
34が一体成形されている。
【0032】アッパケース32は、図3(a)〜図3
(c)に示したように、出力軸4の他端部が挿通する挿
通穴35、および出力軸拘束装置6を固定するための一
対の爪状部36を有している。一対の爪状部36は、所
謂スナップフィットにより出力軸拘束装置6を保持固定
している。
【0033】次に、出力軸拘束装置6を図2ないし図5
に基づいて簡単に説明する。ここで、図4は出力軸拘束
装置の全体構成を示した図で、図5(a)〜図5(e)
は出力軸拘束装置の各作動状態を示した図である。
【0034】出力軸拘束装置6は、本発明のデッドロッ
ク手段に相当するもので、回転体3が初期停止位置から
ロック位置方向へ回転する毎に、回転体3の回転運動を
直線運動に変換してデッドロック(DL)状態とロック
(L)状態とを繰り返す駆動部拘束手段である。
【0035】なお、DL状態とは、ドアロックを施錠作
動している時に、出力軸4の動きを拘束することで、手
動操作によるドアの解錠操作を行えないようにする状態
である。また、L状態とは、ドアロックを施錠作動して
いる時に、出力軸4の拘束を解除することで、手動操作
によるドアの解錠操作を行えるようにする状態である。
【0036】この出力軸拘束装置6は、アッパケース3
2の一対の爪状部36間に保持固定されるケース41、
42と、先端部がケース41の端面よりも突出した状態
でケース41、42内に移動可能に収容されるホルダー
43と、このホルダー43を機械的に駆動するホルダー
駆動部とから構成されている。
【0037】ケース41は、円筒壁の一端に、その円筒
壁の一端側の開口部分を塞ぐように設けられた円板形状
の閉塞壁44を有し、且つその閉塞壁44の中心に挿通
穴45を有している。その挿通穴45内には、ホルダー
43の一部が軸方向に移動自在に挿通する。また、ケー
ス42は、ケース41の略円筒形状の部分の他端に連結
され、略円筒形状の部分の内周面に複数個のケース突起
46を有している。
【0038】ケース42は、円筒壁の他端に、その円筒
壁の他端側の開口部分を塞ぐように設けられた円板形状
の閉塞壁47を有し、且つその閉塞壁47の中心に挿通
穴48を有している。その挿通穴48内には、ホルダー
駆動部の一部が軸方向に移動自在に挿通する。
【0039】ホルダー43は、図5(a)に示したよう
に、リターンスプリング49のスプリング力(付勢力)
Fによってホルダー駆動部に接触する方向に付勢されて
いる。リターンスプリング49は、一端がケース41の
閉塞壁44に保持され、他端がホルダー43の大径部分
に保持されている。そして、ホルダー43の大径部分の
両側には、大径部分よりも外径の小さい軸状部51、5
2がそれぞれ設けられている。
【0040】その大径部分の外周には、ケース41のケ
ース突起46と係合する複数個のホルダー突起53が設
けられ、複数個のホルダー突起53が複数個のケース突
起46と噛み合うことでホルダー43がケース42内に
保持される。また、ホルダー43の大径部分のホルダー
駆動部側の円環状端面には多数の山形突起(凹凸部、噛
み合い部)54が形成されている。
【0041】なお、ホルダー43は、図1(a)、
(b)に示したように、図示左方向に変位して軸状部5
1の先端部が、作動レバー7の円筒状部分に形成された
嵌合穴21内に入り込むことによって出力軸4の動きを
拘束する。また、ホルダー43は、図示右方向に変位し
て軸状部51の先端部が、作動レバー7の嵌合穴21内
より出ることによって出力軸4の拘束を解除する。
【0042】ホルダー駆動部は、回転体3と連動して回
転すると共に、回転体3の回転運動を出力軸4の半径方
向の直線運動に変換するための台形形状の突起(本発明
の運動変換部、カムに相当する)14、およびこの突起
14の作用により出力軸4の半径方向の直線運動が与え
られて、ホルダー43を出力軸4方向に押し出すスライ
ダー61等から構成されている。
【0043】スライダー61の環状部分の一方側には、
先端部がケース42の端面よりも突出する円筒状部62
が設けられている。この円筒状部62の先端形状は半円
形状に形成されている。このスライダー61の環状部分
の外周には複数個の突起63が形成されている。
【0044】この突起63は、ケース42のケース突起
46と係合することで、スライダー61の回転方向の移
動を阻止し、ケース42内において軸方向には摺動自在
とされている。また、スライダー61の環状部分のホル
ダー(図示左)側の円環状端面には、ホルダー43の山
形突起54と噛み合う山形突起(凹凸部、噛み合い部)
64が設けられている。
【0045】また、スライダー61の環状部分の図示右
側の円環状端面は、ケース42の閉塞壁(係合部)47
に係合することよってそれよりも図示右方向へのスライ
ダー61の移動が規制されている。そして、スライダー
61には、ホルダー43の軸状部52が摺動自在に嵌め
合わされる嵌合穴65が形成されている。
【0046】〔第1実施例の作用〕次に、本実施例の車
両用ドアロック駆動装置の作用を図1ないし図8に基づ
いて簡単に説明する。
【0047】ドアを施錠する場合、すなわち、ドアロッ
クを施錠作動する場合には、回転体3が初期停止位置、
ロッキング出力レバー8等の駆動部がアンロック(U
L)位置からロック(L)位置方向に回転動作するよう
にモータ1を通電する。
【0048】すると、図6(a)に示したように、モー
タ1の出力軸11に固定されたピニオンギヤ2と回転体
3の外周ギヤ12とが噛み合っているので、モータ1の
回転出力(トルク)がピニオンギヤ2を介して回転体3
に伝わる。
【0049】このとき、回転体3の突起13に作動レバ
ー7の立ち壁22が係合しているので、回転体3が矢印
方向に回転動作することにより、突起13によって作動
レバー7が押される。すなわち、図6(b)に示したよ
うに、作動レバー7、出力軸4およびロッキング出力レ
バー8が回転体3と一緒に矢印方向に一体的に回転動作
する。
【0050】そして、図6(b)に示したように、回転
体3が矢印方向に回転動作すると、リターンスプリング
15の一端がケース突起16に保持され、リターンスプ
リング15の他端が回転体3の突起17に押されること
で、リターンスプリング15が撓む。
【0051】このため、ロッキング出力レバー8の回転
によりドアロックが駆動されて、ドアロックが施錠作動
することで、ドアが施錠(ロック)される。そして、ロ
ックストッパにドアロックのロッキングレバーが機械的
に係止されることにより、回転体3、作動レバー7、出
力軸4およびロッキング出力レバー8の回転が停止す
る。
【0052】そして、モータ1への通電を開始してから
一定時間が経過することにより、モータ1への通電が停
止されると、リターンスプリング15の付勢力(スプリ
ング力)により回転体3、ピニオンギヤ2およびモータ
1の出力軸11が逆転することで、図6(c)に示した
ように、回転体3が初期停止位置に戻る。
【0053】ここで、図6(b)に示したように、回転
体3が矢印方向に回転動作すると、出力軸拘束装置6の
スライダー61の円筒状部62の先端が回転体3の突起
14に乗り上げることにより、回転体3の回転運動が出
力軸4の半径方向の直線運動に変換される。このため、
スライダー61の図示左方向に移動することによってホ
ルダー43がスライダー61に押し出(プッシュ:PU
SH)される。
【0054】そして、図5(a)〜図5(c)に示した
ように、ホルダー43はケース42の内周面に形成され
たケース突起46に係合することでケース突起46の先
端面で保持固定される。それによって、ホルダー43の
軸状部51の先端部が、作動レバー7の円筒状部分に形
成された嵌合穴21内に差し込まれた状態で保持される
ことにより、作動レバー7、出力軸4およびロッキング
出力レバー8の動きが拘束される。
【0055】したがって、作動レバー7、出力軸4およ
びロッキング出力レバー8の回転位置は、図6(c)に
示したように、外部からの作動レバー7、出力軸4およ
びロッキング出力レバー8の手動操作を阻止(盗難を防
止)することが可能なデッドロック(DL)状態とな
る。
【0056】再び、図7(a)に示したような回転体3
が初期停止位置、ロッキング出力レバー8等の駆動部は
デッドロック(DL)位置からロック(L)位置方向に
回転動作するようにモータ1を通電すると、図7(b)
に示したように、回転体3が矢印方向に回転し、回転体
3の突起14にスライダー61が再び乗り上げる。
【0057】このとき、ロックストッパにドアロックの
ロッキングレバーが機械的に係止されているので、回転
体3は矢印方向に回転動作するが、作動レバー7、出力
軸4、ロッキング出力レバー8の回転は停止したままと
なる。これにより、ドアロックは施錠作動した状態が継
続される。
【0058】そして、モータ1への通電を開始してから
一定時間が経過することにより、モータ1への通電が停
止されると、リターンスプリング15の付勢力(スプリ
ング力)によって回転体3、ピニオンギヤ2およびモー
タ1の出力軸11が逆転することで、図7(c)に示し
たように、回転体3が初期停止位置に戻る。
【0059】ここで、図5(d)、(e)に示したよう
に、ホルダー43の軸状部51の先端部が、作動レバー
7の円筒状部分に形成された嵌合穴21から抜け出す。
これにより、図7(c)に示したように、外部からの作
動レバー7、出力軸4、ロッキング出力レバー8の手動
操作が可能なロック(L)状態になる。
【0060】次に、ドアを解錠する場合、すなわち、ド
アロックを解錠作動する場合には、図8(a)に示した
ような回転体3が初期停止位置、ロッキング出力レバー
8等の駆動部はロック(L)位置からアンロック(U
L)位置方向に回転動作するようにモータ1を通電す
る。
【0061】すると、図8(b)に示したように、回転
体3が矢印方向に回転し、回転体3の突起13に作動レ
バー7の立ち壁23が係合することで、突起13に作動
レバー7が押されることにより、作動レバー7、出力軸
4およびロッキング出力レバー8も矢印方向に一体的に
回転動作する。
【0062】そして、ロックストッパにドアロックのロ
ッキングレバーが機械的に係止されることにより、回転
体3、作動レバー7、出力軸4、ロッキング出力レバー
8の回転が停止する。これにより、ドアロックが解錠作
動することで、ドアが解錠(アンロック)される。
【0063】そして、モータ1への通電を開始してから
一定時間が経過することにより、モータ1への通電が停
止されると、リターンスプリング15の付勢力(スプリ
ング力)によって回転体3、ピニオンギヤ2およびモー
タ1の出力軸11が逆転する。これにより、図8(c)
に示したようなアンロック状態になる。
【0064】〔第1実施例の効果〕以上のように、3ポ
ジション、すなわち、初期停止位置、ロック位置および
アンロック位置の回転方向位置を持つ車両用ドアロック
駆動装置において、初期停止位置からロック位置への同
じ回転動作でデッドロック状態とロック状態とを作り出
すことにより、ロッキング出力レバー8の動作方向のサ
イズの大型化を抑えることができる。そして、車両用ド
アロック駆動装置の動作の基本は回転体3等の回転運動
であり、直線運動の部分は出力軸拘束装置6のケース4
1、42内のスライダー61とホルダー43のごく一部
であるため、車両用ドアロック駆動装置(アクチュエー
タケース5)の体格に影響することはない。
【0065】そして、ロッキング出力レバー8等の駆動
部のアンロック位置からロック位置への回転動作、また
はロック位置からデッドロック位置への回転動作を、回
転体3の同一の回転往復運動で実現することができる。
このため、従来の技術のデッドロックストローク
(DH )に相当する部分が不要となり、車両用ドアロッ
ク駆動装置(ドアロックアクチュエータ)の体格を小さ
くすることができる。
【0066】さらに、ロッキング出力レバー8の回動範
囲をドアロックのロックストッパで機械的に規制してい
るため、電気的に停止するためのマイクロスイッチ等の
電気的な検出手段を不要にすることができるので、アク
チュエータケース5を体格的にも小型化できる。さら
に、環境温度や駆動電圧の変化により、ロッキング出力
レバー8の停止位置がバラツクことはない。また、部品
点数の減少、コスト低下を実現することができる。
【0067】〔第2実施例の構成〕図9ないし図14は
本発明の第2実施例を示したもので、図9(a)は車両
用ドアロック駆動装置の主要構成を示した図で、図9
(b)は出力軸拘束装置の全体構成を示した図で、図1
0は車両用ドアロック駆動装置の全体構成を示した図で
ある。
【0068】本実施例の車両用ドアロック駆動装置(ド
アロックアクチュエータ)の駆動部は、図11(a)、
(b)に示したように、丸棒形状のロッキング出力軸
(本発明の第1出力軸に相当する)4aと、このロッキ
ング出力軸4aの他端側の外周に回転自在に嵌め合わさ
れた略円筒形状のノブレバー出力軸(本発明の第2出力
軸に相当する)4bとから構成されている。
【0069】ロッキング出力軸4aは、一端部がアクチ
ュエータケース5の凹形状の軸受部33に回転自在に支
持され、他端部が挿通穴35を貫通してアクチュエータ
ケース5の外側面よりも突出するように配設されてい
る。そして、ロッキング出力軸4aの外周には、3/4
円板形状のフランジ部を有する作動レバー7およびロッ
キング出力レバー8が一体的に連動するように固定され
ている。
【0070】ノブレバー出力軸4bは、一端面が作動レ
バー7の一端面に摺動自在に当接され、他端部が挿通穴
35を貫通してアクチュエータケース5の外側面よりも
突出するように配設されている。そして、ノブレバー出
力軸4bの他端側の外周には、手動操作手段としてのノ
ブ(図示せず)に駆動連結されるノブレバー9が一体的
に連動するように固定されている。
【0071】また、ノブレバー出力軸4bの一端面から
所定の位置には、丸穴形状の嵌合穴21が形成されてい
る。その嵌合穴21は、本発明の係合部に相当するもの
で、ノブレバー出力軸4bの外周面と円筒状部分の外周
面とを連通するように、ノブレバー出力軸4bの半径方
向に向けて貫通している。
【0072】作動レバー7は、ロッキング出力軸4aを
インサート成形することでロッキング出力軸4aと一体
的に構成されている。この作動レバー7のフランジ部分
の両端面には、互いに直交するように設けられて、回転
体3の突起13にそれぞれ係合する立ち壁22、23が
設けられている。
【0073】ロッキング出力レバー8の一端部は、アク
チュエータケース5の外側面よりも外方に突出したロッ
キング出力軸4aの他端部に圧入または溶接等により固
定されている。また、ロッキング出力レバー8の他端部
は、リンクロッドを介してドアロックのロッキングレバ
ーに連結されている。なお、本実施例では、ロッキング
出力軸4a、作動レバー7およびロッキング出力レバー
8によって本発明の第1駆動部を構成する。
【0074】ノブレバー9の一端部は、アクチュエータ
ケース5の外側面よりも外方に突出したノブレバー出力
軸4bの他端部に圧入または溶接等により固定されてい
る。また、ノブレバー9の他端部は、リンクロッドやワ
イヤー等のリンク手段を介してドアロックを手動解錠操
作または手動施錠操作するためのノブに連結されてい
る。なお、本実施例では、ノブレバー出力軸4bおよび
ノブレバー9によって本発明の第2駆動部を構成する。
【0075】次に、出力軸拘束装置6を図9ないし図1
4に基づいて簡単に説明する。ここで、図11(c)は
出力軸拘束装置6の装着構造を示した図で、図12
(a)〜図12(c)はアンロックからデッドロックへ
の回転動作を示した図で、図13(a)〜図13(c)
はデッドロックからロックへの回転動作を示した図で、
図14(a)〜図14(c)はロックからアンロックへ
の回転動作を示した図である。
【0076】出力軸拘束装置6は、本発明のデッドロッ
ク手段に相当するもので、回転体3が初期停止位置から
ロック位置方向へ回転する毎に、回転体3の回転運動を
直線運動に変換してデッドロック(DL)状態とロック
(L)状態とを繰り返す第2駆動部拘束手段である。
【0077】出力軸拘束装置6は、作動レバー7の表面
に一体成形された一対の爪状部36間に保持固定される
ケース41、42と、このケース41、42内に移動可
能に収容されるホルダー43と、このホルダー43を機
械的に駆動するホルダー駆動部とから構成されている。
【0078】ホルダー43は、図9(a)、(b)に示
したように、図示左方向に変位して軸状部51の先端部
が、ノブレバー出力軸4bの一端部に形成された嵌合穴
21内に入り込むことによってノブレバー出力軸4bの
動きを拘束することでロッキングレバー出力軸4aとノ
ブレバー出力軸4bとを連動状態にする。また、ホルダ
ー43は、図示右方向に変位して軸状部51の先端部
が、ノブレバー出力軸4bの嵌合穴21内より出ること
によってノブレバー出力軸4bの拘束を解除することで
ロッキングレバー出力軸4aとノブレバー出力軸4bと
の連動状態を解除する。
【0079】なお、ホルダー駆動部は、回転体3と連動
して回転すると共に、回転体3の回転運動をノブレバー
出力軸4bの半径方向の直線運動に変換するための台形
形状の突起(本発明の運動変換部、カムに相当する)1
4、およびこの突起14の作用によりノブレバー出力軸
4bの半径方向の直線運動が与えられて、ホルダー43
をノブレバー出力軸4b方向に押し出すスライダー61
等から構成されている。
【0080】〔第2実施例の作用〕次に、本実施例の車
両用ドアロック駆動装置の作用を図9ないし図14に基
づいて簡単に説明する。
【0081】ドアロックを施錠作動する場合には、回転
体3が初期停止位置、ロッキング出力レバー8等の第1
駆動部が、図12(a)に示したアンロック(UL)位
置からロック(L)位置方向に回転動作するようにモー
タ1を通電する。すると、図12(b)に示したよう
に、回転体3が矢印方向に回転動作することにより、突
起13によって作動レバー7が押される。
【0082】そして、回転体3が矢印方向に回転動作す
ると、リターンスプリング15の一端がケース突起16
に保持され、リターンスプリング15の他端が回転体3
の突起17に押されることで、リターンスプリング15
が撓む。このため、ロッキング出力レバー8の回転によ
りドアロックが駆動されて、ドアロックが施錠作動する
ことで、ドアが施錠(ロック)される。そして、ロック
ストッパにドアロックのロッキングレバーが機械的に係
止されることにより、回転体3、作動レバー7、ロッキ
ング出力軸4aおよびロッキング出力レバー8の回転が
停止する。
【0083】一方、図12(b)に示したように、回転
体3が矢印方向に回転動作すると、出力軸拘束装置6の
スライダー61の先端が回転体3の突起14に乗り上げ
ることにより、回転体3の回転運動がノブレバー出力軸
4bの半径方向の直線運動に変換される。このため、ス
ライダー61が図示左方向に移動することによってホル
ダー43がスライダー61に押し出され、ホルダー43
の先端部がノブレバー出力軸4bの一端部に形成された
嵌合穴21に入り込む。
【0084】そして、モータ1への通電を開始してから
一定時間が経過することにより、モータ1への通電が停
止されると、リターンスプリング15の付勢力(スプリ
ング力)により回転体3、ピニオンギヤ2およびモータ
1の出力軸11が逆転することで、図12(c)に示し
たように、回転体3が初期停止位置に戻る。
【0085】一方、図12(c)に示したように、回転
体3が初期停止位置に戻ると、出力軸拘束装置6のスラ
イダー61の先端が回転体3の突起14から降りること
により、スライダー61が図示右方向に移動することに
よって、ホルダー43の先端部がノブレバー出力軸4b
の一端部に形成された嵌合穴21から抜け出す。
【0086】したがって、ロッキング出力軸4aとノブ
レバー出力軸4bとの連動状態が解除されているので、
ノブによって手動解錠操作した場合に、ノブレバー9お
よびノブレバー出力軸4bが解錠方向に回されても、ノ
ブレバー出力軸4bがロッキング出力軸4aを空振りす
る。すなわち、図12(c)に示したように、ノブから
の作動レバー7、ロッキング出力軸4aおよびロッキン
グ出力レバー8の手動解錠操作を阻止(盗難を防止)す
ることが可能なデッドロック(DL)状態となる。
【0087】再び、回転体3が初期停止位置、ロッキン
グ出力レバー8等の第1駆動部は、図13(a)に示し
たデッドロック(DL)位置からロック(L)位置方向
に回転動作するようにモータ1を通電すると、図13
(b)に示したように、回転体3が矢印方向に回転し、
回転体3の突起14にスライダー61が再び乗り上げ
る。
【0088】これにより、回転体3の回転運動が出力軸
4の半径方向の直線運動に変換されるため、スライダー
61の図示左方向に移動することによってホルダー43
がスライダー61に押し出(プッシュ:PUSH)され
る。そして、ホルダー43はケース42の内周面に形成
されたケース突起46に係合することでケース突起46
の先端面で保持固定される。
【0089】このとき、ロックストッパにドアロックの
ロッキングレバーが機械的に係止されているので、回転
体3は矢印方向に回転動作するが、作動レバー7、出力
軸4、ロッキング出力レバー8の回転は停止したままと
なる。これにより、ドアロックは施錠作動した状態が継
続される。
【0090】そして、モータ1への通電を開始してから
一定時間が経過することにより、モータ1への通電が停
止されると、リターンスプリング15の付勢力(スプリ
ング力)によって回転体3、ピニオンギヤ2およびモー
タ1の出力軸11が逆転することで、図13(c)に示
したように、回転体3が初期停止位置に戻る。
【0091】一方、回転体3が初期停止位置に戻ると、
出力軸拘束装置6のスライダー61の先端が回転体3の
突起14から降りるが、ホルダー43は、ケース42の
内周面に形成されたケース突起46に係合することでケ
ース突起46の先端面で保持固定されている。
【0092】したがって、ホルダー43の先端部は、図
13(c)に示したように、ノブレバー出力軸4bの一
端部に形成された嵌合穴21内に差し込まれた状態で保
持されているので、ロッキング出力軸4aとノブレバー
出力軸4bとが連動状態となる。これにより、ノブから
の作動レバー7、ロッキング出力軸4aおよびロッキン
グ出力レバー8の手動解錠操作が可能なロック(L)状
態になる。
【0093】次に、ドアを解錠する場合、すなわち、ド
アロックを解錠作動する場合には、回転体3が初期停止
位置、ロッキング出力レバー8等の第1駆動部は、図1
4(a)に示したロック(L)位置からアンロック(U
L)位置方向に回転動作するようにモータ1を通電す
る。すると、図14(b)に示したように、回転体3が
矢印方向に回転し、回転体3の突起13に作動レバー7
の立ち壁23が係合することで、突起13に作動レバー
7が押されることにより、作動レバー7、出力軸4およ
びロッキング出力レバー8も矢印方向に一体的に回転動
作する。
【0094】そして、ロックストッパにドアロックのロ
ッキングレバーが機械的に係止されることにより、回転
体3、作動レバー7、出力軸4、ロッキング出力レバー
8の回転が停止する。これにより、ドアロックが解錠作
動することで、ドアが解錠(アンロック)される。
【0095】そして、モータ1への通電を開始してから
一定時間が経過することにより、モータ1への通電が停
止されると、リターンスプリング15の付勢力(スプリ
ング力)によって回転体3、ピニオンギヤ2およびモー
タ1の出力軸11が逆転する。
【0096】一方、ホルダー43は、ケース42の内周
面に形成されたケース突起46に係合することでケース
突起46の先端面で保持固定される。それによって、ホ
ルダー43の先端部が、ノブレバー出力軸4bの一端部
に形成された嵌合穴21内に差し込まれた状態で保持さ
れることにより、ロッキング出力軸4aとノブレバー出
力軸4bとの連動状態が維持される。これにより、図1
4(c)に示したようなアンロック状態になる。
【0097】〔第2実施例の効果〕以上のように、本実
施例の車両用ドアロック駆動装置は、第1実施例のよう
な出力軸拘束方式から空振り方式へと変更することで、
車両用ドアロック駆動装置の動作状態が例えばデッドロ
ック状態の時に、ノブやノブレバー9が手動操作されて
も、その操作力が作動レバー7、ロッキング出力軸4a
およびロッキング出力レバー8に伝達されず、しかも回
転体3にも伝達されないので、モータ1に多大な負荷が
加わらず、モータ1が故障することもない。
【0098】また、本実施例の車両用ドアロック駆動装
置においては、3ポジション、すなわち、初期停止位
置、ロック位置およびアンロック位置の回転方向位置を
持つ車両用ドアロック駆動装置において、初期停止位置
からロック位置への同じ回転動作でデッドロック状態と
ロック状態とを作り出すことにより、第1実施例と同様
な効果を達成することができる。
【0099】〔変形例〕本実施例では、本発明のドアロ
ック駆動装置を、車両のドアの施錠または解錠を行う車
両用ドアロック駆動装置(ドアロックアクチュエータ、
デッドロックアクチュエータ)に適用したが、本発明の
ドアロック駆動装置を、車両のトランクリッドの施錠ま
たは解錠を行うトランクリッド駆動装置に利用しても良
い。
【0100】また、本発明のドアロック駆動装置を、自
動車以外の車両のドアの施錠または解錠を行う車両用ド
アロック駆動装置、建築構造物のドアの施錠または解錠
を行う建築物用ドアロック駆動装置に利用しても良い。
【0101】本実施例では、回転体3の突起13と作動
レバー7の立ち壁22、23とが係合している時のみ、
回転体3と作動レバー7、出力軸4およびロッキング出
力レバー8等の駆動部とを連動させるような構成を適用
しているが、回転体3と駆動部とを常に連動させるよう
な構成にしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は車両用ドアロック駆動装置の主要構成
を示した平面図で、(b)は(a)のA−A断面図であ
る(第1実施例)。
【図2】車両用ドアロック駆動装置の全体構成を示した
平面図である(第1実施例)。
【図3】(a)は図2のB−B断面図で、(b)は図2
のC−C断面図で、(c)は(b)のD−D断面図であ
る(第1実施例)。
【図4】出力軸拘束装置の全体構成を示した分解図であ
る(第1実施例)。
【図5】(a)〜(e)は出力軸拘束装置の各作動状態
を示した説明図である(第1実施例)。
【図6】(a)〜(c)はアンロックからデッドロック
への回転動作を示した説明図である(第1実施例)。
【図7】(a)〜(c)はデッドロックからロックへの
回転動作を示した説明図である(第1実施例)。
【図8】(a)〜(c)はロックからアンロックへの回
転動作を示した説明図である(第1実施例)。
【図9】(a)は車両用ドアロック駆動装置の主要構成
を示した平面図で、(b)は(a)のA−A断面図であ
る(第2実施例)。
【図10】車両用ドアロック駆動装置の全体構成を示し
た平面図である(第2実施例)。
【図11】(a)は図10のB−B断面図で、(b)は
図10のC−C断面図で、(c)は(b)のD−D断面
図である(第2実施例)。
【図12】(a)〜(c)はアンロックからデッドロッ
クへの回転動作を示した説明図である(第2実施例)。
【図13】(a)〜(c)はデッドロックからロックへ
の回転動作を示した説明図である(第2実施例)。
【図14】(a)〜(c)はロックからアンロックへの
回転動作を示した説明図である(第2実施例)。
【図15】自動車用のドアロック駆動装置の全体構成を
示した平面図である(従来の技術)。
【図16】(a)、(b)は図15のE−E断面図であ
る(従来の技術)。
【符号の説明】
1 モータ 2 ピニオンギヤ 3 回転体 4 出力軸(駆動部) 4a ロッキング出力軸(第1駆動部) 4b ノブレバー出力軸(第2駆動部) 5 アクチュエータケース 6 出力軸拘束装置(デッドロック手段) 7 作動レバー(第1駆動部) 8 ロッキング出力レバー(第1駆動部) 9 ノブレバー(第2駆動部) 13 突起 14 突起 21 嵌合穴(係合部) 43 ホルダー 61 スライダー(ホルダー駆動部)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアの施錠または解錠を行うドアロックを
    駆動するドアロック駆動装置において、 (a)駆動源としてのモータと、 (b)このモータに駆動連結されて、初期停止位置から
    ドアの解錠を行うドア解錠位置方向またはドアの施錠を
    行うドア施錠位置方向へ回転する回転体と、 (c)この回転体に駆動連結されて、前記回転体が初期
    停止位置からドア施錠位置方向へ回転すると前記ドアロ
    ックを施錠作動させると共に、前記回転体が初期停止位
    置からドア解錠位置方向へ回転すると前記ドアロックを
    解錠作動させる駆動部と、 (d)前記回転体が初期停止位置からドア施錠位置方向
    へ回転する毎に、前記駆動部を拘束するデッドロック状
    態と前記駆動部の拘束を解除するロック状態とを繰り返
    すデッドロック手段とを備えたことを特徴とするドアロ
    ック駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のドアロック駆動装置にお
    いて、 前記駆動部は、凸部、凹部または穴部等の係合部を有
    し、 前記デッドロック手段は、前記係合部に係合すること
    で、前記駆動部を拘束するホルダー、およびこのホルダ
    ーを機械的に駆動するホルダー駆動部を有することを特
    徴とするドアロック駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のドアロック駆動装置にお
    いて、 前記ホルダー駆動部は、前記回転体の回転運動を前記駆
    動部の半径方向の直線運動に変換する運動変換部、およ
    びこの運動変換部の作用により前記駆動部の半径方向の
    直線運動が与えられて、前記ホルダーを前記駆動部方向
    に押し出すスライダーを有することを特徴とするドアロ
    ック駆動装置。
  4. 【請求項4】ドアの施錠または解錠を行うドアロックを
    駆動するドアロック駆動装置において、 (a)駆動源としてのモータと、 (b)このモータに駆動連結されて、初期停止位置から
    ドアの解錠を行うドア解錠位置方向またはドアの施錠を
    行うドア施錠位置方向へ回転する回転体と、 (c)この回転体に駆動連結されて、前記回転体が初期
    停止位置からドア施錠位置方向へ回転すると前記ドアロ
    ックを施錠作動させると共に、前記回転体が初期停止位
    置からドア解錠位置方向へ回転すると前記ドアロックを
    解錠作動させる駆動部と、 (d)前記回転体が初期停止位置からドア施錠位置方向
    へ回転する毎に、手動操作によって前記駆動部を解錠作
    動方向に動かすことが可能なロック状態と手動操作によ
    って前記駆動部を解錠作動方向に動かすことが不可能な
    デッドロック状態とを繰り返すデッドロック手段とを備
    えたことを特徴とするドアロック駆動装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のドアロック駆動装置にお
    いて、 前記駆動部は、前記ドアロックを施錠作動または解錠作
    動させる第1駆動部、および前記ドアロックを手動解錠
    操作するための手動操作手段に駆動連結された第2駆動
    部を有し、 前記第2駆動部は、凸部、凹部または穴部等の係合部を
    有し、 前記デッドロック手段は、前記第1駆動部に連動するよ
    うに配設されて、 前記係合部に係合することで前記第1駆動部と前記第2
    駆動部とを連動状態にするか、あるいは前記係合部に非
    係合することで前記第1駆動部と前記第2駆動部との連
    動状態を解除するホルダー、およびこのホルダーを機械
    的に駆動するホルダー駆動部を有することを特徴とする
    ドアロック駆動装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のドアロック駆動装置にお
    いて、 前記ホルダー駆動部は、前記回転体の回転運動を前記第
    2駆動部の半径方向の直線運動に変換する運動変換部、
    およびこの運動変換部の作用により前記第2駆動部の半
    径方向の直線運動が与えられて、前記ホルダーを前記第
    2駆動部方向に押し出すスライダーを有することを特徴
    とするドアロック駆動装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6のうちいずれかに
    記載のドアロック駆動装置において、 前記回転体が初期停止位置からドア施錠位置方向に回転
    した際に、前記回転体の回転を機械的に停止させるロッ
    クストッパを備えたことを特徴とするドアロック駆動装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2025205148A1 (ja) * 2024-03-26 2025-10-02 株式会社アイシン 車両用のドアロック装置
WO2025211143A1 (ja) * 2024-04-04 2025-10-09 株式会社アイシン 車両用のドアロック装置

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